JP2003195440A - Silver halide photographic sensitive material - Google Patents

Silver halide photographic sensitive material

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JP2003195440A
JP2003195440A JP2001400186A JP2001400186A JP2003195440A JP 2003195440 A JP2003195440 A JP 2003195440A JP 2001400186 A JP2001400186 A JP 2001400186A JP 2001400186 A JP2001400186 A JP 2001400186A JP 2003195440 A JP2003195440 A JP 2003195440A
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emulsion
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JP2001400186A
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Japanese (ja)
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Takanori Hioki
孝徳 日置
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a silver halide photographic sensitive material having high sensitivity, excellent graininess and little residual color after processing in rapid processing and less liable to lowering of sensitivity after storage. <P>SOLUTION: The silver halide photographic sensitive material contains at least one of the compounds of formulae (Ia)-(Ic) and at least one compound of formula (II) in an emulsion layer, wherein Z<SP>1</SP>is S, O, Se, The, N or C; R, R<SP>31</SP>and R<SP>32</SP>are each alkyl, aryl or a heterocyclic group; D is a group required to form a methine dye; Ra and Rb are each alkyl; V<SP>1</SP>and V<SP>2</SP>are each H or a substituent; M and M<SP>3</SP>are each a counter ion equilibrated with an electric charge; m and m<SP>3</SP>are each a number of ≥0 required to neutralize electric charges in each molecule; Z<SP>31</SP>and Z<SP>32</SP>are each a group of atoms required to form an N-containing heterocycle; L<SP>31</SP>-L<SP>37</SP>are each methine; p<SP>31</SP>and p<SP>32</SP>are each 0 or a; and n<SP>3</SP>is 0, 1, 2, 3 or 4. The compound of the formula (II) is excluded from the compounds of the formulae (Ia)-(Ic). <P>COPYRIGHT: (C)2003,JPO

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化銀写真
乳剤および該乳剤含有ハロゲン化銀写真感光材料に関す
るものである。さらに詳しくは、高感度で粒状性に優
れ、迅速処理においても処理後の残色が少なく、保存性
が良好なハロゲン化銀写真感光材料を提供することにあ
る。 【0002】 【従来の技術】分光増感のために用いられる増感色素
は、ハロゲン化銀写真感光材料の性能に大きな影響を与
えることが知られている。増感色素においては、構造上
の僅かな違いが、感度・被り・保存安定性・処理後の残
存着色(残色)・粒状性などの写真性能に大きな影響を
与え、また増感色素を2種以上併用することによっても
写真性能に大きな影響を与えるが、その効果を事前に予
測するのは困難であり、従来から多くの研究者は数多く
の増感色素を合成し、また数多くの増感色素の併用を検
討してその写真性能を調べる努力をしてきた。しかし依
然として写真性能を予想することができないのが現状で
ある。写真に高感度、高画質化を求められる一方で、写
真処理の迅速化の要求、環境問題に対する廃液量低減の
要求などが近年特に強まっており、残色等の悪影響を生
じさせずに、ハロゲン化銀粒子を高感度に分光増感する
技術の重要性はますます高まっている。平板状粒子は体
積に対する表面積(比表面積)が大きく、増感色素を多
量に吸着できる点で分光増感にとっては好ましく、感度
/粒状比の改良にも有効であるが、それだけ処理後の色
素の残存(残色)が多くなり、残色の問題がレギュラー
粒子よりも深刻となる。一方、写真処理においては処理
時間を短縮することが望まれているが、処理時間を短縮
すると乳剤中で使用している増感色素の残存量は増大
し、残色の問題は一層深刻となる。したがって、残色を
低減する技術が強く望まれていた。残色の改良手段とし
ては増感色素の親水性を高めることが有効であることが
知られているが、一般に親水性が高いほど増感色素のハ
ロゲン化銀粒子への吸着は弱くなるため、感度の低下な
ど写真性への悪影響が避けがたく、残色改良効果には限
度があった。また、特に平板状粒子に対して多量の増感
色素を添加した場合、高い被覆率で吸着した増感色素に
よりゼラチンの保護コロイド性が損なわれ、とりわけア
スペクト比の高い平板状粒子では主平面同士が接触し合
一することによって粒子の凝集が起こりやすくなるた
め、粒状性の悪化などの副作用が発生することが明らか
となってきた。これらの問題に対する解決策としては、
特開平6−332091号に記載されているような、実
質的に非溶解性のヨウ臭化銀微粒子乳剤を、ハロゲン化
銀乳剤の化学増感時またはそれ以降に添加する方法が知
られているが、この方法はどの乳剤にも適用できるもの
ではなく、特に高塩化銀乳剤においては適用不能である
ため、これに代わる方法が求められていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、高感
度で粒状性に優れ、迅速処理においても処理後の残色が
少なく、保存性が良好なハロゲン化銀写真感光材料を提
供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の課題は鋭意研究
を行なった結果、下記の手段によって達成することがで
きた。すなわち、 【0005】(1) 支持体上に少なくとも1層のハロ
ゲン化銀写真乳剤層を含有するハロゲン化銀写真感光材
料において、該乳剤層に下記一般式(Ia)、(I
b)、および(Ic)で表される化合物から選ばれた少
なくとも1種、および下記一般式(II)で表される化合
物を少なくとも1種含有することを特徴とするハロゲン
化銀写真感光材料。 【0006】 【化3】 【0007】式(I)中、Z1 は硫黄原子、酸素原子、
セレン原子、テルル原子、窒素原子、又は炭素原子を表
す。Rはアルキル基、アリール基または複素環基を表
す。Dはメチン色素を形成するのに必要な基を表す。R
a、及びRbは各々アルキル基を表す。V1 、及びV2
は各々水素原子又は一価の置換基を表す。Mは電荷均衡
対イオンを表し、mは分子中の電荷を中和させるために
必要な0以上の数を表す。 一般式(II) 【0008】 【化4】 【0009】式(II)中、Z31およびZ32は各々含窒素
複素環を形成するために必要な原子群を表す。ただし、
これらに環が縮環していても置換基を有していても良
い。R 31およびR32は各々アルキル基、アリール基また
は複素環基を表す。L31、L32、L33、L34、L35、L
36およびL37は各々メチン基を表す。p31およびp32
各々0または1を表す。n3は0、1、2、3または4
を表す。M3は電荷均衡対イオンを表し、m3は分子中の
電荷を中和させるために必要な0以上の数を表す。但
し、一般式(II)で表される化合物は、一般式(I
a)、(Ib)、および(Ic)で表される化合物を除
いたものである。 (2)(1)記載の一般式(Ia)、(Ib)又は(I
c)において、Dがシアニン色素を形成するのに必要な
基であることを特徴とする(1)記載のハロゲン化銀写
真感光材料。 【0010】(3)(1)記載の一般式(Ia)、(I
b)、又は(Ic)において、Dが下記D1で表される
ことを特徴とする(1)に記載のハロゲン化銀写真感光
材料。 【0011】 【化5】 【0012】D1 中、R12はアルキル基、アリール基ま
たは複素環基を表す。Z11は含窒素複素環を形成するた
めに必要な原子群を表し、さらに環が縮環していても置
換基を有していてもよい。L11、L12、L13、L14およ
びL15はそれぞれメチン基を表す。p1は0または1を
表す。n1は0、1、2、3または4を表す。 (4)(1)記載の一般式(Ia)、(Ib)、又は
(Ic)において、Rが酸基が置換したアルキル基であ
り、Dが下記D2 で表されることを特徴とする(1)に
記載のハロゲン化銀写真感光材料。 【0013】 【化6】 【0014】D2中、R22は酸基が置換したアルキル基
を表す。X22は硫黄原子、酸素原子、セレン原子、テル
ル原子、窒素原子、又は炭素原子を表す。V21、V22
23およびV24は各々水素原子または置換基を表す。但
し、V21、V22、V23およびV24において、隣接する2
つの置換基が互いに連結して飽和または不飽和の縮合環
を形成することはなく、又は芳香族基、及び芳香族複素
環基であることはない。L21、L22およびL23はそれぞ
れメチン基を表す。n2は0、又は1を表す。 【0015】(5)(1)記載の一般式(Ia)、(I
b)、又は(Ic)において、Rが酸基が置換したアル
キル基であり、Dが下記D3又はD4で表されることを特
徴とする(1)に記載のハロゲン化銀写真感光材料。 【0016】 【化7】 【0017】D3 中、R32は酸基が置換したアルキル基
を表す。X32は硫黄原子、又は酸素原子を表す。V32
ハロゲン原子を表す。D4 中、R42は酸基が置換したア
ルキル基を表す。X42は硫黄原子、又は酸素原子を表
す。V42はハロゲン原子を表す。 【0018】(6)(5)記載の一般式(Ia)、(I
b)、又は(Ic)において、X42は酸素原子を表すこ
とを特徴とする(5)に記載のハロゲン化銀写真感光材
料。 【0019】(7)(5)記載の一般式(Ia)、(I
b)、又は(Ic)において、DがD3 で表されること
を特徴とする(5)に記載のハロゲン化銀写真感光材
料。 【0020】(8)(1)〜(7)記載のハロゲン化銀
写真感光材料において、該乳剤層に一般式(Ia)、又
は(Ib)で表される化合物のうち少なくとも1種、お
よび一般式(II)で表される化合物を少なくとも1種含
有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 【0021】(9)(1)〜(8)記載の一般式(I
a)、(Ib)又は(Ic)において、Ra、及びRb
がメチル基であることを特徴とする(1)〜(8)のい
ずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料。 【0022】(10)(1)〜(9)記載の一般式(I
a)、(Ib)又は(Ic)において、Z1 が硫黄原子
であることを特徴とする(1)〜(9)のいずれかに記
載のハロゲン化銀写真感光材料。 【0023】(11)(1)〜(10)記載の一般式
(II)が下記一般式(IIa)から選ばれることを特徴と
する(1)〜(10)のいずれかに記載のハロゲン化銀
写真感光材料。 一般式(IIa) 【0024】 【化8】 【0025】式(IIa)中、X41およびX42は各々硫黄
原子、酸素原子、セレン原子、テルル原子、窒素原子、
又は炭素原子を表す。V41、V42、V43、V44、V45
46、V47およびV48は各々水素原子または置換基を表
し、隣接する2つの置換基が互いに連結して飽和または
不飽和の縮合環を形成してもよい。R41、およびR42
各々アルキル基、アリール基または複素環基を表す。L
41、L42およびL43は各々メチン基を表す。n4は0、
1、2、3または4を表す。M4は対イオンを表し、m4
は分子中の電荷を中和させるために必要な0以上の数を
表す。 【0026】(12)(1)〜(10)記載の一般式
(II)が下記一般式(III)または下記一般式(IV)か
ら選ばれることを特徴とする(1)〜(10)のいずれ
かに記載のハロゲン化銀写真感光材料。 一般式(III) 【0027】 【化9】 【0028】式(III)中、X51およびX52は各々酸素
原子または硫黄原子を表す。V51、V52、V53、V54
55およびV56は各々水素原子または置換基を表し、隣
接する2つの置換基が互いに連結して飽和または不飽和
の縮合環を形成することはない。R51、R52およびR53
は各々アルキル基、アリール基または複素環基を表す。
5は対イオンを表し、m5は分子中の電荷を中和させる
ために必要な0以上の数を表す。 一般式(IV) 【0029】 【化10】 【0030】式(IV)中、X61は酸素原子または硫黄原
子を表す。V61、V62、V63、V64、V65およびV66
各々水素原子または置換基を表し、隣接する2つの置換
基が互いに連結して飽和または不飽和の縮合環を形成す
ることはない。R61およびR 62は各々アルキル基、アリ
ール基または複素環基を表す。M6は対イオンを表し、
6は分子中の電荷を中和させるために必要な0以上の
数を表す。 【0031】(13)(12)記載の一般式(III)
において、X51およびX52が両方とも硫黄原子であるこ
とを特徴とする(12)に記載のハロゲン化銀写真感光
材料。 【0032】(14)(12)記載のハロゲン化銀写真
感光材料において、一般式(II)が一般式(IV)から選
ばれることを特徴とする(12)に記載のハロゲン化銀
写真感光材料。 (15)(1)〜(14)記載の該乳剤層において、乳
剤中のハロゲン化銀粒子の全投影面積の50%以上がア
スペクト比2以上の平板状粒子であることを特徴とする
(1)〜(14)のいずれかに記載のハロゲン化銀写真
感光材料。 【0033】(16)(1)〜(15)記載の該乳剤層
において、乳剤がセレン増感されていることを特徴とす
る(1)〜(15)のいずれかに記載のハロゲン化銀写
真感光材料。 【0034】 【発明の実施の形態】以下に本発明について説明する。
本発明において、特定の部分を「基」と称した場合に
は、当該部分はそれ自体が置換されていなくても、一種
以上の(可能な最多数までの)置換基で置換されていて
も良いことを意味する。例えば、「アルキル基」とは置
換または無置換のアルキル基を意味する。また、本発明
における化合物に使用できる置換基は、置換の有無にか
かわらず、どのような置換基でも含まれる。 【0035】このような置換基をVとすると、Vで示さ
れる置換基としては、いかなるものでも良く、特に制限
は無いが、例えば、ハロゲン原子、アルキル基[(シク
ロアルキル基、ビシクロアルキル基、トリシクロアルキ
ル基を含む)、また、アルケニル基(シクロアルケニル
基、ビシクロアルケニル基を含む)、アルキニル基、も
含むこととする。]、アリール基、複素環基(ヘテロ環
基と言っても良い)、シアノ基、ヒドロキシル基、ニト
ロ基、カルボキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、シリルオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アシルオキシ
基、カルバモイルオキシ基、アルコキシカルボニルオキ
シ基、アリールオキシカルボニルオキシ基、アミノ基
(アニリノ基を含む)、アンモニオ基、アシルアミノ
基、アミノカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニル
アミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、スルフ
ァモイルアミノ基、アルキル及びアリールスルホニルア
ミノ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アリールチオ
基、ヘテロ環チオ基、スルファモイル基、スルホ基、ア
ルキル及びアリールスルフィニル基、アルキル及びアリ
ールスルホニル基、アシル基、アリールオキシカルボニ
ル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アリ
ール及びヘテロ環アゾ基、イミド基、ホスフィノ基、ホ
スフィニル基、ホスフィニルオキシ基、ホスフィニルア
ミノ基、ホスホノ基、シリル基、ヒドラジノ基、ウレイ
ド基、ボロン酸基(-B(OH)2 )、ホスファト基(-OPO(O
H)2)、スルファト基(-OSO3H)、その他の公知の置換
基、が例として挙げられる。 【0036】更に詳しくは、Vは、ハロゲン原子(例え
ば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、
アルキル基[直鎖、分岐、環状の置換もしくは無置換の
アルキル基を表す。それらは、アルキル基(好ましくは
炭素数1から30のアルキル基、例えばメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、n−オ
クチル、エイコシル、2−クロロエチル、2−シアノエ
チル、2―エチルヘキシル)、シクロアルキル基(好ま
しくは、炭素数3から30の置換または無置換のシクロ
アルキル基、例えば、シクロヘキシル、シクロペンチ
ル、4−n−ドデシルシクロヘキシル)、ビシクロアル
キル基(好ましくは、炭素数5から30の置換もしくは
無置換のビシクロアルキル基、つまり、炭素数5から3
0のビシクロアルカンから水素原子を一個取り去った一
価の基である。例えば、ビシクロ[1,2,2]ヘプタ
ン−2−イル、ビシクロ[2,2,2]オクタン−3−
イル)、更に環構造が多いトリシクロ構造なども包含す
るものである。以下に説明する置換基の中のアルキル基
(例えばアルキルチオ基のアルキル基)はこのような概
念のアルキル基を表すが、さらにアルケニル基、アルキ
ニル基も含むこととする。]、アルケニル基[直鎖、分
岐、環状の置換もしくは無置換のアルケニル基を表す。
それらは、アルケニル基(好ましくは炭素数2から30
の置換または無置換のアルケニル基、例えば、ビニル、
アリル、プレニル、ゲラニル、オレイル)、シクロアル
ケニル基(好ましくは、炭素数3から30の置換もしく
は無置換のシクロアルケニル基、つまり、炭素数3から
30のシクロアルケンの水素原子を一個取り去った一価
の基である。例えば、2−シクロペンテン−1−イル、
2−シクロヘキセン−1−イル)、ビシクロアルケニル
基(置換もしくは無置換のビシクロアルケニル基、好ま
しくは、炭素数5から30の置換もしくは無置換のビシ
クロアルケニル基、つまり二重結合を一個持つビシクロ
アルケンの水素原子を一個取り去った一価の基である。
例えば、ビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン−1
−イル、ビシクロ[2,2,2]オクト−2−エン−4
−イル)を包含するものである。]、アルキニル基(好
ましくは、炭素数2から30の置換または無置換のアル
キニル基、例えば、エチニル、プロパルギル、トリメチ
ルシリルエチニル基)]、アリール基(好ましくは炭素
数6から30の置換もしくは無置換のアリール基、例え
ばフェニル、p−トリル、ナフチル、m−クロロフェニ
ル、o−ヘキサデカノイルアミノフェニル)、複素環基
(好ましくは5または6員の置換もしくは無置換の、芳
香族もしくは非芳香族の複素環化合物から一個の水素原
子を取り除いた一価の基であり、更に好ましくは、炭素
数3から30の5もしくは6員の芳香族の複素環基であ
る。例えば、2−フリル、2−チエニル、2−ピリミジ
ニル、2−ベンゾチアゾリル、なお、1−メチル−2−
ピリジニオ、1−メチル−2−キノリニオのようなカチ
オン性の複素環基でも良い。)、シアノ基、ヒドロキシ
ル基、ニトロ基、カルボキシル基、アルコキシ基(好ま
しくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換のアル
コキシ基、例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロポキ
シ、t−ブトキシ、n−オクチルオキシ、2−メトキシ
エトキシ)、アリールオキシ基(好ましくは、炭素数6
から30の置換もしくは無置換のアリールオキシ基、例
えば、フェノキシ、2−メチルフェノキシ、4−t−ブ
チルフェノキシ、3−ニトロフェノキシ、2−テトラデ
カノイルアミノフェノキシ)、シリルオキシ基(好まし
くは、炭素数3から20のシリルオキシ基、例えば、ト
リメチルシリルオキシ、t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)、ヘテロ環オキシ基(好ましくは、炭素数2から3
0の置換もしくは無置換のヘテロ環オキシ基、1−フェ
ニルテトラゾールー5−オキシ、2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)、アシルオキシ基(好ましくはホルミルオ
キシ基、炭素数2から30の置換もしくは無置換のアル
キルカルボニルオキシ基、炭素数6から30の置換もし
くは無置換のアリールカルボニルオキシ基、例えば、ホ
ルミルオキシ、アセチルオキシ、ピバロイルオキシ、ス
テアロイルオキシ、ベンゾイルオキシ、p−メトキシフ
ェニルカルボニルオキシ)、カルバモイルオキシ基(好
ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換のカ
ルバモイルオキシ基、例えば、N,N−ジメチルカルバ
モイルオキシ、N,N−ジエチルカルバモイルオキシ、
モルホリノカルボニルオキシ、N,N−ジ−n−オクチ
ルアミノカルボニルオキシ、N−n−オクチルカルバモ
イルオキシ)、アルコキシカルボニルオキシ基(好まし
くは、炭素数2から30の置換もしくは無置換アルコキ
シカルボニルオキシ基、例えばメトキシカルボニルオキ
シ、エトキシカルボニルオキシ、t−ブトキシカルボニ
ルオキシ、n−オクチルカルボニルオキシ)、アリール
オキシカルボニルオキシ基(好ましくは、炭素数7から
30の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル
オキシ基、例えば、フェノキシカルボニルオキシ、p−
メトキシフェノキシカルボニルオキシ、p−n−ヘキサ
デシルオキシフェノキシカルボニルオキシ)、アミノ基
(好ましくは、アミノ基、炭素数1から30の置換もし
くは無置換のアルキルアミノ基、炭素数6から30の置
換もしくは無置換のアニリノ基、例えば、アミノ、メチ
ルアミノ、ジメチルアミノ、アニリノ、N-メチル−アニ
リノ、ジフェニルアミノ)、アンモニオ基(好ましくは
アンモニオ基、炭素数1から30の置換もしくは無置換
のアルキル、アリール、ヘテロ環が置換したアンモニオ
基、例えば、トリメチルアンモニオ、トリエチルアンモ
ニオ、ジフェニルメチルアンモニオ)、アシルアミノ基
(好ましくは、ホルミルアミノ基、炭素数1から30の
置換もしくは無置換のアルキルカルボニルアミノ基、炭
素数6から30の置換もしくは無置換のアリールカルボ
ニルアミノ基、例えば、ホルミルアミノ、アセチルアミ
ノ、ピバロイルアミノ、ラウロイルアミノ、ベンゾイル
アミノ、3,4,5−トリ−n−オクチルオキシフェニ
ルカルボニルアミノ)、アミノカルボニルアミノ基(好
ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換のア
ミノカルボニルアミノ、例えば、カルバモイルアミノ、
N,N−ジメチルアミノカルボニルアミノ、N,N−ジ
エチルアミノカルボニルアミノ、モルホリノカルボニル
アミノ)、アルコキシカルボニルアミノ基(好ましくは
炭素数2から30の置換もしくは無置換アルコキシカル
ボニルアミノ基、例えば、メトキシカルボニルアミノ、
エトキシカルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニルア
ミノ、n−オクタデシルオキシカルボニルアミノ、N−
メチルーメトキシカルボニルアミノ)、アリールオキシ
カルボニルアミノ基(好ましくは、炭素数7から30の
置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニルアミノ
基、例えば、フェノキシカルボニルアミノ、p-クロロフ
ェノキシカルボニルアミノ、m-n−オクチルオキシフェ
ノキシカルボニルアミノ)、スルファモイルアミノ基
(好ましくは、炭素数0から30の置換もしくは無置換
のスルファモイルアミノ基、例えば、スルファモイルア
ミノ、N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ、N−
n−オクチルアミノスルホニルアミノ)、アルキル及び
アリールスルホニルアミノ基(好ましくは炭素数1から
30の置換もしくは無置換のアルキルスルホニルアミ
ノ、炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリール
スルホニルアミノ、例えば、メチルスルホニルアミノ、
ブチルスルホニルアミノ、フェニルスルホニルアミノ、
2,3,5−トリクロロフェニルスルホニルアミノ、p
−メチルフェニルスルホニルアミノ)、メルカプト基、
アルキルチオ基(好ましくは、炭素数1から30の置換
もしくは無置換のアルキルチオ基、例えばメチルチオ、
エチルチオ、n−ヘキサデシルチオ)、アリールチオ基
(好ましくは炭素数6から30の置換もしくは無置換の
アリールチオ、例えば、フェニルチオ、p−クロロフェ
ニルチオ、m−メトキシフェニルチオ)、ヘテロ環チオ
基(好ましくは炭素数2から30の置換または無置換の
ヘテロ環チオ基、例えば、2−ベンゾチアゾリルチオ、
1−フェニルテトラゾール−5−イルチオ)、スルファ
モイル基(好ましくは炭素数0から30の置換もしくは
無置換のスルファモイル基、例えば、N−エチルスルフ
ァモイル、N−(3−ドデシルオキシプロピル)スルフ
ァモイル、N,N−ジメチルスルファモイル、N−アセ
チルスルファモイル、N−ベンゾイルスルファモイル、
N−(N‘−フェニルカルバモイル)スルファモイ
ル)、スルホ基、アルキル及びアリールスルフィニル基
(好ましくは、炭素数1から30の置換または無置換の
アルキルスルフィニル基、6から30の置換または無置
換のアリールスルフィニル基、例えば、メチルスルフィ
ニル、エチルスルフィニル、フェニルスルフィニル、p
−メチルフェニルスルフィニル)、アルキル及びアリー
ルスルホニル基(好ましくは、炭素数1から30の置換
または無置換のアルキルスルホニル基、6から30の置
換または無置換のアリールスルホニル基、例えば、メチ
ルスルホニル、エチルスルホニル、フェニルスルホニ
ル、p−メチルフェニルスルホニル)、アシル基(好ま
しくはホルミル基、炭素数2から30の置換または無置
換のアルキルカルボニル基、炭素数7から30の置換も
しくは無置換のアリールカルボニル基、炭素数4から3
0の置換もしくは無置換の炭素原子でカルボニル基と結
合しているヘテロ環カルボニル基、例えば、アセチル、
ピバロイル、2−クロロアセチル、ステアロイル、ベン
ゾイル、p−n−オクチルオキシフェニルカルボニル、
2―ピリジルカルボニル、2―フリルカルボニル)、ア
リールオキシカルボニル基(好ましくは、炭素数7から
30の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル
基、例えば、フェノキシカルボニル、o−クロロフェノ
キシカルボニル、m−ニトロフェノキシカルボニル、p
−t−ブチルフェノキシカルボニル)、アルコキシカル
ボニル基(好ましくは、炭素数2から30の置換もしく
は無置換アルコキシカルボニル基、例えば、メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニ
ル、n−オクタデシルオキシカルボニル)、カルバモイ
ル基(好ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無
置換のカルバモイル、例えば、カルバモイル、N−メチ
ルカルバモイル、N,N−ジメチルカルバモイル、N,
N−ジ−n−オクチルカルバモイル、N−(メチルスル
ホニル)カルバモイル)、アリール及びヘテロ環アゾ基
(好ましくは炭素数6から30の置換もしくは無置換の
アリールアゾ基、炭素数3から30の置換もしくは無置
換のヘテロ環アゾ基、例えば、フェニルアゾ、p−クロ
ロフェニルアゾ、5−エチルチオ−1,3,4−チアジ
アゾール−2−イルアゾ)、イミド基(好ましくは、N
−スクシンイミド、N−フタルイミド)、ホスフィノ基
(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換
のホスフィノ基、例えば、ジメチルホスフィノ、ジフェ
ニルホスフィノ、メチルフェノキシホスフィノ)、ホス
フィニル基(好ましくは、炭素数2から30の置換もし
くは無置換のホスフィニル基、例えば、ホスフィニル、
ジオクチルオキシホスフィニル、ジエトキシホスフィニ
ル)、ホスフィニルオキシ基(好ましくは、炭素数2か
ら30の置換もしくは無置換のホスフィニルオキシ基、
例えば、ジフェノキシホスフィニルオキシ、ジオクチル
オキシホスフィニルオキシ)、ホスフィニルアミノ基
(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換
のホスフィニルアミノ基、例えば、ジメトキシホスフィ
ニルアミノ、ジメチルアミノホスフィニルアミノ)、ホ
スフォ基、シリル基(好ましくは、炭素数3から30の
置換もしくは無置換のシリル基、例えば、トリメチルシ
リル、t−ブチルジメチルシリル、フェニルジメチルシ
リル)、ヒドラジノ基(好ましくは炭素数0から30の
置換もしくは無置換のヒドラジノ基、例えば、トリメチ
ルヒドラジノ)、ウレイド基(好ましくは炭素数0から
30の置換もしくは無置換のウレイド基、例えばN,N
−ジメチルウレイド)、を表わす。 【0037】また、2つのVが共同して環(芳香族、又
は非芳香族の炭化水素環、又は複素環。これらは、さら
に組み合わされて多環縮合環を形成することができる。
例えばベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フ
ェナントレン環、フルオレン環、トリフェニレン環、ナ
フタセン環、ビフェニル環、ピロール環、フラン環、チ
オフェン環、イミダゾール環、オキサゾール環、チアゾ
ール環、ピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリ
ダジン環、インドリジン環、インドール環、ベンゾフラ
ン環、ベンゾチオフェン環、イソベンゾフラン環、キノ
リジン環、キノリン環、フタラジン環、ナフチリジン
環、キノキサリン環、キノキサゾリン環、イソキノリン
環、カルバゾール環、フェナントリジン環、アクリジン
環、フェナントロリン環、チアントレン環、クロメン
環、キサンテン環、フェノキサチイン環、フェノチアジ
ン環、フェナジン環、が挙げられる。)を形成すること
もできる。 【0038】上記の置換基Vの中で、水素原子を有する
ものは、これを取り去り更に上記の基で置換されていて
も良い。そのような置換基の例としては、−CONHS
2−基(スルホニルカルバモイル基、カルボニルスル
ファモイル基)、−CONHCO−基(カルボニルカル
バモイル基)、−SO2 NHSO2 −基(スルフォニル
スルファモイル基)、が挙げられる。より具体的には、
アルキルカルボニルアミノスルホニル基(例えば、アセ
チルアミノスルホニル)、アリールカルボニルアミノス
ルホニル基(例えば、ベンゾイルアミノスルホニル
基)、アルキルスルホニルアミノカルボニル基(例え
ば、メチルスルホニルアミノカルボニル)、アリールス
ルホニルアミノカルボニル基(例えば、p−メチルフェ
ニルスルホニルアミノカルボニル)が挙げられる。 【0039】以下に本発明の一般式(Ia)、(Ib
)、及び(Ic)で表されるメチン色素について詳し
く説明する。(Ia)、(Ib )、及び(Ic)の各々
の、Z1、R、D、V1 、V2 、Ra、Rb、M、mは
同一であっても異なっていても良い。(Ia)、(Ib
)、及び(Ic)のうち、好ましくは(Ia)及び
(Ib)である。Z1 は、硫黄原子、酸素原子、セレン
原子、テルル原子、窒素原子(N−Va)、又は炭素原
子(CVb c )を表す。ここで、Va 、Vb 、Vc
水素原子、又は置換基(例えば、前述のV)であるが、
好ましくは、水素原子、アルキル基、アリール基、又は
複素環基である。アルキル基、アリール基、又は複素環
基としては後述のRと同様なものが挙げられ、同様なも
のが好ましい。特に好ましくは、アルキル基である。Z
1 として好ましくは、硫黄原子、酸素原子、セレン原
子、又は窒素原子であり、さらに好ましくは、硫黄原
子、酸素原子、又はセレン原子であり、特に好ましくは
硫黄原子、又は酸素原子であり、最も好ましくは硫黄原
子である。Z1 が硫黄原子の場合、特に優れた写真性能
を示す。 【0040】Rはアルキル基、アリール基、又は複素環
基であり、好ましくはアルキル基、又はアリール基であ
り、特に好ましくはアルキル基である。Rとして表され
るアルキル基、アリール基、及び複素環基として、具体
的には、例えば、炭素原子1から18、好ましくは1か
ら7、特に好ましくは1から4の無置換アルキル基(例
えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、ヘキシル、オクチル、ドデシル、オク
タデシル)、炭素原子1から18、好ましくは1から
7、特に好ましくは1から4の置換アルキル基{例えば
置換基として前述のVが置換したアルキル基が挙げられ
る。特に、上述した酸基を持つアルキル基が好ましい。
好ましくはアラルキル基(例えばベンジル、2−フェニ
ルエチル)、不飽和炭化水素基(例えばアリル基、ビニ
ル基、すなわち、ここでは置換アルキル基にアルケニル
基、アルキニル基も含まれることとする。)、ヒドロキ
シアルキル基(例えば、2−ヒドロキシエチル、3−ヒ
ドロキシプロピル)、カルボキシアルキル基(例えば、
2−カルボキシエチル、3−カルボキシプロピル、4−
カルボキシブチル、カルボキシメチル)、アルコキシア
ルキル基(例えば、2−メトキシエチル、2−(2−メ
トキシエトキシ)エチル)、アリーロキシアルキル基
(例えば2ーフェノキシエチル、2ー(1ーナフトキ
シ)エチル)、アルコキシカルボニルアルキル基(例え
ばエトキシカルボニルメチル、2ーベンジルオキシカル
ボニルエチル)、アリーロキシカルボニルアルキル基
(例えば3ーフェノキシカルボニルプロピル)、アシル
オキシアルキル基(例えば2ーアセチルオキシエチ
ル)、アシルアルキル基(例えば2ーアセチルエチ
ル)、カルバモイルアルキル基(例えば2ーモルホリノ
カルボニルエチル)、スルファモイルアルキル基(例え
ばN,Nージメチルスルファモイルメチル)、スルホア
ルキル基(例えば、2−スルホエチル、3−スルホプロ
ピル、3−スルホブチル、4−スルホブチル、2−[3
−スルホプロポキシ]エチル、2−ヒドロキシ−3−ス
ルホプロピル、3−スルホプロポキシエトキシエチ
ル)、スルホアルケニル基、スルファトアルキル基(例
えば、2−スルファトエチル基、3−スルファトプロピ
ル、4−スルファトブチル)、複素環置換アルキル基
(例えば2−(ピロリジン−2−オン−1−イル)エチ
ル、テトラヒドロフルフリル)、アルキルスルホニルカ
ルバモイルアルキル基(例えばメタンスルホニルカルバ
モイルメチル基)、アシルカルバモイルアルキル基(例
えばアセチルカルバモイルメチル基)、アシルスルファ
モイルアルキル基(例えばアセチルスルファモイルメチ
ル基)、アルキルスルフォニルスルファモイルアルキル
基(例えばメタンスルフォニルスルファモイルメチル
基)}、炭素数6から20、好ましくは炭素数6から1
0、さらに好ましくは炭素数6から8の置換または無置
換アリール基(置換基の例としては前述のVが挙げられ
る。具体的にはフェニル基、1−ナフチル基、p−メト
キシフェニル基、p−メチルフェニル基、p−クロロフ
ェニル基などが挙げられる。)、炭素数1から20、好
ましくは炭素数3から10、さらに好ましくは炭素数4
から8の置換または無置換複素環基(置換基の例として
は前述のVが挙げられる。具体的には2ーフリル基、2
−チエニル基、2−ピリジル基、3−ピラゾリル、3−
イソオキサゾリル、3−イソチアゾリル、2−イミダゾ
リル、2−オキサゾリル、2−チアゾリル、2−ピリダ
ジル、2−ピリミジル、3−ピラジル、2−(1,3,5-ト
リアゾリル)、3−(1,2,4-トリアゾリル)、5−テト
ラゾリル、5−メチル−2−チエニル基、4−メトキシ
−2−ピリジル基などが挙げられる。)が挙げられる。 【0041】Rとして好ましくは無置換アルキル基、又
は置換アルキル基であり、置換アルキル基として好まし
くは酸基が置換したアルキル基である。ここで、酸基に
ついて説明する。酸基とは、解離性プロトンを有する基
である。具体的には、例えばスルホ基、カルボキシル
基、スルファト基、−CONHSO2 −基(スルホニル
カルバモイル基、カルボニルスルファモイル基)、−C
ONHCO−基(カルボニルカルバモイル基)、−SO
2 NHSO2 −基(スルフォニルスルファモイル基)、
スルホンアミド基、スルファモイル基、ホスファト基、
ホスホノ基、ボロン酸基、フェノール性水酸基など、こ
れらのpkaと周りのpHによっては、プロトンが解離
