JP2003198487A - 光送受信機及び光通信ネットワーク - Google Patents

光送受信機及び光通信ネットワーク

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JP2003198487A
JP2003198487A JP2002023685A JP2002023685A JP2003198487A JP 2003198487 A JP2003198487 A JP 2003198487A JP 2002023685 A JP2002023685 A JP 2002023685A JP 2002023685 A JP2002023685 A JP 2002023685A JP 2003198487 A JP2003198487 A JP 2003198487A
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transceiver
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Takeshi Ota
猛史 太田
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PHOTONIXNET CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設のアクセス網では局から加入者への下り
信号(ダウンリンク)に1.5μmの波長を用いていた
ので、安価なファブリーペロー型半導体レーザを用いる
と100Mbit/s程度の伝送速度が限界であった。 【手段】 上り(アップリンク)、下り(ダウンリン
ク)双方に1.3μmの波長のファブリーペロー型半導
体レーザを用いた。下りの信号の伝送速度を上りより高
速に設定し、かつ、下り信号を低周波領域に空きスペク
トルがあるような符号化形式で符号化した。この結果、
光ファイバで構築される線路中からの反射によるクロス
トークを電気的フィルタで除去することができる。1.
3μmの波長のファブリーペロー型半導体レーザに代え
て、波長850nmの垂直共振器型面発光レーザとモー
ドカットフィルタを用いることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光送受信機及び光通
信ネットワークに関する。特に加入者網ないしはアクセ
ス網と呼ばれるネットワークに用いられる光送受信機及
び光通信ネットワークに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバを用いて加入者まで信
号伝送を行うFTTH(FiberTo The Ho
me)においては、上りの波長と下りの波長を変えて一
芯の光ファイバで双方向伝送が行われていた。図9はこ
のような従来の双方向伝送の例を示している。図9にお
いて、局101と加入者102とは一芯の石英製光ファ
イバ103によってつながれており、上り信号104に
は波長1.3μmの光が下り信号105には波長1.5
μmの光がそれぞれ用いられていた。石英製光ファイバ
103は波長1.3μmにおいて波長分散がゼロなるな
るシングルモード光ファイバが通常用いられている。こ
のようなFTTHにおいては低コストが要求されるた
め、光源としては低価格なファブリーペローレーザーが
用いられていた。また、伝送速度は最大で100Mbi
t/sないし156Mbit/s程度の伝送が行われて
おり、上りと下りの信号の伝送速度は等しい速度に設定
されている。このような、局と加入者を接続するネット
ワークを加入者網ないしはアクセス網と呼んでいる
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなアクセス網においても高速化の要求はとどまると
ころを知らない。さらなる高速化を考えた場合、縦モー
ドが多モード化しているために、1.5μmのファブリ
ーペロー型半導体レーザでは発振波長スペクトルが拡が
ってしまい、1.3μmにゼロ分散のある石英系光ファ
イバでは高速伝送に限界が存在する。1Gbit/s程
度の伝送速度では2km程度の伝送が限界である。ま
た、1.5μmのファブリーペロー型半導体レーザーは
1.3μmのファブリーペロー型半導体レーザーより高
価であるという欠点もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
課題を解決するために特許請求の範囲に記載のとおりの
構成を採用している。
