JP2003233804A - 携帯電話及び携帯電話を用いた判定システム - Google Patents

携帯電話及び携帯電話を用いた判定システム

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JP2003233804A
JP2003233804A JP2002349026A JP2002349026A JP2003233804A JP 2003233804 A JP2003233804 A JP 2003233804A JP 2002349026 A JP2002349026 A JP 2002349026A JP 2002349026 A JP2002349026 A JP 2002349026A JP 2003233804 A JP2003233804 A JP 2003233804A
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binary
mobile phone
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JP2002349026A
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Hiroshi Kondo
浩 近藤
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Global Security Design Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高速、高精度に本人認証をすることができる携
帯電話及び携帯電話を用いた判定システムを提供する。 【解決手段】被写体を撮影して画像データを生成する撮
影手段を有する携帯電話において、認証を行う旨の入力
を受け付ける認証モード選択手段と、該認証モード選択
手段において認証を行う旨の入力があった場合に該撮影
手段により撮影した画像データを2値1次元情報に変換
する画像データ変換手段と、予め登録された認証用の2
値1次元情報を保存した登録手段と、前記画像データ変
換手段により生成された2値1元情報と登録手段に保存
されている2値1次元情報とを比較して両者が一致して
いる場合に前記撮影手段で撮影された被写体が本人であ
ると認証する認証手段とを有することを特徴とする携帯
電話。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話及び携帯
電話を用いた判定システムに関し、詳しくは、画像デー
タを識別可能な情報に変換可能な携帯電話及び携帯電話
を用いた判定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ機能を付加することによ
り、顔等の撮影をすることが出来る携帯電話が普及しつ
つある。
【0003】また近年、人間の顔、指紋、声紋等のバイ
オメトリクス情報により本人認証を行うシステムが注目
されている。バイオメトリクスを利用したシステムは、
認証される本人の直接の特徴を利用している。従って、
本人確認手段としてはもっとも正確性が高い。
【0004】このような背景から、本人認証のシステム
として、ネットワーク上に設けられたサーバ等を認証局
として、該認証局に本人を確認するための各種バイオメ
トリクス情報である顔等の画像データを格納しておき、
認証の際には、携帯電話から認証を受けようとする人の
バイオメトリクス情報の画像データを認証局に送り、該
認証局で格納された画像データと携帯電話から送られた
画像データとを比較してその一致を判定することによ
り、本人認証をする方法が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
画像データの特徴部分を抽出した情報により画像データ
を識別できることを見出し本発明に至った。
【0006】本発明の課題は、高速、高精度に本人認証
をすることができる携帯電話及び携帯電話を用いた判定
システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は以下の各発明
によって解決できる。
【0008】(請求項1)被写体を撮影して画像データ
を生成する撮影手段を有する携帯電話において、認証を
行う旨の入力を受け付ける認証モード選択手段と、該認
証モード選択手段において認証を行う旨の入力があった
場合に該撮影手段により撮影した画像データを2値1次
元情報に変換する画像データ変換手段と、予め登録され
た認証用の2値1次元情報を保存した登録手段と、前記
画像データ変換手段により生成された2値1元情報と登
録手段に保存されている2値1次元情報とを比較して両
者が一致している場合に前記撮影手段で撮影された被写
体が本人であると認証する認証手段とを有することを特
徴とする携帯電話。
【0009】(請求項2)前記画像データ変換手段で変
換される画像データは、顔を含む画像データであること
を特徴とする請求項1記載の携帯電話。
【0010】(請求項3)前記画像データ変換手段は、
画像データを2次元の離散的コサイン変換(DCT)し
得られた画像データのDCT符号から2値1次元情報を
構成する2値1次元信号構成部を有することを特徴とす
る請求項1又は2記載の携帯電話。
【0011】(請求項4)前記画像データ変換手段は、
画像データを2次元の離散的コサイン変換(DCT)
し、DCT符号抽出情報提供部から提供される情報に基
づき前記画像データの特徴点を抽出する抽出部と、該抽
出されたデータのDCT符号から2値1次元情報を構成
する2値1次元信号構成部とを有することを特徴とする
請求項1又は2記載の携帯電話。
【0012】(請求項5)前記DCT符号抽出情報提供
部は、多くの対象画像のDCT平均振幅の大きさから求
められた情報を提供することを特徴とする請求項4記載
の携帯電話。
【0013】(請求項6)前記画像データ変換手段は、
複数の画像データを変換して複数の2値1次元情報を生
成し、該複数の2値1次元情報を前記認証手段にて認証
することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
