JP2003227778A - 表示装置、輝度測定方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

表示装置、輝度測定方法、プログラム、及び記憶媒体

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JP2003227778A
JP2003227778A JP2002028387A JP2002028387A JP2003227778A JP 2003227778 A JP2003227778 A JP 2003227778A JP 2002028387 A JP2002028387 A JP 2002028387A JP 2002028387 A JP2002028387 A JP 2002028387A JP 2003227778 A JP2003227778 A JP 2003227778A
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monitor
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Harumi Fujita
晴美 藤田
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、モニタのキャリブレーショ
ンを行う際に、正確な測定対象領域を提示して、モニタ
の輝度特性を高精度、かつ容易に測定可能な表示装置、
及び輝度測定方法を提供する。 【解決手段】 表示装置1は、モニタの輝度調整を行う
際に、予め設定された測定対象となる領域に測定対象点
を表示させる、または任意に指定された測定対象となる
領域に測定対象枠を表示させる、またはモニタ全体を複
数に分割して表示した上で、測定対象となる領域に他の
領域とは識別可能となるように測定対象点、測定対象枠
等を表示させる。そして、測定対象点、または測定対象
枠に照準を合わせて輝度計を設置させ、輝度計により測
定された輝度データに基づいて、モニタのキャリブレー
ションを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイモニ
タのキャリブレーションを行う際に、輝度測定のための
表示画面を形成する表示装置、輝度測定方法、プログラ
ム、及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CRT(Cathode Ray Tube)やL
CD(Liquid Crystal Display)等のモニタの輝度を測
定する際は、測定対象となる領域(以下、「測定対象領
域」と記す)に対応するモニタの表面に輝度計を手動で
設置し、モニタの輝度を徐々に変化させて輝度の測定を
行っている。そして、測定した輝度データに基づいてモ
ニタのキャリブレーションを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の輝度測定方法にあっては、目分量にて測定対
象領域を定め、この測定対象領域に応じたモニタの表面
に輝度計を設置するため、測定毎に測定対象領域が微妙
にずれるという問題があった。すなわち、モニタ表面に
輝度計を固定して設置する場合、最初に輝度計を設置す
る位置が測定対象領域からずれてしまうと、ずれたまま
の位置で輝度測定が行なわれてしまい、測定の度にデー
タが異なり、安定した精度のキャリブレーションが行え
ない場合があった。また、モニタの表面に輝度計を手動
で設置する場合、輝度測定を行っている間に手ぶれ等に
より測定対象領域のポイントがずれ、正確な輝度測定が
行えないという問題があった。
【0004】さらに、モニタ全体の輝度を測定する場
合、モニタ全体の複数箇所を測定対象領域に定め、各箇
所で輝度測定を行うが、この測定対象領域は目分量にて
適当に選択されるため、モニタ全体を均一に測定するこ
とが困難であった。このため、不均一な輝度データによ
り、キャリブレーションを行うこととなり、モニタの輝
度ムラが発生するという問題があった。
【0005】本発明の課題は、モニタのキャリブレーシ
ョンを行う際に、正確な測定対象領域を提示して、モニ
タの輝度特性を高精度、かつ容易に測定可能な表示装
置、輝度測定方法、プログラム、及び記憶媒体を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、モニタを備える表示装置で
あって、前記モニタの輝度を測定する際に、測定対象と
なる領域を取得する測定対象領域取得手段と、前記測定
対象領域取得手段により取得された領域と、他の領域と
を識別可能に表示させる表示制御手段と、を備えること
を特徴としている。
【0007】ここで、モニタとは、文字や画像を表示す
るための出力装置であり、例えば、CRT(Cathode Ra
y Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、ELD
