JP2003179619A - ネットワーク間接続方法、ネットワーク間接続装置およびその装置を用いたネットワーク間接続システム - Google Patents

ネットワーク間接続方法、ネットワーク間接続装置およびその装置を用いたネットワーク間接続システム

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JP2003179619A
JP2003179619A JP2001376362A JP2001376362A JP2003179619A JP 2003179619 A JP2003179619 A JP 2003179619A JP 2001376362 A JP2001376362 A JP 2001376362A JP 2001376362 A JP2001376362 A JP 2001376362A JP 2003179619 A JP2003179619 A JP 2003179619A
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network
packet
transmission
network connection
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JP2001376362A
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Yuji Yamatani
有史 山谷
Masashi Fukutomi
昌司 福富
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケット伝送を行う回線の占有度を低減させ
て、パケットの帯域利用効率を高める。 【解決手段】 同一ネットワーク内に複数接続されると
ともに、VRRPを用いた仮想ルータを構築するルータ
10,11のI/Fの物理ポートP1に、複数のVLA
N識別子V11,V13,V15によって設定されるV
LANが存在する場合に、通常1つの物理ポートに設定
される広告パケットの送信間隔内で送信するのではな
く、この送信間隔でVLAN毎の広告パケットを送信す
ることで、広告パケットの送信サイクルを長くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同一ネットワー
ク内に接続されるネットワーク間接続装置間で定期的に
定期送信パケットを送信するネットワーク間接続方法、
ネットワーク間接続装置およびその装置を用いたネット
ワーク間接続システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の定期送信パケットを送信
するネットワーク間接続装置としては、例えばデフォル
トルータによるデフォルトルートの設定のみを頼りにし
て動作するホスト装置を助けるために作られたVRRP
(Virtual Router Redundanc
y Protocol:RFC2338)を用いて、同
一ネットワーク上に設置されている複数台のネットワー
ク間接続装置(ルータ)を組み合わせ、ルータ同士の負
荷分散およびバックアップ機能を実現していた。すなわ
ち、このVRRPは、グループ化された複数台のルータ
を、ネットワーク上に設置されたノード(例えばホスト
や他のルータ)から一台の仮想ルータとして認識できる
ようにするものである。
【0003】このようなグループ化されたルータは、イ
ンターフェースで設定された優先度やIPアドレスオー
ナーであるかなどを基準にしてそれぞれマスタルータと
バックアップルータが決定されており、VRID(Vi
rtual RouterIdentifier)毎に
IPアドレスが設定され、該当VRIDのマスタルータ
のみがそのIPアドレスを用いて実際にパケットの中継
処理を行っている。なお、このIPアドレスは、ルータ
自身に設定されているIPアドレスとは別の仮想ルータ
としてのIPアドレスである。
【0004】マスタルータは、広告(Advertis
ement)パケットをLAN上に定期的に送信するこ
とによって正常に動作していることをバックアップルー
タに通知している。バックアップルータは、広告パケッ
トを受信することによってマスタルータが動作している
ことを確認し、この確認ができている間はスタンバイ状
態を維持する。また、バックアップルータは、一定時間
に広告パケットを受信できなかった場合には、マスタル
ータや回線などに異常が生じ、経路上に障害が発生した
と判断して、マスタルータに遷移してパケットの中継処
理を行っていた。
【0005】図7は、VRRPを用いた仮想ルータの従
来のシステム構成の概念を示す構成図である。図におい
て、ルータ10は、図示しないインターフェースの論理
ポートの下位層に設けられた回線接続用の2つの物理ポ
ート10a,10bを有しており、物理ポート10aは
