JP2003224486A - 衛星放送受信装置 - Google Patents

衛星放送受信装置

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JP2003224486A
JP2003224486A JP2002023874A JP2002023874A JP2003224486A JP 2003224486 A JP2003224486 A JP 2003224486A JP 2002023874 A JP2002023874 A JP 2002023874A JP 2002023874 A JP2002023874 A JP 2002023874A JP 2003224486 A JP2003224486 A JP 2003224486A
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pass filter
signal
frequency
satellite broadcast
low
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JP2002023874A
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Noboru Sadai
登 定井
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発振回路の漏れ信号などが入力されても受信
に悪影響を与えることがなく、また、相互変調歪を低減
できるディジタル衛星放送受信装置を提供する。 【解決手段】 受信端子2と、受信端子2を介して供給
される受信信号を発振回路20、21からの局部発振信
号を用いてベースバンド信号に周波数変換を行うミキサ
ー14、15を含む復調回路40と、を有するディジタ
ル衛星放送受信装置100は、高域通過フィルタ部11
0と、低域通過フィルタ部120とから構成される帯域
通過フィルタ101を備え、高域通過フィルタ部110
は、局部発振信号の周波数変化に基づいて通過帯域の下
限となる遮断周波数を可変するスイッチ手段SW1を、
低域通過フィルタ部120は、局部発振信号の周波数変
化に基づいて通過帯域の上限となる遮断周波数を可変す
るスイッチ手段SW2を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星放送受信装置
に関し、特にダイレクトコンバージョン方式の衛星放送
受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、衛星放送受信装置が広く普及して
いる。また、ダイレクトコンバージョン方式の衛星放送
受信装置は、受信したRF(高周波)信号からミキシン
グによって中間周波数信号に変換せずに直接ベースバン
ド信号を取り出す受信方式である。
【0003】図4は、従来のダイレクトコンバージョン
方式のディジタル衛星放送受信装置を示した図を示して
いる。
【0004】図4に示すように、従来のディジタル衛星
放送受信装置1は、受信信号が入力される受信端子2
と、帯域通過フィルタ3と、帯域通過フィルタ3から出
力された受信信号を増幅する初段のRF増幅器4と、受
信信号を外部に出力する出力端子5と、受信信号を受信
装置内部側又は出力端子5に分配する分配器6と、第1
のオートゲートコントロール(第1のAGC)7と、第
1のAGC7から出力された受信信号を増幅する第2段
目のRF増幅器8と、第2のオートゲートコントロール
(第2のAGC)13と、第2のAGC13からの受信
信号を増幅する増幅器と、第2のAGC13からの受信
信号と局部信号とをミキシングしてベースバンドのI信
号を生成するミキサー14と、第2のAGC13からの
受信信号と局部信号とをミキシングしてベースバンドの
Q信号を生成するミキサー15と、ミキサー14より出
力されるI信号を増幅するベースバンド増幅器16と、
ミキサー15より出力されるQ信号を増幅するベースバ
ンド増幅器17と、ベースバンド増幅器16に接続さ
れ、ベースバンド増幅器16で増幅されたI信号の高周
波成分を除去する低域通過フィルタ(LPF)18と、
ベースバンド増幅器17に接続され、ベースバンド増幅
器17で増幅されたQ信号の高周波成分を除去する低域
通過フィルタ(LPF)19と、発振周波数が1500
MHz〜2150MHzである第1の発振回路20と、
発振周波数が1900MHz〜3000MHzである第
2の発振回路21と、入力される局部信号を1/2分周
する1/2分周器22と、1/2分周器22及び第2の
発振回路21から出力される信号の周波数を変化させず
に、位相が90°ずれた2つの信号を生成する90°移
相器23と、90°移相器23に結合されており、第1
及び第2の発振回路20、21とともに閉フープを構成
するPLL(Phase Locked Loop)24と、PLLに選
局データを入力する入力端子25、26と、低域通過フ
ィルタ18より出力されるI信号を出力するI信号出力
端子28と、低域通過フィルタ19より出力されるQ信
