JP2003200370A - オブジェクトの成長制御システム及びオブジェクトの成長制御方法 - Google Patents

オブジェクトの成長制御システム及びオブジェクトの成長制御方法

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JP2003200370A JP2002320748A JP2002320748A JP2003200370A JP 2003200370 A JP2003200370 A JP 2003200370A JP 2002320748 A JP2002320748 A JP 2002320748A JP 2002320748 A JP2002320748 A JP 2002320748A JP 2003200370 A JP2003200370 A JP 2003200370A
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Jay-Woo Kim
載 ▲右▼ 金
Kankan Kim
環 煥 金
Seok-Won Bang
錫 元 方
Mi-Hee Lee
美 姫 李
Dong-Geon Kong
棟 建 孔
Doki Ri
▲同▼ 機 李
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 所定の成長方向に基づき現在のユーザーの教
育意図及び感情状態を反映するオブジェクト成長制御シ
ステム及びオブジェクトの制御方法を提供する。 【解決手段】 外部の環境及びユーザの状態を感知した
結果とユーザの性向に応じて、ユーザ感情状態、オブジ
ェクト成長性向、オブジェクト感情状態の各パラメータ
に重み付けを行い、これらを状態データとして出力する
重み付け部10と、重み付け部10から出力された状態
データに基づいてユーザの性向を把握し、所定の統計的
なモデルを適用してオブジェクトがユーザの性向に沿っ
て教育された度合いを把握する成長状態把握部32と、
状態データと教育された度合いに、所定の規則基盤また
は所定の統計的なモデルを適用してオブジェクトの動作
を制御するた制御信号を発生させるオブジェクト動作制
御部30とから構成されるオブジェクトの成長制御シス
テムとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自律的なオブジェク
ト成長制御システムに係り、特に、ユーザーまたはオブ
ジェクト自身が定めた成長方向に基づいて、ユーザーの
教育方針や意図を反映させながらオブジェクトを成長さ
せるオブジェクトの成長制御システム、及びオブジェク
トの成長制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オブジェクトとは、周辺環境を認識し、
認識結果に応じて行動または動作を変化させる器具、機
器または自立的な装置をここでは意味する。ユーザーが
自身の要求をオブジェクトに伝えようとした場合、たと
えば、数値をオブジェクトに入力するという方法が考え
られる。この場合、オブジェクトは、入力された数値や
周辺環境を認識した結果に基づいて、ユーザーの要求を
満たす行為をユーザーに提供するように制御される。
【0003】しかし、ユーザーは自分の要求を表す正確
な数値が判らずに、誤った数値を入力してしまうことが
ある。例えば、ユーザー自身が「暑い」と感じた場合、
ほとんどのユーザーは、彼らが「涼しい」と感じるため
には、エアコンの設定温度をどのような値に設定したら
良いかが判らないのである。
【0004】このような限界を克服するために、感性工
学的な様々な研究が進められており、ユーザーの要求が
曖昧な場合であっても、ユーザーがある程度満足できる
結果を得ることが可能となりつつある。すなわち、オブ
ジクトは、ユーザーの命令が曖昧であっても、適切に行
動することができるようになりつつあるのである。たと
えば、ユーザーは、エアコンに対し「華氏19度」と設
定する代わりに、「今より涼しく」と設定することがで
きるようになりつつあるのである。
【0005】従来の感性工学的な見地に基づいて作られ
た製品では、予め多数の被験者を対象とした試験から得
られたデータ(以下、サンプリングデータという)に基
づいて、ユーザーの曖昧な要求が、物理的にはどの様な
意味であるかを把握する。
【0006】感性工学的な研究の結果開発された製品で
は、製造会社により行われたテスト結果の平均値が設定
値として通常利用される。例えば、「今より涼しく」と
いう要求に対して「どの程度温度を下げれば良いのか」
という問いに対して、サンプリングデータにおける平均
値が「華氏5度」であれば、製造会社は、製品に対して
「今より涼しく」という要求が為された場合には、温度
設定を「今の温度より華氏5度だけ低くする」というよ
うに設定するのである。従って、このような製品の性能
では、ユーザーの要求をある程度満たすことができる
が、ユーザー個々の要求を確実に満たすことは困難であ
った。
【0007】このような問題点を克服するために、ユー
ザーの感情状態をリアルタイムで認識し、認識結果を装
置の制御に反映することのできる製品が開発されつつあ
る。しかし、これらの製品では、現在のユーザーの要求
に対する満足度を重視するため、把握するのに長時間を
必要とするユーザーの性向などを、装置の制御に反映す
ることはできなかった。すなわち、ユーザーの性向を把
握して制御される安定感ある製品というよりは、ユーザ
ーのその時々の感情に応じて、その都度制御状態が不安
定に変化する製品となることが多かった。
【0008】例えば、成長型おもちゃがユーザーの感情
状態をリアルタイムで反映することができるならば、ユ
ーザーは、自分の偽感情にも即時反応するおもちゃに初
めのうちは興味を持つかも知れない。しかし、生身の生
き物とは異なり簡単な反応を繰り返すたけのおもちゃに
対して、時間の経過と共に嫌気や飽きを感じてしまうの
が実情である。
【0009】そのため、時間の経過と共に徐々にユーザ
ーに適応して、ユーザーの急激な感情の変化にも惑わさ
れずに、常に安定した性能を発揮することのできる製品
に対する要求が次第に高まりつつある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する技術的課題は、所定の成長方向に基づき現在のユー
ザーの教育意図及び感情状態を反映するオブジェクト成
長制御システム及びその方法を提供するところにある。
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、前記オブ
ジェクト成長制御方法をコンピュータにて実行可能なプ
ログラムコードにて記録した記録媒体を提供するところ
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題を達成す
るために、オブジェクトを成長させる本発明に係るオブ
ジェクトの成長制御システムは、外部の環境及びユーザ
ーの状態を感知して、感知した結果及びユーザーの性向
に応じて、ユーザー感情状態を表す各パラメータ、オブ
ジェクト性向タイプを表す各パラメータ、そしてオブジ
ェクト感情状態を表す各パラメータの重み付けを行い、
これらを重み付けのされた状態データとして出力する重
み付け部と、一定期間の間に入力された前記状態データ
に所定の統計的なモデルを適用してユーザーの性向を把
握すると共に、入力された前記状態データに前記所定の
統計的なモデルを適用して前記オブジェクトが前記ユー
ザーの性向に沿って教育された度合いを出力する成長状
態把握部と、前記状態データ及び前記教育された度合い
に所定の規則基盤または所定の統計的なモデルを適用し
て、前記オブジェクトの動作を制御する制御信号を発生
させるオブジェクト動作制御部とを含んで構成される。
【0012】前記技術的課題を達成するために、オブジ
ェクトを成長させる本発明に係るオブジェクト成長制御
システムは、オブジェクトの成長性向として複数のパラ
メータが予め設定されており、前記複数のパラメータを
ユーザーに提示し、その中から少なくとも一つのパラメ
ータをユーザーに選択させる性向選択部と、外部の環境
及びユーザーの状態を感知し、感知した結果及び前記選
択されたパラメータに応じて、ユーザー感情状態を表す
各パラメータ、前記オブジェクトの成長性向設定された
各パラメータ、そしてオブジェクト感情状態を表す各パ
