JP2003185564A - コンクリート再生材料のリサイクル適正評価方法 - Google Patents

コンクリート再生材料のリサイクル適正評価方法

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JP2003185564A
JP2003185564A JP2001386610A JP2001386610A JP2003185564A JP 2003185564 A JP2003185564 A JP 2003185564A JP 2001386610 A JP2001386610 A JP 2001386610A JP 2001386610 A JP2001386610 A JP 2001386610A JP 2003185564 A JP2003185564 A JP 2003185564A
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Yasuhiro Kuroda
泰弘 黒田
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート資源循環システムによって再生
粗骨材、再生細骨材及び再生微粉末からなる再生材料を
製造するに際し、該再生材料のリサイクル材料としての
適否判断を一連の試験フローによって行えるようにす
る。 【解決手段】 コンクリート廃材を加熱、磨砕して分級
する工程を経て再生粗骨材、再生細骨材及び再生微粉末
からなる再生材料を製造し、次工程資源として循環使用
する際に、再生対象のコンクリート廃材からあらかじめ
サンプルを採取する。このサンプルから工程各処理に倣
って試料を調製する。この試料に対してもとの骨材にお
ける劣化因子を検出する試験と、加熱処理によって生じ
る再生骨材の変化状況を確認する試験とを行い、再生材
料のリサイクル材料としての適否を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート再生材
料のリサイクル適正評価方法に係り、コンクリート廃材
を加熱、磨砕して分級し、次工程資源として循環使用す
るコンクリート資源循環システムによって再生粗骨材、
再生細骨材及び再生微粉末からなる再生材料を製造する
に際し、該再生材料のリサイクル材料としての適否判断
を一連の試験フローによって行えるようにしたコンクリ
ート再生材料のリサイクル適正評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建設廃棄物処理の問題がクローズ
アップされている。建設廃棄物の中でも特に解体コンク
リートのいわゆるコンクリートがらは発生量が多く、資
源循環型のコンクリートリサイクルの確立が求められて
いる。このような背景から出願人はコンクリート廃材を
再度コンクリート構造物へと適用するために、コンクリ
ート廃材を100%リサイクルし、天然骨材と同等の品
質を有する再生骨材や微粉末を製造することが可能なコ
ンクリート資源循環システムに関する研究開発を進めて
いる。このコンクリート資源循環システムにおける再生
骨材製造プラントでは、破砕された解体コンクリートを
加熱塔において300℃程度に加熱し、内部の残留水分
を除去して脱水状態にし、内部の結合状態を脆弱にして
から磨砕する(これらの処理工程を、以下「加熱すりも
み法」と呼ぶ。)ことで粗骨材、細骨材を粒径ごとに分
類でき、さらに微粉末を集塵することですべての材料を
天然骨材と同様に用いてリサイクルすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の天然
骨材においても、使用に際しては種々の品質試験を行
い、材料の適否を判断するようになっているが、上述の
コンクリート資源循環システムによって再生された再生
材料(再生粗骨材、再生細骨材、再生微粉末)において
も天然材料と同等の品質が得られることを確認するとと
もに、再生材料固有の品質管理項目を把握し、それらが
適正であることを確認する必要がある。また各試験項目
を一連の試験フローとして確立することで上述のコンク
リート資源循環システムのサイクルを効率よく回転させ
ることが可能となる。
【0004】具体的には、もとの骨材の回収技術として
「加熱すりもみ法」を用いているため、コンクリート廃
材内の骨材が「300℃の加熱処理」および「すりもみ
処理」を経ても変質したり、劣化したりしないことを確
認する必要がある。また加熱すりもみ処理によって変質
が予想される不適な骨材が含まれていないことを事前に
把握できるようにすることが好ましい。
【0005】さらに、再生材料回収に当てられるコンク
リート廃材は製造時にどのような品質の骨材が使用され
たのか、また構造物としての供用時の外的影響の履歴を
知ることができない場合もある。たとえば対象が海洋構
造物コンクリートであった場合、内部コンクリートにお
いて塩害の影響が予想される。
【0006】そこで、本発明の目的は上述した従来、こ
