JP2003186846A - 顧客登録システム - Google Patents

顧客登録システム

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JP2003186846A
JP2003186846A JP2001384293A JP2001384293A JP2003186846A JP 2003186846 A JP2003186846 A JP 2003186846A JP 2001384293 A JP2001384293 A JP 2001384293A JP 2001384293 A JP2001384293 A JP 2001384293A JP 2003186846 A JP2003186846 A JP 2003186846A
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customer
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JP2001384293A
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English (en)
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Giyouha Se
暁波 施
Osamu Kurihara
理 栗原
Kazuo Abe
和夫 安倍
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NTT Data Group Corp
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NTT Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上で提供されるサービスを簡単
且つ迅速に提供するための顧客登録を可能とする。 【解決手段】 サービス管理装置13は、ユーザ端末1
1からのアクセス(L11)に応答して、認証用アプリ
ケーションをダウンロードさせる(L2)。ユーザ端末
11でバイオ情報及び個人情報による認証が行われ(L
3、L5)、正当な利用者であると認定されると(L
4、L6)、個人情報と、暗号化されたバイオ情報と、
認証結果が、ユーザ端末11からサービス提供装置14
に送られる(L7)。サービス提供装置14は、ユーザ
端末11の利用者が顧客としての適性を有しているか否
かを判定し(L8)、適性がある場合に、ユーザ端末1
1の利用者が新たな顧客として登録され、顧客登録の完
了が通知される(L9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークを
介して提供されるサービスの顧客を登録するための処理
を実行する顧客登録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及に伴い、ネットワ
ーク上で様々なサービスが提供されるようになってい
る。こうしたサービスの一例として、移動電話装置等の
携帯端末装置を用いて、銀行口座への振込や、オンライ
ンショッピングの代金支払い、証券会社口座への入金な
どを可能にするサービスが知られている。
【0003】こうしたネットワーク上で提供されるサー
ビスを利用するためには、予め定められた事項の確認を
受けた上で、顧客としての登録が必要となる場合も多
い。例えば、ネットワークを介して各種の銀行取引を可
能とするサービスのための口座を開設する際には、以下
の3つの点についての確認が行われることがある。第1
は、サービスを利用する本人が口座の開設を申し込んで
いるかどうかという点である。第2は、登録する個人情
報を証明するための身分証明書を所持しているかどうか
という点である。第3は、口座を開設した後、サービス
を利用する際に本人であることを証明するための印鑑が
あるかどうかという点である。
【0004】現状では、このような口座の開設等を申し
込むには、ネットワーク上で提供されるサービスでの手
続とは別に、所定の申込書に記入・捺印し、必要に応じ
た書類(例えば、住民票、免許証のコピー、印鑑証明書
など)を添付して、郵送などで提出するようにしてい
る。書類の提出を受けた金融機関などでは、これらの書
類をチェックした後、顧客としての登録を行って、サー
ビスの提供を可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来で
は、ネットワーク上で提供されるサービスの顧客が登録
されるまでの手続が煩雑であり、長い時間(例えば、2
週間程度)を要する。従って、顧客として登録されるこ
とを希望する利用者は、申込書を発送しても、即座にサ
ービスを受けることはできない。こうした煩雑で遅い登
録手続のため、新たなサービスを提供して顧客を獲得し
ようとしても、サービス自体の魅力が弱められてしま
い、取引機会を逸する原因にもなっていた。
【0006】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、ネットワーク上で提供されるサービスを簡単
且つ迅速に提供するための顧客登録を可能とする顧客登
録システムを、提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係る顧客登録システムは、
記憶媒体が接続された端末装置にて認証処理を実行する
ためのアプリケーションを提供するアプリケーション提
供手段と、前記端末装置が前記アプリケーション提供手
段から提供されたアプリケーションによる認証処理を実
行し、前記端末装置の利用者から取得したバイオ情報と
前記記憶媒体に予め記憶されたバイオ情報との照合の結
果、及び、前記端末装置にて入力された利用者の個人情
報と前記記憶媒体に予め記憶された個人情報との照合の
結果、前記端末装置の利用者が正当な利用者であると認
定された場合に、前記端末装置から利用者のバイオ情