【0005】すなわち、上記課題を解決するために、本
発明はアクセス網においては上りと下りとでは必要とさ
れる伝送速度に違い(非対称性)があることに着目し
た。例えば、銅線を使ったアクセス網サービスであるA
DSL(非対称ディジタル加入者線)においては、加入
者側から局側への伝送(アップリンク)は1.5Mbi
t/s程度の速度(低速度)に、局側から加入者側への
伝送速度(ダウンリンク)は8Mbit/sの速度(高
速度)に設定されている。これは、サービスプロバイダ
から加入者が受け取る情報量の方が、加入者がサービス
プロバイダ側へ向けて送り出す情報量より多いこと(情
報伝送の非対称性)に基づいている。
【0006】上記のような非対称型のサービスを行う伝
送系では上りと下りとでは伝送信号の周波数スペクトラ
ムが異なる。したがって、符号化方法を適切に選ぶと、
下りと上りの信号の周波数スペクトラムが重ならないよ
うにすることが可能である。本発明は上記の非対称型の
サービスにおける上りと下りの伝送信号スペクトラムに
違いに着目して、上りと下りとで概略同じ波長を使用し
つつ高速伝送サービスを実現するものである。
【0007】また、本発明では上記課題を解決するため
に、周波数スペクトラムを上りと下りで変える符号化方
法を採用することによって、上りと下りとで概略対称な
情報伝送量が発生する場合においても概略同じ波長を使
用しつつ高速伝送サービスを実現する。周波数スペクト
ラムを上りと下りで変える符号化方法の一例としては、
マンチェスター符号を採用することができる。
【0008】本発明の上述の特徴および本発明の他の特
徴は特許請求の範囲に記載され、以下、実施例を用いて
詳細に説明される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。
【0010】[第一実施例]図1に本発明の本発明の光
送受信機及び光通信ネットワークの第一実施例を示す。
加入者側の光送受信機10と局側の送受信機20とが通
信用の石英製光ファイバ1とによって接続されている。
石英製光ファイバ1の波長分散は波長1.3μm(より
正確には1310nm)においてゼロとなっている。
【0011】加入者側の光送受信機10には光源となる
ファブリーペロー型半導体レーザ11とInGaAsフ
ォトデテクタ12とが設けられ、光ファイバカプラ13
によって一芯の光ファイバに結合されて出力ポート14
より通信用の石英製光ファイバ1と接続されている。I
nGaAsフォトデテクタ12にはハイパスフィルタ1
5が接続されている。また、ファブリーペロー型半導体
レーザ11には4B/5B符号化機構19が接続されて
いる。
【0012】ファブリーペロー型半導体レーザ11の発
光波長は1310nmであるが、この波長は1280n
mないし1340nmの範囲であって良い。もともと、
ファブリーペロー型半導体レーザの発振波長は製造誤差
によってかなりの変動が生じることは公知の事実であ
る。ファブリーペロー型半導体レーザ11はファースト
イーサネット(「ETHERNET/イーサネット」は
富士ゼロックス株式会社の登録商標である)の情報速度
100Mbit/s(符号加速度125Mbit/s)
で変調され光信号を送出する。符号化形式はファースト
イーサネットの標準である4B/5B符号である。一
方、局側から送られてきた波長1.3μmの光信号は光
ファイバカプラによって分離されてInGaAsフォト
デテクタ12へと送られる。この波長波長1.3μmの
光信号はギガビットイーサネットの情報速度1Gbit
/s(符号加速度1.25Gbit/s)で変調されて
いる。符号化形式はギガビットイーサネットの標準であ
る8B/10B符号である。
【0013】一方、局側の光送受信機20には光源とな
るファブリーペロー型半導体レーザ21とInGaAs
フォトデテクタ22とが設けられ、光ファイバカプラ2
3によって一芯の光ファイバに結合されて出力ポート2
4より通信用の石英製光ファイバ1と接続されている。
InGaAsフォトデテクタ12にはローパスフィルタ
25が接続されている。また、ファブリーペロー型半導
体レーザ21には8B/10B符号化機構29が接続さ
れている。
【0014】ファブリーペロー型半導体レーザ21の発
光波長は1310nmであるが、この波長は1280n
mないし1340nmの範囲であって良い。もともと、
ファブリーペロー型半導体レーザの発振波長は製造誤差
によってかなりの変動が生じることは公知の事実であ
る。ファブリーペロー型半導体レーザ21はギガビット
イーサネットの情報速度1Gbit/s(符号加速度