する基が挙げられる。例えばpH5〜11の間で90%以上解離
することが可能なプロトン解離性酸性基が好ましい。さ
らに好ましくはスルホ基、カルボキシル基、−CONH
SO2 −基、−CONHCO−基、−SO2 NHSO2
−基であり、特に好ましくは、スルホ基、カルボキシル
基であり、最も好ましくはスルホ基である。 【0042】酸基を持つアルキル基として、具体的に特
に好ましくは3−スルホプロピル基、4−スルホブチル
基、3−スルホブチル基、2−スルホエチル基、カルボ
キシメチル基、カルボキシエチル基、カルボキシプロピ
ル基、メタンスルホニルカルバモイルメチル基であり、
最も好ましくは3−スルホプロピル基、4−スルホブチ
ル基、3−スルホブチル基、2−スルホエチル基、カル
ボキシメチル基、メタンスルホニルカルバモイルメチル
基である。 【0043】スルホ基、カルボキシル基、−CONHS
2 −基、−CONHCO−基、−SO2 NHSO2
基が置換したアルキル基として好ましいものを、式の形
で表すと下記のように表現できる。 【0044】 【化11】【0045】Qa はRがアルキル基を形成するのに必要
な連結基(好ましくは2価の連結基)を表す。Ra 、R
b 、Rc 、及びRd は各々、アルキル基、アリール基、
複素環基、アルコキシ基、アリーロキシ基、ヘテロシク
リルオキシ基、又はアミノ基を表わす。 【0046】Qa は上記の要件を満たすものであればい
かなる連結基でも良いが、炭素原子、窒素原子、硫黄原
子、酸素原子のうち、少なくとも1種を含む原子又は原
子団からなる。好ましくはアルキレン基(例えばメチレ
ン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタ
メチレン、メチルトリメチレン)、アルケニレン基(例
えば、エテニレン、プロペニレン)、アルキニレン基
(例えば、エチニレン、プロピニレン)、アミド基、エ
ステル基、スルホアミド基、スルホン酸エステル基、ウ
レイド基、スルホニル基、スルフィニル基、チオエーテ
ル基、エーテル基、カルボニル基、−N(Vd )−(V
d は水素原子、又は一価の置換基を表わす。一価の置換
基としては前述のVが挙げられる。)、を1つまたはそ
れ以上組み合わせて構成される炭素数0以上10以下、
好ましくは炭素数1以上5以下の連結基を表す。 【0047】上記の連結基は、更に前述のVで表わされ
る置換基を有しても良く、また、環(芳香族、又は非芳
香族の炭化水素環、又は複素環)を含有しても良い。但
し、これらの連結基において、ヘテロ原子を含まない場
合がより好ましい。また、前述のVで表わされる置換基
で置換されていない場合がより好ましい。 【0048】さらに好ましくは炭素数1以上5以下のア
ルキレン基(例えばメチレン、エチレン、トリメチレ
ン、テトラメチレン、ペンタメチレン、メチルトリメチ
レン)、炭素数2以上5以下のアルケニレン基(例え
ば、エテニレン、プロペニレン)、炭素数2以上5以下
のアルキニレン基(例えば、エチニレン、プロピニレ
ン)、を1つ又はそれ以上組み合わせて構成される炭素
数1以上5以下の2価の連結基である。特に好ましく
は、炭素数1以上5以下のアルキレン基(好ましくはメ
チレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン)で
ある。 【0049】Xa がスルホ基の場合は、Qa としてさら
に好ましくはエチレン、トリメチレン、テトラメチレ
ン、メチルトリメチレンであり、特に好ましくはトリメ
チレンである。Xa がカルボキシル基の場合は、Qa
してさらに好ましくはメチレン、エチレン、トリメチレ
ンであり、特に好ましくはメチレンである。Xa が -CO
NHSO2Ra、SO2NHCORb、CONHCORc、SO2NHSO2Rdの場合は、
a としてさらに好ましくはメチレン、エチレン、トリ
メチレンであり、特に好ましくはメチレンである。 【0050】Ra 、Rb 、Rc 、Rd は各々アルキル
基、アリール基、複素環基、アルコキシ基、アリーロキ
シ基、ヘテロシクリルオキシ基、又はアミノ基を表わす
が、好ましく次のものが挙げられる。 【0051】例えば、炭素数1から18、好ましくは炭
素数1から10、さらに好ましくは炭素数1から5の無
置換アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、
ブチル)、炭素数1から18、好ましくは炭素数1から
10、さらに好ましくは炭素数1から5の置換アルキル
基(ヒドロキシメチル、トリフルオロメチル、ベンジ
ル、カルボキシエチル、エトキシカルボニルメチル、ア
セチルアミノメチル、また、ここでは好ましくは炭素数
2から18、さらに好ましくは炭素数3から10、特に
好ましくは炭素数3から5の不飽和炭化水素基(例えば
ビニル基、エチニル基、1ーシクロヘキセニル基、ベン
ジリジン基、ベンジリデン基)も置換アルキル基に含ま
れることにする。)、炭素数6から20、好ましくは炭
素数6から15、さらに好ましくは炭素数6から10の
置換または無置換のアリール基(例えばフェニル、ナフ
チル、p−カルボキシフェニル、p−ニトロフェニル、
3、5ージクロロフェニル、p−シアノフェニル、m−
フルオロフェニル、p−トリル)、炭素数1から20、
好ましくは炭素数2から10、さらに好ましくは炭素数
4から6の置換されても良いヘテロ環基(例えばピリジ
ル、5ーメチルピリジル、チエニル、フリル、モルホリ
ノ、テトラヒドロフルフリル)、炭素数1から10、好
ましくは炭素数1から8のアルコキシ基(例えばメトキ
シ、エトキシ、2ーメトキシエトキシ、2−ヒドロキシ
エトキシ、2ーフェニルエトキシ)、炭素数6から2
0、好ましくは炭素数6から12、さらに好ましくは炭
素数6から10のアリールオキシ基(例えばフェノキ
シ、p−メチルフェノキシ、p−クロロフェノキシ、ナ
フトキシ)、炭素数1から20、好ましくは炭素数3か
ら12、さらに好ましくは炭素数3から10のヘテロシ
クリルオキシ基(複素環基で置換されたオキシ基を意味
する。例えば2−チエニルオキシ、2−モルホリノオキ
シ)、アミノ基としては炭素0から20、好ましくは炭
素数0から12、さらに好ましくは炭素数0から8のア
ミノ基(例えば、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミ
ノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ、ヒドロキシエチル
アミノ、ベンジルアミノ、アニリノ、ジフェニルアミ
ノ、環を形成したモルホリノ、ピロリジノ)が挙げられ
る。さらに、これらに、前述のVが置換していても良
い。さらに好ましくは、メチル基、エチル基、ヒドロキ
シエチル基であり、特に好ましくはメチル基である。 【0052】なお、酸基において、例えばカルボキシル
基、解離性の窒素原子などは、解離していない形で表記
(CO2 H)、(NH)しても、解離した形(CO
2 - )、(N- )で表記してもどちらでも良い。実際に
は、色素の置かれたpHなどの環境により解離状態にな
ったり、非解離状態になったりする。対イオンとして陽
イオンが存在する場合、例えば(CO2 - 、Na+ )、
(N - 、Na+ )と表記しても良い。非解離状態では
(CO2 H)、(NH)と表記するが、対イオンのカチ
オン化合物がプロトンと考えれば、(CO2 -
+ )、(N- 、H+ )と表記することも可能である。 【0053】V1 、及びV2 は、各々独立に水素原子、
又は一価の置換基を表す。一価の置換基としては、例え
ば前述のVが挙げられる。一価の置換基として好ましく
はヨウ素原子よりも親水性の高い置換基であり、さらに
好ましくは塩素原子と同じか、さらに親水性の高い置換
基である。例えば、具体的には、臭素原子、塩素原子、
フッ素原子、ヒドロキシル基、カルボキシル基、メチル
基、メトキシ基が挙げられる。V1 、及びV2 として最
も好ましくは、水素原子である場合である。 【0054】Ra、及びRbは、各々独立にアルキル基
を表す。Ra、及びRbとしては、前述のRのアルキル
基の説明で挙げたものと同様のものが挙げられる。Ra
とRbは互いに共同して環を形成してもよく、例えば具
体的には無置換アルキレン(例えば、トリメチレン、テ
トラメチレン)が挙げられるが、このような環は形成し
ていない方が好ましい。Ra、及びRbとして好ましく
は炭素数1〜3の無置換アルキル基(例えば、メチル、
エチル、プロピル)であり、さらに好ましくはメチル、
エチルであり、特に好ましくはメチルである。 【0055】Mは色素のイオン電荷を中性にするために
必要であるとき、陽イオンまたは陰イオンの存在を示す
ために式の中に含められている。ある色素が陽イオン、
陰イオンであるか、あるいは正味のイオン電荷を持つか
どうかは、その置換基および溶液中の環境(pHなど)
に依存する。典型的な陽イオンとしては水素イオン(H
+)、アルカリ金属イオン(例えばナトリウムイオン、
カリウムイオン、リチウムイオン)、アルカリ土類金属
イオン(例えばカルシウムイオン)などの無機陽イオ
ン、アンモニウムイオン(例えば、アンモニウムイオ
ン、テトラアルキルアンモニウムイオン、トリエチルア
ンモニウムイオン、ピリジニウムイオン、エチルピリジ
ニウムイオン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]
−7−ウンデセニウムイオン)などの有機イオンが挙げ
られる。陰イオンは無機陰イオンあるいは有機陰イオン
のいずれであってもよく、ハロゲン化物陰イオン(例え
ばフッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ
化物イオン)、置換アリ−ルスルホン酸イオン(例えば
p−トルエンスルホン酸イオン、p−クロルベンゼンス
ルホン酸イオン)、アリ−ルジスルホン酸イオン(例え
ば1,3−ベンゼンスルホン酸イオン、1,5−ナフタ
レンジスルホン酸イオン、2,6−ナフタレンジスルホ
ン酸イオン)、アルキル硫酸イオン(例えばメチル硫酸
イオン)、硫酸イオン、チオシアン酸イオン、過塩素酸
イオン、テトラフルオロホウ酸イオン、ピクリン酸イオ
ン、酢酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン
が挙げられる。さらに、イオン性ポリマーまたは色素と
逆電荷を有する他の色素を用いてもよい。好ましい陽イ
オンは、ナトリウムイオン、カリウムイオン、トリエチ
ルアンモニウムイオン、テトラエチルアンモニウムイオ
ン、ピリジニウムイオン、エチルピリジニウムイオン、
メチルピリジニウムイオンであり、さらにナトリウム、
カリウム、トリエチルアンモニウム、ピリジニウム、N
−エチルピリジニウムが好ましい。好ましい陰イオンは
過塩素酸イオン、ヨウ化物イオン、臭化物イオン、置換
アリールスルホン酸イオン(例えばp−トルエンスルホ
ン酸イオン)である。特に陽イオンであることが好まし
い。mは電荷を均衡させるのに必要な0以上の数を表
し、分子内塩を形成する場合は0である。好ましくは0
以上4以下の数であり、さらに好ましくは0、1、2ま
たは3である。 【0056】Dはメチン色素を形成するのに必要な基で
あり、Dによりいかなるメチン色素を形成することも可
能であるが、好ましくはシアニン色素、メロシアニン色
素、ロダシアニン色素、3核メロシアニン色素、4核メ
ロシアニン色素、アロポーラー色素、ヘミシアニン色
素、スチリル色素などが挙げられる。これらの色素の詳
細については、F.M.Hamer著「Heterocyclic Compounds-
Cyanine Dyes and Related Compounds」、John Wiley &
Sons社−ニューヨーク、ロンドン、1964年刊、D.
M.Sturmer著「Heterocyclic Compounds-Special topics
in heterocyclicchemistry」、第18章、第14節、
第482〜515頁、ジョン・ウィリー・アンド・サン
ズ(John Wiley & Sons) 社−ニューヨーク、ロンドン、
1977年刊、などに記載されている。好ましい色素の
一般式としては、米国特許第5,994,051号第3
2〜36欄記載の一般式、および同第5,747,23
6号第30〜34欄記載の一般式が挙げられる。また、
シアニン色素、メロシアニン色素、ロダシアニン色素の
一般式は、米国特許第5,340,694号第21〜2
2欄の(XI)、(XII)、(XIII)に示されているもの
(ただし、n12、n15、n17、n18の数は限定せず、0
以上の整数(好ましくは4以下))が好ましい。Dによ
り形成されるメチン色素として、さらに好ましくはシア
ニン色素、及びメロシアニン色素であり、このような場
合、一般式(II)の化合物との併用でさらに優れた写真
性能を示す。また、Dにより形成されるメチン色素とし
て、特に好ましくはシアニン色素であり、このような場
合、一般式(II)の化合物との併用で特に優れた写真性
能を示す。 【0057】なお、一般式(Ia)、(Ib)、及び
(Ic)において、Dによりシアニン色素が形成される
場合などは、各々下記一般式のような共鳴式で表現する
ことも可能である。 【0058】 【化12】 【0059】一般式(Ia)、(Ib)、及び(Ic)
において、好ましいのはDが上記のD1 、又は下記のD
a 、Db 、又はDc で表される場合である。これらの中
で、さらに好ましくはD1 、Da であり、このような場
合、一般式(II)の化合物との併用でさらに優れた写真
性能を示す。特に好ましくはD1 であり、このような場
合、一般式(II)の化合物との併用で特に優れた写真性
能を示す。最も好ましくは、D1 が上記のD2 から選ば
れる場合であり、このような場合、一般式(II)の化合
物との併用で特に優れた写真性能を示す。 【0060】 【化13】 【0061】Da 中、L81およびL82は各々メチン基を
表す。n8は0、1、2、3または4を表す。Y81は酸
性核、又は非環式の酸性末端基を形成するために必要な
原子群を表す。但し、これらに環が縮環していても置換
基を有していてもよい。 【0062】 【化14】 【0063】Db 中、L91、L92、L93、L94、L95
96およびL97は各々メチン基を表す。p9は0または
1を表す。n91およびn92は各々0、1、2、3または
4を表す。Y91およびY92は各々含窒素複素環を形成す
るために必要な原子群を表し、さらに環が縮環していて
も置換基を有していてもよい。R91およびR92は各々置
換もしくは無置換の、アルキル基、アリール基、または
複素環基を表す。 【0064】 【化15】 【0065】Dc中、L101、L102、L103、L104、L
105、L106およびL107はメチン基を表す。p10は0ま
たは1を表す。n101およびn102は0、1、2、3また
は4を表す。Y101およびY102は含窒素複素環を形成す
るために必要な原子群を表し、さらに環が縮環していて
も置換基を有していてもよい。R101およびR102は置換
もしくは無置換の、アルキル基、アリール基、または複
素環基を表す。 【0066】Z11、Y92およびY102で表される含窒素
複素環として、好ましくは5〜6員の含窒素複素環であ
り、さらに他の環(例えば、芳香族又は非芳香族の炭素
環または複素環(具体的には前述のV等)が挙げられ
る。)が縮環していてもよい。縮環している環として好
ましくは5〜6員の芳香族又は非芳香族の炭素環または
複素環であり、さらに好ましくは炭素環としてはベンゼ
ン環、ナフタレン環など、複素環としてはフラン環、チ
オフェン環、などが挙げられるが、炭素環であることが
好ましく、より好ましくはベンゼン環である。Z11、Y
92およびY102で形成される含窒素複素環は好ましく
は、チアゾリン環、チアゾール環、ベンゾチアゾール
環、オキサゾリン環、オキサゾール環、ベンゾオキサゾ
ール環、セレナゾリン環、セレナゾール環、ベンゾセレ
ナゾール環、テルラゾリン環、テルラゾール環、ベンゾ
テルラゾール環、3,3−ジアルキルインドレニン環
(例えば3,3−ジメチルインドレニン)、イミダゾリ
ン環、イミダゾール環、ベンズイミダゾール環、イソオ
キサゾール環、イソチアゾール環、ピラゾール環、2−
ピリジン環、4−ピリジン環、2−キノリン環、4−キ
ノリン環、1−イソキノリン環、3−イソキノリン環、
イミダゾ[4、5−b]キノキザリン環、オキサジアゾ
ール環、チアジアゾール環、テトラゾール環、ピリミジ
ン環、および上記の環にベンゼン環が縮合したものを挙
げることができる。より好ましくはベンゾオキサゾール
環、ベンゾチアゾール環、ベンズイミダゾール環および
キノリン環であり、さらに好ましくはベンゾオキサゾー
ル環、ベンゾチアゾール環である。これらに前述のVで
表される各置換基が置換していてもよい。具体例として
は、米国特許第5,340,694号第23〜24欄の
11、Z12、Z13、Z14およびZ16の例として挙げられ
ているものと同様なものが挙げられる。 【0067】Y81は非環式または環式の酸性核を形成す
るために必要な原子群を表すが、いかなる一般のメロシ
アニン色素の酸性核の形をとることもできる。好ましい
形においてY81のメチン鎖連結位置の隣がチオカルボニ
ル基またはカルボニル基となっている。ここでいう酸性
核とは、例えばT.H.James編「The Theory of the Photo
graphic Process」第4版、MacMillan Publishing社
刊、1977年、198頁により定義される。具体的に
は、米国特許第3,567,719号、同第3,57
5,869号、同第3,804,634号、同第3,8
37,862号、同第4,002,480号、同第4,
925,777号、特開平3−167546号などに記
載されているものが挙げられる。酸性核が、炭素、窒素
およびカルコゲン(典型的には酸素、硫黄、セレンおよ
びテルル)原子からなる5〜6員の含窒素複素環を形成
するとき好ましく、次の核が挙げられる。 【0068】2−ピラゾリン−5−オン、ピラゾリジン
−3,5−ジオン、イミダゾリン−5−オン、ヒダント
イン、2または4−チオヒダントイン、2-イミノオキ
サゾリジン−4−オン、2−オキサゾリン−5−オン、
2−チオオキサゾリン−2,4−ジオン、イソオキサゾ
リン−5−オン、2−チアゾリン−4−オン、チアゾリ
ジン−4−オン、チアゾリジン−2,4−ジオン、ロー
ダニン、チアゾリジン−2,4−ジチオン、イソローダ
ニン、インダン−1,3−ジオン、チオフェン−3−オ
ン、チオフェン−3−オン−1,1−ジオキシド、イン
ドリン−2−オン、インドリン−3−オン、2−オキソ
インダゾリニウム、3−オキソインダゾリニウム、5,
7−ジオキソ−6,7−ジヒドロチアゾロ[3,2−
a]ピリミジン、シクロヘキサン−1,3−ジオン、
3,4−ジヒドロイソキノリン−4−オン、1,3−ジ
オキサン−4,6−ジオン、バルビツール酸、2−チオ
バルビツール酸、クロマン−2,4−ジオン、インダゾ
リン−2−オン、ピリド[1,2−a]ピリミジン−
1,3−ジオン、ピラゾロ[1,5−b]キナゾロン、
ピラゾロ[1,5−a]ベンズイミダゾール、ピラゾロ
ピリドン、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−
2,4−ジオン、3−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾ
[d]チオフェン−1,1−ジオキシド、3−ジシアノ
メチレン−2,3−ジヒドロベンゾ[d]チオフェン−
1,1−ジオキシドの核、およびこれらの核を形成して
いるカルボニル基もしくはチオカルボニル基をケトメチ
レンやシアノメチレンなどの構造を有する活性メチレン
化合物の活性メチレン位で置換したエキソメチレン構造
を有する核、及びこれを繰り返した核。 【0069】Y81として好ましくはヒダントイン、2ま
たは4−チオヒダントイン、2−オキサゾリン−5−オ
ン、2−チオオキサゾリン−2,4−ジオン、チアゾリ
ジン−2,4−ジオン、ローダニン、チアゾリジン−
2,4−ジチオン、バルビツール酸、2−チオバルビツ
ール酸であり、さらに好ましくは、ヒダントイン、2ま
たは4−チオヒダントイン、2−オキサゾリン−5−オ
ン、ローダニン、バルビツール酸、2−チオバルビツー
ル酸である。特に好ましくは2または4−チオヒダント
イン、2−オキサゾリン−5−オン、ローダニンであ
り、最も好ましくはローダニンである。 【0070】Y91およびY101によって形成される含窒
素複素環として、好ましくは5〜6員の含窒素複素環で
あり、さらに好ましくはY81によって表される複素環か
らオキソ基、またはチオキソ基を除いたものである。さ
らに好ましくはヒダントイン、2または4−チオヒダン
トイン、2−オキサゾリン−5−オン、2−チオオキサ
ゾリン−2,4−ジオン、チアゾリジン−2,4−ジオ
ン、ローダニン、チアゾリジン−2,4−ジチオン、バ
ルビツール酸、2−チオバルビツール酸からオキソ基、
またはチオキソ基を除いたものであり、さらに好ましく
は、ヒダントイン、2または4−チオヒダントイン、2
−オキサゾリン−5−オン、ローダニン、バルビツール
酸、2−チオバルビツール酸からオキソ基、またはチオ
キソ基を除いたものであり、特に好ましくは2または4
−チオヒダントイン、2−オキサゾリン−5−オン、ロ
ーダニンからオキソ基、またチオキソ基を除いたもので
あり、最も好ましくはローダニンからチオキソ基を除い
たものである。 【0071】R12、R22、R91、R92、R101、R102
よび酸性核Y81の窒素原子上の置換基(があればそれを
81とする)はそれぞれ置換もしくは無置換の、アルキ
ル基、アリール基、又は複素環基を表し、一般式(I)
のメチン色素におけるRの例として挙げた基が好まし
い。R12、R22、R81、R91、R92、R101、R102はこ
れらのうち、置換もしくは無置換のアルキル基が好まし
く、酸基が置換したアルキル基であることがより好まし
い。具体的には前述のRで好ましい例として説明した酸
基が置換したアルキル基と同様なものが挙げられ同様の
ものが好ましい。 【0072】L11、L12、L13、L14、L15、L21、L
22、L23、L81、L82、L91、L92、L93、L94
95、L96、L97、L101、L102、L103、L104、L
105、L106およびL107はそれぞれ独立にメチン基を表
す。これらのメチン基は置換基を有していてもよく、置
換基としては前記Vで表される各置換基が挙げられる。
また他のメチン基と環を形成してもよく、あるいは
11、Y81、Y91、Y92、Y101、Y102、R、R12、R
22、R91、R92、R101 、R102 と共に環を形成するこ
ともできる。L14、L15、L96、L97、L106およびL
107として好ましくは、無置換メチン基である。 【0073】n1 、n2 、n8、n91、n92、n101およ
びn102は0、1、2、3または4を表し、2以上の時
はメチン基が繰り返されるが同一である必要はない。n
1 、n2 、n8、n91およびn102として好ましくは0、
1、2、3であり、さらに好ましくは0、1、2であ
り、特に好ましくは0または1であり、最も好ましくは
0である。n92およびn101として好ましくは0または
1であり、さらに好ましくは0である。n1 が0である
場合、L11は無置換メチン基であることが好ましく、n
1 が1である場合、L12は無置換アルキル基で置換され
たメチン基、L11、L13は各々無置換メチン基であるこ
とが好ましい。L12は特にメチル置換メチン基またはエ
チル置換メチン基であることが好ましく、さらにエチル
置換メチン基であることが好ましい。n2が0である場
合、L21は無置換メチン基であることが好ましく、n2
が1である場合、L22は無置換アルキル基で置換された
メチン基、L21、L23は各々無置換メチン基であること
が好ましい。L22は特にメチル置換メチン基またはエチ
ル置換メチン基であることが好ましく、さらにエチル置
換メチン基であることが好ましい。 【0074】p1 、p9 およびp10はそれぞれ独立に0
または1を表す。好ましくは0である。 【0075】X22は、硫黄原子、酸素原子、セレン原
子、テルル原子、窒素原子(N−Ve)、又は炭素原子
(CVfg)を表す。ここで、Ve 、Vf 、Vg は水素
原子、又は置換基(例えば、前述のV)であるが、好ま
しくは、水素原子、アルキル基、アリール基、又は複素
環基である。アルキル基、アリール基、又は複素環基と
しては前述のRと同様なものが挙げられ、同様なものが
好ましい。特に好ましくは、アルキル基である。X22
して好ましくは、硫黄原子、酸素原子、セレン原子、又
は窒素原子であり、さらに好ましくは、硫黄原子、酸素
原子、又はセレン原子であり、特に好ましくは硫黄原
子、又は酸素原子である。 【0076】一般式(Ia)、(Ib)、又は(Ic)
において、DがD1 、又はD2 で表される場合、RとR
12、及びRとR22として、酸基が置換したアルキル基で
ある場合が好ましい。さらに、RとR12、及びRとR22
の組み合わせとして好ましくは、RとR12のいずれか一
方がスルホ基で置換したアルキル基であり、もう一方が
スルホ基以外の酸基が置換したアルキル基である場合、
及びRとR22のいずれか一方がスルホ基で置換したアル
キル基であり、もう一方がスルホ基以外の酸基が置換し
たアルキル基である場合である。酸基が置換したアルキ
ル基としては、前述のRで説明したものが挙げられ同様
のものが好ましい。 【0077】さらに好ましくは、スルホ基を持つアルキ
ル基として、3−スルホプロピル基、4−スルホブチル
基、3−スルホブチル基、2−スルホエチル基の場合で
あり、さらに好ましくは3−スルホプロピル基の場合で
あり、また、スルホ基以外の酸基を持つアルキル基とし
て、カルボキシメチル基、メタンスルホニルカルバモイ
ルメチル基の場合である。 【0078】V21、V22、V23、V24は各々水素原子又
は置換基を表し、置換基としては前記Vで表される各置
換基が挙げられるが、隣接する2つの置換基が互いに連
結して飽和または不飽和の縮合環を形成することはな
く、又は芳香族基(例えばフェニル)、及び芳香族複素
環基(例えば1−ピロリル)であることはない。このよ
うなV21、V22、V23、V24の場合、特に優れた写真性
能を示す。なお、置換基としては、これらを除きいずれ
でも良いが、V21、V24は両方とも水素原子であること
が好ましく、V22、V23は各々水素原子、アルキル基
(例えばメチル)、アルキルチオ基(例えばメチルチ
オ)、シアノ基、又はハロゲン原子(例えばフッ素、塩
素、臭素、ヨウ素)であることが好ましい。なお、
22、V23が両方ともアルコキシ基である場合は好まし
くない。さらに、V22、V23のうち、V23はより好まし
くは水素原子であり、V22はより好ましくはアルキル基
(例えばメチル)、アルコキシ基(例えばメトキシ)、
又はハロゲン原子であり、さらに好ましくはハロゲン原
子であり、特に好ましくは塩素原子または臭素原子であ
り、最も好ましくは塩素原子である。 【0079】一般式(Ia)、(Ib)、及び(Ic)
において、さらに好ましいのはDが上記のD3 、又はD
4 で表される場合である。D3 、及びD4 の中で、さら
に好ましくはD3 である。このような場合、一般式(I
I)の化合物との併用で特に優れた写真性能を示す。D3
中、R32は酸基が置換したアルキル基を表す。RとR
32として、両方とも酸基が置換したアルキル基である場
合が好ましく、さらに、RとR32の組み合わせとして好
ましくは、RとR32のいずれか一方がスルホ基で置換し
たアルキル基であり、もう一方がスルホ基以外の酸基が
置換したアルキル基である場合である。酸基が置換した
アルキル基としては、前述のRで説明したものが挙げら
れ同様のものが好ましい。さらに好ましくは、スルホ基
を持つアルキル基として、3−スルホプロピル基、4−
スルホブチル基、3−スルホブチル基、2−スルホエチ
ル基の場合であり、さらに好ましくは3−スルホプロピ
ル基の場合であり、また、スルホ基以外の酸基を持つア
ルキル基として、カルボキシメチル基、メタンスルホニ
ルカルバモイルメチル基の場合である。 【0080】X32は硫黄原子、又は酸素原子を表し、好
ましくは硫黄原子である。V32はハロゲン原子(例えば
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を表し、さらに好ましく
は塩素原子または臭素原子であり、特に好ましくは塩素
原子である。 【0081】D4 中、R42は酸基が置換したアルキル基
を表す。RとR42として、両方とも酸基が置換したアル
キル基である場合が好ましく、さらに、RとR42の組み
合わせとして好ましくは、RとR32のいずれか一方がス
ルホ基で置換したアルキル基であり、もう一方がスルホ
基以外の酸基が置換したアルキル基である場合である。
酸基が置換したアルキル基としては、前述のRで説明
したものが挙げられ同様のものが好ましい。さらに好ま
しくは、スルホ基を持つアルキル基として、3−スルホ
プロピル基、4−スルホブチル基、3−スルホブチル
基、2−スルホエチル基の場合であり、さらに好ましく
は3−スルホプロピル基の場合であり、また、スルホ基
以外の酸基を持つアルキル基として、カルボキシメチル
基、メタンスルホニルカルバモイルメチル基の場合であ
る。 【0082】X42は硫黄原子、又は酸素原子を表し、好
ましくは酸素原子である。V42はハロゲン原子(例えば
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を表し、さらに好ましく
は塩素原子または臭素原子であり、特に好ましくは塩素
原子である。 【0083】一般式(Ia)、(Ib)、又は(Ic)
と一般式(II)を併用する際、好ましい組み合わせとし
ては、お互いの分光感度極大波長が100nm以内の場
合であり、さらに好ましくは70nm以内、特に好まし
くは50nm以内、さらに好ましくは40nm以内の場
合である。構造的には、一般式(Ia)、(Ib)、又
は(Ic)として好ましいシアニン色素を使用する際、
好ましい組み合わせとしては、一般式(Ia)、(I
b)、又は(Ic)のメチン鎖の数が3つで、一般式
(II)のメチン鎖の数が3つの場合であり、又は一般式
(Ia)、(Ib)、又は(Ic)のメチン鎖の数が1
つで、一般式(II)のメチン鎖の数が1つの場合であ
る。さらに、一般式(Ia)、(Ib)、又は(Ic)
と一般式(II)のメチン鎖の数が3つの際、一般式(I
a)、(Ib)、又は(Ic)がベンゾチアゾール核と
ベンゾオキサゾール核を持つ場合は、一般式(II)はベ
ンゾチアゾール核を2つ持ち、一般式(Ia)、(I
b)、又は(Ic)がベンゾオキサゾール核を2つ持つ
場合は、一般式(II)はベンゾオキサゾール核を2つ持
つことが好ましい。一般式(Ia)、(Ib)、又は
(Ic)と一般式(II)のメチン鎖の数が1つの際、一
般式(Ia)、(Ib)、又は(Ic)がベンゾチアゾ
ール核を2つ持つ場合は、一般式(II)はベンゾチアゾ
ール核を2つ持つことが好ましい。 【0084】次に、一般式(I)のメチン色素とともに
用いられる一般式(II)で表されるシアニン色素につい
て詳しく説明する。 【0085】一般式(II)において、Z31、Z32で表さ
れる含窒素複素環として、好ましくは5〜6員の含窒素
複素環であり、さらに他の環(例えば、芳香族又は非芳
香族の炭素環または複素環(具体的には前述のV等)が
挙げられる。)が縮環していてもよい。縮環している環
として好ましくは5〜6員の芳香族の炭素環であり、さ
らに好ましくはベンゼン環、ナフタレン環であり、特に
好ましくはベンゼン環である。一般式(II)で表される
化合物は、一般式(Ia)、(Ib)、又は(Ic)で
表される化合物を除いたものであり、Z31、Z32で表さ
れる含窒素複素環に一般式(Ia)、(Ib)、又は
(Ic)のように2つのアルコキシ基が置換することは
ない。Z31、Z32は好ましくは、チアゾリン環、チアゾ
ール環、ベンゾチアゾール環、オキサゾリン環、オキサ
ゾール環、ベンゾオキサゾール環、セレナゾリン環、セ
レナゾール環、ベンゾセレナゾール環、テルラゾリン
環、テルラゾール環、ベンゾテルラゾール環、3,3−
ジアルキルインドレニン環(例えば3,3−ジメチルイ
ンドレニン)、イミダゾリン環、イミダゾール環、ベン
ズイミダゾール環、イソオキサゾール環、イソチアゾー
ル環、ピラゾール環、2−ピリジン環、4−ピリジン
環、2−キノリン環、4−キノリン環、1−イソキノリ
ン環、3−イソキノリン環、イミダゾ[4、5−b]キ
ノキザリン環、オキサジアゾール環、チアジアゾール
環、テトラゾール環、ピリミジン環、およびこれらの環
にベンゼン環、ナフタレン環等の炭素環が縮合したもの
を挙げることができる。より好ましくはベンゾオキサゾ
ール環、ベンゾチアゾール環、ベンズイミダゾール環お
よびキノリン環であり、さらに好ましくはベンゾオキサ
ゾール環、ベンゾチアゾール環である。これらに前述の
Vで表される各置換基が置換していてもよい。具体例と
しては、米国特許第5,340,694号第23〜24
欄のZ11、Z12、Z13、Z14およびZ16の例として挙げ
られているものと同様なものが挙げられる。 【0086】R31、R32で表されるアルキル基、アリー
ル基、複素環基としては前記のRで説明した各基を挙げ
ることができ、さらに置換もしくは無置換のアルキル基
が好ましく、さらに少なくとも一方が酸基が置換したア
ルキル基であることが好ましく、さらに両方とも酸基が
置換したアルキル基であることが好ましい。具体的には
前述のRで好ましい例として説明した酸基が置換したア
ルキル基と同様なものが挙げられ同様のものが好まし
い。さらに、R31とR32の組み合わせとしては、前述の
一般式(Ia)、(Ib)、又は(Ic)において、D
がD1、又はD2で表される場合、RとR12、及びRとR
22の組み合わせとして好ましい例として説明したのと同
様に、R31とR32のいずれか一方がスルホ基で置換した
アルキル基であり、もう一方がスルホ基以外の酸基が置
換したアルキル基である場合が好ましい。スルホ基で置
換したアルキル基、及びスルホ基以外の酸基が置換した
アルキル基としては、前述のRで説明したものが挙げら
れ同様のものが好ましい。 【0087】さらに好ましくは、スルホ基を持つアルキ
ル基として、3−スルホプロピル基、4−スルホブチル
基、3−スルホブチル基、2−スルホエチル基の場合で
あり、さらに好ましくは3−スルホプロピル基の場合で
あり、また、スルホ基以外の酸基を持つアルキル基とし
て、カルボキシメチル基、メタンスルホニルカルバモイ
ルメチル基の場合である。 【0088】L31、L32、L33、L34、L35、L36、L
37で表されるメチン基は無置換でもまたは置換されても
よく、置換基としては前記Vで表される各置換基が挙げ
られる。L31、L32、L36、L37は好ましくは無置換メ
チン基である。 【0089】n3は0、1、2、3または4を表し、2
以上の時はメチン基が繰り返されるが同一である必要は
ない。好ましくは0、1、2、3であり、より好ましく
は0、1、2であり、さらに好ましくは0または1であ
り、特に好ましくは0である。n3 が0である場合、L
33は無置換メチン基であることが好ましく、n3 が1で
ある場合、L34は無置換アルキル基で置換されたメチン
基、L33、L35は無置換メチン基であることが好まし
い。L34は特にメチル置換メチン基またはエチル置換メ
チン基であることが好ましく、さらにエチル置換メチン
基であることが好ましい。p31、p32は0または1を表
し、好ましくは0である。 【0090】M3としては前記のMで説明した各イオン
を挙げることができ、特に陽イオンであることが好まし
い。好ましい陽イオンはナトリウム、カリウム、トリエ
チルアンモニウム、ピリジニウム、N−エチルピリジニ
ウムである。m3は分子内の電荷を中和させるために必
要な0以上の数を表し、分子内塩を形成する場合は0で
ある。好ましくは0、1、2または3である。 【0091】一般式(II)で表されるメチン色素はさら
に一般式(IIa)の形で表されることが好ましい。一般
式(IIa)においてX41、X42は、硫黄原子、酸素原
子、セレン原子、テルル原子、窒素原子(N−Vh )、
又は炭素原子(CVi j )を表す。ここで、Vh 、V
i 、Vj は水素原子、又は置換基(例えば、前述のV)
であるが、好ましくは、水素原子、アルキル基、アリー
ル基、又は複素環基である。アルキル基、アリール基、
又は複素環基としては後述のRと同様なものが挙げら
れ、同様なものが好ましい。特に好ましくは、アルキル
基である。X41、X42として好ましくは、硫黄原子、酸
素原子、セレン原子、又は窒素原子であり、さらに好ま
しくは、硫黄原子、酸素原子、又はセレン原子であり、
特に好ましくは硫黄原子、又は酸素原子である。なお、
41、X42が両方とも酸素原子の場合は好ましくない。
41、X42として最も好ましくは両方とも硫黄原子の場
合であり、このような場合、特に優れた写真性能を示
す。 【0092】R41、R42で表されるアルキル基、アリー
ル基、複素環基としては前記のRで説明した各基を挙げ
ることができ、一般式(II)のR31、R32と同様なも
の、及び同様な組み合わせが好ましい。 【0093】V41、V42、V43、V44、V45、V46、V
47、V48で表される置換基としては前記Vで表される各
置換基が挙げられ、隣接する2つの置換基が互いに連結
して飽和または不飽和の縮合環を形成してもよく、縮合
環として好ましくは炭素環を形成する場合である。その
ような飽和または不飽和の炭素環としては、例えばベン
ゼン環、シクロヘキセン環、ナフタレン環を挙げること
ができるが、縮合環を形成しないことが好ましい。
41、V44、V45、V48はいずれも水素原子であること
が好ましく、V42、V 43、V46、V47は各々水素原子ま
たはアルキル基(例えばメチル)、アリール基(例えば
フェニル)、芳香族複素環基(例えば1−ピロリル)、
アルコキシ基(例えばメトキシ)、アルキルチオ基(例
えばメチルチオ)、シアノ基、又はハロゲン原子(例え
ばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素)であることが好まし
い。より好ましくはV43、V47は共に水素原子であり、
42、V46は共にハロゲン原子(好ましくは塩素又は臭
素)であり、さらに好ましくは塩素原子である。 【0094】L41、L42、L43で表されるメチン基は無
置換または置換されてもよく、置換基としては前記Vで
表される各置換基が挙げられる。 【0095】n4は0、1、2、3または4を表し、2
以上の時はメチン基が繰り返されるが同一である必要は
ない。好ましくは0、1、2、3であり、より好ましく
は0、1、2であり、さらに好ましくは0または1であ
