JP2003178736A - 安全弁を備えた密閉型電池 - Google Patents
安全弁を備えた密閉型電池Info
- Publication number
- JP2003178736A JP2003178736A JP2001375485A JP2001375485A JP2003178736A JP 2003178736 A JP2003178736 A JP 2003178736A JP 2001375485 A JP2001375485 A JP 2001375485A JP 2001375485 A JP2001375485 A JP 2001375485A JP 2003178736 A JP2003178736 A JP 2003178736A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- safety valve
- battery
- sealed battery
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】安全弁作動時に電池全体及び周囲の機器が悪影
響を受けない密閉型電池を提供する。 【解決手段】電池エレメントを収容するステンレス鋼製
などの容器２と、容器２の一面に設けられて、所定の圧
力がかかることによって作動する安全弁６とを備えた密
閉型電池１において、容器２外面における安全弁６の周
辺に、安全弁６作動時に容器２内から噴出する気体を容
器２から離れた位置に案内する例えば円筒状ステンレス
鋼製のガイド３を半田付けなどで設け、安全弁６から噴
出する気体が容器２から離れた位置から拡散するように
したことを特徴とする。
響を受けない密閉型電池を提供する。 【解決手段】電池エレメントを収容するステンレス鋼製
などの容器２と、容器２の一面に設けられて、所定の圧
力がかかることによって作動する安全弁６とを備えた密
閉型電池１において、容器２外面における安全弁６の周
辺に、安全弁６作動時に容器２内から噴出する気体を容
器２から離れた位置に案内する例えば円筒状ステンレス
鋼製のガイド３を半田付けなどで設け、安全弁６から噴
出する気体が容器２から離れた位置から拡散するように
したことを特徴とする。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、安全弁を備えた
密閉型電池に属し、特に非水電解質電池に好適に利用さ
れる。 【０００２】 【従来の技術】一般に非水電解質電池には、電解質が有
機物であって異常時に危険を伴うことから、異常時に動
作する安全弁が電池容器の一面に設けられている。安全
弁は多くは膜状をなしていて、有機物が気化することに
より容器内圧が所定値に達したときに作動（破裂）する
ようなものである。従来の安全弁は、容器の外面に剥き
だしの状態で形成されている。従って、作動時に容器内
から噴出する気体は無方向に拡散していた。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかし、噴出する気体
は有機物であって可燃性を有する。このため、噴出した
気体に電池の熱が伝わって発火した場合、電池全体が破
裂し、その電池を電源とする機器を損傷させるなど悪影
響を及ぼす。それ故、この発明の課題は、安全弁作動時
に電池全体及び周囲の機器が悪影響を受けない密閉型電
池を提供することにある。 【０００４】 【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
に、この発明の電池は、電池エレメントを収容する容器
と、容器の一面に設けられて、所定の圧力がかかること
によって作動する安全弁とを備えた密閉型電池におい
て、容器外面における安全弁の周辺に、安全弁作動時に
容器内から噴出する気体を容器から離れた位置に案内す
るガイドを設けたことを特徴とする。このようにガイド
を設けることで、安全弁が作動したときに容器内から噴
出する気体が速やかに容器から隔離され、引火を防ぐこ
とができる。 【０００５】 【発明の実施の形態】この発明の電池の実施形態を図面
と共に説明する。図１は実施形態の電池を示す斜視図で
ある。電池１は、リチウムイオン二次電池であり、正負
の電極板、これらの電極板間に介在するセパレータ及び
有機電解液からなる図略の蓄電要素と、蓄電要素を収容
するステンレス鋼製の容器２と、容器２の外面に設けら
れたガイド３を備える。 【０００６】容器２は、面積の小さい側面２ａ、２ａと
面積の大きい側面２ｂ、２ｂと上下面２ｃ、２ｃとから
なる直方体状をなし、上面に正負の電極端子４、５が突
き出ており、面積の小さい一方の側面２ａに安全弁６が
設けられている。電極板は正極板、セパレータ及び負極
板を重ね合わせて渦状に巻いたものを、その巻き軸が側
面２ｂと平行になるように容器２内に収容されている。 【０００７】側面２ａには電池１の製造工程で円形の貫
通孔が形成され、その貫通孔の周縁に容器２よりも薄肉
の円形の金属箔を溶着することによって安全弁６が設け
られている。ガイド３はステンレス鋼製で円筒状をな
し、その一方の端面が側面２ａにおける安全弁６周辺部
に半田付けされることにより、容器２に固定されてい
る。尚、ガイド３の材質は、耐有機電解液性及び耐熱性
を有するものが好ましく、例えば上記ステンレス鋼の
他、アルミニウムや銅が挙げられる。 【０００８】この実施形態の電池１によれば、内部短絡
や過充電などの電池異常により電解液が気化して内圧が
安全弁６の作動圧を超えて安全弁６が破裂しても、そこ
から噴出した気体はガイド３に規制されて容器２から遠
い位置に速やかに移動し、ガイド３の先端から拡散す
る。従って、容器２の熱で引火することはない。 【０００９】 【実施例】図１に示す形態で公称容量３Ａｈの電池１で
あって、安全弁６の直径が１０ｍｍ、ガイド３の内径が
１２ｍｍ、長さが１０ｃｍものを組み立てた。この電池
１を満充電状態から更に定電流値３Ａで過充電したとこ
ろ、安全弁６が破裂したが、容器２内で発生した気体は
ガイド３を通って容器２から離れた位置から拡散したの
で、引火しなかった。 【００１０】 【発明の効果】この発明によれば、安全弁から噴出する
気体が容器から離れた位置から拡散するので、安全性が
向上する。
密閉型電池に属し、特に非水電解質電池に好適に利用さ
れる。 【０００２】 【従来の技術】一般に非水電解質電池には、電解質が有
機物であって異常時に危険を伴うことから、異常時に動
作する安全弁が電池容器の一面に設けられている。安全
弁は多くは膜状をなしていて、有機物が気化することに
より容器内圧が所定値に達したときに作動（破裂）する
ようなものである。従来の安全弁は、容器の外面に剥き
だしの状態で形成されている。従って、作動時に容器内
