JP2003229709A - 携帯電話機、アンテナ装置及びこれを用いた移動通信端末 - Google Patents

携帯電話機、アンテナ装置及びこれを用いた移動通信端末

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子回路基板からアンテナ部の剥離脱落を防
止すると共に組み立てを容易にし、かつ、アンテナ部の
部品交換をも容易にしたアンテナ内蔵型の携帯電話機を
提供すること。 【解決手段】 携帯電話機内で電波を送受信するアンテ
ナ部1に爪部11eを設けてモジュール化すると共に、
電話機能や電子メール機能等を実現する電子回路基板b
11に被掛止部b12を形成して、このモジュール化さ
れたアンテナ部1の爪部11eと電子回路基板b11に
形成した被掛止部b12とを係合させて着脱可能に嵌着
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機、アン
テナ装置及びこれを用いた移動通信端末に関し、さらに
詳しくは、内蔵型アンテナを有した携帯電話機のアンテ
ナ部やアンテナ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】技術的背景 移動通信端末(例えば、携帯電話機)のアンテナは、電
波放射特性確保の観点から電話機本体よりロッドを引き
出して突出させるタイプが一般的である。ところで、今
日のように携帯電話機の小型・軽量化、また、データ通
信利用が普及してくると、他の製品と差別化を図る必要
があり、特に、意匠設計の役割は特に重要となる。携帯
電話機としての機能はもちろんのこと、優れた外観デザ
インはその商品価値を大きく左右するといっても過言で
はない。
【0003】しかしながら、上記した突出型アンテナで
は自由な意匠設計を阻害することになり、しかも、本体
より突出させて使用するため、人や物にアンテナをぶつ
けて折り曲げてしまう事故が多発している。
【0004】このように旧来においては、突出型アンテ
ナ一辺倒だったのが、昨今、電波放射特性を十分確保し
た内蔵型のアンテナを有した携帯電話機が出現してき
た。この携帯電話機は、アンテナを本体より突出させる
必要がないことから使い勝手が良く、当然アンテナを折
り曲げてしまう心配もない。また、自由度の高い意匠設
計が行え、魅力ある外観デザインの携帯電話機が提供で
きるメリットを有する。
【0005】従来技術 このような意匠設計上有利であると共に利便性に優れた
アンテナ内蔵型携帯電話機ではあるが、しかしながら、
本体内で電波を送受信するアンテナ部は、電話機能や電
子メール機能等を実現する電子回路基板に、いわゆるは
んだ付けによって固着されている。
【0006】携帯電話機は、その携帯性に優れている反
面、その気軽さゆえに誤って落としてしまう落下事故が
多発しており、その際に質量の少ない半導体デバイスは
電子回路基板からの剥離脱落する場合は少ないが、ある
程度質量の大きいアンテナ部は電子回路基板から剥離脱
落する場合が往々にしてあり、その解決策を講じる必要
がある。また、はんだによる固着手段では、製造時にお
いても剥離の問題や固着するまでのタイムラグによる位
置ずれの問題がある。
【0007】この後者の製造時の剥離問題と位置ずれ問
題とに着目して解決を試みたものとして特開2001−
156513号公報に開示された「チップ状アンテナ取
付構造」がある。また、逆F形アンテナなどのパッチア
ンテナの組み立て時間を短縮しアンテナ性能の安定化を
図ったものとして、特開平9−8526号公報に開示さ
れた「携帯電話機の内蔵アンテナ構造及び製造方法」が
ある。
【0008】前者の特開2001−156513号公報
に開示された「チップ状アンテナ取付構造」は、上面が
開口されると共に開口端部にチップ状アンテナの抜けを
防止する突起を設けた断面視コ字状の箱体が高周波回路
基板に螺合され、開口部にチップ状アンテナを押し込む
ことでチップ状アンテナが箱体に嵌着すると同時に箱体
底部に設けられたスプリングコネクタによって高周波回
路基板とチップ状アンテナとが電気的に接続するように
なっている。
【0009】後者の特開平9−8526号公報に開示さ
れた「携帯電話機の内蔵アンテナ構造及び製造方法」
は、電子回路が内装されアンテナの地盤としても機能す
るシールドケースと、誘電体と、放射板とで構成された
内蔵アンテナに関し、誘電体と放射板と整合回路部を半
田付けで一体化すると共に、その下部にスナックフック
を設け、一方、シールドケース外面にこのスナックフッ
クと係合する凹部を設けて両者を嵌合した内蔵アンテナ
構造が開示されている。
【0010】また、この種の無線機はインピーダンスを
50オームで設計されているのが一般的で、アンテナ部
と電子回路基板との双方を50オームのインピーダンス
で設計し組立ての際にインピーダンス整合を取ってい
る。つまり、アンテナ部を50オームのインピーダンス
で製造したにも拘わらず、実測値はたとえば45オーム
等、多少の誤差が生じており、この誤差を吸収するもの
として整合回路部を電子回路基板内に設けてインピーダ
ンス整合を取っているのである。仮に整合を取らなけれ
ばアンテナ性能が著しく下がってしまう。
【0011】このように、この種の無線機はインピーダ
ンス整合を取ることは極めて重要なことで、旧来は、上
記したように電子回路基板内に設けているのが一般的で
あるが、上記した特開平9−8526号公報に開示され
た「携帯電話機の内蔵アンテナ構造及び製造方法」に、
誘電体と放射板と整合回路部を半田付けで一体化したも
のが開示されており、極めて好適なものといえる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
特開2001−156513号公報に開示された「チッ
プ状アンテナ取付構造」は、チップ状アンテナを嵌合さ
