JP2003208342A - ファイル作成方法およびデータ再生方法 - Google Patents
ファイル作成方法およびデータ再生方法Info
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- JP2003208342A JP2003208342A JP2002306358A JP2002306358A JP2003208342A JP 2003208342 A JP2003208342 A JP 2003208342A JP 2002306358 A JP2002306358 A JP 2002306358A JP 2002306358 A JP2002306358 A JP 2002306358A JP 2003208342 A JP2003208342 A JP 2003208342A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ファイルサイズを小さくして、ファイルを記
録するための記憶領域やファイルのダウンロードに要す
る時間を少なくすることができるMP4ファイルの作成
方法を提供する。 【構成】 外部からの音声データを入力しデジタル音声
データを出力するデータ入力部202と、デジタル音声
データを符号化し、全てのアクセス単位のサイズがバイ
ト単位において同一となるように符号化サンプルをまと
めて1のアクセス単位を作成する符号化部203と、符
号化部203からフォーマット情報を取得してMP4フ
ァイルのヘッダ情報を作成するフォーマット作成部20
4と、符号化部203から取得したアクセス単位を多重
化してアクセス単位列を作成し、フォーマット作成部2
04から取得したヘッダ情報と組み合わせてMP4ファ
イルを出力するファイル出力部205とを備える。
録するための記憶領域やファイルのダウンロードに要す
る時間を少なくすることができるMP4ファイルの作成
方法を提供する。 【構成】 外部からの音声データを入力しデジタル音声
データを出力するデータ入力部202と、デジタル音声
データを符号化し、全てのアクセス単位のサイズがバイ
ト単位において同一となるように符号化サンプルをまと
めて1のアクセス単位を作成する符号化部203と、符
号化部203からフォーマット情報を取得してMP4フ
ァイルのヘッダ情報を作成するフォーマット作成部20
4と、符号化部203から取得したアクセス単位を多重
化してアクセス単位列を作成し、フォーマット作成部2
04から取得したヘッダ情報と組み合わせてMP4ファ
イルを出力するファイル出力部205とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、G.726等の
音声符号化方式によるデータのファイル作成方法および
データ再生方法に関する。
音声符号化方式によるデータのファイル作成方法および
データ再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信用符号化方式として、G.7
26やG.727等の音声符号化方式やH.261等の
動画像符号化方式がITU−T(International Teleco
mmunication Union - Telecommunication Standardizat
ion Sector)において規格化されている。このような通
信用符号化方式によって符号化された音声データや動画
像データは、電話通信のように直接通信路を介してデー
タを伝送するという形で使用されるが、データをファイ
ルとして一旦保存し、後にファイルから音声符号化デー
タを復号化して再生するという使用形態も想定される。
26やG.727等の音声符号化方式やH.261等の
動画像符号化方式がITU−T(International Teleco
mmunication Union - Telecommunication Standardizat
ion Sector)において規格化されている。このような通
信用符号化方式によって符号化された音声データや動画
像データは、電話通信のように直接通信路を介してデー
タを伝送するという形で使用されるが、データをファイ
ルとして一旦保存し、後にファイルから音声符号化デー
タを復号化して再生するという使用形態も想定される。
【0003】本明細書においては、この通信用符号化方
式の一例としてG.726を用いて、以下説明すること
とする。このG.726は、符号化レート16kbit
/s、24kbit/s、32kbit/s、40kb
it/sの4種類を使用し、1秒間に8000の音声サ
ンプルを符号化する音声符号化方式であり、1音声サン
プルあたりに、それぞれの符号化レートに応じて順に2
ビット、3ビット、4ビット、5ビットのビット数を割
り当てる。なお、G.726によって符号化される音声
サンプルを以下、G.726サンプルということとす
る。
式の一例としてG.726を用いて、以下説明すること
とする。このG.726は、符号化レート16kbit
/s、24kbit/s、32kbit/s、40kb
it/sの4種類を使用し、1秒間に8000の音声サ
ンプルを符号化する音声符号化方式であり、1音声サン
プルあたりに、それぞれの符号化レートに応じて順に2
ビット、3ビット、4ビット、5ビットのビット数を割
り当てる。なお、G.726によって符号化される音声
サンプルを以下、G.726サンプルということとす
る。
【0004】また、ファイル形式の国際標準方式とし
て、ISO/IEC JTC1/SC29/WG11
MPEGにおいて規格化されたMP4ファイルフォーマ
ットが存在する。このMP4ファイルフォーマットにお
けるデータを復号化処理する際の単位をアクセス単位と
いい、1アクセス単位は、MPEG4AAC(Moving P
icture Experts Group phase 4 Advanced Audio Codin
g)等のように、複数の音声サンプルをまとめて一斉に
符号化したフレーム構造をとる符号化方式においては、
1フレームに相当し、G.726等のようにフレーム構
造をとらない符号化方式の場合は、1つのG.726サ
ンプルが1アクセス単位に相当する。
て、ISO/IEC JTC1/SC29/WG11
MPEGにおいて規格化されたMP4ファイルフォーマ
ットが存在する。このMP4ファイルフォーマットにお
けるデータを復号化処理する際の単位をアクセス単位と
いい、1アクセス単位は、MPEG4AAC(Moving P
icture Experts Group phase 4 Advanced Audio Codin
g)等のように、複数の音声サンプルをまとめて一斉に
符号化したフレーム構造をとる符号化方式においては、
1フレームに相当し、G.726等のようにフレーム構
造をとらない符号化方式の場合は、1つのG.726サ
ンプルが1アクセス単位に相当する。
【0005】ここで、従来におけるファイル作成方法に
ついて説明する。まず、デジタル音声データをG.72
6の符号化レートにおいて符号化し、G.726サンプ
ルを作成して、1つのG.726サンプルから1アクセ
ス単位を作成する。このとき、MP4ファイルを作成す
るにあたっては、バイト単位、すなわち、8ビットの整
数倍の単位において1アクセス単位を記録する必要があ
る。従って、上記のようにG.726のいずれの符号化
レートにおいても1つのG.726サンプルは2〜5ビ
ットであり8ビットの整数倍にならないため、G.72
6の符号化レートに応じて1アクセス単位が8ビットの
整数倍となるように6〜3ビットのパディングデータを
付加して1アクセス単位を作成する。
ついて説明する。まず、デジタル音声データをG.72
6の符号化レートにおいて符号化し、G.726サンプ
ルを作成して、1つのG.726サンプルから1アクセ
ス単位を作成する。このとき、MP4ファイルを作成す
るにあたっては、バイト単位、すなわち、8ビットの整
数倍の単位において1アクセス単位を記録する必要があ
る。従って、上記のようにG.726のいずれの符号化
レートにおいても1つのG.726サンプルは2〜5ビ
ットであり8ビットの整数倍にならないため、G.72
6の符号化レートに応じて1アクセス単位が8ビットの
整数倍となるように6〜3ビットのパディングデータを
付加して1アクセス単位を作成する。
【0006】その後、前記符号化を終えて最後のアクセ
ス単位を作成すると、全てのアクセス単位を多重化して
アクセス単位列とし、MP4ファイルのヘッダ情報と組
み合わせてMP4ファイルを作成する。
ス単位を作成すると、全てのアクセス単位を多重化して
アクセス単位列とし、MP4ファイルのヘッダ情報と組
み合わせてMP4ファイルを作成する。
【0007】図9は、上記の従来におけるファイル作成
方法によって作成されたMP4ファイルの構造を示す図
である。図に示すように、MP4ファイル100は、ム
ービーボックス101とムービーデータボックス102
とから構成され、前記MP4ファイルのヘッダ情報がム
ービーボックス101に格納され、前記アクセス単位列
がムービーデータボックス102に格納されている。
方法によって作成されたMP4ファイルの構造を示す図
である。図に示すように、MP4ファイル100は、ム
ービーボックス101とムービーデータボックス102
とから構成され、前記MP4ファイルのヘッダ情報がム
ービーボックス101に格納され、前記アクセス単位列
がムービーデータボックス102に格納されている。
【0008】ムービーボックス101は、ボックスのヘ
ッダ情報を格納するボックスヘッダ部103と、MP4
ファイル100のフォーマット情報を格納するボックス
群からなるサブボックス列104とから構成されてい
る。ここで、前記ボックスのヘッダ情報と前記フォーマ
ット情報とを合わせたものを、MP4ファイルのヘッダ
情報という。
ッダ情報を格納するボックスヘッダ部103と、MP4
ファイル100のフォーマット情報を格納するボックス
群からなるサブボックス列104とから構成されてい
る。ここで、前記ボックスのヘッダ情報と前記フォーマ
ット情報とを合わせたものを、MP4ファイルのヘッダ
情報という。
【0009】ボックスヘッダ部103は、全てのボック
スに含まれ、各ボックスのヘッダ情報が格納されるボッ
クスであり、ボックスサイズ106、ボックスタイプ1
07等にボックスのヘッダ情報を記録する。
スに含まれ、各ボックスのヘッダ情報が格納されるボッ
クスであり、ボックスサイズ106、ボックスタイプ1
07等にボックスのヘッダ情報を記録する。
【0010】ボックスサイズ106には、ボックスのサ
イズをバイト単位で示す情報が格納される。例えば、ム
ービーボックス101のサイズが10KB(キロバイ
ト)であれば、ボックスサイズ106には10Kという
情報が格納される。
イズをバイト単位で示す情報が格納される。例えば、ム
ービーボックス101のサイズが10KB(キロバイ
ト)であれば、ボックスサイズ106には10Kという
情報が格納される。
【0011】ボックスタイプ107には、ボックスの種
別を4文字のコードで表す情報が格納される。例えば、
ムービーボックス101の種別を表す場合、ボックスタ
イプ107には“moov”というコード情報が格納さ
れ、また、ムービーデータボックス102の種別を表す
場合、“mdat”というコード情報が格納される。
別を4文字のコードで表す情報が格納される。例えば、
ムービーボックス101の種別を表す場合、ボックスタ
イプ107には“moov”というコード情報が格納さ
れ、また、ムービーデータボックス102の種別を表す
場合、“mdat”というコード情報が格納される。
【0012】また、前記サブボックス列104は、サン
プルサイズボックス109、パディングビットボックス
