JP2003203135A - 議決権行使集計システム、サーバ及び記憶媒体 - Google Patents

議決権行使集計システム、サーバ及び記憶媒体

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JP2003203135A
JP2003203135A JP2002001199A JP2002001199A JP2003203135A JP 2003203135 A JP2003203135 A JP 2003203135A JP 2002001199 A JP2002001199 A JP 2002001199A JP 2002001199 A JP2002001199 A JP 2002001199A JP 2003203135 A JP2003203135 A JP 2003203135A
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Yoriko Morita
より子 森田
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Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の投票方法での投票を可能とし、2重投
票による重複勘定を防止する議決権行使集計システムを
提供する。 【解決手段】 ネットワーク、デジタル放送、書面等の
各投票方法に応じた各サーバは、各投票方法に応じた端
末装置である端末装置4、デジタルテレビ5、郵送によ
る書面6を入力する端末装置13から受け取った投票情
報を、投票方法に応じた各投票データベース26、2
7、28に記録する。事前に議決権行使の受付期間が終
了すると、集計サーバ25は、各投票データベース2
6、27、28から、株主IDをキーに該当する各投票
情報を抽出し、投票状態にある投票情報が複数存在する
場合、所定の優先順位に従って、優先順位の一番高い投
票情報を有効とし、1つの投票情報に集約し、投票集計
データベース29に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して、複数の投票方法により投票集計を行う議決権行使
集計システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、株式発行会社の株主総会の議決に
参加するためには、株主は株主総会に出席し直接議決に
参加する。しかし、株主総会に都合で参加できない場合
は、株主は株主総会の事前に書面で議決内容についての
投票(議決権行使書)を株式発行会社に郵送することで
議決に参加することができる。通常、株主が議決権行使
書の事前送付により既に投票したにも関わらず、株主総
会に出席し2重に議決に参加するのを防止するために、
議決権行使書と株主総会の参加証が同一用紙になってお
り、事前送付か株主総会への出席かの択一させるように
している場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、昨今、インター
ネット等に代表されるネットワーク技術が急速に普及
し、事前の議決権行使を書面でなくインターネットやブ
ラウザ機能付携帯電話やデジタルテレビ放送等からの電
子投票で行いたいという要望があり、このような電子投
票システムが存在する。例えば、特願平11−2966
07により公開鍵暗号方式で署名を行うことで本人認証
を行い電子投票を実現することが可能であるが、投票方
法が電子投票に限られており、書面による投票、複数方
法による投票が考慮されていない。
【0004】株主はいくつかの電子投票方法、書面の議
決権行使書の郵送、あるいは株主総会へ出席し直接議決
に参加するという選択の決定は事前に行うものではな
い。そのため、株式発行会社は株主が複数の方法で投票
が可能な運用方法を用意する必要がある。この場合、株
主が、例えば書面で投票しつつ、インターネットでも投
票してしまう等、複数の方法を使って投票を実際に行っ
てしまい、それを重複勘定してしまうという問題があっ
た。また、2つの電子的方法でそれぞれ同一株主が投票
した場合、2つの電子的方法での投票データベースを共
用し、リアルタイムでの更新が実現できない場合は投票
の時点では2重投票を防止できない。
【0005】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、複数の投票方法での投票を可能とし、2重投票
による重複勘定を防止する議決権行使集計システムを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、複数の投票方法に応じた複数の端末装
置と、サーバとがネットワークを介して接続されたシス
