JP2003171679A - 燃料用の成形炭、着火材付燃料および製造方法 - Google Patents

燃料用の成形炭、着火材付燃料および製造方法

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JP2003171679A JP2001375359A JP2001375359A JP2003171679A JP 2003171679 A JP2003171679 A JP 2003171679A JP 2001375359 A JP2001375359 A JP 2001375359A JP 2001375359 A JP2001375359 A JP 2001375359A JP 2003171679 A JP2003171679 A JP 2003171679A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭全体に火が回る(炭が起こる)までの時間
を短縮し得ると共に、長時間にわたって一定の燃焼カロ
リーが得られる燃料を得る。 【解決手段】 炭の粉状物および粘結剤を含む混練物か
ら得た細長い麺状もしくは粒状の一次成形物1Aを多数
集合させ、該一次成形物1A同士の間に隙間Sが残るよ
うな状態で所定形状に成形されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料用の成形炭およ
び着火材付燃料に関するものである。
【0002】
【発明の背景】炭は焼肉や焼鳥等の調理用の燃料として
用いられているが、生木を原料に炭を製造すると、新た
な資源が必要となる。したがって、CO2 削減の観点か
らは、廃材等から得た成形炭を用いるのが望ましい。
【0003】燃料用の成形炭としては、豆炭、炭団(た
どん)、練炭などが知られている。また、特公昭62−
26680号には、工業用の燃料として、直径15mm〜
30mmに成形された褐炭ペレットが開示されている。
【0004】木材等の燃料は炭に比べ着火性に優れてい
るが、燃焼速度が大きいなど、焼肉やバーベキュー等に
は不向きである。これに対し、炭は炭全体に火が回る
と、一定の燃焼のカロリーが得られるので、バーベキュ
ー等に適している。しかし、炭は着火性が悪いので、十
分な火力が得られるまでに時間がかかる。
【0005】したがって、本発明の目的は、炭全体に火
が回る(炭が起こる)までの時間を短縮し得ると共に、
長時間にわたって一定の燃焼カロリーが得られる燃料を
得ることである。
【発明の概要】
【0006】前記目的を達成するために、本発明は、炭
の粉状物および粘結剤を含む混練物から得た細長い麺状
もしくは粒状の一次成形物を多数集合させ、該一次成形
物同士の間に隙間が残るような状態で所定形状に成形さ
れてなる。
【0007】本発明によれば、一次成形物同士の間に隙
間が残っているので、その隙間から空気が抜け、しか
も、一次成形物が細長い麺状物や粒状物であるから、表
面積が大きいので容易に一次成形物に着火する。したが
って、成形炭全体に火が回り、迅速に一定の燃焼カロリ
ーが得られるようになる。そのため、バーベキュー等に
おいて逸早く食べることができるようになる。また、店
舗で用いれば、テーブル(客席)の回転率が早くなって
収益が上がる。一方、一次成形物は炭の粉状物から得ら
れているので、一次成形物自体が密なものであるから火
持ちが良い。すなわち、長時間一定の燃焼カロリーが得
られる。
【0008】かかる観点から一次成形物は圧力を加えて
密度を高くするのが好ましい。圧力を加えて一次成形物
を成形するには、炭、粘結剤および水の混練物を細長い
孔から押し出す。混練物を連続的に押し出せば細長い麺
状の一次成形物が得られる。混練物を断続的に押し出す
か、あるいは、押し出した後に一次成形物を短くカット
すれば粒状物が得られる。なお、混練物を押し出す長孔
を先すぼまりのテーパ状とすれば、加圧力が大きくなっ
て一次成形物の密度が高くなる。
【0009】細長い麺状の一次成形物としては、食品用
の乾麺や生麺のような形状のものを採用することができ
る。また、粒状の一次成形物としては、円柱形や円筒形
のチップ状のものの他に球形のものも採用することがで
きる。一次成形物に圧力が加わっていることで、一次成
形物自体の密度が高くなるので、小さな体積で、長時間
安定した燃焼カロリーが得られるようになる。