110やサンプルディスクリプションボックス111等
から構成されている。
プルサイズボックス109、パディングビットボックス
110やサンプルディスクリプションボックス111等
から構成されている。
【0013】サンプルサイズボックス109は、アクセ
ス単位のサイズおよび数の情報が格納されるボックスで
あり、ボックスヘッダ部103、全サンプルサイズ11
2、サンプルカウント113およびサンプルサイズ列1
14から構成される。
ス単位のサイズおよび数の情報が格納されるボックスで
あり、ボックスヘッダ部103、全サンプルサイズ11
2、サンプルカウント113およびサンプルサイズ列1
14から構成される。
【0014】全サンプルサイズ112には、全てのアク
セス単位のサイズが同一である場合に当該アクセス単位
のサイズが記録される。この場合、サンプルサイズ列1
14は、作成されない。また、サンプルカウント113
には、アクセス単位の総数が記録され、サンプルサイズ
列114には、一つでもサイズの異なるアクセス単位が
ある場合に、全てのアクセス単位のサイズが記録され
る。なお、この場合、全サンプルサイズ112には、ゼ
ロがセットされる。
セス単位のサイズが同一である場合に当該アクセス単位
のサイズが記録される。この場合、サンプルサイズ列1
14は、作成されない。また、サンプルカウント113
には、アクセス単位の総数が記録され、サンプルサイズ
列114には、一つでもサイズの異なるアクセス単位が
ある場合に、全てのアクセス単位のサイズが記録され
る。なお、この場合、全サンプルサイズ112には、ゼ
ロがセットされる。
【0015】パディングビットボックス110は、1ア
クセス単位を8ビットの整数倍とするために全てのアク
セス単位に含まれるパディングデータのビット情報が格
納されるボックスであり、ボックスヘッダ部103、サ
ンプルカウント115およびパディングビット列116
から構成される。
クセス単位を8ビットの整数倍とするために全てのアク
セス単位に含まれるパディングデータのビット情報が格
納されるボックスであり、ボックスヘッダ部103、サ
ンプルカウント115およびパディングビット列116
から構成される。
【0016】サンプルカウント115には、前記サンプ
ルカウント113と同様に、アクセス単位の総数が記録
され、パディングビット列116には、アクセス単位に
含まれるパディングのビットを示す情報が格納され、全
てのアクセス単位毎にパディングデータのビット情報が
記録される。
ルカウント113と同様に、アクセス単位の総数が記録
され、パディングビット列116には、アクセス単位に
含まれるパディングのビットを示す情報が格納され、全
てのアクセス単位毎にパディングデータのビット情報が
記録される。
【0017】サンプルディスクリプションボックス11
1は、G.726やG.727等の符号化方式別に異な
る情報が格納されるボックスであり、符号化レート等の
情報が格納される。
1は、G.726やG.727等の符号化方式別に異な
る情報が格納されるボックスであり、符号化レート等の
情報が格納される。
【0018】さらに、前記ムービーデータボックス10
2は、ボックスヘッダ部103とアクセス単位列105
とから構成されており、アクセス単位列105は、アク
セス単位105aが多重化されて構成されている。そし
て、1アクセス単位105aは、G.726サンプル1
05bとパディングデータ105cとから作成されてい
る(非特許文献1参照。)。
2は、ボックスヘッダ部103とアクセス単位列105
とから構成されており、アクセス単位列105は、アク
セス単位105aが多重化されて構成されている。そし
て、1アクセス単位105aは、G.726サンプル1
05bとパディングデータ105cとから作成されてい
る(非特許文献1参照。)。
【0019】図10は、従来におけるファイル作成方法
を用いて、G.726の符号化レート24kbit/s
において符号化したG.726サンプルをファイル化し
た際のファイルサイズを説明するための図である。
を用いて、G.726の符号化レート24kbit/s
において符号化したG.726サンプルをファイル化し
た際のファイルサイズを説明するための図である。
【0020】MP4ファイル100は、上述したよう
に、ムービーボックス101とムービーデータボックス
102とから構成されており、ムービーボックス101
のサイズとムービーデータボックス102のサイズを合
算することによって、MP4ファイル100のファイル
サイズが求められる。
に、ムービーボックス101とムービーデータボックス
102とから構成されており、ムービーボックス101
のサイズとムービーデータボックス102のサイズを合
算することによって、MP4ファイル100のファイル
サイズが求められる。
【0021】ここでは説明を簡略にするため、16の音
声サンプルをG.726サンプルに符号化した際のファ
イルサイズから、60秒間符号化を続けた後のファイル
サイズを説明することとする。また、上記ムービーボッ
クス101内のサブボックス列104を構成するボック
スについて、サンプルサイズボックス109およびパデ
ィングビットボックス110のみを用いて説明すること
とする。なお、ムービーボックス101のボックスサイ
ズは、サンプルサイズボックス109およびパディング
ビットボックス110以外のボックスのサイズによって
変動するため、“xxxx”としておく。
声サンプルをG.726サンプルに符号化した際のファ
イルサイズから、60秒間符号化を続けた後のファイル
サイズを説明することとする。また、上記ムービーボッ
クス101内のサブボックス列104を構成するボック
スについて、サンプルサイズボックス109およびパデ
ィングビットボックス110のみを用いて説明すること
とする。なお、ムービーボックス101のボックスサイ
ズは、サンプルサイズボックス109およびパディング
ビットボックス110以外のボックスのサイズによって
変動するため、“xxxx”としておく。
【0022】図に示すように、サンプルサイズボックス
109は、ボックスサイズ情報等の各項目を4バイトず
つ用いて記録し、合計20バイトのサイズとなる。な
お、サンプルサイズボックス109の種別を表す4文字
のコードは、“stsz”である。
109は、ボックスサイズ情報等の各項目を4バイトず
つ用いて記録し、合計20バイトのサイズとなる。な
お、サンプルサイズボックス109の種別を表す4文字
のコードは、“stsz”である。
【0023】また、パディングビットボックス110
は、ボックスサイズ情報等の各項目を4バイトずつ用い
て、すなわち16バイトを用いて記録し、また、G.7
26サンプルに付加するパディングデータのビット数を
アクセス単位毎に記録する。ここでは、G.726の符
号化レート24kbit/sであるから、パディングデ
ータのビット数は5となり、当該パディングデータのビ
ット数が5であることを示す情報をアクセス単位毎に4
ビットずつ用いて、すなわち16個のアクセス単位では
64ビットを用いて記録する。
は、ボックスサイズ情報等の各項目を4バイトずつ用い
て、すなわち16バイトを用いて記録し、また、G.7
26サンプルに付加するパディングデータのビット数を
アクセス単位毎に記録する。ここでは、G.726の符
号化レート24kbit/sであるから、パディングデ
ータのビット数は5となり、当該パディングデータのビ
ット数が5であることを示す情報をアクセス単位毎に4
ビットずつ用いて、すなわち16個のアクセス単位では
64ビットを用いて記録する。
【0024】従って、パディングビットボックス110
は、ボックスサイズ情報等の各項目を記録する16バイ
トに、前記パディングデータのビット数が5であること
を示す情報を記録する64ビット、すなわち8バイトを
合算して、合計24バイトのサイズとなる。なお、パデ
ィングビットボックス110の種別を表す4文字のコー
ドは、“padb”である。
は、ボックスサイズ情報等の各項目を記録する16バイ
トに、前記パディングデータのビット数が5であること
を示す情報を記録する64ビット、すなわち8バイトを
合算して、合計24バイトのサイズとなる。なお、パデ
ィングビットボックス110の種別を表す4文字のコー
ドは、“padb”である。
【0025】一方、ムービーデータボックス102は、
ボックスサイズ情報とボックスタイプ情報を4バイトず
つ用いて、すなわち8バイトを用いて記録する。このム
ービーデータボックス102の種別を表す4文字のコー
ドは、“mdat”である。そして、アクセス単位を記
録するにあたっては、1アクセス単位をバイト単位とす
る必要がある。すなわち、符号化レート24kbit/
sにおいては、3ビットのG.726サンプルに5ビッ
トのパディングデータを付加するので、16の音声サン
プルをG.726サンプルに符号化した場合、16のア
クセス単位が作成され、16バイトのサイズが必要とな
る。従って、ムービーデータボックス102は、前記ボ
ックスサイズ情報等の各項目を記録する8バイトに、1
6のアクセス単位を記録する16バイトを合算して、合
計24バイトとなる。
ボックスサイズ情報とボックスタイプ情報を4バイトず
つ用いて、すなわち8バイトを用いて記録する。このム
ービーデータボックス102の種別を表す4文字のコー
ドは、“mdat”である。そして、アクセス単位を記
録するにあたっては、1アクセス単位をバイト単位とす
る必要がある。すなわち、符号化レート24kbit/
sにおいては、3ビットのG.726サンプルに5ビッ
トのパディングデータを付加するので、16の音声サン
プルをG.726サンプルに符号化した場合、16のア
クセス単位が作成され、16バイトのサイズが必要とな
る。従って、ムービーデータボックス102は、前記ボ
ックスサイズ情報等の各項目を記録する8バイトに、1
6のアクセス単位を記録する16バイトを合算して、合
計24バイトとなる。
【0026】そして、60秒後においては、480,0
00の音声サンプルがG.726サンプルに符号化され
て、ムービーデータボックス102のサイズは480,
008バイトとなり、サンプルサイズボックス109の
サイズは20バイトとなり、パディングビットボックス
110のサイズは、240,016バイトとなる。
00の音声サンプルがG.726サンプルに符号化され
て、ムービーデータボックス102のサイズは480,
008バイトとなり、サンプルサイズボックス109の
サイズは20バイトとなり、パディングビットボックス
110のサイズは、240,016バイトとなる。
【0027】このように従来におけるファイル作成方法
によって、G.726による符号化音声データは、上記
のような構成のファイルにされ、音声データファイルを
添付して送信する音声付きメールや、音声データファイ
ルをネットワークサーバ上に置き、ダウンロードして保
存・再生するインターネット配信等に用いられる。
によって、G.726による符号化音声データは、上記
のような構成のファイルにされ、音声データファイルを
添付して送信する音声付きメールや、音声データファイ
ルをネットワークサーバ上に置き、ダウンロードして保
存・再生するインターネット配信等に用いられる。
【0028】
【非特許文献1】ISO/IEC JTC1/SC29/WG11 MPEG、ISO/I
EC 14496-1 「ISO Media File format specificatio
n」、2001年7月20日
EC 14496-1 「ISO Media File format specificatio
n」、2001年7月20日
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなファイル作成方法では、G.726のように8ビ