携帯電話。
【0014】(請求項7)前記画像データ変換手段は、
複数の画像データを変換して複数の2値1次元情報を生
成し、該複数の2値1次元情報を平均化して得られた2
値1次元情報を前記認証手段にて認証することを特徴と
する請求項1〜5のいずれかに記載の携帯電話。
【0015】(請求項8)前記画像データ変換手段は、
複数の画像データを平均化して得られた画像データを変
換して2値1次元情報を生成し、該2値1次元情報を前
記認証手段にて認証することを特徴とする請求項1〜5
のいずれかに記載の携帯電話。
【0016】(請求項9)前記2値1次元情報は、バー
コードデータであることを特徴とする請求項1〜8のい
ずれかに記載の携帯電話。
【0017】(請求項10)被写体を撮影して画像デー
タを生成する撮影手段を有する携帯電話において、認証
を行う旨の入力を受け付ける認証モード選択手段と、該
認証モード選択手段において認証を行う旨の入力があっ
た場合に該撮影手段により撮影した画像データを2値1
次元情報に変換する画像データ変換手段とを有すること
を特徴とする携帯電話。
【0018】(請求項11)前記画像データ変換手段で
変換される画像データは、顔を含む画像データであるこ
とを特徴とする請求項10記載の携帯電話。
【0019】(請求項12)前記画像データ変換手段
は、画像データを2次元の離散的コサイン変換(DC
T)し得られた画像データのDCT符号から2値1次元
情報を構成する2値1次元信号構成部を有することを特
徴とする請求項10又は11記載の携帯電話。
【0020】(請求項13)前記画像データ変換手段
は、画像データを2次元の離散的コサイン変換(DC
T)し、DCT符号抽出情報提供部から提供される情報
に基づき前記画像データの特徴点を抽出する抽出部と、
該抽出されたデータのDCT符号から2値1次元情報を
構成する2値1次元信号構成部とを有することを特徴と
する請求項10又は11記載の携帯電話。
【0021】(請求項14)前記DCT符号抽出情報提
供部は、多くの対象画像のDCT平均振幅の大きさから
求められた情報を提供することを特徴とする請求項13
記載の携帯電話。
【0022】(請求項15)前記画像データ変換手段
は、複数の画像データを変換して複数の2値1次元情報
を生成し、該複数の2値1次元情報を前記認証手段にて
認証することを特徴とする請求項10〜14のいずれか
に記載の携帯電話。
【0023】(請求項16)前記画像データ変換手段
は、複数の画像データを変換して複数の2値1次元情報
を生成し、該複数の2値1次元情報を平均化して得られ
た2値1次元情報を前記認証手段にて認証することを特
徴とする請求項10〜14のいずれかに記載の携帯電
話。
【0024】(請求項17)前記画像データ変換手段
は、複数の画像データを平均化して得られた画像データ
を変換して2値1次元情報を生成し、該2値1次元情報
を前記認証手段にて認証することを特徴とする請求項1
0〜14のいずれかに記載の携帯電話。
【0025】(請求項18)前記2値1次元情報は、バ
ーコードデータであることを特徴とする請求項10〜1
7のいずれかに記載の携帯電話。
【0026】(請求項19)請求項1〜18の何れかに
記載の携帯電話と、データベースとサーバがネットワー
クを介して接続された携帯電話を用いた判定システムで
あって、前記データベースは、予め登録された認証用の
2値1次元情報を保存した登録手段を有し前記サーバ
は、前記画像データ変換手段により生成された2値1元
情報と登録手段に保存されている2値1次元情報とを比
較して両者が一致している場合に前記撮影手段で撮影さ
れた被写体が本人であると認証する認証手段とを有する
ことを特徴とする携帯電話を用いた判定システム。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の携帯電話の好ましい実施
形態について、図面を参照して以下詳細に説明する。
【0028】図1は本発明の携帯電話機のインターフェ
ースの配置構成を示す概略構成図であり、図2は本発明
の第1の態様にかかる携帯電話機の機能構成を示す機能
ブロック図である。
【0029】本発明の携帯電話は、図1に示すように、
情報の送受信を行うためのアンテナ1と、文字、画像等
の各種情報を表示する情報表示部2と、被写体の撮影を
行うためのカメラ3と、音声出力を行うスピーカ4と各
種キー入力を行うためのキー入力部5と、音声入力を行
うマイク6がインターフェースとして配置構成されてい
る。
【0030】図2において、情報の送受信を行う通信部
10、キー入力部による入力を受け付ける操作部20、
マイク6による音声による入力を受け付ける音声入力部
30、カメラ3による撮影画像を入力するための画像入
力部40、各種データを記憶する記憶部50、画像又は
文字情報を情報表示部2により表示する表示部60、ス
ピーカー4による音声出力を行う音声出力部70、画像
データを2値1次元情報に変換する画像データ変換部8
0、2値1次元情報を基に被写体が本人であるかを認証
する認証部81、携帯電話の全体動作を制御する制御部
90とを備えている。
【0031】通信部10は、アンテナ1から入出力され
る電波を変調又は復調する変調部及び復調部を有し、図
示しない基地局との間で音声情報、文字情報、画像情報
等の各種情報の送受信を行う。通信部10で受信された
情報は制御部90へ出力され、制御部90から出力され
る音声情報や文字情報等は通信部10から基地局へ送信
される。また、制御部90は本実施形態の携帯電話機の
動作を全般的に制御する。制御部90が行う制御につい
ては、以下随時説明する。本発明の携帯電話の通信部1
0は、いわゆるPHS網による通信も含む無線通信網に
よる通信を行う。
【0032】音声入力部30は、マイク6により通話時
等に操作者の声等を制御部90へ出力する。
【0033】音声出力部70は、通信部10により受信
した通話相手の声やアナウンス信号等を音声信号として
出力する。
【0034】操作部20は、テンキー及び通話キーや所
定の機能が割り当てられたキー入力部5を含み、キー入
力部5の各キーに対する携帯電話機の使用者の操作に応
じた操作情報を制御部90に出力する。操作情報が入力
