JP2003234797A - 通信システム、送信装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

通信システム、送信装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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JP2003234797A
JP2003234797A JP2002034137A JP2002034137A JP2003234797A JP 2003234797 A JP2003234797 A JP 2003234797A JP 2002034137 A JP2002034137 A JP 2002034137A JP 2002034137 A JP2002034137 A JP 2002034137A JP 2003234797 A JP2003234797 A JP 2003234797A
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JP2002034137A
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Yoshinori Taniwaki
吉典 谷脇
Makoto Ishii
眞 石井
Tsutomu Hibino
勉 日比野
Tetsuya Narita
哲也 成田
Yuka Yamamoto
祐歌 山本
Keiko Sugiyama
恵子 杉山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信装置に対する設定の正誤の判別を行うと
ともに、設定に誤りのある部分の判別を行うことができ
るようにする。 【解決手段】 S1において、物理接続確認パケットを
受信したと判定された場合、S2に進み、物理接続確認
パケットの受信処理が実行される。S3において、サー
ビス受信確認パケットを受信したと判定された場合、S
4に進み、サービス受信確認パケットの受信処理が実行
される。S5において、物理接続確認パケットおよびサ
ービス受信確認パケットのいずれの受信処理も実行した
と判定された場合、S6に進み、すべての設定が正しく
行われたと判断される。S7において、物理接続パケッ
トの受信処理のみを実行したと判定された場合、S8に
進み、上位の設定に誤りがあると判断される。S7にお
いて、いずれの受信処理も実行できなかったと判定され
た場合、S9に進み、物理的な接続に誤りがあると判断
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システム、送
信装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並
びにプログラムに関し、特に、例えば、受信装置におけ
る設定が正常に行われているか否かを確認することがで
きるようにした通信システム、送信装置および方法、受
信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年では、通信衛星を利用して、映像や
音声だけでなくデータの配信を行う、衛星データ放送/
通信サービスが存在する。
【0003】通常、衛星データ放送/通信サービスによ
って配信されてきたデータを受信するためには、専用の
データ受信装置が必要である。このデータ受信装置に
は、衛星受信用のフロントエンド部、Ethernet(登録商
標)などのLAN(Local Area Network)インターフェー
ス、または、モデムやADSL(Asynchronous Digital Sub
scriber Loop)などのWAN(Wide Area Network)インタ
ーフェースなど、多くのインターフェースが搭載されて
おり、各インターフェースに対して複雑な設定がそれぞ
れ必要である。
【0004】ところで、各インターフェースに対する設
定のうち、1箇所でも誤りがあると、データ受信装置を
所有する契約者の希望通りの動作が行われない。
【0005】そこで、衛星データ放送/通信サービスを
運用する会社は、受信状況を確認するための1種類のパ
ケットを送信し、正常に設定が行われているのか否か
(すなわち、データの受信が正常に行われているのか否
か)をデータ受信装置に確認させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、正常に
データを受信できない場合、どのインターフェースの設
定が誤りなのかを容易に判断することができず、設定内
容の確認および設定内容の変更処理に、多大な時間を費
やしてしまうという課題があった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、2種類の受信状況確認パケットを用いるこ
とにより、容易に、受信装置に対する設定の正誤の判別
を行うとともに、設定に誤りのある部分の判別を行うこ
とができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の通信システム
は、送信装置が、所定の伝送路を介して受信装置に対し
て、受信状況を確認するための2種類の受信状況確認デ
ータを送信する送信手段と、受信状況確認データを受信
した受信装置より通知される、受信状況の確認結果を取
得する取得手段とを備え、受信装置が、所定の伝送路を
介して送信装置より送信されてくる、受信状況確認デー
タを受信する受信手段と、受信手段により受信した受信
状況確認データの受信状況の確認処理を実行する受信確
認手段と、送信装置に対し、受信確認手段による受信状
況の確認結果を通知する通知手段とを備えることを特徴
とする。
【0009】受信装置は、受信手段により受信した受信
状況確認データに含まれる時刻情報に基づいて、実時刻
を補正する補正手段をさらに設けることができる。
【0010】受信確認手段は、OSI参照モデルのデータ
リンク層用の受信状況確認データを正常に受信したか否
かを確認し、データリンク層用の受信状況確認データを
正常に受信したと確認した場合、所定の伝送路上のデー
タが受信可能であると判断することができる。
【0011】受信確認手段は、OSI参照モデルのトラン
スポート層用の受信状況確認データを正常に受信したか
否かを確認し、トランスポート層用の受信状況確認デー
タを受信したと確認した場合、受信装置用に送信される