ットの整数倍でないG.726サンプルを1アクセス単
位とする場合、G.726サンプルにパディングデータ
を付加して1アクセス単位を8ビットの整数倍にしなけ
ればならず、さらに、前記パディングデータのビット情
報を格納するパディングビットボックスも必要となるた
め、作成されたファイルの冗長性が増してしまうという
問題がある。
ようなファイル作成方法では、G.726のように8ビ
ットの整数倍でないG.726サンプルを1アクセス単
位とする場合、G.726サンプルにパディングデータ
を付加して1アクセス単位を8ビットの整数倍にしなけ
ればならず、さらに、前記パディングデータのビット情
報を格納するパディングビットボックスも必要となるた
め、作成されたファイルの冗長性が増してしまうという
問題がある。
【0030】また、アクセス単位のサイズが1つでも異
なると、全てのアクセス単位のサイズをサンプルサイズ
ボックスに記録しなければならないため、作成されたフ
ァイルの冗長性がさらに増してしまうという問題もあ
る。
なると、全てのアクセス単位のサイズをサンプルサイズ
ボックスに記録しなければならないため、作成されたフ
ァイルの冗長性がさらに増してしまうという問題もあ
る。
【0031】その結果、記録媒体におけるファイルを記
録するための記憶領域や、インターネット配信時におけ
るダウンロードに要する時間が増加し、ひいては通信料
金が増大してしまうという問題も生じる。
録するための記憶領域や、インターネット配信時におけ
るダウンロードに要する時間が増加し、ひいては通信料
金が増大してしまうという問題も生じる。
【0032】そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みな
されたものであり、ファイルを冗長とすることなくファ
イルサイズを小さくして、ファイルを記録するための記
憶領域やファイルのダウンロードに要する時間を少なく
することができるMP4ファイルの作成方法を提供する
ことを第1の目的とする。
されたものであり、ファイルを冗長とすることなくファ
イルサイズを小さくして、ファイルを記録するための記
憶領域やファイルのダウンロードに要する時間を少なく
することができるMP4ファイルの作成方法を提供する
ことを第1の目的とする。
【0033】また、本発明は、上記ファイル作成方法を
用いて作成したMP4ファイルからデータを読み出して
再生することができるデータ再生方法を提供することを
第2の目的とする。
用いて作成したMP4ファイルからデータを読み出して
再生することができるデータ再生方法を提供することを
第2の目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明は、複数の符号化サンプルを含むデジタ
ル符号化データからファイルを作成する方法であって、
前記複数の符号化サンプルを一定数ずつまとめることに
よって同一サイズの複数のアクセス単位データを生成す
るアクセス単位データ作成ステップと、前記アクセス単
位作成ステップにおいて生成されたアクセス単位データ
を多重化してファイルに出力するファイル出力ステップ
とを含むことを特徴とする。
るため、本発明は、複数の符号化サンプルを含むデジタ
ル符号化データからファイルを作成する方法であって、
前記複数の符号化サンプルを一定数ずつまとめることに
よって同一サイズの複数のアクセス単位データを生成す
るアクセス単位データ作成ステップと、前記アクセス単
位作成ステップにおいて生成されたアクセス単位データ
を多重化してファイルに出力するファイル出力ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0035】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明は、複数の符号化サンプルが一定数まとめられ全て
のアクセス単位データのサイズが同一であるファイルを
取得し、前記アクセス単位データに含まれている前記符
号化サンプルを復号化して再生するデータ再生方法であ
って、前記アクセス単位データに含まれている前記一定
数を特定するアクセス単位解析ステップと、前記アクセ
ス単位解析ステップにおける解析結果に基づいて前記ア
クセス単位データに含まれている前記一定数の前記符号
化サンプルを復号化する復号化ステップとを含むことを
特徴とする。
発明は、複数の符号化サンプルが一定数まとめられ全て
のアクセス単位データのサイズが同一であるファイルを
取得し、前記アクセス単位データに含まれている前記符
号化サンプルを復号化して再生するデータ再生方法であ
って、前記アクセス単位データに含まれている前記一定
数を特定するアクセス単位解析ステップと、前記アクセ
ス単位解析ステップにおける解析結果に基づいて前記ア
クセス単位データに含まれている前記一定数の前記符号
化サンプルを復号化する復号化ステップとを含むことを
特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0037】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るファイル作成装置の構成を示すブロック図
である。このファイル作成装置201は、音声データの
入力を受け付けて符号化し、MP4ファイルに出力して
記憶装置206に書き込むコンピュータ等であり、デー
タ入力部202と、符号化部203と、フォーマット作
成部204と、ファイル出力部205とを備える。
形態1に係るファイル作成装置の構成を示すブロック図
である。このファイル作成装置201は、音声データの
入力を受け付けて符号化し、MP4ファイルに出力して
記憶装置206に書き込むコンピュータ等であり、デー
タ入力部202と、符号化部203と、フォーマット作
成部204と、ファイル出力部205とを備える。
【0038】データ入力部202は、音声データの入力
を受け付ける処理部であり、アナログ音声データの入力
を受け付けるマイクロフォン等やデジタル音声データの
入力を受け付けるインターフェース等である。ここで、
データ入力部202は、アナログ音声データの入力を受
け付けた場合、当該アナログ音声データを標本化および
量子化を行なってデジタル音声データに変換する処理を
する。
を受け付ける処理部であり、アナログ音声データの入力
を受け付けるマイクロフォン等やデジタル音声データの
入力を受け付けるインターフェース等である。ここで、
データ入力部202は、アナログ音声データの入力を受
け付けた場合、当該アナログ音声データを標本化および
量子化を行なってデジタル音声データに変換する処理を
する。
【0039】符号化部203は、G.726の4種類の
符号化レートのうち選択された符号化レートに基づい
て、デジタル音声データを符号化しG.726サンプル
を作成する処理部であり、CPUやメモリを備える。ま
た、この符号化部203は、前記符号化レートに応じて
アクセス単位が8ビットの整数倍となるように、複数の
G.726サンプルを集めて1アクセス単位を作成し、
ファイル出力部205に出力する処理を行なう。さら
に、この符号化部203は、G.726サンプルから1
アクセス単位を作成する際のフォーマット情報をフォー
マット作成部204に出力する処理を行なう。
符号化レートのうち選択された符号化レートに基づい
て、デジタル音声データを符号化しG.726サンプル
を作成する処理部であり、CPUやメモリを備える。ま
た、この符号化部203は、前記符号化レートに応じて
アクセス単位が8ビットの整数倍となるように、複数の
G.726サンプルを集めて1アクセス単位を作成し、
ファイル出力部205に出力する処理を行なう。さら
に、この符号化部203は、G.726サンプルから1
アクセス単位を作成する際のフォーマット情報をフォー
マット作成部204に出力する処理を行なう。
【0040】ここで、フォーマット情報とは、例えば、
アクセス単位の合計数、1アクセス単位のサイズ、1ア
クセス単位に含まれるG.726サンプル数、最後のア
クセス単位に含まれる有効サンプル数およびビットレー
ト等をいう。
アクセス単位の合計数、1アクセス単位のサイズ、1ア
クセス単位に含まれるG.726サンプル数、最後のア
クセス単位に含まれる有効サンプル数およびビットレー
ト等をいう。
【0041】フォーマット作成部204は、前記フォー
マット情報に基づいてMP4ファイルのヘッダ情報を作
成する処理部であり、CPUやメモリを備える。そし
て、このフォーマット作成部204は、前記作成したヘ
ッダ情報をファイル出力部205に出力する処理を行な
う。
マット情報に基づいてMP4ファイルのヘッダ情報を作
成する処理部であり、CPUやメモリを備える。そし
て、このフォーマット作成部204は、前記作成したヘ
ッダ情報をファイル出力部205に出力する処理を行な
う。
【0042】ファイル出力部205は、前記アクセス単
位を多重化してアクセス単位列を作成し、当該アクセス
単位列と前記ヘッダ情報とを組み合わせてMP4ファイ
ルを作成する処理部であり、CPUやメモリを備える。
そして、このファイル出力部205は、作成したMP4
ファイルを出力して、記憶装置206に格納する処理を
行なう。
位を多重化してアクセス単位列を作成し、当該アクセス
単位列と前記ヘッダ情報とを組み合わせてMP4ファイ
ルを作成する処理部であり、CPUやメモリを備える。
そして、このファイル出力部205は、作成したMP4
ファイルを出力して、記憶装置206に格納する処理を
行なう。
【0043】記憶装置206は、前記ファイル作成装置
を用いて作成したMP4ファイルを格納するためのハー
ドディスク、CD−R、SDメモリカード等の記録媒体
である。
を用いて作成したMP4ファイルを格納するためのハー
ドディスク、CD−R、SDメモリカード等の記録媒体
である。
【0044】以上のように構成されたファイル作成装置
によるMP4ファイルのファイル作成方法について、説
明する。図2(a)は、前記ファイル作成装置201
が、符号化レート16kbit/sにおいて符号化した
G.726サンプルからアクセス単位を作成する処理を
模式的に表す図である。
によるMP4ファイルのファイル作成方法について、説
明する。図2(a)は、前記ファイル作成装置201
が、符号化レート16kbit/sにおいて符号化した
G.726サンプルからアクセス単位を作成する処理を
模式的に表す図である。
【0045】図に示すように、符号化部203は、2ビ
ットのG.726サンプル302を8個集めて、16ビ
ット、すなわち2バイトのアクセス単位301を作成
し、ファイル出力部205に出力する。このように、符
号化部203は、2ビットのG.726サンプル302
を8個ずつ集めて1のアクセス単位を作成し、作成した
アクセス単位をファイル出力部205に出力する動作を
続ける。
ットのG.726サンプル302を8個集めて、16ビ
ット、すなわち2バイトのアクセス単位301を作成
し、ファイル出力部205に出力する。このように、符
号化部203は、2ビットのG.726サンプル302
を8個ずつ集めて1のアクセス単位を作成し、作成した
アクセス単位をファイル出力部205に出力する動作を
続ける。
【0046】ここで、データ入力部202から入力され
るデジタル音声データの総サンプル数が8の倍数でない
場合は、最後のアクセス単位303は、1〜7個のG.
726サンプル302を含むこととなる。このとき、符
号化部203は、アクセス単位のサイズが2バイトとな
るようにサイズ調整を行なう。
るデジタル音声データの総サンプル数が8の倍数でない
場合は、最後のアクセス単位303は、1〜7個のG.