された制御部90は、操作部20から出力される操作情
報に応じた制御を行う。例えば、キー入力部5において
10桁の数字が入力されて通話キーが操作された場合に
は、入力された電話番号で指定される相手先に対して電
話をかける制御を行う。また、文字情報送信機能として
の電子メール機能を実行するキーが操作された場合に
は、電子メールの作成及び送受信制御を行う。また、画
像入力部40による画像撮影機能としてのカメラ機能を
実行するキーが操作された場合には、画像入力部40に
よる撮影制御が行われる。
【0035】また、操作部20には、認証を行う旨の入
力を受け付けるための認証モード選択手段を有してい
る。ユーザは、認証を行う場合に該認証モード選択手段
において認証モードを選択することにより認証を行うこ
とができる。
【0036】画像入力部40は、撮影機能を有するCM
OSやCCD等のカメラ3を含み、該カメラ3により撮
影された画像をA/D変換、色処理等の各種画像処理を
行い画像データを生成する。生成された画像データは必
要に応じて記憶部50に一旦記憶される。撮影する際
に、情報表示部2において、生成された画像データを確
認できるようにすると、意図しない被写体の撮影を防止
できるので好ましい。
【0037】本発明の携帯電話は、画像データを2値1
次元情報に変換する画像データ変換手段である画像デー
タ変換部80と該画像データ変換部80において変換さ
れた2値1次元情報を元に本人認証を行うための認証手
段81を備えていることを特徴とする。尚、認証手段8
1は、携帯電話本体に一体となって構成されている態様
に限らず、別体として設けて携帯電話本体とデータのや
り取りが可能なように構成しても良い。
【0038】画像データ変換部80は、前記操作部20
の認証モード選択手段において認証モードを選択された
場合に、認証用のデータとして画像データを変換して2
値1次元情報を生成する。
【0039】図3は画像データ変換部の構成を説明する
ためのブロック図である。図3において、82は入力画
像データを2次元の離散的コサイン変換(DCT)する
DCT変換部、83はDCT符号抽出情報提供部84か
ら提供される情報に基づき前記画像データの特徴点を抽
出する抽出部、85は該抽出されたデータのDCT符号
から2値1次元情報を構成する2値1次元情報構成部で
ある。
【0040】本発明のかかる画像データ変換部80は、
画像入力部40により入力された顔の画像データを変換
する。
【0041】かかる顔の画像データを生成する画像入力
部40の詳細について図4に基づいて説明する。図4に
おいて、画像入力部40は、被写体を撮像する撮像手段
100と、画素数設定部101と、必要な部分を取り込
む画像取り込み処理部102からなる。撮像手段100
は例えばデジタルカメラを用いることができる。デジタ
ルカメラは顔写真のような被写体を撮像レンズを介して
撮影し、CCD(撮像素子)の撮像面上に結像し、CC
Dにより結像された光学像を画素単位で光量に応じた信
号電荷に光電変換する。光電変換された信号は画像処理
部に入力され、ノイズ低減処理、また利得調整処理等が
施され、更にA/D変換器によりデジタル信号に変換さ
れる。このとき読み込まれたデータは多値化デジタルデ
ータである。
【0042】撮像手段100により得られた多値化デジ
タルデータは、画素数設定部102はN×N画素のよう
に画素数が設定される。Nは対象によって異なる。
【0043】次いで、必要な部分を取り込む画像取り込
み処理部101に送られ、人物像で言えば、顔の画像の
み取り込まれることが好ましい。顔の画像のみ取り込む
方法は公知の方法を用いることができる。
【0044】次に、DCT変換部(2次元DCT部)2
では、入力画像データを2次元の離散的コサイン変換
(DCT)する。
【0045】DCT(離散的コサイン変換)は画像の圧
縮に非常に有用である。これは偶関数による実数展開の
性質に起因するものである。
【0046】2次元DCTは、次式で定義される。但
し、信号fmnはm=0・・・M-1,n=0・・・N-1 である。
【0047】
【式1】
【0048】
【式2】
【0049】ここで、fmnは画像信号、FuvはDCT変
換係数であり、C(k)は次式で示すような正規化定数で
ある。
【0050】
【式3】
【0051】Fuvは実数であるから、その振幅部と符号
部との分離可能関数(Separable function)
【0052】
【式4】
【0053】として記述できる。ただし、
【0054】
【式5】
【0055】である。
【0056】このようにして画像入力部1から取り込ま
れた画像は、2次元のDCT変換部82において、上記
のように2次元の離散的コサイン変換(DCT)が行わ
れることによって、例えば図5に示すような画像(8×
8画素)が図6に示すようなDCT係数の振幅と位置の
関係として表される。
【0057】ここで、DCT係数の符号と振幅について
以下のようなことを本発明者が見出している。
【0058】DCT符号処理の基本となるDCT振幅に
ついて DCT(係数)振幅は各成分(周波数)位置でのパワー
を表すものであり、いいかえれば原信号の中に含まれて
いるその成分の大きさ(寄与率)を表すものである。従
って、原信号を再構成する際、2乗誤差的観点から、何
個まで係数を取れば目的のS/N比が得られるか等に対
しては、一般に振幅情報が必要となる。
【0059】また、フーリエ変換においてはパワースペ
クトルの逆変換が自己相関関数になる(Wiener-Khinchin
e の定理)ことからフーリエ変換から作り出されたDC
Tもその振幅に関しては似たような(もちろん数学的に
厳密な意味ではない)性質を有している。一言で言えば
DCT振幅は原信号のエネルギーに関した情報を担って
いるといえる。
【0060】DCT符号について DCT符号は信号に関する非常に重要な情報を担ってい
る。同じ振幅でも符号が異なれば明らかに異なった信号
となる。例えば図7(a),(b)に示したそれぞれの
原画の2次元DCTをとり、DCT符号を交換した画像
が図8(a),(b)である。即ち、図8(a)はドー
ムのDCT振幅に女性のDCT符号を組み合わせたもの
である。また図8(b)は逆に女性のDCT振幅にドー
