JP2003198942A - 撮像素子及び撮像装置 - Google Patents

撮像素子及び撮像装置

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JP2003198942A
JP2003198942A JP2001396516A JP2001396516A JP2003198942A JP 2003198942 A JP2003198942 A JP 2003198942A JP 2001396516 A JP2001396516 A JP 2001396516A JP 2001396516 A JP2001396516 A JP 2001396516A JP 2003198942 A JP2003198942 A JP 2003198942A
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temperature measuring
measuring means
substrate
image pickup
effective pixels
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JP2001396516A
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English (en)
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Kunio Ookawa
訓生 大川
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の撮像装置に使用される撮像素子は、プ
リアンプ、A/D変換器、信号処理回路等とは独立に設
けられた素子温度検出回路を有していた。しかしなが
ら、撮像装置の生産コストを低減させるために、回路構
成の簡素化が望まれていた。 【解決手段】 基板と、この基板に形成された複数の有
効画素と、この複数の有効画素のそれぞれに接続された
選択手段と、前記複数の有効画素のそれぞれと等価な関
係となるように前記選択手段に接続された測温手段とを
有して撮像素子を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮像素子及びこ
の撮像素子を用いた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の撮像素子を用いた撮像装
置を示す機能ブロック図である。ここでは、撮像装置の
例として非冷却赤外線カメラを挙げて説明する。図にお
いて、100は撮像素子、1はシリコン等の基板、3は
有効画素、7はバイアス電源A、9はバイアス電源B、
11はドライバ回路である。また、13はプリアンプ、
15はこのプリアンプ13の後段に設けられたA/D変
換器、17はこのA/D変換器15の後段に設けられた
信号処理回路、19はこの信号処理回路17の後段に設
けられたD/A変換器である。このD/A変換器19の
出力端子からはビデオ信号21が出力される。
【0003】また、23は上記プリアンプ13、A/D
変換器15、信号処理回路17等とは独立に設けられた
素子温度検出回路である。5はこの素子温度検出回路2
3の一部であり、基板1に設けられた測温手段、27は
この測温手段5の後段に設けられた計装アンプ、25は
測温手段5と計装アンプ27との間に設けられた定電圧
源Aである。また、29は計装アンプ27の後段に設け
られた比較器、31はこの比較器29に基準として入力
される定電圧源B、33は比較器29の後段に設けられ
たパワーアンプ、35はこのパワーアンプ33の後段に
設けられたペルチェ素子である。このペルチェ素子35
は撮像素子100に接着され、撮像素子100の温度を
調節する役割を有する。
【0004】また、図11は図10に示す従来の撮像素
子の要部を示す機能ブロック図である。図において、3
7〜40はボロメータ等の有効画素、41〜44はダイ
オード、45〜48及び55はFET、51は水平走査
回路、53は垂直走査回路である。
【0005】従来の非冷却赤外線カメラは概略上述のよ
うな構成を有する。そして、各有効画素37〜40は基
板1に対して図示しない中空断熱構造を有する。この様
な各有効画素の構成は、例えば特開平3−94127号
公報に記載されている。また、各有効画素37〜40
は、この中空断熱構造を介して基板1と断熱された図示
しない検知部を有する。この検知部には酸化バナジウム
やポリシリコン等抵抗温度係数の大きな材料で形成され
た抵抗体、あるいはダイオード等が採用されている。