726サンプル302を含むこととなる。このとき、符
号化部203は、アクセス単位のサイズが2バイトとな
るようにサイズ調整を行なう。
【0047】例えば、図に示すように、5個のG.72
6サンプル302が残された場合、5×2ビット=10
ビットとなり、アクセス単位のサイズを2バイトにする
ためには6ビット不足しているので、符号化部203は
6ビットのパディングデータ305を付加することによ
って、最後のアクセス単位303のサイズを2バイトに
調整する。
6サンプル302が残された場合、5×2ビット=10
ビットとなり、アクセス単位のサイズを2バイトにする
ためには6ビット不足しているので、符号化部203は
6ビットのパディングデータ305を付加することによ
って、最後のアクセス単位303のサイズを2バイトに
調整する。
【0048】そして、符号化部203は、このようなサ
イズ調整を行なった後、当該最後のアクセス単位303
をファイル出力部205に出力する。
イズ調整を行なった後、当該最後のアクセス単位303
をファイル出力部205に出力する。
【0049】さらに、符号化部203は、最後のアクセ
ス単位303の作成を終えると、全てのアクセス単位の
数や、最後のアクセス単位303に含まれる有効サンプ
ル304は5個のG.726サンプルであること等を示
すフォーマット情報をフォーマット作成部204に出力
する。
ス単位303の作成を終えると、全てのアクセス単位の
数や、最後のアクセス単位303に含まれる有効サンプ
ル304は5個のG.726サンプルであること等を示
すフォーマット情報をフォーマット作成部204に出力
する。
【0050】図2(b)は、前記ファイル作成装置20
1が、符号化レート24kbit/sにおいて符号化し
たG.726サンプルからアクセス単位を作成する処理
を模式的に表す図である。
1が、符号化レート24kbit/sにおいて符号化し
たG.726サンプルからアクセス単位を作成する処理
を模式的に表す図である。
【0051】図に示すように、符号化部203は、3ビ
ットのG.726サンプル302を8個集めて、24ビ
ット、すなわち3バイトのアクセス単位301を作成
し、3ビットのG.726サンプル302を8個ずつ集
めて1のアクセス単位を作成し、作成したアクセス単位
をファイル出力部205に出力する動作を続ける。
ットのG.726サンプル302を8個集めて、24ビ
ット、すなわち3バイトのアクセス単位301を作成
し、3ビットのG.726サンプル302を8個ずつ集
めて1のアクセス単位を作成し、作成したアクセス単位
をファイル出力部205に出力する動作を続ける。
【0052】ここで、データ入力部202から入力され
る音声データの総サンプル数が8の倍数でない場合は、
最後のアクセス単位303は、1〜7個のG.726サ
ンプル302を含むこととなり、上述の場合と同様に、
符号化部203は、アクセス単位のサイズが3バイトと
なるようにサイズ調整を行なう。
る音声データの総サンプル数が8の倍数でない場合は、
最後のアクセス単位303は、1〜7個のG.726サ
ンプル302を含むこととなり、上述の場合と同様に、
符号化部203は、アクセス単位のサイズが3バイトと
なるようにサイズ調整を行なう。
【0053】図2(c)は、前記ファイル作成装置20
1が、符号化レート32kbit/sにおいて符号化し
たG.726サンプルからアクセス単位を作成する処理
を模式的に表す図である。
1が、符号化レート32kbit/sにおいて符号化し
たG.726サンプルからアクセス単位を作成する処理
を模式的に表す図である。
【0054】図に示すように、符号化部203は、4ビ
ットのG.726サンプル302を4個集めて、16ビ
ット、すなわち2バイトのアクセス単位301を作成
し、4ビットのG.726サンプル302を4個ずつ集
めて1のアクセス単位を作成し、作成したアクセス単位
をファイル出力部205に出力する動作を続ける。
ットのG.726サンプル302を4個集めて、16ビ
ット、すなわち2バイトのアクセス単位301を作成
し、4ビットのG.726サンプル302を4個ずつ集
めて1のアクセス単位を作成し、作成したアクセス単位
をファイル出力部205に出力する動作を続ける。
【0055】ここで、データ入力部202から入力され
る音声データの総サンプル数が4の倍数でない場合は、
最後のアクセス単位303は、1〜3個のG.726サ
ンプル302を含むこととなり、上述の場合と同様に、
符号化部203は、アクセス単位のサイズが2バイトと
なるようにサイズ調整を行なう。
る音声データの総サンプル数が4の倍数でない場合は、
最後のアクセス単位303は、1〜3個のG.726サ
ンプル302を含むこととなり、上述の場合と同様に、
符号化部203は、アクセス単位のサイズが2バイトと
なるようにサイズ調整を行なう。
【0056】図2(d)は、前記ファイル作成装置20
1が、符号化レート40kbit/sにおいて符号化し
たG.726サンプルからアクセス単位を作成する処理
を模式的に表す図である。
1が、符号化レート40kbit/sにおいて符号化し
たG.726サンプルからアクセス単位を作成する処理
を模式的に表す図である。
【0057】図に示すように、符号化部203は、5ビ
ットのG.726サンプル302を8個集めて、40ビ
ット、すなわち5バイトのアクセス単位301を作成
し、5ビットのG.726サンプル302を8個ずつ集
めて1のアクセス単位を作成し、作成したアクセス単位
をファイル出力部205に出力する動作を続ける。
ットのG.726サンプル302を8個集めて、40ビ
ット、すなわち5バイトのアクセス単位301を作成
し、5ビットのG.726サンプル302を8個ずつ集
めて1のアクセス単位を作成し、作成したアクセス単位
をファイル出力部205に出力する動作を続ける。
【0058】ここで、データ入力部202から入力され
る音声データの総サンプル数が8の倍数でない場合は、
最後のアクセス単位303は、1〜7個のG.726サ
ンプル302を含むこととなり、上述の場合と同様に、
符号化部203は、アクセス単位のサイズが5バイトと
なるようにサイズ調整を行なう。
る音声データの総サンプル数が8の倍数でない場合は、
最後のアクセス単位303は、1〜7個のG.726サ
ンプル302を含むこととなり、上述の場合と同様に、
符号化部203は、アクセス単位のサイズが5バイトと
なるようにサイズ調整を行なう。
【0059】このように、G.726のいずれの符号化
レートにおいても、符号化部203は、アクセス単位3
01のサイズが8ビットの整数倍で、かつ、同一のサイ
ズとなるようにG.726サンプル302を数個まとめ
て1のアクセス単位301を作成する。そして、データ
入力部202から入力されるデジタル音声データを符号
化した後のG.726サンプル302の総数との関係に
おいて、最後のアクセス単位303のサイズを他のアク
セス単位のサイズと同一にできない場合には、パディン
グデータ305を付加することによるサイズ調整を行な
って最後のアクセス単位303を作成する。
レートにおいても、符号化部203は、アクセス単位3
01のサイズが8ビットの整数倍で、かつ、同一のサイ
ズとなるようにG.726サンプル302を数個まとめ
て1のアクセス単位301を作成する。そして、データ
入力部202から入力されるデジタル音声データを符号
化した後のG.726サンプル302の総数との関係に
おいて、最後のアクセス単位303のサイズを他のアク
セス単位のサイズと同一にできない場合には、パディン
グデータ305を付加することによるサイズ調整を行な
って最後のアクセス単位303を作成する。
【0060】なお、G.726サンプル302をまとめ
る数は、上記の数に限られるものではなく、前記G.7
26サンプル302をまとめることによって1のアクセ
ス単位301のサイズが8ビットの整数倍となる任意の
数Xを選択することができる。
る数は、上記の数に限られるものではなく、前記G.7
26サンプル302をまとめることによって1のアクセ
ス単位301のサイズが8ビットの整数倍となる任意の
数Xを選択することができる。
【0061】但し、前記任意の数Xの値を大きく設定す
るとアクセスの粒度が大きくなり、ランダムアクセス再
生時に精度の高い頭出しを行なうことができない場合も
生じうる。
るとアクセスの粒度が大きくなり、ランダムアクセス再
生時に精度の高い頭出しを行なうことができない場合も
生じうる。
【0062】例えば、800個のG.726サンプル3
02をまとめて1アクセス単位301を作成するとアク
セスの粒度は1ミリ秒単位となる。一方、8000個の
G.726サンプル302をまとめて1アクセス単位3
01を作成するとアクセスの粒度は1秒単位となる。こ
のように、前記任意の数Xの値を大きくすることによっ
て、ランダムアクセス再生時の頭出しの精度が低くなる
ことがある。
02をまとめて1アクセス単位301を作成するとアク
セスの粒度は1ミリ秒単位となる。一方、8000個の
G.726サンプル302をまとめて1アクセス単位3
01を作成するとアクセスの粒度は1秒単位となる。こ
のように、前記任意の数Xの値を大きくすることによっ
て、ランダムアクセス再生時の頭出しの精度が低くなる
ことがある。
【0063】また、上記のように8000個のG.72
6サンプル302をまとめて1アクセス単位301を作
成すると、G.726サンプル302が符号化レート2
4kbit/sにおいて符号化されている場合、上記8
000個のG.726サンプル302をまとめた1のア
クセス単位301のサイズは、24,000ビットすな
わち3,000バイトとなる。このとき、全てのアクセ
ス単位のサイズを揃えるために最後のアクセス単位30
3に付加するパディングデータ305のサイズは最大で
23,997ビットが必要となって、ファイルの冗長性
が増す可能性もある。従って、前記任意の数Xの値は、
できる限り小さく設定することとした方がよい。
6サンプル302をまとめて1アクセス単位301を作
成すると、G.726サンプル302が符号化レート2
4kbit/sにおいて符号化されている場合、上記8
000個のG.726サンプル302をまとめた1のア
クセス単位301のサイズは、24,000ビットすな
わち3,000バイトとなる。このとき、全てのアクセ
ス単位のサイズを揃えるために最後のアクセス単位30
3に付加するパディングデータ305のサイズは最大で
23,997ビットが必要となって、ファイルの冗長性
が増す可能性もある。従って、前記任意の数Xの値は、
できる限り小さく設定することとした方がよい。
【0064】図3は、上記のG.726サンプルからア
クセス単位を作成する処理を示すフロー図である。ま
ず、データ入力部202は、音声データの入力を受け付
ける(S11)。ここで、前記音声データがアナログ音
声データである場合には、データ入力部202は、デジ
タル化処理として標本化・量子化を行ない、デジタル音
声データに変換する。そして、データ入力部202は、
デジタル音声データを符号化部203に出力する。
クセス単位を作成する処理を示すフロー図である。ま
ず、データ入力部202は、音声データの入力を受け付
ける(S11)。ここで、前記音声データがアナログ音
声データである場合には、データ入力部202は、デジ
タル化処理として標本化・量子化を行ない、デジタル音
声データに変換する。そして、データ入力部202は、
デジタル音声データを符号化部203に出力する。
【0065】次に、符号化部203は、データ入力部2
02から受け取ったデジタル音声データを、G.726
の符号化レートに基づいて符号化し(S12)、G.7
26サンプル302を作成する(S13)。そして、符
号化部203は、所定のファイル化情報に従って、G.
726サンプル302からアクセス単位301を作成す
る。ここで、所定のファイル化情報とは、アクセス単位
301のサイズが8ビットの整数倍となるように、前記
符号化レート毎に1のアクセス単位301を構成する
G.726サンプル302の個数Mを定めたものであ
る。また、当該ファイル化情報の符号化レートから1の
G.726サンプルあたりに割り当てられるビット数S
を算出することができる。
02から受け取ったデジタル音声データを、G.726
の符号化レートに基づいて符号化し(S12)、G.7
26サンプル302を作成する(S13)。そして、符
号化部203は、所定のファイル化情報に従って、G.
