JP2003229924A - 通信端末装置、基地局装置及び送信電力比推定方法 - Google Patents

通信端末装置、基地局装置及び送信電力比推定方法

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JP2003229924A
JP2003229924A JP2002026170A JP2002026170A JP2003229924A JP 2003229924 A JP2003229924 A JP 2003229924A JP 2002026170 A JP2002026170 A JP 2002026170A JP 2002026170 A JP2002026170 A JP 2002026170A JP 2003229924 A JP2003229924 A JP 2003229924A
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transmission power
communication terminal
value
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JP2002026170A
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Toyoki Kami
豊樹 上
Makis Kasapidis
カサピディス マキス
Prelorentzos Nikos
プレロレンツォス ニコス
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局装置が送信したCPICHの電力
に対するDSCHの電力の比である送信電力比を高い精
度で推定することである。 【解決手段】 電力比測定部304は、個別PLの振幅
変動に基づいてDSCHに含まれる所定の信号の受信電
力を1スロット時間で平均した値と、CPICHのチャ
ネル推定値に基づいて算出する共通PLの受信電力との
比である平均受信電力比を求める。送信電力比推定部3
05は、予め設定された複数の基準値を、基地局装置か
ら送信される補正値によりシフトさせた値に対応する電
力比を候補値として複数選択し、平均受信電力比との関
係に基づいて候補値の中の1つを基地局装置が送信した
送信電力比として推定する。これにより、移動局装置に
おいて、送信電力比を高い精度で推定することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多値直交振幅変調
を行う通信端末装置、基地局装置及び多値直交振幅変調
された無線信号の送信電力比推定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、増大する通信ニーズに対応するデ
ィジタル無線通信の変調方式として、多値直交振幅変調
(多値QAM:Quadrature Amplitude Modulation)方
式などの振幅に情報を持たせる振幅変調が実現されてい
る。多値QAMは、1シンボルで多くのビットを送信す
ることが可能であり、帯域当たりの周波数利用効率が向
上するので、周波数利用が制限される陸上移動通信に好
適な変調方式である。例えば、16QAMにおいては、
1シンボル当たり4ビットの情報伝達が可能となる。以
降、振幅変調の代表として16QAMを用いて説明す
る。
【0003】図6は、QAM変調したデータを無線伝送
する従来の無線伝送装置の構成図である。この図に示す
ように、基地局装置11においてQAM変調された送信
データ及び制御信号はアンテナ12を介して送信され
る。基地局装置11よりの送信データは、移動局装置1
4においてアンテナ13を介して受信された後、所定の
QAM復調をされる。
【0004】図7は、基地局装置11より送信される信
号のチャネル割り当てを説明する図である。送信データ
及び制御信号は、この図に示す共通制御チャネル(CP
ICH:Common PIlot CHannel)、個別チャネル(DP
CH:Dedicated Physical CHannel)、ダウンリンクシ
ェアードチャネル(DSCH:Downlink Shared CHanne
l)等を利用して送信される。
【0005】CPICHは、各移動局に共通既知信号
(共通PL)を送信するためのチャネルである。DPC
Hは、データ及び各移動局装置ごとの個別既知信号(個
別PL)、及びTFCI(Transmit Format Combinatio
n Indicator)を送信するためのチャネルである。TF
CIは、DSCHの伝送フォーマット(伝送レート等)
を受信側に通知するための信号である。また、DSCH
は、QAM変調されたデータを各移動局装置に時分割で
送信するためのチャネルであり、1フレームごとに送信
相手の移動局装置を変更することができる。
【0006】次いで、移動局装置14におけるQAM復
調について、図8を参照して詳しく説明する。図8は、
16QAMの信号配置図である。16QAMは16値の
判定を行うので、この図に示すようにI−Q平面に16
個の判定点P1〜P16が配置される。この判定点は、
基地局装置から送信される共通PLに基づいて位相が決
定され、個別PLに基づいて振幅が決定される。
【0007】また、信号配置図において、各判定点とそ
の判定点に直近の判定点とからの距離が相等しい直線を
閾値として設定する。例えば、P1(3a、3a)とそ
の直近の点P2(a、3a)とからの距離が相等しい直
線は、P1とP2の中点(2a、3a)を通りQ軸に平
行な直線Lである。この場合、直線Lが閾値として設定
