JP2003224592A - ポイント・ツー・ポイント相互接続ファブリックへの接続を提供するために適応スイッチを使用する装置 - Google Patents

ポイント・ツー・ポイント相互接続ファブリックへの接続を提供するために適応スイッチを使用する装置

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JP2003224592A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンピュータシステムが拡張されるとポイント
・ツー・ポイント相互接続ファブリックに移行すること
ができるスイッチ型またはリング相互接続ファブリック
を有するコンピュータシステムを販売することができ、
単一設計でハイおよびローエンドコンピュータシステム
をサポートすることができる、相互接続アーキテクチャ
を提供する。 【解決手段】モジュールのすべてのペアの間に、一意の
ポイント・ツー・ポイント相互接続が提供される。しか
しながら、1つまたは複数のモジュールには、モジュー
ルのサブセットに接続することができる適応スイッチが
提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルシステム
における相互接続ファブリックに関する。より詳細に
は、本発明は、機能ユニットと、複数の他のスイッチに
連結される相互接続ファブリックとに連結され、複数の
他のスイッチのサブセットに選択的に接続する適応スイ
ッチに関する。 【0002】 【従来の技術】コンピューティングの技術分野におい
て、相互接続ファブリックを介してコンピューティング
機器を接続することは既知である。かかる相互接続ファ
ブリックは、多くのレベルで存在する。当然ながら、イ
ンタネットは、非常に高レベルで世界中のコンピュータ
システムを互いに連結する相互接続ファブリックを形成
する。ローカルエリアネットワークは、一般的なオフィ
スにおいてイーサネット(登録商標)アダプタを介して
互いに接続されたコンピュータシステム等、コンピュー
タシステムをより低いレベルで連結する。 【0003】また、相互接続ファブリックは、コンピュ
ータシステム内でも使用される。たとえば、記憶装置を
コンピュータシステムに接続するために、しばしば小型
コンピュータシステムインタフェース(SCSI)が使
用され、スキャナ、プリンタ、キーボード等をコンピュ
ータシステムに連結するために、しばしばユニバーサル
シリアルバス(USB)が使用され、あらゆるタイプの
拡張カードをコンピュータシステムに連結するために、
周辺機器相互接続(PCI)バスが使用される。 【0004】また、相互接続ファブリックは、コンピュ
ータシステムのよりアーキテクチャ的に基本的なレベル
で、中央処理装置(CPU)、メモリサブシステム、ビ
デオサブシステム、I/Oサブシステム等を互いに連結
するためにも使用される。たとえば、ハイエンドマルチ
プロセッサ(MP)サーバコンピュータシステムは、1
つまたは複数のバスを介してポッドにおいて互いに連結
された2つ以上のCPUを有してよく、複数のポッド
が、リングまたはクロスバトポロジを有する相互接続フ
ァブリックを使用して互いに連結される。本明細書にお
いて、「モジュール」という用語は、概して、相互接続
ファブリックを介して別のデジタル要素に連結されるデ
ジタル要素を言うために使用する。 【0005】当然ながら、相互接続ファブリックは、上
述したリングおよびクロスバトポロジ等の種々のトポロ
ジを使用して実現されてよい。概して、クロスバ等のス
イッチ型相互接続ファブリックは、複数のモジュールと
1つまたは複数のスイッチとの間の伝送経路を提供す
る。スイッチは、伝送相互接続経路を互いに選択的に連
結することによりモジュール間でデータを伝送する。か
かるトポロジは、一般に、モジュールの数が増大すると
個々の伝送経路の数がそれに比例する(scale)ため、費
用効率がよい。しかしながら、相互接続ファブリックの
帯域幅は、所与の時刻にスイッチによって提供される同
時接続の数によって制限される傾向にある。リングトポ
ロジを有する相互接続ファブリックもまた、いかなるモ
ジュールもリングにおける隣接するモジュールに連結す
るだけでよいため、費用効率がよい。 【0006】対照的に、ポイント・ツー・ポイント相互
接続ファブリックは、モジュールの各ペア間の一意の相
互接続経路を提供する。ポイント・ツー・ポイント相互
接続ファブリックは、モジュール間で同時にデータを伝
送することができる多くの伝送経路があるため、高レベ
ルのパフォーマンスを提供する。しかしながら、ポイン
ト・ツー・ポイント相互接続ファブリックを使用して多
数のモジュールを連結するコンピュータシステムは、各
モジュールが他のすべてのモジュールと直接接続するこ
とが可能なロジックを含まなければならないため、比較
的高価となる傾向にあり、このロジックの複雑性はモジ
ュールの数とともに増大する。これら制約のため、ロー
エンドコンピュータシステムではスイッチ型またはリン
グファブリックを使用し、ハイエンドコンピュータシス
テムではポイント・ツー・ポイントファブリックを使用
することが望ましい。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本技術分野において既
知であるように、顧客に対し、顧客のコンピューティン
グニーズが増大するにしたがって拡張することができる
コンピュータシステムを提供することが望ましい。不都
合なことに、従来技術のコンピュータシステムでは、シ
ステムのモジュール間の相互接続ファブリックは、コン
ピュータシステムが設計される時に定義される傾向があ
り、容易には拡張されない。したがって、顧客がスイッ
チ型またはリング相互接続ファブリックを有するローエ
ンドコンピュータシステムを購入する場合、ファブリッ
