JP2003233128A - 投写型テレビのレンズユニット装置 - Google Patents

投写型テレビのレンズユニット装置

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JP2003233128A
JP2003233128A JP2002031927A JP2002031927A JP2003233128A JP 2003233128 A JP2003233128 A JP 2003233128A JP 2002031927 A JP2002031927 A JP 2002031927A JP 2002031927 A JP2002031927 A JP 2002031927A JP 2003233128 A JP2003233128 A JP 2003233128A
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lens
spacer
unit device
lens unit
crt
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JP2002031927A
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Yuji Inagaki
雄司 稲垣
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CRTの画像をスクリーンに拡大して投写す
る投射型テレビのレンズユニット装置において、その光
路中に冷却液を注入する内部空間を形成する場合、各部
材の接合部にはパッキングが用いられる。このパッキン
グの配設によって装置の構成が複雑となり、組立て工程
数が増えると共に、組立て自体も難しくなる問題があっ
た。 【解決手段】 CRTの画像表示面とCRTスペーサ2
とに接合するCRTパッキング5と、CRTのフロント
部を嵌入する外枠部4とを一体に形成した一体型スペー
サ3を、CRTスペーサ2に位置決めして固定するよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管(以下、
CRTと称す)等の画像表示手段の画像をスクリーンに
拡大して投写する投写型テレビに関し、特にそのレンズ
ユニット装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の投写型テレビのレンズユ
ニット装置の構成を示す分解斜視図であり、同図に示す
XYZ座標は、CRT112の管軸方向にX軸を、CR
Tの画面の水平方向にY軸を、そしてCRTの画面の垂
直方向にZ軸をそれぞれ設定している。同図において、
各構成部材は、X軸に沿ってその配置順に並べられてい
る。尚、以後に説明する各図は、図6のXYZ座標に対
応させて各部材を配置している状態を想定しており、従
って各図の座標軸は共通する。
【0003】図6に示すように、従来の投写型テレビの
レンズユニット装置100は、レンズ102、カップリ
ングレンズ(以下、Cレンズと称す)103、レンズホ
ルダー104、レンズパッキング105、ゴムタンク1
06、CRTスペーサ107、冷却液注入栓108、O
リング109、CRTパッキング110、中間スペーサ
111、CRT112、CRTホルダー113、固定ね
じ114、そして図示しないスプリングとによって構成
されている。
【0004】このうち、CRT112の表示画面とCレ
ンズ103間は、中間スペーサ111、CRTパッキン
グ110、CRTスペーサ107、及びレンズパッキン
グ105を介して内部空間が形成され、冷却液注入口1
07gから注入される冷却液で満たされた後、冷却液注
入栓108によって塞がれて密閉される。
【0005】図7は、CRTスペーサ107とCRT1
12間に介在するCRTパッキング110と中間スペー
サ111の各形状及びこれらの配設を説明するための分
解斜視図である。同図に示すように、CRTパッキング
110は、CRT112の画像表示面内の最外周部に沿
って接合可能な略長方形の枠状の弾性部材であり、中間
スペーサ111は、CRT112の画像表示面の外周縁
部に接してこれを嵌入可能な断面L字状の枠状部材であ
る。
【0006】CRTスペーサ107は、冷却液が満たさ
れる貫通開口107bを有し、そのCRT対向側の周面
には、CRTパッキング110を装着するための固定溝
107aが形成されており、この固定溝107aにCR
Tパッキング110を圧入して配設し、さらに固定溝1
07aの外周部に、固定溝107aを囲むように中間ス
