JP2003208460A - 生産システム及び生産方法 - Google Patents

生産システム及び生産方法

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JP2003208460A JP2002296032A JP2002296032A JP2003208460A JP 2003208460 A JP2003208460 A JP 2003208460A JP 2002296032 A JP2002296032 A JP 2002296032A JP 2002296032 A JP2002296032 A JP 2002296032A JP 2003208460 A JP2003208460 A JP 2003208460A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 競争が激化する電子機器の市場において、新
規に開発された技術を加味して製品の企画から設計、製
造、販売までを効率良く行い、リスクを最小化又は回避
する製品の開発及び製造を行う生産システムを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明は複数の法人又は企業が提携して
製品の開発、製造、販売を行うに際して、新規製品分野
において、それぞれの企業が保有する技術、販売網を相
互に活用し、一層の競争力の強化と事業の発展を図るこ
とを目的とした、複数企業による製品の生産システムを
提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多数の工程を経て生
産される製品の複数企業による製品の開発及び製造販売
システムとその生産方法に関する。特に本発明は、複数
の部材で構成される素子群を組み合わせて複合化された
電子機器等の製品の生産システム及び生産方法に関する
ものであり、複数の企業間における技術供与、製品の製
造及び販売を効率的に行うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータや携帯電話など
の情報処理装置又は情報通信処理装置は、技術革新が早
く、商品のライフサイクルが短くなっている。技術革新
の中心はマイクロプロセッサ(MPU)に代表される半
導体製品の微細化加工技術に伴う高性能化や、それに付
随して可能になるオペレーティングシステム等のソフト
ウエアの高機能化である。しかし、半導体製品の技術開
発から設計、製造、販売まで全てを一つの企業内に抱え
込むには、開発費用、人材、製造設備等に高額の資金を
投入する必要があり相当のリスクを伴うことになる。
【0003】こうした情勢の中において半導体製品を製
造販売するメーカーの形態は、半導体製造工程の分化と
いう形態で変質してきている。具体的には、設計のみを
行うデザインハウス、半導体製造の前工程のみを行うフ
ァンドリ、後工程のみを行うアッセンブリハウス等であ
る。これらの企業は相互に補完し合う関係にあり、商品
サイクルが短期化し、製品開発、製造、マーケティング
等において競争が激化する環境下においてより重要な位
置を占めるようになっている。
【0004】今後さらなる普及が予想されるPDA(Per
sonal Digital Assistant)等の携帯型の情報処理装置又
は情報通信装置においては、人間とのインターフェース
となる表示デバイスの更なる高機能化が要求されてい
る。その典型的な一形態は、システムオンパネルと呼ば
れている概念であり、1枚のパネル(基板)に表示部、
入出力部、演算処理部、記憶部等を一体形成して機能を
集積し、こうした情報処理装置又は情報通信装置の高性
能化のみならず小型軽量化を図り、人間の生活の中に違
和感なく取り入れようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】大規模化、複雑化、高
機能化する電子機器を短期間で開発するには、システム
としての動作を決めるシステム設計、論理回路としての
機能を決める機能及び論理設計、具体的な配線パターン
を決めるレイアウト設計等を相互に連携させて効率良く
作業をする必要がある。
【0006】競合する他社と差別化を図るには、価格の
面で差別化を図る方法もあるが、より優位に市場のシェ
アを占めようとするには、高機能化又は高性能化を図
り、常に新しい製品を市場に供給し続けることが必要で
ある。そのために、一つの製品のライフサイクルは短く
なり、開発期間もより短くなる傾向にある。開発期間が
限定されている環境下にあって、レイアウト設計等の開
発の下流側で設計の変更を行おうとすると、システム設
計や論理設計からやり直す必要が生じる事態となり、所
定の納期に間に合わないといった事態が発生する。その
他にも高機能化、高性能化、新規な製造技術等、最先端
の技術に関しては特許権等の工業所有権をより早く申請
及び取得することが急務となっている。
【0007】本発明は、競争が激化する電子機器の市場
において、新規に開発された技術を加味して製品の企画
から設計、製造、販売までを効率良く行い、リスクを最
小化又は回避する製品の開発及び製造を行う生産システ
ム及び生産方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は複数の法人又は
企業が提携して製品の開発、製造、販売を行うに際し
て、新規製品分野において、それぞれの企業が保有する
技術、販売網を相互に活用し、一層の競争力の強化と事
業の発展を図ることを目的とした、複数企業による製品
の生産システム及び生産方法を提供するものである。
【0009】本発明における生産システムの構成は、複
数の素子群を組み合わせて複合化された製品の生産シス
テムであって、システム設計、論理設計、レイアウト設
計、製造工程設計を含み、当該製品の機能及び動作を決
定付ける第1素子群の製品情報を作成し工業所有権を保