特定のデータが受信可能であると判断することができ
る。
【0012】受信確認手段は、OSI参照モデルのデータ
リンク層用およびトランスポート層用の受信状況確認デ
ータを正常に受信したか否かを確認し、データリンク層
用およびトランスポート層用の受信状況確認データのい
ずれも正常に受信したと確認した場合、所定の伝送路上
のデータが受信可能であるとともに、受信装置用に送信
される特定のデータが受信可能であると判断することが
できる。
【0013】受信状況確認データは、複数の受信装置に
対して共通のデータリンク層用のデータ、および、受信
装置毎に異なるトランスポート層用のデータで構成され
るものとすることができる。
【0014】所定の伝送路は、衛星であるものとするこ
とができる。
【0015】本発明の通信システムにおいては、送信装
置で、受信状況を確認するための2種類の受信状況確認
データが受信装置に送信され、受信装置より通知される
受信状況の確認結果が取得され、受信装置で、受信状況
確認データが受信され、受信状況の確認処理が実行さ
れ、受信状況の確認結果が送信装置に通知される。
【0016】本発明の送信装置は、所定の伝送路を介し
て受信装置に対して、受信状況を確認するための2種類
の受信状況確認データを送信する送信手段と、受信状況
確認データを受信した受信装置より通知される、受信状
況の確認結果を取得する取得手段とを備えることを特徴
とする。
【0017】受信状況確認データは、複数の受信装置に
対して共通のデータリンク層用のデータ、および、受信
装置毎に異なるトランスポート層用のデータで構成され
るものとすることができる。
【0018】所定の伝送路は、衛星であるものとするこ
とができる。
【0019】本発明の送信方法は、所定の伝送路を介し
て受信装置に対して、受信状況を確認するための2種類
の受信状況確認データの送信を制御する送信制御ステッ
プと、受信状況確認データを受信した受信装置より通知
される、受信状況の確認結果の取得を制御する取得制御
ステップとを含むことを特徴とする。
【0020】本発明の第1の記録媒体に記録されている
プログラムは、所定の伝送路を介して受信装置に対し
て、受信状況を確認するための2種類の受信状況確認デ
ータの送信を制御する送信制御ステップと、受信状況確
認データを受信した受信装置より通知される、受信状況
の確認結果の取得を制御する取得制御ステップとを含む
ことを特徴とする。
【0021】本発明の第1のプログラムは、所定の伝送
路を介して受信装置に対して、受信状況を確認するため
の2種類の受信状況確認データの送信を制御する送信制
御ステップと、受信状況確認データを受信した受信装置
より通知される、受信状況の確認結果の取得を制御する
取得制御ステップとをコンピュータに実行させる。
【0022】本発明の送信装置および方法、並びに第1
のプログラムは、受信状況を確認するための2種類の受
信状況確認データが受信装置に送信され、受信装置より
通知される受信状況の確認結果が取得される。
【0023】本発明の受信装置は、所定の伝送路を介し
て送信装置より送信されてくる、受信状況を確認するた
めの2種類の受信状況確認データを受信する受信手段
と、受信手段により受信した受信状況確認データの受信
状況の確認処理を実行する受信確認手段と、送信装置に
対し、受信確認手段による受信状況の確認結果を通知す
る通知手段とを備えることを特徴とする。
【0024】受信手段により受信した受信状況確認デー
タに含まれる時刻情報に基づいて、実時刻を補正する補
正手段をさらに設けることができる。
【0025】受信確認手段は、OSI参照モデルのデータ
リンク層用の受信状況確認データを正常に受信したか否
かを確認し、データリンク層用の受信状況確認データを
正常に受信したと確認した場合、所定の伝送路上のデー
タが受信可能であると判断することができる。
【0026】受信確認手段は、OSI参照モデルのトラン
スポート層用の受信状況確認データを正常に受信したか
否かを確認し、トランスポート層用の受信状況確認デー
タを受信したと確認した場合、受信装置用に送信される
特定のデータが受信可能であると判断することができ
る。
【0027】受信確認手段は、OSI参照モデルのデータ
リンク層用およびトランスポート層用の受信状況確認デ
ータを正常に受信したか否かを確認し、データリンク層
用およびトランスポート層用の受信状況確認データのい
ずれも正常に受信したと確認した場合、所定の伝送路上
のデータが受信可能であるとともに、受信装置用に送信
される特定のデータが受信可能であると判断することが
できる。
【0028】受信状況確認データは、複数の受信装置に
対して共通のデータリンク層用のデータ、および、受信
装置毎に異なるトランスポート層用のデータで構成され
るものとすることができる。
【0029】所定の伝送路は、衛星であるものとするこ
とができる。
【0030】本発明の受信方法は、所定の伝送路を介し
て送信装置より送信されてくる、受信状況を確認するた
めの2種類の受信状況確認データの受信を制御する受信
制御ステップと、受信制御ステップの処理により受信を
制御した受信状況確認データの受信状況の確認処理を実
行する受信確認ステップと、送信装置に対し、受信確認
ステップの処理による受信状況の確認結果を通知する通
知ステップとを含むことを特徴とする。
【0031】本発明の第2の記録媒体に記録されている
プログラムは、所定の伝送路を介して送信装置より送信
されてくる、受信状況を確認するための2種類の受信状
況確認データの受信を制御する受信制御ステップと、受
信制御ステップの処理により受信を制御した受信状況確
認データの受信状況の確認処理を実行する受信確認ステ
ップと、送信装置に対し、受信確認ステップの処理によ
る受信状況の確認結果を通知する通知ステップとを含む
ことを特徴とする。
【0032】本発明の第2のプログラムは、所定の伝送
路を介して送信装置より送信されてくる、受信状況を確
認するための2種類の受信状況確認データの受信を制御
する受信制御ステップと、受信制御ステップの処理によ
り受信を制御した受信状況確認データの受信状況の確認
処理を実行する受信確認ステップと、送信装置に対し、
受信確認ステップの処理による受信状況の確認結果を通
知する通知ステップとをコンピュータに実行させる。
【0033】本発明の受信装置および方法、並びに第2
のプログラムにおいては、送信装置より送信されてくる