ペーサ111を配設する。これにより、CRT112
は、そのフロント部を中間スペーサ111に嵌入して装
着することにより位置決めされ、その画像表示面にCR
Tパッキング110を圧接して密閉した状態を保つこと
が出来る。
【0007】CRTホルダ113(図6)は、CRT1
12をCRTパッキング110に押圧するため、CRT
112のファンネル部112aが嵌入可能な格納部を有
し、CRTスペーサ107との間でCRT112を挟持
するように固定ねじ114によって締め付けることによ
って、CRT112をCRTパッキング110に押圧す
る。
【0008】一方図8は、Cレンズ103をCRTスペ
ーサ107に取付ける部分の構成を説明するための分解
斜視図である。同図に示すように、CRTスペーサ10
7の開口107bのCレンズ103側の周面には、平面
部からやや突出するCレンズ載置台107cが形成され
ている。このCレンズ載置台107cには、レンズパッ
キング105を圧入して保持するための環状溝107d
が形成されている。さらにこの環状溝107dの外側に
は、後述するようにCレンズ103の外周部を規制して
ガイドするためのガイドポスト107eが植立してい
る。
【0009】Cレンズ103は、その中心部がCRT1
12の方、即ちX軸のプラス方向に突出した球面部10
3aとその周面に連続して形成されたフランジ部103
bからなる。このCレンズ103は、その周面がガイド
ポスト107eにガイドされてCRTスペーサ107に
装着されることにより、フランジ部103bがレンズパ
ッキング105に接合して密閉した状態を保つことが出
来る。
【0010】ゴムタンク106は、CRTスペーサ10
7の、冷却液が満たされる内部に通じる開口107fに
装着され、温度変化に応じて発生する密閉された冷却液
の膨張圧縮をその変形によって吸収する。
【0011】レンズホルダ104(図6)は、Cレンズ
103のフランジ部103bを挟むうようにしてCRT
スペーサ107に取り付けられ、その際に、このフラン
ジ部103bをレンズパッキング105に押圧して密着
させて固定する。更にこのレンズホルダ104にはレン
ズ102が固定され、レンズユニット装置100が完成
する。
【0012】このレンズユニット装置100は、同構成
のものが3体用意され、ブラケット101(図6)の3
つの取付け穴101a,101b,101cにそれぞれ
レンズ102の部分を嵌入させて固定されることにより
投写型テレビが完成する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来のレ
ンズユニット装置においては、部品点数が多くて構成が
複雑であるため、作業性が悪くて製造時の歩留りをよく
することが難しかった。また、組立てた後も、各部品が
正規の位置に配設されているかの作業確認が容易でない
等の問題があった。
【0014】本発明の目的は、以上の問題点を解消すべ
く構成を簡素化し、且つ投写型テレビとしての光学性能
と、組立て及び液漏れ等の信頼性を発揮し得るレンズユ
ニット装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の投写型テレビ
のレンズユニット装置は、映像表示手段、貫通開口が形
成された第1のスペーサ、及びCレンズを有し、前記貫
通開口を介して前記映像表示手段の画像表示面とCレン
ズとの間で密閉した内部空間を形成し、該内部空間に液
体を満たすように構成した投写型テレビのレンズユニッ
ト装置において、前記映像表示手段と前記第1のスペー
サの間に介在し、前記画像表示面内の最外周部近傍と前
記貫通開口の開口周縁部とに接して両者と密着可能とす
る弾性部材からなるパッキング手段と、枠状に形成され
て前記画像表示面の外周縁部に接して該外周縁部と係合
可能な外枠部材とが一体的に形成された一体型スペーサ
を有し、該一体型スペーサが、前記パッキング手段と前
記開口周縁部とが対接するように前記第1のスペーサに
位置決めされるように構成したことを特徴とする。
【0016】請求項2の投写型テレビのレンズユニット
装置は、請求項1記載の投写型テレビのレンズユニット
装置において、前記第1のスペーサには、前記一体型ス
ペーサを嵌入して位置決めするための保持溝が形成され
たことを特徴とする。また、請求項3の投写型テレビの
レンズユニット装置は、請求項1記載の投写型テレビの
レンズユニット装置において、前記外枠部材はナイロン
樹脂材で形成されて内方に突出た迫出し部を有し、前記
パッキング手段はゴムで形成されて、前記迫出し部を挟
持するようにインサート成型方法によって前記外枠部材