せた箱体を高周波回路基板に螺合する構成のため、通常
のボルト止めだけでは自然と緩む可能性がある。しかも
携帯電話機にこれを適用した場合、上記したように、そ
の手軽さゆえに乱雑に扱われる場合ありボルトの緩みを
助長させる。そこで、その防止策として考えられるの
が、ゆるみ止め手段を設けることであり、例えば、ばね
座金やねじ用接着剤などを介在させることが挙げられる
が、その分、組み立てに手間がかかることは否めない。
また、上記したばね座金を採用した場合、携帯電話機を
乱暴に扱ったり、誤って落としてしまうことで、ばね性
がへたってしまい長期に亘っての使用には向かない。
【0013】また、後者の特開平9−8526号公報に
開示された「携帯電話機の内蔵アンテナ構造及び製造方
法」は、電子回路が内装されアンテナの地盤としても機
能するシールドケースの外面に、誘電体と放射板と整合
回路部とを半田付けで一体化したものを係合させる構成
で、しかも別途外部アンテナを設け、受信状態に応じて
変更する携帯電話機であることは公報全体を通して明ら
かであり、その構造上、携帯電話機の厚みが増したり、
送受信の両帯域を確保するアンテナ部の厚みが増す構成
であり、昨今の小型化・軽量化には適さないものと思わ
れる。
【0014】そこで本発明は、従来のホイップ型アンテ
ナのエレメントを活用してアンテナモジュールに爪を付
加した構成にすることにより、従来のアンテナエレメン
トの材料を使用でき、電子回路基板からアンテナ部の剥
離・脱落を防止すると共に組み立てを容易にし、また、
要求仕様によりアンテナエレメントを交換するだけで、
アンテナ特性を必要な特性に調整すること可能となり、
アンテナ部の部品交換をも容易にしたアンテナ内蔵型の
携帯電話機、アンテナ装置及びこれを用いた移動通信端
末を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明における携帯電話機やアンテナ装置及びこれ
を用いた移動通信端末は、下記の技術的手段を講じた。
本体内に内装され電話機能や電子メール機能等を実現す
る電子回路基板と、モジュール化され本体内で電波を送
受信するアンテナ部とが、着脱可能な嵌着手段を介して
接続される(請求項1)。又は、通信機能を実現する電
子回路基板と、電波を送受信するためのモジュール化さ
れたアンテナ部とが、着脱可能な嵌着手段を介して接続
される(請求項12)。
【0016】前記した嵌着手段は、アンテナ部に一体的
に設けられた略コ字状を呈した爪部と、前記電子回路基
板縁部に凹設され該爪部と係合する被掛止部とを備えて
なることが好ましい(請求項2又は13)。
【0017】前記したアンテナ部は、前記爪部が設けら
れ前記電子回路基板上に設置される設置面と該設置面縁
部から立設され筒体が延出された立上げ面と該立上げ面
頂部から突設された天井面とで側面視略クランク状に一
体成形されたベース部と、該天井面に固着されると共に
該筒体外周面に巻回されたアンテナ素子と接続され該ア
ンテナ素子とのインピーダンス整合をとるための整合回
路部と、該天井面下面から垂設され該整合回路部と前記
回路基板上に設けられた給電部とを電気的接続する接続
手段とを備えていることが好ましい(請求項3又は1
4)。
【0018】前記した立上げ面に、複数の筒体が延出さ
れていると共に、夫々の該筒体外周面に異なる送受信帯
に適した所定長さのアンテナ素子が巻回され、前記整合
回路部は、夫々のアンテナ素子と接続されていることが
好ましい(請求項4又は15)。
【0019】前記した接続手段は、凸字状を呈した棒状
の接触子と、該接触子の大径部をスライド可能に案内す
ると共に該大径部を弾発付勢させる圧縮ばねが内装され
た筒部とで、該接触子小径部を該筒部から出没可能に構
成したプローブであり、前記電子回路基板と前記アンテ
ナ部との接続と同時に該接触子が前記給電部に圧接接合
されるように構成されていることが好ましい(請求項5
又は16)。
【0020】あるいは、前記したアンテナ部は、帯板状
のアンテナ素子と接続されてインピーダンス整合をとる
ための整合回路部と、前記電子回路基板上に設置され該
整合回路部を挿脱可能にする係合部と前記爪部とが設け
られると共に該アンテナ素子の表面が露出するように該
アンテナ素子が埋設された略直方体状を呈したベース部
と、該整合回路部と前記電子回路基板上に設けられた給
電部とを電気的接続する接続手段とを備えて構成しても
良い(請求項6又は17)。
【0021】前記した係合部は、該整合回路部の両端部
を案内し該両端部下面を支持する底面部を設けた溝部を
前記ベース部側面に設けて該溝部間に前記整合回路部の
素子側側面中途部が露出するように形成され、前記アン
テナ素子は、該ベース部上面と該溝部間側面とに亘って
表面が露出するように埋設されると共に該整合回路部下
部を挟持し該整合回路部との接続が行われる挟持部を該
溝部間下部に位置するように突出形成されてなることが
好ましい(請求項7又は18)。
【0022】前記したアンテナ素子は、該ベース部上面
と該溝部間側面とに亘って表面が露出するように複数の
アンテナ素子が異なる送受信帯に適した所定長さで埋設
されると共に、前記整合回路部は、夫々のアンテナ素子
と接続されていることが好ましい(請求項8又は1
9)。
【0023】前記した接続手段は、前記整合回路部に設
けられたコネクタと前記電子回路基板に設けられ前記給
電部を構成するコネクタとを接続する同軸ケーブルであ
ることが好ましい(請求項9又は20)。または、前記
した接続手段は、凸字状を呈した棒状の接触子と、該接
触子の大径部をスライド可能に案内すると共に該大径部
を弾発付勢させる圧縮ばねが内装された筒部とで、該接
触子小径部を該筒部から出没可能に構成されたプローブ
であり、当該プローブは、前記ベース部下面から垂設さ
れ、前記電子回路基板と前記アンテナ部との接続と同時
