JP2003186686A - リソース制御装置、方法及び記憶媒体 - Google Patents

リソース制御装置、方法及び記憶媒体

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JP2003186686A
JP2003186686A JP2001386246A JP2001386246A JP2003186686A JP 2003186686 A JP2003186686 A JP 2003186686A JP 2001386246 A JP2001386246 A JP 2001386246A JP 2001386246 A JP2001386246 A JP 2001386246A JP 2003186686 A JP2003186686 A JP 2003186686A
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JP2001386246A
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Koichi Oi
浩一 大井
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチタスク実行が可能な装置において、リ
ソース不足が原因でタスクの正常な実行が妨げられるの
を防止する。装置の信頼性を高めると共に、搭載するリ
ソースの量を抑え、コスト抑制もはかることができる。 【解決手段】 リソースを複数のタスク間で割り当て
て、マルチタスク実行可能な装置において、リソースの
空き容量を計算する手段と、タスクがリソースを要求す
る手段と、タスクに優先順位を設定する手段と、タスク
を中断及び再開する手段とを備え、タスクがリソースを
要求した時に、リソースの空き容量を計算し、上記空き
容量と、タスクに設定された優先順位から判断して、タ
スクの実行継続あるいは中断を行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチタスク実行
が可能なコンピュータ上でのプログラム実行時、実行環
境資源であるリソースの分配に関して制御を行う装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、マルチタスク、マルチプロセ
ス、あるいはマルチスレッド実行可能なコンピュータが
存在する。上記コンピュータによれば、1ないし複数の
プロセッサに複数の実行コンテキストを持つプログラム
を同時並行的に動作させることができる。
【0003】一方、コンピュータが動作する上で必要な
計算機資源、すなわちリソースが存在する。例えばプロ
セッサ、メモリ、バス、I/O、ディスク等がある。
【0004】マルチタスク環境においては、異なる実行
コンテキストのプログラムが数多く存在するのに対し、
これらのリソースの数は限られているので、タスク間で
リソースを奪い合うことになる。
【0005】しかし、多くのリソースの分配に関して、
上記コンピュータ上に搭載されたマルチタスク対応オペ
レーティングシステム(以下、OSと称す)あるいはそ
れに相当するものが大きな役割を果たす。例えばプロセ
ッサの実行時間を各タスクに割り当てる機能を備える。
また、メモリやディスク領域の割り当てに関して、同じ
領域を異なるタスクに割り当てる等の矛盾が生じないよ
うにOSは動作するが、それらのリソースが不足し、こ
れ以上リソースの割り当てが不可能となった場合は、リ
ソースの割り当て要求を行ったタスクにOSはエラーを
返す、あるいは、プロセッサ例外を発生させることによ
って、リソースの割り当て失敗をタスクに通知し、その
後の処理をタスクに任せていた。
【0006】タスク側では、メモリ割り当てが失敗した
場合、それより先の正常なプログラム実行が望めないの
で、自ら異常終了するか、あるいは、タスクを起動した
ユーザ(人間である場合も、他のタスクである場合もあ
るが)に更にエラーを通知し、該タスクを強制的に終了
させる方法をとっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例には以下に示す欠点が存在した。
【0008】上記のような処理方法は、特に組み込み機
器では問題が大きい。マルチタスク実行が可能な組み込
み機器では一般的に、複数のタスクの緻密な連係よっ
て、正常な動作を保証している。リソースが不足し、タ
スクが異常終了するような事態は、実行効率を悪くする
だけでなく、機器全体の動作が異常になる可能性も高め
るので、出来るだけ避けなければならない。
【0009】上記の理由から、組み込み機器では、マル
チタスクの実行中に必要な全てのリソースを計算し、十
