JP2003235694A - 商品陳列空間調整機能付き模擬壁板スタンド - Google Patents
商品陳列空間調整機能付き模擬壁板スタンドInfo
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Abstract
対応して、陳列商品の多少に係わらず常にボリューム感
を出せる調整機能付き模擬壁板スタンドを提供する。 【解決手段】 陳列ケース2の奥行方向における商品の
取出側Aに位置させ模擬壁板3を取り付けてなる取出側
基体4と、この後部に係着し陳列ケース2の壁側Bに位
置させてなる壁側基体5とで構成し、取出側基体4及び
壁側基体5のいずれか一方に一の係着部6を設け、いず
れか他方に複数の係着部7を所定間隔で奥行方向に設け
てなり、複数の係着部7の任意の一箇所に一の係着部6
を係着することで、模擬壁板3の奥行方向における設置
位置を調整でき、商品陳列空間8を調整でき、陳列商品
の多少に係わらず常に陳列商品のボリューム感を出せて
客の購買意欲を高いレベルで保持できる。
Description
貨店、専門店、コンビニエンスストアー等の冷蔵・冷凍
等の陳列ケースで商品を陳列するのに用いられ、陳列商
品量に係わらず常にボリューム感を出せるようにした商
品陳列空間調整機能付き模擬壁板スタンドに関する。
は、それの出来、不出来により商品の売れ行きが左右さ
れることが多いから、色々と工夫が凝らされ、様々な方
法が取られて、その模様替えも頻繁に行われる。そし
て、商品は陳列台の手前の方から順次売れるから、時間
がたつにつれ陳列台の手前には商品が無くなったり、ご
く少量になる。特に、生鮮食料品を陳列する冷蔵ショー
ケースでは上記傾向が顕著となり、客は冷蔵ショーケー
スの奥の方にある商品を見逃したり、何となく取り辛か
ったりして、商品の売れ行きに悪い影響を及ぼすことが
多くなる。従って、冷蔵ショーケースの奥の方にある商
品を店員が手前に移して、その悪影響を排除している。
また、最初から陳列商品が少量である場合は、冷蔵ショ
ーケースの仕切りを小さくし、その仕切り内に少量の商
品を陳列するなどして、対応していた。
も、ボリューム感を出した方が購買心理を刺激するの
で、図10に示すように、冷蔵ショーケースaの奥に奥
行き調整台bを置いて奥行きを詰め、商品陳列空間cを
減らして、陳列商品のボリューム感を出すようにしてい
る。また、更に陳列商品が少ない場合は、図11に示す
ように、冷蔵ショーケースaの最奥を狭く見せる模擬壁
板(ふかし板)dを置き、更に上述の奥行き調整台bも
置いて奥行きを大きく詰めて、一層商品陳列空間cを減
らして、陳列商品のボリューム感を強く出すようなこと
も行われている。
奥行き調整台bでは、冷蔵ショーケースaの奥行きを多
少詰めて、商品陳列空間cを減らし得ても、その減らす
量が少ないから陳列商品のボリューム感を出すことがで
きる許容量は少ない。また、図11の模擬壁板dは、陳
列商品のボリューム感を出す許容量が大きく都合が良い
が、反面、冷蔵ショーケースaの奥行きや高さも様々で
あり、それに合わせた寸法の模擬壁板dが必要となり、
更に奥行き調整台bの寸法も合わさなければならないこ
ともある。現状では、対象となる冷蔵ショーケースaを
事前に調査して、それに合わせた寸法の模擬壁板d及び
奥行き調整台bとする必要がある。更に、この事前調査
をしても、冷蔵ショーケースaが設置直前に変更となる
こともあり、その場合には模擬壁板d、場合により奥行
き調整台bも無駄となり、最悪時これらがないまま、冷
蔵ショーケースaに商品の陳列を行う羽目になる可能性
もある。また、陳列商品量の変化に対応して、多くのサ
イズの模擬壁板dや奥行き調整台bを用意保管しなけれ
ばならない煩わしさもある。
することなく、種々の商品の陳列ケースに容易且つ直ち
に対応して、陳列商品の多少に係わらず、常に陳列商品
のボリューム感を出すことのできる商品陳列空間調整機
能付き模擬壁板スタンドを提供することにある。
発明者らは、鋭意検討を行った結果、陳列ケースの奥行
方向における商品の取出側に位置させ模擬壁板を取り付
けてなる取出側基体と、この後部に係着する壁側基体と
で構成し、取出側基体に一の係着凸部を設け、壁側基体
に複数の係着凹部を所定間隔で奥行方向に設けて、複数
の係着凹部の任意箇所に係着凸部を係着すれば、模擬壁
板の設置位置を調整でき、種々の商品陳列空間を有する
商品陳列ケースに直ちに対応できて、陳列商品の多少に