に該接触子が前記給電部に圧接接合されるように構成さ
れていることが好ましい(請求項10又は21)。
【0024】さらに、前記したベース部と前記したアン
テナ素子とがインサート成形で形成されていることが良
い(請求項11又は22)。
【0025】また、本発明による移動通信端末は、請求
項12から22のいずれかに記載のアンテナ装置を筐体
内部に備えて構成される(請求項23)。
【0026】
【発明の実施の形態】次に本発明にかかる携帯電話機の
実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態
における携帯電話機の概略を例示しており、図2及び図
3は実施形態1を、図4は接続手段として適用されるプ
ローブの構造例を、図5及び図6は実施形態2を、図7
及び図8は実施形態3を夫々例示している。まず、本実
施形態の携帯電話機の概略を図1を参照しながら説明す
る。
【0027】本実施形態の携帯電話機は、各種情報が表
示される液晶表示部a2と受話機部a3が設けられた上
側端末本体a1と、嵌着手段を介してアンテナ部が接続
された電子回路基板を内装し操作釦a4と送話機部a5
とが配設された下側端末本体a6とが、ヒンジ部a7を
介して開閉可能に接続された折畳型携帯電話機である。
また破線で図示されているように、アンテナ部は下側端
末本体a5の下部に位置するように設けられている。
【0028】以下、本発明の要部であるアンテナ部廻り
について詳細に説明する。 (実施形態1)実施形態1におけるアンテナ部廻りは、
図2及び図3に示したように、電子回路基板b11と、
アンテナ部1とを備えてなる。電子回路基板b11は、
電話機能や電子メール機能、インターネット機能などを
実現するための所要の電子回路が実装された基板でその
無線に関する回路部のインピーダンスは50オームで設
計されている。そして、下側端末本体a5基部側に位置
させる基板短手方向両端部に、略コ字状の形成された被
掛止部b12が所定間隔をおいて2つ凹設(左右計4
個)されると共に、基板上の所定位置に電子回路と接続
された給電部(ランド)b13が配設されている。
【0029】アンテナ部1は、ベース部11と、整合回
路部12と、接続手段13とを備えてなる。ベース部1
1は、電子回路基板b11上に設置される設置面11a
とその設置面11a縁部から立設され2つの筒体11b
が延出された立上げ面11cと該立上げ面11c頂部か
ら突設された天井面11dとで側面視略クランク状に合
成樹脂部材で一体成形されており、その設置面11a下
部4隅近傍に、案内傾斜面11fが設けられ被掛止部b
12と着脱可能に係合する略コ字状を呈した爪部11e
が突出形成されている。なお、このベース部11の設置
面11aに設けられた爪部11eと、電子回路基板b1
1に凹設された被掛止部b12とで嵌着手段が構成され
る。
【0030】整合回路部12は、2つの筒体11b夫々
の外周面に、異なる送受信帯に適した所定長さで巻回さ
れたアンテナ素子141、142との整合を取る(アン
テナ素子141、142のインピーダンスの誤差を吸収
して無線部のインピーダンス値である50オームと整合
させる)ための所定の回路が基板に形成され、ベース部
11の天井面11dに固着されている。また、この整合
回路部12には、この2つのアンテナ素子141、14
2の夫々の一端部が接続されている。なお、アンテナ素
子141及びアンテナ素子142のいずれか一方をデュ
アルアンテナ素子とすることによって、アンテナ素子1
41及び142を併せてマルチバンドアンテナ構成とす
ることが可能になる。
【0031】接続手段13は、天井面11d下面から垂
設され上記した整合回路部12と電子回路基板b11上
に設けられた給電部b13とを電気的接続する導電性を
有したプローブ131からなる。図4に示すように、プ
ローブ131は、凸字状を呈した棒状の接触子132
と、その接触子132の大径部をスライド可能に案内す
ると共に大径部を弾発付勢させる圧縮ばね133が内装
された筒部(保護チューブ)134とで接触子132小
径部が保護チューブ134下端部から出没可能に構成さ
れる。そして、この保護チューブ134基部が整合回路
部12に嵌合されて天井面11d下面から垂設されると
共に接触子132が給電部b13に圧接接合されてい
る。
【0032】以上のように構成された実施形態1の携帯
電話機は、図3に示したように、アンテナ機能を有した
アンテナ部1をモジュール化した構成となる。そして、
この被掛止部b12の底部に爪部11e下部の案内傾斜
面11fを位置させてからこのモジュール化されたアン
テナ部1を押圧することで、漸次爪部11eが外側に向
かって弾性変形し、さらに押し込むことで爪部11e凹
部と被掛止部b2凹部とが嵌合すると同時に、対向する
爪部11e同士で電子回路基板b11を若干挟持する状
態を維持させる程度の弾性変形を残して、アンテナ部1
が電子回路基板b11に嵌着する。
【0033】これと同時に、天井面11d下面から垂設
されたプローブ131先部から突出した接触子132
は、電子回路基板b11上に設けられた給電部b13に
当接し押し込み動作に応動して漸次保護チューブ134
内に没していき、アンテナ部1が電子回路基板b11に
嵌着した時点で保護チューブ134下面が給電部b3に
当接して電気的な接続が完了する。なお、何らかの原因
で保護チューブ134下面が給電部b13から離間する
ような場合が生じても接触子132は圧縮ばね133で
常に付勢されていることから電気的な接続は保証され
る。換言すると、整合回路部12と給電部b13とは、
接触子132と給電部b13とが接触することによって
電気的に接続されており、圧縮ばね133の弾性力によ
って接触子132が給電部b13の側に付勢されている
ため、整合回路部12と給電部b13とが電気的に離間
することはない。
【0034】(実施形態2)実施形態2におけるアンテ
