JP2003216818A - 医療所見作成システム及び医療画像管理システム - Google Patents

医療所見作成システム及び医療画像管理システム

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JP2003216818A
JP2003216818A JP2002312277A JP2002312277A JP2003216818A JP 2003216818 A JP2003216818 A JP 2003216818A JP 2002312277 A JP2002312277 A JP 2002312277A JP 2002312277 A JP2002312277 A JP 2002312277A JP 2003216818 A JP2003216818 A JP 2003216818A
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Japan
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medical
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patient
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JP2002312277A
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Yuichi Miyazawa
裕一 宮澤
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CI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、医療画像、事故車/現場写真、鑑
定内容を参照しながら、読影医が適正かつ迅速に医療所
見を作成できる医療所見作成システムを提供する。 【解決手段】 画像センタサーバ3の医療画像DB3a
と事故画像DB3bに医療画像データと事故に関連する
事故画像データを記憶・管理し、読影依頼に対して読影
医PC5から画像センタサーバ3にアクセスして医療画
像データを参照して診断し、必要に応じて事故画像デー
タ、鑑定内容、過去の医療所見にもアクセスして参考に
し、適正かつ迅速に医療所見を作成できる医療所見作成
システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療所見を作成す
るシステムに係り、特に、傷害事故による医療所見を医
療画像及び事故写真等に基づいて読影医が適正に作成で
きる医療所見作成システム及び、それら医療画像等を管
理する医療画像管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交通事故等に当たって、保険会社
が保険料支払いの調査のために、事故による怪我人、死
亡者に対する医療的な所見を、撮影されたフィルムを基
に読影医に作成してもらうことがある。
【0003】交通事故の場合の流れを簡単に説明する
と、事故が発生すると、患者は救急車で病院に運び込ま
れ、手当を受ける。その際に、その病院で患部のレント
ゲン、CTスキャン等により医療画像が撮影される。
【0004】そして、保険会社がその事故に対する調査
を開始すると、撮影された医療画像を基に読影医に所見
を依頼する。読影医は、それら医療画像を見て医療所見
を作成し、保険会社に提出される。
【0005】尚、保険会社が調査を調査会社に依頼する
場合には、その調査会社から読影医に所見作成の依頼が
行われ、作成された所見及び鑑定内容に従ってレポート
が作成され、保険会社に提供されるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしならが、従来の
医療所見作成方法では、読影医が医療画像を基に所見を
作成しているが、その他事故に関する情報も十分に参考
にしながら適正な医療所見を作成できるものとはなって
いないという問題点があった。
【0007】また、医療画像を基に作成された所見に対
して、別の専門医のセカンドオピニオンを容易に作成で
きるものとはなっておらず、また、事故に遭った患者を
リハビリ病院に紹介する場合、リハビリ病院に十分な情
報が提供されていないという問題点があった。
【0008】本発明は上記実情に鑑みて為されたもので
あり、医療画像、事故車/現場写真、鑑定内容を参照し
ながら、読影医が適正かつ迅速に医療所見を作成できる
医療所見作成システムを提供することを目的とする。
【0009】また、本発明の別の目的は、医療画像、所