り、特に好ましくは0である。n4が0である場合、L
41は無置換メチン基であることが好ましく、n4が1で
ある場合、L42は無置換アルキル基で置換されたメチン
基、L41、L43は無置換メチン基であることが好まし
い。L42は特にメチル置換メチン基またはエチル置換メ
チン基であることが好ましく、さらにエチル置換メチン
基であることが好ましい。 【0096】M4としては前記のMで説明した各イオン
を挙げることができ、特に陽イオンであることが好まし
い。好ましい陽イオンはナトリウム、カリウム、トリエ
チルアンモニウム、ピリジニウム、N−エチルピリジニ
ウムである。m4は分子内の電荷を中和させるために必
要な0以上の数を表し、分子内塩を形成する場合は0で
ある。好ましくは0、1、2または3である。 【0097】一般式(IIa)で表されるメチン色素はさ
らに、緑〜赤感性乳剤中で用いる場合には一般式(II
I)、青感性乳剤中で用いる場合には(IV)の形で表さ
れることが好ましい。一般式(III)と(IV)のうち、
好ましくは一般式(IV)であり、このような場合、特に
優れた写真性能を示す。 【0098】以下に一般式(III)で表される色素につ
いて詳細に説明する。一般式(III)においてX51、X52
は酸素原子または硫黄原子を表すが、緑感性乳剤中で用
いる場合には、好ましくはX51は酸素原子または硫黄原
子、X52は酸素原子の場合であり、さらに好ましくは、
51、X52は共に酸素原子の場合であり、赤感性乳剤中
で用いる場合には、好ましくはX51は酸素原子または硫
黄原子、X52は硫黄原子の場合であり、さらに好ましく
はX51、X52は共に硫黄原子の場合である。 【0099】R51、R52、R53で表されるアルキル基、
アリール基、複素環基としては前記のRで説明した各基
を挙げることができ、R51、R52としては、一般式(I
I)のR31、R32と同様なもの、及び同様な組み合わせ
が好ましい。R53は好ましくは無置換アルキル基であ
り、メチル基またはエチル基であることが特に好まし
い。 【0100】V51、V52、V53、V54、V55、V56で表
される置換基としては前記Vで表される各置換基が挙げ
られるが、隣接する2つの置換基が互いに連結して飽和
または不飽和の縮合環を形成することはない。V51、V
53、V54、V56は水素原子であることが好ましく、
52、V55はアルキル基(例えばメチル)、アリール基
(例えばフェニル)、芳香族複素環基(例えば1−ピロ
リル)、アルコキシ基(例えばメトキシ)、アルキルチ
オ基(例えばメチルチオ)、シアノ基、又はハロゲン原
子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素)であることが
好ましく、より好ましくはハロゲン原子であり、特に好
ましくは塩素原子または臭素原子であり、最も好ましく
は塩素原子である。 【0101】M5としては前記のMで説明した各イオン
を挙げることができ、特に陽イオンであることが好まし
い。好ましい陽イオンはナトリウム、カリウム、トリエ
チルアンモニウム、ピリジニウム、N−エチルピリジニ
ウムである。m5は分子内の電荷を中和させるために必
要な0以上の数を表し、分子内塩を形成する場合は0で
ある。好ましくは0、1、2または3である。 【0102】以下に一般式(IV)で表される色素につい
て詳細に説明する。一般式(IV)においてX61は酸素原
子、硫黄原子を表すが、特に硫黄原子であることが好ま
しい。 【0103】R61、R62で表されるアルキル基、アリー
ル基、複素環基としては前記のRで説明した各基を挙げ
ることができ、R51、R52としては、一般式(II)のR
31、R32と同様なもの、及び同様な組み合わせが好まし
い。 【0104】V61、V62、V63、V64、V65、V66で表
される置換基としては前記Vで表される各置換基が挙げ
られるが、隣接する2つの置換基が互いに連結して飽和
または不飽和の縮合環を形成することはない。V61、V
63、V64、V66は水素原子であることが好ましく、
62、V65はアルキル基(例えばメチル)、アリール基
(例えばフェニル)、芳香族複素環基(例えば1−ピロ
リル)、アルコキシ基(例えばメトキシ)、アルキルチ
オ基(例えばメチルチオ)、シアノ基、又はハロゲン原
子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素)であることが
好ましく、より好ましくはハロゲン原子であり、特に好
ましくは塩素原子または臭素原子であり、最も好ましく
は塩素原子である。 【0105】M6としては前記のMで説明した各イオン
を挙げることができ、特に陽イオンであることが好まし
い。好ましい陽イオンはナトリウム、カリウム、トリエ
チルアンモニウム、ピリジニウム、N−エチルピリジニ
ウムである。m6は分子内の電荷を中和させるために必
要な0以上の数を表し、分子内塩を形成する場合は0で
ある。好ましくは0、1、2または3である。 【0106】本発明のハロゲン化銀乳剤において好まし
い、一般式(Ia)、(Ib)、又は(Ic)の化合物
と一般式(II)の化合物の組み合わせを下記に説明す
る。 【0107】赤感性乳剤層で使用する場合は、一般式
(II)の化合物は一般式(III)で表され、X51とX52
はともに硫黄原子であり、R51とR52はスルホアルキル
基、カルボキシアルキル基またはアルキルスルホニルカ
ルバモイルアルキル基であり、R53はメチル基またはエ
チル基であり、V51、V53、V54、V56は水素原子であ
り、V52、V55はアルキル基(例えばメチル)、アルコ
キシ基(例えばメトキシ)、アルキルチオ基(例えばメ
チルチオ)、シアノ基、又はハロゲン原子(例えばフッ
素、塩素、臭素、ヨウ素)、より好ましくはハロゲン原
子、特に好ましくは塩素原子であり、M5は有機または
無機の1価の陽イオンであり、m5は0または1である
ことが好ましい。これと組み合わせる色素は一般式(I
a)又は(Ib)で表され、DがD4 であり、Z1とX
42は一方が酸素原子、他方が硫黄原子であり、V1 、V
2 は水素原子であり、Ra、Rbはメチルであり、Rと
42は各々スルホアルキル基、カルボキシアルキル基ま
たはアルキルスルホニルカルバモイルアルキル基であ
り、V42はハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、
ヨウ素)、より好ましくは塩素原子であり、Mは有機ま
たは無機の1価の陽イオンであり、mは0または1であ
ることが好ましい。 【0108】緑感性乳剤層で使用する場合は、一般式
(II)の化合物が一般式(III)で表され、X51とX52
はともに酸素原子であり、R51とR52は各々スルホアル
キル基、カルボキシアルキル基またはアルキルスルホニ
ルカルバモイルアルキル基であり、R53はメチル基また
はエチル基であり、V51、V53、V54、V56は水素原子
であり、V52、V55はアルキル基(例えばメチル)、ア
リール基(例えばフェニル)、芳香族複素環基(例えば
2−チエニル)、アルコキシ基(例えばメトキシ)、ア
ルキルチオ基(例えばメチルチオ)、シアノ基、又はハ
ロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、よ
り好ましくはハロゲン原子であり、M5は有機または無
機の1価の陽イオンであり、m5は0または1であるこ
とが好ましい。これと組み合わせる色素は一般式(I
a)又は(Ib)で表され、DがD4 であり、Z1とX
42は一方が酸素原子、他方が硫黄原子、又はともに酸素
原子であり、さらに好ましくはZ1とX42はともに酸素
原子であり、V1 、V2 は水素原子であり、RaとRb
はメチルであり、RとR42はスルホアルキル基、カルボ
キシアルキル基またはアルキルスルホニルカルバモイル
アルキル基であり、V42はハロゲン原子(例えばフッ
素、塩素、臭素、ヨウ素)、より好ましくは塩素原子で
あり、M2は有機または無機の1価の陽イオンであり、
2は0または1であることが好ましい。 【0109】青感性乳剤層で使用する場合は、一般式
(II)の化合物が一般式(IV)で表され、X61は硫黄原
子であり、R61とR62は各々スルホアルキル基、カルボ
キシアルキル基またはアルキルスルホニルカルバモイル
アルキル基であり、V61、V63、V64、V66はいずれも
水素原子であり、V62、V65は各々アルキル基(例えば
メチル)、アリール基(例えばフェニル)、芳香族複素
環基(例えば1−ピロリル)、アルコキシ基(例えばメ
トキシ)、アルキルチオ基(例えばメチルチオ)、シア
ノ基、又はハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、
ヨウ素)、より好ましくはハロゲン原子、特に好ましく
は塩素原子であり、M6は有機または無機の1価の陽イ
オンであり、m6は0または1であることが好ましい。
これと組み合わせる色素は(Ia)又は(Ib)で表さ
れ、DがD3 であり、Z1とX32はともに硫黄原子であ
り、V1 、V2 は水素原子であり、RaとRbはメチル
であり、RとR32はスルホアルキル基、カルボキシアル
キル基またはアルキルスルホニルカルバモイルアルキル
基であり、V32はハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、
臭素、ヨウ素)であり、より好ましくは塩素原子または
臭素原子であり、M2は有機または無機の1価の陽イオ
ンであり、m2は0または1であることが好ましい。 【0110】以下に本発明の一般式(Ia)、(I
b)、(Ic)の化合物(下位概念の化合物を含む)の
具体例を示すが、これにより本発明が制限されるわけで
はない。 【0111】 【化16】 【0112】 【化17】【0113】 【化18】 【0114】 【化19】 【0115】 【化20】 【0116】 【化21】【0117】 【化22】 【0118】 【化23】 【0119】以下に本発明の一般式(II)の化合物(下
位概念の一般式(IIa)、一般式(III)、一般式(IV)
の化合物を含む)の具体例を示すが、これにより本発明
が制限されるわけではない。 【0120】 【化24】【0121】 【化25】【0122】 【化26】 【0123】 【化27】【0124】 【化28】 【0125】本発明の一般式(Ia)、(Ib)、(I
c)および一般式(II)で表される化合物(下位概念の
化合物も含む)は、F.M.Hamer著「Heterocyclic Compou
nds-Cyanine Dyes and Related Compounds」、John Wil
ey & Sons社−ニューヨーク、ロンドン、1964年
刊、D.M.Sturmer著「Heterocyclic Compounds-Specialt
opics in heterocyclic chemistry」、第18章、第1
4節、第482〜515頁、John Wiley & Sons社−ニ
ューヨーク、ロンドン、1977年刊、「Rodd'sChemis
try of Carbon Compounds」2nd Ed. vol.IV, part B,1
977刊、第15章、第369〜422頁、Elsevier S
cience Publishing Company Inc.社刊、ニューヨーク、
などに記載の方法に基づいて合成することができる。 【0126】本発明の一般式(Ia)、(Ib)、又は
(Ic)の化合物と一般式(II)の化合物は同一乳剤中
でそれぞれ1種類ずつ使用されても、2種以上使用され
てもよい。本発明の一般式(Ia)、(Ib)、又は
(Ic)の化合物と一般式(II)の化合物の同一乳剤中
での添加量の割合は任意であり、好ましい添加モル比は
用途や目的により異なるが、好ましくは1000/1〜
1/1000であり、より好ましくは100/1〜1/
100であり、さらに好ましくは10/1〜1/10で
あり、特に好ましくは5/1〜1/5である。 【0127】本発明の一般式(Ia)、(Ib)、又は
(Ic)の化合物と一般式(II)の化合物は同一乳剤中
で本発明以外の他の増感色素と併用してもよい。用いら
れる色素として、好ましくはシアニン色素、メロシアニ
ン色素、ロダシアニン色素、3核メロシアニン色素、4
核メロシアニン色素、アロポーラー色素、ヘミシアニン
色素、スチリル色素などが挙げられる。さらに好ましく
はシアニン色素、メロシアニン色素、ロダシアニン色素
であり、特に好ましくはシアニン色素である。これらの
色素の詳細については、F.M.Hamer著「Heterocyclic Co
mpounds-Cyanine Dyes and Related Compounds」、John
Wiley & Sons社−ニューヨーク、ロンドン、1964
年刊、D.M.Sturmer著「Heterocyclic Compounds-Specia
l topicsin heterocyclic chemistry」、第18章、第
14節、第482〜515頁、ジョン・ウィリー・アン
ド・サンズ(John Wiley & Sons) 社−ニューヨーク、ロ
ンドン、1977年刊、などに記載されている。 【0128】さらに説明を加えると、RD17643の
23〜24頁、RD18716の648頁右欄〜649
頁右欄、RD308119の996頁右欄〜998頁右
欄、欧州特許第0565096A1号の第65頁7〜1
0行、に記載されているものを好ましく用いることがで
きる。また、米国特許第5,747,236号(特に第
30〜39頁)、米国特許第5、340、694号(特
に第21〜60頁、但し、(XI)、(XII)、(XII
I)に示されている増感色素において、n12、n15、n17、n
18の数は限定せず、0以上の整数(好ましくは4以下)
とする。)に記載されている、一般式及び具体例で示さ
れた増感色素も好ましく用いることができる。 【0129】これらの併用できる増感色素は1種用いて
もよいが、2種以上用いてもよく、2種以上の場合は、
特に強色増感の効果を有するものが好ましく、その代表
例は米国特許第2,688,545号、同第2,97
7,229号、同第3,397,060号、同第3,5
22,052号、同第3,527,641号、同第3,
617,293号、同第3,628,964号、同第
3,666,480号、同第3,672,898号、同
第3,679,428号、同第3,303,377号、
同第3,769,301号、同第3,814,609
号、同第3,837,862号、同第4,026,70
7号、英国特許第1,344,281号、同第1,50
7,803号、特公昭43−49336号、同53−1
2375号、特開昭52−110618号、同52−1
09925号などに記載されている。 【0130】増感色素とともに、それ自身分光増感作用
を持たない色素あるいは可視光を実質的に吸収しない物
質であって、強色増感を示す物質を乳剤中に含んでよ
い。 【0131】本発明における分光増感において有用な強
色増感剤(例えば、ピリミジルアミノ化合物、トリアジ
ニルアミノ化合物、アゾリウム化合物、アミノスチリル
化合物、芳香族有機酸ホルムアルデヒド縮合物、アザイ
ンデン化合物、カドミウム塩)、および強色増感剤と増
感色素の組み合わせは、例えば米国特許第3,511,
664号、同第3,615,613号、同第3,61
5,632号、同第3,615,641号、同第4,5
96,767号、同第4,945,038号、同第4,
965,182号、同第4,965,182号、同第
2,933,390号、同第3,635,721号、同
第3,743,510号、同第,617,295号、同
第3,635,721号等に記載されており、その使用
法に関しても上記の特許に記載されている方法が好まし
い。 【0132】次に本発明のハロゲン化銀写真乳剤および
ハロゲン化銀写真感光材料について詳しく説明する。本
発明で用いられる一般式(Ia)、(Ib)、又は(I
c)および一般式(II)のメチン色素は増感色素として
好ましく用いることができ、これらのメチン色素(ま
た、その他の増感色素、強色増感剤についても同様)を
本発明のハロゲン化銀乳剤中に添加する時期は、これま
で有用である事が認められている乳剤調製のいかなる工
程中であってもよい。例えば、米国特許第2,735,
766号、同第3,628,960号、同第4,18
3,756号、同第4,225,666号、特開昭58
−184142号、同60−196749号等に開示さ
れているように、ハロゲン化銀の粒子形成工程および/
または脱塩前の時期、脱塩工程中および/または脱塩後
から化学熟成の開始前までの時期、特開昭58−113
920号等に開示されているように、化学熟成の直前ま
たは工程中の時期、化学熟成後塗布までの時期の乳剤が
塗布される前ならいかなる時期、工程において添加され
てもよい。また、米国特許第4,225,666号、特
開昭58−7629号等に開示されているように、同一
化合物を単独で、または異種構造の化合物と組み合わせ
て、例えば、粒子形成工程中と化学熟成工程中または化
学熟成完了後とに分けたり、化学熟成の前または工程中
と完了後とに分けるなどして分割して添加してもよく、
分割して添加する化合物および化合物の組み合わせの種
類をも変えて添加されてもよい。 【0133】本発明のメチン色素(また、その他の増感
色素、強色増感剤についても同様)の添加量としては、
ハロゲン化銀粒子の形状、サイズにより異なり、いずれ
の添加量でも良いが、ハロゲン化銀1モル当たり、好ま
しくは1×10-8〜8×10 -1モル、更に好ましくは1
×10-6〜8×10-3モルで用いることができる。例え
ば、ハロゲン化銀粒子サイズが0.2〜1.3μmの場
合には、ハロゲン化銀1モル当たり、2×10-6〜3.
5×10-3モルの添加量が好ましく、7.5×10-6
1.5×10-3モルの添加量がより好ましい。 【0134】本発明のメチン色素(また、その他の増感
色素、強色増感剤についても同様)は、直接乳剤中へ分
散することができる。また、これらはまず適当な溶媒、
例えばメチルアルコール、エチルアルコール、メチルセ
ロソルブ、アセトン、水、ピリジンあるいはこれらの混
合溶媒などの中に溶解され、溶液の形で乳剤中へ添加す
ることもできる。この際、塩基や酸、界面活性剤などの
添加物を共存させることもできる。また、溶解に超音波
を使用することもできる。また、この化合物の添加方法
としては米国特許第3,469,987号などに記載の
ごとき、該化合物を揮発性の有機溶媒に溶解し、該溶液
を親水性コロイド中に分散し、この分散物を乳剤中へ添
加する方法、特公昭46−24185号などに記載のご
とき、水溶性溶剤中に分散させ、この分散物を乳剤中へ
添加する方法、米国特許第3,822,135号に記載
のごとき、界面活性剤に化合物を溶解し、該溶液を乳剤
中へ添加する方法、特開昭51−74624号に記載の
ごとき、レッドシフトさせる化合物を用いて溶解し、該
溶液を乳剤中へ添加する方法、特開昭50−80826
号に記載のごとき、化合物を実質的に水を含まない酸に
溶解し、該溶液を乳剤中へ添加する方法などが用いられ
る。その他、乳剤中への添加には米国特許第2,91
2,343号、同3,342,605号、同2,99
6,287号、同3,429,835号などに記載の方
法も用いられる。 【0135】本発明のメチン色素を溶解する有機溶媒と
しては、例えばメチルアルコール、エチルアルコール、
n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、イ
ソブタノール、t-ブタノール、ベンジルアルコール、フ
ッ素アルコール、メチルセロソルブ、アセトン、ピリジ
ンあるいはこれらの混合溶媒などが挙げられる。 【0136】水、上記の有機溶媒、またはこれらの混合
溶媒に本発明のメチン色素を溶解させる際には、塩基を
添加することも好ましい。塩基としては有機塩基、無機
塩基いずれでもよく、例えばアミン誘導体(例えばトリ
エチルアミン、トリエタノールアミン)、ピリジン誘導
体、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酢酸ナトリウ
ム、酢酸カリウムが挙げられる。好ましい溶解方法とし
ては、水とメタノールの混合溶媒に色素を添加し、さら
に色素と等モルのトリエチルアミンを添加する方法を挙
げることができる。 【0137】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤において
は、ハロゲン化銀粒子としては塩化銀、臭化銀、塩臭化
銀、ヨウ臭化銀、ヨウ塩化銀、塩ヨウ臭化銀等のいずれ
も用いることができるが、例えばカラー印画紙用途であ
れば、処理の迅速化、簡易化の目的のために塩臭化銀乳
剤が好ましく、塩臭化銀乳剤としては95モル%以上が
塩化銀である塩化銀、塩臭化銀、または塩ヨウ臭化銀を
好ましく用いることができる。特に現像処理時間を速め
るためには実質的にヨウ化銀を含まない塩臭化銀もしく
は塩化銀を好ましく用いることができる。またカラー撮
影用フィルム(ネガおよびリバーサル)用途であればヨ
ウ臭化銀乳剤が好ましく、ヨウ臭化銀乳剤としては95
モル%以上が臭化銀である臭化銀、ヨウ臭化銀、または
塩ヨウ臭化銀を好ましく用いることができる。 【0138】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤に含まれ
るハロゲン化銀粒子の平均粒子サイズ(粒子の投影面積
と等価な円の直径を以て粒子サイズとし、その数平均を
とったもの)は0.1〜2μmが好ましい。またそれら
の粒子サイズ分布は変動係数(粒子サイズ分布の標準偏
差を平均粒子サイズで除したもの)20%以下、好まし
くは15%以下、さらに好ましくは10%以下のいわゆ
る単分散なものが好ましい。このとき広いラチチュード
を得る目的で、上記の単分散乳剤を同一層にブレンドし
て使用することや、重層塗布することも好ましく行われ
る。 【0139】写真乳剤に含まれるハロゲン化銀粒子の形
状は、立方体、八面体、あるいは十四面体のような規則
的な結晶形を有するもの、球状、板状などのような変則
的な結晶形を有するもの、あるいはこれらの混合したも
のからなっていてもよい。本発明においては、これらの
中でも上記規則的な結晶形を有する粒子を50%以上、
好ましくは70%以上、より好ましくは90%以上含有
するのがよい。 【0140】本発明に用いる乳剤は、P.Glafkides著「C
himie et Phisique Photographique」(Paul Montel社
刊、1967年)、G.F.Duffin著「Photographic Emuls
ion Chemistry」(Focal Press社刊、1966年)、V.
L.Zelikman et al著「Makingand coating Photographic
Emulsion」(Focal Press社刊、1964年)などに記
載された方法を用いて調製することができる。すなわ
ち、酸性法、中性法、アンモニア法等のいずれの方法で
もよく、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応させ
る方式としては、片側混合法、同時混合法、およびそれ
らの組み合わせなどのいずれの方法を用いてもよい。粒
子を銀イオン過剰の雰囲気の下において形成させる方法
(いわゆる逆混合法)を用いることもできる。同時混合
法の一つの形式としてハロゲン化銀の生成する液相中の
pAgを一定に保つ方法、すなわちいわゆるコントロー
ルド・ダブルジェット法を用いることもできる。この方
法によると、結晶形が規則的で粒子サイズが均一に近い
ハロゲン化銀乳剤を得ることができる。 【0141】本発明に用いる乳剤においては、乳剤中の
ハロゲン化銀粒子の全投影面積の50%以上、より好ま
しくは70%以上、特に好ましくは80%以上がアスペ
クト比2以上の平板状粒子であることが好ましく、より
好ましくはアスペクト比は4〜1000、さらに好まし
くは6〜500であり、特に好ましくは8〜300であ
り、最も好ましくは15〜200である。例えばカラー
印画紙用途であれば塩臭化銀の平板状粒子、カラー撮影
用フィルム用途であればヨウ臭化銀の平板状粒子が好ま
しく用いられる。 【0142】一般に平板状粒子は、2つの平行な面を有
する平板状であり、従って「厚み」とは平板粒子を構成
する2つの平行な面の間の距離で表される。ハロゲン化
銀粒子の直径とは、電子顕微鏡写真における粒子の投影
面積に等しい面積の円の直径をいい、その直径/厚みの
比をアスペクト比と呼ぶ。 【0143】カラー印画紙用途で用いられる塩臭化銀の
平板状粒子について詳細に説明すると、塩化銀含有量が
80モル%以上が好ましく、95%以上の高塩化銀粒子
であることがより好ましい。また塩臭化銀粒子はコア部
とコア部よりも多くのヨウ化物を含有するシェル部(最
外層)とからなることが好ましい。コア部は90%以上
が塩化銀であることが好ましい。コア部はハロゲン組成
の異なる二つ以上の部分からなっていてもよい。シェル
部は全粒子体積の50%以下であることが好ましく、2
0%以下であることが特に好ましい。シェル部のヨウ化
銀含有量は0.5〜13モル%であることが好ましく、
1〜6モル%であることが特に好ましい。ヨウ化銀の全
粒子中の含有量は0.1〜5モル%が好ましく、0.1
〜2モル%以下が特に好ましい。コア部のヨウ化銀含有
量は1モル%以下であることが好ましく、特に0%であ
ることが好ましい。臭化銀含有率はコア部とシェル部で
異なっていてもよい。臭化銀含有率は全銀量に対して0
〜20モル%が好ましく、0.1〜5モル%が特に好ま
しい。高塩化銀平板状粒子の直径は好ましくは0.2〜
1.0μmである。また、厚みは0.2μm以下、好ま
しくは0.15μm以下、特に好ましくは0.1μm以
下である。また、アスペクト比は好ましくは3〜20、
より好ましくは5〜15である。高塩化銀平板状粒子の
粒子サイズの分布は、多分散でも単分散でもよいが、単
分散であることがより好ましい。粒子サイズの分散係数
は5〜25%、特に5〜20%であることが好ましい粒
子厚みの分散係数も5〜25%、特に5〜15%である
ことが好ましい。 【0144】カラー印画紙用途に用いられる高塩化銀平
板状粒子において、{111}面を外表面として形成す
るには晶相制御剤を用いる。平板状粒子の形成はふたつ
の平行な双晶面を発生させることにより達成され、双晶
面の形成は温度、分散媒(ゼラチン)、ハロゲン濃度等
により左右されるのでこれらの適当な条件を設定しなけ
ればならない。晶相制御剤を核形成時に存在させる場合
にはゼラチン濃度は0.1〜10%が好ましい。塩化物
濃度は0.01モル/リットル以上、好ましくは0.0
3モル/リットル以上である。具体的に使用される晶相
制御剤、ならびにこれを用いる{111}高塩化銀平板
状粒子の形成方法については、特開2000−2915
6号明細書に記載のものを使用できる。 【0145】平板状粒子は{100}面を主平面とした
平板状粒子でもよい。該主平面の形状は、直角平行四辺
形形状または、該直角平行四辺形のある一つの角が欠落
した3〜5角形形状(欠落した形状とは、その角を頂点
とし、その角をなす辺によって形成される直角三角形部
分)、または該欠落部分が2つ以上4つ以下存在する4
〜8角形形状等がある。{100}主平面を有する平板
状ハロゲン化銀乳剤粒子の形成法は、例えば特開平6−
301129号、同6−347929号、同9−340
45号、同9−96881号、同8−122954号、
同9−189977号に開示されている。 【0146】カラー撮影用フィルム用途で用いられるヨ
ウ臭化銀の平板状粒子においては、ハロゲン組成として
は30モル%以下のヨウ化銀を含む、ヨウ臭化銀、ヨウ
塩化銀、もしくはヨウ塩臭化銀が好ましい。特に好まし
いのは2〜10モル%のヨウ化銀を含むヨウ臭化銀もし
くはヨウ塩臭化銀である。塩化銀を含んでもよいが、好
ましくは塩化銀含率は8モル%以下、より好ましくは3
モル%以下、もしくは0モル%である。ヨウ臭化銀平板
状粒子の直径は0.3〜5.0μmであることが好まし
い。平板状粒子の厚みは0.05〜0.5μmであるこ
とが好ましい。平板状粒子のアスペクト比は好ましくは
4〜50、より好ましくは5〜30、さらに好ましくは
6〜25である。 【0147】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤は、通常
化学増感される。化学増感法としてはいわゆる金化合物
による金増感法(例えば米国特許第2,448,060
号、同3,320,069号)、イリジウム、白金、ロ
ジウム、パラジウム等の金属による増感法(例えば米国
特許第2,448,060号、同2,566,245
号、同2,566,263号)、含硫黄化合物を用いる
硫黄増感法(例えば米国特許第2,222,264
号)、セレン化合物を用いるセレン増感、テルル化合物
を用いるテルル増感、あるいはスズ塩類、二酸化チオ尿
素、ポリアミン等による還元増感法(例えば米国特許第
2,487,850号、同2,518,698号、同
2,521,925号)がある。これらの増感法は単独
もしくは併用して用いることができる。 【0148】本発明に用いる乳剤はセレン増感剤で化学
増感されていることが好ましい。セレン増感剤として
は、従来公知の特許に開示されているセレン化合物を用
いることができる。すなわち通常、不安定型セレン化合
物および/または非不安定型セレン化合物を添加して、
高温、好ましくは40℃以上で乳剤を一定時間撹拌する
ことにより用いられる。不安定型セレン化合物として
は、例えば特公昭44−15748号、特公昭43−1
3489号、特開平4−25832号、特開平4−10
9240号に記載の化合物を用いることが好ましい。具
体的な不安定セレン増感剤としては、イソセレノシアネ
ート類(例えばアリルイソセレノシアネートのごとき脂
肪族イソセレノシアネート類)、セレノ尿素類、セレノ
ケトン類、セレノアミド類、セレノカルボン酸類(例え
ば、2−セレノプロピオン酸、2−セレノ酪酸)、セレ
ノエステル類、ジアシルセレニド類(例えば、ビス(3
−クロロ−2,6−ジメトキシベンゾイル)セレニ
ド)、セレノホスフェート類、ホスフィンセレニド類、
コロイド状金属セレンが挙げられる。 【0149】不安定型セレン化合物の好ましい類型を上
に述べたがこれらは限定的なものではない。当業技術者
には写真乳剤の増感剤としての不安定型セレン化合物と
いえば、セレンが不安定である限りにおいて該化合物の
構造はさして重要なものではなく、セレン増感剤分子の
有機部分はセレンを担持し、それを不安定な形で乳剤中
に存在せしめる以外何らの役割をもたないことが一般に
理解されている。本発明においては、かかる広範な概念
の不安定セレン化合物が有利に用いられる。 【0150】本発明で用いられる非不安定型セレン化合
物としては特公昭46−4553号、特公昭52−34
492号および特公昭52−34491号に記載の化合
物が用いられる。非不安定型セレン化合物としては例え
ば亜セレン酸、セレノシアン化カリウム、セレナゾール
類、セレナゾール類の四級塩、ジアリールセレニド、ジ
アリールジセレニド、ジアルキルセレニド、ジアルキル
ジセレニド、2−セレナゾリジンジオン、2−セレノオ
キサゾリジンチオンおよびこれらの誘導体が挙げられ
る。 【0151】これらのセレン化合物のうち、好ましくは
特開平11−15115号明細書の、一般式(VII)お
よび(VIII)のものが好ましく用いられる。これらのセ
レン増感剤は水またはメタノール、エタノールなどの有
機溶媒の単独または混合溶媒に溶解し化学増感時に添加
される。好ましくは化学増感開始前に添加される。使用
されるセレン増感剤は1種に限られず、上記セレン増感
剤の2種以上を併用して用いることができる。不安定セ
レン化合物と非不安定セレン化合物の併用は好ましい。
セレン増感剤の添加量は、用いるセレン増感剤の活性
度、ハロゲン化銀の種類や大きさ、熟成の温度および時
間などにより異なるが、好ましくは、乳剤のハロゲン化
銀1モル当り1×10-8モル以上である。より好ましく
は1×10-7〜5×10-5モルである。セレン増感剤を
用いた場合の化学熟成の温度は好ましくは45℃以上で
ある。より好ましくは50〜80℃である。pAgおよ
びpHは任意である。例えばpHは4から9までの広い
範囲で本発明の効果は得られる。 【0152】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤には、感
光材料の製造工程、保存中あるいは写真処理中のかぶり
を防止する、あるいは写真性能を安定化させる目的で種
々の化合物あるいはそれらの前駆体を添加することがで
きる。これらの化合物の具体例は前出の特開昭62−2
15272号公報明細書の第39頁〜第72頁に記載の
ものが好ましく用いられる。さらにEP0447647
号に記載された5-アリールアミノ-1,2,3,4-チアトリア
ゾール化合物(該アリール残基には少なくとも一つの電
子求引性基を持つ)も好ましく用いられる。 【0153】本発明により調製されたハロゲン化銀乳剤
はカラー写真感光材料および黒白写真感光材料のいずれ
にも用いることができる。カラー写真感光材料としては
特にカラー印画紙、カラー撮影用フィルム、カラーリバ
ーサルフィルム、黒白写真感光材料としてはX−レイ用
フィルム、一般撮影用フィルム、印刷感材用フィルム等
を挙げることができる。 【0154】本発明に用いられる写真乳剤の調製法等に
ついては特開平10−239789号明細書の第63欄
36行〜第65欄2行等が適用できる。また、カラーカ
プラー等の添加剤、写真感光材料添加剤等、本発明が適
用される感光材料の種類、感光材料の処理等について
は、特開平10−239789号明細書の第65欄3行
〜第73欄13行等が適用できる。 【0155】本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、
前記の種々の添加剤が用いられるが、それ以外にも目的
に応じて種々の添加剤を用いることができる。これらの
添加剤は、より詳しくはResearch Disclosure誌のItem1
7643(1978年12月)、同Item18716(1979年
11月)および同Item308119(1989年12月)に記
載されており、その該当の個所を後掲の表にまとめて示
した。 【0156】 添加剤種類 RD17643 RD18716 RD308119 1 化学増感剤 23頁 648頁右欄 996頁 2 感度上昇剤 同 上 3 分光増感剤、 23〜24頁 648頁右欄〜 996右〜998右 強色増感剤 649頁右欄 4 増白剤 24頁 998右 5 カブリ防止剤 24〜25頁 649頁右欄 998右〜1000右 および安定剤 6 光吸収剤、フィル 25〜26頁 649頁右欄〜 1003左〜1003右 ター、紫外線吸収剤 650頁左欄 7 ステイン防止剤 25頁右欄 650左〜右欄 1002右 8 色素画像安定剤 25頁 1002右 9 硬膜剤 26頁 651頁左欄 1004右〜1005左 10 バインダー 26頁 同 上 1003右〜1004右 11 可塑剤、潤滑剤 27頁 650頁右欄 1006左〜1006右 12 塗布助剤、 26〜27頁 同 上 1005左〜1006左 表面活性剤 13 スタチック防止剤 27頁 同 上 1006右〜1007左 14 マット剤 1008左〜1009左 【0157】本発明に用いる乳剤ならびにその乳剤を用
いた写真感光材料に使用することができる層配列等の技
術、ハロゲン化銀乳剤、色素形成カプラー、DIRカプ
ラー等の機能性カプラー、各種の添加剤等、および現像
処理については、欧州特許第0565096A1号(1
993年10月13日公開)およびこれに引用された特
許に記載されている。以下に各項目とこれに対応する記
載箇所を列記する。 【0158】 1.層構成: 61頁23〜35行、41行〜62頁14行 2.中間層: 61頁36〜40行 3.重層効果付与層: 62頁15〜18行 4.ハロゲン化銀ハロゲン組成: 62頁21〜25行 5.ハロゲン化銀粒子晶癖: 62頁26〜30行 6.ハロゲン化銀粒子サイズ: 62頁31〜34行 7.乳剤製造法: 62頁35〜40行 8.ハロゲン化銀粒子サイズ分布: 62頁41〜42行 9.平板粒子: 62頁43〜46行 10.粒子の内部構造: 62頁47〜53行 11.乳剤の潜像形成タイプ: 62頁54行〜63頁5行 12.乳剤の物理熟成・化学増感: 63頁6〜9行 13.乳剤の混合使用: 63頁10〜13行 14.かぶらせ乳剤: 63頁14〜31行 15.非感光性乳剤: 63頁32〜43行 16.塗布銀量: 63頁49〜50行 【0159】 17.ホルムアルデヒドスカベンジャー: 64頁54〜57行 18.メルカプト系カブリ防止剤: 65頁1〜2行 19.かぶらせ剤等放出剤: 65頁3〜7行 20.色素: 65頁7〜10行 21.カラーカプラー全般: 65頁11〜13行 22.イエロー、マゼンタおよびシアンカプラー:65頁14〜25行 23.ポリマーカプラー: 65頁26〜28行 24.拡散性色素形成カプラー: 65頁29〜31行 25.カラードカプラー: 65頁32〜38行 26.機能性カプラー全般: 65頁39〜44行 27.漂白促進剤放出カプラー: 65頁45〜48行 28.現像促進剤放出カプラー: 65頁49〜53行 29.その他のDIRカプラー: 65頁54行〜66頁4行 30.カプラー分散方法: 66頁5〜28行 【0160】 31.防腐剤・防かび剤: 66頁29〜33行 32.感材の種類: 66頁34〜36行 33.感光層膜厚と膨潤速度: 66頁40行〜67頁1行 34.バック層: 67頁3〜8行 35.現像処理全般: 67頁9〜11行 36.現像液と現像薬: 67頁12〜30行 37.現像液添加剤: 67頁31〜44行 38.反転処理: 67頁45〜56行 39.処理液開口率: 67頁57行〜68頁12行 40.現像時間: 68頁13〜15行 41.漂白定着・漂白・定着: 68頁16行〜69頁31行 42.自動現像機: 69頁32〜40行 43.水洗・リンス・安定化: 69頁41行〜70頁18行 44.処理液補充・再使用: 70頁19〜23行 45.現像薬感材内蔵: 70頁24〜33行 46.現像処理温度: 70頁34〜38行 47.レンズ付きフィルムへの使用: 70頁39〜41行 【0161】 【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、これに限定されるものではない。 【0162】実施例1 ({111}高塩化銀平板状粒子の調製)水1.2リッ
トル中にNaCl2.0gおよび不活性ゼラチン2.4
gを添加し33℃に保った容器中へ撹拌しながらAgN
3 水溶液60cc(AgNO39g)とNaCl水溶
液60cc(NaCl3.2g)をダブルジェット法に
より1分間で添加した。添加終了1分後に晶相制御剤−
1を1ミリモル添加した。さらに1分後にNaCl3.
