JP2003221336A - 抗悪性腫瘍剤 - Google Patents

抗悪性腫瘍剤

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JP2003221336A
JP2003221336A JP2002018331A JP2002018331A JP2003221336A JP 2003221336 A JP2003221336 A JP 2003221336A JP 2002018331 A JP2002018331 A JP 2002018331A JP 2002018331 A JP2002018331 A JP 2002018331A JP 2003221336 A JP2003221336 A JP 2003221336A
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liposome
cancer
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dihydrochloride
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Naoto Oku
直人 奥
Kazuhiko Baba
一彦 馬場
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Taiho Pharmaceutical Co Ltd
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Taiho Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 6−[[2−(ジメチルアミノ)エチ
ル]アミノ]−3−ヒドロキシ−7Hインデノ[2,1
−c]キノリン−7−オン又はその薬学的に許容される
塩を包含するリポソームを含有することを特徴とする抗
悪性腫瘍剤。 【効果】 本発明の抗悪性腫瘍剤は、有効成分の抗腫瘍
活性を増強し、毒性を低下することから、悪性腫瘍の治
療において、副作用を軽減しながらがんの進行を抑える
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた抗腫瘍作用
を有し、副作用の軽減された抗悪性腫瘍剤に関する。
【0002】
【従来の技術】現在までにがん治療のために多くの薬物
が開発され、医療に用いられている。しかし、現在に至
るまで腫瘍組織に対してのみ選択的に殺細胞効果を示す
抗がん剤は開発されていない。抗がん剤をそのまま血管
内に投与した場合、血中から速く消失したり、標的以外
の臓器にも分布することがあり、必ずしも効果的にがん
組織に集積するとは限らない。このため抗がん剤の多く
は、がん組織に対する抗腫瘍作用(主作用)を十分に発
揮できず、またしばしば望ましくない正常組織への作用
(副作用)を伴い、重篤な毒性を引き起こしている。
【0003】ところで、次式(1)
【0004】
【化1】
【0005】で表される6−[[2−(ジメチルアミ
ノ)エチル]アミノ]−3−ヒドロキシ−7Hインデノ
[2,1−c]キノリン−7−オン又はその薬学的に許
容される塩(以下、化合物(1)という)はトポイソメ
ラーゼIおよびIIを阻害することにより抗腫瘍効果を発
揮し、幅広いスペクトルのヒト腫瘍に対して強い増殖抑
制効果を示すことが知られている(国際公開WO95/
32187号公報)。しかし化合物(1)をそのまま血
管内に投与した場合、標的以外の臓器にも分布すること
があり、必ずしも効果的にがん組織に集積するとは限ら
ないため、抗腫瘍効果が十分に発揮されず、骨髄抑制な
どの副作用が発現する場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、この化合物(1)を含有し、生体内投与時のがん組
織到達性が向上し、抗悪性腫瘍作用が増強し、副作用が
軽減された抗悪性腫瘍剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、化合
物(1)の薬物送達システム(DDS,Drug Delivery Syste
m)について種々検討した結果、化合物(1)をリポソー
ム内に封入した製剤とすれば、当該製剤を血管内に投与
したときの抗腫瘍活性が有意に増大し、生存期間も延長
されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は化合物(1)を包含す
るリポソームを含有することを特徴とする抗悪性腫瘍剤
を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明抗悪性腫瘍剤の有効成分で
ある化合物(1)の塩としては、塩酸塩、特に二塩酸塩
が好ましい。また、当該化合物(1)には、水和物も含
まれる。
【0010】本発明に用いられるリポソームとは、細胞
