JP2003177105A - ケーキ含水率の一定制御方法並びにその制御装置 - Google Patents

ケーキ含水率の一定制御方法並びにその制御装置

Info

Publication number
JP2003177105A
JP2003177105A JP2001379573A JP2001379573A JP2003177105A JP 2003177105 A JP2003177105 A JP 2003177105A JP 2001379573 A JP2001379573 A JP 2001379573A JP 2001379573 A JP2001379573 A JP 2001379573A JP 2003177105 A JP2003177105 A JP 2003177105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cake
water content
microwave
dehydrated cake
dehydrator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001379573A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3741308B2 (ja
Inventor
Kenzo Sugaya
謙三 菅谷
Manabu Yamashita
学 山下
Yoji Matsumura
洋史 松村
Masayoshi Katayama
雅義 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishigaki Co Ltd
Original Assignee
Ishigaki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishigaki Co Ltd filed Critical Ishigaki Co Ltd
Priority to JP2001379573A priority Critical patent/JP3741308B2/ja
Publication of JP2003177105A publication Critical patent/JP2003177105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3741308B2 publication Critical patent/JP3741308B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続加圧脱水する脱水工程の制御や、脱水機
から排出する脱水ケーキの含水率の一定制御運転を行う
制御方法とその制御装置に関する。 【解決手段】 平板状の測定用ダイス(6)に張設した
透過部材(7、7)の両側にマイクロ波透過型水分計
(5)の発振器(10)と検波器(11)を対設し、そ
の検知回路(12a、12b)を制御器(13)に接続
すると共に、圧送ポンプ(4)を配設したケーキの供給
管路(8)を測定用ダイス(6)に連結したもので、測
定される脱水ケーキを均一な厚みとすることにより、マ
イクロ波透過型水分計(5)の測定精度が高くなる。そ
して、測定用ダイス(6)を通過する脱水ケーキ(A)
のマイクロ波の減衰量を計測して、設定してある検量線
データと比較演算して脱水ケーキ(A)の含水率を算出
するもので、脱水ケーキ(A)の含水率の連続モニター
とその測定値を利用して、脱水機(1)の運転制御を行
うことにより、ケーキ含水率の一定制御運転が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、下水、し尿、ま
たは、農村集落等の排水処理設備から発生する汚泥を、
連続加圧脱水する脱水工程の連続モニターと、脱水機か
ら排出する脱水ケーキの含水率の一定制御運転を行う制
御方法とその制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多くの処理場における下水汚泥の