0gを添加した。次の25分間で反応容器の温度を60
℃に昇温した。60℃で16分間熟成した後、10%フ
タル化ゼラチン水溶液290gと晶相制御剤−1を0.
8ミリモルを加えた。この後、AgNO3 水溶液754
cc(AgNO3 113g)とNaCl水溶液768c
c(NaCl41.3g)を28分間かけて加速された
流量で添加した。この間、21分から28分にかけてK
I(添加量は最表層ヨード含有率が0.5%となる
量)、黄血塩11ミリグラムおよび6塩化イリジウム
1.5×10-8モルを含む0.25MのNaCl水溶液
30ccを加えた。添加終了後、1%チオシアン酸カリ
ウムを5.6ccおよび表1に記載の増感色素を加え
た。この後、75℃に昇温して10分間撹拌を続けた。
温度を40℃に下げてから、沈降剤−1を用いて通常の
フロキュレーション法にて脱塩行程を行なった。脱塩
後、ゼラチン67gとフェノール(5%)を80ccお
よび蒸留水を150ccを添加した。水酸化ナトリウム
とAgNO3溶液でpH6.2、pAg7.5に調整し
た。こうして全投影面積の96%が平均球相当直径0.
65μmで、平均円相当直径が1.19μmで、平均厚
み0.13μmで、平均アスペクト比が9.1の平板粒
子を含む乳剤101〜129を得た。 (化学増感)乳剤101〜129を、60℃において、
チオスルホン酸ナトリウム、1−(5−メチルウレイド
フェニル)−5−メルカプトテトラゾール、セレン化合
物−1、チオ硫酸ナトリウムおよび塩化金酸を用いて最
適に化学増感した。 【0163】 【化29】 【0164】 【化30】 【0165】 【化31】 【0166】(塗布試料の調製)紙の両面をポリエチレ
ン樹脂で被覆してなる支持体の表面に、コロナ放電処理
を施した後、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを
含むゼラチン下塗り層を設け、さらに第一層〜第七層の
写真構成を順次塗設して、以下に示す層構成のハロゲン
化銀カラー写真感光材料の試料101〜109を作成し
た。各写真構成層の塗布液は、以下のようにして調製し
た。 【0167】塗布液調製 カプラー、色像安定剤、紫外線吸収剤を溶媒および酢酸
エチルに溶解し、この液を界面活性剤を含む10質量%
ゼラチン水溶液中に高速撹拌乳化機(ディゾルバー)で
乳化分散し、水を加えて乳化分散物を調製した。前記乳
化分散物と高塩化銀乳剤とを混合溶解し、後記組成とな
るように塗布液を調製した。 【0168】各層のゼラチン硬化剤として、1−オキシ
−3,5−ジクロロ−s−トリアジンナトリウム塩を用
いた。また、各層にAb−1、Ab−2およびAb−3
をそれぞれ全量が15.0mg/m2、60.0mg/
2および5.0mg/m2 となるように添加した。 【0169】 【化32】 【0170】各感光性乳剤層に用いた高塩化銀乳剤は以
下の通りである。 (青感光性乳剤層)前述の塩化銀平板乳剤を用いた。 (緑感光性乳剤層)塩臭化銀乳剤(立方体、平均粒子サ
イズ0.45μmの大サイズ乳剤と0.35μmの小サ
イズ乳剤との1:3混合物(銀モル比)。粒子サイズの
変動係数は10%および8%。各サイズの乳剤とも臭化
銀0.4モル%を塩化銀を基体とする粒子表面の一部に
局在含有させた)に増感色素G1を、ハロゲン化銀1モ
ルあたり、大サイズ乳剤に対してはそれぞれ3.0×1
-4モル、小サイズ乳剤に対してはそれぞれ3.6×1
-4モル添加した。また、増感色素G2を、ハロゲン化
銀1モルあたり、大サイズ乳剤に対してはそれぞれ4.
0×10-5モル、小サイズ乳剤に対してはそれぞれ2.
8×10-4モル添加した。 【0171】 【化33】【0172】(赤感光性乳剤層)塩臭化銀乳剤(立方
体、平均粒子サイズ0.50μmの大サイズ乳剤Aと
0.41μmの小サイズ乳剤Bとの1:4混合物(銀モ
ル比)。粒子サイズの変動係数は0.09と0.11。
各サイズの乳剤とも臭化銀0.8モル%を塩化銀を基体
とする粒子表面の一部に局在含有させた)。増感色素R
1およびR2を、ハロゲン化銀1モルあたり、大サイズ
乳剤に対してはそれぞれ6.0×10-5モル、小サイズ
乳剤に対してはそれぞれ9.0×10-5モル添加した。 【0173】 【化34】 【0174】さらに、以下の化合物−Iをハロゲン化銀
1モルあたり2.6×10-3モル添加した。 【0175】 【化35】 【0176】また、青感性、緑感性および赤感性乳剤層
に対し、1−(3−メチルウレイドフェニル)−5−メ
ルカプトテトラゾールを、それぞれハロゲン化銀1モル
あたり、3.3×10-4モル、1.0×10-3モルおよ
び5.9×10-4モル添加した。さらに、第二層、第四
層、第六層および第七層にも、それぞれ0.2mg/m
2、0.2mg/m2、0.6mg/m2および0.1m
g/m2となるように添加した。また、赤感性乳剤層に
メタクリル酸とアクリル酸ブチルの共重合体(質量比
1:1、平均分子量200000〜400000)を
0.05g/m2添加した。また、第二層、第四層およ
び第六層にカテコール−3,5−ジスルホン酸二ナトリ
ウムをそれぞれ6mg/m2、6mg/m2および18m
g/m2となるように添加した。また、イラジエーショ
ン防止のために、乳剤層に以下の染料(カッコ内は塗布
量を表す)を添加した。 【0177】 【化36】 【0178】(層構成)以下に層構成を示す。数字は塗
布量(g/m2)を表す。ハロゲン化銀乳剤は銀換算塗
布量を表す。 支持体;ポリエチレン樹脂ラミネート紙 [第一層側のポリエチレン樹脂に白色顔料(TiO2;含有
率16質量%、ZnO ;含有量4質量%)と蛍光増白剤
(4,4’−ビス(5−メチルベンゾオキサゾリル)ス
チルベンを13mg/m2)、青味染料(群青)を96
mg/m2含む] 【0179】 第一層(青感性乳剤層) 乳剤 0.24 ゼラチン 1.25 イエローカプラー(ExY) 0.57 色像安定剤(Cpd−1) 0.07 色像安定剤(Cpd−2) 0.04 色像安定剤(Cpd−3) 0.07 色像安定剤(Cpd―4) 0.02 溶媒(Solv−1) 0.21 【0180】 第二層(混色防止層) ゼラチン 0.60 混色防止剤(Mid−1) 0.10 混色防止剤(Mid−2) 0.18 混色防止剤(Mid−3) 0.02 紫外線吸収剤(UV−C) 0.05 溶媒(Solv−5) 0.11 【0181】 第三層(緑感性乳剤層) 乳剤 0.14 ゼラチン 0.73 マゼンタカプラー(ExM) 0.15 紫外線吸収剤(UV−A) 0.05 色像安定剤(Cpd−2) 0.02 混色防止剤(Cpd−3) 0.008 色像安定剤(Cpd−4) 0.08 色像安定剤(Cpd−5) 0.02 色像安定剤(Cpd−6) 0.009 色像安定剤(Cpd−7) 0.0001 溶媒(Solv−3) 0.06 溶媒(Solv−4) 0.11 溶媒(Solv−5) 0.06 【0182】 第四層(混色防止層) ゼラチン 0.48 混色防止剤(Mid−4) 0.07 混色防止剤(Mid−2) 0.006 混色防止剤(Mid−3) 0.006 紫外線吸収剤(UV−C) 0.04 溶媒(Solv−5) 0.09 【0183】 第五層(赤感性乳剤層) 乳剤 0.12 ゼラチン 0.59 シアンカプラー(ExC−A) 0.13 シアンカプラー(ExC−B) 0.03 混色防止剤(Mid−3) 0.01 色像安定剤(Cpd−5) 0.04 色像安定剤(Cpd−8) 0.19 色像安定剤(Cpd−9) 0.04 溶媒(Solv−5) 0.09 【0184】 第六層(紫外線吸収層) ゼラチン 0.32 紫外線吸収剤(UV−C) 0.42 溶媒(Solv−7) 0.08 【0185】 第七層(保護層) ゼラチン 0.70 ポリビニルアルコールのアクリル変成重合体(変成度17%) 0.04 流動パラフィン 0.01 界面活性剤(Cpd−13) 0.01 ポリジメチルシロキサン 0.01 二酸化ケイ素 0.003 【0186】 【化37】 【0187】 【化38】【0188】 【化39】【0189】 【化40】【0190】 【化41】 【0191】 【化42】【0192】 【化43】 【0193】 【化44】【0194】以上のようにして、塗布試料101から1
09を作成した。 (露光)下記露光装置を用い、B、G、R、3色のレー
ザー光で3色分解の階調を露光を与えた。その際、各試
料に対して、最適な改良が得られるようにレーザー出力
を補正した。また、試料を50℃、70%R.H.、1
50時間保存後に、同様に露光・処理をして感度を評価
した。(これらを保存後感度とする。) 【0195】(露光装置)光源は、半導体レーザーGaAl
As(発振波長808.5nm)を励起光源としたYAG固体レーザ
ー(発振波長946nm)を反転ドメイン構造を有するLiNbO
3のSHG結晶により波長変換して取り出した473nmと、半
導体レーザーGaAlAs(発振波長808.5nm)を励起光源と
したYVO4固体レーザー(発振波長1064nm)を反転ドメイ
ン構造を有するLiNbO3のSHG結晶により波長変換して取
り出した532nmと、AlGaInP(発振波長680nm:松下電産
製タイプNo.LN9R20)とを用いた。3色それぞれのレー
ザー光はAOMにて強度変調されポリゴンミラーにより走
査方向に対して垂直方向に移動し、カラー印画紙上に、
順次走査露光できるようにした。半導体レーザーの温度
による光量変動は、ペルチェ素子を利用して温度が一定
に保たれることで抑えられている。この走査露光は、60
0dpiであり、光ビーム径測定装置[1180GP/ビームスキ
ャン社製(米国)]を用いた光ビーム径測定では、B、
G、Rとも65μmであった(主走査方向径/副走査方向
径の差が1%以内の円形ビームであった)。 【0196】(現像処理;dry to dry 55秒)上記の
試料に下記処理工程および処理液によって発色現像処理
を施した。 処理工程 温度 時間 補充液* タンク容量 カラー現像 45℃ 15秒 35ml 2L 漂白定着 40℃ 15秒 38ml 1L リンス 40℃ 5秒 ――― 1L リンス 40℃ 5秒 ――― 1L リンス 40℃ 5秒 90ml 1L 乾燥 80℃ 10秒 ――― ――― (リンス→へのタンク向流方式とした) *感光材料1m2あたりの補充量 【0197】上記の処理では、リンスの水は逆浸透膜
に圧送し、透過水はリンスに供給し、逆浸透膜を通過
しなかった濃縮水はリンスに戻して使用した。なお、
各リンス間はクロスオーバー時間を短縮するため、槽間
にブレードを設置し、その間に感材を通過させた。ま
た、各工程には特開平8−314088記載の吹き付け
装置を用い吹き付け量を1タンクあたり4〜6L/分に
設定して循環処理液を吹き付けた。 【0198】各処理液の組成は以下の通りである。 カラー現像液 タンク液 補充液 水 700ml 700ml トリイソプロピルナフタレン(β)スルホン酸ナトリウム 0.1g 0.1g エチレンジアミン四酢酸 3.0g 3.0g 1,2−ジヒドロキシベンゼン−4,6−ジスルホン酸二ナトリウム塩 0.5g 0.5g トリエタノールアミン 12.0g 12.0g 塩化カリウム 15.8g ――― 臭化カリウム 0.04g ――― 炭酸カリウム 27.0g 27.0g 亜硫酸ナトリウム 0.1g 0.1g ジナトリウム N,N−ビス(スルホナトエチル)ヒドロキシルアミン 18.0g 18.0g N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)−3−メチル−4−アミ ノアニリン硫酸塩 8.0g 23.0g ナトリウム ビス(2,4−ジスルホナトエチル−1,3,5−トリアジン−6 −イル)ジアミノスチルベン−2,2−ジスルホナート 5.0g 6.0g 水を加えて 1000ml 1000ml pH(25℃) 10.35 12.80 【0199】漂白定着液は2成分の補充液を下記のよう
に混合して調製した。 漂白定着液 タンク液 補充量(下記量で1m2あたり合計38ml) 第1補充液 260ml 18ml 第2補充液 290ml 20ml 水を加えて 1000ml pH(25℃) 5.0 【0200】第1および第2補充液の組成は下記の通り
である。 (第1補充液) 水 150ml エチレンビスグアニジン硝酸塩 30g 亜硫酸アンモニウム・1水塩 226g エチレンジアミン四酢酸 7.5g トリアジニルアミノスチルベン系蛍光増白剤 1.0g (昭和化学製ハッコールFWA−SF) 臭化アンモニウム 30g チオ硫酸アンモニウム(700g/L) 340ml 水を加えて 1000ml pH(25℃) 5.82 (第2補充液) 水 140ml エチレンジアミン四酢酸 11.0g エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム 384g 酢酸(50%) 230ml 水を加えて 1000ml pH(25℃) 3.35 (リンス液) イオン交換水(Ca、Mg各々3ppm以下) 【0201】(比較処理)比較のために水洗時間を短縮
した富士写真フィルム社製CP45−X処理(dry to d
ry130秒)を行なった。 カラー現像、漂白定着の各工程=45秒、リンス、リ
ンスの各工程=20秒。 【0202】処理の終了した発色試料を富士写真フイル
ム社製TCD型濃度測定装置を用いて反射濃度を測定し
た。感度はカブリ濃度よりも1.0高い発色濃度を与え
るのに必要な露光量より求めた。青感度は130秒処理
した試料101の感度を100とした相対値であらわし
た。カブリは未露光部が現像されることによるカプラー
の発色と増感色素の残色からなる。測定結果を表1に示
す。 【0203】 【表1】 【0204】 【化45】 【0205】表1の結果よりわかるように、本発明の一
般式(Ia)、(Ib)、又は(Ic)で表される化合
物、一般式(II)で表される化合物の(II-3)、S-1を
それぞれ単独で使用した場合には十分な感度が得られな
いだけでなく、カブリ(増感色素の残色に起因)が悪化
しており、その傾向は迅速処理において顕著であった。
さらに、保存後の感度低下も著しかった。この問題は
(II-3)とS-1の併用によっては解消されなかった。こ
れらと比較して、本発明の態様で色素を併用した場合、
著しい感度の向上、写真処理後の残色低減が同時に達成
できており、さらに保存後の感度低下も顕著に抑制でき
ることを見出した。以上のように、本発明の態様で色素
を併用した場合に限り、残色を悪化させることなく特異
的に高感度で、さらに保存後の感度低下を抑えた乳剤が
得られることを見出した。 【0206】実施例2 (試料201の作製)特開平11−119365号明細
書記載の実施例1中の試料101の作成方法に倣い、多
層カラー感光材料を作成し、試料201とした。試料2
01に用いた感光性乳剤は表2に示した。 【0207】 【表2】 【0208】注1)上記乳剤は、いずれも金・硫黄・セレ
ンを用いて化学増感されたヨウ臭化銀乳剤である。 注2)上記乳剤は、いずれも増感色素を化学増感前に添加
している。 注3)上記乳剤には、特開平11−119365号明細書
記載の化合物F−5、F−7、F−8、F−9、F−1
0、F−11、F−12、F−13、F−14を適宜添
加している。 注4)乳剤A、B、I、Jは主平面が(100)、その他
は主平面が(111)の3重構造平板粒子である。 注5)乳剤A、B、E、F、I、Pは表面感度よりも内部
感度の方が高い乳剤である。 注6)乳剤E、I、Pは化学増感後塩化銀をエピタキシャ
ル成長させた粒子である。 注7)乳剤A、E、Fを除く粒子には1粒子あたり50本
以上の転位が透過型電子顕微鏡にて観察される粒子であ
る。 【0209】(試料200、202〜204の作製と評
価)試料201において用いられる乳剤C〜Eの増感色
素S−2を表3のように当モルで置き換えることで試料
202〜204、また色素を抜くことで色素ブランク試
料200を作製した。このように得られた試料片を1/
100秒の露光時間、20CMSの露光量でグレーウェ
ッジを通して白色露光した後、下記に示す処理工程によ
り処理し、センシトメトリーを行った。また、試料を6
0℃、80%R.H.、120時間保存後に、同様に露
光・処理をして感度を評価した。(これらを保存後感度
とする。) また処理後の試料片のステインのマゼンタ〜シアン濃度
から色素ブランク試料200のマゼンタ〜シアンステイ
ンの濃度を差し引き、残色を評価した。ステイン濃度は
X−RITE社製濃度測定器、ステータスAで測定し
た。さらに各試料に対しRMS値測定用のパターンを通
して光源として色温度3200°Kのハロゲンランプを
用いて露光したサンプルに下記の処理を行い、ミクロ濃
度計(測定アパーチャー径48μm)で測定しRMS値
を求めた。 【0210】 (処理) 処理工程 時間 温度 タンク容量 補充量 第一現像 6分 38 ℃ 12L 2200 ml/m2 第一水洗 2分 38 ℃ 4L 7500 ml/m2 反転 2分 38 ℃ 4L 1100 ml/m2 発色現像 6分 38 ℃ 12L 2200 ml/m2 前漂白 2分 38 ℃ 4L 1100 ml/m2 漂白 6分 38 ℃ 2L 220 ml/m2 定着 4分 38 ℃ 8L 1100 ml/m2 第二水洗 2分 38 ℃ 8L 7500 ml/m2 最終リンス 1分 25 ℃ 2L 1100 ml/m2 【0211】各処理液の組成は特開平11−11936
5号明細書記載の実施例1のものと同一である。 【0212】下記の表3にセンシトメトリー、残色およ
び粒状性、保存後の感度の評価結果を示す。赤相対感度
は最低濃度から濃度1.0大なる相対露光量を基に比較
した(試料201の感度を100とする)。RMS値は
シアン画像の濃度0.7の値について、試料201の値
を100とした場合の相対値で示した(値が小さいほど
粒状性が良好)。 【0213】 【表3】 【0214】 【化46】【0215】表3の結果から明らかなように、本発明の
一般式(Ia)、(Ib)、又は(Ic)で表される化
合物、と一般式(II)で表される化合物((II-23)、S
-2、(II-26)を併用する本発明の態様で色素を用いた
場合、著しい感度の向上と粒状性の改良が確認された。
また残色の悪化もほとんど無かった。さらに保存後の感
度の低下が抑制された。以上のように、本発明の態様で
色素を併用した場合に限って特異的に、残色の悪化を招
くことなく感度と粒状性の両立を実現し、保存後の感度
の低下が抑制された乳剤が得られることを見出した。 【0216】実施例3 (試料301の作製)特開平11−305396号明細
書記載の実施例1中の試料101の作成方法に倣い、多
層カラー感光材料を作成し、試料301とした。 【0217】使用した乳剤のAgI含量および粒子サイ
ズ、表面ヨード含有率等を下記表4に示す。 【0218】 【表4】 【0219】表4において、 (1)乳剤L〜Oは特開平2−191938号の実施例
に従い、二酸化チオ尿素とチオスルフォン酸を用いて粒
子調製時に還元増感されている。 (2)乳剤A〜Oは特開平3−237450号の実施例
に従い、各感光層に記載の分光増感色素とチオシアン酸
ナトリウムの存在下に金増感、硫黄増感とセレン増感が
施されている。 (3)平板状粒子の調製には特開平1−158426号
の実施例に従い、低分子量ゼラチンを使用している。 (4)平板状粒子には特開平3−237450号に記載
されているような転位線が高圧電子顕微鏡を用いて観察
されている。 【0220】(試料302及び303の作製)試料30
1の第10層と第11層の増感色素を下記の表5の増感
色素に変更した以外は同様にして試料302及び303
を作成した。 【0221】以上の試料について感度とカブリを下記の
方法により評価した。また、試料を60℃、80%R.
H.、120時間保存後に、同様に露光・処理をして感
度を評価した。(これらを保存後感度とする。) 上記の試料に色温度4800°Kで連続ウェッジと富士
写真フイルム(株)性ゼラチンフィルターSC−50を
通して1/100秒間センシトメトリー用露光を与え、
次のカラー現像処理を行った。 【0222】(処理方法) 工程 処理時間 処理温度 発色現像 3分15秒 38℃ 漂 白 3分00秒 38℃ 水 洗 30秒 24℃ 定 着 3分00秒 38℃ 水洗(1) 30秒 24℃ 水洗(2) 30秒 24℃ 安 定 30秒 38℃ 乾 燥 4分20秒 55℃ 【0223】各処理液の組成は特開平11−30539
6号明細書記載の実施例1のものと同一である。 【0224】上記現像処理を行った試料301〜303
のマゼンタ濃度の測定を行った。感度は、光学濃度がカ
ブリよりも0.2だけ高くなるのに要した露光量の逆数
の相対値を、試料301の場合を100として示した。
カブリは未露光部のカプラーの発色および増感色素の残
色からなる。結果を下記の表5に示した。 【0225】 【表5】 【0226】 【化47】 【0227】表5の結果より明らかなように、一般式
(II)((II-20)、(S-5) 、(II-13))を組み合わせた
試料に比べて、本発明の一般式(Ia)、(Ib)、又
は(Ic)で表される化合物と一般式(II)で表される
化合物と組み合わせて用いた場合には、残色が少なく感
度の高いハロゲン化銀写真感光材料が得られることがわ
かる。また、保存後の感度低下が著しく抑制されること
が分かった。以上のように、本発明の態様で色素を併用
した場合に限って特異的に、高感度で残色が少なく、保
存後の感度の低下が少ない乳剤が得られることを見出し
た。 【0228】実施例4 臭化銀八面体乳剤(乳剤A)および臭化銀平板乳剤(乳
剤B、乳剤C、乳剤D、及び乳剤E)の調製。反応容器
中に水1000ml、脱イオン化した骨ゼラチン25
g、50%のNH4NO3水溶液15mlおよび25%の
NH3水溶液7.5mlを加えて50℃に保ち、良く攪
拌し、1Nの硝酸銀水溶液750mlと、1mol/l
の臭化カリウム水溶液を50分で添加し、反応中の銀電
位を−40mVに保った。得られた臭化銀粒子は八面体
で、球相当径が0.846±0.036μmであった。
上記乳剤の温度を下げ、イソブテンとマレイン酸モノナ
トリウム塩との共重合物を凝集剤として添加し、沈降水
洗して脱塩した。次いで、脱イオン化した骨ゼラチン9
5gと水430mlとを加え、50℃でpH6.5、お
よびpAg8.3に調整した後、最適感度となるように
チオシアン酸カリウム、塩化金酸およびチオ硫酸ナトリ
ウムを添加し55℃で50分間熟成した。この乳剤を乳
剤Aとした。 【0229】1.2リットルの水に臭化カリウム6.4
gと平均分子量が1万5千以下の低分子量ゼラチン6.
2gを溶解させ30℃に保ちながら16.4%の硝酸銀
水溶液8.1mlと23.5%の臭化カリウム水溶液
7.2mlを10秒にわたってダブルジェット法で添加
した。次に11.7%のゼラチン水溶液をさらに添加し
て75℃に昇温し40分間熟成させた後、32.2%の硝
酸銀水溶液370mlと20%の臭化カリウム水溶液
を、銀電位をー20mVに保ちながら10分間にわたっ
て添加し、1分間物理熟成後温度を35℃に下げた。こ
のようにして平均投影面積径2.32μm、厚み0.0
9μm(アスペクト比25.8)、直径の変動係数1
5.1%の単分散純臭化銀平板乳剤(比重1.15)を
得た。この後凝集沈殿法により可溶性塩類を除去した。
再び温度を40℃に保ち、ゼラチン45.6g、1mo
l/lの濃度の水酸化ナトリウム水溶液を10ml、水
167ml、さらに35%フェノキシエタノールを1.
66ml添加し、pAgを8.3、pHを6.20に調
整した。この乳剤を、最適感度となるようにチオシアン
酸カリウム、塩化金酸およびチオ硫酸ナトリウムを添加
し55℃で50分間熟成した。この乳剤を乳剤Bとし
た。 【0230】また、チオシアン酸カリウム、塩化金酸お
よびチオ硫酸ナトリウムの替わりに、チオシアン酸カリ
ウム、塩化金酸、ペンタフルオロフェニル−ジフェニル
フォスフィンセレニドおよびチオ硫酸ナトリウムで化学
増感した乳剤を乳剤Cとした。 【0231】また、乳剤Bの調整において、銀電位を調
整することによって、平均投影面積径1.56μm、厚
み0.625μm(アスペクト比2.5)、直径の変動
係数15.1%の単分散純臭化銀平板乳剤(比重1.1
6)を得て、さらに同様に処理、化学増感を行い乳剤D
とした。 【0232】また、乳剤Bの調整において、銀電位を調
整することによって、平均投影面積径2.12μm、厚
み0.341μm(アスペクト比6.2)、直径の変動
係数15.0%の単分散純臭化銀平板乳剤(比重1.1
6)を得て、さらに同様に処理、化学増感を行い乳剤E
とした。 【0233】さらに、乳剤Bの調整において、銀電位を
調整することによって、平均投影面積径2.36μm、
厚み0.274μm(アスペクト比8.6)、直径の変
動係数15.1%の単分散純臭化銀平板乳剤(比重1.
15)を得て、さらに同様に処理、化学増感を行い乳剤
Fとした。 【0234】上記のようにして得られた乳剤を50℃に
保ちながら表6に示した色素を添加して60分間攪拌し
た。 【0235】また得られた乳剤にゼラチン硬膜剤、及び
塗布助剤を添加し、塗布銀量が3.0g−Ag/m2
なるように、セルロースアセテートフィルム支持体上
に、ゼラチン保護層とともに同時塗布した。得られたフ
ィルム試料(フレッシュ試料)をタングステン電球(色
温度2854K)に対して連続ウエッジ色フィルターを
通して1秒間露光した。色フィルターとして色素側を励
起するマイナス青露光用の富士ゼラチンフィルターSC
−40(富士フイルム(株)製)を用いて400nm以
下の光を遮断し、試料に照射した。露光した試料は、下
記の表面現像液MAA−1を用いて20℃で10分間現
像した。次に、下記の定着を行い、さらに水洗、乾燥処
理を行った。また、上記フイルム試料を、50℃、70
%R.H.、150時間保存後(保存後試料)に、上記
と同様に露光・処理をした。 【0236】表面現像液MAA−1 メトール 2.5g L−アスコルビン酸 10g ナボックス(富士フイルム(株)) 35g 臭化カリウム 1g 水を加えて 1リットル pH 9.8 【0237】定着液処方 チオ硫酸アンモニウム 170g 亜硫酸ナトリウム(無水) 15g 硼酸 7g 氷酢酸 15ml カリ明ばん 20g エチレンジアミン四酢酸 0.1g 酒石酸 3.5g 水を加えて 1リットル 【0238】現像、その他の処理を行ったフィルム試料
は富士自動濃度計で光学濃度を測定し、感度は被り+
0.2の光学濃度を与えるのに要した光量の逆数で評価
し、各々のフレッシュ試料の感度を100としたときの
相対値で保存後試料の感度を示した。 【0239】 【表6】【0240】色素の総添加量は 試料61〜65:2.1×10-4mol/molAg
(試料64、65は各色素1:1で添加)、 試料66〜70:3.3×10-4mol/molAg
(試料69、70は各色素1:1で添加)、 試料71〜75:4.3×10-4mol/molAg
(試料74、75は各色素1:1で添加)、 試料76〜80:5.2×10-4mol/molAg
(試料79、80は各色素1:1で添加)、 試料81〜92:9.2×10-4mol/molAg
(試料84、85、90、91、92は各色素1:1で
添加)。 【0241】 【化48】 【0242】表6の結果から、本発明の態様で色素を併
用した試料は、比較の試料に比べて保存後の感度低下が
少ないことが分かる。また、比較の試料の保存後の感度
は、八面体乳剤のAに比べて、平板乳剤のD、E、F、
Bでより感度低下が大きく、その程度は高アスペクト比
(特にアスペクト比8以上)になるほど大きいことが分
かる。これに対して、本発明の態様で色素を併用した試
料の保存後の感度は、八面体乳剤のAに比べて、平板乳
剤のD、E、F、Bでより感度低下が少なく、その程度
は高アスペクト比(特にアスペクト比8以上)になるほ
ど大きいことが分かる。また、乳剤BとCを比較する
と、セレン増感した乳剤Cで、より顕著に保存性が良化
することが分かる。 【0243】 【発明の効果】本発明の構成により、溶解経時安定性が
高く、高感度で粒状性に優れ、迅速処明においても処理
後の残色が少なく、保存後の感度低下が少ないハロゲン
化銀写真感光材料を得ることができる。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [0001] The present invention relates to a silver halide photograph.