膜を構成しているリン脂質を水中に分散させて形成され
る脂質二分子膜により囲まれた内水相部分を有する閉鎖
小胞であり、そのサイズや脂質二分子の数によって多重
相リポソーム(MultilamellarVesicle: MLV)、大きな一
枚膜リポソーム(Large Unilamellar Vesicle: LUV)およ
び小さな一枚膜リポソーム(Small Unilamellar Vesicl
e: SUV)の3種類に分類される。本発明ではいずれの種
類のリポソームも使用可能であるが、好ましくはSUV
である。本発明の抗悪性腫瘍剤は生体内投与前および投
与後の血液中のいずれにおいても安定なリポソーム構造
を形成していなければならない。リポソーム膜を形成す
るリン脂質としては、例えば、卵黄レシチン、大豆レシ
チン、スフィンゴミエリン、ホスファチジルセリン、ホ
スファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトー
ル、ジホスファチジルグリセロール、ホスファチジルエ
タノールアミン、水素添加精製卵黄ホスファチジルコリ
ン、水素添加精製大豆ホスファチジルコリン、ジパルミ
トイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファ
チジルコリン等が挙げられる。リポソームを構成する二
分子膜の流動性、膜透過性は相転移温度を境として大き
く増加するため、相転移温度が37℃以上であるリン脂
質を用いるのが好ましく、このようなリン脂質として
は、例えば水素添加精製卵黄ホスファチジルコリン(相
転移温度50〜60℃、以下HEPCとする)、水素添
加精製大豆ホスファチジルコリン(相転移温度約55
℃、以下HSPCとする)、ジパルミトイルホスファチ
ジルコリン(相転移温度約41℃、以下DPPCとす
る)およびジステアロイルホスファチジルコリン(相転
移温度58℃、以下DSPCとする)が挙げられ、この
うちDPPCが特に好ましい。これらは1種または2種
以上混合して用いることができる。本発明においては、
これらリン脂質に加えて、リポソームの安定化の目的で
コレステロール又はその誘導体を使用するのが好まし
い。また、等張化剤として、例えば、グリセリン、ブド
ウ糖、塩化ナトリウムなど、pH調節剤として水酸化ナ
トリウムなど、荷電脂質類としてコレステロール類、ジ
セチルホスフェート、ホスファチジン酸、ステアリルア
ミン等の添加も可能である。さらに、パラベン類、クロ
ルブタノール、ベンジルアルコール、プロピレングリコ
ールなどの防腐剤を加えてもよい。
【0011】本発明の抗悪性腫瘍剤は自体公知の方法に
より調製される。すなわち、例えば、逆相蒸発法[プロ
シーディング・オブ・ザ・ナショナルアカデミー・オブ
・サイエンシズ・ユー・エス・エー(Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA),75,4194(1
978)、国際公開WO97/48398号公報]、凍
結融解法[アーチーズ・オブ・バイオケミストリー・ア
ンド・バイオフィジックス(Arch.Bioche
m.Biophys),212,186(198
1)]、pH勾配法[バイオキミカ・エト・バイオフィ
ジカ・アクタ(Biochem.Biophys.Ac
ta),816,294(1985)、特開平7−16
5560号公報]などが挙げられる。
【0012】これらの中で、pH勾配法は、pHにより
溶解度が大きく異なる薬物をリポソーム内に高い包含率
で封入する際に非常に有用であり、化合物(1)におい
ても最適な方法のひとつである。pH勾配法による本発
明製剤の調製方法としては、例えば、脂質成分をクロロ
ホルム、エーテル、エタノールなどの溶媒に溶解後、こ
れを適当な容器に入れ、減圧下溶媒留去し容器内面に脂
質薄膜を形成する。次いで、弱酸性水溶液を薄膜に加
え、凍結融解を行い、内水相が弱酸性である大きな多重
相リポソーム(MLV)を調製する。さらに、エクスト
ルージョン法などにより、小さな一枚膜リポソーム(S
UV)とした後、中性緩衝液を加えて外水相を中性とす
る(内水相と外水相のpHの差は3以上であることが望
ましい)。ここに化合物(1)の水溶液を添加し、脂質
二分子膜の相転移温度より約10℃高い温度でインキュ
ベートする。以上の操作により、化合物(1)をリポソ
ームの内部に高率かつ定量的に封入することができる。
【0013】リポソームの粒子サイズは内包されている
化合物(1)の生体内分布、腫瘍組織への送達性に大き
な影響を与える。従って、本発明においては、化合物
(1)内包リポソームの粒子径を適切かつ均一にするた
めに、サイジング処理を行うのが好ましく、例えば、エ
クストルーダー(リペックスバイオメンブラン社製な
ど)を使用し、適切な孔径のメンブランフィルターに数
回通過させることにより、平均粒子径として約50〜約
