JP2003218918A - ラベル・スイッチ・ネットワークの仮想リンクを作成するための方法および装置 - Google Patents

ラベル・スイッチ・ネットワークの仮想リンクを作成するための方法および装置

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JP2003218918A JP2002333461A JP2002333461A JP2003218918A JP 2003218918 A JP2003218918 A JP 2003218918A JP 2002333461 A JP2002333461 A JP 2002333461A JP 2002333461 A JP2002333461 A JP 2002333461A JP 2003218918 A JP2003218918 A JP 2003218918A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マルチプロトコル・ラベル・スイッチ・ネッ
トワーク内の仮想リンクを管理するための方法を提供す
る。 【解決手段】 本方法の1つの態様によれば、マルチプ
ロトコル・ラベル・スイッチ・ネットワーク内の2台の
装置間で一組のリンクからなる仮想リンクがラベル・ス
イッチング・ルータの制御コンポーネントにより単一の
実体として扱われる。仮想リンク上で伝送しようとする
各パケットはこれに割り当てられた転送等価クラスに基
づいてラベルが付けられる。特定のラベルは対応する転
送等価クラスに結合される。特定のラベルを同じ転送等
価クラスに属するパケットに対して使用するとこのよう
なパケットは仮想リンク内のリンクのいずれか一つへ転
送できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般にネットワーク
内の2台の装置間の通信スパン内の複数リンクに関す
る。さらに詳しく説明すると、本発明はラベル・スイッ
チ・ネットワーク内の次ホップ装置用に複数リンク間で
負荷バランスを採るための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数リンク技術はネットワーク内の2台
の通信装置またはノード間でバンド幅を拡大する簡単な
方法として広く使用されている。たとえば、波長分割多
重化ネットワークでのパラレル・リンクは互いに隔離さ
れた多数の波長を用いて設定される。複数リンクを物理
的に別の媒体、たとえば数本のファイバーおよび/また
は光ファイバ内の数種類の波長、またはSONET(同
期光ネットワーク)/SDH(同期デジタル階層)上の
STM(同期転送モード)におけるVC(仮想コンテ
ナ)など、なんらかの多重化技術を応用した共有媒体内
のいくつかのスロットに設定できる。
【0003】リンク・コスト・チューニングと呼ばれる
初期のいくつかの方法は複数リンク間で負荷バランシン
グを提供するために使用され、負荷によりリンクのコス
トを変更し、リンク・コストを用いて送信元と宛先の各
対についてもっとも短いリンクまたは経路を見つけるル
ーティング・アルゴリズムにおいて使用されていた。こ
れらの方法は一部に調節の粒状性が粗いため、またフィ
ードバック処理における遅延に起因する固有の不安定性
によるトラフィック発振のため、不十分であることがわ
かった。
【0004】「等コスト・マルチパス」法(ECMP)
は多重リンク間で負荷バランシングを実現するために使
用されていたもう一つの方法である。ECMP法では負
荷に基づいたOSPFコストの動的調節を行なおうとは
しないので、ECMP法を信頼性のあるものにすること
ができる。等コストの経路が存在するようなトポロジー
であれば、経路間でトラフィックを等分割するように試
みる。トラフィック分割の次のような方法が使用されて
きた。
【0005】「パケットごとラウンドロビン・フォワー
ディング」法は経路上の遅延がほとんど等しい場合にの
み適用できる。遅延差はパケット・シリアル化時間に比
べて十分に小さくなければならない。パケット・シリア
ル化時間の3倍以上の遅延差ではひどいTCPパフォー
マンスの劣化が起こるが、これは順序が正しくないパケ
ットの到着でTCPの高速再送を誘発し、TCPを小さ
な時間枠に制限し、長い遅延路ではパフォーマンスを非
常に低くしている。
【0006】「発信元/宛先ハッシュ」法はIBM社製
RT−PCベースのルータでT1−NSFNETと同程
度のハッシュ関数たとえばCRC−16を発信元アドレ
スと宛先アドレスに対して適用する。閾値を設定するか
モジュロ演算を実行するかのいずれかによって、ハッシ
ュ空間を利用できる経路の間で均等に分割する。任意の
発信元と宛先の間のトラフィックは同一経路上にとどま
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで説明したこれら
の方法はIPパケット転送メカニズムに基づいたもので
ある。よって各パケットが転送される経路に沿って資源
を確保するためのなんらかのシグナリング・メカニズム
はサポートしていない。またトラフィック・エンジニア
リングを実現するための明示的ルーティングもサポート
していない。そのため、なんらかのIPパケット転送メ
カニズムを使用することなしに負荷バランシングを実行
することが可能な方法および装置を提供することが望ま
れる。
【0008】さらに、多重リンクを使用することは一つ
またはそれ以上の潜在的短所を発生させかねない。たと
えば、リンク利用における効率の劣化は負荷バランシン
グなしのバランスのとれていないトラフィックで発生す
ることがある。図1はこの状況を図示したものである。
他のリンクたとえばリンク#2やリンク#3を使用して
いないとしても、過負荷状態の物理リンク#1では重大
なパケット損失が発生しうる。負荷バランシングなしで
は、多重リンク内のパケット損失を減少するためオーバ
ーエンジニアリングが行なわれる。図2は従来の負荷バ
ランシングを行なっている状態を示している。図2に図
示してあるように、同じクラスに所属するパケットは多
重リンクの内の特定の一つに転送されて、多重リンク全
体にわたるトラフィックの均等な分配またはバランスを
行なえるようにする。あるパケットが一つの物理リンク
から別のリンクへ分配されるとき、これに付随するラベ
ルも変更される。たとえば、物理リンク#1でラベルA
のパケットが物理リンク#2へ再ルーティングされる場
合、パケットは物理リンク#2で新しいラベルA‘が付
与される。
【0009】多重リンクにわたる負荷バランシングによ
り、ある種のネットワークたとえばマルチプロトコル・
ラベル・スイッチ(MPLS)ネットワークでは相当量
の処理オーバヘッドが発生する。従来のMPLSネット
ワークでは、各パケットにラベルを付与しパケットの転
送はラベルに依存する。同じラベルを有するパケットは
同一の方法で処理される、たとえばあらかじめセットア
ップしてあるラベル・スイッチ経路またはリンクに沿っ
て全部が転送される。この種のネットワークでは、一つ
のリンクから別のリンクへ、たとえば渋滞のためパケッ
トを再転送する場合、再転送されるパケットには新しい
リンクに沿って伝送するための新しいラベルを付与する
必要がある。これには新しいラベルの作成が必要であ
り、大量の処理オーバヘッドが発生する。たとえば、新
しいラベル・スイッチ経路をセットアップする必要があ
り、新しいラベル転送情報を新しいラベルスイッチ経路
に沿ったすべてのノードに配布する必要が生じる。大量
のパラレル多重リンクがあるMPLSネットワークで
は、負荷バランシングは問題を生じやすい。したがっ
て、ネットワークたとえばMPLSネットワークにおけ
る多重リンクにわたって負荷バランシングを実行しつつ
処理オーバヘッドを満足できる水準に維持できるような
方法および装置を提供することが望まれる。
【0010】さらに、MPLSネットワークにおいて、
到着パケットをラベル・スイッチ・ルータで受信する場
合、到着パケットに付随するラベルを新しいラベルに変
更するかマッピングし直してから次のラベル・スイッチ
・ルータへ供給する。このラベル・マッピング処理は付
随ラベル転送テーブルの関連ラベル転送情報を参照する
ことで行なう。付随ラベル転送テーブルは多重リンク全
部を経由してラベル・スイッチ・ルータへ転送されるエ
ントリを全部含むのが普通である。全部の多重リンクに
ついてのエントリ数は極めて大きくなることがある。そ