クは、コンピュータシステムがアップグレードされる場
合にボトルネックとなる傾向にある。一方、ローエンド
コンピュータシステムにポイント・ツー・ポイント相互
接続ファブリックが提供される場合、システムの初期コ
ストがさらにかかるとともに、顧客はポイント・ツー・
ポイント相互接続ファブリックによって提供される余分
の帯域幅を決して必要としない可能性がある。将来の拡
張オプションが要求されない場合であっても、ベンダは
まだ、異なる相互接続ファブリックを有するハイおよび
ローエンドシステムを設計しなければならず、市場に出
すための設計コストおよび時間が増大する。本技術分野
において必要なことは、コンピュータシステムが拡張さ
れるとポイント・ツー・ポイント相互接続ファブリック
に移行することができるスイッチ型またはリング相互接
続ファブリックを有するコンピュータシステムを販売す
ることができ、単一設計でハイおよびローエンドコンピ
ュータシステムをサポートすることができる、相互接続
アーキテクチャである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、コンピュータ
システム(または他のデジタルシステム)が拡張される
とポイント・ツー・ポイント相互接続ファブリックに移
行することができるスイッチ型またはリング相互接続フ
ァブリックを備えたコンピュータシステム(または他の
デジタルシステム)を販売することができ、単一設計で
ハイおよびローエンドコンピュータシステムをサポート
することができる、相互接続アーキテクチャを提供す
る。本発明によれば、モジュールのすべてのペアの間
に、一意のポイント・ツー・ポイント相互接続が提供さ
れる。しかしながら、1つまたは複数のモジュールに
は、モジュールのサブセットに接続することができる適
応スイッチが提供される。 【0009】本発明の一実施形態によれば、機能ユニッ
トが適応1−of−Nスイッチに連結され、適応1−o
f−Nスイッチが、他のすべてのモジュール間の一意の
ポイント・ツー・ポイント相互接続を提供する相互接続
ファブリックに連結される。この実施形態では、適応1
−of−Nスイッチは、適応スイッチから他のすべての
モジュールにトラフィックを経路指定することができる
別のモジュールを発見する。一般に、このモジュール
は、すべてのモジュール間でデータを動的に経路指定す
ることができるフル(N+1)×(N+1)スイッチを
有する。相互接続ファブリックがすべてのモジュール間
の一意の経路を提供しても、すべての接続経路が使用さ
れるとは限らない。適応1−of−Nスイッチを有する
モジュールの各々が初期化される時、そのスイッチは、
トラフィックを経路指定することができるモジュールを
探索し、そのモジュールに接続する。 【0010】本発明の第2の実施形態によれば、各モジ
ュールは、適応2−of−Nスイッチに面するフル3×
3スイッチに連結される。フル3×3スイッチは、それ
が連結されるモジュールと2つのアクティブポートとの
間で動的にデータを経路指定することができる。適応2
−of−Nスイッチは、フル3×3スイッチを2つのア
クティブポートに連結する。一般に、ポートへのアクテ
ィブ接続は、正常動作中に変化しない。 【0011】機能ユニットと2つのアクティブポートと
の間でデータを動的に経路指定する、複合3×3/2−
of−Nスイッチの能力を使用して、追加の冗長性およ
び帯域幅を提供することができ、あるいはモジュールが
リングトポロジに連結されるのを可能にすることができ
る。追加の冗長性を提供するために、3×3/2−of
−Nスイッチは、適応1−of−Nスイッチに関して上
述したように、すべてのモジュール間でデータを動的に
経路指定することができるフル(N+1)×(N+1)
スイッチを有するモジュールへの一次アクティブ接続を
生成することができる。一次アクティブ接続に障害が発
生すると、3×3/2−of−Nスイッチを有するモジ
ュールに対して二次接続を確立することができ、それに
よってこのモジュールは、データをフル(N+1)×
(N+1)スイッチに経路指定する。 【0012】追加の帯域幅を提供するために、相互接続
トラフィックの監視後、特定のモジュールのペア間で大
量のトラフィックが流れると確定されるものと想定す
る。したがって、これらモジュール間に、二次アクティ
ブ経路を直接確立することができ、それによってこのト
ラフィックがフル(N+1)×(N+1)スイッチを有
するモジュールから取除かれる。 【0013】さらに、3×3/2−of−Nを有する各
モジュールが2つのアクティブポートを有することがで
きるため、モジュールを互いに連結してリングにするこ
とができる。かかる構成は、フル(N+1)×(N+
1)スイッチを有するモジュールを必要とせず、それに
よってコストがさらに低減する。それにも関らず、この
構成は冗長性を提供する。モジュール間のいずれか1つ
の接続に障害が発生した場合、トラフィックをリングに
おいて他方の方向に経路指定することができる。 【0014】本発明のモジュラ設計は、従来技術に比較
して多くの利点を提供する。まず、相互接続ファブリッ
クと機能ユニットとに対し、単一設計のみが必要とされ
る。スイッチの設計のみが変更されればよい。単一設計
を使用することにより、システムを設計し、デバッグ
し、製造する際に、極めて大きいコストおよび時間の利
点が提供される。したがって、単一設計が、ローエンド
システムからハイエンドシステムにわたる多様なコンピ
ュータシステムをサポートすることができる。 【0015】さらに、本発明は、顧客に対し非常に容易
かつ費用効率のよいアップグレードパスを提供する。シ
ステムが、1−of−Nスイッチと3×3/2−of−
Nスイッチとを有するモジュールをフル(N+1)×
(N+1)スイッチを有するモジュールに置換えること