脱水処理は、ベルトプレス、遠心脱水機、スクリュープ
レスなど、汚泥を高分子凝集剤で調質して脱水する脱水
機を使用している。これらの脱水機を運転するにあたっ
て、汚泥処理量とともに、高分子凝集剤の注入率、ケー
キの含水率が主要管理項目となるが、ケーキ含水率は汚
泥性状の変動や高分子凝集剤の調質状態により影響を受
ける。また、脱水ケーキは焼却やコンポストとして処理
されるが、これらの設備の運転管理上、脱水ケーキの含
水率を一定にすることが望まれる。焼却処分において
は、燃料の使用量、埋立て処分では運搬費や埋立地の容
量に影響する。そのために、脱水ケーキはできる限り低
い含水率で、均一な所定の含水率で排出されることが望
まれる。
【0003】脱水機から排出されるケーキの含水率の測
定方法は、脱水ケーキのサンプルを乾燥機で乾燥させて
乾燥前後の重量差を測定して含水率を算出する重力測定
法がある。また、消化汚泥と生汚泥の混合比に応じて、
対象物の色合が変化するため、ベルトプレス脱水機など
の脱水ケーキ出口の近傍に赤外線水分計と色差計を配設
し、脱水ケーキの色を測定して、この色情報と予め情報
を記録した赤外線水分計の検量線に基づき、脱水ケーキ
の含水率を測定する赤外線測定方法も、例えば、特開平
6−229918号公報に記載してあるように公知であ
る。そして、脱水機に供給する原液汚泥の水分測定装置
としては、移送管の汚泥に送信したマイクロ波を、汚泥
境界面で反射させ、反射したマイクロ波を受信して汚泥
濃度の測定を行うマイクロ波反射型水分計も、例えば、
特開平11−304725号公報に記載してあるように
公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の乾燥による脱水
ケーキの含水率の重力測定法は、連続性、瞬時性に問題
があり、脱水工程の制御に迅速に対応が困難であった。
色差計と赤外線水分計を設けた脱水ケーキの含水率の測
定方法は、色度変動に対する対応が容易となるが、排水
処理施設から発生する汚泥は、時間によつて流入量と汚
泥の種類が変動し、脱水ケーキの厚みも一定せずに性状
が常時変化する。更に、経過時間と温度によっても脱水
ケーキの性状が変化して、赤外線式でも下水などでは正
確な測定が難しい状況であった。また、マイクロ波反射
型水分計も、変動する脱水ケーキを連続して一定量のケ
ーキを水分計に供給できず、脱水ケーキに適用すること
が困難であった。従来技術で含水率の一定運転を行うに
は、含水率測定に時間がかかることや、測定値から運転
条件を設定するために運転要員が対応する必要がある。
継続的に含水率を管理しながらの運転では多くの手間が
必要となる。
【0005】そこで、この発明はマイクロ波を利用する
もので、マイクロ波は波長が1mm〜1m程度の非常に
長い電磁波の総称であり、マイクロ波は空間を自由に直
進するが、金属面では反射し、電気的に絶縁である水等
の誘電体中ではそのエネルギーが減衰しながら伝播して
いく。マイクロ波を利用したマイクロ波水分計の測定原
理は、ケーキ中の水分はその内部において、+イオンと
−の電子が対をなしている。この水にマイクロ波を照射
すると、図1(a)のようにイオンと電子がマイクロ波
電解の方向に回転する。このマイクロ波電界が図1
(b)のように逆になると、イオンと電子の対も逆の配
列に回転する。この回転により失われたエネルギーがマ
イクロ波減衰量となる。したがって、水分量が多ければ
それだけ回転させる分子の量が増加するので減衰量も多
くなる。誘電体の中でも特に水は、高い誘電率を示す物
質として知られている。この発明はマイクロ波透過型水
分計を利用して脱水ケーキ含水率の測定を行うもので、
ケーキ含水率の連続モニターと合せて、ケーキ含水率一
定制御運転に適用したケーキ含水率の一定制御方法とそ
の制御装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るケーキ含
水率の一定制御方法は、マイクロ波透過型水分計の発振
器と検波器の間に測定対象物の脱水ケーキを通過させ、
脱水ケーキに照射したマイクロ波の通過前後の減衰電圧
を測定し、この照射したマイクロ波の減衰量を制御器に