ナ部廻りは、図5及び図6に示したように、電子回路基
板21と、アンテナ部2とを備えてなる。電子回路基板
21は、実施形態1と同様に、電話機能や電子メール機
能、インターネット機能などを実現するための所要の電
子回路が実装された基板でその無線に関する回路部のイ
ンピーダンスは50オームで設計されている。そして、
下側端末本体基部側に位置させる基板短手方向両端部
に、略コ字状の形成された被掛止部b22が所定間隔を
おいて2つ凹設(左右計4個)されると共に、基板b2
1上の所定位置に電子回路と接続された給電用の雌コネ
クタb23が配設されている。
【0035】アンテナ部2は、ベース部21と、整合回
路部22と、接続手段23とを備えてなる。ベース部2
1は、案内傾斜面21bが設けられ被掛止部b22と着
脱可能に係合する略コ字状を呈した爪部21aが4隅下
部に突出形成された略直方体状を呈し、その長手方向側
面部には、後述する整合回路部22の両端部を案内し該
両端部下面を支持する底面部21dを設けた溝部21c
が形成され、その溝部21c間に整合回路部22の素子
側側面中途部が露出するように形成された係合部21e
が設けられている。
【0036】また、このベース部21には、2つの帯板
状のアンテナ素子241、242が、ベース部21上面
と溝部21c間側面とに亘って、表面が露出するように
異なる送受信帯に適した所定長さで埋設されると共に溝
部21c側のアンテナ素子241、242端部は、整合
回路部22下部を挟持可能に折り曲げ形成された挟持部
243が設けられている。このベース部21は合成樹脂
部材からなり、インサート成形によってアンテナ素子2
41、242と一体成形されている。なお、ベース部2
1に形成された溝部21cの幅と溝部21c間距離は、
整合回路部22を挟持する所要の寸法で形成されてい
る。なお、アンテナ素子241及びアンテナ素子242
のいずれかをデュアルアンテナ素子とすることによっ
て、アンテナ素子421及び422を併せてマルチバン
ドアンテナ構成とすることが可能となる。
【0037】整合回路部22は、アンテナ素子241、
242との整合を取る(アンテナ素子241、242の
インピーダンスの誤差を吸収して無線部のインピーダン
ス、50オームと整合させる)ための所定の回路が形成
され、その中間部には該回路と接続され挟持部243と
電気的接続が行われる当接部(ランド)22aを設けた
略直方体状の回路基板で、ベース部21の溝部21cに
両端部が挟持されると共に、アンテナ素子241、24
2の挟持部243が当接部22aを圧接してアンテナ素
子241、242と整合回路部22とが電気的に接続さ
れている。
【0038】なお、この当接部は、若干凹設させて挟持
部243を掛止めさせたほうが、挟持部243を介して
整合回路部22がベース部21に強固に機械的、電気的
に係合するので好ましいものである。接続手段23は、
雄コネクタ232を両端に設けた同軸ケーブル231
で、整合回路部22に設けられた雌コネクタ22bと電
子回路基板b21上に設けられた雌コネクタb23とに
雄コネクタ232が接続されて、整合回路部22と電子
回路基板b21とを電気的に接続している。
【0039】以上のように構成された実施形態2の携帯
電話機は、図6に示したように、アンテナ機能を有した
アンテナ部2をモジュール化した構成となる。そして、
アンテナ素子241、242が埋設され整合回路部22
を保持したアンテナ部2を実施形態1と同様に、被掛止
部b22の底部に爪部21a下部の案内傾斜面21bを
位置させてからアンテナ部2を押圧することで、漸次爪
部21aが外側に向かって弾性変形し、さらに押し込む
ことで爪部21a凹部と被掛止部b22凹部とが嵌合す
ると同時に、対向する爪部21a同士で電子回路基板b
21を若干挟持する状態を維持させる程度の弾性変形を
残して、アンテナ部2が電子回路基板b21に嵌着す
る。
【0040】そして、同軸ケーブル231を整合回路部
22と電子回路基板b21上に設けられた雌コネクタ2
2b、b23に接続することで整合回路部22と電子回
路基板b21とが電気的に接続される。なお、電子回路
基板b21上にベース部21のみを取り付けた後に、整
合回路部22をベース部21に取り付けても良い。
【0041】(実施形態3)実施形態3におけるアンテ
ナ部廻りは、図7及び図8に示したように、電子回路基
板31と、アンテナ部3とを備えてなる。電子回路基板
31は、実施形態1、2と同様に、電話機能や電子メー
ル機能、インターネット機能などを実現するための所要
の電子回路が実装された基板でその無線に関する回路部
のインピーダンスは50オームで設計されている。そし
て、下側端末本体基部側に位置させる基板短手方向両端
部に、略コ字状の形成された被掛止部b32が所定間隔
をおいて2つ凹設(左右計4個)されると共に、基板b
31上の所定位置に電子回路と接続された給電部(ラン
ド)b33が配設されている。
【0042】アンテナ部3は、ベース部31と、整合回
路部32と、接続手段33とを備えてなる。ベース部3
1は、案内傾斜面31bが設けられ被掛止部b32と着
脱可能に係合する略コ字状を呈した爪部31aが4隅下
部に突出形成された略直方体状を呈し、その長手方向側
面部には、後述する整合回路部32の両端部を案内し該
両端部下面を支持する底面部31dを設けた溝部31c
が形成され、その溝部31c間に整合回路部32の素子
側側面中途部が露出するように形成された係合部31e
が設けられている。
【0043】また、このベース部31には、2つの帯板
状のアンテナ素子341、342が、ベース部31上面
と溝部31c間側面とに亘って、表面が露出するように
異なる送受信帯に適した所定長さで埋設されると共に溝
部31c側のアンテナ素子341、342端部は、整合
回路部32下部を挟持可能に折り曲げ形成された挟持部