によってアップグレードされる際、相互接続ファブリッ
クは、連続的にかつ自動的に、顧客がいかなる追加の構
成も必要とすることなく、リングトポロジまたはスイッ
チ型トポロジからフルポイント・ツー・ポイントトポロ
ジに移行する。 【0016】 【発明の実施の形態】本発明は、コンピュータシステム
または他のデジタルシステムが拡張されるとポイント・
ツー・ポイント相互接続ファブリックに移行することが
できるスイッチ型またはリングトポロジ相互接続ファブ
リックを備えたコンピュータシステムまたは他のデジタ
ルシステムを販売することができ、単一設計でハイおよ
びローエンドコンピュータシステムをサポートすること
ができる、相互接続アーキテクチャを提供する。本発明
によれば、モジュールの各ペアの間に、一意のポイント
・ツー・ポイント相互接続が提供される。しかしなが
ら、1つまたは複数のモジュールには、モジュールのサ
ブセットに接続することができる適応スイッチが提供さ
れる。コンピュータシステムがアップグレードされる
際、適応スイッチを、すべての(または少なくとも追加
の)モジュールに接続するスイッチと置換えることもで
きる。したがって、相互接続ファブリックは、コンピュ
ータシステムが拡張される際に、スイッチ型またはリン
グ相互接続ファブリックからポイント・ツー・ポイント
相互接続ファブリックに移行することができる。さら
に、本発明は、ハイエンドコンピュータシステムとロー
エンドコンピュータシステムとの両方をサポートする単
一設計として実現することができる。 【0017】本発明をより詳細に論考する前に、まず、
ポイント・ツー・ポイント相互接続ファブリックによっ
て互いに連結された6つのモジュールA、B、C、D、
EおよびFを備えた、図1のコンピュータシステム10
を考慮する。図1において、モジュールA、B、C、
D、EおよびFは、それぞれ参照符号12A、12B、
12C、12D、12Eおよび12Fで示す。各モジュ
ールは、機能ユニットと、任意のポートを任意の他のポ
ートに連結することができる6×6スイッチとからな
る。たとえば、モジュール12Aは、機能ユニット14
Aと6×6スイッチ16Aとを有する。各6×6スイッ
チは、モジュール内の機能ユニットに連結されるポート
0と、相互接続ファブリック18によって他のモジュー
ルに連結されるポート1、2、3、4および5とを有す
る。なお、相互接続ファブリック18は、モジュールの
各ペア間に別個のかつ独立した経路を提供する。各6×
6スイッチは、モジュールの任意のペアを互いに接続す
ることができるため、いずれのモジュールのスイッチ
も、2つの他のモジュール間の冗長接続を生成すること
も可能である。スイッチによって提供される経路指定機
能は動的であるため、各6×6スイッチはまた、宛先モ
ジュールのアドレスを復号化し必要に応じて接続を生成
するロジックも含む。 【0018】本明細書では、システム10をコンピュー
タシステムとして説明するが、当業者は、図1に示す相
互接続アーキテクチャを、モジュールを接続することが
望ましいいかなるタイプのデジタルシステムにも適用す
ることができる、ということを認めるであろう。データ
は、アドレスを有するパケットとして、または個別のデ
ータワードとして、伝送することができる。また、スイ
ッチ16A〜16Fを、別個のフィールド交換可能ユニ
ット(FRU)として提供することができ、あるいは機
能ユニット14A〜14Fに統合することによりモジュ
ールレベルFRUを提供することができる。 【0019】機能ユニットは、種々のアーキテクチャレ
ベルでコンピュータコンポーネントを表してよい。たと
えば、低レベルでは、モジュールは、単一の中央処理装
置(CPU)、メモリサブシステムまたはI/Oシステ
ムを表すことができる。代替的に、より高レベルでは、
モジュールは、従来のバスによって連結されるCPUの
ポッドを表すことができ、その場合ポッドは、互いに連
結されてマルチプロセッサ(MP)コンピュータシステ
ムを形成する。当然ながら、他のタイプのデジタルシス
テムでは、モジュールは他のタイプの処理要素を表すこ
とができる。たとえば、電話信号を経路指定するシステ
ムでは、モジュールは個別の経路指定要素を表すことが
できる。 【0020】図1に示すもの等、フルポイント・ツー・
ポイント相互接続ファブリックによって連結されたシス
テムは、従来のバス型またはスイッチ型相互接続ファブ
リックの拡張性の制限を克服する。フルポイント・ツー
・ポイント相互接続ファブリックの他の特徴は、冗長性
である。いずれか特定のポートまたは相互接続ルートに
障害が発生した場合に、データはまだ、中間モジュール
により「ホップ(hop)」を介して任意の特定のモジュー
ルのペア間で経路指定することができる。しかしなが
ら、この向上した拡張性は比較的高値となる。1つのモ
ジュールをN個の他のモジュールに接続するために、各
モジュールは、(N+1)×(N+1)スイッチを有し
ていなければならない。本明細書で使用する定数Nは、
モジュールの総数から1を引いたものを言う。この名称
を使用して、図1には6つのモジュールがあるため、N
は5に等しく、各モジュールは6×6スイッチを含む。 【0021】ポート0、1、2および3を有する4×4
スイッチであって、各ポートが、いずれかの時点で単一
ビットを伝送することができる単一のデータ伝送導体を
備えるものを考慮する。かかるスイッチでは、6つのス
イッチポイント、すなわちポート0および1を接続する
第1のスイッチポイントと、ポート0および2を接続す
る第2のスイッチポイントと、ポート0および3を接続
する第3のスイッチポイントと、ポート1および2を接
続する第4のスイッチポイントと、ポート1および3を
接続する第5のスイッチポイントと、ポート2および3
を接続する第6のスイッチポイントとが必要である。さ
らに、4×4スイッチでは、スイッチポイントのうちの