ラメータの重み付けを行い、これらを重み付けのされた
状態データとして出力する重み付け部と、所定の統計的
なモデルを適用し、現在入力される状態データに基づき
オブジェクトが前記選択されたパラメータに沿って教育
された度合いを出力する成長状態把握部と、前記状態デ
ータ及び前記教育された度合いに所定の規則基盤または
所定の統計的なモデルを適用して前記オブジェクトの動
作を制御するための制御信号を発生させるオブジェクト
動作制御部とを含む。
【0013】前記技術的課題を達成するために、オブジ
ェクトを成長させる本発明に係るオブジェクト成長制御
方法は外部の環境及びユーザーの状態を感知して、感知
した結果及びユーザーの性向に応じて、ユーザー感情状
態を表す各パラメータ、オブジェクト性向タイプを表す
各パラメータ、そしてオブジェクト感情状態を表す各パ
ラメータの重み付けを行い、これらを重み付けのされた
状態データとして出力する段階と、一定期間の間に入力
された前記状態データに所定の統計的なモデルを適用し
てユーザーの性向を把握し、前記所定の統計的なモデル
を適用して現在入力される状態データに基づきオブジェ
クトが前記ユーザーの性向に対して教育された度合いを
出力する成長状態把握段階と、前記状態データ及び前記
教育された度合いに所定の規則基盤または所定の統計的
なモデルを適用して、前記オブジェクトの動作を制御す
る制御信号を発生させるオブジェクト動作制御段階とを
含む。
【0014】前記技術的課題を達成するために、オブジ
ェクトの成長性向として複数のパラメータを設定する段
階と、前記複数のパラメータの中から少なくとも一つの
パラメータをオブジェクトの成長性向としてユーザーに
選択させる段階と、外部の環境及びユーザーの状態を感
知し、感知した結果及び前記選択されたパラメータに応
じて、ユーザー感情状態を表す各パラメータ、前記オブ
ジェクトの成長性向設定された各パラメータ、そしてオ
ブジェクト感情状態を表す各パラメータの重み付けを行
い、これらを重み付けのされた状態データとして出力す
る段階と、所定の統計的なモデルを適用し、現在入力さ
れる状態データに基づきオブジェクトが前記選択された
パラメータに沿って教育された度合いを算出するする段
階と、前記状態データ及び前記教育された度合いに所定
の規則基盤または所定の統計的なモデルを適用して前記
オブジェクトの動作を制御するための制御信号を発生さ
せる段階とを含んでいる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づいて、
本発明に係るオブジェクトの成長制御システム及びオブ
ジェクトの成長制御方法を詳細に説明する。図1は、本
発明に係るオブジェクトの成長制御システムのブロック
図である。本発明に係る成長制御システムは、重み付け
部10、オブジェクト動作制御部30、成長状態把握部
32、性向選択部40、そして反応手段50を含んで構
成される。
【0016】性向選択部40は、オブジェクトの性向と
して成長させようとする性向の種類(以下、性向タイプ
という)を決定する。そのため、性向選択部40には、
オブジェクトの性向タイプとして複数の選択肢(パラメ
ータ)が予め用意されている。本実施の形態では、この
選択肢をユーザーに提示し、ユーザーにその中から一つ
の性向タイプを選択させる。そして、このユーザーが選
択した性向タイプは、入力(SEL)として指向性選択
部40に入力されるように構成されている。
【0017】このオブジェクトの性向タイプの種類は、
本発明に係るオブジェクトの成長制御システムが利用さ
れる分野に応じて適宜変更可能となっている。例えば、
オブジェクトが愛玩用のロボットである場合は、「利
口」、「愚か」、「憂鬱」、「朗らか」といった種類の
性向タイプが性向選択部40に予め用意される。そし
て、ユーザーはこの中から任意に一つの性向タイプを選
択することになる。
【0018】また、オブジェクトがエアコンである場
合、「気まぐれ」、「さりげない」、「ユーザー好み」
といった種類の性向タイプが性向選択部40に用意され
ることになる。
【0019】重み付け部10は、外部環境やユーザーの
状態を感知する。そして、感知結果及びユーザーの性向
に基づいて、ユーザー感情状態として予め用意された各
パラメータ、オブジェクトの性向タイプとして予め用意
された各パラメータ、そしてオブジェクト感情状態とし
て予め用意された各パラメータのそれぞれに対して、重
み付け(weights)を行う。そして、重み付けさ
れたユーザー感情状態、重み付けされたオブジェクト性
向タイプ、そして重み付けされたオブジェクト感情状態
を、重み付けされた状態データとして出力する。
【0020】図1に示すように、重み付け部10は、前
処理部12、教育意図把握部18、ユーザー感情把握部
20、そしてオブジェクト感情把握部22を含んで構成
される。
【0021】前処理部12は、ユーザーの状態と周辺環
境の状態を感知する。そして、感知したユーザーの状態
と周辺環境の状態を、ユーザーまたはオブジェクトの状
態または感情を表わす情報に変換して出力する。
【0022】たとえば、汗、体温、脈拍数、血圧などの
ユーザーの生理的状態を表す信号、カメラで捉えたユー
ザーの表情および仕草若しくは周辺状況などの視覚的な
情報を表す信号、触覚センサにより獲得した触覚的な情
報を表す信号、ユーザーの言葉や音に関する音声情報を
表す信号、ユーザーが入力する文字情報を表す信号など
を用いて、前処理部12は、ユーザーのオブジェクトに
対する教育意図やユーザーの感情状態を表わす情報に変
換する。
【0023】例えば、カメラで捉えられたユーザーの行
動が「顔の表情を怖くしながら」「拳を挙げた」である
場合、前処理部12は、この視覚的な信号を「ユーザー
がオブジェクトの行動を叱っている」という内容の情報
に変換する。
【0024】さらに、前処理部12は、周辺の明暗、色
合い、あるいは階段や鋭いエッジなどのカメラで捉えた
周辺環境の視覚的な信号や、音楽、騷音、高周波成分、
低周波成分、そして音律などの周辺環境から流れ込む音
声情報などから、オブジェクト自身の感情状態に影響を
及ぼし得る情報を抽出し、これをオブジェクトの感情状
態を表わす情報に変換する。
【0025】たとえば、周辺環境が真っ暗な状態であ
り、このような状態が長期間続いたならば、前処理部1
2はこの視覚的な信号を「怖い」という情報に変換す
る。
【0026】教育意図把握部18は、前処理部12にお
いて生成されたユーザーの状態や感情を表わす情報、ユ
ーザーの性向、そして選択されたオブジェクトの性向タ
イプに応じて、予め用意されたオブジェクト性向のパラ
メータの各々に重み付けを行う。そして、重み付けの結
果を出力する。
【0027】例えば、前処理部12からの出力の中で、
ユーザーの性向や選択されたオブジェクトの性向タイプ
に合致するパラメータ(成分)には高い重み付けを行
い、そうでないパラメータ(成分)には低い重み付けを
行うことにより、オブジェクトをユーザーの性向または
選択されたオブジェクト性向タイプに見合った方向に成
長させる。
【0028】なお、ユーザーが性向姓選択部40におい
てオブジェクトの性向タイプを選択しなかった場合に
は、初期の一定期間の間に、最も高い教育的な効果を発
生させた性向タイプが選択されたオブジェクトの性向タ
イプとみなされる。例えば、初期の一定期間において、
「利口」、「憂欝」、「愚か」といったオブジェクトの
性向タイプの中で、「利口」に対する教育効果が高く現
れたならば、ユーザーのオブジェクトに求める性向は
「利口」であると決定される。これにより、オブジェク
トの性向タイプを「利口」と設定して、今後、オブジェ
クトを成長させることになる。
【0029】ユーザー感情把握部20は、前処理部12
から出力されたユーザーの状態、または感情を表わす情
報に基づいて、予め設定されたユーザー感情状態のパラ
メータの各々に重み付けを行い、重み付けの結果を出力
する。
【0030】具体的に説明すると、ユーザー感情把握部
20には、神経網構造などのデータヒュージョンのため
のユニットが備えられており、ユーザーの現在の感情状
態を総合的に判断した結果値が出力される。例えば、人
間の代表的な感情として分類される「喜び」、「悲し
み」、「怒り」、「退屈」、「驚き」、「恐怖」などの
感情がここでいうパラメータに相当し、これらが出力対
象となる。