回線Aを介してスイッチングハブ1と接続され、また物
理ポート10bは回線Cを介してインターネット2と接
続されている。ルータ11も、図示しないインターフェ
ースに設けられた回線接続用の2つの物理ポート11
a,11bを有しており、物理ポート11aは回線Bを
介してスイッチングハブ1と接続され、また物理ポート
11bは回線Dを介してインターネット2と接続されて
いる。
【0006】上述した基準に基づいて、例えばルータ1
0は予めマスタルータに設定されており、ルータ11は
予めバックアップルータに設定されている。また、スイ
ッチングハブ1は、同じネットワーク内のホスト装置で
ある複数のパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と
いう)が接続されている。
【0007】ルータ10は、IPアドレスが設定された
仮想ルータZとして通信データの中継を行っている。ま
た、ルータ10は、設定されたインターフェースに対し
て広告パケットを定期的に送出することにより、ルータ
10自身が正常に動作していることをバックアップルー
タ11に知られている。これにより、各PCは、2台の
ルータ10,11を意識することなく、仮想ルータZに
対して上記IPアドレスを指定して通信データを送出し
ていた。
【0008】従来、この種のVRRPを用いた仮想ルー
タでは、障害などの発生に対して回線の切り替えなどの
より細かい対応が可能なように、ルータ自体ではなく、
各ルータ10,11が図8に示すようなVRRP状態テ
ーブルを持ち、論理ポート10A〜10N、11A〜1
1N毎にVRRP状態であるマスタ(MASTER)状
態やバックアップ(BACKUP)状態を規定するもの
がある。
【0009】また、このような従来例では、例えばイン
ターネット上に配信されるコンテンツの普及に伴って、
各論理ポートの下位層である物理ポートにVLAN(仮
想ローカルエリアネットワーク)を設定してネットワー
クのグループ化が図られていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、このグループ化の細分化に伴って、1つの物
理ポートに複数のVLANが設定されている場合が発生
している。この場合には、それぞれのVLAN毎に1つ
ずつ広告パケットを定期的に送信するために、VLAN
が多くなると回線の占有度が多くなり、伝送帯域を圧迫
することがあるという問題点があった。
【0011】つまり、例えば上位層のレイヤ3の論理ポ
ートにVLANが設定されている場合に、1秒間に1回
の周期で広告パケットを送信しているとすると、VRR
Pはマルチキャストなので、下位層のレイヤ2の物理ポ
ートにおいては、この1秒間の間に、設定されている全
てのVLANに広告パケットを出そうとする。すなわ
ち、ある論理インターフェースの下にVRRPの広告パ
ケットを出したら全部のVLANに広告パケットを出す
ように動作するようになり、この周期だと例えば1つの
物理ポートに3つのVLANが設定されている場合に
は、1秒間に3つの広告パケットを送信することにな
る。このように、1つの物理ポートに対するVLANの
設定が増えれば増えるほど、送信すべき広告パケットを
その増加分だけ多く送信しなければならなず、このため
に回線の占有度が多くなり、伝送帯域を圧迫することが
あるという問題点があった。
【0012】また、論理的には、この広告パケットの送
信によってチェックしたいのは、物理ポートに回線が接
続されているかどうかなので、この場合には、1つのV
LAN識別子に対して広告パケットを出せばよい。しか
し、毎回同じVLAN識別子に対してだけ広告パケット
を送出すると、下流側のスイッチングハブ1は、どのV
LANがどこに繋がっているかを学習しているので、V
LANと仮想ルータZのMACアドレスの関係が認識で
きずに、ホスト装置から入力したパケットを正しく送れ
なくなってしまう。このため、マスタルータ10は、広
告パケットを全てのVLAN識別子に対して送信する必
要があった。
【0013】この発明は、上記問題点に鑑みなされたも
ので、パケット伝送を行う回線の占有度を低減させて、
パケットの帯域利用効率を高めることができるネットワ
ーク間接続方法、ネットワーク間接続装置およびその装
置を用いたネットワーク間接続システムを提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、同一のネットワーク内に接続された
複数のネットワーク間接続装置によって、前記ネットワ
ークまたは外部のネットワークから入力するパケット
を、宛先のネットワークに送出するネットワーク間接続
方法において、前記各ネットワーク間接続装置は、イン
ターフェースのポートを少なくとも1つ有するととも
に、該ポートには複数のVLANを設定して、該VLA
N毎に定期送信される定期送信パケットを、任意に設定