入力して、あらかじめマイクロ波減衰電圧とケーキ含水
率の関係を検量線として制御器に入力してある検量線デ
ータと比較演算して脱水ケーキの含水率を算出し、脱水
ケーキの含水率の連続モニターを行う方法である。
【0007】脱水ケーキの温度変化に対するマイクロ波
減衰電圧を測定して、あらかじめ設定した検量線データ
の補正項として制御器に入力し、マイクロ波透過型水分
計で計測した脱水ケーキの減衰電圧と設定した検量線デ
ータと比較演算する時に、脱水ケーキの温度変化を加味
して含水率を算出すれば、より正確な脱水ケーキの含水
率の測定方法となる。また、脱水ケーキの含水率の変化
に対するケーキ供給用ポンプの圧送圧力を測定して、こ
の圧送圧力をあらかじめ設定した検量線データの補正項
として制御器に入力し、マイクロ波透過型水分計で計測
した脱水ケーキの減衰電圧と設定した検量線データと比
較演算する時に、脱水ケーキの圧送圧力を加味して含水
率を算出すれば、さらに精度は上昇する。そして、制御
器で算出した含水率を脱水機の制御盤に送信して脱水機
の運転制御を行うことも可能となる。
【0008】上記のケーキ含水率の一定制御方法を実施
する装置は、平板状の測定用ダイスの両面にマイクロ波
の透過部材を張設し、この透過部材の両側にマイクロ波
透過型水分計の発振器と検波器を対設し、マイクロ波透
過型水分計の検知回路を制御器に接続すると共に、圧送
ポンプを配設したケーキの供給管路を測定用ダイスに連
結して、この測定用ダイスを通過する脱水ケーキのマイ
クロ波の減衰量を計測して、あらかじめ設定した検量線
データと比較演算して脱水ケーキの含水率を算出するケ
ーキ含水率の一定制御装置である。
【0009】そして、配管抵抗を減少させるために、測
定用ダイスに連結したケーキの排出管路の口径を供給管
路の口径より大きくしてある。制御器の指令回路を脱水
機の制御盤に接続すれば、測定用ダイスを通過する脱水
ケーキの含水率のデータを脱水機の制御盤に送信して、
凝集剤の汚泥への添加量の調整と脱水機の運転制御が行
える。脱水機としてスクリュープレスを使用すれば、ス
クリューの回転数を制御して、脱水ケーキの水分の一定
制御が可能となる。脱水機としてベルトプレスを使用す
れば、ろ布の走行速度を制御して、脱水ケーキの水分の
一定制御が可能となる。更に、脱水機として遠心脱水機
を使用すれば、スクリューの差速を制御して、脱水ケー
キの水分の一定制御が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明のケーキ含水率の一定制
御装置について図面に基づき詳述すると、図2はマイク
ロ波透過型水分計のシステムフローであって、スクリュ
ープレス1から排出される脱水ケーキAの一部をサンプ
リング装置2に抜き取り、残余のケーキを搬送コンベア
ー3に排出するようにしてある。なお、ケーキ含水率の
一定制御装置に使用する脱水機をスクリュープレスとし
てあるが、ベルトプレスあるいは遠心脱水機でもよいも
のである。脱水機の抜き取った脱水ケーキAはサンプリ
ング装置2から測定用の圧送ポンプ4に供給して、圧送
ポンプ4からマイクロ波水分計5のセンサー部Bの配設
した測定用ダイス6に圧入する。測定用ダイス6から押
し出された脱水ケーキAは搬送コンベアー3に排出す
る。
【0011】図3はマイクロ波透過型水分計であって、
マイクロ波透過型水分計5のセンサー部Bには測定用ダ
イス6が配設してあり、測定用ダイス6はステンレスな
どのマイクロ波不透過性の金属材で構成してある。供給
するケーキ厚みはケーキ含水率により制限があり、ケー
キの厚みを一定にする必要があり測定用ダイス6は平板
状としてある。図4に示すように、測定用ダイス6の平
板状の金属板を切り欠いて樹脂板またはガラスなどのマ
イクロ波の透過部材7が測定用ダイス6の両面に張設し
てある。脱水ケーキAの含水率範囲を想定してこの発明
の実施例では、測定値の精度を上げるために測定用ダイ
ス6の厚みを10mmに設定してある。ケーキ中の水分
量に応じてマイクロ波エネルギーが減衰するため、高含
水率ケーキでは減衰量が多くなり、検波器側にマイクロ
波が到達しない結果となる。使用したマイクロ波透過型