の結果、関連のあるラベル転送情報をそれぞれのラベル
・スイッチ・ルータで検索する時間が実質的に大きくな
り、これによりラベル・マッピング処理に遅延が生じる
ことで、パケットの転送レイテンシに影響を与えるよう
になる。したがって、ネットワーク、たとえばMPLS
ネットワークでの転送レイテンシを改善することができ
るような方法および装置を提供することが望まれる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の代表的な一例に
よれば、ラベル・スイッチ・ネットワーク内の2台の装
置間の一組のリンクから構成される仮想リンクがラベル
・スイッチング・ルータの制御コンポーネントにより一
つの実体として扱われる。仮想リンクへ伝送しようとす
る各パケットはこれに割り当てられるクラスに基づいて
ラベルが付与される。各パケットに付与されるラベル
は、短く、固定長で、ローカルに有意な識別子であって
特定のクラスを識別するために使用される。特定のラベ
ルが対応するクラスに結合される。特定のラベルは同一
クラスに属するパケットについて使用され、このような
パケットが仮想リンク内のリンクのいずれか一つへ転送
することができる。仮想リンク内で一つのリンクから別
のリンクへパケットを再ルーティングする場合、そのパ
ケットに付属するラベルは変更されない。ラベル配布プ
ロトコルを使用してイングレス・ノードからエグレス・
ノードへ各クラスについての経路(またはラベル・スイ
ッチ経路)を決定する。
【0012】さらに、本発明の別の代表的な一例によれ
ば、各クラスは出力ラベルを変更することなく出発仮想
リンク内のリンクの一つにマッピングすることができ
る。このマッピングは選択したハッシュ関数を使用して
行なわれる。選択したハッシュ関数を使用してラベルを
整数にマッピングし、仮想リンク内の少数のリンクの組
に分配するようにする。
【0013】さらに、本発明のさらに代表的な一例によ
れば、別のラベルを有するパケットは仮想リンク内のリ
ンクの間で配分される。同一ラベルを有するパケット
(つまり同一クラスのパケット)は仮想リンク内で同じ
リンクへ転送される。仮想リンク内の各種リンクについ
て負荷バランスをとるためには、選択した時間に別の選
択したハッシュ関数を使用して負荷条件によりパケット
を配分することができる。
【0014】最後に、本発明のさらに別の代表的な一例
によれば、送出側と受信側ラベル・スイッチ・ルータで
使用されるそれぞれのハッシュ関数が同期される。ハッ
シュ関数を同期することで、負荷転送テーブル内のエン
トリ数を減少し、これによって検索時間とメモリ記憶条
件を減少する。
【0015】本発明の代表的な実施例は多数のノードを
有するラベル・スイッチ・ネットワークである。各ノー
ドは、多数の入力仮想リンクと多数の出力仮想リンクと
を含み各入力または出力仮想リンクが多数の独立したリ
ンクを有する多数の仮想リンクと、入力仮想リンクの一
つまたはそれ以上を経由してそれぞれのラベルを有する
パケットを受信しまた出力仮想リンクの一つまたはそれ
以上を経由してそれぞれのラベルに基づいて受信パケッ
トを転送するように構成され、ラベルに関連したラベル
情報を保持するように構成された制御コンポーネントと
ラベル情報に基づいて受信パケットの転送を実行するよ
うに構成された転送コンポーネントとをさらに含むラベ
ル・スイッチング・ルータとを含む。
【0016】ラベル・スイッチング・ルータはルーティ
ング・パケットのラベル・スイッチ経路の一部として認
識される。ラベル・スイッチ経路に関して、入力仮想リ
ンクそれぞれの中の個別のリンクと出力仮想リンクそれ
ぞれの中の個別のリンクがそれぞれ制御コンポーネント
によって一つの実体として扱われる。
【0017】受信パケットを転送するのに出力仮想リン
ク内の個別のリンクの内のどれを使用することになるか
についての詳細は制御コンポーネントから隠蔽される。
言い換えれば、制御コンポーネントはパケットのそれぞ
れのラベルをつけ変えることなく、出力仮想リンク内の
個別リンクのどれにでもパケットを転送する。
【0018】パケットに付随するラベルは、固定長のビ
ット列、TDMフレーム内の時間スロット位置、光キャ
リアの波長を含む実体のいずれか一つまたはその組み合
わせから構成される。さらに、各ラベルは多数の転送等
価クラスの一つに割り当てられ、ラベルをラベル・スイ
ッチング・ルータで使用して出力仮想リンクの個別リン
クの一つへ対応するクラスに属するパケットを転送す
る。
【0019】各ノードはさらにハッシュ関数を使って出
力仮想リンク経由で転送しようとするパケットのラベル
を計算してハッシュ値を得るように構成された制御論理
を含み、ハッシュ値はパケット転送に使用される出力仮
想リンク内の個別リンクの一つを表わす。ハッシュ関数
を使用してパケットのラベルを計算することで、ラベル
を変更せずに出力仮想リンク内の個別のリンクの一つへ
パケットを転送することができるようになる。
【0020】制御論理はまた出力仮想リンク経由で転送
しようとするパケットのそれぞれのラベルについて演算
するのに使用しようとする多数のハッシュ関数のうちの
一つを選択して対応するハッシュ値を得るようにも構成
される。それぞれのラベルは一つまたはそれ以上の対応
するクラスに対応する。対応するハッシュ値はパケット
を転送するために使用しようとする出力仮想リンク内の
個別のリンクの一つまたはそれ以上を表わす。それぞれ
のラベルについて演算するハッシュ関数の一つを選択す
ることによりそれぞれのラベルを付与したパケットが出
力仮想リンク内の個別のリンクの中から配分される。そ
れぞれのラベルについて演算するために使用するハッシ
ュ関数は負荷バランシング条件の一つまたはそれ以上に
基づいて選択される。
【0021】各ノードはさらに多数のラベル転送テーブ
ルを含み、各ラベル転送テーブルは多数のエントリを有
し、各エントリは入力仮想ポート番号、入力ラベル、出
力ラベル、出力仮想ポート番号を含む。入力仮想ポート
番号は入力仮想リンクに関する識別情報を表わす。入力
ラベルは受信パケットに関するラベル情報を表わす。出
力ラベルは出力パケットに関するラベル情報を表わし、
出力仮想ポート番号は出力仮想リンクに関する識別情報
を表わす。
【0022】それぞれのラベル転送テーブルには入力仮
想リンク内の個別リンクの一つが関連する。第1のラベ
ル転送テーブルでは、そのエントリについての入力ラベ
ルのハッシュ値が第1のラベル転送テーブルに付随する
入力仮想リンク内の個別リンクに対応する入力実用ポー
ト番号に等しければエントリがタグされる。第1のラベ
ル転送テーブルを変更して、タグのついたエントリだけ
を含めるようにする。第1のラベル転送テーブルに付随
する入力仮想リンク内の個別リンク経由でパケットを受
信した場合、受信パケットに対応するエントリについて
第1のラベル転送テーブル内のタグつきエントリだけを
検索する。
【0023】本発明により多数の利点および/または利
益が実現できる。たとえば、ラベル配布プロトコルを使
用することにより、ラベル・スイッチ経路の決定は、最
短経路を見つけるためのIPルーティング処理で使用さ
れるIPパケット転送メカニズムやリンク・コストのど
れからも独立して行なわれるので、これによりIPパケ
ット転送メカニズムに付随する固有の不安定性やトラフ
ィック発振を回避できる。ラベル配布プロトコルはトラ
フィック・エンジニアリングで使用する明示的ルーティ
ングもサポートしているので、ネットワーク設計やトラ
フィック・フローの最適化が実現可能である。
【0024】さらに、仮想リンクは一つの実体として扱
われるので、ラベル・スイッチ経路を設定・保持するた
めに必要とされるシグナリングおよびメッセージングの
総量を減少し、これにより大量のパラレル多重リンクか
ら構成されるスケーラブル・ネットワークのサポートが
容易になる。
【0025】さらに、本発明によればラベル転送テーブ
ルにおける受信パケットのラベル検索が容易になるので
結果としてそれぞれのラベル・スイッチング・ルータで
多重リンクへのラベルのマッピングし直しに必要な時間
が短縮される。これによりフィードバック処理の遅延や
発振の危険性を減少しデータバーストにたいして応答が
高速の多重リンクの利用を向上する。
【0026】図面や請求項を含む明細書の残りの部分を
参照することで、本発明のその他の特徴や利点が明らか
になろう。本発明の更なる特徴や利点ならびに本発明の
