JP2003216431A - Icカードのオペレーティングシステム更新システムおよび当該システムに使用するicカード - Google Patents

Icカードのオペレーティングシステム更新システムおよび当該システムに使用するicカード

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信治 秋野
Fujio Tawara
冨士夫 田原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカード自体を交換することなくOSを書
き換え可能として、利用者が常に最新バージョンのオペ
レーティングシステムを容易に入手できるOS更新シス
テムを提供する。 【解決手段】 ICカードに搭載するオペレーティング
システムを発行/管理するオペレーティングシステム管
理機関と、ICカードに搭載された情報をリード/ライ
ト可能なICカードリード/ライト端末と、前記オペレ
ーティングシステム管理機関と前記ICカードリード/
ライト端末とを接続するネットワークとを具え、前記I
Cカードリード/ライト端末が、前記オペレーティング
システム管理機関が発行したオペレーティングシステム
をダウンロードして、前記ICカードの旧オペレーティ
ングシステムを最新バーションに書き換えるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はICカードのオペレ
ーティングシステム(以下、「OS」という)の更新シ
ステム、及び当該システムに好適に利用できるICカー
ドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ICカードの特徴の一つとして、複数の
アプリケーションを一枚のICカードに搭載できること
がある。ICカードは、通常、カード製造会社にてOS
を搭載したICカードを製造し、これをカード発行会社
が購入して、その会社に固有のアプリケーションをロー
ディングして利用者に渡すようにしている。利用者が、
別のカード発行会社のアプリケーションを必要とする場
合には、ICカードのアプリケーションソフト搭載領域
にそのアプリケーションを追加でローディングするよう
にしている。
【0003】ここで、アプリケーションのバージョンの
変更などに伴い、オペレーティングシステム自体を更新
する必要が生じることがある。また、例えばJAVA
(登録商標)カードなどのVM(Virtual Machine)
は、複数のアプリケーションを稼働させる機能を備えて
おり、これらのプログラム制御機能や、リーダ/ライタ
との通信機能を、あるいはセキュリティ機能を上げるた
めには、オペレーティングシステムを更新してゆく必要
がある。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】このようにオペレ
ーティングシステムを更新する必要が生じた場合、従来
は、カード発行会社が新OSを搭載したカードを再発行
して利用者に郵送するなどしてICカードの交換を図る
ようにしている。ここで、交換の対象となるICカード
が搭載しているアプリケーションが一つだけであるか、
あるいは、複数のアプリケーションを搭載している場合
でも同じカード会社が発行したアプリケーションであれ
ば、カード発行会社はカードに記録されているデータを
一旦別の装置等に保存しておいて、旧カードを破棄し
て、新オペレーティングシステムを搭載したカードを発
行して、保存しておいたデータをこれに記録し直すこと
によって、オペレーティングシステムを更新することが
可能である。
【0005】しかしながら、2以上の異なるカード会社
が発行したアプリケーションを一枚のICカードで使用
している場合は、従来の書換方法では他社のアプリケー
ションや、データを一旦保存しておき、再度ローディン
グするといった作業には、責任が伴うため、いずれのカ
ード発行会社に持ち込んでも、ICカードを破棄して再
発行することができないという問題がある。
【0006】また、従来のOS書換方法では、カードを
発行会社に現在使用しているカードを利用者が何らかの
形で持ち込む必要があるため、その作業が面倒であると
いう問題がある。また、旧データの保存、各アプリケー
ションの保存を確実に行う必要があり、更に使用済みの
ICカードを破棄する際のデータのセキュリティ等も問
題となる。
【0007】本発明は、このような問題を解決すべく成
されたものであり、ICカードのオペレーティングシス
テム自体を書き換える方法およびシステムを提供して、
カード自体を交換することなく、従って、カード発行会
社に出向く、あるいは、カードを郵送するなどの面倒な
手続きを経ることなくOSを書き換え可能として、利用
者が常に最新バージョンのOSを、容易に入手できるよ
うにした書換システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のICカードの更新システムは、ICカード
に搭載するオペレーティングシステムを発行/管理する
オペレーティングシステム管理機関と、ICカードに搭