水分計のマイクロ波エネルギーは1mmVのものであ
り、その時の脱水ケーキ含水率は最高で90%を想定し
たため、発信機と検波器の間に供給するケーキの厚みは
10mm以下に設定するのが好ましい。
【0012】図3および図4に示すように、測定用ダイ
ス6の一端にケーキの供給管路8と他端に排出管路9が
連結してある。この測定用ダイス6に連結したケーキの
排出管路9の口径を供給管路8の口径より大きくしてあ
り、測定用ダイス6に供給と排出される脱水ケーキAの
配管抵抗を少なくする。圧送ポンプ4として往復動型容
積ポンプあるいはネジポンプを使用する。脱水ケーキA
をセンサー部Bへ供給する時、脱水ケーキAの含水率に
より配管抵抗が変化して被測定物の量が変化する。配管
抵抗の変化に伴い測定用ダイス6内のケーキの密度変化
が発生するため測定値に影響を与える。そこで、脱水ケ
ーキAの含水率の変化に対するケーキ供給用ポンプ4の
圧送圧力を測定して、この圧送圧力をあらかじめ設定し
た検量線データの補正項として制御器13に入力し、マ
イクロ波透過型水分計5で計測した脱水ケーキAの減衰
電圧と設定した検量線データと比較演算する時に、補正
値として脱水ケーキAの圧送圧力を加味して含水率を算
出する。
【0013】図3に示すように、測定用ダイス6に張設
した透過部材7の両側に発振器10と検波器11が対設
してあり、発振器10と検波器11の検知回路12a、
12bを制御器13に接続してある。図5はマイクロ波
透過型水分計の初期化設定装置Cであって、台車14に
固定したフレーム15にマイクロ波透過型水分計5の発
振器10と検波器11が支架してあり、測定用ダイス6
から離れた位置でマイクロ波透過型水分計5を初期化さ
せ、シリンダー16で台車14を移動させ、マイクロ波
透過型水分計5の発振器10と検波器11を透過部材7
の両側に対設させる。制御器13には、あらかじめマイ
クロ波減衰電圧とケーキ含水率の関係を計測して検量線
として制御器13に入力してあり、スクリュープレス、
ベルトプレス、あるいは遠心脱水機から排出された脱水
ケーキAを圧送ポンプ4から測定用ダイス6に圧入し
て、マイクロ波透過型水分計5の発振器10と検波器1
1の間を通過させ、脱水ケーキAに照射したマイクロ波
の通過前後の減衰電圧を測定し、この照射したマイクロ
波の減衰量を制御器13に入力して、あらかじめ設定し
た検量線データと比較演算して脱水ケーキAの含水率を
算出し、脱水ケーキの含水率の連続モニターを行う。
【0014】エネルギー減衰量の測定は、毎秒100回
実施し、実用上必要な時間、例えば、30秒ごとの平均
したものを計算に使用する。また、脱水ケーキAの温度
変化に対するマイクロ波減衰電圧を測定し、あらかじめ
設定した検量線データの補正項として制御器13に入力
して、マイクロ波透過型水分計5で計測した脱水ケーキ
Aの減衰電圧と設定した検量線データと比較演算する時
に、脱水ケーキAの温度変化を加味して含水率を算出し
て正確な脱水ケーキAの含水率を測定する。図2に示す
ように、制御器13で演算された含水率は、制御器13
の指令回路17からスクリュープレス1またはベルトプ
レスの脱水機の制御盤18に送信し、盤面でのモニター
や脱水機の運転制御に利用する。この含水率のデータか
ら、汚泥の凝集剤の添加を調整し、スクリュープレス1
では、スクリュー羽根の回転数を変化させることによ
り、含水率の調整が可能となり、含水率の計測結果に基
づきスクリュー回転数を制御する。ベルトプレスではろ
布走行速度を調節することにより、ケーキ含水率を一定
とすることが可能となる。遠心脱水機ではスクリューと
外筒の差速回転を調節することによりケーキ含水率を一
定とすることが可能となる。
【0015】
【実施例】図6はマイクロ波透過型水分計の概念図であ
って、被測定物を透過したマイクロ波のエネルギー減衰
量が被測定物に含まれる水分の量に比例するマイクロ波
の原理を応用するもので、テストではマイクロ波水分計
の発振器と検波器を脱水ケーキの両側に対設し、脱水ケ
ーキにマイクロ波を照射して、その通過前後のエネルギ
ー量を測定して、制御器に伝達して水分を求めることと
した。そして、混合生汚泥、消化汚泥、OD(オキシデ
