JP2003195305A - Reflection type liquid crystal display device - Google Patents

Reflection type liquid crystal display device

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JP2003195305A
JP2003195305A JP2001399680A JP2001399680A JP2003195305A JP 2003195305 A JP2003195305 A JP 2003195305A JP 2001399680 A JP2001399680 A JP 2001399680A JP 2001399680 A JP2001399680 A JP 2001399680A JP 2003195305 A JP2003195305 A JP 2003195305A
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film
light
liquid crystal
plate
crystal display
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Application number
JP2001399680A
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Japanese (ja)
Inventor
Kentaro Shirato
健太郎 白土
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a reflection type liquid crystal display device equipped with a front light is improved in lightness and contrast and low in cost. <P>SOLUTION: The reflection type liquid crystal display device is equipped with the front light comprising a light source and a light guide plate having an incidence surface on which the light from the light source is incident, and a projection surface projecting the incident light and a reflection type liquid crystal display element which controls the light projected front the projection surface of the light guide plate by pixels and reflects the light to the projection surface side of the light guide plate to display an image; and a polarizing plate which includes a polarizing film and a protection film and is characterized by that the angle of the phase delay axis of the projection and the absorption axis of the polarizing plate is 20 to 70° is placed between the front light and reflection type liquid crystal display element. <P>COPYRIGHT: (C)2003,JPO

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コントラスト、輝
度などに優れたフロントライトを備えた反射型液晶表示
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】液晶表示装置は、非発光素子である液晶
素子によって構成されているため、低消費電力である。
また、液晶表示装置は、薄型・軽量であり、かつフラッ
トな表示装置である。液晶表示装置は、上記の利点を利
用して、時計、電卓、コンピュータ端末、ワードプロセ
ッサ、テレビ受信機等に用いられ、情報表示装置として
広い分野にわたって利用されている。 【0003】最近、次世代携帯端末モジュール用の表示
装置として、白黒表示で、高明度かつ高コントラストの
反射型晶表示装置が求められている。また、情報量増加
に伴い液晶表示装置のカラー化の要求も高まっている。
しかし、カラー表示ではカラーフィルタにより透過率が
低下し、明度が白黒表示時に比べて極端に低下し、視認
識性が悪くなる。そのため、カラー液晶表示装置におい
ては、高明度化および高コントラスト化が不可欠となっ
ている。 【0004】また、反射型液晶表示装置は、外光が弱く
なると、表示が不可能となり、使用できなくなる。この
ため、フロントライトを備え、フロントライトの反射光
を利用して表示を行う反射型液晶表示装置が提案されて
いる。このようなフロントライトを備えた反射型液晶表
示装置は、光源からの光が入射する入射面および入射し
た光を出射する出射面を有する導光板とで構成されるフ
ロントライトと、導光板の出射面から出射する光を画素
毎に制御して該導光板の出射面側に反射して画像を表示
する反射型液晶表示素子とを備える。さらに、フロント
ライトと反射型液晶表示素子との間や内部に、偏光板や
λ/4板等が置かれ、偏光板とλ/4板による光の偏光
状態と、液晶層の配向状態の電圧印加による変化を利用
し、光を変調し画像の表示を行うものである。 【0005】偏光板を光が通過すると、透過軸と異なる
方向の偏光状態の光は吸収されてしまうので、吸収され
てしまう光量が多いと、表示装置の明度やコントラスト
は落ちてしまう。フロントライトを備えた反射型液晶表
示装置の場合、フロントライトから出射される光は、部
分偏光、いわゆる楕円偏光の光となるので、偏光板は透
過する光量が最大になるような方向に吸収軸が向くよう
にセットして使用されるが、高明度、高コントラストに
対する要望はなお強いものである。 【0006】一方、偏光板は、液晶表示装置(以下、L
CD)の普及に伴い、需要が急増している。偏光板は一
般に偏光能を有する偏光膜の両面あるいは片面に、接着
剤層を介して保護膜を貼り合わせられている。偏光膜の
素材としては、ポリビニルアルコール(以下、PVA)
が主に用いられており、PVAフィルムを一軸延伸して
から、ヨウ素あるいは二色性染料で染色するかあるいは
染色してから延伸し、さらにホウ素化合物で架橋するこ
とにより偏光膜が形成される。保護膜としては、光学的
に透明で複屈折が小さいことから、主にセルローストリ
アセテートが用いられている。偏光膜は、通常連続フィ
ルムの走行方向(長手方向)に一軸延伸して製造される
ため、偏光膜の吸収軸は長手方向にほぼ平行となる。 【0007】従来のLCDにおいては、画面の縦あるい
は横方向に対して偏光板の透過軸を45゜傾けて配置し
ているため、ロール形態で製造される偏光板の打ち抜き
工程において、ロール長手方向に対し45゜方向に打ち
抜く必要があった。しかしながら45゜方向に打ち抜い
たときには、ロールの端付近で使用できない部分が発生
し、特に大サイズの偏光板では、得率が小さくなるとい
う問題があり、結果として、コストの上昇、さらには廃
棄物が増える問題があった。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
鑑み、フロントライトを備えた反射型液晶表示装置を、
明度およびコントラストを改良し、かつ低コストなもの
として提供することを課題とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記構
成の液晶表示装置が提供されて、本発明の上記目的が達
成される。 1.光源と該光源からの光が入射する入射面および該入
射した光を出射する出射面を有する導光板とで構成され
るフロントライトと、該導光板の出射面から出射する光
を画素毎に制御して該導光板の出射面側に反射して画像
を表示する反射型液晶表示素子とを備えてなる液晶表示
装置において、フロントライトと反射型液晶表示素子と
の間に、偏光膜と保護膜とを含み、かつ保護膜の遅相軸
と偏光膜の吸収軸とが20°以上70°未満の角度をな
す偏光板が置かれていることを特徴とする反射型液晶表
示装置。 2.偏光板の偏光膜が、連続的に供給される偏光膜用ポ
リマーフィルムの両端を保持手段により保持し、該保持
手段をフィルムの長手方向に進行させつつ張力を付与し
て延伸して形成され、その際、(i)偏光膜用ポリマー
フィルムの一方端の実質的な保持開始点から実質的な保
持解除点までの保持手段の軌跡L1及びポリマーフィル
ムのもう一端の実質的な保持開始点から実質的な保持解
除点までの保持手段の軌跡L2と、二つの実質的な保持
解除点の距離Wが、下記式(1)を満たし、(ii)ポリ
マーフィルムの支持性を保ち、揮発分率が5%以上の状
態を存在させて延伸し、その後、収縮させ揮発分率を低
下させる、ことを特徴とする上記1に記載の反射型液晶
表示装置。 式(1):|L2−L1|>0.4W 【0010】上記したように、フロントライトから出射
される光は楕円偏光の状態なので、偏光板は透過する光
量が最大になるような方向に吸収軸が向くように、つま
り、楕円の短軸方向と偏光板の吸収軸とが平行(透過軸
とは垂直)となるようにセットして使用される。本発明
では、保護膜の遅相軸と偏光膜の吸収軸との角度を20
°以上70°未満とすることで、保護膜がレターデーシ
ョン(位相差)を有することを利用し、フロントライト
から出射される楕円偏光の光を直線偏光に近づけること
ができるので、偏光膜の透過軸を透過する光量、つまり
偏光板の透過光量をアップさせることができる。したが
って、本発明の反射型液晶表示装置の光反射率が向上
し、高明度化および高コントラスト化が図れる。 【0011】保護膜の遅相軸と偏光膜の吸収軸との好ま
しい角度は、保護膜のレターデーション値によるが、通
常、30°〜60°が好ましく、40°〜50°がより
好ましい。また、高明度化、高コントラスト化を図る観
点からは、偏光板(偏光膜と保護膜からなる)とλ/4
板を組み合わせることが好ましく、その層構成として
は、光が入射する側から、保護膜/偏光膜/保護膜/
(λ/4板)、保護膜/偏光膜/(λ/4板)などが挙
げられるが、保護膜/偏光膜/(λ/4板)とするのが
特に好ましい。 【0012】 【発明の実施の形態】本発明の反射型液晶表示装置の基
本的な構成を図1に模式図として示す。図1において、
反射型液晶表示装置は、導光板2とその端面に配置され
た光源1を有し、導光板2の下側に、偏光板3、λ/4
板4、ガラス基板5、液晶層6、反射電極7、ガラス基
板8をこの順に有している。図2に、図1の偏光板3と
λ/4板4とが一体化したλ/4板付き偏光板9を有する
反射型液晶表示装置の構成を模式図として示す。 【0013】これらの層以外にも、特開平4−2298
28号、特開平6−75115号、特開平8−5020
6号の各公報等に記載されたLCDの視野角補償のため
の光学異方層、ディスプレイの視認性向上のための防眩
層や反射防止層、耐傷性を高めるためのハードコート
層、水分や酸素の拡散を抑えるガスバリア層、偏光膜と
の密着力あるいは接着剤や粘着剤との密着力を高める易
接着層、スベリ性を付与する層等、任意の機能層を設け
ることができる。機能層と偏光板やλ/4板との配置関
係は、目的に応じ適宜に選択できる。 【0014】この反射型液晶表示装置により画像が表示
される原理を説明する。導光板2から出射された光のう
ち、偏光板3を透過した直線偏光はλ/4板4で円偏光
に変換されて、ガラス基板5を通過して液晶層6に入射
する。液晶層6が円偏光を変調しない場合には、反射電
極7で反射される際に円偏光の回転方向が逆転するの
で、再びλ/4板4を透過した後は偏光板3の透過軸と
直交する直線偏光になって光は偏光板3を透過しない。
これにより黒表示となる。一方、液晶層6が、入射した
円偏光をその偏光状態を保存したまま反射されるように
変調する場合には、反射してきた光が再びλ/4板4を
透過すると偏光板3の透過軸と平行な直線偏光になって
偏光板3を透過するので、白表示となる。さらにカラー
フィルターを通すことでカラー表示を行うことも可能で
ある。図22に、以上の原理を模式的に示す。 【0015】次に、本発明で使用される光源1と導光板
2を併せたフロントライト部分について説明する。フロ
ントライトの光源としては蛍光管が好ましいが、他にも
ELやLED、LEDと棒状導光板の組み合せなど、導
光板の光入射面に均一に光を照射する光源であれば、い
ずれも用いることができる。フロントライトとしては、
以下で説明する図3〜図6に示される態様のものが挙げ
られるが、本発明はこれらに限定されるものではない。 【0016】図3は、SID’95 Digest
p.37に記載されたマイクロプリズム構造を有するフ
ロントライトを示したものである。照明用蛍光灯10か
ら照射された光は導光板11の側面11aから導光板1
1内に入り、表示面側に形成されたマイクロプリズム1
1bにより下方側に反射され、下方に設置された反射型
液晶表示素子を照射する。また、導光板11の側面11
a側の部分には傾斜プリズム11cが設けてあり、照明
用蛍光灯10から照射された光の導光板11の厚み方向
への入射角を絞り込んで導光板11内に入射した光がマ
イクロプリズム11bにより図面下側に反射されるよう
になっている。 【0017】図4は、特開平11−218757号に記
載された傾斜型フロントライトを示したものである。導
光板一面部15A(下側)は平面からなり、導光板他面
部15B(上側)は、導光板一面部15Aに対して所定
角度α傾いた傾斜面部からなる。冷陰極管や熱陰極管な
どのランプ17とランプホルダー18とからなる光源部
16からフロントライトユニット14に入射した光は、
傾斜角αが20°の導光板他面部15Bの反射および導
光板一面部15Aを出射する際の屈折などにより出射角
度が垂直成分に近い光を導光できる。 【0018】図5は特開平2001−23424号に記
載されたプリズム連続型フロントライトを示したもので
ある。導光板20の表面上には、緩斜面20aおよび急
斜面20bからなる凹凸部が周期的に多数並列形成され
ている。光源19で出射し、導光板20に入射した光
は、緩斜面20aでは全反射しながら板面にそって伝搬
され、急斜面20cに当ると出射面20cに向けて全反
射される。光が出射面20cに達したとき、出射面20
cへの入射角が臨界角より小さい場合、出射面20cか
ら下方向へと照明光として出射される。導光板の材質
は、ポリメチルメタクリレート、ガラス、アクリル系樹
脂、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹脂等を好ま
しく使用することができる。凹凸部の好ましい周期長
(p)は、用いる光源光の波長により異なるが、一般的
に100〜600μmであり、さらに好ましくは250
〜450μmである。また、導光板に形成される周期的
な凹凸の筋の方向は、モアレ縞の生成を回避するため、
反射型液晶表示素子の画素パターンに応じて適宜、画素
と角度を持たせることも好ましく行われる。反射型液晶
表示素子の画素パターンがデルタ配列である場合には、
画素パターンの水平方向と10〜25°または55°〜
80°、反射型液晶表示素子の画素パターンがストライ
プ配列である場合には、15〜75°の角度を持たせる
ことが好ましい。 【0019】図6は、特開平11−184387号に記
載された体積ホログラム型フロントライトを示したもの
である。表示面との間に導光板22を介して配設された
体積ホログラム層23によって、導光板22内に導光さ
れた光源21からの光の一部を表示面側に反射して表示
面を照明する。 【0020】λ/4板は、特開平5−27118号およ
び同5−27119号の各公報に記載されたレターデー
ションが大きい複屈折性フイルムと、レターデーション
が小さい複屈折率フイルムとを、それらの光軸が直交す
るように積層させた位相差板、特開平10−68816
号公報に記載された、特定波長においてλ/4となって
いるポリマーフイルムと、それと同一材料からなり同じ
波長においてλ/2となっているポリマーフイルムとを
積層させて、広い波長領域でλ/4が得られる位相差
板、特開平10−90521号公報に記載された二枚の
ポリマーフイルムを積層することにより広い波長領域で
λ/4を達成できる位相差板、WO00/26705号
に記載された変性ポリカーボネートフイルムを用いた広
い波長領域でλ/4を達成できる位相差板、WO00/
65384号に記載されたセルロースアセテートフイル
ムを用いた広い波長領域でλ/4を達成できる位相差板
等を使用することができる。λ/4板の遅相軸は、液晶
材料や配向方向、視野角特性などを考慮して決定される
が、偏光板の透過軸(もしくは吸収軸)と45°の角度
で配置されることが望ましい。また、λ/4板の光の波
長に対する位相遅れの公差を補償するために、偏光板と
λ/4板との間にλ/2板を配置することもある。 【0021】一般に、これらのλ/2板、λ/4板は各
々粘着層を介して偏光板と一体化されて反射型液晶表示
素子に貼り合わせられている。さらに、本発明の偏光板
には、各種機能膜を直接片面または両面に貼合すること
ができる。貼合する機能膜の例としては、上記のλ/4
板、λ/2板などの位相差膜、光拡散膜、偏光膜と反対
面に導電層を設けたプラスチックセル、反射板、半透過
機能を持つ反射板等があげられる。これらの機能層と偏
光板との貼合の例を図7〜図9に示す。 【0022】液晶層の背面側のガラス基板8に配置され
る反射電極の表面には微細構造が形成されており、偏光
板、λ/2板、λ/4板を介して入射した光を散乱して
反射させることで広い視角範囲で一様に表示できるよう
に工夫されていることが好ましい。具体的には、フォト
リソプロセスによって下地層としての微細構造が形成さ
れ、その上にアルミニウムを真空蒸着することで反射電
極が形成される。 【0023】液晶表示装置においては、液晶層による変
調を画素毎に制御することによって文字や画像が表示さ
れるが、カラー表示を行う場合には、各画素に配置され
た赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色のカラーフィ
ルタ層を透過させて着色光を得る。このR、G、Bの配
列パターンは種々あるが、デルタ配列やストライプ配列
などが代表的である。画素は水平方向および垂直方向に
繰り返されて構成される。 【0024】画素数や画素サイズについても様々であ
り、例えば、デルタ配列の反射型液晶表示素子の場合に
は、2.0型では水平画素数×垂直画素数が280×2
20、画素サイズが水平方向145.5μm、垂直方向
234.5μmであり、2.5型では水平画素数×垂直
画素数が280×220、画素サイズが水平方向17
9.5μm、垂直方向168.5μmという仕様が採用
されている。また、3.8型QVGAの反射型液晶表示
素子では、ストライプ配列で水平画素数×垂直画素数が
960×240、画素サイズは水平方向が81μm、垂
直方向が234.5μmという仕様が採用されている。 【0025】本発明の反射型液晶表示装置に用いられる
偏光板(本明細書中では、「本発明の偏光板」ともい
う)について、さらに説明する。本発明の偏光板は、偏
光能を持つ偏光膜を有し、該偏光膜の両面又は片面に保
護膜が接着剤層を介して設けられている。また、通常、
長尺の偏光板(通常ロール形態)を製造し、それを用途
に合わせて打ち抜くことにより、実用上の偏光板が得ら
れるものである。本発明における「偏光板」は、特に断
らない限り、長尺の偏光板及び該打ち抜いた偏光板の両
者を含む意味で用いられる。 【0026】本発明の偏光板は、上記の通り、長尺の偏
光板において、吸収軸が長手方向に平行でも垂直でもな
い(かかる長尺の偏光板を以下単に「斜め配向した」偏
光板と称することもある)。長手方向と吸収軸方向とが
なす角度は、好ましくは10°以上90°未満、より好
ましくは20°以上70゜以下、更に好ましくは40°
以上50゜以下、特に好ましくは44°以上46゜以下
である。これにより、長尺の偏光板からの打ち抜き工程
において、得率よく単板の偏光板を得ることができる。
本発明では、長手方向と吸収軸方向とがなす角度を自由
に設定することができる。従って、他の光学部材と組み
合わせて使用する際にも最適な角度を選ぶことができ
る。 【0027】また、本発明の偏光板は、単板透過率が5
50nmで35%以上かつ偏光度が550nmで80%
以上であることを特徴とする。単板透過率は、好ましく
は40%以上であり、偏光度は好ましくは95.0%以
上、より好ましくは99%以上、特に好ましくは99.