係わらずボリューム感を出すことができること等を見出
し、本発明を完成するに至った。
陳列空間調整機能付き模擬壁板スタンドは、陳列ケース
の奥行方向における商品の取出側に位置させ模擬壁板を
取り付けてなる取出側基体と、該取出側基体の後部に係
着し前記陳列ケースの壁側に位置させてなる壁側基体と
で構成し、前記取出側基体及び前記壁側基体のいずれか
一方に一の係着部を設け、いずれか他方に複数の係着部
を所定間隔で前記奥行方向に設けてなり、前記複数の係
着部の任意の一箇所に前記一の係着部を係着すること
で、前記模擬壁板の前記奥行方向における設置位置を調
整できるようにしたことを特徴とする。
及び前記複数の係着部のいずれか一方が係着凸部である
場合、いずれか他方は係着凹部であることを特徴とす
る。
の商品の取出側部に複数の模擬壁板の差込部を所定間隔
で垂直方向に設けたことを特徴とする。
部に連結部を設け、複数の前記壁側基体を連結し、前記
取出側基体に取り付けた模擬壁板の前記奥行方向におけ
る設置位置を調整できるようにしたことを特徴とする。
る商品陳列空間調整機能付き模擬壁板スタンド(以下、
単に「調整機能付き模擬壁板スタンド」と言う)を図1
〜9に基づいて詳述する。図1は本発明の実施の形態で
ある調整機能付き模擬壁板スタンドを示す側面図、図2
は図1のII−II線に沿う断面図である。両図において、
調整機能付き模擬壁板スタンド1は、陳列ケース(図8
及び図9参照)2の奥行方向における商品の取出側に位
置させ模擬壁板3を取り付けてなる取出側基体4と、こ
の取出側基体4の後部に係着し陳列ケース2の壁側に位
置させてなる壁側基体5とで構成し、これら取出側基体
4及び壁側基体5のいずれか一方に一の係着部6を設
け、いずれか他方に複数の係着部7を所定間隔で奥行方
向に設けてなり、複数の係着部7の任意の一箇所に一の
係着部6を係着することで、模擬壁板3の奥行方向にお
ける設置位置を調整して、その陳列ケース2内における
商品陳列空間8を調整可能としたものである。
陳列ケース2内に直接、あるいは陳列ケース2内で別に
設置した後述の棚26(図5、図7、図8及び図9参
照)で使用されるものである。この陳列ケース2は、特
に限定はなく、この実施の形態例を示す図8及び図9で
は冷蔵ショーケースであり、図1、図5、図7、図8及
び図9中、符号Aはその冷蔵ショーケースである陳列ケ
ース2の奥行方向における商品の取出側を示し、符号B
はその奥行方向の壁側を示す。
が垂直面10となり、壁側Bの上部が傾斜面11で下部
が図3に示すように切欠き12となって、前記壁側基体
5を跨げるようになり、更にその両側が垂直側面13に
なっている。垂直面10にはその上部、中部、下部に前
記模擬壁板3が差し込まれ、装着出来る差込部14、1
5、16が設けられている。図8に示すような奥行き調
整台17が無い場合は、下部差込部16に模擬壁板3を
装着し、模擬壁板3のみにより、陳列ケース2の奥行き
を調整するようにする。奥行き調整台17の高さが中部
差込部15(図5参照)や上部差込部16の高さ以上有
る場合は、奥行き調整台17により隠れる部分は模擬壁
板3を必要としないから、それらの高さに合わせた模擬
壁板3を装着し、それ以上陳列ケース2の壁側Bを見え
ないようにする。
切欠き12側に前述の一の係着部6を設けている。この
一の係着部6は、壁側基体5の両垂直側面20に所定間
隔で奥行き方向に設けている前記複数の係着部7に、そ
れぞれ係着できるようになっている。この係着部6は、
この実施の形態例では係着凸部61であり、係着部7
は、この実施の形態例では係着凹部71である。従っ
て、複数の係着凹部71の任意箇所に一の係着凸部61
を嵌めることで、壁側基体5に取出側基体4を奥行方向
の長さを変えて係着することになる。すなわち、壁側基
体5の奥行方向に所定間隔で設けた複数の係着凹部71
の範囲内であれば、任意の一箇所、すなわち、必要とす
る前記商品陳列空間8に合わせて複数の係着凹部71か
ら一箇所を選択して、それに取出側基体4の一の係着凸
部61を係着することで、必要とする商品陳列空間8を
得ることができるのである。
側面13に複数の係着凸部61を奥行方向に所定間隔で
設け、壁側基体5の両垂直側面20の取出側Aの端部に
一の係着凹部71を設けても、上述の通りの必要とする
商品陳列空間8を得ることができる。
側Bの端部に一の係着凹部71を設け、壁側基体5の両
垂直側面20に複数の係着凸部61を奥行方向に所定間