【0006】次に、図12等を用いて、従来の非冷却赤
外線カメラの動作を説明する。図12は図11に示す従
来の撮像素子における出力の経時変化を示す図である。
図において、横軸は時間、縦軸はプリアンプ13に入力
される撮像素子100の出力である。即ち、図示しない
被写体が放射する赤外線のエネルギーを吸収することに
より上記検知部には数mK程度の微少な温度変化が生じ
る。非冷却赤外線カメラの撮像素子100は、この微少
な温度変化を各有効画素37〜40の検知部中に形成し
た図示しない抵抗体の抵抗値変化、あるいはダイオード
の順方向電圧の変化として電気信号に変換し出力する。
【0007】つまり、水平走査回路51及び垂直走査回
路53により有効画素37〜40の内から画素選択を行
ない、各有効画素37〜40の出力に対応する電気信号
として図12に示すように順次出力する。図12は、有
効画素A37→有効画素B38→有効画素C39→有効
画素D40の順に周期的に出力した場合を表している。
【0008】さらに、この撮像素子100の出力はプリ
アンプ13で増幅された後A/D変換され、続いてオフ
セット補正、感度補正、欠陥補正等の表示のための信号
処理が行われる。この信号処理が行なわれた出力は更に
D/A変換され、ビデオ信号21として出力される。
【0009】一方、安定した画像を得るには被写体から
の赤外線吸収による上記検知部の上昇温度と同レベルの
数mK程度の精度で撮像素子100の温度を安定化させて
撮像を行なう必要がある。このため、測温手段5の抵抗
値変化を素子温度制御のために専用に設けた素子温度検
出回路23を用いて読み取り、温度の安定化に用いる。
即ち、検出した温度に対応する電圧と定電圧源B31が
設定する目標値との差に応じた所望の電力をパワ−アン
プ33を介してペルチェ素子35にフィ−ドバックする
ことにより撮像素子100の温度を安定化させて撮像を
行なう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の非冷却赤外線カ
メラは上述のように構成されるが、原価低減のためには
部品点数削減が必要であり、上記のような回路構成の簡
素化が課題であった。この発明は上述のような課題を解
決するために成されたものであり、回路構成の簡単化を
行なうことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる撮像素
子は、基板と、この基板に形成された複数の有効画素
と、この複数の有効画素のそれぞれに接続された選択手
段と、複数の有効画素のそれぞれと等価な関係となるよ
うに選択手段に接続された測温手段とを有して構成され
たものである。
【0012】また、この発明にかかる撮像素子は、基板
と、この基板に形成された複数の有効画素と、基板に形
成された測温手段と、複数の有効画素のそれぞれ及び測
温手段に接続された選択手段とを有し、選択手段は、複
数の有効画素及び測温手段の内から、出力を読み出すた
めの有効画素又は測温手段を順次選択するようにして構
成されたものである。
【0013】さらに、この発明にかかる撮像装置は、撮
像素子とこの撮像素子に接続された増幅器とを有し、撮
像素子は基板と、この基板に形成された複数の有効画素
と、基板に形成された測温手段と、複数の有効画素のそ
れぞれ及び測温手段に接続された選択手段とを有し、選
択手段は、複数の有効画素及び測温手段の内から、出力
を読み出すための有効画素又は測温手段を順次選択し、
増幅器は、選択手段によって選択された有効画素又は測
温手段の出力を増幅するようにして構成されたものであ
る。
【0014】またこの発明にかかる撮像装置は、撮像素
子の温度を調整する温度調整素子を有し、この温度調整
素子は増幅器の出力に含まれる測温手段の検出結果に基
づいて制御されるように構成されたものである。
【0015】またこの発明にかかる撮像装置は、複数の
測温手段と、撮像素子の温度を調整する温度調整素子と
を有し、増幅器によって増幅された複数の測温手段の検
出結果を平均化し、この平均化した結果に基づいて温度
調整素子を制御するように構成されたものである。
【0016】またこの発明にかかる撮像素子の測温手段
は、基板上に形成された金属の蒸着被膜で構成されたも
のである。
【0017】またこの発明にかかる撮像装置の測温手段
は、基板上に形成された金属の蒸着被膜で構成されたも
のである。
【0018】またこの発明にかかる撮像素子は、基板に
対する中空断熱構造を有する第1の画素と、基板に対す
る中空断熱構造を有さない第2の画素とを有し、第1の
画素を有効画素として利用し、第2の画素を測温手段と
して利用して構成されたものである。