ーションディッチ)余剰汚泥など各種脱水ケーキを加水
して、水分調整した脱水ケーキを圧送ポンプで測定用ダ
イスに供給し、ダイス内の脱水ケーキを測定した。マイ
クロ波透過型水分計で測定し検量線を求めた結果、マイ
クロ波減衰電圧と乾燥前後の重量差を測定して含水率を
算出する重量法による測定ケーキ含水率との間には、充
分な相関が得られることが分かった。
【0016】そこで、マイクロ波透過型水分計での計測
水分の安定性について評価するため、消化汚泥をスクリ
ュープレスで処理している某処理場でのフイールド試験
を実施した。消化汚泥をスクリュープレスで圧搾脱水
し、スクリュープレスから排出される脱水ケーキの一部
をサンプリング装置に抜き取り、抜き取った脱水ケーキ
はサンプリング装置から圧送ポンプ7に供給して、圧送
ポンプからマイクロ波水分計のセンサー部Bの測定用ダ
イスに圧入して計測データの収集を行った。エネルギー
減衰量の測定は、毎秒100回実施し、30秒ごとで平
均したものを計算に使用した。表1はマイクロ波減衰電
圧と測定含水率の関係を表すグラフであり、このデータ
から検量線を求めて、含水率を表示した。マイクロ波減
衰電圧とケーキ含水率の関係は次式のようになり、高い
相関を示している。 y=17.848x+46.254 R2=0.861 (但し、y:ケーキ含水率、x:マイクロ波減衰電圧、
2:決定係数) 回帰分析の結果表2となる。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】また、表3は、脱水機の運転に伴うケーキ
含水率の乾燥重量法による測定含水率と、マイクロ波透
過型水分計の含水率の経時変化を対比して示したもので
ある。条件変化では、スクリュープレスのスクリュー
は0.08〜0.06rpmの小さい回転数にして、含
水率の低下を試みたデータを示す。実際にスクリュー回
転数を変化させてから約30分でケーキ含水率の変化が
始まり、1時間30分で変化が完了している。条件変化
は、翌日の運転開始時からスクリューは0.1rpm
の大きい回転数に切換えて、汚泥処理量を増加させて含
水率が上昇した時のデータである。どちらの運転条件変
化にも測定含水率の変化にマイクロ波透過型水分計の表
示は良く追随していることを表している。
【0020】
【表3】
【0021】上記のテストより、マイクロ波透過型水分
計を脱水機の含水率測定に利用することにより、常時標
準誤差で0.5ポイントの精度で含水率を連続モニター
できることが分かる。また、表1乃至表3のデータよ
り、ケーキ含水率制御の可能性については、含水率の上
限値以下を維持した運転制御に利用できることも分か
る。したがって、制御器で演算された含水率は、脱水機
の制御盤に送信し、盤面でのモニターや脱水機の運転制
御に利用することが可能である。この含水率のデータか
ら、汚泥の凝集剤の添加を調整し、スクリュープレスに
あっては、スクリューの回転数の制御を行い、ベルトプ
レスにあっては、ろ布走行速度を調節し、遠心脱水機に
あってはスクリュー差速を調節することにより、ケーキ
含水率を一定とすることが可能である。
【0022】
【発明の効果】この発明は上記のように構成してあり、
マイクロ波透過型水分計を脱水機の含水率測定に利用す
ることにより、脱水機の脱水ケーキの含水率を常時連続
モニターと脱水機の運転制御に利用できるものである。
即ち、従来装置にあっては、従来の乾燥による脱水ケー
キの含水率の重力測定法は、連続性、瞬時性に問題があ
り、脱水工程の制御に迅速に対応が困難であったもので
あるが、この発明にあっては、ケーキ含水率の一定制御
方法が、脱水ケーキに照射したマイクロ波の通過前後の
減衰電圧を測定し、このマイクロ波減衰電圧に基づいて
あらかじめ設定した検量線データと比較演算して脱水ケ
ーキの含水率を算出するもので、制御器で演算された含
水率は、脱水機の制御盤の盤面でのモニターや脱水機の
運転制御が行える。そして、脱水ケーキの温度変化に対
するマイクロ波減衰電圧を測定し、あらかじめ設定した
検量線データの補正項として制御器に入力して、脱水ケ
ーキの温度変化を加味して含水率を算出すれば、より正