見等を管理し、セカンドオピニオンの作成を容易にし、
リハビリ病院への患者の情報を提供し、更に患者のプラ
イバシー保護を図る医療画像管理システムを提供するも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、医療所見作成
システムにおいて、保険会社からの依頼により病院/診
療所から入手して得られた医療画像データを読影依頼と
共に送信する調査サーバと、送信された医療画像データ
を受信して蓄積し、読影指示を送信する画像センタサー
バと、読影指示を受信し、画像センタサーバにアクセス
して医療画像データを読み取り、読影指示に対して作成
された画像検査レポートを送信する読影医コンピュータ
とを備え、調査サーバは、画像検査レポートを受信して
依頼があった保険会社に提供するものであり、画像検査
レポート(医療所見)を迅速かつ適正に作成できる。
【0011】本発明は、上記医療所見作成システムにお
いて、画像センタサーバが、事故画像データ、鑑定内
容、更に過去の画像検査レポートを提供可能としたもの
であり、これら事故画像データ、鑑定内容、更に過去の
画像検査レポートを参照して画像検査レポートを迅速か
つ適正に作成できる。
【0012】本発明は、上記医療所見作成システムにお
いて、画像センタサーバが、管理する読影依頼の受信か
ら作成された画像検査データの送信までの進捗状況を調
査サーバに提供可能としたものであり、読影案件の進捗
状況を保険会社へ迅速かつ容易に応答できる。
【0013】本発明は、医療画像管理システムにおい
て、医療画像データ、読影医による所見、カルテを含む
医療情報を記憶し、専門医コンピュータから特定の患者
に関する適正なアクセスがあると、当該患者の医療情報
を閲覧可能とし、当該医療情報に基づいて作成された総
合所見を当該患者に対応付けて記憶する画像センタサー
バを有するものであり、専門医は総合所見を容易に作成
できる。
【0014】本発明は、上記医療画像管理システムにお
いて、画像センタサーバが、リハビリ病院コンピュータ
から特定の患者に関する適正なアクセスがあると、当該
患者の医療情報を閲覧可能とするものであり、リハビリ
病院コンピュータに患者の医療情報を十分提供でき、リ
ハビリを適正に行うことができる。
【0015】本発明は、上記医療画像管理システムにお
いて、画像センタサーバが、読影医コンピュータ、専門
医コンピュータ、リハビリ病院コンピュータのユーザI
Dと、当該ユーザが医療情報を閲覧可能な患者のID及
びそれに対応するパスワードを関連付けて記憶してお
り、コンピュータからユーザID、患者のID及び対応
するパスワードが入力されると、記憶されているID、
パスワードと比較し、一致する場合にのみ当該患者の医
療情報を閲覧可能とするものであり、患者のプライバシ
ーの保護を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る医
療所見作成システムは、画像センタサーバに医療画像デ
ータと事故に関連する事故画像データを記憶・管理し、
読影依頼に対して読影医のコンピュータから画像センタ
サーバにアクセスして医療画像データを参照して診察
し、必要に応じて事故画像データ、鑑定内容、過去の医
療所見にもアクセスして参考にし、適正かつ迅速に医療
所見を作成できるようになるものである。また、作成さ
れた医療所見は、読影医のコンピュータから画像センタ
サーバに蓄積され、作成完了が調査会社のコンピュータ
に送信され、調査会社のコンピュータは画像センタサー
バにアクセスして医療所見を参照し、調査会社で調査レ
ポートがまとめ上げられ、調査会社のコンピュータから
保険会社のコンピュータに提供されるものである。
【0017】本発明の実施の形態に係る医療所見作成シ
ステム(本システム)について図1を参照しながら説明
する。図1は、本発明の実施の形態に係る医療所見作成
システムの概略構成図である。本システムは、図1に示
すように、保険会社PC1と、調査サーバ2と、画像セ
ンタサーバ3と、読影センタサーバ4と、読影医PC5
と、現場外注先PC6と、病院PC7とを基本的に備え
ている。また、画像センタサーバ3には、医療画像デー
タを記憶する医療画像DB3aと、事故に関する事故画
像データを記憶する事故画像DB3bが接続されてい
る。ここで、各部の接続は、インターネットにより実現
されている。また、調査サーバ2と画像センタサーバ3
と読影センタサーバ4の各機能を統合し、単一のサーバ
で実現するようにしてもよい。もしくは、上記3つのサ
ーバの機能を選択的に統合し、2つのサーバで実現する
ようにしてもよい。
【0018】次に、本システムの各部を具体的に説明す
る。保険会社PC1は、保険会社におけるパーソナルコ
