JP2003215312A - 光学素子及び光学システム - Google Patents
光学素子及び光学システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 出力光の平行化のための素子が1層構造であ
っても、出力光の平行度を充分に向上させることができ
る光学素子、その光学素子を用いた光学システム、及び
その光学システムを用いた画像表示装置を提供する。 【解決手段】 光平行化部10は、中心軸C上の焦点F
を有する回転放物面11を有しており、その焦点Fは、
光平行化部10の光入力側の面12に突起状に設けられ
る光入力部20の表面又は内部に含まれる。光入力部2
0の光入力側の面12に当接する面の面積は、光入力側
の面12の面積よりも小さくなっている。すなわち、光
入力部20の光入力面21に光が入力されると、光平行
化部10の回転放物面11で中心軸Cに対して平行な方
向に反射され、光平行化部10の光出力面13から出力
される。
っても、出力光の平行度を充分に向上させることができ
る光学素子、その光学素子を用いた光学システム、及び
その光学システムを用いた画像表示装置を提供する。 【解決手段】 光平行化部10は、中心軸C上の焦点F
を有する回転放物面11を有しており、その焦点Fは、
光平行化部10の光入力側の面12に突起状に設けられ
る光入力部20の表面又は内部に含まれる。光入力部2
0の光入力側の面12に当接する面の面積は、光入力側
の面12の面積よりも小さくなっている。すなわち、光
入力部20の光入力面21に光が入力されると、光平行
化部10の回転放物面11で中心軸Cに対して平行な方
向に反射され、光平行化部10の光出力面13から出力
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力した光を平行
化して出力する光学素子、それを用いた光学システム、
及びその光学システムを用いた画像表示装置に関する。
化して出力する光学素子、それを用いた光学システム、
及びその光学システムを用いた画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】出力光を平行化するために放物面鏡等の
光学素子を用いることは古くから行われている。この場
合、光源は、放物面鏡の焦点近傍に配置され、光源から
の光は、放物面鏡で反射されることで平行化され出力す
る。この放物面鏡を用いた光の平行化技術は、例えば、
自動車のヘッドライト、探照灯及び懐中電灯に利用され
ている。
光学素子を用いることは古くから行われている。この場
合、光源は、放物面鏡の焦点近傍に配置され、光源から
の光は、放物面鏡で反射されることで平行化され出力す
る。この放物面鏡を用いた光の平行化技術は、例えば、
自動車のヘッドライト、探照灯及び懐中電灯に利用され
ている。
【0003】また、光を平行化するための光学素子は、
光学素子における光出力側の反対側(光入力側)に光導
波路が設けられる光学システムにも利用される。この場
合には、光学素子と光導波路とは光学的に結合され、光
源からの光は光導波路を介して光学素子に入力される。
そして、光学素子に入力された光は、光学素子で反射さ
れることで平行化され出力される。
光学素子における光出力側の反対側(光入力側)に光導
波路が設けられる光学システムにも利用される。この場
合には、光学素子と光導波路とは光学的に結合され、光
源からの光は光導波路を介して光学素子に入力される。
そして、光学素子に入力された光は、光学素子で反射さ
れることで平行化され出力される。
【0004】また、このような光学システムを応用すれ
ば、液晶表示装置などの画像表示装置にも適用できる。
すなわち、微細化された複数個の光学素子を同一面上に
配列し、複数個の光学素子の光入力側に光導波路を設け
ることによって、光源からの光が光導波路を介して複数
個の光学素子のいずれかに入力され、光学素子で平行化
されて出力される。
ば、液晶表示装置などの画像表示装置にも適用できる。
すなわち、微細化された複数個の光学素子を同一面上に
配列し、複数個の光学素子の光入力側に光導波路を設け
ることによって、光源からの光が光導波路を介して複数
個の光学素子のいずれかに入力され、光学素子で平行化
されて出力される。
【0005】このように、光を平行化する光学素子(光
学システム)を用いた画像表示装置としては、例えば、
特表平8-511129号及び特表平9-505412号に開示されてい
る。
学システム)を用いた画像表示装置としては、例えば、
特表平8-511129号及び特表平9-505412号に開示されてい
る。
【0006】すなわち、特表平8-511129号に開示されて
いる画像表示装置では、直方体の導光板上に複数個のマ
イクロプリズムが配置され、導光板の側面(マイクロプ
リズムが配置されている面とその反対側の面とを除く一
面)近傍に光源が配置されている。この複数個のマイク
ロプリズムそれぞれは、導光板の法線方向に対して傾斜
する傾斜面を有しており、光源からの光を、この傾斜面
で反射させることによって平行化しようとするものであ
る。
いる画像表示装置では、直方体の導光板上に複数個のマ
イクロプリズムが配置され、導光板の側面(マイクロプ
リズムが配置されている面とその反対側の面とを除く一
面)近傍に光源が配置されている。この複数個のマイク
ロプリズムそれぞれは、導光板の法線方向に対して傾斜
する傾斜面を有しており、光源からの光を、この傾斜面
で反射させることによって平行化しようとするものであ
る。
【0007】また、特表平9-505412号に開示されている
画像表示装置では、特表平8-511129号に開示されている
複数個のマイクロプリズムに相当するものとして複数個
のマイクロコリメータが設けられている。そして、各マ
イクロコリメータの光出力側には、マイクロレンズが設
けられており、光源からの光をマイクロコリメータとマ
イクロレンズとによって平行化しようとするものであ
る。
画像表示装置では、特表平8-511129号に開示されている
複数個のマイクロプリズムに相当するものとして複数個
のマイクロコリメータが設けられている。そして、各マ
イクロコリメータの光出力側には、マイクロレンズが設
けられており、光源からの光をマイクロコリメータとマ
イクロレンズとによって平行化しようとするものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光学素子を用いた画像表示装置には、以下のような
欠点があった。すなわち、先ず、特表平8-511129号に開
示されている画像表示装置では、出射光の角度は、マイ
クロプリズムの傾斜面に入射する入射光の角度に依存す
るため、入射光の角度によっては充分に平行化されない
光も存在し、全体として出射光の平行度は未だ不充分と
なっていた。また、特表平9-505412号に開示されている
画像表示装置においても、マイクロコリメータによる光
の平行化は未だ充分なものでなく、マイクロレンズによ
りさらに平行化する必要があり、結果として光学素子が
2層構造になってしまうという問題があった。
来の光学素子を用いた画像表示装置には、以下のような
欠点があった。すなわち、先ず、特表平8-511129号に開
示されている画像表示装置では、出射光の角度は、マイ
クロプリズムの傾斜面に入射する入射光の角度に依存す
るため、入射光の角度によっては充分に平行化されない
光も存在し、全体として出射光の平行度は未だ不充分と
なっていた。また、特表平9-505412号に開示されている
画像表示装置においても、マイクロコリメータによる光
の平行化は未だ充分なものでなく、マイクロレンズによ
りさらに平行化する必要があり、結果として光学素子が
2層構造になってしまうという問題があった。
【0009】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みてなされたものであり、出力光の平行化のための光学
素子が1層構造であっても、出力光の平行度を充分に向
上させることができる光学素子、その光学素子を用いた
光学システム、及びその光学システムを用いた画像表示
装置を提供することを目的とする。
みてなされたものであり、出力光の平行化のための光学
素子が1層構造であっても、出力光の平行度を充分に向
上させることができる光学素子、その光学素子を用いた
光学システム、及びその光学システムを用いた画像表示
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光学素子
は、透光性材料から作られている光学素子であって、光
学素子は、その中心軸上の焦点を有する略回転放物面、
焦点に又は焦点よりも回転放物面の反頂点側に位置する
中心軸上の第一の点を通りかつ中心軸と略直交する第一
の面、並びに、第一の点よりもさらに反頂点側に位置す
る中心軸上の第二の点を通りかつ中心軸と交差する第二
の面によって表面が画成される光平行化部と、第一の面
上に突起状に設けられており、焦点をその表面又は内部
に含む光入力部と、を備えており、光入力部の第一の面
に当接する面の面積は、第一の面の面積よりも小さいこ
とを特徴とする。
は、透光性材料から作られている光学素子であって、光
学素子は、その中心軸上の焦点を有する略回転放物面、
焦点に又は焦点よりも回転放物面の反頂点側に位置する
中心軸上の第一の点を通りかつ中心軸と略直交する第一
の面、並びに、第一の点よりもさらに反頂点側に位置す
る中心軸上の第二の点を通りかつ中心軸と交差する第二
の面によって表面が画成される光平行化部と、第一の面
上に突起状に設けられており、焦点をその表面又は内部
に含む光入力部と、を備えており、光入力部の第一の面
に当接する面の面積は、第一の面の面積よりも小さいこ
とを特徴とする。
【0011】本発明の光学素子によれば、光入力部の第
一の面に当接する面の面積が、第一の面の面積よりも小
さくなっているため、光入力部の第一の面に当接する面
の面積と第一の面の面積とが同じ場合に比べて、焦点又
はその近傍を通過する光の比率が向上し、光入力部に入
力される光の大半は略回転放物面の焦点又はその近傍を
通過することとなり、略回転放物面によってより確実に
平行化されることとなる。従って、本発明の光学素子に
よれば、入力される光を充分に平行化することが可能と
なるため、例えば、マイクロレンズのような他の素子を
更に設けなくとも平行度の高い光を出力することができ
る。
一の面に当接する面の面積が、第一の面の面積よりも小
さくなっているため、光入力部の第一の面に当接する面
の面積と第一の面の面積とが同じ場合に比べて、焦点又
はその近傍を通過する光の比率が向上し、光入力部に入
力される光の大半は略回転放物面の焦点又はその近傍を
通過することとなり、略回転放物面によってより確実に
平行化されることとなる。従って、本発明の光学素子に
よれば、入力される光を充分に平行化することが可能と
なるため、例えば、マイクロレンズのような他の素子を
更に設けなくとも平行度の高い光を出力することができ
る。
【0012】また、上記光学素子において、焦点から光
平行化部の第二の面の外周上の任意の一点までを結ぶ直
線と、中心軸とが為す角度は、10°以上60°以下で
あることが好ましい。前記角度が10°未満であると、
略回転放物面の高さが高くなり、光学素子が厚くなるた
め製造が困難になる傾向がある。他方、前記角度が60
°を超えると、略回転放物面に反射されることなく出力
する光の比率が増大して平行化される光の比率が充分で
なくなる傾向がある。
平行化部の第二の面の外周上の任意の一点までを結ぶ直
線と、中心軸とが為す角度は、10°以上60°以下で
あることが好ましい。前記角度が10°未満であると、
略回転放物面の高さが高くなり、光学素子が厚くなるた
め製造が困難になる傾向がある。他方、前記角度が60
°を超えると、略回転放物面に反射されることなく出力
する光の比率が増大して平行化される光の比率が充分で
なくなる傾向がある。
【0013】また、上記光学素子において、光入力部の
第一の面に当接する面の面積は、第一の面の面積の0.
05倍以上0.95倍以下であることが好ましい。光入
力部の第一の面に当接する面の面積が0.05倍未満で
あると、光入力部に入力される光は充分に平行化される
ものの、光入力部に入力される光の量が充分でなくなる
傾向があり、光入力部の第一の面に当接する面の面積が
0.95倍を超えると、光入力部に入力される光のわず
かしか、略回転放物面の焦点又はその近傍を通過せず、
光入力部に入力された光は充分に平行化されなくなる傾
向がある。
第一の面に当接する面の面積は、第一の面の面積の0.