9%以上である。なお、以下の記載において、特に断り
のない限り透過率は単板透過率のことである。本発明の
偏光板は、優れた単板透過率及び偏光度を有しているた
め、液晶表示装置として用いる場合に、そのコントラス
トを高めることができ、有利である。 【0028】本発明の斜め配向した偏光膜は、以下に述
べる方法により容易に得ることができる。すなわち、斜
め配向をポリマーフィルムの延伸により得るとともに、
フィルムの延伸時の揮発分率、フィルムを収縮させる際
の収縮率などを工夫することにより得られる。更には、
延伸前のフィルムに付着している異物の量を調節するこ
とも好ましい。これにより、斜め延伸しても、延伸した
フィルムにシワ、ツレが発生せず、表面粗さの小さい優
れた平滑性の偏光膜を得ることができる。以下に、偏光
膜を得るための好ましい延伸方法(本明細書中では、本
発明の延伸方法と称することもある)について詳述す
る。 【0029】<延伸方法>図11および図12に、ポリ
マーフィルムを斜め延伸する方法の例が、概略平面図と
して示されている。本発明の延伸方法は、(a)で示さ
れる原反フィルムを矢印(イ)方向に導入する工程、
(b)で示される幅方向延伸工程、及び(c)で示され
る延伸フィルムを次工程、即ち(ロ)方向に送る工程を
含む。以下「延伸工程」と称するときは、これらの
(a)〜(c)工程を含んで、本発明の延伸方法を行う
ための工程全体を指す。 【0030】フィルムは(イ)の方向から連続的に導入
され、上流側から見て左側の保持手段にB1点で初めて
保持される。この時点ではいま一方のフィルム端は保持
されておらず、幅方向に張力は発生しない。つまり、B
1点は本発明の実質的な保持開始点(以下、「実質保持
開始点」という)には相当しない。本発明では、実質保
持開始点は、フィルム両端が初めて保持される点で定義
される。実質保持開始点は、より下流側の保持開始点A
1と、A1から導入側フィルムの中心線111(図1
1)または121(図12)に略垂直に引いた直線が、
反対側の保持手段の軌跡113(図11)または123
(図12)と交わる点C1の2点で示される。この点を
起点とし、両端の保持手段を実質的に等速度で搬送する
と、単位時間ごとにA1はA2,A3…Anと移動し、
C1は同様にC2,C3…Cnに移動する。つまり同時
点に基準となる保持手段が通過する点AnとCnを結ぶ
直線が、その時点での延伸方向となる。 【0031】本発明の方法では、図11、図12のよう
にAnはCnに対し次第に遅れてゆくため、延伸方向
は、搬送方向垂直から徐々に傾斜していく。本発明の実
質的な保持解除点(以下、「実質保持解除点」という)
は、より上流で保持手段から離脱するCx点と、Cxか
ら次工程へ送られるフィルムの中心線112(図11)
または122(図12)に略垂直に引いた直線が、反対
側の保持手段の軌跡114(図11)または124(図
12)と交わる点Ayの2点で定義される。最終的なフ
ィルムの延伸方向の角度は、実質的な延伸工程の終点
(実質保持解除点)での左右保持手段の行程差Ay−A
x(すなわち|L1−L2|)と、実質保持解除点の距
離W(CxとAyの距離)との比率で決まる。従って、
延伸方向が次工程への搬送方向に対しなす傾斜角θは tanθ=W/( Ay−Ax)、即ち、 tanθ=W/|L1−L2| を満たす角度である。図11及び図12の上側のフィル
ム端は、Ay点の後も118(図11)または128
(図12)まで保持されるが、もう一端が保持されてい
ないため新たな幅方向延伸は発生せず、118および1
28は本発明の実質保持解除点ではない。 【0032】以上のように、本発明において、フィルム
の両端にある実質保持開始点は、左右各々の保持手段へ
の単純な噛み込み点ではない。本発明の二つの実質保持
開始点は、上記で定義したことをより厳密に記述すれ
ば、左右いずれかの保持点と他の保持点とを結ぶ直線が
フィルムを保持する工程に導入されるフィルムの中心線
と略直交している点であり、かつこれらの二つの保持点
が最も上流に位置するものとして定義される。同様に、
本発明において、二つの実質保持解除点は、左右いずれ
かの保持点と他の保持点とを結ぶ直線が、次工程に送り
だされるフィルムの中心線と略直交している点であり、
しかもこれら二つの保持点が最も下流に位置するものと
して定義される。ここで、略直交とは、フィルムの中心
線と左右の実質保持開始点、あるいは実質保持解除点を
結ぶ直線が、90±0.5゜であることを意味する。 【0033】テンター方式の延伸機を用いて左右の行程
差を付けようとする場合、レール長などの機械的制約に
より、しばしば保持手段への噛み込み点と実質保持開始
点に大きなずれが生じたり、保持手段からの離脱点と実
質保持解除点に大きなずれが生ずることがあるが、上記
定義する実質保持開始点と実質保持解除点間の工程が式
(1)の関係を満たしていれば本発明の目的は達成され
る。 【0034】上記において、得られる延伸フィルムにお
ける配向軸の傾斜角度は、(c)工程の出口幅Wと、左
右の二つの実質的保持手段の行程差|L1−L2|の比
率で制御、調整することができる。偏光板、位相差膜で
は、しばしば長手方向に対し45゜配向したフィルムが
求められる。この場合、45゜に近い配向角を得るため
に、下記式(2)を満たすことが好ましく、 式(2):0.9W<|L1−L2|<1.1W さらに好ましくは、下記式(3)を満たすことが好まし
い。 式(3):0.97W<|L1−L2|<1.03W 【0035】具体的な延伸工程の構造は、式(1)を満
たす限り、図11〜16に例示するように、設備コス
ト、生産性を考慮して任意に設計できる。 【0036】延伸工程へのフィルム導入方向(イ)と、
次工程へのフィルム搬送方向(ロ)のなす角度は、任意
の数値が可能であるが、延伸前後の工程を含めた設備の
総設置面積を最小にする観点からは、この角度は小さい
方がよく、3゜以内が好ましく、0.5゜以内がさらに
好ましい。例えば図11、図14に例示するような構造
で、この値を達成することができる。このようにフィル
ム進行方向が実質的に変わらない方法では、保持手段の
幅を拡大するのみでは、偏光板、位相差膜として好まし
い長手方向に対して45゜の配向角を得るのは困難であ
る。そこで、図11の如く、一旦延伸した後、収縮させ
る工程を設けることで、|L1−L2|を大きくするこ
とができる。延伸率は1.1〜10.0倍が望ましく、
より望ましくは2〜10倍であり、その後の収縮率は1
0%以上が望ましい。また、図14に示すように、延伸
−収縮を複数回繰り返すことも、|L1−L2|を大き
くできるため好ましい。 【0037】また、延伸工程の設備コストを最小に抑え
る観点からは、保持手段の軌跡の屈曲回数、屈曲角度は
小さい程良い。この観点からは、図12、図13、図1
5に例示する如くフィルム両端を保持する工程の出口に
おけるフィルムの進行方向と、フィルムの実質延伸方向
のなす角が、20〜70゜傾斜するようにフィルム進行
方向をフィルム両端を保持させた状態で屈曲させること
が好ましい。 【0038】本発明において両端を保持しつつ張力を付
与しフィルムを延伸する装置としては、いわゆる図11
〜図15のようなテンター装置が好ましい。また、従来
型の2次元的なテンターの他に、図16のように螺旋状
に両端の把持手段に行路差を付ける延伸工程を用いるこ
ともできる。 【0039】テンター型の延伸機の場合、クリップが固
定されたチェーンがレールに沿って進む構造が多いが、
本発明のように左右不均等な延伸方法をとると、結果的
に図11及び12に例示される如く、工程入口、出口で
レールの終端がずれ、左右同時に噛み込み、離脱をしな
くなることがある。この場合、実質工程長L1,L2
は、上に述べたように単純な噛み込み−離脱間の距離で
はなく、既に述べたように、あくまでフィルムの両端を
保持手段が保持している部分の行程長である。 【0040】延伸工程出口でフィルムの左右に進行速度
差があると、延伸工程出口におけるシワ、寄りが発生す
るため、左右のフィルム把持手段の搬送速度差は、実質
的に同速度であることが求められる。速度差は好ましく
は1%以下であり、さらに好ましくは0.5%未満であ
り、最も好ましくは0.05%未満である。ここで述べ
る速度とは、毎分当たりに左右各々の保持手段が進む軌
跡の長さのことである。一般的なテンター延伸機等で
は、チェーンを駆動するスプロケット歯の周期、駆動モ
ータの周波数等に応じ、秒以下のオーダーで発生する速
度ムラがあり、しばしば数%のムラを生ずるが、これら
は本発明で述べる速度差には該当しない。 【0041】<収縮>延伸ポリマーフィルムの収縮は、
延伸時・延伸後のいずれの工程でも行って良い。収縮
は、斜め方向に配向する際の発生するポリマーフィルム
のシワが解消すればよく、フィルムを収縮させる手段と
しては、温度を掛けることにより、揮発分を除去する方
法などが挙げられるが、フィルムを収縮させればいかな
る手段を用いても良い。好ましいフィルムの収縮率とし
ては、長手方向に対する配向角θを用いて、1/sin
θ倍以上収縮することで、値としては10%以上収縮す
ることが好ましい 【0042】<揮発分率>延伸工程において、左右の行
程差が生じるに従って、フィルムにシワ、寄りが発生す
る。この問題を解決するために、ポリマーフィルムの支
持性を保ち、ポリマーフィルムの揮発分率が5%以上の
状態を存在させて延伸し、その後収縮させて揮発分率を
低下させることが好ましい。本発明における揮発分率と
は、フィルムの単位体積あたりに含まれる揮発成分の体
積を表し、揮発成分体積をフィルム体積で割った値
(%)である。本発明において、偏光板用ポリマーフィ
ルムの延伸前に揮発分を含有させる工程を少なくとも1
工程設けることが好ましい。揮発分を含有させる工程
は、フィルムをキャストし溶剤、水などを含有させる、
溶剤、水などに浸漬、塗布、噴霧する、ことなどにより
行われる。後述する<染色処方、染色方法>、<硬膜剤
(架橋剤)、金属塩添加>の項に記載の染色工程または
硬膜剤添加工程が、揮発分を含有させる工程を兼ねても
よい。染色工程が兼ねる場合は、硬膜剤添加工程を延伸
前に設けることが好ましい。硬膜剤添加工程が兼ねる場
合は、染色工程は、延伸前もしくは延伸後のいずれに設
けてもよい。また、延伸前であれば染色工程と延伸工程
を同時に行ってもよい。 【0043】好ましい揮発分率は、ポリマーフィルムの
種類によって異なる。揮発分率の最大は、ポリマーフィ
ルムの支持性を保つ限り可能である。ポリビニルアルコ
ールでは揮発分率として10%〜100%が好ましい。
セルロースアシレートでは、10%〜200%が好まし
い。 【0044】<揮発分成分の含有分布>長尺、特にロー
ル形態の偏光板を一貫工程で作製する場合には、染色の
ムラや抜けがないことが必要である。延伸前のフィルム
中の揮発成分に分布のムラ(フィルム面内の場所による
揮発成分量の差異)があると染色ムラ、抜けの原因とな
る。従って、延伸前のフィルム中の揮発分成分の含有分
布は小さいほうが好ましく、少なくとも5%以下である
ことが好ましい。揮発成分の分布とは、揮発分率の1m
2あたりの変動幅(平均揮発分率に対する、最大値また
は最小値と該平均揮発分率との差の大きい方の比))を
表す。揮発分成分の含有分布を小さくする方法として、
フィルムの表裏表面を均一なエアーでブローする、ニッ
プローラーにて均一に絞る、ワイパーなどで拭き取る
(ブレード、スポンジ拭き取りなど)などの方法挙げら
れるが、分布が均一になればいかなる方法を用いても良
い。図19〜21にエアーブロー装置、ニップ装置、ブ
レード装置の一例を示す。 【0045】<シワ発生から消失までの距離>斜め方向
に配向する際に発生するポリマーフィルムのシワは、本
発明における実質保持解除点までに消失していればよ
い。しかし、シワの発生から消失までに時間がかかる
と、延伸方向のばらつきが生じることがあるため、好ま
しくは、シワが発生した地点からできるだけ短い移行距
離でシワが消失することが良い。このためには、揮発分
量の揮発速度を高くするなどの方法がある。 【0046】<異物>本発明において、延伸前のポリマ
ーフィルムに異物が付着していると、表面が粗くなるた
め、異物を取ることが好ましい。異物が存在している
と、特に偏光板作製時には、色むら・光学むらの原因と
なる。また、保護膜を張り合わせるまでの間に、異物が
付着しないことも重要で、極力浮遊するゴミが少ない環
境下で製造することが好ましい。本発明における異物の
量とは、フィルム表面に付着している異物の重量を表面
積で割った値で、平方メートルあたりのグラム数を表
す。異物は、1g/m2以下が好ましく、更に好ましく
は0.5g/m2以下であり、少ないほど好ましい。 【0047】異物の除去方法としては特に限定されず、
延伸前のポリマーフィルムに悪影響を与えることなく、
異物を除去することができれば、いずれの方法でもよ
い。例えば、水流を吹き付けることにより異物を掻き落
とす方法、気体噴射により異物を掻き落とす方法、布、
ゴム等のブレードを用いて異物を掻き落とす方法等が挙
げられる。 【0048】<乾燥>発生したシワが消失する条件であ
れば、乾燥条件はいかようでもかまわない。ただし、好
ましくは、所望の配向角度が得られた後、できるだけ短
い移動距離で乾燥点が来るように調節するのがよい。乾
燥点とは、フィルムの表面膜温度が環境雰囲気温度と同
じになる場所を意味する。このことから、乾燥速度もで
きるだけ速いほうが好ましい。 【0049】<乾燥温度>発生したシワが消失する条件
であれば、乾燥条件はいかようでもかまわないが、延伸
するフィルムによって異なる。本発明によりポリビニル
アルコールフィルムを用いて偏光板を作成する場合に
は、20℃以上100℃以下が好ましく、より好ましく
は40℃以上90℃以下である。 【0050】<膨潤率>本発明において、ポリマーフィ
ルムがポリビニルアルコールで、硬膜剤を使用した場
合、斜め方向に延伸した状態を緩和せずに保つために、
延伸前後で水に対する膨潤率が異なることが好ましい。
具体的には、延伸前の膨潤率が高く、延伸・乾燥後の膨
潤率が低くなることが好ましい。更に好ましくは、延伸
する前の水に対する膨潤率が3%以上で、乾燥後の膨潤
率が3%以下であることが好ましい。 【0051】<屈折部>本発明で保持手段の軌跡を規制
するレールには、しばしば大きい屈曲率が求められる。
急激な屈曲によるフィルム把持手段同士の干渉、あるい
は局所的な応力集中を避ける目的から、屈曲部では把持
手段の軌跡が円弧を描くようにすることが望ましい。 【0052】<延伸速度>本発明にて、フィルムを延伸
する速度は、単位時間当りの延伸倍率で表すと、1.1
倍/分以上、好ましくは2倍/分以上で、早いほうが好
ましい。また、長手方向の進行速度は、0.1m/分以
上、好ましくは1m/分以上で、早いほうが生産性の観
点から見て好ましい。いずれの場合も、上限は、延伸す
るフィルム及び延伸機により異なる。 【0053】<長手方向の張力>本発明において、フィ
ルムの両端を保持手段により保持する際、保持しやすい
ようにフィルムが張った状態にしておくことが好まし
い。具体的には、長手方向に張力をかけてフィルムを張
るなどの方法が挙げられる。張力としては、延伸前のフ
ィルム状態により異なるが、弛まない程度にすることが
好ましい。 【0054】<延伸時温度>フィルム延伸時の環境温度
は、少なくともフィルムに含まれる揮発分の凝固点以上
であればよい。フィルムがポリビニルアルコールである
場合には、25℃以上が好ましい。また、偏光膜を作製
するためのヨウ素・ホウ酸を浸漬したポリビニルアルコ
ールを延伸する場合には、25℃以上90℃以下が好ま
しく、より好ましくは40℃以上90℃以下である。 【0055】<延伸時湿度>揮発分が水であるフィル
ム、例えばポリビニルアルコール、セルロースアシレー
トなどを延伸する場合は、調湿雰囲気下で延伸しても良
い。ポリビニルアルコールである場合は、50%以上が
好ましく、好ましくは80%以上、更に好ましくは90
%以上である。 【0056】<偏光膜用ポリマーフィルム>本発明で、
偏光膜を形成するための延伸の対象とするポリマーフィ
ルムに関しては特に制限はなく、熱可塑性の適宜なポリ
マーからなるフィルムを用いることができる。ポリマー
の例としては、PVA、ポリカーボネート、セルロース
アシレート、ポリスルホンなどを挙げることができる。
好ましくはPVAを包含するポリビニルアルコール系ポ
リマーである。PVAは通常、ポリ酢酸ビニルをケン化
