JP2003208952A - カード接続用コネクタ - Google Patents

カード接続用コネクタ

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JP2003208952A
JP2003208952A JP2002007033A JP2002007033A JP2003208952A JP 2003208952 A JP2003208952 A JP 2003208952A JP 2002007033 A JP2002007033 A JP 2002007033A JP 2002007033 A JP2002007033 A JP 2002007033A JP 2003208952 A JP2003208952 A JP 2003208952A
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昌明 島田
Yuzuru Motojima
譲 本島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードの嵌合状態の確実な検出が可能とする
こと。 【解決手段】 カード11を嵌合・離脱方向へ移動させ
るイジェクト機構は、前記カード11と当接しかつ前記
カード11を前記嵌合・離脱方向へ摺動自在に移動する
イジェクトバー4と、前記カード11を前記離脱方向へ
常時付勢する弾性部材5と、前記イジェクトバー5に形
成したカム溝4dに係合し外部機器との電気的接続可能
な形状をもつ導電性のカムフォロア6とを有し、前記ス
イッチ機構は前記カムフォロア6と、該カムフォロア6
に接離するよう前記カム溝4d内に配設されている導電
部材15とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プッシュ操作の繰
り返しによって、ICカードやメモリカードのようなカ
ードの挿入と排出とを行うカード接続用コネクタに属す
る。
【0002】
【従来の技術】先行技術としては、特開2001−26
7013号公報に、プッシュ−プッシュ式カード接続用
コネクタ(以下、コネクタと呼ぶ)が開示されている。
コネクタ101は、インシュレータ102と、インシュ
レータ102に固定された複数のコンタクト103と、
インシュレータ102のフレーム部102Aに装着され
るイジェクトバー104と、イジェクトバー104を離
脱方向へ常時付勢するコイルスプリング105と、イジ
ェクトバー104に形成されたハートカム104Cにガ
イドされるカムフォロア106とから構成される。図9
及び図10(a)に示したカード111は、コネクタ1
01に挿入され、また、コネクタ101から排出され
る。
【0003】個々の部品を説明すると、インシュレータ
102は、フレーム部102A,102B,102Cと
によって構成されている。各コンタクト103には、一
端側に接点部103Aが形成されており、他端側に平坦
接点部103Bが形成されている。イジェクトバー10
4は、ガイド部104Aと直角折曲部104Bとを有し
ている。
【0004】ガイド部104Aの一面には、ハートカム
104Cが形成されている。直角折曲部104Bのカー
ド当接部104Dには、カード111の先端が当接す
る。イジェクトバー104のガイド部104Aは、フレ
ーム部102Aに形成された溝(図示せず)内にスライ
ド可能に収容され、ガイド部104Aの一面に形成され
た溝104E内にコイルスプリング105が挿入され
る。
【0005】コイルスプリング105の一端は、イジェ
クトバー104に圧接し、他端は、フレーム部102C
の内面に圧接する。したがって、イジェクトバー104
は、コイルスプリング105によってカード111をコ
ネクタ101から排出する離脱方向へ常時付勢されてい
る。
【0006】カムフォロア106は、バー状に形成さ
れ、フレーム部102Aの外側に形成された切欠102
D内に所定角度回動可能に配置される。カムフォロア1
06の基部に形成された穴106Aは、フレーム部10
2Aに形成された軸102Eにはまっている。また、カ
ムフォロア106の先端部に折曲形成されたガイドピン
部106Bは、フレーム部102Aに設けられた穴(図
示せず)を貫通してハートカム104Cのカム溝に係合
する。
【0007】次に、イジェクトバー104のハートカム
104Cの詳細について図10を参照して説明する。イ
ジェクトバー104のガイド部104Aの一面には、ハ
ートカム104Cが形成される。ハートカム104C
は、カムフォロア106のガイドピン部106Bの出発
点と、イジェクトバー104のスライド方向に対して