報、個人情報及び認証結果を受け取り、利用者が顧客と
しての適性を有しているか否かを判定する適性判定手段
と、前記適性判定手段にて適性ありと判定された場合
に、前記端末装置の利用者を顧客として登録する顧客登
録手段とを備えることを特徴とする。
【0008】この発明によれば、端末装置上でバイオ情
報と個人情報を用いた認証が行われ、正当な利用者であ
ると認定された場合に、適性判定手段がバイオ情報、個
人情報及び認証結果を受け取って顧客としての適性を判
定し、適性がある場合に、端末装置の利用者を顧客登録
手段により顧客として登録する。これにより、印鑑や各
種の証明書などを確認することなく顧客としての登録を
完了することができ、ネットワーク上で提供されるサー
ビスを、簡単且つ迅速に提供することができる。
【0009】前記端末装置の利用者に関するバイオ情報
と個人情報とを前記記憶媒体に記憶させることにより事
前に登録し、認証処理を実行するためのアプリケーショ
ンを前記アプリケーション提供手段により提供可能に設
定する事前登録手段を備えることが望ましい。
【0010】この発明の第2の観点に係る顧客登録シス
テムは、記憶媒体が接続された端末装置にて認証処理を
実行するためのアプリケーションを提供するアプリケー
ション提供手段と、バイオ情報と個人情報と公開鍵暗号
方式の公開鍵とを、前記端末装置の利用者毎に予め登録
する事前登録手段と、前記端末装置が前記アプリケーシ
ョン提供手段から提供されたアプリケーションによる認
証処理を実行し、前記端末装置の利用者から取得したバ
イオ情報と前記記憶媒体に予め記憶されたバイオ情報と
の照合の結果、前記端末装置の利用者が正当な利用者で
あると認定された場合に、前記記憶媒体に予め記憶され
ている公開鍵暗号方式の秘密鍵で暗号化したバイオ情報
を前記携帯端末から受け取り、前記事前登録手段により
登録された公開鍵で復号する復号手段と、前記復号手段
により復号されたバイオ情報と前記事前登録手段により
登録されたバイオ情報との照合を行う照合手段と、前記
照合手段による照合の結果、前記端末装置の利用者が正
当な利用者であると認定された場合に、前記端末装置の
利用者に対応して前記事前登録手段により登録されたバ
イオ情報、個人情報及び公開鍵を受け取り、利用者が顧
客としての適性を有しているか否かを判定する適性判定
手段と、前記適性判定手段にて適性ありと判定された場
合に、前記端末装置の利用者を顧客として登録する顧客
登録手段とを備えることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、端末装置上でバイオ情
報を用いた認証が行われ、正当な利用者であると認定さ
れた場合に、照合手段によるバイオ情報の照合が行われ
る。その結果、正当な利用者であると認定されると、適
性判定手段が事前登録手段により登録されたバイオ情
報、個人情報及び公開鍵を受け取って顧客としての適性
を判定する。適性がある場合には、端末装置の利用者を
顧客登録手段により顧客として登録する。このようにし
て顧客の登録を行うことにより、ネットワーク上で提供
されるサービスを、簡単且つ迅速に提供することができ
る。
【0012】この発明の第3の観点に係る顧客登録シス
テムは、記憶媒体が接続された端末装置にて認証処理を
実行するためのアプリケーションを提供するアプリケー
ション提供手段と、個人情報と公開鍵暗号方式の公開鍵
と個人情報のハッシュ値を公開鍵暗号方式の秘密鍵で暗
号化した電子署名とを、前記端末装置の利用者毎に予め
登録する事前登録手段と、前記端末装置が前記アプリケ
ーション提供手段から提供されたアプリケーションによ
る認証処理を実行し、前記端末装置の利用者から取得し
たバイオ情報と前記記憶媒体に予め記憶されたバイオ情
報との照合の結果、前記端末装置の利用者が正当な利用
者であると認定された場合に、利用者の個人情報のハッ
シュ値を前記記憶媒体に予め記憶されている公開鍵暗号
方式の秘密鍵で暗号化したデータを前記端末装置から受
け取り、前記事前登録手段により登録された公開鍵で復
号する復号手段と、前記復号手段により復号された個人
情報のハッシュ値と前記事前登録手段により登録された
電子署名を公開鍵で復号したハッシュ値との照合を行う
照合手段と、前記照合手段による照合の結果、前記端末
装置の利用者が正当な利用者であると認定された場合
に、前記端末装置の利用者に対応して前記事前登録手段
により登録された個人情報、公開鍵、電子署名を受け取
り、利用者が顧客としての適性を有しているか否かを判
定する適性判定手段と、前記適性判定手段にて適性あり
と判定された場合に、前記端末装置の利用者を顧客とし
て登録する顧客登録手段とを備えることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、端末装置上でバイオ情
報を用いた認証が行われ、正当な利用者であると認定さ
れた場合に、照合手段による電子署名の照合が行われ
る。その結果、正当な利用者であると認定されると、適
性判定手段が事前登録手段により登録された個人情報、
公開鍵、電子署名を受け取って顧客としての適性を判定
する。適性がある場合には、端末装置の利用者を顧客登
録手段により顧客として登録する。このようにして顧客
の登録を行うことにより、ネットワーク上で提供される
サービスを、簡単且つ迅速に提供することができる。
【0014】こうした顧客登録システムにおいて、例え
ば、前記顧客登録手段は、顧客として登録した前記端末
装置の利用者毎に口座を開設するための処理を実行する
ことが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係る顧客登録システムについて詳細に
説明する。
【0016】図1はこの発明の第1の実施の形態に係る
顧客登録システムの構成を示す図である。図示するよう
に、この顧客登録システムは、ネットワーク10を介し
て相互に接続される複数のユーザ端末11(11〜1
)と、登録処理装置12と、サービス管理装置13
と、サービス提供装置14とを備えている。