ムのDCT符号を組み合わせたものである。
【0061】図8(a)は明らかに女性の写真であるこ
とがわかる。ドームの面影は全く見当たらない。同様に
図8(b)はドームの写真が写っていることが明確に認
識できる。この図(図8(b))にはもはや女性の面影
はない。
【0062】このようにDCT符号は、信号の構成に際
してその信号の骨格となる情報を有しているといえる。
DCT符号は再構成信号に対して、支配的な役割を果た
している。
【0063】Sign-only synthesisについて さらにDCT符号の特徴的性質を示す符号のみの逆変換
であるsign-Only synthesis (SOSともいう)につい
て説明する。
【0064】Sign-Only synthesisは前記式2、式4よ
り、次式の式6で定義される。
【0065】
【式6】
【0066】ここに、θuvは式5で定義されるものであ
る。即ち、式4全ての振幅|Fuv|を1とおいた逆変換式
2に等しい。
【0067】図9に、sign-Only synthesisの例を示
す。
【0068】図9(a),(b),(c)はそれぞれドーム、人
物顔、植物の葉の原画であり、図9(a'), (b'),(c')
はそれぞれに対応したSOS画像である。これらから
SOS画像は画像認識の観点から原画と1:1対応であ
ることが明確に分かる。
【0069】これに対して振幅のみの逆変換Amplitude-
only synthesis(AOS)は、Wiener-Khinchine の定
理より原画の自己相関関数と関係したものとなり画像と
しての意味はなさない。図10は、人物顔図9(b)の
AOSを示す。真っ黒であり、画像としてはほとんど意
味をなさない。
【0070】DCT符号信号について 正負のDCT符号のみから、図9に示したような輪郭線
画が得られたことから正負の符号の配置パターンが重要
な意味を持っているといえる。
【0071】図11は、DCT符号が各原画像に依存し
てユニークなパターンとなることを示している。
【0072】画像を含む任意の信号のDCT符号は、原
信号と実質的に1対1対応をなし、その逆変換(Sign-O
nly synthesis)はちょうど2階差分値のようなものに
なり、信号が画像である場合には、そのSign-Only synt
hesisは明確にその画像の輪郭線を表し、原画像の認識
に対してはSign−Only Synthesisは原信号と等価とし
て扱える。すなわちこれは原画像とDCT符号(プラス
又はマイナスの1ビット)は等価として扱えることを意
味する。
【0073】これらの符号パターンは明らかに異なって
おり、この正・負の符号の配置が画像を決定付けるもの
となっていることが分かる。
【0074】従って、DCT符号のプラスとマイナスの
配置がその信号を決定しているといえる。このプラスと
マイナスの配置で原信号が識別できることになる。
【0075】本発明のDCT変換部82は、例えば、図
5に示すような画像をDCT変換して図6に示すような
DCT変換係数が得られた場合、図12に示すようにそ
の正・負の符号(図中、白丸が正の符号、黒丸が負の符
号を表している)を決定する。即ち正・負の符号と量を
持っている図6に示すDCT変換係数から、正・負の符
号のみを抽出することによって図12に示すような正・
負の符号の分布を得ることが出来る。
【0076】このように、DCT変換部82によると、
画像のDCT符号を求めた後、その正・負の符号を決定
することによって、少ない情報量で画像の特徴を表すこ
とが出来る。
【0077】さらに本発明では、抽出部83でDCT符
号抽出情報提供部84から提供される情報(DCT符号
抽出情報)に基づき、後述するような方法で特徴を表す
のに有効な部分が抽出されるので、更に少ない情報量で
画像の特徴を表すことが出来る。
【0078】DCT符号抽出情報は、多くの対象画像の
DCT平均振幅の大きさから求められた情報である。即
ち、DCT符号抽出情報提供部84は、多くの対象画像
のフルピクチャーDCT平均振幅の大きさの大きさから
求められた情報を提供する。
【0079】多くの対象画像のDCT平均振幅の大きさ
から求められた情報とは、本発明の装置をそれぞれ作る
前に以下のような方法によって事前に決定される情報で
ある。例えば、300人の顔画像を取り込み、その各々
の顔画像をDCT変換してから重要な情報を持っている
ところ、即ち、振幅の大きいところを抽出して、それら
の平均から符号を抽出する位置を決めて、この位置をD
CT符号抽出情報提供部84から提供される情報とす
る。
【0080】このように決定された情報は、DCT変換
した符号のどの位置の符号、即ちどの周波数を抽出し、
どの位置の符号、即ちどの周波数を抽出しないかという
情報を提供している。
【0081】抽出部83では、例えば、図12に示すよ
うな正・負の符号が決定された画像の抽出において、D
CT符号抽出情報提供部84から図13に示すような情
報が提供される。図13はDCT符号抽出情報提供部か
ら提供される情報であり、白枠の位置は符号を抽出すべ
き位置を示し、黒枠の位置は符号を抽出しない位置を示
している。このDCT符号抽出情報提供部84から提供
された情報を図14に示すように比較することにより、
DCT符号抽出情報提供部84から提供された情報に基
づいて符号の抽出を行う。抽出は例えば、図14の左上
の枠位置から左に向かって各行を順にスキャンすること
によって得られた信号を2値1次元信号の列として構成
すればよい。尚、スキャンの順序は左枠位置から各行を
スキャンする態様に限らず、右枠位置から各行をスキャ
ンしてもよいし、各列毎にスキャンを行ってもよいし、
本発明の装置のそれぞれによって予め決められた順序に
よってスキャンすればよく、特に限定されない。
【0082】尚、DCT符号抽出情報提供部84から提
供される情報の形態は、図13に示すような形態に限ら
ず、抽出すべき周波数位置を示した数列でもよく、抽出
すべき周波数位置を示す情報であればその形態は限定さ
れない。
【0083】このように抽出された符号に基づいて、2
値1次元信号構成部5において2値1次元情報が作成さ
れる。
【0084】図3において、DCT符号抽出情報提供部