号を出力するQ信号出力端子29と、変調回路30と、
増幅器31、32、33とを含んでいる。また、CPU
27は、ディジタル衛星放送受信装置1が搭載されるセ
ット装置側に設けられ、ディジタル衛星放送受信装置1
の全体を制御している。
【0005】また、40は第2のAGC13からの受信
信号をミキシングによってベースバンドのI/Q信号を
取り出すミキサー・I/Q復調回路を示している。
【0006】90°移相器23は、周波数が同一であ
り、位相が90°ずれた2つの信号を生成し、1/2分
周器22及び第2の発振回路からの信号を局部信号とし
てミキサー14、15へ出力する。ミキサー14、15
は、第2のAGC13を通過した受信信号と局部信号と
をミキシングすることによって周波数変換を行い、Iベ
ースバンド信号及びQベースバンド信号を出力端子2
8、29からPSK復調回路30へ出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のディジタル衛星放送受信装置1では、受信端子2に
発振回路20、21のもれ信号が発生するという問題が
ある。
【0008】また、この従来のディジタル衛星放送受信
装置1では、受信端子2から入力される受信信号の周波
数範囲は、950MHzから2150MHZの範囲であ
り、低周波数側の信号、例えば中心周波数950MHz
の信号を受信する場合、その2倍の周波数である190
0MHzの信号も受信信号に含まれている。この190
0MHzの信号もミキサー14、15によってベースバ
ンド信号に変換されてしまい、いわゆる高周波妨害の問
題が発生する。この高周波妨害の対策として、トラッキ
ングフィルタによって受信信号の周波数を受信チャンネ
ルに制限することが行われるが、広帯域化、例えば、受
信周波数帯域が950MHzから2600MHzの範囲
となると、このトラッキングフィルタでは対応すること
は困難となり、コストも高くなってしまう。
【0009】さらに、受信信号がRF増幅器8及び増幅
器31で増幅されるときに波形が歪んで高調波が発生し
てしまい、この高調波がミキサー14、15に入力され
ると受信に悪影響を及ぼしてしまうことがある。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するもので、
発振回路の漏れ信号などが受信端子に入力されても、受
信に悪影響を与えることがなく、また、相互変調歪を低
減することができるディジタル衛星放送受信装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の衛星放送受信装置は、帯域の異なる複数
の放送波を受信可能とした衛星放送受信装置であって、
受信する放送波の帯域に対応して、通過させる信号の周
波数特性を切換可能なフィルタを有し、受信すべき放送
波に応じて、フィルタにおける周波数特性を切換えるこ
とを特徴とするものである。
【0012】また、請求項2の衛星放送受信装置は、請
求項1記載の衛星放送受信装置において、フィルタは、
受信した信号のうちから低周波成分を除去する高域通過
フィルタ部と、受信した信号のうちから高周波成分を除
去する低域通過フィルタ部とを有することを特徴とする
ものである。
【0013】また、請求項3の衛星放送受信装置は、請
求項1又は2記載の衛星放送受信装置において、高域通
過フィルタ部は、受信すべき放送波に対応して、通過帯
域の下限を切換える第1のスイッチ手段を有し、低域通
過フィルタ部は、受信すべき放送波に対応して、通過帯
域の上限を切換える第2のスイッチ手段を有することを
特徴とするものである。
【0014】また、請求項4の衛星放送受信装置は、請
求項3記載の衛星放送受信装置において、第1のスイッ
チ手段は、第2のスイッチ手段と連動して切換わること
を特徴とするものである。
【0015】また、請求項5の衛星放送受信装置は、受
信信号が入力される受信端子と、受信端子を介して供給
される受信信号を発振回路からの局部発振信号を用いて
ベースバンド信号に周波数変換を行うミキサーを含む復
調回路と、を有する衛星放送受信装置において、復調回
路の前段に配置され、受信する信号に応じて通過させる
周波数特性を切換え可能なフィルタを備え、フィルタ
は、受信信号のうちから低周波成分を除去する高域通過
フィルタ部と、受信信号のうちから高周波成分を除去す
る低域通過フィルタ部とを有し、高域通過フィルタ部
は、局部発振信号の周波数変化に応じて、通過帯域の下
限を切換える第1のスイッチ手段を有し、低域通過フィ
ルタ部は、局部発振信号の周波数変化に応じて、通過帯
域の上限を切換える第2のスイッチ手段を有することを
特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、本発明に係るダイレクトコンバー
ジョン方式のディジタル衛星放送受信装置のブロック図
を示している。
【0017】本発明の特徴点は、帯域の異なる複数の放
送波を受信可能とした衛星放送受信装置100であっ
て、受信する放送波の帯域に対応して、通過させる信号
の周波数特性を切換可能なフィルタ101を有し、受信
すべき放送波に応じて、フィルタ101における周波数