726サンプル302からアクセス単位301を作成す
る。ここで、所定のファイル化情報とは、アクセス単位
301のサイズが8ビットの整数倍となるように、前記
符号化レート毎に1のアクセス単位301を構成する
G.726サンプル302の個数Mを定めたものであ
る。また、当該ファイル化情報の符号化レートから1の
G.726サンプルあたりに割り当てられるビット数S
を算出することができる。
【0066】このとき、符号化部203は、符号化を終
えたG.726サンプル302の個数を判断し(S1
4)、G.726サンプルの個数が前記個数Mより多い
場合は、Mサンプルを取り出して1のアクセス単位30
1を作成する(S15)。その後、アクセス単位数Cに
1を加算して(S16)、再びG.726サンプル30
2の個数を判断し(S14)、上記の動作を繰り返す。
えたG.726サンプル302の個数を判断し(S1
4)、G.726サンプルの個数が前記個数Mより多い
場合は、Mサンプルを取り出して1のアクセス単位30
1を作成する(S15)。その後、アクセス単位数Cに
1を加算して(S16)、再びG.726サンプル30
2の個数を判断し(S14)、上記の動作を繰り返す。
【0067】ここで、G.726サンプルの個数が前記
個数Mである場合、符号化部203はMサンプルを取り
出して最後のアクセス単位301を作成する(S1
7)。また、G.726サンプルの個数が前記個数Mよ
り少ない場合は、残りN個のG.726サンプルに付加
するパディングを計算する(S18)。このとき、符号
化部203は、MからNを減算した値にSを乗算して前
記パディングデータのビット数を算出し、残りN個の
G.726サンプルに前記算出したパディングを付加し
て最後のアクセス単位301を作成する(S19)。
個数Mである場合、符号化部203はMサンプルを取り
出して最後のアクセス単位301を作成する(S1
7)。また、G.726サンプルの個数が前記個数Mよ
り少ない場合は、残りN個のG.726サンプルに付加
するパディングを計算する(S18)。このとき、符号
化部203は、MからNを減算した値にSを乗算して前
記パディングデータのビット数を算出し、残りN個の
G.726サンプルに前記算出したパディングを付加し
て最後のアクセス単位301を作成する(S19)。
【0068】その後、符号化部203は、アクセス単位
数Cに1を加算して、総アクセス単位数Cを算出する
(S20)。また、前記残りN個のG.726サンプル
にパディングを付加した場合、当該個数Nを有効サンプ
ルとして、当該総アクセス単位数C、前記個数M、当該
有効サンプルN、前記ビット数Sおよび前記符号化レー
トをフォーマット情報として、フォーマット作成部20
4に出力する(S21)。
数Cに1を加算して、総アクセス単位数Cを算出する
(S20)。また、前記残りN個のG.726サンプル
にパディングを付加した場合、当該個数Nを有効サンプ
ルとして、当該総アクセス単位数C、前記個数M、当該
有効サンプルN、前記ビット数Sおよび前記符号化レー
トをフォーマット情報として、フォーマット作成部20
4に出力する(S21)。
【0069】このようにして、前記ファイル作成装置2
01は、データ入力部202を介してデジタル音声デー
タを入力して、符号化部203において符号化し、符号
化レートに応じて数個のG.726サンプルをまとめて
1のアクセス単位とする。そして、前記アクセス単位
を、ファイル出力部205に出力し、多重化してアクセ
ス単位列とする。
01は、データ入力部202を介してデジタル音声デー
タを入力して、符号化部203において符号化し、符号
化レートに応じて数個のG.726サンプルをまとめて
1のアクセス単位とする。そして、前記アクセス単位
を、ファイル出力部205に出力し、多重化してアクセ
ス単位列とする。
【0070】また、前記ファイル作成装置201は、符
号化部203においてデジタル音声データをファイル化
する際のフォーマット情報をフォーマット作成部204
に出力し、当該フォーマット作成部204において、前
記フォーマット情報を記録するサンプルディスクリプシ
ョンボックスやサンプルサイズボックス等のサブボック
ス列を作成する。
号化部203においてデジタル音声データをファイル化
する際のフォーマット情報をフォーマット作成部204
に出力し、当該フォーマット作成部204において、前
記フォーマット情報を記録するサンプルディスクリプシ
ョンボックスやサンプルサイズボックス等のサブボック
ス列を作成する。
【0071】さらに、前記ファイル作成装置201は、
前記フォーマット作成部204において、各ボックスの
サイズ情報等を記録するボックスヘッダ部を作成し、M
P4ファイル100のヘッダ情報を記録するムービーデ
ータボックスおよびムービーデータボックスのボックス
ヘッダ部をファイル出力部205に出力する。
前記フォーマット作成部204において、各ボックスの
サイズ情報等を記録するボックスヘッダ部を作成し、M
P4ファイル100のヘッダ情報を記録するムービーデ
ータボックスおよびムービーデータボックスのボックス
ヘッダ部をファイル出力部205に出力する。
【0072】その後、前記ファイル作成装置201は、
ファイル出力部205において、前記多重化したアクセ
ス単位列を含むボックスと、前記MP4ファイル100
のヘッダ情報を記録するムービーボックス等とを組み合
わせてMP4ファイル100に出力し、当該MP4ファ
イル100を記憶装置206に格納する。
ファイル出力部205において、前記多重化したアクセ
ス単位列を含むボックスと、前記MP4ファイル100
のヘッダ情報を記録するムービーボックス等とを組み合
わせてMP4ファイル100に出力し、当該MP4ファ
イル100を記憶装置206に格納する。
【0073】図4は、本発明の実施の形態1に係るファ
イル作成装置によって作成されたMP4ファイルの構造
を示す図である。図に示すように、このMP4ファイル
400は、上述した従来におけるMP4ファイル100
と同様に、ムービーボックス401とムービーデータボ
ックス402とから構成され、ボックスが階層化された
構造になっている。
イル作成装置によって作成されたMP4ファイルの構造
を示す図である。図に示すように、このMP4ファイル
400は、上述した従来におけるMP4ファイル100
と同様に、ムービーボックス401とムービーデータボ
ックス402とから構成され、ボックスが階層化された
構造になっている。
【0074】ムービーボックス401は、MP4ファイ
ルのヘッダ情報を記録するボックス群であり、ボックス
ヘッダ部403とサブボックス列404とから構成され
る点において上述した従来におけるMP4ファイル10
0の構造と同様であるが、サブボックス列404がサン
プルサイズボックス409とサンプルディスクリプショ
ンボックス410等から構成され、パディングビットボ
ックスを備えていない点で従来におけるMP4ファイル
100の構造と大きく異なる。
ルのヘッダ情報を記録するボックス群であり、ボックス
ヘッダ部403とサブボックス列404とから構成され
る点において上述した従来におけるMP4ファイル10
0の構造と同様であるが、サブボックス列404がサン
プルサイズボックス409とサンプルディスクリプショ
ンボックス410等から構成され、パディングビットボ
ックスを備えていない点で従来におけるMP4ファイル
100の構造と大きく異なる。
【0075】また、サンプルサイズボックス409は、
ボックスヘッダ部403と、サンプルサイズを記録する
ボックス411と、総サンプル数を記録するサンプルカ
ウントボックス412とから構成され、サンプルサイズ
列を備えていない点で従来におけるMP4ファイル10
0の構造と異なる。
ボックスヘッダ部403と、サンプルサイズを記録する
ボックス411と、総サンプル数を記録するサンプルカ
ウントボックス412とから構成され、サンプルサイズ
列を備えていない点で従来におけるMP4ファイル10
0の構造と異なる。
【0076】さらに、アクセス単位列405は、G.7
26サンプル302を複数個まとめて作成されるアクセ
ス単位301から構成され、最後のアクセス単位303
が有効サンプル304とパディングデータ305とから
構成される点で、従来におけるMP4ファイル100の
構造と異なる。
26サンプル302を複数個まとめて作成されるアクセ
ス単位301から構成され、最後のアクセス単位303
が有効サンプル304とパディングデータ305とから
構成される点で、従来におけるMP4ファイル100の
構造と異なる。
【0077】そして、サンプルディスクリプションボッ
クス410は、1アクセス単位当たりのサンプル数41
3と最後のアクセス単位の有効サンプル数414とを記
録する点において、従来におけるMP4ファイルの構造
と異なる。
クス410は、1アクセス単位当たりのサンプル数41
3と最後のアクセス単位の有効サンプル数414とを記
録する点において、従来におけるMP4ファイルの構造
と異なる。
【0078】このように、本発明に係るファイル作成方
法によれば、G.726サンプル302をバイト単位、
すなわち8ビットの整数倍となるように複数個まとめて
1のアクセス単位301を作成し、アクセス単位毎にパ
ディングデータを付加する必要がないので、パディング
データのビット情報を記録するパディングビットボック
スが不要となる。
法によれば、G.726サンプル302をバイト単位、
すなわち8ビットの整数倍となるように複数個まとめて
1のアクセス単位301を作成し、アクセス単位毎にパ
ディングデータを付加する必要がないので、パディング
データのビット情報を記録するパディングビットボック
スが不要となる。
【0079】また、G.726サンプル302を、アク
セス単位301のサイズが全て同一となるように複数個
まとめて1のアクセス単位301を作成するので、サン
プルサイズ列を使用しないこととなり、サンプルサイズ
ボックス409のサイズを小さくすることができる。
セス単位301のサイズが全て同一となるように複数個
まとめて1のアクセス単位301を作成するので、サン
プルサイズ列を使用しないこととなり、サンプルサイズ
ボックス409のサイズを小さくすることができる。
【0080】さらに、入力されるデジタル音声データの
音声サンプルを符号化した結果、G.726サンプル3
02の個数が足りず、上記のように8ビットの整数倍で
あり、かつ、サイズが全て同一となるようにまとめるこ
とができない場合であっても、最後のアクセス単位30
3にパディングデータ305を付加するので、全てのア
クセス単位のサイズを同一にすることができる。
音声サンプルを符号化した結果、G.726サンプル3
02の個数が足りず、上記のように8ビットの整数倍で
あり、かつ、サイズが全て同一となるようにまとめるこ
とができない場合であっても、最後のアクセス単位30
3にパディングデータ305を付加するので、全てのア
クセス単位のサイズを同一にすることができる。
【0081】そして、サンプルディスクリプションボッ
クス410に、1アクセス単位当たりのG.726サン
プル数413を記録し、さらに、上記パディングデータ
305を付加した場合には、最後のアクセス単位の有効
サンプル数414を記録するので、MP4ファイルを読
み出して復号化および再生処理を行なう際に、これらの
情報を用いることによりデジタル音声データを復元する
ことができる。
クス410に、1アクセス単位当たりのG.726サン
プル数413を記録し、さらに、上記パディングデータ
305を付加した場合には、最後のアクセス単位の有効
サンプル数414を記録するので、MP4ファイルを読
み出して復号化および再生処理を行なう際に、これらの
情報を用いることによりデジタル音声データを復元する
ことができる。
【0082】図5は、本発明の実施の形態1に係るファ
イル作成方法を用いて、G.726の符号化レート24
kbit/sにおいて符号化したG.726サンプルを
ファイル化した際のファイルサイズを説明するための図
である。
イル作成方法を用いて、G.726の符号化レート24
kbit/sにおいて符号化したG.726サンプルを
ファイル化した際のファイルサイズを説明するための図
である。
【0083】ここでは、従来におけるファイル作成方法
を用いて作成したファイルサイズとの比較を容易にする
ため、上述の従来におけるファイル作成方法と同様に、
16の音声サンプルをG.726サンプルに符号化した
際のファイルサイズから、60秒間符号化を続けた後の
ファイルサイズを説明することとする。また、同様に、
上記ムービーボックス401内のサブボックス列404
を構成するボックスについて、サンプルサイズボックス