傾斜したガイド部分と、ハート型の凹部と、イジェ
クトバー4のスライド方向に対して平行なガイド部分
と、ガイドピン部106Bの終着点すなわち出発点
とから、循環状のガイドレール(カム溝)として構成さ
れる。ガイドピン部106Bは、フリー状態では、カム
フォロア106の弾力性によって図3における左右へ付
勢されている。
【0008】カード111のコネクタ101に対する挿
入と排出(抜去)について図10と図11を参照して説
明する。
【0009】まず、図10(a)は、カード111の一
部が本コネクタ101内に挿入されたフリー状態であ
り、図11において、カムフォロア106のガイドピン
部106Bは、ハートカム104Cの出発点に位置す
る。
【0010】次に、図10(b)は、カード111をコ
ネクタ101内方向へプッシュし、カード111の先端
がイジェクトバー104のカード当接部104Dに当接
することによって、カード111とイジェクトバー10
4とが一体となって、コネクタ101内へコイルスプリ
ング105の圧縮力に抵抗しながらスライドする途中の
状態である。図11において、ガイドピン部106B
は、ハートカム104Cにおけるイジェクトバー104
のスライド方向に対して傾斜したガイド部分に位置す
る。
【0011】続いて、カード111を最大のストローク
までプッシュした後に、プッシュを中止すると、カード
111とイジェクトバー104とは、コイルスプリング
105の復元力によってわずかに戻されて図10(c)
の状態に至る。図10(c)は、カード111の数のパ
ッド(図示せず)が複数のコンタクト103の各凸状湾
曲接点部103Aに接触した嵌合状態であり、図11に
おいて、ガイドピン部106Bは、ハートカム104C
のハート型の凹部に没入して位置する。以上で、カー
ド111の嵌合操作は完了する。
【0012】再び、カード111を最大のストロークま
でプッシュした後に、プッシュを中止すると、図11に
おいて、ガイドピン部106Bは、ハートカム104C
のハート型の凹部から脱出してイジェクトバー104
のスライド方向に対して平行なガイド部分を経て終着
点すなわち出発点に至る。カード111とイジェク
トバー104とは、コイルスプリング105の復元力に
よって図10(d)の状態を経て図10(e)の状態に
至る。以上で、カード111の排出操作は、完了する。
【0013】さらに、特開平10−312854号公報
に記載されたカード接続用コネクタにおいては、プッシ
ュ操作の繰り返しによって、カードのコネクタへの挿入
とコネクタからの排出とを行う。また、カードがコネク
タに嵌合した状態をロックするために、ハート型のカム
機構が採用されている。
【0014】このカード接続用コネクタの要点を説明す
る。カード接続用コネクタは、ボディと、ボディに固定
されるフレームと、カードの挿入及び排出のときにフレ
ームに対してスライドし、カードを載置されるスライダ
と、スライダに設けられたハード型のカム機構と、ボデ
ィに設けられ、カードのコネクタへの嵌合を検出する検
出スイッチとを有する。検出スイッチには、ピン体が検
出スイッチを開閉することができるように、また、スラ
イダのカム機構をロックすることができるように動作可
能に取り付けられている。スライダがコネクタに挿入さ
れて、カードがコネクタと嵌合したとき、ピン体はカム
機構の分岐箇所に係合してスライダをロックすると共
に、検出スイッチの金属片である可動接片を金属片であ
る固定接片に接触させる。
【0015】検出スイッチは、カードの外部接続用端子
全てがコンタクトと接触した後に、作動しなくてはなら
ない。このように、検出スイッチは、カードの端面に押
圧されることにより、変形させられる金属製のバネ片
と、バネ片の変形時にバネ片と接触し電気的接続を行う
金属片からなるものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カード
の嵌合に対するスイッチの作動状態は、カードの端面の
位置に依存するので、カードの寸法やコネクタに対する
カードの傾きにより変化する。また、コネクタの小型化
のため、スイッチを設けるスペースを充分に採ることが
困難であり、スイッチを構成する金属片同士の接触を安
定させるために接触圧を大きくすることが困難であると
いう問題がある。
【0017】それ故に本発明の課題は、カードの嵌合状
態の確実な検出が可能であるカード接続用コネクタを提
供することにある。
【0018】また、本発明の他の課題は、接触圧を充分
にとることができるカード接続用コネクタを提供するこ
とにある。
【0019】また、本発明の他の課題は、小型化できる