1.25Gbit/s)で変調され光信号を送出する。
符号化形式はギガビットイーサネットの標準である8B
/10B符号である。一方、加入者側から送られてきた
波長1.5μmの光信号はWDM型光ファイバカプラに
よって分離されてInGaAsフォトデテクタ12へと
送られる。この波長1.3μmの光信号はファーストイ
ーサネットの情報速度100Mbit/s(符号加速度
125Mbit/s)で変調されている。符号化形式は
ファーストイーサネットの標準である4B/5B符号で
ある。
【0015】図2は上記の光送受信機及び光通信ネット
ワークにおける、上り信号と下り信号の信号スペクトラ
ムの関係を示したグラフである。上り信号のスペクトラ
ム42と下り信号のスペクトラム41とがオーバーラッ
プしていないことがわかる。これは下り信号が8B/1
0B符号化形式で符号かされていることに起因する。8
B/10B符号は8ビットの情報を10ビットの符号に
割り当てるブロック符号である。8B/10B符号にお
いては10ビット以内に必ず数回の1→0反転ないし0
→1反転が生じるように設計されているので、低周波側
のスペクトラムは空いている。
【0016】上りと下りとで同じ波長帯を用いると、光
ファイバで構築されている線路中の反射によりクロスト
ークが生じる懸念があるが、本発明ではこの周波数スペ
クトラムの違いによりクロストークを除去することがで
きる。図1におけるハイパスフィルタ15は図2におけ
る通過特性43を有し、図1におけるローパスフィルタ
25は図2における通過特性44を有する。このため、
上記のような線路中の反射信号をハイパスフィルタ15
ないしローパスフィルタ25のような電気的フィルタに
よって除去することが可能なのである。
【0017】[第二実施例]図3に本発明の本発明の光
送受信機及び光通信ネットワークの第二実施例を示す。
加入者側の光送受信機10と局側の送受信機20とが通
信用の石英製光ファイバ1とによって接続されている。
【0018】第一実施例との主要な違いは、加入者側の
光送受信機10に光源として発光波長850nmの垂直
共振器型面発光レーザ(VCSEL)17を用い、フォ
トデテクタとしてシリコン製フォトデテクタ18とを採
用し、かつ、モードカットフィルタ16とを備えている
ことである。また、同様に局側の送受信機20に光源と
して発光波長850nmの垂直共振器型面発光レーザ
(VCSEL)27を用い、フォトデテクタとしてシリ
コン製フォトデテクタ28とを採用し、かつ、モードカ
ットフィルタ26とを備えている。
【0019】モードカットフィルタ16ないし26の働
きは本出願人によって出願された特願2001−205
750号に記載されている通り、850nmの波長の光
信号を1.3ないし1.6μmの波長帯でシングルモー
ドの光ファイバに通しても伝送帯域を維持するものであ
る。
【0020】VCSELは低価格な半導体レーザであり
ながら発光スペクトルが非常に狭く(単色性が良好であ
り)、1.3μmで波長分散がゼロの光ファイバを用い
てもギガビットクラスの伝送を10km以上伝送するこ
とが可能である。
【0021】上りの信号にファーストイーサネットの4
B/5B符号化形式で符号化した情報速度100Mbi
t/s(符号加速度125Mbit/s)の信号を用
い、下りの信号にギガビットイーサネットの8B/10
B符号化形式で符号化した情報速度1Gbit/s(符
号加速度1.25Gbit/s)の符号を用いるのは第
一実施例と同様である
【0022】したがって、図2に示したような関係が本
実施例においても成り立つ。上り信号のスペクトラム4
2と下り信号のスペクトラム41とがオーバーラップし
ていないことがわかる。これは下り信号が8B/10B
符号化形式で符号かされていることに起因する。8B/
10B符号は8ビットの情報を10ビットの符号に割り
当てるブロック符号である。8B/10B符号において
は10ビット以内に必ず数回の1→0反転ないし0→1
反転が生じるように設計されているので、低周波側のス
ペクトラムは空いている。よって、上りと下りとで同じ
波長帯の電気的フィルタによってクロストークを除去す
ることが可能である。
【0023】[第三実施例]図4に本発明の本発明の光
送受信機及び光通信ネットワークの第三実施例を示す。
第一実施例と同様に、加入者側の光送受信機10と局側
の送受信機20とが通信用の石英製光ファイバ1とによ
って接続されている。石英製光ファイバ1の波長分散は
波長1.3μm(より正確には1310nm)において
ゼロとなっている。