409のみを用いて説明することとする。なお、ムービ
ーボックス401のボックスサイズは、サンプルサイズ
ボックス409以外のボックスのサイズによって変動す
るため、“xxxx”としておく。
を用いて作成したファイルサイズとの比較を容易にする
ため、上述の従来におけるファイル作成方法と同様に、
16の音声サンプルをG.726サンプルに符号化した
際のファイルサイズから、60秒間符号化を続けた後の
ファイルサイズを説明することとする。また、同様に、
上記ムービーボックス401内のサブボックス列404
を構成するボックスについて、サンプルサイズボックス
409のみを用いて説明することとする。なお、ムービ
ーボックス401のボックスサイズは、サンプルサイズ
ボックス409以外のボックスのサイズによって変動す
るため、“xxxx”としておく。
【0084】図に示すように、サンプルサイズボックス
409は、従来の場合と同様に、ボックスサイズ情報等
の各項目を4バイトずつ用いて記録し、合計20バイト
のサイズとなる。
409は、従来の場合と同様に、ボックスサイズ情報等
の各項目を4バイトずつ用いて記録し、合計20バイト
のサイズとなる。
【0085】また、ムービーデータボックス402は、
従来の場合と同様に、ボックスサイズ情報とボックスタ
イプ情報を4バイトずつ用いて、すなわち8バイトを用
いて記録する。
従来の場合と同様に、ボックスサイズ情報とボックスタ
イプ情報を4バイトずつ用いて、すなわち8バイトを用
いて記録する。
【0086】さらに、アクセス単位を記録するにあたっ
て、符号化レート24kbit/sにおいては、3ビッ
トのG.726サンプルを8個まとめて3バイトのアク
セス単位を作成するので、16の音声サンプルをG.7
26サンプルに符号化した場合、3バイトのアクセス単
位が2つ作成され、6バイトのサイズが必要となる。従
って、ムービーデータボックス402は、前記ボックス
サイズ情報等の各項目を記録する8バイトに、3バイト
のアクセス単位を2つ記録する6バイトを合算して、合
計14バイトとなる。
て、符号化レート24kbit/sにおいては、3ビッ
トのG.726サンプルを8個まとめて3バイトのアク
セス単位を作成するので、16の音声サンプルをG.7
26サンプルに符号化した場合、3バイトのアクセス単
位が2つ作成され、6バイトのサイズが必要となる。従
って、ムービーデータボックス402は、前記ボックス
サイズ情報等の各項目を記録する8バイトに、3バイト
のアクセス単位を2つ記録する6バイトを合算して、合
計14バイトとなる。
【0087】さらにまた、本発明に係るファイル作成方
法によれば、アクセス単位毎にパディングデータを付加
する必要がないので、パディングデータのビット情報を
記録するパディングビットボックスが不要となる。
法によれば、アクセス単位毎にパディングデータを付加
する必要がないので、パディングデータのビット情報を
記録するパディングビットボックスが不要となる。
【0088】そして、60秒後においては、480,0
00の音声サンプルがG.726サンプルに符号化され
て、ムービーデータボックス402のサイズは180,
008バイトとなり、サンプルサイズボックスのサイズ
は20バイトとなり、パディングビットボックスのサイ
ズは、0バイトとなる。
00の音声サンプルがG.726サンプルに符号化され
て、ムービーデータボックス402のサイズは180,
008バイトとなり、サンプルサイズボックスのサイズ
は20バイトとなり、パディングビットボックスのサイ
ズは、0バイトとなる。
【0089】従って、本発明に係るファイル作成方法を
用いて作成したファイルサイズを、従来におけるファイ
ル作成方法を用いて作成したファイルサイズと比較すれ
ば、ムービーデータボックス402のサイズを300,
000バイト減らすことでき、また、パディングビット
ボックスが不要となって、240,016バイト減らす
ことができる。
用いて作成したファイルサイズを、従来におけるファイ
ル作成方法を用いて作成したファイルサイズと比較すれ
ば、ムービーデータボックス402のサイズを300,
000バイト減らすことでき、また、パディングビット
ボックスが不要となって、240,016バイト減らす
ことができる。
【0090】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2に係るデータ再生装置を、図面を参照しながら説明
する。図6は、本発明の実施の形態2に係るデータ再生
装置の構成を示すブロック図である。
態2に係るデータ再生装置を、図面を参照しながら説明
する。図6は、本発明の実施の形態2に係るデータ再生
装置の構成を示すブロック図である。
【0091】このデータ再生装置501は、上記実施の
形態1に係るファイル作成装置を用いて作成され、記憶
装置502に格納されているMP4ファイルを読み出し
て復号化し音声に復元して再生するコンピュータ等であ
り、ファイル読出部503と、フォーマット解析部50
4と、復号化部505と、再生部506とを備える。
形態1に係るファイル作成装置を用いて作成され、記憶
装置502に格納されているMP4ファイルを読み出し
て復号化し音声に復元して再生するコンピュータ等であ
り、ファイル読出部503と、フォーマット解析部50
4と、復号化部505と、再生部506とを備える。
【0092】ファイル読出部503は、記憶装置502
からMP4ファイルを読み出すCD−ROMドライブや
SDメモリーカードリーダ等である。このファイル読出
部503は、MP4ファイルのヘッダ情報をフォーマッ
ト解析部504に出力し、MP4ファイルのアクセス単
位列を1アクセス単位ずつ復号化部505に出力する。
からMP4ファイルを読み出すCD−ROMドライブや
SDメモリーカードリーダ等である。このファイル読出
部503は、MP4ファイルのヘッダ情報をフォーマッ
ト解析部504に出力し、MP4ファイルのアクセス単
位列を1アクセス単位ずつ復号化部505に出力する。
【0093】フォーマット解析部504は、CPU等を
備え、MP4ファイルのヘッダ情報を解析する処理部で
あり、前記ヘッダ情報を解析した結果得られるフォーマ
ット情報を復号化部505に出力する。
備え、MP4ファイルのヘッダ情報を解析する処理部で
あり、前記ヘッダ情報を解析した結果得られるフォーマ
ット情報を復号化部505に出力する。
【0094】復号化部505は、CPUやメモリを備
え、MP4ファイルを音声データに復号化する処理部で
ある。この復号化部505は、前記ファイル読出部50
3からアクセス単位を1ずつ受け取り、また、前記フォ
ーマット解析部504からフォーマット情報を受け取っ
て、当該フォーマット情報に従って、アクセス単位を音
声データに復号化し、再生部506に出力する。
え、MP4ファイルを音声データに復号化する処理部で
ある。この復号化部505は、前記ファイル読出部50
3からアクセス単位を1ずつ受け取り、また、前記フォ
ーマット解析部504からフォーマット情報を受け取っ
て、当該フォーマット情報に従って、アクセス単位を音
声データに復号化し、再生部506に出力する。
【0095】再生部506は、スピーカ等の外部出力装
置等であり、音声データを音声に変換して再生する。こ
の再生部506は、前記復号化部505から復号化した
音声データを受け取り、当該音声データを音声に変換し
て外部出力を行なう。
置等であり、音声データを音声に変換して再生する。こ
の再生部506は、前記復号化部505から復号化した
音声データを受け取り、当該音声データを音声に変換し
て外部出力を行なう。
【0096】記憶装置502は、前記実施の形態1に係
るファイル作成装置を用いて作成したMP4ファイルを
格納しているハードディスク、CD−R、SDメモリカ
ード等の記録媒体である。
るファイル作成装置を用いて作成したMP4ファイルを
格納しているハードディスク、CD−R、SDメモリカ
ード等の記録媒体である。
【0097】以上のように構成されたデータ再生装置に
よるMP4ファイルのデータ再生方法について、説明す
る。図7は、本発明の実施の形態2に係るデータ再生装
置によるデータ復号処理の一部を示すフロー図である。
よるMP4ファイルのデータ再生方法について、説明す
る。図7は、本発明の実施の形態2に係るデータ再生装
置によるデータ復号処理の一部を示すフロー図である。
【0098】まず、ファイル読出部503は、記憶装置
502に格納されているMP4ファイルを読み出す(S
31)。そして、ムービーボックス401に記録されて
いるMP4ファイルのヘッダ情報をフォーマット解析部
504に出力し、ムービーデータボックス402に記録
されているアクセス単位列405の中からアクセス単位
301を1つずつ復号化部505に出力する。
502に格納されているMP4ファイルを読み出す(S
31)。そして、ムービーボックス401に記録されて
いるMP4ファイルのヘッダ情報をフォーマット解析部
504に出力し、ムービーデータボックス402に記録
されているアクセス単位列405の中からアクセス単位
301を1つずつ復号化部505に出力する。
【0099】次に、フォーマット解析部504は、MP
4ファイルのヘッダ情報が記録されているムービーデー
タボックス内のサンプルディスクリプションボックスや
サンプルサイズボックス等を解析して、総アクセス単位
数C、1のアクセス単位301を構成するG.726サ
ンプル302の個数M、最後のアクセス単位に含まれる
G.726サンプルの個数L、1のG.726サンプル
あたりのビット数Sおよび符号化レートを算出し、フォ
ーマット情報として復号化部505に出力する(S3
2)。
4ファイルのヘッダ情報が記録されているムービーデー
タボックス内のサンプルディスクリプションボックスや
サンプルサイズボックス等を解析して、総アクセス単位
数C、1のアクセス単位301を構成するG.726サ
ンプル302の個数M、最後のアクセス単位に含まれる
G.726サンプルの個数L、1のG.726サンプル
あたりのビット数Sおよび符号化レートを算出し、フォ
ーマット情報として復号化部505に出力する(S3
2)。
【0100】そして、復号化部505は、前記フォーマ
ット情報と前記1のアクセス単位301とを受け取る
と、当該フォーマット情報に従って当該1のアクセス単
位301を復号化する(S33)。その後、復号化部5
05は、アクセス単位数Cから1を減じ(S34)、当
該1のアクセス単位301を構成するM個のG.726
サンプルを復号する(S34)。
ット情報と前記1のアクセス単位301とを受け取る
と、当該フォーマット情報に従って当該1のアクセス単
位301を復号化する(S33)。その後、復号化部5
05は、アクセス単位数Cから1を減じ(S34)、当
該1のアクセス単位301を構成するM個のG.726
サンプルを復号する(S34)。
【0101】ここで、復号化部505は、前記フォーマ
ット情報から総アクセス単位数Cを内部に備えているメ
モリに記録してアクセス単位数Cの残数を計算し、最後
の1つ前のアクセス単位まで上記の動作を繰り返す。
ット情報から総アクセス単位数Cを内部に備えているメ
モリに記録してアクセス単位数Cの残数を計算し、最後
の1つ前のアクセス単位まで上記の動作を繰り返す。
【0102】その後、復号化部505は、最後のアクセ
ス単位をファイル読出部503から受け取ると、前記フ
ォーマット情報に基づいて最後のアクセス単位に含まれ
るG.726サンプルの個数Lを特定し(S36)、L
個のG.726サンプルを復号する(S37)。
ス単位をファイル読出部503から受け取ると、前記フ
ォーマット情報に基づいて最後のアクセス単位に含まれ
るG.726サンプルの個数Lを特定し(S36)、L
個のG.726サンプルを復号する(S37)。
【0103】ここで、復号化部505は、前記個数Lを
サンプルディスクリプションボックス410における最
後のアクセス単位の有効サンプル数414に記録されて
いる情報から特定することとなる。すなわち、上記実施
の形態1において、最後のアクセス単位を作成するG.
726サンプルの個数がMであれば、前記個数Lは、前
記個数Mと同一であり、最後のアクセス単位を作成する
G.726サンプルの個数がNであれば、前記個数L
は、前記個数Nと同一となり、いずれの場合においても
復号化部505は、G.726サンプルをデジタル音声
データに復号することができる。
サンプルディスクリプションボックス410における最
後のアクセス単位の有効サンプル数414に記録されて
いる情報から特定することとなる。すなわち、上記実施
の形態1において、最後のアクセス単位を作成するG.