【0010】本発明において、炭の粉状物としては、粒
径が数ミクロンないし数百ミクロン程度のものを用いる
のが一般に好ましく、数ミクロンないし数十ミクロン程
度のものを用いるのが最も好ましい。粘結剤としては、
リグニンや糖蜜、でん粉糊など種々のものを採用するこ
とができる。
【0011】一次成形物同士の隙間としては、着火性を
高めるには、隙間を大きくするのが好ましいが、長い間
大きなカロリーを得たいような場合には、隙間を小さく
する方が好ましい。なお、一時成形物の間の隙間は、一
時成形物の表面に空気を供給するためのものであるか
ら、必ずしも肉眼で見ることができるものである必要は
ない。
【0012】麺状の細長い一次成形物の線径としては、
1mmから8mm程度のものを採用することが好ましい。な
お、麺状物の線径は、一般に、12mm以下に設定する。
粒状物の大きさとしては、3mm〜10mm程度の粒径の粒
状物を用いるのが好ましい。なお、粒状物の粒径は、一
般に、20mm以下に設定する。
【0013】成形炭自体の保形性を高めるには、混練物
に含まれる粘結剤とは別に前記多数の一次成形物の表面
に粘結剤が塗布されているのが好ましい。なお、多数の
麺状物としての数は十数本以上に設定するのが好まし
い。また、多数の粒状物としては、数百ないし数十万個
の粒状物を集めるのが好ましい。粒状物の数は、一般
に、数十個以上に設定する。
【0014】前記成形炭は、嵩密度の大きさが小さな層
と大きな層が上下に重なった状態になっているのが好ま
しい。このように、密度が異なれば、嵩密度の小さな層
を下にし嵩密度の大きな層を上にした状態で、下から着
火すると、空気が通り易いため、火が一気に下の層から
上の層まで回る。つまり、より迅速に成形炭全体に火が
回る。
【0015】こうした嵩密度の大きさの変化は、単に一
次成形物を上から型内に落下させるだけで、自重により
嵩密度の大きな層を下に作ることができる。また、雌型
内に一次成形物を充填した後、雄型を上方から軽く型締
めして、成形物を作るようにすれば、雄型によって押さ
れた部分は、嵩密度が一般に大きくなり、静止している
雌型側については嵩密度が小さくなる。
【0016】前記成形炭の下部には複数の凸部を設け、
これらの複数の凸部の間に、成形炭の燃焼時に空気が通
る通路を形成するのが好ましい。このような形状の成形
炭は、複数の凸部が成形炭の燃焼時に火格子を形成する
ことになるから、火格子が無いような、簡易的なバーベ
キュー用のコンロであっても、容易に着火と、その後
に、一定の燃焼状態を得ることができる。また、火格子
がある場合においても、空気の通りが良くなるので、燃
焼状態が良くなる。
【0017】前記複数の凸部は、成形炭の一部で形成し
てもよい。一部の凸部は、金属等で形成してもよいが、
成形炭の一部で形成するのが好ましい。このようにする
ことで、低コスト化を図り得ると共に、資源の無駄遣い
を防止することができる。金属等で凸部を形成する場
合、細い線材からなる金網で凸部を形成するのが好まし
い。
【0018】前記成形炭の下方に、炭よりも燃焼速度の
大きい着火材の層を積層してもよい。炭は、紙やオガ粉
に比べるとその着火性は著しく低い。したがって、炭よ
りも燃焼速度の大きい着火材を積層することで、着火性
を著しく向上させることができる。
【0019】着火材の層としては、成分にセルロースを
含む繊維状物および/または粉状物を堆積して形成する
のが好ましい。こうした繊維状物や粉状物は、着火性に
優れているだけでなく、空気の通る小さな孔を有してい
るので、炎が下方から上方に上がるからである。さら
に、成分にセルロースを含む繊維状物および/または粉
状物を前記成形炭の隙間に入り込ませれば、これらの隙
間に入り込んだ繊維状物や粉状物が燃焼して、炭全体に
逸早く火が回る。
【0020】前記着火材の層の底部に、着火材の着火時
に火格子を構成する複数の凸部を形成するのが好まし
い。さらに、前記着火材の底面や底面層には、前記着火
材よりも発火点の低い他のパラフィンのような点火剤を
塗布ないししみ込ませておくのが更に好ましい。これに
よって、着火が更に容易になる。
【0021】本発明の好ましい実施例では、着火材は成
形炭を保形する容器を形成している。この実施例によれ
ば、着火材が燃焼し終わると、成形炭全体に火がまわる
だけでなく、一次成形物を集めた成形炭が型崩れするの