受信状況を確認するための2種類の受信状況確認データ
が受信され、受信状況の確認処理が実行され、受信状況
の確認結果が送信装置に通知される。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、本発明の実
施の形態について説明する。
【0035】図1は、本発明の一実施の形態である衛星
データ放送/通信サービスシステムの構成例を示す図で
ある。この構成例においては、情報提供者である複数の
データ送信装置1−1乃至1−Mから提供されるさまざ
まな情報が、サービス運用者である放送センタ(放送
局)2において放送データに変換され、通信衛星3を介
してデータ受信装置4−1乃至4−Nに送信される。そ
して、契約者であるデータ受信装置4−1乃至4−Nに
より、送信されてきた放送データがそれぞれ受信され
る。
【0036】またデータ送信装置1−1乃至1−M、放
送センタ2、およびデータ受信装置4−1乃至4−N
は、公衆回線網や専用線などで構成される有線通信路5
により相互に接続されており、各データ受信装置4−1
乃至4−Nから放送センタ2に対して各種情報(後述す
るリクエスト命令など)を送信したり、あるいは、放送
センタ2が各データ送信装置1−1乃至1−Mから各種
情報を取得したりすることができるようになされてい
る。さらに放送センタ2は、インターネット6に接続さ
れており、所定のインターネットに関する情報を取得
し、通信衛星3を介して伝送することができるようにな
されている。
【0037】データ送信装置1−1乃至1−Mは、例え
ば、新聞情報、雑誌情報、音楽情報、ショッピング情
報、あるいはインターネットのWWW(World Wide Web)
情報などの各種情報を保有しており、受信側において閲
覧し易く、かつ、操作可能な形に編集した情報を放送セ
ンタ2に提供する。
【0038】放送センタ2は、データ送信装置1−1乃
至1−Mから提供された各種情報を取りまとめ、通信衛
星3を介して伝送する。ここで、放送センタ2がデータ
を伝送する際の衛星通信路上のデータフォーマットは、
任意のフォーマットではなく、例えば、欧州や日本など
の現行で運用されている衛星放送と同様のデータフォー
マットであるDVB(Digital Video Broadcasting)規格
の標準規格に順じたフォーマットに変換される。
【0039】放送センタ2はまた、BS(Broadcasting S
atellite)放送やCS(Communications Satellite)放送
のような一方向の映像サービスや音声サービスを契約者
(データ受信装置4−1乃至4−N)に配信するだけで
なく、コンピュータで取り扱うことができる情報の一方
向の配信、あるいは、インターネットなどのWWW情報の
閲覧のような、契約者が、ある時刻に要求する情報(リ
クエスト命令)に応じて、対応する所定情報を、通信衛
星3を介して配信するようなインタラクティブなサービ
スも含まれる。
【0040】放送センタ2は、契約者からのリクエスト
命令に応じて配信する情報を、その情報の種別によって
インターネット6にアクセスすることにより取得する
か、もしくは、情報提供者(データ送信装置1−1乃至
1−M)から取得する。取得した情報は、他の契約者が
受信できないようにするため、変換(暗号化)される。
【0041】ところで衛星データ放送/通信サービスシ
ステムにおいては、OSI(Open Systems Interconnectio
n)参照モデルの階層構成(物理層、データリンク層、
ネットワーク層、トランスポート層、セッション層、プ
レゼンテーション層、およびアプリケーション層の7つ
の層(レイヤ))に従って通信するようになされてお
り、各レイヤ毎に複雑な設定が必要である。
【0042】例えば、受信周波数やデータレートなどの
フロントエンド部21(図3)の設定や、PIDやMAC(Me
dia Access Control)アドレスなどのフィルタリング、
IP(Internet Protocol)アドレスなどのWANやLANの設
定が必要である。こららの設定に少しでも誤りがある
と、契約者の希望通りの動作が行われない。
【0043】そのため、放送センタ2は、データ受信装
置4−1乃至4−Nがサービスを正常に受信できている
か否かを確認するための2種類の受信状況確認データを
生成し、通信衛星3を介して伝送する。
【0044】ここで、図2を参照して、2種類の受信状
況確認データのフォーマットの例について説明する。
【0045】図2Aは、全契約者(データ受信装置4−
1乃至4−N)に対して共通のデータであり、物理的な
接続の確認を行う、データリンク層用の物理接続確認パ
ケットのフォーマットを示している。同図に示されるよ
うに、パケット識別子の後に、データ受信装置4−1乃
至4−N内のCPU25(図3)の処理に用いられる時刻
情報を含むペイロード部が設けられている。衛星通信サ
ービスにおいては、パケット識別子としてPIDが用いら
れ、衛星通信路上のデータには、データの種類毎に異な
る番号が割り振られている。このPIDには、物理接続確
認パケットにもある固有の番号が振られており、識別に
用いられる。
【0046】図2Bは、契約者(データ受信装置4−1
乃至4−N)毎に異なるデータであり、サービスの受信
状況を確認する、トランスポート層用のサービス受信確
認パケットのフォーマットを示している。同図に示され
るように、MACアドレスや暗号化の有無を示す情報など
を含むMACヘッダの後に、実際に伝送されるデータ(例
えば、契約者が要求したデータなど)が配置されるペイ
ロード部が設けられている。
【0047】放送センタ2は、所定の周期で、図2に示
した物理接続確認パケットおよびサービス受信確認パケ
ットを伝送する。
【0048】各契約者は、サービス運用者である放送セ
ンタ2がとりまとめて送信する情報提供者(データ送信
装置1−1乃至1−M)の各種情報をコンピュータによ
って閲覧したり、あるいは、コンピュータによって操作
可能な各種情報を取得するために、サービス運用者(放
送センタ2)と契約をそれぞれ締結する。そして、各契
約者は、契約時にサービス運用者が提供する受信アンテ
ナ11(図3)およびデータ受信装置4−1乃至4−N
を用いることによって、放送センタ2から通信衛星3を
介して配信されるデータをそれぞれ受信することができ
る。
【0049】データ受信装置4−1乃至4−Nは、例え
ば、BS放送やCS放送等で放映されている映像や音声サー