と一体的に形成されたことを特徴とする。また、請求項
4の投写型テレビのレンズユニット装置は、請求項1記
載の投写型テレビのレンズユニット装置において、前記
映像表示手段がCRTで構成され、前記外枠部材には該
CRTのスカート部を押圧する押圧部が形成されたこと
を特徴とする。
【0017】請求項5の投写型テレビのレンズユニット
装置は、映像表示手段、貫通開口及び該貫通開口に通ず
るタンク開口が形成された第1のスペーサ、及びCレン
ズを有し、前記貫通開口を介して前記映像表示手段の画
像表示面とCレンズとの間で密閉した内部空間を形成
し、該内部空間に液体を満たすように構成した投写型テ
レビのレンズユニット装置において、前記第1のスペー
サと前記Cレンズとの間に介在し、前記Cレンズの外縁
部と前記貫通開口の開口周縁部とに接して両者と密着可
能とする環状部と前記タンク開口に嵌入するゴムタンク
部とが一体に形成された、弾性部材からなるパッキング
手段を有することを特徴とする。
【0018】請求項6の投写型テレビのレンズユニット
装置は、請求項5記載の投写型テレビのレンズユニット
装置において、前記環状部の前記第1のスペーサに対向
する面には環状突起が形成され、前記貫通開口の開口周
縁部には前記環状突起が嵌入可能な環状溝部が形成され
たことを特徴とする。また、請求項7の投写型テレビの
レンズユニット装置は、請求項5記載の投写型テレビの
レンズユニット装置において、前記環状部の前記Cレン
ズに対向する側に、該Cレンズを嵌入して位置決め可能
な断面L字状のL字溝が形成されたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
レンズユニット装置における、CRT6を装着する部分
の構成を模式的に示す実施の形態1の断面図であり、図
2は同部分の要部の分解斜視図である。またこの部分
は、前記した図6に示す従来のレンズユニット装置10
0のCRTホルダ113からCRTスペーサ107まで
の部分に相当する。
【0020】尚、図1に示すXYZ座標は、図6の場合
と同様にCRTの管軸方向にX軸を、CRTの画面の水
平方向にY軸を、そしてCRTの画面の垂直方向にZ軸
をそれぞれ設定している。また以後の各図においても、
ぞれぞれ図1のXYZ座標に対応させて各部材の装着時
の向きを想定して配置しており、従って各図の座標軸は
共通する。
【0021】図1は、前記したようにレンズユニット装
置1の半部を示す断面図であるが、同図において、一体
型スペーサ3は、第1のスペーサに相当するCRTスペ
ーサ2と映像表示手段としてのCRT6によって挟持さ
れる位置に配設される。図2に示すように、CRTスペ
ーサ2には、冷却液が注入される注入口2a、この注入
口2aにつながる連結口2mが形成されて、注入口2a
から注入される冷却液が満たされる貫通開口2bが形成
されている。この貫通開口2bは、そのCRT6側の縁
部2cが略長方形状をなし、その反対側の後述するCレ
ンズ9(図4)側の縁部2dが円形状となるように、そ
の内側面が傾斜した曲面状となっている。
【0022】CRTスペーサ2のCRT対向面におい
て、縁部2cの周囲面には、後述する一体型スペーサ3
を嵌入してこれを位置規制するための、段部2eを有す
る保持溝2fが形成されている。
【0023】図3は、一体型スペーサ3の構成を説明す
るための外形斜視図である。同図に示すように、一体型
スペーサ3は、ナイロン樹脂材等のプラスチック部材で
形成された外枠部材4と、ゴム等の弾性部材で形成され
たパッキング手段であるCRTパッキング5とからな
る。CRTパッキング5は、CRT6の画像表示面内の
最外周部に沿って接合可能な略長方形の枠状の弾性部材
であり、その外周全体にわたって係合溝5aが形成され
ている。
【0024】一方、外枠部材4は、CRT6の画像表示
面の外周縁部に接してこれを嵌入可能な断面L字状の枠
状部材である。外枠部材4は、その内方に向かって突出
た迫出し部4aが形成されている。この迫出し部4aが
CRTパッキング5の係合溝5aに嵌入した状態で、外
枠部材4とCRTパッキング5が一体となった一体型ス
ペーサ3を形成している。
【0025】尚、実際に一体型スペーサ3を形成する場
合には、外枠部材4の迫り部4aを挟むようにCRTパ
ッキング5のゴム型を配設し、これにゴムを流し込こむ
インサート成型方法によって行われる。
【0026】更に、外枠部材4の外周部4bには、突起
4c及び一対のスリットによって形成された押圧部4d
が複数形成されている。従って、CRT6の画像表示面
を含むフロント部をこの外枠部材4に嵌入する際には、