テムであって、前記サーバは、前記投票方法毎に投票情
報を記憶する複数の投票データベースと、複数の前記投
票データベースの前記投票情報を集約し記憶する集計デ
ータベースと、前記端末装置から受け取った投票者毎の
投票情報を、投票方法に応じた前記投票データベースに
記録する記録手段と、全ての前記投票データベースか
ら、各投票者毎に前記投票情報を抽出し、投票状態にあ
る前記投票情報が複数存在する場合には、所定の優先順
位に従って、優先順位の一番高い投票情報を有効とし、
1つの投票情報に集約し、前記集計データベースに記録
する集計手段と、を備えることを特徴とする議決権行使
集計システムである。
【0007】投票方法は、投票者による端末装置からの
電子投票、投票者から郵送された書面による投票情報を
端末装置から入力する書面投票等を含む。電子投票を行
う端末装置は、情報端末機、携帯型電話機、デジタル放
送によるデジタルテレビ等である。投票情報は、投票者
情報、投票内容、投票方法、投票受付日時等の情報を含
む。投票者情報は、投票者IDとパスワードを含む。優
先順位は、投票情報の前記投票方法、又は投票受付日時
等によるものである
【0008】本発明では、サーバは、投票方法毎に投票
情報を記憶する複数の投票データベースと、複数の投票
データベースの投票情報を集約し記憶する集計データベ
ースを有し、各端末装置から受け取った投票者毎の投票
情報を、投票方法に応じた投票データベースに記録し、
全ての投票データベースから、各投票者毎に投票情報を
抽出し、投票状態にある前記投票情報が複数存在する場
合には、所定の優先順位に従って、優先順位の一番高い
投票情報を有効とし、1つの投票情報に集約し、集計デ
ータベースに記録する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の本
実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態に
係る議決権行使集計システム1の概略構成を示す図であ
る。議決権行使集計システム1は、複数の投票方法毎に
株主(投票者)からの投票情報を投票方法に応じた各投
票データベースに記録し、事前の議決権行使の受付期間
終了後、全ての投票データベースの内容を一つの集約
し、同一株主による2重投票があった場合、優先順位に
従って、一番優先順位の高いものを有効とし集計データ
ベースに記録するものである。「投票情報」とは、株主
(投票者)情報、投票方法、投票受付日時、投票内容等
の情報である。投票方法には、ネットワークを介した電
子投票、デジタルテレビ放送による電子投票、書面によ
る投票等がある。
【0010】図1に示すように、議決権行使集計システ
ム1は、ネットワークによる議決権行使システム部2
1、デジタルテレビによる議決権行使システム部22、
議決権行使書(書面)による議決権システム部23、株
主総会受付システム部24、集計サーバ25等からな
る。
【0011】議決権行使集計システム1は、ネットワー
ク8、電話回線18、専用回線19等を介して、ネット
ワークによる議決権行使システム部21と、デジタルテ
レビによる議決権行使システム部22と、議決権行使書
による議決権システム部23と、株主総会受付システム
部24と、集計サーバ25とが接続されている。
【0012】ネットワークによる議決権行使システム部
21は、例えばインターネットなどのネットワーク8を
介した電子投票を行い、投票情報を記録する。デジタル
テレビによる議決権行使システム部22は、デジタル放
送によるデジタルテレビ5からの電子投票を行い、投票
情報を記録する。議決権行使書による議決権システム部
23は、議決権行使書(書面)6により投票を行い、郵
送された議決権行使書6の内容を議決権行使書入力用ク
ライアント12の端末装置13から入力し投票情報を記
録する。株主総会受付システム部24は、株主総会に出
席した株主に対して投票集計データベースの投票情報を
株主総会出席用に変更する。集計サーバ25は、事前の
議決権行使の受付期間終了後、複数の投票方法に応じた
投票データベースの内容を一つに集約し、投票集計デー
タベースに記録する。
【0013】ネットワークによる議決権行使システム部
21は、株主(投票者)2−1の端末装置4、ネットワ
ーク8、会社3のwebサーバ10、投票データベース
26等からなる。ネットワークによる議決権行使システ
ム部21は、例えば、インターネットなどのネットワー
ク8を介して、株主2−1の端末装置4と、会社3のw
ebサーバ10とが接続されて構成される。
【0014】株主(投票者)2−1は、株式発行会社で
ある会社3の株主であり、端末装置4を有する。端末装
置4は、通常、パーソナルコンピュータ、携帯型電話機
等であり、株主2−1により入力された投票情報をwe
bサーバ10に送信する。