(Electro Luminescent Display)、PDP(Plasma Di
splay Panel)等により構成される。
【0008】したがって、輝度測定を行う際に、測定対
象となる領域をモニタ上に明確に表示させることができ
るので、この測定対象となる領域に照準を合わせて輝度
計を設置する位置を決定することができる。これによ
り、常にモニタ上の一定の位置で輝度の測定を行うこと
ができ、高精度な輝度測定を行うことができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記測定対象領域取得手段は、予め設定さ
れた領域を測定対象となる領域として取得することを特
徴としている。
【0010】したがって、測定毎に常に一定の位置に輝
度計を設置することができ、測定の度に測定対象となる
領域がずれることを防止する。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記モニタにおいて任意の領域を指定させ
るための領域指定手段をさらに備え、前記測定対象領域
取得手段は、前記領域指定手段により指定された領域を
測定対象となる領域として取得することを特徴としてい
る。
【0012】したがって、モニタの任意の領域を測定対
象となる領域として指定し、この測定対象となる領域内
において、常に一定の位置で輝度測定を行うことができ
る。このため、例えば、モニタに表示される画像が予め
設定されている測定対象領域と異なる領域に表示される
場合であっても、目的の画像が表示される領域に照準を
合わせて輝度計を設置し、輝度測定を行うことができる
ため、目的の画像が表示される領域の輝度特性を良好に
調整して、画像を表示させることができる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1または3
記載の発明において、前記表示制御手段は、前記モニタ
を少なくとも2以上の領域に分割して表示させることを
特徴としている。
【0014】したがって、モニタ全体の輝度を測定する
場合、分割された領域毎に均等にモニタの輝度測定を行
うことができる。これにより、例えば、分割された領域
毎に均等に測定された輝度特性に基づいて、各領域を基
準となる領域の輝度特性と一致するように、領域毎にキ
ャリブレーションすることができるため、領域毎の輝度
特性の相違を低く抑えて、モニタ全体の輝度ムラを解消
することができる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれかに記載の発明において、前記表示制御手段は、
前記測定対象となる領域の中心位置に測定対象点を表示
させることを特徴としている。
【0016】したがって、測定対象となる領域の中心位
置が明確になり、より正確に照準となる位置を定めて輝
度計を設置することができる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれかに記載の発明において、前記表示制御手段は、
前記測定対象となる領域を囲む測定対象枠を表示させる
ことを特徴としている。
【0018】したがって、表示される測定対象枠をガイ
ドとして、測定対象枠内に照準を合わせて輝度計を設置
することができるので、容易、かつ正確に測定対象とな
る領域に輝度計を設置して、輝度測定を行うことができ
る。また、測定対象枠は輝度測定中であっても表示する
ことができるため、輝度測定中に輝度計が測定対象領域
からずれることを防ぐことができる。
【0019】請求項7記載の発明は、モニタを備える表
示装置における輝度測定方法であって、前記モニタの輝
度を測定する際に、測定対象となる領域を取得する工程
と、前記取得された測定対象となる領域と、他の領域と
を識別可能に表示する工程と、を含むことを特徴として
いる。
【0020】請求項8記載の発明は、モニタを備えるコ
ンピュータに、前記モニタの輝度を測定する際に、測定
対象となる領域を取得させる機能と、前記取得された測
定対象となる領域と、他の領域とを識別可能に表示させ
る機能と、を実現させるためのプログラムである。
【0021】請求項9記載の発明は、モニタを備えるコ
ンピュータが実行可能なプログラムを格納した記憶媒体
であって、前記モニタの輝度を測定する際に、測定対象
となる領域を取得するためのコンピュータが実行可能な
プログラムコードと、前記取得された測定対象となる領
域と、他の領域とを識別可能に表示するためのコンピュ
ータが実行可能なプログラムコードと、を含むプログラ
ムを格納したことを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示
例に限定されない。
【0023】まず、構成を説明する。図1は、本実施の
形態における表示装置1の要部構成を示すブロック図で
ある。図1に示すように、表示装置1は、CPU11、
