JP2003196586A - 光学式qrコード認識装置及び方法 - Google Patents

光学式qrコード認識装置及び方法

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JP2003196586A
JP2003196586A JP2001398788A JP2001398788A JP2003196586A JP 2003196586 A JP2003196586 A JP 2003196586A JP 2001398788 A JP2001398788 A JP 2001398788A JP 2001398788 A JP2001398788 A JP 2001398788A JP 2003196586 A JP2003196586 A JP 2003196586A
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Tomoya Igi
智也 井木
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】QRコードにおける4つのコーナー部の座標を
正確に検出し、1つ1つのシンボルの明暗の判定を正確
に行うことによって、QRコードの認識率を向上するこ
とができるようにする。 【解決手段】QRコードの画像を読み取るセンサ部15
と、前記QRコードのコーナー部の座標を検出するコー
ナー検出部と、前記コーナー部の座標に基づいて、前記
QRコードのシンボルの明暗を判定し、該シンボルの値
をセットするシンボルセット部18と、前記シンボルの
値に基づいてデコードを行うデコード部19とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式QRコード
認識装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、商店、工場、金融機関等において
は、商品、製品、搬送容器、帳票等に付与されたバーコ
ードを光学式のコード認識装置によって読み取り、デコ
ードすることによって認識し、前記商品、製品、搬送容
器、帳票等に付与されている価格、性質、種類、行き先
等の属性を把握するようになっている。しかし、前記バ
ーコードはバーの太さや本数によって情報を記録するよ
うになっているので、記録することができる情報量が限
られてしまう。
【0003】そこで、より多くの情報量を扱うことがで
きるようにするために、近年、前記バーコードに代え
て、各種の2次元コードが提案されている。そして、該
2次元コードの中では、QR(Quick Respo
nse)コードが、同一面積で比較するとバーコードの
20〜100倍程度の情報を記録することができるの
で、広く採用されている。ここで、QRコードは構造が
複雑なので、バーコード用のコード認識装置よりも精密
な認識処理を実行するコード認識装置が必要とされる。
すなわち、前記QRコードが、多数の微小なセル、すな
わち、シンボルを2次元的に配列させて組み合わせた構
造を有し、前記シンボルの明(白)又は暗(黒)によっ
て情報を表すようになっているので、QRコード用のコ
ード認識装置は、2次元的に配列させて組み合わされた
前記シンボルのそれぞれの明暗(白黒)を正確に判定し
なければならない。
【0004】次に、光学式QRコード認識装置の構成に
ついて説明する。
【0005】図2は従来のQRコードの例を示す図、図
3は従来の光学式QRコード認識装置のシステムを示す
図、図4は従来の光学式QRコード認識装置の構成を示
す図、図5は従来の光学式QRコード認識装置の動作を
示すフローチャートである。
【0006】図2において101はQRコードの一例で
あり、多数の微小なシンボルを2次元的に配列させて組
み合わせた構造を有し、該シンボルの明暗によって情報
を表すようになっている。そのため、前記QRコード1
01は、4つのコーナー部102〜105の中の3つに
位置決め用のマーク102a〜104aを有する。そし
て、該マーク102a〜104aの位置に基づいて、前
記微小なシンボルのそれぞれの位置を検出するとともに
その明暗を判定して、記録されている情報を把握するよ
うになっている。
【0007】図3において、111は、金融機関等に配
設されるワークステーション、112は、光学式QRコ
ード認識装置である。該光学式QRコード認識装置11
2は、図4に示されるように、該光学式QRコード認識
装置112全体を制御する制御手段、及び、ワークステ
ーション111と通信するための通信手段を備える制御
部113、金融機関等で使用される帳票114に付与さ
れたQRコード101の画像を読み取るためのセンサ部
115、該センサ部115によって読み取られた画像を
格納するための画像メモリ116、QRコード101に
おける4つのコーナー部102〜105の座標を検出す
る4コーナー検出部117、前記座標に基づいてシンボ
ルの明暗を判定して該シンボルの値をセットするシンボ
ルセット部118、前記シンボルの値に基づいてデコー
ドするデコード部119を備える。
【0008】次に、従来の光学式QRコード認識装置の
動作について説明する。
【0009】まず、帳票114に付与されたQRコード
101の画像は、光学式QRコード認識装置112のセ
ンサ部115によって読み取られ、画像メモリ116に
格納される。そして、4コーナー検出部117は、前記
画像メモリ116に格納されたQRコード101の画像
を取得し、該QRコード101における4つのコーナー
部102〜105の座標を検出する。次に、シンボルセ
ット部118は、検出された4つのコーナー部102〜
105の座標に基づいてQRコード101のそれぞれの
シンボルの明暗を判定し、各シンボルの値(1又は0)
をセットする。そして、デコード部119は、前記シン
ボルの値に基づき、リード・ソロモン符号を用いた誤り
訂正方法を利用して、デコードするようになっている。
【0010】次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 センサ部115は帳票114に付与され
たQRコード101の画像を読み取る。ステップS2
4コーナー検出部117はQRコード101における4
つのコーナー部102〜105の座標を検出する。ステ
ップS3 シンボルセット部118は、4つのコーナー
部102〜105の座標に基づいてQRコード101の
それぞれのシンボルの明暗を判定し、各シンボルの値を
セットする。ステップS4 デコード部119は、前記
シンボルの値に基づき、リード・ソロモン符号を用いた
誤り訂正方法を利用して、デコードする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の光学式QRコード認識装置112においては、シン
ボルセット部118は、4コーナー検出部117によっ
て検出された4つのコーナー部102〜105の座標に
基づいて、QRコード101のそれぞれのシンボルの明
暗を判定し、各シンボルの値をセットするようになって
いる。
【0012】そのため、前記QRコード101が傾斜し
ていたり、4つのコーナー部102〜105の画像が不
鮮明であったりして、4つのコーナー部102〜105
の座標の検出が正確に行われない場合、QRコード10
1のそれぞれのシンボルの値をセットすることができな
い。また、4つのコーナー部102〜105の座標の検
出が正確に行われても、1つ1つのシンボルの明暗の判
定が正確に行われないと、前記QRコード101を正確
に認識して該QRコード101に記録された情報を正確
に把握することができなくなってしまう。
【0013】本発明は、前記従来の光学式QRコード認
識装置の問題点を解決して、QRコードにおける4つの
コーナー部の座標を正確に検出し、1つ1つのシンボル
の明暗の判定を正確に行うことによって、QRコードの
認識率を向上することができる光学式QRコード認識装
置及び方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の光
学式QRコード認識装置においては、QRコードの画像
を読み取るセンサ部と、前記QRコードのコーナー部の
座標を検出するコーナー検出部と、前記コーナー部の座
標に基づいて、前記QRコードのシンボルの明暗を判定
し、該シンボルの値をセットするシンボルセット部と、
前記シンボルの値に基づいてデコードするデコード部と
を有する。
【0015】本発明の他の光学式QRコード認識装置に
おいては、さらに、前記コーナー検出部は、投影探索に
よって前記QRコードのコーナー部の座標を検出する。
【0016】本発明の更に他の光学式QRコード認識装
置においては、さらに、前記コーナー検出部は、白抜け
用投影探索によって前記QRコードのコーナー部の座標
を検出する。
【0017】本発明の更に他の光学式QRコード認識装
置においては、さらに、前記コーナー検出部は、斜めラ
イン探索によって前記QRコードのコーナー部の座標を
検出する。
【0018】本発明の更に他の光学式QRコード認識装
置においては、さらに、前記QRコードは位置検出パタ
ーンを備え、前記コーナー検出部は、前記位置検出パタ
ーンのパターンマッチングを行って前記QRコードのコ
ーナー部の座標を検出する。
【0019】本発明の更に他の光学式QRコード認識装
置においては、さらに、前記コーナー検出部は、前記Q
Rコードのコーナー部の座標を異なる方法で複数回検出
する。
【0020】本発明の更に他の光学式QRコード認識装
置においては、さらに、前記コーナー検出部は、前記Q
Rコードの向きを認識する。
【0021】本発明の更に他の光学式QRコード認識装
置においては、さらに、前記シンボルセット部は、前記
シンボルの中心範囲において明暗を判定する。
【0022】本発明の更に他の光学式QRコード認識装
置においては、さらに、前記シンボルセット部は、前記
シンボルの全体範囲において明暗を判定する。
【0023】本発明の更に他の光学式QRコード認識装
置においては、さらに、前記シンボルセット部は、明モ
ジュール又は暗モジュールに重み付けをして前記シンボ
ルの明暗を判定する。
【0024】本発明の更に他の光学式QRコード認識装
置においては、さらに、前記シンボルセット部は、前記
シンボルの明暗を異なる方法で複数回判定する。
【0025】本発明の光学式QRコード認識方法におい
ては、QRコードの画像を読み取り、前記QRコードの
コーナー部の座標を検出し、該コーナー部の座標に基づ
いて、前記QRコードのシンボルの明暗を判定して該シ