【0019】またこの発明にかかる撮像装置は、基板に
対する中空断熱構造を有する第1の画素と、基板に対す
る中空断熱構造を有さない第2の画素とを有し、第1の
画素を有効画素として利用し、第2の画素を測温手段と
して利用して構成されたものである。
【0020】またこの発明にかかる撮像素子は、複数の
有効画素が集合した領域の縁部に測温手段を形成して構
成されたものである。
【0021】またこの発明にかかる撮像装置は、複数の
有効画素が集合した領域の縁部に測温手段を形成して構
成されたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1にかかる撮像装置の構成を示す機能ブロッ
ク図である。ここでは、撮像装置の例として非冷却赤外
線カメラを挙げて説明する。図において、100は撮像
素子、1はシリコン等の基板、3はこの基板に形成され
た複数の有効画素の集合した領域、7は撮像素子100
に接続されたバイアス電源A、9は撮像素子100に接
続されたバイアス電源B、11は撮像素子100に接続
され、撮像素子100にクロック信号を送るドライバ回
路である。また、13は撮像素子100からの出力を入
力し増幅するプリアンプ、15はこのプリアンプ13の
後段に設けられたA/D変換器、17aはこのA/D変
換器15の後段に設けられた信号処理回路である。19
はこの信号処理回路17aの後段に設けられたD/A変
換器である。このD/A変換器19の出力端子からはビ
デオ信号21が出力される。
【0023】また、33は信号処理回路17aの後段に
設けられたパワーアンプ、35はこのパワーアンプ33
の後段に設けられた温度調整素子であるペルチェ素子で
ある。このペルチェ素子35は撮像素子100に接着さ
れ、撮像素子100の温度を調節する役割を有する。
【0024】また、図2は図1に示す撮像素子の要部を
示す機能ブロック図である。図において、37〜40は
基板1に形成されたボロメータ等の有効画素A〜D、4
1〜44はそれぞれアノードをこの有効画素A〜D(3
7〜40)に接続されたダイオード、45はダイオード
41及び43のカソードにソースが接続された水平FE
Tスイッチ、46はダイオード42及び44のカソード
にソースが接続された水平FETスイッチである。この
水平FETスイッチ45及び46のドレインはいずれも
プリアンプ13に接続される。51はこの水平FETス
イッチ45及び46のゲートに接続された水平走査回路
である。この水平走査回路51はドライバ回路11に接
続される。
【0025】また、47及び48は垂直FETスイッチ
である。この垂直FETスイッチ47のドレインは有効
画素A37及びB38に接続される。一方、垂直FET
スイッチ48のドレインは有効画素C39及びD40に
接続される。また、垂直FETスイッチ47及び48の
ソースはいずれもバイアス電源B9に接続される。
【0026】53はこれら垂直FETスイッチ47及び
48のゲートに接続された垂直走査回路である。この垂
直走査回路53もドライバ回路11に接続される。
【0027】上記水平走査回路51及び垂直走査回路5
3によって複数の有効画素A〜D(37〜40)のそれ
ぞれに接続された選択手段は構成される。
【0028】さらに、61は基板1に形成された測温手
段である。この測温手段61は、上記複数の有効画素A
〜D(37〜40)のそれぞれと等価な関係となるよう
に水平走査線路51及び垂直走査線路53に接続され
る。また、63はアノードをこの測温手段61に接続さ
れたダイオード、65はソースをこのダイオード63の
カソードに接続された水平FETスイッチである。この
水平FETスイッチ65のドレインは水平FETスイッ
チ45及び46と同様プリアンプ13に接続される。ま
た、この水平FETスイッチ65のゲートも水平FET
スイッチ45及び46と同様水平走査回路51に接続さ
れる。
【0029】また、測温手段61は有効画素A37及び
B38と同様垂直FETスイッチ47のドレインに接続
される。即ち、水平走査回路51及び垂直走査回路53
は、上述の水平FETスイッチ45、46及び65、垂
直FETスイッチ47及び48、ダイオード41〜44
等を介して複数の有効画素A〜D(37〜40)のそれ
ぞれ、及び測温手段61に接続される。
【0030】また、55は水平FETスイッチ45、4
6及び65のドレインとグランドとの間に設けられたト
ランジスタの例であるFETである。このFETのゲー
トはバイアス電源A7に接続される。
【0031】図3は図2に示す測温手段61の様子を示
す断面図である。図において、1は上述の基板、61は
この基板1の上に形成された上述の測温手段である。こ