された所定間隔で順番にサイクリックに送信する送信工
程を含むことを特徴とするネットワーク間接続方法が提
供される。
【0015】この発明によれば、同一ネットワークに複
数接続されているネットワーク間接続装置のインターフ
ェースのポートに複数のVLANが設定されている場合
に、任意の所定間隔でこのVLAN毎に定期送信される
定期送信パケットを順番にサイクリックに送信すること
で、パケット伝送を行う回線の占有度を低減させて、パ
ケットの帯域利用効率を高める。
【0016】この発明の請求項2では、上記発明におい
て、前記ポートは、前記インターフェースの物理ポート
を含み、前記送信工程では、レイヤ3によって各物理ポ
ートに対して設定された送信間隔内で各VLANの定期
送信パケットを送信するのではなく、前記設定された送
信間隔毎に、前記ポートに設定されたVLAN毎の定期
送信パケットを1つずつ順番にサイクリックに送信する
ことを特徴とする。
【0017】この発明によれば、レイヤ3によって1つ
の物理ポートに対して設定された送信間隔内で各VLA
Nの定期送信パケットを送信するのではなく、この設定
された送信間隔毎に、物理ポートに設定されたVLAN
毎の定期送信パケットを順番にサイクリックに送信する
ことで、通常よりも1つの物理ポートに設定されたVL
ANの定期送信パケットの送信間隔を長くして送信し
て、パケット伝送を行う回線の占有度を低減させて、パ
ケットの帯域利用効率を高める。
【0018】この発明の請求項3では、同一のネットワ
ーク内に接続された複数のネットワーク間接続装置によ
って、入力するパケットの転送を行うネットワーク間接
続装置において、複数のVLANが設定されたインター
フェースのポートと、定期送信される定期送信パケット
を任意に設定された所定間隔で前記VLAN毎に順番
に、かつサイクリックに送信する送信手段とを備えたこ
とを特徴とするネットワーク間接続装置が提供される。
【0019】この発明によれば、ネットワーク間接続装
置のインターフェースのポートに設定された複数のVL
ANの状態を認識するために、送信される定期送信パケ
ットを、任意に設定された所定間隔で、このVLAN毎
に順番にサイクリックに送信することで、パケット伝送
を行う回線の占有度を低減させて、パケットの帯域利用
効率を高める。
【0020】この発明の請求項4では、上記発明におい
て、前記ポートは、前記インターフェースの物理ポート
を含み、前記送信手段は、レイヤ3によって各物理ポー
トに対して設定された送信間隔内で各VLANの定期送
信パケットを送信するのではなく、前記設定された送信
間隔毎に、前記ポートに設定されたVLAN毎の定期送
信パケットを1つずつ順番にサイクリックに送信するこ
とを特徴とする。
【0021】この発明によれば、インターフェースのポ
ートには、レイヤ3で規定される論理ポートと、レイヤ
2で規定される物理ポートがあるが含まれるが、例えば
物理ポートに複数のVLANが設定されている場合に
は、レイヤ3で規定された定期送信パケットの送信間隔
内ではなく、この送信間隔毎に、このVLAN毎の定期
送信パケットを1つずつ順番にサイクリックに送信する
ことで、パケット伝送を行う回線の占有度を低減させ
て、パケットの帯域利用効率を高める。
【0022】この発明の請求項5では、上記発明におい
て、前記ネットワーク間接続装置は、少なくとも2つの
ネットワーク間接続装置からなり、これらネットワーク
間接続装置は、VRRPによってマスタとバックアップ
の関係に設定されて仮想ネットワーク間接続装置を構築
し、前記ネットワーク間接続装置間で、前記定期送信パ
ケットである広告パケットを送受信することを特徴とす
る。
【0023】この発明によれば、VRRPによる仮想ル
ータに用いられ、この仮想ルータを構築するルータ間
で、例えば1つの物理ポートに複数設定されるVLAN
毎の広告パケットを、任意の送信間隔で1つずつ順番に
サイクリックに送信することで、パケット伝送を行う回
線の占有度を低減させて、パケットの帯域利用効率を高
める。
【0024】この発明の請求項6では、同一ネットワー
ク内に接続されるネットワーク間接続装置と、設定され
た1つのアドレスによって前記ネットワーク間接続装置
にパケットを送信するノードと、これら装置を接続させ
る伝送路とから構築されるネットワーク間接続システム
において、前記ネットワーク間接続装置は、請求項3〜
5のいずれか一つに記載のネットワーク間接続装置から
なり、少なくとも一方の前記ネットワーク間接続装置か
ら他方の前記ネットワーク間接続装置に前記定期送信パ
ケットを、前記設定された送信間隔で送信することを特
徴とするネットワーク間接続システムが提供される。
【0025】この発明によれば、物理ポートに複数のV
LANが設定されたネットワーク間接続装置を備え、こ
れらネットワーク間接続装置でVLAN毎の定期送信パ
ケットを、任意に設定された送信間隔毎に1つずつ送信