各種実施例の構造と動作は、添付の図面を参照して以下
で詳細に説明し、図面において同じ参照番号は同一また
は機能的に類似した要素を表わすものとする。
【0027】
【発明の実施の形態】一つまたはそれ以上の代表的実施
例の形で本発明を説明する。本発明の代表的実施例によ
れば、制御の観点から、負荷バランシングを実現する特
定の物理リンクの識別および選択は対象ではない。言い
換えれば、多重リンクは負荷バランシング制御の観点か
ら、集合的に仮想リンクとして(すなわち、擬似的な1
本の太いパイプとして)扱われる。したがって、あるパ
ケットについて初期のシグナリング処理で設定されるラ
ベル情報は、一つの物理リンクから別のリンクへパケッ
トが分配される場合に変更を受けない。図3は本発明の
代表的実施例の動作を示す。図3に図示したように、物
理リンク#1から物理リンク#2へラベルAをつけたパ
ケットを再ルーティングする場合、パケットは同じラベ
ル、ラベルAのままである。
【0028】代表的実施例において、本発明は多重プロ
トコル・ラベル・スイッチ(MPLS)ネットワークへ
適用される。しかし、本明細書で提供される開示に基づ
いて本発明をその他の同様な種類のネットワークへ適用
できることは当業者には明らかであろう。図4はMPL
Sネットワーク30を示す略模式図である。図4に図示
したように、MPLSネットワーク30は多数のラベル
・エッジ・ルータ(LER)32、34と多数のラベル
・スイッチング・ルータ(LSR)36を含む。LER
はさらに2種類に分類される、すなわちイングレスLE
R32a、32bとエグレスLER34a、34bであ
る。LER32、34は後述する同様の機能をそれぞれ
実行する他のノードにより置換可能であり、LSR36
はL3スイッチ、光クロスコネクトなどを含む他の種類
のラベル・スイッチング・ノードで置き換えうることが
理解されるべきである。
【0029】イングレスLER32aはたとえば送信元
(図示していない)から指定された宛先アドレスA1を
もつIPパケットを受信する。送信元はIPパケットを
送信することができるなんらかの装置、たとえばクライ
アント端末やネットワークのノードなどである。IPパ
ケットをイングレスLER32aで受信した場合、イン
グレスLER32aはIPパケットを転送等価クラス
(FEC)たとえばFECA1に分類する。転送等価ク
ラスは伝送について同じ条件を共有するパケットのグル
ープを表現したものである、すなわち同じ転送等価クラ
ス内の全部のパケットはMPLSネットワーク30を通
る同じ経路をたどり各LSR36で同じ処理を受ける。
IPパケットに適当なFECを付与したあと、イングレ
スLER32aはIPパケットに出力ラベル、たとえば
α1をつけ、これはこの場合FECA1である所定のF
ECに対応するものである。IPパケットに関連するラ
ベルは以下の実体のいずれか一つまたはその組み合わせ
から構成され、これにはたとえば固定長ビット列、TD
Mフレームの時間スロット位置および光キャリアの波長
を含む。イングレスLER32aは新しくラベルをつけ
たIPパケットをLSR36aへ転送する。同様に、イ
ングレスLER32bは指定された宛先アドレスB1を
有するIPパケットに対して同じ機能を実行する。
【0030】ラベルのついたIPパケットを受信する
と、LSR36aはラベル転送テーブルを使用してIP
パケットのラベルをα1からα2へ切り換える。ラベル
α2は同様にIPパケットに割り当てられたFECであ
るFECA1に対応する、すなわちFECA1に属する
すべてのパケットにはラベルα2が付与される。LSR
36aで実行されるこのラベルスイッチ機能はMPLS
ネットワーク30の特徴である。各LSR36はそれ自
身のラベル転送テーブルと特定FECについてそれ自身
のラベルを保持する。ラベル転送テーブルは入力および
出力のラベリングとFEC情報とを内包する。この情報
を用いて到着IPパケットからの入力ラベルを、同じF
ECに所属する出力ラベルへマッピングする。出力ラベ
ルのついたIPパケットはここでLSRにより別のLS
Rへ転送される。したがって、各IPパケットをカプセ
ル化するために使用されるラベルはリンク内部の送出側
LSRから受信側LSRへ同一のまま維持される。しか
し、リンクごとにラベルを変更できることは注意すべき
である。ラベルは、IPパケットを受信し受信側LSR
で検証した場合、受信側LSRの観点からの入力ラベル
として特徴づけられ、またラベルは、IPパケットが送
出側LSRから次ホップLSRへ送出された場合、送出
側LSRの観点からの出力ラベルとして特徴づけられ
る。本実施例では、LSR36aはそのラベル転送テー
ブルを使用することにより、LER32から(特定の入
力ポート経由で)受信したIPパケットのラベルα1が
FECA1に対応することを判定し結果としてIPパケ
ットのラベルをα2に切り換えるが、このラベルもFE
CA1に対応するものである。新しいラベルα2のつい
たIPパケットはLSR36aにより次のLSR36b
へ送信される。よって、各LSR36で、IPパケット
のラベルは関連するローカル・ラベル転送テーブルによ
り切り換えられるが、IPパケットのFECはMPLS
ネットワーク30内の伝送を通じて同じまま保持され
る。
【0031】エグレスLER34aがIPパケットを受
信した場合、ラベルα4(これはLSR36cによって
割り当てられる)が除去され、IPパケットについて従
来のレイヤー3(ネットワーク層)参照を行なう。参照
の結果に基づき、IPパケットは宛先アドレスA1へ転
送される。
【0032】ラベル・スイッチド・パス(LSP)とし
ても公知で、同じFECに所属するIPパケットがMP
LSネットワーク30内部で転送される経路は、初期の
ラベル結合手順でユニークに決定される。つまり、LS
Pはデータパケット伝送の開始より前に設定される。初
期ラベル結合手順はラベルにFECをマッピングまたは
結合するために行ない、ラベル結合情報はあるプロトコ
ル、たとえば、インターネット・エンジニアリング・タ
スクフォース(IETF)で策定されるラベル配布プロ
トコル(LDP)などを用いてLSR36へ分配され
る。
【0033】図4に図示してあるリンクのどれか、たと
えばイングレスLER32aとLSR36aの間のリン
ク#1 38とLSR36aとLSR36dの間のリン
ク#5 40は、多数のリンクから構成されることがあ
る。代表的実施例において、LSR36の入力リンク
(群)(すなわち、パケット受信用のリンク)と出力リ
ンク(群)(すなわち、パケット転送用のリンク)はそ
れぞれ多数のリンクから構成される。しかし、各LSR
36で、入力リンク(群)と出力リンク(群)がどちら
も多数のリンクから構成されなくとも良いことには注意
すべきである。たとえば、別の実施例において、入力リ
ンクまたは出力リンクのどちらかが多重リンクで構成さ
れる。図4aから図4dは多重リンクの各種代表的実施
例を示す。2台の装置間の通信スパン内部の多重リンク
は本明細書において集合的に「仮想リンク」と呼ぶ。図
5aを参照すると、たとえば、仮想リンクはイーサ・フ
レーマを使用してパケットを送信する多数のファイバで
構成されるように図示してあり、図5bでは仮想リンク
はSONET/SDHフレーマを使用してパケットを送
信する多数のファイバから構成されるように図示してあ
る。多数のフレーマを使用すると波長分割多重化技術を
用いてファイバーのうちの1本にパケットを送信するこ
とができる。図5cにおいて、仮想リンクはイーサ・リ
ンクとSONET/SDHリンクの組み合わせから構成
されるように図示してある。また図5dでは仮想リンク
はSONET/SDHリンクのタイムスロットにより提
供される多数の論理リンクから構成されるように図示し
てある。
【0034】図6は本発明を実施するために使用できる
LSR36のアーキテクチャを図示している。図6を参
照すると、アーキテクチャには2つの独立したコンポー
ネントが含まれており、すなわち転送コンポーネント
(データプレーンとも呼ばれる)50と制御コンポーネ
ント(制御プレーンとも呼ばれる)52である。転送コ
ンポーネント50は多数の到着仮想リンクからデータ・
パケットを受信して当該パケットを多数の出発仮想リン
クへ転送する。各仮想リンクは(到着側と出発側)多数
の個別リンクまたは多重リンクを含む。一つの実装にお
いて、到着仮想リンク内部の各リンクは入力実用ポート
に接続され、これがさらにネットワーク・カード(図示