【0015】会社3は、株式発行会社であり、webサ
ーバ10を有する。webサーバ10は、端末装置4か
ら受け取った株主ID(投票者ID)とパスワードをチ
ェックし本人認証を行った上で、受け取った投票情報を
投票データベース26に記録する。投票データベース2
6には、ネットワーク8による投票の投票情報を記録す
る。投票情報は、株主ID、パスワード、株主名等の株
主情報(投票者情報)、投票方法、投票受付日時、投票
内容等である。
【0016】デジタルテレビによる議決権行使システム
部22は、株主(投票者)2−2のデジタルテレビ5、
デジタルテレビデータセンター9のデジタルテレビデー
タセンターサーバ11、投票データベース27、電話回
線18等からなる。デジタルテレビによる議決権行使シ
ステム部22は、電話回線18を介して、株主2−2の
端末装置5と、デジタルテレビデータセンター9のデジ
タルテレビデータセンターサーバ11とが接続されて構
成される。
【0017】株主(投票者)2−2は、株式発行会社で
ある会社3の株主であり、デジタルテレビ5を有する。
デジタルテレビ5は、株主2−2により入力された投票
情報をデジタルテレビデータセンターサーバ11に送信
する。
【0018】デジタルテレビデータセンター9は、デジ
タルテレビデータセンターサーバ11を有する。デジタ
ルテレビデータセンターサーバ11は、デジタルテレビ
5から受け取った株主IDとパスワードをチェックし本
人認証を行った上で、受け取った投票情報を投票データ
ベース27に記録する。投票データベース27には、デ
ジタルテレビ5による投票の投票情報を記録する。
【0019】議決権行使書による議決権システム部23
は、会社3の議決権行使書入力用クライアント12の端
末装置13、議決権行使書入力サーバ14、投票データ
ベース28等からなる。議決権行使書による議決権シス
テム部23は、ネットワーク8、又は専用回線19を介
して、議決権行使書入力用クライアント12の端末装置
13と、議決権行使書入力サーバ14とが接続されて構
成される。
【0020】株主(投票者)2−3は、株式発行会社で
ある会社3の株主であり、議決権行使書(書面)6を会
社3に郵送する。会社3の議決権行使書入力用クライア
ント12の端末装置13は、議決権行使書入力用クライ
アント12により入力された株主2−3から郵送された
議決権行使書(書面)6の内容である投票情報を議決権
行使書入力サーバ14に送信する。
【0021】会社3は議決権行使書入力サーバ14を有
する。議決権行使書入力サーバ14は、端末装置13か
ら受け取った投票情報を投票データベース28に記録す
る。投票データベース28には、議決権行使書(書面)
6による投票の投票情報を記録する。
【0022】会社3側の集計サーバ25は、投票集計デ
ータベース29を有し、事前の議決権行使の受付期間終
了後、複数の投票方法に応じた投票データベース26、
27、28の内容を一つに集約し、投票集計データベー
ス29に記録する。
【0023】株主総会受付システム部24は、株主総会
受付クライアント15の端末装置16、株主総会受付サ
ーバ15、集計サーバ25、投票集計データベース29
等からなる。株主総会受付システム部24は、ネットワ
ーク8、又は専用回線19を介して、株式総会受付クラ
イアント15の端末装置16と、株主総会受付サーバ1
7と、集計サーバ25とが接続されて構成される。
【0024】株主(投票者)2−4は、株式発行会社で
ある会社3の株主であり、株主総会に出席する。会社3
は、株主総会受付クライアント15の端末装置16、株
主総会受付サーバ15、集計サーバ25、投票集計デー
タベース29等を有する。株主総会受付クライアント1
5の端末装置16は、株主総会受付クライアント15に
より入力された株主2−4の有する議決権行使書兼株主
総会出席7の内容である投票情報を株主総会受付サーバ
17に送信する。
【0025】株主総会受付サーバ17は、端末装置16
から受け取った投票情報の株主IDを用いて、投票集計
データベース29から、該当する投票情報を抽出し、投
票情報を株主総会出席用に変更する。
【0026】次に、議決権行使集計システム1の処理手
順を説明する。まず、ネットワーク8を介して電子投票
を行うネットワーク8による議決権行使システム部21
の処理手順を説明する。図2、図3は、ネットワーク8
による議決権行使システム部21の処理手順を示すフロ
ーチャートである。図4は、ネットワーク8を介して電
子投票を行う画面遷移を示す。図5は、投票データベー
ス26のデータ構造を示す。
【0027】図2、図3に示すように、株主2−1の端
末装置4は、ネットワーク8を介して、会社3のweb
サーバ10にアクセスし、ログイン要求する(ステップ
201)。webサーバ10は、ログイン画面41のデ
