JP2003192307A - 燃料改質装置 - Google Patents

燃料改質装置

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JP2003192307A
JP2003192307A JP2001395131A JP2001395131A JP2003192307A JP 2003192307 A JP2003192307 A JP 2003192307A JP 2001395131 A JP2001395131 A JP 2001395131A JP 2001395131 A JP2001395131 A JP 2001395131A JP 2003192307 A JP2003192307 A JP 2003192307A
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reforming
water
reformer
reformed
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Atsushi Ogino
温 荻野
Satoshi Owada
聡 大和田
Hironori Ishikawa
浩規 石川
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改質原燃料や水を改質反応に供するのに先立
ってこれを気化させる際に、気化させるべき改質原燃料
や水の量が変動しても、この変動に充分に追従して気化
の動作を行なう技術を提供する。 【解決手段】 改質器16は、改質原燃料であるメタノ
ールと水とを混合した改質燃料を、第1ノズル30およ
び第2ノズル31を用いて、燃焼室38内に噴霧する。
これら第1ノズル30および第2ノズル31を用いた噴
霧を行なう際には、噴霧すべき流量に応じて用いるノズ
ルを選択する。また、上記ノズルを用いた噴霧の際に
は、補助流体として空気を用いる。燃料室38内にメタ
ノールおよび空気が供給されるときに、点火プラグ33
を用いて点火を行なうと、燃焼室38内でメタノールの
燃焼反応が開始される。この燃焼反応で生じた熱を利用
して、残りのメタノールや水が気化され、改質反応に供
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の改質原燃
料と水から水素を生成する燃料改質装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池に水素を供給する方法として、
炭化水素などの改質原燃料を改質して得られる水素を用
いる方法が知られている。改質原燃料から水素を生成す
る改質反応としては、水蒸気改質反応や部分酸化反応が
知られている。このような改質反応を行なうためには、
所定の温度条件下において、改質触媒に対して、気体状
の改質原燃料や水蒸気を供給する。したがって、改質原
燃料として液体燃料を用いる場合や、改質器に水を供給
する際には、改質反応に供するのに先立ってこれらの液
体を気化・昇温させる必要がある。
【0003】液体の改質原燃料を気化させる方法の一つ
として、燃焼触媒に対して空気を供給すると共に液体燃
料を噴霧して、液体燃料を用いた触媒燃焼を行なわせ、
触媒燃焼で生じた熱を利用して残りの液体燃料を蒸発さ
せる方法が提案されている(例えば、特開2000−1
91304号公報等)。この方法では、液体燃料を燃焼
させて生じた熱が、残りの液体燃料に直ちに供給されて
これを気化させる。したがって、他の熱源を用いた蒸発
器を設ける場合に比べて、装置の構成を簡素化すること
ができると共に、燃料改質装置の起動時間を短縮するこ
とが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料電池を
電気自動車に搭載し、燃料電池から得られる電気エネル
ギを用いて車両を駆動する場合には、燃料電池に対する
負荷要求は、車両の走行状態に応じて大きく変動する。
このように負荷要求が変動するときには、改質器に供給
される改質原燃料量も、それに応じて変動する。しかし
ながら、上記のように液体燃料を噴霧して燃焼反応を行
なわせ、生じた熱で液体燃料を気化させる燃料改質装置
において、負荷変動に対する応答性については、充分に
検討されていなかった。
【0005】本発明は、上述した従来の課題を解決する
ためになされたものであり、改質原燃料や水を改質反応
に供するのに先立ってこれを気化させる際に、気化させ
るべき改質原燃料や水の量が変動しても、この変動に充
分に追従して気化の動作を行なう技術を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記目的を達成するために、本発明は、所定の改質原燃料
と水とを用いて改質反応を進行し、水素を生成する燃料
改質装置であって、前記改質原燃料と水とのうちの少な
くとも一方を噴霧する複数の噴霧ノズルを備え、前記改
質原燃料と水とを、前記燃料改質装置内の所定の空間に