Emulsion and silver halide photographic light-sensitive material containing the emulsion
Is. In more detail, high sensitivity and excellent graininess
Even after rapid processing, there is little residual color after processing, and storage stability
Is to provide a silver halide photographic light-sensitive material having good quality.
The [0002] Sensitizing dyes used for spectral sensitization
Greatly affects the performance of silver halide photographic materials.
It is known that For sensitizing dyes, structurally
There are slight differences in sensitivity, covering, storage stability, and residual after processing.
Significant influence on photographic performance such as existing color (residual color) and graininess
Or by using two or more sensitizing dyes in combination
Although it has a large effect on photographic performance, its effect is predicted in advance.
It is difficult to measure and many researchers have traditionally been
Of various sensitizing dyes and the combination of many sensitizing dyes
I have tried to investigate the photographic performance. But depending
However, the current situation is that we cannot predict photographic performance.
is there. While photographs require high sensitivity and high image quality,
Demand for faster true processing and reduction of waste liquid volume for environmental problems
In recent years, demand has become particularly strong, and negative effects such as residual colors have occurred.
Spectrally sensitize silver halide grains with high sensitivity
Technology is becoming increasingly important. Tabular grains are body
Large surface area (specific surface area) relative to product, with many sensitizing dyes
It is preferable for spectral sensitization in that it can be adsorbed in an amount, and sensitivity
/ It is effective for improving the grain ratio, but it is the color after processing.
Residual color (residual color) increases and the residual color problem is regular
More serious than particles. On the other hand, in photo processing
Although it is desired to reduce the time, the processing time is reduced.
Then, the remaining amount of sensitizing dye used in the emulsion increases.
However, the problem of residual color becomes more serious. Therefore, the remaining color
There is a strong demand for technology to reduce this. As a means to improve the remaining color
It is effective to increase the hydrophilicity of the sensitizing dye
As is generally known, the higher the hydrophilicity, the higher the sensitivity of the sensitizing dye.
Adsorption to silver halide grains is weak, so sensitivity is not reduced.
It is unavoidable to adversely affect photographic properties and is limited to residual color improvement effects.
There was a degree. Also, especially for tabular grains, a large amount of sensitization
When a dye is added, the sensitizing dye adsorbed at a high coverage
More protective colloidal properties of gelatin are impaired,
In the case of tabular grains with a high spectral ratio, the main planes are in contact with each other.
The particles are more likely to agglomerate.
It is clear that side effects such as deterioration of graininess occur
It has become. Solutions to these problems include:
As described in JP-A-6-320991
Halogenated qualitatively insoluble silver iodobromide fine grain emulsion
Known to be added during or after chemical sensitization of silver emulsion.
However, this method can be applied to any emulsion.
But not particularly in high silver chloride emulsions
Therefore, an alternative method was sought. [0003] The problem to be solved by the present invention is high sensitivity.
Excellent in graininess and residual color after processing even in rapid processing
Providing few silver halide photographic materials with good storage stability
There is to serve. [0004] [Means for Solving the Problems] The subject of the present invention is earnest research.
As a result, it can be achieved by the following means:
Came. That is, (1) At least one layer of halo on the support
Silver halide photographic material containing a silver halide photographic emulsion layer
In the composition, the following general formulas (Ia) and (I
b) and a small amount selected from the compounds represented by (Ic)
At least one compound represented by the following general formula (II)
Halogen characterized by containing at least one product
Silver halide photographic material. [0006] [Chemical 3] In the formula (I), Z1 Is a sulfur atom, an oxygen atom,
Lists selenium, tellurium, nitrogen, or carbon atoms
The R represents an alkyl group, an aryl group or a heterocyclic group.
The D represents a group necessary for forming a methine dye. R
a and Rb each represents an alkyl group. V1 And V2
Each represents a hydrogen atom or a monovalent substituent. M is charge balance
Represents a counter ion, m to neutralize the charge in the molecule
Represents a required number of zero or more. Formula (II) [0008] [Formula 4] In the formula (II), Z31And Z32Each contains nitrogen
This represents a group of atoms necessary for forming a heterocycle. However,
These rings may be condensed or have a substituent.
Yes. R 31And R32Are each an alkyl group, an aryl group or
Represents a heterocyclic group. L31, L32, L33, L34, L35, L
36And L37Each represents a methine group. p31And p32Is
Each represents 0 or 1. nThreeIs 0, 1, 2, 3 or 4
Represents. MThreeRepresents a charge balanced counter ion and mThreeIs in the molecule
It represents a number of 0 or more necessary for neutralizing the electric charge. However
The compound represented by the general formula (II) is a compound represented by the general formula (I
a), (Ib), and (Ic)
It was. (2) General formula (Ia), (Ib) or (I
In c), D is necessary to form a cyanine dye.
A silver halide copy as described in (1), which is a group
True photosensitive material. (3) General formulas (Ia) and (I
In b) or (Ic), D is represented by D1 below.
The silver halide photographic light-sensitive material as described in (1)
material. [0011] [Chemical formula 5] D1 Medium, R12Is an alkyl group or an aryl group
Or represents a heterocyclic group. Z11Form nitrogen-containing heterocycles
Represents a group of atoms necessary for the
It may have a substituent. L11, L12, L13, L14And
And L15Each represents a methine group. p1Is 0 or 1
Represent. n1Represents 0, 1, 2, 3 or 4. (4) General formula (Ia), (Ib), or (1)
In (Ic), R is an alkyl group substituted with an acid group.
D is D2 (1) characterized in that
The silver halide photographic light-sensitive material described. [0013] [Chemical 6] D2Medium, Rtwenty twoIs an alkyl group substituted by an acid group
Represents. Xtwenty twoIs a sulfur atom, oxygen atom, selenium atom,
Represents a sulfur atom, a nitrogen atom, or a carbon atom. Vtwenty one, Vtwenty two,
Vtwenty threeAnd Vtwenty fourEach represents a hydrogen atom or a substituent. However
Vtwenty one, Vtwenty two, Vtwenty threeAnd Vtwenty four2 adjacent to each other
Two substituents linked together to form a saturated or unsaturated fused ring
Or aromatic groups, and aromatic hetero
It is not a cyclic group. Ltwenty one, Ltwenty twoAnd Ltwenty threeIs that
Represents a methine group. n2Represents 0 or 1. (5) General formulas (Ia) and (I
b) or (Ic), wherein R is an alkyl group substituted with an acid group
Kill group, D is DThreeOr DFourSpecially represented by
The silver halide photographic light-sensitive material as described in (1). [0016] [Chemical 7] DThree Medium, R32Is an alkyl group substituted by an acid group
Represents. X32Represents a sulfur atom or an oxygen atom. V32Is
Represents a halogen atom. DFour Medium, R42Is the acid group substituted
Represents an alkyl group. X42Represents a sulfur atom or an oxygen atom
The V42Represents a halogen atom. (6) General formulas (Ia) and (I
b) or (Ic), X42Represents an oxygen atom
The silver halide photographic light-sensitive material as described in (5) above
Fee. (7) General formulas (Ia) and (I
b) or (Ic), D is DThree Represented by
The silver halide photographic light-sensitive material as described in (5)
Fee. (8) The silver halide described in (1) to (7)
In the photographic light-sensitive material, the general formula (Ia)
Is at least one of the compounds represented by (Ib),
And at least one compound represented by formula (II)
A silver halide photographic light-sensitive material comprising: (9) The general formula (I) described in (1) to (8)
In a), (Ib) or (Ic), Ra and Rb
(1) to (8) characterized in that is a methyl group
The silver halide photographic light-sensitive material described in any one of the above. (10) The general formula (I) described in (1) to (9)
In a), (Ib) or (Ic), Z1 Is a sulfur atom
Any one of (1) to (9), characterized in that
The silver halide photographic light-sensitive materials listed. (11) General formulas described in (1) to (10)
(II) is selected from the following general formula (IIa)
The silver halide according to any one of (1) to (10)
Photosensitive material. Formula (IIa) [0024] [Chemical 8] In the formula (IIa), X41And X42Each is sulfur
Atoms, oxygen atoms, selenium atoms, tellurium atoms, nitrogen atoms,
Or represents a carbon atom. V41, V42, V43, V44, V45,
V46, V47And V48Each represents a hydrogen atom or a substituent.
Two adjacent substituents linked together and saturated or
An unsaturated condensed ring may be formed. R41And R42Is
Each represents an alkyl group, an aryl group or a heterocyclic group. L
41, L42And L43Each represents a methine group. nFourIs 0,
1, 2, 3 or 4 is represented. MFourRepresents a counter ion, mFour
Is a number greater than or equal to zero necessary to neutralize the charge in the molecule
Represent. (12) General formulas described in (1) to (10)
Whether (II) is the following general formula (III) or the following general formula (IV)
Any one of (1) to (10),
2. A silver halide photographic light-sensitive material as described above. General formula (III) [0027] [Chemical 9] In the formula (III), X51And X52Are each oxygen
Represents an atom or a sulfur atom. V51, V52, V53, V54,
V55And V56Each represents a hydrogen atom or a substituent,
Two adjacent substituents are connected to each other to be saturated or unsaturated
The condensed ring is not formed. R51, R52And R53
Each represents an alkyl group, an aryl group or a heterocyclic group.
MFiveRepresents a counter ion, mFiveNeutralizes charge in the molecule
This represents a number of 0 or more necessary for the purpose. Formula (IV) [0029] Embedded image In the formula (IV), X61Is oxygen atom or sulfur source
Represents a child. V61, V62, V63, V64, V65And V66Is
Each represents a hydrogen atom or a substituent, and two adjacent substitutions
Groups are linked together to form a saturated or unsaturated fused ring
Never happen. R61And R 62Each is an alkyl group,
Represents a hydroxyl group or a heterocyclic group. M6Represents the counter ion,
m6Is greater than zero required to neutralize the charge in the molecule
Represents a number. (13) General formula (III) described in (12)
X51And X52Are both sulfur atoms
The silver halide photographic photosensitive material as described in (12) above
material. (14) Silver halide photograph described in (12)
In photosensitive materials, general formula (II) is selected from general formula (IV).
The silver halide according to (12), characterized in that
Photosensitive material. (15) In the emulsion layer according to (1) to (14), milk
50% or more of the total projected area of silver halide grains in the agent
It is a tabular grain having a spect ratio of 2 or more
The silver halide photograph according to any one of (1) to (14)
Photosensitive material. (16) The emulsion layer described in (1) to (15)
In which the emulsion is selenium-sensitized.
The silver halide copy according to any one of (1) to (15)
True photosensitive material. [0034] DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS The present invention will be described below.
In the present invention, when a specific part is referred to as a “group”
Is a kind even if the part itself is not substituted
Substituted with the above (up to the maximum possible) substituents
Also means good. For example, `` alkyl group ''
A substituted or unsubstituted alkyl group is meant. In addition, the present invention
Substituents that can be used for compounds in
Regardless, any substituent is included. When such a substituent is represented by V, it is represented by V.
Any substituent may be used, and particularly limited.
For example, a halogen atom, an alkyl group [(
Loalkyl group, bicycloalkyl group, tricycloalkyl
Alkenyl group (cycloalkenyl)
Groups, including bicycloalkenyl groups), alkynyl groups, and
To include. ], Aryl group, heterocyclic group (heterocycle
Group), cyano group, hydroxyl group, nito
B group, carboxyl group, alkoxy group, aryloxy
Group, silyloxy group, heterocyclic oxy group, acyloxy
Group, carbamoyloxy group, alkoxycarbonyloxy
Si group, aryloxycarbonyloxy group, amino group
(Including anilino group), ammonio group, acylamino
Group, aminocarbonylamino group, alkoxycarbonyl
Amino group, aryloxycarbonylamino group, sulf
Amoylamino, alkyl and arylsulfonyl groups
Mino group, mercapto group, alkylthio group, arylthio
Group, heterocyclic thio group, sulfamoyl group, sulfo group,
Alkyl and arylsulfinyl groups, alkyl and ant
Arylsulfonyl group, acyl group, aryloxycarboni
Group, alkoxycarbonyl group, carbamoyl group, ant
And azo, imide, phosphino,
Sufinyl group, phosphinyloxy group, phosphinyl group
Mino group, phosphono group, silyl group, hydrazino group, urei
Group, boronic acid group (-B (OH)2 ), Phosphato groups (-OPO (O
H)2), Sulfato groups (-OSOThreeH) Other known substitutions
The group is given as an example. More specifically, V is a halogen atom (for example,
Fluorine atom, chlorine atom, bromine atom, iodine atom),
Alkyl group [straight chain, branched, cyclic substituted or unsubstituted
Represents an alkyl group. They are alkyl groups (preferably
Alkyl groups having 1 to 30 carbon atoms such as methyl, ethyl
, N-propyl, isopropyl, t-butyl, n-o
Cutyl, eicosyl, 2-chloroethyl, 2-cyanoe
Til, 2-ethylhexyl), cycloalkyl group (preferably
Or a substituted or unsubstituted cyclohexane having 3 to 30 carbon atoms.
Alkyl groups such as cyclohexyl, cyclopentyl
, 4-n-dodecylcyclohexyl), bicycloal
A kill group (preferably a substitution of 5 to 30 carbon atoms or
Unsubstituted bicycloalkyl group, ie, having 5 to 3 carbon atoms
One hydrogen atom removed from 0 bicycloalkane
Is a valent group. For example, bicyclo [1,2,2] hepta
N-2-yl, bicyclo [2,2,2] octane-3-
Yl) and tricyclo structures with more ring structures
Is. Alkyl groups in the substituents described below
(For example, an alkyl group of an alkylthio group)
Represents the intended alkyl group, but also alkenyl group, alkyl
Nyl group is also included. ], Alkenyl group [straight chain, minute
Represents a cyclic substituted or unsubstituted alkenyl group.
They are alkenyl groups (preferably having 2 to 30 carbon atoms).
Substituted or unsubstituted alkenyl groups such as vinyl,
Allyl, prenyl, geranyl, oleyl), cycloal
A kenyl group (preferably a substitution of 3 to 30 carbon atoms or
Is an unsubstituted cycloalkenyl group, that is, from 3 carbon atoms
Monovalent with 30 hydrogen atoms removed from cycloalkene
It is the basis of. For example, 2-cyclopenten-1-yl,
2-cyclohexen-1-yl), bicycloalkenyl
Group (substituted or unsubstituted bicycloalkenyl group, preferably
Or a substituted or unsubstituted bismuth having 5 to 30 carbon atoms.
Chloalkenyl group, that is, bicyclo with one double bond
It is a monovalent group with one hydrogen atom of the alkene removed.
For example, bicyclo [2,2,1] hept-2-ene-1
-Yl, bicyclo [2,2,2] oct-2-ene-4
-Yl). ], An alkynyl group (preferably
Preferably, the substituted or unsubstituted alkyl having 2 to 30 carbon atoms
Quinyl groups, such as ethynyl, propargyl, trimethyl
Rusilylethynyl group)], aryl group (preferably carbon
A substituted or unsubstituted aryl group of formula 6 to 30, for example
Phenyl, p-tolyl, naphthyl, m-chloropheny
, O-hexadecanoylaminophenyl), heterocyclic group
(Preferably 5 or 6 membered substituted or unsubstituted, good
One hydrogen source from an aromatic or non-aromatic heterocyclic compound
A monovalent group with the child removed, more preferably carbon
A 5- or 6-membered aromatic heterocyclic group of 3 to 30
The For example, 2-furyl, 2-thienyl, 2-pyrimidi
Nyl, 2-benzothiazolyl, 1-methyl-2-
Pyridinio, 1-methyl-2-quinolinio
An on-ring heterocyclic group may be used. ), Cyano group, hydroxy
Group, nitro group, carboxyl group, alkoxy group (preferred
Or a substituted or unsubstituted alkyl having 1 to 30 carbon atoms.
Coxy groups such as methoxy, ethoxy, isopropoxy
Si, t-butoxy, n-octyloxy, 2-methoxy
Ethoxy), an aryloxy group (preferably having 6 carbon atoms)
To 30 substituted or unsubstituted aryloxy groups, eg
For example, phenoxy, 2-methylphenoxy, 4-t-butyl
Tylphenoxy, 3-nitrophenoxy, 2-tetrade
Canoylaminophenoxy), silyloxy group (preferred
Or a silyloxy group having 3 to 20 carbon atoms such as
Limethylsilyloxy, t-butyldimethylsilyloxy
Ii) a heterocyclic oxy group (preferably having 2 to 3 carbon atoms)
0 substituted or unsubstituted heterocyclic oxy group, 1-phen
Nyltetrazol-5-oxy, 2-tetrahydropyra
Nyloxy), acyloxy groups (preferably formylio)
Xyl group, substituted or unsubstituted alkyl having 2 to 30 carbon atoms
Kill carbonyloxy group, substitution of 6 to 30 carbon atoms
Or an unsubstituted arylcarbonyloxy group such as
Lumiloxy, acetyloxy, pivaloyloxy,
Thearoyloxy, benzoyloxy, p-methoxyph
Enylcarbonyloxy), carbamoyloxy group (preferably
Preferably, a substituted or unsubstituted carbon having 1 to 30 carbon atoms.
Rubamoyloxy group, for example, N, N-dimethylcarba
Moyloxy, N, N-diethylcarbamoyloxy,
Morpholinocarbonyloxy, N, N-di-n-octy
Ruaminocarbonyloxy, Nn-octylcarbamo
Yloxy), alkoxycarbonyloxy group (preferred
Or substituted or unsubstituted alkoxy having 2 to 30 carbon atoms.
Sicarbonyloxy groups such as methoxycarbonyloxy
Si, ethoxycarbonyloxy, t-butoxycarboni
Ruoxy, n-octylcarbonyloxy), aryl
Oxycarbonyloxy group (preferably having 7 to 7 carbon atoms)
30 substituted or unsubstituted aryloxycarbonyls
An oxy group such as phenoxycarbonyloxy, p-
Methoxyphenoxycarbonyloxy, pn-hexa
Decyloxyphenoxycarbonyloxy), amino group
(Preferably an amino group, a C 1-30 substituent.
Or an unsubstituted alkylamino group having 6 to 30 carbon atoms.
Substituted or unsubstituted anilino groups such as amino, methyl
Ruamino, dimethylamino, anilino, N-methyl-ani
Lino, diphenylamino), ammonio groups (preferably
Ammonio group, substituted or unsubstituted having 1 to 30 carbon atoms
Ammonio substituted with alkyl, aryl or heterocycle
Groups such as trimethylammonio, triethylammo
Nio, diphenylmethylammonio), acylamino group
(Preferably a formylamino group having 1 to 30 carbon atoms
Substituted or unsubstituted alkylcarbonylamino group, charcoal
Substituted or unsubstituted arylcarbo having a prime number of 6 to 30
Nylamino groups such as formylamino, acetylamido
, Pivaloylamino, lauroylamino, benzoyl
Amino, 3,4,5-tri-n-octyloxypheny
Rucarbonylamino), aminocarbonylamino group (preferably
Preferably, it is a substituted or unsubstituted atom having 1 to 30 carbon atoms.
Minocarbonylamino, such as carbamoylamino,
N, N-dimethylaminocarbonylamino, N, N-di
Ethylaminocarbonylamino, morpholinocarbonyl
Amino), an alkoxycarbonylamino group (preferably
C2-C30 substituted or unsubstituted alkoxycal
A bonylamino group, for example, methoxycarbonylamino,
Ethoxycarbonylamino, t-butoxycarbonyla
Mino, n-octadecyloxycarbonylamino, N-
Methyl-methoxycarbonylamino), aryloxy
A carbonylamino group (preferably having 7 to 30 carbon atoms)
Substituted or unsubstituted aryloxycarbonylamino
Groups such as phenoxycarbonylamino, p-chloro
Enoxycarbonylamino, mn-octyloxyphene
Noxycarbonylamino), sulfamoylamino group
(Preferably substituted or unsubstituted having 0 to 30 carbon atoms
A sulfamoylamino group such as sulfamoyla
Mino, N, N-dimethylaminosulfonylamino, N-
n-octylaminosulfonylamino), alkyl and
Arylsulfonylamino group (preferably from 1 carbon atom)
30 substituted or unsubstituted alkylsulfonylamines
No, substituted or unsubstituted aryl having 6 to 30 carbon atoms
Sulfonylamino, such as methylsulfonylamino,
Butylsulfonylamino, phenylsulfonylamino,
2,3,5-trichlorophenylsulfonylamino, p
-Methylphenylsulfonylamino), mercapto group,
Alkylthio groups (preferably substituted with 1 to 30 carbon atoms)
Or an unsubstituted alkylthio group such as methylthio,
Ethylthio, n-hexadecylthio), arylthio group
(Preferably substituted or unsubstituted having 6 to 30 carbon atoms
Arylthio, such as phenylthio, p-chlorophene
Nylthio, m-methoxyphenylthio), heterocyclic thio
Group (preferably substituted or unsubstituted having 2 to 30 carbon atoms)
A heterocyclic thio group such as 2-benzothiazolylthio,
1-phenyltetrazol-5-ylthio), sulfa
Moyl group (preferably substituted with 0 to 30 carbon atoms or
Unsubstituted sulfamoyl groups such as N-ethylsulf
Amoyl, N- (3-dodecyloxypropyl) sulfur
Amoyl, N, N-dimethylsulfamoyl, N-ace
Tilsulfamoyl, N-benzoylsulfamoyl,
N- (N′-phenylcarbamoyl) sulfamoy
), Sulfo group, alkyl and arylsulfinyl group
(Preferably substituted or unsubstituted having 1 to 30 carbon atoms
Alkylsulfinyl group, substituted or unsubstituted 6 to 30
Substituted arylsulfinyl groups such as methylsulfinyl
Nyl, ethylsulfinyl, phenylsulfinyl, p
-Methylphenylsulfinyl), alkyl and aryl
A rusulfonyl group (preferably a substitution of 1 to 30 carbon atoms)
Or an unsubstituted alkylsulfonyl group, from 6 to 30
Substituted or unsubstituted arylsulfonyl groups such as meth
Rusulfonyl, ethylsulfonyl, phenylsulfoni
, P-methylphenylsulfonyl), acyl group (preferred
Or a formyl group, substituted or non-substituted with 2 to 30 carbon atoms
Substituted alkylcarbonyl groups, and those with 7 to 30 carbon atoms
Or an unsubstituted arylcarbonyl group having 4 to 3 carbon atoms
Bonded to a carbonyl group with zero substituted or unsubstituted carbon atoms
Combined heterocyclic carbonyl groups such as acetyl,
Pivaloyl, 2-chloroacetyl, stearoyl, ben
Zoyl, pn-octyloxyphenylcarbonyl,
2-pyridylcarbonyl, 2-furylcarbonyl), a
A reeloxycarbonyl group (preferably having 7 to 7 carbon atoms)
30 substituted or unsubstituted aryloxycarbonyls
Groups such as phenoxycarbonyl, o-chloropheno
Xyloxycarbonyl, m-nitrophenoxycarbonyl, p
-T-butylphenoxycarbonyl), alkoxycal
A bonyl group (preferably a C 2-30 substituent or
Is an unsubstituted alkoxycarbonyl group such as methoxy
Rubonyl, ethoxycarbonyl, t-butoxycarbonyl
, N-octadecyloxycarbonyl), carbamoy
(Preferably substituted or non-substituted with 1 to 30 carbon atoms)
Substituted carbamoyl, eg carbamoyl, N-methyl
Rucarbamoyl, N, N-dimethylcarbamoyl, N,
N-di-n-octylcarbamoyl, N- (methylsulf
Phonyl) carbamoyl), aryl and heterocyclic azo groups
(Preferably substituted or unsubstituted having 6 to 30 carbon atoms
Arylazo group, substituted or unsubstituted 3 to 30 carbon atoms
Substituted heterocyclic azo groups such as phenylazo, p-chloro
Rophenylazo, 5-ethylthio-1,3,4-thiadi
Azol-2-ylazo), an imide group (preferably N
-Succinimide, N-phthalimide), phosphino group
(Preferably substituted or unsubstituted having 2 to 30 carbon atoms
Phosphino groups such as dimethylphosphino, diphe
Nylphosphino, methylphenoxyphosphino), phos
A finyl group (preferably substituted with 2 to 30 carbon atoms)
Or an unsubstituted phosphinyl group such as phosphinyl,
Dioctyloxyphosphinyl, diethoxyphosphini
Or phosphinyloxy group (preferably having 2 carbon atoms)
30 substituted or unsubstituted phosphinyloxy groups,
For example, diphenoxyphosphinyloxy, dioctyl
Oxyphosphinyloxy), phosphinylamino group
(Preferably substituted or unsubstituted having 2 to 30 carbon atoms
A phosphinylamino group such as dimethoxyphosphi
Nylamino, dimethylaminophosphinylamino), pho
Phospho group, silyl group (preferably having 3 to 30 carbon atoms)
Substituted or unsubstituted silyl groups such as trimethyl
Ril, t-butyldimethylsilyl, phenyldimethylsilane
Ryl), a hydrazino group (preferably having 0 to 30 carbon atoms)
Substituted or unsubstituted hydrazino groups such as trimethyl
Ruhydrazino), ureido group (preferably having 0 carbon atoms)
30 substituted or unsubstituted ureido groups such as N, N
-Dimethylureido). In addition, the two Vs are combined to form a ring (aromatic,
Is a non-aromatic hydrocarbon ring or heterocyclic ring. These are more
Can be combined to form a polycyclic fused ring.
For example, benzene ring, naphthalene ring, anthracene ring,
Enanthrene ring, fluorene ring, triphenylene ring, na
Phthacene ring, biphenyl ring, pyrrole ring, furan ring, thi
Offen ring, imidazole ring, oxazole ring, thiazo
Ring, pyridine ring, pyrazine ring, pyrimidine ring,
Dazine ring, indolizine ring, indole ring, benzofura
Ring, benzothiophene ring, isobenzofuran ring, quino
Lysine ring, quinoline ring, phthalazine ring, naphthyridine
Ring, quinoxaline ring, quinoxazoline ring, isoquinoline
Ring, carbazole ring, phenanthridine ring, acridine
Ring, phenanthroline ring, thianthrene ring, chromene
Ring, xanthene ring, phenoxathiin ring, phenothiazi
Ring and phenazine ring. Forming)
You can also. Among the above substituents V, it has a hydrogen atom
Are removed and further substituted with the above groups
Also good. Examples of such substituents include -CONHS
O2-Group (sulfonylcarbamoyl group, carbonylsulfuryl group)
Famoyl group), -CONHCO- group (carbonyl cal)
Bamoyl group), -SO2 NHSO2 -Group (sulfonyl)
Sulfamoyl group). More specifically,
An alkylcarbonylaminosulfonyl group (for example, ace
Tilaminosulfonyl), arylcarbonylaminos
Sulfonyl groups (eg benzoylaminosulfonyl)
Group), alkylsulfonylaminocarbonyl group (for example,
Methylsulfonylaminocarbonyl), aryls
A sulfonylaminocarbonyl group (for example, p-methylphenyl)
Nylsulfonylaminocarbonyl). The general formulas (Ia) and (Ib)
 ) And methine dyes represented by (Ic)
I will explain. Each of (Ia), (Ib), and (Ic)
Of Z1, R, D, V1 , V2 , Ra, Rb, M, m are
They may be the same or different. (Ia), (Ib
 ) And (Ic), preferably (Ia) and
(Ib). Z1 Is a sulfur atom, oxygen atom, selenium
Atoms, tellurium atoms, nitrogen atoms (N-Va) Or carbon source
Child (CVbVc). Where Va, Vb, VcIs
A hydrogen atom or a substituent (for example, V described above),
Preferably, a hydrogen atom, an alkyl group, an aryl group, or
It is a heterocyclic group. Alkyl group, aryl group, or heterocycle
Examples of the group include those similar to R described later.
Is preferred. Particularly preferred is an alkyl group. Z
1 Preferably, sulfur atom, oxygen atom, selenium source
Or a nitrogen atom, more preferably a sulfur atom.
Child, oxygen atom or selenium atom, particularly preferably
A sulfur atom or an oxygen atom, most preferably a sulfur atom
A child. Z1 Excellent photographic performance especially when is a sulfur atom
Indicates. R is an alkyl group, an aryl group, or a heterocyclic ring
Group, preferably an alkyl group or an aryl group.
Particularly preferred is an alkyl group. Represented as R
Specific examples of alkyl group, aryl group, and heterocyclic group
Thus, for example, 1 to 18 carbon atoms, preferably 1
7, particularly preferably 1 to 4 unsubstituted alkyl groups (eg
For example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, buty
, Isobutyl, hexyl, octyl, dodecyl, octyl
Tadecyl), 1 to 18 carbon atoms, preferably 1 to
7, particularly preferably 1 to 4 substituted alkyl groups {eg
Examples of the substituent include an alkyl group substituted with V described above.
The In particular, the above-described alkyl group having an acid group is preferable.
Preferably an aralkyl group (eg benzyl, 2-phenyl)
Ruethyl), unsaturated hydrocarbon groups (eg allyl groups, vinyl
Group, i.e., here, substituted alkyl groups are alkenyl
Groups and alkynyl groups are also included. ), Hydroxy
Cialkyl groups (eg 2-hydroxyethyl, 3-hydroxy
Droxypropyl), a carboxyalkyl group (for example,
2-carboxyethyl, 3-carboxypropyl, 4-
Carboxybutyl, carboxymethyl), alkoxy
Alkyl group (for example, 2-methoxyethyl, 2- (2-methyl
Toxiethoxy) ethyl), aryloxyalkyl group
(For example, 2-phenoxyethyl, 2- (1-naphthoxy
Ii) ethyl), alkoxycarbonylalkyl groups (eg
For example, ethoxycarbonylmethyl, 2-benzyloxycar
Bonylethyl), aryloxycarbonylalkyl group
(Eg 3-phenoxycarbonylpropyl), acyl
Oxyalkyl groups (eg 2-acetyloxyethyl)
), An acylalkyl group (for example, 2-acetylethyl)
), A carbamoylalkyl group (eg 2-morpholino)
Carbonylethyl), sulfamoylalkyl groups (eg
N, N-dimethylsulfamoylmethyl), sulfoa
Alkyl group (for example, 2-sulfoethyl, 3-sulfopro
Pill, 3-sulfobutyl, 4-sulfobutyl, 2- [3
-Sulfopropoxy] ethyl, 2-hydroxy-3-s
Rufopropyl, 3-sulfopropoxyethoxyethyl
), Sulfoalkenyl groups, sulfatoalkyl groups (eg
For example, 2-sulfatoethyl group, 3-sulfatopropiyl
, 4-sulfatobutyl), a heterocyclic-substituted alkyl group
(Eg 2- (pyrrolidin-2-one-1-yl) ethyl
, Tetrahydrofurfuryl), alkylsulfonylca
Rubamoylalkyl group (eg methanesulfonylcarba
Moylmethyl group), acylcarbamoylalkyl group (eg
Acetylcarbamoylmethyl group), acylsulfa
Moylalkyl groups (eg acetylsulfamoylmethyl)
Group), alkylsulfonylsulfamoylalkyl
Groups (eg methanesulfonylsulfamoylmethyl)
Group)}, 6 to 20 carbon atoms, preferably 6 to 1 carbon atoms
0, more preferably 6 to 8 carbon atoms substituted or unsubstituted
Substituted aryl groups (examples of substituents include the aforementioned V
The Specifically, phenyl group, 1-naphthyl group, p-meth
Xiphenyl group, p-methylphenyl group, p-chloroph
Examples include an phenyl group. ), 1 to 20 carbon atoms, good
Preferably 3 to 10 carbon atoms, more preferably 4 carbon atoms
To 8 substituted or unsubstituted heterocyclic groups (examples of substituents)
Includes V described above. Specifically, 2-furyl group, 2
-Thienyl group, 2-pyridyl group, 3-pyrazolyl, 3-
Isoxazolyl, 3-isothiazolyl, 2-imidazo
Ril, 2-oxazolyl, 2-thiazolyl, 2-pyrida
Gills, 2-pyrimidyl, 3-pyrazyl, 2- (1,3,5-tol
Reazolyl), 3- (1,2,4-triazolyl), 5-teto
Lazolyl, 5-methyl-2-thienyl group, 4-methoxy
And a 2-pyridyl group. ). R is preferably an unsubstituted alkyl group,
Is a substituted alkyl group and is preferred as a substituted alkyl group
Or an alkyl group substituted with an acid group. Where the acid group
explain about. An acid group is a group having a dissociable proton
It is. Specifically, for example, sulfo group, carboxyl
Group, sulfato group, -CONHSO2 -Group (sulfonyl)
Carbamoyl group, carbonylsulfamoyl group), -C
ONHCO— group (carbonylcarbamoyl group), —SO
2 NHSO2 -Group (sulfonylsulfamoyl group),
Sulfonamide group, sulfamoyl group, phosphato group,
Phosphono group, boronic acid group, phenolic hydroxyl group, etc.