したものであるが、例えば不飽和カルボン酸、不飽和ス
ルホン酸、オレフィン類、ビニルエーテル類のように酢
酸ビニルと共重合可能な成分を少量含有しても構わな
い。また、アセトアセチル基、スルホン酸基、カルボキ
シル基、オキシアルキレン基等を含有する変性PVAも
ポリビニルアルコール系ポリマーに含まれ好ましく用い
ることができる。なかでも、PVAが最も好ましい。 【0057】PVAのケン化度は特に限定されないが、
溶解性等の観点から80〜100mol%が好ましく、
90〜100mol%が特に好ましい。またPVAの重
合度は特に限定されないが、1000〜10000が好
ましく、1500〜5000が特に好ましい。 【0058】延伸前のポリマーフィルムの好ましい弾性
率は、ヤング率で表して、0.01MPa以上5000
MPa以下、更に好ましくは0.1MPa以上500M
Pa以下である。弾性率が低すぎると延伸時・延伸後の
収縮率が低くなり、シワが消えにくくなり、また高すぎ
ると延伸時にかかる張力が大きくなり、フィルム両端を
保持する部分の強度を高くする必要が生じ、機械に対す
る負荷が大きくなる。 【0059】延伸前のフィルムの厚味は特に限定されな
いが、フィルム保持の安定性、延伸の均質性の観点か
ら、1μm〜1mmが好ましく、20〜200μmが特
に好ましい。 【0060】<染色処方・方法>偏光膜は、偏光膜用ポ
リマーフィルム、例えばPVAフィルムを配向すると共
に染色して得られる。染色は、気相または液相吸着によ
り行われる。液相で行う場合の例として、偏光子として
ヨウ素を用いる場合には、ヨウ素−ヨウ化カリウム水溶
液に偏光膜用ポリマーフィルムを浸漬させて行われる。
ヨウ素は0.1〜20g/l、ヨウ化カリウムは1〜2
00g/l、ヨウ素とヨウ化カリウムの質量比は1〜2
00が好ましい。染色時間は10〜5000秒が好まし
く、液温度は5〜60℃が好ましい。染色方法としては
浸漬だけでなく、ヨウ素あるいは染料溶液の塗布あるい
は噴霧等、任意の手段が可能である。染色操作は、本発
明の延伸工程の前後いずれに置いても良い。また、適度
に膜が膨潤され延伸が容易になることから、延伸工程前
に液相で染色することが特に好ましい。 【0061】<硬膜剤(架橋剤)、金属塩添加>偏光膜
用ポリマーフィルム、例えばPVAフィルムを延伸して
偏光膜を製造する過程では、PVAに架橋させる添加物
を用いることが好ましい。特に本発明の斜め延伸法を用
いる場合、延伸工程出口でPVAが十分に硬膜されてい
ないと、工程のテンションでPVAの配向方向がずれて
しまうことがあるため、延伸前工程あるいは延伸工程で
架橋剤溶液に浸漬、または溶液を塗布して硬膜剤(架橋
剤)を含ませるのが好ましい。硬膜剤(架橋剤)を偏光
膜用ポリマーフィルムに付与する手段は、特に限定され
るものではなく、フィルムの液への浸漬、塗布、噴霧等
任意の方法を用いることができるが、特に浸漬法、塗布
法が好ましい。塗布手段としてはロールコータ、ダイコ
ータ、バーコータ、スライドコータ、カーテンコータ
等、通常知られている任意の手段をとることができる。
また、溶液を含浸させた布、綿、多孔質素材等をフィル
ムに接触する方式も好ましい。硬膜剤(架橋剤)として
は、米国再発行特許第232897号に記載のものが使
用できるが、ホウ酸、ホウ砂が実用的に好ましく用いら
れる。また、亜鉛、コバルト、ジルコニウム、鉄、ニッ
ケル、マンガン等の金属塩も併せて用いることができ
る。 【0062】硬膜剤(架橋剤)の付与は、延伸機に噛み
込む前に行ってもよいし、噛み込んだ後に行っても良
く、幅方向延伸が実質的に終了する図11、図12の例
の(b)工程の終端までのいずれかの工程で行えばよ
い。硬膜剤(架橋剤)を添加した後に洗浄・水洗工程を
設けてもよい。 【0063】<偏光子>ヨウ素の他に二色性色素で染色
することも好ましい。二色性色素の具体例としては、例
えばアゾ系色素、スチルベン系色素、ピラゾロン系色
素、トリフェニルメタン系色素、キノリン系色素、オキ
サジン系色素、チアジン系色素、アントラキノン系色素
等の色素系化合物をあげることができる。水溶性のもの
が好ましいが、この限りではない。又、これらの二色性
分子にスルホン酸基、アミノ基、水酸基などの親水性置
換基が導入されていることが好ましい。二色性分子の具
体例としては、例えばシー.アイ.ダイレクト.イエロ
ー12、シー.アイ.ダイレクト.オレンジ39、シ
ー.アイ.ダイレクト.オレンジ72、シー.アイ.ダ
イレクト.レッド39、シー.アイ.ダイレクト.レッ
ド79、シー.アイ.ダイレクト.レッド81、シー.
アイ.ダイレクト.レッド83、シー.アイ.ダイレク
ト.レッド89、シー.アイ.ダイレクト.バイオレッ
ト48、シー.アイ.ダイレクト.ブルー67、シー.
アイ.ダイレクト.ブルー90、シー.アイ.ダイレク
ト.グリーン59、シー.アイ.アシッド.レッド37
等が挙げられ、さらに特開昭62−070802号、特
開平1−161202号、特開平1−172906号、
特開平1−172907号、特開平1−183602
号、特開平1−248105号、特開平1−26520
5号、特開平7−261024号、の各公報記載の色素
等が挙げられる。これらの二色性分子は遊離酸、あるい
はアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン類の塩とし
て用いられる。これらの二色性分子は2種以上を配合す
ることにより、各種の色相を有する偏光子を製造するこ
とができる。偏光素子または偏光板として偏光軸を直交
させた時に黒色を呈する化合物(色素)や黒色を呈する
ように各種の二色性分子を配合したものが単板透過率、
偏光率とも優れており好ましい。 【0064】また、PVAを脱水あるいはポリ塩化ビニ
ルを脱塩化水素することによりポリエン構造をつくり、
共役二重結合により偏光を得るいわゆるポリビニレン系
偏光膜の製造にも、本発明の延伸法は好ましく用いるこ
とができる。 【0065】<保護膜>本発明の偏光板は、偏光膜の両
面あるいは片面に保護膜を貼り付けて用いられる。保護
膜の種類は特に限定されず、セルロースアセテート、セ
ルロースアセテートブチレート、セルロースプロピオネ
ート等のセルロースエステル類、ポリカーボネート、ポ
リオレフィン、ポリスチレン、ポリエステル等を用いる
ことができる。 【0066】保護膜は、通常、ロール形態で供給され、
長尺の偏光板に対して、長手方向が一致するようにして
連続して貼り合わされることが好ましい。ここで、保護
膜の配向軸(遅相軸)は何れの方向であってもよく、操
作上の簡便性から、保護膜の配向軸は、長手方向に平行
であることが好ましい。 【0067】また、保護膜の遅相軸(配向軸)と偏光膜
の吸収軸(延伸軸)の角度も特に限定的でなく、偏光板
の目的に応じて適宜設定できる。本発明の長尺の偏光板
は、吸収軸が長手方向に平行でないため、配向軸が長手
方向に平行である保護膜を本発明の長尺偏光板に連続し
て貼り合わせる場合には、偏光膜の吸収軸と保護膜の配
向軸とが平行でない偏光板が得られる。偏光膜の吸収軸
と保護膜の配向軸が平行でない角度で貼り合わされてい
る偏光板は、寸度安定性に優れるという効果がある。こ
の性能は、特に液晶表示装置に用いたときに好ましく発
揮される。本発明では、保護膜の遅相軸と偏光膜の吸収
軸との角度は20°以上70°未満であるが、寸度安定
効果が効果的に発揮させる観点から40°以上50°未
満がより好ましい。 【0068】保護膜のレターデーションは一般に低いこ
とが好ましいが、本発明では、フロントライトからの出
射光が楕円偏光であるので、偏光膜の吸収軸と保護膜の
配向軸とを20°以上70°未満とし、保護膜がレター
デーションを持つことを利用し、楕円偏光を直線偏光に
近づけることで、偏光板の透過光量をアップさせてい
る。従って、保護膜のレターデーションは、ある一定値
を持つことが好ましく、例えば632.8nmにおいて
0.5nm以上10nm以下が好ましく、1nm以上5
nm以下がさらに好ましい。このような観点から、保護
膜として使用するポリマーはセルローストリアセテート
が特に好ましい。また、ゼオネックス、ゼオノア(共に
日本ゼオン(株)製)、ARTON(JSR(株)製)
のようなポリオレフィン類も好ましく用いられる。その
他、例えば特開平8−110402号又は特開平11−
293116号に記載されているような非複屈折性光学
樹脂材料が挙げられる。 【0069】<接着剤>偏光膜と保護層との接着剤は特
に限定されないが、PVA系樹脂(アセトアセチル基、
スルホン酸基、カルボキシル基、オキシアルキレン基等
の変性PVAを含む)やホウ素化合物水溶液等が挙げら
れ、中でもPVA系樹脂が好ましい。接着剤層厚みは乾
燥後に0.01乃至10μmが好ましく、0.05乃至
5μmが特に好ましい。 【0070】<一貫工程>本発明において、フィルムを
延伸後、収縮させ揮発分率を低下させる乾燥工程を有
し、乾燥後もしくは乾燥中に少なくとも片面に保護膜を
貼り合わせた後、後加熱工程を有することが好ましい。
具体的な貼り付け方法として、乾燥工程中、両端を保持
した状態で接着剤を用いてフィルムに保護膜を貼り付
け、その後両端を耳きりする、もしくは乾燥後、両端保
持部からフィルムを解除し、フィルム両端を耳きりした
後、保護膜を貼り付けるなどの方法がある。耳きりの方
法としては、刃物などのカッターで切る方法、レーザー
を用いる方法など、一般的な技術を用いることができ
る。貼り合わせた後に、接着剤を乾燥させるため、およ
び偏光性能を良化させるために、加熱することが好まし
い。加熱の条件としては、接着剤により異なるが、水系
の場合は、30℃以上が好ましく、さらに好ましくは4
0℃以上100℃以下、さらに好ましくは50℃以上8
0℃以下である。これらの工程は一貫した製造ラインで
行われることが、性能上及び生産効率上更に好ましい。 【0071】<打ち抜き>図17に従来の偏光板打ち抜
きの例を、図18に本発明の偏光板打ち抜きする例を示
す。従来の偏光板は、図17に示されるように、偏光の
吸収軸171すなわち延伸軸が長手方向172と一致し
ているのに対し、本発明の偏光板は、図18に示される
ように、偏光の吸収軸181すなわち延伸軸が長手方向
182に対して45゜傾斜しており、この角度がLCD
における液晶セルに貼り合わせる際の偏光板の吸収軸
と、液晶セル自身の縦または横方向とのなす角度に一致
しているため、打ち抜き工程において斜めの打ち抜きは
不要となる。しかも図18からわかるように、本発明の
偏光板は切断が長手方向に沿って一直線であるため、打
ち抜かず長手方向に沿ってスリットすることによっても
製造可能であるため、生産性も格段に優れている。以
上、本発明の液晶表示装置に用いられる偏光板について
説明した。 【0072】 【実施例】以下に、本発明を実施例に基づき具体的に説
明するが、本発明は実施例に限定されない。 【0073】(実施例、比較例で用いたフロントライト
を備えた液晶表示装置の構成)図1にその断面図が模式
的に示される構成の反射型液晶表示装置を用いた。図1
に示されるように、この液晶表示装置は、導光板2とそ
の端面に配置された光源1を有し、導光板2の下側に、
偏光板3、λ/4板4、ガラス基板5、液晶層6、反射
電極7、ガラス基板8をこの順に有している。導光板2
は、図10に示される連続プリズム方式を用いた。光源
1として蛍光管を用い、また、導光板43としては、屈
折率が1.49のポリメチルメタクリレートを射出成型
して作成したものを用いた。この導光板43は、光源1
からの光が入射する光入射面43a、この光入射面43
aにほぼ垂直な方向に、入射した光を出射する光出射面
43b、この光出射面43bに対向する対向面43cを
備えており、さらに、この対向面43cには、伝搬部4
3dと反射部43eとを有するプリズム状の周期的な凹
凸が形成されている。周期Pを390μmとし、干渉に
よるモアレ縞が発生を回避するため、導光板の周期的な
凹凸が形成された筋の方向と反射型液晶表示素子の画素
パターンの間に23°の角度を与えた。 【0074】反射型液晶表示素子は、反射電極7で導光
板2から出射される照明光を反射するとともに、液晶層
6で変調し、再び導光板2を透過する光量を調節して画
像を表示する。本実施例および比較例では、このような
反射型液晶表示装置として、3.8型QVGAのストラ
イプ配列、すなわち画素数が960×240、画素サイ
ズが81μm×234.5μmのものを使用した。 【0075】実施例1 ・λ/4板(ポリカーボネート共重合体)の作製 WO00/26705号の実施例3に従って、ポリカー
ボネート共重合体延伸フイルムを作製した。波長450
nmにおける面内位相差(レターデーション)は、14
8.5nm、波長550nmにおける面内位相差は16
1.1nm、波長650nmにおける面内位相差は16
2.9nmだった。 【0076】・λ/4板と一体化した偏光板(円偏光
板)の作製 平均重合度が1700、膜厚75μmのPVAフィルム
の両面を水流2L/分で、イオン交換水にて洗浄し、図
19に示されるエアーブロー装置でエアーブローして表
面水分を飛ばし異物を除去した後、該PVAフィルムを
ヨウ素1.0g/l、ヨウ化カリウム60.0g/lの
水溶液に25℃にて90秒浸漬し、さらにホウ酸40g
/l、ヨウ化カリウム30g/lの水溶液に25℃にて
120秒浸漬後、フィルムの両面をエアーブローして、
余剰水分を除去し、フィルム中の含有水分率の分布を2
%以下にした状態で、図11の形態のテンター延伸機に
導入した。搬送速度を5m/分として、100m送出
し、温度40℃湿度95%雰囲気下で5.5倍に一旦延
伸した後4.0倍まで収縮させ、以降幅を一定に保ち、
60℃で乾燥中に、一方の面を上記で作製したλ/4
板、もう一方の面をPVA((株)クラレ製PVA−1
17H)3%水溶液を接着剤としてケン化処理した富士
写真フィルム(株)製フジタック(セルローストリアセ
テート、レターデーション値3.0nm、膜厚40μ
m)と貼り合わせ、さらに60℃で30分間加熱した。
この後、テンターより離脱し、幅方向から3cm、カッ
ターにて耳きりをし、有効幅650mm、長さ100m
のロール形態の偏光板を作製した。乾燥点は(c)ゾー
ンの中間であり、延伸開始前のPVAフィルムの含水率
は30%で、乾燥後の含水率は1.5%であった。左右
のテンタークリップの搬送速度差は、0.05%未満で
あり、導入されるフィルムの中心線と次工程に送られる
フィルムの中心線のなす角は、0゜だった。ここで|L
1−L2|は0.7m、Wは0.7mであり、|L1−
L2|=Wの関係にあった。テンター出口におけるシ
ワ、フィルム変形は観察されなかった。得られた円偏光
板において、偏光膜の吸収軸方向は、保護膜およびλ/
4板の遅相軸に対し45゜傾斜していた。 【0077】(レターデーションの測定)王子計測
(株)製KOBRA21DHを用いて波長632.8n
mにおいて測定した。 【0078】実施例2 λ/4板を下記セルロースアセテート型λ/4板に変更
した以外は実施例1と同様にして保護膜およびλ/4板
の遅相軸に対し偏光膜の吸収軸が45゜傾斜した円偏光
板を作製した。 ・セルロースアセテート型λ/4板の作製 室温において、平均酢化度59.5%のセルロースアセ
テート100質量部、トリフェニルホスフェート7.8
質量部、ビフェニルジフェニルホスフェート3.9質量
部、レターデーション制御剤(41-trans)1.32質
量部、メチレンクロリド587.69質量部、メタノー
ル50.85質量部を混合して、溶液(ドープ)を調製
した。得られたドープを、製膜バンド上に流延し、室温
で1分間乾燥後、45℃で5分間乾燥させた。乾燥後の
溶剤残留量は30質量%であった。セルロースアセテー
トフイルムをバンドから剥離し、120℃で10分間乾
燥した後、130℃で流延方向とは平行な方向に実倍で
1.34倍に延伸した。延伸方向と垂直な方向は、自由
に収縮できるようにした。延伸後、120℃で30分間
乾燥した後、延伸フイルムを取り出した。延伸後の溶剤
残留量は0.1質量%であった。 【0079】延伸した後のセルロースアセテートフイル
ムの厚さは、112.7μmであり、エリプソメーター
(M−150、日本分光(株)製)を用いて、波長45
0nm、550nmおよび590nmにおけるレターデ
ーション値(Re)を測定したところ、それぞれ、12
5.2nm、137.8nmおよび141.1nmであ
った。従って、このセルロースアセテートフイルムは、