を防止し得る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。図1〜図5は第1実施形態を示
す。 燃料用の成形炭:本発明の燃料用の成形炭は、その形状
および本成形炭を形成する一次成形物の形状として様々
な形状が考えられるが、その一例として、まず、図1
(a)に示す麺状の一次成形物1Aを用いて円柱形に成
形された成形炭2Aについて説明する。
【0023】図1(a)に示すように、本発明の燃料用
の成形炭2Aは、概ね円柱形に形成されている。前記成
形炭2Aは、多数の細長い麺状の一次成形物1Aにより
形成されている。一次成形物1Aは、炭の粉状物、水お
よび粘結剤を含む混練物から得られる。
【0024】前記麺状の一次成形物1Aは、後述するよ
うに、圧力を加えて成形されており、その断面は、たと
えば、図1(b)に示す円形に形成されている。前記成
形炭2Aは、細長い麺状の一次成形物1Aを多数集合さ
せ、該麺状の一次成形物1A同士の間に隙間Sが残るよ
うな状態で所定形状に成形されている。前記一次成形物
1Aの表面には、成形炭2Aの保形性を高めるために、
前記混練物に含まれる粘結剤とは別に、粘結剤6が塗布
されている。
【0025】前記成形炭2Aは、嵩密度の大きさが小さ
な層と大きな層とが上下に重なった状態に形成されてい
る。前記嵩密度は、着火される面を下にした場合、下方
の層が上方の層よりも小さく設定されている。
【0026】着火材付燃料:図1(c)に示すように、
本発明にかかる着火材付燃料は、前記成形炭2Aの下方
に、前記成形炭2Aよりも燃焼速度の大きい着火材3の
層を備えている。前記着火材3は、その成分にセルロー
スを含む繊維状物および/または粉状物が堆積して形成
されたものであり、たとえば、前記粉状物としてオガ粉
が用いられている。前記着火材3は、前記麺状の一次成
形物1Aの隙間Sにも若干入り込んでいる。
【0027】前記着火材3の底面には、点火剤4がしみ
込ませてある。前記点火剤4は、前記着火材3よりも発
火点が低い素材からなる。該点火剤4としては、たとえ
ばパラフィンを用いることができる。前記成形炭2A、
着火材3および点火剤4からなる燃料は、可燃性のフィ
ルム5によって、その全体がシュリンク包装されてい
る。
【0028】前記着火材付燃料を燃焼させるには、下方
の点火剤4に火を近付ける。前記火を近付けることによ
り、前記フィルム5が溶けて点火剤4に点火される。点
火剤4は発火点の低いパラフィンで構成されているか
ら、比較的簡単に着火することができる。該点火剤4の
燃焼によって、着火材3に着火される。前記着火材3の
燃焼により、発火点の高い成形炭2Aに着火される。
【0029】前述のように、成形炭2Aは、下方の層が
上方の層よりも嵩密度が小さく設定されているので、下
から着火されると、空気が通りやすいので、一気に下の
層から上の層まで火が回るから、迅速に成形炭2Aの全
体に火が回る。
【0030】なお、前記一次成形物1A同士の隙間S
は、本成形炭2Aの用途に応じて適宜変更してもよい。
たとえば、野外のバーベキューなどで、着火の不得手な
人が早く調理を行いたい場合には隙間の大きな成形炭2
Aを用い、一方、店舗などで長時間用いたい場合には隙
間の小さな成形炭2Aを用いるのが好ましい。
【0031】図1(d)は着火材付燃料の変形例を示
す。本変形例では、着火材3によって成形炭2Aの概ね
全表面が覆われている。すなわち、着火材3は、たとえ
ば、段ボールやオガ粉を容器状の形状に成形したもの
で、成形炭2Aの底面、側面(周面)および上面の概ね
全表面を覆っている。これにより、一次成形物1Aが剥
がれるようにして成形炭2Aが型崩れするのを防止し得
るだけでなく、着火材3の燃焼後には成形炭2A全体に
火が回る。
【0032】着火材付燃料の製造方法: 混練物を得る工程;図2において、前記着火材付燃料を
得るには、まず、炭の粉状物を用意ないし製造する。原
料炭を得る焼成温度は400 ℃〜1200℃であるが、高温炭
や白炭を用いるのが好ましい。高温炭の粉状物として
は、たとえば以下の工程を経て工業的に大量に生産する
ことができる。すなわち、木の廃材を粉状(オガ粉(の
こ屑状))に紛砕し、ついで、前記粉状の廃材を最高温
度 800℃〜1000℃で、炉内において20分〜60分(好
ましくは30分〜40分)程度加熱して炭化させて高温
炭を得る。前記炭化された高温炭をロールクラッシャに
より平均粒径が1.0mm 以下、好ましくは 300μm 以下の
