JP2003219872A - ヌクレオチドをインクジェットプリンティング方式で並べdnaやrnaまたタンパク質を自在に配列する装置。 - Google Patents
ヌクレオチドをインクジェットプリンティング方式で並べdnaやrnaまたタンパク質を自在に配列する装置。Info
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- JP2003219872A JP2003219872A JP2002061188A JP2002061188A JP2003219872A JP 2003219872 A JP2003219872 A JP 2003219872A JP 2002061188 A JP2002061188 A JP 2002061188A JP 2002061188 A JP2002061188 A JP 2002061188A JP 2003219872 A JP2003219872 A JP 2003219872A
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- Japan
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- dna
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 従来法より短期間でDNAを合成できる装置
や方法を提供する。 【解決手段】インクジェットプリンティング方式により
ノズルからアデニンやチミンのようなヌクレオチドを噴
射し並べる。次に、酵素を使って隣り合って存在してい
るヌクレオチドを結合させると、1本鎖DNAやRNA
ができる。ヌクレオチド分子を望みの配列に並べること
は2〜3000万塩基程度なら1秒以内で完成する。酵
素反応で隣接ヌクレオチド分子を連結する作業は1秒間
に数十〜数百は可能と考えられる。この方法を使用する
と、どんなに長いDNAやRNA鎖も間違うことなく、
短期間で作ることができる。また、ノズルから噴射する
ものにアミノ酸を使えば簡単なタンパク質もつくること
ができる。
や方法を提供する。 【解決手段】インクジェットプリンティング方式により
ノズルからアデニンやチミンのようなヌクレオチドを噴
射し並べる。次に、酵素を使って隣り合って存在してい
るヌクレオチドを結合させると、1本鎖DNAやRNA
ができる。ヌクレオチド分子を望みの配列に並べること
は2〜3000万塩基程度なら1秒以内で完成する。酵
素反応で隣接ヌクレオチド分子を連結する作業は1秒間
に数十〜数百は可能と考えられる。この方法を使用する
と、どんなに長いDNAやRNA鎖も間違うことなく、
短期間で作ることができる。また、ノズルから噴射する
ものにアミノ酸を使えば簡単なタンパク質もつくること
ができる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遺伝子の本体で
あるDNAやRNAなどの核酸の塩基配列、またタンパ
ク質にのアミノ酸配列を、自在に配列する装置や考えに
関するものである。 【0002】 【従来の技術】DNAは生命の設計図として知られてお
り、とくにその塩基配列解読と機能解析には膨大なエネ
ルギーが投じられ、成果もそれなりにあがってきてい
る。実際、ヒトゲノム計画では30億塩基がほとんど読
み解かれたようである。しかし、塩基配列のゼロからの
創出についてはあまり研究されておらず、20年前とあ
まり変わらず数百塩基を配列するのがやっとという状況
である。塩基を配列する方法として化学的な方法を用い
ているため、1塩基伸張させるのに数工程・数分程度か
かり、非常に時間がかかる。これでは、多くの塩基を配
列するには時間がかかりすぎる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】これは、次のような欠
点があった。 (イ)塩基を配列する方法として化学的な方法を用いて
いるため、1塩基伸張させるのに数工程・数分程度かか
り、非常に時間がかかる。これでは、多くの塩基を配列
するには時間がかかりすぎる。 (ロ)実質的には数百塩基程度しか配列することができ
ない。 本発明は、これらの欠点を除くためなされたものであ
る。 【0004】 【課題を解決するための手段】インクジェットプリンテ
ィング方式とは、インクジェットプリンターのようにノ
ズルから微粒子を基盤上に噴射し微粒子を集積・配列す
る方式のことである。このインクジェットプリンティン
グ方式を用い微粒子の替わりにアデニンやチミンのよう
なヌクレオチドを並べ、酵素を使って隣り合って存在し
ているヌクレオチドを結合させると、DNAやRNAの
塩基配列ができるのではないかと考えた。また、アミノ
酸を微粒子の替わりに使えばタンパク質もできるのでは
ないかと考えた。ヌクレオチド分子を望みの配列に並べ
ることは2〜3000万塩基程度なら1秒以内で完成す
る。酵素反応で隣接ヌクレオチド分子を連結する作業は
1秒間に数十〜数百は可能と考えられる。この方法を使
用すると、どんなに長いDNAやRNA鎖も間違うこと
なく、短期間で作ることができる。 【0005】 【発明の実施の形態】インクジェットプリンティング方
式で、インクジェットプリンターのようにノズルからア
デニンやチミンのようなヌクレオチドを噴射し並べる。
次に、酵素を使って隣り合って存在しているヌクレオチ
ドを結合させると、1本鎖DNAやRNAができる。ま
た、ノズルから噴射するものにアミノ酸を使えば簡単な
タンパク質もつくることができる。 【0006】 【発明の効果】DNA・RNAおよびタンパク質が自在
に配列できるようになること。
あるDNAやRNAなどの核酸の塩基配列、またタンパ
ク質にのアミノ酸配列を、自在に配列する装置や考えに
関するものである。 【0002】 【従来の技術】DNAは生命の設計図として知られてお
り、とくにその塩基配列解読と機能解析には膨大なエネ
ルギーが投じられ、成果もそれなりにあがってきてい
る。実際、ヒトゲノム計画では30億塩基がほとんど読
み解かれたようである。しかし、塩基配列のゼロからの
創出についてはあまり研究されておらず、20年前とあ
まり変わらず数百塩基を配列するのがやっとという状況