広い波長領域でλ/4を達成していた。さらに、アッベ
屈折率計による屈折率測定と、レターデーションの角度
依存性の測定から、波長550nmにおける面内の遅相
軸方向の屈折率nx、面内の遅相軸に垂直な方向の屈折
率nyおよび厚み方向の屈折率nzを求め、(nx−n
z)/(nx−ny)の値を計算したところ、1.48
であった。なお、(nx−nz)/(nx−ny)は、
NZパラメーターと呼ばれる値で、この値が大きいもの
ほど視野角による表示コントラスト変化が少なく好まし
い。 【0080】実施例3 λ/4板を特開2001−4837号公報の実施例1に
記載されたディスコチック液晶の垂直配向層(λ/2板
に相当)とポリカーボネート延伸膜(λ/4板)との貼
りあわせフイルムに変更した以外は実施例1と同様にし
て保護膜およびλ/4板の遅相軸に対し偏光膜の吸収軸
が45゜傾斜した円偏光板を作製した。 【0081】比較例 偏光板を下記手順で作製し、λ/4板と貼り合わせた以
外は実施例1と同様にして、比較用円偏光板を作製し
た。 ・比較例用円偏光板 PVAフィルムをヨウ素5.0g/l、ヨウ化カリウム
10.0g/lの水溶液に25℃にて90秒浸漬し、さ
らにホウ酸10g/lの水溶液に25℃にて60秒浸漬
後、ロール延伸機を用いて7.0倍に延伸した。この
後、延伸したフイルムの片側に作製した実施例1で使用
したポリカーボネート共重合体延伸フイルムを重ね、さ
らに重ねた2枚のフイルムを、ポリビニルアルコール
(PVA117、クラレ(株))5重量%水溶液を糊と
して用いケン化したトリアセチルセルロースフィルム
(富士写真フイルム(株)製 長手方向に遅相軸)2枚
を用いてラミネートした。この後、粘着剤を用いて実施
例1で使用したλ/4板と貼り合せ、さらに70℃で5
分間乾燥して、円偏光板を作製した。保護膜の遅相軸と
偏光膜の吸収軸との角度は、ほぼ0°であった。 【0082】〔液晶表示装置の評価〕上記実施例1〜3
および比較例1で作製した円偏光板を、既に説明した反
射型液晶表示装置の偏光板とλ/4板の部分に組み込ん
だ後、下記の表示品位に関する2種の評価を行った。こ
こで、上記したように各部材はフロントライト部分から
偏光板、λ/4の順に配置した。また、導光板の周期的
な凹凸が形成された筋の方向と偏光板の吸収軸の向きは
直交させた。 (1)周囲光による照明によって液晶表示装置を観察す
る場合の表示品位 フロントライトを用いずに、ミノルタ(株)製の分光測
色計CM−2002を用いて液晶表示装置の白色表示の
反射率と黒色表示の反射率とを測定し、表示の明るさと
コントラスト比を算出した。この結果を表1に示した。
表1に示されるように、比較例1の円偏光板を用いた液
晶表示装置と比べ、実施例の円偏光板を用いた液晶表示
装置は、白色表示の反射率が向上し、コントラスト比が
向上している。 【0083】(2)フロントライト照明によって液晶表
示装置を観察する場合の表示品位 フロントライトを用い、TOPCOM(株)製の輝度計
BM−5Aを用いて液晶表示装置の白色表示の輝度と黒
色表示の輝度とを測定し、表示の明るさとコントラスト
比を算出した。この結果を表2に示した。表2に示され
るように、従来の液晶表示装置(比較例1の円偏光板を
用いた液晶表示装置)と比べ、実施例の円偏光板を用い
た液晶表示装置は、コントラスト比、輝度ともに大きな
改善を実現していることが分かる。 【0084】 【表1】 【0085】 【表2】 【0086】 【発明の効果】本発明のフロントライトを備えた反射型
液晶表示装値は、明度およびコントラストが大幅に改良
されている。しかも用いられる偏光板は、長手方向と吸
収軸方向との傾斜角を44°〜46゜とすることがで
き、これにより、長尺の偏光板からの打ち抜き工程にお
いて、得率よく単板の偏光板を得られるので低コストで
あり、本発明の反射型液晶表示装置を安価に提供するこ
とができる。
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention
Reflective liquid crystal display with an excellent front light
Relates to the device. A liquid crystal display device is a liquid crystal which is a non-light emitting element.
Since it is composed of elements, it has low power consumption.
In addition, the liquid crystal display device is thin and lightweight, and is a flat screen.
Display device. The liquid crystal display device has the above advantages.
Watch, calculator, computer terminal, word processor
As an information display device.
It is used in a wide range of fields. Recently, displays for next-generation portable terminal modules
As a device, monochrome display, high brightness and high contrast
There is a need for a reflective crystal display. In addition, the amount of information increases
Accordingly, there is an increasing demand for colorization of liquid crystal display devices.
However, in color display, the color filter reduces the transmittance.
And the brightness is extremely lower than when displaying in black and white.
The wisdom deteriorates. Therefore, the color liquid crystal display device
Therefore, high brightness and high contrast are essential.
ing. Also, the reflection type liquid crystal display device is weak in outside light.
Then, the display becomes impossible and cannot be used. this
Because of the front light, the reflected light of the front light
Reflective liquid crystal display devices that display using
Yes. A reflective LCD with such a front light
The display device includes an incident surface on which light from the light source is incident and an incident surface.
And a light guide plate having an exit surface for emitting the reflected light.
Lont light and light emitted from the exit surface of the light guide plate
Control each image and reflect it on the exit surface side of the light guide plate to display the image
A reflective liquid crystal display element. In addition, the front
Between the light and the reflective liquid crystal display element or inside,
A λ / 4 plate is placed, and the polarization of light by the polarizing plate and the λ / 4 plate
Utilization of voltage applied to the liquid crystal layer and the alignment state of the liquid crystal layer
Then, the light is modulated to display an image. When light passes through the polarizing plate, it differs from the transmission axis.
The light in the direction of polarization is absorbed, so it is absorbed
If there is too much light, the brightness and contrast of the display device
Will fall. Reflective LCD with front light
In the case of the display device, the light emitted from the front light
Polarized light is transparent because it is polarized light, so-called elliptically polarized light.
Make the absorption axis point in the direction that maximizes the amount of light
Used for high brightness and high contrast
The demand for it is still strong. On the other hand, a polarizing plate is a liquid crystal display (hereinafter referred to as L).
With the widespread use of CDs, demand is increasing rapidly. One polarizing plate
In general, adhere to both sides or one side of polarizing film with polarizing ability.
A protective film is bonded through the agent layer. Polarizing film
As a material, polyvinyl alcohol (hereinafter, PVA)
Is mainly used, PVA film is uniaxially stretched
Or dye with iodine or dichroic dyes or
After dyeing, the film is stretched and cross-linked with a boron compound.
As a result, a polarizing film is formed. As protective film, optical
Is transparent and has low birefringence.
Acetate is used. A polarizing film is usually a continuous film.
Manufactured by uniaxial stretching in the running direction (longitudinal direction) of rumm
Therefore, the absorption axis of the polarizing film is substantially parallel to the longitudinal direction. In a conventional LCD, the screen is vertical.
Is arranged with the transmission axis of the polarizing plate inclined by 45 ° with respect to the horizontal direction.
Punching of polarizing plates manufactured in roll form
In the process, strike at 45 ° to the roll longitudinal direction
I had to pull it out. However, punched in the direction of 45 °
Part that cannot be used near the end of the roll
However, especially with large-size polarizing plates, the yield will be small.
Resulting in increased costs and even abolition
There was a problem of increasing waste. The present invention solves the above problems.
In view of the above, a reflective liquid crystal display device equipped with a front light is
Improved brightness and contrast and low cost
It is a problem to provide as. According to the present invention, the following structure is provided.
The above-mentioned object of the present invention is achieved.
Made. 1. A light source, an incident surface on which light from the light source is incident, and the entrance
And a light guide plate having an exit surface for emitting the emitted light.
Front light and light emitted from the exit surface of the light guide plate
Is controlled for each pixel and reflected on the light exit surface side of the light guide plate.
LCD comprising a reflective liquid crystal display element for displaying
In the apparatus, a front light and a reflective liquid crystal display element
Including a polarizing film and a protective film, and the slow axis of the protective film
And the absorption axis of the polarizing film form an angle of 20 ° or more and less than 70 °.