隔で設けても、上述の通りの必要とする商品陳列空間8
を得ることができる。
側面13に複数の係着凹部71を奥行方向に所定間隔で
設け、壁側基体5の両垂直側面20の取出側Aの端部に
一の係着凸部61を設けても、上述の通りの必要とする
商品陳列空間8を得ることができる。すなわち、前記一
の係着部6及び前記複数の係着部7のいずれか一方が係
着凸部61である場合、いずれか他方は係着凹部71で
あれば良く、必要とする商品陳列空間8を得ることがで
きる。
の取出側A及び壁側Bの側部21及び22には、図6に
示すように連結部23を設けている。この連結部23
は、側部21に設けた掛け片24と、側部22に設けた
掛け穴25とからなり、掛け片24に掛け穴25を掛け
ることで、壁側基体5同士を連結でき、1つの壁側基体
5の奥行方向の長さ分、必要とする商品陳列空間8を狭
くすることができる。なお、これらの掛け片24及び掛
け穴25は、壁側基体5に対する設け位置が逆であって
も何ら差し支えない。
板スタンド1の使用方法を説明する。先ず、設置する陳
列ケース2、陳列する商品及びその量を考慮して、調整
機能付き模擬壁板スタンド1の数量を決める。この数量
は原則1組2個であるが、陳列ケース2の間口が狭い場
合は1組1個でも可能である。更に、奥行き調整台17
の有無により模擬壁板3のサイズを決める。そして、陳
列ケース2において必要とする商品陳列空間8に応じ
て、壁側基体5の複数の係着凹部71から適切な一箇所
の係着凹部71を選択し、図3に示すように、その係着
凹部71に取出側基体4の一の係着凸部61を嵌めるこ
とで、調整機能付き模擬壁板スタンド1をセットする。
図4に示すように、調整機能付き模擬壁板スタンド1を
2組セットして、奥行き調整台17の高さが中部差込部
15の高さまで有ることを前提として、その高さに合わ
せた模擬壁板3を装着する。図5に示すように、陳列ケ
ース2の棚26に調整機能付き模擬壁板スタンド1及び
模擬壁板3のセット品Sを載置し、更に奥行き調整台1
7も載置して陳列ケース2の壁側Bが取出側Aから見え
ないようにすると共に、陳列ケース2における必要とす
る商品陳列空間8を確保する。
ース2の取出側Aに傾斜している場合は、図7に示すよ
うに、壁側基体5の側部22下部に止め片27を設け、
上記の調整機能付き模擬壁板スタンド1及び模擬壁板3
のセット品Sが陳列ケース2の取出側Aに移動しないよ
うにしている。なお、セット品Sが確実に取出側Aに移
動しないように、壁側基体5の裏面にマグネットを取り
付けても良い。但し、その場合棚26は鉄製であること
が前提となる。そして、図8及び図9に示すように、陳
列ケース2に直接、あるいは棚26にセット品Sや奥行
き調整台17を設置して、必要とする商品陳列空間8を
確保している。図8は調整機能付き模擬壁板スタンド1
及び模擬壁板3のセット品Sのみで、必要とする商品陳
列空間8を確保したものであり、図9はセット品Sに加
えて奥行き調整台17も設置して、必要とする商品陳列
空間8を確保したものである。従って、図8の調整機能
付き模擬壁板スタンド1は、下部差込部16に模擬壁板
3を装着しているのに対して、図9の調整機能付き模擬
壁板スタンド1は、中部差込部15に模擬壁板3を装着
して、いずれも陳列ケース2の壁側Bが見えないように
すると共に、高さ方向の空間も調整している。
体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲での変更、追加は本発明の範囲内である。
よれば、複数の係着部の任意の一箇所に一の係着部を嵌
めることで、取出側基体及び壁側基体の奥行方向長さを
調整でき、すなわち、模擬壁板の設置位置を調整して、
陳列ケースにおける必要とする商品陳列空間を確保でき
る。従って、多数の基材を保持すること無く、種々の商
品の陳列ケースに容易且つ直ちに対応して、陳列商品の
多少に係わらず、常に陳列商品のボリューム感を出すこ
とができ、客の購買意欲を高いレベルで常に保持でき
る。
複数の係着部のいずれが係着凸部であっても、他方が係
着凹部であれば、取出側基体及び壁側基体を係着でき、
上記と同様にその奥行方向長さを調整でき、すなわち、
模擬壁板の設置位置を調整して、陳列ケースにおける必
要とする商品陳列空間を確保できる。従って、上記効果
を同様に確保できる。
品陳列空間の使用状況に応じて、適切な垂直方向位置の
差込部に模擬壁板を差し込んでも、模擬壁板の役割を全
うできる。従って、上記効果に加え、模擬壁板を小型化