ンピュータであり、調査会社の調査サーバ2に対して画
像診断依頼(調査依頼)を送信する。この調査依頼に伴
って、保険会社は事故当時手当に当たった病院等で撮影
されたレントゲンフィルム、CTスキャン等の画像を病
院から調査会社に送付してもらうようにする。尚、保険
会社PC1が既に撮影画像を画像データに変換していれ
ば、調査依頼の際にその画像データを同時に調査サーバ
2に送付するようにしてもよい。また、病院等で撮影さ
れた画像を病院PC7で画像データ(医療画像データ)
に変換してくれるのであれば、その医療画像データを病
院PC7から調査サーバ2に送付してもらうようにして
もよい。
【0019】また、保険会社PC1は、最終的に調査会
社から総合調査レポートを入手する。総合調査レポート
は、調査サーバ2から送信されたものを保険会社PC1
で受信してもよいし、保険会社PC1が調査サーバ2に
アクセスして総合調査レポートを閲覧するようにしても
よい。
【0020】調査サーバ2は、保険会社から画像診断依
頼があると、受領した医療画像をデジタル画像に変換し
て得られた医療画像データと読影依頼を画像センタサー
バ3に送信する。尚、画像データは圧縮して送信され
る。調査サーバ2は、画像センタサーバ3から画像検査
レポート(医療所見)を受信し、作成された総合調査レ
ポートを保険会社PC1に送信する。
【0021】画像センタサーバ3は、調査サーバ2から
の読影依頼を受け付け、医療画像データを医療画像DB
(データベース)3aに記憶する。そして、画像センタ
サーバ3は、読影依頼に従って読影指示を読影センタサ
ーバ4に出力する。ここで、読影依頼と医療画像データ
は事故に関する番号又は調査番号で対応付けられ、読影
指示も医療画像データとその番号で対応付けられてい
る。また、事故画像データもその番号で対応付けられて
いる。
【0022】また、画像センタサーバ3は、現場外注先
PC6から送信された事故画像データを事故画像DB
(データベース)3bに記憶する。更に、画像センタサ
ーバ3は、読影医PC5からの要求により医療画像デー
タ及び事故画像データを読影医PC5に提供し、読影医
PC5から送信される画像検査レポート(医療所見)を
受信して記憶すると共に、調査サーバ2に画像検査レポ
ートを送信する。
【0023】また、画像センタサーバ3は、事故鑑定の
内容を記憶し、読影医PC5に提供するようにしてもよ
い。更に、画像センタサーバ3は、過去の画像検査レポ
ートを記憶し、読影医PC5及び調査サーバ2からの検
索に対して該当する過去の画像検査レポートを提供す
る。
【0024】医療画像DB(データベース)3aは、調
査サーバ3から送信された医療画像データを事故に関す
る番号等に対応付けて記憶している。また、読影医が画
像検査レポートを作成すると、画像検査レポートと画像
データとが関連付けられて記憶される。
【0025】事故画像DB(データベース)3bは、現
場外注先PC6から送信された事故画像データを事故に
関する番号等に対応付けて記憶している。また、事故画
像DB3b又は別個のDB(図示せず)に、事故に関す
る番号等に対応付けて鑑定内容を記憶するようにしても
よい。
【0026】読影センタサーバ4は、提携する読影医を
管理しており、画像センタサーバ3からの読影指示の内
容に従って対応可能な読影医を選択し、対応する読影医
PC5に読影指示及び検索条件等を送信する。この検索
条件は、読影依頼に従って定まるもので、医療画像DB
3a内の医療画像データを検索するための条件である。
読影センタサーバ4では、例えば、読影医の専門分野、
依頼された読影処理の進捗状況等を基に読影依頼先の読
影医が選択される。
【0027】読影医PC(パーソナルコンピュータ)5
は、読影センタサーバ4からの読影指示及び検索条件等
を受信し、その読影指示に対応する医療画像データを画
像センタサーバ3から入手する。入手方法は、画像セン
タサーバ3から画像データをダウンロードしてもよい
が、画像センタサーバ3にアクセスして閲覧するように
してもよい。
【0028】また、読影医PC5は、必要であれば、事
故画像データを読み込み、更に検索によって過去の医療
画像データを読み取って、読影医による診断に役立たせ
る。そして、読影医によって画像検査レポート(医療所
見)が作成され、画像センタサーバ3に送信される。
【0029】現場外注先PC(パーソナルコンピュー
タ)6は、デジタルカメラを用いて外注先が事故現場で
撮影した写真、整備工場に搬入された事故車を撮影した
写真等を事故画像データとして取り込み、画像センタサ
ーバ3に送信する。尚、画像データは、圧縮して送信さ
れる。
【0030】病院PC(パーソナルコンピュータ)7