343が設けられている。このベース部31は合成樹脂
部材からなり、インサート成形によってアンテナ素子3
41、342と一体成形されている。なお、ベース部3
1に形成された溝部31cの幅と溝部31c間距離と
は、整合回路部32を挟持する所要の寸法で形成されて
いる。なお、アンテナ素子341及びアンテナ素子34
2のいずれかをデュアルアンテナ素子とすることによっ
て、アンテナ素子341及び342を併せてマルチバン
ドアンテナ構成とすることが可能となる。
【0044】整合回路部32は、アンテナ素子341、
342との整合を取る(アンテナ素子341、342の
インピーダンスの誤差を吸収して無線部のインピーダン
ス、50オームと整合させる)ための所定の回路が形成
され、その中間部には該回路と接続され挟持部343と
電気的接続が行われる当接部(ランド)32aを設けた
略直方体状の回路基板で、ベース部31の溝部31cに
両端部が挟持されると共に、アンテナ素子341、34
2の挟持部343が当接部32aを圧接してアンテナ素
子341、342と整合回路部32とが電気的に接続さ
れている。なお、この当接部は、若干凹設させて挟持部
343を掛止めさせたほうが、挟持部343を介して整
合回路部32がベース部31に強固に機械的、電気的に
係合するので好ましいものである。
【0045】接続手段33は、ベース部31下面から垂
設された導電性を有したプローブ331からなってお
り、これによって、ベース部31に配置された電子デバ
イス(アンテナ素子341、342など)と電子回路基
板b31上に設けられた給電部b33とが電気的に接続
されている。プローブ331は、図3に示した実施形態
1のプローブ131と同様であり、凸字状を呈した棒状
の接触子332と、その接触子332の大径部をスライ
ド可能に案内すると共に大径部を弾発付勢させる圧縮ば
ね333が内装された筒部(保護チューブ)334とで
接触子332小径部が保護チューブ334下端部から出
没可能に構成される。そして、この保護チューブ334
基部がベース部31に嵌合されてベース部31下面から
垂設されると共に接触子332が給電部b33に圧接接
合されている。
【0046】以上のように構成された実施形態3の携帯
電話機は、図8に示したように、アンテナ機能を有した
アンテナ部3をモジュール化した構成となる。そして、
アンテナ素子341、342が埋設され整合回路部32
を保持したアンテナ部3を実施形態1と同様に、被掛止
部b32の底部に爪部31a下部の案内傾斜面31bを
位置させてからアンテナ部3を押圧することで、漸次爪
部31aが外側に向かって弾性変形し、さらに押し込む
ことで爪部31a凹部と被掛止部b32凹部とが嵌合す
ると同時に、対向する爪部31a同士で電子回路基板b
31を若干挟持する状態を維持させる程度の弾性変形を
残して、アンテナ部3が電子回路基板b31に嵌着す
る。
【0047】これと同時に、ベース部31の電子回路基
板b31と対向する面から垂設されたプローブ331先
部から突出した接触子332は、電子回路基板b31上
に設けられた給電部b33に当接し押し込み動作に応動
して漸次保護チューブ334内に没していき、アンテナ
部3が電子回路基板b31に嵌着した時点で保護チュー
ブ334下面が給電部b33に当接して電気的な接続が
完了する。なお、何らかの原因で保護チューブ334下
面が給電部b33から離間するような場合が生じても接
触子332は圧縮ばね333で常に付勢されていること
から電気的な接続は保証される。換言すると、ベース部
31と給電部b33とは、接触子332と給電部b33
とが接触することによって電気的に接続されており、圧
縮ばね333の弾性力によって接触子332が給電部b
33の側に付勢されているため、整合回路部32と給電
部b33とが電気的に離間することはない。
【0048】以上、本実施形態における携帯電話機は、
マルチバンド対応(異なる送受信帯に適した所定長さの
2つのアンテナ素子を有している)のアンテナ部をモジ
ュール化して、電子回路基板上にワンタッチでしかも強
固に実装可能にして、落下事故等の外部影響により内蔵
されたアンテナ部が電子回路基板から外れることなく、
給電部でのインピーダンス不整合、未接続発生を防止す
ることができる。
【0049】また、アンテナ部を実装するとき、従来の
ような半田接続による製造工程がなくなり、アンテナ部
に不具合がある場合、爪部を外側に向かって拡張するこ
とで爪部凹部と被掛止部凹部との嵌合状態が解かれてア
ンテナ部を電子回路基板上から容易に取り外すことが可
能となり部品交換が容易にできる。したがって、不具合
箇所の部品(モジュール)のみ変更することにより修理
可能となり、製造工程・保守作業時において、部品コス
ト、製造コストの削減が可能となる。
【0050】また、本実施形態では折畳型携帯電話機を
例示しているが一体型の携帯電話機に適用することも当
然のことながら可能である。また、本実施形態のように
携帯電話機の下端部内にアンテナ部を設けることで、安
定したアンテナ性能を得ることができる。すなわち、携
帯電話使用時、特に電話機能を使用している場合は、電
話機上部はヒトの耳部に押し付けれ、中央部は把持され
ているため、中央部や上部にアンテナ部を設けた場合
は、それがアンテナ性能を下げる可能性があり、電話機
外面に自由空間がある程度確保された電話機下端部はア
ンテナ部を内装する部位として極めて好適である。
【0051】本実施形態のように折畳型携帯電話機にお
いては、携帯電話機の使用が終了したら、通常、開き状
態から閉じ状態に折り畳んで、バックやカバン、上着あ
るいはズボンのポケットに収納していることが多い。こ
の折り畳みは、液晶画面、操作釦を顔側あるいは上方に
向けた状態で閉じることがほとんどであり(携帯電話の
背面を顔あるいは上方に向けて閉じている人は皆無と思
われる)、特に後者の上着やズボンのポケットに収納す