される。他の点についても同様に閾値が設定され、図8
に示す閾値が設定される。
【0008】QAM復調は、移動局において受信した受
信データをこの信号配置図上に配置し、上述のように設
定された閾値で閾値判定することにより受信データに最
も近い判定点を求め、このようにして求めた判定点に対
応する情報を復調データとすることにより行う。判定点
は16値であるので、復調データは4ビットとなる。す
なわち、P1〜P16には(0、0、0、0)、(0、
0、0、1)〜(1、1、1、1)の4ビットのデータ
が割り当てられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、判定点
は、共通PLの位相回転量及び個別PLの振幅変動に基
づいて配置されていた。しかしながら、個別PLが含ま
れるDPCHは、他局への干渉を抑えるために共通PL
が含まれるCPICHと比較して弱い電力で送信されて
いることから、個別PLは雑音の影響を受けやすく、信
号配置図における各判定点は振幅方向に多く誤差を含ん
で精度良くQAM復調を行うことができないという問題
があった。
【0010】また、DSCHには伝搬路を推定するため
の既知信号が含まれていないので、DPCHと比較して
強い電力で送信されるDSCHによっては、閾値を決定
することができないという問題もある。
【0011】そこで、本発明は、正確に判定点を配置し
て精度良くQAM復調を行うことができる基地局装置、
通信端末装置及び送信電力比推定方法を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明の通信端末装置は、基地局装置より送信さ
れた補正値を抽出する補正値抽出手段と、前記基地局装
置より送信された共通既知信号の受信電力とデータ専用
チャネル信号の平均受信電力との比である平均受信電力
比を測定する電力比測定手段と、前記補正値及び前記平
均受信電力比に基づいて前記基地局装置における共通既
知信号とデータ専用チャネル信号との送信電力比を推定
する送信電力比推定手段と、前記送信電力比から求めた
判定点に基づいて前記データ専用チャネル信号を復調す
る復調手段と、を具備する構成を採る。
【0013】この構成によれば、基地局装置が送信した
補正値と通信端末装置で測定された平均受信電力比に基
づいて、基地局装置が送信した共通既知信号の電力とデ
ータ専用チャネル信号の電力の比である送信電力比を推
定することにより、平均受信電力比よりも高い精度の送
信電力比を推定することができるため、データ専用チャ
ネルの受信特性を向上させることができる。
【0014】本発明の通信端末装置は、送信電力比推定
手段が、予め設定された複数の基準値を補正値によりシ
フトさせた値に対応する電力比を候補値として複数選択
し、前記平均受信電力比との関係に基づいて候補値の中
の1つを送信電力比として推定する構成を採る。
【0015】この構成によれば、予め設定された複数の
基準値、補正値及び平均受信電力比に基づいて送信電力
比を推定することにより、平均受信電力比よりも高い精
度の送信電力比を推定することができる。
【0016】本発明の通信端末装置は、送信電力比推定
手段が、候補値の中で平均受信電力比に最も近いものを
送信電力比として推定する構成を採る。また、本発明の
通信端末装置は、送信電力比推定手段が、平均受信電力
比よりも大きい候補値の中で前記平均受信電力比に最も
近いものを送信電力比として推定する構成を採る。ま
た、本発明の通信端末装置は、送信電力比推定手段が、
平均受信電力比よりも小さい候補値の中で前記平均受信
電力比に最も近いものを送信電力比として推定する構成
を採る。
【0017】これらの構成によれば、平均受信電力比よ
りも高い精度の送信電力比を推定することができる。
【0018】本発明の通信端末装置は、送信電力比推定
手段が、予め設定された複数の基準値の中で前記平均受
信電力比に近いものを選択し、選択した基準値を補正値
によりシフトさせた値に対応する電力比である候補値と
前記平均受信電力比との差分を測定し、前記差分の絶対
値が所定の閾値以下である候補値を送信電力比として推
定する構成を採る。
【0019】この構成によれば、候補値に対応する電力
比と前記平均受信電力比との差分を測定し、前記差分が
所定の閾値以下である候補値を送信電力比として推定す
ることにより、高い精度の送信電力比を推定することが
できる。
【0020】本発明の通信端末装置は、送信電力比推定
手段が、基準値の中で平均受信電力比に最も近いものか
ら順に選択する構成を採る。また、本発明の通信端末装
置は、送信電力比推定手段が、平均受信電力比よりも大
きい基準値の中で前記平均受信電力比に最も近いものか
ら順に選択する構成を採る。また、本発明の通信端末装
置は、送信電力比推定手段が、平均受信電力比よりも小
さい基準値の中で前記平均受信電力比に最も近いものか
ら順に選択する構成を採る。
【0021】これらの構成によれば、平均受信電力比よ
りも高い精度の送信電力比を推定することができる。
【0022】本発明の通信端末装置は、送信電力比推定
手段が、差分の絶対値が閾値よりも大きく、候補値が前
記平均受信電力比よりも大きい場合には、最初に選択し
た基準値の次に大きい基準値を選択する構成を採る。ま
た、本発明の通信端末装置は、送信電力比推定手段が、
差分の絶対値が閾値よりも大きく、候補値が前記平均受
信電力比よりも小さい場合には、最初に選択した基準値
の次に小さい基準値を選択する構成を採る。
【0023】これらの構成によれば、差分の絶対値が閾
値よりも大きい場合、候補値と平均受信電力比の大小関