2つは、いつでもアクティブとなることができる。たと
えば、第1スイッチポイントがアクティブとなることに
より、ポート1に連結されたモジュールを4×4スイッ
チのポート0に連結された機能ユニットと連結すること
ができ、第6のスイッチポイントがアクティブとなるこ
とにより、ポート2および3に連結されたモジュール間
の冗長接続を提供することができる。 【0022】一般的に、1ビット(N+1)×(N+
1)スイッチのスイッチポイントの数に対する式は、 N・(N+1)/2 によって与えられる。 【0023】したがって、スイッチポイントの数は、ポ
ートの線形の増加より高いがポートの増加の2乗より低
い割合でポートの数とともに増大する。たとえば、図1
の相互接続ファブリック18の相互接続経路が各々32
ビットであり、アドレス指定および他の制御機能のため
の追加の信号を含むものとする。したがって、スイッチ
16A〜16Fの各々は32ビット6×6スイッチであ
る。Nは5であるため、必要なスイッチポイントの数は
480個である。 【0024】しかしながら、16個のモジュールを有す
るシステムを考慮する。かかるシステムでは、Nは15
であり、16個の32ビット16×16スイッチが必要
である。各16×16スイッチで必要なスイッチポイン
トの数は、3840個である。多数のモジュールを有す
るローエンドシステムの場合、スイッチの複雑性は、モ
ジュールの複雑性を左右する可能性がある。また当然な
がら、アドレス指定ロジックの複雑性もまた増大する。 【0025】ローエンドシステムに対する1つの代替態
様は、(N+1)×(N+1)スイッチを有するマスタ
モジュールを提供することであり、残りのN個のモジュ
ールはマスタモジュールに連結される。かかるシステム
では、マスタモジュールは、残りのN個のモジュールの
いずれかの間の接続を完了し、それによってスイッチ型
ファブリックを提供する。この方法の問題は、残りのN
個のモジュールのポートと、相互接続ファブリックとの
間の関係が固定であるということである。したがって、
相互接続ファブリックにおける各位置に対して、一意の
モジュール設計が必要となる。かかるシステムを管理す
るコストは、モジュラ設計を提供する利点より重い。 【0026】本発明は、(N+1)×(N+1)スイッ
チより制限されるが相互接続ファブリックに対する直接
接続によって提供される接続性より高い接続性を有す
る、適応スイッチを提供することにより、より汎用化さ
れたモジュラ設計を容易にする。しかしながら、相互接
続ファブリックは、適応スイッチが同時に使用すること
ができるより多くのポイント・ツー・ポイント接続を提
供する。 【0027】後述する実施形態では、相互接続ファブリ
ックは、モジュールの各ペア間の直接ポイント・ツー・
ポイント接続を提供する。なお、これは、一般的なシス
テムに大幅なコストを追加しない。コンピュータシステ
ムにおける大抵の相互接続ファブリックは、部分的に
は、プリント回路基板(PCB)にはんだ付けされたス
ロットまたはコネクタによって提供され、PCBトレー
スが、スロットまたはコネクタ上のコンタクト間の接続
を提供する。相互接続の数がPCBを設計する複雑性を
増大させるが、一旦設計されると、基板に追加のトレー
スを提供する増分コストは最小である。言換えれば、一
般に、所与のサイズであり単一32ビットバスを有する
PCBを製造するためには、2つの32ビットバスを有
する同様のPCBを製造するためよりもコストがかから
ない。当然ながら、PCBトレースの数が増大すると、
追加のPCB層を追加することが必要となる可能性があ
り、それによってコストが幾分か増大する。しかしなが
ら、追加のPCBトレースに対するコストの増大は、
(N+1)×(N+1)スイッチでNの増大にともなう
コストの増大よりずっと都合のよい割合で比例する。 【0028】本発明によれば、図1に示す6×6スイッ
チ等、(N+1)×(N+1)スイッチの1つまたは複
数が、接続性がより制限されたスイッチによって置換え
られる。図2は、本発明による適応1−of−Nスイッ
チ20を示し、図4は、本発明による、適応2−of−
Nスイッチに面するフル3×3スイッチを備えた複合ス
イッチ33を示す。まず、図2のスイッチ20を考慮す
る。スイッチ20は、1−of−N適応スイッチ22と
スイッチ制御ユニット24とを有する。なお、スイッチ
20の複雑性は、(N+1)×(N+1)スイッチの場
合よりずっと都合よく比例する。スイッチ20におい
て、スイッチポイントの数はNに等しいため、6モジュ
ールシステムでは、5つのスイッチポイントが必要であ
り、16モジュールシステムでは15のスイッチポイン
トのみが必要である。また、適応スイッチ20は動的に
接続を経路指定しない。典型的な動作では、スイッチ2
0は機能ユニットを特定のポートに連結し、システムの
動作中この連結は変化しない。したがって、スイッチ2
0は、データを動的に経路指定するフル(N+1)×
(N+1)スイッチより大幅に複雑でなくなる。しかし
ながら、後述するように、相互接続障害の場合、異なる
ポートに接続するようにスイッチ20に信号を送信する
ことが望ましい場合がある。 【0029】図2のスイッチ20を使用する構成では、
システムが初期化される時、スイッチ制御ユニット24
は、1−of−Nスイッチ22を操作して、スイッチ2
0から他のすべてのモジュールにトラフィックを経路指
定することができる別のモジュールを発見しなければな
らない。この要求を満たす1つの容易な方法は、単純
に、フル(N+1)×(N+1)スイッチを備えた1つ
のモジュールを有し、残りのモジュールがスイッチ20
等の適応1−of−Nスイッチを有するシステムを構成
することである。図3は、かかるシステムを示す。 【0030】図3において、コンピュータシステム26