の実施の形態では測温手段61は金属の蒸着被膜で形成
される。ここではアルミニウムが採用されている。ま
た、67aはこの測温手段61と垂直FETスイッチ4
7のドレインとを接続する導線、67bはこの測温手段
61とダイオード63のアノードとを接続する導線であ
る。
【0032】一方、各有効画素A〜D(37〜40)は
基板1に対して図示しない中空断熱構造を有する。この
様な各有効画素A〜D(37〜40)の構成は、例えば
特開平3−94127号公報に記載されている。また、
各有効画素A〜D(37〜40)は、この中空断熱構造
を介して基板1と断熱された図示しない検知部を有す
る。この検知部には酸化バナジウムやポリシリコン等抵
抗温度係数の大きな材料で形成された抵抗体、あるいは
ダイオード等が採用されている。
【0033】次に、この実施の形態にかかる非冷却赤外
線カメラの動作を説明する。即ち、図示しない被写体が
放射する赤外線のエネルギーを吸収することにより有効
画素A〜D(37〜40)の上記検知部には数mK程度の
微少な温度変化が生じる。この微少な温度変化によっ
て、各有効画素A〜D(37〜40)の検知部中に形成
した図示しない抵抗体或いは図示しないダイオードに
は、抵抗値変化、あるい順方向電圧の変化が生じる。
【0034】一方、上述のように測温手段61は基板1
上に形成されるとともに、熱伝導率の高いアルミニウム
等の金属を材料としている。このため、基板1の温度と
測温手段61の温度はほぼ同様の温度となる。従って室
温の変化等によって、基板1に温度変化が生じれば、こ
れに対応して測温手段61の温度も敏感に変化する。こ
の温度変化によって、測温手段61にも抵抗値変化が生
じる。
【0035】次に、水平走査回路51及び垂直走査回路
53は、複数の有効画素A〜D(37〜40)及び測温
手段61の内から、出力を読み出すための有効画素A〜
D(37〜40)または測温手段61を順次選択する。
即ち、垂直走査回路53及び水平走査回路51は、ドラ
イバ回路11からの信号に基づいて水平FETスイッチ
45、46、65、及び、垂直FETスイッチ47、4
8にクロック信号を送る。このクロック信号により、水
平FETスイッチ45、46、65、及び、垂直FET
スイッチ47、48は順次導通状態となる。
【0036】一例として、有効画素A37の出力(抵
抗)を読み出す際には水平FETスイッチ45と垂直F
ETスイッチ47のみを導通状態とする。この時電流は
バイアス電源B9→垂直FETスイッチ47→有効画素
A37→ダイオード41→水平FETスイッチ45→F
ET55→グランドの順に流れる。
【0037】同様に、測温手段61の出力(抵抗)を読
み出す際には、水平FETスイッチ65と垂直FETス
イッチ47のみを導通状態とする。この時電流はバイア
ス電源B9→垂直FETスイッチ47→測温手段61→
ダイオード63→水平FETスイッチ65→FET55
→グランドの順に流れる。
【0038】そして、FET55のソースとグランドの
間の電圧が各有効画素A〜D(37〜40)又は測温手
段61の温度に対応する電気信号としてプリアンプ13
に入力される。尚、バイアス電源B9から通電するバイ
アス電流の大きさはプリアンプ13以降の電子回路の動
作レベル範囲を考慮してバイアス電源A7の電圧により
定める。
【0039】図4を用いてその出力の様子を説明する。
図4は図2に示す撮像素子100における出力の経時変
化を示す図である。図において、横軸は時間、縦軸はプ
リアンプ13に入力される撮像素子100の出力であ
る。この図では、測温手段61→有効画素A37→有効
画素B38→有効画素C39→有効画素D40の順に出
力した場合を表している。
【0040】ここで、この撮像素子100の出力の内、
有効画素A〜D(37〜40)の出力は、プリアンプ1
3で増幅された後、A/D変換器15でA/D変換され
る。続いて、A/D変換された出力は、信号処理回路1
7aにおいて、オフセット補正、感度補正、欠陥補正等
の画像表示のための信号処理が行われる。この信号処理
が行なわれた出力は更にD/A変換され、ビデオ信号と
して出力される(ビデオ信号21)。
【0041】一方、測温手段61の出力も有効画素A〜
D(37〜40)の出力と同様、プリアンプ13で増幅
された後、A/D変換器15でA/D変換される。しか
し、その後は信号処理回路17a内において撮像素子1
00の安定化温度の目標値に相当する値と比較される。
そして、この目標値との差に応じた電力がパワーアンプ
33を介してペルチェ素子35にフィ−ドバックされ、
撮像素子100を一定温度に安定化させる。即ち、ペル
チェ素子35は、プリアンプ13の出力に含まれる測温