係に基づいて前後いずれの基準値で差分をとるかを決定
するので、最大2回の閾値判定で送信電力比を推定する
ことができる。
【0024】本発明の通信端末装置は、送信電力比推定
手段が、等間隔に設定された複数の基準値の幅の1/2
を閾値として送信電力比を推定する構成を採る。
【0025】この構成によれば、等間隔に設定された複
数の基準値の幅の1/2を閾値として送信電力比を推定
することにより、高い精度で送信電力比を推定すること
ができる。
【0026】本発明の基地局装置は、上記いずれかに記
載の通信端末装置と無線通信を行い、前記通信端末装置
に共通既知信号及びデータ専用チャネル信号を所定の送
信電力比で送信し、前記送信電力比を表現するために必
要な情報量よりも少ない情報量の補正値を前記通信端末
装置に送信する構成を採る。
【0027】この構成によれば、基地局装置は送信電力
比を表現するために必要な情報量よりも少ない情報量の
補正値を通信端末装置に送信することにより、基地局装
置における負担を軽減することができる。
【0028】本発明の送信電力比推定方法は、通信端末
装置において、基地局装置より送信された情報と通信端
末装置で測定した共通既知信号の受信電力とデータ専用
チャネル信号の平均受信電力との比である平均受信電力
比に基づいて、前記基地局装置における共通既知信号と
データ専用チャネル信号との送信電力比を推定するよう
にした。
【0029】この方法によれば、基地局装置より送信さ
れた情報と通信端末装置で測定した共通既知信号の受信
電力とデータ専用チャネル信号の平均受信電力との比で
ある平均受信電力比に基づいて、送信電力比を推定する
ことにより、平均受信電力比よりも高い精度の送信電力
比を推定することができるため、データ専用チャネル信
号の受信特性を向上させることができる。
【0030】本発明の送信電力比推定方法は、通信端末
装置において、通信端末装置で測定した共通既知信号の
受信電力とデータ専用チャネル信号の平均受信電力との
比である平均受信電力比を、前記基地局装置より送信さ
れた補正値で補正して、前記基地局装置における共通既
知信号とデータ専用チャネル信号との送信電力比を推定
するようにした。
【0031】この方法によれば、通信端末装置で測定し
た共通既知信号の受信電力とデータ専用チャネル信号の
平均受信電力との比である平均受信電力比を、前記基地
局装置より送信された補正値で補正して、送信電力比を
推定することにより、平均受信電力比よりも高い精度の
送信電力比を推定することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、基地局装置から
送信される少ない情報量である補正値及び移動局装置が
測定した平均受信電力比との関係に基づいて、基地局装
置が送信したCPICHの電力に対するDSCHの電力
の比である送信電力比を推定することによって、移動局
装置が受信した電力比の精度を高めることである。
【0033】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0034】(実施の形態1)実施の形態1では、補正
値に基づいて送信電力比の候補値を選択し、平均受信電
力比に基づいて候補値の中から送信電力比を推定する方
法について説明する。
【0035】図1は、本発明の実施の形態1に係る無線
伝送装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態
に係る無線伝送装置は、基地局装置100と、移動局装
置110−1〜110−Kと、を備えて構成される。基
地局装置100は、データ及び制御信号を移動局装置1
10−1〜110−Kに対して送信する。移動局装置1
10−1〜110−Kは、基地局装置100よりの信号
を受信して所定の方式で復調する。
【0036】図2は、基地局装置100より送信される
信号のチャネル割り当てを説明する図である。送信デー
タ及び制御信号は、この図に示す共通制御チャネル(C
PICH:Common PIlot CHannel)、個別チャネル(D
PCH:Dedicated PhysicalCHannel)、ダウンリンク
シェアードチャネル(DSCH:Downlink Shared CHan
nel)等を利用して送信される。
【0037】CPICHは、各移動局装置110−1〜
110−Kに共通既知信号(共通PL)を送信するため
のチャネルである。この共通PLは、各移動局装置11
0−1〜110−Kで受信されてチャネル推定等に用い
られる。
【0038】DPCHは、データ、各移動局装置110
−1〜110−Kごとの個別既知信号(個別PL)、及
びTFCI(Transmit Format Combination Indicato
r)を送信するためのチャネルである。個別PLは対応
する移動局装置110−1〜110−Kで受信されてチ
ャネル推定等に用いられる。TFCIは、DSCHの伝
送フォーマットを受信側に通知するための信号であり、
本実施の形態においては特に、変調方式を示す信号及び
補正値がこのTFCIに設定される。
【0039】また、DSCHは、QAM変調されたデー
タを指示された移動局装置に送信するためのチャネルで
あり、既知信号を持たないチャネルである。このDSC
Hは、1フレームごとに送信相手の移動局装置を変更す
ることができる。
【0040】再び図1を参照して、本発明の実施の形態
に係る無線伝送装置の構成について説明する。
【0041】基地局装置100において、制御部101
は、DSCHを利用してデータを送信する移動局装置と
して移動局装置110−Kを選択する。また、回線状態
の推定結果を参照してDSCH変調拡散部103の変調