05倍以上0.95倍以下であることが好ましい。光入
力部の第一の面に当接する面の面積が0.05倍未満で
あると、光入力部に入力される光は充分に平行化される
ものの、光入力部に入力される光の量が充分でなくなる
傾向があり、光入力部の第一の面に当接する面の面積が
0.95倍を超えると、光入力部に入力される光のわず
かしか、略回転放物面の焦点又はその近傍を通過せず、
光入力部に入力された光は充分に平行化されなくなる傾
向がある。
【0014】また、上記光学素子において、中心軸に沿
う方向を高さ方向としたとき、光入力部の高さは、光入
力部の第一の面に当接する面において最長距離を為す外
周上の二点間の距離の0.1倍以上1.0倍以下である
ことが好ましい。前記高さが0.1倍未満であると、後
述する光学システムとする際、光導波路との光学的な結
合が不完全になる傾向があり、他方、前記高さが1.0
倍を超えると、光入力部に入力された光が略回転放物面
に到達する前に、光入力部内で反射又は光入力部から屈
折して出射されてしまい好適に平行化される光の比率が
充分でなくなる傾向がある。
う方向を高さ方向としたとき、光入力部の高さは、光入
力部の第一の面に当接する面において最長距離を為す外
周上の二点間の距離の0.1倍以上1.0倍以下である
ことが好ましい。前記高さが0.1倍未満であると、後
述する光学システムとする際、光導波路との光学的な結
合が不完全になる傾向があり、他方、前記高さが1.0
倍を超えると、光入力部に入力された光が略回転放物面
に到達する前に、光入力部内で反射又は光入力部から屈
折して出射されてしまい好適に平行化される光の比率が
充分でなくなる傾向がある。
【0015】本発明に係る光学システムは、上記の光学
素子と、光学素子の光入力部と光学的に結合されている
光導波路と、を備えることを特徴とする。
素子と、光学素子の光入力部と光学的に結合されている
光導波路と、を備えることを特徴とする。
【0016】本発明の光学システムによれば、光導波路
に入力される光は、光導波路を導波され、上記の光学素
子に入力される。上記の光学素子は、光入力部の第一の
面に当接する面の面積が、第一の面の面積よりも小さく
なっているため、焦点又はその近傍を通過する光の比率
が向上し、光入力部に入力される光の大半は略回転放物
面の焦点又はその近傍を通過することとなり、光導波路
を介して上記の光学素子に入力された光は、略回転放物
面によってより確実に平行化されることとなる。従っ
て、本発明の光学システムによれば、光源からの光を直
接に上記の光学素子に入力させることなく、光導波路を
介して導波させたうえで充分に平行度の高い出力光とし
て出力させることが可能となる。
に入力される光は、光導波路を導波され、上記の光学素
子に入力される。上記の光学素子は、光入力部の第一の
面に当接する面の面積が、第一の面の面積よりも小さく
なっているため、焦点又はその近傍を通過する光の比率
が向上し、光入力部に入力される光の大半は略回転放物
面の焦点又はその近傍を通過することとなり、光導波路
を介して上記の光学素子に入力された光は、略回転放物
面によってより確実に平行化されることとなる。従っ
て、本発明の光学システムによれば、光源からの光を直
接に上記の光学素子に入力させることなく、光導波路を
介して導波させたうえで充分に平行度の高い出力光とし
て出力させることが可能となる。
【0017】本発明に係る画像表示装置は、上記の光学
システムを備えることを特徴とする。本発明の画像表示
装置によれば、光源からの光は、光学システムにより充
分に平行化されて出力されるので、光源からの光の強度
を増大させることなく、画像表示装置の画面全体を明る
くすることが可能となる。
システムを備えることを特徴とする。本発明の画像表示
装置によれば、光源からの光は、光学システムにより充
分に平行化されて出力されるので、光源からの光の強度
を増大させることなく、画像表示装置の画面全体を明る
くすることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、図面の説明において、同一または相当要素には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、図面の説明において、同一または相当要素には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0019】先ず、本発明の光学素子の好適な一実施形
態について説明する。図1は、本実施形態に係る光学素
子1の構成を示す斜視図である。光学素子1は、光源
(図示せず)からの光が入力され、その入力された入力
光を平行度の高い出力光として出力するものであり、そ
の外部の媒質(空気や水や油系の溶剤など)よりも屈折
率の高い物質で形成されている中実体である。
態について説明する。図1は、本実施形態に係る光学素
子1の構成を示す斜視図である。光学素子1は、光源
(図示せず)からの光が入力され、その入力された入力
光を平行度の高い出力光として出力するものであり、そ
の外部の媒質(空気や水や油系の溶剤など)よりも屈折
率の高い物質で形成されている中実体である。
【0020】また、光学素子1は、入力される光に対し
て透過性が良い物質(透光性材料)で形成されている。
つまり、光学素子1は、可視光が入力される場合、可視
光に対して透過性が良い物質で形成され、可視光以外の
光が入力される場合、その光に対して透過性が良い物質
で形成される。このような透光性材料としては、透明な
ポリマーやガラス類などが好適に使用される。該ポリマ
ーとしては、例えば、アクリル、ポリカーボネート、ポ
リエステルなどの樹脂や反応性基を有する有機化合物又
は無機化合物の重合体などが挙げられる。そして、光学
素子1は、光平行化部10と光入力部20とを備える。
て透過性が良い物質(透光性材料)で形成されている。
つまり、光学素子1は、可視光が入力される場合、可視
光に対して透過性が良い物質で形成され、可視光以外の
光が入力される場合、その光に対して透過性が良い物質
で形成される。このような透光性材料としては、透明な
ポリマーやガラス類などが好適に使用される。該ポリマ
ーとしては、例えば、アクリル、ポリカーボネート、ポ
リエステルなどの樹脂や反応性基を有する有機化合物又
は無機化合物の重合体などが挙げられる。そして、光学
素子1は、光平行化部10と光入力部20とを備える。
【0021】光平行化部10は、入力した光を平行化し
て出力するものである。光平行化部10は、光学素子1
の外部の媒質が空気(屈折率1.0)の場合、好ましく
は屈折率が、1.3以上、より好ましくは屈折率が、
1.4以上に設定される。
て出力するものである。光平行化部10は、光学素子1
の外部の媒質が空気(屈折率1.0)の場合、好ましく
は屈折率が、1.3以上、より好ましくは屈折率が、
1.4以上に設定される。
【0022】光平行化部10は、回転放物面11、光入
力側の面(第一の面)12及び光出力側の面(第二の
面)13によって画成される。回転放物面11は、焦点
Fを有し、その焦点Fを通る中心軸Cを有する。光入力
側の面12は、焦点Fよりも反頂点側(光出力側の面1
3側)に位置する中心軸C上の点Aを通り、中心軸Cと
略直交している。光出力側の面13は、光入力側の面1
2が通る中心軸C上の点Aよりもさらに反頂点側に位置
する中心軸C上の別の点Bを通り、中心軸Cと交差して
おり、平行光出力面(以下「光出力面」という)として
機能する。なお、回転放物面とは、放物線を中心軸を中
心に回転させ、その放物線が通過した点の集合からなる
面である。そして、その中心軸と回転放物面が交わる部
分が頂点である。また、中心軸は、回転放物面の光軸と
実質的に一致している。
力側の面(第一の面)12及び光出力側の面(第二の
面)13によって画成される。回転放物面11は、焦点
Fを有し、その焦点Fを通る中心軸Cを有する。光入力
側の面12は、焦点Fよりも反頂点側(光出力側の面1
3側)に位置する中心軸C上の点Aを通り、中心軸Cと
略直交している。光出力側の面13は、光入力側の面1
2が通る中心軸C上の点Aよりもさらに反頂点側に位置
する中心軸C上の別の点Bを通り、中心軸Cと交差して
おり、平行光出力面(以下「光出力面」という)として
機能する。なお、回転放物面とは、放物線を中心軸を中
心に回転させ、その放物線が通過した点の集合からなる
面である。そして、その中心軸と回転放物面が交わる部
分が頂点である。また、中心軸は、回転放物面の光軸と
実質的に一致している。
【0023】ここで、焦点Fから光出力面13の外周の
うちの任意の一点までを結ぶ直線と、中心軸Cとが為す
角(図2にθで示す)は、10°以上60°以下である
ことが好ましい。前記角度が10°未満であると、回転
放物面11の高さが高くなり、光学素子が厚くなるため
製造が困難になる傾向があり、他方、前記角度が60°
を超えると、回転放物面11に反射されることなく出力
する光の比率が増大して平行化される光の比率が充分で
なくなる傾向がある。
うちの任意の一点までを結ぶ直線と、中心軸Cとが為す
角(図2にθで示す)は、10°以上60°以下である
ことが好ましい。前記角度が10°未満であると、回転
放物面11の高さが高くなり、光学素子が厚くなるため
製造が困難になる傾向があり、他方、前記角度が60°
を超えると、回転放物面11に反射されることなく出力
する光の比率が増大して平行化される光の比率が充分で
なくなる傾向がある。
【0024】光入力部20は、そこを介して光源等から
の光を光平行化部10に入力する部分であり、光入力側
の面12上に突起状に設けられており焦点Fを内部又は
表面に含む。また、光入力部20は、光平行化部10と
同一の物質で形成されても良いし、略等しい屈折率を有
する物質で形成されても良い。
の光を光平行化部10に入力する部分であり、光入力側
の面12上に突起状に設けられており焦点Fを内部又は
表面に含む。また、光入力部20は、光平行化部10と
同一の物質で形成されても良いし、略等しい屈折率を有
する物質で形成されても良い。
【0025】そして、光入力部20の下面21は、光源
からの光が光入力部20内に入力する面であり、光入力
面として機能する。一方、光入力部20の上面23(光
入力部の第一の面に当接する面)は、光平行化部10の
光入力側の面12に光学的に接続される面であり、光平
行化部10に向けて光入力部20から光を出力する接合
面として機能する。そして、側面22は、下面21の外
周と上面23の外周とを接続している。
からの光が光入力部20内に入力する面であり、光入力
面として機能する。一方、光入力部20の上面23(光
入力部の第一の面に当接する面)は、光平行化部10の
光入力側の面12に光学的に接続される面であり、光平
行化部10に向けて光入力部20から光を出力する接合
面として機能する。そして、側面22は、下面21の外
周と上面23の外周とを接続している。
【0026】このような光入力部20において、光入力
部20の上面23の面積が、光入力側の面12の面積よ
りも小さくなっている。そのため、光入力部20の上面
23の面積と光入力側の面12の面積とが同じ場合に比
べて、焦点F又はその近傍を通過する光の比率が向上
し、光入力部20に入力される光の大半は回転放物面1
1の焦点F又はその近傍を通過することとなる。
部20の上面23の面積が、光入力側の面12の面積よ
りも小さくなっている。そのため、光入力部20の上面
23の面積と光入力側の面12の面積とが同じ場合に比
べて、焦点F又はその近傍を通過する光の比率が向上