から噴出する気体は無方向に拡散していた。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかし、噴出する気体
は有機物であって可燃性を有する。このため、噴出した
気体に電池の熱が伝わって発火した場合、電池全体が破
裂し、その電池を電源とする機器を損傷させるなど悪影
響を及ぼす。それ故、この発明の課題は、安全弁作動時
に電池全体及び周囲の機器が悪影響を受けない密閉型電
池を提供することにある。 【０００４】 【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
に、この発明の電池は、電池エレメントを収容する容器
と、容器の一面に設けられて、所定の圧力がかかること
によって作動する安全弁とを備えた密閉型電池におい
て、容器外面における安全弁の周辺に、安全弁作動時に
容器内から噴出する気体を容器から離れた位置に案内す
るガイドを設けたことを特徴とする。このようにガイド
を設けることで、安全弁が作動したときに容器内から噴
出する気体が速やかに容器から隔離され、引火を防ぐこ
とができる。 【０００５】 【発明の実施の形態】この発明の電池の実施形態を図面
と共に説明する。図１は実施形態の電池を示す斜視図で
ある。電池１は、リチウムイオン二次電池であり、正負
の電極板、これらの電極板間に介在するセパレータ及び
有機電解液からなる図略の蓄電要素と、蓄電要素を収容
するステンレス鋼製の容器２と、容器２の外面に設けら
れたガイド３を備える。 【０００６】容器２は、面積の小さい側面２ａ、２ａと
面積の大きい側面２ｂ、２ｂと上下面２ｃ、２ｃとから
なる直方体状をなし、上面に正負の電極端子４、５が突
き出ており、面積の小さい一方の側面２ａに安全弁６が
設けられている。電極板は正極板、セパレータ及び負極
板を重ね合わせて渦状に巻いたものを、その巻き軸が側
面２ｂと平行になるように容器２内に収容されている。 【０００７】側面２ａには電池１の製造工程で円形の貫
通孔が形成され、その貫通孔の周縁に容器２よりも薄肉
の円形の金属箔を溶着することによって安全弁６が設け
られている。ガイド３はステンレス鋼製で円筒状をな
し、その一方の端面が側面２ａにおける安全弁６周辺部
に半田付けされることにより、容器２に固定されてい
る。尚、ガイド３の材質は、耐有機電解液性及び耐熱性
を有するものが好ましく、例えば上記ステンレス鋼の
他、アルミニウムや銅が挙げられる。 【０００８】この実施形態の電池１によれば、内部短絡
や過充電などの電池異常により電解液が気化して内圧が
安全弁６の作動圧を超えて安全弁６が破裂しても、そこ
から噴出した気体はガイド３に規制されて容器２から遠
い位置に速やかに移動し、ガイド３の先端から拡散す
る。従って、容器２の熱で引火することはない。 【０００９】 【実施例】図１に示す形態で公称容量３Ａｈの電池１で
あって、安全弁６の直径が１０ｍｍ、ガイド３の内径が
１２ｍｍ、長さが１０ｃｍものを組み立てた。この電池
１を満充電状態から更に定電流値３Ａで過充電したとこ
ろ、安全弁６が破裂したが、容器２内で発生した気体は
ガイド３を通って容器２から離れた位置から拡散したの
で、引火しなかった。 【００１０】 【発明の効果】この発明によれば、安全弁から噴出する
気体が容器から離れた位置から拡散するので、安全性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施形態の電池を示す斜視図である。
【符号の説明】
１ 電池
２ 容器
３ ガイド
４、５ 電極端子
６ 安全弁
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 5H012 AA07 BB01 CC08 DD01 EE04
FF01 GG01
5H029 AJ12 AK03 AL06 AM02 BJ02
BJ14 BJ27 DJ02 DJ11 EJ01
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】電池エレメントを収容する容器と、容器の
一面に設けられて、所定の圧力がかかることによって作
動する安全弁とを備えた密閉型電池において、 容器外面における安全弁の周辺に、安全弁作動時に容器
内から噴出する気体を容器から離れた位置に案内するガ
イドを設けたことを特徴とする密閉型電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001375485A JP2003178736A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 安全弁を備えた密閉型電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001375485A JP2003178736A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 安全弁を備えた密閉型電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003178736A true JP2003178736A (ja) | 2003-06-27 |
Family
ID=19183857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001375485A Pending JP2003178736A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 安全弁を備えた密閉型電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003178736A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016511512A (ja) * | 2013-02-25 | 2016-04-14 | ザ・ボーイング・カンパニーＴｈｅ Ｂｏｅｉｎｇ Ｃｏｍｐａｎｙ | 充電式電池用の収納装置 |
-
2001
- 2001-12-10 JP JP2001375485A patent/JP2003178736A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016511512A (ja) * | 2013-02-25 | 2016-04-14 | ザ・ボーイング・カンパニーＴｈｅ Ｂｏｅｉｎｇ Ｃｏｍｐａｎｙ | 充電式電池用の収納装置 |
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