表示部12、入力部13、RAM14、ROM15、記
憶部16、I/F部17等から構成され、各部はバス1
8により接続されている。また、表示装置1には、I/
F部17を介して輝度計2が接続される構成となってい
る。
【0024】CPU(Central Processing Unit)11
は、ROM15に格納されている各種プログラムの中か
ら指定されたプログラムをRAM14内の図示しないワ
ークエリアに展開し、入力部13から入力されるデータ
に応じてプログラムに従った各種処理を実行し、処理結
果をRAM14内のワークメモリに格納する。また、処
理結果を表示するための表示情報を生成して表示部12
へ出力する。なお、CPU11は、請求の範囲に記載さ
れる測定対象領域取得手段、表示制御手段としての機能
を有している。
【0025】具体的に、CPU11は、ROM15に記
憶されるキャリブレーション処理プログラムを読み出し
て、後述するキャリブレーション処理(図4参照)を実
行する。このキャリブレーション処理を実行するに際し
て、CPU11は、部分測定モードまたは全体測定モー
ドのどちらか一方が指定されると、指定されたモードの
設定を行う。ここで、部分測定モードは、モニタの局所
部分の輝度を測定して、モニタの部分的な輝度データを
取得するモードであり、全体測定モードは、モニタ全体
に亙って複数箇所の輝度を測定することにより、モニタ
全体の輝度データを取得するモードである。
【0026】したがって、部分測定モードが設定された
場合、CPU11は、予め設定されている領域にて測定
を行う定点測定、またはユーザにより指定された任意の
領域にて測定を行う任意点測定のどちらが指示されてい
るかを判断する。ここで、定点測定の指示が入力された
場合、CPU11は、予め測定対象領域として設定され
ている領域(例えば、モニタ中央等)に、測定対象点を
表示させる。そして、輝度測定の開始指示が入力される
と、CPU11は、測定対象点を消去するとともに、モ
ニタの輝度レベルを徐々に変化させて輝度測定を行わせ
る。
【0027】また、測定対象領域を任意で設定する指示
が入力された場合、CPU11は、入力部13を介して
任意の領域が指定されると、CPU11は、指定された
領域に測定対象枠を移動させて表示する。次いで、測定
対象領域が決定され、輝度測定の開始指示が入力される
と、CPU11は、測定対象枠内の輝度レベルを徐々に
変化させて輝度測定を行わせる。そして、測定された輝
度データに基づいてモニタのキャリブレーションが行わ
れる。なお、表示させた測定対象枠の中心位置に測定対
象点を表示する構成であっても良い。
【0028】また、全体測定モードが設定されると、C
PU11は、モニタを複数の領域に分割して表示する。
次いで、複数に分割された領域のうち測定対象領域とし
て入力指示された領域を囲む測定対象枠を表示するとと
もに、測定対象領域の中心位置に測定対象点を表示させ
る。そして、輝度測定開始指示が入力されると、測定対
象点を消去して、測定対象領域の輝度を徐々に変化さ
せ、輝度測定を行わせる。
【0029】次いで、輝度測定が終了し、他の領域を測
定対象領域として指定する指示が入力されると、CPU
11は、続いて指定された領域を測定対象領域として取
得し、対応する領域に測定対象枠、及び測定対象点を表
示させる。そして、複数に分割された全ての領域におい
て、輝度測定が終了した後、得られた輝度データに基づ
いてモニタのキャリブレーションが行われる。
【0030】表示部12は、CRT、LCD、ELD、
PDP等によってなるモニタを備え、CPU11から入
力される表示信号の指示に従って入力部13、記憶部1
6から入力される表示情報をモニタ上に表示する。ま
た、表示部12は、輝度測定の際に測定対象枠、測定対
象点等をモニタに表示させるとともに、CPU11の指
示信号に応じて測定対象枠内の輝度レベルを徐々に変化
させて表示する。なお、表示部12は、請求の範囲に記
載されるモニタに対応している。
【0031】ここで、図2〜図3を参照して、表示部1
2のモニタに表示される表示画面例を説明する。図2
(a)は、部分測定モードの定点測定における表示画面の
一例を示す図であり、図2(b)は、部分測定モードの
任意点測定における表示画面の一例を示す図である。図
2(a)に示すように、部分測定モードが設定され、定
点測定の指示が入力された場合、予め設定された測定対
象領域に測定対象点121aが表示される。そして、こ
の測定対象点121aに照準を合わせて輝度計が設置さ
れる。また、入力部13を介して、測定開始が指示され
ると、モニタに表示された測定対象点121aは消去さ
れ、輝度の測定が開始される。
【0032】また、図2(b)に示すように、部分測定
モードが設定され、任意点測定の指示が入力された場
合、入力部13を介して任意の領域が指定され(例え
ば、モニタ上の任意の領域にポインタを移動させてクリ
ックする等)、この領域に測定対象枠122が表示され