方式を決定する。例えば、回線状態が良い場合には伝送
レートを上げるため64QAM、16QAM等の変調を
行う。逆に、回線状態が悪い場合には伝送レートを下げ
るためQPSK、BPSK等の変調を行う。決定した変
調方式を表す信号は、データバッファ102、DSCH
変調拡散部103及びDPCH変調拡散部104−Kに
出力される。また、制御部101は、移動局装置110
−KにおいてCPICHに対するDSCHの送信電力比
を推定するために用いられる補正値をDPCH変調拡散
部104−Kに出力する。
【0042】データバッファ102は、移動局装置11
0−Kへ送信するデータd1を一時保持し、保持してい
るデータd1を制御部101の制御に応じてDSCH変
調拡散部103に出力する。
【0043】DSCH変調拡散部103は、データバッ
ファ102より出力されたデータd1を制御部101の
制御に従ってQAM変調または位相変調し、変調後の信
号を送信相手の移動局装置110−Kに固有の拡散コー
ド#Kで拡散して多重部106に出力する。
【0044】DPCH変調拡散部104−Kは、制御部
101よりの変調方式を表す信号及び補正値をTFCI
に設定し、このTFCIと個別PLとデータとをフレー
ム構成する。そして、フレーム構成した信号を所定の変
調方式で変調し、その後移動局装置110−K固有の拡
散コード#Kで拡散し、拡散した信号を多重部106に
出力する。
【0045】DPCH変調拡散部104−1〜104−
Kは、移動局装置110−1〜110−Kと対応するよ
うに設けられている。DPCH変調拡散部104−1〜
104−(K−1)は、個別PLと、TFCIと、対応
する移動局装置110−1〜110−(K−1)に送信
するデータとをフレーム構成し、フレーム構成した信号
を所定の変調方式で変調する。そして、変調後の信号
に、対応する移動局装置固有の拡散コードを乗算して多
重部106に出力する。
【0046】CPICH変調拡散部105は、CPIC
Hで送信される共通PLを所定の変調方式で変調し、変
調後の共通PLに全ての移動局装置110−1〜110
−Kに共通の拡散コードを乗算して多重部106に出力
する。
【0047】多重部106は、DSCH変調拡散部10
3、DPCH変調拡散部104−1〜104−K及びC
PICH変調拡散部105よりの拡散された信号を多重
して無線送信部107に出力する。無線送信部107
は、多重部106よりの多重された送信信号に所定の無
線送信処理(アップコンバート等)を行い、アンテナ1
08を介して各移動局装置110−1〜110−Kに無
線送信する。
【0048】次に、移動局装置110−Kの構成につい
て説明する。
【0049】移動局装置110−Kにおいて、無線受信
部112は、アンテナ111を介して受信した受信信号
に所定の無線受信処理(ダウンコンバート等)を行う。
また、無線受信処理を行った信号をチャネル毎に分離し
て、CPICH逆拡散部113、DPCH逆拡散部11
4及びDSCH逆拡散部115に出力する。すなわち、
CPICHを利用して送信された信号はCPICH逆拡
散部113に出力され、DPCHを利用して送信された
信号はDPCH逆拡散部114に出力され、DSCHを
利用して送信された信号はDSCH逆拡散部115に出
力される。
【0050】CPICH逆拡散部113は、無線受信部
112よりの出力(共通PL)を所定の拡散コードで逆
拡散し、逆拡散した信号をチャネル推定部116に出力
する。DPCH逆拡散部114は、無線受信部112よ
りの出力(個別PL、TFCI及びデータ)を拡散コー
ド#Kで逆拡散し、逆拡散した信号をチャネル推定部1
17及びDPCH復調部118に出力する。DSCH逆
拡散部115は、無線受信部112よりの出力(データ
d1)を拡散コード#Kで逆拡散し、逆拡散した信号を
DSCH復調部121に出力する。
【0051】チャネル推定部116は、CPICH逆拡
散部113よりの逆拡散された共通PLを用いてチャネ
ル推定を行い、チャネル推定値(振幅変動及び位相回転
量)を算出する。そして、算出したチャネル推定値をD
PCH復調部118及びDSCH復調部121に出力す
る。チャネル推定部117は、DPCH逆拡散部114
よりの逆拡散された個別PLを用いてチャネル推定を行
い、チャネル推定値(振幅変動及び位相回転量)を算出
する。そして、算出したチャネル推定値のうち振幅変動
をDPCH復調部118及びDSCH復調部121に出
力する。DPCH復調部118は、チャネル推定部11
6よりのチャネル推定値及びチャネル推定部117より
の振幅変動に基づいてQPSK等の所定の復調処理を行
い、復調データを得る。この復調データは、補正値抽出
部119及び変調方式判定部120に送られる。補正値
抽出部119は、DPCH復調部118よりの復調デー
タのTFCIから補正値を抽出し、抽出した補正値をD
SCH復調部121に出力する。変調方式判定部120
は、DPCH復調部118よりの復調データのTFCI
を参照してDSCH変調拡散部103における変調方式
を判定し、判定結果を示す信号をDSCH復調部121
に出力する。
【0052】DSCH復調部121は、チャネル推定部
116よりのチャネル推定値、チャネル推定部117よ
りの振幅変動、補正値抽出部119よりの補正値及び変
調方式判定部120よりの変調方式を示す信号に基づい
て、変調方式を切り替えてDSCH逆拡散部115より
出力されるデータd1に所定の復調処理を行い、復調デ
ータを得る。なお、DSCH復調部121の詳細につい
ては、後述する。
【0053】次に、上記構成の移動局装置110−Kの
動作について説明する。