【0017】ネットワーク10は、移動体通信網、電話
回線、インターネット等から構成され、ユーザ端末11
と、サービス管理装置13やサービス提供装置14との
間で、情報の送受信を可能とするためのものである。
【0018】ユーザ端末11は、所定のアプリケーショ
ンを実現する動作プログラムが実行可能な移動電話装置
等の携帯端末装置から構成され、ネットワーク10を介
してサービス管理装置13やサービス提供装置14との
間で通信を行う。ここで、ユーザ端末11は、サービス
提供装置14で提供されるサービスを受ける顧客等によ
って所持され、サービスの内容を示すWEBページなど
を閲覧することができる。また、ユーザ端末11は、所
定のメールサーバ(図示せず)に設けられたメールボッ
クスに格納されている電子メールを閲覧したり、電子メ
ールを送信したりするための処理を実行することができ
る。
【0019】また、各ユーザ端末11は、例えばUIM
(User Identity Module)と称されるICカードといっ
た、情報記憶媒体が接続可能に構成されている。この情
報記憶媒体には、各ユーザ端末11の利用者が有する生
体的特徴(例えば、指紋、掌紋、虹彩、声紋、顔の輪郭
など)を示すバイオメトリクスからなるバイオ情報や、
各利用者の個人情報(例えば、氏名、性別、住所、電話
番号、生年月日など)、公開鍵暗号方式の秘密鍵などの
各種情報を記憶させることができる。さらに、ユーザ端
末11は、認識対象者となる各ユーザ端末11の利用者
から、バイオ情報を直接取得するための機構を備えてい
る。こうした機構としては、例えば、外部から音声を取
り込むマイクロフォン、及び、取り込んだ音声から認識
対象者に固有の特徴量(声紋)を特定するためのプロセ
ッサやソフトウェアより構成されるものを用いることが
できる。或いは、画像を取り込むためのカメラ、及び、
取り込んだ画像から認識対象者に固有の特徴量(指紋、
掌紋、虹彩、顔の輪郭など)を特定するためのプロセッ
サやソフトウェアより構成されるものを用いてもよい。
このほか、各ユーザ端末11を操作する利用者に固有の
特徴量を特定する任意の機構を用いることができる。
【0020】登録処理装置12は、例えば区役所や携帯
電話販売店、銀行、そのほか専用に設けられた登録窓口
などに配置されるワークステーションやパーソナルコン
ピュータ等から構成され、各ユーザ端末11の利用者に
関する情報を登録するための処理を実行する。この登録
処理装置12は、図2に例示するように、通信制御部1
21と、処理制御部122と、データ記憶部123と、
入出力処理部124とを備えて構成される。
【0021】通信制御部121は、ネットワーク10を
介してサービス管理装置13との間でデータ通信を行う
ためのものである。
【0022】処理制御部122は、この登録処理装置1
2の動作を制御するためのものである。例えば、処理制
御部122は、端末登録部122aを論理的構成として
備えている。こうした論理的構成は、例えば処理制御部
122がデータ記憶部123に記憶されている動作プロ
グラムやデータを読み出して実行に供することにより、
実現される。端末登録部122aは、入出力処理部12
4にて入出力される情報により、ユーザ端末11に接続
される情報記憶媒体に対して、各ユーザ端末11の利用
者に対応したバイオ情報や個人情報を、記憶させて登録
するためのものである。
【0023】データ記憶部123は、例えば半導体メモ
リや磁気ディスク記録装置などから構成され、処理制御
部122が実行する動作プログラムや、処理制御部12
2による処理の対象となるデータを記憶するためのもの
である。
【0024】入出力処理部124は、ユーザ端末11に
接続される情報記憶媒体との間で各種の情報を入出力し
て、バイオ情報や個人情報といった、利用者に関する情
報の登録を可能とするためのものである。
【0025】サービス管理装置13は、所定の管理セン
ター等に設置され、顧客の登録に関する処理を制御する
ためのコンピュータシステムである。このサービス管理
装置13は、図3に例示するように、通信制御部131
と、処理制御部132と、データ記憶部133とを備え
て構成される。
【0026】通信制御部131は、ネットワーク10を
介して各ユーザ端末11や登録処理装置12、サービス
提供装置14との間でデータ通信を行うためのものであ
る。
【0027】処理制御部132は、このサービス管理装
置13の動作を制御するためのものである。例えば、処
理制御部132は、論理的構成として、アプリケーショ
ン提供部132aを備えている。アプリケーション提供
部132aは、各ユーザ端末11からのアクセスに応答
して、ユーザ端末11上で実行される所定のアプリケー
ションを提供するためのものである。このアプリケーシ
ョンは、各ユーザ端末11上でバイオ情報や個人情報な
どを用いた利用者の認証を行うための動作プログラム
(認証用アプリケーション)である。
【0028】データ記憶部133は、処理制御部132
が実行する動作プログラムや、アプリケーション提供部
132aにより各ユーザ端末11に提供される動作プロ
グラム(認証用アプリケーション)などを記憶するため
のものである。また、データ記憶部133は、後述する
インタフェース部142aをサービス提供装置14上に
構築するためのインタフェースドライバ(プログラム)
を記憶してもよい。
【0029】サービス提供装置14は、例えばアプリケ
ーションサーバとして機能するためのプログラムを実行
するワークステーション等のサーバ用コンピュータから
構成され、証券会社や銀行、クレジット会社等の金融機
関によって提供される各種のサービスを、ネットワーク
10上で利用可能とするためのものである。このサービ
ス提供装置14は、図4に例示するように、通信制御部
141と、処理制御部142と、データ記憶部143と
を備えて構成される。
【0030】通信制御部141は、ネットワーク10を
介して各ユーザ端末11やサービス管理装置13との間
でデータ通信を行うためのものである。