【0031】オブジェクト感情把握部22は、前処理部
12からの出力を利用して、ユーザーの感情とは関係な
い情報であって、オブジェクトそのものの状態または感
情を表わす情報に基づいて、予め設定されたオブジェク
ト感情状態のパラメータの各々に重み付けを行い、重み
付けの結果を出力する。
【0032】このオブジェクト感情把握部22には、神
経網構造などのデータヒュージョンのためのユニットが
備えられており、オブジェクトの現在の感情状態を総合
的に判断した結果が出力される。例えば、オブジェクト
感情把握部22には、「喜び」、「悲しみ」、「怒
り」、「退屈」、「驚き」、「恐怖」などがパラメータ
として予め設定されており、これらに対して重み付けを
行う。そして、重み付けされたパラメータが出力され
る。
【0033】成長状態把握部32は、重み付け部10か
ら出力された様々な状態データから、性向選択部40に
おいて設定されたオブジェクトの性向タイプに沿ってオ
ブジェクトがどの程度教育されたかを示す教育度合いを
出力する。あるいは、成長状態把握部32は、初期の一
定期間の間に重み付け部10から出力された状態データ
を累積してユーザーのオブジェクトに求める性向を把握
し、把握された性向に沿ってオブジェクトがどの程度教
育されたかを示す教育度合いを出力する。前述したよう
に、ユーザーは、性向選択部40においてオブジェクト
の成長させようとする性向、すなわち性向タイプを選択
しないこともある。この場合には、成長状態把握部32
が一定期間中に入力される状態データから教育効果が最
も高いオブジェクトの性向タイプを選択し、これをユー
ザーがオブジェクトに対して求める性向として決定す
る。
【0034】具体的に、ユーザーの求める性向またはオ
ブジェクト成長性向に合わせて教育された度合いは、神
経網構造を用いることや、一定間隔で積分を行って現在
入力された値を今まで入力された値に反映することによ
り得られる。
【0035】もし、周辺環境またはユーザーから選択さ
れたオブジェクト性向タイプに見合う入力をオブジェク
トが受けたならば、選択されたオブジェクトの性向タイ
プに対しての教育度合いが高く現れる。これに対し、ユ
ーザーや周辺環境から選択されたオブジェクト成長性向
に見合わない入力をオブジェクトが受けたならば、選択
されたオブジェクトの成長性向に対して教育度合いが低
く現れる。
【0036】オブジェクト動作制御部30は、重み付け
部10から出力される状態データを教育された度合いに
応じて組み合わせ、組み合わせられた結果に応じてオブ
ジェクトの動作を制御する制御信号を発生させる。
【0037】組み合わせられた結果に応じてオブジェク
トの動作を制御する方法としては、例えば、入力の一部
が一定の条件を満足すればある行動を行うというような
予め決められた規則に従う制御方法と、統計モデルを用
いた制御方法がある。
【0038】統計モデルを用いた方法では、入力の一部
が各種の行動をする確率を定め、同時に他の入力の一部
が、同様に他の行動をする確率を定める方式である。
【0039】入力の組み合わせがそれ以上できない時、
それまで計算された各行動に対して発生可能な確率の和
を求め、この和のうち最も高い確率値を有する行動をす
るようにオブジェクトを制御する。
【0040】反応手段50は、オブジェクト動作制御部
30から出力される動作制御信号に基づいて制御され
る。この反応手段50は、動き手段52、音声手段5
4、そして表示手段56を含んで構成される。
【0041】動き手段52は、動作制御信号に対応する
動きを発生させる。音声手段54は、動作制御信号に対
応する音声を発生させる。表示手段56は、動作制御信
号に対応する視覚的な反応を発生させる。
【0042】例えば、オブジェクトがロボットである場
合、反応手段としては、LED(表示手段)、スピーカ
ー(音声手段)、モーター(動き手段)と言う組み合わ
せが考えられ、動作制御信号に応答してLEDをちらつ
かせ、スピーカーから音声を発し、モーターを駆動して
腕または足などを動かすことになる。
【0043】以下、図1を参照しながら、本発明に係る
オブジェクトの成長制御システムの動作を詳細に説明す
る。
【0044】まず、性向選択部40において、オブジェ
クトの成長させようとする性向(性向タイプ)を、予め
用意された選択肢の中から選択する。すなわち、オブジ
ェクトの成長目標を決定する。この時、性向タイプの選
択肢の内容は、オブジェクトが利用される分野に応じて
適宜設定可能となっている。また、選択肢の中からユー
ザが選択する性向タイプは、一つであってもそれ以上で
あっても良い。また、ユーザは、性向タイプを選択しな
くても良い。
【0045】性向選択部40においてオブジェクトの成
長性向(性向タイプ)が決定されると、重み付け部10
は、ユーザーの現在の意図および感情に関する信号を感
知し、これよりユーザーの教育的意図及びユーザーの感
情状態に関する情報を抽出する。そして、重み付け部1
0は、抽出された情報に基づきユーザーの教育意図及び
感情状態を示す状態データを生成する。
【0046】さらに、重み付け部10は、一般的な環境
の把握のために、ユーザーとは関係ない各種の認識結果
をオブジェクトそのものの感情/意図の形成に影響を及
ぼす情報に変換して、適切な感情状態に関わる出力、例
えば、「喜び」、「悲しみ」、「怒り」などを状態デー
タとして発生させる。
【0047】成長状態把握部32は、重み付け部10か
ら出力されるユーザーの教育意図、ユーザーの感情、お
よびオブジェクトの感情を示す状態データを、所定の統
計モデルを用いて分析することにより、オブジェクト
が、性向選択部40において選択された性向タイプに沿
ってどの程度成長したかを把握する。オブジェクト動作
制御部30は、重み付け部10からユーザーの教育意
図、ユーザーの感情及びオブジェクトの感情が入力され
ると、オブジェクトの成長状態及び選択されたオブジェ
クトの性向に応じてオブジェクトの動作を制御する動作
制御信号を発生させる。
【0048】ここで、本実施の形態では、性向選択部4
0においてオブジェクトの成長性向(性向タイプ)を決
定する際には、複数の性向タイプを選択することができ
る。このように、複数の性向タイプを選択した場合、成
長状態把握部32は、システム出力の分散を防止するた
めに、選択された特定の性向タイプに高い重み付けを行
う。例えば、選択された性向タイプに対する重み値の和
を、選択されていない性向タイプに対する重み値の和よ
り大きくすることにより、システム出力の分散を防止す
ることができる。
【0049】さらに、性向選択部40において性向タイ
プが選択されていない場合には、教育意図把握部18
は、初期の一定時間中に最も高い教育効果を発生させた
性向タイプに対して高い重み付けを行うことにより、シ
ステム出力の分散を防ぐことができる。
【0050】また、本発明にかかるオブジェクトの成長
制御システムでは、ユーザーの要求により迅速に対応で
きるようにするために、学習を行うことができる。この
場合、オブジェクトに学習させるために、ユーザーの反
応をユーザー感情把握部20で感知し、感知結果を教育
意図把握部18に反映(フィードバックさせる)させる
ことで、学習を行うことができる。
【0051】また、ユーザーの教育意図を一層よく把握
するために、教育意図把握部18は、成長状態把握部3
2またはオブジェクト動作制御部30の出力をフィード
バックさせて教育意図把握に反映する構成とすることも
可能である。
【0052】さらに、ユーザーの教育意図がはっきりと
感知可能な場合、教育意図把握部18の結果をユーザー
感情把握部20にフィードバックしてユーザーの感情把
握に教育意図を反映すると、ユーザー感情把握部20が
ユーザー感情を一層効率よく把握することができる。
【0053】以上述べたオブジェクトの成長制御システ
ムでは、オブジェクトの性向としてユーザーが選択した
性向タイプの特性が、所定の達成度を満たしたとして
も、ユーザーからの停止命令あるまでは、オブジェクト
の性向を成長させ続ける。この際、選択されていない性
向タイプもまた成長することになるので、システムの出
力が分散する可能性がある。すなわち、選択されていな
い性向タイプが成長すると、ある性向タイプに特徴的な
動作が、ほかの性向タイプに特徴的な動作と平均化して
しまいうので、オブジェクトの動作における性向タイプ
の特徴が薄まるってしまう(分散してしまう)。従っ