200nm、好ましくは75〜125nmになるように
調節することが望ましい。
【0014】本発明に用いるリポソームは化合物(1)
1重量部に対し、リン脂質を1〜50重量部、コレステ
ロールを0.1〜10重量部を含有するのが、リポソー
ムの安定性、腫瘍組織への移行性等の点で好ましい。
【0015】またリポソームの膜表面を、必要に応じ、
ポリエチレングリコール誘導体、ペプチド、レクチン、
抗体、糖質、多糖、糖タンパク、糖脂質などのリガンド
で修飾することによって、リポソームの血中での安定
性、組織分布、腫瘍組織への移行性等をさらに向上させ
ることができる。
【0016】以上の操作によって、本発明の化合物
(1)内包リポソームが調製され、必要に応じ、超遠心
処理、ゲル濾過処理、限外濾過処理および透析処理を単
独または適宜組み合わせて行うことによって、リポソー
ムに内包されなかった化合物(1)を除去することがで
きる。
【0017】上記の方法により得られる本発明の化合物
(1)内包リポソームはそのままでも使用できるが、保
存期間、保存条件などを考慮して、マンニトール、トレ
ハロース、ラクトース、グリシンなどの賦形剤を加えて
凍結乾燥することもできる。またグリセリンなどの凍結
保存剤を加え、凍結保存してもよい。
【0018】本発明の抗悪性腫瘍剤は、一般的には、使
用時に生理的に許容される水溶液で懸濁または希釈して
注射剤(静脈内、筋肉内、皮下投与製剤)として用いら
れるが、経口剤、点鼻剤、吸入剤、坐剤、経皮吸収剤、
経粘膜吸収剤などとして使用することもできる。最終製
剤は、悪性腫瘍〔ヒトなどの哺乳動物の肺がん、消化器
がん(食道がん、胃がん、直腸がん、結腸がん)、乳が
ん、頭頸部がん、肝臓がん、胆嚢がん、膵臓がん、婦人
科がん(子宮がん、子宮頸がん、卵巣がんなど)、泌尿
器がん(腎がん、膀胱がん、前立腺がん)、脳腫瘍、白
血病、メラノーマ、悪性リンパ腫など〕の治療、緩解の
ための有効量が投与されるように設計されていればよ
い。たとえば静脈内投与製剤として化合物(1)が1〜
1000mg含有されていればよい。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例および試験例を示す。
【0020】実施例1 DPPC40mgおよびコレステロール10mgをナス
型フラスコに入れ、5mLのクロロホルムを加えた。エ
バポレーターで減圧下、クロロホルムを留去し、ナス型
フラスコの底に脂質薄膜を形成させた。さらにデシケー
ター内で1時間真空乾燥した。次に0.3Mクエン酸溶
液(pH4.0)1mLで水和後、凍結融解を3回行っ
た。バス型ソニケーターを用いて10分間超音波処理し
た後、エクストルーダー(リペックスバイオメンブラン
社製)を用い、孔径100nmのポリカーボネートメン
ブランフィルター(商品名:ヌクレポア ミリポア社
製)に3回通過させてリポソームの平均粒子径を約10
0nmに調節した。次に0.5M炭酸ナトリウム溶液
0.78mLを加えてpH7.5とし、さらに20mM
HEPES緩衝液(pH7.5)を加えて全量を2mL
とした。
【0021】次に5mg/mL化合物(1)〔二塩酸
塩〕溶液(20mM HEPES緩衝液に溶解)1mL
を加え、60℃で振とうインキュベートすることにより
化合物(1)〔二塩酸塩〕をリポソーム内に封入した。さ
らに、封入されていない化合物(1)〔二塩酸塩〕を除去
するために、遠心分離(90000g、 15min、4
℃)を3回行い上清を除去した後、リン酸緩衝液(PB
S(−))を用いて懸濁した。
【0022】試験例1 実施例1で調製したリポソーム溶液の10倍希釈液10
μLに10%トリトンX100(一般名:ポリオキシエ
チレン(10)オクチルフェニルエーテル)溶液200
μLおよび0.3Mクエン酸緩衝液1790μLを加え
混合し、さらに超音波処理を行うことによりリポソーム
膜を可溶化した。蛍光光度計を用いて励起波長468n
m、蛍光波長568nmの条件下における混合溶液の蛍
光強度を測定し、あらかじめ作成しておいた検量線から
リポソーム内の化合物(1)〔二塩酸塩〕量を求めた。
その結果リポソーム内への化合物(1)〔二塩酸塩〕の
封入率は約90%であり、良好に封入されていることが
確認された。その後リポソーム溶液を4℃で密栓保存
し、調製から0,1,3,5,7,10及び14日目に
放出した化合物(1)〔二塩酸塩〕を遠心で除去した
後、同様の方法でリポソーム内の化合物(1)〔二塩酸
塩〕量を求めた。その結果10日目まで封入率90%以
上を維持していることが確認された。
【0023】試験例2 抗腫瘍効果の評価に用いる高肺転移性腫瘍細胞株Lew
is Lung Carcinomaを5%CO2存在
下、37℃10%FBS−DMEM中で培養し、継代し
た。5×106 cells/mLに調製した高肺転移
性腫瘍細胞株Lewis Lung Carcinom
aを5週齢雄性C57BL/6マウスの左腹側部に0.