726サンプルの個数がMであれば、前記個数Lは、前
記個数Mと同一であり、最後のアクセス単位を作成する
G.726サンプルの個数がNであれば、前記個数L
は、前記個数Nと同一となり、いずれの場合においても
復号化部505は、G.726サンプルをデジタル音声
データに復号することができる。
【0104】そして、復号化部505は、最後のアクセ
ス単位に含まれるL個のG.726サンプルを復号した
後、当該復号したデジタル音声データを再生部506に
出力し、復号処理を終える。
ス単位に含まれるL個のG.726サンプルを復号した
後、当該復号したデジタル音声データを再生部506に
出力し、復号処理を終える。
【0105】このようにして、本発明の実施の形態2に
係るデータ再生装置501により、上記実施の形態1に
係るファイル作成装置を用いて作成したMP4ファイル
からのデータの読み出しおよび再生を実現することがで
きる。
係るデータ再生装置501により、上記実施の形態1に
係るファイル作成装置を用いて作成したMP4ファイル
からのデータの読み出しおよび再生を実現することがで
きる。
【0106】これまで説明したように、本発明の各実施
の形態に係るファイル作成装置およびデータ再生装置
は、サイズを小さくしてMP4ファイルを作成し、作成
したMP4ファイルからデータを読み出して再生するこ
とができ、有用である。ここで、本発明の使用例につい
て図を用いて説明する。
の形態に係るファイル作成装置およびデータ再生装置
は、サイズを小さくしてMP4ファイルを作成し、作成
したMP4ファイルからデータを読み出して再生するこ
とができ、有用である。ここで、本発明の使用例につい
て図を用いて説明する。
【0107】図8は、本発明の実施の形態1に係るファ
イル作成装置および実施の形態2に係るデータ再生装置
の使用例を示す図である。
イル作成装置および実施の形態2に係るデータ再生装置
の使用例を示す図である。
【0108】本発明の実施の形態1に係るファイル作成
装置および実施の形態2に係るデータ再生装置は、MP
4ファイルをインターネット等の通信回線を介して受信
したり、送信したりする音楽および画像配信システム等
に使用されうる。
装置および実施の形態2に係るデータ再生装置は、MP
4ファイルをインターネット等の通信回線を介して受信
したり、送信したりする音楽および画像配信システム等
に使用されうる。
【0109】図に示すように、この音楽および画像配信
システムは、携帯電話601、SDメモリーカード60
2、音楽および画像配信サーバ603、デジタルカメラ
604、パーソナルコンピュータ605およびネットワ
ーク通信網606から構成される。
システムは、携帯電話601、SDメモリーカード60
2、音楽および画像配信サーバ603、デジタルカメラ
604、パーソナルコンピュータ605およびネットワ
ーク通信網606から構成される。
【0110】ここで、携帯電話601、デジタルカメラ
604およびパーソナルコンピュータ605は、ファイ
ル作成装置206およびデータ再生装置501に対応
し、SDメモリーカード602は、記憶装置206およ
び記憶装置502に対応する。また、音楽および画像配
信サーバ603はMP4ファイルを、ネットワーク通信
網606を介して配信する。
604およびパーソナルコンピュータ605は、ファイ
ル作成装置206およびデータ再生装置501に対応
し、SDメモリーカード602は、記憶装置206およ
び記憶装置502に対応する。また、音楽および画像配
信サーバ603はMP4ファイルを、ネットワーク通信
網606を介して配信する。
【0111】例えば、ファイル作成装置201およびデ
ータ再生装置501に対応するパーソナルコンピュータ
605を用いて音楽データを記録したMP4ファイルを
作成し、ネットワーク通信網606を介して音楽および
画像配信サーバ603にアップロードする。
ータ再生装置501に対応するパーソナルコンピュータ
605を用いて音楽データを記録したMP4ファイルを
作成し、ネットワーク通信網606を介して音楽および
画像配信サーバ603にアップロードする。
【0112】そして、ファイル作成装置201およびデ
ータ再生装置501に対応する携帯電話601を用い
て、前記音楽および画像配信サーバ603にアップロー
ドしたMP4ファイルを、ネットワーク通信網606を
介してダウンロードし、記憶装置201および記憶装置
502に対応するSDメモリーカード602に格納し、
SDメモリーカード602から前記MP4ファイルを読
み出して、前記音楽データを再生することができる。
ータ再生装置501に対応する携帯電話601を用い
て、前記音楽および画像配信サーバ603にアップロー
ドしたMP4ファイルを、ネットワーク通信網606を
介してダウンロードし、記憶装置201および記憶装置
502に対応するSDメモリーカード602に格納し、
SDメモリーカード602から前記MP4ファイルを読
み出して、前記音楽データを再生することができる。
【0113】さらに、ファイル作成装置201およびデ
ータ再生装置501に対応するデジタルカメラ604を
用いて、静止画像または動画像を撮影し、静止画像デー
タまたは動画像データを記録したMP4ファイルを作成
し、SDメモリーカード602に格納する。そして、前
記MP4ファイルを格納しているSDメモリーカード6
02をデジタルカメラ604から取り出して、パーソナ
ルコンピュータ605や携帯電話606を用いて再生し
たり、ネットワーク通信網606を介して音楽および画
像配信サーバ603にアップロードしたりすることがで
きる。
ータ再生装置501に対応するデジタルカメラ604を
用いて、静止画像または動画像を撮影し、静止画像デー
タまたは動画像データを記録したMP4ファイルを作成
し、SDメモリーカード602に格納する。そして、前
記MP4ファイルを格納しているSDメモリーカード6
02をデジタルカメラ604から取り出して、パーソナ
ルコンピュータ605や携帯電話606を用いて再生し
たり、ネットワーク通信網606を介して音楽および画
像配信サーバ603にアップロードしたりすることがで
きる。
【0114】このように、本発明は、例えば、音楽およ
び画像配信システムにおいて実現されるものであり、こ
のファイル作成装置およびデータ再生装置によれば、作
成したMP4ファイルのサイズを小さくすることができ
るので、アップロードおよびダウンロード時における通
信時間を短くすることができ、さらに、SDメモリーカ
ード等の記憶装置の容量を効率的に使用することができ
る。
び画像配信システムにおいて実現されるものであり、こ
のファイル作成装置およびデータ再生装置によれば、作
成したMP4ファイルのサイズを小さくすることができ
るので、アップロードおよびダウンロード時における通
信時間を短くすることができ、さらに、SDメモリーカ
ード等の記憶装置の容量を効率的に使用することができ
る。
【0115】以上、本発明に係るファイル作成方法およ
びデータ再生方法について、各実施の形態に基づいて説
明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定される
ものではない。
びデータ再生方法について、各実施の形態に基づいて説
明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定される
ものではない。
【0116】例えば、上記各実施の形態では、通信用符
号化方式としてG.726を用いて説明しているが、本
発明は、G.726に限定されるものではなく、G.7
27やH.261等の他の通信用符号化方式においても
適用することができる。
号化方式としてG.726を用いて説明しているが、本
発明は、G.726に限定されるものではなく、G.7
27やH.261等の他の通信用符号化方式においても
適用することができる。
【0117】また、上記実施の形態1では、符号化レー
トと1のアクセス単位を構成するG.726サンプルと
の関係について、所定のファイル化情報に従うこととし
ているが、1のアクセス単位に含まれるG.726サン
プル数をファイル作成時に動的に設定することとしても
よい。
トと1のアクセス単位を構成するG.726サンプルと
の関係について、所定のファイル化情報に従うこととし
ているが、1のアクセス単位に含まれるG.726サン
プル数をファイル作成時に動的に設定することとしても
よい。
【0118】さらに、上記実施の形態1では、最後のア
クセス単位に含まれる有効サンプル数について、有効サ
ンプル数を直接指定することとしているが、最後のアク
セス単位に含まれる有効サンプル数を求めるために他の
指標を用いてもよい。例えば、number_of_s
amplesのようにG.726サンプル総数であって
も同様の効果が得られる。すなわち、G.726サンプ
ル総数を1アクセス単位あたりに含まれるG.726サ
ンプル数で除算したときの余りを最後のアクセス単位に
含まれる有効サンプル数としてもよい。
クセス単位に含まれる有効サンプル数について、有効サ
ンプル数を直接指定することとしているが、最後のアク
セス単位に含まれる有効サンプル数を求めるために他の
指標を用いてもよい。例えば、number_of_s
amplesのようにG.726サンプル総数であって
も同様の効果が得られる。すなわち、G.726サンプ
ル総数を1アクセス単位あたりに含まれるG.726サ
ンプル数で除算したときの余りを最後のアクセス単位に
含まれる有効サンプル数としてもよい。
【0119】また、上記各実施の形態では、ファイル作
成装置およびデータ再生装置は、ハードディスク等の記
憶装置と接続することとしているが、ネットワークを介
してファイルサーバと接続することとしてもよい。
成装置およびデータ再生装置は、ハードディスク等の記
憶装置と接続することとしているが、ネットワークを介
してファイルサーバと接続することとしてもよい。
【0120】さらに、本発明は、上記各実施の形態に係
るファイル作成装置およびデータ再生装置における動作
をプログラム化したソフトウェアとして実現することと
してもよい。
るファイル作成装置およびデータ再生装置における動作
をプログラム化したソフトウェアとして実現することと
してもよい。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るファ
イル作成方法は、複数の符号化サンプルを含むデジタル
符号化データからファイルを作成する方法であって、前
記複数の符号化サンプルを一定数ずつまとめることによ
って同一サイズの複数のアクセス単位データを生成する
アクセス単位データ作成ステップと、前記アクセス単位
作成ステップにおいて生成されたアクセス単位データを
多重化してファイルに出力するファイル出力ステップと
を含むことを特徴とする。
イル作成方法は、複数の符号化サンプルを含むデジタル
符号化データからファイルを作成する方法であって、前
記複数の符号化サンプルを一定数ずつまとめることによ
って同一サイズの複数のアクセス単位データを生成する
アクセス単位データ作成ステップと、前記アクセス単位
作成ステップにおいて生成されたアクセス単位データを
多重化してファイルに出力するファイル出力ステップと
を含むことを特徴とする。
【0122】これによって、複数の符号化サンプルをま
とめて全てのアクセス単位のサイズをバイト単位におい
て同一としてファイルを作成するので、パディングデー
タの付加およびパディングデータのビット情報が不要と
なり、また、サンプルサイズボックスを最小化すること
ができて、ファイルサイズを小さくすることができる。
とめて全てのアクセス単位のサイズをバイト単位におい
て同一としてファイルを作成するので、パディングデー
タの付加およびパディングデータのビット情報が不要と
なり、また、サンプルサイズボックスを最小化すること
ができて、ファイルサイズを小さくすることができる。
【0123】また、本発明に係るデータ再生方法は、複
数の符号化サンプルが一定数まとめられ全てのアクセス
単位データのサイズが同一であるファイルを取得し、前
記アクセス単位データに含まれている前記符号化サンプ
ルを復号化して再生するデータ再生方法であって、前記
アクセス単位データに含まれている前記一定数を特定す
るアクセス単位解析ステップと、前記アクセス単位解析
ステップにおける解析結果に基づいて前記アクセス単位
データに含まれている前記一定数の前記符号化サンプル
を復号化する復号化ステップとを含むことを特徴とす
る。
数の符号化サンプルが一定数まとめられ全てのアクセス
単位データのサイズが同一であるファイルを取得し、前
記アクセス単位データに含まれている前記符号化サンプ
ルを復号化して再生するデータ再生方法であって、前記
アクセス単位データに含まれている前記一定数を特定す
るアクセス単位解析ステップと、前記アクセス単位解析
ステップにおける解析結果に基づいて前記アクセス単位
データに含まれている前記一定数の前記符号化サンプル
を復号化する復号化ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0124】これによって、アクセス単位に含まれてい
る符号化サンプルの数を解析して復号化を行なうので、
上記ファイル作成方法を用いて作成したファイルを読み
出して正しく復号し再生することができる。
る符号化サンプルの数を解析して復号化を行なうので、
上記ファイル作成方法を用いて作成したファイルを読み
出して正しく復号し再生することができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係るファイル作成装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は、本発明の実施の形態1に係るファイ