る際の動作を観察すると、ヒンジ部側の方が重いせいか
ヒンジ部を下側にしてポケットにしまっている人がほと
んどである。してみれば、本実施形態のように下側端末
本体下端部にアンテナ部を内装することで、ポケット内
でアンテナ部が上位に位置することが極めて多くなり、
良好な受信状態で収納されている確率が高くなるという
メリットがある。
【0052】なお、上記実施形態は、本発明の好適な実
施の一例であり、本発明はこれに限定されるものではな
い。例えば、上記上記実施形態は携帯電話機を例に説明
を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。
換言すると、本発明によるアンテナ装置は、携帯電話機
以外の移動通信端末(例えば、PHS端末やトランシー
バ)に適用してもよい。また、本発明は、図面に示した
形状や構造に限定されるものではない。例えば、上記実
施形態1〜3においては、アンテナ部が接続手段を一つ
備える場合を示したが、アンテナ部が接続手段を複数備
えていても良い。また、プローブなどの形状や構成も図
面に限定されるものではなく、主旨を逸脱しない範囲で
変形することが可能である。このように、本発明は様々
な変形が可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したから、下
記の有利な効果を奏する。請求項1又は12によれば、
電子回路基板に直付けタイプのアンテナ部をモジュール
化し、着脱可能な嵌着手段を介して接続したから、電子
回路基板上に強固に実装可能にして、落下事故等の外部
影響により内蔵されたアンテナ部が電子回路基板から外
れることなく長期に亘って保持状態を維持することがで
きる。また、半田付け工程をなくして組立て工程を簡素
化すると共に、アンテナ部を電子回路基板上から容易に
取り外すことが可能となり部品交換が容易にできる。こ
のアンテナ部は電子回路基板に直付けタイプに限定した
ことで、シールドケース外面に取着するタイプのアンテ
ナ部構造をもった携帯電話機やアンテナ装置よりも小型
化に貢献することができる。
【0054】請求項2又は13によれば、嵌着手段をア
ンテナ部に一体的に設けられた略コ字状を呈した爪部
と、電子回路基板縁部に凹設され該爪部と係合する被掛
止部とを備えて構成したことから、電子回路基板にボル
トを介しての接合よりも、スピーディにワンタッチでし
かも強固にアンテナ部を取着することができ、しかも、
アンテナ部を電子回路基板に取り付けるのに専用部品を
必要としないことから、携帯電話機やアンテナ装置の製
造コストを下げることができる。
【0055】請求項3又は14によれば、アンテナ部
を、筒体の外周面にアンテナ素子を巻回したベース部
と、整合回路部と、電子回路基板との電気的接続を行う
接続手段とを備えてモジュール化したことにより、電子
回路基板とのインピーダンス整合を予めアンテナ部単体
で行うことができ、組み付けてから整合を取る方法より
も製造効率が良い。また、筒体にアンテナ素子を巻回す
るタイプは、従来、予め巻回させたアンテナ素子を内周
面に挿入させていたが、外周面に巻回させることで製造
が簡単になり、しかも、アンテナ素子がバラけるといっ
た心配がない。
【0056】請求項4、8、15又は19によれば、異
なる送受信帯に適した所定長さのアンテナ素子を複数設
けた構成にしたことから、マルチバンド対応となり、そ
の地域、国などで指定された周波数帯域毎にアンテナ部
を別途製作しなくてすみ、携帯電話機やアンテナ装置の
製造コストを大幅に低減することができる。
【0057】請求項5、10、16又は21によれば、
接続手段を接触子が出没可能なプローブにして、アンテ
ナ部が電子回路基板に嵌着したと同時にプローブを構成
する筒部下面が給電部に当接して電気的な接続が完了す
るから、極めて簡単にアンテナ部を電子回路基板に組み
込むことができる。しかも、何らかの原因で筒部下面が
給電部から離間するような場合が生じても接触子は圧縮
ばねで常に付勢されていることから電気的な接続は保証
され、極めて好適な内蔵アンテナを有した携帯電話機や
アンテナ装置を提供することができる。
【0058】請求項6又は17によれば、略直方体状を
呈したベース部に表面が露出するように帯板状のアンテ
ナ素子を埋設した構成にしたから、アンテナ部の厚みを
薄くすることができ、したがって、携帯電話機の厚みを
薄くすることができ、携帯電話機やアンテナ装置の小型
化に貢献することができる。
【0059】請求項7又は18によれば、整合回路部を
ベース部に形成された係合部に挟持させると同時にアン
テナ素子と整合回路部とが電気的接続が行われるように
構成したから、極めて簡単にアンテナ部を電子回路基板
に組み込むことができる。しかも、整合回路部に不具合
があった場合に簡単に部品交換することができる。
【0060】請求項9又は20によれば、コネクタを両
端部に設けた同軸ケーブルと、そのコネクタと係合する
コネクタと、で接続手段を構成したから、接続部に不具
合があった場合に簡単に部品交換することができる。
【0061】請求項11又は22によれば、ベース部と
アンテナ素子とをインサート成形で形成したから、安定
した品質のアンテナ部を製造することができ、極めて好
適な内蔵アンテナを有した携帯電話機やアンテナ装置を
提供できる。
【0062】請求項23によれば、電子回路基板からア
ンテナ部の剥離・脱落を防止すると共に組み立てを容易
にし、また、要求仕様によりアンテナエレメントを交換
するだけで、アンテナ特性を必要な特性に調整すること
可能となり、アンテナ部の部品交換をも容易にしたアン
テナ内蔵型の移動通信端末を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における携帯電話機の概要を例示し
た斜視図である。