ンボルの値をセットし、該シンボルの値に基づいてデコ
ードする。
【0026】本発明の他の光学式QRコード認識方法に
おいては、さらに、投影探索によって前記QRコードの
コーナー部の座標を検出する。
【0027】本発明の更に他の光学式QRコード認識方
法においては、さらに、白抜け用投影探索によって前記
QRコードのコーナー部の座標を検出する。
【0028】本発明の更に他の光学式QRコード認識方
法においては、さらに、斜めライン探索によって前記Q
Rコードのコーナー部の座標を検出する。
【0029】本発明の更に他の光学式QRコード認識方
法においては、さらに、前記QRコードが備える位置検
出パターンのパターンマッチングを行って前記QRコー
ドのコーナー部の座標を検出する。
【0030】本発明の更に他の光学式QRコード認識方
法においては、さらに、前記QRコードのコーナー部の
座標を異なる方法で複数回検出する。
【0031】本発明の更に他の光学式QRコード認識方
法においては、さらに、前記QRコードの向きを認識す
る。
【0032】本発明の更に他の光学式QRコード認識方
法においては、さらに、前記シンボルの中心範囲におい
て明暗を判定する。
【0033】本発明の更に他の光学式QRコード認識方
法においては、さらに、前記シンボルの全体範囲におい
て明暗を判定する。
【0034】本発明の更に他の光学式QRコード認識方
法においては、さらに、明モジュール又は暗モジュール
に重み付けをして前記シンボルの明暗を判定する。
【0035】本発明の更に他の光学式QRコード認識方
法においては、さらに、前記シンボルの明暗を異なる方
法で複数回判定する。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0037】図1は本発明の第1の実施の形態における
光学式QRコード認識装置の構成を示す図、図6は本発
明の第1の実施の形態における光学式QRコード認識装
置のシステムを示す図、図7は本発明の第1の実施の形
態における4コーナー検出部の構成を示す図である。
【0038】図6において、11は、例えば、銀行、信
用金庫等の金融機関、商店、工場、事務所等に配設され
るコンピュータとしてのワークステーション、12は光
学式QRコード認識装置である。ここで、前記ワークス
テーション11は、CPU、MPU等の演算手段、半導
体メモリ、磁気ディスク等の記憶手段、CRT、液晶デ
ィスプレイ等の表示手段、キーボード、マウス等の入力
手段、プリンタ等の印刷手段、通信手段等を備える。
【0039】また、図1に示されるように、光学式QR
コード認識装置12は、該光学式QRコード認識装置1
2全体を制御する制御手段、及び、ワークステーション
11と通信するための通信手段を備える制御部13、前
記金融機関、商店、工場、事務所等で使用される帳票1
4に付与されたQRコードの画像を読み取るためのセン
サ部15、該センサ部15によって読み取られた画像を
格納するための画像メモリ16、QRコードにおける4
つのコーナー部の座標を検出するコーナー検出部として
の4コーナー検出部17、前記座標に基づいてセル、す
なわち、シンボルの明暗を判定して該シンボルの値をセ
ットするシンボルセット部18、前記シンボルの値に基
づいてデコードするデコード部19を備える。
【0040】ここで、QRコードは、「従来の技術」に
おいて説明したように、従来のバーコードに代えて、提
案されている2次元コードの1つであり、同一面積で比
較するとバーコードの20〜100倍程度の情報を記録
することができるものである。そして、QRコードは、
「従来の技術」において説明した図2に示されるよう
に、シンボルと称される多数の微小なセルを2次元的に
配列させて組み合わせた構造を有し、該セルの明(白)
又は暗(黒)によって情報を表すようになっている。な
お、QRコードは、商品、製品、搬送容器等いかなるも
のに付与することができるものであるが、本実施の形態
においては、前記QRコードが帳票14に付与された場
合について説明する。
【0041】また、本実施の形態においては、図7に示
されるように、前記4コーナー検出部17は、該4コー
ナー検出部17全体の通信手段を備える制御部21、及
び、QRコードの投影ヒストグラムを検出して、QRコ
ードにおける4つのコーナー部の座標を検出する投影探
索部22を有する。
【0042】次に、前記構成の光学式QRコード認識装
置の動作について説明する。
【0043】図8は本発明の第1の実施の形態における
QRコードのコーナー部の座標を検出する動作を示す
図、図9は本発明の第1の実施の形態における光学式Q
Rコード認識装置の動作を示すフローチャートである。
【0044】まず、帳票14に付与された図8(a)に
示されるようなQRコード51の画像は、光学式QRコ
ード認識装置12のセンサ部15によって読み取られ、
画像メモリ16に格納される。そして、4コーナー検出
部17は、前記画像メモリ16に格納されたQRコード
51の画像を取得し、該QRコード51における4つの
コーナー部の座標を検出する。
【0045】本実施の形態においては、前記4コーナー
検出部17が取得したQRコード51が、図8(a)に
示されるように、画像読取枠55に対して傾いている場
合について説明する。この場合、投影探索部22は、投
影探索によってQRコード51における4つのコーナー
部の頂点の座標を検出する。
【0046】ここで、前記投影探索部22は、まず、X
軸56に対するQRコード51の投影ヒストグラム、す
なわち、X軸投影ヒストグラム56a、及び、Y軸57
に対するQRコード51の投影ヒストグラム、すなわ
ち、Y軸投影ヒストグラム57aを検出する。そして、
前記投影探索部22は、前記X軸投影ヒストグラム56
aの両端のX座標であるXs及びXe、並びに、前記Y
軸投影ヒストグラム57aの両端のY座標であるYs及
びYeを検出する。
【0047】続いて、前記投影探索部22は、図8
(b)に示されるように、X座標がXs及びXeであり
Y軸57に平行な直線62及び63、並びに、Y座標が
Ys及びYeでありX軸56に平行な直線64及び65
を設定する。そして、前記投影探索部22は、QRコー
ド51における4つのコーナー部に配設されている位置
決め用の位置検出パターン52〜54を検出するための
検出用認識ポイント61a〜61dを前記直線62〜6
5の各交点に設定する。なお、前記位置検出パターン5
2〜54は、QRコード51における4つのコーナー部
の中の3つにだけ配設されている。
【0048】続いて、前記投影探索部22は、QRコー
ド51の右上に配設された位置検出パターン52の座標
を検出する動作を開始する。ここで、図8(b)に示さ
れるように、検出用認識ポイント61aは、まず、直線
63と64の交点に位置する。この場合、QRコード5
1が画像読取枠55に対して傾いているので、検出用認
識ポイント61aは、QRコード51の外側に位置し、
いかなる黒点も検出しない。
【0049】そこで、前記投影探索部22は、前記検出
用認識ポイント61aを、図8(b)において矢印で示
される方向に、直線63及び64に沿って移動させる。
なお、前記検出用認識ポイント61aを両方向に同時に
等しい速度で移動させることが望ましい。そして、どち
らかの方向に移動した検出用認識ポイント61aが黒点
を検出した時点で、両方の検出用認識ポイント61aの
移動を停止させるとともに、黒点を検出した検出用認識
ポイント61aの座標を検出する。本実施の形態におい
ては、図8(b)に示されるように、検出用認識ポイン
ト61aが直線63に沿って移動してポイント61a’
に到達した時点で、黒点を検出する。そのため、前記投
影探索部22は、ポイント61a’の座標を位置検出パ
ターン52の角、すなわち、頂点の座標として認識す
る。
【0050】続いて、前記投影探索部22は、同様に、
前記検出用認識ポイント61bを、図8(b)において
矢印で示される方向に、直線62及び64に沿って移動
させる。そして、本実施の形態においては、図8(b)
に示されるように、検出用認識ポイント61bが直線6
4に沿って移動してポイント61b’に到達した時点
で、黒点を検出するようになっている。そのため、前記
投影探索部22は、ポイント61b’の座標を位置検出
パターン53の頂点の座標として認識する。
【0051】さらに、前記投影探索部22は、同様に、
前記検出用認識ポイント61cを、図8(b)において
矢印で示される方向に直線62及び65に沿って移動さ
せる。そして、本実施の形態においては、図8(b)に
示されるように、検出用認識ポイント61cが直線62
に沿って移動してポイント61c’に到達した時点で、
黒点を検出するようになっている。そのため、前記投影
探索部22は、ポイント61c’の座標を位置検出パタ
ーン54の頂点の座標として認識する。
【0052】これにより、前記投影探索部22は、QR
コード51における3つのコーナー部の頂点の座標を認
識することができる。そして、前記投影探索部22は、
位置検出パターン52〜54が配設されていない残り1
つのコーナー部の頂点の座標を、前記3つのコーナー部
の頂点の座標に基づいて決定する。なお、前記検出用認
識ポイント61a、61b及び61cのすべてを同時に
移動させて、QRコード51における3つのコーナー部
の頂点の座標を認識するようにしてもよい。
【0053】次に、シンボルセット部18は、検出され
た4つのコーナー部の頂点の座標に基づいてQRコード
51のそれぞれのシンボルの明暗を判定し、各シンボル
の値(1又は0)をセットする。そして、デコード部1
9は、前記シンボルの値に基づき、リード・ソロモン符
号を用いた誤り訂正方法を利用して、デコードするよう
になっている。
【0054】次に、フローチャートについて説明する。
ステップS11 センサ部15は帳票14に付与された
QRコード51の画像を読み取る。ステップS12 4
コーナー検出部17の投影探索部22は、投影探索によ
ってQRコード51における4つのコーナー部の頂点の
座標を検出する。ステップS13 シンボルセット部1
8は、4つのコーナー部の頂点の座標に基づいてQRコ
ード51のそれぞれのシンボルの明暗を判定し、各シン
ボルの値をセットする。ステップS14 デコード部1
9は、前記シンボルの値に基づき、リード・ソロモン符
号を用いた誤り訂正方法を利用して、デコードする。
【0055】このように、本実施の形態においては、4
コーナー検出部17の投影探索部21が、投影探索によ
ってQRコード51における4つのコーナー部の頂点の
座標を検出するようになっているので、QRコード51