していない)へ接続される。同様に、出発仮想リンク内
部の各リンクは出力実用ポートへ接続される。各入力実
用ポートで、転送コンポーネント50はラベル転送テー
ブルまたはデータベースを使用してデータパケットが保
持しているラベルに基づきその入力実用ポート経由で受
信したデータパケットの転送を実行する。ラベル転送テ
ーブルに関する詳細については以下で提供する。
【0035】制御コンポーネント52はMPLSネット
ワーク30内部のLSPに沿って相互接続されているL
SRのグループ間でラベル転送情報(バインディング
(結合)とも呼ばれる)を作成、保持、分配する役割が
ある。ラベル転送情報はラベルが作成された時点で生成
され制御コンポーネント52によって保持されるラベル
転送テーブル内に格納される。各LSR36は自分のラ
ベル転送情報をMPLSネットワーク30内の他のLS
R36へ配布する。このラベル配布処理はまたラベル・
バインディング交換とも呼ばれることがある。制御コン
ポーネント52はIPルーティング・テーブルも使用し
てラベル・バインディング交換を行ない、ここで隣接す
るMPLSノードがIPルーティングテーブル内に含ま
れている個別の発信元−宛先ペアについてのラベルを交
換する。一つの例では、宛先ユニキャスト・ルーティン
グのラベル・バインディング交換はIETF策定LDP
を使用して行なわれる。明示的なルーティングをサポー
トしトラフィック・エンジニアリングを実現するため、
基本LDPへの拡張も策定されている。その他のプロト
コル、たとえばMPLS−RSVP(資源予約プロトコ
ル)やCR−LDP(制限ベースのラベル配布プロトコ
ル)もラベル・バインディング交換を実行するために使
用できる。
【0036】図7は従来の方法で図6に図示したLSR
36のアーキテクチャ内部でどのように多重リンクが処
理されるかを示す。図7を参照すると、多重リンクの中
の各リンクは別個の実体として扱われている。たとえ
ば、3本のリンク60、62、64と各々のLSPは別
個の独立した実体として扱われている。各々のLSPに
ついて、ラベル配布処理やLSPを維持するためのその
他の処理が必要である。
【0037】本発明の代表的実施例によれば、制御コン
ポーネント52は多重リンク(すなわち仮想リンク)を
単一の実体として扱う。言い換えれば、仮想リンクを構
成する多くの物理および/または論理リンクの詳細は制
御コンポーネント52から隠蔽される。図8は本発明の
代表的実施例によりどのように多重リンクを扱うかを示
す。図8に図示してあるように、多重リンクは単一の仮
想リンク70として扱われる。多重リンクを単一の仮想
リンクとして扱うことにより、仮想リンクを構成する物
理および/または論理リンクの各々の詳細が必要ではな
くなり単一のLSPが多重リンクの組全体について仮想
的に設定されるため、シグナリングとメッセージングの
総量が効果的に減少する。言い換えれば、制御コンポー
ネント52の観点から、仮想リンク70内の多重リンク
は単一のLSPとして見なされる、すなわちパケットを
転送するために使用される仮想リンク70内の多重リン
クのどれを用いるかが制御コンポーネント52から隠蔽
され、またこれらの多重リンクは単一のLSPを設定す
るために使用されるのと等しい量のシグナリングおよび
メッセージングの量で集合的に設定される。代表的実施
例によれば、ラベル配布処理はFECに属するパケット
の共通のラベルを結合し、ここで共通のラベルは同じF
ECに属するパケットを出発仮想リンク内の個別のリン
クのいずれか一つへ転送するために使用できる。
【0038】図9と図10は本発明によるLSR36の
転送コンポーネント50の代表的動作を示す。図9と図
10を参照すると、転送コンポーネント50は多数の入
力・出力仮想ポートと、多数の入力・出力実用ポート
と、多数のフロントエンドおよびバックエンド・ラベル
転送モジュールおよびバックプレーン・スイッチを含
む。仮想ポートは制御コンポーネント52により単一の
実体と見なされる一組の実用ポートであると見なされ
る。仮想ポート内の実用ポートは各々が一つの実用ポー
トを他のポートから識別するために使用するユニークな
ポート番号を有する。
【0039】到着仮想リンクは各々の入力仮想ポート
(およびこれを構成する入力実用ポート)へ接続され
る。入力実用ポートはさらにフロントエンド・ラベル転
送モジュールへ接続される。代表的には、各々の入力実
用ポートはネットワーク・カード(図示していない)へ
接続され、これに対応するフロントエンド・ラベル転送
モジュールを含む。フロントエンド・ラベル転送モジュ
ールはバックプレーン・スイッチへ接続される。バック
プレーン・スイッチはバックエンド・ラベル転送モジュ
ールへ接続され、これがさらに出力実用ポート(および
出力仮想ポート)へ接続される。最後に、出力仮想ポー
トは各々の出発仮想リンクへ接続される。
【0040】転送コンポーネント50は本発明による以
下の代表的な方法で動作する。各々の入力仮想ポートを
用いて対応する到着仮想リンクからパケットを受信す
る。つまり、到着仮想リンクたとえば仮想リンクAから
のパケットは、到着仮想リンク内の個別のリンクに対応
する多数の入力実用ポート(これは同じ入力仮想ポート
に属する)によって受信される。入力実用ポートはこれ
に対応する多数のフロントエンド・ラベル転送モジュー
ルへ接続される。各フロントエンド・ラベル転送モジュ
ールは到着パケットの転送に使用すべき出力仮想ポート
および実用ポートがどれなのかを決定する責任がある。
各フロントエンド・ラベル転送モジュールは関連するラ
ベル転送テーブルの適切なエントリを参照してこの決定
を行なう。たとえば、パケットに付けられたラベルと仮
想ポート番号を参照のキーとして使用できる。到着パケ
ットを受信する入力仮想ポート番号は分かっている。よ
って、到着パケットについて入力仮想ポートの仮想ポー
ト番号は容易に取得できる。参照の結果として、パケッ
トを転送するために使用すべき出力仮想ポートの仮想ポ
ート番号と次ホップLSRへの仮想リンクで使用すべき
新しいラベルが取得される。前述したように、各々のフ
ロントエンド・ラベル転送モジュール又は入力実用ポー
トはラベル転送テーブルに関連するが、ラベル転送テー
ブルは多数の方法で構成できることに注意すべきであ
る。たとえば、各々のLSR36は一つだけのラベル転
送テーブルを含んでいたり、幾つかのフロントエンド・
ラベル転送モジュール(これが仮想ポートを含む多数の
入力実用ポートを処理する)が一つのラベル転送テーブ
ルを共有することがある。本明細書に提供した開示に基
づいて、ラベル転送テーブルを構成する他の方法が当業
者には理解されよう。参照処理については以下でさらに
詳しく説明する。出力仮想ポート内の出力実用ポート
(とこれに対応する実用ポート番号)のどれを使うかを
決定するメカニズムについては後述する。
【0041】参照から得られた情報を使って、フロント
エンド・ラベル転送モジュールはバックプレーン・スイ
ッチに利用可能な出力仮想ポートの一つへパケットをス
イッチさせる。図9に図示してあるように、たとえばバ
ックプレーン・スイッチは出力仮想ポートの各々の中の
出力実用ポートの間でパケットをスイッチするために使
用する。さらに詳しく説明すると、到着するα、β、γ
パケットは、入力仮想ポートA経由で仮想リンクAから
受信される。関連する参照情報がフロントエンド・ラベ
ル転送モジュールによって得られてから、フロントエン
ド・ラベル転送モジュールはバックプレーン・スイッチ
にパケットを分割させて2個の別々の仮想リンクへこれ
らを配送させる。αおよびβパケット(新しいラベル
α’とβ’がついている)は出力仮想ポートK経由で仮
想リンクKへ配送され、γパケット(新しいラベルγ’
がついている)は出力仮想ポートX経由で仮想リンクX
へ配送される。
【0042】さらに、バックエンド・ラベル転送モジュ
ールもパケットのトラフィックをバランスさせるスイッ
チング機能を実行する。たとえば、図10に図示してあ
るように、バックエンド・ラベル転送モジュールは出力
仮想ポート内の出力実用ポートの間でパケットを割り当
てて出力仮想リンクへ配送すべきトラフィックをバラン
スさせるようにスイッチング動作する。詳細には後述す
るように、ハッシュ関数をパケットの出力ラベルとの関
連で使用して仮想リンク内の各種リンクの間にパケット
を割り当ててパケット・トラフィックをバランスさせ
る。
【0043】図11は本発明によりパケットを転送する