のシステムを適用する上で、従来考慮されていなかった
要因等を抽出し、コンクリート資源循環システムによる
再生骨材のリサイクルが適正に展開できるようにしたコ
ンクリート再生材料のリサイクル適正評価方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】[再生材料回収に当たり
考慮すべき品質低下の要因] (1)もとの骨材に起因する品質低下 コンクリート廃材として得られたコンクリートの環境、
使用材料における劣化因子に起因する品質低下を防止す
るために確認すべき項目として以下がある。 塩化物含有量(構造物の立地、使用骨材) アルカリ骨材反応(使用骨材) (2)破砕、加熱すりもみ処理工程に起因する品質低下 コンクリート廃材を破砕し、再生材を加熱する工程を経
ることで生じる品質低下、回収率の低下を防止するため
に確認すべき項目として以下がある。 加熱工程による骨材の劣化→密度低下(注目鉱物の特
定) モルタル付着による密度低下(注目骨材の特定) −1 破砕、摩耗しやすい骨材 −2 密度に余裕のない骨材 再生骨材コンクリートとした場合の強度特性の低下
【0008】[要因の具体的検討と知見] (1)劣化因子を内在する再生材料の品質確認 国土交通省(旧建設省)による規制(建設省住指発第1
42号「コンクリートの耐久性確保に係る措置につい
て」)前に建築された建物のコンクリートには、除塩さ
れていない海砂やアルカリ骨材反応性を有する骨材が使
用されている可能性があるため、これらをチェックする
ことが必要である。また、構造物の用途、立地環境によ
って塩害の影響、重金属汚染のおそれのあるケースを考
慮する必要がある。そこで、本発明のリサイクル適正評
価方法では、塩化物イオン量測定、アルカリ骨材反応性
試験を行うこととした。
【0009】(2)破砕、加熱すりもみ処理により劣化す
る再生材料の品質確認 上述したように、骨材の回収技術として「加熱すりもみ
法」を用いているため、破砕されたもとの骨材が「30
0℃の加熱処理」および「すりもみ処理」において劣化
しないことを確認する必要がある。そこで、加熱処理の
結果、密度の減少、強度低下等の問題が生じるおそれが
ある注目岩石(鉱物)を、所定の処理過程であらかじめ
特定できるようにすることが本発明の評価方法を効率よ
く進めるのに好ましい。以上の要因に検討を加えた結
果、以下の点が明らかになった。
【0010】(1)沸石を含む安山岩砕石ではJIS規格
(JISA5308およびJISA5005)を満足する再生骨材をうま
く回収できないケースがある。図2,図3に示したよう
に、加熱処理工程によってもとの骨材の絶乾密度、吸水
率に影響が出るが、特に安山岩砕石の場合、加熱によっ
て結晶水を有する沸石の脱水の影響を受けて絶乾密度、
吸水率が著しく低下する。
【0011】(2)−破砕や摩耗しやすい骨材を用いた
コンクリートでは、JIS規格(JISA5308およびJISA50
05)を満足する再生骨材をうまく回収できないケースが
ある。例えば、石灰岩についてはコンクリート強度が高
い場合に、JIS規格を満足する再生骨材が得られない
おそれがある。図4に示した加熱温度と骨材自体のBS
破砕値の関係から明らかなように、石灰岩砕石は、もと
もとBS破砕値が大きいため、石灰岩砕石はすりもみ処
理にあまり適していないと言える。図5に示したように
高強度コンクリートの場合にその傾向が顕著であり、J
IS規格(JISA5308およびJISA5005)を満足する再生骨
材をうまく回収できない(ここで、回収率は原骨材に対
する再生骨材の質量比をさす)。
【0012】(2)−密度や吸水率に余裕のない骨材の
取り扱い 一般に再生材料の密度は付着したセメント分の影響を受
けて、もとの骨材の密度より小さいことが知られてい
る。たとえばコンクリート廃材において海砂が使用され
た場合に再生骨材として回収した際に、JIS規格(JI
SA5308およびJISA5005)を満足できない場合もある。そ
こで、加熱すりもみ処理を行って得た再生材料について
密度測定を行うこととした。 (3)加熱により強度特性が低下する骨材の取扱い ある種の石灰岩を用いた場合に再生した骨材を用いたコ
ンクリートでは、ヤング係数が低くなるケースが認めら
れた(図6)。石灰岩を用いコンクリートの再生につい
ては注意が必要。上述の検討結果を踏まえて得た知見に
より本発明は以下の構成を備え、その効果を奏するもの
である。
【0013】本発明はコンクリート廃材を加熱、磨砕し
て分級する工程を経て再生粗骨材、再生細骨材及び再生
微粉末からなる再生材料を製造し、次工程資源として循
環使用する際に、再生対象のコンクリート廃材からあら
かじめサンプルを採取し、該サンプルから前記工程各処
理に倣って試料を調製し、該試料に対してもとの骨材に
おける劣化因子を検出する試験と、前記加熱処理によっ
て生じる再生骨材の変化状況を確認する試験とを行い、
前記再生材料のリサイクル材料としての適否を判断する
ことを特徴とする。
【0014】このとき、前記もとの骨材における劣化因