供給する改質燃料供給部と、前記所定の空間に空気を供
給する空気供給部と、前記空気が混合された前記改質原
燃料において燃焼反応を開始させる着火部と、前記改質
反応を促進する活性を有する触媒を備え、前記燃焼反応
で生じた熱によって気化された前記改質原燃料および水
の気体が供給される触媒部とを備えることを要旨とす
る。
【0007】このような構成とすれば、上記ノズルから
噴霧すべき改質原燃料および/または水の量が変動する
ときに、実際に噴霧に用いるノズルとして、複数のノズ
ルのうちのいずれかのノズルを、単独であるいは組み合
わせて用いることができる。したがって、噴霧すべき流
量が変動しても、広い流量の範囲にわたって、充分に微
細な粒子の状態で適正に噴霧を行なうことが可能とな
る。
【0008】なお、ここで噴霧とは、液体を充分に微細
な粒状にして所定の空間に拡散させることをいう。複数
のノズルを用いて、改質原燃料および/または水を充分
に微細な粒状にして拡散させることにより、燃焼反応や
気化を良好に進行させることができる。これによって、
燃料改質装置に供給される改質原燃料および水の量が変
動するときにも、この変動に精度良く追従して、所望量
の改質反応を行なうことができる。
【0009】本発明の燃料改質装置において、前記複数
の噴霧ノズルは、噴霧可能な流量の範囲が異なるノズル
を備えることとしても良い。
【0010】また、本発明の燃料改質装置において、前
記複数の噴霧ノズルによって噴霧すべき前記改質原燃料
および/または水の流量に応じて、前記複数の噴霧ノズ
ルのうち、実際に噴霧に用いるノズルを選択する選択部
をさらに備えることとしても良い。
【0011】このような本発明の燃料改質装置におい
て、前記改質原燃料は、親水性を有する液体燃料であ
り、前記複数の噴霧ノズルは、前記液体燃料と前記水と
の混合液を噴霧することとしても良い。
【0012】あるいは、本発明の燃料改質装置におい
て、前記改質原燃料は、疎水性を有する液体燃料であ
り、前記改質燃料供給部は、前記液体燃料を噴霧する複
数の噴霧ノズルと、前記水を噴霧する複数の噴霧ノズル
とを備えることとしても良い。
【0013】あるいは、本発明の燃料改質装置におい
て、前記改質原燃料は、気体燃料であり、前記複数の噴
霧ノズルは、前記水を噴霧することとしても良い。
【0014】また、本発明の燃料改質装置において、前
記複数の噴霧ノズルは、2流体ノズルであり、前記2流
体ノズルは、前記所定の空間に供給すべき空気の一部
を、噴霧のための補助流体として用いることとしても良
い。
【0015】本発明の燃料改質装置において、前記着火
部は、前記所定の空間に設けた点火プラグであることと
しても良い。これによって、上記所定の空間において、
容易に気相燃焼を開始させることができる。
【0016】このような燃料改質装置において、前記所
定の空間と前記触媒部との間に、前記改質原燃料および
水の気化を促進する気化促進部を配設することとしても
良い。
【0017】また、本発明の燃料改質装置において、前
記気化促進部は、金属を含有する多孔質部材であること
としても良い。
【0018】また、本発明の燃料改質装置において、前
記着火部は、酸化触媒を有することとしても良い。この
ような構成とすれば、酸化触媒上で、触媒燃焼を行なわ
せることができる。
【0019】このような燃料改質装置において、前記着
火部は、前記酸化触媒を加熱するヒータを備えることと
しても良い。このような構成とすれば、ヒータを用いて
酸化触媒を加熱することで、より早く充分な活性で触媒
燃焼を開始させることができ、始動性を向上させること
ができる。
【0020】本発明は、上記以外の種々の形態で実現可
能であり、例えば、改質燃料を気化させる蒸発器や燃料
改質方法、または燃料電池システム、あるいは燃料電池
システムを搭載する電気自動車などの形態で実現するこ
とが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.装置の全体構成: B.改質器16の構成: C.改質器16の動作: D.第2実施例: E.第3実施例: F.変形例:
【0022】A.装置の全体構成:図1は、実施例とし
ての燃料電池システム10の構成の概略を示す説明図で
ある。燃料電池システム10は、メタノールタンク12
と、水タンク14と、改質器16と、CO低減部18
と、燃料電池20と、制御部26とを備える。
【0023】メタノールタンク12は、改質原燃料であ
るメタノールを貯蔵する。メタノールタンク12に貯蔵
されるメタノールは、メタノール流路40を介して改質
器16に供給される。メタノールタンク12から改質器
16に供給されるメタノールの量は、制御部26に接続
されるポンプ11によって制御される。
【0024】水タンク14に貯蔵される水は、水供給路
41を介して改質器16に供給される。水タンク14か
ら改質器16に供給される水の量は、制御部26に接続
されるポンプ13によって制御される。水供給路41は
メタノール流路40と合流して改質燃料供給路42とな