し、光入力部20に入力される光の大半は回転放物面1
1の焦点F又はその近傍を通過することとなる。
【0027】ここで、光入力部20の上面23の面積
は、好ましくは光入力側の面12の面積の0.05倍以
上0.95倍以下であり、より好ましくは光入力側の面
12の面積の0.10倍以上0.90倍以下である。
は、好ましくは光入力側の面12の面積の0.05倍以
上0.95倍以下であり、より好ましくは光入力側の面
12の面積の0.10倍以上0.90倍以下である。
【0028】光入力部20の上面23の面積が前記下限
未満であると、光入力部20に入力される光は充分に平
行化されるものの、光入力部20に光が充分に入力され
なくなる傾向があり、光入力部20の上面23の面積が
前記上限を超えると、光入力部20に光が充分に入力さ
れるものの、光入力部20に入力された光は充分に平行
化されなくなる傾向がある。
未満であると、光入力部20に入力される光は充分に平
行化されるものの、光入力部20に光が充分に入力され
なくなる傾向があり、光入力部20の上面23の面積が
前記上限を超えると、光入力部20に光が充分に入力さ
れるものの、光入力部20に入力された光は充分に平行
化されなくなる傾向がある。
【0029】また、焦点Fを通り中心軸Cと直交する面
での光入力部20の断面積は、好ましくは光入力側の面
12の面積の0.05倍以上0.95倍以下であり、よ
り好ましくは光入力側の面12の面積の0.10倍以上
0.90倍以下である。
での光入力部20の断面積は、好ましくは光入力側の面
12の面積の0.05倍以上0.95倍以下であり、よ
り好ましくは光入力側の面12の面積の0.10倍以上
0.90倍以下である。
【0030】焦点Fを通り中心軸Cと直交する面での光
入力部20の断面積が上記数値を満足していると、その
断面積と光入力側の面12の面積とが同じ場合に比べ
て、焦点F又はその近傍を通過することとなり、回転放
物面11によってより確実に平行化される。
入力部20の断面積が上記数値を満足していると、その
断面積と光入力側の面12の面積とが同じ場合に比べ
て、焦点F又はその近傍を通過することとなり、回転放
物面11によってより確実に平行化される。
【0031】なお、焦点Fを通り中心軸Cと直交する面
での光入力部20の断面積が前記下限未満であると、光
入力部20に入力される光は充分に平行化されるもの
の、光入力部20に光が充分に入力され難くなる傾向が
あり、焦点Fを通り中心軸Cと直交する面での光入力部
20の断面積が前記上限を超えると、光入力部20に光
が充分に入力されるものの、光入力部20に入力された
光は光入力部20内で反射してしまい好適に平行化され
難くなる傾向がある。
での光入力部20の断面積が前記下限未満であると、光
入力部20に入力される光は充分に平行化されるもの
の、光入力部20に光が充分に入力され難くなる傾向が
あり、焦点Fを通り中心軸Cと直交する面での光入力部
20の断面積が前記上限を超えると、光入力部20に光
が充分に入力されるものの、光入力部20に入力された
光は光入力部20内で反射してしまい好適に平行化され
難くなる傾向がある。
【0032】なお、本発明の光学素子1において、光入
力部20の上面23の面積を変更することにより、光学
素子1から出力される出力光の平行度を調整することが
可能である。すなわち、光入力部20の上面23の面積
を小さくすると、平行度の高い出力光が得られるものの
出力光量は減少する傾向にあるので、この平行度と光量
とに応じて光入力部20を選択すれば好適な光学素子1
を得ることができる。この場合には、光学素子1の用途
に応じて、出力光の平行度が調整されるので、使用目的
に応じた光学素子1を得ることができる。
力部20の上面23の面積を変更することにより、光学
素子1から出力される出力光の平行度を調整することが
可能である。すなわち、光入力部20の上面23の面積
を小さくすると、平行度の高い出力光が得られるものの
出力光量は減少する傾向にあるので、この平行度と光量
とに応じて光入力部20を選択すれば好適な光学素子1
を得ることができる。この場合には、光学素子1の用途
に応じて、出力光の平行度が調整されるので、使用目的
に応じた光学素子1を得ることができる。
【0033】また、中心軸Cに沿う方向を高さ方向とし
たとき、光入力部20の高さは、光入力部20の上面2
3において最長距離を為す外周上の二点間の距離の0.
1倍以上1.0倍以下であることが好ましい。具体的に
は、光入力部20が円柱である場合、円柱の高さが、光
入力部20の上面23の半径以内である。光入力部20
の高さが0.1倍未満であると、後述する光学システム
とする際、光導波路との光学的な結合が不完全になる傾
向があり、他方、光入力部20の高さが1.0倍を超え
ると、光入力部20に入力された光が回転放物面11に
到達する前に、光入力部20内で反射又は光入力部20
から屈折して出射されてしまい好適に平行化される光の
比率が充分でなくなる傾向がある。
たとき、光入力部20の高さは、光入力部20の上面2
3において最長距離を為す外周上の二点間の距離の0.
1倍以上1.0倍以下であることが好ましい。具体的に
は、光入力部20が円柱である場合、円柱の高さが、光
入力部20の上面23の半径以内である。光入力部20
の高さが0.1倍未満であると、後述する光学システム
とする際、光導波路との光学的な結合が不完全になる傾
向があり、他方、光入力部20の高さが1.0倍を超え
ると、光入力部20に入力された光が回転放物面11に
到達する前に、光入力部20内で反射又は光入力部20
から屈折して出射されてしまい好適に平行化される光の
比率が充分でなくなる傾向がある。
【0034】なお、本実施形態では、光学素子1の光入
力側の面12は、焦点Fよりも反頂点側の点を通るよう
に形成されているが、これに限られるものではなく、焦
点Fを通るように形成されても良い。
力側の面12は、焦点Fよりも反頂点側の点を通るよう
に形成されているが、これに限られるものではなく、焦
点Fを通るように形成されても良い。
【0035】また、本実施形態では、光学素子1は、光
学素子1との外部との媒質による全反射により、入力さ
れた光を反射しているが、これに限られるものではな
く、金属などの複素屈折率の高い物質を用いた鏡面反射
を利用しても良い。
学素子1との外部との媒質による全反射により、入力さ
れた光を反射しているが、これに限られるものではな
く、金属などの複素屈折率の高い物質を用いた鏡面反射
を利用しても良い。
【0036】また、光学素子1において、光平行化部1
0と光入力部20とは、一体に形成されても良く、別々
に形成したものを接合しても良い。また、この光学素子
1は、公知の射出成型や押出成型やプレス成型やエンボ
ス加工により製造可能である。
0と光入力部20とは、一体に形成されても良く、別々
に形成したものを接合しても良い。また、この光学素子
1は、公知の射出成型や押出成型やプレス成型やエンボ
ス加工により製造可能である。
【0037】次に、光学素子1における光の平行化につ
いて図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る
光学素子1を、中心軸Cを含む平面で切断したときの断
面図である。図2において、光学素子1は、光ainが入
力されその出力光としての光aoutが出力されるものと
する。また、同様に、光学素子1は、光binが入力され
その出力光としての光boutが出力されるものとする。
いて図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る
光学素子1を、中心軸Cを含む平面で切断したときの断
面図である。図2において、光学素子1は、光ainが入
力されその出力光としての光aoutが出力されるものと
する。また、同様に、光学素子1は、光binが入力され
その出力光としての光boutが出力されるものとする。
【0038】ここでは、光ainおよび光binは、回転放
物面11に対して全反射する角度(臨界角以上の角度)
で入射するものとする。先ず、光ainが入力されたとき
の光学素子1の動作について説明する。
物面11に対して全反射する角度(臨界角以上の角度)
で入射するものとする。先ず、光ainが入力されたとき
の光学素子1の動作について説明する。
【0039】光入力面21を介して光入力部20に、光
ainが入力される。光入力部20に入力された光a
inは、光入力部20に含まれる焦点Fを通過する。焦点
Fを通過した光ainは、光入力部20の上面23に光学
的に結合されている光入力側の面12を介して、光平行
化部10に入力される。光平行化部10に入力された光
a inは、回転放物面11に到達する。
ainが入力される。光入力部20に入力された光a
inは、光入力部20に含まれる焦点Fを通過する。焦点
Fを通過した光ainは、光入力部20の上面23に光学
的に結合されている光入力側の面12を介して、光平行
化部10に入力される。光平行化部10に入力された光
a inは、回転放物面11に到達する。
【0040】光ainは、光入力部20に含まれる焦点F
を通過しているため、回転放物面11で、中心軸Cに沿
う平行な方向に反射される。そして、中心軸Cに沿う平
行な光aoutが出力される。
を通過しているため、回転放物面11で、中心軸Cに沿
う平行な方向に反射される。そして、中心軸Cに沿う平
行な光aoutが出力される。
【0041】次に、光binが入力されたときの光学素子
1における光の平行化について説明する。光入力面21
を介して光入力部20に、光binが入力される。光入力
部20に入力された光binは、光入力部20に含まれる
焦点Fの近傍を通過する。焦点Fの近傍を通過した光b
inは、光入力部20の上面23に光学的に結合されてい
る光入力側の面12を介して、光平行化部10に入力さ
れる。光平行化部10に入力された光binは、回転放物
面11に到達する。
1における光の平行化について説明する。光入力面21
を介して光入力部20に、光binが入力される。光入力
部20に入力された光binは、光入力部20に含まれる
焦点Fの近傍を通過する。焦点Fの近傍を通過した光b
inは、光入力部20の上面23に光学的に結合されてい
る光入力側の面12を介して、光平行化部10に入力さ
れる。光平行化部10に入力された光binは、回転放物
面11に到達する。
【0042】光binは、光入力部20に含まれる焦点F
の近傍を通過しているため、回転放物面11で、中心軸
Cに対してほぼ平行な方向に反射される。そして、中心
軸Cに対してほぼ平行な光boutが出力される。
の近傍を通過しているため、回転放物面11で、中心軸
Cに対してほぼ平行な方向に反射される。そして、中心
軸Cに対してほぼ平行な光boutが出力される。
【0043】以上説明したように、本実施形態に係る光
学素子1によれば、光入力部20の上面23の面積が、
光入力側の面12の面積よりも小さくなっているため、
光入力部20に入力した光は基本的に回転放物面11の
焦点F又はその近傍を通過することとなり、回転放物面
11によって、より確実に平行化されることとなる。従
って、本実施形態に係る光学素子1は、出力光を平行化
するためのマイクロレンズのような素子を更に設けなく
とも、入力した光を平行度の高い光として出力すること
ができる。
学素子1によれば、光入力部20の上面23の面積が、
光入力側の面12の面積よりも小さくなっているため、
光入力部20に入力した光は基本的に回転放物面11の