が傾いている場合であっても、前記4つのコーナー部の
頂点の座標を正確に検出することができる。したがっ
て、QRコード51の1つ1つのシンボルの明暗の判定
を正確に行うことができ、QRコード51の認識率を向
上することができる。
【0056】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、本実施の形態における光学式QRコー
ド認識装置のシステム及び構造については、前記第1の
実施の形態における光学式QRコード認識装置のシステ
ム及び構造と同様であるので、図1及び6を援用して説
明する。
【0057】図10は本発明の第2の実施の形態におけ
る4コーナー検出部の構成を示す図である。
【0058】本実施の形態においては、図に示されるよ
うに、4コーナー検出部17は、該4コーナー検出部1
7全体の通信手段を備える制御部21、及び、QRコー
ドの投影ヒストグラムを検出し、白抜けの画像に対応し
て、QRコードにおける4つのコーナー部の座標を検出
する白抜け用投影探索部23を有する。
【0059】次に、前記構成の光学式QRコード認識装
置の動作について説明する。
【0060】図11は本発明の第2の実施の形態におけ
るQRコードのコーナー部の座標を検出する動作を示す
図、図12は本発明の第2の実施の形態における光学式
QRコード認識装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【0061】まず、帳票14に付与された図11(a)
に示されるようなQRコード51の画像は、光学式QR
コード認識装置12のセンサ部15によって読み取ら
れ、画像メモリ16に格納される。そして、4コーナー
検出部17は、前記画像メモリ16に格納されたQRコ
ード51の画像を取得し、該QRコード51における4
つのコーナー部の座標を検出する。
【0062】本実施の形態においては、前記4コーナー
検出部17が取得したQRコード51が、図11(a)
に示されるように、白抜け部分66を有する場合につい
て説明する。この場合、白抜け用投影探索部23は、白
抜け用投影探索によってQRコード51における4つの
コーナー部の頂点の座標を検出する。
【0063】ここで、前記白抜け用投影探索部23は、
まず、X軸投影ヒストグラム56a、及び、Y軸投影ヒ
ストグラム57aを検出する。そして、前記白抜け用投
影探索部23は、前記X軸投影ヒストグラム56aの両
端のX座標であるXs及びXe、並びに、前記Y軸投影
ヒストグラム57aの両端のY座標であるYs及びYe
を検出する。この場合、白抜け部分66が存在するの
で、前記Xsとして、X軸投影ヒストグラム56aの端
部でなく、白抜け部分66の端部が誤って検出されてし
まう。このような、XsをX軸投影ヒストグラム56a
の端部のX座標とすると、QRコード51のコーナー部
に配設されている位置検出パターン53及び54を正確
に検出することができなくなってしまう。
【0064】そこで、前記白抜け用投影探索部23は、
所定の閾(しきい)値Dを設定し、X軸投影ヒストグラ
ム56a及びY軸投影ヒストグラム57aを検出する場
合に、前記閾値D未満の幅dの空白66aを無視するよ
うになっている。すなわち、 d<D・・・式(1) を満たす幅dの空白66aを無視して、X軸投影ヒスト
グラム56a及びY軸投影ヒストグラム57aの両端の
座標を検出する。
【0065】これにより、図11(b)に示されるよう
に、式(1)を満たす幅dの空白66aを無視して、X
軸投影ヒストグラム56aの両端のX座標であるXs及
びXeが検出される。
【0066】続いて、前記白抜け用投影探索部23は、
図11(c)に示されるように、QRコード51におけ
る3つのコーナー部の頂点の座標を検出する動作を開始
する。これ以降の白抜け用投影探索部23の動作は、前
記第1の実施の形態における投影探索部22の動作と同
様であるので、説明を省略する。
【0067】そして、シンボルセット部18は、検出さ
れた4つのコーナー部の頂点の座標に基づいてQRコー
ド51のそれぞれのシンボルの明暗を判定し、各シンボ
ルの値(1又は0)をセットする。そして、デコード部
19は、前記シンボルの値に基づき、リード・ソロモン
符号を用いた誤り訂正方法を利用して、デコードするよ
うになっている。
【0068】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS21 センサ部15は帳票14に付与された
QRコード51の画像を読み取る。 ステップS22 4コーナー検出部17の白抜け用投影
探索部23は、白抜け用投影探索によってQRコード5
1における4つのコーナー部の頂点の座標を検出する。 ステップS23 シンボルセット部18は、4つのコー
ナー部の頂点の座標に基づいてQRコード51のそれぞ
れのシンボルの明暗を判定し、各シンボルの値をセット
する。 ステップS24 デコード部19は、前記シンボルの値
に基づき、リード・ソロモン符号を用いた誤り訂正方法
を利用して、デコードする。
【0069】このように、本実施の形態においては、Q
Rコード51が白抜け部分66を有する場合、4コーナ
ー検出部17の白抜け用投影探索部23が、閾値Dを設
定し、白抜け部分66の幅dが前記閾値Dよりも小さい
と白抜け部分66を無視する白抜け用投影探索によって
QRコード51における4つのコーナー部の頂点の座標
を検出する。したがって、QRコード51における4つ
のコーナー部の頂点の座標を正確に検出することがで
き、QRコード51を正確に認識することができる。
【0070】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。なお、本実施の形態における光学式QRコー
ド認識装置のシステム及び構造については、前記第1の
実施の形態における光学式QRコード認識装置のシステ
ム及び構造と同様であるので、図1及び6を援用して説
明する。
【0071】図13は本発明の第3の実施の形態におけ
る4コーナー検出部の構成を示す図である。
【0072】本実施の形態においては、図に示されるよ
うに、4コーナー検出部17は、該4コーナー検出部1
7全体の通信手段を備える制御部21、及び、ある一定
の傾きを持った、4つのコーナー部を認識するための仮
想ラインとしてのラインを平行移動させて、QRコード
における4つのコーナー部の座標を検出する斜めライン
探索部24を有する。
【0073】次に、前記構成の光学式QRコード認識装
置の動作について説明する。
【0074】図14は本発明の第3の実施の形態におけ
るQRコードのコーナー部の座標を検出する動作を示す
図、図15は本発明の第3の実施の形態における光学式
QRコード認識装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【0075】まず、帳票14に付与された図14に示さ
れるようなQRコード51の画像は、光学式QRコード
認識装置12のセンサ部15によって読み取られ、画像
メモリ16に格納される。そして、4コーナー検出部1
7は、前記画像メモリ16に格納されたQRコード51
の画像を取得し、該QRコード51における4つのコー
ナー部の座標を検出する。
【0076】本実施の形態において、斜めライン探索部
24は、斜めライン探索によってQRコード51におけ
る4つのコーナー部の頂点の座標を検出する。
【0077】ここで、前記斜めライン探索部24は、Q
Rコード51における4つのコーナー部に配設されてい
る位置検出パターン52〜54を検出するための検出用
認識ポイントの集合体としての検出用認識ライン67a
〜67cを、図14に示されるように、一定の傾きを有
する斜めのラインとして設定する。
【0078】続いて、前記斜めライン探索部24は、Q
Rコード51の右上に配設された位置検出パターン52
の座標を検出する動作を開始する。ここで、図14に示
されるように、検出用認識ライン67aは、まず、QR
コード51の右斜め上方に位置する。この場合、前記検
出用認識ライン67aは、QRコード51の外側に位置
し、前記検出用認識ライン67aを構成するいかなる検
出用認識ポイントも黒点を検出しない。
【0079】そこで、前記斜めライン探索部24は、前
記検出用認識ライン67aを、図14において矢印で示
される方向(左斜め下方向)に移動させる。そして、前
記検出用認識ライン67aを構成する検出用認識ポイン
トのどれかが黒点を検出した時点で、検出用認識ライン
67aの移動を停止させるとともに、黒点を検出した検
出用認識ポイントの座標を検出する。本実施の形態にお
いては、図14に示されるように、検出用認識ライン6
7aが前記矢印で示される方向に移動してライン67
a’の位置にまで到達した時点で、前記検出用認識ライ
ン67aを構成する検出用認識ポイントの1つであるポ
イント68aが黒点を検出する。そのため、前記斜めラ
イン探索部24は、検出用認識ライン67aがライン6
7a’の位置にまで到達した時のポイント68aの座標
を位置検出パターン52の角、すなわち、頂点の座標と
して認識する。
【0080】続いて、前記斜めライン探索部24は、同
様に、検出用認識ライン67bを、図14において矢印
で示される方向(右斜め下方向)に移動させる。そし
て、本実施の形態においては、図14に示されるよう
に、検出用認識ライン67bが前記矢印で示される方向
に移動してライン67b’の位置にまで到達した時点
で、前記検出用認識ライン67bを構成する検出用認識
ポイントの1つであるポイント68bが黒点を検出す
る。そのため、前記斜めライン探索部24は、検出用認
識ライン67bがライン67b’の位置にまで到達した
時のポイント68bの座標を位置検出パターン53の頂
点の座標として認識する。
【0081】さらに、前記斜めライン探索部24は、同
様に、検出用認識ライン67cを、図14において矢印
で示される方向(右斜め上方向)に移動させる。そし
て、本実施の形態においては、図14に示されるよう
に、検出用認識ライン67cが前記矢印で示される方向
に移動してライン67c’の位置にまで到達した時点
で、前記検出用認識ライン67cを構成する検出用認識
ポイントの1つであるポイント68cが黒点を検出す
る。そのため、前記斜めライン探索部24は、検出用認
識ライン67cがライン67c’の位置にまで到達した
時のポイント68cの座標を位置検出パターン54の頂
点の座標として認識する。
【0082】これにより、前記斜めライン探索部24
は、QRコード51における3つのコーナー部の頂点の