特性を切換える点にある。従来のディジタル衛星放送受
信装置1と異なる点は、図4における帯域通過フィルタ
(バンドパスフィルタ)を追加したことである。
【0018】図1に示すように、このディジタル衛星放
送受信装置100は、受信信号が入力される受信端子2
と、帯域通過フィルタ3と、帯域通過フィルタ3から出
力された受信信号を増幅する初段のRF増幅器4と、受
信信号を外部に出力する出力端子5と、受信信号を受信
装置内部側又は出力端子5に分配する分配器6と、第1
のオートゲートコントロール(第1のAGC)7と、第
1のAGC7から出力された受信信号を増幅する第2段
目のRF増幅器8と、フィルタ入力端子9と、第1のA
GCから出力された受信信号が入力される帯域通過フィ
ルタ101と、フィルタ出力端子11と、第2のオート
ゲートコントロール(第2のAGC)13と、第2のA
GC13からの受信信号と局部信号とをミキシングして
ベースバンドのI信号を生成するミキサー14と、第2
のAGC13からの受信信号と局部信号とをミキシング
してベースバンドのQ信号を生成するミキサー15と、
ミキサー14より出力されるI信号を増幅するベースバ
ンド増幅器16と、ミキサー15より出力されるQ信号
を増幅するベースバンド増幅器17と、ベースバンド増
幅器16に接続され、ベースバンド増幅器16で増幅さ
れたI信号の高周波成分を除去する低域通過フィルタ
(LPF)18と、ベースバンド増幅器17に接続さ
れ、ベースバンド増幅器17で増幅されたQ信号の高周
波成分を除去する低域通過フィルタ(LPF)19と、
発振周波数が1500MHz〜2150MHzである第
1の発振回路20と、発振周波数が1900MHz〜3
000MHzである第2の発振回路と21、第1の発振
回路21から出力される局部信号を1/2分周する1/
2分周器22と、1/2分周器22及び第2の発振回路
21から出力される信号の周波数を変化させずに、位相
が90°ずれた2つの信号を生成する90°移相器23
と、90°移相器23に結合されており、第1及び第2
の発振回路20、21とともに閉フープを構成するPL
L(Phase Locked Loop)24と、PLL24に選局デ
ータを入力する入力端子25、26と、帯域通過フィル
タ100及び低域通過フィルタ18より出力されるI信
号を出力するI信号出力端子28と、低域通過フィルタ
29より出力されるQ信号を出力するQ信号出力端子2
9と、変調回路30と、増幅器31、32、33とを含
んでいる。なお、CPU102は、ディジタル衛星放送
受信装置100が搭載されるセット装置側に設けられ、
ディジタル衛星放送受信装置100の全体の動作を制御
している。
【0019】また、40は第2のAGC13からの受信
信号をミキシングによってベースバンドのI/Q信号を
取り出すミキサー・I/Q復調回路を示している。
【0020】次に、帯域通過フィルタ101について具
体的に説明する。
【0021】図2は帯域通過フィルタの回路構成図を示
している。図2に示すように、帯域通過フィルタ101
は、ハイパスフィルタ部110と、ローパスフィルタ部
120とから構成されている。低周波成分を除去するハ
イパスフィルタ部110において、9はハイパスフィル
タ部110に、受信信号を入力するためのフィルタ入力
端子である。111はハイパスフィルタ部110のフィ
ルタ出力端子である。112はコンデンサであり、一端
がフィルタ入力端子9に接続され、他端がコイル113
に接続され、コンデンサ113の他端はフィルタ出力端
子111に接続されている。114はコイルであり、一
端がコンデンサ112とコンデンサ113との接続ライ
ン上に接続され、他端がコンデンサ115に接続されて
いる。
【0022】116はコンデンサで一端がコンデンサ1
15に接続され、他端が接地されている。SW1は、ス
イッチ手段であり、一端がコンデンサ115とコンデン
サ116との接続ライン上に接続され、他端は接地され
ている。
【0023】スイッチ手段SW1は、第1及び第2の発
振回路20、21の発振信号の周波数変化に応じて、通
過帯域の上限となる遮断周波数を変化させるためのスイ
ッチ手段であり、後述するローパスフィルタ部120に
おけるスイッチ手段SW2と連動して、CPU102の
制御のもとでミキサー・I/Q復調回路40の汎用ポー
ト出力端子34を介してオン・オフが制御され電圧が切
り換えられる。スイッチ手段SW1は、スイッチ手段S
W2と連動して切換わるようにしているので、ローパス
フィルタ部120をハイパスフィルタ部110に追従さ
せることができる。
【0024】このハイパスフィルタ部110の遮断周波
数は、コンデンサ112の容量C1、コンデンサ113
の容量C2、コイル114のインダクタンスL1、コン
デンサ115の容量C3及びコンデンサ116の容量C
4によって決定される。スイッチ手段SW1のオン・オ
フすることによりハイパスフィルタ部110の容量を変
化させて、遮断周波数を切換えることができる。
【0025】ハイパスフィルタ部110は、スイッチ手
段SW1がオンのときに950MHz以上の周波数成分