【図2】実施形態1における携帯電話機のアンテナ部廻
りの斜視図である。
【図3】同、分解斜視図である。
【図4】接続手段として適用されるプローブの構造例を
示す図である。
【図5】実施形態2における携帯電話機のアンテナ部廻
りの斜視図である。
【図6】同、分解斜視図である。
【図7】実施形態3における携帯電話機のアンテナ部廻
りの斜視図である。
【図8】同、分解斜視図である。
【符号の説明】
b11、b21、b31 電子回路基板 b13、b33 給電部 b23 雌コネクタ(給電部) 1、2、3 アンテナ部 11e、21a、31a 爪部 21e、31e 係合部 21c、31c 溝部 b12、b22、b32 被掛止部 11、21、31 ベース部 11a 設置面 11b 筒体 11c 立上げ面 11d 天井面 22、32 整合回路部 141、142、241、242、341、342 ア
ンテナ素子 13、23、33 接続手段 131、331 プローブ 132、332 接触子 133、333 圧縮ばね 134、334 筒部(保護チューブ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/02 H04M 1/02 C Fターム(参考) 5J046 AA01 AA02 AA04 AA07 AA09 AA12 AB06 AB12 AB13 PA04 PA07 5J047 AA01 AA02 AA04 AA07 AA09 AA12 AB06 AB12 AB13 BG01 BG04 BG06 BG07 BG10 FD01 5K023 AA07 BB03 BB04 LL01

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に内装され電話機能や電子メール
    機能等を実現する電子回路基板と、モジュール化され本
    体内で電波を送受信するアンテナ部とが、着脱可能な嵌
    着手段を介して接続されていることを特徴とする携帯電
    話機。
  2. 【請求項2】 前記嵌着手段は、アンテナ部に一体的に
    設けられた略コ字状を呈した爪部と、前記電子回路基板
    縁部に凹設され該爪部と係合する被掛止部とを備えてな
    ることを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記アンテナ部は、前記爪部が設けられ
    前記電子回路基板上に設置される設置面と該設置面縁部
    から立設され筒体が延出された立上げ面と該立上げ面頂
    部から突設された天井面とで側面視略クランク状に一体
    成形されたベース部と、該天井面に固着されると共に該
    筒体外周面に巻回されたアンテナ素子と接続され該アン
    テナ素子とのインピーダンス整合をとるための整合回路
    部と、該天井面下面から垂設され該整合回路部と前記電
    子回路基板上に設けられた給電部とを電気的に接続する
    接続手段とを備えていることを特徴とする請求項2記載
    の携帯電話機。
  4. 【請求項4】 前記立上げ面に、複数の筒体が延出され
    ていると共に、夫々の該筒体外周面に異なる送受信帯に
    適した所定長さのアンテナ素子が巻回され、前記整合回
    路部は、夫々のアンテナ素子と接続されていることを特
    徴とする請求項3記載の携帯電話機。
  5. 【請求項5】 前記接続手段は、凸字状を呈した棒状の
    接触子と、該接触子の大径部をスライド可能に案内する
    と共に該大径部を弾発付勢させる圧縮ばねが内装された
    筒部とで、該接触子小径部を該筒部から出没可能に構成
    したプローブであり、前記電子回路基板と前記アンテナ
    部との接続と同時に該接触子が前記給電部に圧接接合さ
    れるように構成されていることを特徴とする請求項3又
    は4記載の携帯電話機。
  6. 【請求項6】 前記アンテナ部は、帯板状のアンテナ素
    子と接続されてインピーダンス整合をとるための整合回
    路部と、前記電子回路基板上に設置され該整合回路部を
    挿脱可能にする係合部と前記爪部とが設けられると共に
    該アンテナ素子の表面が露出するように該アンテナ素子
    が埋設された略直方体状を呈したベース部と、該整合回
    路部と前記電子回路基板上に設けられた給電部とを電気
    的接続する接続手段とを備えていることを特徴とする請
    求項2記載の携帯電話機。
  7. 【請求項7】 前記係合部は、該整合回路部の両端部を
    案内し該両端部下面を支持する底面部を設けた溝部を前
    記ベース部側面に設けて該溝部間に前記整合回路部の素
    子側側面中途部が露出するように形成され、前記アンテ
    ナ素子は、該ベース部上面と該溝部間側面とに亘って表
    面が露出するように埋設されると共に該整合回路部下部
    を挟持し該整合回路部との接続が行われる挟持部を該溝
    部間下部に位置するように突出形成されてなることを特
    徴とする請求項6記載の携帯電話機。
  8. 【請求項8】 前記アンテナ素子は、該ベース部上面と
    該溝部間側面とに亘って表面が露出するように複数のア
    ンテナ素子が異なる送受信帯に適した所定長さで埋設さ
    れると共に、前記整合回路部は、夫々のアンテナ素子と
    接続されていることを特徴とする請求項6又は7記載の
    携帯電話機。
  9. 【請求項9】 前記接続手段は、前記整合回路部に設け
    られたコネクタと前記電子回路基板に設けられ前記給電
    部を構成するコネクタとを接続する同軸ケーブルである
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載
    の携帯電話機。
  10. 【請求項10】 前記接続手段は、凸字状を呈した棒状