る。この改質燃料供給路42において、メタノールと水
とは、所定量ずつ混合されて改質器16に供給される。
【0025】改質器16は、改質燃料供給路42を介し
て供給されたメタノールおよび水を気化・昇温させると
共に、気化したメタノールおよび水を用いて改質反応を
進行して、水素を生成する。改質器16の構成について
は、後に詳しく説明する。改質反応によって生成された
水素を含有する水素リッチガスは、改質ガス流路43を
介して、改質器16からCO低減部18に供給される。
なお、改質器16には、空気供給路46を介して改質器
16に空気を供給するブロワ24が併設されている。ブ
ロワ24から改質器16に供給される空気量は、制御部
26によって制御される。
【0026】CO低減部18は、改質器16から供給さ
れた水素リッチガス中の一酸化炭素濃度を低減させる装
置である。改質器16から供給される水素リッチガス
は、通常は所定量の一酸化炭素を含んでいる。このよう
に一酸化炭素を含有するガスを燃料電池20に供給する
と、燃料電池20が備える白金触媒に一酸化炭素が吸着
して、電池性能の低下を引き起こすおそれがある。そこ
で、CO低減部18を設け、燃料電池20に供給する水
素リッチガス中の一酸化炭素濃度の低減を図っている。
CO低減部18は、一酸化炭素と水蒸気とから二酸化炭
素と水素とを生じるシフト反応を促進する触媒を備え、
シフト反応によって水素リッチガス中の一酸化炭素濃度
を低減するシフト部とすることができる。シフト反応を
促進する触媒としては、例えば銅系触媒を用いることが
できる。あるいは、水素に優先して一酸化炭素を酸化す
る選択酸化反応を促進する触媒を備え、一酸化炭素選択
酸化反応によって水素リッチガス中の一酸化炭素濃度を
低減する一酸化炭素選択酸化部とすることができる。一
酸化炭素選択酸化触媒としては、白金触媒、ルテニウム
触媒、パラジウム触媒、金触媒、あるいはこれらを第1
元素とした合金触媒を挙げることができる。また、CO
低減部18は、これらシフト部と一酸化炭素選択酸化部
との両方を備えることとしても良い。
【0027】燃料電池20は、電気化学反応を進行して
起電力を得る。本実施例では、燃料電池20として、固
体高分子型燃料電池を用いた。CO低減部18で一酸化
炭素濃度が下げられた水素リッチガスは、燃料ガス供給
路44によって燃料電池20に導かれ、燃料ガスとして
アノード側における電池反応に供される。一方、燃料電
池20のカソード側における電池反応に関わる酸化ガス
は、ブロワ22から酸化ガス供給路45を介して圧縮空
気として供給される。以下に、燃料電池20で進行する
電気化学反応を表わす式を示す。
【0028】 H2 → 2H++2e- …(1) 2H++2e-+(1/2)O2 → H2O …(2) H2+(1/2)O2 → H2O …(3)
【0029】(1)式はアノード側における反応を示
し、(2)式はカソード側における反応を示し、(3)
式は燃料電池全体で行なわれる反応を示す。
【0030】制御部26は、マイクロコンピュータを中
心とした論理回路として構成され、CPUやROMやR
AM、あるいは、各種信号を入出力する入出力ポートを
備える。制御部26は、燃料電池システム10が備える
各種センサからの検出信号を入力すると共に、既述した
ブロワやポンプなどに駆動信号を出力して、燃料電池シ
ステム10全体の運転状態を制御する。
【0031】B.改質器16の構成:図2は、改質器1
6の構成を表わす説明図である。改質器16の内部は、
改質燃料であるメタノールおよび水の気化・昇温に関わ
る霧化・気化部60と、改質反応を進行する改質部65
とに分けることができる。
【0032】霧化・気化部60は、第1ノズル30、第
2ノズル31、点火プラグ33、燃焼室38、空気拡散
板34、整流板36、整流室39を備える。燃焼室38
は、改質器16の上流側の内部空間として形成され、こ
の燃焼室38の上流側端部の近傍には、改質燃料供給路
42の端部構造として、第1ノズル30および第2ノズ
ル31が設けられている。また、この第1ノズル30お
よび第2ノズル31は、空気供給路46の端部構造でも
ある。第1ノズル30および第2ノズル31は、メタノ
ールと水とが混合された液状の改質燃料を、ブロワ24
から供給される空気の圧力を利用して燃焼室38内に噴
霧する。すなわち、第1ノズル30および第2ノズル3
1は、空気を補助流体として用いる二流体ノズルであ
る。なお、このような液体の噴霧に用いるノズルには、
適正な流量範囲(噴霧する液を充分に微細な粒子とする
ことができる範囲)がある。本実施例では、適正流量範
囲の異なる2つのノズルを用いることとし、適正流量範
囲の大きい方のノズルを、第2ノズル31とした。
【0033】また、改質器16の上流側端部付近には、
燃焼室38内に空気を供給するための空気供給口32が
設けられている。空気供給口32も、空気供給路46に
接続されており、ブロワ24から供給される空気が吐出
される。すなわち、空気供給路46は、その端部が3つ