載された情報をリード/ライト可能なICカードリード
/ライト端末と、前記オペレーティングシステム管理機
関と前記ICカードリード/ライト端末とを接続するネ
ットワークとを具え、前記ICカードリード/ライト端
末が、前記オペレーティングシステム管理機関が発行し
たオペレーティングシステムをダウンロードして、前記
ICカードの旧オペレーティングシステムを新バーショ
ンに書き換える手段を有することを特徴とする。
【0009】このように、本発明のOS更新システムに
よれば、ネットワークを介してOS管理機関から最新バ
ージョンのOSをダウンロードしてICカードのOSを
書き換えるようにしているため、OS以外のデータをい
ずれかのメモリに保存しておくといった作業が不要とな
る。また、利用者の手元にあるPC等でOSを書換える
ことができるので、OSの書換のためにICカードをカ
ード管理会社に持ち込む必要がなくなる。
【0010】なお、前記ICカードのオペレーティング
システム格納可能領域の大きさを調査して前記新オペレ
ーティングシステムを当該領域内に格納可能か否かを判
断する判断手段を具え、格納可能であると判断した場合
に前記オペレーティングシステムの書き換えを行うこと
が好ましい。このようにすることによって、オペレーテ
ィングシステム以外のデータ領域に上書きOSを上書き
してしまうといった事故を防ぐことができる。
【0011】さらに、前記ICカードのオペレーティン
グシステムが、オペレーティングシステムのバージョン
アップによってもその内容が変わらない非変更プログラ
ム部分と、オペレーティングシステムのバージョンアッ
プによってその内容が変更される変更プログラム部分を
具え、前記オペレーティングシステムの書換手段が、前
記オペレーティングシステムの変更プログラム部分のみ
を書き換えてオペレーティングシステムの更新を行うこ
とが好ましい。この構成により、OSのダウンロードに
かかる時間を短くすることができる。
【0012】さらに、前記ICカードにすでに搭載され
ている現オペレーティングシステムが最新バージョンで
あるか否かをチェックするバージョンチェック手段を具
えることが好ましい。
【0013】ICカードに搭載しているOSが最新バー
ジョンであるか否かは、例えば、OS管理機関が郵送、
あるいは電子メール等で利用者に通知することができ
る。この場合、利用者が自発的にOSのバージョンアッ
プ手続きをとる必要があるが、システムにオペレーティ
ングシステムのバージョンチェック手段を設けると、I
Cカードが搭載している現OSのバージョンをチェック
して、最新バージョンでない場合に自動的に書換を行う
ようにすることができる。これにより、カード利用者が
カードを利用する際に自動的に書換を行うことができる
ため、利用者は特別な手続きを行うことなく、常に最新
バージョンのOSを入手することができる。
【0014】本願第2発明は、上記システムに好適に利
用することができるICカードに関するものであり、オ
ペレーティングシステム格納領域と、データ格納領域
と、前記オペレーティングシステム格納領域とデータ格
納領域との間の空き領域のアドレスを管理する空き領域
アドレス管理手段を具え、前記オペレーティングシステ
ム格納領域に格納されているオペレーティングシステム
が更新されたときに、前記空き領域管理手段で管理して
いる空き領域アドレスを更新することを特徴とする。
【0015】このように、OS格納領域と、OS以外の
データ格納領域との間の空き領域のアドレスを管理する
ことによって、新OSが他のデータ領域にかかって、他
のデータ領域のデータに上書きするといった事態を防止
することができる。
【0016】なお、このICカードは、前記オペレーテ
ィングシステムが、オペレーティングシステムのバージ
ョンアップによってもその内容が変わらない非変更プロ
グラム部分と、オペレーティングシステムのバージョン
アップによってその内容が変更する変更プログラム部分
とを具えることが好ましい。上述したとおり、変更プロ
グラム部分のみを書き換えることによって、書換時間を
短縮することができるからである。
【0017】本願第3発明は、上記システムを稼働させ
るためのプログラムに関するものであり、ICカードの
リード/ライト機能を有する情報端末に実装されるプロ
グラムにおいて、前記情報端末にてリード/ライトする
ICカードのオペレーティングシステム格納可能領域の
大きさを確認する手順と、書き換えるべき新オペレーテ
ィングシステムの大きさを確認する手順と、これらの大
きさを比較して前記オペレーティングシステム格納可能
領域に前記新オペレーティングシステムが格納可能か否
かを判断する手順と、ここで格納しうると判断した場合
に前記ICカードのオペレーティングシステムの書き換
えを行う手順と、を前記情報端末に実行させることを特
徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明のO
S更新システムの実施形態を説明する。図1は、本発明
にかかるOS更新システムの全体の構成を示す図であ
る。本発明のシステムは、ICカード発行会社10と、
カード発行会社10が発行したICカードに搭載するオ