LSR36の各フロントエンド・ラベル転送モジュール
で使用するラベル転送テーブルの好適実施例を示す。前
述のように、好適実施例において、各々のフロントエン
ド・ラベル転送モジュールはそれ自身のラベル転送テー
ブルを保持する。図11に図示してあるように、ラベル
転送テーブルは入力仮想ポート番号90のフィールド、
入力ラベル92、出力ラベル94、出力仮想ポート番号
96を含む。これらのフィールドにある情報は初期にた
とえばラベルとLSPを作成する時点でLDPを使用し
て伝搬する。前述のように、ラベル転送テーブルはLS
R36の制御コンポーネント52によって維持される。
【0044】前述の参照処理をさらに以下で説明する。
もう一度図9を参照すると、たとえば、βとラベルのつ
いたパケットを入力仮想ポートAで仮想リンクAから受
信する。図11に図示したラベル転送テーブルを使用し
て、ラベル転送テーブルからAとβをキーとして参照を
行なうと出力仮想ポート番号“K”と出力ラベル“β”
を次ホップLSRへの出発仮想リンクで使用すべきこと
が分かる。出力仮想ポート番号はパケット転送に使用す
べき出力仮想ポート(とそれに対応する出発仮想リン
ク)を識別する。
【0045】次に、識別された出力仮想ポート内でパケ
ット転送に使用すべき出力実用ポートを決定する。あら
かじめ選択しておいたハッシュ関数を使って出力ラベル
を整数(又はハッシュ値)にマッピングして識別した出
力仮想ポートで少ないリンクの組に対して配布を行な
う。別のハッシュ関数を使えば別のトラフィック・パタ
ーンでの変動に対する負荷バランシングに対応すること
ができる。出力実用ポート番号は出力ラベルのハッシュ
値を取ることにより得られる。図11に図示してあるよ
うに、たとえば、f(X)がラベルXのハッシュ値を表
わすものとすると、出力実用ポート番号がf(β’)の
出力実用ポートへパケットを転送する。
【0046】LSR36の制御コンポーネント52は仮
想リンク内のFEC各々にユニークなラベルを割り当て
るので、同じ出力ラベルが同じFECに属するパケット
に割り当てられる。したがって、出力ラベルのハッシュ
値として定義された出力実用ポート番号も又同じFEC
に属する全てのパケットでユニークである。つまり、同
じFECに属する全部のパケットは各々の出力仮想ポー
ト内の同じ出力実用ポートを使用することになり、パケ
ット順序が保存される。
【0047】図12は本発明による到着パケット受信時
のLSR36のフロントエンド・ラベル転送モジュール
各々で使用するラベル転送テーブルの別の好適実施例を
示す。後述するように、代表的なラベル転送テーブルは
もっと少ない数のエントリを含み、これによって検索時
間とメモリ要求の量を減少する。
【0048】本発明の代表的実施例によれば、受信側L
SRによって使用されるハッシュ関数は送出側LSRで
使用されるハッシュ関数と同期される。前述のように、
ハッシュ関数は出力ラベルに演算を行なって対応する出
力実用ポート番号を得るために使用される。送信側LS
Rから受信側LSRへ送出されたパケットについて、送
信側LSRで付与した出力ラベルは受信側LSRで受信
される入力ラベルと同一である。したがって、送信側と
受信側のLSRでの各々のハッシュ関数を同期すること
により、入力実用ポート番号が入力ラベルのハッシュ値
として計算できるため、受信側LSRは入力実用ポート
のどれを使用してパケットを受信するか通知を受けるこ
とができる。これは入力実用ポートに接続された各々の
フロントエンド・ラベル転送モジュールに付随するラベ
ル転送テーブルにおけるエントリ数を減少するために使
用できる。
【0049】ラベル転送テーブルのエントリ数は以下の
ようにすると減少できる。図12を参照すると、入力仮
想ポート番号90、入力ラベル92、出力ラベル94、
出力仮想ポート番号96といったフィールドの情報に加
えて、フィールドの他の情報すなわち入力ラベルのハッ
シュ値98と入力実用ポート番号100も利用できる。
入力ラベルのハッシュ値は入力ラベルについてハッシュ
関数を演算することで得ることができ、入力実用ポート
番号についてはフロントエンド・ラベル転送モジュール
はこれに付属する入力実用ポートの認識に関する情報を
有している。「タグ」フィールドの情報は以下の決定に
基づいて伝播する:各エントリについて、入力ラベルの
ハッシュ値が入力実用ポート番号に等しい場合には、特
定のエントリをマークする又はタグつけする。たとえ
ば、図12に図示したように、実用ポートが実用ポート
番号[n]を有しこの実用ポートが仮想ポート番号
「A」を有する仮想ポート内にあると仮定する。入力ラ
ベルβ’のハッシュ値f(β’)が入力実用ポート番号
「n」に等しい場合、入力ラベルβ’のエントリがタグ
される。言い換えれば、入力実用ポート番号「n」に対
応するハッシュ値を有するエントリだけがタグされる。
前述の方法で配布したラベル転送テーブルは入力実用ポ
ート番号「n」を有する入力実用ポート経由でパケット
を受信するフロントエンド・ラベル転送モジュールとの
関連で使用される。タグのついたエントリを用いること
でより高速な参照が実現できる。このラベル転送テーブ
ルを使用して参照又は検索を行ない関連するラベル転送
情報を取得する場合、タグのついたエントリだけを検索
することにより検索時間の総量を減少できる。他のエン
トリについての検索は、送信側LSRが番号を出力ラベ
ルのハッシュ値であると決定した一つの出力実用ポート
へ各パケットを転送するため、不要である。
【0050】別の代表的実施例において、ラベル転送テ
ーブルはタグのついたエントリだけを含む。タグのつい
たエントリだけを格納することにより、ラベル転送テー
ブルのサイズを小さくしておくことができ、ラベル転送
テーブルを格納するのに必要なメモリ・ストレージ量も
対応して減少する。MPLSネットワーク内には多数の
ラベル転送テーブルが存在しており、各フロントエンド
・ラベル転送モジュールについて潜在的に一つのラベル
転送テーブルがあるので、メモリ・ストレージについて
有意な節約が本発明により実現できる。
【0051】代表的実施例において、本発明はモジュー
ル型又は内蔵型のいずれかの方法で制御論理の形でソフ
トウェアを使用して実現される。しかし、本発明はハー
ドウェアを使用して又はハードウェアとソフトウェアの
組み合わせを使用して実現することもできることは当業
者には明らかなはずである。
【0052】本明細書で説明した例および実施例は本発
明の説明を目的としたものであってこれに鑑みた各種の
変更又は変化が当業者には示唆されまた本出願の趣旨と
範囲内又添付の請求項の範囲内に含まれるべきであるこ
とが理解されよう。本明細書で引用した全ての刊行物、
特許、特許出願はその全体として全ての目的で参照に含
まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は負荷バランシングなしのバランスしてい
ないトラフィック下でのリンク使用における効率の劣化
を示す略模式図である。
【図2】図2は負荷バランシングありの多重リンクに対
する分散トラフィックを示す略模式図である。
【図3】図3は本発明の代表的実施例の動作を示す略模
式図である。
【図4】図4はマルチプロトコル・ラベル・スイッチ・
ネットワークを示す略模式図である。
【図5】図5(a)から図5(d)は多重リンクの各種
代表的実施例を示す略模式図である。
【図6】図6は本発明の実施に使用することができるラ
ベル・スイッチング・ルータのアーキテクチャを示す略
模式図である。
【図7】図7は図5(a)〜(d)に図示したラベル・
スイッチング・ルータの従来のアーキテクチャ内でどの
ように多重リンクが扱われるかを示す略模式図である。
【図8】図8は本発明の代表的実施例により多重リンク
がどのように処理されるかを示す略模式図である。
【図9】図9は本発明によるラベル・スイッチング・ル
ータの転送コンポーネントの代表的実施例を示す略模式
図である。
【図10】図10は本発明によるラベル・スイッチング
・ルータの転送コンポーネントの別の代表的実施例を示
す略模式図である。
【図11】図11は本発明によるラベル・スイッチング
・ルータによりパケットを転送するために使用されるラ
ベル転送テーブルの代表的実施例を示す略図である。
【図12】図12は本発明による到着パケット受信時に
ラベル・スイッチング・ルータにより使用されるラベル
転送テーブルの別の代表的実施例を示す略図である。