座標を認識することができる。そして、前記斜めライン
探索部24は、位置検出パターン52〜54が配設され
ていない残り1つのコーナー部の頂点の座標を、前記3
つのコーナー部の頂点の座標に基づいて決定する。な
お、前記検出用認識ライン67a、67b及び67cの
すべてを同時に移動させて、QRコード51における3
つのコーナー部の頂点の座標を認識するようにしてもよ
い。
【0083】次に、シンボルセット部18は、検出され
た4つのコーナー部の頂点の座標に基づいてQRコード
51のそれぞれのシンボルの明暗を判定し、各シンボル
の値(1又は0)をセットする。そして、デコード部1
9は、前記シンボルの値に基づき、リード・ソロモン符
号を用いた誤り訂正方法を利用して、デコードするよう
になっている。
【0084】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS31 センサ部15は帳票14に付与された
QRコード51の画像を読み取る。 ステップS32 4コーナー検出部17の斜めライン探
索部24は、斜めライン探索によってQRコード51に
おける4つのコーナー部の頂点の座標を検出する。 ステップS33 シンボルセット部18は、4つのコー
ナー部の頂点の座標に基づいてQRコード51のそれぞ
れの前記シンボルの明暗を判定し、各シンボルの値をセ
ットする。 ステップS34 デコード部19は、シンボルの値に基
づき、リード・ソロモン符号を用いた誤り訂正方法を利
用して、デコードする。
【0085】このように、本実施の形態においては、4
コーナー検出部17の斜めライン探索部24が、斜めラ
イン探索によってQRコード51における4つのコーナ
ー部の頂点の座標を検出するようになっているので、Q
Rコード51における4つのコーナー部の頂点の座標を
正確に検出することができ、QRコード51を正確に認
識することができる。
【0086】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。なお、本実施の形態における光学式QRコー
ド認識装置のシステム及び構造については、前記第1の
実施の形態における光学式QRコード認識装置のシステ
ム及び構造と同様であるので、図1及び6を援用して説
明する。
【0087】図16は本発明の第4の実施の形態におけ
る4コーナー検出部の構成を示す図、図17は本発明の
第4の実施の形態におけるシンボルセット部の構成を示
す図である。
【0088】本実施の形態においては、図16に示され
るように、4コーナー検出部17は、該4コーナー検出
部17全体の通信手段を備える制御部21、QRコード
51におけるコーナー部の座標を検出する角座標検出部
25、及び、シンボルの明暗から位置検出パターン52
〜54を探索する位置検出パターン探索部26を有す
る。
【0089】また、図17に示されるように、シンボル
セット部18は、該シンボルセット部18全体の通信手
段を備える制御部27、4コーナー検出部17によって
QRコード51におけるコーナー部の座標が検出された
結果によって、位置検出パターン探索用にシンボルの明
暗を決定する位置検出用シンボルセット部28、及び、
4コーナー検出部17によってQRコード51における
コーナー部の座標が検出された結果によって、全シンボ
ルの明暗を決定する全シンボルセット部29を有する。
【0090】次に、前記構成の光学式QRコード認識装
置の動作について説明する。
【0091】図18は本発明の第4の実施の形態におけ
るQRコードのコーナー部の座標を検出する動作を示す
第1の図、図19は本発明の第4の実施の形態における
QRコードのコーナー部の座標を検出する動作を示す第
2の図、図20は本発明の第4の実施の形態におけるQ
Rコードのコーナー部の座標を検出する動作を示す第3
の図、図21は本発明の第4の実施の形態におけるQR
コードのコーナー部の座標を検出する動作を示す第4の
図、図22は本発明の第4の実施の形態における光学式
QRコード認識装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【0092】まず、帳票14に付与された図18(a)
に示されるようなQRコード51の画像は、光学式QR
コード認識装置12のセンサ部15によって読み取ら
れ、画像メモリ16に格納される。そして、4コーナー
検出部17は、前記画像メモリ16に格納されたQRコ
ード51の画像を取得し、角座標検出部25が前記QR
コード51における4つのコーナー部の頂点の座標を検
出する。
【0093】ここで、例えば、図18(a)において枠
71aで囲まれた範囲71a’に含まれる位置検出パタ
ーン53を検出する場合、図18(b)に示されるよう
に、位置検出パターン53の一部に欠損部分72が存在
していたり、図18(c)に示されるように、位置検出
パターン53にごみや汚れのような異物73が付着して
いると、QRコード51におけるコーナー部の頂点の座
標を正確に検出することができない。
【0094】そこで、本実施の形態においては、図19
(a)において枠71a〜71dで囲まれた4つのコー
ナー部周辺の範囲におけるシンボルの値のモデルパター
ン75a〜75dをあらかじめ用意する。そして、図1
9(b)〜(e)に示されるようなモデルパターン75
a〜75dを基準にして、パターンマッチングを行っ
て、QRコード51における位置検出パターン52〜5
4の頂点の座標を認識する。
【0095】例えば、図18(b)に示されるように、
位置検出パターン53の一部に欠損部分72が存在して
いる場合、位置検出用シンボルセット部28は、図20
(a)に示されるような範囲71a’に含まれるシンボ
ルの明暗を判定し、各シンボルの値(1又は0)をセッ
トして、図20(b)に示されるようなシンボルの値の
パターンを得る。なお、図20(a)における74は、
仮に設定されたシンボルセット用頂点座標である。
【0096】続いて、位置検出パターン探索部26は、
図20(c)に示されるようなモデルパターン75aを
基準にして、図20(b)に示されるようなシンボルの
値のパターンのパターンマッチングを行う。そして、前
記位置検出パターン探索部26は、図20(d)に示さ
れるように、位置検出パターン53に対応するパターン
53aが存在することを確認する。
【0097】また、図18(c)に示されるように、位
置検出パターン53に異物73が付着している場合、位
置検出用シンボルセット部28は、図21(a)に示さ
れるような範囲71a’に含まれるシンボルの明暗を判
定し、各シンボルの値をセットして、図21(b)に示
されるようなシンボルの値のパターンを得る。
【0098】続いて、位置検出パターン探索部26は、
図21(c)に示されるようなモデルパターン75aを
基準にして、図21(b)に示されるようなシンボルの
値のパターンのパターンマッチングを行う。そして、前
記位置検出パターン探索部26は、図21(d)に示さ
れるように、位置検出パターン53に対応するパターン
53aが存在することを確認する。
【0099】これにより、前記位置検出パターン探索部
26は、QRコード51における3つのコーナー部の頂
点の座標を認識することができる。そして、前記位置検
出パターン探索部26は、位置検出パターン52〜54
が配設されていない残り1つのコーナー部の頂点の座標
を、前記3つのコーナー部の頂点の座標に基づいて決定
する。
【0100】次に、全シンボルセット部29は、検出さ
れた4つのコーナー部の頂点の座標に基づいてQRコー
ド51のそれぞれのシンボルの明暗を判定し、各シンボ
ルの値をセットする。そして、デコード部19は、前記
シンボルの値に基づき、リード・ソロモン符号を用いた
誤り訂正方法を利用して、デコードするようになってい
る。
【0101】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS41 センサ部15は帳票14に付与された
QRコード51の画像を読み取る。 ステップS42 角座標検出部24はQRコード51に
おける4つのコーナー部の頂点の座標を検出する。 ステップS43 位置検出用シンボルセット部28は位
置検出用シンボルをセットする。 ステップS44 位置検出パターン探索部26はQRコ
ード51の位置検出パターン52〜54を検出する。 ステップS45 全シンボルセット部28は、4つのコ
ーナー部の頂点の座標に基づいてQRコード51のそれ
ぞれのシンボルの明暗を判定し、各シンボルの値をセッ
トする。 ステップS46 デコード部19は、前記シンボルの値
に基づき、リード・ソロモン符号を用いた誤り訂正方法
を利用して、デコードする。
【0102】このように、本実施の形態においては、位
置検出用シンボルセット部28が位置検出用シンボルを
セットし、位置検出パターン探索部26がパターンマッ
チングを行って、位置検出パターン52〜54を検出す
るようになっているので、QRコード51における4つ
のコーナー部の頂点の座標を正確に検出することがで
き、QRコード51を正確に認識することができる。
【0103】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。なお、本実施の形態における光学式QRコー
ド認識装置のシステム及び構造については、前記第1の
実施の形態における光学式QRコード認識装置のシステ
ム及び構造と同様であるので、図1及び6を援用して説
明する。
【0104】図23は本発明の第5の実施の形態におけ
る4コーナー検出部の構成を示す図、図24は本発明の
第5の実施の形態におけるシンボルセット部の構成を示
す図、図25は本発明の第5の実施の形態におけるデコ
ード部の構成を示す図である。
【0105】本実施の形態においては、図23に示され
るように、4コーナー検出部17は、該4コーナー検出
部17全体の通信手段を備える制御部21、第1の方法
(方法1)によってQRコード51における4つのコー
ナー部の座標を検出する4コーナー検出部(方法1)3
1、第2の方法(方法2)によってQRコード51にお
ける4つのコーナー部の座標を検出する4コーナー検出
部(方法2)32、及び、第3の方法(方法3)によっ
てQRコード51における4つのコーナー部の座標を検
出する4コーナー検出部(方法3)33を有する。ここ
で、QRコード51における4つのコーナー部の座標を
検出する第1〜3の方法とは、前記第1〜4の実施の形
態において説明したQRコード51が4つのコーナー部
の座標を検出する方法のいずれかであれば、どの方法で
あってもよい。但し、前記第1〜3の方法は互いに相違