ビスの他、コンピュータで取り扱うことができる情報を
受信することができる。例えば、契約者が、ある時刻
に、インターネット6のWWW情報の閲覧といった自分用
の情報が欲しいと判断した場合、情報のリクエスト命令
を、データ受信装置4−1乃至4−Nに設けられている
モデムやEthernet(登録商標)などの通信部26(図
3)により有線通信路5を介して、放送センタ2に送信
する。データ受信装置4−1乃至4−Nは、リクエスト
命令を受けた放送センタ2より配信されてくる、自分宛
に暗号化されたデータを、予め保有(取得)している復
号鍵を用いて復号処理することにより受信する。
【0050】データ受信装置4−1乃至4−Nは、コン
ピュータに内蔵するボードタイプまたはコンピュータに
データ転送することが可能なボックスタイプで構成され
る。従って、各契約者は、受信アンテナ11からの同軸
ケーブル12(図3)を、コンピュータに内蔵するボー
ドタイプまたはボックスタイプのデータ受信装置4−1
乃至4−Nに直接接続し、放送センタ2から配信される
データをそれぞれ受信することができる。
【0051】以下、データ送信装置1−1乃至1−Mを
個々に区別する必要がない場合、単にデータ送信装置1
と称し、データ受信装置4−1乃至4−Nを個々に区別
する必要がない場合、単にデータ受信装置4と称する。
【0052】図3は、データ受信装置4の内部の構成例
を示すブロック図である。
【0053】受信アンテナ11は、衛星通信路上の全デ
ータを受信し、その受信IF(Intermediate Frequency)
信号を同軸ケーブル12を介してデータ受信装置4のフ
ロントエンド部21に供給する。フロントエンド部21
は、同軸ケーブル12を介して受信アンテナ11より供
給される受信IF信号を受信し、復調およびデジタルデー
タへのA/D(Analog to Digital)変換などの処理を行
い、パケットとしてデータ処理部22に供給する。受信
IF信号には、契約者が所望する(リクエストする)特定
の情報以外の情報(例えば、図2に示した受信状況確認
データやデータ受信装置用の制御情報など)も全て含ま
れる。
【0054】データ処理部22は、OSI参照モデルのデ
ータリンク層の処理部であって、フロントエンド部21
から供給されるパケットのうち、契約者にとって不要な
パケットを破棄する。その後、物理接続確認パケット
(図2A)を含むデータ受信装置用の制御パケットの一
部は、バス24を介してCPU(Central Processing Uni
t)25に転送され、それ以外のサービス受信確認パケ
ット(図2B)を含む制御パケットおよび契約者が所望
する特定のデータは、後段の復号部23に供給される。
【0055】復号部23は、OSI参照モデルのトランス
ポート層の処理部であって、データ処理部22から供給
されたサービス受信確認パケット内のMACアドレスと、C
PU25によって指定されたMACアドレスを比較し、MACア
ドレスが一致した場合のみ復号処理を実行する。具体的
には、復号部23は、限定受信機構(CA:Conditional
Access)において送信側(放送センタ2)で暗号化され
たパケットを、復号鍵を用いて復号処理を行い、正しく
復号処理が行われたか否かを判定し、正常に復号された
パケットは、バス24を介してCPU25に転送する。す
なわち、衛星データ放送/通信サービスシステムでは、
受信契約を行った正当な契約者のみが所定データを受信
可能なようにするための限定受信機構を利用している。
【0056】また正常に復号処理が行われなかったパケ
ットについては、復号部23内で破棄される。すなわ
ち、復号処理に用いられる復号鍵は、衛星経由でパケッ
トとして配信され、契約者(データ受信装置4)毎に異
なり、サービス受信確認パケットも同様に限定受信機構
において暗号化されている。従って、自分宛の復号鍵の
パケットを受信できなかった場合や復号部23に対して
正常な復号鍵を設定することができなかった場合などの
状況で、正常に復号処理が行われなかった場合には、パ
ケットが復号部23内で破棄される。
【0057】CPU25は、バス24を介してデータ処理
部22から転送されてきた物理接続確認パケット(図2
A)のペイロード部に含まれる時刻情報に基づいて、デ
ータ受信装置4内で保持している実時刻を補正する。
【0058】例えば、映像サービスや音声サービスなど
の実時間での処理が要求されるようなサービスにおい
て、サービス運用者(放送センタ2)とデータ受信装置
4の間に時刻のズレが生じている場合、画像や音声に、
ノイズが混在したり、あるいは、途切れが生じることが
ある。従って、放送センタ2とデータ受信装置4の間の
時刻のズレを補正することで、このような障害を防止す
ることができる。
【0059】CPU25はまた、バス24を介して復号部
23から転送されてきたパケットのネットワーク層およ
びトランスポート層に属するプロトコルにより付加され
た情報に基づいて、取得したパケットの処理を行う。パ
ケット処理後、CPU25は、契約者が要求した特定のデ
ータをバス24を介して入出力インターフェース27に
転送し、データ受信装置4に接続される外部のホストコ
ンピュータ31またはモニタ32に出力させる。ホスト
コンピュータ31およびモニタ32は、データ受信装置
4から供給された特定のデータを表示(出力)する。
【0060】通信部26は、モデムやターミナルアダプ
タなどで構成され、有線通信路5を介して、通信処理を
行う。
【0061】フロントエンド部21、データ処理部2
2、復号部23、CPU25、通信部26、および入出力
インターフェース27は、バス24を介して相互に接続
されているとともに、入出力インターフェース27に
は、受信状況結果などを出力するためのホストコンピュ
ータ31およびモニタ32が接続されている。
【0062】また、入出力インターフェース27には、
プログラムをインストールするためのドライブ33が接
続されており、磁気ディスク41、光ディスク42、光
磁気ディスク43、または半導体メモリ44などが必要
に応じて装着される。
【0063】次に、図4のフローチャートを参照して、
パケットの受信状況確認処理について説明する。
【0064】まず、受信アンテナ11は、受信した衛星
通信路上の受信IF信号を同軸ケーブル12を介してフロ
ントエンド部21に供給する。フロントエンド部21
は、供給された受信IF信号に対して、復調処理やA/D変