84から提供される情報に基づき前記画像データの特徴
点を抽出する抽出部83で、その信号を特徴付ける部分
のみの符号を取り出して、あらかじめ決められた順番
(たとえばスキャン)により1次元信号として2値1次
元信号構成部5で再構成すると、画像をごく簡単な短い
2値の一次元信号として構成できる。
【0085】2値1次元情報は、2値1次元信号構成部
5において、抽出された正・負の符号を例えば、正を1
とし、負を0とした「0」、「1」の2値の1次元信号
とすることによって得ることができる。
【0086】このように、2値の1次元信号とすること
によって、電子化された場合に取り扱いが簡単になる。
2値の1次元信号すると、画像の違いやパターンマッチ
ング等が高速に行えるなど大きなメリットが生まれてく
る。
【0087】また、2値1次元信号構成部で得られた情
報をさらに、バーコード化するバーコード化手段86を
有することが好ましい。バーコード化手段6は、通常の
1次元バーコードの他、2次元バーコード、その他、文
字、数字を用いた各種情報列にして表現することができ
る。
【0088】また、上記の実施態様に代えて、DCT符
号抽出情報提供部84により提供された情報として低周
波部の符号を抽出するという情報を採用する態様でもよ
い。
【0089】顔を識別するための情報は比較的低い周波
部に現れるため、比較的低周波部の情報を抽出すること
で画像の特徴を識別出来ることが多い。
【0090】例えば、図15(a)のようなN×Nサイ
ズの画像をFull picture DCT変換(フルピクチャー
DCT変換)してその情報の正・負の符号のみを抽出す
ると、図15(b)のようなN×Nサイズの2次元信号
(画像)のようなサイズが変わらないDCT符号の正・
負の符号の情報が得られる。
【0091】図16は、図15(b)符号の位置を示し
ており、特に低周波部は斜線で示されている。図15
(b)示すDCT符号の正・負の符号の情報について、
その低周波部を上から下、左から右へと走査(スキャ
ン)することにより、2値1次元信号を構成でき、さら
に+(白)−(黒)のバーコードも作成できる。図15
(c)はバーコードの結果を表したものである。
【0092】このようにして、低周波部の符号から人物
の顔を同定することが可能となる。符号の個数は図15
(b)の画素数で決定されるが、この領域の中でも平均
的に特徴が強く現れる画素である低周波部のみを使う
と、より少ない数で、人物顔の特定が可能となる。
【0093】本発明において、例えば500画素をとる
と、2500個の異なるパターンを表すことができる。実
際には600〜1000画素程度をとるから、2600
100 0個の異なるパターンを取り扱える。
【0094】また、顔を画像データとして認証を行う場
合は、認証モード手段で認証モードが選択されると、画
像データ変換部80は、複数の画像データを取り込んで
該複数の画像を変換して複数の2値1次元情報を生成
し、該複数の2値1次元情報を通信部10で認証局に送
信することも好ましい。このようにすることによって、
顔のような時々によって細かい変化があるような画像を
認証する場合でも、細かい変化による誤認識の問題が少
ない認証用のデータを提供することができる。
【0095】画像データ変換部80においては、複数の
画像データを変換して複数の2値1次元情報を生成し
て、該複数の2値1次元情報を平均化して1つの2値1
次元情報を得て、該2値1次元情報を通信部10で送信
することも好ましい。このように2値1次元情報を平均
化することにより、顔のような時々によって細かい変化
があるような画像を認証する場合でも、細かい変化によ
る誤認識の問題が少ない認証用のデータを提供でき、画
像変換を行う画像データの数が少なくて済み、通信部1
0において、認証のために送信するデータ量が少なくて
済む。即ち、処理時間の短縮化と通信トラフィックの節
減ができる。
【0096】2値1次元情報の平均化は、例えば、複数
の2値1次元情報が「1010」、「0010」、「1
011」のような場合では、「1010」となる。これ
は、1番目の値としては「1010」が「1」であり、
「0010」が「0」であり、「1011」が「1」で
あることから、最も多い「1」が採用される。2番目の
値としては「1010」が「0」であり、「0010」
が「0」であり、「1011」が「0」であることか
ら、「0」が採用される。3番目の値としては「101
0」が「1」であり、「0010」が「1」であり、
「1011」が「1」であることから、「1」が採用さ
れる。4番目の値としては「1010」が「0」であ
り、「0010」が「0」であり、「1011」が
「1」であることから、最も多い「0」が採用される。
つまり、1番目の値が「1」、2番目の値が「0」、3
番目の値が「1」、4番目の値が「0」であるので、こ
れら3つの2値1次元情報の平均化後の値は「101
0」となる。
【0097】画像データ変換部80においては、前記認
証モード選択手段で認証モードが選択されると、複数の
画像データを平均化してから変換して1つの2値1次元
情報して通信部10で1つの2値1次元情報を送信する
ことも好ましい。このように2値1次元情報を平均化す
ることにより、顔のような時々によって細かい変化があ
るような画像を認証する場合でも、細かい変化による誤
認識の問題が少ない認証用のデータを提供でき、画像変
換を行う画像データの数が少なくて済み、通信部10に
おいて、認証のために送信するデータ量が少なくて済
む。即ち、処理時間の短縮化と通信トラフィックの節減
ができる。
【0098】次いで、画像データ変換部80において生
成された2値1次元情報に基づいて本人認証を行う認証
部81について説明する。
【0099】認証部81は、図17に示すように、認証
の基準となる2値1次元情報を登録するための登録部8
1aと認証対象の2値1次元情報を登録された2値1次
元情報と比較することによりその正当性を判定する判定
部81bとを有する。
【0100】登録部81aは、認証の基準となる顔の画
像から上記画像データ変換部80と同様の方法で生成さ
れた2値1次元情報を予め一時保管しておくことができ
る。例えば、本発明の携帯電話を利用できる者を本人に