焦点F又はその近傍を通過することとなり、回転放物面
11によって、より確実に平行化されることとなる。従
って、本実施形態に係る光学素子1は、出力光を平行化
するためのマイクロレンズのような素子を更に設けなく
とも、入力した光を平行度の高い光として出力すること
ができる。
【0044】なお、本実施形態に係る光学素子1の光平
行化部10は、図1及び図2に示される形状に限らな
い。図1及び図2に示される回転放物面11は、 z=[1/(4×f)]×(x2+y2)−f …(1) なる式(1)で算出することができる点の集合体であ
る。ここで、x,y,zそれぞれは、x軸、y軸及びz
軸それぞれにおける値を示しており、焦点Fの位置は、
座標値(x,y,z)=(0,0,0)で表されてい
る。また、x軸及びy軸は、焦点Fを含み中心軸Cと直
交する面において、それぞれ直交しており、z軸は、図
1および図2では、中心軸Cと等しく、焦点Fよりも反
頂点側がz>0となっている。また、fは、放物面の焦
点距離を示している。
行化部10は、図1及び図2に示される形状に限らな
い。図1及び図2に示される回転放物面11は、 z=[1/(4×f)]×(x2+y2)−f …(1) なる式(1)で算出することができる点の集合体であ
る。ここで、x,y,zそれぞれは、x軸、y軸及びz
軸それぞれにおける値を示しており、焦点Fの位置は、
座標値(x,y,z)=(0,0,0)で表されてい
る。また、x軸及びy軸は、焦点Fを含み中心軸Cと直
交する面において、それぞれ直交しており、z軸は、図
1および図2では、中心軸Cと等しく、焦点Fよりも反
頂点側がz>0となっている。また、fは、放物面の焦
点距離を示している。
【0045】この式(1)から得られる放物面を図3に
示す。図3は、式(1)から得られる放物面を示す斜視
図である。但し、式(1)から得られる放物面の一部
は、図3では点線で示してある。本実施形態に係る光学
素子1は、この式(1)から得られる放物面をz=c1
の面とz=c2の面(c2>c1>0)とで切断して得ら
れる形状である。
示す。図3は、式(1)から得られる放物面を示す斜視
図である。但し、式(1)から得られる放物面の一部
は、図3では点線で示してある。本実施形態に係る光学
素子1は、この式(1)から得られる放物面をz=c1
の面とz=c2の面(c2>c1>0)とで切断して得ら
れる形状である。
【0046】図4は、図3に示す光平行化部10を中心
軸Cと平行な他の軸で回転させて得られる回転光平行化
部10aの形状を示す斜視図である。回転光平行化部1
0aは、図3の光平行化部10をx=0、y=1の直線
を軸に回転させ、光平行化部10が通過した点の集合か
ら得られるものである。このとき、図4に示す回転光平
行化部10aは、円形の焦点群Faを含むことになる。
この焦点群Faは、 x2+(y−1)2=1,z=0 で示される点の集合となる。
軸Cと平行な他の軸で回転させて得られる回転光平行化
部10aの形状を示す斜視図である。回転光平行化部1
0aは、図3の光平行化部10をx=0、y=1の直線
を軸に回転させ、光平行化部10が通過した点の集合か
ら得られるものである。このとき、図4に示す回転光平
行化部10aは、円形の焦点群Faを含むことになる。
この焦点群Faは、 x2+(y−1)2=1,z=0 で示される点の集合となる。
【0047】この回転光平行化部10aを用いた場合、
光入力部20がこの焦点群Faを含むことで、回転光平
行化部10aは、光平行化部10と同様に、入力した光
を平行度の高い出力光となるように反射することができ
る。
光入力部20がこの焦点群Faを含むことで、回転光平
行化部10aは、光平行化部10と同様に、入力した光
を平行度の高い出力光となるように反射することができ
る。
【0048】図5は、図3に示す光平行化部10と類似
の形状を多数の面を用いて形成した面状光平行化部10
bの形状を示す斜視図である。図5に示されるように、
光平行化部10と類似の形状を多数の面を用いて形成し
た面状光平行化部10bであっても、光平行化部10と
同様に、入力した光を平行度の高い出力光となるように
反射することができる。
の形状を多数の面を用いて形成した面状光平行化部10
bの形状を示す斜視図である。図5に示されるように、
光平行化部10と類似の形状を多数の面を用いて形成し
た面状光平行化部10bであっても、光平行化部10と
同様に、入力した光を平行度の高い出力光となるように
反射することができる。
【0049】図6は、図3に示す光平行化部10を4つ
組み合わせて形成した複合光平行化部10cの形状を示
す斜視図である。この複合光平行化部10cは、z軸を
(x,y)=(1,0),(−1,0),(0,1),
(0,−1)の4点に平行移動させて、4点それぞれへ
の移動間に光平行化部10が通過した点の集合から得ら
れる形状である。このとき、複合光平行化部10cは、
4つ焦点F1,F2,F 3,F4を有することになる。そし
て、光入力部20がこの4つ焦点F1,F2,F 3,F4を
すべて含むことで、複合光平行化部10cは、光平行化
部10と同様に、入力した光を平行度の高い出力光とな
るように反射することができる。
組み合わせて形成した複合光平行化部10cの形状を示
す斜視図である。この複合光平行化部10cは、z軸を
(x,y)=(1,0),(−1,0),(0,1),
(0,−1)の4点に平行移動させて、4点それぞれへ
の移動間に光平行化部10が通過した点の集合から得ら
れる形状である。このとき、複合光平行化部10cは、
4つ焦点F1,F2,F 3,F4を有することになる。そし
て、光入力部20がこの4つ焦点F1,F2,F 3,F4を
すべて含むことで、複合光平行化部10cは、光平行化
部10と同様に、入力した光を平行度の高い出力光とな
るように反射することができる。
【0050】このように、光の平行化の機能を有する部
分が放物面を有し、光入力部20がその放物面の焦点F
を含むことで、光平行化部10と同様に、入力した光を
平行度の高い出力光となるように反射することができ
る。また、図2に示す光ainが、回転放物面11に到達
したときの回転放物面11上の点Dよりも光入力部20
側の部分については、放物面でも他の形状であっても構
わないが放物面であることが好ましい。
分が放物面を有し、光入力部20がその放物面の焦点F
を含むことで、光平行化部10と同様に、入力した光を
平行度の高い出力光となるように反射することができ
る。また、図2に示す光ainが、回転放物面11に到達
したときの回転放物面11上の点Dよりも光入力部20
側の部分については、放物面でも他の形状であっても構
わないが放物面であることが好ましい。
【0051】また、本実施形態に係る光学素子1の光入
力部20も、図1及び図2に示される形状に限らない。
図7は、図1及び図2に示される光入力部20の形状を
示す斜視図である。図1及び図2に示される光入力部2
0は図7に示す円柱形状であり、この光入力部20の変
形例を図8,図9及び図10に示す。
力部20も、図1及び図2に示される形状に限らない。
図7は、図1及び図2に示される光入力部20の形状を
示す斜視図である。図1及び図2に示される光入力部2
0は図7に示す円柱形状であり、この光入力部20の変
形例を図8,図9及び図10に示す。
【0052】図8は、光入力部20の変形例である円錐
台形光入力部20aを示す斜視図であり、図9は、光入
力部20の他の変形例である多角柱形光入力部20bを
示す斜視図であり、図10は、光入力部20の更に他の
変形例である多角錐台形光入力部20cを示す斜視図で
ある。
台形光入力部20aを示す斜視図であり、図9は、光入
力部20の他の変形例である多角柱形光入力部20bを
示す斜視図であり、図10は、光入力部20の更に他の
変形例である多角錐台形光入力部20cを示す斜視図で
ある。
【0053】円錐台形光入力部20aは、図8に示され
る形状であっても、回転放物面11の焦点Fを含んで光
平行化部10に接続されていれば、入力される光が焦点
F又はその近傍を通過するようにすることができる。
る形状であっても、回転放物面11の焦点Fを含んで光
平行化部10に接続されていれば、入力される光が焦点
F又はその近傍を通過するようにすることができる。
【0054】また、図9に示される多角形柱入力部20
b及び図10に示される多角錐台形光入力部20cも、
円錐台形光入力部20aと同様に、回転放物面11の焦
点Fを含んで光平行化部10に接続されていれば、入力
される光は焦点F又はその近傍を通過するようになる。
b及び図10に示される多角錐台形光入力部20cも、
円錐台形光入力部20aと同様に、回転放物面11の焦
点Fを含んで光平行化部10に接続されていれば、入力
される光は焦点F又はその近傍を通過するようになる。
【0055】このように、光入力側の面12上に突起状
に設けられる部分は、その形状にとらわれることなく、
焦点Fをその表面又は内部に含んでいれば、入力した光
は焦点F又はその近傍を通過することになる。
に設けられる部分は、その形状にとらわれることなく、
焦点Fをその表面又は内部に含んでいれば、入力した光
は焦点F又はその近傍を通過することになる。
【0056】なお、図8や図10に示されるように錐形
状をなす、円錐台形光入力部20aや多角錐台形光入力
部20cなどにおいては、光が入力する側の面の面積
は、光入力部20の上面23面積の0.5倍以上2.0
倍以下程度であることが好ましい。このような錐形状を
なす光入力部20a,20cを光学素子1が備える場合
において、光が入力する側の面の面積が0.5倍未満で
あると、入力する光量が減少するため、後述する光学シ
ステムとした場合、輝度が低下する傾向にあり、他方、
光が入力する側の面の面積が2.0倍を超えると、入力
した光のうち側面21で屈折して光入力部20から外部
に出る光が増加し、光の利用効率が悪くなる傾向にあ
る。
状をなす、円錐台形光入力部20aや多角錐台形光入力
部20cなどにおいては、光が入力する側の面の面積
は、光入力部20の上面23面積の0.5倍以上2.0
倍以下程度であることが好ましい。このような錐形状を
なす光入力部20a,20cを光学素子1が備える場合
において、光が入力する側の面の面積が0.5倍未満で
あると、入力する光量が減少するため、後述する光学シ
ステムとした場合、輝度が低下する傾向にあり、他方、
光が入力する側の面の面積が2.0倍を超えると、入力
した光のうち側面21で屈折して光入力部20から外部
に出る光が増加し、光の利用効率が悪くなる傾向にあ
る。
【0057】また、光入力部20(他の形状も含む)の
高さは、高すぎない方が好ましい。具体的には、図9に
おいて多角柱の高さが多角柱の対角線の長さの0.1倍
以上1.0倍以下であることが好ましい。この場合に
は、多角形柱光入力部20aの高さが0.1倍未満であ
ると、後述する光学システムとする際、光導波路との光
学的な結合が不完全になる傾向があり、他方、多角形柱
光入力部20aの高さが1.0倍を超えると、多角形柱
光入力部20aに入力された光が回転放物面11に到達
する前に、多角形柱光入力部20a内で反射又は多角形
柱光入力部20aから屈折して出射されてしまい好適に
平行化される光の比率が充分でなくなる傾向がある。
高さは、高すぎない方が好ましい。具体的には、図9に
おいて多角柱の高さが多角柱の対角線の長さの0.1倍
以上1.0倍以下であることが好ましい。この場合に
は、多角形柱光入力部20aの高さが0.1倍未満であ