手段61の検出結果に基づいて制御される。
【0042】この実施の形態では上述のように構成した
ので、撮像素子100の温度に対応する出力を有効画素
A〜D(37〜40)の出力とともに共通の回路を用い
て読み出し、撮像素子100の温度安定化を図ることが
できる。このため、従来に比べ回路構成の簡単化を行な
うことができる。また、図4において読み出しの周期は
1/60秒程度であり、温度デ−タの更新レ−トはペル
チェ素子35と撮像素子100で構成される系の熱時定
数よりも十分短い。このため、撮像素子100の温度安
定化についてはその程度の周期で十分である。上記のよ
うな構成と動作により、従来は撮像素子100の温度安
定化のために専用に設置していた素子温度検出回路23
を削除してコストの低減を図ることが出来る。
【0043】なお、上述の実施の形態では水平走査回路
51と垂直走査回路53とが順次有効画素A〜D(37
〜40)及び測温手段61の出力を読み出す際、全ての
有効画素A〜D(37〜40)と測温手段61とを平等
に読み出す場合について説明した。しかし、この発明は
これに限定されるものではなく、各有効画素A〜D(3
7〜40)の出力が複数回読み出される毎に1回測温手
段61の出力を読み出すこととしても良い。
【0044】また、図を簡略化するためこの実施の形態
においては2×2画素の場合について説明したが、有効
画素の数は実際には320×240程度以上である。こ
のように多くの有効画素を有する実際の撮像素子100
においては、基板1上において複数の有効画素が集合し
た領域3が形成される。この様な場合、測温手段61は
この有効画素が集合した領域の縁部に形成される。この
ような構成とすることにより、複数の有効画素が集合し
た領域3からの出力によって形成される画像に欠損部分
を有することなく、撮像素子100の温度安定化を図る
ことができる。
【0045】実施の形態2.実施の形態1では、測温手
段が1つの場合について説明した。この実施の形態2で
は測温手段が複数ある場合について説明する。図5はこ
の発明の実施の形態2にかかる撮像素子の要部を示す機
能ブロック図である。図において、71は基板1に形成
される測温手段A、73も基板1に形成される測温手段
Bである。75はアノードをこの測温手段A71に接続
されたダイオードである。このダイオード75のカソー
ドはダイオード41及び43と同様に水平FETスイッ
チ45のドレインに接続される。同様に、77はアノー
ドを測温手段B73に接続されたダイオードである。こ
のダイオード77のカソードはダイオード42及び44
と同様に水平FETスイッチ46のドレインに接続され
る。また、79は垂直FETスイッチである。この垂直
FETスイッチ79のゲートは垂直FETスイッチ47
及び48と同様に垂直走査回路53に接続される。ま
た、この垂直FETスイッチ79のソースも垂直FET
スイッチ47及び48と同様にバイアス電源B9に接続
される。さらにこの垂直FETスイッチ79のドレイン
は測温手段A71及び測温手段B73に接続される。即
ち、各測温手段A71及びB73はダイオード75及び
77、水平FETスイッチ45、46及び垂直FETス
イッチ79等を介して、複数の有効画素A〜D(37〜
40)と等価な関係となるように水平走査回路51及び
垂直走査回路53に接続される。
【0046】この実施の形態にかかる撮像素子100は
上述のように構成され、実施の形態1と同様に測温手段
A71、B73の出力を有効画素A〜D(37〜40)
の出力と合わせてプリアンプ13に入力する。その様子
を図6に示す。図6は図5に示す撮像素子100におけ
る出力の経時変化を示す図である。図において、横軸は
時間、縦軸はプリアンプ13に入力される撮像素子10
0の出力である。
【0047】即ち、実施の形態1と同様に、垂直走査回
路53及び水平走査回路51は、複数の有効画素A〜D
(37〜40)及び測温手段A71、B73の内から、
出力を読み出すための有効画素A〜D(37〜40)ま
たは測温手段A71、B73を順次選択する。選択され
た有効画素A〜D(37〜40)及び測温手段A71、
B73の出力はともに、順次プリアンプ13に出力さ
れ、A/D変換器15でA/D変換される。この図6で
は、測温手段A71→測温手段B73→有効画素A37
→有効画素B38→有効画素C39→有効画素D40の
順に出力した場合を表している。
【0048】有効画素A〜D(37〜40)の出力につ
いての取扱いは実施の形態1と同様である。一方、測温
手段A71及びB73の出力は、信号処理回路17a内
で加算平均等により平均化される。この平均化された出