は、事故当時手当を行った病院で撮影された医療画像を
画像データ(医療画像データ)に変換し、調査会社から
の依頼によって調査サーバ2に医療画像データを送信す
る。
【0031】次に、本システムの動作について説明す
る。まず、保険会社PC1が、調査サーバ2に対して画
像診断依頼を送信する。この場合、調査会社は、事故で
治療を受けた患者の写真フィルム、事故で死亡した人の
患部の写真フィルム、その他CTスキャンの画像データ
を病院等から入手する。画像データは病院等から調査会
社に送付されるか、または、病院PC7でデジタル画像
データに変換された医療画像データを調査サーバ2で受
信する。
【0032】調査会社では、画像データがデジタル変換
されていなければ、送付されたフィルムをスキャンし、
画像データをデジタル画像データ(医療画像データ)に
変換して、調査サーバ2に取り込み、画像センタサーバ
3に読影依頼と医療画像データを送信する。
【0033】次に、画像センタサーバ3では、図2に示
すような処理が為される。図2は、画像センタサーバ3
における処理の流れを示す処理フローである。図2に示
すように、画像センタサーバ3は、調査サーバ2から送
信された読影依頼と医療画像データを受信する(S1
1)。そして、画像センタサーバ3は、受信した医療画
像データを医療画像DB3aに事故に関連した番号等に
対応付けて記憶する(S12)。その後、画像センタサ
ーバ3は、読影センタサーバ4に読影指示及び検索条件
等を送信する(S13)。
【0034】また、画像センタサーバ3は、デジタルカ
メラで撮影された事故画像データを現場外注先PC6か
ら受信し、事故画像DB3bに事故に関連した番号等に
対応付けて記憶する。
【0035】読影センタサーバ4は、管理する読影医の
中から適任者を選択し、その読影医の読影医PC5に読
影指示及び検索条件等を送信する。読影医PC5は、読
影センタサーバ4から読影指示及び検索条件等を受信
し、画像センタサーバ3に対して医療画像DB3a内の
対応する医療画像データを要求する。また、読影医PC
5は、事故画像データを要求することもある。
【0036】読影医PC5からの検索要求により、画像
センタサーバ3は、医療画像DB3aを検索し、該当す
る医療画像データを読影医PC5に提供する。また、画
像センタサーバ3は、読影医PC5からの検索要求によ
り、事故画像DB3bを検索し、該当する事故画像デー
タを読影医PC5に提供する。
【0037】読影医は、読影医PC5で表示される医療
画像データ、必要であれば事故画像データ及び鑑定内容
を用いて診断を行い、画像検査レポート(医療所見)を
作成し、作成された画像検査レポートが読影医PC5か
ら画像センタサーバ3に送信される。
【0038】画像センタサーバ3では、読影依頼に対す
る画像検査レポートを医療画像データに対応付けて記憶
し、必要であれば事故画像データとも対応付けて記憶
し、調査サーバ2に画像検査レポートの作成完成を通知
し、調査サーバ2がその画像検査レポートにアクセス可
能とする。
【0039】調査会社においては、調査サーバ2で参照
した画像検査レポート(医療所見)と、医療画像、事故
画像(事故車/現場写真)、鑑定、見積等を総合的にま
とめた総合調査レポートを作成し、調査サーバ2から保
険会社PC1に提供する。
【0040】本システムによれば、医療所見の作成依頼
から作成された医療所見をネットワーク上で行うもので
あり、特に読影医PC5において、事故による医療画像
だけでなく、事故画像若しくは鑑定内容を参照し、更に
過去の医療画像データも参考にできるため、医療所見を
迅速かつ適正に作成できる効果がある。
【0041】本システムによれば、画像センタサーバ3
が読影依頼から画像検査データ(医療所見)作成までの
状況を管理しているので、調査サーバ2が管理状況を参
照するためにアクセスするか、または画像センタサーバ
3が管理状況を調査サーバ2に逐次報告するようにすれ
ば、保険会社PC1からの進捗状況の問い合わせに対し
て、調査サーバ2に直ちに進捗状況を返答できる効果が
ある。
【0042】上記本システムでは、調査サーバ2は、保
険会社PC1から画像診断依頼を受けるようになってい
るが、保険会社から調査を依頼された調査会社からの画
像診断依頼を受けるものであってもよい。
【0043】次に、本システムにおける画像センタサー
バ3を中心とした医療画像管理システムについて図3を
参照しながら説明する。図3は、本発明の実施の形態に
係る医療画像管理システムの概略構成図である。本発明
の実施の形態に係る医療画像管理システム(本医療画像
管理システム)は、図3に示すように、画像センタサー
バ3と、医療画像データベース(DB)3aと、事故画