【0031】処理制御部142は、このサービス提供装
置14の動作を制御するためのものである。例えば、処
理制御部142は、インタフェース部142aと、利用
者認証部142bと、顧客登録部142cとを、論理的
構成として備えている。
【0032】インタフェース部142aは、通信制御部
141によりユーザ端末11と通信して、ユーザ端末1
1に接続された情報記憶媒体に記憶されているバイオ情
報や個人情報、ユーザ端末11で実行された認証の結果
を示す情報等を取得するためのものである。
【0033】利用者認証部142bは、ユーザ端末11
で実行された認証の結果、正当な利用者であると認定さ
れた場合に、インタフェース部142aを介して当該ユ
ーザ端末11からバイオ情報や個人情報を受け取り、履
歴DB(データベース)143aを参照して、利用者が
顧客としての適性を有しているか否かを判定するための
ものである。
【0034】顧客登録部142cは、利用者認証部14
2bにより顧客の適性ありと判定された場合に、ユーザ
端末11の利用者を顧客として登録するための処理を実
行するものである。例えば、顧客登録部142cは、イ
ンタフェース部142aを介して受け取った利用者の個
人情報から作成した登録情報を顧客DB143bに格納
し、データ記憶部143に記憶させることにより、ユー
ザ端末11の利用者を顧客として登録する。
【0035】データ記憶部143は、処理制御部142
が実行する動作プログラムや、処理制御部142による
処理の対象となるデータを記憶するためのものである。
例えば、データ記憶部143に記憶されるデータは、履
歴DB143aと、顧客DB143bとを構成する。
【0036】履歴DB143aは、例えば請求代金の支
払状況、現在の借入金総額といった、ユーザ端末11の
利用者毎の金銭状態に関する情報などを格納し、いわゆ
るブラックリストとして機能する。顧客DB143b
は、利用者認証部142bにより顧客の適性ありと判定
された利用者に関する情報を記憶し、サービス提供装置
14上に顧客として登録するためのものである。
【0037】以下に、この発明の第1の実施の形態に係
る顧客登録システムの動作を説明する。
【0038】(利用者登録の動作)例えば、新たにユー
ザ端末11を利用者が購入した場合などには、登録処理
装置12により、その利用者に関する情報が、ユーザ端
末11に設置の情報記憶媒体に記憶される。即ち、登録
処理装置12は、端末登録部122aにより、入出力処
理部124を介して、ユーザ端末11に接続される情報
記憶媒体に対し、バイオ情報や個人情報を記憶させる。
これにより、ユーザ端末11の利用者が情報記憶媒体上
に登録される。
【0039】こうしてユーザ端末11の利用者に関する
情報の登録が完了すると、処理制御部122は、通信制
御部121によりサービス管理装置13に登録完了の通
知を送る。登録完了の通知を受けたサービス管理装置1
3は、例えば処理制御部132が新たに登録された利用
者のユーザ端末11に宛てた電子メールを作成し、通信
制御部131により送信することで、利用者に登録の完
了を通知する。この際、サービス管理装置13は、新た
に登録した利用者に対してアクセス権限を付与し、当該
利用者のユーザ端末11による認証用アプリケーション
のダウンロードを可能とするべく、アクセス制御に関す
る設定を変更してもよい。
【0040】また、サービス提供装置14には、事前に
サービス管理装置13から所定の動作プログラムが提供
される。処理制御部142がこの動作プログラムを実行
することにより、ネットワーク10を介したユーザ端末
11からのアクセスを受付可能とするインタフェース部
142aがサービス提供装置14上に構築される。
【0041】(顧客登録の動作)次に、サービス提供装
置14が提供するサービスの顧客を登録する場合の動作
を、図5を参照して説明する。各ユーザ端末11の利用
者は、自己のユーザ端末11から、ネットワーク10を
介してサービス管理装置13が提供する認証用アプリケ
ーションをダウンロードすることができる。ユーザ端末
11は、利用者の操作に応答して、サービス管理装置1
3が認証用アプリケーションを配布するためのホームペ
ージなどにアクセスする(L1)。サービス管理装置1
3は、ユーザ端末11によるアクセスに応答してアプリ
ケーション提供部132aが起動し、データ記憶部13
3に記憶されている動作プログラムを読み出して当該ユ
ーザ端末11にダウンロードさせる(L2)。
【0042】ユーザ端末11は、サービス管理装置13
からダウンロードしたアプリケーションを実行し、バイ
オ情報による利用者の認証を行う(L3)。バイオ情報
による認証で正当な利用者であると認定されると(L
4)、個人情報による利用者の認証を行う(L5)。個
人情報による認証で正当な利用者であると認定されると
(L6)、ユーザ端末11からサービス提供装置14
に、利用者に関する個人情報と、暗号化されたバイオ情
報と、認証結果が送られる(L7)。
【0043】以下に、図6を参照して、こうしたユーザ
端末11における認証の動作を、より詳細に説明する。
ユーザ端末11は、サービス管理装置13からダウンロ
ードしたアプリケーションを実行し(P1)、当該ユー
ザ端末11の利用者からバイオ情報を取得する。利用者
からバイオ情報を取得したユーザ端末11は、自機に接
続された情報記憶媒体に記憶されているバイオ情報との
比較を行い、バイオ情報による利用者の認証を行う。例
えば、ユーザ端末11は、利用者から読み取った指紋
と、情報記憶媒体から読み出したバイオ情報に示された
指紋とを、比較(照合)して所定の誤差範囲内で合致し
ているか否かを判別することにより、利用者の認証を行
う。バイオ情報による認証で正当な利用者であると認定
されると(P2)、利用者に個人情報の入力を促すなど
して、例えば利用者の氏名、生年月日、年齢などといっ
た、個人情報を取得する。利用者の入力に基づく個人情
報を取得したユーザ端末11は、自機に接続された情報
記憶媒体に記憶されている個人情報との比較を行い、個