【0054】基地局装置100よりの図2に示すように
フレーム構成された多重信号は、移動局装置110−K
のアンテナ111を介して無線受信された後、各チャネ
ル毎に逆拡散される。CPICHを利用して送信された
共通PLは、CPICH逆拡散部113において逆拡散
されたのちチャネル推定部116においてチャネル推定
され、チャネル推定値がDPCH復調部118及びDS
CH復調部121に出力される。DPCHを介して送信
された個別PLは、DPCH逆拡散部114において逆
拡散されたのちチャネル推定部117においてチャネル
推定され、振幅変動がDPCH復調部118及びDSC
H復調部121に出力される。DPCH復調部118に
おいては、DPCHを利用して送信されたデータ及びT
FCIが所定の復調方式で復調されて復調データが得ら
れる。TFCIの復調データは、補正値抽出部119及
び変調方式判定部120に送られる。補正値抽出部11
9においては、TFCIの復調データから補正値が抽出
され、抽出された補正値がDSCH復調部121に出力
される。また、変調方式判定部120においては、TF
CIの復調データを参照してDSCH変調拡散部103
における変調方式が判定され、その判定結果を示す信号
がDSCH復調部121に出力される。
【0055】また、DSCHを利用して送信されたデー
タd1は、DSCH逆拡散部115において逆拡散され
たのちDSCH復調部121に出力される。DSCH復
調部121においては、チャネル推定部116よりのチ
ャネル推定値、チャネル推定部117よりのチャネル推
定値、補正値抽出部119よりの補正値及び変調方式判
定部120よりの変調方式を示す信号に基づいて、DS
CH逆拡散部よりの逆拡散されたデータd1が復調され
る。
【0056】次に、図3を参照して、DSCH復調部1
21の復調処理について詳しく説明する。図3は、DS
CH復調部121の構成を示すブロック図である。
【0057】変調方式切替部301は、変調方式判定部
120よりの判定結果を示す信号に基づいて、位相変調
方式とQAM変調方式との切り替え制御を行う。位相変
調方式に切り替えられた場合には、その旨を示す信号が
位相復調部302に出力され、位相復調部302が、D
SCH逆拡散部115よりのデータd1をQPSK,B
PSK等で位相復調する。一方、QAM復調方式に切り
替えられた場合には、その旨を示す信号がQAM復調部
303に出力される。
【0058】電力比測定部304は、チャネル推定部1
16よりのチャネル推定値、チャネル推定部117より
のチャネル推定値及びDSCH逆拡散部115よりのデ
ータd1に基づいてDSCHとCPICHとの平均受信
電力比を測定し、送信電力比推定部305に出力する。
ここで、平均受信電力比とは、チャネル推定部117で
推定した振幅変動に基づいてDSCHに含まれる所定の
信号の受信電力を1スロット時間で平均した値と、チャ
ネル推定部116で推定したチャネル推定値に基づいて
算出する共通PLの受信電力との比である。
【0059】送信電力比推定部305は、補正値抽出部
119よりの補正値及び電力比測定部304から出力さ
れた平均受信電力比に基づいて送信電力比を推定し、Q
AM復調部303に出力する。QAM復調部303は、
推定された送信電力比に基づいて判定点を求め、DSC
H逆拡散部115よりのデータd1をQAM復調する。
これにより、復調データが得られる。
【0060】次に、送信電力比推定部305における送
信電力比推定方法について、図4を用いて具体的に説明
する。図4は、送信電力比推定部305における送信電
力比推定方法を説明するための概念図である。ここで
は、基地局装置100において、DSCHの送信電力比
を0.5[dB]〜20[dB]まで0.5[dB]刻
みで、40通りの設定が可能である場合を想定する。こ
の場合、全ての送信電力比を表現するためには、6ビッ
トの情報(64通りまで設定可能)が必要となる。
【0061】本実施の形態においては、6ビットの情報
である設定値P(0〜63)を4ビット16値の情報で
ある基準値m、2ビット4値の情報である補正値nによ
り、以下の式にて表す。 P=4×m+n (m:0〜15;n:0〜3)
【0062】基準値mは、4ビット16通りの値しかと
り得ないので、平均受信電力比が20[dB]の幅をと
るとすると、2[dB]刻み(この単位を「レベル」と
いう)で10段階(10通り)に分けられたいずれかの
値(電力比)に割り振られる。同様に、補正値nは2ビ
ットで4通りの値しかとり得ないので、0.5[dB]
刻み(この単位を「ステップ」という)で、各基準値の
ステップ量として0[dB],0.5[dB],1[d
B],1.5[dB]のいずれかの値に割り振られる。
この基準値と補正値によって全ての設定値を表すことが
できる。ちなみに、基地局装置100及び移動局装置1
10−Kの間において、設定値と基準値と補正値との関
係、及び設定値と電力比との関係は既知である。
【0063】図4において、横軸は、電力比に対応する
設定値である。例えば、基準値mがレベル7、補正値n
がステップ1に対応する設定値は、上式よりP=29と
なる。設定値P=29は、予め電力比14.5[dB]
に対応しているものとする。同様に、基準値mがレベル
8、補正値nがステップ1の設定値P=33は、予め電
力比16.5[dB]に対応しているものとする。この
ように、各設定値Pは予め電力比と対応付けられてい
る。
【0064】ここで、基地局装置100が送信電力比4
02を15.5[dB]に設定してDSCHで信号を送
信したとする。この場合、補正値はステップ3となる。