ータを送信する(ステップ202)。端末装置4は、図
4に示すように、受け取ったログイン画面41を表示
し、端末装置4のオペレータ(株主2−1)は、株主I
D42、パスワード43を入力し、ログインする(ステ
ップ203)。端末装置4は、入力された株主ID42
とパスワード43を、webサーバ10に送信する(ス
テップ204)。
【0028】webサーバ10は、受け取った株主2−
1の株主ID42とパスワード43を用いて、投票デー
タベース26に対して、本人認証を行う(ステップ20
5)。
【0029】webサーバ10は、投票データベース2
6の株主ID42に該当する投票情報を検索し、投票状
態をチェックし、投票済みの状態の場合は(ステップ2
06)、投票済みの旨のメッセージを端末装置4に送信
する(ステップ207)。端末装置4は、受け取った投
票済みの旨のメッセージを表示し、投票を許可しない
(ステップ208)。未投票の状態であれば、webサ
ーバ10は、端末装置4に投票入力画面45のデータを
送信する(ステップ209)。例えば、webサーバ1
0は、図5に示すように、投票データベース26から株
主ID:0001に対する該当する投票情報60を検索
すると、その投票方法65は「未投票」であるので、端
末装置4に投票入力画面45のデータを送信する。
【0030】端末装置4は、受け取った投票入力画面4
5を表示する(ステップ210)。図4に示すように、
投票入力画面45は、各議案47、各投票内容選択ボタ
ン46、入力終了ボタン48等からなる。端末装置4の
オペレータ(株主2−1)は、各議案47に従って、投
票内容選択ボタン46で投票内容を入力し、入力終了ボ
タン48を押下する(ステップ211)。端末装置4
は、入力された投票内容をwebサーバ10に送信する
(ステップ212)。
【0031】webサーバ10は、受け取った投票内容
の投票確認画面51のデータを端末装置4に送信する
(ステップ213)。端末装置4は、受け取った投票確
認画面51を表示し(ステップ214)、端末装置4の
オペレータ(株主2−1)は、投票内容52を確認し、
投票ボタン53を押下する(ステップ215)。
【0032】webサーバ10は、投票方法「ネットワ
ーク(例えば、インターネット)」、投票受付日時、投
票内容等の投票情報を投票データベース26に記録する
(ステップ216)。例えば、webサーバ10は、株
主ID:0002に対して、投票方法65に「インター
ネット」、投票受付日時66に「2001/9/13
7:40」、投票内容として投票内容67に「○」、投
票内容68に「×」、投票内容69に「×」を記録す
る。
【0033】webサーバ10は、投票受付日時56を
示す投票受付完了画面55のデータを端末装置4に送信
する(ステップ217)。端末装置4は、受け取った投
票受付完了画面55を表示する(ステップ218)。
【0034】次に、デジタルテレビによる議決権行使シ
ステム部22の処理を説明する。デジタルテレビによる
議決権行使システム部22の処理は、記録される投票方
法を「デジタルテレビ」として、前述したネットワーク
による議決権行使システム部22と同様の処理手順を行
う。また、株主2−2からの投票情報を記録する投票デ
ータベース27は投票データベース26と同様なデータ
構造である。
【0035】次に、議決権行使書6による議決権システ
ム部23の処理手順を説明する。図6は、議決権行使書
6による議決権システム部23の処理手順を示すフロー
チャートである。
【0036】図6に示すように、議決権行使書用クライ
アント12の端末装置13は、株主2−3により記入さ
れ会社3に郵送された議決権行使書6の内容を、議決権
行使書用クライアント12により入力、又はOCR、O
MR、バーコード処理する形態の場合は、機械読み取り
等を行う(ステップ301)。尚、議決権行使書6の投
票受付日時は、端末装置13から入力する時刻とは異な
るため、投票受付日時として、別途、郵便到達日時を入
力する(ステップ302)。端末装置3は、入力データ
を議決権行使書入力サーバ14に送信する(ステップ3
03)。
【0037】議決権行使書入力サーバ14は、受け取っ
た入力データから、投票方法「書面」、投票受付日時、
投票内容等の投票情報を投票データベース28に記憶す
る(ステップ304)。議決権行使書入力サーバ14
は、受付完了メッセージを端末装置13に送信し(ステ
ップ305)、端末装置13は受付完了メッセージを表
示する(ステップ306)。
【0038】次に、集計サーバ25の処理手順を説明す
る。集計サーバ25は、事前の投票受付期間終了後、株
主総会前に、全ての投票方法毎の投票データベース2
6、27、28の内容を集約する。図7は、集計サーバ
25の処理手順を示すフローチャートである。図8は、