Depending on these pka and surrounding pH, protons dissociate
Group to be mentioned. For example, more than 90% dissociation between pH 5-11
Proton dissociable acidic groups that can be preferred. The
More preferably, a sulfo group, a carboxyl group, -CONH
SO2 -Group, -CONHCO- group, -SO2 NHSO2
-Group, particularly preferably sulfo group, carboxyl
Group, and most preferably a sulfo group. As an alkyl group having an acid group, specifically,
Preferably 3-sulfopropyl group, 4-sulfobutyl
Group, 3-sulfobutyl group, 2-sulfoethyl group, carbo
Xymethyl, carboxyethyl, carboxypropy
A methanesulfonylcarbamoylmethyl group,
Most preferably, 3-sulfopropyl group, 4-sulfobuty
Group, 3-sulfobutyl group, 2-sulfoethyl group, cal
Boxymethyl group, methanesulfonylcarbamoylmethyl
It is a group. Sulfo group, carboxyl group, -CONHS
O2 -Group, -CONHCO- group, -SO2 NHSO2 −
Preferred alkyl groups substituted by groups are those of the formula
Can be expressed as follows. [0044] Embedded imageQaIs required for R to form an alkyl group
A linking group (preferably a divalent linking group). Ra, R
b, RcAnd RdAre each an alkyl group, an aryl group,
Heterocyclic group, alkoxy group, aryloxy group, heterocycle
Represents a ryloxy group or an amino group. QaAs long as it meets the above requirements
Any linking group may be used, but carbon atom, nitrogen atom, sulfur atom
Atom or atom containing at least one of a child and an oxygen atom
Consists of children. Preferably an alkylene group (eg methyl
, Ethylene, trimethylene, tetramethylene, pentane
Methylene, methyltrimethylene), alkenylene groups (eg
For example, ethenylene, propenylene), alkynylene groups
(E.g., ethynylene, propynylene), amide group, et
Steal group, sulfoamide group, sulfonate group,
Raid group, sulfonyl group, sulfinyl group, thioate
Group, ether group, carbonyl group, -N (Vd)-(V
dRepresents a hydrogen atom or a monovalent substituent. Monovalent substitution
Examples of the group include V described above. ), Or one
A combination of 0 or more and 0 to 10 carbon atoms,
Preferably, it represents a linking group having 1 to 5 carbon atoms. The above linking group is further represented by the aforementioned V.
Or a ring (aromatic or non-aromatic).
An aromatic hydrocarbon ring or a heterocyclic ring). However
And these linking groups do not contain heteroatoms.
Is more preferable. In addition, the substituent represented by V described above
The case where it is not substituted with is more preferable. More preferably, the carbon atom has 1 to 5 carbon atoms.
A alkylene group (eg methylene, ethylene, trimethyle)
, Tetramethylene, pentamethylene, methyltrimethyl
), Alkenylene groups having 2 to 5 carbon atoms (for example,
Ethenylene, propenylene), 2 to 5 carbon atoms
An alkynylene group such as ethynylene, propynyl
N), or a combination of one or more carbons
It is a divalent linking group having a number of 1 or more and 5 or less. Especially preferred
Is an alkylene group having 1 to 5 carbon atoms (preferably
Tylene, ethylene, trimethylene, tetramethylene)
is there. XaQ is a sulfo groupaAs further
Preferably, ethylene, trimethylene, tetramethyle
And methyltrimethylene, particularly preferably
Tylene. XaQ is a carboxyl groupaWhen
More preferably, methylene, ethylene, trimethyle
Particularly preferred is methylene. Xa-CO
NHSO2Ra, SO2NHCORb, CONHCORc, SO2NHSO2RdIn the case of,
QaMore preferably, methylene, ethylene, tri
Methylene, particularly preferably methylene. Ra, Rb, Rc, RdAre each alkyl
Group, aryl group, heterocyclic group, alkoxy group, aryloxy
Represents a silyl group, a heterocyclyloxy group, or an amino group
However, the following are preferable. For example, carbon number 1 to 18, preferably charcoal
1 to 10 prime, more preferably 1 to 5 carbon
Substituted alkyl groups (eg methyl, ethyl, propyl,
Butyl), 1 to 18 carbon atoms, preferably 1 to carbon atoms
10, more preferably substituted alkyl having 1 to 5 carbon atoms
Groups (hydroxymethyl, trifluoromethyl, benzyl)
, Carboxyethyl, ethoxycarbonylmethyl, a
Cetylaminomethyl and also preferably here carbon number
2 to 18, more preferably 3 to 10 carbon atoms, especially
Preferably an unsaturated hydrocarbon group having 3 to 5 carbon atoms (for example,
Vinyl group, ethynyl group, 1-cyclohexenyl group, ben
Dilysine group and benzylidene group) are also included in the substituted alkyl group
I will decide. ), Carbon number 6 to 20, preferably charcoal
6 to 15 prime, more preferably 6 to 10 carbon
Substituted or unsubstituted aryl groups (eg phenyl, naphth
Til, p-carboxyphenyl, p-nitrophenyl,
3,5-dichlorophenyl, p-cyanophenyl, m-
Fluorophenyl, p-tolyl), 1 to 20 carbon atoms,
Preferably 2 to 10 carbons, more preferably carbons
4 to 6 optionally substituted heterocyclic groups (eg, pyridi
5, 5-methylpyridyl, thienyl, furyl, morpholy
, Tetrahydrofurfuryl), 1 to 10 carbon atoms, good
Preferably, the alkoxy group having 1 to 8 carbon atoms (for example, methoxy
Si, ethoxy, 2-methoxyethoxy, 2-hydroxy
Ethoxy, 2-phenylethoxy), 6 to 2 carbon atoms
0, preferably 6 to 12 carbons, more preferably charcoal
An aryloxy group having a prime number of 6 to 10 (for example, phenoxy
P-methylphenoxy, p-chlorophenoxy, na
Ftoxy), 1 to 20 carbon atoms, preferably 3 carbon atoms
12, more preferably a heterocycle having 3 to 10 carbon atoms
Kuryloxy group (means an oxy group substituted with a heterocyclic group)
To do. For example 2-thienyloxy, 2-morpholinooxy
B) As an amino group, carbon 0 to 20, preferably charcoal
Prime number 0 to 12, more preferably 0 to 8 carbon atoms
Mino group (eg amino, methylamino, dimethylamido)
, Ethylamino, diethylamino, hydroxyethyl
Amino, benzylamino, anilino, diphenylami
, Morpholino with ring formation, pyrrolidino)
The Furthermore, the above-mentioned V may be substituted for these.
Yes. More preferably, a methyl group, an ethyl group, a hydroxy group
A methyl group, particularly preferably a methyl group. In the acid group, for example, carboxyl
Groups, dissociative nitrogen atoms, etc. are shown in a non-dissociated form
(CO2 H), (NH), dissociated form (CO
2 -), (N-) Or both. actually
Is in a dissociated state due to the pH or other environment where the dye is placed.
Or become non-dissociated. Positive as counter ion
If ions are present, for example (CO2 -, Na+),
(N -, Na+). In non-dissociated state
(CO2 H) and (NH), but counter ion
If the on-compound is considered as a proton, (CO2 -,
H+), (N-, H+). V1 And V2 Are each independently a hydrogen atom,
Or it represents a monovalent substituent. Examples of monovalent substituents include
For example, V mentioned above can be mentioned. Preferred as a monovalent substituent
Is a substituent that is more hydrophilic than the iodine atom, and
Preferably the same as the chlorine atom or a more hydrophilic substitution
It is a group. For example, specifically, bromine atom, chlorine atom,
Fluorine atom, hydroxyl group, carboxyl group, methyl
Group and methoxy group. V1 And V2 As the best
Is preferably a hydrogen atom. Ra and Rb are each independently an alkyl group.
Represents. As Ra and Rb, the aforementioned alkyl of R
The thing similar to what was mentioned by description of group is mentioned. Ra
And Rb may together form a ring, eg
Physically, unsubstituted alkylene (eg trimethylene, te
Tramethylene), but such a ring is formed
It is better not to. Preferred as Ra and Rb
Is an unsubstituted alkyl group having 1 to 3 carbon atoms (for example, methyl,
Ethyl, propyl), more preferably methyl,
Ethyl, particularly preferably methyl. M is used to neutralize the ionic charge of the dye.
Indicates the presence of a cation or anion when necessary
Is included in the formula. Some dyes are cations,
Whether it is an anion or has a net ionic charge
How about its substituents and the environment in solution (such as pH)
Depends on. Typical cations include hydrogen ions (H
+), Alkali metal ions (for example, sodium ions,
Potassium ion, lithium ion), alkaline earth metal
Inorganic cations such as ions (eg calcium ions)
Ammonium ion (for example, ammonium ion)
, Tetraalkylammonium ions, triethylammonium
Ammonium ion, pyridinium ion, ethyl pyridi
Nium ion, 1,8-diazabicyclo [5.4.0]
Organic ions such as -7-undecenium ion)
It is done. Anions are inorganic or organic anions
Can be any halide anion (eg
For example, fluoride ion, chloride ion, bromide ion, iodine
Ion), substituted aryl sulfonate ions (eg
p-Toluenesulfonate ion, p-chlorobenzenes
Sulfonic acid ions), aryl disulfonic acid ions (for example,
1,3-benzenesulfonate ion, 1,5-naphtha
Range sulfonate ion, 2,6-naphthalenedisulfone
Acid ions), alkyl sulfate ions (eg methyl sulfate)
Ion), sulfate ion, thiocyanate ion, perchloric acid
Ion, tetrafluoroborate ion, picrate ion
, Acetate ion, trifluoromethanesulfonate ion
Is mentioned. In addition, ionic polymers or pigments and
Other dyes having a reverse charge may be used. Preferred yang
ON is sodium ion, potassium ion, triethyl
Ruammonium ion, tetraethylammonium ion
, Pyridinium ion, ethyl pyridinium ion,
Methylpyridinium ion, sodium,
Potassium, triethylammonium, pyridinium, N
-Ethylpyridinium is preferred. The preferred anion is
Perchlorate ion, iodide ion, bromide ion, substitution
Aryl sulfonate ions (eg p-toluene sulfone)
Acid ion). It is especially preferred to be a cation
Yes. m is a number greater than or equal to zero required to balance the charge
And 0 when forming an inner salt. Preferably 0
The number is 4 or more and more preferably 0, 1, 2 or less.
Or 3. D is a group necessary for forming a methine dye.
Yes, any methine dye can be formed by D
Preferably cyanine dye, merocyanine color
Elemental, rhodacyanine dye, trinuclear merocyanine dye, tetranuclear medicinal dye
Russianine dye, allopolar dye, hemicyanine color
Element, styryl dye, and the like. Details of these dyes
For details, see “Heterocyclic Compounds-” by F.M.Hamer.
Cyanine Dyes and Related Compounds '', John Wiley &
 Sons-New York, London, 1964, D.
M. Sturmer, “Heterocyclic Compounds-Special topics
 in cyclicchemistry ", Chapter 18, Section 14,
Pages 482-515, John Willie and Sun
(John Wiley & Sons)-New York, London,
1977, etc. Of the preferred dye
As a general formula, US Pat. No. 5,994,051 No. 3
General formulas described in columns 2-36, and 5,747,23
General formulas described in No. 6 columns 30 to 34 can be mentioned. Also,
Of cyanine dye, merocyanine dye, rhodacyanine dye
The general formula is U.S. Pat. No. 5,340,694 21-2.
Those shown in column 2 (XI), (XII), (XIII)
(However, n12, N15, N17, N18The number of is not limited, 0
The above integer (preferably 4 or less) is preferable. By D
More preferably, the methine dye formed is shear.
Nin pigments and merocyanine pigments.
In combination with the compound of general formula (II)
Indicates performance. In addition, the methine dye formed by D
Particularly preferred are cyanine dyes.
Excellent photographic properties when used in combination with compounds of general formula (II)
Show performance. It should be noted that the general formulas (Ia), (Ib), and
In (Ic), a cyanine dye is formed by D
Each case is expressed by a resonance formula such as the following general formula
It is also possible. [0058] Embedded image General formulas (Ia), (Ib) and (Ic)
In which D is preferably the above-mentioned D1 Or the following D
a, DbOr DcIt is a case where it represents. Of these
And more preferably D1 , DaAnd such a place
In combination with the compound of general formula (II)
Indicates performance. Particularly preferably D1 And such a place
Excellent photographic properties when used in combination with compounds of general formula (II)
Show performance. Most preferably, D1 D above2 Choose from
In such a case, the compound of general formula (II)
Excellent photographic performance when used in combination with objects. [0060] Embedded image DaMedium, L81And L82Each has a methine group
Represent. n8Represents 0, 1, 2, 3 or 4. Y81Is acid
Necessary for forming a sex nucleus or an acyclic acidic end group
Represents an atomic group. However, even if these rings are condensed, they are substituted.
It may have a group. [0062] Embedded image DbMedium, L91, L92, L93, L94, L95,
L96And L97Each represents a methine group. p9Is 0 or
1 is represented. n91And n92Is 0, 1, 2, 3 or
4 is represented. Y91And Y92Each form a nitrogen-containing heterocycle
Represents a group of atoms necessary for the
May also have a substituent. R91And R92Each
Substituted or unsubstituted alkyl, aryl, or
Represents a heterocyclic group. [0064] Embedded image DcMedium, L101, L102, L103, L104, L
105, L106And L107Represents a methine group. pTenIs 0
Or 1 is represented. n101And n102Is 0, 1, 2, 3 or
Represents 4. Y101And Y102Forms a nitrogen-containing heterocycle
Represents a group of atoms necessary for the
May also have a substituent. R101And R102Is replaced
Or an unsubstituted alkyl group, aryl group, or compound
Represents a unicyclic group. Z11, Y92And Y102Nitrogen represented by
The heterocycle is preferably a 5- to 6-membered nitrogen-containing heterocycle.
And other rings (eg aromatic or non-aromatic carbon
A ring or a heterocyclic ring (specifically, V described above)
The ) May be condensed. Preferred as a condensed ring
Preferably 5-6 membered aromatic or non-aromatic carbocycle or
A heterocyclic ring, more preferably a benzene ring
Ring, naphthalene ring, etc.
Of the offene ring, etc.
A benzene ring is more preferable. Z11, Y
92And Y102The nitrogen-containing heterocycle formed by
Are thiazoline ring, thiazole ring, benzothiazole
Ring, oxazoline ring, oxazole ring, benzoxazo
Ring, selenazoline ring, selenazole ring, benzosele
Nazole ring, tellurazoline ring, tellurazole ring, benzo
Tellurazole ring, 3,3-dialkylindolenine ring
(Eg 3,3-dimethylindolenine), imidazole
Ring, imidazole ring, benzimidazole ring,
Xazole ring, isothiazole ring, pyrazole ring, 2-
Pyridine ring, 4-pyridine ring, 2-quinoline ring, 4-ki
Norin ring, 1-isoquinoline ring, 3-isoquinoline ring,
Imidazo [4,5-b] quinoxaline ring, oxadiazo
Ring, thiadiazole ring, tetrazole ring, pyrimid
And the above-mentioned ring condensed with a benzene ring.
I can make it. More preferably benzoxazole
Ring, benzothiazole ring, benzimidazole ring and
A quinoline ring, more preferably a benzoxazol
Ring and benzothiazole ring. In these V
Each substituent represented may be substituted. As a specific example
US Pat. No. 5,340,694, columns 23-24.
Z11, Z12, Z13, Z14And Z16As an example
The thing similar to what is being mentioned is mentioned. Y81Forms an acyclic or cyclic acidic nucleus
Represents the group of atoms needed to
It can also take the form of an acidic nucleus of an anine pigment. preferable
Y in shape81Next to the methine chain linking position
Or a carbonyl group. Acidity here
The nucleus is, for example, `` The Theory of the Photo '' edited by T.H.James.
graphic Process "4th edition, MacMillan Publishing
Published, 1977, page 198. Specifically
U.S. Pat. Nos. 3,567,719 and 3,57.
5,869, 3,804,634, 3,8
37,862, 4,002,480, 4,
925,777, JP-A-3-167546, etc.
There are listed. Acid nucleus is carbon, nitrogen
And chalcogens (typically oxygen, sulfur, selenium and
And 6-membered nitrogen-containing heterocycles composed of atoms)
Preferably, the following nuclei are mentioned. 2-pyrazolin-5-one, pyrazolidine
-3,5-dione, imidazolin-5-one, hydanto
In, 2 or 4-thiohydantoin, 2-iminooki
Sazolidin-4-one, 2-oxazolin-5-one,
2-thiooxazoline-2,4-dione, isoxazo
Phosphorus-5-one, 2-thiazoline-4-one, thiazoli
Gin-4-one, thiazolidine-2,4-dione, rho
Danine, thiazolidine-2,4-dithione, isoloader
Nin, indane-1,3-dione, thiophene-3-o
Thiophen-3-one-1,1-dioxide, in
Dolin-2-one, indoline-3-one, 2-oxo
Indazolinium, 3-oxoindazolinium, 5,
7-dioxo-6,7-dihydrothiazolo [3,2-
a] pyrimidine, cyclohexane-1,3-dione,
3,4-dihydroisoquinolin-4-one, 1,3-di
Oxane-4,6-dione, barbituric acid, 2-thio
Barbituric acid, chroman-2,4-dione, indazo
Rin-2-one, pyrido [1,2-a] pyrimidine-
1,3-dione, pyrazolo [1,5-b] quinazolone,
Pyrazolo [1,5-a] benzimidazole, pyrazolo
Pyridone, 1,2,3,4-tetrahydroquinoline-
2,4-dione, 3-oxo-2,3-dihydrobenzo
[D] Thiophene-1,1-dioxide, 3-dicyano
Methylene-2,3-dihydrobenzo [d] thiophene-
1,1-dioxide nuclei, and these nuclei forming
Carbonyl group or thiocarbonyl group
Active methylenes with structures such as len and cyanomethylene
Exomethylene structure substituted at the active methylene position of a compound
And nuclei that have been repeated. Y81Preferably hydantoin, 2 or
4-thiohydantoin, 2-oxazoline-5-o
, 2-thiooxazoline-2,4-dione, thiazoli
Gin-2,4-dione, rhodanine, thiazolidine-
2,4-dithione, barbituric acid, 2-thiobarbit
Oxalic acid, more preferably hydantoin, 2 or
4-thiohydantoin, 2-oxazoline-5-o
, Rhodanine, barbituric acid, 2-thiobarbitu
Luric acid. Particularly preferably 2 or 4-thiohydanto
In, 2-oxazolin-5-one, rhodanine
Most preferred is rhodanine. Y91And Y101Nitrogen formed by
As an elementary heterocycle, preferably a 5- to 6-membered nitrogen-containing heterocycle
Yes, more preferably Y81A heterocycle represented by
From which an oxo group or a thioxo group is removed. The
More preferably hydantoin, 2 or 4-thiohydan
Toin, 2-oxazolin-5-one, 2-thiooxa
Zolin-2,4-dione, thiazolidine-2,4-dio
, Rhodanine, thiazolidine-2,4-dithione,
Rubituric acid, 2-thiobarbituric acid to oxo group,
Or a thioxo group is removed, more preferably
Are hydantoin, 2 or 4-thiohydantoin, 2
-Oxazolin-5-one, rhodanine, barbitur
Acid, 2-thiobarbituric acid to oxo group, or thio
Excluding the xo group, particularly preferably 2 or 4
-Thiohydantoin, 2-oxazolin-5-one,
-Danine minus oxo and thioxo groups
Yes, most preferably the thioxo group is removed from rhodanine
It is a thing. R12, Rtwenty two, R91, R92, R101, R102Oh
And acidic nucleus Y81A substituent on the nitrogen atom (if any
R81Are substituted or unsubstituted, alkyl
Represents an alkyl group, an aryl group, or a heterocyclic group, and has the general formula (I)
The groups listed as examples of R in methine dyes are preferred.
Yes. R12, Rtwenty two, R81, R91, R92, R101, R102Hako
Of these, substituted or unsubstituted alkyl groups are preferred.
It is more preferable that the acid group is a substituted alkyl group.
Yes. Specifically, the acid described as a preferred example in R above
And the same as the alkyl group substituted by the group
Those are preferred. L11, L12, L13, L14, L15, Ltwenty one, L
twenty two, Ltwenty three, L81, L82, L91, L92, L93, L94,
L95, L96, L97, L101, L102, L103, L104, L
105, L106And L107Each independently represents a methine group.
The These methine groups may have a substituent.
Examples of the substituent include each substituent represented by V.
It may also form a ring with other methine groups, or
Z11, Y81, Y91, Y92, Y101, Y102, R, R12, R
twenty two, R91, R92, R101 , R102 To form a ring with
You can also. L14, L15, L96, L97, L106And L
107As preferred, it is an unsubstituted methine group. N1 , N2 , N8, N91, N92, N101And
N102Represents 0, 1, 2, 3 or 4 and is 2 or more
Repeats the methine group but need not be identical. n
1 , N2 , N8, N91And n102Preferably 0,
1, 2, 3, more preferably 0, 1, 2
Particularly preferably 0 or 1, most preferably
0. n92And n101Preferably 0 or
1, more preferably 0. n1 Is 0
If L11Is preferably an unsubstituted methine group, n
1 L is 112Is substituted with an unsubstituted alkyl group
Methine group, L11, L13Each is an unsubstituted methine group.
Are preferred. L12In particular a methyl-substituted methine group or
It is preferably a til-substituted methine group, and further ethyl
It is preferably a substituted methine group. n2When is 0
Ltwenty oneIs preferably an unsubstituted methine group, n2
L is 1twenty twoSubstituted with an unsubstituted alkyl group
Methine group, Ltwenty one, Ltwenty threeEach must be an unsubstituted methine group
Is preferred. Ltwenty twoIn particular a methyl-substituted methine group or ethyl
It is preferably a substituted methine group.
A substituted methine group is preferred. P1 , P9 And pTenAre independently 0
Or 1 is represented. Preferably it is 0. Xtwenty twoIs a sulfur atom, oxygen atom, selenium source
Child, tellurium atom, nitrogen atom (N-Ve) Or carbon atoms
(CVfVg). Where Ve, Vf, VgIs hydrogen
An atom, or a substituent (eg, V described above), but preferred
Or a hydrogen atom, an alkyl group, an aryl group, or a
It is a cyclic group. An alkyl group, an aryl group, or a heterocyclic group;
The same thing as R mentioned above is mentioned, The same thing is mentioned.
preferable. Particularly preferred is an alkyl group. Xtwenty twoWhen
And preferably a sulfur atom, an oxygen atom, a selenium atom,
Is a nitrogen atom, more preferably a sulfur atom, oxygen
Atom or selenium atom, particularly preferably sulfur atom
It is a child or an oxygen atom. General formula (Ia), (Ib) or (Ic)
D is D1 Or D2 And R and R
12, And R and Rtwenty twoAs an alkyl group substituted with an acid group,
Some cases are preferred. In addition, R and R12, And R and Rtwenty two
Preferably, the combination of R and R12Any one of
Is an alkyl group substituted with a sulfo group, and the other is
When the acid group other than the sulfo group is a substituted alkyl group,
And R and Rtwenty twoAny one of the above is substituted with a sulfo group
The other is an acid group other than the sulfo group.
This is the case when it is an alkyl group. Alkyl substituted with an acid group
Examples of the ru group include those described in the above R.
Are preferred. More preferably, the alkyl having a sulfo group is used.
3-sulfopropyl group, 4-sulfobutyl group
Group, 3-sulfobutyl group, 2-sulfoethyl group
Yes, more preferably in the case of 3-sulfopropyl group
Yes, and an alkyl group having an acid group other than a sulfo group
Carboxymethyl group, methanesulfonylcarbamoy
This is the case for the rumethyl group. Vtwenty one, Vtwenty two, Vtwenty three, Vtwenty fourAre each a hydrogen atom or
Represents a substituent, and each substituent represented by the above V is represented as a substituent.
The two adjacent substituents are linked to each other.
To form a saturated or unsaturated condensed ring.
Or aromatic groups (eg phenyl), and aromatic hetero
It is not a cyclic group (for example, 1-pyrrolyl). This
Una Vtwenty one, Vtwenty two, Vtwenty three, Vtwenty fourEspecially good photographic properties
Show performance. In addition, as a substituent, except these,
But it ’s okay, Vtwenty one, Vtwenty fourBoth must be hydrogen atoms
Is preferred, Vtwenty two, Vtwenty threeAre each a hydrogen atom or an alkyl group
(Eg methyl), alkylthio groups (eg methylthio)
E), a cyano group, or a halogen atom (eg, fluorine, salt)
Elemental, bromine, iodine). In addition,
Vtwenty two, Vtwenty threeIs preferred if both are alkoxy groups
It ’s not. In addition, Vtwenty two, Vtwenty threeOf which, Vtwenty threeIs more preferred
Is a hydrogen atom and Vtwenty twoIs more preferably an alkyl group
(For example, methyl), an alkoxy group (for example, methoxy),
Or a halogen atom, more preferably a halogen atom
Particularly preferably a chlorine atom or a bromine atom.
Most preferably, it is a chlorine atom. General formulas (Ia), (Ib) and (Ic)
More preferably, D is D as defined above.Three Or D
Four It is a case where it represents. DThree , And DFour In addition,
Preferably DThree It is. In such cases, the general formula (I
Shows particularly excellent photographic performance when used in combination with compound (I). DThree
 Medium, R32Represents an alkyl group substituted with an acid group. R and R
32If both are alkyl groups substituted by acid groups,
Preferably R and R32As a combination of
Preferably R and R32Any one of the
And the other is an acid group other than a sulfo group.
This is a case of a substituted alkyl group. Acid group substituted
Examples of the alkyl group include those described above for R.
Similar ones are preferred. More preferably, a sulfo group
As an alkyl group having a 3-sulfopropyl group, 4-
Sulfobutyl group, 3-sulfobutyl group, 2-sulfoethyl
Group, more preferably 3-sulfopropyl.
In addition, an amine having an acid group other than a sulfo group.
As alkyl groups, carboxymethyl group, methanesulfonate
This is the case for a rucarbamoylmethyl group. X32Represents a sulfur atom or an oxygen atom.
Preferably it is a sulfur atom. V32Is a halogen atom (eg
Fluorine, chlorine, bromine, iodine), more preferably
Is a chlorine atom or a bromine atom, particularly preferably chlorine
Is an atom. DFour Medium, R42Is an alkyl group substituted by an acid group
Represents. R and R42Both have an acid group substituted
Preferred is a kill group, and further R and R42Set of
Preferably, R and R are combined32Either one of the
An alkyl group substituted with a rupho group, and the other is sulfo
This is a case where the acid group other than the group is a substituted alkyl group.
  The alkyl group substituted with an acid group is described in the above R.
The same thing is preferable. More preferred
Alternatively, as an alkyl group having a sulfo group, 3-sulfo
Propyl group, 4-sulfobutyl group, 3-sulfobutyl
Group, 2-sulfoethyl group, more preferably
Is the case of 3-sulfopropyl group, and sulfo group
Carboxymethyl as an alkyl group with an acid group other than
Group, methanesulfonylcarbamoylmethyl group
The X42Represents a sulfur atom or an oxygen atom.
It is preferably an oxygen atom. V42Is a halogen atom (eg
Fluorine, chlorine, bromine, iodine), more preferably
Is a chlorine atom or a bromine atom, particularly preferably chlorine
Is an atom. General formula (Ia), (Ib) or (Ic)
When using together with general formula (II)
If the mutual spectral sensitivity maximum wavelength is within 100 nm,
More preferably within 70 nm, especially preferred
Or within 50 nm, more preferably within 40 nm.
That's right. Structurally, the general formulas (Ia), (Ib),
When using a preferred cyanine dye as (Ic),
Preferred combinations include those represented by the general formulas (Ia) and (I
b) or (Ic) has three methine chains and has the general formula
(II) is the case where the number of methine chains is three, or the general formula
The number of methine chains in (Ia), (Ib), or (Ic) is 1
The number of methine chains of general formula (II) is one.
The Furthermore, the general formula (Ia), (Ib) or (Ic)
When the number of methine chains in general formula (II) is three, general formula (I
a), (Ib), or (Ic) is a benzothiazole nucleus
In the case of having a benzoxazole nucleus, the general formula (II) is
It has two nzothiazole nuclei and has the general formulas (Ia) and (I
b) or (Ic) has two benzoxazole nuclei
In general, formula (II) has two benzoxazole nuclei
It is preferable. Formula (Ia), (Ib), or
When the number of methine chains of (Ic) and general formula (II) is one,
The general formula (Ia), (Ib) or (Ic) is benzothiazo
In the case of having two nuclei, general formula (II) is benzothiazo
It is preferable to have two kernels. Next, together with the methine dye of the general formula (I)
About cyanine dyes represented by the general formula (II) used
Will be described in detail. In the general formula (II), Z31, Z32Represented by
As the nitrogen-containing heterocycle, preferably 5 to 6-membered nitrogen-containing
Heterocycles, and other rings (eg, aromatic or non-aromatic)
Aromatic carbocycle or heterocycle (specifically, V or the like mentioned above)
Can be mentioned. ) May be condensed. Condensed ring
Preferably, it is a 5- to 6-membered aromatic carbocycle.
More preferred are a benzene ring and a naphthalene ring, especially
A benzene ring is preferred. Represented by general formula (II)
The compound has the general formula (Ia), (Ib), or (Ic)
Excluding the compound represented by Z31, Z32Represented by
The nitrogen-containing heterocycle represented by the general formula (Ia), (Ib), or
The substitution of two alkoxy groups as in (Ic)
Absent. Z31, Z32Is preferably a thiazoline ring, thiazo
Ring, benzothiazole ring, oxazoline ring, oxa
Sol ring, benzoxazole ring, selenazoline ring,
Lenazole ring, benzoselenazole ring, tellrazoline
Ring, tellurazole ring, benzotelrazole ring, 3,3-
Dialkylindolenine rings (eg 3,3-dimethyli
Ndrenine), imidazoline ring, imidazole ring, ben
Diimidazole ring, isoxazole ring, isothiazole
Ring, pyrazole ring, 2-pyridine ring, 4-pyridine
Ring, 2-quinoline ring, 4-quinoline ring, 1-isoquinoline
Ring, 3-isoquinoline ring, imidazo [4,5-b] key
Noxalin ring, oxadiazole ring, thiadiazole
Rings, tetrazole rings, pyrimidine rings, and these rings
Condensed with benzene ring, naphthalene ring or other carbon ring
Can be mentioned. More preferably benzoxazo
Ring, benzothiazole ring, benzimidazole ring
And a quinoline ring, more preferably benzoxa
Zole ring and benzothiazole ring. These mentioned above
Each substituent represented by V may be substituted. Specific examples and
US Pat. No. 5,340,694 Nos. 23-24
Z in column11, Z12, Z13, Z14And Z16Take as an example
The thing similar to what is mentioned is mentioned. R31, R32An alkyl group represented by
Examples of the group and heterocyclic group include the groups described for R above.
In addition, a substituted or unsubstituted alkyl group
In which at least one of them is substituted with an acid group.
It is preferably an alkyl group, and both of them are acid groups.
A substituted alkyl group is preferred. In particular
An acid group substituted with an acid group described as a preferred example in R above.
The same thing as the rualkyl group is mentioned, and the same thing is preferable.
Yes. In addition, R31And R32As a combination of
In general formula (Ia), (Ib), or (Ic), D
Is D1Or D2And R and R12, And R and R
twenty twoThe same as described as a preferable example of the combination of
Like, R31And R32Any one of was substituted with a sulfo group
An alkyl group and the other is an acid group other than a sulfo group.
Preferred is a substituted alkyl group. Place with sulfo group
Substituted alkyl groups and acid groups other than sulfo groups
Examples of the alkyl group include those described above for R.
Similar ones are preferred. More preferably, the alkyl having a sulfo group is used.
3-sulfopropyl group, 4-sulfobutyl group
Group, 3-sulfobutyl group, 2-sulfoethyl group
Yes, more preferably in the case of 3-sulfopropyl group
Yes, and an alkyl group having an acid group other than a sulfo group
Carboxymethyl group, methanesulfonylcarbamoy
This is the case for the rumethyl group. L31, L32, L33, L34, L35, L36, L
37The methine group represented by may be unsubstituted or substituted
Well, examples of the substituent include the substituents represented by V.
It is done. L31, L32, L36, L37Is preferably unsubstituted
It is a chin group. NThreeRepresents 0, 1, 2, 3 or 4 and 2
In these cases, the methine group is repeated, but it must be the same.
Absent. Preferably 0, 1, 2, 3 and more preferably
Is 0, 1, 2 or more preferably 0 or 1.
Particularly preferred is 0. nThree L is 0, L
33Is preferably an unsubstituted methine group, nThree Is 1
If yes, L34Is a methine substituted with an unsubstituted alkyl group
Group, L33, L35Is preferably an unsubstituted methine group
Yes. L34In particular methyl-substituted methine groups or ethyl-substituted meth
It is preferably a tin group, and further ethyl-substituted methine
It is preferably a group. p31, P32Represents 0 or 1
And preferably 0. MThreeAs each ion explained in M above
Especially preferred are cations
Yes. Preferred cations are sodium, potassium, trie.
Til ammonium, pyridinium, N-ethylpyridini
It is a um. mThreeIs necessary to neutralize the charge in the molecule.
Represents the required number of 0 or more, 0 when forming an inner salt
is there. Preferably it is 0, 1, 2 or 3. The methine dye represented by the general formula (II) is further
Is preferably represented by the general formula (IIa). General
X in the formula (IIa)41, X42Is a sulfur atom, oxygen source
Child, selenium atom, tellurium atom, nitrogen atom (N-Vh),
Or carbon atom (CViVj). Where Vh, V
i, VjIs a hydrogen atom or a substituent (for example, V described above)
Preferably, a hydrogen atom, an alkyl group, an aryl
Or a heterocyclic group. An alkyl group, an aryl group,
Alternatively, examples of the heterocyclic group include those similar to R described later.
Similar ones are preferred. Particularly preferably, alkyl
It is a group. X41, X42Preferably, a sulfur atom, an acid
Elementary atom, selenium atom or nitrogen atom, more preferred
Or a sulfur atom, an oxygen atom, or a selenium atom,
Particularly preferred is a sulfur atom or an oxygen atom. In addition,
X41, X42Is not preferred when both are oxygen atoms.
X41, X42Most preferably both are fields of sulfur atoms
In such cases, particularly good photographic performance is exhibited.