持する第1の法人又は企業体と、第1製品情報及び工業
所有権に基づいて、当該製品における第1素子群の生産
を行う第2の法人又は企業体と、当該製品における工業
所有権に基づく第1素子群に第2素子群を組み合わせ、
当該製品のモジュールを生産し、当該モジュール又は当
該モジュールを組み込んだ製品を販売する第3の法人又
は企業体とを有するものである。
【0010】本発明における生産方法は、複数の素子群
を組み合わせて複合化された製品の生産方法であって、
第1の法人又は企業体において、当該製品の機能及び動
作を決定付ける第1素子群のシステム設計、論理設計、
レイアウト設計、製造工程設計と、当該製品の品種を識
別する識別マーカーと、それに対応する製造工程及び処
理条件とを含む製品情報を情報処理装置に記憶させ、第
2の法人又は企業体において、情報処理装置の製品情報
を基に、当該製品の品種毎の生産計画情報に従って、当
該製品における第1素子群を製造し、第3の法人又は企
業体において、第1素子群の配置に合わせて設けられる
第2素子群を製造し、且つ、当該製品の組み立てを行
い、当該製品の品種毎の生産高及び生産計画情報を情報
処理装置に入力するものである。
【0011】また、複数の素子群を組み合わせて複合化
された製品の生産方法であって、第1の法人又は企業体
において、当該製品のシステム設計、論理設計、レイア
ウト設計、製造工程設計を行い、当該製品の品種を識別
する識別子と、それに対応する製造工程及び処理条件と
を、情報処理装置の第1属性情報記憶領域に記憶させ、
第2の法人又は企業体において、情報処理装置の第1属
性記憶領域の情報を基に製造工程プログラムを作成し、
識別子とそれに対応する製品の品種の生産量、生産日
程、ロット番号とを含む生産情報を情報処理装置の第2
属性記憶領域に記録すると共に、当該生産情報に従っ
て、当該製品における第1素子群を製造し、第3の法人
又は企業体において、第1素子群の配置に合わせて設け
られる第2素子群を製造し、且つ、当該製品の組み立て
を行い、当該製品の品種毎の生産高及び生産計画情報を
情報処理装置の第3属性記憶領域に記録するものであ
り、第1乃至第3の情報処理装置は専用回線又は公衆回
線により接続され、第1の法人又は企業体と第2の法人
又は企業体とは第1属性情報記憶領域を共有化し、第2
の法人又は企業体と第3の法人又は企業体とは第2属性
情報記憶領域と第3属性情報記憶領域とを共有化してい
るものである。
【0012】また、複数の素子群を組み合わせて複合化
された製品の生産方法であって、第1の法人又は企業体
において、当該製品のシステム設計、論理設計、レイア
ウト設計、製造工程設計を行い、当該製品の品種を識別
する識別子と、それに対応する製造工程及び処理条件と
を、第1の情報処理装置の第1属性情報記憶領域に記憶
させ、第2の法人又は企業体において、第1の情報処理
装置の第1属性記憶領域の情報を基に製造工程プログラ
ムを作成し、識別子とそれに対応する品種の生産量が記
録された第2属性記憶領域の情報に従って、当該製品に
おける第1素子群を製造し、第3の法人又は企業体にお
いて、第1素子群の配置に合わせて設けられる第2素子
群を製造し、且つ、当該製品の組み立てを行うと共に、
当該製品の品種毎の生産計画情報を立て識別子とそれに
対応する品種の生産量を第3情報処理装置の第3属性情
報記憶領域に記憶させるものであり、第2の法人又は企
業体が有する第1の生産ラインにおいて、第1基板毎に
第1識別子を付与して第1基板毎の工程処理条件を第1
識別子に対応して割り付け、当該処理条件の関する情報
を第2の情報処理装置の第2属性情報記憶領域に記録し
て、第1基板からなる一つの纏まりをキャリアに納め、
当該一つの纏まりを識別する第2識別子をキャリアに付
与して、第1識別子に基づく工程処理条件の集合体とし
ての管理情報を第2の情報処理装置の第2属性記憶領域
に記録して、第2識別子により工程の進捗情報と、第1
識別子により工程の処理情報とから製造工程を管理し
て、第1基板上において複数の区画に分けられた領域毎
に第1素子群を形成し、第1工程の特定工程間における
第1基板上に形成される第1素子群に関する第1品質情
報又は特性情報を第1識別子に対応させて収集して第2
の情報処理装置に保存して、第3の法人又は企業体が有
する第2の生産ラインにおいて、第1基板を分割して第
2基板とし、第2基板からなる一つの纏まりを第2ロッ
トとして第2工程に従って処理をして、第2基板上に複
数の区画に分けられた領域に対応して第2素子群を形成
し、第2工程順の特定工程間における第2素子群に関す
る第2品質情報又は特性情報又は第1素子群と第2素子
群とが複合化された状態における第3の品質情報又は製
品情報を収集し、第1品質情報又は特性情報と第2品質
情報又は特性情報又は第3の品質情報又は製品情報とを
照合し、第2基板における良品として識別される区画の
アドレスを特定する情報を第3の情報処理装置の第3属
性記憶領域に記録して、第2基板を区画毎に分離して一
単位の機能部材を生成し、アドレスを特定する情報から
良品となる機能部材のみを選択して他の構成部材と一体
化してモジュール化し、当該モジュールを組み込んだ製
品を生産するものである。
【0013】第2の法人又は企業体と第3の法人又は企
業体との間には、陸運、海運、又は空輸の輸送手段が介
在していても良い。
【0014】上記発明の構成において、第1の法人又は
企業体は、対象とする製品のシステム設計、論理設計、
レイアウト設計、製造工程設計、生産物、生産方法、製
品の使用方法について工業所有権の取得を行い、権利化
された工業所有権に基づいて第2の法人又は企業体で製
品の生産を行う。また、第3の法人又は企業体では、そ
の生産物にさらに付加価値を付ける行為を行い製品を完
成させる。
【0015】上記発明の構成において、第1素子群は、
トランジスタやダイオードなど能動素子を用いて構成さ