カード接続用コネクタを提供することにある。
【0020】さらに、本発明の他の課題は、製造コスト
を削減でき、寸法管理も容易となるカード接続用コネク
タを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、カード
の嵌合・離脱を検出するためのスイッチ機構を含むカー
ド接続用コネクタにおいて、前記カードと接続する導電
性のコンタクトと、該コンタクトを保持したインシュレ
ータと、前記カードを嵌合方向及び該嵌合方向とは逆向
きの離脱方向へ移動させるイジェクト機構とを有し、前
記イジェクト機構は、前記カードと当接しかつ前記カー
ドを前記嵌合方向及び前記離脱方向へ摺動自在に移動す
るイジェクトバーと、前記カードを前記離脱方向へ常時
付勢する弾性部材と、前記イジェクトバーに形成したカ
ム溝に係合し外部機器との電気的接続可能な形状をもつ
導電性のカムフォロアとを有し、前記スイッチ機構は、
前記カムフォロアと、前記カムフォロアに接離するよう
前記カム溝内に配設されている導電部材とを備えている
ことを特徴とするカード接続用コネクタが得られる。
【0022】
【作用】カム溝の一部に第1の接触部を設けることによ
り、カードがコネクタに挿入されて嵌合した状態をカム
溝に対するカムフォロアの相対位置から電気的に検出す
る。また、カム溝に対するカムフォロアの位置によって
スイッチを作動させることによりカードの嵌合状態を確
実に検出することが可能となる。
【0023】カードの排出には、弾性部材の力を利用す
るため、カムフォロアと導電部材との接触圧を充分にと
ることができる。
【0024】また、既存部品である弾性部材やカムフォ
ロアを使用し、樹脂部分を金属片である導電部材に変更
するため、新たなスイッチ用のスペースを設ける必要が
なく、小型化が可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカード接続用
コネクタの実施の形態例について図面を参照して説明す
る。図1は、第1実施の形態例におけるカード接続用コ
ネクタ(以下、コネクタと呼ぶ)を示している。図2
(a)〜図2(c)は、第1実施の形態例に基づくコネ
クタにカードを嵌合した状態を示している。図3(a)
及び図3(b)は、コネクタに対してカードを離脱して
排出した状態を示している。
【0026】コネクタ1は、インシュレータ2と、イン
シュレータ2に固定されている複数のコンタクト3と、
イジェクト機構と、スイッチ機構とを備えている。イジ
ェクト機構は、カード11と当接し、かつカード11を
嵌合・離脱方向へ摺動自在に移動するようにインシュレ
ータ2のフレーム部2Aに装着されているイジェクトバ
ー4と、カード11を離脱方向へ常時付勢するコイルス
プリング(弾性部材)5と、イジェクトバー4にハート
形状に形成されたハートカム4Cにガイドされるカムフ
ォロア(図2(a)を参照)6とを備えている。
【0027】個々の部品を詳細に説明すると、インシュ
レータ2は、合成樹脂材料によって略長方形状に作られ
ており、インシュレータ2の3辺によって平面から見る
と略コ字形のフレーム部2A,2B,2Cが形成されて
いる。互いに平行に相対するフレーム部2A,2Bに
は、これらの対向面にカード11を嵌合、離脱方向へガ
イドするガイドレール部2a,2bが形成されている。
【0028】各コンタクト3は、導電性でありかつ板バ
ネ形状を呈しており、嵌合時にカード11に設けられて
いるカード接点部11aに接触するように、一端側が凸
状に湾曲されている接点部3Aと、他端側に端子部3B
を有している。
【0029】イジェクトバー4は、金属材でありかつ側
面略L字形状を呈しており、ガイド部4Aと、このガイ
ド部4Aに対して直角折曲部4Bとを有している。ガイ
ド部4Aの一面には、ハートカム4Cが形成されてい
る。直角折曲部4Bのカード当接部4Dには、カード1
1の嵌合方向における先端が当接する。イジェクトバー
4は、カードの嵌合・離脱方向へ摺動自在に移動する。
イジェクトバー4のガイド部4Aは、フレーム部2Aに
形成されている断面略U字状の溝(図示せず)内にスラ
イド可能に収容されている。
【0030】ガイド部4Aの一面に形成された溝4E内
には、コイルスプリング5が挿入される。コイルスプリ
ング5の一端は、イジェクトバー4に圧接している。コ
イルスプリング5の他端は、フレーム部2Cの内面に圧
接する。したがって、イジェクトバー4は、コイルスプ
リング5によってカード11をコネクタ1から排出する
離脱方向へ常時付勢されている。なお、イジェクトバー
4と、コイルスプリング5と、ハートカム4Cに係合す