を有する受信信号のみを通過させ、スイッチ手段SW1
がオフのときに1500Mhz以上の周波数成分を有す
る受信信号のみを通過させるように各素子の値を設定し
ている。
【0026】次に、ローパスフィルタ部について説明す
る。高周波成分を除去するローパスフィルタ部120に
おいて、121はローパスフィルタ部120に、受信信
号を入力するためのフィルタ入力端子である。122は
ローパスフィルタ部のフィルタ出力端子である。123
はコイルであり、一端がフィルタ入力端子121に接続
され、他端がフィルタ出力端子122に接続されてい
る。
【0027】124はコンデンサであり、一端がフィル
タ入力端子121とコイル123との接続ライン上に接
続されている。SW2はスイッチ手段であり、一端がコ
ンデンサ124に接続され、他端が接地されている。ま
た、125はコンデンサであり、一端がコンデンサ12
4とスイッチ手段SW2との接続ライン上に接続され、
他端が接地されている。126はコンデンサであり、一
端はコイル123とフィルタ出力端子122との接続ラ
イン上に接続され、他端は接地されている。
【0028】スイッチ手段SW2は、第1及び第2の発
振回路20、21の発振信号の周波数変化に応じて、通
過帯域の下限となる遮断周波数を変化させるためのスイ
ッチ手段であり、上記したハイパスフィルタ部110に
おけるスイッチ手段SW1と連動して、CPU101の
制御のもとでミキサー・I/Q復調回路40の汎用ポー
ト出力端子34を介してオン・オフが制御され電圧が切
り換えられるようになっている。
【0029】このローパスフィルタ部120の遮断周波
数は、コイル123のインダクタンスL2、コンデンサ
124の容量C5、コンデンサ125の容量C6及びコ
ンデンサ126の容量C7によって決定される。スイッ
チ手段SW2のオン・オフによりローパスフィルタ部1
20の容量を変化させて、遮断周波数を切換えるように
している。
【0030】ローパスフィルタ部120は、スイッチ手
段SW2がオンのときに1500MHz以下の周波数成
分を有する受信信号のみを通過させ、スイッチ手段SW
2がオフのときに2150Mhz以下の周波数成分を有
する受信信号のみを通過させるように各素子の値を設定
している。
【0031】図3は、帯域通過フィルタ101の通過特
定を示した図である。図3において、図2におけるスイ
ッチ手段SW1、SW2がオンのときは、帯域通過フィ
ルタ101は、950MHzから1500MHzの周波
数成分を有する信号のみを通過させることを示してい
る。また、スイッチ手段SW1、SW2がオフのとき
は、帯域通過フィルタ101は、1500MHzから2
150MHzの周波数成分を有する信号のみを通過させ
ることを示している。
【0032】次に、動作について説明する。ディジタル
衛星放送受信装置100は、受信周波数帯域が950M
Hz〜1500MHzのときは、帯域通過フィルタ10
1におけるハイパスフィルタ部110のスイッチ手段S
W1及びローパスフィルタ部120のスイッチ手段SW
2を共にオンとなるようにCPU102によって制御す
る。これにより、受信信号の中で、受信周波数が950
MHz以下の信号成分はハイパスフィルタ部110によ
って除去される。
【0033】一方、受信信号の中で、受信周波数が15
00MHz以上の信号成分は、ローパスフィルタ部12
0により除去される。例えば、中心周波数950MHz
の信号を受信する場合には、第2の発振回路21より受
信周波数の2倍の周波数である1900MHzの発振信
号が出力され、この1900MHzの発振信号が受信信
号に含まれてしまう。
【0034】受信信号が帯域通過フィルタ101を通過
すると、受信信号の内から第1の発振回路の発振信号と
同一の周波数成分である1900MHzの信号は、ロー
パスフィルタ部120によって除去される。これによ
り、たとえ発振回路の漏れ信号などが受信端子に入力さ
れたとしても、受信に悪影響を与える周波数成分を除去
することができる。また、広帯域の信号が入力された場
合、帯域通過フィルタ101によりミキサー14、15
に入力される信号が抑圧され、ミキサー14、15での
高調波歪を低減できる。
【0035】また、ディジタル衛星放送受信装置100
は、受信周波数帯域が1500MHz〜2150MHz
のときは、帯域通過フィルタにおけるハイパスフィルタ
部110のスイッチ手段SW1及びローパスフィルタ部
120のスイッチ手段SW2を共にオフとなるようにC
PU102によって制御する。これにより、受信信号の
中で、受信周波数が1500MHz以下の信号成分はハ
イパスフィルタ部110によって除去される。
【0036】一方、受信信号の中で、受信周波数が21
50MHz以上の信号成分はローパスフィルタ部120
により除去される。例えば、中心周波数1500MHz
の信号を受信する場合には、RF増幅器での信号の歪み
によって高調波が発生してしまうが、この高調波を含ん
だ受信信号が帯域通過フィルタ101のハイパスフィル
タ部110を通過すると、受信信号の内から受信周波数
が1500MHz以下の信号成分はハイパスフィルタ部