力がその読み出し周期における撮像素子100の温度デ
ータとして用いられる。この温度データは、信号処理回
路17a内において撮像素子100の安定化温度の目標
値に相当する値と比較される。そして、この目標値との
差に応じた電力がパワーアンプ33を介してペルチェ素
子35にフィ−ドバックされ、撮像素子100を一定温
度に安定化させる。このように複数の測温手段を用いる
ことにより、撮像素子100の温度の測定精度、撮像素
子100の温度安定性を向上させることができる。即
ち、測温手段A71、B73、プリアンプ13、A/D
変換器15の雑音の影響を低減し、撮像素子100の温
度安定性を向上させることができる。
【0049】尚、水平走査回路51及び垂直走査回路5
3に対して有効画素A〜D(37〜40)と等価な接続
になるような位置での設置であれば、複数の測温手段の
設置数については任意である。
【0050】尚、図を簡略化するためこの実施の形態に
おいては2×2画素に対し、測温手段を2つ用いた場合
について説明した。しかし、撮像素子100に用いられ
る有効画素の数は実際には320×240程度以上であ
る事は上述の通りである。このように多くの有効画素を
有する実際の撮像素子100においては、基板1上にお
いて複数の有効画素が集合した領域3が形成される。こ
の実施の形態のように複数の測温手段が存在する場合に
は、例えばその有効画素が集合した領域3の縁部に数箇
所、1列又は数列(一行又は数行)の測温手段が形成さ
れ得る。このような構成とすることにより、複数の有効
画素が集合した領域からの出力によって形成される画像
に欠損部分を有することなく、撮像素子100の温度安
定化を図ることができる。
【0051】尚、この実施の形態では実施の形態1と同
一又は相当する部分については説明を省略した。
【0052】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3にかかる有効画素の様子を示す概略図である。図7
では図5に示す有効画素A〜D(37〜40)のそれぞ
れの構造について、有効画素A37を例として説明す
る。図において、1は上述のシリコンの基板、81はこ
の基板1の表面にエッチング等により形成された凹部で
ある。有効画素A37はこの凹部81の存在によって、
後述するダイオード89と基板1との間に中空断熱構造
を確保することができる。また、83はこの凹部81及
び基板1の上面に形成された構造支持体である。この構
造支持体83は例えば窒化シリコン等により形成され
る。また、85はこの構造支持体83上に設けられたN
型半導体、87は同様に構造支持体83上に設けられた
P型半導体である。これら、N型半導体85及びP型半
導体87はそれぞれ、例えば多結晶シリコンに砒素また
はボロンをドープすることによって形成される。89は
このN型半導体85とP型半導体87との境界によって
形成されたダイオードである。また、91はN型半導体
85、P型半導体87及びダイオード89の上面に形成
された保護膜である。この保護膜としては例えば窒化シ
リコン膜等が用いられ、膜厚方向の熱伝導性を損なわな
いよう十分薄く形成される。更に、93はこの保護膜9
1の上面において、上記ダイオード89及び凹部81の
位置に対応して設けられた金黒等の吸収膜である。
【0053】また、図8はこの発明の実施の形態3にか
かる測温手段の様子を示す概略図である。図8では図5
に示す測温手段A71、B73のそれぞれの構造につい
て、測温手段A71を例として説明する。
【0054】図において、1は上述のシリコンの基板、
95はこの基板1の上面に設けれられた平坦部である。
この平坦部95は、例えば、図7に示す有効画素A37
の凹部81が設けられる位置において、エッチング処理
を行なわず、基板1の表面を平坦なまま維持することに
より得ることができる。このように、測温手段A71は
凹部81を有さず、代わりに平坦部95を有する。この
ため、吸収膜93と基板1との間に中空断熱構造有さな
い。
【0055】他の点は図7に示す有効画素A37の構造
と同様である。即ち、83はこの平坦部95及び基板1
の上面に形成された構造支持体である。この構造支持体
83は例えば窒化シリコン等により形成される。また、
85はこの構造支持体83上に設けられたN型半導体、
87は同様に構造支持体83上に設けられたP型半導体
である。これら、N型半導体85及びP型半導体87は
それぞれ、例えば多結晶シリコンに砒素またはボロンを
ドープすることによって形成される。89はこのN型半
導体85とP型半導体87との境界によって形成された
ダイオードである。また、91はN型半導体85、P型