れる能動素子群又は能動素子基板であり、代表例として
は薄膜トランジスタ(TFT)を配列させたTFT基
板、MIM(Metal Insulator Metal)素子を配列させた
MIM基板などである。第2素子群は、液晶素子に代表
される電気光学素子、EL(Elrctroluminescence)素子
に代表される発光素子、電子源素子などである。
【0016】複数の法人又は企業間において共同開発
や、相手先ブランドでの生産又は受託生産等は通常の商
行為の中で頻繁に行われるが、本発明にあるように、シ
ステム設計、論理回路としての機能を決める機能及び論
理設計、具体的な配線パターンを決めるレイアウト設計
等を行う開発部門と、半製品の製造を行う製造部門と、
半製品を受け入れて完成品を製造する製造部門とを分離
独立させることにより、機能が分散され、それらの機能
を相互に連結させ、且つ知的財産権に裏付けられた要素
を組み合わせることにより、リスクを分散させることが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の態様について図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る複数企
業による製品の開発及び製造販売システムの一形態につ
いて示す図である。本発明において第1の法人11、第
2の法人12、第3の法人13の少なくとも3つの法人
が関与している。その他に、図示するように第4の法人
14、第5の法人15が関連する場合もある。
【0018】本発明において、第1の法人11には研究
開発部門18、設計及び試作部門19の各部門を有して
いる。研究開発部門18は製品に組み込む部品や素子又
は製造技術について研究開発を行う部門であり、特許権
又は実用新案権等の工業所有権の権利取得も行う。ま
た、設計及び試作部門は、市場で要求される製品の仕様
に見合う製品の設計及び試作を行い、当該製品を量産化
する前の試験を行う部門である。研究部門や設計及び試
作部門はこれらの業務を単独で行い市場を創造する場合
と、第3の法人13のマーケティング部門24から提示
される企画に基づいて業務を行う形態の少なくとも二種
類を取り得る。ここで蓄積された情報は第1の情報処理
装置20の第1属性記憶領域に記録される。
【0019】第2の法人12には、複数の製造装置から
成る製造装置群が備えられた第1の生産ライン21を有
し、複数の工程を連続的に並列的に処理することも可能
である。製造装置としては目的とする製品を製造するた
めに必要なものであれば、その構成や仕様に何ら限定さ
れるものはない。この第1の生産ライン21において行
われる製造工程は、第1の法人11における設計及び試
作部門19で作成されたものであり、第1の情報処理装
置20の第1属性記憶領域に記憶されたマスクデータ、
工程条件、品質管理条件などの各種情報に基づいて作成
されるものである。この情報は専用回線又は公衆回線を
通じて伝送され、第2の情報処理装置22の第2属性記
憶領域に記録されている。
【0020】第1の生産ライン21には多数の仕掛品が
同時に投入されるが、その仕掛品は識別子によりロット
別、品種別、品番別に区別される。これらの生産情報も
第2の情報処理装置22の第2属性記憶領域に記録され
ると共に随時更新される。この第1の生産ライン21で
は完成品を製造するのではなく、当該製品の第1要素の
みを製造し、半製品として第3の法人へそれを販売す
る。
【0021】第3の法人13では、複数の製造装置から
成る製造装置群が備えられた第2の生産ライン23を有
し、第1の生産ラインで製造された半製品に、第2の構
成要素を組み込んで製品を完成させるラインである。第
2の法人12に属する情報は第2の情報処理装置22の
第2属性記憶領域に記憶されている生産情報は、専用回
線又は公衆回線により第3の法人13の有する第3の情
報処理装置25の第3属性記憶領域に伝送され、第2の
生産ライン23で生成される生産情報と照合し、製品の
品質情報又は歩留まり情報等を生成し良品に関するデー
タを抽出する。
【0022】第2の生産ライン23で製造された生産物
は、第3の法人13が有するマーケティング部門24
で、所有する販売網16を通じて生産物の販売を行う。
また、マーケティングにより得られた市場の情報は第3
の情報処理装置25の第3属性記憶領域に記録され、第
1の法人11に研究開発部門や設計及び試作部門に送ら
れ、新しい機能又は仕様の製品の開発にフィードバック
させる。
【0023】第1〜第3の情報処理装置は専用回線又は
公衆回線により接続され、第1の法人又は企業体と第2
の法人又は企業体とは第1属性情報記憶領域を共有化
し、第2の法人又は企業体と第3の法人又は企業体とは
第2属性情報記憶領域と第3属性情報記憶領域とを共有
化しているものである。
【0024】また、製品の品種によっては、第2の生産
ライン23で第2の構成要素が付加された後、第5の法
人15における第3の生産ライン26で第3の構成要素
を付加して製品を完成させる工程を行っても良い。又
は、第1のい生産ライン21で付加された第1の構成要
素に第3の構成要素を付加した構成の製品を生産しても
良い。この場合において記録媒体28は、他の記録媒体
と同様な機能を果たす。第5の法人15で最終的に完成
した生産物は、第5の法人15が有するマーケティング
部門27で、自社の持つ販売網17により販売しても良
い。
【0025】このように第1の構成要素、第2の構成要
素、第3の構成要素を組み合わせて成る複合製品を開発
し製造販売までを短期間に成し遂げるには研究開発部門
や設計試作部門が重要な役割を果たすことになる。研究
開発部門18では、新しい製造物、製造方法及びその駆
動方法等の技術を開発し、それと同時に特許権、商標
権、意匠権等の工業所有権について権利化及び権利を保
持するものである。その開発された新しい技術に基づ