像データベース(DB)3b、読影医PC5と、病院P
C7と、専門医PC8と、リハビリ病院PC9とから基
本的に構成されている。
【0044】本医療画像管理システムは、医療画像デー
タ、所見、カルテ、総合所見(セカンドオピニオン)を
画像センタサーバ3が管理し、専門医の総合所見を作成
し易くし、リハビリ病院では受け入れる患者の医療情報
を簡易に入手できるようにし、更に患者のプライバシー
保護を図るものである。
【0045】本医療画像管理システムの各部について具
体的に説明する。画像センタサーバ3は、調査サーバ2
又は病院PC7から送信された特定患者の医療画像デー
タを受信し、当該患者に対応付けて医療画像DB3aに
記憶する。また、画像センタサーバ3は、読影医PC5
から送信された当該患者に関する画像検査レポートを受
信し、当該患者に対応付けて医療画像DB3aに記憶す
る。
【0046】画像センタサーバ3は、当該患者の既往症
に関するカルテを担当医から提供を受けて、当該患者に
対応付けて医療画像DB3aに記憶する。また、画像セ
ンタサーバ3は、事故での治療を行った担当医のカルテ
の提供を受け、当該患者に対応付けて医療画像DB3a
に記憶する。カルテが電子カルテである場合は、そのデ
ータを記憶するし、紙媒体のカルテである場合は、その
紙媒体を画像読み取り装置で読み取らせて、画像データ
として記憶する。
【0047】画像センタサーバ3は、専門医PC8から
送信された総合所見(セカンドオピニオン)を受信し、
当該患者に対応付けて医療画像DB3aに記憶する。こ
こで、患者にはID(識別子)が付与されており、当該
IDを用いて医療画像データ、所見等が医療画像DB3
aに記憶される。画像センタサーバ3は、リハビリ病院
PC9からのアクセスに対してアクセスが適正であるか
否かを判断し、適正であれば、医療画像DB3aに記憶
する該当する患者のカルテ、医療画像データ、その他の
資料を閲覧可能とする。
【0048】医療画像DB3aは、患者毎に医療画像デ
ータ、画像検査レポート(所見)、既往症のカルテ、事
故治療医のカルテ、セカンドオピニオン(総合所見)等
を記憶している。事故画像DB3bは、図1で説明した
ように、事故画像データを事故に関する番号等に対応付
けて記憶している。
【0049】読影医PC5は、図1で説明したように、
画像センタサーバ3から患者の医療画像データを取得
し、それに基づいて作成された画像検査レポート(医療
所見)を患者のIDに対応付けて画像センタサーバ3に
送信する。
【0050】病院PC7は、事故当時に手当を行った病
院で撮影された医療画像データを患者のIDに対応付け
て画像センタサーバ3に送信する。専門医PC8は、調
査会社が指定した専門医が保有するコンピュータであ
り、画像検査レポートと既往症のカルテを基に作成され
た総合所見(セカンドオピニオン)を画像センタサーバ
3に送信する。
【0051】リハビリ病院PC9は、リハビリ病院に設
置されたコンピュータであり、リハビリ対象の患者の医
療画像データ、カルテ、所見等を閲覧する。具体的に
は、リハビリ病院が事故に遭ってリハビリが必要な患者
の状態を知るために、画像センタサーバ3にアクセスし
て指定された患者のIDを入力すると、当該患者に関す
る医療画像データ等が閲覧可能となるものである。
【0052】次に、本医療画像管理システムにおける処
理を説明する。専門医は、調査会社から事故に遭った患
者の総合所見の作成を依頼され、当該患者のID及びそ
の患者の関連医療情報を閲覧するためのパスワードが調
査会社から通知される。医療画像DB3aに事故に遭っ
た患者の医療画像データ、画像検査レポート、既往症の
カルテ、事故治療医のカルテが記憶されているとする
と、専門医は患者のID及びパスワードを用いてそれら
の資料を参照し、分析を行って、総合所見を作成し、そ
の総合所見を専門医PC8から画像センタサーバ3に送
信する。
【0053】画像センタサーバ3は、専門医PC8から
の総合所見を受信し、患者のIDに対応付けて総合所見
を記憶する。調査会社は、医療画像DB3aに記憶され
ている読影医作成の画像検査レポート(所見)と専門医
作成の総合所見(セカンドオピニオン)とを参考にして
保険会社に提出する総合調査レポートを作成できること
になる。
【0054】また、リハビリ病院に事故にあった患者を
紹介する場合、当該患者のID及びその患者の関連医療
情報を閲覧するためのパスワードを保険会社から知らせ
ておく。すると、リハビリ病院PC9は、当該患者のI
D及びパスワードを用いて画像センタサーバ3にアクセ
スし、その患者に対する医療画像データ、カルテ、所見
等を参照することが可能となり、当該患者に適したリハ