押圧部4dによってCRT6のスカート部6a(図1)
が押圧されるために圧入状態となり、容易に外れない状
態が保たれる。
【0027】従って、以上の構成の一体型スペーサ3
が、図2に示すCRTスペーサ2の保持溝2fに嵌入し
て装着される際には、保持溝2fの段部2eによって一
層深くなった下溝部2gとCRTパッキング5の下面5
b(図3)とが接合するため、後述するようにこれらが
圧接されることにより、高い密閉状態を保つことが出来
る。
【0028】更にこの一体型スペーサ3の外枠部材4に
前記したようにCRT6のフロント部を圧入すると、C
RTパッキング5の上凸部5c(図3)がCRT6の画
像表示面内の最外周部に沿って接合するため、後述する
ようにこれらが圧接状態となった段階で、高い密閉状態
を保つことが出来る。
【0029】図1の断面図に示すように、以上のように
組立てられたCRTスペーサ2、一体型スペーサ3、及
びCRT6は、CRTブラケット7及び固定ねじ8によ
って、圧接した状態に保たれる。即ち、CRTブラケッ
ト7は、CRT6のファンネル部6bと係合し、固定ね
じ15によってCRTスペーサ2に形成された4つのね
じ受け部2h(図2)に固定されることによって適度に
CRT6を押圧し、前記したCRTパッキング5と、C
RTスペーサ2及びCRT6との各密着状態を維持す
る。尚、CRT6のネック部6cには、偏向ヨーク16
が取付けられている。
【0030】以上のように、実施の形態1のレンズユニ
ット装置によれば、CRTパッキング5と外枠部材4と
が一体となった一体型スペーサ3の状態でCRTスペー
サ2に位置決めされるので、組立て工程での作業工程数
を減らすことができる共に組立て作業自体が容易とな
り、光学性能や液漏れ等の信頼性を損なうことなく作業
効率を向上させることができる。
【0031】実施の形態2.図4は、本発明のレンズユ
ニット装置における、Cレンズを装着する部分の構成を
模式的に示す実施の形態2の断面図であり、図5は同部
分の要部の分解斜視図である。またこの部分は、前記し
た図6に示す従来のレンズユニット装置100のCRT
スペーサ107からレンズ102までの部分に相当す
る。
【0032】尚、図4及び図5の各図においても、ぞれ
ぞれ図1のXYZ座標に対応させて各部材の装着時の向
きを想定して配置しているため、各図の座標軸は共通す
る。
【0033】図4は、前記したようにレンズユニット装
置1の半部を示す断面図であるが、同図において、パッ
キング手段であるレンズパッキング8は、CRTスペー
サ2とCレンズ9によって挟持される位置に配設され
る。図5に示すように、CRTスペーサ2には、前記し
たように注入口2a、この注入口2aから注入される冷
却液で満たされる貫通開口2bが形成されている。更に
この貫通開口2bのCレンズ9(図4)側には、円形状
の縁部2dが形成され、この縁部2dの外周部にはX軸
のプラス方向に僅かに窪んだ環状溝部2hが全周にわた
って形成されている。
【0034】また、CRTスペーサ2のCレンズ9側に
は、CRTスペーサ2の、冷却液が満たされる内部空間
に通じ、後述するゴムタンク部8cを嵌入するためのタ
ンク開口2iが縁部2dに隣接して形成されている。
【0035】Cレンズ9は、その中心部がCRT6(図
1)の方、即ちX軸のプラス方向に突出した球面部9a
とその周面に連続して形成されたフランジ部9bとから
なる。レンズパッキング8は、Cレンズ9と対向する側
において、Cレンズ9のフランジ部9bが嵌入可能な断
面がL字状のL字溝8bを有する環状部8aと、CRT
スペーサ2のタンク開口2iに嵌入するゴムタンク部8
cとが一体に形成された構成を有する。
【0036】更に、このレンズパッキング8は、環状部
8aのCRTスペーサ2と対向する側において、CRT
スペーサ2の環状溝部2hに嵌入可能な環状突起8d
(図4)が形成され、更にゴムタンク部8cには後述す
るフランジ部8eが形成されている。
【0037】以上の各部構成において、先ず、レンズパ
ッキング8の環状突起8dがCRTスペーサ2の環状溝
部2hに嵌入し、且つゴムタンク部8cがCRTスペー
サ2のタンク開口2iに嵌入するように装着する。ゴム
タンク部8cのフランジ部8eは、このときタンク開口
2iの縁部に形成された載置面2jに対向して接合する
ように形成されている。この状態から更に、Cレンズ9
を、そのフランジ部9bがレンズパッキング8の環状部
8aに嵌入すように装着する。
【0038】図4の断面図に示すように、以上のように
組立てられたCレンズ9、レンズパッキング8及びCR