き、設計試作部門19では、量産試作及び信頼性試験等
を行い、その技術情報を第1生産ライン21の製造装置
や工程条件に反映させる。
【0026】研究開発部門18及び設計試作部門19と
第1生産ライン21及び第2生産ライン23はそれぞれ
別法人が所有する形態をとっても良い。第1の法人11
が所有する特許権等は、第1生産ライン21を所有する
第2の法人12に対し生産方法に関する通常実施権又は
専用実施権を付与して保護を図る。また、第2生産ライ
ン23を所有する第3の法人13に対しては第1生産ラ
イン21で生産された生産物に対する通常実施権又は専
用実施権を付与して保護を図ることができる。その対価
によりより優れた製品の開発を行うことで、研究開発及
び複合製品の市場への普及が迅速化する。
【0027】しかし、一方では高機能化される複合製品
に対して全ての工業所有権を確保するのは実質的に不可
能であり、例えば、他の第4の法人14の研究開発部門
29から特許発明に係る技術導入を行い、通常実施権又
は専用実施権を設定してもらうことも妥当な策である。
これにより、研究開発部門18と設計試作部門19を有
する第1の法人11は、自社の得意分野に資本を集中さ
せることが可能であり、製造ラインを所有する法人にあ
ってはリスクを分散させることができる。
【0028】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能
であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することな
くその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者で
あれば容易に理解される。従って、本発明は本実施の形
態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
【0029】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照して詳
細に説明する。図2は本発明に係る複数企業による製品
の開発及び製造販売システムの一形態を示すものであ
る。本実施例における生産システムは、構成材料、構成
部材又は構造が異なる複数の機能素子を組み合わせた複
合製品の開発と生産及び販売を行うシステムであり、そ
れぞれの機能素子の製造に適した複数の生産ラインを含
んでいる。図2で示す形態は、第1生産ライン101と
第2生産ライン102との相互関係を示しているが、本
発明において相互に関連付けられる生産ラインの数に限
定はない。第1生産ライン101と第2生産ライン10
2とは物理的に、又は地理的に、或いは法人として区別
されるものであり、離れた場所又は地域に配設される。
【0030】第1生産ライン101は、複数の製造装置
から成る製造装置群106から成り、複数の工程を連続
的に並列的に処理することが可能である。製造装置とし
ては目的とする製品を製造するために必要なものであれ
ば、その構成や仕様に何ら限定されるものはない。
【0031】第1生産ライン101には仕掛品108が
流されているが、仕掛品108の形態は特に限定される
ものは無い。該当する複合製品が電子機器に関わる場合
には、半導体基板、ガラス又は石英基板、プリント基板
等が適用される。このような形態の基板上には、複数個
の半導体素子が集積形成された第1素子群が形成され
る。例えば、薄膜トランジスタ(TFT)をマトリクス
状に配列させてなるTFTパネル等が形成される。
【0032】仕掛品108は1枚又は複数枚をロットと
呼ばれる一つの纏まりにして生産ラインに流される。仕
掛品108のそれぞれは(具体的には、基板1枚毎に)
それぞれを区別するために、識別子が割り付けられる。
また、仕掛品108の1枚又は複数枚を保持し生産ライ
ン内の移動に使うキャリアにはその纏まりを区別するた
めの識別子が付与される。識別子として機能できるもの
は数字、記号、文字、マーク、バーコード、ブロックコ
ード、カラーコード、磁気テープ等の標識が適用され、
光学的、磁気的、電気光学的、光磁気的、機械的手段に
より識別子の持つ情報を読みとる。
【0033】第1生産ライン101における生産管理又
は進捗管理を行う情報処理装置として機能する第1生産
管理手段112の一例は、サーバー(分割合成管理シス
テム)114とクライアント(情報収集入出力端末)1
16から成るクライアントサーバーシステムで構成され
る。サーバー114はCPU(中央演算処理装置)11
5と記憶装置124が含まれ、記憶装置124には工程
管理表118、工程条件119、ロット編成120、ロ
ット構成121、品質特性情報123等が記録され、生
産ラインが稼働している期間において常時更新又は変更
の処理が行われている。クライアント116はキーボー
ド、マウス、イメージスキャナ、コードーリーダー等の
入力手段と、モニター、プリンター等の出力手段と、ハ
ードディスク等の記憶装置等から構成されている。勿
論、生産管理手段はこのようなクライアントサーバーシ
ステムに限定されず、処理する情報量によってはメイン
フレームにより生産管理手段を構築しても良いし、規模
が小さければパーソナルコンピュータで構築することも
可能である。
【0034】第1生産ライン101には、製造装置群1
06の駆動率を高め生産性を最大化するように複数のロ
ットが常時流されている。これは第1生産管理手段11
2により工程管理を行うが、複数のロット及び複数の仕
掛品108を識別するために識別子を用いてこれを行
う。ロット毎の区別と仕掛品を区別する識別子の一例は
図2において示されている。仕掛品はキャリアと呼ばれ
る容器又は枠体に保持され、製造装置間の移動に使われ
る。図3ではキャリア301に複数の仕掛品303が保
持され、仕掛品303のそれぞれには第1識別子304
が付与されている。識別子304には数字、記号、文
字、マーク、バーコード、ブロックコード、カラーコー