半導体87及びダイオード89の上面に形成された保護
膜である。この保護膜としては例えば窒化シリコン膜等
が用いられ、膜厚方向の熱伝導性を損なわないよう十分
薄く形成される。更に、93はこの保護膜91の上面に
おいて、上記ダイオード89及び平坦部95の位置に対
応して設けられた金黒等の吸収膜である。
【0056】即ち、この実施の形態において、測温手段
A71は、上述の図7に示した有効画素A37と同一の
材料で構成される。但し、測温手段A71は、有効画素
A37と異なり凹部81を有さず、基板1の上面は平端
面95を備える。従って、測温手段A71は有効画素A
37と異なり、吸収膜93と基板1との間に中空断熱構
造を有さない。このように有効画素A37と同一の材料
で構成されるが中空断熱構造を有しない画素をOPB
(Optical Black)と称する。
【0057】別言すれば、この実施の形態では基板1に
対する中空断熱構造を有する第1の画素と、基板に対す
る中空断熱構造を有しない第2の画素(OPB)とを共
に撮像素子内100に有する。そして、この第1の画素
を有効画素A37として利用し、第2の画素(OPB)
を測温手段A71として利用するのである。
【0058】図9は実施の形態3の撮像素子100にお
ける出力の経時変化を示す図である。図において、横軸
は時間、縦軸はプリアンプ13に入力される撮像素子1
00の出力である。OPBは有効画素A37とは異な
り、被写体の放射赤外線の吸収による熱エネルギーは基
板1側に流れるため、温度上昇は生じない。このため、
基板1の測温手段A71として用いることが出来る。さ
らにOPBは有効画素A37に対して電気的に同一であ
る。このため、実施の形態2の測温手段A71及びB7
3をOPBで構成した場合には、撮像素子100の出力
は図9に示すようになる。
【0059】即ち、測温手段A71及びB73としての
OPBの出力と有効画素A〜D(37〜40)の出力と
の差は別の材料、構造により形成した実施の形態2の場
合よりも小さくすることが容易である。一方、測温手段
A71及びB73や有効画素A〜D(37〜40)の出
力を精度良く読み出すには撮像素子出力100からA/
D変換器15までの回路ゲインをある程度高く設定する
必要がある。このような要求に対してこの実施の形態に
かかる撮像素子100はプリアンプ13以降の回路を飽
和させることなく回路ゲインを高く設定して動作させる
ことが可能である。このため、撮像素子100の温度の
測定精度、撮像素子100の温度安定度、有効画素A〜
D(37〜40)の読み出し精度を更に向上させること
が出来る。
【0060】尚、上述の実施の形態では、ダイオード方
式の撮像素子100について説明した。しかし、この発
明はこれに限定されることなく、ボロメータ方式、サー
モバイル方式、強誘電体/焦電体方式等の撮像素子10
0においてもOPBを測温手段として利用することによ
り適用することができる。尚、この実施の形態では上記
実施の形態と同一又は相当する部分については説明を省
略した。
【0061】
【発明の効果】この発明にかかる撮像素子は、基板と、
この基板に形成された複数の有効画素と、この複数の有
効画素のそれぞれに接続された選択手段と、複数の有効
画素のそれぞれと等価な関係となるように選択手段に接
続された測温手段とを有して構成されたものであり、回
路構成を簡素化することができ、原価を低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかる撮像装置の構
成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示す撮像素子の要部を示す機能ブロック
図である。
【図3】図2に示す測温手段61の様子を示す断面図で
ある。
【図4】図2に示す撮像素子100における出力の経時
変化を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態2にかかる撮像素子の要
部を示す機能ブロック図である。
【図6】図5に示す撮像素子100における出力の経時
変化を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態3にかかる有効画素の様
子を示す概略図である。
【図8】この発明の実施の形態3にかかる測温手段の様
子を示す概略図である。
【図9】この発明の実施の形態3の撮像素子100にお
ける出力の経時変化を示す図である。
【図10】従来の撮像素子を用いた撮像装置を示す機能
ブロック図である。
【図11】従来の撮像素子の要部を示す機能ブロック図
である。
【図12】従来の撮像素子における出力の経時変化を示