ペレーティングシステムを管理するOS管理会社20
と、前記ICカードに搭載されているプログラムをリー
ド/ライトする端末30と、これらを接続するネットワ
ーク40とを具える。
【0019】OS管理会社20は、カード発行会社10
(あるいはカード製造会社)から、当該会社10が発行
したICカードについて、ICカード番号、利用者名、
住所、氏名、パスワード等のICカード情報を得る。な
お、カード発行会社10がOS管理会社20を兼ねるよ
うにしてもよい。
【0020】端末30は、ネットワーク40を介してO
S管理会社20からOSプログラムをダウンロードする
機能を備えている。なお、端末30には、ICカードの
リード/ライト機能を有するPC、あるいは、ネットワ
ークを介してプログラムダウンロード機能を有するIC
カードリーダ/ライタなどが考えられる。より具体的に
は、利用者が所有するPC、あるいは、ICカードを利
用する店舗に備え付けられたICカードリード/ライタ
などである。
【0021】図2は、本発明のシステムに利用するIC
カード50の主記憶装置の構成を示す図である。ICカ
ード50の主記憶装置には、実際にOSが書き込まれて
いるOS格納領域51と、OS以外のプログラムやデー
タが書き込まれている他データ格納領域52とを具え、
これらのOS格納領域51と、他データ格納領域52と
の間になにもデータが記録されていない空き領域53が
ある。本例では、このICカードの記憶手段において、
OSはアドレスの小さい方から書き込まれ、他データは
アドレスの大きい方から書き込まれる。OS格納領域5
1のデータ末尾のアドレスを空き領域開始アドレスとし
て管理するとともに、他データ格納領域52の先頭アド
レスをデータ領域開始アドレスとして管理することによ
り、空き領域53の大きさが把握される。この空き領域
53の大きさはOSのバージョンアップや他データのロ
ーディングの際に参照され、十分な空き領域がなければ
新たなデータを格納できないようにして、既存のデータ
に上書きする等の事故が防止される。
【0022】さらに、OS格納領域51は、機能が独立
しており、他のプログラムの変更の影響を受けることが
なく、将来的に機能追加や変更の要素がほとんどなく、
開発時に動作確認を検証できていればその後は不具合が
ほとんど発生しない非変更プログラムを格納する固定部
51aと、将来的に変更する可能性のある変更プログラ
ムを格納する可変部51bを有する。固定部51aに格
納するプログラムの例としては、例えば「プログラムダ
ウンロードプログラム」などがある。
【0023】図3に、本発明にかかるOS更新システム
の第1実施形態の動作例をフローチャートにして示す。
OS管理会社20は、新バージョンのOSを発行してお
り、その旨がICカード利用者、あるいは、ICカード
を受け付ける店舗などに文書、あるいは電子メール等で
通知されているものとする。また、パーソナルコンピュ
ータ等のネットワークに接続可能な端末30にICカー
ド50のリーダ/ライタが組み込まれており、この端末
30はリーダ/ライタを制御するためのプログラムを有
している。
【0024】端末30は、ネットワーク40を介して、
OS管理会社20の新OSダウンロードサイトにアクセ
スする(ステップS1)。ここでICカードの認証が行
われる(ステップS2)。この認証手続きはOS書換を
行うカード番号、利用者の住所、氏名、パスワードなど
をOS管理会社の登録情報と照合するといった従来の方
法を用いることができる。なお、ICカードの用途にお
けるセキュリティの重要度が低いものについては認証を
行わない場合も考えられる。また、本人認証に必要な情
報は、PCやリーダ/ライタに設けられた入力手段を用
いてカードを更新する利用者本人が入力するようにして
もよいし、ICカードの記憶手段に予め格納されている
これらの情報を、PCまたはリーダ/ライタが読みとっ
て自動的にOS管理会社20に送出するようにしてもよ
い。なお、この認証は、ICカードに搭載されている現
OSを用いて行われる。
【0025】認証が終了したら、端末30はOS管理会
社20のダウンロードサイトから最新バージョンのOS
をダウンロードして、端末30内のメモリに一旦これを
保存する(ステップS3)。次いで、端末30は、リー
ダ/ライタ制御プログラムを起動して、ICカードリー
ダ/ライタにOSの更新を指定する(ステップS4)。
【0026】この指定を受けて、ICカード50のOS
は、制御プログラムに対して端末30がダウンロードし
た新OSの大きさを要求し、制御プログラムは、端末3
0に保存してある新OSの大きさを調べてこれをICカ
ードの現OSに通知する(ステップS5)。現OSは、
自身の先頭アドレスから、他データ格納領域52の先頭
アドレスまでの間に新OSを格納できるかどうかを判定
する(ステップS6)。新OSが格納可能であれば、制
御プログラムに対して新OSのダウンロードを指示し
て、OS格納領域の先頭アドレスから無条件にローディ
ングを行う(ステップS7)。なお、この新OSが格納
可能か否かの判定はリーダ/ライタ端末30の制御プロ
グラムが行うようにしてもよい。すなわち、制御プログ