ド等を用いることができる。また、キャリア301には
第2識別子302が付与され、キャリア301にある仕
掛品303の情報と関連付けがなされている。
【0035】ロットと呼ばれる生産単位は、このキャリ
ア毎に編成しても良いし、キャリア内に複数のロットが
含まれる形態とすることも可能である。前述のように、
生産ライン内ではこのキャリア301により仕掛品30
3が製造装置間を移動するので、キャリア301の積載
量を最大にすることで、工程待時間を最小化し、生産性
を最大化することに寄与する。
【0036】第1識別子及び第2識別子と、図2で説明
した第1工程管理システム112における工程管理表1
18、工程条件119、ロット編成120、ロット構成
121との関連の一例は図4において詳細に示されてい
る。
【0037】図4で示す例では、第2識別子302が付
与されるキャリア内に、“A%”と表記されている第1
ロット305と“B#”と表記されている第2ロット3
06の少なくとも2つのロットが含まれている。各ロッ
トの内訳は、ロット構成307という階層のデータで保
存される。その各ロット内には、仕掛品毎に第1識別子
304が付与されている。それらのロットは製品仕様に
応じて、機能、特性、規格、サイズ、品種等が異なる形
態を持つことが可能であり、それに対して異なる工程条
件を与えることができる。工程条件309はロット毎に
作成され、その中で仕掛品毎にさらに製造条件を変更す
ることも可能である。また、生産ラインに流れる全ての
ロットはロット編成308と呼ばれる階層のデータで保
存される。
【0038】生産ラインにおける識別子の活用の一例は
図5に示されている。図5は第1生産ラインにおける製
造装置群106と第1生産管理手段112との主要な構
成要件が示されている。第1生産ライン106には製造
装置401が含まれており、当該製造装置は生産ライン
内を移動するキャリア410を保持するキャリアステー
ション403と製造装置本体404とに分けて捉えるこ
とができる。キャリアステーション403には第2識別
子302の読取り手段405と第1識別子304の読取
り手段406とが備えられている。これらの読取り手段
は光学的、磁気的、電気光学的、光磁気的、機械的手段
によるものであり、代表的にはCCDカメラが適用され
る。
【0039】読取り手段405が認識する第2識別子3
02の情報は、第1生産管理手段112に送られ、その
記憶装置124に保存されている工程管理表118、工
程条件119、ロット編成120、ロット構成121、
品質特性情報123のデータ群と比較参照され、当該ロ
ットに含まれる第1識別子304の情報とそれに対応す
る工程処理プログラム名の情報を製造装置401の送信
する。製造装置401では、仕掛品に付与されている第
1識別子304の情報を読取り手段406により製造装
置401のCPU407に送り、第1生産管理手段から
送られてきた前述の情報と比較参照して、記憶装置40
8に保存されている所定の処理条件のプログラム409
(例えばjob1)を読み出し実行する。製造装置40
2も同様な構成であり、製造装置群106にはこのよう
な構成の製造装置が複数配設され構成されている。製造
装置群は同類の機能を備えた製造装置を同じエリアに配
置する。製造装置はそれを動作させるための電気、圧縮
空気、冷却水、排気ダクトなどのユーティリティーと、
原材料又は副材料を供給する配管などが必要であり、こ
れらを効率よく配設するためである。
【0040】図2乃至図5で示すように、第1識別子と
第2識別子を用い、工程条件やロット編成及びロット構
成に関する情報を管理すると共に、LAN(Local Area
Network)により工程管理システムと製造装置の相互を結
んで生産ラインを一元管理することができる。そして製
造装置における情報処理の負荷を減らし、且つ、多数の
ロット及び複雑に編成されたロット又は生産単位を混乱
することなく処理することができる。
【0041】第2生産ライン102における製造装置群
107や、サーバー125、記憶装置126、クライア
ント117等で構成される第2工程管理システム113
も同様な構成を採用することができ、その詳細な説明は
省略する。
【0042】また、第1生産ライン101及び第2生産
ラインにおいては、特定の工程間において品質管理又は
品質保証を目的とした工程間検査が適宜行われる。特定
工程間の検査に基づく品質情報又は特性情報は、仕掛品
の全数について行う全数検査と、各ロット毎又は一定の
周期毎に行う抜き取り検査とがあり目的に応じて選択さ
れる。そして、これらの情報は第1識別子、第2識別子
と対応付けられて第1生産管理手段112の記憶装置1
24又は第2生産管理手段113の記憶装置126に保
存される。この工程間検査により得られる情報は、第1
生産ライン101で付加される製品の構成要素における
品質情報又は特性情報、第2生産ライン102で付加さ
れる製品の構成要素における品質情報又は特性情報、第
1生産ライン101と第2生産ライン102との両方で
付加される構成要素の合成された品質情報又は特性情報
であっても良い。この品質情報又は特性情報は、第1生
産管理手段112と第2生産管理手段113を通信回線
で繋いで相互に情報を共有することができる。
【0043】第1生産ライン101から出荷された仕掛
品108は第2生産ライン102に備えられる製造装置
群107の仕様に応じて、その個々のサイズを分割して
新たな第2ロットを編成しても良い。従って、第2生産
ライン102における識別子は第1生産ライン101に
おける識別子をそのまま適用しても良いし、個々のサイ
ズを分割する場合には新たに識別子を付与しても良い。
【0044】第1生産ライン101と第2生産ライン1
02との間における仕掛品又は半製品の輸送形態におい
て、仕掛品108に環境汚染又は静電気による第1素子
群の破壊を防ぐ保護膜を形成した後に梱包して輸送し、