The R41, R42An alkyl group represented by
Examples of the group and heterocyclic group include the groups described for R above.
R of general formula (II)31, R32Similar to
And similar combinations are preferred. V41, V42, V43, V44, V45, V46, V
47, V48As the substituent represented by each of the above,
A substituent, and two adjacent substituents are linked together
To form a saturated or unsaturated condensed ring.
The ring is preferably a carbocyclic ring. That
Such saturated or unsaturated carbocycles include, for example, ben
List zen, cyclohexene and naphthalene rings
However, it is preferable not to form a condensed ring.
V41, V44, V45, V48Are both hydrogen atoms
Is preferred, V42, V 43, V46, V47Are each a hydrogen atom
Or an alkyl group (for example, methyl), an aryl group (for example,
Phenyl), an aromatic heterocyclic group (for example, 1-pyrrolyl),
Alkoxy groups (eg methoxy), alkylthio groups (eg
Methylthio), cyano group, or halogen atom (eg
Fluorine, chlorine, bromine, iodine)
Yes. More preferably V43, V47Are both hydrogen atoms,
V42, V46Are both halogen atoms (preferably chlorine or odor
Element), more preferably a chlorine atom. L41, L42, L43There is no methine group represented by
May be substituted or substituted, and the substituent is V
Each substituent represented is mentioned. NFourRepresents 0, 1, 2, 3 or 4 and 2
In these cases, the methine group is repeated, but it must be the same.
Absent. Preferably 0, 1, 2, 3 and more preferably
Is 0, 1, 2 or more preferably 0 or 1.
Particularly preferred is 0. nFourL is 0, L
41Is preferably an unsubstituted methine group, nFourIs 1
If yes, L42Is a methine substituted with an unsubstituted alkyl group
Group, L41, L43Is preferably an unsubstituted methine group
Yes. L42In particular methyl-substituted methine groups or ethyl-substituted meth
It is preferably a tin group, and further ethyl-substituted methine
It is preferably a group. MFourAs each ion explained in M above
Especially preferred are cations
Yes. Preferred cations are sodium, potassium, trie.
Til ammonium, pyridinium, N-ethylpyridini
It is a um. mFourIs necessary to neutralize the charge in the molecule.
Represents the required number of 0 or more, 0 when forming an inner salt
is there. Preferably it is 0, 1, 2 or 3. The methine dye represented by the general formula (IIa) is
Furthermore, when used in a green to red sensitive emulsion, the general formula (II
I) When used in a blue-sensitive emulsion, it is expressed in the form of (IV)
It is preferred that Of the general formulas (III) and (IV),
Preferred is general formula (IV), and in such a case, in particular
Excellent photographic performance. The following are the dyes represented by the general formula (III).
And will be described in detail. X in the general formula (III)51, X52
Represents oxygen or sulfur atom, but is used in green sensitive emulsion
X is preferably X51Is oxygen atom or sulfur source
Child, X52Is the case of an oxygen atom, more preferably
X51, X52Are both oxygen atoms, in red sensitive emulsion
When used in X, preferably X51Is oxygen atom or sulfur
Yellow atom, X52Is the case of a sulfur atom, more preferably
Is X51, X52Are both sulfur atoms. R51, R52, R53An alkyl group represented by
As the aryl group and heterocyclic group, each group described in the above R
R51, R52As general formula (I
I) R31, R32And similar combinations
Is preferred. R53Is preferably an unsubstituted alkyl group
Particularly preferably a methyl group or an ethyl group.
Yes. V51, V52, V53, V54, V55, V56In the table
Examples of the substituents include the substituents represented by V.
Two adjacent substituents are linked together and saturated
Or an unsaturated condensed ring is not formed. V51, V
53, V54, V56Is preferably a hydrogen atom,
V52, V55Is an alkyl group (eg methyl), an aryl group
(For example, phenyl), an aromatic heterocyclic group (for example, 1-pyro
Yl), alkoxy groups (eg methoxy), alkylthio
O group (eg methylthio), cyano group, or halogen atom
Be a child (eg fluorine, chlorine, bromine, iodine)
Preferred is a halogen atom, particularly preferred.
Preferably a chlorine atom or a bromine atom, most preferably
Is a chlorine atom. MFiveAs each ion explained in M above
Especially preferred are cations
Yes. Preferred cations are sodium, potassium, trie.
Til ammonium, pyridinium, N-ethylpyridini
It is a um. mFiveIs necessary to neutralize the charge in the molecule.
Represents the required number of 0 or more, 0 when forming an inner salt
is there. Preferably it is 0, 1, 2 or 3. The following are the dyes represented by the general formula (IV).
Will be described in detail. X in the general formula (IV)61Is oxygen field
Represents a sulfur atom, but a sulfur atom is particularly preferred.
That's right. R61, R62An alkyl group represented by
Examples of the group and heterocyclic group include the groups described for R above.
R51, R52As R of general formula (II)
31, R32The same and similar combinations are preferred
Yes. V61, V62, V63, V64, V65, V66In the table
Examples of the substituents include the substituents represented by V.
Two adjacent substituents are linked together and saturated
Or an unsaturated condensed ring is not formed. V61, V
63, V64, V66Is preferably a hydrogen atom,
V62, V65Is an alkyl group (eg methyl), an aryl group
(For example, phenyl), an aromatic heterocyclic group (for example, 1-pyro
Yl), alkoxy groups (eg methoxy), alkylthio
O group (eg methylthio), cyano group, or halogen atom
Be a child (eg fluorine, chlorine, bromine, iodine)
Preferred is a halogen atom, particularly preferred.
Preferably a chlorine atom or a bromine atom, most preferably
Is a chlorine atom. M6As each ion explained in M above
Especially preferred are cations
Yes. Preferred cations are sodium, potassium, trie.
Til ammonium, pyridinium, N-ethylpyridini
It is a um. m6Is necessary to neutralize the charge in the molecule.
Represents the required number of 0 or more, 0 when forming an inner salt
is there. Preferably it is 0, 1, 2 or 3. Preferred in the silver halide emulsion of the present invention
A compound of general formula (Ia), (Ib) or (Ic)
And combinations of compounds of general formula (II) are described below.
The When used in a red sensitive emulsion layer, the general formula
The compound of (II) is represented by the general formula (III), and X51And X52
Are both sulfur atoms and R51And R52Is sulfoalkyl
Group, carboxyalkyl group or alkylsulfonyl group
Rubamoylalkyl group, R53Is a methyl group or
Til group and V51, V53, V54, V56Is a hydrogen atom
V52, V55Is an alkyl group (eg methyl), alcohol
A xyl group (eg methoxy), an alkylthio group (eg
Tilthio), a cyano group, or a halogen atom (eg, fluorine
Element, chlorine, bromine, iodine), more preferably a halogen source
A child, particularly preferably a chlorine atom, MFiveIs organic or
An inorganic monovalent cation, mFiveIs 0 or 1
It is preferable. The dye combined with this is represented by the general formula (I
a) or (Ib), where D is DFour And Z1And X
42Is one oxygen atom, the other is a sulfur atom, and V1 , V
2 Is a hydrogen atom, Ra and Rb are methyl, R and
R42Are each a sulfoalkyl group or a carboxyalkyl group.
Or an alkylsulfonylcarbamoylalkyl group.
V42Is a halogen atom (eg, fluorine, chlorine, bromine,
Iodine), more preferably a chlorine atom, and M is organic or
Or an inorganic monovalent cation, and m is 0 or 1.
It is preferable. When used in a green sensitive emulsion layer, the general formula
The compound of (II) is represented by the general formula (III), and X51And X52
Are both oxygen atoms and R51And R52Are each sulfoal
Kill group, carboxyalkyl group or alkylsulfonyl
A rucarbamoylalkyl group, R53Is a methyl group or
Is an ethyl group and V51, V53, V54, V56Is a hydrogen atom
And V52, V55Is an alkyl group (eg methyl),
A reel group (for example, phenyl), an aromatic heterocyclic group (for example,
2-thienyl), alkoxy group (eg methoxy), a
Alkylthio group (for example, methylthio), cyano group, or
Rogen atoms (eg fluorine, chlorine, bromine, iodine)
More preferably, it is a halogen atom, and MFiveIs organic or nothing
The monovalent cation of the machine, mFiveIs 0 or 1
Are preferred. The dye combined with this is represented by the general formula (I
a) or (Ib), where D is DFour And Z1And X
42Is one oxygen atom, the other is a sulfur atom, or both oxygen
An atom, more preferably Z1And X42Both oxygen
Atomic and V1 , V2 Is a hydrogen atom, Ra and Rb
Is methyl, R and R42Is a sulfoalkyl group, carbo
Xylalkyl group or alkylsulfonylcarbamoyl
An alkyl group, V42Is a halogen atom (eg
Element, chlorine, bromine, iodine), more preferably a chlorine atom
Yes, M2Is an organic or inorganic monovalent cation,
m2Is preferably 0 or 1. When used in a blue-sensitive emulsion layer, the general formula
The compound of (II) is represented by the general formula (IV), and X61Is a sulfur field
Child and R61And R62Are each a sulfoalkyl group, carbo
Xylalkyl group or alkylsulfonylcarbamoyl
An alkyl group, V61, V63, V64, V66Are both
A hydrogen atom, V62, V65Are each an alkyl group (e.g.
Methyl), aryl groups (eg phenyl), aromatic hetero
A cyclic group (eg 1-pyrrolyl), an alkoxy group (eg
Toxi), alkylthio group (eg methylthio), cyan
Group or a halogen atom (for example, fluorine, chlorine, bromine,
Iodine), more preferably halogen atoms, particularly preferably
Is a chlorine atom, M6Is an organic or inorganic monovalent cation
Is on and m6Is preferably 0 or 1.
The dye combined with this is represented by (Ia) or (Ib).
D is DThree And Z1And X32Are both sulfur atoms
V1 , V2 Is a hydrogen atom and Ra and Rb are methyl
R and R32Is sulfoalkyl group, carboxyal
Kill group or alkylsulfonylcarbamoylalkyl
V and V32Is a halogen atom (eg fluorine, chlorine,
Bromine, iodine), more preferably a chlorine atom or
Bromine atom, M2Is an organic or inorganic monovalent cation
M2Is preferably 0 or 1. The general formulas (Ia) and (I
b) of the compound of (Ic) (including subordinate compounds)
A specific example is shown, but this is not intended to limit the present invention.
There is no. [0111] Embedded image [0112] Embedded image[0113] Embedded image [0114] Embedded image [0115] Embedded image [0116] Embedded image[0117] Embedded image [0118] Embedded image The compounds of the general formula (II) of the present invention (following
General formula (IIa), general formula (III), general formula (IV)
Specific examples of the compound (including the compound of
Is not limited. [0120] Embedded image[0121] Embedded image[0122] Embedded image [0123] Embedded image[0124] Embedded image The general formulas (Ia), (Ib), (I
c) and a compound represented by the general formula (II) (subordinate concept)
(Including compounds) by F.M.Hamer “Heterocyclic Compou
nds-Cyanine Dyes and Related Compounds ", John Wil
ey & Sons-New York, London, 1964
Published by D.M.Sturmer, `` Heterocyclic Compounds-Specialt
opics in cyclic chemistry ", Chapter 18, First
Section 4, pages 482-515, John Wiley & Sons
New York, London, 1977, “Rodd'sChemis
try of Carbon Compounds "2nd Ed. vol. IV, part B, 1
977, Chapter 15, Pages 369-422, Elsevier S
cience Publishing Company Inc., New York,
Can be synthesized based on the method described in the above. The general formula (Ia), (Ib) or
The compound of (Ic) and the compound of general formula (II) are in the same emulsion.
Even if one type is used each, two or more types are used.
May be. General formula (Ia), (Ib), or
In the same emulsion of the compound of (Ic) and the compound of general formula (II)
The ratio of the addition amount in is arbitrary, and the preferred addition molar ratio is
Depending on the purpose and purpose, preferably 1000/1 ~
1/1000, more preferably 100/1 to 1 /
100, more preferably 10/1 to 1/10
Yes, particularly preferably 5/1 to 1/5. The general formula (Ia), (Ib) or
The compound of (Ic) and the compound of general formula (II) are in the same emulsion.
In combination with other sensitizing dyes other than the present invention. Used
Preferably, the dye to be used is a cyanine dye, merocyanine
Dye, rhodacyanine dye, trinuclear merocyanine dye, 4
Nuclear merocyanine dye, allopolar dye, hemicyanine
Examples thereof include dyes and styryl dyes. More preferred
Is cyanine dye, merocyanine dye, rhodacyanine dye
Particularly preferred are cyanine dyes. these
For more information on dyes, see “Heterocyclic Co” by F.M.Hamer.
mpounds-Cyanine Dyes and Related Compounds ", John
 Wiley & Sons-New York, London, 1964
Annual publication by D.M.Sturmer, `` Heterocyclic Compounds-Specia
l topics in cyclic chemistry ", Chapter 18, Chapter
Verse 14, 482-515, John Willie Ann
John Wiley & Sons-New York, Russia
Ndon, 1977, etc. Further explanation will be given of RD17643.
23-24 pages, RD18716, page 648, right column-649
Page right column, RD308119 page 996 right column to page 998 right
Column, European Patent No. 0565096A1, page 65, 7-1.
It is preferable to use what is described in line 0.
Yes. Also, U.S. Pat. No. 5,747,236 (especially No.
30-39), US Pat. No. 5,340,694 (Special)
21 to 60, except that (XI), (XII), (XII
In the sensitizing dye shown in I), n12, N15, N17, N
18The number of is not limited and is an integer of 0 or more (preferably 4 or less)
And ), Shown in general formulas and specific examples
Sensitized dyes can also be preferably used. One kind of these sensitizing dyes that can be used in combination is used.
2 or more types may be used, and in the case of 2 or more types,
Particularly preferred are those having the effect of supersensitization, and their representatives
Examples are U.S. Pat. Nos. 2,688,545 and 2,973.
No. 7,229, No. 3,397,060, No. 3,5
22,052, No. 3,527,641, No. 3,
No. 617,293, No. 3,628,964, No.
3,666,480, 3,672,898,
No. 3,679,428, No. 3,303,377,
No. 3,769,301, No. 3,814,609
No. 3,837,862, No. 4,026,70
No. 7, British Patent No. 1,344,281, No. 1,50
7,803, JP-B 43-49336, 53-1.
2375, JP-A 52-110618, and 52-1.
No. 09925 and the like. Spectral sensitizing effect itself with sensitizing dye
Dyes that do not have visible light or substances that do not substantially absorb visible light
Include in the emulsion a substance that is high quality and exhibits supersensitization.
Yes. Strong intensity useful in spectral sensitization in the present invention
Color sensitizers (eg, pyrimidylamino compounds, triazis
Nylamino compounds, azolium compounds, aminostyryl
Compound, aromatic organic acid formaldehyde condensate, azai
Compounds, cadmium salts), and supersensitizers and sensitizers
Examples of combinations of dyes are U.S. Pat. No. 3,511,
No. 664, No. 3,615,613, No. 3,61
No. 5,632, No. 3,615,641, No. 4,5
96,767, 4,945,038, 4,
965,182, 4,965,182,
No. 2,933,390, No. 3,635,721, No.
No. 3,743,510, No. 617,295, No.
No. 3,635,721 etc., and its use
Regarding the law, the method described in the above patent is preferred.
Yes. Next, the silver halide photographic emulsion of the present invention and
The silver halide photographic light-sensitive material will be described in detail. Book
The general formula (Ia), (Ib), or (I
c) and methine dyes of the general formula (II) as sensitizing dyes
These methine dyes (ma
The same applies to other sensitizing dyes and supersensitizers).
The timing of addition to the silver halide emulsion of the present invention is not limited.
Any process of emulsion preparation that has been found to be useful in
It may be in the middle. For example, US Pat. No. 2,735,
No. 766, No. 3,628,960, No. 4,18
No. 3,756, No. 4,225,666, JP-A-58.
-184142, 60-196749, etc.
The silver halide grain formation step and / or
Or before desalting, during desalting process and / or after desalting
Until the start of chemical ripening, JP-A-58-113
As disclosed in No. 920 etc.
Or the emulsion at the time of the process, until the coating after chemical ripening
It is added in the process at any time before it is applied.
May be. Also, U.S. Pat. No. 4,225,666,
Same as disclosed in Kaisho 58-7629 etc.
Compound alone or in combination with compounds of different structure
For example, during the particle formation process and during the chemical ripening process
Divided into after the completion of academic aging, or before or during chemical aging
And may be divided and added, for example, divided into
Seeds of compound and compound combination to be added in portions
It may be added in various forms. The methine dye of the present invention (and other sensitization)
The same applies to dyes and supersensitizers)
Depending on the shape and size of the silver halide grains, either
May be added, but is preferred per mole of silver halide.
Or 1 × 10-8~ 8x10 -1Mole, more preferably 1
× 10-6~ 8x10-3Can be used in moles. example
If the silver halide grain size is 0.2 to 1.3 μm
2 × 10 per mole of silver halide-6~ 3.
5 × 10-3Molar addition amount is preferred, 7.5 × 10-6~
1.5 × 10-3A molar addition amount is more preferable. The methine dye of the present invention (and other sensitization)
The same applies to dyes and supersensitizers).
Can be scattered. These are also suitable solvents,
For example, methyl alcohol, ethyl alcohol, methyl
Rosolve, acetone, water, pyridine or a mixture of these
Dissolved in a solvent and added to the emulsion in the form of a solution
You can also. At this time, bases, acids, surfactants, etc.
Additives can also coexist. Also ultrasonic to dissolve
Can also be used. Also, a method for adding this compound
As described in U.S. Pat. No. 3,469,987.
The compound is dissolved in a volatile organic solvent, and the solution
Is dispersed in a hydrophilic colloid, and this dispersion is added to the emulsion.
As described in Japanese Patent Publication No. 46-24185
When dispersed in a water-soluble solvent,
Method of addition, described in US Pat. No. 3,822,135
The compound is dissolved in a surfactant and the solution is emulsified.
A method of adding the solution into the inside, as described in JP-A-51-74624
Such as red-shifting compounds,
A method for adding a solution into an emulsion, JP-A-50-80826
To a substantially water-free acid as described in
The method of dissolving and adding the solution to the emulsion is used.
The In addition, U.S. Pat. No. 2,91
2,343, 3,342,605, 2,99
Those described in 6,287, 3,429,835, etc.
The method is also used. An organic solvent for dissolving the methine dye of the present invention;
For example, methyl alcohol, ethyl alcohol,
n-propanol, isopropanol, n-butanol,
Sobutanol, t-butanol, benzyl alcohol,
Fluorine alcohol, methyl cellosolve, acetone, pyridi
Or a mixed solvent thereof. Water, the above organic solvent, or a mixture thereof
When dissolving the methine dye of the present invention in a solvent, a base is used.
It is also preferable to add. Organic base, inorganic as base
Any base can be used, for example amine derivatives (eg tri
Ethylamine, triethanolamine), pyridine derivative
Body, sodium hydroxide, potassium hydroxide, sodium acetate
And potassium acetate. Preferred dissolution method
For example, add a dye to a mixed solvent of water and methanol, and
The method of adding equimolar triethylamine to the dye.
I can make it. In the silver halide emulsion used in the present invention
As silver halide grains, silver chloride, silver bromide, chlorobromide
Any of silver, silver iodobromide, silver iodochloride, silver chloroiodobromide, etc.
Can also be used, for example for color photographic paper
Silver chlorobromide milk for the purpose of speeding up and simplifying
The silver chlorobromide emulsion is preferably 95 mol% or more.
Silver chloride, silver chlorobromide, or silver chloroiodobromide
It can be preferably used. Accelerate development processing time
In order to achieve this, silver chlorobromide or silver bromide containing substantially no silver iodide
Is preferably silver chloride. Also color photography
For shadow film (negative and reversal) applications
A silver bromobromide emulsion is preferable, and a silver iodobromide emulsion is 95.
Silver bromide, silver iodobromide, wherein mol% or more is silver bromide, or
Silver chloroiodobromide can be preferably used. Included in the silver halide emulsion used in the present invention.
The average grain size of the silver halide grains (the projected area of the grains)
The particle size is the diameter of the circle equivalent to, and the number average is
(Taken) is preferably 0.1 to 2 μm. Also those
The particle size distribution is a coefficient of variation (standard deviation of particle size distribution).
(Difference divided by average particle size) 20% or less, preferred
Or 15% or less, more preferably 10% or less
Monodispersed ones are preferred. At this time wide latitude
The above monodispersed emulsion is blended in the same layer for the purpose of
It is also preferable to use and layer coating
The Form of silver halide grains contained in photographic emulsion
The shape is like a cube, octahedron, or tetrahedron
With irregular crystal shape, spherical shape, plate shape, etc.
Having a typical crystal form, or a mixture of these
It may consist of In the present invention, these
Above all, particles having the above-mentioned regular crystal form are 50% or more,
Preferably 70% or more, more preferably 90% or more
It is good to do. The emulsions used in the present invention are "C" by P. Glafkides.
himie et Phisique Photographique "(Paul Montel)
(1967), "Photographic Emuls" by G.F.Duffin
ion Chemistry "(Focal Press, 1966), V.
"Making and coating Photographic" by L.Zelikman et al
 Emulsion "(published by Focal Press, 1964)
It can be prepared using the methods described. Snow
I.e. acid method, neutral method, ammonia method, etc.
It is also possible to react a soluble silver salt with a soluble halogen salt.
The following methods are available: one-side mixing method, simultaneous mixing method, and
Any method such as a combination thereof may be used. grain
Method for forming a child under an atmosphere rich in silver ions
(So-called back mixing method) can also be used. Simultaneous mixing
As one form of the method, in the liquid phase where silver halide is formed
A method of keeping pAg constant, that is, a so-called controller
The Ludo double jet method can also be used. This person
According to the method, the crystal form is regular and the particle size is almost uniform
A silver halide emulsion can be obtained. In the emulsion used in the present invention,
More than 50% of the total projected area of silver halide grains, more preferred
70% or more, particularly preferably 80% or more.
Preferably a tabular grain having a mass ratio of 2 or more,
Preferably the aspect ratio is 4 to 1000, more preferred
6 to 500, particularly preferably 8 to 300.
Most preferably, it is 15-200. For example, color
For photographic paper use, silver chlorobromide tabular grains, color photography
For film use, silver iodobromide tabular grains are preferred
Used. In general, tabular grains have two parallel faces.
Therefore, "thickness" constitutes tabular grains
Expressed as the distance between two parallel planes. Halogenated
The diameter of a silver particle is the projection of the particle in an electron micrograph.
The diameter of a circle with an area equal to the area.
The ratio is called the aspect ratio. Of silver chlorobromide used in color photographic paper applications
When the tabular grains are described in detail, the silver chloride content is
80 mol% or more is preferable, and 95% or more of high silver chloride grains
It is more preferable that Silver chlorobromide grains are in the core
And shell containing more iodide than the core
Outer layer). 90% or more core
Is preferably silver chloride. Core part is halogen composition
It may consist of two or more different parts. shell
Part is preferably 50% or less of the total particle volume.
It is particularly preferably 0% or less. Iodization of shell
The silver content is preferably 0.5 to 13 mol%,
It is especially preferable that it is 1-6 mol%. All of silver iodide
The content in the particles is preferably 0.1 to 5 mol%,
˜2 mol% or less is particularly preferred. Contains silver iodide in the core
The amount is preferably 1 mol% or less, in particular 0%
It is preferable. Silver bromide content in the core and shell
May be different. Silver bromide content is 0 with respect to total silver
~ 20 mol% is preferred, 0.1-5 mol% is particularly preferred
That's right. The diameter of the high silver chloride tabular grains is preferably 0.2 to
1.0 μm. Also, the thickness is preferably 0.2μm or less.
Or 0.15 μm or less, particularly preferably 0.1 μm or less.
It is below. The aspect ratio is preferably 3 to 20,
More preferably, it is 5-15. High silver chloride tabular grains
The particle size distribution may be polydisperse or monodisperse,
More preferably, it is dispersed. Dispersion coefficient of particle size
Is preferably 5 to 25%, particularly preferably 5 to 20%.
The dispersion coefficient of the child thickness is also 5 to 25%, particularly 5 to 15%.
It is preferable. High silver chloride used for color photographic paper
In the plate-like particles, the {111} plane is formed as the outer surface
For this purpose, a crystal phase controlling agent is used. Tabular grains are formed in two ways
Is achieved by generating parallel twin planes of
Surface formation is temperature, dispersion medium (gelatin), halogen concentration, etc.
These appropriate conditions must be set.
I have to. When a phase control agent is present during nucleation
The gelatin concentration is preferably 0.1 to 10%. chloride
Concentration is 0.01 mol / liter or more, preferably 0.0
3 mol / liter or more. Crystal phase used specifically
Control agent and {111} high silver chloride flat plate using the same
JP-A-2000-2915 discloses a method for forming the particles.
Those described in No. 6 can be used. Tabular grains have a {100} plane as the main plane.
Tabular grains may be used. The shape of the main plane is a right-angled parallelogram
Missing shape or one corner of the right parallelogram
3 to 5 square shapes (the missing shape is the apex at the corner
And a right triangle formed by the sides forming the corner
Min), or there are 2 or more and 4 or less missing parts 4
There are ~ octagonal shape. Plate with {100} main plane
A method for forming a silver halide emulsion grain is disclosed in, for example,
No. 301129, No. 6-347929, No. 9-340
45, 9-96881, 8-122954,
No. 9-189977. [0146] For use in color photography film applications
In the tabular grains of silver ubromide, the halogen composition is
Contains 30 mol% or less of silver iodide, silver iodobromide, iodine
Silver chloride or silver iodochlorobromide is preferred. Especially preferred
The silver iodobromide containing 2-10 mol% silver iodide
Or silver iodochlorobromide. May contain silver chloride, but preferably
The silver chloride content is preferably 8 mol% or less, more preferably 3
It is less than mol% or 0 mol%. Silver iodobromide flat plate
The diameter of the particles is preferably 0.3 to 5.0 μm
Yes. The thickness of the tabular grains is 0.05 to 0.5 μm
Are preferred. The aspect ratio of the tabular grains is preferably
4-50, more preferably 5-30, still more preferably
6-25. The silver halide emulsion used in the present invention is usually
Chemically sensitized. Chemical sensitization includes so-called gold compounds
Gold sensitization methods (eg, US Pat. No. 2,448,060)
No. 3,320,069), iridium, platinum,
Sensitization with metals such as palladium and palladium (eg, US
Patent Nos. 2,448,060 and 2,566,245
No. 2,566,263), using sulfur-containing compounds
Sulfur sensitizing methods (eg, US Pat. No. 2,222,264)
No.), selenium sensitization using selenium compounds, tellurium compounds
Tellurium sensitization with tin, tin salts, thiodiuresis
Reduction sensitization with silicon, polyamine, etc.
No. 2,487,850, No. 2,518,698, No.
2,521,925). These sensitization methods are independent
Or it can use together. The emulsion used in the present invention is a selenium sensitizer and is chemically
It is preferably sensitized. As a selenium sensitizer
Uses selenium compounds disclosed in conventionally known patents.
Can be. That is, usually unstable selenium compound
Product and / or non-labile selenium compound,
The emulsion is stirred for a certain time at high temperature, preferably 40 ° C. or higher.
Is used. As an unstable selenium compound
Are, for example, Japanese Patent Publication No. 44-15748 and Japanese Patent Publication No. 43-1.
3489, JP-A-4-25832, JP-A-4-10
It is preferable to use the compound described in No. 9240. Ingredients
As a physical labile selenium sensitizer,
Fats such as allyl isoselenocyanate
Aliphatic isoselenocyanates), selenoureas, seleno
Ketones, selenoamides, selenocarboxylic acids (eg
2-selenopropionic acid, 2-selenobutyric acid), selenium
Ester, diacyl selenide (for example, bis (3
-Chloro-2,6-dimethoxybenzoyl) seleni
D), selenophosphates, phosphine selenides,
Examples include colloidal metal selenium. Preferred types of unstable selenium compounds are listed above.
However, these are not limiting. Engineer
Instability selenium compounds as sensitizers for photographic emulsions
For example, as long as selenium is unstable,
The structure is not important, and the selenium sensitizer molecule
The organic part carries selenium, which is unstable in the emulsion.
In general, it has no role other than its presence
Understood. In the present invention, such a broad concept
These labile selenium compounds are advantageously used. Non-labile selenium compound used in the present invention
As a thing, Japanese Examined Sho 46-4553, Japanese Examined Sho 52-34
Compounds described in No. 492 and JP-B 52-34491
Things are used. An example of a non-labile selenium compound
Selenite, potassium selenocyanide, selenazole
, Quaternary salts of selenazoles, diaryl selenides, di
Aryl diselenide, dialkyl selenide, dialkyl
Diselenide, 2-selenazolidinedione, 2-selenoo
Xazolidinethione and their derivatives
The Of these selenium compounds, preferably
Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-15115, general formula (VII)
And those of (VIII) are preferably used. These secs
Len sensitizers are water or methanol, ethanol, etc.
Dissolved in a single solvent or a mixed solvent and added during chemical sensitization
Is done. Preferably, it is added before the start of chemical sensitization. use
The selenium sensitizer to be used is not limited to one.
Two or more agents can be used in combination. Unstable
The combined use of a ren compound and a non-labile selenium compound is preferred.
The amount of selenium sensitizer added depends on the activity of the selenium sensitizer used.
Degree, type and size of silver halide, temperature and time of ripening
Preferably, the emulsion is halogenated.
1 x 10 per mole of silver-8More than moles. More preferable
Is 1 × 10-7~ 5x10-FiveIs a mole. Selenium sensitizer
When used, the temperature of chemical ripening is preferably 45 ° C or higher.
is there. More preferably, it is 50-80 degreeC. pAg and
PH is arbitrary. For example, the pH is wide from 4 to 9.
The effects of the present invention can be obtained within the range. The silver halide emulsion used in the present invention has a sensitivity.
Fog during optical material manufacturing process, storage or photo processing
For the purpose of preventing or stabilizing photographic performance
Various compounds or their precursors can be added
Yes. Specific examples of these compounds are described in JP-A-62-2.
Described in pages 15 to 72 of the specification of No. 15272
Those are preferably used. Further EP 0447647
5-Arylamino-1,2,3,4-thiatria
Sol compound (the aryl residue has at least one electric
(Having a child attractive group) is also preferably used. Silver halide emulsions prepared according to the present invention
Is either a color photographic material or a black-and-white photographic material
Can also be used. As a color photographic material
Especially color photographic paper, film for color photography, color river
-Sal film, black and white photographic material for X-ray
Film, film for general photography, film for printing material, etc.
Can be mentioned. For the preparation of photographic emulsions used in the present invention, etc.
About column 63 of JP-A-10-239789
36th line to 65th column, 2nd line, etc. can be applied. Color cards
The present invention is suitable for additives such as pullers and photographic material additives.
Types of photosensitive materials used, processing of photosensitive materials, etc.
Is disclosed in JP-A-10-239789, column 65, line 3
˜73rd column, 13th row can be applied. The silver halide photographic light-sensitive material of the present invention includes
The above-mentioned various additives are used, but other purposes
Various additives can be used depending on the case. these
Additives are more detailed in Item 1 of Research Disclosure
7643 (December 1978), Item 18716 (1979)
November) and Item 308119 (December 1989)
The corresponding locations are summarized in the table below.
did. [0156]   Additive type RD17643 RD18716 RD308119 1 Chemical sensitizer page 23 page 648 right column page 996 2 Sensitivity increasing agent Same as above 3 Spectral sensitizers, 23-24 pages 648, right column-996 right-998 right     Supersensitizer 649 pages, right column 4 Brightener 24 pages 998 right 5 Antifoggant 24-25 pages 649 right column 998 right-1000 right     And stabilizer 6 Light Absorber, Fill 25-26 pages 649, right column-1003 left-1003 right     Left column on page 650 7 Stain inhibitor Page 25 Right column 650 Left to right column 1002 Right 8 Dye image stabilizer 25 pages 1002 right 9 Hardener 26 pages 651 left column 1004 right to 1005 left 10 Binder page 26 Same as above 1003 right to 1004 right 11 Plasticizer, Lubricant 27 pages 650 pages right column 1006 left to 1006 right 12 Application aid, pages 26-27 Same as above 1005 left-1006 left     Surfactant 13 Antistatic agent Page 27 Same as above 1006 Right to 1007 Left 14 Matting agent 1008 left to 1009 left Emulsion used in the present invention and its emulsion
Techniques such as layer arrangement that can be used for photographic materials
, Silver halide emulsion, dye-forming coupler, DIR cup
And other functional couplers, various additives, and development
Regarding the processing, European Patent No. 0565096A1 (1
(Released October 13, 993) and the features cited in this
It is written in the permit. Below is a description of each item and the corresponding item.
List the locations. [0158] 1. Layer structure: 61 pages 23-35 lines, 41 lines 62 pages 14 lines 2. Middle layer: 61 pages 36-40 lines 3. Multi-layer effect layer: 62 pages 15-18 lines 4). Silver halide halogen composition: 62 pages 21-25 5). Silver halide grain habit: 62 pages 26-30 6). Silver halide grain size: 62 pages 31-34 7). Emulsion production method: 62 pages 35 to 40 lines 8). Silver halide grain size distribution: 62 pages 41-42 9. Tabular grains: 62 pages 43-46 Ten. Particle internal structure: 62 pages 47-53 lines 11. Emulsion latent image formation type: 62 pages, 54 lines to 63 pages, 5 lines 12. Emulsion physical ripening / chemical sensitization: p. 63, lines 6-9 13. Emulsion mixed use: 63 pages 10-13 14. Kabaze emulsion: p. 63, lines 14-31 15. Non-light-sensitive emulsion: 63 pages, lines 32 to 43 16. Amount of applied silver: 63 pages, 49-50 lines [0159] 17. Formaldehyde scavenger: 64 pages 54-57 lines 18. Mercapto-type antifoggant: 65 pages 1-2 lines 19. Release agent such as fogging agent: 65 pages 3-7 lines 20. Dye: 65 pages 7-10 lines twenty one. Color couplers in general: 65 pages, lines 11-13 twenty two. Yellow, magenta and cyan couplers: 65 pages 14-25 twenty three. Polymer coupler: 65 pages 26-28 lines twenty four. Diffusible dye-forming coupler: 65 pages 29-31 twenty five. Colored coupler: 65 pages 32 to 38 lines 26. Functional couplers in general: 65 pages 39-44 27. Bleach accelerator releasing coupler: 65 pages 45-48 28. Development accelerator releasing coupler: p. 65, lines 49-53 29. Other DIR couplers: page 65, line 54 to page 66, line 4 30. Coupler dispersion method: 66 pages 5 to 28 lines [0160] 31. Preservatives and fungicides: Page 66, lines 29-33 32. Type of sensitive material: 66 pages 34-36 33. Photosensitive layer thickness and swelling speed: 66 pages 40 lines to 67 pages 1 line 34. Back layer: 67 pages 3-8 lines 35. General development processing: 67 pages, lines 9-11 36. Developer and developer: p. 67, lines 12-30 37. Developer additive: Page 67, lines 31-44 38. Inversion processing: 67 pages 45-56 lines 39. Treatment liquid opening ratio: 67 pages 57 lines to 68 pages 12 lines 40. Development time: 68 pages 13-15 lines 41. Bleaching / Bleaching / Fixing: 68 pages, 16 lines to 69 pages, 31 lines 42. Automatic processor: 69 pages, 32-40 lines 43. Flushing, rinsing and stabilization: 69 pages 41 lines to 70 pages 18 lines 44. Treatment liquid replenishment / reuse: p. 70, lines 19-23 45. Built-in developer sensitive material: 70 pages 24 to 33 lines 46. Development processing temperature: 70 pages 34-38 lines 47. Use with lens film: 70 pages 39-41 [0161] EXAMPLES The present invention will be specifically described below with reference to examples.