ると、後述する光学システムとする際、光導波路との光
学的な結合が不完全になる傾向があり、他方、多角形柱
光入力部20aの高さが1.0倍を超えると、多角形柱
光入力部20aに入力された光が回転放物面11に到達
する前に、多角形柱光入力部20a内で反射又は多角形
柱光入力部20aから屈折して出射されてしまい好適に
平行化される光の比率が充分でなくなる傾向がある。
【0058】また、光出力面13は、図1及び図2に示
すように、中心軸Cと直交する面でなくとも良い。図1
1は、図1に示す光出力面13と中心軸Cとの関係を示
す斜視図である。図12は、光出力面13の変形例であ
る傾斜光出力面13aと中心軸Cとの関係を示す斜視図
である。
すように、中心軸Cと直交する面でなくとも良い。図1
1は、図1に示す光出力面13と中心軸Cとの関係を示
す斜視図である。図12は、光出力面13の変形例であ
る傾斜光出力面13aと中心軸Cとの関係を示す斜視図
である。
【0059】光出力面13は、図11に示すように、中
心軸Cと直交する場合に限らず、図12に示す傾斜光出
力面13aのように、中心軸Cと直交しなくとも良い。
例えば、本願発明の光学素子を液晶表示装置のバックラ
イト光の平行化装置として使用する場合、平行化された
光は必ずしもバックライト面の法線方向に出力されてい
る必要はなく、用いる液晶表示装置の液晶パネルコント
ラスト比が最も高くなる方向に出射するほうが好ましい
場合がある。このような場合には光出力面を中心軸Cと
直交させずに傾斜させることにより、出射光を平行かつ
所望の方向に偏向することが可能になるからである。こ
のとき、傾斜光出力面13aと中心軸Cと直交する面と
が為す角度φは、0°以上30°以下程度であることが
好ましい。角度φが30°を超えると、回転放物面11
の或る面の高さが高くなるが、他の或る面の高さが低く
なり、回転放物面11に反射されずに出力してしまう光
の比率が多くなる傾向にある。
心軸Cと直交する場合に限らず、図12に示す傾斜光出
力面13aのように、中心軸Cと直交しなくとも良い。
例えば、本願発明の光学素子を液晶表示装置のバックラ
イト光の平行化装置として使用する場合、平行化された
光は必ずしもバックライト面の法線方向に出力されてい
る必要はなく、用いる液晶表示装置の液晶パネルコント
ラスト比が最も高くなる方向に出射するほうが好ましい
場合がある。このような場合には光出力面を中心軸Cと
直交させずに傾斜させることにより、出射光を平行かつ
所望の方向に偏向することが可能になるからである。こ
のとき、傾斜光出力面13aと中心軸Cと直交する面と
が為す角度φは、0°以上30°以下程度であることが
好ましい。角度φが30°を超えると、回転放物面11
の或る面の高さが高くなるが、他の或る面の高さが低く
なり、回転放物面11に反射されずに出力してしまう光
の比率が多くなる傾向にある。
【0060】また、光入力側の面12は、中心軸Cに対
して略直交しているが、多少傾斜を持たせても良い。こ
の場合には、傾斜する光入力側の面12aと中心軸Cと
直交する面とが為す角度は、0°以上10°以下程度で
あることが好ましい。
して略直交しているが、多少傾斜を持たせても良い。こ
の場合には、傾斜する光入力側の面12aと中心軸Cと
直交する面とが為す角度は、0°以上10°以下程度で
あることが好ましい。
【0061】次に、本発明に係る光学システムについて
説明する。図13は、本実施形態に係る光学システム2
の構成を示す斜視図である。光学システム2は、第一〜
第五の光学素子1a〜1e及び導光板(光導波路)30
を含んでおり、この他に、光源40、凹面反射板50a
及びL字状反射板50bを含む。
説明する。図13は、本実施形態に係る光学システム2
の構成を示す斜視図である。光学システム2は、第一〜
第五の光学素子1a〜1e及び導光板(光導波路)30
を含んでおり、この他に、光源40、凹面反射板50a
及びL字状反射板50bを含む。
【0062】導光板30は、光を導波させるものであ
り、外部の媒質よりも屈折率の高い物質で形成されてい
る。また、この導光板30は、入力する光に対して透過
性が良い物質(透光性材料)で形成されている。導光板
30は、光源40からの光が入射する端面32、その反
対側の端面33、光出力側の面35、その一部である第
一〜第五の結合部31a〜31e、及び、光出力側の面
35の反対側の下面34を含む直方体である。
り、外部の媒質よりも屈折率の高い物質で形成されてい
る。また、この導光板30は、入力する光に対して透過
性が良い物質(透光性材料)で形成されている。導光板
30は、光源40からの光が入射する端面32、その反
対側の端面33、光出力側の面35、その一部である第
一〜第五の結合部31a〜31e、及び、光出力側の面
35の反対側の下面34を含む直方体である。
【0063】直方体の光出力側の面35上には、第一〜
第五の光学素子1a〜1eが設けられている。導光板3
0は、第一〜第五の結合部31a〜31eを介してそれ
ぞれ第一〜第五の光学素子1a〜1eと光学的に結合さ
れている。
第五の光学素子1a〜1eが設けられている。導光板3
0は、第一〜第五の結合部31a〜31eを介してそれ
ぞれ第一〜第五の光学素子1a〜1eと光学的に結合さ
れている。
【0064】また、導光板30の端面32側には、光源
40及び凹面反射板50aが設けられている。導光板3
0は、光源40から出力される光を端面32から入力す
るようになっている。
40及び凹面反射板50aが設けられている。導光板3
0は、光源40から出力される光を端面32から入力す
るようになっている。
【0065】光源40は、光を出力し、導光板30の端
面32に入射させるものであり、光源40の一部は、凹
面反射板50aに覆われている。この凹面反射板50a
は、光源40から導光板30に向かう方向と逆方向に出
力された光を反射して、導光板30の端面32に入射さ
せるものである。
面32に入射させるものであり、光源40の一部は、凹
面反射板50aに覆われている。この凹面反射板50a
は、光源40から導光板30に向かう方向と逆方向に出
力された光を反射して、導光板30の端面32に入射さ
せるものである。
【0066】また、導光板30の反対側の端面33及び
光出力側の面35の反対側にある下面34には、L字状
反射板50bが設けられている。L字状反射板50b
は、光源40から出力され反対側の端面33に到達した
光を光源40側に反射し、導光板30から光が漏れ出さ
ないようにするものであると共に、導光板30の下面3
4で光を好適に反射させるものである。また、具体的に
は、L字状反射板50bは、光を鏡面反射させる鏡面反
射板のような非拡散性の反射面であることが好ましい。
光出力側の面35の反対側にある下面34には、L字状
反射板50bが設けられている。L字状反射板50b
は、光源40から出力され反対側の端面33に到達した
光を光源40側に反射し、導光板30から光が漏れ出さ
ないようにするものであると共に、導光板30の下面3
4で光を好適に反射させるものである。また、具体的に
は、L字状反射板50bは、光を鏡面反射させる鏡面反
射板のような非拡散性の反射面であることが好ましい。
【0067】次に、この光学システム2における光の平
行化について説明する。先ず、光源40から出力された
光は、導光板30の端面32に入射する。このとき、導
光板30の端面32と逆方向に出力された光は、凹面反
射板50aで反射されて導光板30の端面32に入射す
る。
行化について説明する。先ず、光源40から出力された
光は、導光板30の端面32に入射する。このとき、導
光板30の端面32と逆方向に出力された光は、凹面反
射板50aで反射されて導光板30の端面32に入射す
る。
【0068】導光板30の端面32に入射した光は、導
光板30の下面34及び光出力側の面35で反射されな
がら伝搬する。伝搬している光のうち一部は、5つの結
合部31a〜31eのいずれかに到達し、その結合部3
1a〜31eを介して光学素子1a〜1eのいずれかに
入力される。5つの光学素子1a〜1eのいずれかに入
力された光は、上記したように、充分に平行化されて出
力される。また、伝搬している光のうち残部は、導光板
30の反対側の端面33に到達し、L字状反射板50b
に反射されて、導光板30内を伝搬する。この伝搬して
いる光は、5つの結合部31a〜31eのいずれかに到
達すると、その光学素子1a〜1eに入力され、充分に
平行化されて出力される。
光板30の下面34及び光出力側の面35で反射されな
がら伝搬する。伝搬している光のうち一部は、5つの結
合部31a〜31eのいずれかに到達し、その結合部3
1a〜31eを介して光学素子1a〜1eのいずれかに
入力される。5つの光学素子1a〜1eのいずれかに入
力された光は、上記したように、充分に平行化されて出
力される。また、伝搬している光のうち残部は、導光板
30の反対側の端面33に到達し、L字状反射板50b
に反射されて、導光板30内を伝搬する。この伝搬して
いる光は、5つの結合部31a〜31eのいずれかに到
達すると、その光学素子1a〜1eに入力され、充分に
平行化されて出力される。
【0069】以上説明したように、本実施形態に係る光
学システム2によれば、光学素子1と導光板30とで構
成されるため、導光板30に入力された光は、導光板3
0を導波され、5つの光学素子1a〜1eにより充分に
平行化されて出力される。すなわち、光入力部20に入
力される光の大半は、回転放物面11の焦点F又はその
近傍を通過することとなり、導光板30を介して上記の
光学素子1に入力された光は、回転放物面11によっ
て、より確実に平行化されることとなる。従って、光学
システム2によれば、光源40からの光を直接に上記の
光学素子1に入力させることなく、導光板30を介して
導波させたうえで充分に平行度の高い出力光として出力
させることが可能となる。
学システム2によれば、光学素子1と導光板30とで構
成されるため、導光板30に入力された光は、導光板3
0を導波され、5つの光学素子1a〜1eにより充分に
平行化されて出力される。すなわち、光入力部20に入
力される光の大半は、回転放物面11の焦点F又はその
近傍を通過することとなり、導光板30を介して上記の
光学素子1に入力された光は、回転放物面11によっ
て、より確実に平行化されることとなる。従って、光学
システム2によれば、光源40からの光を直接に上記の
光学素子1に入力させることなく、導光板30を介して
導波させたうえで充分に平行度の高い出力光として出力
させることが可能となる。
【0070】また、本実施形態に係る光学システム2
は、光出力側の面35とその反対側の下面34とを除く
端面32に光源40からの光が入射するようになってい
るが、光源40からの光は光出力側の面35の反対側の
下面34に入射するようにしても良い。なお、この場合
には下面34を覆う反射板が取り除かれる。
は、光出力側の面35とその反対側の下面34とを除く
端面32に光源40からの光が入射するようになってい
るが、光源40からの光は光出力側の面35の反対側の
下面34に入射するようにしても良い。なお、この場合
には下面34を覆う反射板が取り除かれる。
【0071】また、端面32から光が入射した場合に
は、光源40からの光を導光板30の側方から入射させ
るため、光源40からの光の多くが、全反射条件を満た
す角度で導光板30内を伝搬し、5つの結合部31a〜
31eのいずれかに入力される。また、光出力側の面3
5の反対側の下面34から光が入射した場合には、光源
40からの光を導光板30の背面から入射させるため、
光源40からの光の多くが、直接的に導光板30の光出
力側の面35に到達して5つの結合部31a〜31eの
いずれかに入力される。従って、好適な光導波を実現さ
せたうえで平行度の高い出力光を出力することができ
る。
は、光源40からの光を導光板30の側方から入射させ
るため、光源40からの光の多くが、全反射条件を満た
す角度で導光板30内を伝搬し、5つの結合部31a〜
31eのいずれかに入力される。また、光出力側の面3
5の反対側の下面34から光が入射した場合には、光源
40からの光を導光板30の背面から入射させるため、
光源40からの光の多くが、直接的に導光板30の光出
力側の面35に到達して5つの結合部31a〜31eの
いずれかに入力される。従って、好適な光導波を実現さ
せたうえで平行度の高い出力光を出力することができ
る。
【0072】また、本実施形態に係る光学システム2
は、光源40からの光が導光板30に入射するようにな
っているが、導光板30が、EL素子(エレクトロルミ
ネッセンス素子)のようなそれ自体が発光する素子であ
っても良い。例えば、EL素子では、ガラス基板やプラ
スティック基板を用いている。EL素子で発光した光
は、基板から出射するが、発光した光の一部は全反射条
件を満たすように基板内を伝搬する。そのため、全反射
条件を満たす光は好適に出力されなくなり、EL素子に
おける発光効率の低下の原因となっている。しかし、基
板上に光学素子1を設けることにより、全反射により基
板内を伝搬している光でも、光学素子1によって平行光
となり出力される。従って、発光効率の低下が指摘され
るEL素子等の発光する素子において、発光効率の改善
が図れることとなる。
は、光源40からの光が導光板30に入射するようにな
っているが、導光板30が、EL素子(エレクトロルミ
ネッセンス素子)のようなそれ自体が発光する素子であ
っても良い。例えば、EL素子では、ガラス基板やプラ
スティック基板を用いている。EL素子で発光した光
は、基板から出射するが、発光した光の一部は全反射条
件を満たすように基板内を伝搬する。そのため、全反射
条件を満たす光は好適に出力されなくなり、EL素子に
おける発光効率の低下の原因となっている。しかし、基
板上に光学素子1を設けることにより、全反射により基
板内を伝搬している光でも、光学素子1によって平行光
となり出力される。従って、発光効率の低下が指摘され
るEL素子等の発光する素子において、発光効率の改善
が図れることとなる。
【0073】また、本実施形態に係る光学システム2で
は、導光板30と外部の媒質による全反射(出力側の面
35について)によって光を導波しているが、光学素子
1と同様に、鏡面反射を利用しても良い。
は、導光板30と外部の媒質による全反射(出力側の面
35について)によって光を導波しているが、光学素子
1と同様に、鏡面反射を利用しても良い。
【0074】また、本実施形態に係る光学システム2
は、導光板30を光ファイバにすることでも実現される
し、別の光を導波する手段でも実現される。さらには、
導光板30は、直方体に限られるものではなく、楔状の
面を有するなどの別の形状であっても良い。
は、導光板30を光ファイバにすることでも実現される
し、別の光を導波する手段でも実現される。さらには、
導光板30は、直方体に限られるものではなく、楔状の
面を有するなどの別の形状であっても良い。
【0075】また、この光学システム2は、液晶ディス
プレイ等の画像表示装置に適用することができる。画像
表示装置に適用する場合、光学素子1を微細化して仕様
に合う数だけ導光板30上に設けることで実現される。
このとき、導光板30への光学素子1の組み付けは、粘
着材を用いて接着する方法でも良いし、光学素子1を導
光板30上に配置して加圧する方法でも良い。このよう
に光学システム2を適用した画像表示装置は、光源40
からの光が光学システム2により充分に平行化されて出
力されるので、光入力部20の上面23の面積と光入力
側の面12の面積とが同じ場合に比べて、光源40から
の光の強度を増大させることなく、画像表示装置の画面
全体を明るくすることができる。
プレイ等の画像表示装置に適用することができる。画像
表示装置に適用する場合、光学素子1を微細化して仕様
に合う数だけ導光板30上に設けることで実現される。
このとき、導光板30への光学素子1の組み付けは、粘
着材を用いて接着する方法でも良いし、光学素子1を導
光板30上に配置して加圧する方法でも良い。このよう
に光学システム2を適用した画像表示装置は、光源40
からの光が光学システム2により充分に平行化されて出
力されるので、光入力部20の上面23の面積と光入力
側の面12の面積とが同じ場合に比べて、光源40から
の光の強度を増大させることなく、画像表示装置の画面
全体を明るくすることができる。
【0076】ここで、微細化された光学素子1は、用い
る光の波長に対して充分大きければ、特に制限はない。
光学素子1の光出力面13の直径は、好ましくは1μm
以上100μm以下であり、より好ましくは10μm以
上50μm以下である。上記下限未満では、光学素子1
を形成しようとすると、精密に回転放物面11を形成す
ることが比較的困難となる傾向があり、他方、上記上限
を超えると、光学素子1を形成すると、光出力面13の
直径が大きいことによって、光学素子1の高さも高くな
って、表示装置全体の厚みが増加する傾向にある。
る光の波長に対して充分大きければ、特に制限はない。
光学素子1の光出力面13の直径は、好ましくは1μm
以上100μm以下であり、より好ましくは10μm以
上50μm以下である。上記下限未満では、光学素子1
を形成しようとすると、精密に回転放物面11を形成す
ることが比較的困難となる傾向があり、他方、上記上限
を超えると、光学素子1を形成すると、光出力面13の
直径が大きいことによって、光学素子1の高さも高くな
って、表示装置全体の厚みが増加する傾向にある。
【0077】このとき、光学素子1の配置については、
特に制限されず、光学素子1の配置は、単純に規則的で
あっても良いし、干渉防止の観点からある程度の不規則
であっても良いし、出力光が導光板30全体に渡って均
一の強度で出力されるように光源40に近い側を粗に遠
い側を密にしても良い。また、光学素子1の大きさ(高
さ、光入力側の面12の面積など)についても、特に制
限されず、均一であっても、異なる大きさであっても良
い。さらに、光学素子1の大きさを適切に調整すること
で、干渉を防止しても良い。
特に制限されず、光学素子1の配置は、単純に規則的で
あっても良いし、干渉防止の観点からある程度の不規則
であっても良いし、出力光が導光板30全体に渡って均
一の強度で出力されるように光源40に近い側を粗に遠
い側を密にしても良い。また、光学素子1の大きさ(高
さ、光入力側の面12の面積など)についても、特に制
限されず、均一であっても、異なる大きさであっても良
い。さらに、光学素子1の大きさを適切に調整すること
で、干渉を防止しても良い。
【0078】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0079】以下に示す実施例及び比較例では、次の方
法を用いて出力光の明るさ及び角度分布を測定する。先
ず、実施例及び比較例における測定シミュレーションの
方法を説明する。図14は、実施例及び比較例における
シミュレーションの方法を説明する斜視図である。本シ
ミュレーションでは、測定対象の側方に棒状の光源40
を配置し、測定対象の光出力側には光検出器60を配置
する。この光検出器60は、測定対象と向き合う面が3
00μm(マイクロメートル)角の大きさであり、所定
の厚さを有する。
法を用いて出力光の明るさ及び角度分布を測定する。先
ず、実施例及び比較例における測定シミュレーションの
方法を説明する。図14は、実施例及び比較例における
シミュレーションの方法を説明する斜視図である。本シ
ミュレーションでは、測定対象の側方に棒状の光源40
を配置し、測定対象の光出力側には光検出器60を配置
する。この光検出器60は、測定対象と向き合う面が3
00μm(マイクロメートル)角の大きさであり、所定
の厚さを有する。
【0080】このシミュレーションは、光線追跡法に基
づくものである。光源40からは、すべて同じパワーの
100,000本の光線が出力され、出力された光は、
測定対象を介して光検出器60により検出される。ま
た、光線追跡の終了条件は、各光線が多数の界面で反射
されて光源からのエネルギーの1/100のエネルギー
となった時もしくは界面に1000回以上反射された時
とした。次に各実施例及び各比較例で用いられた測定対
象について説明する。
づくものである。光源40からは、すべて同じパワーの
100,000本の光線が出力され、出力された光は、
測定対象を介して光検出器60により検出される。ま
た、光線追跡の終了条件は、各光線が多数の界面で反射
されて光源からのエネルギーの1/100のエネルギー
となった時もしくは界面に1000回以上反射された時
とした。次に各実施例及び各比較例で用いられた測定対
象について説明する。
【0081】(実施例1)図15(a)は、実施例1に
おける測定対象を説明する上面図であり、図15(b)
は、実施例1における測定対象を説明するI−I矢印断
面図である。ここでは、導光板30として、300μm
角で30μmの厚さからなり、屈折率が1.49である
平行平板を用いる。また、この導光板30の光出力側の
面35及び光源40からの光入力側の端面32以外の面
を複素屈折率が0.86+6.08i(iはi2=−1
を満たす)の反射板51で覆う。なお、光学素子1とし
ては、以下に示すものを用いる。 1)焦点距離…………………………………………3μm 2)角度θ……………………………………………45° 3)光入力部20の直径……………………………6μm 4)光入力部20の高さ……………………………3μm 5)光出力面13の面積……………………………70
6.5pm2 6)光入力側の面12の面積………………………11
3.0pm2 7)光入力部20の上面23の面積………………28.
3pm2 8)焦点Fを通る光入力部20の断面の面積……28.
3pm2 9)焦点Fの位置……………………………………光入力
部20の上面23にあって光入力側の面12の中心 実施例1では、このような光学素子1を複数個導光板3
0上に図15(a)に示すように六方最密充填となるよ
うに配置して測定対象を得る。
おける測定対象を説明する上面図であり、図15(b)
は、実施例1における測定対象を説明するI−I矢印断
面図である。ここでは、導光板30として、300μm
角で30μmの厚さからなり、屈折率が1.49である
平行平板を用いる。また、この導光板30の光出力側の
面35及び光源40からの光入力側の端面32以外の面
を複素屈折率が0.86+6.08i(iはi2=−1
を満たす)の反射板51で覆う。なお、光学素子1とし
ては、以下に示すものを用いる。 1)焦点距離…………………………………………3μm 2)角度θ……………………………………………45° 3)光入力部20の直径……………………………6μm 4)光入力部20の高さ……………………………3μm 5)光出力面13の面積……………………………70
6.5pm2 6)光入力側の面12の面積………………………11
3.0pm2 7)光入力部20の上面23の面積………………28.
3pm2 8)焦点Fを通る光入力部20の断面の面積……28.