Reflective liquid crystal surface, characterized in that a polarizing plate is placed
Indicating device. 2. The polarizing film of the polarizing plate is continuously supplied to the polarizing film.
Hold both ends of the remmer film by holding means
Applying tension while moving the means in the longitudinal direction of the film
(I) Polymer for polarizing film
From the actual holding start point on one end of the film,
Trajectory L1 of the holding means up to the holding release point and the polymer fill
The effective retention solution from the effective retention start point at the other end of the system
Trajectory L2 of the holding means up to the removal point and two substantial holdings
The distance W of the release point satisfies the following formula (1), and (ii) poly
Maintains the support of mer film and has a volatile content of 5% or more
Stretched in the presence of a state, and then contracted to reduce the volatile content.
2. The reflective liquid crystal as described in 1 above, wherein
Display device. Formula (1): | L2-L1 |> 0.4W As described above, the light is emitted from the front light.
The polarized light is transmitted through the polarizing plate because it is in the state of elliptically polarized light.
So that the absorption axis is oriented in the direction that maximizes the volume.
Therefore, the minor axis direction of the ellipse is parallel to the absorption axis of the polarizing plate (transmission axis
Is used so that it is vertical. The present invention
Then, the angle between the slow axis of the protective film and the absorption axis of the polarizing film is 20
By setting the angle to be greater than 70 ° and less than 70 °, the protective film can be
The front light is utilized by having a phase difference
The elliptically polarized light emitted from the beam to be close to linearly polarized light
The amount of light that passes through the transmission axis of the polarizing film, that is,
The amount of light transmitted through the polarizing plate can be increased. But
Thus, the light reflectance of the reflective liquid crystal display device of the present invention is improved.
In addition, high brightness and high contrast can be achieved. Preferred between the slow axis of the protective film and the absorption axis of the polarizing film
The correct angle depends on the retardation value of the protective film.
Usually, 30 ° to 60 ° is preferable, and 40 ° to 50 ° is more preferable.
preferable. In addition, a view to increase brightness and contrast
From the point of view, a polarizing plate (consisting of a polarizing film and a protective film) and λ / 4
It is preferable to combine plates, and as its layer structure
Is a protective film / polarizing film / protective film /
(Λ / 4 plate), protective film / polarizing film / (λ / 4 plate), etc.
However, the protective film / polarizing film / (λ / 4 plate)
Particularly preferred. DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION The base of a reflective liquid crystal display device of the present invention.
The actual configuration is shown as a schematic diagram in FIG. In FIG.
The reflective liquid crystal display device is disposed on the light guide plate 2 and its end face.
A light source 1 and a polarizing plate 3 on the lower side of the light guide plate 2, λ / 4
Plate 4, glass substrate 5, liquid crystal layer 6, reflective electrode 7, glass substrate
A plate 8 is provided in this order. FIG. 2 shows the polarizing plate 3 of FIG.
A polarizing plate 9 with a λ / 4 plate integrated with the λ / 4 plate 4 is provided.
The structure of a reflective liquid crystal display device is shown as a schematic diagram. In addition to these layers, JP-A-4-2298
28, JP-A-6-75115, JP-A-8-5020
For viewing angle compensation of LCD described in each publication of No. 6
Optical anisotropic layer, anti-glare to improve display visibility
Layer, antireflection layer, hard coat to enhance scratch resistance
Layer, gas barrier layer that suppresses diffusion of moisture and oxygen, and polarizing film
Easier to increase the adhesion strength of adhesives or adhesives and adhesives
Arbitrary functional layers such as adhesive layers and layers that provide smoothness are provided.
Can. Placement relationship between functional layer and polarizing plate or λ / 4 plate
The person in charge can be appropriately selected according to the purpose. The reflection type liquid crystal display device displays an image.
The principle to be explained will be explained. Light beam emitted from the light guide plate 2
That is, the linearly polarized light transmitted through the polarizing plate 3 is circularly polarized by the λ / 4 plate 4.
Is incident on the liquid crystal layer 6 through the glass substrate 5.
To do. When the liquid crystal layer 6 does not modulate circularly polarized light,
The direction of rotation of circularly polarized light is reversed when reflected by the pole 7
Then, after passing through the λ / 4 plate 4 again, the transmission axis of the polarizing plate 3 and
Light becomes orthogonal linearly polarized light and does not pass through the polarizing plate 3.
As a result, black display is obtained. On the other hand, the liquid crystal layer 6 is incident.
Reflection of circularly polarized light while preserving its polarization state
In the case of modulation, the reflected light again passes through the λ / 4 plate 4.
When transmitted, it becomes linearly polarized light parallel to the transmission axis of the polarizing plate 3
Since the light passes through the polarizing plate 3, white display is obtained. Further color
It is also possible to perform color display by passing a filter.
is there. FIG. 22 schematically shows the above principle. Next, the light source 1 and the light guide plate used in the present invention.
The front light part combining 2 will be described. Flow
Fluorescent tubes are preferred as the light source of
EL, LED, LED and bar light guide plate combinations, etc.
If it is a light source that uniformly irradiates the light incident surface of the light plate
Deviations can also be used. As a front light,
The thing of the aspect shown by FIGS. 3-6 demonstrated below is mentioned.
However, the present invention is not limited to these. FIG. 3 shows the SID '95 Digest.
p. 37 having the microprism structure described in 37.
It shows a lottolite. Fluorescent lamp for lighting 10
The light emitted from the side surface 11 a of the light guide plate 11 is guided through the light guide plate 1.
1 is a micro prism 1 formed on the display surface side.
Reflection type reflected downward by 1b and installed below
Irradiate the liquid crystal display element. Further, the side surface 11 of the light guide plate 11.
An inclined prism 11c is provided on the a side, and illumination is provided.
Direction of the light guide plate 11 of the light irradiated from the fluorescent lamp 10
The light incident on the light guide plate 11 by narrowing the incident angle to the
Reflected to the bottom of the drawing by the ichro prism 11b
It has become. FIG. 4 is described in JP-A-11-218757.
1 shows a tilted front light mounted. Guidance
The light plate one surface portion 15A (lower side) is a flat surface, and the other surface of the light guide plate
The part 15B (upper side) is predetermined with respect to the light guide plate one surface part 15A.
It consists of an inclined surface portion inclined at an angle α. Such as cold cathode tubes and hot cathode tubes
A light source unit comprising which lamp 17 and lamp holder 18
The light incident on the front light unit 14 from 16 is
Reflection and guidance of the other surface portion 15B of the light guide plate having an inclination angle α of 20 °
The exit angle due to refraction when exiting from the optical plate 15A
Light that is close to the vertical component can be guided. FIG. 5 is described in JP-A-2001-23424.
This is a prism continuous front light.
is there. On the surface of the light guide plate 20, a gentle slope 20a and a steep slope are formed.
A large number of concave and convex portions made of the inclined surfaces 20b are periodically formed in parallel.
ing. Light emitted from the light source 19 and incident on the light guide plate 20
Propagates along the plate surface with total reflection on the gentle slope 20a.
When it hits the steep slope 20c, the entire surface is directed toward the exit surface 20c.
Be shot. When the light reaches the exit surface 20c, the exit surface 20
If the incident angle to c is smaller than the critical angle,
The light is emitted downward as illumination light. Light guide plate material
Polymethylmethacrylate, glass, acrylic tree
I prefer oil, polycarbonate resin, epoxy resin, etc.
Can be used. Preferred period length of irregularities
(P) varies depending on the wavelength of the light source used, but is generally
100 to 600 μm, more preferably 250
˜450 μm. In addition, the periodic formed on the light guide plate
In order to avoid the generation of moire fringes,
The pixel is appropriately selected according to the pixel pattern of the reflective liquid crystal display element.
It is also preferable to give an angle. Reflective liquid crystal
When the pixel pattern of the display element is a delta arrangement,
10-25 ° or 55 ° with the horizontal direction of the pixel pattern
80 °, pixel pattern of reflective liquid crystal display element is striking
In the case of an array, an angle of 15 to 75 ° is given.
It is preferable. FIG. 6 is described in JP-A-11-184387.
A volume hologram type front light is shown.
It is. The light guide plate 22 is disposed between the display surface and the display surface.
The volume hologram layer 23 guides light into the light guide plate 22.
Part of the light from the light source 21 reflected to the display surface side and displayed
Illuminate the surface. The λ / 4 plate is disclosed in JP-A-5-27118 and
Letter days described in Japanese Patent Publication Nos. 5-27119
Large birefringent film and retardation
The birefringence film is small and their optical axes are orthogonal.
Retardation plates laminated in such a manner, Japanese Patent Laid-Open No. 10-68816
Λ / 4 at a specific wavelength
The same polymer and the same material
A polymer film having a wavelength of λ / 2.
Laminate phase difference to obtain λ / 4 over a wide wavelength range
Plate, two sheets described in JP-A-10-90521
By laminating polymer films in a wide wavelength range
Retardation plate capable of achieving λ / 4, WO00 / 26705
Using the modified polycarbonate film described in 1.
Retardation plate capable of achieving λ / 4 in a large wavelength region, WO00 /
Cellulose acetate film described in 65384
Retardation plate that can achieve λ / 4 in a wide wavelength range
Etc. can be used. The slow axis of the λ / 4 plate is liquid crystal
Determined by considering the material, orientation direction, viewing angle characteristics, etc.
Is an angle of 45 ° with the transmission axis (or absorption axis) of the polarizing plate
It is desirable to be arranged at. Also, light wave of λ / 4 plate
To compensate for phase lag tolerance with respect to length,
A λ / 2 plate may be arranged between the λ / 4 plate. In general, these λ / 2 plates and λ / 4 plates are each
Reflective liquid crystal display integrated with polarizing plate through adhesive layer
It is bonded to the element. Furthermore, the polarizing plate of the present invention
To paste various functional films directly on one or both sides
Can do. As an example of the functional film to be bonded, the above λ / 4
Opposite to retardation film such as plate, λ / 2 plate, light diffusion film, polarizing film
Plastic cell with a conductive layer on the surface, reflector, transflective
Examples include a reflector having a function. These functional layers and
Examples of pasting with a light plate are shown in FIGS. It is arranged on the glass substrate 8 on the back side of the liquid crystal layer.
The surface of the reflective electrode has a fine structure and is polarized.
Scattering the light incident through the plate, λ / 2 plate, λ / 4 plate
Reflected so that it can be displayed uniformly over a wide viewing angle range
It is preferable to be devised. Specifically, photo
The litho process forms a microstructure as an underlayer.
The aluminum film is vacuum-deposited on top of it to reflect
A pole is formed. In the liquid crystal display device, the change by the liquid crystal layer is performed.
Characters and images are displayed by controlling the tone for each pixel.
However, when performing color display, it is placed on each pixel.
The three primary colors of red (R), green (G), and blue (B)
Colored light is obtained by transmitting through the ruter layer. This R, G, B arrangement
There are various column patterns, but delta arrangement and stripe arrangement
Etc. are typical. Pixels horizontally and vertically
Repeatedly configured. There are also various pixel numbers and pixel sizes.
For example, in the case of a reflective liquid crystal display element with a delta arrangement
In the 2.0 type, the number of horizontal pixels × vertical pixels is 280 × 2
20, pixel size is horizontal direction 145.5μm, vertical direction
234.5 μm, 2.5 type x horizontal pixels x vertical
The number of pixels is 280 × 220, and the pixel size is 17 in the horizontal direction.
Specifications of 9.5μm and vertical direction of 168.5μm are adopted.
Has been. 3.8-inch QVGA reflective liquid crystal display
In the element, the number of horizontal pixels x the number of vertical pixels in the stripe arrangement
960 × 240, pixel size is 81 μm in horizontal direction, vertical
The specification that the straight direction is 234.5 μm is adopted. Used in the reflection type liquid crystal display device of the present invention.
Polarizing plate (also referred to as “polarizing plate of the present invention” in this specification)
Will be further described. The polarizing plate of the present invention has
It has a polarizing film with optical ability and is maintained on both sides or one side of the polarizing film.
A protective film is provided via an adhesive layer. Also usually
Manufactures long polarizing plates (usually in roll form) and uses them
Practical polarizing plate is obtained by punching to match
It is what The “polarizing plate” in the present invention is particularly
Unless otherwise specified, both the long polarizing plate and the punched polarizing plate
It is used in the meaning including a person. As described above, the polarizing plate of the present invention has a long polarizing plate.
In the optical plate, the absorption axis is neither parallel nor perpendicular to the longitudinal direction.
(This long polarizing plate is simply referred to as “diagonally oriented” below.
Sometimes called a light plate). The longitudinal direction and the absorption axis direction
The angle formed is preferably 10 ° or more and less than 90 °, more preferably
Preferably it is 20 ° or more and 70 ° or less, more preferably 40 °.
50 ° or less, particularly preferably 44 ° or more and 46 ° or less
It is. Thereby, punching process from long polarizing plate
Therefore, a single plate polarizing plate can be obtained with high yield.
In the present invention, the angle formed by the longitudinal direction and the absorption axis direction can be freely set.
Can be set to Therefore, it is combined with other optical members.
The optimum angle can be selected when using together.
The The polarizing plate of the present invention has a single plate transmittance of 5
35% or more at 50 nm and the degree of polarization is 80% at 550 nm
It is the above. Single plate transmittance is preferable
Is 40% or more, and the degree of polarization is preferably 95.0% or less.
Above, more preferably 99% or more, particularly preferably 99.%.
9% or more. In the following description, especially
Unless otherwise indicated, the transmittance is a single plate transmittance. Of the present invention
The polarizing plate has excellent single-plate transmittance and polarization degree.
Therefore, when used as a liquid crystal display device, the contrast
This is advantageous because it can increase the The obliquely oriented polarizing film of the present invention is described below.
It can be easily obtained by a sliding method. That is, oblique
Orientation obtained by stretching the polymer film,
Volatile content during film stretching, when shrinking film
It can be obtained by devising the shrinkage rate of the material. Furthermore,
Adjust the amount of foreign matter adhering to the film before stretching.
Both are preferable. Thereby, even if it extended diagonally, it extended.
The film has no wrinkles or creases and has a small surface roughness.
A smooth polarizing film can be obtained. Below, polarization
Preferred stretching methods for obtaining a film (in this specification, the present
(Sometimes referred to as the stretching method of the invention)
The <Stretching Method> FIG. 11 and FIG.
An example of a method for obliquely stretching a mer film is a schematic plan view and
It is shown as The stretching method of the present invention is indicated by (a).
The process of introducing the original film in the direction of arrow (b),
(B) the width direction stretching step, and (c)
The next step, that is, the step of sending the stretched film in the (B) direction
Including. Hereinafter, when referred to as "stretching step"
(A)-(c) process is included and the extending | stretching method of this invention is performed.
For the entire process. The film is continuously introduced from the direction (a).
For the first time at the B1 point on the left holding means as seen from the upstream side
Retained. At this point, the other film edge is still held
No tension is generated in the width direction. That is, B
One point is a substantial holding start point of the present invention (hereinafter referred to as “substantial holding”).