【符号の説明】
40:リンク5、C1,C2,C3,C4:ラベル・ス
イッチング・ルータ(CORE)、E1,E2,E3,
E4:ラベル・スイッチング・ルータ(エッジ)、A
1,B1:IP宛先アドレス、α1,α2,α3,α
4,β1,β2,β3,β4:ラベル、90:入力仮想
ポート#、92:入力ラベル、94:出力ラベル、9
6:出力仮想ポート#。

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラベル・スイッチ・ネットワークで多数の
    リンクを管理するシステムにおいて、 複数の入力仮想リンクと複数の出力仮想リンクとを含
    み、入力又は出力仮想リンク各々が複数の個別のリンク
    を有する複数の仮想リンクと、 各々のイングレス・ノードがパケットを受信して付属の
    ラベルを前記パケットにラベル付けするように構成され
    た複数のイングレス・ノードと、 各々のラベル・スイッチング・ノードが1つまたはそれ
    以上の入力仮想リンク経由で各々に関連したラベルを有
    する前記ラベル付けされたパケットを受信して前記受信
    したラベル付けされたパケットを1つまたはそれ以上の
    出力仮想リンク経由で各々に関連するラベルに基づいて
    転送するように構成され、各ラベル・スイッチング・ノ
    ードはさらに前記関連ラベルに関するラベル情報を維持
    するように構成された制御コンポーネントと前記受信し
    たラベル付けされたパケットを前記ラベル情報に基づい
    て転送するように構成された転送コンポーネントとを含
    む複数のラベル・スイッチング・ノードと、 各エグレス・ノードが前記複数のラベル・スイッチング
    ・ノードの一つから転送された前記ラベルのついたパケ
    ットを受信するように構成される複数のエグレス・ノー
    ドとを含み、 1つまたはそれ以上のラベル・スイッチング・ノードが
    ラベル・スイッチ経路に属するものとして識別され、仮
    想リンクを使用して前記ラベル・スイッチ経路に属する
    ものとして識別された前記ラベル・スイッチング・ノー
    ドを相互接続することと、 前記識別されたラベル・スイッチング・ノードを相互接
    続するために使用される前記仮想リンクの各々の中の前
    記複数の個別リンクは前記ラベル・スイッチ経路に関し
    て前記制御コンポーネントにより単一の実体として集合
    的に扱われることを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】出力仮想リンク内の前記個別のリンクのど
    れを使って前記受信したパケットを転送するかの詳細が
    前記制御コンポーネントから隠蔽されることを特徴とす
    る請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】前記ラベルのついたパケットの少なくとも
    一つは、初期シグナリング処理で設定される付属のラベ
    ルを変更することなしに、出力仮想リンク内の前記複数
    の個別リンクのいずれか一つへ転送されることが可能で
    あることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 【請求項4】前記付属するラベルが、固定長ビット列、
    TDMフレームの時間スロット位置、光キャリアの波長
    を含む実体又はその組み合わせのいずれか一つからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 【請求項5】各々の付属ラベルは複数のクラスの一つに
    属し、 前記付属ラベルをラベル・スイッチング・ノードで使用
    して対応するクラスに属するパケットを出力仮想リンク
    の前記複数の個別リンクの一つへ転送することを特徴と
    する請求項1に記載のシステム。
  6. 【請求項6】前記ラベル・スイッチ・ネットワークはマ
    ルチプロトコル・ラベル・スイッチ・ネットワークであ
    り前記対応するクラスが転送等価クラスであることを特
    徴とする請求項5に記載のシステム。
  7. 【請求項7】第1のハッシュ関数を使用して出力仮想リ
    ンク経由で転送しようとするパケットの付属ラベルにつ
    いて演算してハッシュ値を取得し、前記ハッシュ値が前
    記パケットの転送に使用しようとする前記出力仮想リン
    ク内の前記複数の個別リンクの一つを表わすようにする
    ことを特徴とする請求項5に記載のシステム。
  8. 【請求項8】前記パケットの前記付属ラベルについて演
    算する前記第1のハッシュ関数を使用することにより、
    前記パケットはこれに付属するラベルを変更することな
    く前記出力仮想リンク内の前記複数の個別リンクの一つ
    へ転送されることが可能であることを特徴とする請求項
    7に記載のシステム。
  9. 【請求項9】複数のハッシュ関数の一つを使用して出力
    仮想リンク経由で転送しようとするパケットの各々に付
    属するラベルを演算してこれらに対応するハッシュ値を
    取得することと、 前記各々に付属するラベルが1つまたはそれ以上のクラ
    スに対応することと、前記対応するハッシュ値は前記パ
    ケットを各々転送するために使用しようとする前記出力
    仮想リンク内の前記複数の個別リンクの1つまたはそれ
    以上を表わすことを特徴とする請求項5に記載のシステ
    ム。
  10. 【請求項10】前記各々のラベルについて演算する前記
    複数のハッシュ関数の一つを使用することにより、前記
    各々に付属するラベルの付属した前記パケットは前記出
    力仮想リンク内の前記複数の個別リンクの間で配分され
    ることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  11. 【請求項11】前記複数のハッシュ関数のどれを用いて
    前記各々の付属ラベルについて演算するかは1つまたは
    それ以上の負荷バランシング条件に依存することを特徴
    とする請求項9に記載のシステム。
  12. 【請求項12】各々のラベル転送テーブルは複数のエン
    トリを有し、各エントリは入力仮想ポート番号と、入力
    ラベルと、出力ラベルと、出力仮想ポート番号とを含む
    複数のラベル転送テーブルをさらに含み、 前記入力仮想ポート番号は入力パケットを受信する入力
    仮想リンクに関する識別情報を表わし、前記入力ラベル
    は前記入力パケットに関するラベル情報を表わし、前記
    出力ラベルは出力パケットに関するラベル情報を表わ
    し、前記出力仮想ポート番号は前記出力パケットを転送
    しようとする出力仮想リンクに関する識別情報を表わす
    ことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
  13. 【請求項13】各々のラベル転送テーブルは入力仮想リ
    ンク内の前記複数の個別リンクの一つに関連することを
    特徴とする請求項12に記載のシステム。
  14. 【請求項14】第1のラベル・スイッチング・ノードは
    第2のラベル・スイッチング・ノードへ前記第1のラベ
    ル・スイッチング・ノードと前記第2のラベル・スイッ
    チング・ノードを接続する仮想リンク内の個別リンクを
    経由してパケットを転送し、 前記第1のラベル・スイッチング・ノードは前記第1の
    ハッシュ関数を使用して前記転送されるパケットの前記
    付属ラベルについて演算してこれに対応するハッシュ値
    を取得し、前記対応するハッシュ値が前記仮想リンク内
    の前記個別リンクを表わすようにすることと、 前記第2のラベル・スイッチング・ノードで前記仮想リ
    ンク内の前記個別リンクに付属するラベル転送テーブル
    について、あるエントリについてそのエントリの入力ラ
    ベルのハッシュ値が前記仮想リンク内の前記個別リンク
    に対応する入力実用ポート番号と等しい場合にはタグを
    つけることと、 前記第2のラベル・スイッチング・ノードは第2のハッ
    シュ関数を使用してそのエントリについての前記入力ラ
    ベルの前記ハッシュ値を取得することと、 前記第1のハッシュ関数と前記第2のハッシュ関数が同