【0024】加入者側の光送受信機10には光源となる
ファブリーペロー型半導体レーザ11とInGaAsフ
ォトデテクタ12とが設けられ、光ファイバカプラ13
によって一芯の光ファイバに結合されて出力ポート14
より通信用の石英製光ファイバ1と接続されている。I
nGaAsフォトデテクタ12にはハイパスフィルタ1
5が接続されている。以上は第一実施例と同様である。
【0025】第一実施例との相違点は、ファブリーペロ
ー型半導体レーザ11に8B/10B符号化機構31が
接続されている点である。本実施例にあっては、上りの
信号にもギガビットイーサネットの8B/10B符号化
形式で符号化した情報速度1Gbit/s(符号加速度
1.25Gbit/s)の符号を用いている。
【0026】局側の光送受信機20には光源となるファ
ブリーペロー型半導体レーザ21とInGaAsフォト
デテクタ22とが設けられ、光ファイバカプラ23によ
って一芯の光ファイバに結合されて出力ポート24より
通信用の石英製光ファイバ1と接続されている。InG
aAsフォトデテクタ22にはローパスフィルタ25が
接続されている。以上は第一実施例と同様である。
【0027】第一実施例とは異なって、ファブリーペロ
ー型半導体レーザ21と8B/10B符号化機構29の
間にマンチェスター符号化機構32が接続されている。
【0028】図5にマンチェスター符号の概要を示す。
図5(a)は符号化前のデータを示し、図5(b)は符
号化前の信号を示す。図5(c)は符号化後の信号波形
を示す。マンチェスター符号では符号化前のデータ
“1”をデータ信号の倍速のクロックで“10”と表
し、符号化前のデータ“0”をデータ信号の倍速のクロ
ックで“01”と表す。このため、マンチェスター符号
化した信号の周波数スペクトラムは元のデータ信号の周
波数スペクトラムの倍の領域に存在することになる。
【0029】このため、マンチェスター符号化された下
りの信号は、8B/10B符号化のみが行われた上りの
信号と周波数スペクトラムが重ならなくなるのである。
図6は上り信号と下り信号の信号スペクトラムの関係を
示したグラフである。上り信号のスペクトラム52と下
り信号のスペクトラム51とがオーバーラップしていな
いことがわかる。したがって、電気的フィルタを適当に
設計することによって、上りと下りの信号間のクロスト
ーク除去を行うことができる。
【0030】本実施例では、波長1.3μmのファブリ
ーペローレーザーを用いたが、第二実施例で用いたVC
SELとモードカットフィルタを用いてもかまわない。
【0031】また、本実施例ではマンチェスター符号を
用いて送信信号と受信信号の周波数スペクトラムを変え
たが、周波数スペクトラムが送信信号と受信信号とで分
離可能な方法であれば任意の符号化形式を用いることが
できる。キャリア変調方式で周波数スペクトラムを分離
しても良い。また、送信信号と受信信号の周波数スペク
トラムが重なっていても復号時に分離できれば良く、例
えば、M系列符号やリードソロモン符号を用いたスペク
トラム拡散方式を用いても良い。
【0032】[第四実施例]図7に本発明の光送受信機
及び光通信ネットワークの第四実施例を示す。本実施例
は第三実施例の光送受信機を波長多重化伝送に応用した
ものである。光送受信機61aないし61dはそれぞれ
λ1ないしλ4の波長の光信号を送信する構造となって
いる。光送受信機61aないし61dからの4つの波長
の光信号が、波長多重化器62によって多重化されて光
ファイバ65によって伝送された後、波長多重化器63
によって多重化を解かれ光送受信機64aないし64d
へと送られる。光送受信機64aないし64dはそれぞ
れλ1ないしλ4の光を送信する構造となっている。光
送受信機64aないし64dからの4つの波長の光信号
が、波長多重化器63によって多重化されて光ファイバ
65によって伝送された後、波長多重化器62によって
多重化を解かれ光送受信機61aないし61dへと送ら
れる。
【0033】本実施例では、波長ごとの送受信信号の符
号化形式を、図8に示すように隣接波長で互い違いにな
るように選んである。図8は光送受信機61aないし6
1dの送信信号の使用波長と周波数帯(符号化形式)の
関係を示す図である。光送受信機61aはλ1の波長で
送受信を行い、送信はマンチェスター符号化し、受信信
号はマンチェスター符号化を行っていない。光送受信機
61bはλ2の波長で送受信を行い、送信はマンチェス
ター符号化を行わず、受信信号はマンチェスター符号化
されている。光送受信機61cはλ3の波長で送受信を