に分岐しており、ブロワ24からの空気は、各分岐路を
介して、第1ノズル30と第2ノズル31と空気供給口
32とのぞれぞれに対して供給される。なお、上記各分
岐路には、制御部26に接続するマスフロコントローラ
(図示せず)が設けられており、このマスフロコントロ
ーラによって供給空気量が制御される。
【0034】燃焼室38の上流側のコーナー部には、円
錐面状の形状を有する空気拡散板34が設けられてい
る。空気拡散板34と、改質器16の外壁との間には、
空気供給口32から吐出される空気が流入する空気導入
室50が形成されている。
【0035】空気拡散板34には、これを貫通する複数
の貫通孔35が設けられている。空気供給口32から空
気導入室50に流入した空気は、これら複数の貫通孔3
5を介して、燃焼室38内に供給される。このように、
貫通孔35を有する空気拡散板34を用いることで、空
気供給口32から吐出される空気を、より均一な状態で
燃焼室38内に供給することができる。
【0036】点火プラグ33は、制御部26に接続され
ており、燃焼室38内において所望の時期に火花を形成
する。上記したように、燃焼室38内には、メタノール
が噴霧されると共に、空気が供給される。したがって、
点火プラグ33を用いることによって、霧状のメタノー
ルに点火して、メタノールの燃焼反応を開始することが
できる。すなわち、燃焼室38にメタノールおよび空気
が供給されるときに、点火プラグ33を用いて点火を行
なうと、燃焼室38内では気相反応である燃焼反応が開
始される(着火する)。燃焼反応が開始されると、燃焼
反応で生じた熱によって、燃焼室38内の温度は速やか
に上昇し、燃焼室38内に残留するメタノールや、完全
燃焼せずに残留する液状の炭素化合物が、気化する。
【0037】整流板36は、燃焼室38の下流側端部に
配設される薄板状の部材であり、例えば、発泡ニッケル
や金属網によって形成される。上記したように、燃焼室
38内においては、燃焼反応で生じる熱によってメタノ
ールおよび水が気化するが、気化したメタノールと水お
よび残余の空気は、この整流板36を通過することによ
って整流される。
【0038】さらに、整流板36は、メタノールおよび
水の気化を促進する働きも有する。すなわち、燃焼室3
8内において、液体微粒子状のメタノールや水が気化せ
ずに残っていると、これらのメタノールや水は、改質器
16内を通過する際に整流板36の表面に捕捉される。
整流板36は、金属によって形成されるため、燃焼反応
で生じる熱によって速やかに昇温する。そのため、整流
板36の表面では、燃焼室38内で気化し残ったメタノ
ールや水が直ちに気化し、気化したこれらの改質燃料
は、整流室39側に供給される。このようにメタノール
や水の気化を促進するために、整流板36は、伝熱性の
高い部材によって形成することが望ましく、上記のよう
に金属製の部材あるいは金属を含有する多孔質部材によ
って形成するのが好適である。
【0039】整流室39においては、上記のように、残
余のメタノールや完全燃焼していない残余の炭素化合物
が気化したものと、水蒸気と残余の空気とからなる改質
燃料気体が、気化促進板で整流された後に流入する。こ
れらの改質燃料気体は、改質部65を構成する改質反応
部37に供給される。
【0040】改質反応部37は、その表面に改質触媒を
担持するハニカムチューブを備える。改質触媒として
は、例えばCu−Zn触媒を用いることができる。この
改質触媒を担持するハニカムチューブとしては、ステン
レス鋼等から成るメタルハニカムを用いても良いし、コ
ージェライトなどのセラミックス製のモノリスを用いる
こととしても良い。充分に昇温した改質燃料気体が、こ
の改質反応部37を通過すると、上記Cu−Zn触媒上
で改質反応が進行する。本実施例の改質反応部37で
は、水蒸気改質反応と部分酸化反応が進行する。ここで
は、改質器16に供給する空気量を制御することによっ
て、部分酸化反応で生じた熱を利用して、水蒸気改質反
応で要する熱を賄っている。改質反応で得られた水素リ
ッチガスは、改質器16から、既述した改質ガス流路4
3に排出される。
【0041】C.改質器16の動作:改質器16が備え
る第1ノズル30および第2ノズル31は、既述したよ
うに、その適正流量範囲が異なっている。本実施例の改
質器16は、改質器16に供給すべき改質燃料の量に応
じて、改質燃料を噴霧するのに用いるノズルを選択して
いる。なお、第1ノズル30および第2ノズル31を介
して改質器16に供給される改質燃料量は、燃料電池2
0に接続される負荷の大きさに応じて定まる。制御部2
6は、負荷要求に関する情報を取得して、改質器16に
供給すべき改質燃料量を決定し、ポンプ11,13や、
第1ノズル30および第2ノズル31に対して駆動信号
を出力する。これによって、負荷要求に応じた所望量の
改質燃料が、改質燃料量に応じた所定のノズルによっ
て、燃焼室38内に噴霧される。
【0042】図3は、改質器16に供給される改質燃料
流量に応じて、用いるノズルを使い分ける様子を表わす