るカムフォロア6とは、これらでイジェクト機構を構成
している。
【0031】図2(a)〜図2(c)に示したカムフォ
ロア6は、外部機器との電気的接続可能な形状をもって
おり、金属材である導電性部材によってバー状に作られ
ており、フレーム部2Aの外側に形成された切欠2D内
に所定角度回動可能に配置される。また、カムフォロア
6の先端部に折曲形成されたガイドピン部6Bは、フレ
ーム部2Aに設けられた穴(図示せず)を貫通してハー
トカム4Cのカート形状であるカム溝4dに係合する。
【0032】なお、コネクタ1は、図1に示したよう
に、長方形状のカバー8によって覆われる。また、イジ
ェクトバー4のハートカム4Cの詳細については、先行
技術として図10及び図11において説明したハートカ
ム104Cと同様であり、カード11のコネクタ1に対
する挿入と排出については、先行技術において説明した
カード111のコネクタ101に対する挿入と排出と同
様なものであるので説明を省略する。
【0033】スイッチ機構は、スイッチ機構の一方をカ
ムフォロア6とし、他方がハートカム4Cのカム溝4d
内に配設されている平面から見ると略逆コ字板形状に曲
げられている長板形状の導電部材15を有している。
【0034】導電部材15は、カムフォロア6と、図4
に示したハートカム4Cのカム溝4dにおける内側面の
うち、カード11を嵌合した時におけるカムフォロア6
のガイドピン部6Bが引掛かる内側面41aに対向して
コイルスプリング5に押圧される面に露出させ、かつこ
れらの2面を電気的に導通させ得る第1の接触部15a
と、第2の接触部15bを有している。
【0035】第2の接触部15bは、コネクタ1の外部
との電気的な導通用端子として使用し得る部分であり、
コイルスプリング5の離脱方向における一端と電気的導
通可能に配置されている。コイルスプリング5の嵌合方
向の他端は、フレーム部2Cに保持されているスイッチ
端子部17に常時、接触している。また、カムフォロア
6の他端は、電気的な導通用端子として使用し得るカム
フォロア端子部6Cとなっている。
【0036】したがって、図2(a)〜図2(c)に示
したように、スイッチ機構は、カムフォロア6のガイド
ピン部6Bがカード11の嵌合位置にあるときにのみ電
気的導通可能となるものであり、図3(a)、図3
(b)に示したように、カード11がコネクタ1に嵌合
していないときには電気的導通されていない。
【0037】図4に要部を拡大して示したように、カム
溝4dの内側面41aに第1の接触部15aを露出して
位置させた場合には、コイルスプリング5によってカム
フォロア6のガイドピン部6Bに強い力で押圧される
が、接触ストロークはほぼゼロに近い。ここで、接触ス
トロークは、インシュレータ2に固定されたカムフォロ
ア6に対し、イジェクトバー4がスライドしたときに、
スイッチが導通していられる距離である。
【0038】図4(b)に示すように、ガイドピン部6
Bは、フリー状態でカムフォロア6の弾力性によって左
側へ付勢されている。この時、ガイドピン部6Bは、導
電部材15の第1の接触部15aには接触していない。
カード11を嵌合方向でコネクタ1へプッシュし、カー
ド11の先端がイジェクトバー4のカード当接部4Dに
当接することによって、カード11とイジェクトバー4
とが一体となって、コネクタ1内へコイルスプリング5
の圧縮力に抵抗しながらスライドする。
【0039】続いて、カード11を最大のストロークま
でプッシュした後に、プッシュを中止すると、カード1
1とイジェクトバー4とは、コイルスプリング5の復元
力によってわずかに戻されて図2(a)〜図2(c)の
状態に至る。この際、導電部材15の第1の接触部15
aに接触する。
【0040】再び、カード11を最大のストロークまで
プッシュした後に、プッシュを中止すると、ガイドピン
部6Bは、イジェクトバー4のスライド方向に対して平
行なガイド部分を経て終着点すなわち出発点に至る。カ
ード11とイジェクトバー4とは、コイルスプリング5
の復元力によって元の位置へ戻る。
【0041】図5(a)〜図5(c)、図6(a)〜図
6(b)は、カード接続用コネクタ1の第2実施の形態
例を示している。図5(a)〜図5(c)は,コネクタ
1とカード11との嵌合状態を示しており、図6(a)
〜図6(b)は、コネクタ1からカード1が排出された
ときの状態を示している。
【0042】なお、この第2の実施の形態例は、第1の
実施の形態例における導電部材15の第2の接触部15
aのみの形状と位置とが異なっているので、この部分の
みの説明をする。
【0043】第2実施の形態例における導電部材15
は、ハートカム4Cのカム溝4dにおける底面41f