換処理などを行い、パケットとしてデータ処理部22に
供給する。
【0065】そして、ステップS1において、データ処
理部22は、フロントエンド部21から供給されるパケ
ットのうち、物理接続確認パケット(図2A)を含むデ
ータ受信装置用の制御パケットを受信したか否かを判定
し、物理接続確認パケットを含むデータ受信装置用の制
御パケットを受信していないと判定した場合、ステップ
S3に進む。
【0066】一方、ステップS1において、物理接続確
認パケットを含むデータ受信装置用の制御パケットを受
信したと判定された場合、データ処理部22は、そのパ
ケットをバス24を介してCPU25に転送し、ステップ
S2に進む。ステップS2において、物理接続確認パケ
ットの受信処理が実行される。
【0067】ここで、図5のフローチャートを参照し
て、物理接続確認パケットの受信処理について説明す
る。
【0068】ステップS21において、CPU25は、バ
ス24を介してデータ処理部22から転送されてきた物
理接続確認パケットのペイロード部に含まれる時刻情報
を抽出する。ステップS22において、CPU25は、ス
テップS21の処理で抽出された時刻情報に基づいて、
データ受信装置4内で保持している実時刻を補正した
後、処理は、図4のステップS3にリターンする。
【0069】ステップS3において、データ処理部22
は、フロントエンド部21から供給されるパケットのう
ち、サービス受信確認パケット(図2B)を含む制御パ
ケットを受信したか否かを判定し、サービス受信確認パ
ケットを含む制御パケットを受信していないと判定した
場合、ステップS5に進む。
【0070】一方、ステップS3において、サービス受
信確認パケットを含む制御パケットを受信したと判定さ
れた場合、データ処理部22は、そのパケットを復号部
23に供給し、ステップS4に進む。ステップS4にお
いて、サービス受信確認パケットの受信処理が実行され
る。
【0071】ここで、図6のフローチャートを参照し
て、サービス受信確認パケットの受信処理について説明
する。
【0072】ステップS31において、復号部23は、
サービス受信確認パケット内のMACアドレスを抽出し、C
PU25によって指定されたMACアドレスと比較する。ス
テップS32において、復号部23は、ステップS31
の処理による比較の結果、MACアドレスが一致したか否
かを判定し、一致していないと判定した場合、それ以降
の処理は行わず、図4のステップS5にリターンする。
【0073】ステップS32において、MACアドレスが
一致すると判定された場合、ステップS33に進み、復
号部23は、予め放送センタ2より取得している復号鍵
を用いて、暗号化されたパケットの復号処理を実行す
る。
【0074】ステップS34において、復号部23は、
ステップS33で正しく復号処理が行われたか否かを判
定し、正しく復号処理が行われたと判定した場合、ステ
ップS35に進み、正常に復号されたパケットを、バス
24を介してCPU25に転送する。
【0075】ステップS36において、CPU25は、復
号部23から転送されてきたパケットのネットワーク層
およびトランスポート層に属するプロトコルにより付加
された情報に基づいて、取得したパケットの処理を行
う。パケット処理後、ステップS37において、CPU2
5は、契約者が要求した特定のデータを、バス24を介
して入出力インターフェース27に転送し、外部のホス
トコンピュータ31またはモニタ32に出力させる。ホ
ストコンピュータ31またはモニタ32は、データ受信
装置4から供給された特定のデータを表示(出力)す
る。その後、処理は、図4のステップS5にリターンす
る。
【0076】ステップS34において、正しく復号処理
が行われなかったと判定された場合、ステップS38に
進み、復号部23は、このブロック内でパケットを破棄
した後、図4のステップS5にリターンする。
【0077】図4の説明に戻る。ステップS5におい
て、CPU25は、ステップS2で物理接続確認パケット
の受信処理(図5)およびステップS4でサービス受信
確認パケットの受信処理(図6)のいずれも実行したか
否かを判定し、いずれの受信処理も実行したと判定した
場合、ステップS6に進む。ただし、図6のサービス受
信確認パケットの受信処理におけるステップS34にお
いて、正しく復号処理が行われなかったと判定された場
合には、サービス受信確認パケットの受信処理が実行さ
れていないものと判定する。
【0078】ステップS6において、CPU25は、すべ
ての設定(各レイヤ毎の、例えば、受信周波数やデータ
レートなどのフロントエンド部21の設定、PIDやMACア
ドレスなどのフィルタリング、IPアドレスなどWANやLAN
の設定など)が正しく行われたと判断する。
【0079】このとき必要に応じて、CPU25は、バス
24および入出力インターフェース27を介してホスト
コンピュータ31またはモニタ32に、例えば、「すべ
ての設定が正しく行われました」といったメッセージを
表示させ、契約者に対して、すべての設定が正しく行わ
れた旨を知らしめることができる。
【0080】ステップS5において、物理接続確認パケ
ットの受信処理(図5)およびサービス受信確認パケッ
トの受信処理(図6)のいずれかを実行していないと判
定された場合、ステップS7に進み、CPU25は、ステ
ップS2の物理接続確認パケットの受信処理(図5)の
みを実行したか否かを判定し、物理接続確認パケットの
受信処理のみを実行したと判定した場合、ステップS8
に進み、上位の設定に誤りがあると判断する。すなわ
ち、この場合、復号部23へのMACアドレスの指定に誤
りがあるか(受信パケット内のMACアドレスとCPU25が
指定したMACアドレスが一致しなかったか)、あるい
は、復号処理が正常に行われなかった(復号部23に対
して正常な復号鍵を設定することができなかったか、ま
たは自分宛の復号鍵のパケットを受信できなかった)と
判断される。
【0081】このとき必要に応じて、CPU25は、バス
24および入出力インターフェース27を介してホスト
コンピュータ31またはモニタ32に、例えば、「MAC
アドレスの指定に誤りがあるか、正常な復号鍵を設定す
ることができなかったか、あるいは、自分宛の復号鍵を
受信できていません」といったメッセージを表示させ、
契約者に対して、上位の設定に誤りがある旨を知らしめ
ることができる。
【0082】ステップS7において、物理接続確認パケ