限定したい場合は、本人の顔から生成された2値1次元
情報を登録することができる。登録は、当該携帯電話の
画像入力部40や画像データ変換部80を利用して直接
登録できるようにしもよいし、外部で生成された2値1
次元情報を外部から登録できるようにしてもよい。登録
部81aへの登録を外部からのみできるようにしておけ
ば、端末を改造等することによってなされる不正な登録
を防止できるので、高いセキュリティが要求される場合
に好ましく採用できる。また、セキュリティの高さより
も、利便性が追求される場合は、端末から登録できるよ
うにする態様を好ましく採用できる。かかる登録部81
aとして、記憶部50を用いることもできる。また、登
録部81aとして、着脱自在な記録媒体を用いることも
できる。
【0101】判定部81bは、前記画像データ変換部8
0で生成された認証すべき顔画像の2値1次元情報を前
記登録部81aに予め登録されている2値1次元情報と
比較することによりその正当性を判定する。例えば、2
つの2値1次元情報を比較して、所定以上の合致率が得
られた場合に認証すべき顔画像が正当であると判定する
ことができる。
【0102】認証部81は判定した結果にもとづいて、
正当(本人である)、非正当(本人でない)という顔画
像の認証結果を制御部90に送る。制御部90は、認証
結果を表示部60及び/又は音声出力部70により出力
する。または、認証結果は、通信部10を介して外部に
送信されることにより、ドアの解錠を行ったり、特定の
口座の出金が可能となったりするために利用される。
【0103】このように、本発明の携帯電話による本人
認証システムは、携帯電話により簡単に本人認証ができ
るシステムを提供できる。また、本人認証のためのデー
タが2値1次元情報であるので、認証の基準のデータと
して予め記録されたデータの容量が少なく、記録のため
の容量が少なくて済み、認証対象となるデータも容量が
少なく送信トラフィックが小さくて済む。従って、高
速、高精度な認証が確実にできるという効果がある。
【0104】以上説明した態様では、撮像手段3、認証
手段81が携帯電話と一体となって構成されていたが、
携帯電話と通信可能な撮像手段3を別体に設ける態
様、携帯電話と通信可能な認証手段81を別体に設け
る態様、携帯電話と通信可能な撮像手段3及び認証手
段81を別体に設ける態様でもよい。このとき、携帯電
話は図示しない外部接続部(赤外線通信部等の無線通信
のためのインターフェースも含む)により、これら別体
に設けられた撮像手段3や認証手段81と情報の授受を
することができる。また、認証手段81を携帯電話と別
体に設けた場合は、演算処理を行う携帯電話と別体の制
御部を認証手段81に設けても良い。別体の制御部を認
証手段81と共に設けると、携帯電話本体の制御部に認
証による負荷がかからず、別体の制御部の演算速度を調
節することによってより素早い認証が可能となる。撮像
手段と携帯電話とを別体に設けておいて撮影時に撮像手
段を携帯電話に付加する態様でも良い。
【0105】続いて、本発明の携帯電話において認証を
行う場合の具体的な実施例について説明する。本発明の
携帯電話は、本実施例に限定されるものではない。尚、
本発明の携帯電話の比較部81bにおいては、24ビッ
ト信号のうち、22ビット以上が合致した場合に認証対
象となる2値1次元情報は正当であると判断される設定
とされているとする。
【0106】まず、本発明の携帯電話において認証を行
う人(ユーザ)は、キー入力部5の認証モード選択手段
において認証モードを選択することにより、画像入力待
ち状態となる。
【0107】画像入力待ち状態となった後、カメラ3を
用いて画像入力部30から自分の顔を含む画像を撮影す
る。画像が撮影されると、表示部60に「この画像でよ
ろしいですか」と表示してユーザに確認が促される。こ
の確認の問い合わせにより、ユーザは撮影された画像を
確認して、正しく自分の顔が撮影できていると判断した
画像のみを認証することができる。
【0108】確認された画像は画像データ変換部80に
おいて2値1次元情報「00000000010000
0000000000」に変換される。
【0109】一方、携帯電話には登録部81aには、予
め認証の基となる画像の2値1次元情報「000000
000100000000000001」が登録されて
いる。
【0110】画像データ変換部80において変換された
2値1次元情報「00000000010000000
0000000」は、登録された2値1次元情報「00
0000000100000000000001」と比
較部81bにおいて比較される。
【0111】比較部81bにおいて比較の結果、23ビ
ットが合致したので、被写体の人は本人であると判断さ
れ、音声出力部70において「認証されました。」と表
示される。
【0112】次に、本発明の第2の態様にかかる携帯電
話及びこの携帯電話を用いた判定システムについて説明
する。
【0113】図18は本発明の第2の態様にかかる携帯
電話の機能構成を示す機能ブロック図であり、図19は
本発明の第2の態様にかかる携帯電話を用いた判定シス
テムの概略構成を示す図である。尚、図中、図2と同一
符号は同一構成を示し、その説明は省略する。
【0114】図18において、第2の態様の携帯電話
は、認証部81を有していない点で第1の態様の携帯電
話と機能構成的に異なる。第2の態様の携帯電話は、画
像データ変換部80で生成した2値1次元情報を通信部
10を介して外部に送信することができる。
【0115】第2の態様の携帯電話を用いた判定システ
ムは、図19に示すように、携帯電話aとサーバb及び
データベースcはネットワークdを介して接続されるこ
とによって構成されている。データベースcには、第1
の態様の携帯電話における登録部81aと同様に、判定
の基準となる2値1次元情報を予め一時保管することに
より登録しておくことができる。サーバbは、第1の態
様の携帯電話における判定部81bと同様に、携帯電話
aから送信された判定すべき顔画像の2値1次元情報を
前記データベースcに予め登録されている2値1次元情
報と比較することによりその正当性を判定する。ネット
ワークdは、携帯電話aとサーバbが通信可能なように