Does not correspond to “starting point”. In the present invention, the substantial
The holding start point is defined as the point at which both ends of the film are held for the first time
Is done. The real holding start point is the holding start point A on the downstream side.
1 and the center line 111 of the introduction side film from A1 (FIG. 1
1) or 121 (FIG. 12), a straight line drawn substantially perpendicularly
Trajectory 113 (FIG. 11) or 123 of the holding means on the opposite side
This is indicated by two points C1 that intersect (FIG. 12). This point
Starts and transports the holding means at both ends at a substantially constant speed
And every unit time A1 moves to A2, A3 ... An,
C1 similarly moves to C2, C3... Cn. That means simultaneous
Connect points An and Cn through which the reference holding means passes.
The straight line is the drawing direction at that time. In the method of the present invention, as shown in FIGS.
An is gradually delayed with respect to Cn.
Gradually inclines from the vertical in the conveying direction. Reality of the present invention
Qualitative holding release point (hereinafter referred to as “real holding release point”)
Is the Cx point that is disengaged from the holding means more upstream, and Cx
The center line 112 of the film sent to the next process (FIG. 11)
Or a straight line drawn almost perpendicular to 122 (Fig. 12) is opposite
Side holding means trajectory 114 (FIG. 11) or 124 (FIG.
It is defined by two points Ay that intersect with 12). Final
The angle of the film stretching direction is the actual end point of the stretching process.
Left and right holding means stroke difference Ay-A at (substantially holding release point)
x (that is, | L1-L2 |) and the distance between the substantial holding release points
It is determined by the ratio of the separation W (the distance between Cx and Ay). Therefore,
The inclination angle θ formed by the stretching direction with respect to the transport direction to the next step is tan θ = W / (Ay−Ax), that is, an angle satisfying tan θ = W / | L1-L2 |. The upper fill in FIGS. 11 and 12
The end of the head is 118 (FIG. 11) or 128 after the Ay point.
(Figure 12) is held, but the other end is held
Therefore, no new width direction stretching occurs, and 118 and 1
28 is not a substantial holding release point of the present invention. As described above, in the present invention, the film
The substantial holding start points at both ends of the
It is not a simple bite point. Two substance retentions of the present invention
The starting point is a more strict description of what was defined above.
For example, a straight line connecting either the left or right holding point and another holding point
Center line of the film introduced to the film holding process
And these two holding points.
Is defined as the most upstream. Similarly,
In the present invention, the two substantial holding release points are either left or right.
A straight line connecting one holding point and another holding point is sent to the next process.
It is a point that is almost orthogonal to the center line of the film
Moreover, these two holding points are the most downstream
Is defined as Here, substantially orthogonal means the center of the film
Line and left and right real holding start point or real holding release point
It means that the connecting straight line is 90 ± 0.5 °. Left and right strokes using a tenter type stretching machine
When trying to make a difference, it is necessary to meet mechanical constraints such as rail length.
More often, the point of biting into the holding means and the start of substantial holding
If there is a large deviation in the points,
There may be a large shift in the quality retention release point.
The process between the real holding start point and the real holding release point to be defined is an expression.
If the relationship of (1) is satisfied, the object of the present invention is achieved.
The In the above, the obtained stretched film
The angle of inclination of the orientation axis is as follows.
Ratio of stroke difference | L1-L2 | of the two right substantial holding means
It can be controlled and adjusted at a rate. With polarizing plate and retardation film
The film often oriented 45 ° to the longitudinal direction
Desired. In this case, to obtain an orientation angle close to 45 °
In addition, it is preferable to satisfy the following formula (2): Formula (2): 0.9 W <| L1-L2 | <1.1 W More preferably, the following formula (3) is preferably satisfied.
Yes. Formula (3): 0.97W <| L1-L2 | <1.03W The specific structure of the stretching process satisfies Formula (1).
As much as possible, as illustrated in FIGS.
And can be designed arbitrarily in consideration of productivity. The direction of film introduction (b) into the stretching process;
The angle formed by the film transport direction (b) to the next process is arbitrary.
Is possible, but the equipment including the processes before and after stretching
This angle is small from the standpoint of minimizing the total footprint.
Better, preferably within 3 °, more within 0.5 °
preferable. For example, the structure illustrated in FIGS. 11 and 14
This value can be achieved. Fill like this
In a method that does not substantially change the direction of travel, the holding means
Just widening the width is preferable as a polarizing plate and retardation film.
It is difficult to obtain an orientation angle of 45 ° with respect to the longitudinal direction.
The Therefore, as shown in FIG.
To increase | L1-L2 |
You can. The draw ratio is desirably 1.1 to 10.0 times,
More preferably, it is 2 to 10 times, and the shrinkage after that is 1
0% or more is desirable. Also, as shown in FIG.
-Repeating contraction multiple times also increases | L1-L2 |
This is preferable because it can be used. In addition, the equipment cost of the stretching process is minimized.
From the standpoint of
Smaller is better. From this point of view, FIG. 12, FIG. 13, FIG.
At the exit of the process of holding both ends of the film as illustrated in 5
Direction of film travel and the direction of substantial stretching of the film
The film progresses so that the angle between
Bending the direction while holding both ends of the film
Is preferred. In the present invention, tension is applied while holding both ends.
As an apparatus for stretching a given film, so-called FIG.
A tenter device as shown in FIG. 15 is preferred. Also conventional
In addition to the two-dimensional tenter of the mold, a spiral shape as shown in FIG.
It is necessary to use a stretching process that makes a difference in path between the gripping means at both ends.
You can also. In the case of a tenter type stretching machine, the clip is fixed.
There are many structures in which the specified chain advances along the rail,
As a result of taking a non-uniform stretching method like the present invention,
11 and 12, as shown in FIGS.
The end of the rail is shifted, biting at the same time on both sides
It may become. In this case, the substantial process length L1, L2
As described above, with a simple bite-to-release distance
No, as already mentioned, both ends of the film
This is the stroke length of the portion held by the holding means. The speed of travel to the left and right of the film at the exit of the stretching process
If there is a difference, wrinkles and slippage will occur at the exit of the drawing process.
Therefore, the difference in transport speed between the left and right film gripping means is substantially
Must be the same speed. Speed difference is preferable
Is 1% or less, more preferably less than 0.5%
Most preferably, it is less than 0.05%. Mentioned here
The speed at which the left and right holding means advance per minute.
It is the length of the trace. With a general tenter stretching machine
Is the cycle of the sprocket teeth that drive the chain, the drive mode
The speed generated on the order of seconds or less depending on the frequency of the data
There is a degree of unevenness, often causing a few percent unevenness, but these
Does not correspond to the speed difference described in the present invention. <Shrinkage> Shrinkage of the stretched polymer film is
You may perform in any process at the time of extending | stretching and after extending | stretching. Contraction
Is a polymer film that occurs when orienting in an oblique direction
As long as the wrinkles are eliminated, there is a means to shrink the film.
Then, remove the volatiles by applying temperature.
Law, etc., but what if we shrink the film?
It is also possible to use means. Preferred film shrinkage
1 / sin using the orientation angle θ with respect to the longitudinal direction.
By shrinking more than θ times, the value shrinks by 10% or more
[0042] <Volatile content> In the stretching process,
As the difference occurs, wrinkles and shifts occur in the film.
The To solve this problem, support for polymer films
The polymer film has a volatile content of 5% or more.
Stretch in the presence of the condition, then shrink to reduce the volatile content
It is preferable to reduce. Volatile content in the present invention and
Is the body of volatile components contained per unit volume of film
Represents the product, the value obtained by dividing the volume of volatile components by the volume of the film
(%). In the present invention, the polymer film for polarizing plate
At least one step of incorporating a volatile component before stretching the rum
It is preferable to provide a process. Process to contain volatile matter
Cast film and contain solvent, water, etc.
By dipping, applying, spraying, etc. in solvent, water, etc.
Done. <Dyeing prescription and dyeing method>, <Hardener>
(Crosslinking agent), dyeing step described in the section of metal salt addition>
Even if the hardening agent addition process also serves as the process of containing volatile matter
Good. If the dyeing process is combined, the hardener addition process is extended.
It is preferable to provide it before. Where the hardener addition process doubles
In this case, the dyeing process is set before or after stretching.
You may choose. Moreover, if it is before extending | stretching, a dyeing process and an extending process
May be performed simultaneously. The preferred volatile fraction is that of the polymer film.
It depends on the type. The maximum volatile fraction is
This is possible as long as the support of Rum is maintained. Polyvinylarco
In the case of 10% to 100% as a volatile content rate.
For cellulose acylate, 10% to 200% is preferred.
Yes. <Containment distribution of volatile components> Long, especially low
If a polarizing plate is manufactured in an integrated process,
There must be no unevenness or omission. Film before stretching
Non-uniform distribution of volatile components (depending on the location on the film surface)
If there is a difference in the amount of volatile components)
The Therefore, the content of volatile components in the film before stretching
The fabric is preferably small, at least 5% or less
It is preferable. Volatile component distribution is 1m of volatile fraction
2 Per variability (maximum or average volatile fraction)
Is the ratio of the larger difference between the minimum value and the average volatile content)))
Represent. As a method of reducing the content distribution of volatile components,
Blow the front and back surfaces of the film with uniform air.
Squeeze evenly with a roller, wipe with a wiper
(Blade, sponge wipe etc.)
However, any method can be used as long as the distribution is uniform.
Yes. 19 to 21 show an air blow device, a nip device, and a block.
An example of a raid apparatus is shown. <Distance from wrinkle occurrence to disappearance> Diagonal direction
The wrinkles of the polymer film that occur when orienting to the
It should have disappeared by the point of substantial retention release in the invention
Yes. However, it takes time from wrinkle generation to disappearance
This may cause variation in the stretching direction.
Or as short a transition distance as possible from the point where the wrinkle occurred
It is better that wrinkles disappear after separation. For this, volatiles
There are methods such as increasing the volatilization rate of the amount. <Foreign matter> In the present invention, the polymer before stretching
-If there is foreign matter on the film, the surface will become rough.
Therefore, it is preferable to remove foreign matter. There is a foreign object
And especially when making a polarizing plate,
Become. In addition, foreign matter does not stay between the protective films.
It is also important not to adhere to it.
It is preferable to manufacture under conditions. The foreign matter in the present invention
The amount is the weight of foreign matter adhering to the film surface.
Express the number of grams per square meter divided by the product.
The Foreign matter is 1 g / m 2 The following are preferred, and more preferred
0.5g / m 2 The following is preferable. The method for removing foreign matter is not particularly limited,
Without adversely affecting the polymer film before stretching,
Any method can be used as long as it can remove foreign matter.
Yes. For example, scraping off foreign matter by blowing water
Method, scraping foreign matter by gas injection, cloth,
A method of scraping off foreign matter using a blade such as rubber
I can get lost. <Drying> A condition in which the generated wrinkles disappear.
As long as the drying conditions are not limited. However, good
Preferably, as short as possible after the desired orientation angle is obtained.
It is recommended to adjust so that the dry point comes at a long moving distance. Dry
The dry point is the same as the ambient temperature of the film.
It means a place that is the same. Therefore, the drying speed is also
The faster it is, the better. <Drying temperature> Conditions for eliminating generated wrinkles
If so, it doesn't matter what the drying conditions are, but stretching
Depends on the film used. Polyvinyl according to the invention
When creating a polarizing plate using an alcohol film
Is preferably 20 ° C. or higher and 100 ° C. or lower, more preferably
Is 40 ° C. or more and 90 ° C. or less. <Swelling ratio> In the present invention, the polymer film
When Lum is polyvinyl alcohol and a hardener is used
In order to keep the stretched state in an oblique direction without relaxing,
It is preferable that the swelling ratio with respect to water differs before and after stretching.
Specifically, the swelling rate before stretching is high, and swelling after stretching and drying is performed.
It is preferable that the moisture content is low. More preferably, stretching
Swelling ratio after water is 3% or more, and swelling after drying
The rate is preferably 3% or less. <Refractive part> In the present invention, the locus of the holding means is regulated.
Often, a large bending rate is required for the rail to be used.
Interference between film gripping means due to sudden bending, or
Is gripped at the bend to avoid local stress concentration
It is desirable that the means trajectory draws an arc. <Stretching speed> In the present invention, the film is stretched.
The speed to be applied is 1.1, when expressed as the draw ratio per unit time.
2 times / minute or more, preferably 2 times / minute or more, faster is better
Good. Further, the traveling speed in the longitudinal direction is 0.1 m / min or less.
Above, preferably at 1m / min or faster, the faster is the productivity
It is preferable from the point of view. In either case, the upper limit is
Depends on the film and stretching machine. <Tension in the longitudinal direction>
Easy to hold when holding both ends of the rum with holding means
It is preferable to keep the film stretched
Yes. Specifically, the film is stretched by applying tension in the longitudinal direction.
And the like. As the tension,
It depends on the film condition, but it should not be loose
preferable. <Tempering temperature> Environmental temperature during film stretching
Is at least the freezing point of the volatile matter contained in the film
If it is. The film is polyvinyl alcohol
In some cases, 25 ° C. or higher is preferable. Also produced a polarizing film
Polyvinyl alcohol soaked with iodine and boric acid
When stretching the tool, a temperature of 25 ° C. or higher and 90 ° C. or lower is preferred.
More preferably, it is 40 ° C. or higher and 90 ° C. or lower. <Humidity during stretching> Fill with volatile content of water
Such as polyvinyl alcohol, cellulose acylate
Can be stretched in a humidity-controlled atmosphere.
Yes. In the case of polyvinyl alcohol, 50% or more
Preferably, 80% or more, more preferably 90%
% Or more. <Polymer film for polarizing film> In the present invention,
Polymer film to be stretched to form a polarizing film
There is no particular restriction on the volume, and an appropriate thermoplastic
A film made of mer can be used. polymer
Examples of PVA, polycarbonate, cellulose
Examples include acylate and polysulfone.
Preferably, a polyvinyl alcohol-based polymer containing PVA
It is a remer. PVA usually saponifies polyvinyl acetate
For example, unsaturated carboxylic acid, unsaturated
Vinegar like sulfonic acid, olefins, vinyl ethers
It may contain a small amount of a component copolymerizable with vinyl acid.
Yes. Also, acetoacetyl group, sulfonic acid group, carboxy group
Modified PVA containing sil group, oxyalkylene group, etc.
Used preferably in polyvinyl alcohol polymers
Can. Of these, PVA is most preferable. The degree of saponification of PVA is not particularly limited,
80-100 mol% is preferable from the viewpoint of solubility and the like,
90-100 mol% is particularly preferable. The weight of PVA
The degree of integration is not particularly limited, but is preferably 1000 to 10,000.
Particularly preferred is 1500 to 5000. Preferred elasticity of the polymer film before stretching
The rate is expressed in terms of Young's modulus, 0.01 MPa or more and 5000
MPa or less, more preferably 0.1 MPa or more and 500M
Pa or less. If the elastic modulus is too low, after stretching and after stretching
Shrinkage rate is low, wrinkles are hard to disappear, and too high
This increases the tension applied during stretching,
It is necessary to increase the strength of the parts to be held and
Load increases. The thickness of the film before stretching is not particularly limited.