は、フル6×6スイッチ32Aを含むモジュール28A
を有する。他のモジュール28B、28C、28D、2
8Eおよび28Fの各々は、それぞれ適応1−of−N
スイッチ32B、32C、32D、32Eおよび32F
を有する。適応1−of−Nスイッチは、各々図2のス
イッチ20と同一である。 【0031】なお、図3において、相互接続ファブリッ
ク34は図1の相互接続ファブリック18と同一であ
る。しかしながら、接続経路のすべてが使用されるとは
限らない。適応1−of−Nスイッチを有するモジュー
ルの各々が初期化される時、各スイッチのスイッチ制御
ユニット24は、トラフィックを経路指定することがで
きるモジュールを探索し、そのモジュールに接続する。
図3において、これはモジュール28Aである。なお、
図3において、アクティブな接続経路は太線で示されて
おり、非アクティブな接続経路は破線で示されている。 【0032】図3に示す構成に、ある量の冗長性を追加
することが可能である。図3の第2のモジュールもまた
フル(N+1)×(N+1)スイッチを有するものとす
る。1−of−Nスイッチとフル(N+1)×(N+
1)スイッチとを有するモジュール間のいずれかの接続
に障害が発生した場合、適応1−of−Nスイッチを有
するモジュールは、アクティブなポートを、フル(N+
1)×(N+1)スイッチを有する他方のモジュールに
連結されたポートに変更することができる。 【0033】なお、スイッチ制御ユニット24に必要な
制御ロジックは極めて単純である。ユニット24は、初
期化時、単に、トラフィックを他のすべてのモジュール
に経路指定することができるスイッチを有するモジュー
ルを探索する。障害が発生すると、ユニット24は、ト
ラフィックを経路指定することができる別のモジュール
を探索する。 【0034】図3は、本発明によって提供されるいくつ
かの重要な特徴を示す。相互接続ファブリックに対し、
単一設計のみが必要とされる。図1に示すもの等のハイ
エンドシステムと、図3に示すもの等のローエンドシス
テムとに対し同じ設計が使用される。1つのモジュール
のみが、フル(N+1)×(N+1)スイッチを有する
必要があり、他のモジュールはより単純な適応1−of
−Nスイッチを有する。上述したように、機能ユニット
に、単一FRUとしてスイッチを提供することができ、
あるいはスイッチを別個のFRUとすることができる。
また、スイッチがモジュール間でデータを経路指定する
ために必要なロジックのすべてを有するため、各機能ユ
ニットに対して同じ設計を使用することができる。 【0035】さらに、顧客は、システムをアップグレー
ドしたい場合、モジュール(または、FRUの実装のさ
れ方によっては、単にスイッチ)を、フル(N+1)×
(N+1)スイッチを有するモジュールに置換えるだけ
でよい。適応1−of−Nスイッチがフル(N+1)×
(N+1)スイッチに置換えられるため、冗長性および
スループットが増大し、相互接続ファブリックがスイッ
チ型相互接続ファブリックからフルポイント・ツー・ポ
イント相互接続ファブリックに移行する。 【0036】ここで、図4の複合3×3/2−of−N
スイッチ33を考慮する。スイッチ33は、適応2−o
f−Nスイッチ37に面するフル3×3スイッチ35を
有する。スイッチ33は、図1に示す6×6スイッチ
等、データを動的に経路指定することができるフル(N
+1)×(N+1)スイッチである。しかしながら、ス
イッチ37は、初期化時に接続を行う適応スイッチであ
り、概して、接続は正常動作中変化しない。 【0037】スイッチ制御ユニット39は、スイッチ3
5および37を制御する。図2のスイッチ20に比較し
て、スイッチ33は、フル3×3スイッチ35に4つの
スイッチポイントの追加のオーバヘッドを有する。さら
に、適応2−of−Nスイッチは、2N個のスイッチポ
イントを必要とする。したがって、スイッチ33のスイ
ッチポイントの数は、Nの増大に対してスイッチ20よ
り高い割合で比例するが、その割合は、フル(N+1)
×(N+1)スイッチよりまだずっと有利である。 【0038】スイッチ33の、機能ユニットと2つのア
クティブポートとの間でデータを動的に経路指定する能
力を使用して、追加の冗長性および帯域幅を提供するこ
とができ、あるいは、モジュールが連結されてリングト
ポロジとなるのを可能にすることができる。図5は、ス
イッチ33の例を使用して追加の冗長性を提供する構成
を示す。 【0039】図5において、コンピュータシステム36
は、フル6×6スイッチ42Aを含むモジュール38A
を有する。他のモジュール38B、38C、38D、3
8Eおよび38Fの各々は、それぞれ3×3/2−of
−Nスイッチ42B、42C、42D、42Eおよび4
2Fを有する。3×3/2−of−Nスイッチは、各々
図4のスイッチ33と同一である。 【0040】この場合もまた、図5の相互接続ファブリ
ック44は、図1の相互接続ファブリック18と同一で
ある。しかしながら、接続経路のすべてが使用されると
は限らない。3×3/2−of−Nスイッチを有するモ
ジュールの各々が初期化される時、各スイッチのスイッ
チ制御ユニット39は、トラフィックを経路指定するこ
とができるモジュールを探索し、そのモジュールに接続
する。図5において、これはモジュール38Aである。
図3と同様に、アクティブな接続経路は太線で示され、
非アクティブなモジュールは破線で示されている。 【0041】しかしながら、モジュール38B、38
C、38D、38Eおよび38Fの各々は、第2のポー
トもまたアクティブとすることができ、このポートを使
用して冗長性を提供することができる。図5では、モジ
ュール38Fのポート1とモジュール38Aのポート5
との間の接続に障害が発生している。この状態が検出さ
れると、スイッチ42Fのスイッチ制御ユニット39
は、追加のホップを介してトラフィックを経路指定する