接続している。
【0116】携帯電話aから送信された2値1次元情報
は、ネットワークdを介してサーバbに送られる。判定
すべき2値1次元情報を携帯電話aから受信したサーバ
bは、当該2値1次元情報とデータベースcに登録され
た2値1次元情報が一致するか否かで当該判定すべき2
値1次元情報の正当性を判定する。サーバbで判定した
結果は、ネットワークdを介して携帯電話aに送信さ
れ、音声出力部70及び/又は表示部60等によって出
力されると共に、当該判定結果を必要な所に送信する。
【0117】サーバbによる2値1次元情報の正当性の
判定は、判定すべき2値1次元情報と登録された2値1
次元情報を1対1でその一致を判定する認証と、1対複
数でその一致を判定する照合とがある。照合の場合は、
携帯電話aは判定すべき2値1次元情報をサーバbに送
信することで判定が可能となる。一方、認証の場合は、
予め2値1次元情報に対応するキーを関連づけてデータ
ベースcに記録しておいて、認証の際に、携帯電話aか
ら、判定すべき2値1次元情報と共に前記対応するキー
を送信する。サーバbは、2値1次元情報と、対応する
キーとを受信したら、対応するキーを基に、判定の基と
なる2値1次元情報をデータベースcから抽出して両者
の一致を判定することが可能となる。
【0118】このように、ネットワークを介したデータ
ベースcに保管された2値1次元情報を基に、携帯電話
で撮影した顔の正当性を判定できるので、正当と判定す
べき顔がたくさんある場合に好ましい、また、データの
紛失のおそれがなく、盗難の危険性も低い。
【0119】また、ネットワークdとしてVPN(Va
rtual Private Network)を用い
ることや、サーバbとネットワークdを、プロキシサー
バや逆プロキシ等を介して接続することによって、デー
タの盗難やなりすまし、偽造等のネットワーク上の危険
性を防止することができる。
【0120】また、ネットワークを通してデータを送受
信する際に、データの暗号化をして送受信することや、
電子署名を添付して送受信を行うことも、データの盗難
やなりすまし、偽造等のネットワーク上の危険性を防止
することができて好ましい。
【0121】また、上記の携帯電話を用いたシステムで
は、携帯電話側に認証部81がない態様を例に挙げて説
明したが、携帯電話側でも認証部81により認証を行
い、サーバbにおいても認証を行うという態様も挙げら
れる。このようにすることによって、2重の認証をし
て、安全性の高い認証をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話機のインターフェースの配置
構成を示す概略構成図
【図2】本発明の携帯電話機の機能構成を示す機能ブロ
ック図
【図3】本発明の画像データ変換部の構成を説明するた
めのブロック図
【図4】画像入力部の一例の詳細ブロック図
【図5】8×8画素の画像を示す図
【図6】図5のDCT変換した後の係数の振幅と位置の
関係を表す立体図
【図7】原画を示す図
【図8】図7(a),(b)に示した原画の2次元DC
Tをとり、DCT符号を交換した画像で、図8(a)は
ドームのDCT振幅に女性のDCT符号を組み合わせた
もの、図8(b)は逆に女性のDCT振幅にドームのD
CT符号を組み合わせたもの
【図9】図9(a),(b),(c)はそれぞれドー
ム、人物顔、植物の葉の原画を示し、図9(a’),
(b’),(c’)はそれぞれに対応したSOS画像を
示す図
【図10】人物顔図9(b)のAOSを示す図
【図11】DCT符号が各原画像に依存してユニークな
パターンとなることを示す図
【図12】図6の真上から射影したもので、黒丸のとこ
ろは“−”符号、色の白丸ところは“+”符号
【図13】多人数の顔画像のDCT変換振幅平均値から
作った符号を取り出すためのマップ
【図14】図13を図12の上に覆い、符号を取り出す
べき位置をバックを白枠にして示す図。
【図15】図15(a)は対象画像を示し、図15
(b)は対象画像のDCT符号を示し、図15(c)は
対象画像をバーコード化した図
【図16】低周波部を示す図
【図17】登録部の概略構成の一例を示す図
【図18】本発明の第2の態様にかかる携帯電話の機能
構成を示す機能ブロック図
【図19】本発明の第2の態様にかかる携帯電話を用い
た判定システムの概略構成を示す図
【符号の説明】
1:アンテナ 2:情報表示部 3:カメラ 4:スピーカ 5:キー入力部 6:マイク 10:情報の送受信を行う通信部 20:操作部 30:音声入力部 40:画像入力部 100:撮像手段 101:画素数設定部 102:画像取り込み処理部 50:記憶部 60:表示部 70:音声出力部 80:画像データ変換部 81:認証部 81a:登録部 81b:比較部 82:DCT変換部 83:抽出部 84:DCT符号抽出情報提供部 85:2値1次元情報構成部 86:バーコード化手段 90:制御部 a:携帯電話 b:サーバ c:データベース d:ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/04 Z Fターム(参考) 5B057 AA20 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB02 CB06 CB11 CB18 CG02 CG09 5K027 AA11 BB09 HH23 HH26 5K067 AA32 AA35 BB04 DD17 DD52 EE02 EE10 EE16 FF02 FF23 HH22 HH23 HH24 KK13 KK15

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を撮影して画像データを生成する撮
    影手段を有する携帯電話において、認証を行う旨の入力
    を受け付ける認証モード選択手段と、該認証モード選択
    手段において認証を行う旨の入力があった場合に該撮影
    手段により撮影した画像データを2値1次元情報に変換
    する画像データ変換手段と、予め登録された認証用の2
    値1次元情報を保存した登録手段と、前記画像データ変
    換手段により生成された2値1元情報と登録手段に保存