Tスペーサ2は、レンズブラケット10及び図示しない
固定ねじによって、圧接した状態に保たれる。
【0039】即ち、レンズブラケット10は、固定ねじ
によってCRTスペーサ2の所定位置に複数形成された
ねじ受け柱2k(図5)に固定されることによって、レ
ンズパッキング8の環状部8aと、Cレンズ9のフラン
ジ部9b、及びゴムタンク部8cのフランジ部8eをそ
れぞれ適度に押圧し、レンズパッキング8と、CRTス
ペーサ2及びCレンズとの各密着状態、更にはゴムタン
ク部8cのフランジ部8eと載置面2jとの密着状態を
それぞれ維持する。尚、レンズ11は、その後レンズブ
ラケット10を介してCRTスペーサ2にねじ止めによ
って取付けられる。
【0040】以上のように、実施の形態2のレンズユニ
ット装置によれば、レンズパッキング8が、Cレンズの
パッキングとしての環状部8aとゴムタンク部8cとを
一体とした構成になっているので、組立て工程での作業
工程数を減らすことができる共に組立て作業自体が容易
となり、光学性能や液漏れ等の信頼性を損なうことなく
作業効率を向上させることができる。
【0041】以上のように、レンズユニット装置1は、
実施の形態1及び実施の形態2の各構成によって、CR
T6の画像表示面とCレンズ9間に、一体型スペーサ
3、CRTスペーサ2、レンズパッキング8を介して内
部空間が形成され、この内部空間に注入口2aから冷却
液を注入し、図示しない冷却液注入栓によって塞いて密
閉することによって完成される。
【0042】更に、このレンズユニット装置1と同構成
のものが3体用意され、前記した図6の従来装置と同様
に、ブラケット101(図6)の3つの取付け穴101
a,101b,101cにそれぞれレンズ11の部分を
嵌入させて固定されることにより投写型テレビが完成す
る。
【0043】尚、前記した実施の形態では、画像表示手
段としてCRT6を用いたが、これに限定されるもので
はなく、液晶表示板を用いてもよい。また、内部空間に
注入する液体も、冷却液に限定されるものでなく、他の
目的に基づく液体を注入してもよいなど、種々の態様を
取り得るものである。
【0044】また、前記した実施の形態の説明におい
て、「上」、「下」といった言葉を使用したが、これら
は便宜上であって、レンズユニット装置を配置する状態
における絶対的な位置関係を限定するものではない。
【0045】
【発明の効果】請求項1のレンズユニット装置によれ
ば、組立て工程での作業工程数を減らすことができる共
に組立て作業自体が容易となり、光学性能や液漏れ等の
信頼性を損なうことなく作業効率を向上させることがで
きる。
【0046】請求項2のレンズユニット装置によれば、
CRTスペーサに一体型スペーサを位置決めする際に、
保持溝によってガイドされるため、容易に実行すること
が出来る。
【0047】請求項3のレンズユニット装置によれば、
パッキング手段と外枠部材とを一体化させる組立て工程
が必要なくなるので、全体の作業工程を更に減らすこと
ができる。
【0048】請求項4のレンズユニット装置によれば、
CRTを一体型スペーサに装着する際に、圧入すること
になるため、これらが容易に離間してしまうのを防止す
ることができる。
【0049】請求項5のレンズユニット装置によれば、
部品点数を減らせるため、組立て工程での作業工程数も
減らすことができ、光学性能や液漏れ等の信頼性を損な
うことなく作業効率を向上させることができる。
【0050】請求項6のレンズユニット装置によれば、
CRTスペーサにパッキング手段をを位置決めする際
に、所定の位置に正確に位置決めすることがでるため、
作業性及び信頼性の点で有利となる。
【0051】請求項7のレンズユニット装置によれば、
パッキング手段にCレンズを装着する際に、L字溝によ
ってガイドされるため、容易に実行することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のレンズユニット装置における、CR
T6を装着する部分の構成を模式的に示す実施の形態1
の断面図である。
【図2】 本発明のレンズユニット装置における、CR
T6を装着する部分の要部の分解斜視図である。
【図3】 一体型スペーサ3の構成を説明するための外
形斜視図である。
【図4】 本発明のレンズユニット装置における、Cレ
ンズを装着する部分の構成を模式的に示す実施の形態2
の断面図である。
【図5】 本発明のレンズユニット装置における、Cレ
ンズを装着する部分の要部の分解斜視図である。
【図6】 従来の投写型テレビのレンズユニット装置の
構成を示す分解斜視図である。