子を検出する試験として、前記もとの骨材情報、立地環
境情報をもとに、塩化物イオン量測定試験またはアルカ
リ骨材反応性試験を行うことが好ましい。
【0015】また、前記加熱処理によって生じる再生骨
材の変化状況を確認する試験として、再生骨材の密度測
定と吸水率測定とを行うことが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコンクリート再生
材料のリサイクル適正評価方法の一実施の形態につい
て、添付図面を参照して説明する。 [再生材料の事前調査]このコンクリート資源循環シス
テムでは、製造時の組成が不明なコンクリート廃材を使
用することになる。そこで、上述した各要因の影響を受
けた再生材料をリサイクル使用する場合に所定の品質が
確保されているかどうかを以下の一連の事前調査によっ
て確認する。その内容について、図1を参照して説明す
る。
【0017】(1)サンプル採取 リサイクルを予定しているコンクリート廃材のサンプル
を採取する。事前調査に用いる分量として15kg程度の
採取を行う。サンプルのもととなる解体コンクリートの
立地環境が臨海部であったり、使用した細骨材が塩化物
総量規制前に採取された海砂であることが明らかであっ
たり、また塩化物イオン量が規定以上である可能性があ
る場合には、塩化物イオン量測定を行う。
【0018】(2)塩化物イオン量測定 本実施の形態ではドリル削孔法を用いた簡易法を行って
対象となるコンクリートの塩化物イオン量を測定する。
このドリル削孔法のカンタブ塩化物測定法において、カ
ンタブで塩化物イオンが検出できなければ合格とする。
このときカンタブで塩化物イオン量が検出された場合に
はJCI−SC5法を用いて精密測定を行い、その場合
に塩化物イオン量0.3kg/m3以下のものは合格とす
る。ただしJCI−SC5法の結果が0.3kg/m3を超
えた場合でも、回収された骨材を用いたコンクリ一トの
塩化物イオン量が0.3kg/m3以内であればその骨材は
使用可能とする。また、加熱すりもみ処理を経て製造さ
れた再生細骨材の塩化物イオン量が0.04%以下であ
れば使用できるものとする。塩化物イオン量測定の方法
には種々の試験測定(分析)方法が知られており、公知
の重量法、容積法、吸光光度法、電気的方法等を適用す
ることができる。
【0019】(3)解体コンクリートのコア強度の確認 解体コンクリートのコア強度が高すぎる場合、破砕処理
の効率が上がらなかったり、再生材料の回収率が低くな
る可能性がある。そこで事前の参考データとしてコア強
度を確認する。また、コア強度がわかれば、各再生処理
段階における最適作業条件を決める参考になる。
【0020】(4)材料の破砕、加熱、すりもみ処理 サンプルをハンマーによって粒径40mm以下に破砕す
る。さらに加熱すりもみ法における加熱の影響を確認す
るために熱風あるいは空気循環式加熱炉を用いて300
℃まで加熱し、ロッドミルですりもみ処理を行ってモル
タル分がほとんど除去された粗骨材と5mm以下の細粒分
とに分離する。細粒分は0.15mm以下をふるい分け
し、さらにボールミルによって表面のセメント分を除去
して粗骨材、細骨材及微粉末に相当する試料を調製す
る。
【0021】(5)もとの骨材の取り出しと密度・吸水率
の確認 加熱すりもみ処理によって表面に付着したモルタル分が
ほとんど除去された粗骨材から後述するアルカリ骨材反
応試験用のサンプル分を除いて5%濃度塩酸に数日間浸
漬してセメント分を除去する。付着したセメント固化状
態にもよるが5日程度でセメント分は除去される。一
方、ボールミルを経て調製された細粒分もアルカリ骨材
反応試験用のサンプルを除いた後に微粉末分を水洗い除
去し、同様に5%濃度塩酸中に数日浸漬してセメント分
を除去する。以上の前処理によって得た粗骨材、細骨材
の絶乾密度と吸水率を測定する(JISA1109,JISA1110に
準拠)。測定値の合格ラインとして本実施の形態では粗
骨材で絶乾密度2.5g/cm3以上、吸水率2.0%以
下、細骨材で絶乾密度2.5g/cm3以上、吸水率2.5
%以下を設定している。これらの値を満たさない場合に
は再生骨材がJIS規格(JISA5308およびJISA5005)を
満足しなかったり、回収率が50%以下となることも予
想される。なお、この密度・吸水率の確認は図7に示し
た密度の低い海砂を想定した場合のみならず、図2で示
した沸石を含む安山岩の場合にも対応している。
【0022】(6)アルカリ骨材反応性試験 もとの骨材にアルカリ骨材反応が予想される場合、前述
したサンプルを用いたアルカリ骨材反応試験を実施す
る。粗骨材はモルタル分のほとんど付着していないもと
の粗骨材サンプル(1kg以上)を用いる。このとき塩酸
洗浄によりサンプル調製を行うことが好ましい。試験と
しては公知の化学法(JISA5308附属書7)による試験を
行い、無害と判定されたものを合格とする。なお、化学
法で無害でないと判定された場合でも迅速法(JISA180
3)によって無害と判定されれば合格とする。なお、石