第2生産ライン102においては保護膜を除去した後に
工程を行う。また、第1生産ライン101の出荷時には
出荷検査110を行い、第2生産ライン102において
は入荷検査を行う。この出荷検査と入荷検査111は同
じ構成の検査装置で行い、相互の比較参照を行うことで
輸送に伴う品質の変化を検査する。さらに出荷量と入荷
量における良品数の合理的な判断基準とするために有用
な情報ともなる。
【0045】図6では複合製品として、ガラス又はプラ
スチックから成る基板701にTFTから成る第1素子
群702、703が形成されたTFT基板と、EL素子
から成る第2素子群704で画素部を形成する表示体の
組み合わせによるEL表示装置の構成の一例を示してい
る。TFTから成る第1素子群702、703は第1生
産ラインで製造されるものであり、EL素子から成る第
2素子群704は第2生産ラインで製造されるものであ
る。
【0046】また、第2製造ラインにおいては、EL表
示装置をモジュール化するためにシール材705、封止
板706を組み付け、さらに入力端子703に接続する
FPC707を取り付け外部回路と接続してモジュール
化する。さらに当該モジュールを、携帯電話、固定電
話、パーソナルコンピュータ、PDA等の電子機器又は
情報機器に組み込んで複合製品を完成させる。
【0047】このような複合製品にあって、TFTの製
造に当たっては、埃等による物理汚染と、燐や硼素、有
機物ガスなどの化学汚染や、鉄、ニッケル、ナトリウム
などの金属又はアルカリ金属などの化学汚染を防ぐため
に製造環境を清浄にする必要があるが、一方、EL素子
はその構成材料にアルカリ金属又はアルカリ土類金属を
必要とする。従って、このような複合製品を一体化され
た生産ラインで生産することは実務上矛盾が生じること
になり、多大な労力が必要となる。これに対し、第1生
産ラインと第2生産ラインとは、物理的に、又は地理的
に、或いは法人として区別され、離れた場所又は地域に
配置することにより、そのような弊害を無くすことがで
きる。
【0048】尚、本実施例ではTFTから成る第1素子
群にEL素子から成る第2素子群を組み合わせる一例を
示したが、本発明はこれに限定されず、TFTから成る
第1素子群と液晶素子から成る第2素子群の組み合わ
せ、MIM素子から成る第1素子群と電子源素子から成
る第2素子群の組み合わせなど様々な組み合わせが可能
である。
【0049】以上、生産ラインを構成する要件を説明し
たが、複合製品を開発し製造販売までを短期間に成し遂
げるには研究開発部門や設計試作部門が重要な役割を果
たし、本発明の生産システムはこれらの部門を含んでい
る。
【0050】研究開発部門103が提供する、新しい製
造物、製造方法及びその駆動方法等の技術は、特許権、
商標権、意匠権等の工業所有権を保持するものである。
その開発された新しい技術に基づき、設計試作部門で
は、量産試作及び信頼性試験等を行い、その技術情報を
第1生産ライン101の製造装置や工程条件に反映させ
る。
【0051】研究開発部門103及び設計試作部門10
4と第1生産ライン101及び第2生産ライン102は
それぞれ別法人が所有する形態をとっても良い。研究開
発部門103を有する法人が提供する特許発明は、第1
生産ラインを所有する法人に対し、生産方法に関する通
常実施権又は専用実施権を付与して保護を図る。また、
第2生産ラインを所有する法人に対しては第1生産ライ
ンで生産された生産物に対する通常実施権又は専用実施
権を付与して保護を図ることができる。その対価により
より優れた製品の開発を行うことで、研究開発及び複合
製品の市場への普及が迅速化する。
【0052】しかし、一方では高機能化される複合製品
に対して全ての工業所有権を確保するのは実質的に不可
能であり、例えば、他の研究開発機関105を所有する
法人から特許発明に係る技術導入を行い、通常実施権又
は専用実施権を設定することも妥当な策である。これに
より研究開発部門103と設計試作部門104を有する
特定法人は、自社の得意分野に資本を集中させることが
可能であり、製造ラインを所有する法人にあってはリス
クを分散させることができる。
【0053】
【発明の効果】システム設計、論理回路としての機能を
決める機能及び論理設計、具体的な配線パターンを決め
るレイアウト設計等を行う開発部門と、半製品の製造を
行う製造部門と、半製品を受け入れて完成品を製造する
製造部門とを分離独立させることにより、機能が分散さ
れ、それらの機能を相互に連結させ、且つ知的財産権に
裏付けられた要素を組み合わせることにより、リスクを
分散させることができる。
【0054】また、本発明を用いることにより、TFT
から成る第1素子群にEL素子から成る第2素子群を組
み合わせた複合製品、TFTから成る第1素子群と液晶
素子から成る第2素子群の組み合わせた複合製品、MI
M素子から成る第1素子群と電子源素子から成る第2素
子群の組み合わせた複合製品など様々な組み合わせが可
能であり、その複合製品の代表的な一例は、液晶表示装
置やEL表示装置などである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における複数企業による製品の開発及
び製造販売システムの相互関係を示す図である。
【図2】 本発明に係る生産システムの一例を示す概略
構成図である。
【図3】 本発明に係る複合多品種の生産に対応するロ
ット編成及び識別子の活用の一例を示す概略図である。
【図4】 本発明に係る複合多品種の生産に対応するロ
ット編成情報及び識別子の相互関係を説明する図であ
る。
【図5】 本発明に係る生産ラインの製造装置群と生産
管理手段における相互の情報伝達の構成を説明する図で
ある。
【図6】 複合製品の構成の一例を示す図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の素子群を組み合わせて複合化された