ラムがICカード50のOSにデータ領域開始アドレス
を問い合わせて新OSを格納しうる領域の大きさを確認
し、自メモリにダウンロードしてある新OSの大きさと
比較する。その結果、新OSを格納しうると判定できれ
ばOS格納領域の先頭アドレスから新OSの上書きを行
うようにする。
【0027】ローディングは固定部で行われるが、固定
部に格納されているプログラムは変更がないため、上書
きが行われても結果として変更は生じないし、ローディ
ング実行中であるにもかかわらずプログラムを上書きす
ることには問題がない。上書きが行われることで、可変
部が新OSの可変部に変わるため、ローディング終了時
点で新旧のOSが入れ替わる。新OSのローディングが
終了したら、新OSの大きさから、空き領域の先頭アド
レスを求めて空き領域アドレス管理ポインタを更新する
(ステップS8)。このポインタ更新により、ICカー
ドのOSまたはリーダ/ライタ端末側でICカードの記
憶装置の空き容量を正確に把握しておくことができる。
【0028】一方、端末30がダウンロードした新OS
が大きすぎて、書換を行うと他データ領域にかかってし
まう場合は、エラー終了として、その旨使用者に通知す
る(ステップS9)。
【0029】上記の例では、OS全体を書き換えるよう
にしているが、ICカードのOS格納領域の可変部のみ
を書き換えるようにしてもよい。この場合は、ステップ
5において、新OSの可変部の大きさを確認するように
して、書換後の新OSがOS格納領域51と、空き領域
53とに収まるかどうかの判断を行うようにする。
【0030】また、上述の例では、ICカードの最新バ
ージョンが発行された旨を、OS管理会社20が郵送、
電子メール等で利用者に通知するようにしているが、リ
ーダ/ライタにICカードのバージョンチェック機構を
設けるようにしてもよい。この場合、ICカードを利用
する際に、リーダ/ライタが常にOSのバージョンをチ
ェックして、利用するICカードのOSのバージョンが
古い場合は、これを書き換えるようにする。例えば、I
Cカードを利用する店舗に備え付けたリーダ/ライタ
に、OSのバージョンチェック機能を設けておき、利用
者がICカードを使用するときに、当該ICカードのO
Sのバージョンを自動的にチェックして、バージョンが
古い場合には自動的に最新OSをダウンロードして書き
換えるように構成することができる。
【0031】図4に、本発明の第2実施形態として、I
Cカードリーダ/ライタで自動的にOSの書換を行う場
合の動作例をフローチャートに示す。リーダ/ライタ端
末30はICカード50の利用を受け付けると(ステッ
プS11)、まず当該ICカード50に搭載されている
OSのバージョンチェックを行う(ステップS12)。
ついで、OS管理会社20が発行している最新バージョ
ンのOSと、ICカードの現OSのバージョンを比較す
る(ステップS13)。ここで、現OSのバージョンチ
ェックは、ICカードに予めOSのバージョン管理情報
を記録しておき、リーダ/ライタ30でこの情報を読み
とることによって行われる。また、OSの最新バージョ
ン情報は、OS管理会社20が最新バージョンを発行す
るときに、各店舗のリーダ/ライタ30に電子メール等
で通知して、その情報を保管しておくようにする。
【0032】現OSのバージョンが最新バージョンでな
かった場合は(ステップS13、NO)、リーダ/ライ
タ30は、OS管理会社20のダウンロードサイトにア
クセスして、最新OSをダウンロードしてICカードの
OSの書換を行う(ステップS14)。この書換手順
は、第1実施形態と同じであるので、ここでの重複する
説明は省略する。なお、書換が終了した時点で、ICカ
ードのOSバージョン管理情報を更新しておく(ステッ
プS15)。現OSが最新バージョンのOSである場合
は(ステップS13、YES)、通常のカード業務を開
始する(ステップS16)。
【0033】
【発明の効果】上記に詳細に説明したとおり、本発明に
よれば、ICカードのオペレーティングシステムをネッ
トワークを介して容易にダウンロードすることが可能で
あり、従って、OSのバージョンが更新されたときにI
Cカードをカード管理会社に持ち込むことなくOSの更
新を行うことができる。また、OS以外のデータを動か
すことなくOSの書換が行われるので、データのセキュ
リティを高めることができる。また、第2実施形態の例
では、ICカードを利用する度に、自動的にOSのバー
ジョンの確認、更新を行うようにしているので、利用者
に負担をかけることなく更新を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかるICカードのOS更新
システムの全体の構成を示す図である。
【図2】図2は、本発明のOS更新システムに好適に利
用することのできるICカードの主記憶装置の構成を示
す図である。
【図3】図3は、本発明のOS更新システムの第1実施
形態を説明するためのフローチャートである。
【図4】図4は、本発明のOS更新システムの第2実施