することで、パケット伝送を行う回線の占有度を低減さ
せて、パケットの帯域利用効率を高める。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるネットワーク間接続方法、ネットワーク間
接続装置およびその装置を用いたネットワーク間接続シ
ステムの好適な実施の形態を説明する。
【0027】(実施例1)図1は、この発明にかかるV
RRPを用いた仮想ルータZのシステムにおける実施例
1の構成を示す構成図である。このシステムにおいて、
図7に示した各ルータ10,11には、IPアドレスを
持つインターフェースである論理ポート10A,11A
が存在している。なお、各ルータ10,11には、複数
の論理ポート、例えば10A〜10N,11A〜11N
が存在するが、この実施例では、説明の都合上、それぞ
れ1つの論理ポート10A,11Aのみを示すものとす
る。
【0028】この論理ポート10A,11Aの下位層に
は、回線接続用の複数の物理ポートP1,P2およびこ
の論理ポート10A,11Aの代替用の物理ポート(以
下、「代替ポート」という)P9が設けられている。こ
のお互いの代替ポートP9は、信号線4を介して接続さ
れている。
【0029】これら物理ポートP1,P2には、物理ポ
ート毎に複数のVLANが設定でき、例えば物理ポート
P2には、1つのVLAN識別子V12が設定されてい
るだけであるが、物理ポートP1には、3つのVLAN
識別子V11,V13,V15が設定されている。これ
ら物理ポートP1、P2の下流側には、これらVLAN
でグループ分けされた複数のホスト装置であるPCが、
回線A〜Dおよびスイッチングハブ1,3を介して接続
されている。
【0030】各ルータ10,11は、同一の構成からな
り、その一例を図2のブロック図に示す。図2におい
て、ルータ10,11は、回線接続用の物理ポートP
1,P2に繋がる物理インターフェース(以下、「物理
I/F」という)20と、代替ポートP9と物理I/F
20が接続されるレイヤ2のMACフレーム処理部21
と、その上位層のレイヤ3のIP処理部22と、VRR
P処理部23とから構成されている。
【0031】MACフレーム処理部21は、図3に示す
ように、代替ポートP9または物理I/F20からのパ
ケットを受信するパケット受信部21aと、代替ポート
P9または物理I/F20へパケットを送信するパケッ
ト送信部21bと、VRRP状態のデータを記憶するV
RRP状態テーブル21cと、IP処理部22との間で
パケットの入出力を行うIP処理I/F21dとから構
成されている。
【0032】VRRP状態テーブル21cには、例えば
図4のテーブル構成例に示すように、各論理ポート10
A〜10N(ルータ10の場合),11A〜11N(ル
ータ11の場合)の物理ポートP1〜Pn(nは、9を
除く任意の正数)に対するマスタ状態またはバックアッ
プ状態を示すデータなどが記憶されている。なお、VR
RP状態テーブル21cには、この他に例えば論理ポー
トの優先度を示すデータなどを記憶させることも可能で
ある。
【0033】VRRP処理部23は、図5に示すよう
に、IP処理部22からのパケットを受信するVRRP
パケット受信部23aと、IP処理部22へパケットを
送信するVRRPパケット送信部23bと、VRRP状
態を管理するVRRP状態管理部23cと、広告タイマ
およびマスタダウンタイマの所定時間毎のカウント処理
を行うタイマ処理部23dとから構成されている。
【0034】VRRP状態管理部23cは、それぞれの
論理ポートまたは物理ポートがマスタ状態であるかバッ
クアップ状態であるかを管理するとともに、タイマ処理
部23dの広告タイマおよびマスタダウンタイマのカウ
ント状態を管理している。
【0035】通常、タイマ処理部23dの広告タイマ
は、レイヤ3によって各物理ポートに対して所定の送信
間隔内で各VLANの定期送信パケットを送信するよう
にカウントが設定されている。これに対して、この発明
では、任意の所定送信間隔で物理ポートP1に設定され
た各VALNの定期送信パケットを1つずつ順番にサイ
クリックに送信できるようにする。つまり、この実施例
では、例えばこのレイヤ3で設定されたこの所定送信時
間毎に、物理ポートP1に設定されたVLAN毎の定期
送信パケットを1つずつ順番にサイクリックに送信でき
るように設定されている。
【0036】次に、このような構成におけるルータの広
告パケット送信の動作を図6のフローチャートに基づい
て説明する。なお、ここでは、ルータ10がマスタ状態
に遷移している場合における広告パケットの送信につい
て説明する。
【0037】ルータ10のタイマ処理部23dは、物理
ポート毎に広告タイマを起動させており、この広告パケ
ットに対する応答による終了イベントが発生すると、こ
の広告タイマを停止させるタイマ処理を行っている。
【0038】まず、VRRPパケット送信部23bは、