    製品の生産システムであって、システム設計、論理設
    計、レイアウト設計、製造工程設計を含み、当該製品の
    機能及び動作を決定付ける第1素子群の製品情報を作成
    し工業所有権を保持する第1の法人又は企業体と、前記
    第1製品情報及び工業所有権に基づいて、当該製品にお
    ける第1素子群の生産を行う第2の法人又は企業体と、
    当該製品における工業所有権に基づく前記第1素子群に
    第2素子群を組み合わせ、当該製品のモジュールを生産
    し、当該モジュール又は当該モジュールを組み込んだ製
    品を販売する第3の法人又は企業体とを有することを特
    徴とする生産システム。
  2. 【請求項2】複数の素子群を組み合わせて複合化された
    製品の生産方法であって、第1の法人又は企業体におい
    て、当該製品の機能及び動作を決定付ける第1素子群の
    システム設計、論理設計、レイアウト設計、製造工程設
    計と、当該製品の品種を識別する識別マーカーと、それ
    に対応する製造工程及び処理条件とを含む製品情報を情
    報処理装置に記憶させ、第2の法人又は企業体におい
    て、前記情報処理装置の製品情報を基に、当該製品の品
    種毎の生産計画情報に従って、当該製品における第1素
    子群を製造し、第3の法人又は企業体において、前記第
    1素子群の配置に合わせて設けられる第2素子群を製造
    し、且つ、当該製品の組み立てを行い、当該製品の品種
    毎の生産高及び生産計画情報を情報処理装置に入力する
    ことを特徴とする生産方法。
  3. 【請求項3】複数の素子群を組み合わせて複合化された
    製品の生産方法であって、第1の法人又は企業体におい
    て、当該製品のシステム設計、論理設計、レイアウト設
    計、製造工程設計を行い、当該製品の品種を識別する識
    別子と、それに対応する製造工程及び処理条件とを、情
    報処理装置の第1属性情報記憶領域に記憶させ、第2の
    法人又は企業体において、前記情報処理装置の第1属性
    記憶領域の情報を基に製造工程プログラムを作成し、前
    記識別子とそれに対応する製品の品種の生産量、生産日
    程、ロット番号とを含む生産情報を前記情報処理装置の
    第2属性記憶領域に記録すると共に、当該生産情報に従
    って、当該製品における第1素子群を製造し、第3の法
    人又は企業体において、前記第1素子群の配置に合わせ
    て設けられる第2素子群を製造し、且つ、当該製品の組
    み立てを行い、当該製品の品種毎の生産高及び生産計画
    情報を前記情報処理装置の第3属性記憶領域に記録する
    ものであり、前記第1乃至第3の情報処理装置は専用回
    線又は公衆回線により接続され、前記第1の法人又は企
    業体と第2の法人又は企業体とは第1属性情報記憶領域
    を共有化し、前記第2の法人又は企業体と第3の法人又
    は企業体とは第2属性情報記憶領域と第3属性情報記憶
    領域とを共有化していることを特徴とする生産方法。
  4. 【請求項4】複数の素子群を組み合わせて複合化された
    製品の生産方法であって、第1の法人又は企業体におい
    て、当該製品のシステム設計、論理設計、レイアウト設
    計、製造工程設計を行い、当該製品の品種を識別する識
    別子と、それに対応する製造工程及び処理条件とを、情
    報処理装置の第1属性情報記憶領域に記憶させ、第2の
    法人又は企業体において、前記情報処理装置の第1属性
    記憶領域の情報を基に製造工程プログラムを作成し、前
    記識別子とそれに対応する製品の品種の生産量、生産日
    程、ロット番号とを含む生産情報を前記情報処理装置の
    第2属性記憶領域に記録すると共に、当該生産情報に従
    って、当該製品における第1素子群を製造し、第3の法
    人又は企業体において、前記第1素子群の配置に合わせ
    て設けられる第2素子群を製造し、且つ、当該製品の組
    み立てを行い、当該製品の品種毎の生産高及び生産計画
    情報を前記情報処理装置の第3属性記憶領域に記録する
    ものであり、前記第2の法人又は企業体と第3の法人又
    は企業体との間には、輸送手段が介在し、前記第1乃至
    第3の情報処理装置は専用回線又は公衆回線により接続
    され、前記第1の法人又は企業体と第2の法人又は企業
    体とは第1属性情報記憶領域を共有化し、前記第2の法
    人又は企業体と第3の法人又は企業体とは第2属性情報
    記憶領域と第3属性情報記憶領域とを共有化しているこ
    とを特徴とする生産方法。
  5. 【請求項5】複数の素子群を組み合わせて複合化された
    製品の生産方法であって、第1の法人又は企業体におい
    て、当該製品のシステム設計、論理設計、レイアウト設
    計、製造工程設計を行い、当該製品の品種を識別する識
    別子と、それに対応する製造工程及び処理条件とを、第
    1の情報処理装置の第1属性情報記憶領域に記憶させ、
    第2の法人又は企業体において、前記第1の情報処理装
    置の第1属性記憶領域の情報を基に製造工程プログラム
    を作成し、前記識別子とそれに対応する品種の生産量が
    記録された第2属性記憶領域の情報に従って、当該製品
    における第1素子群を製造し、第3の法人又は企業体に
    おいて、前記第1素子群の配置に合わせて設けられる第
    2素子群を製造し、且つ、当該製品の組み立てを行うと
    共に、当該製品の品種毎の前記生産計画情報を立て識別
    子とそれに対応する品種の生産量を第3情報処理装置の
    第3属性情報記憶領域に記憶させるものであり、前記第