ットの受信処理のみを実行していないと判定された場
合、すなわち、物理接続確認パケットの受信処理(図
5)およびサービス受信確認パケットの受信処理(図
6)のいずれも実行することができなかったと判定され
た場合、ステップS9に進み、CPU25は、受信アンテ
ナ11がサービス運用者(放送センタ2)が使用してい
る通信衛星3の方向に正しく設置されていないか(受信
アンテナ11の初期設置の誤り、または強風や豪雨など
による受信アンテナ11の設置方向のズレ)、あるい
は、フロントエンド部21への設定(周波数や転送速度
などの設定)に誤りがあるなど、物理的な接続に誤りが
あると判断する。
【0083】このとき必要に応じて、CPU25は、バス
24および入出力インターフェース27を介してホスト
コンピュータ31またはモニタ32に、例えば、「受信
アンテナが正しく設置されていないか、あるいは、周波
数や転送速度などの設定が正しくありません」といった
メッセージを表示させ、契約者に対して、物理的な接続
に誤りがある旨を知らしめることができる。
【0084】以上のように、CPU25は、データ処理部
21から転送されてくる物理接続確認パケットと復号部
23から転送されてくるサービス受信確認パケットを常
に監視し、この2つのパケットの受信状況により、設定
に誤りのあるレイヤの判断を行うことができる。
【0085】またCPU25は、所定の期間毎(例えば、
数十秒乃至数分毎)に、2つのパケットの受信状況を集
計し、その集計結果を、バス24、通信部26、および
有線通信路5を介して、放送センタ2(サービス運用
者)に送信して受信状況を知らせるようにしたり、ある
いは、バス24、入出力インターフェース入出力インタ
ーフェース27を介してホストコンピュータ31または
モニタ32に出力し、契約者に報告するようにしてもよ
い。
【0086】さらに、契約者に対して受信状況を知らせ
る場合、外部LEDの点滅回数もしくはLED点灯の数で表現
するようにしてもよい。例えば、すべての設定が正しく
行われている場合には、LEDを3個点灯させ、上位の設
定に誤りがある場合には、LEDを2個点灯させ、物理的
な接続に誤りがある場合には、LEDを1個点灯させるこ
とにより、契約者に対して受信状況を知らしめることが
できる。
【0087】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば
汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からイ
ンストールされる。
【0088】コンピュータにインストールされ、コンピ
ュータによって実行可能な状態とされるプログラムを記
録する記録媒体は、図3に示されるように、磁気ディス
ク41(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク4
2(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(D
igital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク43
(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導
体メモリ44などよりなるパッケージメディア、また
は、プログラムが一時的もしくは永続的に記録されるRO
Mや記憶部などにより構成される。記録媒体へのプログ
ラムの記録は、必要に応じてルータ、モデムなどの通信
部26を介して、公衆回線網やローカルエリアネットワ
ークなどの有線通信路5、またはインターネット6、デ
ジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を
利用して行われる。
【0089】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0090】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表わすものであ
る。
【0091】
【発明の効果】本発明の通信システムによれば、送信装
置が、受信状況を確認するための2種類の受信状況確認
データを受信装置に送信し、受信装置より通知される受
信状況の確認結果を取得し、受信装置が、受信状況確認
データを受信し、受信状況の確認処理を実行し、受信状
況の確認結果を送信装置に通知するようにしたので、容
易に、受信装置に対する設定の正誤の判別を行うととも
に、設定に誤りのある部分の判別を行うことができる。
【0092】また本発明の送信装置および方法、並びに
第1のプログラムによれば、受信状況を確認するための
2種類の受信状況確認データを受信装置に送信し、受信
装置より通知される受信状況の確認結果を取得するよう
にしたので、容易に、受信装置に対する設定の正誤の判
別を行うとともに、設定に誤りのある部分の判別を行う
ことができる。
【0093】さらに本発明の受信装置および方法、並び
に第2のプログラムによれば、送信装置より送信されて
くる受信状況を確認するための2種類の受信状況確認デ
ータを受信し、受信状況の確認処理を実行し、受信状況
の確認結果を送信装置に通知するようにしたので、容易
に、受信装置に対する設定の正誤の判別を行うととも
に、設定に誤りのある部分の判別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である衛星データ放送/
通信サービスシステムの構成例を示す図である。
【図2】2種類の受信状況確認データのフォーマットの
例を示す図である。
【図3】図1のデータ受信装置の内部の構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】パケットの受信状況確認処理を説明するフロー
チャートである。
【図5】図4のステップS2の物理接続確認パケットの
受信処理を説明するフローチャートである。
【図6】図4のステップS4のサービス受信確認パケッ
トの受信処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1−1乃至1−M データ送信装置, 2 放送セン
タ, 3 通信衛星, 4−1乃至4−N データ受信
装置, 5 有線通信路, 6 インターネット,11
受信アンテナ, 12 同軸ケーブル, 21 フロ
ントエンド部,22 データ処理部, 23 復号部,