2mL皮下投与して固形がん担がんマウスを作成した。
Lewis Lung Carcinoma移植4,9
および14日後のマウスに、コントロールとしてリン酸
緩衝液(PBS(−))、化合物(1)〔二塩酸塩〕溶
液(化合物(1)〔二塩酸塩〕として20mg/kg)
および実施例1で調製された化合物(1)封入リポソー
ム溶液(化合物(1)〔二塩酸塩〕として20mg/k
g)を0.2mL/body/day尾静脈内に投与し
た。がん移植3日後から腫瘍容積を測定することにより
化合物(1)〔二塩酸塩〕溶液および化合物(1)〔二
塩酸塩〕封入リポソーム溶液の抗腫瘍効果を調べた。腫
瘍容積は以下の式を用いて算出した。
【0024】腫瘍容積(Tumor Volume)=
0.4×a×b2 (a:腫瘍部位の長径、 b:腫瘍部位の短径)
【0025】その結果、図1に示すように、化合物
(1)〔二塩酸塩〕封入リポソーム溶液処置群は化合物
(1)〔二塩酸塩〕溶液処置群に比べ有意に腫瘍増殖抑
制効果を示した。また副作用の指標として体重変化およ
び生存日数を調べた。図2に示すように、すべての群に
おいて体重の減少が見られたが、化合物(1)〔二塩酸
塩〕封入リポソーム溶液処置群ではその程度が最も小さ
かった。また図3に示すように、化合物(1)〔二塩酸
塩〕封入リポソーム溶液処置群の平均生存日数は38.
2日であり、コントロール群(21.8日)および化合
物(1)〔二塩酸塩〕溶液処置群(24日)と比較して
高い延命効果が認められた。
【0026】これらの試験結果より、化合物(1)封入
リポソーム製剤は化合物(1)の抗腫瘍活性を増強し、
毒性を軽減することが判明した。抗がん活性の増強の原
因は、リポソーム内への安定な封入によって化合物
(1)の生体内分布が改善され、がん組織への到達性が
向上したためと考えられる。
【0027】
【発明の効果】本発明の抗悪性腫瘍剤は、化合物(1)
の抗腫瘍活性を増強し、毒性を低下することから、悪性
腫瘍の治療において、副作用を軽減しながらがんの進行
を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験例2の抗腫瘍効果を示す図である〔円:コ
ントロール群、四角:化合物(1)〔二塩酸塩〕溶液処
置群、三角:化合物(1)〔二塩酸塩〕封入リポソーム
溶液処置群(以下図2〜図3)において同じ〕。
【図2】試験例2のマウスの体重変化を示す図である。
【図3】図3は、試験例2のマウスの生存日数を示す図
である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年1月15日(2003.1.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
フロントページの続き Fターム(参考) 4C034 CJ10 4C076 AA19 BB13 BB15 BB16 CC27 DD63 DD70 FF67 4C086 AA01 AA02 BC27 MA01 MA05 MA24 MA52 MA55 MA65 MA66 NA06 ZB26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 6−[[2−(ジメチルアミノ)エチ
    ル]アミノ]−3−ヒドロキシ−7Hインデノ[2,1
    −c]キノリン−7−オン又はその薬学的に許容される
    塩を包含するリポソームを含有することを特徴とする抗
    悪性腫瘍剤。
  2. 【請求項2】 リポソームが、相転移温度が37℃以上
    のリン脂質であることを特徴とする請求項1記載の抗悪
    性腫瘍剤。
  3. 【請求項3】 リポソームが、水素添加精製卵黄ホスフ
    ァチジルコリン、水素添加精製大豆ホスファチジルコリ
    ン、ジパルミトイルホスファチジルコリンまたはジステ
    アロイルホスファチジルコリンであることを特徴とする
    請求項1記載の抗悪性腫瘍剤。
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