粉状物に紛砕する。前記炭の粉状物に、たとえば、でん
粉などからなる粘結剤と水を混合し、これをミキサーの
内で混練して混練物を得る。
【0033】一次成形物を得る工程;つぎに、図3に示
すように、前記混練物30を押出機61に投入する。前
記押出機61の押出口には、図示しない多数の孔が穿孔
されており、該押出口から前記混練物が押し出されるこ
とにより、圧力が加えられて成形され、複数本の細長い
麺状の一次成形物1Aとなり、下方の円筒形の型62内
に排出される。この際に、一次成形物1A同士の結合力
を強くするために、粘結剤6を一次成形物1Aの表面に
吹き付けてもよい。
【0034】二次成形工程;前記一次成形物1Aは、下
方の前記円筒形の型62内に落下することにより、該一
次成形物1Aがウェーブ状に充填されると共に、該一次
成形物1A間に隙間Sが生じる。一次成形物1Aは、前
記円筒形の型62に沿って充填され、多数が集合される
と共に、円筒形に成形されて成形炭2Aになる。
【0035】ここで、前記一次成形物1Aは、該一次成
形物1Aの自重により下方が圧縮されることにより、嵩
密度が大きな層が形成される。したがって、成形炭2A
は、嵩密度の大きさが大きな層(図3における下方)
と、小さな層(図3の上方)とが上下に重なった状態に
形成される。
【0036】着火材の層を形成する工程;前記円筒形の
型62は、下部に無数のエア吸引用の孔が穿孔されてお
り、第1コンベヤ65上に固定されている。前記充填
後、円筒形の型62が下流に搬送され、上方から着火材
3が吹き付けられると共に、下方からエアが吸引され
る。前記着火材3は、たとえば、オガ粉に水および粘結
剤を混練したものからなり、一次成形物1Aの間の隙間
Sに入り込むと共に、成形炭2Aの上部に層を形成す
る。前記粘結剤としては、たとえば、でん粉や糊などを
用いることができる。その後、前記円筒形の型62が下
流に搬送され、上方からパラフィンからなる点火剤4が
吹き付けられ、該点火剤4が前記着火材3にしみ込む。
【0037】その後、前記着火材3および点火剤4が吹
きつけられた成形炭2Aは、前記円筒形の型62から下
流の第2コンベヤ66上に排出される。前記成形炭2A
は、前記円筒形の型62から排出される際に、上下が逆
になり下流に搬送される。図2に示すように、前記吹き
付けの後、成形炭2Aは下流に搬送されて、炭化炉の廃
熱を利用して乾燥された後、周知のシュリンク包装機に
よってシュリンク包装される。
【0038】なお、炭は粘度が小さいので、一般に、短
く切れた状態になる場合が多いが、前記混練物に用いる
粘結剤の種類や水の割合を調整することで、図4(a)
に示すように、比較的長い一次成形物1Bを形成しても
よい。
【0039】変形例:つぎに、成形炭および着火材付燃
料の他の形状を以下に例示する。なお、図4に示す成形
炭2Bは、下部を上にして描いている。図4(a)に示
す成形炭2Bは概ね直方体に形成されていると共に、成
形炭2Bの下部(図4における上部)には、前記一次成
形物1Aの線径よりも大きな凸部21が設けられてい
る。前記凸部21は成形炭2Bの下部の一部で形成され
ており、成形炭2Bの複数箇所に形成されている。した
がって、該凸部21の間には、成形炭2Bの燃焼時に空
気Aが通る通路20が形成されている。
【0040】前記成形炭2Bは燃焼時に前記凸部21に
より火格子が形成され、該凸部21の間から空気Aが抜
けることにより容易に着火できると共に、一定の火力を
安定して得ることができる。
【0041】前記成形炭2Bの凸部21は、図4(b)
の概略斜視図に示すように、両端にのみ設けてもよい。
図4(c)に示す成形炭2Bには、着火材3の層が設け
られている。図4(d)に示す着火材3の層が設けられ
た成形炭2Bにおいて、前記凸部21の間には点火剤4
が設けられている。
【0042】図5(a),(b)に示す成形炭2Cは、
その断面形状が波型に形成されている。当該成形炭2C
は、図5(b)に示すように、成形炭2Cを積み重ねて
火力を調整することができる。
【0043】図5(c),(d)に示す成形炭2Dは上
下に貫通する貫通孔22を中心にドーナッツ状に形成さ
れており、該成形炭2Dの底部には、前記貫通孔22を
塞ぐように点火剤4が設けられている。当該成形炭2D
においては、前記貫通孔22から空気が流通することに
より、着火性が著しく向上する。
【0044】第2実施形態:図6(a)に示すように、