説明図である。図3では、第1ノズル30(小ノズル)
を用いるときと、第2ノズル31(大ノズル)を用いる
ときと、両方のノズルを用いるときのそれぞれについ
て、適正流量範囲を示した。また、改質燃料流量に応じ
て採用するノズルの種類を、ハッチングを付して示し
た。すなわち、改質燃料流量がVA1以下のときには、第
1ノズル30を用いる。また、改質燃料流量がVA1から
A2の間のときには、第2ノズル31を用いる。改質燃
料流量がVA2から最大流量(VA3)のときには、第1ノ
ズル30と第2ノズル31の両方を用いる。このよう
に、各ノズルあるいは両方のノズルを用いたときの適正
流量範囲内において噴霧の動作が行なえるように、ノズ
ルの使い分けを行なう。
【0043】なお、改質器16に供給されるメタノール
量は、上記したように負荷要求に応じて定まるが、さら
に詳しくは、所望量の水素を得るために改質反応に供す
る量と、この改質反応に供するメタノールを気化させる
熱を得るために燃焼反応に供する量との合計として求め
られる。改質器16に供給される水の量もまた、負荷要
求に応じて定まるが、これは、改質反応部37で進行す
る水蒸気改質反応で要する量として求められる。このよ
うにして求められた量のメタノールと水とが、予め混合
されて、所定のノズルから噴霧される。
【0044】改質器16に供給される空気量は、上記気
化させる熱を得るための燃焼反応に要する量と、改質反
応部37において進行する部分酸化反応に供する量との
合計として求められる。ここで、改質器16に対する空
気の供給は、第1ノズル30および第2ノズル31の他
に、さらに空気供給口32を介して行なわれる。このよ
うにして改質器16に供給される空気のうち、第1ノズ
ル30および第2ノズル31を用いて燃焼室38内に供
給される空気量は、メタノールの霧化が適正に行なわれ
る量として、ノズル特性とメタノール流量とに応じて定
められる。そして、改質器16に供給すべき空気量のう
ち、残りの量が、空気供給口32を介して供給される。
【0045】なお、本実施例の改質器16では、点火プ
ラグ33によって点火が行なわれ、燃焼室38内で燃焼
反応が開始されると、空気供給口32を介して充分量の
空気が供給されるため、その後は燃焼室38内の燃焼反
応は継続的に進行する。ここで、燃焼室38内など、改
質器16内の所定の場所に温度センサを設け、燃焼反応
が進行していることを検知可能としても良い。このよう
な構成とすれば、何らかの理由により燃焼反応が行なわ
れなくなったときには、温度の低下としてこれを検知す
ることができ、そのような場合には、再び点火プラグ3
3を駆動して燃焼反応を再開することができる。
【0046】以上のように構成された本実施例の改質器
16によれば、適正流量範囲の異なる2つのノズルを選
択して用いて改質燃料の噴霧を行なうため、低負荷時か
ら最高負荷時まで、常に、噴霧の動作を良好に行なうこ
とができる。噴霧の動作が良好に行なわれ、充分に微細
な粒子として改質燃料が噴霧されると、メタノールの燃
焼反応や、改質燃料の気化をスムーズに進行させること
ができる。したがって、負荷が大きく変動するときに
も、燃焼反応や気化を伴う改質器16全体の反応を、良
好な状態で維持することができる。例えば、燃料電池シ
ステム10を電気自動車に搭載し、車両の駆動用電源と
して用いる場合には、車両のアイドリング時には要求負
荷は小さくなり、坂道登坂時などには負荷要求が大きく
なる。このように車両の運転状態が大きく変化するとき
にも、これに追従して改質反応を良好な状態で維持する
ことができる。さらに、改質燃料の気化に要する熱を、
改質器16内で進行する燃焼反応によって得るため、改
質燃料を気化させるための熱交換部を設ける必要がな
く、装置全体を小型化することができる。
【0047】なお、燃料電池システム10の起動時に
は、改質器16やCO低減部18の暖機を行なう必要が
ある。このような暖機運転時には、改質器16におい
て、両方のノズルを用いて高負荷に対応する流量の改質
燃料を供給し、活発に燃焼反応を行なわせて、暖機を促
進することができる。
【0048】また、本実施例では、図3に示したよう
に、高負荷時には第1ノズル30と第2ノズル31の両
方を用いることとしたが、大ノズルである第2ノズル3
1だけを用いることとしても良い。すなわち、改質燃料
の最大流量が、図3に示すVA2となるように、システム
を設定することも可能である。
【0049】D.第2実施例:図4は、第2実施例の改
質器116の構成を表わす説明図である。改質器116
は、第1実施例の燃料電池システム10において、改質
器16に代えて用いられる。改質器116において、改
質器16と共通する部分には同じ参照番号を付し、詳し
い説明を省略する。
【0050】改質器116は、改質燃料の霧化に関わる
霧化部160と、改質燃料の気化に関わる気化部162
と、改質反応を進行する改質部65とに分けることがで
きる。霧化部160は、第1実施例の改質器16の霧化
部160において、点火プラグ33および整流板36を