ことができる別のモジュールを探索する。この場合、ス
イッチ42Fのユニット39は、データをモジュール3
8Bに対するポート2を介して経路指定することができ
ることを発見し、モジュール38Bがモジュール38F
に対して接続を確立することを要求する。したがって、
スイッチ42Bのスイッチ制御ユニット39がポート5
を起動し、スイッチ42Fのユニット39がポート2を
起動し、それによってモジュール38Fと38Bとの間
の接続が完了する。そして、モジュール38Bは、モジ
ュール38Fのトラフィックをモジュール38Aに経路
指定することができる。モジュール38Aは、フル(N
+1)×(N+1)スイッチを有し、残りのモジュール
のいずれにもトラフィックを経路指定することができ
る。なお、冗長なアクティブポートは、実際には、障害
の発生した接続を有するモジュールによって必要とされ
ない。むしろ、冗長なアクティブポートは、二次アクテ
ィブ接続経路を提供するように要求されるモジュールに
よって必要とされる。 【0042】システム36が初期化される時、3×3/
2−of−Nスイッチを有するモジュールの各々は、図
3と同様に、単に、データを他のモジュールに経路指定
することができるモジュールを探索する。Nが偶数であ
る場合、3×3/2−of−Nスイッチを有するすべて
のモジュールに対して初期化時にアクティブな冗長経路
を確立することも可能である。たとえば、モジュール3
8A〜38Eのみが存在し、モジュール38Fが取除か
れたと仮定する。初期化時、冗長なアクティブ経路を、
モジュール38Bのポート2とモジュール38Cのポー
ト3との間と、モジュール38Dのポート4とモジュー
ル38Eのポート4との間とに確立することができる。
初期化時に冗長なアクティブ経路を確立することによ
り、動作中に一次経路に障害が発生した場合に別の経路
を探索する必要が無くなるため、時間を節約することが
できる。Nが奇数である場合、初期化時にアクティブな
冗長経路を割当てることはまだ可能であるが、1つのモ
ジュールは冗長なアクティブ経路を有さないことにな
る。しかしながら、このモジュールに対するアクティブ
経路に障害が発生した場合、そのモジュールは、他のモ
ジュールのうちの1つがその冗長なアクティブ接続を放
棄して要求側モジュールのためにアクティブな接続を提
供するように要求することができる。当然ながら、図5
に関して上述したように、一次アクティブ経路の障害が
検出された後に、冗長なアクティブ経路を割当てること
も可能である。 【0043】図6は、モジュールが連結されてリングト
ポロジとなるコンピュータシステム46を示す。図6に
おいて、モジュール48A、48B、48C、48D、
48Eおよび48Fは、それぞれ3×3/2−of−N
スイッチ52A、52B、52C、52D、52Eおよ
び52Fを有する。3×3/2−of−Nスイッチは、
各々図4のスイッチ33と同一である。 【0044】この場合もまた、図6の相互接続ファブリ
ック54は、図1の相互接続ファブリック18と同一で
ある。しかしながら、接続経路のすべてが使用されると
は限らない。コンピュータシステム46を初期化するた
めに、モジュールをモジュール順に初期化することがで
きる。たとえば、モジュール48Aが最初に初期化さ
れ、モジュール48Bが2番目に初期化され、等であ
る。モジュールの各々が初期化される時、各スイッチの
スイッチ制御ユニット39は、すべてのトラフィックを
経路指定することができるモジュールを探索することに
より、図5と同様にスイッチ型ファブリックを形成する
ことができるか否かを判断する。しかしながら、図6で
は、いずれの単一モジュールも他のすべてのモジュール
にトラフィックを経路指定することは不可能であるた
め、この探索は失敗する。したがって、初期化中のモジ
ュールは、単に、次のモジュールを直列に接続する。す
なわち、モジュール48Aのポート1がモジュール48
Bのポート1に接続し、モジュール48Bのポート2が
モジュール48Cのポート2に接続し、等である。最後
のモジュール(図6では48F)に達すると、このモジ
ュールは、それが一続きのモジュールの最後のモジュー
ルであることを検出し、第1のモジュールに戻るように
接続することによってリングを完了する。したがって、
図6において、モジュール48Fのポート1は、モジュ
ール48Aのポート5に戻るように接続する。図3およ
び図5と同様に、アクティブな接続経路は太線で示され
ており、非アクティブなモジュールは破線で示されてい
る。 【0045】図6に示す構成では、モジュールのいずれ
も比較的高価なフル(N+1)×(N+1)スイッチを
必要としないため、さらにコストが低減される。それに
も関らず、この構成は冗長性を提供する。モジュール間
のいずれかの単一接続に障害が発生した場合、トラフィ
ックはまだ、リング内の他の方向に経路指定されること
が可能である。 【0046】図3および図5に示す構成と同様に、図6
の構成は、相互接続ファブリックおよび機能ユニットに
対し、図1に示すハイエンド構成と同じ設計を使用す
る。さらに、顧客はシステムを拡張することができる。
モジュールのうちの1つを、フル(N+1)×(N+
1)スイッチを有するモジュールと単に置換えることに
より、図3および図5に示すように、相互接続ファブリ
ックは、リングトポロジからより高性能なスイッチ型ト
ポロジに移行する。追加のモジュールがフル(N+1)
×(N+1)スイッチを有するモジュールに置換えられ
る際に、相互接続ファブリックは、図1に示すように、
スイッチ型トポロジからポイント・ツー・ポイントトポ
ロジに移行する。 【0047】本明細書では、本発明を、モジュール、機
能ユニット、スイッチおよび相互接続ファブリックの一
般的な描写に関して説明した。当業者は、当然ながら、
任意の特定のシステムを実現するために追加の実現詳細