する方法である。
【0106】また、図24に示されるように、シンボル
セット部18は、該シンボルセット部18全体の通信手
段を備える制御部27、4コーナー検出部17によって
QRコード51におけるコーナー部の座標が検出された
結果に基づいて、全シンボルの明暗を判定する全シンボ
ルセット部29、及び、4コーナー検出部17によって
QRコード51におけるコーナー部の座標が検出された
結果に基づいて、リード・ソロモン符号を用いた誤り訂
正方法で使用されるブロック単位での、シンボルの明暗
を判定するリード・ソロモンブロック単位シンボルセッ
ト部34を有する。
【0107】そして、図25に示されるように、デコー
ド部19は、該デコード部19全体の通信手段を備える
制御部35、すべてのリード・ソロモンブロックについ
て、誤り訂正を行う全リード・ソロモンブロック誤り訂
正部36、及び、該全リード・ソロモンブロック誤り訂
正部36によって行われたリード・ソロモンブロックの
誤り訂正が失敗した場合に誤り訂正を行う訂正失敗リー
ド・ソロモンブロック誤り訂正部37を有する。
【0108】次に、前記構成の光学式QRコード認識装
置の動作について説明する。
【0109】図26は本発明の第5の実施の形態におけ
る光学式QRコード認識装置の動作を示す第1のフロー
チャート、図27は本発明の第5の実施の形態における
光学式QRコード認識装置の動作を示す第2のフローチ
ャートである。
【0110】まず、帳票14に付与されたQRコード5
1の画像は、光学式QRコード認識装置12のセンサ部
15によって読み取られ、画像メモリ16に格納され
る。そして、4コーナー検出部17は、前記画像メモリ
16に格納されたQRコード51の画像を取得し、該Q
Rコード51における4つのコーナー部の頂点の座標を
検出する。
【0111】本実施の形態においては、まず、4コーナ
ー検出部(方法1)31が、第1の方法によってQRコ
ード51における4つのコーナー部の頂点の座標を検出
する。続いて、全シンボルセット部29が、検出された
4つのコーナー部の頂点の座標に基づいてQRコード5
1のそれぞれのシンボルの明暗を判定し、すべてのシン
ボルの値をセットする。続いて、全リード・ソロモンブ
ロック誤り訂正部36が、前記シンボルの値に基づき、
リード・ソロモン符号を用いた誤り訂正方法を利用し
て、デコードする。ここで、すべてのリード・ソロモン
ブロックにおいて、誤り訂正が成功しているか否かが判
断される。そして、誤り訂正が成功していると判断され
た場合は、処理を終了する。
【0112】次に、誤り訂正が失敗しているブロックが
あると判断された場合は、4コーナー検出部(方法2)
32が、第2の方法によってQRコード51における4
つのコーナー部の頂点の座標を検出する。続いて、リー
ド・ソロモンブロック単位シンボルセット部34が、4
コーナー検出部(方法2)32によって検出された4つ
のコーナー部の頂点の座標に基づいて、誤り訂正に失敗
しているリード・ソロモンブロックについてのみ、シン
ボルの明暗を判定し、シンボルの値をセットする。続い
て、訂正失敗リード・ソロモンブロック誤り訂正部37
が、誤り訂正に失敗しているリード・ソロモンブロック
についてのみ、リード・ソロモン符号を用いた誤り訂正
方法を利用して、デコードする。ここで、すべてのリー
ド・ソロモンブロックにおいて、誤り訂正が成功してい
るか否かが判断される。そして、誤り訂正が成功してい
ると判断された場合は、処理を終了する。
【0113】次に、誤り訂正が失敗しているブロックが
あると判断された場合は、4コーナー検出部(方法3)
33が、第3の方法によってQRコード51における4
つのコーナー部の頂点の座標を検出する。続いて、リー
ド・ソロモンブロック単位シンボルセット部34が、4
コーナー検出部(方法3)33によって検出された4つ
のコーナー部の頂点の座標に基づいて、誤り訂正に失敗
しているリード・ソロモンブロックについてのみ、シン
ボルの明暗を判断し、シンボルの値をセットする。続い
て、訂正失敗リード・ソロモンブロック誤り訂正部37
が、誤り訂正に失敗しているリード・ソロモンブロック
についてのみ、リード・ソロモン符号を用いた誤り訂正
方法を利用して、デコードする。
【0114】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS51 センサ部15は帳票14に付与された
QRコード51の画像を読み取る。 ステップS52 4コーナー検出部(方法1)31は、
第1の方法によってQRコード51における4つのコー
ナー部の頂点の座標を検出する。 ステップS53 全シンボルセット部29は、QRコー
ド51のそれぞれのシンボルの明暗を判定し、すべての
シンボルの値をセットする。 ステップS54 全リード・ソロモンブロック誤り訂正
部36は、リード・ソロモン符号を用いた誤り訂正方法
を利用して、デコードする。 ステップS55 すべてのリード・ソロモンブロックに
おいて、誤り訂正が成功しているか否かが判断される。
誤り訂正が成功している場合は処理を終了し、誤り訂正
が失敗した場合はステップS56に進む。 ステップS56 4コーナー検出部(方法2)32は、
第2の方法によってQRコード51における4つのコー
ナー部の頂点の座標を検出する。 ステップS57 リード・ソロモンブロック単位シンボ
ルセット部34は、誤り訂正に失敗しているリード・ソ
ロモンブロックについてのみ、シンボルの明暗を判定
し、シンボルの値をセットする。 ステップS58 訂正失敗リード・ソロモンブロック誤
り訂正部37は、誤り訂正に失敗しているリード・ソロ
モンブロックについてのみ、リード・ソロモン符号を用
いた誤り訂正方法を利用して、デコードする。 ステップS59 すべてのリード・ソロモンブロックに
おいて、誤り訂正が成功しているか否かが判断される。
誤り訂正が成功している場合は処理を終了し、誤り訂正
が失敗した場合はステップS60に進む。 ステップS60 4コーナー検出部(方法3)33は、
第3の方法によってQRコード51における4つのコー
ナー部の頂点の座標を検出する。 ステップS61 リード・ソロモンブロック単位シンボ
ルセット部34は、誤り訂正に失敗しているリード・ソ
ロモンブロックについてのみ、シンボルの明暗を判定
し、シンボルの値をセットする。 ステップS62 訂正失敗リード・ソロモンブロック誤
り訂正部37は、誤り訂正に失敗しているリード・ソロ
モンブロックについてのみ、リード・ソロモン符号を用
いた誤り訂正方法を利用して、デコードする。
【0115】このように、本実施の形態においては、Q
Rコード51における4つのコーナー部の頂点の座標を
異なる方法で数回検出するようになっているので、該座
標を正確に検出することができ、QRコード51を正確
に認識することができる。
【0116】また、誤り訂正が失敗し、再度誤り訂正を
行うを際に、該誤り訂正が失敗している部分についての
み誤り訂正を行うので、無駄な処理を省略することがで
き、効率よく作業を行うことができる。
【0117】次に、本発明の第6の実施の形態について
説明する。なお、本実施の形態における光学式QRコー
ド認識装置のシステム及び構造は、前記第1の実施の形
態における光学式QRコード認識装置のシステム及び構
造と同様であるので、図1及び6を援用して説明する。
また、本実施の形態におけるシンボルセット部18の構
成は、前記第4の実施の形態におけるシンボルセット部
18の構成と同様であるので図17を援用して説明す
る。
【0118】図28は本発明の第6の実施の形態におけ
る4コーナー検出部の構成を示す図である。
【0119】本実施の形態においては、図に示されるよ
うに、4コーナー検出部17は、該4コーナー検出部1
7全体の通信手段を備える制御部21、QRコード51
におけるコーナー部の座標を検出する角座標検出部2
5、シンボルの明暗から位置検出パターン52〜54を
探索する位置検出パターン探索部26、及び、位置検出
パターン52〜54のある位置及び無い位置を判定する
位置検出パターン判定部36を有する。
【0120】次に、前記構成の光学式QRコード認識装
置の動作について説明する。なお、本実施の形態におけ
る光学式QRコード認識装置の動作は、前記第4の実施
の形態における光学式QRコード認識装置の動作とほぼ
同様である。そこで、該第4の実施の形態における光学
式QRコード認識装置の動作と一致する点については、
図18〜21を援用して説明を省略し、前記第4の実施
の形態における光学式QRコード認識装置の動作と相違
する点についてのみ説明する。
【0121】図29は本発明の第6の実施の形態におけ
る光学式QRコード認識装置の動作を示すフローチャー
トである。
【0122】本実施の形態において、位置検出パターン
探索部26は、QRコード51の枠71a〜71d(図
19)で囲まれた4つのコーナー部周辺の範囲における
パターンマッチングを行う際に、パターンマッチングの
点数を算出する。そして、位置検出パターン判定部36
は、前記点数が最も低いコーナー部を抽出し、該コーナ
ー部が位置検出パターン52〜54が配設されていない
ものと判定する。図19(a)に示される例において
は、右下のコーナー部である。これにより、QRコード
51の向きを認識することができる。
【0123】なお、前記位置検出パターン探索部26
は、位置検出パターン52〜54が配設されていない前
記コーナー部の頂点の座標を、位置検出パターン52〜
54が配設されている残り3つのコーナー部の頂点の座
標に基づいて決定する。
【0124】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS71 センサ部15は帳票14に付与された
QRコード51の画像を読み取る。 ステップS72 角座標検出部25はQRコード51に
おける4つのコーナー部の頂点の座標を検出する。 ステップS73 位置検出用シンボルセット部28は位
置検出用シンボルをセットする。 ステップS74 位置検出パターン探索部26はQRコ
ード51の位置検出パターン52〜54を探索し、位置
検出パターンが無いコーナー部を判定する。 ステップS75 全シンボルセット部29は、4つのコ
ーナー部の頂点の座標に基づいてQRコード51のそれ
ぞれのシンボルの明暗を判定し、各シンボルの値をセッ
トする。 ステップS76 デコード部19は、前記シンボルの値
に基づき、リード・ソロモン符号を用いた誤り訂正方法
を利用して、デコードする。
【0125】このように、本実施の形態においては、Q