形態を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 ICカード発行会社 20 OS管理会社 30 利用者端末(リーダ/ライタ) 40 ネットワーク 50 ICカード 51 OS格納領域 52 他データ格納領域 53 空き領域 51a 固定部 51b 可変部
フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MA33 MB03 SA08 SA22 SA25 5B058 CA01 KA08 YA20 5B076 AA14 AB10 AC05 BA10 BB06 EB02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードに搭載するオペレーティング
    システムを発行/管理するオペレーティングシステム管
    理機関と、ICカードに搭載された情報をリード/ライ
    ト可能なICカードリード/ライト端末と、前記オペレ
    ーティングシステム管理機関と前記ICカードリード/
    ライト端末とを接続するネットワークとを具え、 前記ICカードリード/ライト端末が、前記オペレーテ
    ィングシステム管理機関が発行した新バージョンのオペ
    レーティングシステムをダウンロードして、前記ICカ
    ードのオペレーティングシステムを新バーションに書き
    換える手段を有することを特徴とするICカードのオペ
    レーティングシステム更新システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のオペレーティングシス
    テム更新システムにおいて、前記ICカードのオペレー
    ティングシステム格納可能領域の大きさを調査して新オ
    ペレーティングシステムを当該領域内に格納可能か否か
    を判断する判断手段を具え、格納可能であると判断した
    場合に前記オペレーティングシステムの書き換えを行う
    ことを特徴とするICカードのオペレーティングシステ
    ム更新システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のオペレーティングシ
    ステム更新システムにおいて、前記オペレーティングシ
    ステムが、オペレーティングシステムのバージョンアッ
    プによってもその内容が変わらない非変更プログラム部
    分と、オペレーティングシステムのバージョンアップに
    よってその内容が変更される変更プログラム部分を具
    え、前記オペレーティングシステムの書換手段が、前記
    オペレーティングシステムの変更プログラム部分のみを
    書き換えてオペレーティングシステムの更新を行うこと
    を特徴とするICカードのオペレーティングシステム更
    新システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のオ
    ペレーティングシステム更新システムにおいて、前記I
    Cカードにすでに搭載されている現オペレーティングシ
    ステムが最新バージョンであるか否かをチェックするバ
    ージョンチェック手段を具えることを特徴とするICカ
    ードのオペレーティングシステム更新システム。
  5. 【請求項5】 オペレーティングシステム格納領域と、
    データ格納領域と、前記オペレーティングシステム格納
    領域とデータ格納領域との間の空き領域のアドレスを管
    理する空き領域アドレス管理手段を具え、前記オペレー
    ティングシステム格納領域に格納されているオペレーテ
    ィングシステムが更新されたときに、前記空き領域管理
    手段で管理している空き領域アドレスを更新することを
    特徴とするICカード。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のICカードにおいて、
    前記オペレーティングシステムが、オペレーティングシ
    ステムのバージョンアップによってもその内容が変わら
    ない非変更プログラム部分と、オペレーティングシステ
    ムのバージョンアップによってその内容が変更する変更
    プログラム部分とを具えることを特徴とするICカー
    ド。
  7. 【請求項7】 ICカードのリード/ライト機能を有す
    る情報端末に実装されるプログラムにおいて、前記情報
    端末にてリード/ライトするICカードのオペレーティ
    ングシステム格納可能領域の大きさを確認する手順と、
    書き換えるべき新オペレーティングシステムの大きさを
    確認する手順と、これらの大きさを比較して前記オペレ
    ーティングシステム格納可能領域に前記新オペレーティ
    ングシステムが格納可能か否かを判断する手順と、ここ
    で格納できると判断した場合に前記ICカードのオペレ
    ーティングシステムの書き換えを行う手順と、を前記情
    報端末に実行させるためのプログラム。
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