25 CPU, 26 通信部, 27入出力インター
フェース, 31 ホストコンピュータ, 32 モニ
タ,33 ドライブ, 41 磁気ディスク, 42
光ディスク, 43 光磁気ディスク, 44 半導体
メモリ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 17/00 H04L 13/00 307Z (72)発明者 日比野 勉 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 成田 哲也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 山本 祐歌 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 杉山 恵子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B089 GB02 JA33 JB16 JB22 KA12 5C061 BB03 CC05 5C064 BA07 BB10 BC16 BC21 BD02 BD03 BD08 BD09 5K014 AA01 DA01 FA15 5K034 AA05 DD03 EE03 HH01 KK21 KK27 NN26

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信装置および受信装置からなり、OSI
    参照モデルの階層構成に従い通信を行う通信システムに
    おいて、 前記送信装置は、 所定の伝送路を介して前記受信装置に対して、受信状況
    を確認するための2種類の受信状況確認データを送信す
    る送信手段と、 前記受信状況確認データを受信した前記受信装置より通
    知される、受信状況の確認結果を取得する取得手段とを
    備え、 前記受信装置は、 前記所定の伝送路を介して前記送信装置より送信されて
    くる、前記受信状況確認データを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した前記受信状況確認データの
    受信状況の確認処理を実行する受信確認手段と、 前記送信装置に対し、前記受信確認手段による前記受信
    状況の確認結果を通知する通知手段とを備えることを特
    徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記受信装置は、前記受信手段により受
    信した前記受信状況確認データに含まれる時刻情報に基
    づいて、実時刻を補正する補正手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記受信確認手段は、前記OSI参照モデ
    ルのデータリンク層用の受信状況確認データを正常に受
    信したか否かを確認し、前記データリンク層用の受信状
    況確認データを正常に受信したと確認した場合、前記所
    定の伝送路上のデータが受信可能であると判断すること
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記受信確認手段は、前記OSI参照モデ
    ルのトランスポート層用の受信状況確認データを正常に
    受信したか否かを確認し、前記トランスポート層用の受
    信状況確認データを受信したと確認した場合、前記受信
    装置用に送信される特定のデータが受信可能であると判
    断することを特徴とする請求項1に記載の通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記受信確認手段は、前記OSI参照モデ
    ルのデータリンク層用およびトランスポート層用の受信
    状況確認データを正常に受信したか否かを確認し、前記
    データリンク層用および前記トランスポート層用の受信
    状況確認データのいずれも正常に受信したと確認した場
    合、前記所定の伝送路上のデータが受信可能であるとと
    もに、前記受信装置用に送信される特定のデータが受信
    可能であると判断することを特徴とする請求項1に記載
    の通信システム。
  6. 【請求項6】 前記受信状況確認データは、複数の前記
    受信装置に対して共通のデータリンク層用のデータ、お
    よび、前記受信装置毎に異なるトランスポート層用のデ
    ータで構成されることを特徴とする請求項1に記載の通
    信システム。
  7. 【請求項7】 前記所定の伝送路は、衛星であることを
    特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 OSI参照モデルの階層構成に従い通信を
    行う送信装置において、 所定の伝送路を介して受信装置に対して、受信状況を確
    認するための2種類の受信状況確認データを送信する送
    信手段と、 前記受信状況確認データを受信した前記受信装置より通
    知される、受信状況の確認結果を取得する取得手段とを
    備えることを特徴とする送信装置。
  9. 【請求項9】 前記受信状況確認データは、複数の前記
    受信装置に対して共通のデータリンク層用のデータ、お
    よび、前記受信装置毎に異なるトランスポート層用のデ
    ータで構成されることを特徴とする請求項8に記載の送
    信装置。
  10. 【請求項10】 前記所定の伝送路は、衛星であること
    を特徴とする請求項8に記載の送信装置。
  11. 【請求項11】 OSI参照モデルの階層構成に従い通信
    を行う送信装置の送信方法において、 所定の伝送路を介して受信装置に対して、受信状況を確
    認するための2種類の受信状況確認データの送信を制御
    する送信制御ステップと、 前記受信状況確認データを受信した前記受信装置より通
    知される、受信状況の確認結果の取得を制御する取得制
    御ステップとを含むことを特徴とする送信方法。
  12. 【請求項12】 OSI参照モデルの階層構成に従い通信
    を行う送信装置を制御するプログラムであって、 所定の伝送路を介して受信装置に対して、受信状況を確
    認するための2種類の受信状況確認データの送信を制御
    する送信制御ステップと、 前記受信状況確認データを受信した前記受信装置より通