(図4を参照)に沿って第1の接触部15cが配設され
ている。すなわち、カード11が嵌合している時におけ
るカムフォロア6のガイドピン部6Bの先端によって押
圧される底面41fに第1の接触部15cが露出してい
る。このスイッチ機構においても、カムフォロア6のガ
イドピン部6Bがカード11の嵌合位置にあるときにの
み電気的導通可能とであり、ガイドピン部6Bの先端が
第1の接触部15cの面を摺動する。
【0044】このように、カム溝4dの底面に第1の接
触部15cを露出した場合は、コイルスプリング5によ
ってカムフォロア6のガイドピン部6Bに接触ストロー
クをもたせることができる。この場合、カムフォロア6
のガイドピン部6Bとの接触力は、カムフォロア6の弾
性力によってなされる。
【0045】図7(a)〜図7(d)、図8(a)〜図
8(c)は、カード接続用コネクタ1の第3実施の形態
例を示している。図7(a)〜図7(d)は,コネクタ
1とカード11との嵌合状態を示しており、図8(a)
〜図8(c)は、コネクタ1からカード1が離脱方向へ
移動して排出されたときの状態を示している。
【0046】なお、この第3の実施の形態例は、第2の
実施の形態例における導電部材15の第1の接触部15
cに導通するスイッチ端子18が異なっているので、こ
の部分のみの説明をする。
【0047】スイッチ端子18は、ガイドレール部2a
に設けられており、導電部材15に接続されている。第
3実施の形態例における導電部材15dは、ハートカム
4Cのカム溝4dにおける底面41fに沿って第1の接
触部15cが配設されている。すなわち、カード11が
嵌合している時におけるカムフォロア6のガイドピン部
6Bの先端によって押圧される底面41fに第1の接触
部15cが露出している。このスイッチ機構において
も、カムフォロア6のガイドピン部6Bがカード11の
嵌合位置にあるときにのみ電気的導通可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るカー
ド接続用コネクタによると、ハートカムのカム溝に対す
るカムフォロアのガイドピン部によってスイッチを作動
させることにより、カードの嵌合状態の確実な検出が可
能となる。
【0049】また、カードの排出にはコイルスプリング
の力を利用するため、カムフォロアと導電部材との接触
圧を充分にとることができる。
【0050】また、既存部品であるコイルスプリングや
カムフォロアを使用し、樹脂部分を金属片である導電部
材に変更するため、新たなスイッチ用のスペースを設け
る必要がなく、小型化が可能となる。
【0051】さらに、複雑なバネ形状が必要ないため、
製造コストを削減でき、寸法管理も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード接続用コネクタの第1実施
の形態例を示した斜視図である。
【図2】本発明に係るカード接続用コネクタの第1実施
の形態例であって、カードがカード接続用コネクタに嵌
合している状態を示しており、(a)は側面図、(b)
は(a)のA−A断面図、(c)は(b)の要部を拡大
して示した断面図である。
【図3】図2(a)〜図2(c)に示したカードをカー
ド接続用コネクタから排出した状態を示しており、
(a)は側面図、(b)は(a)のC−C断面図であ
る。
【図4】図2(a)〜図2(c)におけるカムフォロア
と導電部材との接触状態を示した斜視図である。
【図5】本発明に係るカード接続用コネクタの第2実施
の形態例であって、カードがカード接続用コネクタに嵌
合している状態を示しており、(a)は側面図、(b)
は(a)のD−D断面図、(c)は(b)の要部を拡大
して示した断面図である。
【図6】図5(a)〜図5(c)に示したカードを排出
した状態を示しており、(a)は側面図、(b)は
(a)のF−F断面図である。
【図7】本発明に係るカード接続用コネクタの第3実施
の形態例であって、カードがカード接続用コネクタに嵌
合している状態を示しており、(a)は側面図、(b)
は(a)のG−G断面図、(c)は(b)のH−H断面
図、(d)は(b)の要部を拡大して示した断面図であ
る。
【図8】図7(a)〜図7(c)に示したカードをカー
ド接続用コネクタから排出した状態を示しており、
(a)は側面図、(b)は(a)のJ−J断面図、
(c)は(b)のK−K断面図である。
【図9】先行技術におけるカード接続用コネクタを示し
た斜視図である。
【図10】(a)〜(e)は、図9に示したカード接続
用コネクタにに対するカードの挿入と排出の過程を順次
示した斜視図である。