物理ポートP1に設定されているVLAN識別子V1
1,V13,V15のうちからVLAN識別子の初期値
を設定し(ステップ101)、次に前回送信したVLA
N識別子から次回に送信するVLAN識別子を決定する
(ステップ102)。
【0039】VRRPパケット送信部23bは、広告パ
ケットを作成し、この広告パケットをVRRPパケット
送信部23bからIP処理部22およびMACフレーム
処理部21を介して物理I/Fへ送信し、さらに物理I
/Fから物理ポートへと送信する(ステップ103)。
なお、IP処理部22およびMACフレーム処理部21
では、それぞれのヘッダの処理を行った後に広告パケッ
トを出力している。
【0040】次に、VRRPパケット送信部23bは、
タイマ処理部23dを制御してマスタダウンタイマを停
止させ(ステップ104)、広告タイマをリスタートさ
せる(ステップ105)。そして、広告タイマのリスタ
ートから所定時間経過前にカウントを終了する広告タイ
マ終了イベントが発生すると(ステップ106)、再び
ステップ102に戻って、前回送信したVLAN識別子
から次回に送信するVLAN識別子を決定し、広告パケ
ットを送信する。
【0041】これにより、この実施例では、マスタルー
タのVRRPパケット送信部は、レイヤ3によって各物
理ポートに対して設定された送信間隔内で各VLANの
広告パケットを送信するのではなく、この設定された送
信間隔毎に、物理ポートに設定されたVLAN毎の広告
パケットを1つずつ順番にサイクリックに送信するの
で、広告パケットの送信間隔が長くなり、パケット伝送
を行う回線の占有度が低減されて、パケットの帯域利用
効率を高めることができる。
【0042】この発明は、これら実施形態に限定される
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形実施が可能である。この実施例では、VRRPを
用いた仮想ルータによる広告パケットの送信の場合につ
いて説明したが、この発明はこれに限らず、例えばOS
PF(Open Shortest Path Fir
st)のHelloやPIM(Protocol In
dependentMulticast)のHello
パケットなど、マルチキャスト、ブロードキャストを利
用するプロトコルの定期送信パケットの場合にも応用が
可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、同
一のネットワーク内に接続された複数のネットワーク間
接続装置によって、前記ネットワークまたは外部のネッ
トワークから入力するパケットを、宛先のネットワーク
に送出するネットワーク間接続方法において、ネットワ
ーク間接続装置のインターフェースのポートに複数のV
LANが設定されている場合に、ネットワーク間接続装
置は、任意の所定間隔でこのVLAN毎に定期送信され
る定期送信パケットを順番にサイクリックに送信するの
で、パケット伝送を行う回線の占有度を低減させて、パ
ケットの帯域利用効率を高めることができる。
【0044】また、この発明では、レイヤ3によって1
つの物理ポートに対して設定された送信間隔内で各VL
ANの定期送信パケットを送信するのではなく、この設
定された送信間隔毎に、物理ポートに設定されたVLA
N毎の定期送信パケットを順番にサイクリックに送信す
るので、従来よりも定期送信パケットの送信間隔を長く
でき、これによりパケット伝送を行う回線の占有度を低
減させて、パケットの帯域利用効率を高めることができ
る。
【0045】また、この発明では、VRRPによる仮想
ルータに用いられ、この仮想ルータを構築するルータ間
で、ある物理ポートに複数設定されるVLAN毎の広告
パケットを、通常より長い任意の送信間隔で1つずつ順
番にサイクリックに送信するので、パケット伝送を行う
回線の占有度を低減させて、パケットの帯域利用効率を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るVRRPを用いた仮想ルータの
システムにおける実施例1の構成を示す構成図である。
【図2】図1に示したルータの構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図2に示したMACフレーム処理部の構成を示
すブロック図である。
【図4】図3に示したVRRP状態テーブルのテーブル
構成の一例を示す図である。
【図5】図2に示したVRRP処理部の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】図1に示したルータの広告パケット送信の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図7】VRRPを用いた仮想ルータの従来のシステム
構成の概念を示す構成図である。
