JP2003193913A - 低燃費型エンジン装置および低燃費型車輌 - Google Patents

低燃費型エンジン装置および低燃費型車輌

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JP2003193913A
JP2003193913A JP2001403273A JP2001403273A JP2003193913A JP 2003193913 A JP2003193913 A JP 2003193913A JP 2001403273 A JP2001403273 A JP 2001403273A JP 2001403273 A JP2001403273 A JP 2001403273A JP 2003193913 A JP2003193913 A JP 2003193913A
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engine
cartridge
power
hydrogen
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Takeshi Hatanaka
武史 畑中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型高性能、簡単構造、低コストの低燃費型エ
ンジン装置および低燃費型車輌を提供することを目的と
する。 【解決手段】第1高圧ポンプ20により高圧給水を燃料
生成装置24に供給し、燃料生成装置24に装填したカ
ートリッジ燃料変換器100の上流で高圧給水から水蒸
気に変換して、水蒸気を上流側から下流側にかけて高速
で移動させながら微小アークの存在下で固形状炭素材1
12と接触反応させて水素リッチ燃料を生成してコモン
レール26に蓄圧し、水素リッチ燃料と炭化水素燃料と
の混合燃料を燃料噴射弁28で燃焼室12c内に噴射す
ることにより、希薄状態の炭化水素燃料の燃焼を可能と
することでエンジンの低燃費化と低公害化とを測る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は水素リッチ燃料を利用
するようにした低燃費型エンジン装置および低燃費型車
輌に関する。
【0002】
【従来技術】近年、石油資源の枯渇化、自動車、工場お
よび発電プラント等における有害排ガスによる大気汚染
ならびに炭酸ガス排出による地球温暖化が世界的に深刻
な問題となり、低燃費、低公害型のコジェネ装置や車輌
の動力システムの研究開発が活発化している。その中
で、米国では燃料1リットル当たり33.4Km以上走
行可能で低燃費・低公害型の次世代車輌開発プロジェク
トPNGV(Project For Next Ge
neration Vehicle)が官民共同で積極
的に推進されている。さらに、最近ではHC燃料を水ま
たは空気で改質するようにした低公害型エンジンが提案
されている。
【0003】米国特許第5、425,332号および同
第5,437,250号にはプラズマ反応装置内に水と
炭化水素燃料を供給してスチームリフォーミングにより
水素リッチ燃料を生成するプラズマ反応装置を備えたエ
ンジンが提案されている。プラズマ反応装置は給水通路
を有する棒状陽極と、該棒状陽極の上端部のコーナに近
接させて円筒状陰極を配置し、該棒状陽極の外周と該円
筒状陰極の内周との間に貯水部を備え、その上部に炭化
水素燃料とスチームとを接触反応させるスチームリフォ
ーム室を備える構造となっている。この構造において、
水はアーク発生領域以外の対抗電極の下端部において電
極と接しているため、オンサイトで必要量のスチームを
瞬時に発生させることはできない。しかも、アークはス
チームリフォーミング室において局部的にのみ発生する
ため、均一な温度分布が得られない。したがって、HC
燃料の改質効率が極めて悪く、HC燃料は未処理のまま
でエンジンに供給されることとなり、エンジンの低燃費
化と低公害化とを達成することが困難である。しかも、
局部的な電極磨耗を防ぐために、プラズマ反応室の外周
にアークを回転移動させるための電磁コイルを配置して
いるが、装置が大型化するとともにコストアップ要因と
なる。さらに、貯水部がプラズマ反応装置の下部に配置
されているため、該プラズマ反応装置を所定角度以上に
変位させることができないため、姿勢が大幅に変化する
船舶、陸上車輌、航空機、宇宙船その他の車輌に適用す
ることは困難である。
【0004】米国特許第5、887,554号には陽極
と陰極との間に空気と炭化水素燃料を同時に供給して水
素リッチ燃料を生成するプラズマトロン並びにエンジン
のシリンダーヘッドにプラズマトロンを配置してHC燃
料と空気との混合ガスをリフォームすることで水素リッ
チ燃料を生成する構造が開示されている。この構造では
前述の米国特許のプラズマ反応装置と同様に陽極と陰極
との間ではアークが局部的にのみ発生し、HC燃料と空
気との混合ガスは限定領域においてのみ高温に曝される
ため、HC燃料の大部分は改質されることなく、未処理
のままエンジンに供給されることになり、エンジンの低
燃費化と低公害化とを達成することが困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では炭化水
素燃料を原料とした改質燃料の生成効率が低いため、効
率的なエンジンの低燃費化と低公害化が困難であった。
したがって、自動車、トラック、バス、建設機械、特殊