取り除いたものと同様の構成を備えており、燃焼室38
と同様の空間として、霧化室138を備えている。気化
部162は、触媒担持ヒータ136と、第1実施例と同
様の整流室39とを備える。改質部65は、第1実施例
と同様に改質反応部37を備える。
【0051】気化部162が備える触媒担持ヒータ13
6は、所定の担体表面に燃焼触媒(例えば白金触媒やパ
ラジウム触媒)を有している。触媒担持ヒータ136を
構成する担体は、通電可能な金属製部材によって構成さ
れ、制御部26からの駆動信号により通電が行なわれる
と、ヒータとして働く。なお、この担体の形状は、改質
燃料が通過する際の流路抵抗が許容範囲内であり、改質
燃料が内部を通過する際に、充分な効率で燃焼反応が進
行しうる表面積を有していればよい。例えば、ハニカム
状、メッシュ状、多孔質状などの形状とすることができ
る。
【0052】本実施例の改質器116では、その起動時
に第1ノズル30および第2ノズル31から改質燃料の
噴霧を開始する際には、触媒担持ヒータ136への通電
も行なう。触媒担持ヒータ136への通電を行なうと、
触媒担持ヒータ136は直ちに昇温し、燃焼反応を進行
可能な温度となる(着火する)。このように燃焼触媒が
昇温した状態で、霧化した改質燃料および空気が供給さ
れると、燃焼触媒上で燃焼反応が開始される。燃焼反応
が開始されると、これに伴って熱が生じ、生じた熱は、
周囲に存在する霧化された改質燃料に供給されてこれを
気化させる。このように、霧化された改質燃料および空
気が触媒担持ヒータ136を通過することで、気体状の
改質燃料が得られ、これが改質反応部37に供給され
る。
【0053】なお、改質器116において、触媒担持ヒ
ータ136において一旦燃焼反応が開始されると、通常
は、この燃焼反応で生じる熱によって燃焼反応が維持さ
れる。したがって、燃焼反応の開始後は、触媒担持ヒー
タ136への通電を停止すればよい。燃焼反応が開始し
たかどうかは、改質器116内の温度に基づいて判断可
能である。このような判断を行なう際には、改質器11
6内の所定の部位の温度を直接検出することとしても良
いし、触媒担持ヒータ136を構成する担体の電気抵抗
を検出することとしても良い。また、一旦燃焼反応が開
始された後であっても、何らかの原因で触媒温度が低下
したときには、再び触媒担持ヒータ136に通電して、
燃焼反応を再開することができる。
【0054】このような第2実施例の改質器116にお
いても、第1ノズル30および第2ノズル31を選択し
て用いて改質器116内に改質燃料を噴霧することによ
り、負荷変動に充分に追従して所望量の改質燃料を気化
させ、改質反応に供することができる。
【0055】E.第3実施例:第1および第2実施例で
は、改質原燃料として、液状のメタノールを用いたが、
気体の改質原燃料を用いる場合にも、本発明を適用する
ことができる。気体の改質原燃料を用いる第3実施例の
燃料電池システム210の構成を、図5に示す。第3実
施例の燃料電池システム210は、改質原燃料として天
然ガスを用いる以外は、第1実施例の燃料電池システム
10と同様の構成を有するため、共通する部分には同様
の参照番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0056】燃料電池システム210が備える改質器2
16へは、天然ガス流路240を介して、改質原燃料と
して天然ガスが供給される。天然ガス流路240は、商
用ガスとして供給される天然ガスの供給ラインに接続さ
れている。天然ガス流路240には、制御部26に接続
される流路調節バルブ211が設けられており、流路調
節バルブ211によって、改質器116に供給される天
然ガス量が調節される。
【0057】図6は、改質器216の構成を表わす説明
図である。改質器216は、第1ノズル230および第
2ノズル231を備える。この第1ノズル230および
第2ノズル231は、第1実施例と同様に、第1ノズル
230よりも第2ノズル231の方が適正流量範囲が大
きくなっている。第1ノズル230および第2ノズル2
31は、水供給路41と天然ガス流路240の端部構造
として構成されており、各ノズルからは、天然ガスを利
用して水が噴霧される。
【0058】また、改質器216の上流側端部付近であ
って、空気供給口32の近傍には、燃焼室38内に天然
ガスを供給するための天然ガス供給口232が設けられ
ている。天然ガス供給口232も、天然ガス流路240
に接続されており、天然ガス供給口232を介して、天
然ガスが空気導入室50内に吐出される。ここで、改質
器216に供給される天然ガス量は、所望量の水素を得
るために改質反応に供する量と、この改質反応に供する
水を気化させる熱を得るために燃焼反応に供する量との
合計として求められる。改質器216に供給される天然
ガスのうち、第1ノズル230および第2ノズル231
を用いて燃焼室38内に供給される天然ガス量は、水の
霧化が適正に行なわれる量として、ノズル特性と水流量