Rコード51の向きを認識するようになっているので、
QRコード51がいかなる向きであっても、正確に認識
することができる。
【0126】次に、本発明の第7の実施の形態について
説明する。なお、本実施の形態における光学式QRコー
ド認識装置のシステム及び構造については、前記第1の
実施の形態における光学式QRコード認識装置のシステ
ム及び構造と同様であるので、図1及び6を援用して説
明する。
【0127】図30は本発明の第7の実施の形態におけ
るシンボルセット部の構成を示す図である。
【0128】本実施の形態において、図に示されるよう
に、シンボルセット部18は、該シンボルセット部18
全体の通信手段を有する制御部27、及び、4コーナー
検出部17において検出された座標をアライメントパタ
ーンで補正し、求められたシンボルの座標の中心を算出
してシンボルの明暗を判断する中心注視部41を有す
る。
【0129】次に、前記構成の光学式QRコード認識装
置の動作について説明する。
【0130】図31は本発明の第7の実施の形態におけ
るシンボルの中心座標を検出する動作を示す図、図32
は本発明の第7の実施の形態における光学式QRコード
認識装置の動作を示すフローチャートである。
【0131】ここで、QRコード51のコーナー部の頂
点の座標を認識するまでの動作については、前記第1〜
6の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
【0132】次に、中心注視部41は、図31(a)に
示されるようなQRコード51における検出された4つ
のコーナー部の頂点の座標に基づいて、アライメントパ
ターンで補正して、図31(b)に示されるように、Q
Rコード51のそれぞれのシンボルの位置77を算出す
る。なお、図31(b)は、図31(a)に示されるQ
Rコード51の一部の拡大図であり、4つのシンボルを
示している。続いて、前記中心注視部41は、それぞれ
のシンボルの中心範囲77aの座標、すなわち、中心座
標を算出し、明暗判定用の基準単位であるモジュールと
比較して、前記中心範囲77aにおいて明暗を判定す
る。そして、該中心範囲77aの明暗の判定結果に基づ
いて、シンボルの値(1又は0)をセットする。続い
て、デコード部19は、前記シンボルの値に基づき、リ
ード・ソロモン符号を用いた誤り訂正方法を利用して、
デコードする。
【0133】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS81 センサ部15は帳票14に付与された
QRコード51の画像を読み取る。 ステップS82 4コーナー検出部17は、QRコード
51における4つのコーナー部の頂点の座標を検出す
る。 ステップS83 中心注視部41は、4つのコーナー部
の頂点の座標に基づいてシンボルの中心座標を算出し、
シンボルの明暗を判定し、各シンボルの値をセットす
る。 ステップS84 デコード部19は、前記シンボルの値
に基づき、リード・ソロモン符号を用いた誤り訂正方法
を利用して、デコードする。
【0134】このように、本実施の形態においては、中
心注視部41が、4つのコーナー部の頂点の座標に基づ
いてシンボルの中心座標を算出し、シンボルの中心範囲
において明暗を判定し、各シンボルの値をセットするの
で、QRコード51を正確にを認識することができる。
【0135】次に、本発明の第8の実施の形態について
説明する。なお、本実施の形態における光学式QRコー
ド認識装置のシステム及び構造については、前記第1の
実施の形態における光学式QRコード認識装置のシステ
ム及び構造と同様であるので、図1及び6を援用して説
明する。
【0136】図33は本発明の第8の実施の形態におけ
るシンボルセット部の構成を示す図である。
【0137】本実施の形態において、図に示されるよう
に、シンボルセット部18は、該シンボルセット部18
全体の通信手段を有する制御部27、及び、4コーナー
検出部17によって計算された座標をアライメントパタ
ーンで補正し、求められたシンボルの座標の全体範囲に
おいて、明暗のモジュールを比較する全体比較部42を
有する。
【0138】次に、前記構成の光学式QRコード認識装
置の動作について説明する。
【0139】図34は本発明の第8の実施の形態におけ
るシンボルの座標を検出する動作を示す図、図35は本
発明の第8の実施の形態における光学式QRコード認識
装置の動作を示すフローチャートである。
【0140】ここで、QRコード51のコーナー部の頂
点の座標を認識するまでの動作については、前記第1〜
7の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
【0141】次に、全体比較部42は、図34(a)に
示されるようなQRコード51における検出された4つ
のコーナー部の頂点の座標に基づいて、アライメントパ
ターンで補正して、図34(b)に示されるように、Q
Rコード51のそれぞれのシンボルの位置77を算出す
る。なお、図34(b)は、図34(a)に示されるQ
Rコード51の一部の拡大図であり、4つのシンボルを
示している。続いて、前記全体比較部42は、明暗判定
用の基準単位であるモジュールと比較して、前記シンボ
ルの位置77におけるシンボルの全体範囲において明暗
を判定する。そして、全体比較部42は、前記位置77
の明暗の判定結果に基づいて、シンボルの値(1又は
0)をセットする。続いて、デコード部19は、前記シ
ンボルの値に基づき、リード・ソロモン符号を用いた誤
り訂正方法を利用して、デコードする。
【0142】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS91 センサ部15は帳票14に付与された
QRコード51の画像を読み取る。 ステップS92 4コーナー検出部17は、QRコード
51における4つのコーナー部の頂点の座標を検出す
る。 ステップS93 全体比較部42は、4つのコーナー部
の頂点の座標に基づいてシンボルの座標を算出し、シン
ボルの明暗を判定し、各シンボルの値をセットする。 ステップS94 デコード部19は、前記シンボルの値
に基づき、リード・ソロモン符号を用いた誤り訂正方法
を利用して、デコードする。
【0143】このように、本実施の形態においては、全
体比較部42が、4つのコーナー部の頂点の座標に基づ
いてシンボルの座標を算出し、シンボルの全体範囲にお
いて明暗を判定し、各シンボルの値をセットするので、
QRコード51を正確に認識することができる。
【0144】次に、本発明の第9の実施の形態について
説明する。なお、本実施の形態における光学式QRコー
ド認識装置のシステム及び構造については、前記第1の
実施の形態における光学式QRコード認識装置のシステ
ム及び構造と同様であるので、図1及び6を援用して説
明する。
【0145】図36は本発明の第9の実施の形態におけ
るシンボルセット部の構成を示す図である。
【0146】本実施の形態において、図に示されるよう
に、シンボルセット部18は、該シンボルセット部18
全体の通信手段を有する制御部27、及び、4コーナー
検出部17によって計算された座標をアライメントパタ
ーンで補正し、求められたシンボルの座標の全体範囲に
おいて、明モジュールに重み付けをして、明暗のモジュ
ールを比較する全体比較部42aを有する。
【0147】次に、前記構成の光学式QRコード認識装
置の動作について説明する。なお、本実施の形態におけ
る光学式QRコード認識装置の動作は、前記第8の実施
の形態における光学式QRコード認識装置の動作とほぼ
同様である。そこで、該第8の実施の形態における光学
式QRコード認識装置の動作と一致する点については、
図34を援用して説明を省略し、前記第8の実施の形態
における光学式QRコード認識装置の動作と相違する点
についてのみ説明する。
【0148】図37は本発明の第9の実施の形態におけ
る光学式QRコード認識装置の動作を示すフローチャー
トである。
【0149】本実施の形態において、全体比較部42a
は、明暗判定用の基準単位であるモジュールと比較し
て、前記シンボルの位置77におけるシンボル全体の範
囲内での明暗を判定する際に、次式(2)を適用し、明
モジュールに重み付けをして、前記シンボル全体の範囲
内での明暗を判定する。 (明モジュール):(暗モジュール)=a:1(但し、a>1)・・・式(2) そして、全体比較部42aは、前記位置77の明暗の判
定結果に基づいて、シンボルの値(1又は0)をセット
する。続いて、デコード部19は、前記シンボルの値に
基づき、リード・ソロモン符号を用いた誤り訂正方法を
利用して、デコードする。
【0150】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS101 センサ部15は帳票14に付与され
たQRコード51の画像を読み取る。 ステップS102 4コーナー検出部17は、QRコー
ド51における4つのコーナー部の頂点の座標を検出す
る。 ステップS103 全体比較部42aは、4つのコーナ
ー部の頂点の座標に基づいてシンボルの座標を算出し、
明モジュールに重み付けをしてシンボルの明暗を判定
し、各シンボルの値をセットする。 ステップS104 デコード部19は、前記シンボルの
値に基づき、リード・ソロモン符号を用いた誤り訂正方
法を利用して、デコードする。
【0151】このように、本実施の形態においては、全
体比較部42aが、4つのコーナー部の頂点の座標に基
づいてシンボルの座標を算出し、明モジュールに重み付
けをしてシンボル全体の範囲内での明暗を判定し、各シ
ンボルの値をセットするので、シンボルの形状がはっき
りせずに潰(つぶ)れているQRコード51を正確に認
識することができる。
【0152】次に、本発明の第10の実施の形態につい
て説明する。なお、本実施の形態における光学式QRコ
ード認識装置のシステム及び構造については、前記第1
の実施の形態における光学式QRコード認識装置のシス
テム及び構造と同様であるので、図1及び6を援用して
説明する。
【0153】図38は本発明の第10の実施の形態にお
けるシンボルセット部の構成を示す図である。
【0154】本実施の形態において、図に示されるよう
に、シンボルセット部18は、該シンボルセット部18
全体の通信手段を有する制御部27、及び、4コーナー
検出部17によって計算された座標をアライメントパタ
ーンで補正し、求められたシンボルの座標の全体範囲に
おいて、暗モジュールに重み付けをして、明暗のモジュ
ールを比較する全体比較部42bを有する。
【0155】次に、前記構成の光学式QRコード認識装