【図8】従来のVRRP状態テーブルのテーブル構成例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,3 スイッチングハブ 2 インターネット 4 信号線 10,11 ネットワーク間接続装置(ルータ) 10A〜10N,11A〜11N 論理ポート 10a,10b 物理ポート 20 物理I/F 21 MACフレーム処理部 21a パケット受信部 21b パケット送信部 21c VRRP状態テーブル 21d IP処理I/F 22 IP処理部 23 VRRP処理部 23a VRRPパケット受信部 23b VRRPパケット送信部 23c VRRP状態管理部 23d タイマ処理部 A〜D 回線 P1,P2 物理ポート P9 代替ポート V11,V13,V15 VLAN識別子 Z 仮想ルータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一のネットワーク内に接続された複数
    のネットワーク間接続装置によって、前記ネットワーク
    または外部のネットワークから入力するパケットを、宛
    先のネットワークに送出するネットワーク間接続方法に
    おいて、 前記各ネットワーク間接続装置は、インターフェースの
    ポートを少なくとも1つ有するとともに、該ポートには
    複数のVLANを設定して、該VLAN毎に定期送信さ
    れる定期送信パケットを、任意に設定された所定間隔で
    順番にサイクリックに送信する送信工程を含むことを特
    徴とするネットワーク間接続方法。
  2. 【請求項2】 前記ポートは、前記インターフェースの
    物理ポートを含み、前記送信工程では、レイヤ3によっ
    て各物理ポートに対して設定された送信間隔内で各VL
    ANの定期送信パケットを送信するのではなく、前記設
    定された送信間隔毎に、前記ポートに設定されたVLA
    N毎の定期送信パケットを1つずつ順番にサイクリック
    に送信することを特徴とする請求項1に記載のネットワ
    ーク間接続方法。
  3. 【請求項3】 同一のネットワーク内に接続された複数
    のネットワーク間接続装置によって、入力するパケット
    の転送を行うネットワーク間接続装置において、 複数のVLANが設定されたインターフェースのポート
    と、 定期送信される定期送信パケットを任意に設定された所
    定間隔で前記VLAN毎に順番に、かつサイクリックに
    送信する送信手段とを備えたことを特徴とするネットワ
    ーク間接続装置。
  4. 【請求項4】 前記ポートは、前記インターフェースの
    物理ポートを含み、前記送信手段は、レイヤ3によって
    各物理ポートに対して設定された送信間隔内で各VLA
    Nの定期送信パケットを送信するのではなく、前記設定
    された送信間隔毎に、前記ポートに設定されたVLAN
    毎の定期送信パケットを1つずつ順番にサイクリックに
    送信することを特徴とする請求項3に記載のネットワー
    ク間接続装置。
  5. 【請求項5】 前記ネットワーク間接続装置は、少なく
    とも2つのネットワーク間接続装置からなり、これらネ
    ットワーク間接続装置は、VRRPによってマスタとバ
    ックアップの関係に設定されて仮想ネットワーク間接続
    装置を構築し、前記ネットワーク間接続装置間で、前記
    定期送信パケットである広告パケットを送受信すること
    を特徴とする請求項3または4に記載のネットワーク間
    接続装置。
  6. 【請求項6】 同一ネットワーク内に接続されるネット
    ワーク間接続装置と、設定された1つのアドレスによっ
    て前記ネットワーク間接続装置にパケットを送信するノ
    ードと、これら装置を接続させる伝送路とから構築され
    るネットワーク間接続システムにおいて、 前記ネットワーク間接続装置は、請求項3〜5のいずれ
    か一つに記載のネットワーク間接続装置からなり、少な
    くとも一方の前記ネットワーク間接続装置から他方の前
    記ネットワーク間接続装置に前記定期送信パケットを、
    前記設定された送信間隔で送信することを特徴とするネ
    ットワーク間接続システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100775768B1 (ko) 2006-02-01 2007-11-12 삼성전자주식회사 Ⅴrrp 라우터 및 ⅴrrp 라우터간의 상태 천이 방법
US7848226B2 (en) 2007-03-28 2010-12-07 Fujitsu Limited Communication system, switch

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