基地局装置100は、ステップ3を示す情報ビット(2
ビット)を移動局装置110−Kに送信する。送信電力
比推定部305は、各レベルのステップ3に相当する電
力比を候補値として選択する。図4では、レベル7から
3ステップアップした電力比(候補403:15.5
[dB])及びレベル8から3ステップアップした電力
比(候補404:17.5[dB])が候補値となる。
そして、平均受信電力比401と各候補との電力比の差
分を求め、最も差分が小さい候補値を送信電力比と推定
する。平均受信電力比401が16.25[dB]であ
ったとすると、候補403(15.5[dB])の差分
が最も小さいので、候補403が送信電力比として正し
く推定される。
【0065】なお、ビット配分が異なる場合(例えば、
mが5ビット、nが1ビット)、上式の値も異なる。設
定値Pを一般式で表すと、以下の式で表すことができ
る。 P=K×m+n (m:0〜2K−1;n:0〜K−1;Kは自然数)
【0066】また、上式の場合、nは正の値に割り当て
られているが、以下の式のように負の値に割り当てる場
合または正負の両方に割り当てる場合もある。 P=4×m+n+3 (m:0〜15;n:−3〜0) P=4×m+n+1 (m:0〜15;n:−1〜2)
【0067】このように、送信電力比推定部305は、
補正値に基づいて送信電力比の候補値を選択し、電力比
測定部304から出力された平均受信電力比に基づい
て、候補値の中から送信電力比を推定する。これによ
り、平均受信電力比の測定のみに比べて精度の高い電力
比が得られる。また、DSCHの受信特性が向上し、特
に干渉が多い場合に有効である。さらに、基地局装置1
00が移動局装置110−Kに送信電力比を送信する場
合に比べて、基地局装置100は少ないビット数で送信
することができるため、基地局装置100の負担を軽減
することができる。
【0068】次に、本実施の形態に係る移動局装置にお
けるQAM復調について図5を参照して説明する。図5
は、本発明における16QAMの各判定点の配置につい
て説明する図である。この図に示すようにI−Q平面に
16個の判定点P1〜P16が配置される。以下、図5
を参照して16QAMの各判定点P1〜P16の配置に
ついて説明する。ここでは一例として、送信電力比推定
部305で求められた電力比(以下単に「電力比」とい
う)に基づいて判定点を配置する場合について説明す
る。
【0069】各判定点は、電力比に基づいて配置される
P1を基準として配置されるので、まずP1の配置につ
いて説明する。
【0070】図5に示すP1を配置するために、P1の
位相及び振幅を決定する。P1の位相は共通PLと同じ
位相である。共通PLは、チャネル推定された位相回転
量を補償してI−Q平面の点Pに配置され、この点Pの
位相を参照してP1の位相を決定する。P1の振幅は、
点Pの振幅(原点からの距離)に電力比を乗算し、その
乗算結果をP1の振幅とする。このように決定された位
相及び振幅に基づいてP1(3a、3a)が配置され
る。
【0071】次にこのP1に基づいてP2〜P16を決
定する。P2は、そのQ座標がP1と同じであり、I座
標がP1:P2=3:1となるように、点(a、3a)
に配置される。また、P3は、そのI座標がP1と同じ
であり、Q座標がP1:P3=3:1となるように、点
(3a、a)に配置される。以下、同様にして図5に示
す16個の判定点が配置される。
【0072】また、各判定点とその判定点に直近の判定
点とからの距離が相等しい直線を閾値として設定する。
例えば、P1(3a、3a)とその直近の点P2(a、
3a)とからの距離が相等しい直線は、P1とP2の中
点(2a、3a)を通りQ軸に平行な直線Lである。こ
の場合、直線Lが閾値として設定される。他の点につい
ても同様に閾値が設定される。
【0073】このように、本実施の形態においては、判
定点の振幅は電力の大きな共通PLの振幅に電力比を乗
算して求められる。したがって、判定点は、従来と比較
して雑音による影響を低く抑えて配置することができ
る。
【0074】QAM復調では、移動局において受信した
受信データを上述のように設定された信号配置図上に配
置し、設定された閾値で閾値判定することにより受信デ
ータに最も近い判定点を求める。そして、このようにし
て求めた判定点に対応する情報を復調データとする。
【0075】このように、本実施の形態においては、送
信電力比推定部305により求められた電力比及び共通
PLに基づいて判定点を配置するので、雑音等の影響を
低く抑えて判定点を正確に配置することができる。そし
て、このように配置した正確な判定点に基づいて受信デ
ータの判定を行うので、精度良くQAM復調を行うこと
ができる。
【0076】また、本実施の形態においては、DSCH
が移動局装置110−Kへの送信に利用される場合のみ
説明したが、他の移動局装置への送信に利用することも
可能である。
【0077】また、本実施の形態においては、電力比を
共通既知信号の送信電力と既知信号を持たないチャネル
に含まれる信号の送信電力との比とした場合についての
み説明したが、これに限られず、共通既知信号の送信電
力と他の既知信号の送信電力との比としても良い。
【0078】また、本実施の形態においては、基地局装
置が送信する補正値を2ビットとしたが、1ビットから
4ビットのいずれのビット数でもよい。
【0079】(実施の形態2)実施の形態2では、平均
受信電力比が属する基準値の範囲において補正値が示す
電力比と平均受信電力比との差分と所定の閾値との大小
関係を判定し、差分が閾値未満であれば送信電力比と推
定し、差分が閾値以上であれば、前後の基準値の範囲に