る。そして、この測定対象枠122に照準を合わせて設
置された輝度計により輝度が測定される。なお、測定対
象枠122には、輝度測定の開始ボタン122a、及び
停止ボタン122bが設けられ、開始ボタン122aを
ポインタ等によりクリックすると、測定対象枠内の領域
122cの輝度レベルが徐々に変化し、停止ボタン12
2bがクリックされると、輝度レベルの変化が停止する
構成となっている。
【0033】さらに、図3(a)は、全体測定モードが
設定された場合に、モニタの領域を複数に分割して表示
した表示画面例であり、図3(b)は、輝度測定時の表
示画面例を示す図である。図3(a)に示すように、モ
ニタは9等分に分割されて表示され、測定対象領域は、
他の領域と識別可能に測定対象枠123aに囲まれて表
示されている。また、測定対象領域の中心には、測定対
象点123bが表示されている。この測定対象枠123
a、及び測定対象点123bに照準を合わせて輝度計が
設置され、測定開始指示が入力されると、図3(b)に
示すように、測定対象領域に表示されていた測定対象点
123bが消去され、輝度が測定される構成となってい
る。
【0034】入力部13は、カーソルキー、数字入力キ
ー、及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、この
キーボードで押下されたキーに対応する押下信号をCP
U11に出力する。なお、入力部13は、必要に応じて
マウス、タッチパネル等のポインティングデバイスや、
その他の入力装置を備えるものとしてもよい。入力部1
3は、請求の範囲に記載される領域指定手段としての機
能を有している。
【0035】RAM(Random Access Memory)14は、
CPU11によって実行される各種プログラムやこれら
各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に
記憶するワークエリアを形成する。
【0036】ROM(Read Only Memory)15は、不揮
発性の半導体記憶素子等によってなり、CPU11によ
って実行される基本制御プログラム、キャリブレーショ
ン処理プログラム等の各種プログラム、および、これら
プログラムに係るデータ等を記憶する。したがって、例
えば、ROM15は、定点測定を行う際に予め設定され
る測定対象領域を記憶している。
【0037】記憶部16は、プログラムやデータ等があ
らかじめ記憶されている記録媒体(図示せず)を有して
おり、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しく
は半導体メモリで構成されている。また、この記録媒体
は記憶部16に固定的に設けられるもの、若しくは着脱
自在に装着するものであり、システムプログラム、当該
システムに対応する各種処理プログラム、及び各種処理
プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0038】I/F部17は、表示装置1と輝度計2と
を接続するためのデータ入出力ポートを備えるインター
フェイスである。I/F17は、インターフェイスに応
じたデータの符号化を行うエンコーダ、及び符号化デー
タの複合化を行うデコーダ等を備え、輝度計2から入力
されるデータの転送速度の調整や、データ形式の変換を
行い、CPU11に出力する。
【0039】輝度計2は、モニタの輝度を測定するため
の受光センサ(図示せず)を備え、受光センサにより検
出された輝度データをI/F部17を介して、CPU1
1に出力する。また、輝度計2は、レーザー光源を備え
ても良く、輝度計2からレーザー光をモニタに照射する
ことにより、測定対象領域をマーキングする構成であっ
ても良い。これにより、より正確にモニタに表示される
測定対象点、または測定対象枠に照準を合わせて、輝度
計を設置することができる。
【0040】次に、本実施の形態の動作を説明する。動
作説明の前提として、以下のフローチャートに記述され
ている各処理を実現するためのプログラムは、コンピュ
ータが読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部
16に格納されており、CPU11は、当該プログラム
コードに従った動作を逐次実行する。また、CPU11
は、伝送媒体を介して外部から供給されるプログラム及
びデータを利用して、本実施の形態特有の動作を逐次実
行することも可能である。
【0041】図4を参照して、CPU11により実行さ
れるキャリブレーション処理について説明を行う。図4
に示すように、入力部13を介して、キャリブレーショ
ン開始の指示が入力されると(ステップS1;YE
S)、CPU11は、入力部13を介して入力される部
分測定モード、または全体測定モードのいずれかの指示
を取得する(ステップS2)。ここで、部分測定モード
の指示が入力された場合、CPU11は、部分測定モー