行い、送信はマンチェスター符号化し、受信信号はマン
チェスター符号化を行っていない。光送受信機61dは
λ4の波長で送受信を行い、送信はマンチェスター符号
化を行わず、受信信号はマンチェスター符号化されてい
る。
【0034】今、光送受信機64b(波長λ2)に着目
する。光送受信機の受信する光信号は波長λ2でマンチ
ェスター符号化されているので高周波領域のスペクトラ
ムとなっている。この受信信号には、主に3つの光信号
がクロストークとなる可能性がある。すなわち、光送受
信機64bの送信信号(λ2)が光ファイバ伝送路上で
反射されて戻ってくるクロストーク72と、隣接する波
長λ1もしくは波長λ3の光信号が波長多重化器62な
いし63で漏れて生じるクロストーク71もしくは73
っだる。本実施例では、隣接波長の符号化形式を互い違
いに構成したので、これらのクロストーク信号71ない
し73はマンチェスター符号化されておらず、光送受信
機64bの受信信号とは異なる周波数帯となっている。
したがって、電気的フィルタによってこれらのクロスト
ークを追加的に除去することが可能である。この結果、
波長多重化器62ないし63のアイソレーション(隣接
波長のクロストーク抑圧能力)が低くても波長多重化を
実現することができる。波長多重化器62ないし63の
アイソレーションが低くて良いのであれば、波長多重化
器62ないし63のコストを低減することができるとい
う大きな利点が生じる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば低価格なファブリーペロ
ー型レーザーもしくはVCSELを用いてダウンリンク
1Gbit/s程度の高速のアクセス網を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例の光送受信機及び光通信
ネットワークの構成を示す概略図。
【図2】 本発明の第一実施例の動作原理を示す周波数
スペクトラムを示すグラフである。
【図3】 本発明の二実施例の光送受信機及び光通信ネ
ットワークの構成を示す概略図である。
【図4】 本発明の三実施例の光送受信機及び光通信ネ
ットワークの構成を示す概略図である。
【図5】 マンチェスター符号化形式を説明する概略図
である。
【図6】 本発明の第三実施例の動作原理を示す周波数
スペクトラムを示すグラフである。
【図7】 本発明の四実施例の光送受信機及び光通信ネ
ットワークの構成を示す概略図である。
【図8】 本発明の四実施例の送受信信号に使用する波
長と符号化形式の配置関係を示す図である。
【図9】 従来のアクセス網を示す概略図である。
【符号の説明】
1…石英製光ファイバ、10…加入者側光送受信機、1
1…ファブリーペロー型半導体レーザ(波長1550n
m)、12…InGaAsフォトデテクタ、13…WD
M(波長多重)光ファイバカプラ、14…光送受信機
の入出力ポート、15…ハイパスフィルタ、16…モ
ードカットフィルタ、17…垂直共振器型面発光レーザ
(VCSEL)、18…シリコン製フォトデテクタ、1
9…4B/5B符号化機構、20…局側光送受信機、2
1…ファブリーペロー型半導体レーザ(波長1310n
m)、22…InGaAsフォトデテクタ、23…WD
M(波長多重)光ファイバカプラ、24…光送受信機
の入出力ポート、25…ローパスフィルタ、26…モ
ードカットフィルタ、27…垂直共振器型面発光レーザ
(VCSEL)、28…シリコン製フォトデテクタ、2
9…8B/10B符号化機構、31…8B/10B符号
化機構、32…マンチェスター符号化機構、41…下り
信号のスペクトラム、42…上り信号のスペクトラム、
43…ハイパスフィルタの通過特性、44…ローパスフ
ィルタの通過特性、51…下り信号のスペクトラム、5
2…上り信号のスペクトラム、53…ハイパスフィルタ
の通過特性、54…ローパスフィルタの通過特性、61
a、61b、61c、61d…光送受信機、62、63
…波長多重化器、64a、64b、64c、64d…光
送受信機、65…光ファイバ、101…局、102…加
入者、103…光ファイバ、104…上り(アップリン
ク)光信号、105…下り(ダウンリンク)光信号。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一芯の光ファイバで概略同じ波長を用い
    て双方向伝送を行うべく用いられる一対の光送受信機に
    おいて、 第一の光送受信機と第二の光送受信機とで送信する信号
    の符号化形式が異なり、第二の光送受信機が送信する信