が定義される必要がある、ということを認めるであろ
う。たとえば、相互接続ファブリックがパケットベース
のネットワーキングプロトコルを使用して実現される場
合、本技術分野において既知であるように、あらゆるア
ドレス復号化ロジック、経路指定ロジック、パケットバ
ッファ等が必要となる。相互接続ファブリックが一続き
のパラレルバスとして実現される場合、本技術分野にお
いて既知であるように、あらゆる制御信号、クロック信
号、バスアービトレーション技術等が必要となる。かか
る詳細が本明細書において開示されなくても、当業者
は、本明細書および図面で開示される教示が、モジュー
ルの任意のペア間にフル相互接続経路を有するシステム
であって、それらモジュールのうちの1つまたは複数
が、相互接続経路のサブセットに対するアクティブな経
路を維持することのみが可能な適応スイッチを有するシ
ステムを、設計するために十分であることが判るであろ
う。 【0048】また、上記論考において、図2のスイッチ
20のスイッチ制御ユニット24と図4のスイッチ33
のスイッチ制御ユニット39とに対し、アクティブ接続
を確立するための比較的単純なアルゴリズムを開示し
た。しかしながら、より高性能なアルゴリズムを使用す
ることによって、有利な結果に達することができる。た
とえば、フル(N+1)×(N+1)スイッチを備えた
2つのモジュールを有し残りのモジュールが適応1−o
f−Nスイッチを有する構成では、相互接続トラフィッ
クを監視しトラフィック負荷のバランスをとるように適
応1−of−Nスイッチを再構成することが望ましい場
合がある。代替的に、図5のコンピュータシステム36
を考慮する。相互接続トラフィックを監視した後、大量
のトラフィックがモジュール38Cと38Eとの間に流
れると判断される場合がある。したがって、図4のスイ
ッチ33によって提供される二次接続を使用して、モジ
ュール38Cのポート4とモジュール38Eのポート3
との間にアクティブ経路を確立することができる。かか
る構成は、このトラフィックをモジュール38Aのフル
(N+1)×(N+1)スイッチから取除くため、スル
ープットが増大する。 【0049】本発明を、適応1−of−Nスイッチと、
適応2−of−Nスイッチに面するフル3×3スイッチ
とに関して上に説明した。しかしながら、本発明は、こ
れら2つの実施形態に限定されない。追加のアクティブ
接続をサポートするがまだフル(N+1)×(N+1)
スイッチより低い接続性を有するスイッチによって、追
加の冗長性および帯域幅を実現することができる。たと
えば、適応3−of−Nスイッチに面するフル4×4ス
イッチは、3つのアクティブな接続ポートを提供し、適
応4−of−Nスイッチに面するフル5×5スイッチ
は、4つのアクティブ接続を提供し、等である。一般的
に、本発明によるかかるスイッチは、適応(M−1)−
of−Nスイッチに面するフルM×Mスイッチであり、
3≦M≦Nである。多くのモジュールを有するシステム
では、これらスイッチは、スイッチ複雑性、コスト、冗
長性および帯域幅の間の完全なバランスをとることがで
きる。当業者は、かかるスイッチを設計するために本明
細書の教示をいかに適応させるかを理解するであろう。 【0050】本発明のモジュラ設計は、従来技術に比較
して多くの利点を提供する。まず、相互接続ファブリッ
クと機能ユニットとに対して単一設計のみが必要とされ
る。スイッチの設計のみが変更されればよい。単一設計
を使用することにより、システムを設計し、デバッグ
し、製造する際に、極めて大きいコストおよび時間の利
点が提供される。したがって、単一設計が、ローエンド
システムからハイエンドシステムまでにわたる多様なコ
ンピュータシステムをサポートすることができる。 【0051】さらに、本発明は、顧客に対し非常に容易
かつ費用効率のよいアップグレードパスを提供する。シ
ステムが、1−of−Nスイッチおよび3×3/2−o
f−Nスイッチを有するモジュールをフル(N+1)×
(N+1)スイッチを有するモジュールで置換えること
によってアップグレードされる際に、相互接続ファブリ
ックは、連続的にかつ自動的に、顧客がいかなる追加の
構成も必要とすることなく、リングトポロジまたはスイ
ッチ型トポロジからフルポイント・ツー・ポイントトポ
ロジに移行する。 【0052】本発明を、好ましい実施形態に関して説明
したが、当業者は、本発明の趣旨および範囲から逸脱す
ることなく形態および詳細を変更し得るということを理
解するであろう。 【0053】本発明の態様を以下に例示する。 【0054】1.デジタルシステムであって、N≧2で
ある、N+1個のモジュールと、該N+1個のモジュー
ルのうちのモジュールのすべてのペアの間に一意の接続
経路を提供する相互接続ファブリックと、前記N+1個
のモジュールのうちの少なくとも1つに提供される適応
スイッチであって、適応スイッチを有するモジュールを
前記N+1個のモジュールのうちの他のすべてのモジュ
ールに連結する一意の接続経路に対して、少なくとも1
つかつN個未満のアクティブ接続を維持する、適応スイ
ッチとを備え、データは、前記N+1個のモジュールの
うちの他の中間モジュールに経路指定されることによ
り、前記適応スイッチを有するモジュールと他のすべて
のモジュールとの間を流れることが可能であるデジタル
システム。 【0055】2.前記N+1個のモジュールのうちの少
なくとも1つは、フル(N+1)×(N+1)スイッチ
を含み、適応スイッチを有する各モジュールは、フル
(N+1)×(N+1)スイッチを有するモジュールへ
のアクティブ接続を生成する上記1記載のデジタルシス
テム。 【0056】3.前記適応スイッチは、1−of−N適
応スイッチである上記2記載のデジタルシステム。 【0057】4.前記適応スイッチは、適応2−of−
Nスイッチに面するフル3×3スイッチである上記2記