ドを設定して(ステップS3;YES)、定点測定を行
うか否かを判断する(ステップS4)。
【0042】ここで、入力部13を介して定点測定を行
う指示が入力された場合(ステップS4;YES)、C
PU11は、予め設定されている測定対象領域を取得し
て、この測定対象領域に測定対象点を表示させる(ステ
ップS5)。一方、入力部13を介して、任意点測定を
行う指示が入力された場合(ステップS4;NO)、C
PU11は、入力部13を介して入力指示される領域を
取得して、指示された領域に測定対象枠を表示させる
(ステップS8)。
【0043】そして、CPU11は、測定開始指示が入
力されると、表示されている測定対象点を消去し、輝度
レベルを徐々に変化させて輝度測定を行わせる(ステッ
プS6)。さらに、CPU11は、輝度計により測定さ
れた輝度データに基づいて、キャリブレーションを行わ
せ、設定されたキャリブレーションデータを取得して
(ステップS7)、本キャリブレーション処理を終了す
る。
【0044】また、ステップS3に戻って、CPU11
は、入力されたモードが全体測定モードであった場合
(ステップS3;NO)、CPU11は、モニタ全体を
複数の領域に分割して表示させる(ステップS9)。次
いで、CPU11は、入力部13を介して測定対象領域
が指定されると、指定された領域に、他の領域と識別可
能となるように測定対象枠を表示させ、測定対象領域の
中心に測定対象点を表示させる(ステップS10)。
【0045】次いで、入力部13を介して測定開始指示
が入力されると、CPU11は、測定対象領域に表示し
ている測定対象点を消去させるとともに、輝度レベルを
徐々に変化させて輝度の測定を行わせる(ステップS1
1)。続いて、CPU11は、他の領域を測定する指示
が入力されたか否かを判断する(ステップS12)。こ
こで、他の領域を次の測定対象領域に指定する指示が入
力された場合(ステップS12;YES)、すなわち、
複数に分割した領域のうち測定を行っていない領域があ
る場合、CPU11は、ステップS10に移行して、指
定された領域を測定対象領域として取得し、対応する領
域に測定対象枠、及び測定対象点を表示させる。そし
て、上記ステップS10〜S12の処理を繰り返して実
行する。
【0046】一方、他の領域を測定する指示が入力され
ない場合(ステップS12;NO)、すなわち、複数に
分割したすべての領域について輝度測定を行った場合、
CPU11は、測定された輝度データに基づいて、キャ
リブレーションを行い、設定されたキャリブレーション
データを取得して(ステップS13)、本キャリブレー
ション処理を終了する。
【0047】以上のように、本実施の形態によれば、モ
ニタの輝度調整を行う際に、予め設定された測定対象と
なる領域に測定対象点を表示させる、または任意に指定
された測定対象となる領域に測定対象枠を表示させる、
またはモニタ全体を複数に分割して表示した上で、測定
対象となる領域に他の領域とは識別可能となるように測
定対象点、測定対象枠等を表示させる。そして、測定対
象点、または測定対象枠に照準を合わせて輝度計を設置
させ、輝度計により測定された輝度データに基づいて、
モニタのキャリブレーションを行う。
【0048】したがって、モニタの輝度測定を行う際
に、予め設定された測定対象領域を明確に提示できる。
すなわち、表示された測定対象点に照準を合わせて、輝
度計を設置することができ、測定毎に測定対象領域が異
なることなく、常に安定した輝度測定を行うことができ
る。これにより、正確な輝度データに基づいてモニタの
輝度調整を行うことができるので、高精度なモニタのキ
ャリブレーションを行うことができる。
【0049】また、任意の領域を測定対象領域に指定し
て、この領域に測定対象枠を表示させて、輝度計を設置
できるため、任意の領域を測定対象領域として輝度測定
を行う際でも、任意の領域内において常に定位置で輝度
測定を行うことができる。すなわち、測定時において
も、常時測定対象枠が表示されるため、手ぶれ等による
輝度計のずれを最小限に抑えて、精度良く輝度測定を行
うことができる。これにより、例えば、画像を表示する
際に、最も関心の高い領域が、予め設定されている測定
対象領域と異なる場合、最も関心の高い領域を測定対象
領域に指定して、輝度測定を行うことができる。すなわ
ち、最も関心の高い領域の輝度特定を良好に調整して、
画像を表示させることができる。
【0050】さらに、モニタの全体測定を行う場合、モ
ニタ全体を均等に分割して測定対象領域を設定し、複数
の測定対象領域の輝度をそれぞれ測定することにより、
モニタ全体の輝度データを取得する。そして、取得した
輝度データに基づいて、基準となる領域の輝度特性に、
他の領域の輝度特性を一致させるように、各領域毎にキ
ャリブレーションを行うことができるため、領域毎の輝
度特性の違いを低く抑えて、モニタ全体の輝度ムラを精
度良く解消することができる。