おいて同様の判定を行う。
【0080】本発明の実施の形態2の移動局装置は、図
3と同じ構成を採る。本実施の形態は、送信電力比推定
部305における送信電力比推定方法が、実施の形態1
と異なる。
【0081】以下に、送信電力比推定部305における
送信電力比推定方法について、再度、図4を用いて具体
的に説明する。基準値、補正値、設定値及び電力比等の
設定は実施の形態1と同様とする。図4において、送信
電力比402は、基地局装置が送信したDSCHの電力
とCPICHの電力の比である。平均受信電力比401
は、電力比測定部304で測定された電力比である。
【0082】送信電力比推定部305は、電力比測定部
304で測定された平均受信電力比がいずれの基準値の
範囲に含まれるかを判定する。図4の場合、平均受信電
力比401はレベル8の範囲に含まれることが分かる。
【0083】次に、送信電力比推定部305は、判定さ
れた基準値と基地局装置から送信された補正値とから送
信電力比の候補を特定する。例えば、補正値がステップ
3を示す場合、平均受信電力比401はレベル8に含ま
れるので、レベル8のステップ3、すなわち、候補40
4を送信電力比の候補として特定する。
【0084】次に、送信電力比推定部305は、特定し
た候補値と平均受信電力比の差分を算出し、レベル幅の
1/2を閾値としてその差分が閾値未満の場合、特定さ
れた候補が送信電力比として推定される。図4の場合、
レベル幅が2[dB]であるので閾値は1[dB]であ
る。候補404(17.5[dB])と平均受信電力比
401(16.25[dB])の差分は、1.25[d
B]であり、1[dB]以上となる。この場合、候補4
04は、送信電力比402として推定されず、レベル8
の前後のレベルについて上記同様の推定が行われる。基
準値をレベル7として推定を行う場合、補正値がステッ
プ3を示しているので候補403が送信電力比402の
候補として特定される。そして、候補403(15.5
[dB])と平均受信電力比401(16.25[d
B])の差分が、0.75[dB]と算出される。この
差分は、1[dB]未満なので、候補403が送信電力
比402として推定される。
【0085】なお、上記差分値は絶対値がとられた上
で、閾値判定が行われるが、閾値判定の結果が閾値以上
のとき、前後いずれの基準値の範囲で差分をとるかを決
定するのは、差分値の符号によって決める。すなわち、
平均受信電力比から候補値を差し引いた差分値の符号が
正であるときは、平均受信電力比が含まれる基準値の範
囲より一つ上の基準値での候補値と差分を求める。一
方、平均受信電力比から候補値を差し引いた差分値の符
号が負であるときは、平均受信電力比が含まれる基準値
の範囲より一つ下の基準値での候補値と差分を求める。
上述した図4の場合、平均受信電力比401から候補4
04の電力比を差し引いた値が負であったため、平均受
信電力比が含まれる基準値レベル8の一つ下のレベル7
における候補403との差分を求めた。これにより、最
大2回の閾値判定によって正確な送信電力比を推定する
ことができるため、高速に推定することができる。ただ
し、候補値から平均受信電力比を差し引く場合は、差分
値の符号が正の場合、一つ下の基準値に移行し、差分値
の符号が負の場合、一つ上の基準値に移行する。
【0086】このように、本実施の形態においては、平
均受信電力比が属するレベルにおいて補正値が示す電力
比と平均受信電力比の差分と閾値との大小関係を判定
し、差分が閾値未満であれば送信電力比と推定し、差分
が閾値以上であれば、前後の基準値の範囲において同様
の判定を行うことにより、移動局装置は高い精度で送信
電力比を推定することができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
DSCHとCPICHの電力比検出において、基地局装
置から送信される少ない情報量である補正値を用いて、
移動局装置で測定した平均受信電力比を補正することに
よって電力比の精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線伝送装置の構
成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る基地局装置より送
信される信号のチャネル割り当てを説明する図
【図3】本発明の実施の形態1にかかるDSCH復調部
の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態1に係る送信電力比推定部
における送信電力比推定方法を説明するための概念図
【図5】16QAMの各判定点の配置について説明する
【図6】従来の無線伝送装置の構成を示すブロック図
【図7】従来の基地局装置より送信される信号のチャネ
ル割り当てを説明する図
【図8】16QAMの信号配置図
【符号の説明】
100 基地局装置 101 制御部 103 DSCH変調拡散部 104−1〜104−K DPCH変調拡散部 105 CPICH変調拡散部 110−1〜110−K 移動局装置 113 CPICH逆拡散部 114 DPCH逆拡散部 115 DSCH逆拡散部 116、117 チャネル推定部 118 DPCH復調部 119 補正値抽出部 120 変調方式判定部 121 DSCH復調部 303 QAM復調部 304 電力比測定部 305 送信電力比推定部 401 平均受信電力比 402 送信電力比
