JP2003207272A - 熱風循環式加熱炉 - Google Patents

熱風循環式加熱炉

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JP2003207272A
JP2003207272A JP2002004486A JP2002004486A JP2003207272A JP 2003207272 A JP2003207272 A JP 2003207272A JP 2002004486 A JP2002004486 A JP 2002004486A JP 2002004486 A JP2002004486 A JP 2002004486A JP 2003207272 A JP2003207272 A JP 2003207272A
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wall
hot air
thermal expansion
furnace
air circulation
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JP2002004486A
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Kenjiro Sato
健二郎 佐藤
Katsunori Ishihama
克則 石浜
Noriyuki Matsumoto
則幸 松本
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内壁と外壁の熱膨脹差に起因する炉体の破損
を防止し、安全で耐久性に優れた熱風循環式加熱炉を提
供する。 【解決手段】 長手方向両端部にそなえた蓋5,6と共
に被熱物を収容する加熱室7を囲繞する筒状の内壁2
と、内壁2を包囲して該内壁との間に気体流路3を形成
する筒状の外壁4と、気体流路3内に熱風を循環流とし
て流通させる送風機24およびヒータ10とを具備する
とともに、外壁4に、該外壁と内壁2の長手方向の熱膨
脹差を吸収する熱膨脹吸収部(蛇腹リング8)を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、炉壁を二重壁構
造として、内壁と外壁との間の気体流路に熱風を循環さ
せて被熱物を加熱する、熱風循環式加熱炉に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱炉において被熱物を加熱する場合、
炉体内に被熱物に直接対面する形で加熱用のヒータを設
けると、電熱ヒータの場合は被熱物からの蒸発物により
ヒータが損傷することがあり、ヒータとしてバーナを用
いると燃焼に伴うバーナの発生ガスにより被熱物を損傷
することがある。そこでこれらを防止するものとして、
被熱物を収容する加熱室の炉壁を二重構造とし、内壁と
外壁との間に熱風を流通させ被熱物を間接加熱する熱風
循環式加熱炉がある。
【0003】図7は従来の熱風循環式加熱炉60を示す
ものであり、横向きに開口する有底円筒状の内殻61
と、これをすきまをもって包囲する有底円筒状の外殻6
2との間に、気体流路63を形成して、該流路内にヒー
タ64を設置した炉本体65に、炉蓋66を開閉自在に
取付けて成り、67は外殻62に内張りされた断熱材で
ある。
【0004】外殻62に設けた排気口68から給気口6
9に至る循環管路70内に送風機71を設けてあり、こ
の送風機71の運転により、ヒータ64により加熱され
た熱風が気体流路63内を流れて、内殻61内の加熱室
72に収容した図示しない被熱物を加熱し、加熱後の熱
風は循環管路70を経て気体流路63内へと循環使用さ
れる。なお気体流路63内を流れる熱風が、内殻61の
外周面に分散して流れるように、給気口69と排気口6
8の配置等を選定してある。
【0005】上記の熱風循環式加熱炉60においては、
炉の操業時に加熱室72の壁面を構成する内殻61と、
断熱材67を内張りされた外殻62とでは、温度差を生
じるので、これに伴って炉長方向の熱膨脹差が生じる
が、従来の炉は炉長が短く、また内殻61の鏡板部61
a側は、外殻62に設けた支持ローラなどにより摺動自
在に支持されているので、上記熱膨脹差によっても支障