す図である。
【符号の説明】 1 シリコン等の基板、3 有効画素の集合した領域、
7 バイアス電源A、9バイアス電源B、11 ドライ
バ回路、13 プリアンプ、15 A/D変換器、17
a 信号処理回路、19 D/A変換器、33 パワー
アンプ、35ペルチェ素子、37〜40 有効画素A〜
D、41〜44 ダイオード、45水平FETスイッ
チ、46 水平FETスイッチ、47 垂直FETスイ
ッチ、48 垂直FETスイッチ、51 水平走査回
路、53 垂直走査回路、55FET、61 測温手
段、63 ダイオード、65 水平FETスイッチ、1
00 撮像素子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、この基板に形成された複数の有効
    画素と、この複数の有効画素のそれぞれに接続された選
    択手段と、前記複数の有効画素のそれぞれと等価な関係
    となるように前記選択手段に接続された測温手段とを有
    したことを特徴とする撮像素子。
  2. 【請求項2】基板と、この基板に形成された複数の有効
    画素と、前記基板に形成された測温手段と、前記複数の
    有効画素のそれぞれ及び前記測温手段に接続された選択
    手段とを有し、前記選択手段は、前記複数の有効画素及
    び前記測温手段の内から、出力を読み出すための前記有
    効画素又は前記測温手段を順次選択することを特徴とす
    る撮像素子。
  3. 【請求項3】撮像素子とこの撮像素子に接続された増幅
    器とを有した撮像装置であって、前記撮像素子は基板
    と、この基板に形成された複数の有効画素と、前記基板
    に形成された測温手段と、前記複数の有効画素のそれぞ
    れ及び前記測温手段に接続された選択手段とを有し、前
    記選択手段は、前記複数の有効画素及び前記測温手段の
    内から、出力を読み出すための前記有効画素又は前記測
    温手段を順次選択し、 前記増幅器は、前記選択手段によって選択された前記有
    効画素又は前記測温手段の出力を増幅することを特徴と
    する撮像装置。
  4. 【請求項4】撮像素子の温度を調整する温度調整素子を
    有し、この温度調整素子は増幅器の出力に含まれる測温
    手段の検出結果に基づいて制御されることを特徴とした
    請求項3に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】複数の測温手段と、撮像素子の温度を調整
    する温度調整素子とを有し、増幅器によって増幅された
    前記複数の測温手段の検出結果を平均化し、この平均化
    した結果に基づいて前記温度調整素子を制御することを
    特徴とした請求項3に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】測温手段は、基板上に形成された金属の蒸
    着被膜であることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    撮像素子。
  7. 【請求項7】測温手段は、基板上に形成された金属の蒸
    着被膜であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか
    1項に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】基板に対する中空断熱構造を有する第1の
    画素と、前記基板に対する中空断熱構造を有さない第2
    の画素とを有し、前記第1の画素を有効画素として利用
    し、前記第2の画素を測温手段として利用することを特
    徴とした請求項1又は2に記載の撮像素子。
  9. 【請求項9】基板に対する中空断熱構造を有する第1の
    画素と、前記基板に対する中空断熱構造を有さない第2
    の画素とを有し、前記第1の画素を有効画素として利用
    し、前記第2の画素を測温手段として利用することを特
    徴とした請求項3〜5のいずれか1項に記載の撮像装
    置。
  10. 【請求項10】複数の有効画素が集合した領域の縁部に
    測温手段を形成したことを特徴とする請求項1、2、
    6、8のいずれか1項に記載の撮像素子。
  11. 【請求項11】複数の有効画素が集合した領域の縁部に
    測温手段を形成したことを特徴とする請求項3、4、
    5、7、9のいずれか1項に記載の撮像装置。
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