確な脱水ケーキの含水率の測定方法となる。また、測定
部へのケーキ供給用ポンプの圧送圧力を補正項として演
算すれば、さらに精度は上昇する。
【0023】ケーキ含水率の一定制御方法を実施する装
置は、平板状の測定用ダイスに張設した透過部材の両側
にマイクロ波透過型水分計の発振器と検波器を対設し、
圧送ポンプで圧入して測定用ダイスを通過させる脱水ケ
ーキのマイクロ波の減衰量を計測して、あらかじめ設定
した検量線データと比較演算して脱水ケーキの含水率を
算出するもので、平板状の測定用ダイスで脱水ケーキが
薄くすることにより、ケーキ水分が増加して透過するマ
イクロ波エネルギーが減衰しても、検波器側にマイクロ
波が到達して測定値の精度を上げることができる。ま
た、測定用ダイスを通過させる脱水ケーキに圧送ポンプ
4を使用するので、ケーキ含水率の違いにより配管抵抗
が変化しても、配管抵抗に伴なう密度変化を圧送圧力で
補正することができる。そして、測定用ダイスに連結し
たケーキの排出管路の口径を供給管路の口径より大きく
してあるので、測定用ダイスに供給される脱水ケーキの
配管抵抗が少なくなる。このマイクロ波透過型水分計の
含水率のデータから、汚泥の凝集剤の添加を調整するこ
とが可能となる。スクリュープレスのスクリューの回転
制御や、ベルトプレスのろ布走行速度の調節、あるいは
遠心脱水機のスクリュー差速の調節が可能となり、ケー
キ含水率を一定とする脱水機の運転制御が実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マイクロ波照射による水分子の挙動を示す測定
原理の概略図であって、(a)はイオンと電子の対がマ
イクロ波電界の方向に回転する状況を示す、(b)はマ
イクロ波電界が逆になると、イオンと電子の対も逆の配
列に回転することを示す。
【図2】この発明に係るスクリュープレスから排出され
る脱水ケーキの含水率を計測するマイクロ波透過型ケー
キ水分計のシステムフローである。
【図3】同じく、マイクロ波透過型ケーキ水分計の側面
図である。である。
【図4】同じく、マイクロ波透過型ケーキ水分計に用い
る測定用ダイスの平面図である。
【図5】同じく、マイクロ波透過型ケーキ水分計の初期
化設定装置の側面図である。
【図6】脱水ケーキにマイクロ波を照射する水分計の原
理図である。
【符号の説明】
1 スクリュープレス 4 圧送ポンプ 5 マイクロ波透過型水分計 6 測定用ダイス 7 透過部材 8 供給管路 9 排出管路 10 発振器 11 検波器 12 検知回路 13 制御器 17 指令回路 18 制御盤 A 脱水ケーキ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 22/00 Fターム(参考) 4D026 BA03 BB01 BC11 BC30 BE04 BH01 BH17 4D057 AA11 AB01 AC01 AC02 AC06 AD01 AE03 AF01 BC16 CA01 CB05 4D059 AA03 BE08 BE26 BE56 EA01 EB02 EB20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波透過型水分計(5)の発振器
    (10)と検波器(11)の間に測定対象物の脱水ケー
    キ(A)を通過させ、脱水ケーキ(A)に照射したマイ
    クロ波の通過前後の減衰電圧を測定し、この照射したマ
    イクロ波の減衰量を制御器(13)に入力して、あらか
    じめマイクロ波減衰電圧とケーキ含水率の関係を検量線
    として制御器(13)に入力してある検量線データと比
    較演算して脱水ケーキ(A)の含水率を算出し、脱水ケ
    ーキ(A)の含水率の連続モニターを行うことを特徴と
    するケーキ含水率の一定制御方法。
  2. 【請求項2】 上記脱水ケーキ(A)の温度変化に対す
    るマイクロ波減衰電圧を測定して、あらかじめ設定した
    検量線データの補正項として制御器(13)に入力し、
    マイクロ波透過型水分計(5)で計測した脱水ケーキ