【図11】図10に示したカード接続用コネクタにおけ
るハートカムのカム溝にガイドされるカムフォロアのガ
イドピン部の過程を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,101 コネクタ 2,102 インシュレータ 2A,2B,2C,102A,102B,102C
フレーム部 3,103 コンタクト 4,104 イジェクトバー 4A,104A ガイド部 4C,104C ハートカム 4D,104D カード当接部 4d カム溝 5,105 コイルスプリング 6,106 カムフォロア 6B,106B ガイドピン部 11,111 カード 15 導電部材 15a,15c 第1の接触部 15b 第2の接触部 41a 内側面 41f 底面
フロントページの続き Fターム(参考) 5B058 CA03 CA13 KA12 KA24 5E021 FA05 FB18 FC33 FC36 HC11 HC36 KA09 MA19 5E023 AA04 AA21 BB01 BB11 BB19 GG02 GG09 HH06 HH08 HH28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードの嵌合・離脱を検出するためのス
    イッチ機構を含むカード接続用コネクタにおいて、前記
    カードと接続する導電性のコンタクトと、該コンタクト
    を保持したインシュレータと、前記カードを嵌合方向及
    び該嵌合方向とは逆向きの離脱方向へ移動させるイジェ
    クト機構とを有し、前記イジェクト機構は、前記カード
    と当接しかつ前記カードを前記嵌合方向及び前記離脱方
    向へ摺動自在に移動するイジェクトバーと、前記カード
    を前記離脱方向へ常時付勢する弾性部材と、前記イジェ
    クトバーに形成したカム溝に係合し外部機器との電気的
    接続可能な形状をもつ導電性のカムフォロアとを有し、
    前記スイッチ機構は、前記カムフォロアと、前記カムフ
    ォロアに接離するよう前記カム溝内に配設されている導
    電部材とを備えていることを特徴とするカード接続用コ
    ネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカード接続用コネクタに
    おいて、前記導電部材は、前記カム溝の内側面に配設し
    た第1の接触部と、前記弾性部材に常時、接触している
    第2の接触部とを有していることを特徴とするカード接
    続用コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のカード接続用コネクタに
    おいて、前記導電部材は、前記カム溝の底面に配設した
    第1の接触部と、前記弾性部材に常時、接触している第
    2の接触部とを有していることを特徴とするカード接続
    用コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のカード接続用コネクタに
    おいて、前記インシュレータは、前記カードを前記嵌合
    方向および前記離脱方向へガイドする互いに平行な一対
    のガイドレール部を有し、該ガイドレール部にスイッチ
    端子が設けられており、該スイッチ端子が前記導電部材
    に接続していることを特徴とするカード接続用コネク
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4に記載のいずれか1項記
    載のカード接続用コネクタにおいて、前記インシュレー
    タは、前記カードをガイドする一対のフレーム部を有
    し、前記フレーム部の一方に前記イジェクトバーがスラ
    イド可能に装着され、前記イジェクトバーは、前記フレ
    ーム部の一方にスライド可能に装着されるガイド部と、
    前記カードの挿入時にその先端に押され、かつ、前記カ
    ードの排出時にその先端を押すカード当接部を有するこ
    とを特徴とするカード接続用コネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のカード接続用コネクタに
    おいて、前記カム溝がハート形状に形成されており、前
    記カムフォロアは、前記カム溝に沿って移動するガイド
    ピン部を有し、前記カムフォロアを前記イジェクトバー
    に対して所定角度回動可能に保持していることを特徴と
    するカード接続用コネクタ。
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