人情報による利用者の認証を行う。個人情報による認証
で正当な利用者であると認定されると(P3)、情報記
憶媒体に記憶されている個人情報、暗号化したバイオ情
報、及び、認証結果が、ネットワーク10を介してサー
ビス提供装置14に送信される。
【0044】図5に戻り、ユーザ端末11から送られた
各種の情報をインタフェース部142aにより受け取っ
たサービス提供装置14は、処理制御部142が利用者
認証部142bを起動し、ユーザ端末11の利用者が顧
客としての適性を有しているか否かを判定する(L
8)。この際、利用者認証部142bは、ユーザ端末1
1から受け取った個人情報などに基づいて履歴DB14
3aを検索し、利用者がブラックリストに記載されてい
るか否かを判別する。利用者がブラックリストに記載さ
れていないと判別された場合には、顧客の適性ありとし
て、顧客登録部142cが顧客DB143bにユーザ端
末11の利用者に関する情報を格納する。これにより、
ユーザ端末11の利用者は、サービス提供装置14が提
供するサービスの新たな顧客として登録される。
【0045】この際、処理制御部142は、例えば口座
番号の付与や、預入金・貸出金を記憶する領域の確保と
いった、顧客として登録した利用者毎に口座を開設する
ための処理を実行する。ここで、顧客として登録するユ
ーザ端末11の利用者に関する情報は、当該ユーザ端末
11に接続された情報記憶媒体から読み出されて送信さ
れた個人情報に基づいて作成することができる。このた
め、ユーザ端末11の利用者は、個別に住所や氏名、電
話番号等を登録するための操作を行う必要はない。
【0046】新たな顧客の登録が完了したサービス提供
装置14は、例えば処理制御部142が新たに登録され
た顧客に宛てた電子メールを作成し、通信制御部141
により送信する。こうして、ユーザ端末11の利用者に
は、顧客登録の完了が通知される(L9)。以上のよう
にして、ユーザ端末11の利用者がサービス提供装置1
4上に新たな顧客として登録され、インターネット・バ
ンキングやオンライン・トレードなどの金融取引といっ
た、各種のサービスを提供することができる。
【0047】上記第1の実施の形態では、ユーザ端末1
1に接続される情報記憶媒体にバイオ情報と個人情報を
記憶させて、ユーザ端末11上でバイオ情報と個人情報
を用いた認証を行うようにしている。これに対して、バ
イオ情報や個人情報などをセンター側に設けられたデー
タベース等に格納して、利用者の認証を行うようにして
もよい。以下、センター側に各種の情報を格納して利用
者の認証を行う一例として、この発明の第2の実施の形
態に係る顧客登録システムについて説明する。
【0048】図7は、この発明の第2の実施の形態に係
る顧客登録システムにおける登録処理装置12の構成を
示す図である。ここで、第1の実施の形態と同一の構成
には同一の符号が付されている。図示するように、この
登録処理装置12では、処理制御部122に機関登録部
122bが設けられている。機関登録部122bは、ユ
ーザ端末11(或いは入出力処理部124)から受け取
った各種の情報をユーザ端末11の利用者毎に関連付
け、サービス管理装置13が備える利用者DB133a
に格納させることにより、各ユーザ端末11の利用者を
センター側で登録するためのものである。
【0049】また、図8は、この発明の第2の実施の形
態に係る顧客登録システムにおけるサービス管理装置1
3の構成を示す図である。図示するように、このサービ
ス管理装置13では、データ記憶部133に利用者DB
133aが設けられている。この利用者DB133aに
は、各ユーザ端末11の利用者に対応したバイオ情報や
個人情報、及び、公開鍵暗号方式の公開鍵が格納され
る。
【0050】この他の各部位の構成は、基本的に、第1
の実施の形態における構成と同一である。但し、登録処
理装置12が備える端末登録部122aの機能は、ユー
ザ端末11に設置の情報記憶媒体に対してバイオ情報と
公開鍵暗号方式の秘密鍵を記憶させる機能に特化されて
いる。また、サービス管理装置13のアプリケーション
提供部132aにより提供されるアプリケーションは、
ユーザ端末11上でバイオ情報による利用者の認証を可
能とし、バイオ情報を秘密鍵で暗号化してサービス管理
装置13に送信可能とする動作プログラムである。
【0051】次に、この発明の第2の実施の形態に係る
顧客登録システムの動作について説明する。
【0052】(利用者登録の動作)この発明の第2の実
施の形態に係る顧客登録システムでは、登録処理装置1
2及びサービス管理装置13により、その利用者に関す
る情報が、ユーザ端末11に設置の情報記憶媒体に記憶
されると共に、利用者DB133aに格納される。即
ち、登録処理装置12は、機関登録部122bにより、
バイオ情報や個人情報、公開鍵暗号方式の公開鍵を、ユ
ーザ端末11の利用者毎に関連付けて、サービス管理装
置13が備える利用者DB133aに格納する。サービ
ス管理装置13は、処理制御部132が利用者DB13
3aに格納された情報をデータ記憶部133に記憶させ
ることで、ユーザ端末11の利用者を事前にサービス管
理装置13上(センター側)に登録する。また、端末登
録部122aは、入出力処理部124を介し、ユーザ端
末11に接続される情報記憶媒体に対して、バイオ情報
と公開鍵暗号方式の秘密鍵を記憶させる。こうしてユー
ザ端末11の利用者に関する情報の登録が完了すると、
上記第1の実施の形態と同様にして、利用者に登録の完
了を通知し、認証用アプリケーションをダウンロード可
能に設定する。
【0053】(顧客登録の動作)次に、サービス提供装
置14が提供するサービスの顧客を登録する場合の動作
を、図9を参照して説明する。各ユーザ端末11の利用
者は、上記第1の実施の形態と同様にして、自己のユー
ザ端末11から、サービス管理装置13が提供する認証
用アプリケーションをダウンロードすることができる。
即ち、ユーザ端末11は、利用者の操作に応答して、サ
ービス管理装置13が認証用アプリケーションを配布す
るためのホームページなどにアクセスする(L11)。
サービス管理装置13は、ユーザ端末11によるアクセ
スに応答してアプリケーション提供部132aが起動
し、データ記憶部133に記憶されている動作プログラ
ムを読み出して当該ユーザ端末11にダウンロードさせ
る(L12)。
【0054】ユーザ端末11は、サービス管理装置13
からダウンロードしたアプリケーションを実行し、バイ
オ情報による利用者の認証を行う(L13)。ユーザ端
末11におけるバイオ情報を用いた認証で正当な利用者
であると認定されると(L14)、バイオ情報を秘密鍵
で暗号化することにより作成されたデータが、ユーザ端
末11からサービス管理装置13に送られる(L1
5)。
【0055】ユーザ端末11から送られたデータを受け
取ったサービス管理装置13は、処理制御部132が利
用者DB133aを検索し、当該データを送信したユー
ザ端末11の利用者に対応する公開鍵を読み出す。処理
制御部132は、ユーザ端末11から送られたデータを
公開鍵で復号し、利用者DB133aに格納されている
バイオ情報と比較(照合)して、バイオ情報による利用
者の認証をサービス管理装置13上(センター側)で行
う(L16)。サービス管理装置13におけるバイオ情
報を用いた認証で正当な利用者であると認定されると、
利用者DB133aに格納されている利用者の個人情
報、バイオ情報、公開鍵が、サービス管理装置13から
サービス提供装置14に送られる(L17)。このとき
転送されるバイオ情報は、顧客を登録する際に必要とな
る印鑑の代わりに使用することができる。また、公開鍵
は、サービス提供装置14によるサービスの提供開始
後、ユーザ端末11からサービス提供装置14に送られ
る暗号化されたバイオ情報を復号するために使用するこ
とができる。
【0056】サービス管理装置13から送られた各種の
情報を受け取ったサービス提供装置14は、処理制御部
142が利用者認証部142bを起動し、ユーザ端末1
1の利用者が顧客としての適性を有しているか否かを判
定する(L18)。この際、利用者認証部142bは、
サービス管理装置13から受け取った個人情報などに基
づいて履歴DB143aを検索し、利用者がブラックリ
ストに記載されているか否かを判別する。利用者がブラ
ックリストに記載されていないと判別された場合には、
顧客の適性ありとして、顧客登録部142cが顧客DB
143bにユーザ端末11の利用者に関する情報を格納
する。これにより、ユーザ端末11の利用者は、サービ
ス提供装置14が提供するサービスの新たな顧客として
登録される。
【0057】新たな顧客の登録が完了したサービス提供
装置14は、例えば処理制御部142が新たに登録され
た顧客に宛てた電子メールを作成し、通信制御部141
により送信する。こうして、ユーザ端末11の利用者に
は、顧客登録の完了が通知される(L19)。
【0058】上記第2の実施の形態では、サービス管理
装置13が備える利用者DB133aに、バイオ情報、
個人情報及び公開鍵暗号方式の公開鍵を格納するものと
して説明した。これに対して、バイオ情報以外の情報を
センター側に格納して、利用者の認証を行うようにして
もよい。以下、バイオ情報以外の情報をセンター側に格
納して利用者の認証を行う一例として、この発明の第3
の実施の形態に係る顧客登録システムについて説明す
る。
【0059】この第3の実施の形態に係る顧客登録シス
テムにおける各部位の構成は、基本的に、第2の実施の
形態における構成と同一である。但し、サービス管理装
置13が備える利用者DB133aには、各ユーザ端末
11の利用者に対応した個人情報、当該個人情報のハッ
シュ値を公開鍵暗号方式の秘密鍵で暗号化することによ
り得られた電子署名、及び、秘密鍵に対応する公開鍵が
格納される。また、端末登録部122aや機関登録部1
22bが備える機能や、アプリケーション提供部132
aが提供するアプリケーションなども、ユーザ端末11
との間で送受信される情報に合わせて、適宜、第2の実
施の形態とは異なるものとなっている。
【0060】次に、この発明の第3の実施の形態に係る
顧客登録システムの動作について説明する。
【0061】(利用者登録の動作)この発明の第3の実
施の形態に係る顧客登録システムにおいて、登録処理装
置12は、端末登録部122aにより、ユーザ端末11
に接続される情報記憶媒体に対して、バイオ情報、個人
情報、及び、公開鍵暗号方式の秘密鍵を記憶させる。ま
た、登録処理装置12は、機関登録部122bにより、
個人情報と、当該個人情報のハッシュ値を秘密鍵で暗号
化した電子署名と、秘密鍵に対応する公開鍵を、ユーザ
端末11の利用者毎に関連付けて、サービス管理装置1
3が備える利用者DB133aに格納する。サービス管
理装置13は、処理制御部132が利用者DB133a
に格納された情報をデータ記憶部133に記憶させるこ
とで、ユーザ端末11の利用者を事前にサービス管理装
置13上に登録する。
【0062】こうしてユーザ端末11の利用者に関する
情報の登録が完了すると、上記第1及び第2の実施の形
態と同様にして、利用者に登録の完了を通知し、認証用
アプリケーションをダウンロード可能に設定する。
【0063】(顧客登録の動作)次に、サービス提供装
置14が提供するサービスの顧客を登録する場合の動作
を、図10を参照して説明する。各ユーザ端末11の利
用者は、上記第1及び第2の実施の形態と同様にして、
自己のユーザ端末11から、サービス管理装置13が提
供するアプリケーションをダウンロードすることができ
る。即ち、ユーザ端末11は、利用者の操作に応答して
サービス管理装置13が認証用アプリケーションを配布
するためのホームページなどにアクセスする(L2
1)。サービス管理装置13は、ユーザ端末11による
アクセスに応答してアプリケーション提供部132aが
起動し、データ記憶部133に記憶されている動作プロ
グラムを読み出して当該ユーザ端末11にダウンロード
させる(L22)。
【0064】ユーザ端末11は、サービス管理装置13
からダウンロードしたアプリケーションを実行し、バイ
オ情報による利用者の認証を行う(L23)。ユーザ端
末11におけるバイオ情報を用いた認証で正当な利用者
であると認定されると(L24)、個人情報のハッシュ
値を秘密鍵で暗号化することにより作成されたデータ
が、ユーザ端末11からサービス管理装置13に送られ
る(L25)。
【0065】ユーザ端末11から送られたデータを受け
取ったサービス管理装置13は、処理制御部132が利
用者DB133aを検索し、当該データを送信したユー
ザ端末11の利用者に対応する公開鍵を読み出す。処理
制御部132は、ユーザ端末11から送られたデータと
利用者DB133aに格納されている電子署名を、公開
鍵で復号し、両者の復号で得られたハッシュ値を比較
(照合)して、利用者の認証をサービス管理装置13上
で行う(L26)。サービス管理装置13における認証
で正当な利用者であると認定されると、利用者DB13
3aに格納されている利用者の個人情報、電子署名、公
開鍵が、サービス管理装置13からサービス提供装置1
4に送られる(L27)。このとき転送される電子署名
は、顧客を登録する際に必要となる印鑑の代わりに使用
することができる。また、公開鍵は、サービスの提供開
始後、ユーザ端末11からサービス提供装置14に送ら
れる暗号化された個人情報を復号するために使用するこ
とができる。
【0066】サービス管理装置13から送られた各種の
情報を受け取ったサービス提供装置14は、処理制御部
142が利用者認証部142bを起動し、ユーザ端末1
1の利用者が顧客としての適性を有しているか否かを判
定する(L28)。この際、利用者認証部142bは、
サービス管理装置13から受け取った個人情報などに基
づいて履歴DB143aを検索し、利用者がブラックリ
ストに記載されているか否かを判別する。利用者がブラ
ックリストに記載されていないと判別された場合には、
顧客の適性ありとして、顧客登録部142cが顧客DB
143bにユーザ端末11の利用者に関する情報を格納
する。これにより、ユーザ端末11の利用者は、サービ
ス提供装置14が提供するサービスの新たな顧客として
登録される。
【0067】新たな顧客の登録が完了したサービス提供
装置14は、例えば処理制御部142が新たに登録され
た顧客に宛てた電子メールを作成し、通信制御部141
により送信する。こうして、ユーザ端末11の利用者に
は、顧客登録の完了が通知される(L29)。
【0068】以上説明したように、この発明によれば、
バイオ情報や個人情報などを用いて利用者の認証を行
い、顧客として登録するための処理を実行することがで
きる。これにより、印鑑や各種の証明書(例えば、住民
票や運転免許証)などを確認(郵送)することなく顧客
としての登録を完了することができ、ネットワーク上で
提供されるインターネット・バンキング等の各種のサー
ビスを、簡単且つ迅速に提供することができる。
【0069】この発明は、銀行口座等を開設するために
顧客を登録する場合に限定されず、例えば電気、ガス、
水道、電話の使用契約などといった、各種の利用登録が
必要となる契約サービスにおける顧客の登録処理に適用
することができる。
【0070】上記実施の形態では、ユーザ端末11が移
動電話装置等の携帯端末装置であるものとして説明した
が、これに限定されず、ネットワーク10に接続された
パーソナルコンピュータ等であってもよい。この場合、
パーソナルコンピュータは、バイオ情報等を記憶可能な
ICカードといった記憶媒体に対する情報の読出/書込
が可能なリーダ/ライタを備えることで、ユーザ端末1
1と同様の機能を実現することができる。
【0071】各装置やDBの構成は、任意に変更可能で
ある。例えば、上記第2及び第3の実施の形態では、サ
ービス管理装置13に利用者DB133aを設けるもの
として説明したが、これに限定されるものではない。即
ち、利用者に関する情報の管理に特化された機能を有す
るデータベースサーバを設け、サービス管理装置13か
らの指令に応じたデータの追加・訂正・削除を行うよう
にしてもよい。また、履歴DB143aは、信用調査会
社などの第三者機関に設けられたサービス提供装置14
とは別個のコンピュータシステムに設けられてもよい。
この場合、利用者認証部142bが通信制御部141に
より当該コンピュータにアクセスして、顧客としての適
性を判定すればよい。登録処理装置12、サービス管理
装置13及びサービス提供装置14は、協働して動作す
る複数台のコンピュータシステムから構成されてもよ
く、各装置の機能を1台のコンピュータシステムで統合
して実現してもよい。
【0072】コンピュータ又はコンピュータ群を、上述
のシステムとして機能させ、或いは、上述の工程を実行
させるために必要なプログラムの全部又は一部を、記憶
媒体(ICメモリー、磁気ディスク、光ディスク)等に
記録して配布・流通させてもよい。
【0073】
【発明の効果】この発明によれば、印鑑や各種の証明書
などを確認することなく顧客としての登録を完了するこ
とができ、ネットワーク上で提供される各種のサービス
を、簡単且つ迅速に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る顧客登録システム
の構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態に係る顧客登録システムにお
ける登録処理装置の構成を示す図である。
【図3】第1の実施の形態に係る顧客登録システムにお
けるサービス管理装置の構成を示す図である。
【図4】サービス提供装置の構成を示す図である。
【図5】第1の実施の形態に係る顧客登録システムの動
作を説明するための図である。
【図6】ユーザ端末における認証の動作を説明するため
の図である。
【図7】第2の実施の形態に係る顧客登録システムにお
ける登録処理装置の構成を示す図である。
【図8】第2の実施の形態に係る顧客登録システムにお
けるサービス管理装置の構成を示す図である。