    の接触子と、該接触子の大径部をスライド可能に案内す
    ると共に該大径部を弾発付勢させる圧縮ばねが内装され
    た筒部とで、該接触子小径部を該筒部から出没可能に構
    成されたプローブであり、 当該プローブは、前記ベース部の前記電子回路基板と対
    向する面から垂設され、前記電子回路基板と前記アンテ
    ナ部との接続と同時に該接触子が前記給電部に圧接接合
    されるように構成されていることを特徴とする請求項6
    から8のいずれか1項記載の携帯電話機。
  11. 【請求項11】 前記ベース部と前記アンテナ素子とが
    インサート成形で形成されていることを特徴とする請求
    項9又は10記載の携帯電話機。
  12. 【請求項12】 通信機能を実現する電子回路基板と、
    電波を送受信するためのモジュール化されたアンテナ部
    とが、着脱可能な嵌着手段を介して接続されていること
    を特徴とするアンテナ装置。
  13. 【請求項13】 前記嵌着手段は、アンテナ部に一体的
    に設けられた略コ字状を呈した爪部と、前記電子回路基
    板縁部に凹設され該爪部と係合する被掛止部とを備えて
    なることを特徴とする請求項12記載のアンテナ装置。
  14. 【請求項14】 前記アンテナ部は、前記爪部が設けら
    れ前記電子回路基板上に設置される設置面と該設置面縁
    部から立設され筒体が延出された立上げ面と該立上げ面
    頂部から突設された天井面とで側面視略クランク状に一
    体成形されたベース部と、該天井面に固着されると共に
    該筒体外周面に巻回されたアンテナ素子と接続され該ア
    ンテナ素子とのインピーダンス整合をとるための整合回
    路部と、該天井面下面から垂設され該整合回路部と前記
    電子回路基板上に設けられた給電部とを電気的に接続す
    る接続手段とを備えていることを特徴とする請求項13
    記載のアンテナ装置。
  15. 【請求項15】 前記立上げ面に、複数の筒体が延出さ
    れていると共に、夫々の該筒体外周面に異なる送受信帯
    に適した所定長さのアンテナ素子が巻回され、前記整合
    回路部は、夫々のアンテナ素子と接続されていることを
    特徴とする請求項14記載のアンテナ装置。
  16. 【請求項16】 前記接続手段は、凸字状を呈した棒状
    の接触子と、該接触子の大径部をスライド可能に案内す
    ると共に該大径部を弾発付勢させる圧縮ばねが内装され
    た筒部とで、該接触子小径部を該筒部から出没可能に構
    成したプローブであり、前記電子回路基板と前記アンテ
    ナ部との接続と同時に該接触子が前記給電部に圧接接合
    されるように構成されていることを特徴とする請求項1
    4又は15記載のアンテナ装置。
  17. 【請求項17】 前記アンテナ部は、帯板状のアンテナ
    素子と接続されてインピーダンス整合をとるための整合
    回路部と、前記電子回路基板上に設置され該整合回路部
    を挿脱可能にする係合部と前記爪部とが設けられると共
    に該アンテナ素子の表面が露出するように該アンテナ素
    子が埋設された略直方体状を呈したベース部と、該整合
    回路部と前記電子回路基板上に設けられた給電部とを電
    気的接続する接続手段とを備えていることを特徴とする
    請求項13記載のアンテナ装置。
  18. 【請求項18】 前記係合部は、該整合回路部の両端部
    を案内し該両端部下面を支持する底面部を設けた溝部を
    前記ベース部側面に設けて該溝部間に前記整合回路部の
    素子側側面中途部が露出するように形成され、前記アン
    テナ素子は、該ベース部上面と該溝部間側面とに亘って
    表面が露出するように埋設されると共に該整合回路部下
    部を挟持し該整合回路部との接続が行われる挟持部を該
    溝部間下部に位置するように突出形成されてなることを
    特徴とする請求項17記載のアンテナ装置。
  19. 【請求項19】 前記アンテナ素子は、該ベース部上面
    と該溝部間側面とに亘って表面が露出するように複数の
    アンテナ素子が異なる送受信帯に適した所定長さで埋設
    されると共に、前記整合回路部は、夫々のアンテナ素子
    と接続されていることを特徴とする請求項17又は18
    記載のアンテナ装置。
  20. 【請求項20】 前記接続手段は、前記整合回路部に設
    けられたコネクタと前記電子回路基板に設けられ前記給
    電部を構成するコネクタとを接続する同軸ケーブルであ
    ることを特徴とする請求項17から19のいずれか1項
    に記載のアンテナ装置。
  21. 【請求項21】 前記接続手段は、凸字状を呈した棒状
    の接触子と、該接触子の大径部をスライド可能に案内す
    ると共に該大径部を弾発付勢させる圧縮ばねが内装され
    た筒部とで、該接触子小径部を該筒部から出没可能に構
    成されたプローブであり、 当該プローブは、前記ベース部の前記電子回路基板と対
    向する面から垂設され、前記電子回路基板と前記アンテ
    ナ部との接続と同時に該接触子が前記給電部に圧接接合
    されるように構成されていることを特徴とする請求項1
    7から19のいずれか1項記載のアンテナ装置。
  22. 【請求項22】 前記ベース部と前記アンテナ素子とが
    インサート成形で形成されていることを特徴とする請求
    項20又は21記載のアンテナ装置。
  23. 【請求項23】 請求項12から22のいずれか1項に
    記載のアンテナ装置を筐体内部に備えた移動通信端末。
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