できる。
数の壁側基体を連結し、その分模擬壁板の奥行方向にお
ける設置位置の調整幅を大きくできる。従って、上記よ
りも陳列商品が少なくても、陳列商品のボリューム感を
出す効果を維持できる。
スタンドを示す側面図である。
壁板スタンドの組み立て状態の斜視図である。
壁板スタンドの組み立て状態の斜視図である。
壁板スタンドの使用状態を示す斜視図である。
壁板スタンドの壁側基体の連結状態を示す斜視図であ
る。
壁板スタンドの使用状態を示す斜視図である。
壁板スタンドの組込状態を示す斜視図である。
壁板スタンドの組込状態を示す斜視図である。
ンド 2 陳列ケース 3、d 模擬壁板 4 取出側基体 5 壁側基体 6 一の係着部 7 複数の係着部 8、c 商品陳列空間 10 垂直面 11 傾斜面 12 切欠き 13 垂直側面 14 上部差込部 15 中部差込部 16 下部差込部 17、b 奥行き調整台 20 垂直側面 21、22 側部 23 連結部 24 掛け片 25 掛け穴 26 棚 27 止め片 A 取出側 a 冷蔵ショーケース B 壁側 S セット品
Claims (4)
- 【請求項1】 陳列ケースの奥行方向における商品の取
出側に位置させ模擬壁板を取り付けてなる取出側基体
と、該取出側基体の後部に係着し前記陳列ケースの壁側
に位置させてなる壁側基体とで構成し、前記取出側基体
及び前記壁側基体のいずれか一方に一の係着部を設け、
いずれか他方に複数の係着部を所定間隔で前記奥行方向
に設けてなり、前記複数の係着部の任意の一箇所に前記
一の係着部を係着することで、前記模擬壁板の前記奥行
方向における設置位置を調整できるようにしたことを特
徴とする商品陳列空間調整機能付き模擬壁板スタンド。 - 【請求項2】 前記一の係着部及び前記複数の係着部の
いずれか一方が係着凸部である場合、いずれか他方は係
着凹部である請求項1記載の商品陳列空間調整機能付き
模擬壁板スタンド。 - 【請求項3】 前記取出側基体の商品の取出側部に複数
の模擬壁板の差込部を所定間隔で垂直方向に設けた請求
項1又は2記載の商品陳列空間調整機能付き模擬壁板ス
タンド。 - 【請求項4】 前記壁側基体側部に連結部を設け、複数
の前記壁側基体を連結し、前記取出側基体に取り付けた
模擬壁板の前記奥行方向における設置位置を調整できる
ようにした請求項1〜3のいずれか1項記載の商品陳列
空間調整機能付き模擬壁板スタンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002044200A JP4104050B2 (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 商品陳列空間調整機能付き模擬壁板スタンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002044200A JP4104050B2 (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 商品陳列空間調整機能付き模擬壁板スタンド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003235694A true JP2003235694A (ja) | 2003-08-26 |
JP4104050B2 JP4104050B2 (ja) | 2008-06-18 |
Family
ID=27783677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002044200A Expired - Lifetime JP4104050B2 (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 商品陳列空間調整機能付き模擬壁板スタンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4104050B2 (ja) |
-
2002
- 2002-02-21 JP JP2002044200A patent/JP4104050B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4104050B2 (ja) | 2008-06-18 |
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