を生じることはなかった。
【0006】ところが最近は一度に多量の被熱物を加熱
処理して生産性を高めるために炉体の大型化が要求さ
れ、この場合炉体を大直径とするより炉長を長くする方
が、被熱物の均一加熱の点で望ましい。この炉長の長い
炉体の場合は、被熱物の装入・取出し、および炉内の保
守点検などの点から、炉体を長手方向両端部が開口した
二重壁状の筒状体で構成し、この両端部に蓋を設けた形
式のものとする必要が生じ、この炉長の増加により前述
の内外殻の熱膨脹差も大きな値(たとえば内外殻温度差
250℃,炉長5mのステンレス製炉体の場合、熱膨脹
差=20mm)となり、また炉体の内外壁は両端開口部で
一体に連結されるため、上記熱膨脹差により内外壁間に
は大きな引張および圧縮力が生じ、壁自身や接合部など
の炉体の破損事故が発生するおそれが大きい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の点に
かんがみてなされたもので、内壁と外壁の熱膨脹差に起
因する炉体の破損を防止し、安全で耐久性に優れた熱風
循環式加熱炉を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の熱風循環式加熱炉は、長手方向両端
部にそなえた蓋と共に被熱物を収容する加熱室を囲繞す
る筒状の内壁と、前記内壁を包囲して該内壁との間に気
体流路を形成する筒状の外壁と、前記気体流路内に熱風
を循環流として流通させる送風機およびヒータとを具備
するとともに、前記外壁に、該外壁と前記内壁の長手方
向の熱膨脹差を吸収する熱膨脹吸収部を設けたことを特
徴とする。
【0009】請求項1の手段によれば、ヒータや熱風に
よる加熱により生じる内壁と外壁の長手方向の熱膨脹差
は、外壁に設けた熱膨脹差吸収部により吸収され、内壁
や外壁およびその接合部に上記熱膨脹差に起因する過大
な応力が生じるのが防止される。
【0010】また請求項2記載の熱風循環式加熱炉は、
請求項1記載の熱風循環式加熱炉において、前記気体流
路内に、該気体流路を前記長手方向に複数区画に区画す
る仕切板を設けたことを特徴とする。
【0011】この請求項2の手段によれば、加熱室内に
収容された被熱物の炉長方向各位置における量(たとえ
ば複数台の各パレット上に積載された被熱物の大きさや
個数)等に応じて、前記気体流路の各区画ごとにヒータ
熱量や熱風流通量を調節することにより、各被熱物を所
望の温度に加熱昇温させることができる。
【0012】また請求項3記載の熱風循環式加熱炉は、
請求項1または2記載の熱風循環式加熱炉において、前
記加熱室に連通する真空排気口に、真空ポンプにより排
気される真空排気管を接続したことを特徴とする。
【0013】この請求項3の手段によれば、被熱物を真
空加熱することができるとともに、熱膨脹吸収部は外壁
に設けられているので、内壁はこの熱膨脹吸収部による
影響を受けることなく通常の真空容器として容易に設計
・製作でき、所望の真空度を維持できる。
【0014】また請求項4記載の熱風循環式加熱炉は、
請求項1または2または3記載の熱風循環式加熱炉にお
いて、前記熱風の循環する循環流路に、冷風供給路と排
気路とをそれぞれ切替可能に接続し、前記気体流路内に
前記熱風の循環流に替えて冷風流を形成するようにした
ことを特徴とする。
【0015】この請求項4の手段によれば、被熱物を加
熱室に収容した状態で熱風循環加熱後に、気体流路内に
冷風流を形成することにより、被熱物を冷却し降温した
状態で炉外へ取出すことができ、また炉体の降温に伴う
内壁と外壁の収縮量の差も熱膨脹吸収部により吸収さ
れ、炉体の降温収縮時における過大応力の発生も防止さ
れる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図1〜図4に示す第1例によ
り、この発明の実施の形態を説明する。図中、1は二重
壁構造の炉体で、筒状の内壁2と、この内壁を包囲して
該内壁との間に気体流路3を形成する筒状の外壁4とを
そなえて成り、この炉体1の長手方向一端部には、被熱
物Wの装入取出時に開閉される蓋5が開閉自在に取付け
られ、同じく長手方向他端部には、炉内点検保守時等に
のみ開閉される蓋6が、ボルト等により締結取付されて
いる。7は、これらの蓋5,6と内壁2とにより囲繞さ
れた、被熱物を収容する加熱室であり、7aはその出入
口である。
【0017】筒状の内壁2および外壁4の一端部に形成
したフランジ部2a,4a(図2参照)は、ボルト等に
より相互に締結結合され、内壁2および外壁4の他端部
に形成したフランジ部2bと4bとの間には、熱膨脹吸
収部である環状の蛇腹リング8が介装されている。この
蛇腹リング8は、金属板(この例ではステンレス薄板)
を複数条の凹凸を有する襞状に加工したものを環状に成
形し、図3に示すように両端部にフランジ部8a,8b
を形成して成り、これらフランジ部8a,8bを、内壁
2および外壁4の各フランジ部2b,4bにボルト締結
により取付けるようにしたものである。
【0018】9は外壁4および蛇腹リング8の内周面部
に内張りした断熱材、10は気体流路3内に設けた電熱
式のヒータである。気体流路3は、環状の仕切板11に
よって炉体1の長手方向に複数個(この例では3個)の
区画12a,12b,12cに区画されている。仕切板
11の内周部は内壁2に固着され、外周部と断熱材9の
内周面との間には、少量(たとえば3〜5mm)のすきま
が設けられている。13は必要に応じて蓋5,6部に設
けるヒータ、14はこの外部を被覆する断熱材である。
【0019】外壁4には上記の各区画12a〜12cに
対応して、気体流路3に連通する給気口21と排気口2
2が各3個設けてあり、これら給気口21と排気口22
を接続する各循環流路23内には、それぞれ気体循環用
の送風機24が設置されるとともに、冷風供給路25と
排気路26を分岐管状に接続してある。23aは循環流
路23に設けた開閉弁,25aおよび26aは冷風供給
路25と排気路26に設けた開閉弁である。
【0020】27は内壁2に設けた真空排気口で、この
真空排気口27には真空ポンプ28に至る真空排気管2
9を接続してあり、30は真空排気管29の途中に設け
たトラップ装置である。また図4において、31は被熱
物Wを支承するハースロール、32はこのハースロール
31上の被熱物Wおよび内壁2の自重等を支承して、内
壁2と外壁4の熱膨脹差による炉体1の長手方向の相対
移動を許容する支持ローラ、33は各区画12a〜12
c内にそれぞれ設けられ上記長手方向に延びる帯板状の
仕切で、給気口21と排気口22の外壁4内開口部間を
仕切って、給気口21から流入する熱風が内壁2の外周
面に沿って分散して流れ排気口22に至るように規制・
誘導するガイドとして機能するものであり、仕切板11
と同様に基部は内壁2に固着され、先端部と断熱材9の
内周面との間には、少量(たとえば3〜5mm)のすきま
が形成されている。
【0021】次に上記構成の熱風循環式加熱炉40を用
いて、切削加工などの油脂付着物から成る被熱物Wを真
空雰囲気で加熱して脱脂する真空脱脂をおこなう場合の
使用例について説明する。図2および図4に示すよう
に、被熱物Wを積載したトレー34を、出入口7a部か
ら加熱室7内に装入してハースロール31上に載置し、
蓋5閉鎖後に真空ポンプ28により加熱室7内を所望の
真空度に減圧するとともに、ヒータ10により加熱をお
こない、各区画12a〜12cの開閉弁23aを開、開
閉弁25a,26aを閉状態として各送風機24を運転
し、気体流路3内に熱風を循環させ、被熱物Wを所望の
温度(たとえば600℃)に昇温させる。
【0022】この昇温に伴って内壁2と外壁4が熱膨脹
し、このとき内壁2は、断熱材9を内張りされ外周面が
外気に位置する外壁4よりも、炉体1の長手方向に大き
く熱膨脹するが、この両者の熱膨脹差(長手方向の伸び
量の差)は、上記長手方向に撓みやすい蛇腹リング8の
撓みによって吸収され、内壁2と外壁4およびその接合
部(各フランジ締結部)等に、上記熱膨脹差による大き
な応力が生じるのが防止される。
【0023】上記の真空加熱によりミスト化しあるいは
蒸発気化した油脂成分は、真空排気口27から流出し真
空排気管29内を流通し、トラップ装置30の冷却面部
との接触により、凝縮液状体あるいは固化状体として回
収される。
【0024】所定時間の上記真空脱脂後、各区画12a
〜12cのヒータ10を断電し、開閉弁23aを閉、開
閉弁25a,26aを開状態に切換えて、冷風供給路2
5から冷風(たとえば常温の大気)を気体流路3内に供
給して冷風流として循環させ、排気路26から炉外へ放
出させる。これによって高温の被熱物Wを所望の低温度
(たとえば70℃)迄冷却することができ、真空ポンプ
28や送風機24の停止後、出入口7aから取出される
被熱物Wは、低温で安全であり作業環境の高温化を招く
こともない。
【0025】また上記の冷却工程に伴って、内壁2およ
び外壁4は炉体長手方向に収縮するが、両者のこの収縮
量の差も、蛇腹リング8により吸収され、炉体1の降温
収縮時における過大応力の発生も防止されるのである。
【0026】なお上記の真空脱脂時に、各トレー34上
の被熱物Wの数量等に差がある場合は、各区画12a〜
12cのヒータ10の加熱量や送風機24による循環風
量を調節して、各被熱物Wの均熱化をはかることができ
る。
【0027】次に図5に示す第2例により、この発明の
実施の形態を説明する。この例の熱風循環式加熱炉41
は、異形筒状の外壁4に送風機24を直接取付けて、該
送風機のケーシング部24aを気体流路3内に位置さ
せ、前記循環流路23および冷風供給路25,排気路2
6を省略した点が、前記第1例の熱風循環式加熱炉とは
異なるが、その他は第1例と同構成を有するので、図4
と同一または相当部分には同一符号を付して図示し、そ
れらの部分の詳細な説明は省略する。なおこの例におい
ては、熱風流の規制・誘導用の仕切33は、送風機のケ
ーシング部24aの下面側に沿って、該ケーシング部の
吸気口に連通する開口部33aをそなえた広巾板とし
て、配設される。
【0028】この例の熱風循環式加熱炉41は、第1例
におけるような炉外に露出した循環流路23を有しない
ので、熱風の炉外への放熱による熱損失が少なく、また
複雑な配管が不要で装置が簡潔で済む。
【0029】次に図6は、この発明における熱膨脹吸収
部の他の例を示すもので、少量のすきまをもって嵌合す
る短円筒状の一対のスライドリング51,52を熱膨脹
吸収部として用いるものであり、その各フランジ部51
a,52aを、内壁2および外壁4の各フランジ部2
b,4bにボルト締結により取付けるようにしたもので
ある。そして両スライドリング51,52間には石綿パ
ッキンなどのパッキン53を介装させるのが好ましい
が、これは断熱材9あるいはそのすきまを通して気体流
路3内の熱風が炉外へ多量に漏出するのを防ぐ程度のも
のでよく、真空シールのような高シール性は必要ではな
い。
【0030】この熱膨脹吸収部においては、内壁2と外
壁4の熱膨脹差によるフランジ部2bと4bの炉体長手
方向の相対移動は、スライドリング51,52の相互摺
動に吸収されて、内壁2と外壁4およびその接合部等に
大きな応力が生じるのが防止される。
【0031】この発明は上記各例に限定されるものでは
なく、たとえば可撓性を有する熱膨脹吸収部としては、
上記の多数条の凹凸部を有する蛇腹リング8のほかに、
外径側に湾曲した1条の凸部を有するものなど、他形状
のものを用いることができ、また熱膨脹吸収部は炉体長
手方向に2個所以上に設けてもよい。また炉体の長手方
向端部付近は内壁のみの一重壁構造とするなど、炉体の
一部が一重壁構造である場合にも、この発明は適用でき
る。
【0032】また図1における蓋6を開閉自在として、
被熱物取出時の出口扉として使用してもよく、また被熱
物Wの支持構造としてスキッドレールなどハースロール
以外のものを用いたり、ラジアントチューブバーナなど
電熱式以外のヒータを用いたり、熱風流の規制・誘導用
のガイドとして仕切33のかわりに螺旋状のガイドを気
体流路3内に設けるなど、炉内各部の具体的構造は上記
以外のものとしてもよい。
【0033】さらに上記の例では各区画12a〜12c
にそれぞれ1台ずつ送風機24を配置して用いたが、複
数個の区画に対して1台の送風機を用いて、ヘッダによ
り分岐供給・集合吸気する配管系を循環流路として用い
ることもでき、また炉長が短い場合や被熱物の炉内分布
状態によっては、仕切板11は省略してもよい。
【0034】この発明の熱風循環式加熱炉は、上記の真
空脱脂炉の他、たとえば産業廃棄物を真空加熱してその
排ガス中の有用物質あるいは有害物質を回収する真空加
熱炉や、炉内圧が大気圧に近い状態で焼結材のバインダ
ーを加圧脱脂処理する雰囲気加熱炉など、各種の熱風循
環式加熱炉に適用できるものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
外壁部に設けた熱膨脹吸収部により、内壁と外壁の熱膨
脹差に起因する炉体の破損が防止され、安全で耐久性に
優れた熱風循環式加熱炉が得られる。
【0036】上記の効果に加えて、請求項2記載の発明
によれば、気体流路の各区画ごとにヒータ熱量や熱風流
通量を調節することにより、炉体長手方向の各位置にお
ける被熱物を所望の温度に加熱することができる。
【0037】また上記の効果に加えて、請求項3記載の
発明によれば、被熱物を真空加熱することができるとと
もに、内壁は熱膨脹吸収部による影響を受けることなく
通常の真空容器として容易に設計・製作でき、所望の真
空度を維持できる。
【0038】また上記の効果に加えて、請求項4記載の
発明によれば、熱風循環加熱後に、被熱物を冷却し降温
した状態で炉外へ取出すことができ、別個の冷却装置を
必要としないので設備費がかからず、装置設置スペース
も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の第1例を示す熱風循環
式加熱炉の略示縦断面図である。
【図2】図1の熱風循環式加熱炉の一部切欠正面図であ
る。
【図3】図2のA部拡大断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】この発明の実施の形態の第2例を示す図4相当
図である。
【図6】この発明における熱膨脹差吸収部の他の実施形
態を示す図3相当図である。
【図7】従来の熱風循環式加熱炉の略示縦断面図であ
る。
【符号の説明】
2…内壁、3…気体流路、4…外壁、5…蓋、6…蓋、
7…加熱室、8…蛇腹リング(熱膨脹吸収部)、10…
ヒータ、11…仕切板、12a…区画、12b…区画、
12c…区画、21…給気口、22…排気口、23…循
環流路、23a…開閉弁、24送風機、25…冷風供給
路、25a…開閉弁、26…排気路、26a…開閉弁、
27真空排気口、28…真空ポンプ、29真空排気管、
40…熱風循環式加熱炉、41…熱風循環式加熱炉、5
1…スライドリング(熱膨脹吸収部)、52…スライド
リング(熱膨脹吸収部)、53…パッキン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石浜 克則 愛知県名古屋市南区滝春町9番地 大同特 殊鋼株式会社機械事業部滝春テクノセンタ ー内 (72)発明者 松本 則幸 愛知県名古屋市南区滝春町9番地 大同特 殊鋼株式会社機械事業部滝春テクノセンタ ー内 Fターム(参考) 3L113 AA01 AB05 AC08 AC21 AC24 AC45 AC46 AC52 AC57 AC67 AC73 AC76 AC77 BA32 DA17 DA20 4K061 AA01 CA20 DA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向両端部にそなえた蓋と共に被熱
    物を収容する加熱室を囲繞する筒状の内壁と、前記内壁
    を包囲して該内壁との間に気体流路を形成する筒状の外
    壁と、前記気体流路内に熱風を循環流として流通させる
    送風機およびヒータとを具備するとともに、前記外壁
    に、該外壁と前記内壁の長手方向の熱膨脹差を吸収する
    熱膨脹吸収部を設けたことを特徴とする熱風循環式加熱
    炉。
  2. 【請求項2】 前記気体流路内に、該気体流路を前記長
    手方向に複数区画に区画する仕切板を設けた請求項1記
    載の熱風循環式加熱炉。
  3. 【請求項3】 前記加熱室に連通する真空排気口に、真
    空ポンプにより排気される真空排気管を接続した請求項
    1または2記載の熱風循環式加熱炉。
  4. 【請求項4】 前記熱風の循環する循環流路に、冷風供
    給路と排気路とをそれぞれ切替可能に接続し、前記気体
    流路内に前記熱風の循環流に替えて冷風流を形成するよ
    うにした請求項1または2または3記載の熱風循環式加
    熱炉。
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