て、選択された成長性向が所定のレベルまで成長された
ことが、成長状態把握部32において確認された場合、
自ら成長停止命令を発生させるか、あるいは自ら成長性
向を変えて新たにオブジェクトを成長させる構成とする
ことも可能である。
【0054】以上述べたように、本発明に係るオブジェ
クト成長制御システムは、ユーザーが所望の性向タイプ
を選択し、選択された性向タイプに沿ってオブジェクト
を教育することができる。すなわち、ユーザーが所望す
る教育目標に応じてオブジェクトを成長させることがで
きる。さらに、ユーザーがオブジェクトの性向タイプを
選択しない場合には、ユーザーの性向を自ら把握し、把
握された性向に沿ってオブジェクトを教育するので、ユ
ーザーのオブジェクトに対する満足度を高めることがで
きる。
【0055】以上説明した本発明に係るオブジェクト成
長制御システムは、様々な形で応用可能である。以下
に、代表例として、本発明に係るオブジェクト成長制御
システムがロボット及びエアコンに適用される場合につ
いて詳細に説明する。
【0056】[ロボットへの応用]始めに、図1に示す
成長制御システムが、ロボットに適用される場合につい
て図面を参照しながら説明する。図2は、図1の重み付
け部10の前処理部12の本実施の形態における詳細を
示すブロック図である。この前処理部12は、センサ部
100と処理部120とを含んで構成される。
【0057】図2に示すセンサ部100は、ユーザー及
び周辺環境の状態を感知して、これを電気的信号に変換
する。そして、電気的信号を処理部120に出力する。
このセンサ部100は、視覚センサ102、音声センサ
104、触覚センサ106、嗅覚センサ108、そして
生理的センサ110を含んで構成される。
【0058】視覚センサ102は、ロボットの目の役割
を果たすものであって、ユーザーの状態及び周辺環境の
状態を感知する。例えば、ユーザーの動き、周辺環境の
色合い、ユーザーの行動、ユーザーの位置などを感知す
る。
【0059】音声センサ104は、ロボットの耳の役割
を果たすものであって、ユーザーの言葉または周辺環境
から聞こえる音などを感知する。触覚センサ106は、
ユーザーのロボットへの接触を感知する。
【0060】嗅覚センサ108は、周辺の匂いを感知す
る。生理的センサ110は、汗、体温、脈拍数、血圧な
どのユーザーの生理的状態、を感知する。
【0061】処理部120は、感知部100で感知した
結果を、ユーザーの教育的意図を表わす情報、ユーザー
の感情状態を表わす情報、ロボットの感情状態を表わす
情報などに変換して出力する。
【0062】この処理部120のユーザー感情認識部1
22は、視覚センサ102において感知された結果のう
ち、ユーザーの顔の表情から、「悲しみ」、「怒り」、
「喜び」などのユーザーの感情状態を認識し、認識した
結果を出力する。
【0063】色認識部124は、視覚センサ102にお
いて感知された結果から、「赤色」、「青色」、「黄
色」などの周辺環境の色合いを認識し、認識した結果を
出力する。
【0064】行動認識部126は、視覚センサ102に
おいて感知された結果から、ユーザーの行動を認識し、
「元気」、「無関心」などのユーザーの行動状態を認識
し、認識した結果を出力する。
【0065】位置認識部128は、視覚センサ102に
おいて感知された結果から、ユーザーがオブジェクトの
近い所にいるのか、それとも遠いところにいるのかとい
った、ユーザーとロボットとの位置関係を認識する。そ
して、認識した結果を出力する。
【0066】意味認識部130は、音声センサ104に
おいて感知された結果から、ユーザーの言葉の意味を認
識し、認識した結果を出力する。
【0067】感情認識部132は、音声センサ104に
おいて感知された結果のうち、ユーザーの言い方から、
「悲しみ」、「怒り」、「喜び」などのユーザーの感情
を認識し、認識した結果を出力する。
【0068】雑音認識部134は、ユーザーの言葉以外
の周辺の音を認識し、周辺環境が現在「騒々しい」か、
あるいは「静かである」かなどの周辺状況を認識し、認
識した結果を出力する。
【0069】接触認識部136は、触覚センサ106に
おいて感知されたユーザーの接触、例えば「軽く叩
く」、「殴る」、「強く殴る」などを認識し、認識した
結果を出力する。
【0070】匂い認識部138は、嗅覚センサ108に
おいて感知された結果から、匂いの良し悪しなどを認識
し、認識した結果を出力する。感情認識部140は、生
理的センサ110において感知された結果、例えば脈拍
数、体温、汗、血圧などから、「悲しみ」、「怒り」、
「喜び」などのユーザーの感情状態を認識し、認識した
結果を出力する。
【0071】図3は、図1に示す教育意図把握部18に
おいて行われる重み付けの手順を示す図面である。図3
は、色認識部124、行動認識部126、意味認識部1
30、及び接触認識部136において認識された結果を
用いて、教育意図把握部18がどのようにして教育意図
を把握するかを示している。なお、教育意図を把握に
は、処理部120に含まれる他の認識部の認識結果を必
要に応じて用いることが可能である。
【0072】図3に示すように、教育意図把握部18に
おいて与えられる重み値、すなわち重み付けの度合い
は、線の太さで表わされる。すなわち、線が太ければ太
いほど重み付けの度合いが高いことを意味する。そし
て、線が細ければ重み付けの度合いが低いことを意味す
る。
【0073】たとえば、色認識部124において認識さ
れた色が「赤色」及び「青色」である場合、教育意図把
握部18は、認識された「赤色」及び「青色」がオブジ
ェクトの性向タイプに及ぼす影響の度合いに応じて重み
付けの度合いを決定する。例えば、「赤色」が「反抗
的」という性向タイプに影響を及ぼす度合いに応じて重
み付けの度合い決定し、「青色」が「憂鬱」という性向
タイプに影響を及ぼす度合いに応じて重み付けの度合い
を決定する。前述したように、オブジェクトの性向タイ
プに影響を及ぼす度合いに応じて与えられる重み付けの
度合いの違いは決定されるので、図3においては、「赤
色」と「反抗的」を結ぶ線、そして「青色」と「憂鬱」
を結ぶ線の太さが太くなっている。
【0074】同様に、認識されたユーザーの行動が「元
気」及び「無関心」であり、「元気」が「おとなしい」
という性向タイプと「反抗的」という性向タイプとに影
響を及ぼし、「無関心」が「愚かな」という性向タイプ
と「憂鬱な」という性向タイプに影響を及ぼすならば、
行動認識部126は、影響力の度合いに応じて重み付け
の度合いを決定する。
【0075】意味認識部130や接触認識部136もま
た、認識された結果に応じて各オブジェクトの性向タイ
プに対し重み付けの度合いを決定する。
【0076】図4は、図1に示すユーザー感情把握部2
0において行われるユーザー感情把握の手順の一例を示
す図面である。図4は、ユーザー感情把握部20が、各
感情認識部122,132,140において認識された
結果を用いてユーザーの感情を把握することを示してい
る。なお、ユーザーの感情の把握には、処理部120に
含まれる他の認識部の結果を必要に応じて用いることが
可能である。
【0077】ユーザー感情把握部20は、かく感情認識
部122,132,140の各々において認識されたユ
ーザーの感情に対して重み付けを行う。重み付けの仕方
は、前述の、教育意図把握部18の場合と同様である。
そして、ユーザーの色々な感情に重み付けが行われる
と、図4に示しように、「悲しみ」60%、「怒り」3
0%、「喜び」10%、「驚き」0%、「退屈」0%な
どのように重み付けのされたユーザーの様々な感情が与
えられる。
【0078】ここで、ユーザー感情把握部20の入力
は、ユーザーの明確な感情を比較的反映するのに対し、
教育意図把握部18の入力は、曖昧であって正確な教育
的意図が把握し難い場合が多い。
【0079】従って、オブジェクトがユーザーの教育的
意図に見合う行動をするように誘導するためには、ユー
ザー感情把握部20において把握された結果を教育意図
把握部18に反映(フィードバック)することが望まし
い。この他に、教育意図把握部18ユーザーの教育意図
を一層よく把握するようにするために、成長状態把握部
32及びオブジェクト動作制御部30の出力もまた、教
育意図把握部18に反映(フィードバック)する構成と
すると良い。
【0080】図示はされていないが、オブジェクト感情