【0051】また、複数の領域に分割された領域のう
ち、測定対象領域に測定対象枠を表示させて他の領域と
識別可能に表示させるため、輝度の測定を行う際に、測
定対象領域が明確になり、誤測定を行うことがない。ま
た、測定対象領域の中心には、測定対象点が表示される
ため、中心位置を明確に認識することができ、複数の領
域に分割されたモニタの輝度を正確かつ均一的に測定す
ることができる。
【0052】なお、上述の実施の形態における記述は、
本発明に係る好適な表示装置1の一例であり、これに限
定されるものではない。例えば、輝度を測定する際に、
測定対象領域の中心に輝度が一定した計測ポイント(例
えば、ブラックポイント等)の画像を表示させ、I/F
部17を介して入力される輝度データに基づいて輝度計
のずれを検出する構成であっても良い。すなわち、測定
対象領域の輝度を徐々に変化させて輝度を測定する過程
において、所定のタイミング毎に測定対象領域に輝度が
一定した計測ポイントの画像を表示させ、これらを連続
的に輝度計で測定することにより得られる輝度データの
変化をCPU11により解析することにより、輝度計の
ずれを検出することができる。そして、検出された輝度
計のずれが所定値以上であった場合、モニタに警告メッ
セージを表示させるか、あるいは、図示しない音出力手
段により、警告音を出力させて輝度計のずれを報知する
構成であっても良い。これにより、輝度計のずれを適宜
修正して、正確な輝度測定を行うことができる。
【0053】また、任意点測定の際に、測定対象枠の中
心に測定対象点を表示する構成であっても良く、あるい
は、定点測定の際に、測定対称点を囲むように測定対象
枠が表示される構成であっても良い。さらに、本実施の
形態においては、全体測定の際に、モニタ全体を9等分
に分割して表示する構成としたが、これに限らず、例え
ば、等分ではなく所定の比率によってモニタを分割して
もよい。この場合、分割される領域は、四角形に限らな
い。
【0054】また、全体測定の際に、複数に分割された
領域のうち、輝度測定が終了した領域と、他の測定が終
了していない領域とを識別可能に表示する構成であって
も良い。これにより、測定を行った領域と、測定が終了
していない領域とを直ぐに認識でき、測定効率を向上さ
せることができる。
【0055】あるいは、本実施の形態においては、表示
された測定対象枠に照準を合わせて、手動で輝度計を設
置する構成としたが、これに限らず、補助器具を用いて
モニタ上に輝度計を固定して設置する構成であっても良
い。
【0056】
【発明の効果】請求項1、または7から9のいずれかに
記載の発明によれば、輝度測定を行う際に、測定対象と
なる領域をモニタ上に明確に表示させることができるの
で、この測定対象となる領域に照準を合わせて輝度計を
設置する位置を決定することができる。これにより、常
にモニタ上の一定の位置で輝度の測定を行うことがで
き、高精度な輝度測定を行うことができる。
【0057】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、測定毎に常に一定の位置に輝
度計を設置することができ、測定の度に測定対象となる
領域がずれることを防止する。
【0058】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、モニタの任意の領域を測定対
象となる領域として指定し、この測定対象となる領域内
において、常に一定の位置で輝度測定を行うことができ
る。このため、例えば、モニタに表示される画像が、予
め設定されている測定対象領域と異なる位置に表示され
る場合であっても、目的の画像が表示される位置に照準
を合わせて輝度計を設置し、輝度測定を行うことができ
る。
【0059】請求項4記載の発明によれば、請求項1ま
たは3記載の発明の効果に加えて、モニタ全体の輝度を
測定する場合、分割された領域毎に均等にモニタの輝度
測定を行うことができる。これにより、例えば、分割さ
れた領域毎に均等に測定された輝度特性に基づいて、各
領域を基準となる領域の輝度特性と一致するように、領
域毎にキャリブレーションすることができるため、領域
毎の輝度特性の相違を低く抑えて、モニタ全体の輝度ム
ラを解消することができる。
【0060】請求項5記載の発明によれば、請求項1か
ら4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、測定対象
となる領域の中心位置が明確になり、より正確に照準と
なる位置を定めて輝度計を設置することができる。
【0061】請求項6記載の発明によれば、請求項1か
ら5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、表示され
る測定対象枠をガイドとして、測定対象枠内に照準を合
わせて輝度計を設置することができるので、容易、かつ
正確に測定対象となる領域に輝度計を設置して、輝度測