    2の法人又は企業体が有する第1の生産ラインにおい
    て、第1基板毎に第1識別子を付与して前記第1基板毎
    の工程処理条件を前記第1識別子に対応して割り付け、
    当該処理条件の関する情報を前記第2の情報処理装置の
    第2属性情報記憶領域に記録して、第1基板からなる一
    つの纏まりをキャリアに納め、当該一つの纏まりを識別
    する第2識別子を前記キャリアに付与して、前記第1識
    別子に基づく工程処理条件の集合体としての管理情報を
    前記第2の情報処理装置の第2属性記憶領域に記録し
    て、前記第2識別子により工程の進捗情報と、前記第1
    識別子により工程の処理情報とから製造工程を管理し
    て、前記第1基板上において複数の区画に分けられた領
    域毎に第1素子群を形成し、前記第1工程の特定工程間
    における前記第1基板上に形成される第1素子群に関す
    る第1品質情報又は特性情報を前記第1識別子に対応さ
    せて収集して前記第2の情報処理装置に保存して、前記
    第3の法人又は企業体が有する第2の生産ラインにおい
    て、前記第1基板を分割して第2基板とし、前記第2基
    板からなる一つの纏まりを第2ロットとして第2工程に
    従って処理をして、前記第2基板上に前記複数の区画に
    分けられた領域に対応して第2素子群を形成し、前記第
    2工程順の特定工程間における前記第2素子群に関する
    第2品質情報又は特性情報又は前記第1素子群と前記第
    2素子群とが複合化された状態における第3の品質情報
    又は製品情報を収集し、前記第1品質情報又は特性情報
    と前記第2品質情報又は特性情報又は第3の品質情報又
    は製品情報とを照合し、前記第2基板における良品とし
    て識別される区画のアドレスを特定する情報を前記第3
    の情報処理装置の前記第3属性記憶領域に記録して、前
    記第2基板を前記区画毎に分離して一単位の機能部材を
    生成し、前記アドレスを特定する情報から良品となる機
    能部材のみを選択して他の構成部材と一体化してモジュ
    ール化し、当該モジュールを組み込んだ製品を生産する
    ことを特徴とする生産方法。
  6. 【請求項6】複数の素子群を組み合わせて複合化された
    製品の生産方法であって、第1の法人又は企業体におい
    て、当該製品のシステム設計、論理設計、レイアウト設
    計、製造工程設計を行い、当該製品の品種を識別する識
    別子と、それに対応する製造工程及び処理条件とを、第
    1の情報処理装置の第1属性情報記憶領域に記憶させ、
    第2の法人又は企業体において、前記第1の情報処理装
    置の第1属性記憶領域の情報を基に製造工程プログラム
    を作成し、前記識別子とそれに対応する品種の生産量が
    記録された第2属性記憶領域の情報に従って、当該製品
    における第1素子群を製造し、第3の法人又は企業体に
    おいて、前記第1素子群の配置に合わせて設けられる第
    2素子群を製造し、且つ、当該製品の組み立てを行うと
    共に、当該製品の品種毎の前記生産計画情報を立て識別
    子とそれに対応する品種の生産量を第3情報処理装置の
    第3属性情報記憶領域に記憶させるものであり、前記第
    2の法人又は企業体が有する第1の生産ラインにおい
    て、第1基板毎に第1識別子を付与して前記第1基板毎
    の工程処理条件を前記第1識別子に対応して割り付け、
    当該処理条件の関する情報を前記第2の情報処理装置の
    第2属性情報記憶領域に記録して、第1基板からなる一
    つの纏まりをキャリアに納め、当該一つの纏まりを識別
    する第2識別子を前記キャリアに付与して、前記第1識
    別子に基づく工程処理条件の集合体としての管理情報を
    前記第2の情報処理装置の第2属性記憶領域に記録し
    て、前記第2識別子により工程の進捗情報と、前記第1
    識別子により工程の処理情報とから製造工程を管理し
    て、前記第1基板上において複数の区画に分けられた領
    域毎に第1素子群を形成し、前記第1工程の特定工程間
    における前記第1基板上に形成される第1素子群に関す
    る第1品質情報又は特性情報を前記第1識別子に対応さ
    せて収集して前記第2の情報処理装置に保存して、前記
    第1基板に環境汚染又は静電気による前記第1素子群の
    破壊を防ぐ保護膜を形成し、前記第3の法人又は企業体
    が有する第2の生産ラインにおいて、前記保護膜を除去
    した後、前記第1基板を分割して第2基板とし、前記第
    2基板からなる一つの纏まりを第2ロットとして第2工
    程に従って処理をして、前記第2基板上に前記複数の区
    画に分けられた領域に対応して第2素子群を形成し、前
    記第2工程順の特定工程間における前記第2素子群に関
    する第2品質情報又は特性情報又は前記第1素子群と前
    記第2素子群とが複合化された状態における第3の品質
    情報又は製品情報を収集し、前記第1品質情報又は特性
    情報と前記第2品質情報又は特性情報又は第3の品質情
    報又は製品情報とを照合し、前記第2基板における良品
    として識別される区画のアドレスを特定する情報を前記
    第3の情報処理装置の前記第3属性記憶領域に記録し
    て、前記第2基板を前記区画毎に分離して一単位の機能
    部材を生成し、前記アドレスを特定する情報から良品と
    なる機能部材のみを選択して他の構成部材と一体化して
    モジュール化し、当該モジュールを組み込んだ製品を生
    産することを特徴とする生産方法。
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