車輌等の陸上車輌や船舶、航空機あるいは自家用発電機
などに適用できる低燃費、低公害のエンジン装置および
車輌を実用化することが困難であった。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、小型高性能で、高効
率、コンパクト、低コストの低燃費型エンジン装置およ
び低燃費型車輌を提供することを目的とする。
【0007】
【問題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
低燃費型エンジンは、水素リッチ燃料と炭化水素燃料と
の混合燃料と空気との混合気を爆発させて動力を発生さ
せるエンジンと、外部アーク電極を有するケース本体と
該ケース本体内に着脱自在に装着された内部アーク電極
と該内部アーク電極に隣接して充填された複数の固形状
炭素材を備えていて高圧給水を水蒸気に変換して該水蒸
気を前記固形状炭素材と接触反応させることで前記水素
リッチ燃料を生成する燃料生成装置と、前記内部アーク
電極にアーク電力を供給するアーク電源と、前記高圧給
水を前記ケース本体の上流側に供給する第1高圧ポンプ
と、前記炭化水素燃料を高圧で供給する第2高圧ポンプ
と、前記水素リッチ燃料と前記炭化水素燃料との混合燃
料を前記エンジンに供給する燃料供給手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明において、前記ケー
ス本体が前記第1高圧ポンプに連結されたインレット
と、前記燃料供給手段に連通するアウトレットと、前記
インレットと前記アウトレットの間に形成されたカート
リッジ収納室と、前記カートリッジ収納室に隣接して配
置されて前記内部電極に接続される外部アーク電極と、
前記カートリッジ収納室に着脱自在に装填されるカート
リッジ燃料変換器を備えることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明において、前記カー
トリッジ燃料変換器が前記外部アーク電極と電気的に接
続される前記内部アーク電極を有するカートリッジケー
スを備え、前記カートリッジケースが前記内部アーク電
極に隣接して前記上流側から前記下流側に沿って充填さ
れた前記複数の固形状炭素材を内蔵することを特徴とす
る。
【0010】請求項4に記載の発明において、さらに、
前記燃料生成装置と前記燃料供給手段との間に配置され
た蓄圧装置と、前記燃料生成装置と前記蓄圧装置との間
に配置された逆止弁とを備え、前記燃料供給手段が燃料
噴射弁からなることを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の低燃費型車輌は、車輌本
体と、車輌本体に搭載された動力システムと、動力シス
テムにより駆動される推進装置とを備え、前記動力シス
テムが水素リッチ燃料と炭化水素燃料との混合燃料と空
気との混合気を爆発させて動力を発生させるエンジン
と、ケース本体と該ケース本体内に収納された内部アー
ク電極と該内部アーク電極に隣接して上流側から下流側
に亘って充填された複数の固形状炭素材を備えていて高
圧給水を水蒸気に変換して該水蒸気を前記固形状炭素材
と接触反応させることで前記水素リッチ燃料を生成する
燃料生成装置と、前記内部アーク電極にアーク電力を供
給するアーク電源と、前記高圧給水を前記ケース本体の
上流側に供給する第1高圧ポンプと、前記炭化水素燃料
を高圧で供給する第2高圧ポンプと、前記水素リッチ燃
料と前記炭化水素燃料との混合燃料を前記エンジンに供
給する燃料供給手段とを備えることを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の低燃費型車輌において、
前記燃料生成装置のケース本体が前記第1高圧ポンプに
連結されたインレットと、前記燃料供給手段に連通する
アウトレットと、前記インレットと前記アウトレットの
間に形成されたカートリッジ収納室と、前記カートリッ
ジ収納室に隣接して配置された外部アーク電極と、前記
カートリッジ収納室に着脱自在に装填されるカートリッ
ジ燃料変換器を備えることを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の低燃費型車輌において、
さらに、前記燃料生成装置と前記燃料供給手段との間に
連結されたコモンレールと、前記燃料発生装置と前記コ
モンレールとの間に配置された逆止弁とを備え、前記燃
料供給手段が燃料噴射弁からなることを特徴とする。
【0014】請求項8記載の低燃費型車輌において、前
記燃料生成装置が前記コモンレールと一体的に形成され
ていることを特徴とする。
【0015】請求項9記載の低燃費型車輌において、前
記燃料噴射弁がケース本体と、前記コモンレールと連通
するようにケース本体に形成された第1燃料通路と、前
記第2高圧ポンプに連通する第2燃料通路と、前記第1
燃料通路と前記第2燃料通路と連通する燃料混合質と、
前記燃料混合室を周期的に開口するプランジャーとを備
えることを特徴とする。
【0016】請求項10記載の低燃費型車輌において、
さらに、前記車輌本体に搭載されて前記アーク電源に電
力を供給する充電装置と、前記充電装置に接続されて交
流出力と直流出力との間でパワー変換を行うパワーコン
バータと、パワーコンバータに接続されて推進装置を駆
動するモータ/発電機を備え、モータ/発電機で発生し
た回生電力をパワーコンバータを介して前記充電装置に