    号は低周波領域のスペクトラムが空白であり、この空白
    スペクトラム領域に第一の光送受信機の送信信号のスペ
    クトラムが概略収まるように符号化形式を定めたことを
    特徴とする一対の光送受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1の一対の光送受信機において、 第一の光送受信機は受信側に高周波信号を通過させるハ
    イパススフィルタを備え、第二の光送受信機は受信側に
    低周波信号を通過させるローパスフィルタとを備えてい
    ることを特徴とする一対の光送受信機。
  3. 【請求項3】 請求項1の一対の光送受信機において、 光源が波長1280nmないし1340nmのファブリ
    ーペロー型半導体レーザであることを特徴とする一対の
    光送受信機。
  4. 【請求項4】 請求項1の一対の光送受信機において、 光源が垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL)である
    ことを特徴とする一対の光送受信機。
  5. 【請求項5】 請求項1の一対の光送受信機において、 光源がGaAs基板上に形成されたファブリーペロー型
    半導体レーザであることを特徴とする一対の光送受信
    機。
  6. 【請求項6】 請求項1の一対の光送受信機において、 第二の光送受信機に用いられる符号化形式が8B/10
    B符号であることを特徴とする一対の光送受信機。
  7. 【請求項7】 請求項1の一対の光送受信機において、 第二の光送受信機に用いられる符号化形式がマンチェス
    ター符号であることを特徴とする一対の光送受信機。
  8. 【請求項8】 局と加入者とを一芯の光ファイバを用い
    て接続し、局から加入者への下りの光信号と加入者から
    局への上りの光信号とを概略同じ波長を用いて双方向伝
    送を行う光通信ネットワークにおいて、 下りの光信号は上りの光信号より高速度の伝送速度であ
    り、かつ、下り信号の周波数スペクトラムの低周波領域
    のスペクトラムが空白であるような冗長性を有した符号
    化形式で符号化されていることを特徴とする光通信ネッ
    トワーク。
  9. 【請求項9】 一芯の光ファイバで概略同じ波長を用い
    て双方向伝送を行うべく用いられる一対の光送受信機に
    おいて、 第一の光送受信機と第二の光送受信機とで送信する信号
    の符号化形式が異なり、第一の光送受信機と第二の光送
    受信機が送信する信号の周波数スペクトラムの少なくも
    一部は重複し、復号化時にこの二つの符号化信号を分離
    することができるように符号化形式を定めたことを特徴
    とする一対の光送受信機。
  10. 【請求項10】 一芯の光ファイバで概略同じ波長を用
    いて双方向伝送を行うべく用いられる光送受信機の対
    を、用いる波長を変えて複数備えると共に、それら光送
    受信機の対を波長多重化する波長多重化器を備えた波長
    多重化光通信ネットワークにおいて、 前記光送受信機の対の各々を構成する第一の光送受信機
    と第二の光送受信機とで送信する信号の符号化形式が異
    なり、かつ、前記波長多重化器により多重化される波長
    の各々について第1の方向に伝送される信号および前記
    第1の方向と逆の第2の方向に伝送される信号の符号化
    形式が、隣接する波長の前記第1の方向の信号および前
    記第2の方向の信号のそれぞれの符号化形式と反対にな
    るようにしたことを特徴とする光通信ネットワーク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008096415A1 (ja) * 2007-02-06 2008-08-14 Fujitsu Limited 伝送システムおよび伝送方法
JP2008263300A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Mitsubishi Electric Corp 加入者側終端装置
JP2015501554A (ja) * 2011-07-08 2015-01-15 ゼットティーイー コーポレイション アンテナおよびベースバンドプロセッサ間のアナログ信号の無線伝送方法およびそのシステム

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