定を行うことができる。また、測定対象枠は輝度測定中
であっても表示することができるため、輝度測定中に輝
度計が測定対象領域からずれることを防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態における表示装置
1の要部構成を示すブロック図である。
【図2】(a)部分測定モードが設定された場合に表示
される表示画面の一例を示す図である。 (b)部分測定モードにおける輝度測定時の表示画面の
一例を示す図である。
【図3】(a)全体測定モードが設定された場合に表示
される表示画面の一例を示す図である。 (b)全体測定モードにおける輝度測定時の表示画面の
一例を示す図である。
【図4】図1のCPU11により実行されるキャリブレ
ーション処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 表示装置 11 CPU 12 表示部 13 入力部 14 RAM 15 ROM 16 記憶部 17 I/F 18 バス 2 輝度計

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モニタを備える表示装置であって、 前記モニタの輝度を測定する際に、測定対象となる領域
    を取得する測定対象領域取得手段と、 前記測定対象領域取得手段により取得された領域と、他
    の領域とを識別可能に表示させる表示制御手段と、 を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】前記測定対象領域取得手段は、予め設定さ
    れた領域を測定対象となる領域として取得することを特
    徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】前記モニタにおいて任意の領域を指定させ
    るための領域指定手段をさらに備え、 前記測定対象領域取得手段は、前記領域指定手段により
    指定された領域を測定対象となる領域として取得するこ
    とを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 【請求項4】前記表示制御手段は、前記モニタを少なく
    とも2以上の領域に分割して表示させることを特徴とす
    る請求項1または3記載の表示装置。
  5. 【請求項5】前記表示制御手段は、前記測定対象となる
    領域の中心位置に測定対象点を表示させることを特徴と
    する請求項1から4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 【請求項6】前記表示制御手段は、前記測定対象となる
    領域を囲む測定対象枠を表示させることを特徴とする請
    求項1から5のいずれかに記載の表示装置。
  7. 【請求項7】モニタを備える表示装置における輝度測定
    方法であって、 前記モニタの輝度を測定する際に、測定対象となる領域
    を取得する工程と、 前記取得された測定対象となる領域と、他の領域とを識
    別可能に表示する工程と、 を含むことを特徴とする輝度測定方法。
  8. 【請求項8】モニタを備えるコンピュータに、 前記モニタの輝度を測定する際に、測定対象となる領域
    を取得させる機能と、 前記取得された測定対象となる領域と、他の領域とを識
    別可能に表示させる機能と、 を実現させるためのプログラム。
  9. 【請求項9】モニタを備えるコンピュータが実行可能な
    プログラムを格納した記憶媒体であって、 前記モニタの輝度を測定する際に、測定対象となる領域
    を取得するためのコンピュータが実行可能なプログラム
    コードと、 前記取得された測定対象となる領域と、他の領域とを識
    別可能に表示するためのコンピュータが実行可能なプロ
    グラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014057588A1 (ja) * 2012-10-12 2014-04-17 Necディスプレイソリューションズ株式会社 輝度校正装置、プログラムおよび輝度校正方法
US9824664B2 (en) 2014-02-25 2017-11-21 Canon Kabushiki Kaisha Calibration device, calibration method and display device

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WO2014057588A1 (ja) * 2012-10-12 2014-04-17 Necディスプレイソリューションズ株式会社 輝度校正装置、プログラムおよび輝度校正方法
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