とに応じて定められる。そして、改質器216に供給す
べき天然ガス量のうち、残りの量が、天然ガス供給口2
32を介して供給される。なお、本実施例では、改質器
216に供給される空気の全量は、空気供給口32を介
して供給されることとした。
【0059】このような第3実施例の改質器216によ
れば、第1ノズル230および第2ノズル231を選択
して用いて改質器216内に水を噴霧することにより、
負荷変動に充分に追従して所望量の水を気化させ、改質
反応に供することができる。
【0060】なお、本実施例では、二流体ノズルである
第1ノズル230および第2ノズル231において、水
を噴霧するために利用する気体として、改質原燃料であ
る天然ガスを用いたが、第1実施例と同様に空気を用い
ることとしても良い。この場合には、改質器216に供
給する天然ガスは、全て天然ガス供給口232から供給
することとすればよい。
【0061】F.変形例:なお、この発明は上記の実施
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0062】F1.変形例1:第1ないし第3実施例で
は、噴霧に用いる2つのノズルは、互いに適正流量範囲
が異なることとしたが、同じ適正流量範囲を示すノズル
を用いることとしても良い。図7は、同じ適正流量範囲
を示す第1ノズルと第2ノズルを用いる場合に、改質器
に供給される改質燃料流量に応じて、用いるノズルを使
い分ける様子を表わす説明図である。
【0063】図7では、第1ノズルを用いるときと、第
1および第2両方のノズルを用いるときのそれぞれにつ
いて、適正流量範囲を示した。また、改質燃料流量に応
じて採用するノズルの種類を、ハッチングを付して示し
た。すなわち、改質燃料流量がVB1以下のときには、第
1ノズルを用いる。また、改質燃料流量がVB1から最大
流量(VB2)のときには、第1ノズルと第2ノズルの両
方を用いる。このように、一方のノズルあるいは両方の
ノズルを用いるように、ノズルの使い分けを行なうこと
で、適正流量範囲内において噴霧の動作を行なうことが
できる。
【0064】F2.変形例2:また、ノズルの個数は、
2よりも多い複数個のノズルを設けることとしても良
い。噴霧すべき改質燃料の流量に応じて、用いるノズル
の種類や用いるノズルの数を選択することで、噴霧すべ
き流量が変動するときにも、噴霧の動作を適正に行な
い、所望量の気体状の改質燃料を、改質反応に供するこ
とができる。
【0065】F3.変形例3:さらに、改質燃料の噴霧
に用いるノズルは、二流体ノズルではない、通常の液体
噴霧用のノズルを用いることとしても良い。改質燃料
を、充分に微細な粒状にして噴霧することができればよ
い。このような場合にも、複数個のノズルを用いること
による同様の効果を得ることができる。
【0066】F4.変形例4:また、本発明は、改質原
燃料として他種のものを用いる場合にも同様に適用する
ことができる。第1および第2実施例で用いたメタノー
ル等のアルコール類や、第3実施例で用いた天然ガス等
の気体炭化水素の他、液体炭化水素やアルデヒド類な
ど、種々のものを用いることができる。
【0067】メタノールのような親水性の改質原燃料を
用いる場合には、第1実施例のように、予め水と混合し
て、一緒に噴霧を行なうことが容易となる。また、疎水
性の液体改質原燃料を用いる場合には、この液体改質原
燃料と水とのそれぞれについて、噴霧のためのノズルを
複数用意すれば、液体改質原燃料と水との両方におい
て、流量の変動に充分に追従する既述した効果を得るこ
とが可能となる。
【0068】F5.変形例5:既述した実施例の改質器
では、改質反応部37をハニカムチューブによって構成
したが、異なる形状とすることも可能である。例えば、
改質触媒をペレット状に成形し、改質反応部37にはこ
の触媒ペレットを充填することとしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料電池システム10の構成の概略を示す説明
図である。
【図2】改質器16の構成を表わす説明図である。
【図3】改質器16に供給される改質燃料流量に応じ
て、用いるノズルを使い分ける様子を表わす説明図であ
る。
【図4】第2実施例の改質器116の構成を表わす説明
図である。
【図5】第3実施例の燃料電池システム210の構成を
示す説明図である。
【図6】改質器216の構成を表わす説明図である。
【図7】改質器に供給される改質燃料流量に応じて、用
いるノズルを使い分ける様子を表わす説明図である。
【符号の説明】