ル作成装置による符号化レート16kbit/sにおい
て符号化したG.726サンプルからアクセス単位を作
成する処理を模式的に表す図である。(b)は、本発明
の実施の形態1に係るファイル作成装置による符号化レ
ート24kbit/sにおいて符号化したG.726サ
ンプルからアクセス単位を作成する処理を模式的に表す
図である。(c)は、本発明の実施の形態1に係るファ
イル作成装置による符号化レート32kbit/sにお
いて符号化したG.726サンプルからアクセス単位を
作成する処理を模式的に表す図である。(d)は、本発
明の実施の形態1に係るファイル作成装置による符号化
レート40kbit/sにおいて符号化したG.726
サンプルからアクセス単位を作成する処理を模式的に表
す図である。
ル作成装置による符号化レート16kbit/sにおい
て符号化したG.726サンプルからアクセス単位を作
成する処理を模式的に表す図である。(b)は、本発明
の実施の形態1に係るファイル作成装置による符号化レ
ート24kbit/sにおいて符号化したG.726サ
ンプルからアクセス単位を作成する処理を模式的に表す
図である。(c)は、本発明の実施の形態1に係るファ
イル作成装置による符号化レート32kbit/sにお
いて符号化したG.726サンプルからアクセス単位を
作成する処理を模式的に表す図である。(d)は、本発
明の実施の形態1に係るファイル作成装置による符号化
レート40kbit/sにおいて符号化したG.726
サンプルからアクセス単位を作成する処理を模式的に表
す図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るファイル作成装置
によるG.726サンプルからアクセス単位を作成する
処理を示すフロー図である。
によるG.726サンプルからアクセス単位を作成する
処理を示すフロー図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るファイル作成方法
によって作成されたMP4ファイルの構造を示す図であ
る。
によって作成されたMP4ファイルの構造を示す図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態1に係るファイル作成方法
によって作成されたMP4ファイルのファイルサイズを
説明するための図である。
によって作成されたMP4ファイルのファイルサイズを
説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係るデータ再生装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係るデータ再生装置に
よるデータ復号処理の一部を示すフロー図である。
よるデータ復号処理の一部を示すフロー図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係るファイル作成装置
および実施の形態2に係るデータ再生装置の使用例を示
す図である。
および実施の形態2に係るデータ再生装置の使用例を示
す図である。
【図9】従来におけるファイル作成方法によって作成さ
れたMP4ファイルの構造を示す図である。
れたMP4ファイルの構造を示す図である。
【図10】従来におけるファイル作成方法によって作成
されたMP4ファイルのファイルサイズを説明するため
の図である。
されたMP4ファイルのファイルサイズを説明するため
の図である。
100、400 MP4ファイル
101、401 ムービーボックス
102、402 ムービーデータボックス
103、403 ボックスヘッダ部
104、404 サブボックス列
105、405 アクセス単位列
105a、301 アクセス単位
105b、302 G.726サンプル
105c、305 パディングデータ
106、406 ボックスサイズ
107、407 ボックスタイプ
108、408 拡張ヘッダ
109、409 サンプルサイズボックス
110 パディングビットボックス
111、410 サンプルディスクリプションボックス
112、411 全サンプルサイズ
113、115、412 サンプルカウント
114 サンプルサイズ列
116 パディングビット列
201 ファイル作成装置
202 データ入力部
203 符号化部
204 フォーマット作成部
205 ファイル出力部
206、502 記憶装置
303 最後のアクセス単位
304 有効サンプル
413 1アクセス単位当たりのサンプル数
414 最後のアクセス単位の有効サンプル数
415 ビットレート
501 データ再生装置
503 ファイル読出部
504 フォーマット解析部
505 復号化部
506 再生部
601 携帯電話
602 SDメモリーカード
603 音楽および画像配信サーバ
604 デジタルカメラ
605 パーソナルコンピュータ
606 ネットワーク通信網
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 大岳 直人
神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1
号 松下通信工業株式会社内
Fターム(参考) 5B082 EA07
Claims (18)
- 【請求項1】 複数の符号化サンプルを含むデジタル符
号化データからファイルを作成する方法であって、 前記複数の符号化サンプルを一定数ずつまとめることに
よって同一サイズの複数のアクセス単位データを生成す
るアクセス単位データ作成ステップと、 前記アクセス単位データ作成ステップにおいて生成され
たアクセス単位データを多重化することによりファイル
として出力するファイル出力ステップとを含むことを特
徴とするファイル作成方法。 - 【請求項2】 前記アクセス単位データ作成ステップ
は、 全てのアクセス単位データのサイズがバイト単位におい
て同一となるように前記複数の符号化サンプルを一定数
ずつまとめることを特徴とする請求項1記載のファイル
作成方法。 - 【請求項3】 前記ファイル作成方法は、さらに、 前記アクセス単位データ作成ステップにおいてまとめら
れた前記一定数を示す付属情報を作成するフォーマット
情報作成ステップを含み、 前記ファイル出力ステップは、 前記フォーマット情報作成ステップにおいて作成された
前記付属情報をファイルに含ませて出力することを特徴
とする請求項1記載のファイル作成方法。 - 【請求項4】 前記ファイル作成方法は、さらに、 最後のアクセス単位データに含まれる符号化サンプルの
数が前記一定数に満たない場合に不足している符号化サ
ンプルの数に相当する擬似サンプルを付加する擬似サン
プル付加ステップを含むことを特徴とする請求項3記載
のファイル作成方法。 - 【請求項5】 前記フォーマット情報作成ステップは、
さらに最後のアクセス単位データに含まれる符号化サン
プルの数が前記一定数に満たない場合に前記最後のアク
セス単位データに含まれる符号化サンプルの数を示す付
属情報を作成することを特徴とする請求項4記載のファ
イル作成方法。 - 【請求項6】 複数の符号化サンプルが一定数まとめら
れ全てのアクセス単位データのサイズが同一であるファ
イルを取得し、前記アクセス単位データに含まれている
前記符号化サンプルを復号化して再生するデータ再生方
法であって、 前記アクセス単位データに含まれている前記一定数を特
定するアクセス単位解析ステップと、 前記アクセス単位解析ステップにおける解析結果に基づ
いて前記アクセス単位データに含まれている前記一定数
の前記符号化サンプルを復号化する復号化ステップとを
含むことを特徴とするデータ再生方法。 - 【請求項7】 前記アクセス単位解析ステップは、さら
に、 最後のアクセス単位データに擬似サンプルが付加されて
いる場合に前記最後のアクセス単位データに含まれてい
る符号化サンプルの数を特定し、 前記復号化ステップは、 前記アクセス単位解析ステップにおける解析結果に基づ
いて前記擬似サンプルが付加されている最後のアクセス
単位データに含まれている符号化サンプルを復号化する
ことを特徴とする請求項6記載のデータ再生方法。 - 【請求項8】 複数の符号化サンプルを含むデジタル符
号化データからファイルを作成する装置であって、 前記複数の符号化サンプルを一定数ずつまとめることに
よって同一データサイズの複数のアクセス単位データを
生成するアクセス単位データ作成手段と、 前記アクセス単位データ作成手段が生成したアクセス単
位データを多重化することによりファイルとして出力す
るファイル出力手段とを備えることを特徴とするファイ
ル作成装置。 - 【請求項9】 前記アクセス単位データ作成手段は、 全てのアクセス単位データのサイズがバイト単位におい
て同一となるように前記複数の符号化サンプルを一定数
ずつまとめることを特徴とする請求項8記載のファイル
作成装置。 - 【請求項10】 前記ファイル作成装置は、さらに、 前記アクセス単位データ作成手段がまとめた前記一定数
を示す付属情報を作成するフォーマット情報作成手段を
備え、 前記ファイル出力手段は、 前記フォーマット情報作成手段が作成した前記付属情報
をファイルに含ませて出力することを特徴とする請求項
8記載のファイル作成装置。 - 【請求項11】 前記ファイル作成装置は、さらに、 最後のアクセス単位データに含まれる符号化サンプルの
数が前記一定数に満たない場合に不足している符号化サ
ンプルの数に相当する擬似サンプルを付加する擬似サン
プル付加手段を備えることを特徴とする請求項10記載
のファイル作成装置。 - 【請求項12】 前記フォーマット情報作成手段は、さ
らに最後のアクセス単位データに含まれる符号化サンプ
ルの数が前記一定数に満たない場合に前記最後のアクセ
ス単位データに含まれる符号化サンプルの数を示す付属
情報を作成することを特徴とする請求項11記載のファ
イル作成装置。 - 【請求項13】 複数の符号化サンプルが一定数まとめ
られ全てのアクセス単位データのサイズが同一であるフ
ァイルを取得し、前記アクセス単位データに含まれてい
る前記符号化サンプルを復号化して再生するデータ再生
装置であって、 前記アクセス単位データに含まれている前記一定数を特
定するアクセス単位解析手段と、 前記アクセス単位解析手段の解析結果に基づいて前記ア
クセス単位データに含まれている前記一定数の前記符号
化サンプルを復号化する復号化手段とを備えることを特
徴とするデータ再生装置。 - 【請求項14】 前記アクセス単位解析手段は、さら
に、 最後のアクセス単位データに擬似サンプルが付加されて
いる場合に前記最後のアクセス単位データに含まれてい
る符号化サンプルの数を特定し、 前記復号化手段は、 前記アクセス単位解析手段の解析結果に基づいて前記擬
似サンプルが付加されている最後のアクセス単位データ
に含まれている符号化サンプルを復号化することを特徴
とする請求項13記載のデータ再生装置。 - 【請求項15】 ファイル作成装置のためのプログラム
であって、 請求項1記載のファイル作成方法におけるステップをコ
ンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 【請求項16】 データ再生装置のためのプログラムで
あって、 請求項6記載のデータ再生方法におけるステップをコン
ピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 【請求項17】 ファイルが記録されたコンピュータ読
み取り可能な記録媒体であって、 前記ファイルには、 複数の符号化サンプルが一定数まとめられ全てのサイズ
が同一である複数のアクセス単位データと、 1のアクセス単位データを構成する前記符号化サンプル
の数を示す情報とが含まれていることを特徴とする記録
媒体。 - 【請求項18】 前記複数のアクセス単位データのうち
最後のアクセス単位データには擬似サンプルが含まれて
いる場合と含まれていない場合とがあり、 前記ファイルには、さらに、 前記最後のアクセス単位データを構成する符号化サンプ
ルの数を示す情報が含まれていることを特徴とする請求
項17記載の記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002306358A JP2003208342A (ja) | 2001-10-29 | 2002-10-21 | ファイル作成方法およびデータ再生方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001330436 | 2001-10-29 | ||
JP2001-330436 | 2001-10-29 | ||
JP2002306358A JP2003208342A (ja) | 2001-10-29 | 2002-10-21 | ファイル作成方法およびデータ再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003208342A true JP2003208342A (ja) | 2003-07-25 |
Family
ID=27666586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002306358A Pending JP2003208342A (ja) | 2001-10-29 | 2002-10-21 | ファイル作成方法およびデータ再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003208342A (ja) |
-
2002
- 2002-10-21 JP JP2002306358A patent/JP2003208342A/ja active Pending
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