分な量のリソースを用意し、リソース不足が原因で異常
動作を招く可能性を低くしていた。
【0010】しかし、安全性を高めようとすればするほ
ど搭載するリソース量が増大し、コスト高となる不都合
が生じていた。
【0011】さらに、近年広まりつつある、外部から種
々のプログラムロードおよび該プログラムの実行が可能
な組み込み機器では、前もって如何なるプログラムが動
作するのか予測し難くなり、リソースの必要量を把握す
ることも難しくなりつつある。この状況では、より安全
であろうとすると、さらに多くのリソースを備えなけれ
ばならないという問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、本発明はリソースを複
数のタスク間で割り当てて、上記複数のタスクを実行す
るリソース制御装置において、リソースの空き容量を計
算する手段と、上記タスクがリソースを要求する手段
と、上記タスクに優先順位を設定する手段と、上記タス
クを中断、および再開する手段とを備え、上記タスクが
リソースを要求した時に、該リソースの空き容量を計算
し、上記空き容量と、上記タスクに設定された優先順位
から判断して、上記タスクの実行継続あるいは中断を行
うことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の第一
の実施例について説明する。
【0014】図2は本発明のリソース制御装置が動作す
るコンピュータシステムのブロック図であり、同図にお
いて、201はCPU、202はメモリ(RAM及びR
OMを含む)、203はI/O(Input/Outp
ut)、204はハードディスク、205はディスプレ
イ、206はキーボードである。
【0015】メモリ202には該システムの動作ソフト
ウェアであるところのプログラムが格納され、CPU2
01はこれを読み出して実行する。上記プログラムの構
成要素を示したのが、図1である。
【0016】同図において、101がタスク(図ではN
個のタスクが存在している)、102はリソース制御手
段で、リソース要求手段103及びリソース空き容量計
算手段104を含む。105はマルチタスク対応OSで
タスク状態変更手段106、スケジュール手段107及
びタスク優先順位設定手段108を含む。
【0017】タスク状態変更手段106はタスクの状態
を中断状態やレディ(実行可能)状態に変更する。スケ
ジュール手段107はレディ(実行可能)状態になった
タスクのうち、最も優先順位が高いタスクを選び、実行
させるスケジュール機能を備える。
【0018】次に、上記構成を備えるリソース制御装置
における動作手順について、フローチャートを用いて説
明する。
【0019】図4はあるタスクがメモリ割り当て要求を
行った場合の動作手順を示すフローチャートである。最
初にあるタスクがメモリ割り当て要求を行う(S40
1)。具体的には、リソース要求手段103であるとこ
ろのメモリ割り当てルーチンを呼び出す。これにより、
リソース制御手段102はシステム全体の空きメモリ容
量を計算する(S402)。
【0020】さらに、メモリ割り当て要求を行ったタス
クに予め設定されている優先順位情報を獲得する(S4
03)。この優先順位はタスク起動時、あるいは任意の
タイミングでタスク優先順位設定手段108がタスクに
対し、設定する。設定された優先順位は図示しないがメ
モリ202に格納されており、いつでも読み出し、獲得
することができる。
【0021】次に、獲得した優先順位に関して、メモリ
の空き容量は閾値未満かチェックする(S404)。こ
のチェックを行うために図3に示すテーブルを使用す
る。図3はタスク優先順位と空きメモリ容量閾値の対応
関係を示したテーブルであり、この情報はメモリ202
に格納されている。
【0022】ここでは、このシステムのタスクの優先順
位は0から255までの256段階の中から選ぶことが
でき、優先順位0が最も優先度が高く、優先順位255
が最も優先度が低いと仮定している。
【0023】図3のテーブルが意味するところは、例え
ば優先順位2のタスクが存在するとするとして、このタ
スクは空きメモリ容量が10%未満になるまでは、遅滞
なくメモリ割り当て要求が受け付けられるが、10%未
満になれば即座にはメモリが割り当てられず、空きメモ
リ容量が10%まで回復するのを待つ、というものであ
る。優先順位が高いタスクほど、待たされる可能性が低
くなるように、空きメモリ容量閾値が小さくなってい
る。
【0024】さて、S404において、獲得した優先順
位に関して、空き容量が閾値未満でない場合は、支障な
く、リソースが獲得され(S408)、終了する。