    知される、受信状況の確認結果の取得を制御する取得制
    御ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが読
    み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  13. 【請求項13】 OSI参照モデルの階層構成に従い通信
    を行う送信装置を制御するコンピュータに、 所定の伝送路を介して受信装置に対して、受信状況を確
    認するための2種類の受信状況確認データの送信を制御
    する送信制御ステップと、 前記受信状況確認データを受信した前記受信装置より通
    知される、受信状況の確認結果の取得を制御する取得制
    御ステップとを実行させるプログラム。
  14. 【請求項14】 OSI参照モデルの階層構成に従い通信
    を行う受信装置において、 所定の伝送路を介して送信装置より送信されてくる、受
    信状況を確認するための2種類の受信状況確認データを
    受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した前記受信状況確認データの
    受信状況の確認処理を実行する受信確認手段と、 前記送信装置に対し、前記受信確認手段による前記受信
    状況の確認結果を通知する通知手段とを備えることを特
    徴とする受信装置。
  15. 【請求項15】 前記受信手段により受信した前記受信
    状況確認データに含まれる時刻情報に基づいて、実時刻
    を補正する補正手段をさらに備えることを特徴とする請
    求項14に記載の受信装置。
  16. 【請求項16】 前記受信確認手段は、前記OSI参照モ
    デルのデータリンク層用の受信状況確認データを正常に
    受信したか否かを確認し、前記データリンク層用の受信
    状況確認データを正常に受信したと確認した場合、前記
    所定の伝送路上のデータが受信可能であると判断するこ
    とを特徴とする請求項14に記載の受信装置。
  17. 【請求項17】 前記受信確認手段は、前記OSI参照モ
    デルのトランスポート層用の受信状況確認データを正常
    に受信したか否かを確認し、前記トランスポート層用の
    受信状況確認データを受信したと確認した場合、前記受
    信装置用に送信される特定のデータが受信可能であると
    判断することを特徴とする請求項14に記載の受信装
    置。
  18. 【請求項18】 前記受信確認手段は、前記OSI参照モ
    デルのデータリンク層用およびトランスポート層用の受
    信状況確認データを正常に受信したか否かを確認し、前
    記データリンク層用および前記トランスポート層用の受
    信状況確認データのいずれも正常に受信したと確認した
    場合、前記所定の伝送路上のデータが受信可能であると
    ともに、前記受信装置用に送信される特定のデータが受
    信可能であると判断することを特徴とする請求項14に
    記載の受信装置。
  19. 【請求項19】 前記受信状況確認データは、複数の前
    記受信装置に対して共通のデータリンク層用のデータ、
    および、前記受信装置毎に異なるトランスポート層用の
    データで構成されることを特徴とする請求項14に記載
    の受信装置。
  20. 【請求項20】 前記所定の伝送路は、衛星であること
    を特徴とする請求項14に記載の受信装置。
  21. 【請求項21】 OSI参照モデルの階層構成に従い通信
    を行う受信装置の受信方法において、 所定の伝送路を介して送信装置より送信されてくる、受
    信状況を確認するための2種類の受信状況確認データの
    受信を制御する受信制御ステップと、 前記受信制御ステップの処理により受信を制御した前記
    受信状況確認データの受信状況の確認処理を実行する受
    信確認ステップと、 前記送信装置に対し、前記受信確認ステップの処理によ
    る前記受信状況の確認結果を通知する通知ステップとを
    含むことを特徴とする受信方法。
  22. 【請求項22】 OSI参照モデルの階層構成に従い通信
    を行う受信装置を制御するプログラムであって、 所定の伝送路を介して送信装置より送信されてくる、受
    信状況を確認するための2種類の受信状況確認データの
    受信を制御する受信制御ステップと、 前記受信制御ステップの処理により受信を制御した前記
    受信状況確認データの受信状況の確認処理を実行する受
    信確認ステップと、 前記送信装置に対し、前記受信確認ステップの処理によ
    る前記受信状況の確認結果を通知する通知ステップとを
    含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプ
    ログラムが記録されている記録媒体。
  23. 【請求項23】 OSI参照モデルの階層構成に従い通信
    を行う受信装置を制御するコンピュータに、 所定の伝送路を介して送信装置より送信されてくる、受
    信状況を確認するための2種類の受信状況確認データの
    受信を制御する受信制御ステップと、 前記受信制御ステップの処理により受信を制御した前記
    受信状況確認データの受信状況の確認処理を実行する受
    信確認ステップと、 前記送信装置に対し、前記受信確認ステップの処理によ
    る前記受信状況の確認結果を通知する通知ステップとを
    実行させるプログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010018053A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Mitsubishi Electric Corp 衛星管制システム及び衛星管制装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010018053A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Mitsubishi Electric Corp 衛星管制システム及び衛星管制装置

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