フロントページの続き (72)発明者 ニコス プレロレンツォス 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K004 AA08 JG01 JH06 5K022 BB01 BB13 BB22 5K067 AA21 BB04 BB21 CC04 EE02 EE10 FF02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局装置より送信された補正値を抽出
    する補正値抽出手段と、前記基地局装置より送信された
    共通既知信号の受信電力とデータ専用チャネル信号の平
    均受信電力との比である平均受信電力比を測定する電力
    比測定手段と、前記補正値及び前記平均受信電力比に基
    づいて前記基地局装置における共通既知信号とデータ専
    用チャネル信号との送信電力比を推定する送信電力比推
    定手段と、前記送信電力比から求めた判定点に基づいて
    前記データ専用チャネル信号を復調する復調手段と、を
    具備することを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 送信電力比推定手段は、予め設定された
    複数の基準値を補正値によりシフトさせた値に対応する
    電力比を候補値として複数選択し、前記平均受信電力比
    との関係に基づいて候補値の中の1つを送信電力比とし
    て推定することを特徴とする請求項1記載の通信端末装
    置。
  3. 【請求項3】 送信電力比推定手段は、候補値の中で平
    均受信電力比に最も近いものを送信電力比として推定す
    ることを特徴とする請求項2記載の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 送信電力比推定手段は、平均受信電力比
    よりも大きい候補値の中で前記平均受信電力比に最も近
    いものを送信電力比として推定することを特徴とする請
    求項2記載の通信端末装置。
  5. 【請求項5】 送信電力比推定手段は、平均受信電力比
    よりも小さい候補値の中で前記平均受信電力比に最も近
    いものを送信電力比として推定することを特徴とする請
    求項2記載の通信端末装置。
  6. 【請求項6】 送信電力比推定手段は、予め設定された
    複数の基準値の中で前記平均受信電力比に近いものを選
    択し、選択した基準値を補正値によりシフトさせた値に
    対応する電力比である候補値と前記平均受信電力比との
    差分を測定し、前記差分の絶対値が所定の閾値以下であ
    る候補値を送信電力比として推定することを特徴とする
    請求項1記載の通信端末装置。
  7. 【請求項7】 送信電力比推定手段は、基準値の中で平
    均受信電力比に最も近いものから順に選択することを特
    徴とする請求項6記載の通信端末装置。
  8. 【請求項8】 送信電力比推定手段は、平均受信電力比
    よりも大きい基準値の中で前記平均受信電力比に最も近
    いものから順に選択することを特徴とする請求項6記載
    の通信端末装置。
  9. 【請求項9】 送信電力比推定手段は、平均受信電力比
    よりも小さい基準値の中で前記平均受信電力比に最も近
    いものから順に選択することを特徴とする請求項6記載
    の通信端末装置。
  10. 【請求項10】 送信電力比推定手段は、差分の絶対値
    が閾値よりも大きく、候補値が前記平均受信電力比より
    も大きい場合には、最初に選択した基準値の次に大きい
    基準値を選択することを特徴とする請求項6から請求項
    9のいずれかに記載の通信端末装置。
  11. 【請求項11】 送信電力比推定手段は、差分の絶対値
    が閾値よりも大きく、候補値が前記平均受信電力比より
    も小さい場合には、最初に選択した基準値の次に小さい
    基準値を選択することを特徴とする請求項6から請求項
    10のいずれかに記載の通信端末装置。
  12. 【請求項12】 送信電力比推定手段は、等間隔に設定
    された複数の基準値の幅の1/2を閾値として送信電力
    比を推定することを特徴とする請求項1から請求項11
    のいずれかに記載の通信端末装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12のいずれかに
    記載の通信端末装置と無線通信を行い、前記通信端末装
    置に共通既知信号及びデータ専用チャネル信号を所定の
    送信電力比で送信し、前記送信電力比を表現するために
    必要な情報量よりも少ない情報量の補正値を前記通信端
    末装置に送信することを特徴とする基地局装置。
  14. 【請求項14】 通信端末装置において、基地局装置よ
    り送信された情報と通信端末装置で測定した共通既知信
    号の受信電力とデータ専用チャネル信号の平均受信電力
    との比である平均受信電力比に基づいて、前記基地局装
    置における共通既知信号とデータ専用チャネル信号との
    送信電力比を推定することを特徴とする送信電力比推定
    方法。
  15. 【請求項15】 通信端末装置において、通信端末装置
    で測定した共通既知信号の受信電力とデータ専用チャネ
    ル信号の平均受信電力との比である平均受信電力比を、
    前記基地局装置より送信された補正値で補正して、前記
    基地局装置における共通既知信号とデータ専用チャネル
    信号との送信電力比を推定することを特徴とする送信電
    力比推定方法。
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