    (A)の減衰電圧と設定した検量線データと比較演算す
    る時に、脱水ケーキ(A)の温度変化を加味して含水率
    を算出することを特徴とする請求項1記載のケーキ含水
    率の一定制御方法。
  3. 【請求項3】 上記脱水ケーキ(A)の含水率の変化に
    対するケーキ供給用ポンプの圧送圧力を測定して、この
    圧送圧力をあらかじめ設定した検量線データの補正項と
    して制御器(13)に入力し、マイクロ波透過型水分計
    (5)で計測した脱水ケーキ(A)の減衰電圧と設定し
    た検量線データと比較演算する時に、脱水ケーキ(A)
    の圧送圧力を加味して含水率を算出することを特徴とす
    る請求項1または2記載のケーキ含水率の一定制御方
    法。
  4. 【請求項4】 上記制御器(13)で算出した含水率を
    脱水機(1)の制御盤(18)に送信して脱水機(1)
    の運転制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3記載
    のケーキ含水率の一定制御方法。
  5. 【請求項5】 平板状の測定用ダイス(6)の両面にマ
    イクロ波の透過部材(7、7)を張設し、この透過部材
    (7)の両側にマイクロ波透過型水分計(5)の発振器
    (10)と検波器(11)を対設し、マイクロ波透過型
    水分計(5)の検知回路(12a、12b)を制御器
    (13)に接続すると共に、圧送ポンプ(4)を配設し
    たケーキの供給管路(8)を測定用ダイス(6)に連結
    して、この測定用ダイス(6)を通過する脱水ケーキ
    (A)のマイクロ波の減衰量を計測して、あらかじめ設
    定した検量線データと比較演算して脱水ケーキ(A)の
    含水率を算出することを特徴とするケーキ含水率の一定
    制御装置。
  6. 【請求項6】 上記測定用ダイス(6)に連結したケー
    キの排出管路(9)の口径を供給管路(8)の口径より
    大きくしたことを特徴とする請求項5記載のケーキ含水
    率の一定制御装置。
  7. 【請求項7】 上記制御器(13)の指令回路(17)
    を脱水機(1)の制御盤(18)に接続し、測定用ダイ
    ス(6)を通過する脱水ケーキ(A)の含水率のデータ
    を送信して、脱水機(1)の運転制御を行うことを特徴
    とする請求項5または6記載のケーキ含水率の一定制御
    装置。
  8. 【請求項8】 上記脱水機(1)がスクリュープレスか
    らなり、スクリュー(1)の回転数を制御することを特
    徴とする請求項7記載のケーキ含水率の一定制御装置。
  9. 【請求項9】 上記脱水機(1)がベルトプレスからな
    り、ろ布の走行速度を制御することを特徴とする請求項
    7記載のケーキ含水率の一定制御装置。
  10. 【請求項10】 上記脱水機(1)が遠心脱水機からな
    り、ろ布の走行速度を制御することを特徴とする請求項
    7記載のケーキ含水率の一定制御装置。
JP2001379573A 2001-12-13 2001-12-13 ケーキ含水率の一定制御方法並びにその制御装置 Expired - Fee Related JP3741308B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001379573A JP3741308B2 (ja) 2001-12-13 2001-12-13 ケーキ含水率の一定制御方法並びにその制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001379573A JP3741308B2 (ja) 2001-12-13 2001-12-13 ケーキ含水率の一定制御方法並びにその制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003177105A true JP2003177105A (ja) 2003-06-27
JP3741308B2 JP3741308B2 (ja) 2006-02-01