本第2実施形態の成形炭2Eは、直線状の細長い麺状
(棒状)の一次成形物1Eにより形成されている。成形
炭2Eは、前記麺状の一次成形物1E同士の間に、該一
次成形物1Eと平行に隙間Sが残るような状態に形成さ
れている。前記一次成形物1Eの表面には、成形炭2E
の保形性を高めるために、混練物に含まれる粘結剤とは
別に、粘結剤6が塗布されている。
【0045】当該成形炭2Eには、前記隙間Sが一次成
形物1Eと平行に形成されているので、当該隙間Sを空
気が通ることにより、成形炭2Eのどの部分においても
概ね一定の火力が得られる。そのため、特に、焼き鳥や
鰻の蒲焼などの店舗において、効率よく調理を行うこと
ができる。また、細長い一次成形物1Eが一塊になって
いるので、成形炭2Eの姿勢の変更や移動などを細かく
行うことで、微妙な火力の調整を容易に行うことができ
る。
【0046】本成形炭2Eは、棒状の一次成形物1Eを
乾燥した後に集めて粘結剤で一次成形物1E同士を結合
しても得られるが、以下の製法により得ることも可能で
ある。
【0047】前記成形炭2Eを製造するには、図6
(b)に示すように、混練物30がスクリューコンベヤ
41により押出口45から下方に押し出される。前記押
出口45には多数の孔42が穿孔されており、前記押出
口45から混練物30が押し出されて複数本の直線状の
一次成形物1Eとなる。ここで、前記孔42は上方から
下方にかけてその径が小さく設定されているので、混練
物30は圧縮されて押し出される。
【0048】前記複数本の一次成形物1Eは、下方の幅
狭の排出口43により、互いに密着して形成されて成形
炭2Eとなる。その後、成形炭2Eは所定の長さに切断
された後、たとえば、でん粉などからなる粘結剤6が吹
き付けられた後、乾燥される。なお、前記成形炭2Eに
着火材3や点火剤4を吹き付けてもよいし、シュリンク
包装を行ってもよい。
【0049】また、本第2実施形態の成形炭は、焼き鳥
や蒲焼などに用いる場合が想定されるので、桜や杉など
上質な木材から作成した炭粉や香料などを前記混練物を
作成する際に混入することで、燃焼時の香り付けを行っ
てもよい。
【0050】第3実施形態:図7(a)に示す方形の成
形炭2Fには、複数の円錐台形の脚部(凸部)23が設
けられている。なお、図7(a)は下部を上に描いてい
る。図7(a)に示す成形炭2Fは、多数の粒状の一次
成形物1Fにより形成されており、該一次成形物1Fと
しては、たとえば、図7(b)に示す球形13や、図7
(c)に示す円柱形14、図7(d)に示す円筒形15
に形成したものを用いることができる。前記一次成形物
1Fの粒径は、3mm〜10mmにするのが好ましく、より
好ましくは5mm〜9mmに設定する。なお、前記一次成形
物1Fによって形成された成形炭2Fの形状は、前記脚
部23を有する方形形状の他に、前記第1実施形態およ
び変形例で示した各種形状に形成することができる。
【0051】前記成形炭2Fを製造するには、下部に脚
部23の形状に合わせた凹部67を形成した円筒形の型
62A内に、前記一次成形物1Fを落下させて充填する
ことにより成形する。その他の製造方法は、前述の第1
実施形態と同様であり、その詳しい説明および図示を省
略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる成形炭および着
火材付燃料を示す斜視図および拡大断面図である。
【図2】同製造方法を示す工程図である。
【図3】同製造装置を示す概略側面図である。
【図4】成形炭および着火材付燃料の変形例を示す斜視
図を示す斜視図である。
【図5】成形炭および着火材付燃料の他の変形例を示す
斜視図を示す斜視図および断面図である。
【図6】(a)は第2実施形態にかかる成形炭を示す斜
視図、(b)は製造装置を示す断面図である。
【図7】(a)は第3実施形態にかかる成形炭を示す斜
視図、(b),(c),(d)は一次成形物を示す斜視
図、(e)は製造装置の一部を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1A:一次成形物 2A〜2F:成形炭 3:着火材 4:点火剤(他の着火剤) 6:粘結剤 21:凸部 30:混練物 S:隙間
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月25日(2001.12.
25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる成形炭および着
火材付燃料を示す斜視図および拡大断面図である。
【図2】同製造方法を示す工程図である。
【図3】同製造装置を示す概略側面図である。
【図4】成形炭および着火材付燃料の変形例を示す斜視
図である。
【図5】成形炭および着火材付燃料の他の変形例を示す
斜視図および断面図である。
【図6】(a)は第2実施形態にかかる成形炭を示す斜
視図、(b)は製造装置を示す断面図である。
【図7】(a)は第3実施形態にかかる成形炭を示す斜
視図、(b),(c),(d)は一次成形物を示す斜視
図、(e)は製造装置の一部を示す概略断面図である。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月29日(2002.5.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項平均粒径が 300μm 以下の木炭の粉状物
および粘結剤を含む混練物から得た細長い麺状の一次成
形物を多数集合させ、該一次成形物同士の間に隙間が残
るような状態で所定形状に成形されてなる燃料用の成形
炭。
【請求項請求項1もしくは2において、 前記成形炭は前記一次成形物の嵩密度の大きさが小さな
層と大きな層とが上下に重なった状態となっている燃料
用の成形炭。
【請求項請求項1ないし3に記載の前記成形炭
と、前記成形炭の下方に積層され前記成形炭よりも燃焼
速度の大きい着火材の層とを備えている着火材付燃料で
あって、 前記着火材の層は、成分にセルロースを含む繊維状物お
よび/または粉状物が堆積して形成されると共に、 成分
にセルロースを含む繊維状物および/または粉状物が前
記成形炭の一次成形物の間の隙間に入り込んでいる着火
材付燃料。
【請求項請求項4の着火材付燃料を製造する方法
であって、 炭の粉状物と粘結剤と水とを混練して混練物を得る工程
と、 前記混練物から細長い麺状もしくは粒状の一次成形物を
得る工程と、 前記一次成形物を網状の支持板上に多数集合させる工程
と、 成分にセルロースを含む繊維状物および/または粉状物
を、前記一次成形物の集まりの上方から一次成形物の上
面に吹き付けると共に、前記支持板の下方からエアを吸
引して、前記着火材の層を形成すると共に、前記着火材
を前記成形炭の一次成形物の間の隙間に入り込ませる工
程とを備えた製造方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】前記目的を達成するために、本発明は、
炭の粉状物および粘結剤を含む混練物から得た細長い麺
状もしくは粒状の一次成形物を多数集合させ、該一次成
形物同士の間に隙間が残るような状態で所定形状に成形
されてなる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】本発明によれば、一次成形物同士の間に隙
間が残っているので、その隙間から空気が抜け、しか
も、一次成形物が細長い麺状物や粒状物であるから、表
面積が大きいので容易に一次成形物に着火する。したが
って、成形炭全体に火が回り、迅速に一定の燃焼カロリ
ーが得られるようになる。そのため、バーベキュー等に
おいて逸早く食べることができるようになる。また、店
舗で用いれば、テーブル(客席)の回転率が早くなって
収益が上がる。一方、一次成形物は木炭の粉状物から得
られているので、一次成形物自体が密なものであるから
火持ちが良い。すなわち、長時間一定の燃焼カロリーが
得られる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明において、炭の粉状物としては、
径が 300ミクロン以下のものを用い、数ミクロンないし
数十ミクロン程度のものを用いるのが最も好ましい。粘
結剤としては、リグニンや糖蜜、でん粉糊など種々のも
のを採用することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】着火材付燃料の製造方法: 混練物を得る工程;図2において、前記着火材付燃料を
得るには、まず、炭の粉状物を用意ないし製造する。原
料炭を得る焼成温度は400 ℃〜1200℃であるが、高温炭
や白炭を用いるのが好ましい。高温炭の粉状物として
は、たとえば以下の工程を経て工業的に大量に生産する
ことができる。すなわち、木の廃材を粉状(オガ粉(の
こ屑状))に紛砕し、ついで、前記粉状の廃材を最高温
度 800℃〜1000℃で、炉内において20分〜60分(好