投票方法毎の投票データベース25、26、27の集約
を示す。
【0039】集計サーバ25は、株主IDをキーに、各
投票方法毎の投票データベース26、27、28の該当
するレコードを検索する(ステップ401)。各レコー
ドが全て未投票の場合(ステップ402)、いずれか一
つの未投票レコードを残す(ステップ403)。例え
ば、図8に示すように、株主ID:0005は、各投票
方法毎の投票データベース26、27、28の該当する
レコードの投票方法65が全て「未投票」であるので、
投票集計データベース29には、いすれか一つの「未投
票」のレコードを記録する。
【0040】いずれか一つのレコードが投票状態の場合
(ステップ404)、集計サーバ25は、投票状態のレ
コードを残す(ステップ405)。例えば、株主ID:
0001は、デジタルテレビによる投票データベース2
7の該当レコードが投票状態であるので、投票集計デー
タベース29には、投票状態であるデジタルテレビによ
る投票データベース27のレコードを記録する。
【0041】該当するレコードのうち複数のレコードが
投票状態である場合(2重投票の場合)、集計サーバ2
5は、投票状態にあるレコードのうち、投票情報の所定
の優先順位に従って、一つだけ有効として残し、その他
のレコードを無効とする(ステップ406)。例えば、
優先順位として、投票受付日時66の一番早い投票内
容、又は一番遅い投票内容を有効とし、残りを無効とす
る。図8に示すように、株主ID:0002は、インタ
ーネット、デジタルテレビ、書面それぞれで投票してい
るので、この中で投票受付日時66が一番早いインター
ネットを有効とし、投票集計データベース29にインタ
ーネットによる投票データベース26のレコードを記録
する。また、各投票方法に所定の優先順位を設定し(例
えば、書面(議決権行使書)>インターネット>デジタ
ル放送)、その優先順位に従って、その順位の一番高い
投票内容を有効としてもよい。
【0042】集計サーバ25は、投票集計データベース
29に残した該当レコードを生成する(ステップ40
7)。集計サーバ25は、全株主IDに対して、ステッ
プ401からステップ408の処理を繰り返す(ステッ
プ408)。
【0043】次に、株主総会受付システム部24の処理
手順について説明する。図9は、株主総会受付システム
部24の処理手順を示すフローチャートである。
【0044】図9に示すように、株主2−4が議決権行
使書兼株主総会出席票7を株主総会の受付に提出するこ
とにより、株主総会受付クライアント15は、議決権行
使書兼株主総会出席票7に記載されている株主2−4の
株主IDを端末装置16に入力する。端末装置16は、
入力された株主IDを株主総会受付サーバ17に送信す
る(ステップ501)。
【0045】株主総会受付サーバ17は、ネットワーク
を介して、受け取った株主IDをキーに、投票集計デー
タベース29を検索し(ステップ502)、該当レコー
ドの事前議決権行使の有無をチェックする(ステップ5
03)。議決権行使がされていない場合(ステップ50
4)、株主総会受付サーバ17は、投票集計データベー
ス29の該当レコードの投票方法75を、「未投票」か
ら「株主総会出席」に変更し(ステップ505)、受付
完了メッセージを端末装置16に送信する(ステップ5
06)。また、議決権行使が既にされている場合は、議
決権行使済みの旨と、先の投票内容破棄確認のメッセー
ジを端末装置16に送信する(ステップ507)。
【0046】株主総会受付クライアント15の端末装置
16は、受け取ったメッセージを表示する(ステップ5
08)。議決権行使済みであれば(ステップ509)、
株主総会受付クライアント15は、議決権行使済みの旨
と、先に投票した内容が破棄されることを株主2−4に
説明し、了承後、端末装置16のOKボタンを押下する
(ステップ510)。株主総会受付サーバ17は、投票
集計データベース29の該当レコードの投票方法を
「(既に投票した方法)」から「株主総会出席」に変更
し(ステップ511)、投票受付日時76、投票内容7
7、78、79をクリアする(ステップ512)。株主
総会受付サーバ17は、受付完了メーッセージを端末装
置16に送信する(ステップ513)。端末装置16
は、受け取った受付完了メッセージを表示する。
【0047】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、サーバ側で、ネットワーク、デジタルテレビ、書面
等の各投票方法毎に投票情報を記憶する複数の投票デー
タベース26、27、28と、複数の投票データベース
の内容を集約し記憶する投票集計データベース29を有
する。投票方法に応じた各サーバであるwebサーバ1
0、デジタルテレビデータセンターサーバ11、議決権
行使書入力サーバ14は、各投票方法に応じた端末装置