From the viewpoint of film retention stability and stretching uniformity
1 μm to 1 mm is preferable, and 20 to 200 μm is particularly preferable.
Is preferred. <Dyeing prescription and method> The polarizing film is a polarizing film.
Orienting a remer film, for example a PVA film
It is obtained by dyeing. Staining can be by gas phase or liquid phase adsorption.
Done. As an example in the liquid phase, as a polarizer
When iodine is used, iodine-potassium iodide aqueous solution
This is performed by immersing the polymer film for polarizing film in the liquid.
0.1-20 g / l for iodine, 1-2 for potassium iodide
00g / l, the mass ratio of iodine and potassium iodide is 1-2
00 is preferred. The dyeing time is preferably 10 to 5000 seconds
The liquid temperature is preferably 5 to 60 ° C. As a dyeing method
In addition to immersion, apply iodine or dye solution
Any means such as spraying can be used. Dyeing operation is
It may be placed either before or after the bright stretching step. Also moderate
Before the stretching process
It is particularly preferred to dye in the liquid phase. <Hardening agent (crosslinking agent), addition of metal salt> Polarizing film
A polymer film for use, such as a PVA film,
In the process of manufacturing a polarizing film, an additive that crosslinks to PVA
Is preferably used. In particular, the oblique stretching method of the present invention is used.
The PVA is sufficiently hardened at the exit of the stretching process.
Otherwise, the orientation of the PVA will shift due to the process tension.
In the pre-stretching process or the stretching process.
Immerse it in a cross-linking agent solution or apply it to hardener (cross-linking
Agent). Polarizing hardener (crosslinking agent)
Means for applying to the polymer film for the membrane is particularly limited.
It is not a thing, but immersion, coating, spraying etc. of the film in the liquid
Any method can be used, but especially dipping method, coating
The method is preferred. As a coating means, roll coater, Daiko
Data, bar coater, slide coater, curtain coater
Any conventionally known means can be used.
Also, fill the cloth, cotton, porous material, etc. impregnated with the solution.
It is also preferable to make contact with the system. As a hardener (crosslinking agent)
Used in US Reissue Patent No. 232897
Although boric acid and borax are preferred for practical use
It is. Also, zinc, cobalt, zirconium, iron, nickel
Metal salts such as Kel and Manganese can also be used together
The The hardening agent (crosslinking agent) is applied to the drawing machine.
May be done before biting or after biting
11 and 12 in which the stretching in the width direction is substantially finished.
(B) in any process up to the end of the process
Yes. After adding hardener (crosslinking agent), washing and washing process
It may be provided. <Polarizer> Dyeing with dichroic dye in addition to iodine
It is also preferable to do. Specific examples of dichroic dyes include
For example, azo dyes, stilbene dyes, pyrazolone colors
Element, triphenylmethane dye, quinoline dye, oki
Sazine dyes, thiazine dyes, anthraquinone dyes
And other dye-based compounds. Water-soluble
However, it is not limited to this. In addition, these dichroism
Hydrophilic placement of sulfonic acid groups, amino groups, hydroxyl groups, etc. on the molecule
It is preferable that a substituent is introduced. Dichroic molecule ingredient
As an example, for example, C.I. Ai. direct. Yellow
-12, Sea. Eye. direct. Orange 39, shi
-. Eye. direct. Orange 72, sea. Eye. Da
Elect. Red 39, Sea. Eye. direct. Le
79, See. Eye. direct. Red 81, Sea.
Ai. direct. Red 83, Sea. Ai. Directek
G. Red 89, Sea. Ai. direct. Violet
48, See. Eye. direct. Blue 67, Sea.
Eye. direct. Blue 90, Sea. Eye. Directek
G. Green 59, Sea. Ai. Acid. Red 37
In addition, JP-A-62-070802,
Kaihei 1-161202, JP-A-1-172906,
JP-A-1-172907, JP-A-1-183602
No. 1, JP-A-1-248105, JP-A-1-26520
No. 5 and JP-A-7-261024
Etc. These dichroic molecules are free acids or
Is an alkali metal salt, ammonium salt or amine salt
Used. These dichroic molecules combine two or more
Thus, polarizers having various hues can be manufactured.
You can. Polarization axis orthogonal as polarizing element or polarizing plate
A compound (pigment) that exhibits a black color when exposed to black or a black color
The blend of various dichroic molecules is a single plate transmittance,
The polarization rate is excellent and preferable. Also, PVA can be dehydrated or polyvinyl chloride.
By dehydrochlorinating the polyene structure,
So-called polyvinylene systems that obtain polarized light by conjugated double bonds
The stretching method of the present invention is preferably used also for the production of a polarizing film.
You can. <Protective film> The polarizing plate of the present invention comprises both polarizing films.
A protective film is attached to one surface or one surface. protection
The type of membrane is not particularly limited, and cellulose acetate,
Rulose acetate butyrate, cellulose propione
Cellulose esters such as polycarbonate, polycarbonate,
Use reolefin, polystyrene, polyester, etc.
be able to. The protective film is usually supplied in roll form,
For the long polarizing plate, make the longitudinal direction match.
It is preferable that they are bonded continuously. Where protection
The orientation axis (slow axis) of the film may be in any direction and
For convenience, the orientation axis of the protective film is parallel to the longitudinal direction.
It is preferable that Further, the slow axis (orientation axis) of the protective film and the polarizing film
The angle of the absorption axis (stretching axis) is not particularly limited, and the polarizing plate
It can be set appropriately according to the purpose. Long polarizing plate of the present invention
Since the absorption axis is not parallel to the longitudinal direction, the orientation axis is long
A protective film parallel to the direction is continuous with the long polarizing plate of the present invention.
When attaching together, the polarizing film absorption axis and protective film
A polarizing plate whose direction axis is not parallel is obtained. Absorption axis of polarizing film
And the orientation axis of the protective film are bonded at an angle that is not parallel
The polarizing plate has an effect of excellent dimensional stability. This
This performance is particularly favorable when used in liquid crystal display devices.
Devised. In the present invention, the slow axis of the protective film and the absorption of the polarizing film
The angle with the shaft is 20 ° or more and less than 70 °, but dimensional stability
40 ° or more and 50 ° not yet seen from the viewpoint of effective effect
Full is more preferable. The retardation of the protective film is generally low.
However, in the present invention, the exit from the front light is
Since the incident light is elliptically polarized light, the absorption axis of the polarizing film and the protective film
The orientation axis is set to 20 ° or more and less than 70 °, and the protective film is a letter.
To make elliptically polarized light into linearly polarized light
By increasing the distance, the amount of light transmitted through the polarizing plate is increased.
The Therefore, the retardation of the protective film is a certain value.
Preferably at, for example, 632.8 nm
0.5 nm to 10 nm is preferable, and 1 nm to 5 nm.
More preferable is nm or less. From this point of view, protection
The polymer used as the membrane is cellulose triacetate
Is particularly preferred. Also, Zeonex, Zeonore (both
Nippon Zeon Co., Ltd.), ARTON (JSR Co., Ltd.)
Such polyolefins are also preferably used. That
Other, for example, JP-A-8-110402 or JP-A-11-
Non-birefringent optics as described in 293116
Resin material is mentioned. <Adhesive> The adhesive between the polarizing film and the protective layer is special.
Although not limited to PVA resin (acetoacetyl group,
Sulfonic acid group, carboxyl group, oxyalkylene group, etc.
Modified PVA) and boron compound aqueous solution
Of these, PVA-based resins are preferred. Adhesive layer thickness is dry
Preferably 0.01 to 10 μm after drying, 0.05 to
5 μm is particularly preferable. <Integrated process> In the present invention, the film is
After stretching, it has a drying process that shrinks and lowers the volatile content rate.
A protective film on at least one side after drying or during drying
It is preferable to have a post-heating process after bonding.
As a specific pasting method, hold both ends during the drying process
A protective film on the film using an adhesive
Then, listen to both ends or dry and keep both ends
The film was released from the holding part, and both ends of the film were cut off
There is a method of attaching a protective film later. Ears
Methods include cutting with a cutter such as a blade, laser
General techniques such as using
The After bonding, in order to dry the adhesive and
In order to improve the polarization performance, heating is preferred.
Yes. The heating conditions vary depending on the adhesive, but water-based
In this case, the temperature is preferably 30 ° C. or higher, more preferably 4
0 ° C to 100 ° C, more preferably 50 ° C to 8 ° C
0 ° C. or lower. These processes are on a consistent production line
It is more preferable in terms of performance and production efficiency. <Punching> FIG. 17 shows a conventional polarizing plate punching.
Fig. 18 shows an example of punching the polarizing plate of the present invention.
The As shown in FIG.
The absorption axis 171, that is, the stretching axis coincides with the longitudinal direction 172.
In contrast, the polarizing plate of the present invention is shown in FIG.
Thus, the polarization absorption axis 181, that is, the stretching axis is in the longitudinal direction
The angle is 45 ° to 182 and this angle is the LCD
Absorption axis of polarizing plate when bonded to liquid crystal cell
And the angle formed by the vertical or horizontal direction of the liquid crystal cell itself
Therefore, diagonal punching in the punching process
It becomes unnecessary. Moreover, as can be seen from FIG.
The polarizing plate has a straight cut along the longitudinal direction.
Even by slitting along the longitudinal direction without pulling out
Since it can be manufactured, the productivity is remarkably excellent. Less than
On the polarizing plate used in the liquid crystal display device of the present invention
explained. EXAMPLES The present invention will be specifically described below based on examples.
As will be apparent, the invention is not limited to the examples. (Front Lights Used in Examples and Comparative Examples)
1 is a schematic cross-sectional view of the liquid crystal display device provided with
A reflective liquid crystal display device having a configuration shown in FIG. FIG.
As shown in FIG. 4, the liquid crystal display device includes the light guide plate 2 and the light guide plate 2.
The light source 1 disposed on the end face of the light guide plate 2
Polarizing plate 3, λ / 4 plate 4, glass substrate 5, liquid crystal layer 6, reflection
The electrode 7 and the glass substrate 8 are provided in this order. Light guide plate 2
Used the continuous prism system shown in FIG. light source
1 is a fluorescent tube, and the light guide plate 43 is bent
Injection molding of polymethylmethacrylate with a folding ratio of 1.49
What was created in this way was used. The light guide plate 43 is a light source 1
A light incident surface 43a on which light from the light enters, and the light incident surface 43
a light exit surface for emitting incident light in a direction substantially perpendicular to a
43b, an opposing surface 43c facing the light emitting surface 43b
Furthermore, this opposing surface 43c has a propagation part 4
Prism-like periodic concave having 3d and reflecting portion 43e
Convex is formed. Period P is set to 390 μm,
In order to avoid the occurrence of moire fringes, the periodicity of the light guide plate
Direction of streaks with unevenness and pixels of reflective liquid crystal display element
An angle of 23 ° was given between the patterns. The reflective liquid crystal display element is guided by the reflective electrode 7.
While reflecting the illumination light emitted from the plate 2, the liquid crystal layer
6 to adjust the amount of light transmitted through the light guide plate 2 again.
Display an image. In this example and comparative example, such
As a reflective liquid crystal display device, a 3.8-inch QVGA
Type array, that is, the number of pixels is 960 × 240,
The one having a size of 81 μm × 234.5 μm was used. Example 1 Preparation of λ / 4 plate (polycarbonate copolymer) Polycarbonate according to Example 3 of WO 00/26705
Bonate copolymer stretched films were prepared. Wavelength 450
The in-plane retardation (retardation) at nm is 14
The in-plane retardation at 8.5 nm and wavelength 550 nm is 16
The in-plane retardation at 1.1 nm and wavelength of 650 nm is 16
It was 2.9 nm. A polarizing plate integrated with a λ / 4 plate (circularly polarized light
PVA film with an average polymerization degree of 1700 and a film thickness of 75 μm
Wash both sides of the water with ion exchange water at a water flow of 2 L / min.
Air blow with the air blow device shown in 19
After removing surface moisture and removing foreign matter, the PVA film
Iodine 1.0 g / l, potassium iodide 60.0 g / l
Immerse in an aqueous solution at 25 ° C for 90 seconds, and then boric acid 40g
/ L, potassium iodide 30 g / l in an aqueous solution at 25 ° C.
After 120 seconds immersion, air blow on both sides of the film,
Excess water is removed, and the moisture content distribution in the film is 2
% In a tenter stretching machine in the form of FIG.
Introduced. Sending 100m at 5m / min.
And then temporarily extended 5.5 times in an atmosphere of 40 ° C and 95% humidity.
After stretching, it contracts to 4.0 times, and keeps the width constant.
During drying at 60 ° C., λ / 4 produced on one side as described above
The plate, the other side is PVA (Pura-1 manufactured by Kuraray Co., Ltd.)
17H) Fuji saponified with 3% aqueous solution as an adhesive
Fujitac (cellulose triace) manufactured by Photo Film Co., Ltd.
Tate, retardation value 3.0nm, film thickness 40μ
m) and further heated at 60 ° C. for 30 minutes.
After this, it is detached from the tenter and 3 cm from the width direction
The ears, and the effective width is 650mm and the length is 100m.
A roll-shaped polarizing plate was prepared. The drying point is (c)
Moisture content of PVA film that is intermediate
Was 30%, and the water content after drying was 1.5%. Left and right
The difference in transport speed of tenter clips is less than 0.05%
Yes, sent to the center line of the film to be introduced and the next process
The angle formed by the center line of the film was 0 °. Where | L
1-L2 | is 0.7 m, W is 0.7 m, | L1-
L2 | = W. At the tenter exit
No film deformation was observed. Circular polarization obtained
In the plate, the absorption axis direction of the polarizing film is such that the protective film and λ /
It was inclined 45 ° with respect to the slow axis of the four plates. (Measurement of retardation) Oji measurement
Wavelength 632.8n using KOBRA21DH manufactured by
Measured in m. Example 2 The λ / 4 plate was changed to the following cellulose acetate type λ / 4 plate.
The protective film and λ / 4 plate were the same as in Example 1 except that
Polarized light whose absorption axis of the polarizing film is inclined 45 ° with respect to the slow axis of
A plate was made. -Preparation of cellulose acetate type λ / 4 plate Cellulose acetate with an average degree of acetylation of 59.5% at room temperature
Tate 100 parts by weight, triphenyl phosphate 7.8
Parts by mass, 3.9 masses of biphenyl diphenyl phosphate
Part, retardation control agent (41-trans) 1.32
Parts by weight, methylene chloride 587.69 parts by weight, methanol
50.85 parts by mass of a solution is mixed to prepare a solution (dope)
did. The obtained dope was cast on a film-forming band, and the room temperature
And then dried at 45 ° C. for 5 minutes. After drying
The residual solvent amount was 30% by mass. Cellulose acetate
The film is peeled from the band and dried at 120 ° C for 10 minutes.
After drying, at 130 ° C, it is a real magnification in the direction parallel to the casting direction.
The film was stretched 1.34 times. The direction perpendicular to the stretching direction is free
I was able to shrink. After stretching, 30 minutes at 120 ° C
After drying, the stretched film was taken out. Solvent after stretching
The residual amount was 0.1% by mass. Cellulose acetate film after stretching
The thickness of the film is 112.7 μm and the ellipsometer
(M-150, manufactured by JASCO Corporation), wavelength 45
Letterde at 0 nm, 550 nm and 590 nm
The measurement value (Re) was measured to be 12 respectively.
5.2 nm, 137.8 nm and 141.1 nm
It was. Therefore, this cellulose acetate film
Λ / 4 was achieved in a wide wavelength region. In addition, Abbe
Refractive index measurement with a refractometer and angle of retardation
In-plane slow phase at a wavelength of 550 nm
Refractive index nx in the axial direction, refraction in the direction perpendicular to the in-plane slow axis
The refractive index ny and the refractive index nz in the thickness direction are obtained, and (nx−n
z) / (nx−ny) was calculated to be 1.48.
Met. In addition, (nx-nz) / (nx-ny) is
A value called NZ parameter with a large value
The display contrast change due to the viewing angle is less and preferable
Yes. Example 3 A λ / 4 plate was changed to Example 1 of JP-A-2001-4837.
Vertical alignment layer of discotic liquid crystal described (λ / 2 plate
And a stretched polycarbonate film (λ / 4 plate)
Except for the change to the ritsu film, the same as in Example 1.
The absorption axis of the polarizing film with respect to the slow axis of the protective film and λ / 4 plate
A circularly polarizing plate having an inclination of 45 ° was produced. Comparative Example A polarizing plate was prepared by the following procedure and bonded to a λ / 4 plate.
A comparative circularly polarizing plate was prepared in the same manner as in Example 1 outside.
It was. -Comparative example circularly polarizing plate PVA film with iodine 5.0 g / l, potassium iodide
Immerse it in a 10.0 g / l aqueous solution at 25 ° C. for 90 seconds.
Furthermore, it is immersed in an aqueous solution of boric acid 10 g / l at 25 ° C. for 60 seconds.
Then, it extended | stretched 7.0 time using the roll extending | stretching machine. this
Later used in Example 1 prepared on one side of stretched film
Layered polycarbonate copolymer stretched film
Two films stacked on top of each other are made of polyvinyl alcohol
(PVA117, Kuraray Co., Ltd.) 5 wt% aqueous solution as paste
Saponified triacetyl cellulose film
(Fuji Photo Film Co., Ltd. slow axis in the longitudinal direction) 2 sheets
Was laminated. After this, using an adhesive
Bonding with the λ / 4 plate used in Example 1 and further 5 at 70 ° C.
A circularly polarizing plate was produced by drying for minutes. The slow axis of the protective film
The angle with the absorption axis of the polarizing film was almost 0 °. [Evaluation of liquid crystal display device] Examples 1-3
And the circularly polarizing plate produced in Comparative Example 1
Built into the polarizing plate and λ / 4 plate part of the projection type liquid crystal display device
After that, two kinds of evaluation regarding the following display quality were performed. This
Now, as described above, each member is removed from the front light part.
The polarizing plates were arranged in order of λ / 4. In addition, the periodicity of the light guide plate
The direction of the streaks with unevenness and the direction of the absorption axis of the polarizing plate
Made orthogonal. (1) Observe the liquid crystal display device by illumination with ambient light
Without using a display-quality front light.
The white display of the liquid crystal display device using the color meter CM-2002
Measure the reflectance and the reflectance of the black display,
The contrast ratio was calculated. The results are shown in Table 1.
As shown in Table 1, a liquid using the circularly polarizing plate of Comparative Example 1
Compared with crystal display device, liquid crystal display using the circularly polarizing plate of the example
The device has improved white display reflectivity and contrast ratio.
It has improved. (2) Liquid crystal surface by front light illumination
Luminance meter made by TOPCOM Co., Ltd. using a display quality front light when observing the display device
Brightness and black of white display of liquid crystal display device using BM-5A
Measure the brightness of the color display, brightness and contrast of the display
The ratio was calculated. The results are shown in Table 2. Shown in Table 2
The conventional liquid crystal display device (the circularly polarizing plate of Comparative Example 1)
Compared to the liquid crystal display device used)
The liquid crystal display device has a large contrast ratio and brightness.
It can be seen that improvement has been realized. [Table 1] [Table 2] The reflection type provided with the front light of the present invention.
The LCD display value is greatly improved in brightness and contrast
Has been. Moreover, the polarizing plate used has a longitudinal direction and absorption.
The angle of inclination with respect to the direction of the converging axis can be set to 44 ° to 46 °.
Thus, in the punching process from a long polarizing plate
In addition, a single plate polarizing plate can be obtained with good yield, so it is low cost.
The reflective liquid crystal display device of the present invention can be provided at low cost.
You can.

【図面の簡単な説明】 【図1】フロントライトを備えた反射型液晶表示装置の
一般的な構成を示す断面図である。 【図2】本発明に従う反射型液晶表示装置の基本的な構
成を示す断面図である。 【図3】マイクロプリズム構造を有するフロントライト
を示す断面模式図である。 【図4】傾斜型フロントライトを示す断面模式図であ
る。 【図5】プリズム連続型フロントライトを示す断面模式
図である。 【図6】体積ホログラム型フロントライトを示す断面模
式図である。 【図7】偏光板とλ/4板を貼り合わせた円偏光板を示
す断面模式図である。 【図8】偏光板とλ/4板を一体化した円偏光板を示す
断面模式図である。 【図9】偏光板とλ/4板を一体化し、反射防止層をつ
けた円偏光板を示す断面模式図である。 【図10】実施例で用いた反射型液晶表示装置の連続プ
リズム方式導光板である。 【図11】ポリマーフィルムを斜め延伸する本発明の方
法の一例を示す概略平面図である。 【図12】ポリマーフィルムを斜め延伸する本発明の方
法の一例を示す概略平面図である。 【図13】ポリマーフィルムを斜め延伸する本発明の方
法の一例を示す概略平面図である。 【図14】ポリマーフィルムを斜め延伸する本発明の方
法の一例を示す概略平面図である。 【図15】ポリマーフィルムを斜め延伸する本発明の方
法の一例を示す概略平面図である。 【図16】ポリマーフィルムを斜め延伸する本発明の方
法の一例を示す概略平面図である。 【図17】従来の偏光板を打ち抜く様子を示す概略平面
図である。 【図18】本発明の偏光板を打ち抜く様子を示す概略平
面図である。 【図19】エアーブロー装置の概略概念図である。 【図20】ニップ装置の概略概念図である。 【図21】ブレード装置の概略概念図である。 【図22】反射型表示装置の表示原理を模式的に示した
図である。 【符号の説明】 (イ) フィルム導入方向 (ロ) 次工程へのフィルム搬送方向 (a) フィルムを導入する工程 (b) フィルムを延伸する工程 (c) 延伸フィルムを次工程へ送る工程 A1 フィルムの保持手段への噛み込み位置とフィルム
延伸の起点位置(実質保持開始点:右) B1 フィルムの保持手段への噛み込み位置(左) C1 フィルム延伸の起点位置(実質保持開始点:左) Cx フィルム離脱位置とフィルム延伸の終点基準位置
(実質保持解除点:左) Ay フィルム延伸の終点基準位置(実質保持解除点:
右) |L1−L2| 左右のフィルム保持手段の行程差 W フィルムの延伸工程終端における実質幅 θ 延伸方向とフィルム進行方向のなす角 1 光源 2 導光板 2a 入射面 2b 対向面 2c 出射面 3 偏光板 4 λ/4板 5 ガラス基板 6 液晶層 7 反射板 8 ガラス基板 9 λ/4付偏光板 10 照明用蛍光灯 11 導光板 11a 導光板の側面(入射面) 11b マイクロプリズム 11c 傾斜プリズム 12 ホルダー 13 光学補償板 14 フロントライト 15 導光板 15A 導光板一面部(下側) 15B 導光板他面部 16 光源部 17 ランプ 18 ランプホルダー 19 光源 20 導光板 20a 導光板の緩斜面部 20b 導光板の急斜面部 20c 出射面 21 光源 22 導光板 23 体積ホログラム層1 38 透明支持体 39 λ/4板 40 偏光板 41 反射防止層付保護膜 42 粘着剤層 111 導入側フィルムの中央線 112 次工程に送られるフィルムの中央線 113 フィルム保持手段の軌跡(左) 114 フィルム保持手段の軌跡(右) 115 導入側フィルム 116 次工程に送られるフィルム 117、117’ 左右のフィルム保持開始(噛み込
み)点 118、118’ 左右のフィルム保持手段からの離脱
点 121 導入側フィルムの中央線 122 次工程に送られるフィルムの中央線 123 フィルム保持手段の軌跡(左) 124 フィルム保持手段の軌跡(右) 125 導入側フィルム 126 次工程に送られるフィルム 127、127’ 左右のフィルム保持開始(噛み込
み)点 128、128’ 左右のフィルム保持手段からの離脱
点 133、143、153、163 フィルム保持手段の
軌跡(左) 134、144、154、164 フィルム保持手段の
軌跡(右) 135、145、155、165 導入側フィルム 136、146、156、166 次工程に送られるフ
ィルム 171 吸収軸(延伸軸) 172 長手方向 181 吸収軸(延伸軸) 182 長手方向 191、192 ヨウ素系偏光フィルム(偏光層) 193 液晶セル 194 バックライト 201 エアーブロー装置 211 ニップ装置 221 ブレード装置
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a cross-sectional view showing a general configuration of a reflective liquid crystal display device including a front light. FIG. 2 is a cross-sectional view showing a basic configuration of a reflective liquid crystal display device according to the present invention. FIG. 3 is a schematic cross-sectional view showing a front light having a microprism structure. FIG. 4 is a schematic sectional view showing an inclined front light. FIG. 5 is a schematic cross-sectional view showing a prism continuous front light. FIG. 6 is a schematic cross-sectional view showing a volume hologram front light. FIG. 7 is a schematic cross-sectional view showing a circularly polarizing plate in which a polarizing plate and a λ / 4 plate are bonded together. FIG. 8 is a schematic cross-sectional view showing a circularly polarizing plate in which a polarizing plate and a λ / 4 plate are integrated. FIG. 9 is a schematic sectional view showing a circularly polarizing plate in which a polarizing plate and a λ / 4 plate are integrated and an antireflection layer is provided. FIG. 10 is a continuous prism type light guide plate of the reflective liquid crystal display device used in Examples. FIG. 11 is a schematic plan view showing an example of the method of the present invention for obliquely stretching a polymer film. FIG. 12 is a schematic plan view showing an example of the method of the present invention for obliquely stretching a polymer film. FIG. 13 is a schematic plan view showing an example of the method of the present invention for obliquely stretching a polymer film. FIG. 14 is a schematic plan view showing an example of the method of the present invention for obliquely stretching a polymer film. FIG. 15 is a schematic plan view showing an example of the method of the present invention for obliquely stretching a polymer film. FIG. 16 is a schematic plan view showing an example of the method of the present invention for obliquely stretching a polymer film. FIG. 17 is a schematic plan view showing a state of punching a conventional polarizing plate. FIG. 18 is a schematic plan view showing a state of punching out the polarizing plate of the present invention. FIG. 19 is a schematic conceptual diagram of an air blow device. FIG. 20 is a schematic conceptual diagram of a nip device. FIG. 21 is a schematic conceptual diagram of a blade device. FIG. 22 is a diagram schematically showing the display principle of the reflective display device. [Explanation of Symbols] (a) Film introduction direction (b) Film transport direction to the next step (a) Step of introducing the film (b) Step of stretching the film (c) Step of sending the stretched film to the next step A1 Film B1 Film holding position (substantially holding start point: right) B1 Film holding position (left) C1 Film stretching start position (substantially holding start point: left) Cx Film separation position and film stretching end point reference position (substantially holding release point: left) Ay Film stretching end point reference position (substantially holding release point:
Right) | L1-L2 | Stroke difference W between left and right film holding means W Substantially width θ at the end of the film stretching process 1 Angle formed by stretching direction and film traveling direction 1 Light source 2 Light guide plate 2a Incident surface 2b Opposing surface 2c Output surface 3 Polarized light Plate 4 λ / 4 plate 5 Glass substrate 6 Liquid crystal layer 7 Reflector plate 8 Glass substrate 9 Polarizing plate with λ / 4 10 Illuminating fluorescent lamp 11 Light guide plate 11a Side surface (incident surface) of light guide plate 11b Microprism 11c Inclined prism 12 Holder DESCRIPTION OF SYMBOLS 13 Optical compensator 14 Front light 15 Light guide plate 15A Light guide plate one surface part (lower side) 15B Light guide plate other surface part 16 Light source part 17 Lamp 18 Lamp holder 19 Light source 20 Light guide plate 20a Light guide plate gentle slope part 20b Light guide plate steep slope part 20c Output surface 21 Light source 22 Light guide plate 23 Volume hologram layer 1 38 Transparent support 39 λ / 4 plate 40 Polarizing plate 41 Antireflection layer-attached Membrane 42 Adhesive layer 111 Center line 112 of the introduction side film Center line 113 of the film sent to the next process Trajectory of the film holding means (left) 114 Trajectory of the film holding means (right) 115 Introduction side film 116 sent to the next process Film 117, 117 ′ Left and right film holding start (engagement) points 118, 118 ′ Disengagement point from left and right film holding means 121 Introducing film center line 122 Film center line 123 sent to next process 123 Film holding means Trajectory (left) 124 Trajectory of film holding means (right) 125 Introducing film 126 Film 127, 127 ′ sent to next process Left and right film holding start (engagement) points 128, 128 ′ Release from left and right film holding means Points 133, 143, 153, 163 Trajectory of film holding means (left) 134, 14 4, 154, 164 Trajectory of film holding means (right) 135, 145, 155, 165 Introduction side film 136, 146, 156, 166 Film 171 sent to next process Absorption axis (stretching axis) 172 Longitudinal direction 181 Absorption axis ( Stretching axis) 182 Longitudinal direction 191, 192 Iodine-based polarizing film (polarizing layer) 193 Liquid crystal cell 194 Backlight 201 Air blow device 211 Nip device 221 Blade device

Claims (1)

【特許請求の範囲】 【請求項1】 光源と該光源からの光が入射する入射面
および該入射した光を出射する出射面を有する導光板と
で構成されるフロントライトと、該導光板の出射面から
出射する光を画素毎に制御して該導光板の出射面側に反
射して画像を表示する反射型液晶表示素子とを備えてな
る液晶表示装置において、 フロントライトと反射型液晶表示素子との間に、偏光膜
と保護膜とを含み、かつ保護膜の遅相軸と偏光膜の吸収
軸とが20°以上70°未満の角度をなす偏光板が置か
れていることを特徴とする反射型液晶表示装置。
What is claimed is: 1. A front light comprising a light source, a light guide plate having an incident surface on which light from the light source is incident, and an output surface from which the incident light is emitted; In a liquid crystal display device comprising a reflective liquid crystal display element that displays light by controlling light emitted from an output surface for each pixel and reflecting it to the output surface side of the light guide plate, a front light and a reflective liquid crystal display A polarizing plate including a polarizing film and a protective film and having an angle between 20 ° and less than 70 ° between the slow axis of the protective film and the absorption axis of the polarizing film is placed between the element and the element. A reflective liquid crystal display device.
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