【0025】一方、空き容量が閾値未満である場合は、
まずタスク状態変更手段106が該タスクの状態を中断
状態にする(S405)と共に、該中断しだタスクID
をメモリ202上に記憶し(S406)、スケジューリ
ング手段107がスケジュールする(S407)。スケ
ジューリングによって、該中断したタスク以外のタスク
が実行再開される。
【0026】次に、上記の中断したタスクが如何に実行
再開されるかについて、図5のフローチャートを用いて
説明する。
【0027】図5は、あるタスクが割り当てられていた
メモリを解放した時の動作手順を示すフローチャートで
ある。同図において、まず最初に、あるタスクが割り当
てられていたメモリを解放する(S501)。これによ
り、リソース制御手段102はメモリ空き容量を再計算
する(S502)。
【0028】次に、以前にメモリ不足で中断したタスク
が有るかをチェックする(S503)。これはS406
の「中断したタスクIDを記憶」するステップにおい
て、記憶されたタスクIDが存在するかどうかによって
チェックしている。中断したタスクがなければ、すべき
ことは何もなく、終了する。中断したタスクが有れば、
該中断したタスクを一つ選択し、そのタスクの優先順位
を獲得する(S504)。
【0029】次いで、該優先順位に関してメモリの空き
容量は閾値未満かどうかをチェックする(S505)。
依然として閾値未満である場合は、タスクの状態を中断
のまま変更しない。S503に戻り、他の中断したタス
クが存在するかどうかのチェックに移る。
【0030】閾値以上になった場合は、タスク状態変更
手段106が該中断したタスクをレディ状態に変更する
(S506)。そして、該レディ状態にしたタスクを中
断タスク集合(S406において記憶した中断タスクの
集合)から削除する(S507)。その後、S503に
戻り、他の中断したタスクが存在するかどうかのチェッ
クに移る。上記のようにして、最後の中断したタスクま
でチェックを終了した後、終了する。
【0031】その後、スケジュール手段107が何らか
の契機により、スケジューリングを行った時、上記の手
順でレディ状態になったタスクが、他のタスクより優先
順位が高ければ、実行が再開される。その場合、図4に
示すように、S408に戻り、所望のリソースが獲得さ
れる。
【0032】以上、上記の第1の実施例では、各タスク
に設定された優先順位に基づいて、それに対応するメモ
リ空き容量閾値から、メモリ割り当てを即座に行うか、
十分な空きができるまで待つか決定する方法について説
明した。
【0033】しかしながら、上記の方法だけでは不十分
な場合がある。
【0034】一まとまりの機能を実装するのに、複数個
のタスクを使用して、実装する場合がある。ここで上記
の一まとまりの機能をサービスと呼ぶことにする。
【0035】複数個のサービスを実装したシステムにお
いて、第1の実施例を適用すると、各々のサービスのう
ち、高い優先順位を持つタスクのみが待たせられず、動
作しやすいことになる。しかし、このようなタスク毎の
制御だけでは、サービス全体としての動作の整合性がと
れない可能性がある。サービス全体としての動作の整合
性をとりつつ、リソース制御を行う方法が求められる。
【0036】これを行う例を第2実施例として以下に説
明する。
【0037】第2実施例のリソース制御装置のシステム
のブロック図を図6に示す。ハードウェア構成としては
図2と同様と仮定する。
【0038】図6において、101から107は図1と
同様である。図1と異なる点は複数個のタスクをグルー
ピングしだタスクグループ601が存在する点である。
他に、マルチタスク対応OS105内にタスクグループ
状態変更手段602及びタスクグループ擾先順位設定手
段603が存在する。
【0039】上記システムにおいて、メモリ202上に
図7、図8、及び図9に示すテーブルが存在する。
【0040】図7はタスクグループ優先順位と空きメモ
リ容量閾値の対応関係を示すテーブル、図8はタスクI
DとタスクグループIDの対応関係、すなわち、タスク
はどのタスクグループに属するのかを示すテーブル、図
9はタスクグループIDとタスクグループ優先順位の対
応関係を示すテーブルである。
【0041】以上の構成を備えるシステムにおける動作
手順を示したのが図10及び図11のフローチャートで
ある。
【0042】図10はあるタスクがメモリ割り当て要求
を行った場合の動作手順を示すフローチャートである。
最初にあるタスクがメモリ割り当て要求を行う(S10
01)。具体的には、リソース要求手段103であると
ころのメモリ割り当てルーチンを呼び出す。これによ
り、リソース制御手段102はシステム全体の空きメモ
リ容量を計算する(S1002)。
【0043】次いで、タスクID−タスクグループID
対応テーブル(図8)を用いて、該タスクのタスクグル
ープIDを得る(S1003)。さらに、タスクグルー
プID−タスクグループ優先順位対応テーブル(図9)
を用いて、該タスクグループに対応する優先順位情報を
獲得する(S1004)。この優先順位はタスクグルー
プ生成時、あるいは任意のタイミングでタスクグループ
優先順位設定手段603がタスクグループに対し、設定
する。
【0044】次に、タスクグループ優先順位−空きメモ
リ容量閾値対応テーブル(図7)を用いて、上記の獲得
した優先順位に関して、メモリの空き容量は閾値未満か
チェックする(S1005)。
【0045】ここでは、このシステムのタスクグループ
の優先順位は0から255までの256段階の中から選
ぶことができ、優先順位0が最も優先度が高く、優先順
位255が最も優先度が低いと仮定している。
【0046】図7のテーブルの空きメモリ容量閾値の意
味は図3と同様であり、例えば優先順位2のタスクグル
ープが存在するとするとして、このタスクグループは空
きメモリ容量が10%未満になるまでは、遅滞なくメモ
リ割り当て要求が受け付けられるが、10%未満になれ
ば即座にはメモリが割り当てられず、空きメモリ容量が
10%まで回復するのを待つ、というものである。優先
順位が高いタスクグループほど、待たされる可能性が低
くなるように、空きメモリ容量閾値が小さくなってい
る。さて、S1005において、獲得した優先順位に関
して、空き容量が閾値未満でない場合は、支障なく、リ
ソースが獲得され(S1010)、終了する。
【0047】一方、空き容量が閾値未満である場合は、
タスクグループ状態変更手段602が該タスクグループ
に属する全タスクの現在の状態をメモリ202に保存し
(S1006)、次いで該全タスクの状態を中断状態に
する(S1007)。
【0048】さらに、該中断したタスクグループIDを
メモリ202上に記憶し(S1008)、スケジューリ
ング手段107がスケジュールする(S1009)。ス
ケジューリングによって、該中断したタスクが属するタ
スクグループ以外のタスクグループに属するタスクが実
行再開される。
【0049】次に、上記の中断したタスクグループが如
何に実行再開されるかについて、図11のフローチャー
トを用いて説明する。
【0050】図11は、あるタスクが割り当てられてい
たメモリを解放した時の動作手順を示すフローチャート
である。同図において、まず最初に、あるタスクが割り
当てられていたメモリを解放する(S1101)。これ
により、リソース制御手段102はメモリ空き容量を再
計算する(S1102)。
【0051】次に、以前にメモリ不足で中断したタスク
グループが有るかをチェックする(S1103)。これ
はS1007の「中断したタスクグループIDを記憶」
するステップにおいて、記憶されたタスクグループID
が存在するかどうかによってチェックしている。中断し
たタスクグループがなければ、すべきことは何もなく、
終了する。中断したタスクグループが有れば、該中断し
たタスクグループを一つ選択し、そのタスクグループの
優先順位を獲得する(S1104)。
【0052】次いで、該優先順位に関してメモリの空き
容量は閾値未満かどうかをチェックする(S110
5)。依然として閾値未満である場合は、タスクグルー
プの状態を中断のまま変更しない。S1103に戻り、
他の中断したタスクグループが存在するかどうかのチェ
ックに移る。
【0053】閾値以上になった場合は、タスクグループ
状態変更手段602が該中断したタスクグループに属す
る全タスクの状態を、S1005で保存しておいた元の
状態に戻す(S1106)。但し、S1001でメモリ
割り当て要求を行ったタスクに関しては、元の状態であ
る実行状態に戻すことはせず、レディ状態とする。そし
て、該タスクグループを中断タスクグループ集合(S1
008において記憶した中断タスクグループの集合)か
ら削除する(S1107)。
【0054】その後、S1103に戻り、他の中断した
タスクグループが存在するかどうかのチェックに移る。
上記のようにして、最後の中断したタスクグループまで
チェックを終了した後、終了する。
【0055】その後、スケジュール手段107が何らか
の契機により、スケジューリングを行った時、上記の手
順でレディ状態になったタスクが、他のタスクより優先
順位が高ければ、実行が再開される。その場合、図10
に示すように、S1010に戻り、所望のリソースが獲
得される。
【0056】以上、上記の第2実施例においては、各タ
スクグループに設定された優先順位に基づいて、それに
対応するメモリ空き容量閾値から、メモリ割り当てを即
座に行うか、十分な空きができるまで待つか決定する方
法について説明した。
【0057】一まとまりの機能、すなわちサービスを実
装するのに、複数個のタスクを使用して実装する場合、
上記の方法を採用し、一つのサービスを一つのタスクグ
ループで実現すると、より高い優先順位を持つサービス
が、より低い優先順位を持つサービスより優先されて動
作できる。つまり、サービス全体としての動作の整合性
をとりつつ、リソース制御を行うことができるという利
点がある。
【0058】以上、2つの実施例で本発明について説明
したが、本発明はこれにとどまるものではない。リソー
スに関して言えば、リソース制御はメモリ割り当てのみ
にとどまらない。ディスク領域等、その量に限りがあ
り、複数のタスク間で分け合って使用しなければならな
いものは全て、本発明が適用できる。
【0059】本発明はハードウェアリソースに限定され
るものでもない。例えば、システムで生成、起動できる
タスク数が制限されている場合、上記の空きメモリ容量
を、「残り何回のタスク生成、起動が許可されるか」に
置き換えてみれば、容易に本発明を適用できる。
【0060】このように本発明はソフトウェアリソース
にも適用できるものである。さらに、本発明は、ハード
ウェアを用いても、ソフトウェアでも実現できる。
【0061】従って、上記の実施形態の機能を実現する
ソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体
も、それを読み出して実行すれば上記の機能を実現で
き、本発明を構成するものである。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、リソースを複数のタスク間で割り当てて、上記複数
のタスクを実行するリソース制御装置において、リソー
スの空き容量を計算する手段と、上記タスクがリソース
を要求する手段と、上記タスクに優先順位を設定する手
段と、上記タスクを中断、および再開する手段とを備
え、上記タスクがリソースを要求した時に、該リソース
の空き容量を計算し、上記空き容量と、上記タスクに設
定された優先順位から判断して、上記タスクの実行継続
あるいは中断を行うことを特徴とすることにより、マル
チタスク実行が可能な装置において、リソースが不足に
よってタスクが異常終了するような事態を避けることが
でき、従って、装置の信頼性を高めることができ、なお
かつ装備するリソースの量が多すぎないようにし、もっ
てコスト抑制もはかれるという効果がある。
【0063】さらには、前もって如何なるプログラムが
動作するのか予測し難い、つまり使用リソース量の予測
が難しい、外部から種々のプログラムロードおよび該プ
ログラムの実行力可能な装置において、最適であるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係るリソース制御装置
のソフトウェア構成を示すブロック図である。
【図2】 リソース制御装置のハードウェアブロック図
である。
【図3】 タスク優先順位と空きメモリ容量閾値の対応
関係を示したテーブルである。
【図4】 メモリ割り当て時の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】 メモリ解放時の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図6】 第2実施例に係るリソース制御装置のソフト
ウェア構成を示すブロック図である。
【図7】 タスクグループ優先順位と空きメモリ容量閾
値の対応関係を示したテーブルである。
【図8】 タスクIDとタスクグループIDの対応関係
を示したテーブルである。
【図9】 タスクグループIDとタスクグループ優先順
位の対応関係を示したテーブルである。
【図10】 メモリ割り当て時の動作手順を示すフロー
チャートである。
【図11】 メモリ解放時の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
101 タスク 102 リソース制御手段 103 リソース要求手段 104 リソース空き容量計算手段 105 マルチタスク対応OS 106 タスク状態変更手段 107 スケジュール手段 108 タスク優先順位設定手段 201 CPU 202 メモリ 203 I/O 204 ハードディスク 205 ディスプレイ 206 キーボード 601 タスクグループ 602 タスクグループ状態変更手段 603 タスクグループ優先順位設定手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リソースを複数のタスク間で割り当て