把握部22もまた、教育意図把握部18またはユーザー
感情把握部20のように、前処理部12を構成する各認
識部122、132、140での認識結果を用いて、ロ
ボット(オブジェクト)の感情を把握する。
【0081】図5は、図1に示す成長状態把握部32に
おいて行われるロボット(オブジェクト)の成長状態を
把握する手順を示す図面である。図5において、成長状
態把握部32は、「利口」、「愚か」、「憂欝」、「朗
らか」、「大人しい」、「反抗的」といった総ての性向
タイプに対する入力を所定の統計的なモデルを用いて分
析し、ロボットの現時点での成長状態を把握し、これを
教育意図に対する達成度(教育達成度)として表わす。
【0082】従って、ロボット(オブジェクト)が、ユ
ーザーや環境により選択された教育意図に見合う入力を
受けたならば、選択された教育意図に対してのロボット
の教育達成度は高くなる。一方、ユーザーや環境により
選択された教育意図とは関係ない入力を受けたならば、
選択された教育意図に対しての教育達成度は低くなる。
【0083】そして、ユーザーの教育意図把握の結果が
入力された場合には、入力された教育意図把握の結果に
基づいてロボットの成長状態、すなわち教育達成度を求
める。ここで、ユーザーがロボットの性向タイプとし
て、「利口」、「朗らか」を設定した場合例に挙げて、
図5を用いて説明する。今、100%を基準として、
「利口」60%、「愚か」30%、「憂欝」10%、
「朗らか」0%、「大人しい」0%。「反抗的」0%が
入力された場合、所定の統計的なモデルを用いてこれら
の入力値を分析する。
【0084】その結果、成長状態把握部32は、性向タ
イプ「利口」の成長レベル(Glow Level:G
L)が45、性向タイプ「愚か」の成長レベルが13、
性向タイプ「憂鬱」の成長レベルが10、性向タイプ
「朗らか」の成長レベルが40、性向タイプ「大人し
い」の成長レベルが20、性向タイプ「反抗的」の成長
レベルが5と言うような結果を示す。このように、現在
までのロボット(オブジェクト)の成長の結果として、
ロボットは「利口」及び「朗らか」という性向タイプに
対する成長度が高いことが判る。
【0085】さらに、入力の割合を調べてみれば、「利
口」という性向タイプが他の性向タイプに比べて高い教
育意図をもって入力されたことが分かる。なお、ここで
は、説明の都合上、ロボットの成長状態の把握に用いる
入力は、教育意図把握部18からの入力のみを用いて説
明した。しかしながら、成長状態把握部32が行うロボ
ットの成長状態の把握は、教育意図把握部18からの入
力のみならず、ユーザー感情把握部20やオブジェクト
感情把握部22からの入力を用いて行う構成とすること
も可能である。
【0086】図6は、図1に示すオブジェクト動作制御
部30において行われるオブジェクトの成長状態を把握
する手順を示す図面である。図6に示すように、オブジ
ェクト行動制御部30は、規則基盤/統計的なモデル適
用部630、顔表情生成部640、音声生成部650、
そして動き生成部及びモーター制御部660を含んで構
成される。
【0087】オブジェクト動作制御部30の規則基盤/
統計的なモデル適用部630は、重み付け部10または
成長状態把握部32からの出力に、所定の規則または統
計的なモデルを適用し、適用結果に基づいてロボット
(オブジェクト)を制御する制御信号を生成する。ここ
で、生成される制御信号には、第1制御信号、第2制御
信号、第3制御信号がある。また、重み付け部10の出
力とは、教育意図把握部18、ユーザー感情把握部2
0、オブジェクト感情把握部22などからの出力をい
う。
【0088】顔表情生成部640は、第1制御信号が入
力されると、ロボット(オブジェクト)の顔表情を制御
する第1動作制御信号OUT1を発生する。ここで、ロ
ボット(オブジェクト)の顔表情の表現には、例えば、
LEDなどの素子を用いることができる。この場合、第
1動作制御信号OUT1は、LEDのオン/オフ信号
や、明るさなどを制御する信号に該当する。
【0089】音声生成部650は、第2制御信号が入力
されると、ユーザーまたは周辺環境に反応してロボット
(オブジェクト)に音声を発生させる第2動作制御信号
OUT2を発生する。ここで、本実施の形態では、ロボ
ット(オブジェクト)はスピーカーを備えているので、
第2動作制御信号OUT2がスピーカーにより増幅され
るので、音声が人に認識される。
【0090】動き生成及びモーター制御部660は、第
3制御信号が入力されると、ロボット(オブジェクト)
の全体的な動きを制御する第3動作制御信号OUT3を
発生する。ここで、本実施の形態では、ロボット(オブ
ジェクト)は、ロボットの腕、足、胴体を動かすモータ
ーを備えているので、第3動作制御信号OUT3は、こ
れらモーターの動作を制御してロボットの動きを制御す
る。
【0091】以上説明したように、本発明に係るオブジ
ェクトの成長制御システムをロボットに適用した場合に
は、ユーザーがロボット(オブジェクト)の性向として
設定した性向タイプに応じて、またはユーザーの性向に
合わせてロボット(オブジェクト)が教育されるので、
ユーザーのロボット(オブジェクト)に対する愛情度及
び満足度を高めることができる。
【0092】[エアコンへの応用]本発明に係るオブジ
ェクトの成長制御システムは、エアコンなどにも適用可
能である。そこで、図1に示されたオブジェクトの成長
制御システムがエアコンに適用された場合について、添
付図面を参照しながら以下に説明する。
【0093】図7は、図1に示す重み付け部10の前処
理部12の本実施形態におけるブロック図である。この
前処理部12は、センサ部200及び処理部220を含
んで構成される。
【0094】センサ部200は、ユーザーの状態や周辺
環境の状態を感知して、感知結果を電気的な信号に変換
する。そして、これを感知結果として処理部220に出
力する。このセンサ部200は、ボタン入力部202、
生理的センサ204、音声センサ206、イメージセン
サ208、嗅覚センサ210、そして温度センサ212
を含んで構成される。
【0095】ボタン入力部202は、ユーザーのリモコ
ン(図示せず)操作を感知する。生理的センサ204
は、発汗量、脈拍、体温、血圧などのユーザーの生理的
状態を感知する。
【0096】音声センサ206は、ユーザーの言葉また
は周辺環境から聞こえる音を感知する。イメージセンサ
208は、ユーザーの動作、ユーザーの挙動、そしてユ
ーザ−の位置といったユーザーの状態や、周辺環境の色
といった周辺環境の状態を感知する。
【0097】嗅覚センサ210は、周辺環境の匂いを感
知する。温度センサ212は、周辺環境の温度を感知す
る。
【0098】処理部220は、感知部200の感知結果
を、ユーザーの教育的意図を表わす情報、ユーザーの感
情状態を表わす情報、またはオブジェクトの感情状態を
表わす情報などに変換して出力する。
【0099】満足度判断部222は、リモコン操作など
のユーザーのボタン入力部202での操作に基づいて、
ユーザーが現在の状態に満足しているか否かを判断し、
その結果を出力する。
【0100】ユーザー感情認識部224は、生理的セン
サ204において感知された脈拍、体温、血圧などのユ
ーザーの生理的状態から、「悲しみ」、「怒り」、「喜
び」といったユーザーの感情状態を認識し、認識した結
果を出力する。
【0101】発汗感知部226は、生理的センサ204
における感知結果を分析し、「じめじめ」、「汗まみ
れ」、「さらさら」といったユーザーの発汗状態を認識
し、認識した結果を出力する。
【0102】健康状態把握部228は、脈拍数、体温、
汗、血圧などの生理的センサ204において感知された
結果からユーザーの健康状態を判断し、その結果を例え
ば、「心臓拍動が早い」、「正常」、「心臓拍動が遅
い」として出力する。
【0103】ユーザー状態把握部230は、生理的セン
サ204において感知された結果から、ユーザーの身体
の状態を判断し、その結果を例えば、「緊張」、「リラ
ックス」として出力する。
【0104】意味認識部232は、音声センサ206に
おいて感知された結果からユーザーの言葉の意味を把握
すると共に、現在の温度状態を判断し、その結果を例え
ば、「蒸し暑い」、「暑い」、「涼しい」、「寒い」と
して出力する。
【0105】雑音認識部234は、音声センサ206に