ビリの対処を行うことができる。
【0055】また、読影医PC5、病院PC7、専門医
PC8及びリハビリ病院PC9が画像センタサーバ3に
アクセスして参照できる患者の医療情報は制限されてお
り、例えば、専門医PC8で有効な患者のIDとパスワ
ードをリハビリ病院PC9から入力したとしてもその患
者の医療情報を必ずしも参照できるものではない。
【0056】つまり、画像センタサーバ3では、各PC
からのアクセスに必要なユーザID(ユーザID以外に
ユーザパスワードを追加してもよい)と参照可能な患者
のIDとパスワードを対応付けて記憶しており、各PC
からのアクセスに対してユーザID、患者のID及びパ
スワードの全てが一致した場合に患者の医療情報が閲覧
できるものである。これによって、複数の医療機関から
アクセスされる画像センタサーバ3は、患者のプライバ
シーを保護することができるものである。
【0057】本医療画像管理システムによれば、専門医
が患者の医療画像データ、所見、カルテ等を容易に参照
可能とすることで総合所見の作成を簡易にできる効果が
ある。また、本医療画像管理システムは、事故に遭った
患者に対して、リハビリの必要な患者にとって受け入れ
先の病院が当該患者に関する詳細な医療情報を入手可能
となるので、適切なリハビリを行うことができる効果が
ある。
【0058】本医療画像管理システムによれば、事故に
遭った患者の総合的な医療情報を集中的に管理するもの
であるが、複数の医療機関のPCからのアクセスに対し
て、その医療機関にのみ関連する患者の医療情報しか閲
覧できないよう制限しているので、患者のプライバシー
保護を十分行うことができる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、保険会社からの依頼に
より病院/診療所から入手して得られた医療画像データ
を読影依頼と共に送信する調査サーバと、送信された医
療画像データを受信して蓄積し、読影指示を送信する画
像センタサーバと、読影指示を受信し、画像センタサー
バにアクセスして医療画像データを読み取り、読影指示
に対して作成された画像検査レポートを送信する読影医
コンピュータとを備え、調査サーバは、画像検査レポー
トを受信して依頼があった保険会社に提供する医療所見
作成システムとしているので、画像検査レポート(医療
所見)を迅速かつ適正に作成できる効果がある。
【0060】本発明によれば、画像センタサーバが、事
故画像データ、鑑定内容、更に過去の画像検査レポート
を提供可能とした上記医療所見作成システムとしている
ので、これら事故画像データ、鑑定内容、更に過去の画
像検査レポートを参照して画像検査レポートを迅速かつ
適正に作成できる効果がある。
【0061】本発明によれば、画像センタサーバが、管
理する読影依頼の受信から作成された画像検査データの
送信までの進捗状況を調査サーバに提供可能とした上記
医療所見作成システムとしているので、読影案件の進捗
状況を保険会社へ迅速かつ容易に応答できる効果があ
る。
【0062】本発明によれば、医療画像データ、読影医
による所見、カルテを含む医療情報を記憶し、専門医コ
ンピュータから特定の患者に関する適正なアクセスがあ
ると、当該患者の医療情報を閲覧可能とし、当該医療情
報に基づいて作成された総合所見を当該患者に対応付け
て記憶する画像センタサーバを有する医療画像管理シス
テムとしているので、専門医は総合所見を容易に作成で
きる効果がある。
【0063】本発明によれば、画像センタサーバが、リ
ハビリ病院コンピュータから特定の患者に関する適正な
アクセスがあると、当該患者の医療情報を閲覧可能とす
る上記医療画像管理システムとしているので、リハビリ
病院コンピュータに患者の医療情報を十分提供でき、リ
ハビリを適正に行うことができる効果がある。
【0064】本発明によれば、画像センタサーバが、読
影医コンピュータ、専門医コンピュータ、リハビリ病院
コンピュータのユーザIDと、当該ユーザが医療情報を
閲覧可能な患者のID及びそれに対応するパスワードを
関連付けて記憶しており、コンピュータからユーザI
D、患者のID及び対応するパスワードが入力される
と、記憶されているID、パスワードと比較し、一致す
る場合にのみ当該患者の医療情報を閲覧可能とする上記
医療画像管理システムとしているので、患者のプライバ
シーの保護を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る医療所見作成システ
ムの概略構成図である。
【図2】画像センタサーバ3における処理の流れを示す
処理フローである。
【図3】本発明の実施の形態に係る医療画像管理システ
ムの概略構成図である。
【符号の説明】