3pm2 9)焦点Fの位置……………………………………光入力
部20の上面23にあって光入力側の面12の中心 実施例1では、このような光学素子1を複数個導光板3
0上に図15(a)に示すように六方最密充填となるよ
うに配置して測定対象を得る。
【0082】(実施例2)光入力部20の直径を3μm
とする以外は実施例1と同様の測定対象を得る。
とする以外は実施例1と同様の測定対象を得る。
【0083】(比較例1)図16(a)は、比較例1に
おける測定対象を説明する上面図であり、図16(b)
は、比較例1における測定対象を説明するV−V矢印断
面図である。ここでは、導光板30として、300μm
角で30μmの厚さからなり、屈折率が1.49である
平行平板を用いる。この導光板30の下面34には、拡
散ドット70が複数個設けられており、各拡散ドット7
0は、直径15μmであり、反射率99%で反射光がラ
ンバート則に従うものである。また、この導光板30の
光出力側の面35及び光源40からの光入力側の端面3
2以外の面を、反射率99%で反射光がランバート側に
従う反射板52で覆う。導光板30上に設けられる光を
平行化する素子として、三角柱の一面が導光板30側に
向いており、この三角柱を複数個隙間なく平行に並べ、
その並べたものを光透過性の板上に載置して得られるプ
リズム71,72を2枚用いる。
おける測定対象を説明する上面図であり、図16(b)
は、比較例1における測定対象を説明するV−V矢印断
面図である。ここでは、導光板30として、300μm
角で30μmの厚さからなり、屈折率が1.49である
平行平板を用いる。この導光板30の下面34には、拡
散ドット70が複数個設けられており、各拡散ドット7
0は、直径15μmであり、反射率99%で反射光がラ
ンバート則に従うものである。また、この導光板30の
光出力側の面35及び光源40からの光入力側の端面3
2以外の面を、反射率99%で反射光がランバート側に
従う反射板52で覆う。導光板30上に設けられる光を
平行化する素子として、三角柱の一面が導光板30側に
向いており、この三角柱を複数個隙間なく平行に並べ、
その並べたものを光透過性の板上に載置して得られるプ
リズム71,72を2枚用いる。
【0084】但し、この三角柱の断面(光出力側の面に
対して垂直な断面)は、直角二等辺三角形であり、導光
板30側には、直角二等辺三角形の等辺でない辺を有す
る面が導光板30側に向いている。また、一方のプリズ
ム72は、もう一方のプリズム71上に載置されてい
る。しかも、これらの2枚のプリズム71,72は、三
角柱が並べられている方向が互いに直交している。2枚
のプリズム71,72は、それぞれ直角二等辺三角形の
頂点が50μm間隔で配置されており、300μm角の
平面と25μmの厚さとからなる。プリズム71,72
としては、以下に示すものを用いる。 1)二等辺三角形の高さ……………………………………
25μm 2)導光板30の法線と二等辺三角形の等辺のうちいず
れかの一辺とが為す角度……………………………………
………………………45° 3)二等辺三角形の頂点(光出力側の頂点)の間隔……
50μm
対して垂直な断面)は、直角二等辺三角形であり、導光
板30側には、直角二等辺三角形の等辺でない辺を有す
る面が導光板30側に向いている。また、一方のプリズ
ム72は、もう一方のプリズム71上に載置されてい
る。しかも、これらの2枚のプリズム71,72は、三
角柱が並べられている方向が互いに直交している。2枚
のプリズム71,72は、それぞれ直角二等辺三角形の
頂点が50μm間隔で配置されており、300μm角の
平面と25μmの厚さとからなる。プリズム71,72
としては、以下に示すものを用いる。 1)二等辺三角形の高さ……………………………………
25μm 2)導光板30の法線と二等辺三角形の等辺のうちいず
れかの一辺とが為す角度……………………………………
………………………45° 3)二等辺三角形の頂点(光出力側の頂点)の間隔……
50μm
【0085】(比較例2)図17は、比較例2における
光学素子200を説明する斜視図である。図17に示す
ように比較例2では、光学素子1の回転放物面11を円
錐台形状面201にする以外は実施例1と同様の測定対
象を得る。
光学素子200を説明する斜視図である。図17に示す
ように比較例2では、光学素子1の回転放物面11を円
錐台形状面201にする以外は実施例1と同様の測定対
象を得る。
【0086】(比較例3)図18は、光学素子1の代わ
りに光学素子300を用いた以外は実施例1と同様にし
て測定対象を得る。比較例3における光学素子300を
説明する斜視図である。光学素子300は、光平行化部
310および光入力部320からなり、光平行化部31
0は正方形の光入力面312、正方形の光出力面313
及び側面311からなり、光平行化部310の軸(図に
示すz軸)に垂直な面で切った断面が正方形の光学素子
である。ここで、光平行化部310の側面311は、 x=±[2f×(z+f)]0.5 ただし、−[2f×(z+f)]0.5≦y≦[2f×(z+
f)]0.5 かつ y=±[2f×(z+f)]0.5 ただし、−[2f×(z+f)]0.5≦x≦[2f×(z+
f)]0.5 かつ 0≦z≦h ここで、f=3μm、h=15μm を満たす点(x,y,z)の集合からなっている。ま
た、光学素子300の光入力部320は実施例1の光学
素子1の光入力部20と同じ形状である。
りに光学素子300を用いた以外は実施例1と同様にし
て測定対象を得る。比較例3における光学素子300を
説明する斜視図である。光学素子300は、光平行化部
310および光入力部320からなり、光平行化部31
0は正方形の光入力面312、正方形の光出力面313
及び側面311からなり、光平行化部310の軸(図に
示すz軸)に垂直な面で切った断面が正方形の光学素子
である。ここで、光平行化部310の側面311は、 x=±[2f×(z+f)]0.5 ただし、−[2f×(z+f)]0.5≦y≦[2f×(z+
f)]0.5 かつ y=±[2f×(z+f)]0.5 ただし、−[2f×(z+f)]0.5≦x≦[2f×(z+
f)]0.5 かつ 0≦z≦h ここで、f=3μm、h=15μm を満たす点(x,y,z)の集合からなっている。ま
た、光学素子300の光入力部320は実施例1の光学
素子1の光入力部20と同じ形状である。
【0087】(比較例4)図19(a)は、比較例4に
おける測定対象を説明する上面図であり、図19(b)
は、比較例4における測定対象を説明するVI−VI矢
印断面図である。ここでは、光学素子1の代わりに特表
平8-511129号に開示されている光を平行化する素子と同
形状のマイクロプリズム73を用いる。導光板30と反
射板51とに関しては、実施例1と同様のものを用い
る。なお、用いたマイクロプリズム73は、導光板30
の法線方向に対して傾斜する傾斜面を有する四角柱であ
る。すなわち、マイクロプリズム73は、2面の平行四
辺形と2面の正方形とからなる4面の側面(導光板30
と平行でない面)と、正方形の下面(導光板30と接す
る面)と、正方形の上面(導光板30と接さず導光板3
0と平行な面)とで構成されている。なお、このマイク
ロプリズム73としては、以下に示すものを用いる。 1)正方形の面積(上面及び下面)………………900
pm2 2)マイクロプリズム73の高さ…………………30μ
m 3)傾斜面の傾斜角度………………………………30° 4)各マイクロプリズム73間の間隔……………30μ
m
おける測定対象を説明する上面図であり、図19(b)
は、比較例4における測定対象を説明するVI−VI矢
印断面図である。ここでは、光学素子1の代わりに特表
平8-511129号に開示されている光を平行化する素子と同
形状のマイクロプリズム73を用いる。導光板30と反
射板51とに関しては、実施例1と同様のものを用い
る。なお、用いたマイクロプリズム73は、導光板30
の法線方向に対して傾斜する傾斜面を有する四角柱であ
る。すなわち、マイクロプリズム73は、2面の平行四
辺形と2面の正方形とからなる4面の側面(導光板30
と平行でない面)と、正方形の下面(導光板30と接す
る面)と、正方形の上面(導光板30と接さず導光板3
0と平行な面)とで構成されている。なお、このマイク
ロプリズム73としては、以下に示すものを用いる。 1)正方形の面積(上面及び下面)………………900
pm2 2)マイクロプリズム73の高さ…………………30μ
m 3)傾斜面の傾斜角度………………………………30° 4)各マイクロプリズム73間の間隔……………30μ
m
【0088】(比較例5)図20(a)は、比較例5に
おける測定対象を説明する上面図であり、図18(b)
は、比較例5における測定対象を説明するX−X矢印断
面図である。ここでは、光学素子1の代わりに特表平8-
511129号に開示されている光を平行化する別の素子と同
形状であるマイクロプリズム74を用いる。導光板30
と反射板51とに関しては、実施例1と同様のものを用
いる。なお、用いるマイクロプリズム74は、導光板3
0の法線方向に対して傾斜する4面の傾斜面を有する四
角錐台形状である。すなわち、マイクロプリズム74
は、台形の4面の側面(導光板30と平行でない面)
と、正方形の下面(導光板30と接する面)と、正方形
の上面(導光板30と接さず導光板30と平行な面)と
で構成されている。なお、このマイクロプリズム74と
しては、以下に示すものを用いる。 1)上面の面積………………………………………417
8.46pm2 2)下面の面積………………………………………900
pm2 3)マイクロプリズム74の高さ…………………30μ
m 4)傾斜面の傾斜角度………………………………30° 5)各マイクロプリズム74間の間隔……………64.
6μm
おける測定対象を説明する上面図であり、図18(b)
は、比較例5における測定対象を説明するX−X矢印断
面図である。ここでは、光学素子1の代わりに特表平8-
511129号に開示されている光を平行化する別の素子と同
形状であるマイクロプリズム74を用いる。導光板30
と反射板51とに関しては、実施例1と同様のものを用
いる。なお、用いるマイクロプリズム74は、導光板3
0の法線方向に対して傾斜する4面の傾斜面を有する四
角錐台形状である。すなわち、マイクロプリズム74
は、台形の4面の側面(導光板30と平行でない面)
と、正方形の下面(導光板30と接する面)と、正方形
の上面(導光板30と接さず導光板30と平行な面)と
で構成されている。なお、このマイクロプリズム74と
しては、以下に示すものを用いる。 1)上面の面積………………………………………417
8.46pm2 2)下面の面積………………………………………900
pm2 3)マイクロプリズム74の高さ…………………30μ
m 4)傾斜面の傾斜角度………………………………30° 5)各マイクロプリズム74間の間隔……………64.
6μm
【0089】(比較例6)図21は、比較例6における
光を平行化する素子を説明する斜視図である。ここで
は、以下に示す光学素子を用いて測定対象を得る。 1)焦点距離………………………………………3μm 2)角度θ…………………………………………45° 3)光入力部20の直径…………………………12μm 4)光入力部20の高さ…………………………3μm 5)光出力面13の面積…………………………706.
5pm2 6)光入力側の面12の面積……………………113.
0pm2 7)光入力部20の上面23の面積……………113.
0pm2 8)点Fを通る光入力部20の断面の面積……113.
0pm2 9)焦点Fの位置……………………………………光入力
部20が光入力側の面12と当接する面であって光入力
側の面12の中心 すなわち、上記の光学素子の光入力部24は、光入力側
の面12と同じ面積の上面及び下面を有し、かつ、高さ
が実施例1の光学素子1と等しい円柱体である。
光を平行化する素子を説明する斜視図である。ここで
は、以下に示す光学素子を用いて測定対象を得る。 1)焦点距離………………………………………3μm 2)角度θ…………………………………………45° 3)光入力部20の直径…………………………12μm 4)光入力部20の高さ…………………………3μm 5)光出力面13の面積…………………………706.
5pm2 6)光入力側の面12の面積……………………113.
0pm2 7)光入力部20の上面23の面積……………113.
0pm2 8)点Fを通る光入力部20の断面の面積……113.