【図9】第2の実施の形態に係る顧客登録システムの動
作を説明するための図である。
【図10】第3の実施の形態に係る顧客登録システムの
動作を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ネットワーク 11 ユーザ端末 12 登録処理装置 13 サービス管理装置 14 サービス提供装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/32 H04L 9/00 621A (72)発明者 安倍 和夫 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 Fターム(参考) 5B085 AA08 AE08 AE12 AE25 5J104 AA07 AA09 KA01 KA07 KA17 KA18 KA19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶媒体が接続された端末装置にて認証処
    理を実行するためのアプリケーションを提供するアプリ
    ケーション提供手段と、 前記端末装置が前記アプリケーション提供手段から提供
    されたアプリケーションによる認証処理を実行し、前記
    端末装置の利用者から取得したバイオ情報と前記記憶媒
    体に予め記憶されたバイオ情報との照合の結果、及び、
    前記端末装置にて入力された利用者の個人情報と前記記
    憶媒体に予め記憶された個人情報との照合の結果、前記
    端末装置の利用者が正当な利用者であると認定された場
    合に、前記端末装置から利用者のバイオ情報、個人情報
    及び認証結果を受け取り、利用者が顧客としての適性を
    有しているか否かを判定する適性判定手段と、 前記適性判定手段にて適性ありと判定された場合に、前
    記端末装置の利用者を顧客として登録する顧客登録手段
    とを備えることを特徴とする顧客登録システム。
  2. 【請求項2】前記端末装置の利用者に関するバイオ情報
    と個人情報とを前記記憶媒体に記憶させることにより事
    前に登録し、認証処理を実行するためのアプリケーショ
    ンを前記アプリケーション提供手段により提供可能に設
    定する事前登録手段を備えることを特徴とする請求項1
    に記載の顧客登録システム。
  3. 【請求項3】記憶媒体が接続された端末装置にて認証処
    理を実行するためのアプリケーションを提供するアプリ
    ケーション提供手段と、 バイオ情報と個人情報と公開鍵暗号方式の公開鍵とを、
    前記端末装置の利用者毎に予め登録する事前登録手段
    と、 前記端末装置が前記アプリケーション提供手段から提供
    されたアプリケーションによる認証処理を実行し、前記
    端末装置の利用者から取得したバイオ情報と前記記憶媒
    体に予め記憶されたバイオ情報との照合の結果、前記端
    末装置の利用者が正当な利用者であると認定された場合
    に、前記記憶媒体に予め記憶されている公開鍵暗号方式
    の秘密鍵で暗号化したバイオ情報を前記携帯端末から受
    け取り、前記事前登録手段により登録された公開鍵で復
    号する復号手段と、 前記復号手段により復号されたバイオ情報と前記事前登
    録手段により登録されたバイオ情報との照合を行う照合
    手段と、 前記照合手段による照合の結果、前記端末装置の利用者
    が正当な利用者であると認定された場合に、前記端末装
    置の利用者に対応して前記事前登録手段により登録され
    たバイオ情報、個人情報及び公開鍵を受け取り、利用者
    が顧客としての適性を有しているか否かを判定する適性
    判定手段と、 前記適性判定手段にて適性ありと判定された場合に、前
    記端末装置の利用者を顧客として登録する顧客登録手段
    とを備えることを特徴とする顧客登録システム。
  4. 【請求項4】記憶媒体が接続された端末装置にて認証処
    理を実行するためのアプリケーションを提供するアプリ
    ケーション提供手段と、 個人情報と公開鍵暗号方式の公開鍵と個人情報のハッシ
    ュ値を公開鍵暗号方式の秘密鍵で暗号化した電子署名と
    を、前記端末装置の利用者毎に予め登録する事前登録手
    段と、 前記端末装置が前記アプリケーション提供手段から提供
    されたアプリケーションによる認証処理を実行し、前記
    端末装置の利用者から取得したバイオ情報と前記記憶媒
    体に予め記憶されたバイオ情報との照合の結果、前記端
    末装置の利用者が正当な利用者であると認定された場合
    に、利用者の個人情報のハッシュ値を前記記憶媒体に予
    め記憶されている公開鍵暗号方式の秘密鍵で暗号化した
    データを前記端末装置から受け取り、前記事前登録手段
    により登録された公開鍵で復号する復号手段と、 前記復号手段により復号された個人情報のハッシュ値と
    前記事前登録手段により登録された電子署名を公開鍵で
    復号したハッシュ値との照合を行う照合手段と、 前記照合手段による照合の結果、前記端末装置の利用者
    が正当な利用者であると認定された場合に、前記端末装
    置の利用者に対応して前記事前登録手段により登録され
    た個人情報、公開鍵、電子署名を受け取り、利用者が顧
    客としての適性を有しているか否かを判定する適性判定
    手段と、 前記適性判定手段にて適性ありと判定された場合に、前
    記端末装置の利用者を顧客として登録する顧客登録手段
    とを備えることを特徴とする顧客登録システム。
  5. 【請求項5】前記顧客登録手段は、顧客として登録した
    前記端末装置の利用者毎に口座を開設するための処理を
    実行することを特徴とする請求項1から4のいずれか1
    項に記載の顧客登録システム。
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