    されている2値1次元情報とを比較して両者が一致して
    いる場合に前記撮影手段で撮影された被写体が本人であ
    ると認証する認証手段とを有することを特徴とする携帯
    電話。
  2. 【請求項2】前記画像データ変換手段で変換される画像
    データは、顔を含む画像データであることを特徴とする
    請求項1記載の携帯電話。
  3. 【請求項3】前記画像データ変換手段は、画像データを
    2次元の離散的コサイン変換(DCT)し得られた画像
    データのDCT符号から2値1次元情報を構成する2値
    1次元信号構成部を有することを特徴とする請求項1又
    は2記載の携帯電話。
  4. 【請求項4】前記画像データ変換手段は、画像データを
    2次元の離散的コサイン変換(DCT)し、DCT符号
    抽出情報提供部から提供される情報に基づき前記画像デ
    ータの特徴点を抽出する抽出部と、該抽出されたデータ
    のDCT符号から2値1次元情報を構成する2値1次元
    信号構成部とを有することを特徴とする請求項1又は2
    記載の携帯電話。
  5. 【請求項5】前記DCT符号抽出情報提供部は、多くの
    対象画像のDCT平均振幅の大きさから求められた情報
    を提供することを特徴とする請求項4記載の携帯電話。
  6. 【請求項6】前記画像データ変換手段は、複数の画像デ
    ータを変換して複数の2値1次元情報を生成し、該複数
    の2値1次元情報を前記認証手段にて認証することを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の携帯電話。
  7. 【請求項7】前記画像データ変換手段は、複数の画像デ
    ータを変換して複数の2値1次元情報を生成し、該複数
    の2値1次元情報を平均化して得られた2値1次元情報
    を前記認証手段にて認証することを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の携帯電話。
  8. 【請求項8】前記画像データ変換手段は、複数の画像デ
    ータを平均化して得られた画像データを変換して2値1
    次元情報を生成し、該2値1次元情報を前記認証手段に
    て認証することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の携帯電話。
  9. 【請求項9】前記2値1次元情報は、バーコードデータ
    であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載
    の携帯電話。
  10. 【請求項10】被写体を撮影して画像データを生成する
    撮影手段を有する携帯電話において、認証を行う旨の入
    力を受け付ける認証モード選択手段と、該認証モード選
    択手段において認証を行う旨の入力があった場合に該撮
    影手段により撮影した画像データを2値1次元情報に変
    換する画像データ変換手段とを有することを特徴とする
    携帯電話。
  11. 【請求項11】前記画像データ変換手段で変換される画
    像データは、顔を含む画像データであることを特徴とす
    る請求項10記載の携帯電話。
  12. 【請求項12】前記画像データ変換手段は、画像データ
    を2次元の離散的コサイン変換(DCT)し得られた画
    像データのDCT符号から2値1次元情報を構成する2
    値1次元信号構成部を有することを特徴とする請求項1
    0又は11記載の携帯電話。
  13. 【請求項13】前記画像データ変換手段は、画像データ
    を2次元の離散的コサイン変換(DCT)し、DCT符
    号抽出情報提供部から提供される情報に基づき前記画像
    データの特徴点を抽出する抽出部と、該抽出されたデー
    タのDCT符号から2値1次元情報を構成する2値1次
    元信号構成部とを有することを特徴とする請求項10又
    は11記載の携帯電話。
  14. 【請求項14】前記DCT符号抽出情報提供部は、多く
    の対象画像のDCT平均振幅の大きさから求められた情
    報を提供することを特徴とする請求項13記載の携帯電
    話。
  15. 【請求項15】前記画像データ変換手段は、複数の画像
    データを変換して複数の2値1次元情報を生成し、該複
    数の2値1次元情報を前記認証手段にて認証することを
    特徴とする請求項10〜14のいずれかに記載の携帯電
    話。
  16. 【請求項16】前記画像データ変換手段は、複数の画像
    データを変換して複数の2値1次元情報を生成し、該複
    数の2値1次元情報を平均化して得られた2値1次元情
    報を前記認証手段にて認証することを特徴とする請求項
    10〜14のいずれかに記載の携帯電話。
  17. 【請求項17】前記画像データ変換手段は、複数の画像
    データを平均化して得られた画像データを変換して2値
    1次元情報を生成し、該2値1次元情報を前記認証手段
    にて認証することを特徴とする請求項10〜14のいず
    れかに記載の携帯電話。
  18. 【請求項18】前記2値1次元情報は、バーコードデー
    タであることを特徴とする請求項10〜17のいずれか
    に記載の携帯電話。
  19. 【請求項19】請求項1〜18の何れかに記載の携帯電
    話と、データベースとサーバがネットワークを介して接
    続された携帯電話を用いた判定システムであって、 前記データベースは、予め登録された認証用の2値1次
    元情報を保存した登録手段を有し 前記サーバは、前記画像データ変換手段により生成され
    た2値1元情報と登録手段に保存されている2値1次元
    情報とを比較して両者が一致している場合に前記撮影手
    段で撮影された被写体が本人であると認証する認証手段
    とを有することを特徴とする携帯電話を用いた判定シス
    テム。
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