置の動作について説明する。なお、本実施の形態におけ
る光学式QRコード認識装置の動作は、前記第8の実施
の形態における光学式QRコード認識装置の動作とほぼ
同様である。そこで、該第8の実施の形態における光学
式QRコード認識装置の動作と一致する点については、
図34を援用して説明を省略し、前記第8の実施の形態
における光学式QRコード認識装置の動作と相違する点
についてのみ説明する。
【0156】図39は本発明の第10の実施の形態にお
ける光学式QRコード認識装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【0157】本実施の形態において、全体比較部42b
は、明暗判定用の基準単位であるモジュールと比較し
て、前記シンボルの位置77におけるシンボル全体の範
囲内での明暗を判定する際に、次式(3)を適用し、暗
モジュールに重み付けをして、前記シンボル全体の範囲
内での明暗を判定する。 (明モジュール):(暗モジュール)=1:a(但し、a>1)・・・式(3) そして、全体比較部42bは、前記位置77の明暗の判
定結果に基づいて、シンボルの値(1又は0)をセット
する。続いて、デコード部19は、前記シンボルの値に
基づき、リード・ソロモン符号を用いた誤り訂正方法を
利用して、デコードする。
【0158】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS111 センサ部15は帳票14に付与され
たQRコード51の画像を読み取る。 ステップS112 4コーナー検出部17は、QRコー
ド51における4つのコーナー部の頂点の座標を検出す
る。 ステップS113 全体比較部42bは、4つのコーナ
ー部の頂点の座標に基づいてシンボルの座標を算出し、
暗モジュールに重み付けをしてシンボルの明暗を判定
し、各シンボルの値をセットする。 ステップS114 デコード部19は、前記シンボルの
値に基づき、リード・ソロモン符号を用いた誤り訂正方
法を利用して、デコードする。
【0159】このように、本実施の形態においては、全
体比較部42bが、4つのコーナー部の頂点の座標に基
づいてシンボルの座標を算出し、暗モジュールに重み付
けをしてシンボル全体の範囲内での明暗を判定し、各シ
ンボルの値をセットするので、シンボルの印刷が薄くか
すれているQRコード51を正確に認識することができ
る。
【0160】次に、本発明の第11の実施の形態につい
て説明する。なお、本実施の形態における光学式QRコ
ード認識装置のシステム及び構造については、前記第1
の実施の形態における光学式QRコード認識装置のシス
テム及び構造と同様であるので、図1及び6を援用して
説明する。また、本実施の形態におけるデコード部の構
成は、前記第5の実施の形態におけるデコード部の構成
と同様であるので図25を援用して説明する。
【0161】図40は本発明の第11の実施の形態にお
けるシンボルセット部の構成を示す図である。
【0162】本実施の形態において、図に示されるよう
に、シンボルセット部18は、該シンボルセット部18
全体の通信手段を有する制御部27、第1の方法(方法
1)でシンボルの明暗を判定し、全シンボルの明暗を判
定する全シンボルセット部(方法1)43、第2の方法
(方法2)でシンボルの明暗を判定し、リード・ソロモ
ン符号を用いた誤り訂正方法で使用されるブロック単位
での、シンボルの明暗を決定するリード・ソロモンブロ
ック単位シンボルセット部(方法2)44、及び、第3
の方法(方法3)でシンボルの明暗を判定し、リード・
ソロモン符号を用いた誤り訂正方法で使用されるブロッ
ク単位での、シンボルの明暗を決定するリード・ソロモ
ンブロック単位シンボルセット部(方法3)45を有す
る。ここで、シンボルの明暗を判定する第1〜3の方法
とは、前記第1〜10の実施の形態において説明したシ
ンボルセット部18がシンボルの明暗を判定する方法の
いずれかであれば、どの方法であってもよい。但し、前
記第1〜3の方法は互いに相違する方法である。
【0163】次に、前記構成の光学式QRコード認識装
置の動作について説明する。
【0164】図41は本発明の第11の実施の形態にお
ける光学式QRコード認識装置の動作を示す第1のフロ
ーチャート、図42は本発明の第11の実施の形態にお
ける光学式QRコード認識装置の動作を示す第2のフロ
ーチャートである。
【0165】まず、帳票14に付与されたQRコード5
1の画像は、光学式QRコード認識装置12のセンサ部
15によって読み取られ、画像メモリ16に格納され
る。そして、4コーナー検出部17は、前記画像メモリ
16に格納されたQRコード51の画像を取得し、該Q
Rコード51における4つのコーナー部の頂点の座標を
検出する。
【0166】次に、全シンボルセット部(方法1)43
が、第1の方法によって、検出された4つのコーナー部
の頂点の座標に基づいてQRコード51のそれぞれのシ
ンボルの明暗を判定し、すべてのシンボルの値をセット
する。続いて、全リード・ソロモンブロック誤り訂正部
36が、前記シンボルの値に基づき、リード・ソロモン
符号を用いた誤り訂正方法を利用して、デコードする。
ここで、すべてのリード・ソロモンブロックにおいて、
誤り訂正が成功しているか否かが判断される。そして、
誤り訂正が成功していると判断された場合は、処理を終
了する。
【0167】次に、誤り訂正が失敗しているブロックが
あると判断された場合は、リード・ソロモンブロック単
位シンボルセット部(方法2)44が、第2の方法によ
って、誤り訂正に失敗しているリード・ソロモンブロッ
クについてのみシンボルの明暗を判定し、シンボルの値
をセットする。続いて、訂正失敗リード・ソロモンブロ
ック誤り訂正部37が、誤り訂正に失敗しているリード
・ソロモンブロックについてのみ、リード・ソロモン符
号を用いた誤り訂正方法を利用して、デコードする。こ
こで、すべてのリード・ソロモンブロックにおいて、誤
り訂正が成功しているか否かが判断される。そして、誤
り訂正が成功していると判断された場合は、処理を終了
する。
【0168】次に、誤り訂正が失敗しているブロックが
あると判断された場合は、リード・ソロモンブロック単
位シンボルセット部(方法3)45が、第3の方法によ
って、誤り訂正に失敗しているリード・ソロモンブロッ
クについてのみシンボルの明暗を判定し、シンボルの値
をセットする。続いて、訂正失敗リード・ソロモンブロ
ック誤り訂正部37が、誤り訂正に失敗しているリード
・ソロモンブロックについてのみ、リード・ソロモン符
号を用いた誤り訂正方法を利用して、デコードする。
【0169】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS121 センサ部15は帳票14に付与され
たQRコード51の画像を読み取る。 ステップS122 4コーナー検出部17は、QRコー
ド51における4つのコーナー部の頂点の座標を検出す
る。 ステップS123 全シンボルセット部(方法1)43
は、第1の方法によって、QRコード51のそれぞれの
シンボルの明暗を判定し、すべてのシンボルの値をセッ
トする。 ステップS124 全リード・ソロモンブロック誤り訂
正部36は、リード・ソロモン符号を用いた誤り訂正方
法を利用して、デコードする。 ステップS125 すべてのリード・ソロモンブロック
において、誤り訂正が成功しているか否かが判断され
る。誤り訂正が成功している場合は処理を終了し、誤り
訂正が失敗した場合はステップS126に進む。 ステップS126 リード・ソロモンブロック単位シン
ボルセット部(方法2)44は、第2の方法によって、
誤り訂正に失敗しているリード・ソロモンブロックにつ
いてのみシンボルの明暗を判定し、シンボルの値をセッ
トする。 ステップS127 訂正失敗リード・ソロモンブロック
誤り訂正部37は、誤り訂正に失敗しているリード・ソ
ロモンブロックについてのみ、リード・ソロモン符号を
用いた誤り訂正方法を利用して、デコードする。 ステップS128 すべてのリード・ソロモンブロック
において、誤り訂正が成功しているか否かが判断され
る。誤り訂正が成功している場合は処理を終了し、誤り
訂正が失敗した場合はステップS129に進む。 ステップS129 リード・ソロモンブロック単位シン
ボルセット部(方法3)44は、第3の方法によって、
誤り訂正に失敗しているリード・ソロモンブロックにつ
いてのみシンボルの明暗を判定し、シンボルの値をセッ
トする。 ステップS130 訂正失敗リード・ソロモンブロック
誤り訂正部37は、誤り訂正に失敗しているリード・ソ
ロモンブロックについてのみ、リード・ソロモン符号を
用いた誤り訂正方法を利用して、デコードする。
【0170】このように、本実施の形態においては、異
なる方法で数回にわたりQRコード51のシンボルの明
暗を判定し、シンボルの値をセットするので、QRコー
ド51を正確に認識することができる。また、誤り訂正
が失敗している部分についてのみ再度誤り訂正を行うの
で、無駄な処理を省略することができるので効率よく作
業を行うことができる。
【0171】また、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0172】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、QRコードにおけるコーナー部の座標を正確に検
出され、また、シンボルの明暗の判定が正確に行われる
ので、QRコードの認識率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における光学式QR
コード認識装置の構成を示す図である。
【図2】従来のQRコードの例を示す図である。
【図3】従来の光学式QRコード認識装置のシステムを
示す図である。
【図4】従来の光学式QRコード認識装置の構成を示す
図である。
【図5】従来の光学式QRコード認識装置の動作を示す
フローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態における光学式QR
コード認識装置のシステムを示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における4コーナー
検出部の構成を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるQRコード
のコーナー部の座標を検出する動作を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態における光学式QR
