JP2003174408A - 音声装置 - Google Patents

音声装置

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JP2003174408A
JP2003174408A JP2001374422A JP2001374422A JP2003174408A JP 2003174408 A JP2003174408 A JP 2003174408A JP 2001374422 A JP2001374422 A JP 2001374422A JP 2001374422 A JP2001374422 A JP 2001374422A JP 2003174408 A JP2003174408 A JP 2003174408A
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audio device
earphone
audio
microphone
optical
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JP2001374422A
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Inventor
Eikichi Yoshida
栄吉 吉田
Toshiaki Masumoto
敏昭 増本
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Tokin Corp
Original Assignee
NEC Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁ノイズを遮断して、音声の信号を伝達す
る手段を備え、音声信号と音響振動との間で変換を行
う、イヤホン、マイクロホン、あるいはヘッドホンなど
の音声装置を提供すること。 【解決手段】 イヤホンへの音声信号およびマイクロホ
ンからの音声信号の伝送に光ファイバを伝送媒体とす
る。またイヤホンを駆動するアンプの電源電力として、
またマイクロホンからの音声信号による発光素子の駆動
回路における電源電力として、光ファイバを用いた光給
電を行うこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信用の端
末装置あるいは携帯型パーソナルコンピュータあるいは
ポータブル音響機器などの電子機器において、音声信号
を光信号により伝送して用いる音声と電気の変換装置に
係り、特に電子機器の音声信号を光信号に変換した後、
光ファイバを用いて伝送して、耳元で音声を発生させ、
またマイクで捉えた音声を光信号に変換して光ファイバ
を用いて伝送する音声装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信用の端末装置において、端末
装置を直接手で持つことなく、ハンズフリー通話を可能
にしたイヤホンやヘッドホンがある。その一例として、
導線ケーブルで音声信号を伝達するイヤホンとマイクロ
ホンを一体としたイヤホンマイクロホンがある。
【0003】図9は、その従来例を示す斜視図である。
91aおよび91bはイヤホン、92a,92b,92
c,92d,92c,92d,および92eは導線ケー
ブル、93aおよび93bはマイクロホン、そして94
は携帯電話機の本体である。
【0004】即ち、イヤホンを耳元に、そしてマイクロ
ホンを口元に配置することにより、ハンズフリー通話を
可能にした例である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
導線ケーブルを用いて音声信号を伝達するイヤホン・マ
イクロホンにおいては、この携帯電話機のアンテナから
送信する出力が、電磁結合により導線ケーブルへと導か
れ、電磁ノイズとなって、音声信号の品質を低下させた
り、携帯電話機へ導かれて動作特性を低下させるという
ことがあった。
【0006】そこで、本発明は、電磁ノイズを遮断し
て、音声などの信号を伝達する手段を備えて、音声信号
と音響振動との間で変換を行う、イヤホン、マイクロホ
ン、あるいはヘッドホンなどの音声装置を提供すること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の音声装置においては、イヤホンへの音声信
号およびマイクロホンからの音声信号の伝送に光ファイ
バを利用する。また、イヤホンを駆動するアンプの電源
電力として、またマイクロホンからの音声信号による発
光素子の駆動回路における電源電力として、光ファイバ
による光給電を行うこともできる。
【0008】言い換えると、本発明の音声装置は、電気
的な音声信号と音響振動との間で変換を行う音響装置で
あって、光ファイバによる光伝送を利用して、人体の付
近と、移動体通信用の端末本体あるいは携帯型パーソナ
ルコンピュータ本体あるいはポータブル音響機器本体と
の間で音声信号の伝達を行う音声装置である。
【0009】また、本発明の音声装置は、イヤホンおよ
びマイクロホンの一方または両方を備えることができ
る。
【0010】また、本発明の音声装置は、光ファイバに
よる光伝送を利用して、エネルギーを伝送する光給電の
手段を有するとよい。
【0011】また、本発明の音声装置は、イヤホンの駆
動用アンプには光給電の手段によって電力が供給される
音声装置とすることができる。
【0012】また、本発明の音声装置は、マイクロホン
の音声信号による発光素子の駆動回路には光給電の手段
によって電力が供給される音声装置とすることができ
る。
【0013】また、前記イヤホンの駆動用アンプへの光
給電の手段において、光パワーを受光素子によって電力
に変換した後、昇圧回路を介して、前記イヤホンの駆動
用アンプに供給するとよい。
【0014】また、 前記マイクロホンの音声信号によ
る発光素子の駆動回路への光給電の手段において、光パ
ワーを受光素子によって電力に変換した後、昇圧回路を
介して、前記発光素子の駆動回路に供給するとよい。
【0015】また、本発明の音声装置は、発光素子とプ
ラスチック光ファイバとシリコンPINホトダイオード
を備えて、音声信号の伝達を行う手段を有する音声装置
とすることができる。
【0016】また、本発明の音声装置は、発光素子とプ
ラスチック光ファイバと太陽電池を備えて、光給電を行
う手段を有する音声装置とすることができる。
【0017】また、本発明の音声装置においては、 マ
イクロホンの音声信号による発光素子の駆動回路への光
給電の手段とイヤホンの駆動用アンプへの光給電の手段
のための光伝送用の光ファイバを途中まで共通にして、
光分岐器を設けて、分岐した後、マイクロホンおよびイ
ヤホンの部分へ供給することもできる。
【0018】また、本発明の音声装置は、電気的な音声
信号と音響振動との間で変換を行う音響装置であって、
人体の付近と移動体通信用の端末本体あるいは携帯型パ
ーソナルコンピュータ本体あるいはポータブル音響機器
本体との中間に設けられたリモートコントロール部と、
人体の付近との間で、光ファイバによる光伝送を利用し
て、音声信号の伝達を行う手段を有する構成であっても
よい。
【0019】 また、本発明の音声装置
は、人体の付近にイヤホンあるいはイヤホンとマイクロ
ホンの両方を備え、人体の付近と移動体通信用の端末本
体あるいは携帯型パーソナルコンピュータ本体あるいは
ポータブル音響機器本体の中間に設けられたリモートコ
ントロール部と、人体の付近との間で、光ファイバによ
る光伝送を利用して、音声信号の伝達を行う手段を有す
る構成であってもよい。
【0020】また、前記移動体通信用の端末本体あるい
は携帯型パーソナルコンピュータ本体あるいはポータブ
ル音響機器本体は、FMラジオの機能を備えることがで
きる。
【0021】また、前記リモートコントロール部と移動
体通信用の端末本体あるいは携帯型パーソナルコンピュ
ータ本体あるいはポータブル音響機器本体との間に、音
声信号用の導線ケーブルに付設して、FM放送用のアン
テナ線を設けてもよい。
【0022】また、前記リモートコントロール部と移動
体通信用の端末本体あるいは携帯型パーソナルコンピュ
ータ本体あるいはポータブル音響機器本体との間の音声
信号用の導線ケーブルに誘起されたFM放送のキャリア
信号を分離して、FMラジオ部に入力する手段を備えて
もよい。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。
【0024】(実施の形態1)図1は、本発明における
イヤホン駆動の手段を示す図である。図1に基づいて、
音声信号を変調光として伝送する手段について説明す
る。駆動回路10aに音声信号が入力されて、発光ダイ
オード11aで変調光が生成される。
【0025】この変調光は、レンズ12aを介して、光
ファイバ13aに結合される。伝送後に、レンズ12c
を介して、受光素子14aに入力され、電気信号に変換
される。そして、アンプ15で増幅されてイヤホン17
を駆動する。
【0026】次に、イヤホン17を駆動するアンプ15
の電源となるエネルギーを供給する光給電の手段につい
て説明する。駆動回路10bにより駆動された発光ダイ
オード11bは、一定強度の光を出力する。この光は、
レンズ12bを介して、光ファイバ13bに結合され、
伝送されて、レンズ12dを介して、受光素子14bに
入力される。ここで、電力に変換され、昇圧回路16に
加えられて、アンプ15の電源となる。また、昇圧回路
16は、約3Vの電圧を発生する。
【0027】このとき、発光ダイオード11aおよび1
1bには、波長650nmの発光ダイオードを用い、光
ファイバ13aおよび13bにはプラスチック光ファイ
バ(POF)を、受光素子14aにはシリコンPINホ
トダイオードを、そして受光素子14bには太陽電池を
用いた。
【0028】上記の手段により、導線ケーブルを用いる
ことなく、移動体通信用の端末本体から人体の耳元まで
を光ケーブルで結び、耳元のイヤホンを駆動することが
できた。
【0029】(実施の形態2)本実施の形態2は、実施
の形態1に加えて、人体の頭部付近に配置したマイクロ
ホンからの音声信号を移動体通信機の端末本体まで光ケ
ーブルで伝送する手段を備えた形態である。
【0030】図2は、本発明におけるマイクロホンから
の音声信号を伝送する手段を示す図である。21bは移
動体通信用の端末本体に備えられた発光ダイオードであ
り、駆動回路20によって駆動されて、一定強度の光を
発生する。
【0031】この光は、レンズ22bを介して光ファイ
バ23bに結合して伝送され、レンズ22dを介して、
受光素子24bに入射し、電力に変換される。さらに昇
圧回路26に加えられて約3ボルトまで昇圧される。
【0032】それに対して、マイクロホンで捉えられた
音声は、次のようにして、移動体通信用の端末本体まで
送られる。27はマイクロホン、25はアンプ、21a
は発光ダイオードである。ここで、アンプ25は、昇圧
回路26から供給された電力を電源として、音声信号に
よる変調光を発光ダイオード21aに発生させる。
【0033】この変調光は、レンズ22cを介し、光フ
ァイバ23aに結合して、伝送された後、レンズ22a
を介して、受光素子24aに入射する。
【0034】ここで、変調光は、電気信号に変換され、
アンプ28で増幅され、電気の音声信号として端末本体
に出力される。
【0035】ここで用いた、発光素子、光ファイバ、お
よび受光素子の組み合わせは実施の形態1における組み
合わせと同様である。
【0036】図6(a)は、本実施の形態2による音声
装置の外観を示す斜視図である。61aはイヤホン部で
あり、受光素子、アンプ、昇圧回路などを含んでいる。
また、63aはマイクロホン部であり、発光素子、受光
素子、昇圧回路、アンプなどを含んでいる。また、62
aおよび62bは光ファイバであり、64aは光コネク
タである。
【0037】この実施の形態2では、発光素子として、
波長が650nmのAlGaIn 系の発光ダイオードを用
いたが、本発明においては、伝送距離が短いので、プラ
スチック光ファイバの最小損失波長にこだわる必要はな
く、780nmや810nmの波長を使用することもで
きる。また、発光ダイオードに変えて、レーザダイオー
ドを用いると、光ファイバとの結合が容易になる。
【0038】上記の手段を用いて、移動体通信用の端末
本体と人体の頭部付近の間を光ファイバで結び、イヤホ
ンに音声を発生させ、またマイクロホンで捉えた音声を
伝送する装置である音声装置を構成することができた。
【0039】(実施の形態3)実施の形態1および2に
おいては、イヤホン部とマイクロホン部への光給電に用
いる光ファイバを、別々に備えていたが、本実施の形態
3においては、移動体通信用の端末本体から、マイクロ
ホン部の付近まで、共通の光ファイバを用い、そこで2
分岐して、マイクロホン部およびイヤホン部への光伝送
を行う。
【0040】図3に基づいて、既述の実施の形態2にお
ける光給電の手段を整理して説明する。図3は、実施の
形態2における光給電の方式を示す図である。この図に
おいて、第1の光源31aおよび第2の光源31bは、
発光素子、駆動回路などからなる部分をまとめて呼称し
たものである。第1の光源31aで生成された一定強度
の光は、光ファイバ32aで伝送されて、イヤホン用受
光素子33aである太陽電池に入射し、イヤホンを駆動
する電力に変換される。
【0041】他方、第2の光源31bで発生された一定
強度の光は、光ファイバ32bで伝送されて、マイク用
受光素子33bである太陽電池に入射し、マイクロホン
のアンプを駆動する電力に変換される。
【0042】図4は、本実施の形態3による光給電の方
式を示す図である。41は光源、42aおよび42bは
光ファイバ、43は光分岐器、44はマイク用受光素
子、そして45はイヤホン用受光素子である。
【0043】ここで光分岐器43としては、光ファイバ
カプラを用い、光ファイバには、プラスチック光ファイ
バを、マイク用受光素子およびイヤホン用受光素子には
太陽電池を用いた。
【0044】即ち、本実施の形態3においては、イヤホ
ン用およびマイクロホン用のアンプに対して、光給電用
の光源を1つにすることができた。
【0045】(実施の形態4)上記実施の形態1〜3に
おいては、イヤホンを駆動するためのアンプの電源およ
びマイクロホンで捉えた音声を変調光に変換するための
アンプの電源として、光給電により電力を供給した。
【0046】それに対して、本実施の形態においては、
小型の電池を用いて、アンプの電源とした。従って、光
給電の手段は不要となり、音声信号による変調光を伝送
する光ファイバだけを用いた。
【0047】(実施の形態5)本実施の形態5は、実施
の形態1の音声装置において、光給電の手段、昇圧回路
およびイヤホン駆動用のアンプに替えて、インピーダン
ス変換回路を使用したものである。
【0048】即ち、受光素子の出力電気信号を受動的な
電気回路により、インピーダンス変換を行い、イヤホン
を駆動する電力とする方式である。
【0049】図5は、本実施の形態5におけるイヤホン
駆動の手段を示す図である。50は音声信号入力により
発光ダイオード51を駆動する駆動回路、52aおよび
52bはレンズ、53は光ファイバ、54は受光素子、
55はインピーダンス変換回路、そして57はイヤホン
である。
【0050】この方式は、イヤホンの音声出力が小さく
てもよい場合に適用することができる。
【0051】(実施の形態6)本実施の形態6は、実施
の形態2の音声装置を2系統にして、ステレオの音声再
生または音声ピックアップを行う音声装置である。
【0052】図6(b)は、本発明の実施の形態6によ
る音声装置の外観を示す斜視図である。64bは光コネ
クタ、62c〜62gは光ファイバ、65は左右分岐
部、63bおよび63cはマイクロホン部、そして61
bと61cはイヤホン部である。
【0053】本実施の形態6と実施の形態2との違い
は、音声系統が2系統になっていることと光給電の方式
の違いである。
【0054】本実施の形態6においては、左右分岐部6
5までは1つの光ファイバで光を伝送し、この左右分岐
部65おいては、イヤホン部61bおよびマイクロホン
部63bへ供給する光とイヤホン部61cおよびマイク
ロホン部63cの供給する光を分岐する。さらに、イヤ
ホン部63bにおいては、イヤホン用およびマイクロホ
ン用の駆動回路へ供給する光を分岐する。また、イヤホ
ン部63cにおいても同様の光分岐を行う。
【0055】音声信号の発生および伝達については、実
施の形態2で用いた装置を2つ用いた。このようにし
て、ステレオの音声再生およびピックアップが可能にな
った。
【0056】上記の実施の形態では、導線ケーブルを用
いることなく、移動体通信用の端末本体と人体の頭部付
近の間を光ファイバで結び、イヤホンに音声を発生さ
せ、またマイクロホンで捉えた音声を伝送する装置であ
る音声装置を構成することができた。
【0057】(実施の形態7)移動体通信用の端末本体
と人体の頭部付近との間に手による操作が容易な位置に
リモートコントロール部を設け、人体の頭部付近とリモ
ートコントロール部の間は光ファイバで結合し、リモー
トコントロール部と移動体通信用の端末本体の間は導線
ケーブルで結合する方式である。
【0058】図7は、本実施の形態7による音声装置を
示す模式図である。71aおよび71bはイヤホン部、
72a,72b,72cは光ファイバ、73はマイクロ
ホン部、74はリモートコントロール部、75は導線ケ
ーブル、そして76は移動体通信用の端末本体である。
【0059】ここで、リモートコントロール部74は、
移動体通信用の端末本体76に操作信号を送る手段の他
に電気的な音声信号を変調光に変換するE/O変換器を
備える。
【0060】また、マイクロホン部73とイヤホン部7
1aおよび71bにおいて、音響振動と変調光との間の
変換手段は実施の形態1から6のいずれかの変換手段と
することができる。
【0061】この方式によっても、光ファイバの利用に
よる電気的な分離により、電磁ノイズの相互伝搬や干渉
を防止することができる。
【0062】(実施の形態8)本実施の形態において
は、移動体通信用の端末本体にFMラジオの機能を備
え、リモートコントロール部と移動体通信用の端末本体
との間にFM放送用のアンテナ線を付設する。
【0063】図8は、本実施の形態8による音声装置を
示す模式図である。81aおよび81bはイヤホン部、
82a,82b,82cは光ファイバ、83はマイクロ
ホン部、84はリモートコントロール部、85はアンテ
ナ線を付設した導線ケーブル、そして86はFMラジオ
の機能を備えた移動体通信用の端末本体である。
【0064】ここで、リモートコントロール部84はF
Mラジオの機能を備えた移動体通信用の端末本体86に
操作信号を送る手段の他に電気的な音声信号を変調光に
変換するE/O変換器を備える。
【0065】また、マイクロホン部83とイヤホン部8
1aおよび81bにおいて、音響振動と変調光との間の
変換手段は実施の形態1から7のいずれかの変換手段と
することができる。
【0066】また、アンテナ線を付設した導線ケーブル
85に換えて、アンテナ線を省略した導線ケーブルと
し、音声信号を伝送する導線ケーブルに誘起されたFM
放送のキャリア信号を分離して、FMラジオに入力する
手段を備えてもよい。
【0067】本実施の形態8においても、光ファイバの
利用による電気的な分離により、電磁ノイズの相互伝搬
や干渉を防止することができる。
【0068】本発明の実施の形態1〜8においては、イ
ヤホン部あるいはマイクロホン部と端末本体あるいはリ
モートコントロール部の間を光ファイバで結合して、電
気的に切り離すことにより、電磁ノイズの相互伝搬を遮
断することができた。
【0069】また、録音や再生を行うポータブル音響機
器においても、ある種の電磁環境の下では、光ファイバ
による音声信号の伝送を利用すれば、イヤホン部あるい
はマイクロホン部とポータブル音響機器本体との間の電
磁ノイズの相互伝搬を遮断することができる。
【0070】また、モバイル・コンピューティングにお
いても、携帯型パーソナルコンピュータあるいはPDA
(Portable Digital Assistant)と、イヤホン部あるい
はマイクロホン部との間で光ファイバによる光信号の伝
送を利用することにより、電磁ノイズの相互伝搬や干渉
を防止して、音声情報を伝達することができる。
【0071】ところで、上記のイヤホン部について、そ
の形式はヘッドホン形式であっても、同様の効果が得ら
れることは明かである。また、音声信号はデジタル化さ
れた信号であってもよく、その場合には、AD/DA変
換器を駆動用アンプあるいは駆動回路に付設するとよ
い。
【0072】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、本発明によれば、電磁的な誘導ノイズの伝
搬を防止して、音声などの信号を伝達する手段を備え
た、イヤホン、マイクロホン、あるいはヘッドホンなど
の音声装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるイヤホン駆動の手段を示す図。
【図2】本発明におけるマイクロホンからの音声信号を
伝送する手段を示す図。
【図3】本発明の実施の形態2における光給電の方式を
示す図。
【図4】本発明の実施の形態3による光給電の方式を示
す図。
【図5】本発明の実施に形態5におけるイヤホン駆動の
手段を示す図。
【図6】本発明の音声装置の外観を示す図。図6(a)
は本発明の実施の形態2による音声装置の外観を示す斜
視図。図6(b)は本発明の実施の形態6による音声装
置の外観を示す斜視図。
【図7】本発明の実施の形態7による音声装置を示す模
式図。
【図8】本発明の実施の形態8による音声装置を示す模
式図。
【図9】音声装置の従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
10a,10b,20 駆動回路 11a,11b,21a,21b 発光ダイオード 12a,12b,12c,12d,22a,22b,2
2c,22d レンズ 13a,13b,23a,23b 光ファイバ 14a,14b,24a,24b 受光素子 15,25,28 アンプ 16,26 昇圧回路 17 イヤホン 27 マイクロホン

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的な音声信号と音響振動との間で変
    換を行う音響装置において、光ファイバによる光伝送を
    利用して、人体の付近と、移動体通信用の端末本体ある
    いは携帯型パーソナルコンピュータ本体あるいはポータ
    ブル音響機器本体との間で音声信号の伝達を行う手段を
    有することを特徴とする音声装置。
  2. 【請求項2】 イヤホンおよびマイクロホンの一方また
    は両方を備える請求項1に記載の音声装置。
  3. 【請求項3】 光ファイバによる光伝送を利用して、エ
    ネルギーを伝送する光給電の手段を有することを特徴と
    する請求項1または2に記載の音声装置。
  4. 【請求項4】 イヤホンの駆動用アンプには光給電の手
    段によって電力が供給されることを特徴とする請求項3
    に記載の音声装置。
  5. 【請求項5】 マイクロホンの音声信号による発光素子
    の駆動回路には光給電の手段によって電力が供給される
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の音声装置。
  6. 【請求項6】 前記イヤホンの駆動用アンプへの光給電
    の手段において、光パワーが受光素子によって電力に変
    換された後、昇圧回路を介して、前記イヤホンの駆動用
    アンプに供給されることを特徴とする請求項4に記載の
    音声装置。
  7. 【請求項7】 前記マイクロホンの音声信号による発光
    素子の駆動回路への光給電の手段において、光パワーが
    受光素子によって電力に変換された後、昇圧回路を介し
    て、前記発光素子の駆動回路に供給されることを特徴と
    する請求項5に記載の音声装置。
  8. 【請求項8】 発光素子とプラスチック光ファイバとシ
    リコンPINホトダイオードを備えて、音声信号の伝達
    を行う手段とすることを特徴とする請求項1から7のい
    ずれか一項に記載の音声装置。
  9. 【請求項9】 発光素子とプラスチック光ファイバと太
    陽電池を備えて、光給電の手段とすることを特徴とする
    請求項3から8のいずれか一項に記載の音声装置。
  10. 【請求項10】 マイクロホンの音声信号による発光素
    子の駆動回路への光給電の手段とイヤホンの駆動用アン
    プへの光給電の手段を構成する光伝送用の光ファイバを
    途中まで共通にして、光分岐器を設けて分岐した後、マ
    イクロホンおよびイヤホンの部分へ光が供給されること
    を特徴とする請求項3から9のいずれか一項に記載の音
    声装置。
  11. 【請求項11】 電気的な音声信号と音響振動との間で
    変換を行う音響装置において、人体の付近と移動体通信
    用の端末本体あるいは携帯型パーソナルコンピュータ本
    体あるいはポータブル音響機器本体との中間に設けられ
    たリモートコントロール部と、人体の付近との間で、光
    ファイバによる光伝送を利用して音声信号の伝達を行う
    手段を有することを特徴とする音声装置。
  12. 【請求項12】 イヤホン、あるいは、イヤホンとマイ
    クロホンの両方を備えることを特徴とする請求項11に
    記載の音声装置。
  13. 【請求項13】 前記移動体通信用の端末本体あるいは
    携帯型パーソナルコンピュータ本体あるいはポータブル
    音響機器本体はFMラジオの機能を備えることを特徴と
    する請求項11または12に記載の音声装置。
  14. 【請求項14】 前記リモートコントロール部と移動体
    通信用の端末本体あるいは携帯型パーソナルコンピュー
    タ本体あるいはポータブル音響機器本体との間に、音声
    信号用の導線ケーブルに付設して、FM放送用のアンテ
    ナ線が設けられていることを特徴とする請求項13に記
    載の音声装置。
  15. 【請求項15】 前記リモートコントロール部と移動体
    通信用の端末本体あるいは携帯型パーソナルコンピュー
    タ本体あるいはポータブル音響機器本体との間の音声信
    号用の導線ケーブルに誘起されたFM放送のキャリア信
    号を分離して、FMラジオ部に入力する手段を備えるこ
    とを特徴する請求項13に記載の音声装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011030046A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Audio Technica Corp 電気音響変換器
JP2011247764A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Yokogawa Electric Corp 絶縁型プローブ装置
JP2017504988A (ja) * 2013-11-15 2017-02-09 深▲セン▼光啓智能光子技術有限公司Kuang−Chi Intelligent Photonic Technology Ltd. イヤホンインタフェースアダプタデバイスの接続切替方法及び端末

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