おいて感知された結果からユーザーの言葉のほかに周辺
の雑音を認識し、現在の周辺の環境、例えば人数を把握
し、その結果を出力する。
【0106】状況分析部236は、イメージセンサ20
8において感知された結果からユーザーの状況を判断
し、その結果を、例えば、「運動中」、「パーティー
中」、「休み中」、「座っている」などとして出力す
る。
【0107】匂い判断部238は、嗅覚センサ210に
おいて感知された結果から、周辺の環境における匂いの
良し悪しを判断し、その結果を出力する。温度出力部2
40は、温度センサ212において感知された結果から
現在の温度を出力する。
【0108】図8は、図1に示された教育意図把握部1
8において行われる重み付けの手順の一例を示す図面で
ある。図8は、処理部220の満足度判断部222から
の出力結果を用いて、ユーザーの教育意図を教育意図把
握部18で把握することを示している。なお、ユーザー
の教育意図の把握は、この構成に限定されるものではな
く、処理部220の他の認識部からの結果を用いて教育
意図を把握する構成としても良い。
【0109】満足度判断部222における判断の結果、
ユーザーが満足していると判断された場合、「満足」に
100%の重み付けを行い、「不満足」に0%の重み付
けを行う。これに対して、ユーザーが満足していないと
判断された場合、「満足」に0%の重み付けを行い、
「不満足」に100%の重み付けを行う。
【0110】図9は、図1に示すユーザー感情把握部2
0において行われるユーザーの感情把握の分析の他の態
様を示す図面である。図9では、ユーザー感情把握部2
0が、ユーザー状態把握部230、意味認識部232、
及びユーザー感情認識部224において認識された結果
を用いてユーザーの感情を把握することを示している。
しかし、前述の通り、必要に応じて他の認識部の結果を
用いてユーザーの感情を把握する構成とすることも可能
である。
【0111】図9に示すように、ユーザー感情把握部2
0は、ユーザー状態把握部230において認識された結
果(例えば、「緊張」、「リラックス」など)、意味認
識部232において認識された結果(例えば、「涼し
い」、「暑い」など)及びユーザー感情認識部224に
おいて認識された結果(例えば、「喜び」、「悲し
み」、「退屈」など)が、ユーザーの感情状態「喜
び」、「驚き」、「悲しみ」、「怒り」、「恐怖」及び
「退屈」などに及ぼす影響に応じて重み付けを行う。
【0112】例えば、図9に示すように、ユーザー状態
把握部230から出力された「緊張」という結果は、ユ
ーザーの感情のうち「恐怖」及び「退屈」に影響を及ぼ
す。そして、線の太さにより各要素に及ぼす影響の度合
いを示してあるので、「退屈」に及ぼす影響が一層大き
いということが分かる。また、意味認識部232から出
力された「涼しい」という結果は、ユーザーの感情のう
ち「喜び」に影響を及ぼす。このように、認識された色
々な結果に重み付けを行うことにより、ユーザーの現在
の感情状態を把握することができる。そして、把握され
た結果は、図9に示すように、「喜び」は60%、「驚
き」は30%、「悲しみ」は10%、「怒り」は0%、
「恐怖」は0%、「退屈」は0%というように、把握さ
れたユーザーの感情状態を所定の割合で表わす。
【0113】なお、オブジェクト感情把握部22もま
た、教育意図把握部18またはユーザー感情把握部20
と同様にして、前処理部10を構成する各認識部からの
結果を用いてオブジェクトの感情状態を把握する。
【0114】図10は、図1に示す成長状態把握部32
において行われるオブジェクトの成長状態を把握する手
順の他の態様を示す図面である。図10において、成長
状態把握部32は、ユーザー感情把握部20及びオブジ
ェクト感情把握部22において把握されたユーザーの感
情などを現在の入力として受け取り、この入力を所定の
統計的なモデルを用いて、エアコン(オブジェクト)の
現在の成長状態を把握し、これを教育達成度で表わす。
【0115】なお、教育意図把握部18からの出力、す
なわち満足度もまた、成長状態の把握のための入力とし
て用いることができる。
【0116】成長状態把握部32では、これら教育意図
把握部18、ユーザー感情把握部20及びオブジェクト
感情把握部22からの出力に対し、所定の統計的なモデ
ルによる処理を行う。そして、図10に示すようなエア
コンの各性向別の教育達成度を求める。
【0117】前述の通り、性向選択部40において選択
可能なエアコンの性向として「ユーザー好み」、「さり
げない」、「気紛れ」、「ほのか」及び「春らしい」な
どの性向があるので、エアコンの成長の結果は、「気紛
れ」の性向が55%、「さりげない」性向が30%及び
「ほのか」性向が15%と言うように表される。
【0118】ここで、エアコン(オブジェクト)が、ユ
ーザーや環境により選択された教育意図に見合うような
入力を受けたならば、選択された教育意図に対してのエ
アコン(オブジェクト)の教育達成度は高くなる。一
方、ユーザーや環境により選択された教育意図とは関係
ない入力を受けたならば、選択された教育意図に対して
の教育達成度は低くなる。そして、ユーザーの教育意図
把握の結果が入力された場合には、入力された教育意図
把握の結果に基づいてエアコンの成長状態、すなわち教
育達成度を求める。
【0119】図11は、図1に示すオブジェクト行動制
御部30において行われるオブジェクトの成長状態を検
討する手順の他の態様を示す図面である。図11に示す
ように、オブジェクト動作制御部30は、規則基盤/統
計的モデル適用部250、冷却器制御部260、アクチ
ュエータ制御部270、そしてファンモーター制御部2
80を含んで構成される。
【0120】規則基盤/統計的なモデル適用部250
は、重み付け部10からの出力、例えば、教育意図把握
部18、ユーザー感情把握部20及びオブジェクト感情
把握部22、成長状態把握部32からの出力に対して、
所定の規則基盤または統計的なモデルを適用し、適用の
結果にもとづいて、エアコン(オブジェクト)を制御す
るための第1制御信号、第2制御信号、第3制御信号を
発生する。
【0121】冷却器制御部260は、第1制御信号に応
答して、エアコンのコンプレッサ290を制御する。ア
クチュエータ制御部270は、第2洞制御信号に応答し
てエアコンのアクチュエータ300を制御する。ファン
モーター制御部280は、第3制御信号に応答してエア
コンのファンモーター310を制御する。
【0122】このように、オブジェクト動作制御部30
から出力される第1制御信号、第2制御信号、第3制御
信号にもとづいて、コンプレッサ290、アクチュエー
タ300及びファンモーター310などを制御すること
により、エアコンの状態は制御される。
【0123】一方、以上説明したように、図1に示す成
長制御システムのエアコンへの適用は、ユーザーが、ユ
ーザー自身の意図の具体的な内容を判断しづらい場合や
オブジェクトがユーザーの意図を判別し難い場合に好適
である。本実施の形態では、ユーザーの使用傾向や使用
満足度などのリアルタイムな情報を用いて、ユーザーの
感情状態などがエアコン(オブジェクト)において学習
される。このような学習を通じて、ユーザーの教育的意
図を満足することが可能となる。
【0124】もし、ユーザーが、エアコンに対してユー
ザーの変化する感情状態に応じて速く応答することを成
長性向として選択した場合、エアコンのオブジェクト動
作制御部30において解決すべき問題は、下記式1のよ
うに表わせる。
【0125】
【数1】A=α×(ユーザーの感情状態)
【0126】ここで、Aは、エアコンの応答速度を決定
する利得であり、αは、利得決定のためのエアコン特性
変数である。
【0127】ユーザーは、エアコンに対して、「速く応
答」と曖昧に要求することはできるが、その「速く応
答」を「どの位の速さで」という内容を具体的に示すこ
とは困難である。すなわち、上記式の場合、αの値を具
体的に決定することが、エアコンにとっての当面の問題
となる。この場合、ユーザーは、リモコンに取り付けら
れた満足/不満足ボタンを用いてエアコンに「教育」さ
せ、その結果、オブジェクト動作制御部32は、下記式
2のようにしてα値を決定することができる。
【0128】
【数2】α=a(成長状態把握部の出力)+b(現在の
教育意図把握部の出力)+c
【0129】ここで、a,b,cは任意に設定でき、a
>b>cの条件を満足する。