【図7】 CRTスペーサとCRT間に介在するCRT
パッキングと中間スペーサの各形状及びこれらの配設を
説明するための分解斜視図である。
【図8】 CレンズをCRTスペーサに取付ける部分の
構成を説明するための分解斜視図である。
【符号の説明】
1 レンズユニット装置、 2 CRTスペーサ、 2
a 注入口、 2b貫通開口、 2c,2d 縁部、
2e 段部、 2f 保持溝、 2g 下溝部、 2h
環状溝部、 2i タンク開口、2j 載置面、 2
k ねじ受け柱、 3 一体型スペーサ、 4 外枠
部、 4a 迫出し部、 4b 外周部、 4c 突
起、4d 押圧部 、 5 CRTパッキング、 5a
係合溝、5b 下面、 5c 上凸部、 6 CR
T、 6a スカート部、 6bファンネル部、 6c
ネック部、 7 CRTブラケット、 8 レンズパ
ッキング、 8a 環状部、 8b L字溝、 8c
ゴムタンク部、 8d 環状突起、 8e フランジ
部、 9 Cレンズ、 9a 球面部、 9b フラン
ジ部、 10 レンズブラケット、 11 レンズ、
15 固定ねじ、 16 偏向ヨーク、 101 ブラ
ケット。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像表示手段、貫通開口が形成された第
    1のスペーサ、及びCレンズを有し、前記貫通開口を介
    して前記映像表示手段の画像表示面とCレンズとの間で
    密閉した内部空間を形成し、該内部空間に液体を満たす
    ように構成した投写型テレビのレンズユニット装置にお
    いて、 前記映像表示手段と前記第1のスペーサの間に介在し、
    前記画像表示面内の最外周部近傍と前記貫通開口の開口
    周縁部とに接して両者と密着可能とする弾性部材からな
    るパッキング手段と、枠状に形成されて前記画像表示面
    の外周縁部に接して該外周縁部と係合可能な外枠部材と
    が一体的に形成された一体型スペーサを有し、 該一体型スペーサが、前記パッキング手段と前記開口周
    縁部とが対接するように前記第1のスペーサに位置決め
    されるように構成したことを特徴とする投写型テレビの
    レンズユニット装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のスペーサには、前記一体型ス
    ペーサを嵌入して位置決めするための保持溝が形成され
    たことを特徴とする請求項1記載の投写型テレビのレン
    ズユニット装置。
  3. 【請求項3】 前記外枠部材はナイロン樹脂材で形成さ
    れて内方に突出た迫出し部を有し、前記パッキング手段
    はゴムで形成されて、前記迫出し部を挟持するようにイ
    ンサート成型方法によって前記外枠部材と一体的に形成
    されたことを特徴とする請求項1記載の投写型テレビの
    レンズユニット装置。
  4. 【請求項4】 前記映像表示手段はCRTで構成され、
    前記外枠部材には該CRTのスカート部を押圧する押圧
    部が形成されたことを特徴とする請求項1記載の投写型
    テレビのレンズユニット装置。
  5. 【請求項5】 映像表示手段、貫通開口及び該貫通開口
    に通ずるタンク開口が形成された第1のスペーサ、及び
    Cレンズを有し、前記貫通開口を介して前記映像表示手
    段の画像表示面とCレンズとの間で密閉した内部空間を
    形成し、該内部空間に液体を満たすように構成した投写
    型テレビのレンズユニット装置において、 前記第1のスペーサと前記Cレンズとの間に介在し、前
    記Cレンズの外縁部と前記貫通開口の開口周縁部とに接
    して両者と密着可能とする環状部と前記タンク開口に嵌
    入するゴムタンク部とが一体に形成された、弾性部材か
    らなるパッキング手段を有することを特徴とする投写型
    テレビのレンズユニット装置。
  6. 【請求項6】 前記環状部の前記第1のスペーサに対向
    する面には環状突起が形成され、前記貫通開口の開口周
    縁部には前記環状突起が嵌入可能な環状溝部が形成され
    たことを特徴とする請求項5記載の投写型テレビのレン
    ズユニット装置。
  7. 【請求項7】 前記環状部の前記Cレンズに対向する側
    には、該Cレンズを嵌入して位置決め可能な断面L字状
    のL字溝が形成されたことを特徴とする請求項5記載の
    投写型テレビのレンズユニット装置。
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