載のデジタルシステム。 【0058】5.フル(N+1)×(N+1)スイッチ
を有するモジュールに対する前記アクティブ接続は、一
次アクティブ接続であり、適応2−of−Nスイッチに
面する前記フル3×3スイッチと該フル(N+1)×
(N+1)スイッチを有する前記モジュール以外の該N
+1モジュールのうちのモジュールとの間に、二次アク
ティブ接続が存在する上記4記載のデジタルシステム。 【0059】6.前記二次アクティブ接続は、前記一次
アクティブ接続に対する冗長性を提供する上記5記載の
デジタルシステム。 【0060】7.前記二次アクティブ接続は、前記一次
接続を介して前記フル(N+1)×(N+1)スイッチ
を有する前記モジュールに経路指定されるデータに加え
て、該二次アクティブ接続を介してモジュールのペア間
でデータを経路指定することにより、帯域幅を増大させ
る上記5記載のデジタルシステム。 【0061】8.前記適応スイッチは、前記N+1個の
モジュールの各々における適応2−of−Nスイッチに
面するフル3×3スイッチであり、前記モジュールは、
互いに連結されてリングトポロジとなる上記1記載のデ
ジタルシステム。 【0062】9.前記適応スイッチは、適応(M−1)
−of−Nスイッチに面するフルM×Mスイッチであ
り、3≦M≦Nである上記1記載のデジタルシステム。 【0063】10.モジュールをN個の他のモジュール
に連結する適応スイッチであって、フルM×Mスイッチ
であり、前記モジュールの少なくとも1つの機能ユニッ
トに連結された第1の接続ポイントと、3≦M≦Nであ
る、M−1個のさらなる接続ポイントと、を有し、接続
ポイントの各ペア間でデータを動的に経路指定すること
ができる、フルM×Mスイッチと、適応(M−1)−o
f−Nスイッチであり、各々が、前記フルM×Mスイッ
チの前記M−1個のさらなる接続ポイントのうちの1つ
に一意に連結されているM−1個の接続ポイントと、前
記適応スイッチが、モジュールのすべてのペア間にポイ
ント・ツー・ポイント相互接続経路を有する相互接続フ
ァブリックに配置される場合に、前記N個の他のモジュ
ールの各々に連結されることが可能なN個のポート接続
ポイントと、を有する、適応(M−1)−of−Nスイ
ッチとを備え、前記適応(M−1)−of−Nスイッチ
の前記M−1個の接続ポイントと該適応(M−1)−o
f−Nスイッチの前記N個のポート接続ポイントとの間
の一意の静的接続経路を選択的に維持する適応スイッ
チ。
【図面の簡単な説明】 【図1】モジュールの各ペア間に一意の接続経路を有す
るフルポイント・ツー・ポイント相互接続ファブリック
を有するモジュールベースコンピュータシステムであっ
て、各モジュールが、任意の他のモジュールにデータを
経路指定することができるフル(N+1)×(N+1)
スイッチを有する、モジュールベースコンピュータシス
テムを示す。 【図2】本発明による適応1−of−Nスイッチを示
す。 【図3】モジュールの各ペア間に一意の接続経路を提供
するフルポイント・ツー・ポイント相互接続ファブリッ
クを有する、本発明によるモジュールベースコンピュー
タシステムであって、単一モジュールが、任意の他のモ
ジュールにデータを経路指定することができるフル(N
+1)×(N+1)スイッチを有し、残りのモジュール
が、図2の適応1−of−Nスイッチを有する、モジュ
ールベースコンピュータシステムを示す。 【図4】本発明による、適応2−of−Nスイッチに面
するフル3×3スイッチを示す。 【図5】モジュールの各ペア間に一意の接続経路を提供
するフルポイント・ツー・ポイント相互接続ファブリッ
クを有する、本発明によるモジュールベースコンピュー
タシステムであって、単一モジュールが、任意の他のモ
ジュールにデータを経路指定することができるフル(N
+1)×(N+1)スイッチを有し、残りのモジュール
が、図4に示す複合3×3/2−of−Nスイッチを有
する、モジュールベースコンピュータシステムを示す。 【図6】モジュールの各ペア間に一意の接続経路を提供
するフルポイント・ツー・ポイント相互接続ファブリッ
クを有する、本発明によるモジュールベースコンピュー
タシステムであって、各モジュールが図4に示す複合3
×3/2−of−Nスイッチを有し、モジュールが互い
に接続されてリングトポロジとなる、モジュールベース
コンピュータシステムを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B045 BB15 BB16 BB28 5B089 GA21 KA11 KB03 KC21 KC27 KG04 5K030 GA19 HC13 JA14 JL03 KA05 LB08 5K033 BA05 CB01 CB06 DB03

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 デジタルシステムであって、 N≧2である、N+1個のモジュールと、 該N+1個のモジュールのうちのモジュールのすべての
    ペアの間に一意の接続経路を提供する相互接続ファブリ
    ックと、 前記N+1個のモジュールのうちの少なくとも1つに提
    供される適応スイッチであって、適応スイッチを有する
    モジュールを前記N+1個のモジュールのうちの他のす
    べてのモジュールに連結する一意の接続経路に対して、
    少なくとも1つかつN個未満のアクティブ接続を維持す
    る、該適応スイッチとを備え、データは、前記N+1個
    のモジュールのうちの他の中間モジュールに経路指定さ
    れることにより、前記適応スイッチを有するモジュール
    と他のすべてのモジュールとの間を流れることが可能で
    あるデジタルシステム。
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