【0130】前記式2のようにαが決定されると、前記
式1のように、現在のユーザーの感情状態と関連して応
答速度を決定する利得Aを決定できるので、エアコンが
制御される。
【0131】以上述べたように、本発明に係るオブジェ
クト成長制御システムをエアコンに適用した場合、ユー
ザーが選択したオブジェクトの成長性向に応じてまたは
ユーザーの性向に合わせてオブジェクトが教育されるの
で、ユーザーのエアコンに対する満足度を高めることが
できる。
【0132】本発明はまた、コンピュータにて読取り可
能な記録媒体にコンピュータにて読取り可能なコードと
して具現可能である。コンピュータにて読取り可能な記
録媒体は、コンピュータシステムにより読み込まれるデ
ータが貯蔵されるあらゆる種類の記録装置を含む。コン
ピュータにて読取り可能な記録媒体の例としては、RO
M、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーデ
ィスク、光データ貯蔵装置などがあり、またキャリアウ
ェーブ(例えば、インターネットを通じて伝送)の形で
具現されるものも含む。
【0133】さらに、コンピュータにて読取り可能な記
録媒体は、ネットワークに結ばれたコンピュータシステ
ムに分散され、分散方式によりコンピュータにて読取り
可能なコードが貯蔵されて実行される。
【0134】以上、図面及び明細書において最適の実施
の形態が開示された。ここで、特定の用語が使われた
が、これは単に本発明を説明するために使われたもので
あり、意味の限定や特許請求の範囲上に記載された本発
明の範囲を制限するために使われたものではない。よっ
て、この技術分野における当業者であれば、これより各
種の変形及び均等な他の実施の形態が可能であるという
点は理解できるであろう。よって、本発明の真の技術的
な保護範囲は、特許請求の範囲上の技術的な思想によっ
て定まるべきである。
【0135】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るオブジ
ェクト成長制御システムによれば、ユーザーはオブジェ
クトに人格的な性向を付与でき、これにより、オブジェ
クトを成長させることによりユーザーのオブジェクトに
対する愛情度を高めることができる。さらに、ユーザー
の現在の状態のほかにも、周辺環境を通じてユーザーの
意思及び感情状態を把握することにより、オブジェクト
は十分に予測された結果ではない他の結果を出力でき、
ユーザーはオブジェクトにあまりあきることなく長期間
興味を有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成長制御システムの一実施の形態
を概略的に示すブロック図である。
【図2】図1に示された重み付け部10において前処理
部12を具体的に示すブロック図である。
【図3】図1に示された教育意図把握部18においてな
される加重値付与手順の一例を示す図面である。
【図4】図1に示されたユーザー感情把握部20におい
てなされるユーザー感情把握の一例を示す図面である。
【図5】図1に示された成長状態把握部32においてな
されるオブジェクトの成長状態を把握する過程を示す図
面である。
【図6】図1に示されたオブジェクト動作制御部30に
おいてなされるオブジェクトの成長状態を把握する過程
を示す図面である。
【図7】図1に示された重み付け部10において前処理
部12の一実施の形態を示すブロック図である。
【図8】図1に示された教育意図把握部18においてな
される加重値付与手順の一例を示す図面である。
【図9】図1に示されたユーザー感情把握部20におい
てなされるユーザー感情把握の一実施の形態を示す図面
である。
【図10】図1に示された成長状態把握部32において
なされるオブジェクトの成長状態を把握する過程を示す
図面である。
【図11】図1に示されたオブジェクト動作制御部30
においてなされるオブジェクトの行動を制御する過程を
示す図面である。
【符号の説明】
10・・・ 重み付け部 50・・・ 反応手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金 環 煥 大韓民国 京畿道 城南市 盆唐区 亭子 洞 198番地 ジョンドンマウル 宇成ア パート 616棟 702号 (72)発明者 方 錫 元 大韓民国 ソウル特別市 江南区 逸院洞 718番地 セムトマウル 105棟 1008号 (72)発明者 李 美 姫 大韓民国 京畿道 龍仁市 器興邑 農書 里 山14−1番地 三星綜合技術院内 (72)発明者 孔 棟 建 大韓民国 釜山広域市 海雲台区 盤如3 洞 1594−70番地 報勲アパート 2棟 408号 (72)発明者 李 ▲同▼ 機 大韓民国 京畿道 水原市 八達区 遠川 洞 35番地 遠川住公アパート 101棟 1303号 Fターム(参考) 3C007 AS36 KS31 KS36 KS39 KT01 MT00 MT14 WB15 WB16 WB24 WC01

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の環境及びユーザーの状態を感知し
    て、感知した結果及びユーザーの性向に応じて、ユーザ
    ー感情状態を表す各パラメータ、オブジェクト性向タイ
    プを表す各パラメータ、そしてオブジェクト感情状態を
    表す各パラメータの重み付けを行い、これらを重み付け
    のされた状態データとして出力する重み付け部と、 一定期間の間に入力された前記状態データに所定の統計
    的なモデルを適用してユーザーの性向を把握すると共
    に、入力された前記状態データに前記所定の統計的なモ
    デルを適用して前記オブジェクトが前記ユーザーの性向
    に沿って教育された度合いを出力する成長状態把握部
    と、 前記状態データ及び前記教育された度合いに所定の規則
    基盤または所定の統計的なモデルを適用して、前記オブ
    ジェクトの動作を制御する制御信号を発生させるオブジ
    ェクト動作制御部とを含むことを特徴とするオブジェク
    トの成長制御システム。
  2. 【請求項2】 前記ユーザーの性向は、前記オブジェク
    ト性向タイプとして用意された各パラメータの中から選
    択された少なくとも一つ以上のパラメータであることを
    特徴とする請求項1に記載のオブジェクトの成長制御シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記重み付け部は、ユーザー感情状態を
    表す各パラメータ、オブジェクト性向タイプを表す各パ
    ラメータ、そしてオブジェクト感情状態を表す各パラメ
    ータに重み付けをする際に、前記成長状態把握部及び前
    記オブジェクト動作制御部の出力をフィードバックして
    反映することを特徴とする請求項1に記載のオブジェク
    トの成長制御システム。
  4. 【請求項4】 前記重み付け部は、 ユーザー及び周辺環境の状態を感知し、感知したユーザ
    ー及び周辺環境情報をユーザーまたはオブジェクトの状
    態または感情を表わす情報に変換して出力する前処理部
    と、 前記ユーザーの状態または感情を表わす情報に基づい
    て、前記オブジェクト性向タイプを表す各パラメータに
    重み付けを行い、重み付けのされた結果を出力する教育
    意図把握部と、 前記ユーザーの状態または感情を表わす情報に基づい
    て、前記ユーザー感情状態を表す各パラメータに重み付
    けを行い、重み付けのされた結果を出力するユーザー感
    情把握部と、 前記オブジェクトの状態または感情を表わす情報に基づ
    いて、オブジェクト感情状態を表す各パラメータに重み
    付けを行い、重み付けのされた結果を出力するオブジェ
    クト感情把握部とを含むことを特徴とする請求項1に記
    載のオブジェクトの成長制御システム。
  5. 【請求項5】 前記教育意図把握部は、前記オブジェク
    ト性向タイプを表す各パラメータの重み付けをする際
    に、前記ユーザー感情把握部の出力をフィードバックし
    て反映することを特徴とする請求項4に記載のオブジェ
    クトの成長制御システム。
  6. 【請求項6】 前記教育意図把握部は、前記オブジェク
    ト性向タイプを表す各パラメータの重み付けをする際