However, the present invention is not limited to this. Example 1 (Preparation of {111} high silver chloride tabular grains)
2.0 g NaCl and inactive gelatin 2.4 in the torr
AgN with stirring into a container added with g and kept at 33 ° C
OThree 60cc of aqueous solution (AgNOThree9g) and aqueous NaCl
Liquid 60cc (NaCl3.2g) to double jet method
More in 1 minute. 1 minute after completion of addition
1 mmol of 1 was added. After another minute, NaCl3.
0 g was added. Over the next 25 minutes, the temperature of the reaction vessel is increased to 60
The temperature was raised to ° C. After aging at 60 ° C for 16 minutes,
290 g of an aqueous solution of gelatinized tartar and crystal phase controlling agent-1
8 mmol was added. After this, AgNOThree Aqueous solution 754
cc (AgNOThree 113 g) and an aqueous NaCl solution 768c
c (NaCl 41.3 g) was accelerated over 28 minutes
Added at flow rate. During this time, it takes 21 to 28 minutes.
I (addition amount is 0.5% of the outermost layer iodine content)
Amount), 11 mg yellow blood salt and iridium hexachloride
1.5 × 10-80.25M NaCl aqueous solution containing 1 mol
30 cc was added. After addition, 1% potassium thiocyanate
5.6 cc of um and the sensitizing dyes listed in Table 1
It was. Thereafter, the temperature was raised to 75 ° C. and stirring was continued for 10 minutes.
After lowering the temperature to 40 ° C.
The desalting process was performed by the flocculation method. Desalting
After that, add 67g of gelatin and 80cc of phenol (5%)
And 150 cc of distilled water was added. Sodium hydroxide
And AgNOThreeAdjust to pH 6.2, pAg 7.5 with solution
It was. Thus, 96% of the total projected area has an average sphere equivalent diameter of 0.
65μm, average equivalent circle diameter of 1.19μm, average thickness
A tabular grain with an average aspect ratio of 9.1
Emulsions 101 to 129 containing children were obtained. (Chemical sensitization) Emulsions 101 to 129 at 60 ° C
Sodium thiosulfonate, 1- (5-methylureido
Phenyl) -5-mercaptotetrazole, selenium compound
Product-1, sodium thiosulfate and chloroauric acid
Chemical sensitization was performed appropriately. [0163] Embedded image [0164] Embedded image [0165] Embedded image (Preparation of coated sample) Polyethylene on both sides of the paper
Corona discharge treatment on the surface of the support coated with resin
After applying sodium dodecylbenzenesulfonate
A gelatin subbing layer containing the first layer to the seventh layer
The photographic composition is applied in sequence, and the halogen of the layer structure shown below
Samples 101 to 109 of silver halide color photographic light-sensitive material were prepared.
It was. The coating solution for each photographic composition layer is prepared as follows.
It was. Preparation of coating solution Coupler, color image stabilizer, UV absorber solvent and acetic acid
Dissolve in ethyl and add 10% by mass of this solution with surfactant.
High-speed stirring emulsifier (dissolver) in gelatin aqueous solution
Emulsified and dispersed, and water was added to prepare an emulsified dispersion. The milk
The mixed dispersion and high silver chloride emulsion are mixed and dissolved to obtain the composition described below.
A coating solution was prepared as described above. As a gelatin hardener for each layer, 1-oxy
-Uses 3,5-dichloro-s-triazine sodium salt
It was. In addition, each layer has Ab-1, Ab-2 and Ab-3.
The total amount is 15.0 mg / m260.0 mg /
m2And 5.0 mg / m2 It added so that it might become. [0169] Embedded image The high silver chloride emulsion used in each photosensitive emulsion layer is as follows.
It is as follows. (Blue-sensitive emulsion layer) The aforementioned silver chloride tabular emulsion was used. (Green photosensitive emulsion layer) Silver chlorobromide emulsion (cube, average grain size)
Large size emulsion of 0.45μm and small size of 0.35μm
1: 3 mixture with silver emulsion (silver molar ratio). Particle size
The coefficient of variation is 10% and 8%. Bromide for each size emulsion
0.4 mol% of silver is part of the grain surface based on silver chloride
Sensitizing dye G1 is added to the silver halide
3.0 x 1 for each large emulsion
0-Four3.6 × 1 each for molar and small emulsions
0-FourMole was added. In addition, the sensitizing dye G2 is halogenated.
4. For each large silver emulsion per mole of silver
0x10-FiveFor molar and small emulsions, 2.
8 × 10-FourMole was added. [0171] Embedded image(Red-sensitive emulsion layer) Silver chlorobromide emulsion (cubic)
A large emulsion A having an average grain size of 0.50 μm,
1: 4 mixture with 0.41 μm small size emulsion B (silver module)
Le ratio). The coefficient of variation of particle size is 0.09 and 0.11.
For each size emulsion, 0.8 mol% silver bromide based on silver chloride
And localized in a part of the particle surface). Sensitizing dye R
1 and R2 large size per mole of silver halide
6.0 × 10 for each emulsion-FiveMole, small size
9.0 × 10 for each emulsion-FiveMole was added. [0173] Embedded image Further, the following compound-I was converted to silver halide.
2.6 x 10 per mole-3Mole was added. [0175] Embedded image Also, blue-sensitive, green-sensitive and red-sensitive emulsion layers
In contrast, 1- (3-methylureidophenyl) -5-methyl
Lucatotetrazole, 1 mol of silver halide each
3.3 × 10 per-FourMol, 1.0 × 10-3Mole and
5.9 × 10-FourMole was added. Second layer, fourth
Layer, sixth layer and seventh layer are each 0.2 mg / m
20.2 mg / m20.6 mg / m2And 0.1m
g / m2It added so that it might become. In the red sensitive emulsion layer
Copolymer of methacrylic acid and butyl acrylate (mass ratio
1: 1, average molecular weight 200000-400000)
0.05g / m2Added. Second layer, fourth layer and
And the sixth layer catechol-3,5-disulfonic acid dinatri
Each 6mg / m26 mg / m2And 18m
g / m2It added so that it might become. In addition, irradiation
The following dyes are applied to the emulsion layer (in parentheses are coated)
Represents the amount). [0177] Embedded image (Layer structure) The layer structure is shown below. The numbers are painted
Cloth amount (g / m2). Silver halide emulsion is silver equivalent
Represents the amount of cloth. Support: Polyethylene resin laminated paper [White pigment (TiO 2 on the first layer side polyethylene resin)2Contained
16% by mass, ZnO; content 4% by mass) and optical brightener
(4,4'-bis (5-methylbenzoxazolyl) s
Tilben 13mg / m2), 96 bluish dye (ultraviolet)
mg / m2Including] [0179] First layer (blue sensitive emulsion layer)   Emulsion 0.24   Gelatin 1.25   Yellow coupler (ExY) 0.57   Color image stabilizer (Cpd-1) 0.07   Color image stabilizer (Cpd-2) 0.04   Color image stabilizer (Cpd-3) 0.07   Color image stabilizer (Cpd-4) 0.02   Solvent (Solv-1) 0.21 [0180] Second layer (color mixing prevention layer)   Gelatin 0.60   Color mixing inhibitor (Mid-1) 0.10   Color mixing inhibitor (Mid-2) 0.18   Color mixing inhibitor (Mid-3) 0.02   Ultraviolet absorber (UV-C) 0.05   Solvent (Solv-5) 0.11 [0181] Third layer (green sensitive emulsion layer)   Emulsion 0.14   Gelatin 0.73   Magenta coupler (ExM) 0.15   Ultraviolet absorber (UV-A) 0.05   Color image stabilizer (Cpd-2) 0.02   Color mixing inhibitor (Cpd-3) 0.008   Color image stabilizer (Cpd-4) 0.08   Color image stabilizer (Cpd-5) 0.02   Color image stabilizer (Cpd-6) 0.009   Color image stabilizer (Cpd-7) 0.0001   Solvent (Solv-3) 0.06   Solvent (Solv-4) 0.11   Solvent (Solv-5) 0.06 [0182] Fourth layer (color mixing prevention layer)   Gelatin 0.48   Color mixing inhibitor (Mid-4) 0.07   Color mixing inhibitor (Mid-2) 0.006   Color mixing inhibitor (Mid-3) 0.006   UV absorber (UV-C) 0.04   Solvent (Solv-5) 0.09 [0183] 5th layer (red-sensitive emulsion layer)   Emulsion 0.12   Gelatin 0.59   Cyan coupler (ExC-A) 0.13   Cyan coupler (ExC-B) 0.03   Color mixing inhibitor (Mid-3) 0.01   Color image stabilizer (Cpd-5) 0.04   Color image stabilizer (Cpd-8) 0.19   Color image stabilizer (Cpd-9) 0.04   Solvent (Solv-5) 0.09 [0184] Sixth layer (UV absorbing layer)   Gelatin 0.32   Ultraviolet absorber (UV-C) 0.42   Solvent (Solv-7) 0.08 [0185] Seventh layer (protective layer)   Gelatin 0.70   Acrylic modified polymer of polyvinyl alcohol (degree of modification 17%) 0.04   Liquid paraffin 0.01   Surfactant (Cpd-13) 0.01   Polydimethylsiloxane 0.01   Silicon dioxide 0.003 [0186] Embedded image [0187] Embedded image[0188] Embedded image[0189] Embedded image[0190] Embedded image [0191] Embedded image[0192] Embedded image [0193] Embedded imageIn the manner as described above, the coated samples 101 to 1
09 was created. (Exposure) B, G, R, 3 colors
The tone of the three color separation was exposed with the zir light. At that time, each trial
Laser power to ensure optimal improvement over the charge
Was corrected. Also, the sample was 50 ° C. and 70% R.D. H. 1
After storage for 50 hours, the sensitivity is evaluated by exposure and processing in the same way.
did. (These are the sensitivity after storage.) (Exposure apparatus) The light source is a semiconductor laser GaAl.
YAG solid-state laser using As (oscillation wavelength 808.5nm) as excitation light source
-LiNbO with inverted domain structure (oscillation wavelength 946nm)
Three473nm extracted by wavelength conversion with SHG crystal of
Conductor laser GaAlAs (oscillation wavelength 808.5nm) as excitation light source
YVO4 solid state laser (oscillation wavelength 1064nm) inverted domain
LiNbO with a structureThreeWavelength conversion using SHG crystal
532nm and AlGaInP (oscillation wavelength 680nm: Matsushita Electric)
Manufactured type No. LN9R20). Each of the three colors
The light is intensity-modulated by the AOM and runs by a polygon mirror.
Move in the direction perpendicular to the inspection direction, on the color photographic paper,
Sequential scanning exposure was made possible. Semiconductor laser temperature
The light intensity fluctuation due to the temperature is constant using the Peltier element
It is suppressed by being kept in. This scanning exposure is 60
0dpi, a light beam diameter measuring device [1180GP / beam scan
In the measurement of the light beam diameter using
G and R were both 65 μm (main scanning direction diameter / sub-scanning direction)
It was a circular beam with a difference in diameter within 1%). (Development processing; dry to dry 55 seconds)
Color development processing on samples using the following processing steps and processing solutions
Was given. Processing temperature Temperature Time Replenisher*tank capacity Color development 45 ℃ 15 seconds 35ml 2L Bleach fixing 40 ° C 15 seconds 38ml 1L Rinse 40 ℃ 5 seconds ――― 1L Rinse 40 ℃ 5 seconds ――― 1L Rinse 40 ° C 5 seconds 90ml 1L Drying 80 ℃ 10 seconds ――― ――― (The tank counter-flow system was used for rinsing →) * Photosensitive material 1m2Replenishment amount per In the above treatment, the water for rinsing is a reverse osmosis membrane.
The permeated water is supplied to the rinse and passed through the reverse osmosis membrane.
The concentrated water that was not used was returned to the rinse and used. In addition,
Between rinses to reduce crossover time
A blade was installed on the surface, and the photosensitive material was passed therethrough. Ma
In each step, spraying described in JP-A-8-314088
The spraying amount is 4-6L / min per tank using the equipment.
It set and sprayed the circulation processing liquid. The composition of each processing solution is as follows. Color developer Tank solution Replenisher 700ml water 700ml Sodium triisopropylnaphthalene (β) sulfonate                                               0.1g 0.1g Ethylenediaminetetraacetic acid 3.0 g 3.0 g 1,2-dihydroxybenzene-4,6-disulfonic acid disodium salt                                               0.5g 0.5g Triethanolamine 12.0g 12.0g Potassium chloride 15.8g ――― Potassium bromide 0.04g ――― Potassium carbonate 27.0g 27.0g Sodium sulfite 0.1g 0.1g Disodium N, N-bis (sulfonatoethyl) hydroxylamine                                             18.0g 18.0g N-ethyl-N- (β-methanesulfonamidoethyl) -3-methyl-4-amino Noaniline sulfate                                               8.0g 23.0g Sodium bis (2,4-disulfonatoethyl-1,3,5-triazine-6 -Yl) diaminostilbene-2,2-disulfonate                                             5.0g 6.0g Add water 1000ml 1000ml pH (25 ° C.) 10.35 12.80 The bleach-fixing solution is a two-component replenisher as follows:
And mixed. Bleach-fixing solution Tank solution Replenishment amount (1m in the following amount)2(Total 38ml) 1st replenisher 260ml 18ml Second replenisher 290ml 20ml 1000ml with water pH (25 ° C) 5.0 The composition of the first and second replenishers is as follows:
It is. (First replenisher) 150ml water Ethylene bisguanidine nitrate 30g Ammonium sulfite monohydrate 226g Ethylenediaminetetraacetic acid 7.5g 1.0g triazinylaminostilbene fluorescent whitening agent (Showa Chemical Hakkol FWA-SF) 30 g of ammonium bromide Ammonium thiosulfate (700 g / L) 340 ml 1000ml with water pH (25 ° C.) 5.82 (Second replenisher) 140 ml of water Ethylenediaminetetraacetic acid 11.0g Ethylenediaminetetraacetic acid iron (III) ammonium 384 g Acetic acid (50%) 230ml 1000ml with water pH (25 ° C.) 3.35 (Rinse solution) Ion exchange water (Ca, Mg 3ppm or less each) (Comparison process) Reduced water washing time for comparison
CP45-X treatment (dry to d
ry 130 seconds). Each process of color development and bleach-fixing = 45 seconds, rinse, re-
Each step of the process = 20 seconds. [0220] The developed color sample was treated with Fuji Photo Film.
The reflection density was measured using a TCD type density measuring device manufactured by
It was. Sensitivity gives color density 1.0 higher than fog density
It was determined from the amount of exposure necessary to Blue sensitivity is 130 seconds
Expressed as a relative value with the sensitivity of the sample 101 taken as 100
It was. Fog is a coupler by developing unexposed areas.
And the residual color of the sensitizing dye. Table 1 shows the measurement results.
The [0203] [Table 1] [0204] Embedded image As can be seen from the results in Table 1, one embodiment of the present invention.
Compound represented by general formula (Ia), (Ib), or (Ic)
And (II-3) of the compound represented by the general formula (II), S-1
Sufficient sensitivity cannot be obtained when each is used alone.
As well as fogging (caused by residual color of sensitizing dye)
The tendency was remarkable in rapid processing.
Furthermore, the sensitivity drop after storage was also remarkable. This problem
It was not solved by the combined use of (II-3) and S-1. This
Compared to these, when the dye is used in combination in the embodiment of the present invention,
Significantly improved sensitivity and reduced residual color after photo processing
In addition, the sensitivity reduction after storage can be significantly suppressed.
I found out. As described above, the dye in the embodiment of the present invention
Only when used together, unique without deteriorating the residual color
In particular, an emulsion that has a high sensitivity and further suppresses a decrease in sensitivity after storage.
It was found that it can be obtained. Example 2 (Preparation of sample 201) JP-A-11-119365
In accordance with the method for preparing the sample 101 in Example 1 described in the
A layer color photosensitive material was prepared and used as Sample 201. Sample 2
The photosensitive emulsion used in 01 is shown in Table 2. [0207] [Table 2] Note 1) All of the above emulsions are gold, sulfur and selenium.
This is a silver iodobromide emulsion chemically sensitized with benzene. Note 2) In all the above emulsions, sensitizing dye is added before chemical sensitization.
doing. Note 3) For the above emulsion, JP-A-11-119365
Compounds F-5, F-7, F-8, F-9, F-1
0, F-11, F-12, F-13, F-14
It is added. Note 4) Emulsions A, B, I and J have a main plane of (100) and others
Is a triple-structure tabular grain having a main plane of (111). Note 5) Emulsions A, B, E, F, I and P are more internal than surface sensitivity.
It is an emulsion with higher sensitivity. Note 6) Emulsions E, I, and P are epitaxially treated with silver chloride after chemical sensitization.
This is a particle that has been grown. Note 7) 50 grains per grain for grains other than emulsions A, E, and F
These dislocations are particles observed with a transmission electron microscope.
The (Preparation and evaluation of samples 200, 202 to 204)
Value) Sensitized colors of emulsions C to E used in sample 201
By replacing element S-2 with equimolar as shown in Table 3,
202-204, and dye blank test by removing the dye
Material 200 was prepared. The sample piece obtained in this way is 1 /
With a 100 second exposure time and 20 CMS exposure,
After the white exposure through the wedge,
And sensitometry was performed. Sample 6
0 ° C., 80% R.D. H. After 120 hours storage
The sensitivity was evaluated by light and treatment. (Sensitivity after storage
And ) Also, the magenta-cyan density of the stained specimen
To magenta-cyan stay of dye blank sample 200
The residual color was evaluated by subtracting the density of the toner. Stain concentration is
Measure with the X-RITE concentration meter, Status A
It was. Furthermore, a pattern for RMS value measurement is passed to each sample.
And a halogen lamp with a color temperature of 3200 ° K as the light source
The samples exposed using
RMS value measured with a radiometer (measurement aperture diameter 48μm)
Asked. [0210] (processing)   Processing time Time Temperature Tank capacity Replenishment amount   First development 6 minutes 38 ℃ 12L 2200 ml / m2   First water wash 2 minutes 38 ℃ 4L 7500 ml / m2   Inversion 2 minutes 38 ℃ 4L 1100 ml / m2   Color development 6 minutes 38 ℃ 12L 2200 ml / m2   Pre-bleaching 2 minutes 38 ℃ 4L 1100 ml / m2   Bleaching 6 min 38 ℃ 2L 220 ml / m2   Fixing 4 minutes 38 ℃ 8L 1100 ml / m2   Second water wash 2 minutes 38 ℃ 8L 7500 ml / m2   Final rinse 1 min 25 ℃ 2L 1100 ml / m2 The composition of each treatment solution is disclosed in JP-A-11-11936.
It is the same as that of Example 1 described in No. 5 specification. Table 3 below shows sensitometry, residual color and
The evaluation results of graininess and sensitivity after storage are shown. Red relative sensitivity
Is a comparison based on the relative exposure from 1.0 to 1.0
(The sensitivity of the sample 201 is 100). RMS value is
For the value of cyan image density 0.7, the value of sample 201
Is shown as a relative value when the value is 100 (the smaller the value,
Good graininess). [0213] [Table 3] [0214] Embedded imageAs is apparent from the results in Table 3, the present invention
Formulas represented by general formula (Ia), (Ib), or (Ic)
Compound, and a compound represented by the general formula (II) ((II-23), S
-2 and (II-26) were used in combination with a dye in the embodiment of the present invention.
In this case, a significant improvement in sensitivity and an improvement in graininess were confirmed.
Also, there was almost no deterioration of the residual color. Further feeling after storage
Degradation was suppressed. As described above, in the embodiment of the present invention
Only when the dye is used in combination, the residual color is deteriorated.
Achieves both sensitivity and graininess without any loss, and sensitivity after storage
It was found that an emulsion in which the decrease in the thickness was suppressed was obtained. Example 3 (Preparation of sample 301) JP-A-11-305396
In accordance with the method for preparing the sample 101 in Example 1 described in the
A layer color photosensitive material was prepared and used as Sample 301. The AgI content of the emulsion used and the grain size
Table 4 below shows the surface iodine content and the like. [0218] [Table 4] In Table 4, (1) Emulsions L to O are examples of JP-A-2-191938
In accordance with thiourea dioxide and thiosulfonic acid
Reduction sensitization is performed at the time of preparation of the baby. (2) Emulsions A to O are examples of JP-A-3-237450
In accordance with the spectral sensitizing dye and thiocyanic acid described in each photosensitive layer
Gold, sulfur and selenium sensitization in the presence of sodium
It has been subjected. (3) JP-A-1-158426 is used for preparing tabular grains.
In accordance with the examples, low molecular weight gelatin is used. (4) Tabular grains described in JP-A-3-237450
Observed dislocation lines using a high-voltage electron microscope
Has been. (Production of Samples 302 and 303) Sample 30
The sensitizing dyes of the 10th and 11th layers of No. 1 are sensitized in Table 5 below.
Samples 302 and 303 were the same except that the dye was changed.
It was created. The sensitivity and fog of the above samples are as follows.
The method was evaluated. Also, the sample was 60 ° C. and 80% R.D.
H. , 120 hours after storage, exposure and processing in the same way
The degree was evaluated. (These are the sensitivity after storage.) Continuous wedge and Fuji with color temperature of 4800 ° K
Photo Film Co., Ltd. Gelatin Filter SC-50
Sensitometric exposure through 1/100 second through
The following color development processing was performed. (Processing method) Process Processing time Processing temperature Color development 3 minutes 15 seconds 38 ° C Whitening 3m00s 38 ℃ Washing with water 30 seconds 24 ° C Settling time 3 minutes 00 seconds 38 ° C Washing with water (1) 30 seconds 24 ° C Washing with water (2) 30 seconds 24 ° C Stable 30 seconds 38 ° C Dry 4 minutes 20 seconds 55 ° C The composition of each processing solution is disclosed in JP-A-11-30539.
It is the same as that of Example 1 described in No. 6 specification. Samples 301 to 303 subjected to the above development processing.
The magenta density was measured. Sensitivity depends on optical density.
The reciprocal of the exposure required to be 0.2 higher than yellowtail
The relative value of the sample 301 is shown as 100.
Fog is the color of the unexposed coupler and the remaining sensitizing dye.
Consists of colors. The results are shown in Table 5 below. [0225] [Table 5] [0226] Embedded image As is apparent from the results in Table 5, the general formula
(II) ((II-20), (S-5), (II-13)) combined
Compared to the sample, the general formulas (Ia), (Ib),
Is represented by the compound represented by (Ic) and the general formula (II)
When used in combination with compounds, there is less residual color
A high-quality silver halide photographic material can be obtained.
Karu. In addition, a decrease in sensitivity after storage is significantly suppressed.
I understood. As described above, the dye is used together in the embodiment of the present invention.
In particular, the sensitivity is high and the residual color is low.
Found that emulsions with little loss of sensitivity
It was. Example 4 Silver bromide octahedral emulsion (emulsion A) and silver bromide tabular emulsion (milk)
Preparation of Agent B, Emulsion C, Emulsion D, and Emulsion E). Reaction vessel
1000ml water, deionized bone gelatin 25
g, 50% NHFourNOThree15 ml of aqueous solution and 25%
NHThreeAdd 7.5ml of aqueous solution and keep at 50 ° C.
750 ml of 1N silver nitrate aqueous solution and 1 mol / l
Of potassium bromide solution in 50 minutes.
The position was kept at -40 mV. The obtained silver bromide grains are octahedral.
The equivalent sphere diameter was 0.846 ± 0.036 μm.
Reduce the temperature of the emulsion, isobutene and maleate
Add a copolymer with thorium salt as a flocculant,
Washed and desalted. The deionized bone gelatin 9
5 g and 430 ml of water were added, pH 6.5 at 50 ° C,
And adjusted to pAg 8.3 so that the optimum sensitivity is obtained.
Potassium thiocyanate, chloroauric acid and sodium thiosulfate
Um was added and aged at 55 ° C. for 50 minutes. Milk this emulsion
Agent A was designated. Potassium bromide 6.4 in 1.2 liters of water
g and low molecular weight gelatin having an average molecular weight of 15,000 or less
16.4% silver nitrate with 2g dissolved and kept at 30 ° C
8.1 ml of aqueous solution and 23.5% potassium bromide aqueous solution
Add 7.2ml over 10 seconds by double jet method
did. Next, add 11.7% aqueous gelatin solution.
After heating to 75 ° C and aging for 40 minutes, 32.2% glass
370 ml of silver acid aqueous solution and 20% potassium bromide aqueous solution
For 10 minutes while maintaining the silver potential at -20 mV.
The temperature was lowered to 35 ° C. after physical aging for 1 minute. This
Thus, the average projected area diameter is 2.32 μm, and the thickness is 0.0.
9 μm (aspect ratio 25.8), diameter variation coefficient 1
5.1% monodispersed pure silver bromide tabular emulsion (specific gravity 1.15)
Obtained. Thereafter, soluble salts were removed by a coagulation precipitation method.
Again maintain the temperature at 40 ° C., 45.6 g gelatin, 1 mo
10 ml of 1 / l sodium hydroxide aqueous solution, water
167 ml, and 35% phenoxyethanol
66ml was added, and pAg was adjusted to 8.3 and pH to 6.20.
Arranged. This emulsion is thiocyanated for optimum sensitivity.
Potassium acid, chloroauric acid and sodium thiosulfate added
Aged at 55 ° C. for 50 minutes. This emulsion is called Emulsion B
It was. Also, potassium thiocyanate, chloroauric acid and
And potassium thiocyanate instead of sodium thiosulfate
Um, chloroauric acid, pentafluorophenyl-diphenyl
Chemistry with phosphine selenide and sodium thiosulfate
The sensitized emulsion was designated as Emulsion C. In addition, in adjusting emulsion B, the silver potential was adjusted.
By adjusting, average projected area diameter 1.56μm, thickness
0.625μm (aspect ratio 2.5), diameter variation
Monodispersed pure silver bromide tabular emulsion with a coefficient of 15.1% (specific gravity 1.1
6), and further processed and chemically sensitized in the same manner as emulsion D
It was. In addition, in adjusting emulsion B, the silver potential was adjusted.
By adjusting, average projected area diameter 2.12μm, thickness
0.341μm (aspect ratio 6.2), variation in diameter
Monodispersed pure silver bromide tabular emulsion with a coefficient of 15.0% (specific gravity 1.1
6), and further processed and chemically sensitized in the same manner to obtain Emulsion E
It was. Furthermore, in the preparation of emulsion B, the silver potential was
By adjusting, the average projected area diameter 2.36 μm,
0.274μm thickness (aspect ratio 8.6), diameter change
Monodispersed pure silver bromide tabular emulsion with a dynamic coefficient of 15.1% (specific gravity 1.
15), and further processed and chemically sensitized to obtain an emulsion.
F. The emulsion obtained as described above was heated to 50 ° C.
While maintaining, add the dye shown in Table 6 and stir for 60 minutes.
It was. In addition, gelatin emulsion hardener, and
A coating aid is added, and the coating silver amount is 3.0 g-Ag / m.2In
On the cellulose acetate film support
And simultaneously coated with a gelatin protective layer. Obtained
Film sample (fresh sample) with tungsten bulb (color
Continuous wedge color filter for temperature 2854K)
And exposed for 1 second. Encourage the dye side as a color filter
Fuji gelatin filter SC for negative blue exposure
-40 nm (manufactured by FUJIFILM Corporation)
The lower light was blocked and the sample was irradiated. The exposed sample is
Using the above surface developer MAA-1 for 10 minutes at 20 ° C.
I imaged it. Next, fix the following, and then wash and dry it.
I did it. Further, the film sample was placed at 50 ° C. and 70 ° C.
% R. H. , After 150 hours storage (sample after storage)
The same exposure and processing were performed. Surface developer MAA-1 Metol 2.5g 10g of L-ascorbic acid Nabox (FUJIFILM Corporation) 35g Potassium bromide 1g 1 liter with water pH 9.8 Fixer formulation 170g ammonium thiosulfate Sodium sulfite (anhydrous) 15g 7g of boric acid Glacial acetic acid 15ml Potash alum 20g Ethylenediaminetetraacetic acid 0.1g Tartaric acid 3.5g 1 liter with water Film samples subjected to development and other processing
Measures the optical density with Fuji automatic densitometer, and the sensitivity is +
Evaluated by the reciprocal of the amount of light required to give an optical density of 0.2
When the sensitivity of each fresh sample is 100
The sensitivity of the sample after storage was shown as a relative value. [0239] [Table 6]The total amount of dye added is Samples 61-65: 2.1 × 10-Fourmol / molAg
(Samples 64 and 65 are added with each dye 1: 1), Sample 66-70: 3.3 × 10-Fourmol / molAg
(Samples 69 and 70 are added at 1: 1 for each dye), Samples 71-75: 4.3 × 10-Fourmol / molAg
(Samples 74 and 75 are added with each dye 1: 1), Sample 76-80: 5.2 × 10-Fourmol / molAg
(Samples 79 and 80 are added with each dye 1: 1), Sample 81-92: 9.2 × 10-Fourmol / molAg
(Samples 84, 85, 90, 91, and 92 are each dye 1: 1.
Addition). [0241] Embedded image From the results shown in Table 6, the dyes were combined in the embodiment of the present invention.
The sample used was less sensitive after storage than the comparative sample.
I understand that there are few. In addition, sensitivity after storage of comparative samples
Is a tabular emulsion D, E, F,
The sensitivity drop is larger at B, and the degree is high aspect ratio
(In particular, the aspect ratio is 8 or more)
Karu. In contrast, a test using a dye in combination with the embodiment of the present invention.
The sensitivity after storage of the slab is higher than that of octahedral emulsion A.
D, E, F, and B of the agent are less sensitive, and the extent
Has a high aspect ratio (especially an aspect ratio of 8 or more)
You can see how big it is. Also compare emulsions B and C
And selenium-sensitized Emulsion C significantly improves storage stability
I understand that [0243] According to the constitution of the present invention, the dissolution aging stability is improved.
High, high sensitivity and excellent graininess
Halogen with little residual color afterwards and low sensitivity loss after storage
A silver halide photographic light-sensitive material can be obtained.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
銀写真乳剤層を含有するハロゲン化銀写真感光材料にお
いて、該乳剤層に下記一般式(Ia)、(Ib)、およ
び(Ic)で表される化合物から選ばれた少なくとも1
種、および下記一般式(II)で表される化合物を少なく
とも1種含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感
光材料。 【化1】 式(I)中、Z1 は硫黄原子、酸素原子、セレン原子、
テルル原子、窒素原子、又は炭素原子を表す。Rはアル
キル基、アリール基または複素環基を表す。Dはメチン
色素を形成するのに必要な基を表す。Ra、及びRbは
各々アルキル基を表す。V1 、及びV2 は各々水素原子
又は一価の置換基を表す。Mは電荷均衡対イオンを表
し、mは分子中の電荷を中和させるために必要な0以上
の数を表す。 一般式(II) 【化2】 式(II)中、Z31およびZ32は各々含窒素複素環を形成
するために必要な原子群を表す。ただし、これらに環が
縮環していても置換基を有していても良い。R 31および
32は各々アルキル基、アリール基または複素環基を表
す。L31、L32、L33、L34、L35、L36およびL37
各々メチン基を表す。p31およびp32は各々0または1
を表す。n3は0、1、2、3または4を表す。M3は電
荷均衡対イオンを表し、m3は分子中の電荷を中和させ
るために必要な0以上の数を表す。但し、一般式(II)
で表される化合物は、一般式(Ia)、(Ib)、およ
び(Ic)で表される化合物を除いたものである。
[Claims] 1. Halogenation of at least one layer on a support
In a silver halide photographic light-sensitive material containing a silver photographic emulsion layer.
In the emulsion layer, the following general formulas (Ia), (Ib), and
And at least one selected from compounds represented by (Ic)
Less species and compounds represented by the following general formula (II)
Silver halide photographic sensation characterized by containing at least one
Light material. [Chemical 1] In formula (I), Z1 Is a sulfur atom, oxygen atom, selenium atom,
Represents a tellurium atom, a nitrogen atom, or a carbon atom. R is al
Represents a kill group, an aryl group or a heterocyclic group. D is methine
Represents a group necessary to form a dye. Ra and Rb are
Each represents an alkyl group. V1 And V2 Each is a hydrogen atom
Or it represents a monovalent substituent. M represents a charge balanced counter ion
M is 0 or more necessary for neutralizing the charge in the molecule.
Represents the number of Formula (II) [Chemical 2] In formula (II), Z31And Z32Each form a nitrogen-containing heterocycle
Represents the atomic group necessary to However, these have rings
It may be condensed or have a substituent. R 31and
R32Each represents an alkyl group, an aryl group or a heterocyclic group.
The L31, L32, L33, L34, L35, L36And L37Is
Each represents a methine group. p31And p32Is 0 or 1 respectively
Represents. nThreeRepresents 0, 1, 2, 3 or 4. MThreeIs electric
Represents the load-balancing counterion, mThreeNeutralizes the charge in the molecule
This represents a number of 0 or more necessary for the purpose. However, general formula (II)
The compounds represented by general formula (Ia), (Ib), and
And the compound represented by (Ic).
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