10,210…燃料電池システム 11,13…ポンプ 12…メタノールタンク 14…水タンク 16,116,216…改質器 18…CO低減部 20…燃料電池 22,24…ブロワ 26…制御部 30,230…第1ノズル 31,231…第2ノズル 32…空気供給口 33…点火プラグ 34…空気拡散板 35…貫通孔 36…整流板 37…改質反応部 38…燃焼室 39…整流室 40…メタノール流路 41…水供給路 42…改質燃料供給路 43…改質ガス流路 44…燃料ガス供給路 45…酸化ガス供給路 46…空気供給路 50…空気導入室 60…霧化・気化部 65…改質部 136…触媒担持ヒータ 138…霧化室 160…霧化部 162…気化部 211…流路調節バルブ 232…天然ガス供給口 240…天然ガス流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 浩規 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 4G040 EA02 EA03 EA06 EA07 EB03 EB04 EB12 EB43 5H027 AA06 BA01 BA16 BA17 DD00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の改質原燃料と水とを用いて改質反
    応を進行し、水素を生成する燃料改質装置であって、 前記改質原燃料と水とのうちの少なくとも一方を噴霧す
    る複数の噴霧ノズルを備え、前記改質原燃料と水とを、
    前記燃料改質装置内の所定の空間に供給する改質燃料供
    給部と、 前記所定の空間に空気を供給する空気供給部と、 前記空気が混合された前記改質原燃料において燃焼反応
    を開始させる着火部と、 前記改質反応を促進する活性を有する触媒を備え、前記
    燃焼反応で生じた熱によって気化された前記改質原燃料
    および水の気体が供給される触媒部とを備える燃料改質
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃料改質装置であって、 前記複数の噴霧ノズルは、噴霧可能な流量の範囲が異な
    るノズルを備える燃料改質装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の燃料改質装置で
    あって、 前記複数の噴霧ノズルによって噴霧すべき前記改質原燃
    料および/または水の流量に応じて、前記複数の噴霧ノ
    ズルのうち、実際に噴霧に用いるノズルを選択する選択
    部をさらに備える燃料改質装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載の燃料改
    質装置であって、 前記改質原燃料は、親水性を有する液体燃料であり、 前記複数の噴霧ノズルは、前記液体燃料と前記水との混
    合液を噴霧する燃料改質装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3いずれか記載の燃料改
    質装置であって、 前記改質原燃料は、疎水性を有する液体燃料であり、 前記改質燃料供給部は、前記液体燃料を噴霧する複数の
    噴霧ノズルと、前記水を噴霧する複数の噴霧ノズルとを
    備える燃料改質装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3いずれか記載の燃料改
    質装置であって、 前記改質原燃料は、気体燃料であり、 前記複数の噴霧ノズルは、前記水を噴霧する燃料改質装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか記載の燃料改
    質装置であって、 前記複数の噴霧ノズルは、2流体ノズルであり、 前記2流体ノズルは、前記所定の空間に供給すべき空気
    の一部を、噴霧のための補助流体として用いる燃料改質
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7いずれか記載の燃料改
    質装置であって、 前記着火部は、前記所定の空間に設けた点火プラグであ
    る燃料改質装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の燃料改質装置であって、 前記所定の空間と前記触媒部との間に、前記改質原燃料
    および水の気化を促進する気化促進部を配設した燃料改
    質装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の燃料改質装置であっ
    て、 前記気化促進部は、金属を含有する多孔質部材である燃
    料改質装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし7いずれか記載の燃料
    改質装置であって、 前記着火部は、酸化触媒を有する燃料改質装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の燃料改質装置であっ
    て、 前記着火部は、前記酸化触媒を加熱するヒータを備える
    燃料改質装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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