0pm2 9)焦点Fの位置……………………………………光入力
部20が光入力側の面12と当接する面であって光入力
側の面12の中心 すなわち、上記の光学素子の光入力部24は、光入力側
の面12と同じ面積の上面及び下面を有し、かつ、高さ
が実施例1の光学素子1と等しい円柱体である。
【0090】次に、各実施例及び各比較例の測定結果を
説明するが、その前に、測定結果である角度分布と明る
さとについて説明する。ここでの角度分布は、導光板3
0の法線方向を0°として法線からの角度(極角)を−
90°から90°までで示したものである。さらに、導
光板30の光出力側の面35上において導光板30の端
面32から反対側の端面33に向かう方向を0°方向と
し、その0°方向から半時計回りに45°傾けた方向を
45°方向とし、さらに45°方向から半時計回りに4
5°傾けた方向を90°方向とし、さらに90°方向か
ら半時計回りに45°傾けた方向を135°方向とした
角度分布がグラフに示されている。また、明るさは、光
源40から出力された100,000本の光を積算した
光の強度を100%として検出面60に何%の強度の光
が到達したかを示したものである。
説明するが、その前に、測定結果である角度分布と明る
さとについて説明する。ここでの角度分布は、導光板3
0の法線方向を0°として法線からの角度(極角)を−
90°から90°までで示したものである。さらに、導
光板30の光出力側の面35上において導光板30の端
面32から反対側の端面33に向かう方向を0°方向と
し、その0°方向から半時計回りに45°傾けた方向を
45°方向とし、さらに45°方向から半時計回りに4
5°傾けた方向を90°方向とし、さらに90°方向か
ら半時計回りに45°傾けた方向を135°方向とした
角度分布がグラフに示されている。また、明るさは、光
源40から出力された100,000本の光を積算した
光の強度を100%として検出面60に何%の強度の光
が到達したかを示したものである。
【0091】図22は、実施例1の測定対象を用いた場
合の測定結果を示すグラフである。図22において、横
軸は極角(°)を示し、縦軸は出力光強度(任意単位)
を示している。実施例1の測定対象を用いた場合、極角
の半値全幅は、20.7°であり、明るさは30.1%
であった。
合の測定結果を示すグラフである。図22において、横
軸は極角(°)を示し、縦軸は出力光強度(任意単位)
を示している。実施例1の測定対象を用いた場合、極角
の半値全幅は、20.7°であり、明るさは30.1%
であった。
【0092】図23は、実施例2の測定対象を用いた場
合の測定結果を示すグラフである。図23において、横
軸は極角(°)を示し、縦軸は出力光強度(任意単位)
を示している。実施例2の測定対象を用いた場合、極角
の半値全幅は、11.0°であり、明るさは14.7%
であった。
合の測定結果を示すグラフである。図23において、横
軸は極角(°)を示し、縦軸は出力光強度(任意単位)
を示している。実施例2の測定対象を用いた場合、極角
の半値全幅は、11.0°であり、明るさは14.7%
であった。
【0093】図24は、比較例1の測定対象を用いた場
合の測定結果を示すグラフである。図24において、横
軸は極角(°)を示し、縦軸は出力光強度(任意単位)
を示している。比較例1の測定対象を用いた場合、極角
の半値全幅は、34.6°であり、明るさは18.6%
であった。また、比較例2及び比較例3それぞれの測定
対象を用いた場合の測定結果では、極角の半値全幅は、
いずれも30.0°以上となった。
合の測定結果を示すグラフである。図24において、横
軸は極角(°)を示し、縦軸は出力光強度(任意単位)
を示している。比較例1の測定対象を用いた場合、極角
の半値全幅は、34.6°であり、明るさは18.6%
であった。また、比較例2及び比較例3それぞれの測定
対象を用いた場合の測定結果では、極角の半値全幅は、
いずれも30.0°以上となった。
【0094】図25は、比較例4の測定対象を用いた場
合の測定結果を示すグラフである。図25において、横
軸は極角(°)を示し、縦軸は出力光強度(任意単位)
を示している。比較例4の測定対象を用いた場合、出力
光は、広い角度範囲で出力され、実施例1に比べ平行度
が大きく劣るものとなった。
合の測定結果を示すグラフである。図25において、横
軸は極角(°)を示し、縦軸は出力光強度(任意単位)
を示している。比較例4の測定対象を用いた場合、出力
光は、広い角度範囲で出力され、実施例1に比べ平行度
が大きく劣るものとなった。
【0095】図26は、比較例5の測定対象を用いた場
合の測定結果を示すグラフである。図26において、横
軸は極角(°)を示し、縦軸は出力光強度(任意単位)
を示している。比較例5の測定対象を用いた場合も比較
例4の測定対象を用いたときと同様に、出力光は、広い
角度範囲で出力され、実施例1に比べ平行度が大きく劣
るものとなった。
合の測定結果を示すグラフである。図26において、横
軸は極角(°)を示し、縦軸は出力光強度(任意単位)
を示している。比較例5の測定対象を用いた場合も比較
例4の測定対象を用いたときと同様に、出力光は、広い
角度範囲で出力され、実施例1に比べ平行度が大きく劣
るものとなった。
【0096】図27は、比較例6の測定対象を用いた場
合の測定結果を示すグラフである。図27において、横
軸は極角(°)を示し、縦軸は出力光強度(任意単位)
を示している。比較例4の測定対象を用いた場合、出力
光は、広い角度範囲で出力され、極角の半値全幅は、3
0.0°以上となった。
合の測定結果を示すグラフである。図27において、横
軸は極角(°)を示し、縦軸は出力光強度(任意単位)
を示している。比較例4の測定対象を用いた場合、出力
光は、広い角度範囲で出力され、極角の半値全幅は、3
0.0°以上となった。
【0097】以上、実施例1,2及び比較例1〜6の結
果より、光入力部20が回転放物面11の焦点Fをその
表面又は内部に含み、光入力部20の上面23の面積が
光入力側の面12の面積よりも小さい本発明の光学素子
1を用いると(実施例1,2)、本発明以外光学素子を
用いた場合(比較例1〜6)に比べて、出力光の平行度
が向上した出力光を得られることが明らかになった。
果より、光入力部20が回転放物面11の焦点Fをその
表面又は内部に含み、光入力部20の上面23の面積が
光入力側の面12の面積よりも小さい本発明の光学素子
1を用いると(実施例1,2)、本発明以外光学素子を
用いた場合(比較例1〜6)に比べて、出力光の平行度
が向上した出力光を得られることが明らかになった。
【0098】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明の
光学素子によれば、光入力部の光入力側の面に当接する
面の面積が第一の面の面積よりも小さいので、出力光の
平行化のための光学素子が1層構造であっても、出力光
の平行度を充分に向上させることができる。
光学素子によれば、光入力部の光入力側の面に当接する
面の面積が第一の面の面積よりも小さいので、出力光の
平行化のための光学素子が1層構造であっても、出力光
の平行度を充分に向上させることができる。
【0099】また、本発明の光学素子を用いた光学シス
テムによれば、光学素子の光入力部と光学的に結合され
ている光導波路を備えるので、光源からの光を直接に光
学素子に入力させることなく、光導波路を介して導波さ
せたうえで充分に平行度の高い出力光として出力させる
ことが可能となり、さらにその光学システムを用いた画
像表示装置によれば、光源からの光は光学システムによ
り充分に平行化されて出力されるので、光源からの光の
強度を増大させることなく、画像表示装置の画面全体を
明るくすることが可能となる。
テムによれば、光学素子の光入力部と光学的に結合され
ている光導波路を備えるので、光源からの光を直接に光
学素子に入力させることなく、光導波路を介して導波さ
せたうえで充分に平行度の高い出力光として出力させる
ことが可能となり、さらにその光学システムを用いた画
像表示装置によれば、光源からの光は光学システムによ
り充分に平行化されて出力されるので、光源からの光の
強度を増大させることなく、画像表示装置の画面全体を
明るくすることが可能となる。
【図1】本実施形態に係る光学素子1の構成を示す斜視
図である。
図である。
【図2】本実施形態に係る光学素子1を、中心軸Cを含
む平面で切断したときの断面図である。
む平面で切断したときの断面図である。
【図3】式(1)から得られる放物面を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】図3に示す光平行化部10を中心軸Cと平行な
軸で回転させて得られる回転光平行化部10aの形状を
示す斜視図である。
軸で回転させて得られる回転光平行化部10aの形状を
示す斜視図である。
【図5】図3に示す光平行化部10と類似の形状を多数
の面を用いて形成した面状光平行化部10bの形状を示
す斜視図である。
の面を用いて形成した面状光平行化部10bの形状を示
す斜視図である。
【図6】図6は、図3に示す光平行化部10を4つ組み
合わせて形成した複合光平行化部10cの形状を示す斜
視図である。
合わせて形成した複合光平行化部10cの形状を示す斜
視図である。
【図7】図1及び図2に示される光入力部20の形状を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図8】光入力部20の変形例である円錐台形光入力部
20aを示す斜視図である。
20aを示す斜視図である。
【図9】光入力部20の他の変形例である多角柱形光入
力部20bを示す斜視図である。
力部20bを示す斜視図である。
【図10】光入力部20の更に他の変形例である多角錐
台形光入力部20cを示す斜視図である。
台形光入力部20cを示す斜視図である。
【図11】図1に示す光出力面13と中心軸Cとの関係
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図12】光出力面13の変形例である傾斜光出力面1
3aと中心軸Cとの関係を示す斜視図である。
3aと中心軸Cとの関係を示す斜視図である。
【図13】本実施形態に係る光学システム2の構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図14】実施例及び比較例におけるシミュレーション
の状態を説明する斜視図である。
の状態を説明する斜視図である。
【図15】(a)は、実施例1における測定対象を説明
する上面図であり、(b)は、実施例1における測定対
象を説明するI−I矢印断面図である。
する上面図であり、(b)は、実施例1における測定対
象を説明するI−I矢印断面図である。
【図16】(a)は、比較例1における測定対象を説明
する上面図であり、(b)は、比較例1における測定対
象を説明するV−V矢印断面図である。
する上面図であり、(b)は、比較例1における測定対
象を説明するV−V矢印断面図である。
【図17】比較例2における光学素子を説明する斜視図
である。
である。
【図18】比較例3における光学素子を説明する斜視図
である。
である。
【図19】(a)は、比較例4における測定対象を説明
する上面図であり、(b)は、比較例4における測定対
象を説明するVI−VI矢印断面図である。
する上面図であり、(b)は、比較例4における測定対
象を説明するVI−VI矢印断面図である。
【図20】(a)は、比較例5における測定対象を説明
する上面図であり、(b)は、比較例5における測定対
象を説明するX−X矢印断面図である。
する上面図であり、(b)は、比較例5における測定対
象を説明するX−X矢印断面図である。
【図21】比較例6における光を平行化する素子を説明
する斜視図である。
する斜視図である。
【図22】実施例1の測定対象を用いた場合の測定結果
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図23】実施例2の測定対象を用いた場合の測定結果
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図24】比較例1の測定対象を用いた場合の測定結果
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図25】比較例4の測定対象を用いた場合の測定結果
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図26】比較例5の測定対象を用いた場合の測定結果
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図27】比較例6の測定対象を用いた場合の測定結果
を示すグラフである。
を示すグラフである。
1…光学素子、2…光学システム、10…光平行化部、
11…回転放物面、12…光入力側の面、13…光出力
面、20…光入力部、30…導光板、32…端面、35
…光出力側の面、40…光源、C…中心軸、F…焦点。
11…回転放物面、12…光入力側の面、13…光出力
面、20…光入力部、30…導光板、32…端面、35
…光出力側の面、40…光源、C…中心軸、F…焦点。
Claims (6)
- 【請求項1】 透光性材料から作られている光学素子で
あって、前記光学素子は、 その中心軸上の焦点を有する略回転放物面、前記焦点に
又は前記焦点よりも前記回転放物面の反頂点側に位置す
る中心軸上の第一の点を通りかつ前記中心軸と略直交す
る第一の面、並びに、前記第一の点よりもさらに反頂点
側に位置する中心軸上の第二の点を通りかつ前記中心軸
と交差する第二の面によって表面が画成される光平行化
部と、 前記第一の面上に突起状に設けられており、前記焦点を
その表面又は内部に含む光入力部と、 を備えており、 前記光入力部の前記第一の面に当接する面の面積は、前
記第一の面の面積よりも小さいことを特徴とする光学素
子。 - 【請求項2】 前記焦点から前記光平行化部の前記第二
の面の外周上の任意の一点までを結ぶ直線と、前記中心
軸とが為す角度は、10°以上60°以下であることを
特徴とする請求項1記載の光学素子。 - 【請求項3】 前記光入力部の前記第一の面に当接する
面の面積は、前記第一の面の面積の0.05倍以上0.
95倍以下であることを特徴とする請求項1記載の光学
素子。 - 【請求項4】 前記中心軸に沿う方向を高さ方向とした
とき、前記光入力部の高さは、前記光入力部の前記第一
の面に当接する面において最長距離を為す外周上の二点
間の距離の0.1倍以上1.0倍以下であることを特徴
とする請求項1記載の光学素子。 - 【請求項5】 請求項1記載の光学素子と、 前記光学素子の前記光入力部と光学的に結合されている
光導波路と、 を備えることを特徴とする光学システム。 - 【請求項6】 請求項5記載の光学システムを備えるこ
とを特徴とする画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002010614A JP2003215312A (ja) | 2002-01-18 | 2002-01-18 | 光学素子及び光学システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002010614A JP2003215312A (ja) | 2002-01-18 | 2002-01-18 | 光学素子及び光学システム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=27648304
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008091143A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Seiko Epson Corp | 光源装置およびプロジェクタ |
-
2002
- 2002-01-18 JP JP2002010614A patent/JP2003215312A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008091143A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Seiko Epson Corp | 光源装置およびプロジェクタ |
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