コード認識装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態における4コーナ
ー検出部の構成を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるQRコー
ドのコーナー部の座標を検出する動作を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態における光学式Q
Rコード認識装置の動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施の形態における4コーナ
ー検出部の構成を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態におけるQRコー
ドのコーナー部の座標を検出する動作を示す図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態における光学式Q
Rコード認識装置の動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第4の実施の形態における4コーナ
ー検出部の構成を示す図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態におけるシンボル
セット部の構成を示す図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態におけるQRコー
ドのコーナー部の座標を検出する動作を示す第1の図で
ある。
【図19】本発明の第4の実施の形態におけるQRコー
ドのコーナー部の座標を検出する動作を示す第2の図で
ある。
【図20】本発明の第4の実施の形態におけるQRコー
ドのコーナー部の座標を検出する動作を示す第3の図で
ある。
【図21】本発明の第4の実施の形態におけるQRコー
ドのコーナー部の座標を検出する動作を示す第4の図で
ある。
【図22】本発明の第4の実施の形態における光学式Q
Rコード認識装置の動作を示すフローチャートである。
【図23】本発明の第5の実施の形態における4コーナ
ー検出部の構成を示す図である。
【図24】本発明の第5の実施の形態におけるシンボル
セット部の構成を示す図である。
【図25】本発明の第5の実施の形態におけるデコード
部の構成を示す図である。
【図26】本発明の第5の実施の形態における光学式Q
Rコード認識装置の動作を示す第1のフローチャートで
ある。
【図27】本発明の第5の実施の形態における光学式Q
Rコード認識装置の動作を示す第2のフローチャートで
ある。
【図28】本発明の第6の実施の形態における4コーナ
ー検出部の構成を示す図である。
【図29】本発明の第6の実施の形態における光学式Q
Rコード認識装置の動作を示すフローチャートである。
【図30】本発明の第7の実施の形態におけるシンボル
セット部の構成を示す図である。
【図31】本発明の第7の実施の形態におけるシンボル
の中心座標を検出する動作を示す図である。
【図32】本発明の第7の実施の形態における光学式Q
Rコード認識装置の動作を示すフローチャートである。
【図33】本発明の第8の実施の形態におけるシンボル
セット部の構成を示す図である。
【図34】本発明の第8の実施の形態におけるシンボル
の座標を検出する動作を示す図である。
【図35】本発明の第8の実施の形態における光学式Q
Rコード認識装置の動作を示すフローチャートである。
【図36】本発明の第9の実施の形態におけるシンボル
セット部の構成を示す図である。
【図37】本発明の第9の実施の形態における光学式Q
Rコード認識装置の動作を示すフローチャートである。
【図38】本発明の第10の実施の形態におけるシンボ
ルセット部の構成を示す図である。
【図39】本発明の第10の実施の形態における光学式
QRコード認識装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図40】本発明の第11の実施の形態におけるシンボ
ルセット部の構成を示す図である。
【図41】本発明の第11の実施の形態における光学式
QRコード認識装置の動作を示す第1のフローチャート
である。
【図42】本発明の第11の実施の形態における光学式
QRコード認識装置の動作を示す第2のフローチャート
である。
【符号の説明】
12 光学式QRコード認識装置 15 センサ部 17 4コーナー検出部 18 シンボルセット部 19 デコード部 51 QRコード 52、53、54 位置検出パターン

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)QRコードの画像を読み取るセン
    サ部と、(b)前記QRコードのコーナー部の座標を検
    出するコーナー検出部と、(c)前記コーナー部の座標
    に基づいて、前記QRコードのシンボルの明暗を判定
    し、該シンボルの値をセットするシンボルセット部と、
    (d)前記シンボルの値に基づいてデコードするデコー
    ド部とを有することを特徴とする光学式QRコード認識
    装置。
  2. 【請求項2】 前記コーナー検出部は、投影探索によっ
    て前記QRコードのコーナー部の座標を検出する請求項
    1に記載の光学式QRコード認識装置。
  3. 【請求項3】 前記コーナー検出部は、白抜け用投影探
    索によって前記QRコードのコーナー部の座標を検出す
    る請求項1又は2に記載の光学式QRコード認識装置。
  4. 【請求項4】 前記コーナー検出部は、斜めライン探索
    によって前記QRコードのコーナー部の座標を検出する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学式QRコード
    認識装置。
  5. 【請求項5】 前記QRコードは位置検出パターンを備
    え、前記コーナー検出部は、前記位置検出パターンのパ
    ターンマッチングを行って前記QRコードのコーナー部
    の座標を検出する請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    光学式QRコード認識装置。
  6. 【請求項6】 前記コーナー検出部は、前記QRコード
    のコーナー部の座標を異なる方法で複数回検出する請求
    項1〜5のいずれか1項に記載の光学式QRコード認識
    装置。
  7. 【請求項7】 前記コーナー検出部は、前記QRコード
    の向きを認識する請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    光学式QRコード認識装置。
  8. 【請求項8】 前記シンボルセット部は、前記シンボル
    の中心範囲において明暗を判定する請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の光学式QRコード認識装置。
  9. 【請求項9】 前記シンボルセット部は、前記シンボル
    の全体範囲において明暗を判定する請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の光学式QRコード認識装置。
  10. 【請求項10】 前記シンボルセット部は、明モジュー
    ル又は暗モジュールに重み付けをして前記シンボルの明
    暗を判定する請求項1〜9のいずれか1項に記載の光学
    式QRコード認識装置。
  11. 【請求項11】 前記シンボルセット部は、前記シンボ
    ルの明暗を異なる方法で複数回判定する請求項1〜10
    のいずれか1項に記載の光学式QRコード認識装置。
  12. 【請求項12】 (a)QRコードの画像を読み取り、
    (b)前記QRコードのコーナー部の座標を検出し、
    (c)該コーナー部の座標に基づいて、前記QRコード
    のシンボルの明暗を判定して該シンボルの値をセット
    し、(d)該シンボルの値に基づいてデコードすること
    を特徴とする光学式QRコード認識方法。
  13. 【請求項13】 投影探索によって前記QRコードのコ
    ーナー部の座標を検出する請求項12に記載の光学式Q
    Rコード認識方法。
  14. 【請求項14】 白抜け用投影探索によって前記QRコ
    ードのコーナー部の座標を検出する請求項12又は13
    に記載の光学式QRコード認識方法。
  15. 【請求項15】 斜めライン探索によって前記QRコー
    ドのコーナー部の座標を検出する請求項12〜14のい
    ずれか1項に記載の光学式QRコード認識方法。
  16. 【請求項16】 前記QRコードが備える位置検出パタ
    ーンのパターンマッチングを行って前記QRコードのコ
    ーナー部の座標を検出する請求項12〜15のいずれか
    1項に記載の光学式QRコード認識方法。
  17. 【請求項17】 前記QRコードのコーナー部の座標を
    異なる方法で複数回検出する請求項12〜16のいずれ
    か1項に記載の光学式QRコード認識方法。
  18. 【請求項18】 前記QRコードの向きを認識する請求
    項12〜17のいずれか1項に記載の光学式QRコード
    認識方法。
  19. 【請求項19】 前記シンボルの中心範囲において明暗
    を判定する請求項12〜18のいずれか1項に記載の光
    学式QRコード認識方法。
  20. 【請求項20】 前記シンボルの全体範囲において明暗
    を判定する請求項12〜18のいずれか1項に記載の光
    学式QRコード認識方法。
  21. 【請求項21】 明モジュール又は暗モジュールに重み
    付けをして前記シンボルの明暗を判定する請求項12〜
    20のいずれか1項に記載の光学式QRコード認識方
    法。
  22. 【請求項22】 前記シンボルの明暗を異なる方法で複
    数回判定する請求項12〜21のいずれか1項に記載の
    光学式QRコード認識方法。
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KR20210075362A (ko) * 2019-12-13 2021-06-23 오스템임플란트 주식회사 치과 치료 기록 방법 및 그 장치

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