Family

ID=19186884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001379573A Expired - Fee Related JP3741308B2 (ja) 2001-12-13 2001-12-13 ケーキ含水率の一定制御方法並びにその制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3741308B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008221060A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Ishigaki Co Ltd スクリュープレスのケーキ含水率一定制御方法並びにその制御装置
CN105424727A (zh) * 2014-09-12 2016-03-23 航天信息股份有限公司 利用微波在线检验粮食水分含量是否超标的方法和装置
CN105466956A (zh) * 2014-09-12 2016-04-06 航天信息股份有限公司 利用微波信号检测粮食中的水分含量的方法和装置
KR101916388B1 (ko) * 2018-05-24 2019-01-30 대구환경공단 여과 장치 및 이를 이용한 함수율 모니터링 방법
JP2019055358A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 株式会社東芝 有機性汚泥の改質装置
JP2019184478A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 株式会社システック 尿と便を分別した重量測定方法とその装置
JP2020001019A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 月島機械株式会社 有機性廃棄物の処理方法および処理装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5716049B2 (ja) * 2012-03-02 2015-05-13 三井造船環境エンジニアリング株式会社 汚泥処理システム及び汚泥処理方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008221060A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Ishigaki Co Ltd スクリュープレスのケーキ含水率一定制御方法並びにその制御装置
CN105424727A (zh) * 2014-09-12 2016-03-23 航天信息股份有限公司 利用微波在线检验粮食水分含量是否超标的方法和装置
CN105466956A (zh) * 2014-09-12 2016-04-06 航天信息股份有限公司 利用微波信号检测粮食中的水分含量的方法和装置
CN105466956B (zh) * 2014-09-12 2020-02-18 航天信息股份有限公司 利用微波信号检测粮食中的水分含量的方法和装置
JP2019055358A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 株式会社東芝 有機性汚泥の改質装置
JP7020830B2 (ja) 2017-09-20 2022-02-16 株式会社東芝 有機性汚泥の改質装置
JP2019184478A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 株式会社システック 尿と便を分別した重量測定方法とその装置
JP7059457B2 (ja) 2018-04-13 2022-04-26 株式会社システック 尿と便を分別した重量測定方法とその装置
KR101916388B1 (ko) * 2018-05-24 2019-01-30 대구환경공단 여과 장치 및 이를 이용한 함수율 모니터링 방법
JP2020001019A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 月島機械株式会社 有機性廃棄物の処理方法および処理装置
JP7116606B2 (ja) 2018-06-29 2022-08-10 月島機械株式会社 有機性廃棄物の処理方法および処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3741308B2 (ja) 2006-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4207141A (en) Process for controlling pulp washing systems
JP2003177105A (ja) ケーキ含水率の一定制御方法並びにその制御装置
US5382356A (en) Method and apparatus for controlling sludge dewatering
JPS6363310B2 (ja)
JPH0529484B2 (ja)
US5160439A (en) System for controlling coagulant treatment based on monitoring of plural parameters
KR101916388B1 (ko) 여과 장치 및 이를 이용한 함수율 모니터링 방법
US20050007123A1 (en) Method and a device for monitoring the dispersed aqueous phase of an oil-water emulsion
US4824581A (en) Filtration apparatus control
JP3065837B2 (ja) 脱水ケーキの含水率測定方法および装置
Severin et al. Laboratory simulation of belt press dewatering: application of the Darcy equation to gravity drainage
Kholisa et al. Prediction of filtrate suspended solids and solids capture based on operating parameters for belt filter press
JPH07311140A (ja) ポンプ輸送中の汚泥の水分測定方法及びその方法を利用した汚泥の焼却処理方法
Kotze et al. Commissioning of a novel in-line rheometery system in a wastewater treatment plant for more efficient polymer dosing
US5531905A (en) System and method to control laundry waste water treatment
Chen et al. Rapid analysis of sludge concentration using a microwave-assisted heating method: Parameters, modelling, and application
RU2667250C1 (ru) Способ автоматизации управления экспозицией сушки зерна в высокотемпературных сушилках и устройство для его осуществления
CA1323791C (en) Controlling water input to pulp washing system based on measurements on reduced dimension stream
WO1998018730A1 (en) Sludge dewatering control system
Hilhorst et al. Dielectric sensors used in environmental and construction engineering
JP2937605B2 (ja) スラリーの脱水制御方法及び装置
JPH0442047A (ja) 脱水汚泥の水分制御法
Zhang et al. A density-independent method for high moisture content measurement using a microstrip transmission line
JPH08294603A (ja) 凝集処理装置
JPH06281570A (ja) 赤外線水分計を備えた脱水装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051103

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3741308

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081118

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091118

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101118

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101118

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111118

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111118

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121118

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131118

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees