JP2003235074A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JP2003235074A JP2002034322A JP2002034322A JP2003235074A JP 2003235074 A JP2003235074 A JP 2003235074A JP 2002034322 A JP2002034322 A JP 2002034322A JP 2002034322 A JP2002034322 A JP 2002034322A JP 2003235074 A JP2003235074 A JP 2003235074A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の無線通信装置間で生じる通信の支障を
回避する。 【解決手段】 アクセスポイント10は、無線通信部1
00によりビーコン信号を受信すると、競合するチャン
ネルを利用する装置が他に存在すると判断し、ビーコン
信号をMACアドレス検出部103に受け渡す。MAC
アドレス検出部103は、このビーコン信号から他の装
置のMACアドレスを検出する。そして、競合回避部1
05により、MACアドレス記憶部104に記憶した自
身のMACアドレスと、検出したMACアドレスとの大
小関係を判定する。その結果、検出したMACアドレス
値の方が大きい場合、チャネル設定部102にチャネル
を変更する指示を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信装置にお
いて円滑な通信を確保する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線を用いて各種無線通信装置間
のネットワークを構築する技術が普及しつつある。現在
では、規格上定められた複数のチャンネル(周波数帯)
の中から選択した任意のチャンネルを利用してネットワ
ークを構築する方式が主流となっている。この方式で
は、ネットワーク毎にチャンネルを分散させることがで
きるため、ネットワークトラフィックの集中を防ぎ、効
率的な運用を図ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、チャンネルの
振り分けは、すべて手動で行う必要があった。そのた
め、ネットワークの規模が大きくなるにつれ、管理者の
作業負担が増大することとなっていた。また、不適切な
チャンネル設定により、通信の混信や、通信速度の低下
といった支障をきたす場合があった。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、複数の無線通信装置間で生じる通信の支障を回避
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するため、本発明の無線通信装置は、以下
の構成とした。すなわち、無線通信装置であって、該無
線通信装置を識別可能な識別情報を記憶する識別情報記
憶部と、利用する無線のチャンネルを設定するチャンネ
ル設定部と、前記チャンネル設定部によって設定したチ
ャンネルにより無線通信を行う無線通信部と、前記無線
通信部によって受信した無線信号を用いて通信の支障を
検出する支障検出部と、前記無線信号を発信する他の無
線通信装置の識別情報を前記無線信号から検出する識別
情報検出部と、前記識別情報記憶部に記憶した識別情報
と、前記検出した識別情報との関係に基づいて設定され
た所定の条件により、前記支障を回避するための所定の
回避動作を行う支障回避部と、を備えることを要旨とす
る。
【0006】支障検出部において通信の支障を検出する
方法としては、例えば、チャンネル設定部で設定したチ
ャンネルと競合するチャンネルにより無線信号を受信し
た場合に支障があるとみなす方法や、無線信号の送受信
において通信速度が低下したことを検出することにより
支障があるとみなす方法、単位時間当たりの無線信号の
受信密度が増加したことを検出することにより支障とみ
なす方法等がある。また、通信可能状態にある他の無線
通信装置の数などから最大通信量を予測し、将来的ある
いは潜在的に通信に支障が生じる可能性があると判断し
た場合にも支障があるものとして扱ってもよい。
【0007】このように通信の支障を検出するために用
いる無線信号は、他の無線通信装置が発信する信号であ
ればよい。すなわち、通常の通信時に送受信を行う無線
信号でもよいし、支障を判別するための固有の信号であ
ってもよい。また、他の無線通信装置が周期的に発信す
るビーコン信号等を利用してもよい。
【0008】このような無線通信装置によれば、支障検
出部により通信の支障を検出した場合に、受信した無線
信号に含まれる識別情報と、識別情報記憶部に記憶され
た識別情報とを所定の条件により比較することにより所
定の支障回避動作を行うことができる。従って、ユーザ
が無線通信装置に不適切なチャンネルを設定したとして
も、上記のような通信の支障を回避し、正常な通信を可
能とすることができる。
【0009】また、上記無線通信装置において、例え
ば、前記識別情報は数値情報であり、前記所定の条件と
は、前記識別情報の大小関係に基づいて設定された条件
とすることができる。こうすることにより、客観的かつ
一義的に条件の判断を行うことができる。
【0010】数値情報は、2進数や10進数、16進数
等により、種々の表現を採ることができる。例えば、数
値情報が、その無線通信装置に一意に割り当てられたM
ACアドレス値やIPアドレス値であれば、他の無線通
信装置に割り当てられた数値情報と重複がないため好適
である。また、製造者からその無線通信装置に付された
シリアル番号等であってもよい。このような構成であれ
ば、単純な数値演算により大小関係を判別することがで
きるため、簡易な構成で回避動作を行うかどうかを決定
することができる。
【0011】また、前記所定の条件は、数値の大小関係
に限られることはない。識別情報の末尾が偶数であるか
奇数であるか、識別情報の末尾ビットが1であるか0で
あるか等に基づいて設定された条件とすることもでき
る。それ以外には、例えば、3n+2は3n+1よりも
強く、3n+1は3nより強い。そして3nは3n+2
よりも強いという条件を設定し、数値情報である識別情
報をこれら、3n、3n+1、3n+2のうちのどれか
に分類し、分類された識別情報の強弱関係により所定の
回避動作を行うかどうかを判定することとしてもよい。
なお、nは任意の実数である。
【0012】また、上記無線通信装置において、前記所
定の回避動作は、チャンネル設定部に対しチャンネルを
他のチャンネルに変更させる動作とすることができる。
すなわち、自身のチャンネルを変更することにより他の
無線通信装置とのチャンネルの競合を回避する。こうす
ることによりチャンネル競合に伴う通信の支障を回避す
ることが可能となる。変更先となるチャンネルは、空き
チャンネルを事前に検出することにより設定してもよい
し、予め定めたチャンネル順に基づき次のチャンネルを
設定してもよい。
【0013】また、上記無線通信装置において、前記無
線通信部は、端末として通信を行う端末通信機能と、他
の無線通信装置からの無線信号を受信し、該無線信号を
更に他の無線通信装置へ送信する中継通信機能とを備え
ており、前記2つの通信機能を切り替える通信機能切替
部を備え、前記所定の回避動作は、前記通信機能切替部
に対して、通信機能を前記中継通信機能から前記端末通
信機能に切り替える指示を与える動作としてもよい。
【0014】このような構成であれば、通信の機能を柔
軟に切り替えることにより通信の支障を回避することが
できる。本発明の構成を、例えば、無線ネットワークに
おいてアクセスポイントとしても動作するパーソナルコ
ンピュータや無線プリントサーバに適用すると、通信の
支障を検出した場合に、アクセスポイントとしての機能
を停止し、他のアクセスポイントに対する端末(ステー
ション)として動作させることができる。従って、チャ
ンネルの競合を避けることができ、効果的である。
【0015】また、本発明は、通信の支障を回避する方
法や、無線通信装置の制御をコンピュータにさせるため
のコンピュータプログラムとしても構成することができ
る。コンピュータプログラムは、フレキシブルディスク
やCD−ROM、DVD、ICカード、ハードディスク
等の各種記録媒体に記録されていてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て実施例に基づき次の順序で説明する。実施例における
無線ネットワークは、無線ネットワークの標準規格であ
るIEEE802.11に基づき運用されているものと
するが、もちろん、他の規格を適用してもよい。 A.第1実施例: (A1)アクセスポイント概略構成: (A2)無線ネットワーク: (A3)競合回避処理: B.第2実施例: (B1)無線プリントサーバ概略構成: (B2)競合回避処理: C.変形例:
【0017】A.第1実施例: (A1)アクセスポイント概略構成:図1は、実施例と
してのアクセスポイントの概略構成図である。アクセス
ポイントとは、無線ネットワークにおいて各種無線通信
装置からの無線通信を中継する装置である。図示するよ
うに、アクセスポイント10は、無線通信部100と、
アンテナ101と、チャンネル設定部102と、MAC
アドレス検出部103と、MACアドレス記憶部104
と、競合回避部105とを備えている。
【0018】無線通信部100は、アンテナ101を介
して、チャンネル設定部102により設定したチャンネ
ルを用いて無線信号の送受信を行う。また、無線通信部
100は、他のアクセスポイントから発せられたビーコ
ン信号の受信も行う。ビーコン信号とは、周期的にアク
セスポイントが発する信号であり、そのアクセスポイン
トのMACアドレスや、ESS−ID等の情報が含まれ
る信号である。他のアクセスポイントからビーコン信号
を受信するということは、チャンネル設定部102で設
定したチャンネルと競合するチャンネルを利用している
他のアクセスポイントが存在するということである。
【0019】MACアドレス検出部103は、無線通信
部100により受信したビーコン信号を解析することに
より、発信元の他のアクセスポイントのMACアドレス
を検出する。
【0020】MACアドレス記憶部104には、アクセ
スポイント10に対して工場出荷時に一意に割り当てら
れたMACアドレスが記録されている。
【0021】競合回避部105は、無線通信部100が
ビーコン信号を受信した場合、すなわち、他のアクセス
ポイントと利用しているチャンネルが競合した場合に、
両者のMACアドレスを後述する方法により比較して、
チャンネル設定部102にチャンネルを変更する指示を
与える。
【0022】これらの機能部は、ハードウェアによって
実現するものとするが、CPUやメモリ等により構成さ
れるマイクロコンピュータをアクセスポイント10に搭
載することにより、ソフトウェア的に実現してもよい。
【0023】(A2)無線ネットワーク:図2は、2つ
の無線ネットワークにおけるチャンネル競合状態を示す
説明図である。無線ネットワークAは、アクセスポイン
ト10と、ステーションPC1〜PC4によって構成さ
れている。一方、無線ネットワークBは、無線プリント
サーバ20とプリンタ30、およびステーションPC5
〜PC8によって構成されている。ステーションPC1
〜PC8は、無線LANカードをインストールしたパー
ソナルコンピュータにより構成されている。無線プリン
トサーバ20は、無線により受信したステーションから
の印刷ジョブをスプールし、ケーブルにより接続された
プリンタ30に対して印刷の制御を行う。実施例におけ
る無線プリントサーバ20は、このようなプリンタ制御
の機能を備えているほか、アクセスポイント10と同様
の機能を併せ持っている。従って、アクセスポイントと
しても動作可能である。かかる無線プリントサーバ20
の詳細については後述する。
【0024】ここで、例えば、アクセスポイント10の
通信可能範囲を、半径Raの円内であるものとする。そ
して、無線プリントサーバ20がアクセスポイントとし
ても動作していることとし、アクセスポイント10と同
様の通信可能範囲があるものとする。すると、お互いの
通信可能範囲が重なることとなってしまい、無線ネット
ワークAおよびBで同一のチャンネルに設定した場合
に、通信速度の低下等の支障が生じてしまう。そこでア
クセスポイント10は、この支障を検知して、以下で説
明するチャンネルの競合回避処理を行う。
【0025】(A3)競合回避処理:図3は、競合回避
処理のフローチャートである。この処理は、アクセスポ
イント10と、アクセスポイントとしても動作している
無線プリントサーバ20の両者で行われる処理である。
ここでは、アクセスポイント10が行う処理を説明す
る。
【0026】アクセスポイント10は、無線通信部10
0により他の装置が発信するビーコン信号を受信したか
どうかを判定する(ステップS100)。受信した場
合、通信に支障が生じたと判断し、ビーコン信号をMA
Cアドレス検出部に引き渡す。MACアドレス検出部1
03は、このビーコン信号を解析することにより、発信
元である他の装置、すなわち、無線プリントサーバ20
のMACアドレス(以下、「検出MACアドレス」と称
する。)を検出する(ステップS101)。ステップS
100にてビーコン信号を受信しなかった場合は処理を
終了する。
【0027】競合回避部105は、MACアドレス記憶
部104からMACアドレス(以下、「自MACアドレ
ス」と称する。)を入力する(ステップS102)。そ
して、検出MACアドレスとのアドレス値の大小を判定
する(ステップS103)。MACアドレスは、すべて
のネットワーク機器に一意に割り当てられる数値情報の
ため、必ず大小関係を判定することができる。
【0028】このように、両者のMACアドレス値を比
較した結果、検出MACアドレス値が自MACアドレス
値より大きい場合、競合回避部105は、チャンネル設
定部102に他のチャンネルに設定を変更するよう指示
を与える。そして、チャンネル設定部102は、この指
示に基づきチャンネルを変更する(ステップS10
4)。一方、ステップS103において、検出MACア
ドレス値が自MACアドレス値より小さいと判定した場
合、競合回避部105は、チャンネル設定部102に何
も指示を与えず、そのままのチャンネルが維持される。
【0029】上記ステップS104において変更した後
のチャンネルは任意であるが、競合しないチャンネルを
事前に検出して設定することが望ましい。例えば、チャ
ンネル設定部102によって順次他のチャンネルに仮設
定していき、無線通信部100によりビーコン信号が存
在しないチャンネルを検知した場合にそのチャンネルを
変更後の設定とすることができる。また、他のどのチャ
ンネルにもビーコン信号が存在する場合には、単位時間
当たりに受信するビーコン信号の数が最も少ないチャン
ネルを検知して設定することとしてもよい。その他に
は、例えば、各チャンネルにおいて通信速度を測定し
て、最も速度の早いチャンネルを再設定することとして
もよい。
【0030】以上、アクセスポイント10における競合
回避処理について説明した。この処理は、無線プリント
サーバ20においても同様に行われる。従って、例え
ば、上記ステップS103において、アクセスポイント
10のMACアドレス値が、無線プリントサーバ20の
MACアドレス値よりも大きいと判断され、アクセスポ
イント10のチャンネルが維持されたとしても、無線プ
リントサーバ20における競合回避処理により、無線プ
リントサーバ20側のチャンネルが変更されることとな
る。このように、複数の無線通信装置が、お互いに上述
の競合回避処理を行うことにより、競合するチャンネル
利用に伴う通信速度の低下等といった通信の支障を回避
することが可能となる。
【0031】なお、上記説明では、MACアドレスを比
較することによりチャンネルの変更の判断を行ったが、
ビーコン信号にIPアドレスや、その製品に付されたシ
リアル番号、ユーザが任意に割り当てたID等が含まれ
る場合には、それらの値を用いて行ってもよい。また、
数値に限られることはなく、文字列等であってもよい。
文字列の比較は、その文字列を構成する文字の文字コー
ド順や、文字列数等を比較すること等により可能であ
る。文字列としては、例えば、ビーコン信号に含まれる
ESS−IDを構成する文字列を利用することができ
る。
【0032】B.第2実施例: (B1)無線プリントサーバ概略構成:次に、上述の無
線プリントサーバ20の詳細について説明する。図4
は、無線プリントサーバ20の概略構成図である。無線
プリントサーバ20は、無線通信部200と、アンテナ
201と、チャンネル設定部202と、MACアドレス
検出部203と、MACアドレス記憶部204と、競合
回避部205と、通信切替部206と、印刷制御部20
7とを備えている。
【0033】無線通信部200は、アンテナ201を介
して、チャンネル設定部202により設定されたチャン
ネルにより無線信号の送受信を行う。無線通信部200
は、他のアクセスポイント等から発せられたビーコン信
号の受信も行う。第1実施例で説明したように、ビーコ
ン信号を受信するということは、他のアクセスポイント
等が競合するチャンネルを利用しているということであ
る。
【0034】また、無線通信部200は、標準通信機能
と中継通信機能とを保持している。標準通信機能とは、
一般の無線端末として無線通信部200を動作させる機
能であり、中継通信機能は、各種無線通信装置からの通
信を中継するアクセスポイントとして無線通信部を動作
させる機能である。
【0035】MACアドレス検出部203は、無線通信
部200が受信したビーコン信号を解析することによ
り、発信元である他のアクセスポイント等のMACアド
レスを検出する。MACアドレス記憶部204には、無
線プリントサーバ20に対して工場出荷時に一意に割り
当てられたMACアドレスが記録されている。
【0036】競合回避部205は、標準通信機能と中継
通信機能のどちらの通信機能を用いて無線通信部を動作
させるかの指示を通信切替部206に与える。通信切替
部206は、この指示に従い無線通信部200の通信機
能を切り替えることによりチャンネルの競合を回避す
る。なお、競合回避部205は、第1実施例で説明した
ように、チャンネル設定部202にチャンネルを変更す
る指示を与えることにより競合を回避することも可能で
ある。
【0037】印刷制御部207は、無線通信部200に
よって受信した他の無線通信装置からの印刷ジョブをス
プールし、ケーブルにより接続したプリンタ30に対し
て印刷制御を行う。
【0038】(B2)競合回避処理:本実施例の無線プ
リントサーバ20は、中継通信機能を用いた通信から、
標準通信機能を用いた通信に機能を切り替えることによ
りチャンネルの競合を回避することができる。以下に、
その競合回避処理について説明する。
【0039】図5は、本実施例における競合回避処理の
フローチャートである。図示するように、ステップS2
00からステップS203までの処理は、第1実施例の
競合回避処理のステップS100〜ステップS103と
同様の処理を行う。従って、ここでは説明を省略する。
本実施例のステップS204では、ステップS203で
のアドレス比較処理の結果に従い、他のアクセスポイン
トのMACアドレス値(図中の「検出MAC」)が、無
線プリントサーバ20のMACアドレス値(図中の「自
MAC」)よりも大きい場合に通信機能を標準通信機能
に変更する。こうすることで、無線プリントサーバ20
は、アクセスポイントとしての動作を停止し、ビーコン
信号を発信しているアクセスポイントに対するステーシ
ョン、すなわち、単純な無線プリントサーバとして機能
することとなり、チャンネルの競合を回避することが可
能となる。
【0040】C.変形例:次に、上述した各種実施例の
変形例についていくつか説明する。
【0041】(1)上記説明では、チャンネルが競合し
ている場合に通信の支障が生じているものとして判断し
た。支障が生じているかどうかの判断は、この方法に限
られることはなく、例えば、通信速度の低下やビーコン
信号の単位時間当たりの受信密度の増加等を検知するこ
とにより判断してもよい。
【0042】(2)上記説明では、ビーコン信号を利用
してチャンネルの競合の判断や、MACアドレスの検出
を行ったが、チャンネルの競合は競合回避用の固有の通
信により検出してもよい。また、MACアドレス等の識
別情報は、通常通信時に用いるTCP/IP等のパケッ
トから検出してもよい。
【0043】(3)IEEE802.11に基づく無線
通信では、上記各種手段により通信の支障を検出した場
合、他のチャンネルに設定を変更することによりその支
障を回避することができる。これはIEEE802.1
1が固定のチャンネルにより通信を行う方式であるため
である。しかし、他の規格による無線通信、例えば、周
波数ホッピング方式による無線通信の場合にも上述の支
障検出方法を適用することができる。すなわち、上記の
各種方法により通信の支障を検出した場合に、周波数の
ホッピングを行うタイミングや、ホッピングする周波数
の順序などを変更することにより支障を回避することが
可能となる。
【0044】以上、本発明の実施の形態について実施例
やその変形例に基づき説明した。本発明は、これらの例
に限られることはなく、その趣旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の構成を採ることができる。上記説明において
ハードウェアにより行った処理は、ソフトウェアにより
行ってもよい。また、その逆も無論可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】アクセスポイント10の概略構成図である。
【図2】2つの無線ネットワークにおけるチャンネル競
合状態を示す説明図である。
【図3】第1実施例における競合回避処理のフローチャ
ートである。
【図4】無線プリントサーバ20の概略構成図である。
【図5】第2実施例における競合回避処理のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10…アクセスポイント 20…無線プリントサーバ 30…プリンタ 100…無線通信部 101…アンテナ 102…チャンネル設定部 103…MACアドレス検出部 104…MACアドレス記憶部 105…競合回避部 200…無線通信部 201…アンテナ 202…チャンネル設定部 203…MACアドレス検出部 204…MACアドレス記憶部 205…競合回避部 206…通信切替部 207…印刷制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信装置であって、 該無線通信装置を識別可能な識別情報を記憶する識別情
    報記憶部と、 利用する無線のチャンネルを設定するチャンネル設定部
    と、 前記チャンネル設定部によって設定したチャンネルによ
    り無線通信を行う無線通信部と、 前記無線通信部によって受信した無線信号を用いて通信
    の支障を検出する支障検出部と、 前記無線信号を発信する他の無線通信装置の識別情報を
    前記無線信号から検出する識別情報検出部と、 前記識別情報記憶部に記憶した識別情報と、前記検出し
    た識別情報との関係に基づいて設定された所定の条件に
    より、前記支障を回避するための所定の回避動作を行う
    支障回避部と、 を備える無線通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線通信装置であっ
    て、 前記識別情報は数値情報であり、前記所定の条件とは、
    前記識別情報の大小関係に基づいて設定された条件であ
    る無線通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の無線通信装置であっ
    て、 前記所定の回避動作とは、チャンネル設定部に対してチ
    ャンネルを他のチャンネルに変更させる指示を与える動
    作である無線通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の無線通信装置であっ
    て、 前記無線通信部は、端末として通信を行う端末通信機能
    と、他の無線通信装置からの無線信号を受信し、該無線
    信号を更に他の無線通信装置へ送信する中継通信機能と
    を備えており、 前記2つの通信機能を切り替える通信機能切替部を備
    え、 前記所定の回避動作は、前記通信機能切替部に対して、
    通信機能を前記中継通信機能から前記端末通信機能に切
    り替える指示を与える動作である無線通信装置。
  5. 【請求項5】 無線通信装置の制御をコンピュータにさ
    せるためのコンピュータプログラムであって、 前記無線通信装置を識別可能な識別情報を前記無線通信
    装置から入力する識別情報入力機能と、 前記無線通信装置が利用する無線のチャンネルを設定す
    るチャンネル設定機能と、 前記無線通信装置が受信した無線信号を用いて通信の支
    障を検出する支障検出機能と、 前記無線信号を発信する他の無線通信装置の識別情報を
    前記無線信号から検出する識別情報検出機能と、 前記入力した識別情報と、前記検出した識別情報との関
    係に基づいて設定された所定の条件により、前記支障を
    回避するための所定の回避動作を前記無線通信装置に行
    わせる支障回避機能と、 をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログ
    ラム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のコンピュータプログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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