110により除去される。これにより、RF増幅器での
信号の歪みによって発生する高調波を低減することがで
き、高調波が受信に悪影響を与えることを防ぐことがで
きる。
【0037】なお、本実施の形態において、フィルタを
ハイパスフィルタ部110とローパスフィルタ部120
とからなる帯域フィルタ101で構成した場合について
説明したが、これに限定されることなく、フィルタを、
ハイパスフィルタ部、又はローパスフィルタ部のみで構
成することもできる。
【0038】以上本発明の好ましい実施例について詳述
したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の
範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したところから明らかなよう
に、本発明によれば、発振回路の漏れ信号などが受信端
子に入力されても受信に悪影響を与えることがなく、ま
た、相互変調歪を低減できるディジタル衛星放送受信装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衛星放送受信装置のブロック図で
ある。
【図2】帯域通過フィルタの回路構成図である。
【図3】帯域通過フィルタの通過特性を示す図である。
【図4】従来のダイレクトコンバージョン方式の衛星放
送受信装置を示した図である。
【符号の説明】 14、15 ミキサー 20 第1の発振回路 21 第2の発振回路 22 1/2分周器 23 90°移相器 24 PLL 30 PSK復調回路 40 ミキサー・I/Q復調回路 100 衛星放送受信装置 101 帯域通過フィルタ 110 ハイパスフィルタ部 120 ローパスフィルタ部 SW1、SW2 スイッチ手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA20 DA04 5K052 AA01 BB02 BB10 CC06 DD04 DD16 EE02 EE03 EE13 FF24 GG22 GG26 GG32 5K062 AA09 AB07 AD04 BC02 BC04 BE08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯域の異なる複数の放送波を受信可能と
    した衛星放送受信装置であって、 受信する放送波の帯域に対応して、通過させる信号の周
    波数特性を切換可能なフィルタを有し、 受信すべき放送波に応じて、前記フィルタにおける前記
    周波数特性を切換えることを特徴とする衛星放送受信装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の衛星放送受信装置におい
    て、 前記フィルタは、 受信した信号のうちから低周波成分を除去する高域通過
    フィルタ部と、 受信した信号のうちから高周波成分を除去する低域通過
    フィルタ部とを有することを特徴とする衛星放送受信装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の衛星放送受信装置
    において、 前記高域通過フィルタ部は、受信すべき放送波に対応し
    て、通過帯域の下限を切換える第1のスイッチ手段を有
    し、 前記低域通過フィルタ部は、受信すべき放送波に対応し
    て、通過帯域の上限を切換える第2のスイッチ手段を有
    することを特徴とする衛星放送受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の衛星放送受信装置におい
    て、 前記第1のスイッチ手段は、前記第2のスイッチ手段と
    連動して切換わることを特徴とする衛星放送受信装置。
  5. 【請求項5】 受信信号が入力される受信端子と、前記
    受信端子を介して供給される受信信号を発振回路からの
    局部発振信号を用いてベースバンド信号に周波数変換を
    行うミキサーを含む復調回路と、を有する衛星放送受信
    装置において、 前記復調回路の前段に配置され、受信する信号に応じて
    通過させる周波数特性を切換え可能なフィルタを備え、 前記フィルタは、 前記受信信号のうちから低周波成分を除去する高域通過
    フィルタ部と、 前記受信信号のうちから高周波成分を除去する低域通過
    フィルタ部とを有し、 前記高域通過フィルタ部は、前記局部発振信号の周波数
    変化に応じて、通過帯域の下限を切換える第1のスイッ
    チ手段を有し、 前記低域通過フィルタ部は、前記局部発振信号の周波数
    変化に応じて、通過帯域の上限を切換える第2のスイッ
    チ手段を有することを特徴とする衛星放送受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010226598A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Kenwood Corp 無線受信機

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