ましくは30分〜40分)程度加熱して炭化させて高温
炭を得る。前記炭化された高温炭をロールクラッシャに
より平均粒径が 300μm以下の粉状物に紛砕する。前記
炭の粉状物に、たとえば、でん粉などからなる粘結剤と
水を混合し、これをミキサーの内で混練して混練物を得
る。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭の粉状物および粘結剤を含む混練物か
    ら得た細長い麺状もしくは粒状の一次成形物を多数集合
    させ、該一次成形物同士の間に隙間が残るような状態で
    所定形状に成形されてなる燃料用の成形炭。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記一次成形物が圧力を加えて形成されている燃料用の
    成形炭。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2において、 前記粘結剤とは別に、前記多数の一次成形物の表面に粘
    結剤が塗布されている燃料用の成形炭。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、 前記成形炭は嵩密度の大きさが小さな層と大きな層とが
    上下に重なった状態となっている燃料用の成形炭。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、 前記成形炭の下部には、前記一次成形物の線径または粒
    径よりも大きな複数の凸部が設けられ、前記複数の凸部
    の間には前記成形炭の燃焼時に空気が通る通路が形成さ
    れている燃料用の成形炭。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記複数の凸部が前記成形炭の一部で形成されている燃
    料用の成形炭。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6に記載の前記成形炭
    と、前記成形炭の下方に積層され前記成形炭よりも燃焼
    速度の大きい着火材の層とを備えている着火材付燃料。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記着火材の層は、成分にセルロースを含む繊維状物お
    よび/または粉状物が堆積して形成されている着火材付
    燃料
  9. 【請求項9】 請求項8において、 成分にセルロースを含む繊維状物および/または粉状物
    が前記成形炭の一次成形物の間の隙間に入り込んでいる
    着火材付燃料。
  10. 【請求項10】 請求項7において、 前記着火材の層の底部は複数の凸部を有し、これらの凸
    部の間には、着火材の着火時に空気が通る通路が形成さ
    れている着火材付燃料。
  11. 【請求項11】 請求項7において、 前記成形炭および着火材は、可燃性の1つのフィルムに
    包装されている着火材付燃料。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし6に記載の成形炭と、
    該成形炭の周囲を覆う着火材とを備え、該着火材が前記
    成形炭を保形する容器を形成している着火材付燃料。
  13. 【請求項13】 請求項1の成形炭を製造する方法であ
    って、 炭の粉状物と粘結剤と水とを混練して混練物を得る工程
    と、 前記混練物から細長い麺状もくしは粒状の一次成形物を
    得る工程と、 前記一次成形物を多数集合させる工程と、 前記多数の一次成形物同士の間に隙間が残るような状態
    で前記一次成形物の集まりを所定の形状に二次成形する
    工程と、 得られた二次成形物を乾燥する工程とを備えた製造方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項7の着火材付燃料を製造する方
    法であって、 炭の粉状物と粘結剤と水とを混練して混練物を得る工程
    と、 前記混練物から細長い麺状もくしは粒状の一次成形物を
    得る工程と、 前記一次成形物を網状の支持板上に多数集合させる工程
    と、 成分にセルロースを含む繊維状物および/または粉状物
    を、前記一次成形物の集まりの上方から一次成形物の上
    面に吹き付けると共に、前記支持板の下方からエアを吸
    引して、前記着火材の層を形成する工程とを備えた製造
    方法。
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