    期されることを特徴とする請求項12に記載のシステ
    ム。
  15. 【請求項15】前記第2のラベル・スイッチング・ノー
    ドで前記仮想リンク内の前記個別リンクに付属する前記
    ラベル転送テーブルはタグつけされたエントリだけを含
    むように変更されることを特徴とする請求項14に記載
    のシステム。
  16. 【請求項16】前記第2のラベル・スイッチング・ノー
    ドで前記仮想リンク内の前記個別リンク経由でパケット
    を受信した場合、前記第2のラベル・スイッチング・ノ
    ードで前記仮想リンク内の前記個別リンクに付属する前
    記ラベル転送テーブル内の前記タグ付きエントリだけ
    が、前記受信パケットに対応するエントリについて検索
    されることを特徴とする請求項14に記載のシステム。
  17. 【請求項17】ラベル・スイッチ・ネットワークにおい
    てラベル・スイッチ経路を設定するためのシステムであ
    って、 複数のリンクと、 前記複数のリンク経由で互いに相互接続される複数のノ
    ードとを含み、 ラベル・スイッチ経路は前記ラベル・スイッチ・ネット
    ワーク経由でパケットを送信するために識別され1つま
    たはそれ以上のノードを相互接続する1つまたはそれ以
    上のリンクから構成されることと、 前記ラベル・スイッチ経路内の前記1つまたはそれ以上
    のリンクは1つまたはそれ以上の仮想リンクを含むこと
    と、 前記1つまたはそれ以上の仮想リンクの各々が1つまた
    はそれ以上の物理リンクから構成されることを特徴とす
    るシステム。
  18. 【請求項18】前記ラベル・スイッチ経路の各ノードは
    これに接続された1つまたはそれ以上のリンク経由で各
    々のラベルを有するパケットを受信して、これに接続さ
    れた1つまたはそれ以上のリンクを経由して各々のラベ
    ルに基づいて前記受信したパケットを転送するように構
    成されることと、 前記ラベル・スイッチ経路の各ノードは前記ラベルに関
    するラベル情報を保持するように構成された制御コンポ
    ーネントと前記ラベル情報に基づいて前記受信したパケ
    ットの転送を実行するように構成された転送コンポーネ
    ントとを含むことと、 前記ラベル・スイッチ経路のノードについて、受信パケ
    ットを転送するために使用する前記リンクが仮想リンク
    であれば、前記受信パケットは初期シグナリング処理で
    設定されたラベルを変更することなく前記仮想リンク内
    の前記1つまたはそれ以上の物理リンクのいずれか一つ
    へ転送されることが可能であることを特徴とする請求項
    17に記載のシステム。
  19. 【請求項19】パケットに付属する前記ラベルは、固定
    長のビット列、TDMフレームの時間スロット位置、光
    キャリアの波長を含む実体又はその組み合わせのいずれ
    か一つから構成されることを特徴とする請求項17に記
    載のシステム。
  20. 【請求項20】前記ラベル・スイッチ経路の前記ノード
    は前記仮想リンク経由で転送しようとする受信したパケ
    ットの各々のラベルについて演算して対応するハッシュ
    値を得るために使用しようとする1つまたはそれ以上の
    ハッシュ関数の一つを選択するように構成された制御論
    理をさらに含み、 前記対応するハッシュ値は前記受信したパケットを転送
    するために使用しようとする前記仮想リンク内の一つま
    たはそれ以上の物理リンクを表わすことを特徴とする請
    求項18に記載のシステム。
  21. 【請求項21】前記ラベル・スイッチ経路の前記ノード
    はさらに、 各々のラベル転送テーブルが複数のエントリを有し、各
    エントリは入力仮想ポート番号と、入力ラベルと、出力
    ラベルと、出力仮想ポート番号とを含む複数のラベル転
    送テーブルを含み、 前記入力仮想ポート番号は前記パケットを受信するため
    に使用する仮想リンクに関する識別情報を表わし、前記
    入力ラベルは受信したパケットに関するラベル情報を表
    わし、前記出力ラベルは転送しようとする前記受信パケ
    ットに関するラベル情報を表わし、前記出力仮想ポート
    番号は前記受信したパケットを転送するために使用する
    仮想リンクに関する識別情報を表わすことを特徴とする
    請求項18に記載のシステム。
  22. 【請求項22】マルチプロトコル・ラベル・スイッチ・
    ネットワークで使用するラベル・スイッチング・ルータ
    であって、 複数の入力仮想リンクと複数の出力仮想リンクとを含み
    各々の入力又は出力仮想リンクは複数の個別リンクを有
    する複数の仮想リンクと、 1つまたはそれ以上の前記入力仮想リンク経由で受信し
    たパケットによって運ばれるラベルに関するラベル情報
    を保持するように構成された制御コンポーネントと、 前記複数の出力仮想リンクの1つまたはそれ以上を経由
    して前記ラベル情報に基づいて前記受信したパケットの
    転送を実行するように構成された転送コンポーネント
    と、 複数のエントリを有し、各エントリは入力仮想ポート番
    号と、入力ラベルと、出力ラベルと、出力仮想ポート番
    号とを有する、前記ラベル情報を格納するための少なく
    とも1個のラベル転送テーブルとを含み、 前記ラベル・スイッチング・ルータはパケットをルーテ
    ィングするためのラベル・スイッチ経路の一部として認
    識されることと、 前記ラベル・スイッチ経路に関して前記制御コンポーネ
    ントは各々の入力仮想リンク内の前記複数の個別リンク
    又は各々の出力仮想リンク内の前記複数の個別リンク又
    はその両方を単一の実体として扱うことができることを
    特徴とするルータ。
  23. 【請求項23】前記制御コンポーネントは前記受信した
    パケットを転送するために使用しようとする前記出力仮
    想リンク内の前記個別リンクがどれかについての詳細に
    関与しないことを特徴とする請求項22に記載のラベル
    ・スイッチング・ルータ。
  24. 【請求項24】前記パケットの少なくとも一つは初期の
    シグナリング処理で設定される付属ラベルを変更するこ
    となく出力仮想リンク内の前記複数の個別リンクのいず
    れか一つに転送されることが可能であることを特徴とす
    る請求項22に記載のラベル・スイッチング・ルータ。
  25. 【請求項25】受信パケットは付属の入力ラベルを有
    し、前記付属する入力ラベルは転送等価クラスと付属出
    力ラベルに対応することと、 前記ラベル・スイッチング・ルータは前記付属の入力ラ
    ベルと前記受信パケットに付属する入力仮想ポート番号
    とをキーとして使用して、前記付属の出力ラベルと、前
    記受信パケットを転送しようとする出力仮想リンクに対
    応する出力仮想ポート番号とを前記少なくとも一つのラ
    ベル転送テーブル内で検索することと、第1のハッシュ
    関数を使用して前記付属の出力ラベルについて演算して
    ハッシュ値を取得し、前記ハッシュ値が前記受信パケッ
    トを転送しようとする前記出力仮想リンク内の前記複数
    の個別リンクの一つに対応する出力実用ポート番号を表
    わすことを特徴とする請求項22に記載のラベル・スイ
    ッチング・ルータ。
  26. 【請求項26】前記付属出力ラベルについて演算して第
    2のハッシュ値を得るために第2のハッシュ関数を別に
    使用し、前記第2のハッシュ値は前記受信パケットを転
    送しようとする前記出力仮想リンク内の前記複数の個別
    リンクの第2の一つを表わすことと、 前記第1と第2のハッシュ関数を別に使用して、前記受
    信パケットを転送しようとする前記出力仮想リンク内の
    前記複数の個別リンクの別のリンクが前記付属出力ラベ
    ルを変更することなく選択されることが可能であること
    を特徴とする請求項25に記載のラベル・スイッチング
    ・ルータ。
  27. 【請求項27】前記第1と第2のハッシュ関数を別に使
    用することにより、前記受信パケットを転送しようとす