    て、上記複数のタスクを実行するリソース制御装置にお
    いて、リソースの空き容量を計算する手段と、上記タス
    クがリソースを要求する手段と、上記タスクに優先順位
    を設定する手段と、上記タスクを中断、および再開する
    手段とを備え、上記タスクがリソースを要求した時に、
    該リソースの空き容量を計算し、上記空き容量と、上記
    タスクに設定された優先順位から判断して、上記タスク
    の実行継続あるいは中断を行うことを特徴とするリソー
    ス制御装置。
  2. 【請求項2】 リソースを複数のタスク間で割り当て
    て、上記複数のタスクを実行するリソース制御装置の制
    御方法において、リソースの空き容量を計算する工程
    と、上記タスクがリソースを要求する工程と、上記タス
    クに優先順位を設定する工程と、上記タスクを中断、お
    よび再開する工程とを備え、上記タスクがリソースを要
    求した時に、該リソースの空き容量を計算し、上記空き
    容量と、上記タスクに設定された優先順位から判断し
    て、上記タスクの実行継続あるいは中断を行うことを特
    徴とするリソース制御装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 リソースを複数のタスク間で割り当て
    て、上記複数のタスクを実行するリソース制御装置とし
    て機能させるプログラムを格納した記憶媒体であって、
    リソースの空き容量を計算する手段と、上記タスクがリ
    ソースを要求する手段と、上記タスクに優先順位を設定
    する手段と、上記タスクを中断、および再開する手段と
    を備え、上記タスクがリソースを要求した時に、該リソ
    ースの空き容量を計算し、上記空き容量と、上記タスク
    に設定された優先順位から判断して、上記タスクの実行
    継続あるいは中断を行うよう機能するプログラムを格納
    したことを特徴とする記憶媒体。
  4. 【請求項4】 リソースを複数のタスクグループ間で割
    り当てて、上記タスクグループは1ないし複数のタスク
    を含み、上記複数のタスクを実行するリソース制御装置
    において、リソースの空き容量を計算する手段と、上記
    タスクがリソースを要求する手段と、上記タスクグルー
    プに優先順位を設定する手段と、上記タスクを中断、お
    よび再開する手段とを備え、上記タスクがリソースを要
    求した時に、該リソースの空き容量を計算し、上記空き
    容量と、上記タスクが属するタスクグループに設定され
    た優先順位から判断して、上記タスクグループの実行継
    続あるいは中断を行うことを特徴とするリソース制御装
    置。
  5. 【請求項5】 リソースを複数のタスクグループ間で割
    り当てて、上記タスクグループは1ないし複数のタスク
    を含み、上記複数のタスクを実行するリソース制御装置
    の制御方法において、リソースの空き容量を計算する工
    程と、上記タスクがリソースを要求する工程と、上記タ
    スクグループに優先順位を設定する工程と、上記タスク
    を中断、および再開する工程とを備え、上記タスクがリ
    ソースを要求した時に、該リソースの空き容量を計算
    し、上記空き容量と、上記タスクが属するタスクグルー
    プに設定された優先順位から判断して、上記タスクグル
    ープの実行継続あるいは中断を行うことを特徴とするリ
    ソース制御装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 リソースを複数のタスクグループ間で割
    り当てて、上記タスクグループは1ないし複数のタスク
    を含み、上記複数のタスクを実行するリソース制御装置
    として機能させるプログラムを格納した記憶媒体であっ
    て、リソースの空き容量を計算する手段と、上記タスク
    がリソースを要求する手段と、上記タスクグループに優
    先順位を設定する手段と、上記タスクを中断、および再
    開する手段とを備え、上記タスクがリソースを要求した
    時に、該リソースの空き容量を計算し、上記空き容量
    と、上記タスクが属するタスクグループに設定された優
    先順位から判断して、上記タスクグループの実行継続あ
    るいは行うよう機能するプログラムを格納したことを特
    徴とする記憶媒体。
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