充電することを特徴とする。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明の低燃費型エンジンで
は、燃料生成装置に複数の固形状炭素材を上流側から下
流側に亘って充填していて複数の固形状炭素材の隙間に
広域に亘って多量の微小アークを発生させながら、上流
側で高圧給水から水蒸気を発生させてこれを高速で上流
側から下流側に通過させて該固形状炭素材と満遍なく接
触反応させ、水素リッチ燃料を瞬時に効率的に大量発生
させることで希薄状態のHC燃料と混合して混合燃料を
エンジンに供給可能としたものである。このとき、HC
燃料の混合比率を削減して燃料のクリーン化を促進し
て、エンジンの低燃費化と低公害化とを達成可能とす
る。また、上記構成によって、燃料生成装置の小型軽量
化と高性能化が容易となり、低燃費型エンジンのコンパ
クト化、低コスト化が実現可能となる。
【0018】請求項2の発明の低燃費型エンジンでは、
燃料生成装置のケース本体内にカートリッジ収納室を形
成するとともに、該カートリッジ収納室に隣接して外部
アーク電極を配置したため、カートリッジ燃料変換器を
交換可能としたものである。すなわち、エンジンにおい
て一定の長時間運転周期毎に、エンジンへのカートリッ
ジ燃料変換器の交換を容易に可能としたものである。
【0019】請求項3の発明の低燃費型エンジンでは、
カートリッジ燃料変換器を内部アーク電極と複数の固形
状炭素材とをカートリッジケースに内蔵したため、カー
トリッジ燃料変換器の構造を簡略化して、生産性の向上
と低コスト化を図ったものである。
【0020】請求項4の発明の低燃費型エンジンでは、
逆止弁によって、蓄圧装置内に水素リッチ燃料を蓄圧し
たままで、カートリッジ燃料変換器の交換を可能とし
た。このため、カートリッジ燃料変換器の交換作業中に
も、高圧の水素リッチ燃料をエンジンへ継続して供給可
能としたため、エンジンの連続運転が可能となる。
【0021】請求項5の発明の低燃費型車輌では、現存
する陸上車輌、船舶、航空機、潜水艦等の主要な動力シ
ステムに大幅な変更を加えることなく、エンジンの燃料
供給系の簡単な改造で容易に、しかも、低コストにて低
燃費型車輌を実現化できる。このため、当該車輌の市場
への普及が一段と容易になり、環境汚染対策と地球温暖
化防止への貢献度が大となる。さらに、本発明を船舶に
利用したときは、船底部分に高圧ポンプの給水口を形成
することによって淡水または海水を燃料用原料水として
燃料発生装置に直接供給することが可能となり、水タン
クの設置が不要となる。。
【0022】請求項6の発明の低燃費型車輌では、燃料
生成装置のケース本体内部にカートリッジ収納室を形成
するとともに、該カートリッジ収納室に隣接してアーク
電極を配置したため、カートリッジ燃料変換器を容易に
交換可能としたものである。すなわち、車輌のエンジン
において一定の長時間運転周期毎に、エンジンへのカー
トリッジ燃料変換器の交換を可能としたものである。ま
た、カートリッジ燃料変換器を内部アーク電極と多数の
固形状炭素材とにより構成したため、カートリッジ燃料
変換器の構造を簡略化して、低コスト化を図ったもので
ある。
【0023】請求項7の発明の低燃費型車輌では、逆止
弁によって、コモンレール内に水素リッチ燃料を蓄圧し
たままで、カートリッジ燃料変換器の交換作業を可能と
したため、エンジンの運転を中断する必要がない。
【0024】請求項8の発明の低燃費型車輌では、燃料
生成装置をコモンレールと一体的に形成することで、燃
料生成装置のより一層の小型軽量化と低コスト化を図っ
たものである。
【0025】請求項9の発明の低燃費型車輌では、燃料
供給手段が混合燃料の供給通路とHC燃料の供給通路な
らびに燃料混合室を形成した燃料噴射弁からなり、炭化
水素燃料を燃料混合室で高温の水素リッチ燃料と混合す
ることで均一なガス状混合燃料を生成したので、エンジ
ンの燃焼室における均一な混合気を生成して燃焼を促進
させ、低燃費化と低公害化とを実現可能とする。
【0026】請求項10の発明の低燃費型車輌では、車
輌の充電装置に回収電力を充電してこの電力の一部をア
ーク電源に供給することにより、アーク電源への電力を
常時、安定して供給できるようにし、充電装置の小型軽
量化を図ったものである。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい実施例の低燃費
型車輌について、図1を参照しながら説明する。図1に
おいて、低燃費型車輌は低燃費型エンジン装置10を有
する動力システム12を搭載したハイブリッド車輌14
に適用したものとして示される。ハイブリッド車両14
は動力システム12を搭載した車輌本体14aと、動力
システム12により駆動される前輪、後輪からなる推進
装置14bとを備える。
【0028】低燃費型エンジン装置10は水素リッチ燃
料と単価水素燃料との混合燃料と空気との混合気を爆発
燃焼させることにより動力を発生させる往復動型ピスト
ンエンジン、ワンケル型ロータリエンジン、ベーン型ロ
ータリエンジンその他の熱機関を含むが、ここでは1例
として、往復動型ピストンのディーゼルエンジンに適用
したものとして説明する。低燃費型エンジン10の一端
はトランスミッション11、クラッチ13およびデファ
レンシアル15を介して前輪14bに駆動連結され、他
端は交流発電機17に連結される。
【0029】低燃費型エンジン10は、さらに、給水タ
ンク16、低圧ポンプ18および高圧給水を供給する第
1可変吐出量高圧ポンプ20からなる原料水供給部22
と、高圧給水を水蒸気に変換して、該水蒸気を多量の微
小アークの存在下で多数の固形状炭素材と接触反応させ
て水素、一酸化炭素、二酸化炭素を主成分とする水素リ
ッチ燃料を生成する燃料生成装置24と、水素リッチ燃
料を蓄圧するコモンレールからなる蓄圧装置26と、エ
ンジンの各気筒に配置されてコモンレール26の水素リ
ッチ燃料と後述のHC燃料との混合燃料を各気筒に供給
する電磁燃料噴射弁28と、ガソリン、軽油、天然ガ
ス、LPガス、DME(ジメチルエーテル)等のHC燃
料タンク30と、HC燃料を電磁燃料噴射弁28に供給
する第2可変吐出量高圧ポンプ32とを備える。給水タ
ンク16の原料水には望ましくは少量のNaOH、KO
H等のアルカリ剤もしくは酢酸等のイオン化剤を添加し
て導電性を付与して後述の燃料生成装置24の微小アー
クの発生率を増加させて水素リッチ燃料の生成効率を向
上させても良い。
【0030】第1、第2可変吐出量高圧ポンプ20、3
2は例えば、特開平11−270433号に開示された
構造のものでよい。すなわち、この高圧ポンプは電磁コ
イルの通電時間により流体の吐出量を可変制御できる電
磁弁とエンジンのクランク軸に連結されたカムにより往
復駆動されるプランジャ(流体加圧部材)とを備えてお
り、インレットから流入した水または燃料を加圧してア
ウトレットから吐出するように作動する。
【0031】動力システム12は、交流発電機17の交
流出力を直流出力に変換する整流器34と、直流出力を
充電するコンデンサバンクまたはバッテリからなる充電
装置36と、エンジンの運転状態に応じて整流器34お
よび充電装置36の一方または双方の直流出力を受けて
交流出力に変換して後輪14bに連結されたモータ/発
電機40を駆動するパワーコンバータ38とを備える。
パワーコンバータ38はハイブリッド車輌14の減速時
にモータ/発電機40で発生した交流の回生電力を直流
出力に変換して充電装置36に供給する。さらに、充電
装置36にはアーク電源42が接続される。アーク電源
42は単相交流、または三相交流インバータから構成し
てよいが、本実施例では単相交流インバータからなるも
のとして説明する。アーク電源42はエンジンの運転パ
ラメータに応じて後述のごとく燃料発生装置24にアー
ク電力を供給する。
【0032】図1において、低燃費型エンジン装置10
は、さらに、エンジンの必要トルクまたはエンジン負荷
を表すアクセル開度Acを出力するアクセル開度センサ
44と、エンジンの回転速度を表すエンジン回転数Ne
を出力するエンジン回転数センサ46と、エンジンのク
ランク軸が30度回転する毎にパルス状のクランク角信
号Csを出力するクランク角センサ48と、エンジンの
クランク軸が2回転する毎で且クランク軸が特定の回転
角度位置に到達する毎にパルス状の気筒判別信号Ksを
出力する気筒判別センサ50と、燃焼室の混合気の燃焼
開始時期STCを検出するための振動センサまたは音響
センサからなる燃焼開始検出センサ52と、コモンレー
ル26内の実際の燃料ガス圧(実コモンレール圧)Pr
を検出するためのコモンレール圧センサ54とを備え、
これら出力信号をフイードバック信号としてコントロー
ルユニットとしての電子制御装置(ECU)60に供給
する。
【0033】図2は図1の燃料生成装置24の具体的構
造の一例を示す。燃料生成装置24はエンジン装置10
のシリンダヘッド上部またはその他の本体部10aに装
着されたものとして示されているが、シリンダ本体10
aとは独立して配置してもよい。図2において、燃料生
成装置24はコモンレール本体26aと一体的に形成さ
れたケース本体80と該ケース本体80の端部に着脱自
在に配置されたカートリッジホルダー81とを備える。
ケース本体80はコモンレール26の蓄圧室26bと同
心的に形成されたカートリッジ収納室82と、カートリ
ッジ収納室82に隣接して配置された電極ホルダー84
を備える。さらに詳しくは、コモンレール26の蓄圧室
26bと高圧室82との間に形成された環状フランジ部
86に一端が密着するように圧入される。中間電極ホル
ダー84は高圧室82に面する凹部88aと、軸方向に
延びる複数のガス通路88bからなるアウトレットと、
中央部に固定支持された中間電極90とを有するセラミ
ック等の第1の耐熱性絶縁円形部材88と、円形部材8
8の外周に隣接して配置された第2の耐熱性絶縁部材9
2とを備える。第1、第2耐熱性絶縁部材88,92は
それぞれ半径方向に伸びる外部アーク電極(陽極)94
と外部アーク電極(陰極)96を支持する。陽極94の
内側先端は中央電極90に圧入される。カートリッジ収
納室82には交換可能な円形状カートリッジ燃料変換器
(以下、カートリッジ燃料と称する)100が装填され
る。
【0034】図2において、カートリッジ燃料100は
断面カップ状の絶縁性カートリッジケース102と、そ
の内部に収納されたカーボンまたはグラファイトからな
る円筒状陰極104と、円筒状陰極104の端部に圧入
されてフランジ状端子部104aを有する内部電極ホル
ダ106と、円形電極ホルダ106により支持されたカ
ーボンまたはグラファイトからなる中央電極108と、
内部電極ホルダ106の内側に配置された絶縁性フイル
タ108と、中央電極108と円筒状陰極104の間で
上流側から下流側に沿って充填された直径2〜30mm
の球状炭素材(カーボンまたはグラファイト)112と
を備える。球状炭素材112はこれらと略同一径のセラ
ミック等の耐熱性球状絶縁体114と1:1.5〜1.
5:1の範囲の混合物から構成してもよい。
【0035】球状炭素材112または球状炭素材112
と球状絶縁体114との混合物の隙間には球状炭素材に
通電されたときに上流側から下流側にかけて広範囲でス
パークによる微小アークを同時に多量に発生させるため
のものである。この結果、高圧給水噴射ノズル102b
から高圧給水がカートリッジケース102の上流側に噴
射されたときに、上流側で微小アークと接触して瞬時に
高温高圧水蒸気となり、次いで、高温高圧水蒸気は上流
側から下流側にかけて高速で移動しながら多段階にわた
ってアークの存在下で複数の球状炭素(固形状炭素材)
と順次接触反応して水素リッチ燃料を大量発生させるも
のである。
【0036】上記構成のカートリッジ燃料100はケー
ス本体80の端部に着脱自在にねじ込まれたカートリッ
ジホルダ81によってカートリッジ収納室82内で所定
位置に保持され、このとき、陰極104のフランジ状端
子部104aが外部アーク電極96と電気的に接続さ
れ、一方、中央電極108が中間電極90を介して外部
アーク電極94と電気的に接続される。カートリッジホ
ルダー81は高圧ポンプ20と連結されるインレット8
1aと、高圧給水路118と、円錐状の分配室120を
備える。カートリッジケース102は分配室120に供
給された高圧給水をカートリッジケース102の球状炭
素材112の隙間に噴射するための複数の噴射ノズル1
02bを有する。内部電極ホルダ106は複数の吐出ポ
ート106aを備える。
【0037】変形例において、カートリッジ燃料100
は絶縁ケース内で周方向に等間隔で配置された棒状の三
相交流内部アーク電極を内部電極ホルダ106により支
持して円筒電極104を内部アース電極としてもよい。
この場合、図2に示す構造と同様な方法で、ケース本体
80には三相の内部アーク電極とそれぞれ接続される三
相の中間電極を内部電極ホルダー84に固定して三相交
流の外部アーク電極をケース本体80に支持するととも
に内部アース電極と電気的に接続されるように外部アー
ス電極をケース本体に支持してもよい。一方、アーク電
源42は三相交流インバータから構成して、前述の外部
アーク電極に接続し、インバータの中性点を前述の外部
アース電極に接続するように構成してもよい。なお、他
の変形例において、外部アーク電極94,96をケース
本体80に支持したものとして示したが、これら外部ア
ーク電極94,96をカートリッジホルダー81に支持
するようにしてもよい.この場合、カートリッジ燃料変
換器100を図2とは逆向きに挿入して、内部アーク電
極をカートリッジホルダー81に支持した外部アーク電
極と電気的に接続するように設計変更してもよい。
【0038】コモンレール26の蓄圧室26bの底部に
はカートリッジ燃料変換器100の交換時に蓄圧室26
bの高圧燃料ガスが外部に逆流しないように保護するた
めに環状フランジ86に隣接して逆止弁122が圧入そ
の他の適当な手段で固定支持される。逆止弁122は円
形プレート124を備える。円形プレート124には小
径のボア126と大径のボア128が同心的に形成さ
れ、さらに、小径のボア126連通するように形成され
た複数のガス通路130と、大径のボア128と蓄圧室
26bとに連通するガス導入ポート132を備える。大
径のボア128の底部には弁座134が形成され、これ
にボール弁136が圧縮バネ138により所定の圧力で
押圧される。符号140は大径のボア128の上部を密
閉するためのキャップを示す。蓄圧室26bの高圧燃料
ガスは吐出ポート26bを介して図1の燃料噴射弁28
からエンジンの気筒に供給される。なお、コモンレール
26の左側端部には図示しないキャップが着脱自在に結
合され、逆止弁122は図2において左側から圧入され
た後、キャップでコモンレール26の左端部が密閉され
る。符号142はガス漏洩を防ぐためのパッキングであ
る。
【0039】図3は図1の電磁燃料噴射弁28の具体的
構造を示す。図3において、燃料噴射弁28はエンジン
ノシリンダーヘッド10bに先端が燃焼室10cに混合
燃料を噴射できる位置に配置される。燃料噴射弁28は
上部に配置されたソレノイドにより駆動される鉄心15
0と、弁本体152とを備える。弁本体152には上下
方向に延びる第1、第2燃料通路154、156が形成
され、これらはそれぞれ導入ポート154a,156a
を介してコモンレール26ならびに高圧ポンプ32に接
続される。第2燃料通路156の中間にはチェック弁1
58が配置され、第1燃料通路154の燃料ガスが導入
ポート156aに逆流しない構造となっている。
【0040】弁本体152の下部には燃料混合室160
が形成され、さらに下方には燃焼室10cに開口する複
数の噴射ノズル162,162が形成される。第2燃料
通路156の下部には燃料混合室160に隣接して第2
燃料室164が形成される。燃料混合室160と第2燃
料室164は弁本体152に上下方向に摺動可能に収納
されたニードル弁166により開閉される。ニードル弁
166の下端部には第2燃料室164と連通して延びる
トラバース通路166aが形成され、これと連通するよ
うに弁本体152に開口部152aが形成される。この
ように、開口部152aと燃料混合室160との間には
第1、第2燃料通路154、156の合流部152bが
形成され、ここで、高温の水素リッチ燃料とHC燃料が
合流し、燃料混合室160で均一に混合される。ニード
ル弁166の上端部はプランジャ168を介してバネ1
70によって下方向に押圧される。図示しない電磁コイ
ルに通電されると、ソレノイド鉄心150が上昇する
と、バネ圧に抗してニードル弁166が燃料ガスの圧力
によって上方に移動して燃料混合室160と噴射ノズル
162とを連通させる。図3において、符号FGは水素
リッチ燃料を表し、AFはHC燃料を表す。燃料噴射弁
28のソレノイド鉄心150は電磁コイルの代わりに圧
電素子タイプの微調整型構造のものでもよい。上記構造
の燃料噴射弁28はECU60によってエンジンの運転
状態に応じて制御される。
【0041】一方、ECU60は、図1に示すように、
エンジンを制御するためのプログラムを実行するCPU
200、CPUが実行するプログラムを格納するROM
202およびCPU200の演算結果一時記憶するRA
M204からなる周知のマイクロコンピュータを主要部
として構成される。
【0042】また、ECU60には、エンジンの回転数
センサ46、クランク角センサ48、気筒判別センサ5
0、水温センサ52、圧力センサ54からのエンジン回
転数Ne,クランク角信号Cs,気筒判別信号Ks,燃
焼開始信号STCおよびコモンレール圧信号Pr等のエ
ンジンパラメータを表すフイードバック信号を入力させ
るための入力回路206と、高圧ポンプ20、32、燃
料噴射弁28およびアーク電源42をCPU200から
の指令に応じて駆動する出力回路208とを備える。
【0043】ECU60は上記エンジンの運転状態を表
すフイードバック信号に基づき、コモンレール26の目
標燃料圧力TGPを算出するとともに、クランク角信号
Csや気筒判別信号Ksならびに燃焼開始信号STCに
基づき、エンジンの回転数に同期したタイミングで各燃
料噴射弁28の開閉タイミングと開閉時間を制御するこ
とにより、エンジンへの燃料噴射を制御する。このと
き、燃料噴射はシングルモード(通常噴射)またはマル
チモード(パイロット噴射および通常噴射)のいづれか
の方式で実行してもよい。ECU60によって、コモン
レール圧をアクセル開度Acに対応した所定値にすべく
高圧ポンプ20およびアーク電源42を起動したときの
作動時間が予め定められた例えば、15秒以上かかると
判断されたときは、カートリッジ燃料変換器の交換時期
を表す交換指令信号ReplがECU60から出力され
る。
【0044】上記構成において、エンジンの始動時に、
ECU60によりアーク電源42、高圧ポンプ20がス
ィッチオンされ、燃料生成装置24の外部アーク電極9
4,96にアーク電源42からアーク電力が供給され
る。このとき、中間電極90およびフランジ状端子部1
04を介して内部アーク電極104,108に電圧が供
給される。この状態において、図2に示すように、カー
トリッジ燃料100内では上流側から下流側にかけて同
時に球状炭素材112と球状絶縁体114との間でスパ
ークによる微小アークが大量に発生する。この状態で、
分配室120に導入された高圧給水は複数の噴射ノズル
104bから絶縁ケース102の上流側に噴射されて微
小アークと接触して瞬時に高温高圧水蒸気となる。次い
で、高温高圧水蒸気は、図2で矢印で示すごとく、下流
方向に高速で移動しながら、次々と、微小アークの存在
下で複数の球状炭素材112と接触し、次式で示すよう
な反応式で水素リッチ燃料が生成される。
【化学式】C+HO→CO+H (1) CO+HO→CO+H (2) 上記反応において、具体的には、カートリッジ燃料10
0の平均温度が1000℃の時、水素リッチ燃料は水素
75.5%、一酸化炭素13.4%、二酸化炭素7.6
%、メタン2.0%、アセチレン0.3%、その他0.
2%の成分から構成され、反応温度を可変することによ
り水素濃度、一酸化炭素およびメタンの生成比率を制御
できるので、カートリッジ燃料100に供給する電流を
制御することにより、水素リッチ燃料の水素濃度の制御
が可能となる。
【0045】以上のように生成された水素リッチ燃料は
カートリッジ燃料100の中間電極ホルダー84のアウ
トレット88bから噴出して逆止弁122のガス通路1
30を経由して小径ボア126に導入される。このと
き、水素リッチ燃料は高圧であるため、バネ138のバ
ネ圧に抗してボール弁136を持ち上げ、水素リッチ燃
料をガス導入ポート132からコモンレール26の蓄圧
室26bに供給し、この中で、水素リッチ燃料の圧力が
上昇する。この圧力は圧力センサ54で検出され、フー
ドバック信号PrとしてECU60に供給される。
【0046】ECU60において、ROM204にエン
ジンの負荷を表すアクセル開度信号Acに対してコモン
レール圧が比例的に上昇する制御マップ(図示せず)を
格納していて、アクセル開度信号Acに対応した所定圧
力と検出されたフイードバック信号とがCPU200で
比較され、比較値が一致したときに高圧ポンプ20およ
びアーク電源42を遮断する指令信号がECU60から
出力され、水素リッチ燃料の生成が停止される。車輌の
加速時にアクセルをさらに踏み込むと、これに対応して
制御マップの所定圧力が上昇するので、このとき、コモ
ンレール圧が所定圧に達するまでECU60は高圧ポン
プ20およびアーク電源42を再度起動する。このよう
に、燃料生成装置24はエンジンの運転状態にマッチン
グするようにECU60により制御されて水素リッチ燃
料の生成量が可変制御される。
【0047】ECU60によって高圧ポンプ20および
アーク電源42が連続的に作動された状態で、コモンレ
ール圧が所定圧に達するまでの作動時間が予め定められ
た時間の例えば、15秒以上かかる場合は、カートリッ
ジ燃料100(図2参照)が交換時期に来たことを表
し、ECU60から交換指令信号Replが出力され、
車輌14のインスツルメントパネル(図示せず)上に点
滅信号として表示され、一方、高圧ポンプ20およびア
ーク電源42がオフとされる。この後、図2において、
キャップ部材116を本体80から取り外し、カートリ
ッジ燃料100を新品と交換して、再度、キャップ部材
116を所定位置に固定する。この交換作業中におい
て、逆止弁122はコモンレール圧により閉じられるた
め、コモンレール26内水素リッチ燃料は外部に漏洩し
ない。したがって、エンジン10はカートリッジ燃料変
換器100の交換作業中にも停止させる必要がない。
【0048】なお、ECU60はROM204に格納し
たHC燃料供給マップに応じて第2高圧ポンプ32の電
磁コイルの通電時間を制御することで水素リッチ燃料に
対するHC燃料の混合比率を可変制御する。このとき、
水素リッチ燃料に対してHC燃料を容量比で5〜60
%、望ましくは10〜30%の範囲となるようにHC燃
料供給マップは選択される。このように、HC燃料が希
薄状態で水素リッチ燃料と混合され、低燃費化と低公害
化とが図れる。
【0049】また、ECU60は前述したように、クラ
ンク角信号Csおよび気筒判別信号Ksならびに燃焼開
始信号STCに基づいて目標の混合燃料の燃料噴射量と
燃料噴射時期を算出して、エンジンの回転数Neに同期
したタイミングで各気筒の燃料噴射弁28を開閉駆動す
ることにより、エンジンへの燃料噴射量を制御する。
【0050】車輌の軽負荷運転時にはクラッチ13をオ
フにしてエンジン10を駆動することにより、交流発電
機17を駆動して、交流出力を発生させる。交流出力は
整流器34で直流変換され、充電装置36に充電され
る。整流器34と充電装置36との接続部にはパワーコ
ンバータ38を介してモータ/発電機40が接続されて
いるため、車輌14の減速時にはモータ/発電機40で
発生したブレーキ回生電力はパーワーコンバータ38で
直流変換されて充電装置36に充電される。なお、車輌
14の加速時にはモータ/発電機40に整流器34と充
電装置36の双方の電力が供給され、パーワーアップさ
れる。
【0051】上記実施例において、HC燃料は燃料噴射
弁で水素リッチ燃料と混合される構造について説明した
が、第2高圧ポンプをチェック弁を介してコッモンレー
ル26の蓄圧室26bに直結して、この中で高温の水素
リッチ燃料とHC燃料とを混合するように変形しても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の望ましい実施例による低燃費型エンジ
ン装置を組み込んだ低燃費型ハイブリッド車両のブロッ
ク図である。
【図2】図1の燃料生成装置の断面図である。
【図3】図1の電磁燃料噴射弁の断面図である。
【符号の説明】
10 エンジン、12 動力システム、14 車輌、1
6 水タンク、17 交流発電機、20 第1高圧ポン
プ、24 燃料生成装置、26 コモンレール、28
燃料噴射弁、30 HC燃料タンク、32 第2高圧ポ
ンプ、34 整流器、36 充電装置、38 パワーコ
ンバータ、40 モータ/発電機、42アーク電源、6
0 ECU、80 ケース本体、94,96 外部アー
ク電極、100 カートリッジ燃料変換器、104,1
08 内部アーク電極、122逆止弁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水素リッチ燃料と炭化水素燃料との混合燃
    料と空気との混合気を爆発させて動力を発生させるエン
    ジンと、外部アーク電極を有するケース本体と該ケース
    本体内に着脱自在に装着された内部アーク電極と該内部
    アーク電極に隣接して充填された複数の固形状炭素材を
    備えていて高圧給水を水蒸気に変換して該水蒸気を前記
    固形状炭素材と接触反応させることで前記水素リッチ燃
    料を生成する燃料生成装置と、前記内部アーク電極にア
    ーク電力を供給するアーク電源と、前記高圧給水を前記
    ケース本体の上流側に供給する第1高圧ポンプと、前記
    炭化水素燃料を高圧で供給する第2高圧ポンプと、前記
    水素リッチ燃料と前記炭化水素燃料との混合燃料を前記
    エンジンに供給する燃料供給手段とを備える低燃費型エ
    ンジン装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ケース本体が前記
    第1高圧ポンプに連結されたインレットと、前記燃料供
    給手段に連通するアウトレットと、前記インレットと前
    記アウトレットの間に形成されたカートリッジ収納室
    と、前記カートリッジ収納室に隣接して配置されて前記
    内部電極と接続される外部アーク電極と、前記カートリ
    ッジ収納室に着脱自在に装填されるカートリッジ燃料変
    換器を備える低燃費型エンジン装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記カートリッジ燃料
    変換器が前記外部アーク電極と電気的に接続される前記
    内部アーク電極を内蔵するカートリッジケースを備え、
    前記カートリッジケースが前記内部アーク電極に隣接し
    て前記上流側から前記下流側に沿って充填された前記複
    数の固形状炭素材を内蔵する低燃費型エンジン装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3の何れか1項におい
    て、さらに、前記燃料生成装置と前記燃料供給手段との
    間に配置された蓄圧装置と、前記燃料生成装置と前記蓄
    圧装置との間に配置された逆止弁とを備え、前記燃料供
    給手段が燃料噴射弁からなる低燃費型エンジン装置。
  5. 【請求項5】車輌本体と、車輌本体に搭載された動力シ
    ステムと、動力システムにより駆動される推進装置とを
    備え、前記動力システムが水素リッチ燃料と炭化水素燃
    料との混合燃料と空気との混合気を爆発させて動力を発
    生させるエンジンと、ケース本体と該ケース本体内に収
    納された内部アーク電極と該内部アーク電極に隣接して
    上流側から下流側に亘って充填された複数の固形状炭素
    材を備えていて高圧給水を水蒸気に変換して該水蒸気を
    前記固形状炭素材と接触反応させることで前記水素リッ
    チ燃料を生成する燃料生成装置と、前記内部アーク電極
    にアーク電力を供給するアーク電源と、前記高圧給水を
    前記ケース本体の上流側に供給する第1高圧ポンプと、
    前記炭化水素燃料を高圧で供給する第2高圧ポンプと、
    前記水素リッチ燃料と前記炭化水素燃料との混合燃料を
    前記エンジンに供給する燃料供給手段とを備える低燃費
    型車輌。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記燃料生成装置のケ
    ース本体が前記高圧ポンプに連結されたインレットと、
    前記燃料供給手段に連通するアウトレットと、前記イン
    レットと前記アウトレットの間に形成されたカートリッ
    ジ収納室と、前記カートリッジ収納室に隣接して配置さ
    れた外部アーク電極と、前記カートリッジ収納室に着脱
    自在に装填されるカートリッジ燃料変換器を備える低燃
    費型車輌。
  7. 【請求項7】請求項5または請求項6において、さら
    に、前記燃料生成装置と前記燃料供給手段との間に連結
    されたコモンレールと、前記燃料発生装置と前記コモン
    レールとの間に配置された逆止弁とを備え、前記燃料供
    給手段が前記水素リッチ燃料と前記炭化水素燃料との混
    合燃料を前記エンジンに供給する燃料噴射弁からなる低
    燃費型車輌。
  8. 【請求項8】請求項6または請求項7において、前記燃
    料生成装置が前記コモンレールと一体的に形成されてい
    る低燃費型車輌。
  9. 【請求項9】請求項5乃至請求項8の何れか1項におい
    て、前記燃料噴射弁がケース本体と、前記コモンレール
    と連通するようにケース本体に形成された第1燃料通路
    と、前記第2高圧ポンプに連通する第2燃料通路と、前
    記第1燃料通路と前記第2燃料通路と連通する燃料混合
    室と、前記燃料混合室を周期的に開口するプランジャー
    とを備える低燃費型車輌。
  10. 【請求項10】請求項5乃至請求項9において、さら
    に、前記車輌本体に搭載されて前記アーク電源に電力を
    供給する充電装置と、前記充電装置に接続されて交流出
    力と直流出力との間でパワー変換を行うパワーコンバー
    タと、パワーコンバータに接続されて推進装置を駆動す
    るモータ/発電機を備え、モータ/発電機で発生した回
    生電力をパワーコンバータを介して前記充電装置に充電
    する低燃費型車輌。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010025051A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Masashi Sato 発電装置および走行装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010025051A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Masashi Sato 発電装置および走行装置

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