    る前記出力仮想リンク内の前記複数の個別リンクについ
    ての負荷バランシングが実現されることを特徴とする請
    求項26に記載のラベル・スイッチング・ルータ。
  28. 【請求項28】前記少なくとも一つのラベル転送テーブ
    ルにある各々のエントリについて、そのエントリに付属
    する前記入力ラベルのハッシュ値が所定の入力実用ポー
    ト番号に等しい場合にはそのエントリにタグが付けられ
    ることと、 そのエントリに関連する前記入力ラベルの前記ハッシュ
    値は第2のハッシュ関数を使用することで得られること
    と、 前記第1と第2のハッシュ関数が同期されることを特徴
    とする請求項25に記載のラベル・スイッチング・ルー
    タ。
  29. 【請求項29】タグのついた前記エントリが全部コピー
    されて更なるラベル転送テーブルに格納されることと、 前記更なるラベル転送テーブルは入力仮想リンク内の個
    別リンクに対応する所定の入力実用ポート番号に関連す
    ることを特徴とする請求項28に記載のラベル・スイッ
    チング・ルータ。
  30. 【請求項30】所定の入力実用ポート番号を有する入力
    仮想リンク内の個別リンク経由でパケットを受信した場
    合、前記受信したパケットに関してタグのついたエント
    リだけが検索されることを特徴とする請求項28に記載
    のラベル・スイッチング・ルータ。
  31. 【請求項31】ラベル・スイッチ・ネットワーク内の仮
    想リンクを管理するための方法であって、 複数の個別リンクを複数の仮想リンクへグループ化し、
    各仮想リンクは1つまたはそれ以上の個別リンクを有
    し、前記複数の仮想リンクは複数の入力仮想リンクと複
    数の出力仮想リンクとを含むステップと、 複数のイングレス・ルータを維持し、各イングレス・ル
    ータはパケットを受信して前記パケットに付属するラベ
    ルをラベル付けするように構成されるステップと、 前記ラベル・スイッチ・ネットワーク内に複数のラベル
    ・スイッチング・ルータを維持し、各ラベル・スイッチ
    ング・ルータは1つまたはそれ以上の入力仮想リンク経
    由で前記複数のイングレス・ルータの一つから各々のラ
    ベルを有する前記ラベルつきパケットを受信して、前記
    受信したラベルつきパケットを1つまたはそれ以上の出
    力仮想リンク経由で転送するように構成され、各々のラ
    ベル・スイッチング・ルータはさらに前記ラベルに関す
    るラベル情報を維持するように構成された制御コンポー
    ネントと前記ラベル情報に基づいて前記受信したラベル
    つきパケットの転送を実行するように構成された転送コ
    ンポーネントとをさらに含むステップと、 複数のエグレス・ルータを維持し、各々のエグレス・ル
    ータは前記複数のラベル・スイッチング・ルータの一つ
    によって転送された前記ラベルつきパケットを受信する
    ように構成されるステップと、 前記ラベルつきパケットをルーティングするための1つ
    またはそれ以上のラベル・スイッチング・ルータを有す
    るラベル・スイッチ経路を設定し、1つまたはそれ以上
    の仮想リンクを使用して前記ラベル・スイッチ経路に沿
    ったラベル・スイッチング・ルータを相互接続し前記ラ
    ベル・スイッチ経路に沿った前記ラベル・スイッチング
    ・ルータは互いに各々の制御コンポーネント経由で通信
    して前記ラベル・スイッチ経路を設定するラベル情報を
    交換するステップと、 前記ラベル・スイッチ経路に沿って前記ラベル・スイッ
    チング・ルータを相互接続するために使用する前記1つ
    またはそれ以上の仮想リンクの各々の中の1つまたはそ
    れ以上の個別リンクを前記ラベル・スイッチ経路に関す
    る単一の実体として扱い、前記交換されるラベル情報が
    パケット転送に使用しようとする仮想リンク内の前記個
    別リンクがどれかに関しての詳細を含まないように処理
    するステップとを含むことを特徴とする方法。
  32. 【請求項32】各々のラベル・スイッチング・ルータに
    ラベル転送テーブルを維持するステップをさらに含み、
    前記ラベル転送テーブルは複数のエントリを含み、各エ
    ントリは入力仮想ポート番号と、入力ラベルと、出力ラ
    ベルと、出力仮想ポート番号とを含むことを特徴とする
    請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】複数のラベルが複数のクラスにユニーク
    に対応することを特徴とする請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】前記ラベル・スイッチ・ネットワークは
    マルチプロトコル・ラベル・スイッチ・ネットワークで
    あり、前記複数のクラスは複数の転送等価クラスである
    ことを特徴とする請求項33に記載の方法。
  35. 【請求項35】入力仮想リンク経由で受信したパケット
    について、 前記入力仮想リンクに対応する入力仮想ポート番号と前
    記受信したパケットの前記ラベルを使って前記ラベル転
    送テーブル内で前記受信したパケットについての出力ラ
    ベルと出力仮想ポート番号とを参照し、前記出力仮想ポ
    ート番号は前記受信パケットを転送しようとする出力仮
    想リンクに対応するステップと、 第1のハッシュ関数を使用して前記受信パケットについ
    ての前記出力ラベルについて演算してハッシュ値を取得
    し、前記ハッシュ値が前記受信パケットを転送しようと
    する前記出力仮想リンク内の個別リンクに対応する出力
    実用ポート番号を表わすステップと、 をさらに含むことを特徴とする請求項33に記載の方
    法。
  36. 【請求項36】前記第1のハッシュ関数を使用して前記
    受信パケットについての前記出力ラベルに演算すること
    により、前記受信パケットは前記出力ラベルを変更する
    ことなく前記受信パケットを転送しようとする前記出力
    仮想リンク内の前記個別リンクの一つへ転送されること
    が可能であることを特徴とする請求項35に記載の方
    法。
  37. 【請求項37】前記入力仮想リンク経由で受信した前記
    パケットについて、 前記受信パケットについての前記出力ラベルを演算して
    ハッシュ値を得るための複数のハッシュ関数の一つを選
    択し、前記ハッシュ値が前記受信パケットを転送しよう
    とする前記出力仮想リンク内の個別リンクに対応する出
    力実用ポート番号を表わすように処理するステップをさ
    らに含み、 前記複数のハッシュ関数を有することにより、前記受信
    パケットを転送しようとする前記出力仮想リンク内の前
    記個別リンクの間の負荷バランシングが実現されること
    を特徴とする請求項35に記載の方法。
  38. 【請求項38】前記ラベル転送テーブル内の各エントリ
    について、 そのエントリに関連する前記入力ラベルのハッシュ値が
    所定の入力実用ポート番号に等しい場合、そのエントリ
    にタグをつけるステップをさらに含み、 そのエントリに関連する前記入力ラベルの前記ハッシュ
    値が第2のハッシュ関数を使用することで得られること
    と、 前記第1と第2のハッシュ関数が同期されることを特徴
    とする請求項35に記載の方法。
  39. 【請求項39】前記ラベル転送テーブルの前記タグ付き
    エントリを全部更なるラベル転送テーブルにコピーする
    ステップと、 前記更なるラベル転送テーブルを入力仮想リンク内の個
    別リンクに対応する前記所定の入力実用ポート番号に関
    連付けるステップとをさらに含むことを特徴とする請求
    項38に記載の方法。
  40. 【請求項40】前記所定の入力実用ポート番号を有する
    入力仮想リンク内の個別リンク経由でパケットを受信す
    る場合、前記受信パケットに関して前記タグのついたエ
    ントリだけを検索するステップをさらに含むことを特徴
    とする請求項38に記載の方法。
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