    に、前記成長状態把握部及び前記オブジェクト動作制御
    部の出力をフィードバックして反映することを特徴とす
    る請求項4に記載のオブジェクトの成長制御システム。
  7. 【請求項7】 前記ユーザー感情状態把握部は、ユーザ
    ー感情状態を表す各パラメータに重み付けをする際に、
    前記教育意図把握部の出力をフィードバックして反映す
    ることを特徴とする請求項4に記載のオブジェクトの成
    長制御システム。
  8. 【請求項8】 オブジェクトを成長させる成長制御方法
    において、 外部の環境及びユーザーの状態を感知して、感知した結
    果及びユーザーの性向に応じて、ユーザー感情状態を表
    す各パラメータ、オブジェクト性向タイプを表す各パラ
    メータ、そしてオブジェクト感情状態を表す各パラメー
    タの重み付けを行い、これらを重み付けのされた状態デ
    ータとして出力する段階と、 一定期間の間に入力された前記状態データに所定の統計
    的なモデルを適用してユーザーの性向を把握し、前記所
    定の統計的なモデルを適用して現在入力される状態デー
    タに基づきオブジェクトが前記ユーザーの性向に対して
    教育された度合いを出力する成長状態把握段階と、 前記状態データ及び前記教育された度合いに所定の規則
    基盤または所定の統計的なモデルを適用して、前記オブ
    ジェクトの動作を制御する制御信号を発生させるオブジ
    ェクト動作制御段階とを含むことを特徴とするオブジェ
    クトの成長制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のオブジェクトの成長制
    御方法をコンピュータにて実行可能なプログラムコード
    にて記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 オブジェクトの成長性向として複数の
    パラメータが予め設定されており、前記複数のパラメー
    タをユーザーに提示し、その中から少なくとも一つのパ
    ラメータをユーザーに選択させる性向選択部と、 外部の環境及びユーザーの状態を感知し、感知した結果
    及び前記選択されたパラメータに応じて、ユーザー感情
    状態を表す各パラメータ、前記オブジェクトの成長性向
    設定された各パラメータ、そしてオブジェクト感情状態
    を表す各パラメータの重み付けを行い、これらを重み付
    けのされた状態データとして出力する重み付け部と、 所定の統計的なモデルを適用し、現在入力される状態デ
    ータに基づきオブジェクトが前記選択されたパラメータ
    に沿って教育された度合いを出力する成長状態把握部
    と、 前記状態データ及び前記教育された度合いに所定の規則
    基盤または所定の統計的なモデルを適用して前記オブジ
    ェクトの動作を制御するための制御信号を発生させるオ
    ブジェクト動作制御部とを含むことを特徴とするオブジ
    ェクト成長制御システム。
  11. 【請求項11】 前記成長状態把握部は、前記統計的な
    モデルを適用して前記教育の度合いを算出する時、 前記ユーザーにより選択されたパラメータ及び選択され
    ていないパラメータの各々に重み付けを行うが、前記選
    択されたパラメータに対する重み値の和が前記選択され
    ていないパラメータに対する重み値の和よりも大きいこ
    とを特徴とする請求項10に記載のオブジェクトの成長
    制御システム。
  12. 【請求項12】 前記オブジェクト動作制御部は、前記
    統計的なモデルを適用して前記動作制御信号を発生させ
    る時、 前記ユーザーにより選択されたパラメータ及び選択され
    ていないパラメータの各々に重み付けを行うが、前記選
    択されたパラメータに対する重み値の和が前記選択され
    ていないパラメータに対する重み値の和よりも大きいこ
    とを特徴とする請求項10に記載のオブジェクトの成長
    制御システム。
  13. 【請求項13】 前記重み付け部は、ユーザー感情状態
    を表す各パラメータ、前記オブジェクトの成長性向設定
    された各パラメータ、そしてオブジェクト感情状態を表
    す各パラメータに重み付けを行う際に、 前記成長状態把握部及び前記オブジェクト動作制御部の
    出力をフィードバックして反映することを特徴とする請
    求項10に記載のオブジェクトの成長制御システム。
  14. 【請求項14】 前記重み付け部は、 ユーザー及び周辺の環境状態を感知し、感知したユーザ
    ー及び周辺の環境情報をユーザーまたはオブジェクトの
    状態または感情を表わす情報に変換して出力する前処理
    部と、 前記ユーザーの状態または感情を表わす情報及び前記選
    択されたパラメータに応じて、前記オブジェクトの成長
    性向として設定された複数のパラメータに重み付けを行
    い、重み付けがされた各パラメータを出力する教育意図
    把握部と、 前記ユーザーの状態または感情を表わす情報及び前記選
    択されたパラメータに応じて、前記ユーザー感情状態を
    表す各パラメータの重み付けを行い、重み付けのされた
    前記ユーザー感情状態を表す各パラメータを出力するユ
    ーザー感情把握部と、 前記オブジェクトの状態または感情を表わす情報及び前
    記選択されたパラメータに応じて、前記オブジェクト感
    情状態を表す各パラメータに重み付けを行い、重み付け
    のされた前記オブジェクト感情状態を表す各パラメータ
    を出力するオブジェクト感情把握部とを含むことを特徴
    とする請求項10に記載のオブジェクトの成長制御シス
    テム。
  15. 【請求項15】 前記教育意図把握部は、前記オブジェ
    クトの成長性向として設定された複数のパラメータに重
    み付けを行う時、前記ユーザー感情把握部の出力をフィ
    ードバックして反映することを特徴とする請求項14に
    記載のオブジェクトの成長制御システム。
  16. 【請求項16】 前記教育意図把握部は、前記オブジェ
    クトの成長性向として設定された複数のパラメータに重
    み付けを行う時、前記成長状態把握部及び前記オブジェ
    クト動作制御部の出力をフィードバックして反映するこ
    とを特徴とする請求項14に記載のオブジェクトの成長
    制御システム。
  17. 【請求項17】 前記ユーザー感情状態把握部は、前記
    ユーザー感情状態を表す各パラメータの重み付けを行う
    とき、前記教育意図把握部の出力をフィードバックして
    反映することを特徴とする請求項14に記載のオブジェ
    クト成長制御システム。
  18. 【請求項18】 オブジェクトの成長性向として複数の
    パラメータを設定する段階と、 前記複数のパラメータの中から少なくとも一つのパラメ
    ータをオブジェクトの成長性向としてユーザーに選択さ
    せる段階と、 外部の環境及びユーザーの状態を感知し、感知した結果
    及び前記選択されたパラメータに応じて、ユーザー感情
    状態を表す各パラメータ、前記オブジェクトの成長性向
    設定された各パラメータ、そしてオブジェクト感情状態
    を表す各パラメータの重み付けを行い、これらを重み付
    けのされた状態データとして出力する段階と、 所定の統計的なモデルを適用し、現在入力される状態デ
    ータに基づきオブジェクトが前記選択されたパラメータ
    に沿って教育された度合いを算出するする段階と、 前記状態データ及び前記教育された度合いに所定の規則
    基盤または所定の統計的なモデルを適用して前記オブジ
    ェクトの動作を制御するための制御信号を発生させる段
    階とを含むことを特徴とするオブジェクトの成長制御方
    法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のオブジェクト成長
    制御方法をコンピュータにて実行可能なプログラムコー
    ドにて記録した記録媒体。
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