灰岩砕石の場合、塩酸洗浄ができないためモルタル分の
付着していないものを選び、超音波洗浄によって試料調
製する。
【0023】一方、細骨材は、図8に示したように、塩
酸に長時間浸漬させると、溶解シリカ量とアルカリ濃度
減少量が大きくなる傾向にあるため、試験に迅速法(JI
SA1803)を用いる。具体的には細骨材サンプル(2kg以
上)を用いて粗骨材と同様に塩酸洗浄した後に超音波洗
浄したものを使用し、迅速法(JISA1803)による試験を
行う。なお、試料調製段階でセメント付着率が10%以
下とならない場合、さらにボールミルですりもみ処理を
行い、セメント付着分の除去を図ることが好ましい。こ
の処理の根拠となったモルタルバー法による試験結果を
図9に示した。同図から明らかなように完全に塩酸溶解
したものと加熱すりもみによるもの(セメント付着率1
0%)の差がほとんどないことからセメント付着率が1
0%以下になることとした。
【0024】(7)石灰岩砕石が使用されている場合 上述したようにもとの骨材が石灰岩砕石である場合、特
に以下のような手順での判定を行うものとした。石灰岩
砕石は5%濃度塩酸で洗浄処理すると激しく発泡するた
め、それによって確認できる。また圧縮強度が高く表面
のモルタル分をうまく分離できない場合、モルタル分が
付着したまま骨材が丸くなっているため加熱すりもみ後
の目視観察で判断できる。加熱すりもみでモルタル分が
除去できる場合は石灰岩砕石を再生骨材として用いるこ
とができるとした。しかし、産地によっては300℃程
度の加熱によってヤング係数が低下する場合がある。目
視観察において、このようなヤング係数が低下した石灰
岩砕石は加熱後の色が白いことが確認されている。この
石灰岩砕石として判断された場合、これを用いたテスト
ピースを作製し、圧縮試験とヤング係数とを直接確認す
る。その結果が建築学会式による設定基準値を20%以
上下回る場合、対象の石灰岩砕石は再生骨材として不適
と判断することとした。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、以上のような手順によ
ってコンクリート資源循環システムを適用するための事
前調査を行って材料の適正評価を行うことにより、品質
や耐久性に問題のある再生骨材の製造を未然に防ぐこと
ができ、適用規格を満足する再生骨材を得ることがで
き、コンクリート資源循環システムのサイクルを確実に
回転させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンクリート再生材料のリサイク
ル適正評価方法の一実施の形態としての試験フローを示
したフローチャート。
【図2】骨材の加熱温度と絶乾密度との関係を示したグ
ラフ。
【図3】骨材の加熱温度と吸水率との関係を示したグラ
フ。
【図4】骨材の加熱温度と破砕値との関係を示したグラ
フ。
【図5】再生粗骨材の回収率と絶乾密度との関係を示し
たグラフ。
【図6】圧縮強度とヤング係数との関係を示したグラ
フ。
【図7】再生細骨材の回収率と絶乾密度との関係を示し
たグラフ。
【図8】アルカリ骨材反応性試験(化学法)における溶
解シリカ量とアルカリ濃度減少率との関係を示したグラ
フ。
【図9】アルカリ骨材反応性試験(モルタルバー法)に
おける促進期間と試験体長さ変化率との関係を示したグ
ラフ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート廃材を加熱、磨砕して分級す
    る工程を経て再生粗骨材、再生細骨材及び再生微粉末か
    らなる再生材料を製造し、次工程資源として循環使用す
    る際に、再生対象のコンクリート廃材からあらかじめサ
    ンプルを採取し、該サンプルから前記工程各処理に倣っ
    て試料を調製し、該試料に対してもとの骨材における劣
    化因子を検出する試験と、前記加熱処理によって生じる
    再生骨材の変化状況を確認する試験とを行い、前記再生
    材料のリサイクル材料としての適否を判断することを特
    徴とするコンクリート再生材料のリサイクル適正評価方
    法。
  2. 【請求項2】前記もとの骨材における劣化因子を検出す
    る試験として、前記もとの骨材情報、立地環境情報をも
    とに、塩化物イオン量測定試験またはアルカリ骨材反応
    性試験を行うことを特徴とする請求項1に記載のコンク
    リート再生材料のリサイクル適正評価方法。
  3. 【請求項3】前記加熱処理によって生じる再生骨材の変
    化状況を確認する試験として、再生骨材の密度測定と吸
    水率測定とを行うことを特徴とする請求項1記載のコン
    クリート再生材料のリサイクル適正評価方法。
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Cited By (4)

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