である。塩基を配列する方法として化学的な方法を用い
ているため、1塩基伸張させるのに数工程・数分程度か
かり、非常に時間がかかる。これでは、多くの塩基を配
列するには時間がかかりすぎる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】これは、次のような欠
点があった。 (イ)塩基を配列する方法として化学的な方法を用いて
いるため、1塩基伸張させるのに数工程・数分程度かか
り、非常に時間がかかる。これでは、多くの塩基を配列
するには時間がかかりすぎる。 (ロ)実質的には数百塩基程度しか配列することができ
ない。 本発明は、これらの欠点を除くためなされたものであ
る。 【0004】 【課題を解決するための手段】インクジェットプリンテ
ィング方式とは、インクジェットプリンターのようにノ
ズルから微粒子を基盤上に噴射し微粒子を集積・配列す
る方式のことである。このインクジェットプリンティン
グ方式を用い微粒子の替わりにアデニンやチミンのよう
なヌクレオチドを並べ、酵素を使って隣り合って存在し
ているヌクレオチドを結合させると、DNAやRNAの
塩基配列ができるのではないかと考えた。また、アミノ
酸を微粒子の替わりに使えばタンパク質もできるのでは
ないかと考えた。ヌクレオチド分子を望みの配列に並べ
ることは2〜3000万塩基程度なら1秒以内で完成す
る。酵素反応で隣接ヌクレオチド分子を連結する作業は
1秒間に数十〜数百は可能と考えられる。この方法を使
用すると、どんなに長いDNAやRNA鎖も間違うこと
なく、短期間で作ることができる。 【0005】 【発明の実施の形態】インクジェットプリンティング方
式で、インクジェットプリンターのようにノズルからア
デニンやチミンのようなヌクレオチドを噴射し並べる。
次に、酵素を使って隣り合って存在しているヌクレオチ
ドを結合させると、1本鎖DNAやRNAができる。ま
た、ノズルから噴射するものにアミノ酸を使えば簡単な
タンパク質もつくることができる。 【0006】 【発明の効果】DNA・RNAおよびタンパク質が自在
に配列できるようになること。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の立面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド部分
2 ノズル部分
3 ノズルから噴射したヌクレオチド
4 配列されていくヌクレオチド
5 基盤
6 酵素
7 酵素によって結合したポリヌクレオチド(一本鎖D
NA)
NA)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成14年4月6日(2002.4.6) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】発明の名称 【補正方法】変更 【補正内容】 【発明の名称】 ヌクレオチドをインクジェットプ
リンティング方式で並べDNAやRNAまたタンパク質
を自在に配列する装置。
【手続補正書】 【提出日】平成14年4月6日(2002.4.6) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】発明の名称 【補正方法】変更 【補正内容】 【発明の名称】 ヌクレオチドをインクジェットプ
リンティング方式で並べDNAやRNAまたタンパク質
を自在に配列する装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】ヌクレオチドをインクジェットプリンティ
ング方式で並べDNAやRNAまたタンパク質を自在に
配列する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002061188A JP2003219872A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | ヌクレオチドをインクジェットプリンティング方式で並べdnaやrnaまたタンパク質を自在に配列する装置。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002061188A JP2003219872A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | ヌクレオチドをインクジェットプリンティング方式で並べdnaやrnaまたタンパク質を自在に配列する装置。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003219872A true JP2003219872A (ja) | 2003-08-05 |
Family
ID=27751175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002061188A Pending JP2003219872A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | ヌクレオチドをインクジェットプリンティング方式で並べdnaやrnaまたタンパク質を自在に配列する装置。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003219872A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006519285A (ja) * | 2003-02-28 | 2006-08-24 | アピビオ エスアーエス | ポリマー合成のためのシステムおよび方法 |
-
2002
- 2002-01-30 JP JP2002061188A patent/JP2003219872A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006519285A (ja) * | 2003-02-28 | 2006-08-24 | アピビオ エスアーエス | ポリマー合成のためのシステムおよび方法 |
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