1…保険会社PC、 2…調査サーバ、 3…画像セン
タサーバ、 3a…医療画像DB、 3b…事故画像D
B、 4…読影センタサーバ、 5…読影医PC、 6
…現場外注先PC、 7…病院PC、 8…専門医P
C、 9…リハビリ病院PC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61G 12/00 A61G 12/00 L G06T 1/00 200 G06T 1/00 200A

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保険会社からの依頼により病院/診療所
    から入手して得られた医療画像データを読影依頼と共に
    送信する調査サーバと、 前記送信された医療画像データを受信して蓄積し、読影
    指示を送信する画像センタサーバと、 前記読影指示を受信し、前記画像センタサーバにアクセ
    スして医療画像データを読み取り、前記読影指示に対し
    て画像検査レポートを作成した読影医コンピュータから
    送信された画像検査レポートを、前記調査サーバは、受
    信して前記依頼があった保険会社に提供するサーバであ
    ることを特徴とする医療所見作成システム。
  2. 【請求項2】 画像センタサーバは、撮影された事故に
    関連する事故画像データを蓄積し、読影医コンピュータ
    に前記事故画像データを提供可能としたことを特徴とす
    る請求項1記載の医療所見作成システム。
  3. 【請求項3】 画像センタサーバは、事故に関する鑑定
    内容を蓄積し、読影医コンピュータに前記鑑定内容を提
    供可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載の医
    療所見作成システム。
  4. 【請求項4】 画像センタサーバは、過去の画像検査レ
    ポートを記憶し、読影医コンピュータからの検索要求に
    対して該当する画像検査レポートを選出して前記読影医
    コンピュータに提供可能としたことを特徴とする請求項
    1乃至3記載の医療所見作成システム。
  5. 【請求項5】 画像センタサーバは、管理する読影依頼
    の受信から作成された画像検査データの送信までの進捗
    状況を調査サーバに提供可能としたことを特徴とする請
    求項1乃至4記載の医療所見作成システム。
  6. 【請求項6】 調査サーバの機能と画像センタサーバの
    機能を一つのサーバで実現したことを特徴とする請求項
    1乃至5記載の医療所見作成システム。
  7. 【請求項7】 画像センタサーバから送信された読影指
    示を受信し、管理する読影医を選択し、該当する読影医
    コンピュータに読影指示を送信する読影センタサーバを
    備えたことを特徴とする請求項1乃至6記載の医療所見
    作成システム。
  8. 【請求項8】 調査サーバの機能と画像センタサーバの
    機能と読影センタサーバの機能を一つ又は複数のサーバ
    で実現したことを特徴とする請求項7記載の医療所見作
    成システム。
  9. 【請求項9】 医療画像データ、読影医による所見、カ
    ルテを含む医療情報を記憶し、専門医コンピュータから
    特定の患者に関する適正なアクセスがあると、当該患者
    の医療情報を閲覧可能とし、当該医療情報に基づいて作
    成された総合所見を当該患者に対応付けて記憶する画像
    センタサーバを有することを特徴とする医療画像管理シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 画像センタサーバは、リハビリ病院コ
    ンピュータから特定の患者に関する適正なアクセスがあ
    ると、当該患者の医療情報を閲覧可能とするサーバであ
    ることを特徴とする請求項9記載の医療画像管理システ
    ム。
  11. 【請求項11】 画像センタサーバは、読影医コンピュ
    ータ、専門医コンピュータ、リハビリ病院コンピュータ
    のユーザIDと、当該ユーザが医療情報を閲覧可能な患
    者のID及びそれに対応するパスワードを関連付けて記
    憶しており、前記コンピュータからユーザID、患者の
    ID及び対応するパスワードが入力されると、記憶され
    ているID、パスワードと比較し、一致する場合にのみ
    当該患者の医療情報を閲覧可能とするサーバであること
    を特徴とする請求項10記載の医療画像管理システム。
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