である端末装置4、デジタルテレビ5、郵送による議決
権行使書(書面)6を入力する端末装置13から受け取
った投票情報を、投票方法に応じた各投票データベース
26、27、28に記録する。
【0048】事前に議決権行使の受付期間が終了する
と、集計サーバ25は、各投票データベース26、2
7、28から、株主IDを用いて該当する各投票情報を
抽出し、投票状態にある前記投票情報が複数存在する場
合、所定の優先順位に従って、優先順位の一番高い投票
情報を有効とし、1つの投票情報に集約し、投票集計デ
ータベース29に記録する。株主総会時、株主総会受付
サーバ17は、株主総会受付クライアント15の端末装
置16から受け取った株主IDを用いて、投票集計デー
タベース29から、該当する投票情報を抽出し、投票情
報を株主総会出席に変更する。
【0049】これにより、ネットワ−ク、デジタル放
送、書面等の複数の投票方法での投票を可能とし、事前
議決権(投票)の集計において、2重投票があった場合
でも重複勘定を防止でき、厳密な集計を行うことが可能
となる。
【0050】尚、本実施の形態では、株式発行会社の株
主総会などの議決権行使の場合の投票集計処理である
が、一般的な選挙管理にも用いることもできる。
【0051】また、本実施の形態では、株主IDとパス
ワードの入力により本人認証を行ったが、公開鍵暗号方
式等による電子署名を用いてもよい。
【0052】尚、図2、3、6、7、9に示す処理を行
うプログラムはCD−ROM等の記録媒体に保持させて
流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介し
て送受することもできる。
【0053】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、複数の投票方法での投票を可能とし、2重投票に
よる重複勘定を防止する議決権行使集計システムを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る議決権行使集計システム
1の概略構成を示す図
【図2】 ネットワーク8による議決権行使システム部
21の処理手順を示すフローチャート
【図3】 ネットワーク8による議決権行使システム部
21の処理手順を示すフローチャート
【図4】 ネットワーク8を介して電子投票を行う画面
遷移を示す図
【図5】 投票データベース26のデータ構造を示す図
【図6】 議決権行使書6による議決権システム部23
の処理手順を示すフローチャート
【図7】 集計サーバ25の処理手順を示すフローチャ
ート
【図8】 投票方法毎の投票データベース25、26、
27の集約を示す図
【図9】 株主総会受付システム部24の処理手順を示
すフローチャート
【符号の説明】
1………議決権行使集計システム 2………株主 3………会社 4、13、16………端末装置 5………デジタルテレビ 6………議決権行使書(書面) 7………議決権行使書兼株主総会出席票 8………ネットワーク 10………webサーバ 11………デジタルテレビデータセンターサーバ 14………議決権行使書入力サーバ 17………株主総会受付サーバ 25………集計サーバ 26、27、28………投票データベース 29………投票集計データベース

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の投票方法に応じた複数の端末装置
    と、サーバとがネットワークを介して接続されたシステ
    ムであって、 前記サーバは、 前記投票方法毎に投票情報を記憶する複数の投票データ
    ベースと、 複数の前記投票データベースの前記投票情報を集約し記
    憶する集計データベースと、 前記各端末装置から受け取った投票者毎の投票情報を、
    投票方法に応じた前記投票データベースに記録する記録
    手段と、 全ての前記投票データベースから、各投票者毎に前記投
    票情報を抽出し、投票状態にある前記投票情報が複数存
    在する場合には、所定の優先順位に従って、優先順位の
    一番高い投票情報を有効とし、1つの投票情報に集約
    し、前記集計データベースに記録する集計手段と、 を備えることを特徴とする議決権行使集計システム。
  2. 【請求項2】 前記投票方法は、前記投票者による前記
    端末装置からの電子投票、前記投票者から郵送された書
    面に記載された投票情報を前記端末装置から入力する書
    面投票等の投票方法を少なくとも一つ含むことを特徴と
    する請求項1記載の議決権行使集計システム。
  3. 【請求項3】 前記電子投票を行う端末装置は、情報端
    末機、携帯型電話機、デジタルテレビ等を少なくとも一
    つ含むことを特徴とする請求項2記載の議決権行使集計
    システム。
  4. 【請求項4】 前記投票情報は、投票者情報、投票内
    容、投票方法、投票受付日時等の情報を少なくとも一つ
    含むことを特徴とする請求項1記載の議決権行使集計シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記投票者情報は、投票者IDとパスワ
    ードを含むことを特徴とする請求項4記載の議決権行使
    集計システム。
  6. 【請求項6】 前記記録手段は、 予め、前記端末装置から受け取った投票者IDとパスワ
    ードをチェックし、本人認証を行うことを特徴とする請
    求項1記載の議決権行使集計システム。
  7. 【請求項7】 前記優先順位は、前記投票情報の前記投
    票方法、又は前記投票受付日時によるものであることを
    特徴とする請求項1記載の議決権行使集計システム。
  8. 【請求項8】 前記サーバは、 株主総会受付の端末装置から受け取った投票者IDを用
    いて、前記集計データベースから、該当する投票情報を
    抽出し、前記投票情報を株主総会出席に変更する投票情
    報変更手段を、更に具備することを特徴とする請求項1
    記載の議決権行使集計システム。
  9. 【請求項9】 前記投票情報変更手段は、 既に投票済みである場合は前記投票方法を株主総会出席
    に変更し、前記投票内容と前記投票受付日時をクリア
    し、未投票の場合は投前記票方法を株主総会出席に変更
    することを特徴とする請求項8記載の議決権行使集計シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 端末装置と、ネットワークを介して接
    続されたサーバであって、 前記投票方法毎に投票情報を記憶する複数の投票データ
    ベースと、 複数の前記投票データベースの前記投票情報を集約し記
    憶する集計データベースと、 前記各端末装置から受け取った投票情報を、投票方法に
    応じた前記投票データベースに記録する記録手段と、 全ての前記投票データベースから、各投票者毎に前記投
    票情報を抽出し、投票状態にある前記投票情報が複数存
    在する場合には、所定の優先順位に従って、優先順位の
    一番高い投票情報を有効とし、1つの投票情報に集約
    し、前記集計データベースに記録する集計手段と、 を備えることを特徴とするサーバ。
  11. 【請求項11】 前記投票方法は、前記投票者による前
    記端末装置からの電子投票、前記投票者から郵送された
    書面による投票情報を前記端末装置から入力する書面投
    票等の投票方法を少なくとも一つ含むことを特徴とする
    請求項10記載のサーバ。
  12. 【請求項12】 前記電子投票を行う端末装置は、情報
    端末機、携帯型電話機、デジタルテレビ等を少なくとも
    一つ含むことを特徴とする請求項11記載のサーバ。
  13. 【請求項13】 前記投票情報は、投票者情報、投票内
    容、投票方法、投票受付日時等の情報を少なくとも一つ
    含むことを特徴とする請求項10記載のサーバ。
  14. 【請求項14】 前記投票者情報は、投票者IDとパス
    ワードを含むことを特徴とする請求項13記載のサー
    バ。
  15. 【請求項15】 前記記録手段は、 予め、前記端末装置から受け取った投票者IDとパスワ
    ードをチェックし、本人認証を行うことを特徴とする請
    求項10記載のサーバ。
  16. 【請求項16】 前記優先順位は、前記投票情報の前記
    投票方法、又は前記投票受付日時によるものであること
    を特徴とする請求項10記載のサーバ。
  17. 【請求項17】 株主総会受付の端末装置から受け取っ
    た投票者IDを用いて、前記集計データベースから、該
    当する投票情報を抽出し、前記投票情報を株主総会出席
    に変更する投票情報変更手段を、更に具備することを特
    徴とする請求項10記載のサーバ。
  18. 【請求項18】 前記投票情報変更手段は、 既に投票済みである場合は前記投票方法を株主総会出席
    に変更し、前記投票内容と前記投票受付日時をクリア
    し、未投票の場合は投前記票方法を株主総会出席に変更
    することを特徴とする請求項17記載のサーバ。
  19. 【請求項19】 コンピュータを請求項10記載のサー
    バとして機能させるプログラム。
  20. 【請求項20】 コンピュータを請求項10記載のサー
    バとして機能させるプログラムを記録した記録媒体。
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