JP2003170446A - 板材の製造方法及び製造装置並びに板材 - Google Patents

板材の製造方法及び製造装置並びに板材

Info

Publication number
JP2003170446A
JP2003170446A JP2001372772A JP2001372772A JP2003170446A JP 2003170446 A JP2003170446 A JP 2003170446A JP 2001372772 A JP2001372772 A JP 2001372772A JP 2001372772 A JP2001372772 A JP 2001372772A JP 2003170446 A JP2003170446 A JP 2003170446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate material
hollow panel
resin
hollow
manufacturing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001372772A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshisada Inaba
良貞 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinsei KK
Shinsei Co Ltd
Original Assignee
Shinsei KK
Shinsei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinsei KK, Shinsei Co Ltd filed Critical Shinsei KK
Priority to JP2001372772A priority Critical patent/JP2003170446A/ja
Publication of JP2003170446A publication Critical patent/JP2003170446A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な強度を得ることができ、かつ極めて軽
量で扱い易く、最適な断熱効果を備えた板材を、簡単な
工程で連続的に得る。 【解決手段】 外金型11と、中心金型12とが形成す
る空間に、ガラス繊維を含む部材5を誘導し、外金型1
1と中心金型12とが形成する空間に樹脂4を注入し、
ガラス繊維を含む部材5と樹脂4を一体化し、中空パネ
ル2を形成し、中空パネル2内に形成された中空部分に
発泡性材料を注入して発泡させ、中空パネル2と一体化
して板材1を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば、建物の壁
や中仕切、床及びドア、車両の荷台や床や壁、コンテ
ナ、建築用パネル等、様々な分野で使用される板材の製
造方法、板材の製造装置、及び板材に関する。
【従来の技術】従来から、建物の壁、中仕切、ドア、あ
るいは建築用パネル等として使用される板材として、例
えば、ウレタン樹脂等を発泡させて製造した発泡板や、
ベニア板、発泡板を心材とし、その外周にガラス繊維
(FRP)を成型した板材等がある。これらの板材は、
軽量であると共に、比較的安価であり、取り扱いやすい
ため、広く使用されているが、その反面、強度が弱いと
いう欠点がある。したがって、強度が要求される所には
使用できないという問題がある。このため、近年では、
板材を軽量に保ちつつ、その強度を向上させるため、例
えば、紙やアルミニウムなどから形成されたハニカムを
心材として、その表面及び裏面にアルミニウム板を接着
した構造の板材が使用されている。この板材は、プラス
チック製の接着剤によって、ハニカムとアルミニウム板
とを接着している。この従来の板材は、ハニカムの製造
工程が複雑で、連続生産することが困難であり、かつハ
ニカムとアルミニウム板とを接着する接着剤も高価であ
るという問題がある。そこで、本願出願人は、特開平9
−239878号公報、特開平9−286065号公
報、特開平11−93326号公報に、心材を簡単で安
価に製造し、この心材の表面に平坦な板を設けた板材や
板材の製造方法を提案している。また、特開平2−23
6347号公報には、底面に装飾表面部材が配設された
鋳型の下型に、鋳型の上型を合わせる工程と、前記下型
及び上型により構成される鋳型の内部に液状材料を注入
し、当該液状材料を固化及び発泡反応させる工程と、前
記液状材料の固化後の収縮が始まる直前に前記上型と下
型とを離間する工程と、を備えた建築パネルの製造方法
が開示されている。
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平9−2
39878号公報、特開平9−286065号公報、特
開平11−93326号公報に記載の板材は、いずれ
も、平坦な板を心材にて補強した構成を備えている。ま
た、特開平2−236347号公報に記載の建築用パネ
ルの製造方法は、装置が大型化すると共に、液状材料を
発泡反応させる間は、作業が間欠的となり、作業効率が
悪くなる虞れがある。本発明は、従来の板材の製造方法
及び製造装置、並びに板材を改良することを目的とす
る。
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、板材を連続的に製造する方法であって、
外金型と、当該外金型内部に該外金型と所定の間隔をお
いて配設した中心金型とが形成する空間に、ガラス繊維
を含む部材を誘導する誘導工程と、前記外金型と中心金
型とが形成する空間に樹脂を注入する樹脂注入工程と、
前記ガラス繊維を含む部材と前記樹脂を一体化し、中空
パネルを形成する中空パネル形成工程と、前記中空パネ
ルに、該中空パネル内に形成された中空部分に貫通する
貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、前記貫通孔を介し
て前記中空部分に発泡性材料を注入する発泡性材料注入
工程と、を含む板材の製造方法を提供するものである。
この製造方法によれば、ガラス繊維を含む部材と前記樹
脂を一体化して、中空パネルを連続形成した後、当該中
空パネルの内部空間に発泡性材料を連続的に注入するこ
とができる。したがって、ラインを停止することなく、
連続的に、中空パネル内に発泡体が充填された板材を簡
単に連続製造することができる。前記貫通孔は、移動中
の中空パネルに形成することができる。また、前記発泡
性材料は、移動中の中空パネルに注入することができ
る。前記発泡性材料は、50℃以下の温度、より好まし
くは、30℃以下、20℃以上の温度、さらに好ましく
は、25℃程度で注入することができる。このように発
泡性材料の注入温度を設定することで、該発泡性材料を
より効率よく均一に発泡させることができる。前記中空
パネル形成工程は、前記樹脂を加圧して前記ガラス繊維
を含む部材に当該樹脂を湿潤させる工程を含むことがで
きる。また、前記外金型は所定の温度に調節しておくこ
とができる。前記誘導工程は、前記ガラス繊維を含む部
材の外側に、所望の画像が印刷された印刷シートを誘導
する工程を含み、前記中空パネル形成工程は、当該印刷
シートと、前記ガラス繊維を含む部材と、前記樹脂と、
を一体化し、中空パネルを形成する工程を含むことがで
きる。この工程の追加により、板材の表面に、例えば、
木目や大理石等の模様、あるいはロゴ等、所望の画像
(模様、文字、絵、写真等)を、当該板材の製造と同時
に形成することができる。また、本発明にかかる板材の
製造方法は、前記中空パネルの表面に樹脂層を配設する
樹脂層配設工程をさらに含むことができる。この工程に
より、板材の表面に均一な樹脂層を形成することがで
き、板材の表面に簡単に鏡面仕上げを施すことができ
る。前記樹脂層配設工程は、前記中空パネルの表面に樹
脂を供給する工程と、供給された樹脂を圧延する工程
と、を含むことができる。また、本発明は、板材を連続
的に製造する板材製造装置であって、外金型と、前記外
金型の内部に該外金型と所定の間隔をおいて配設された
中心金型と、を有し、中空パネルを形成する中空パネル
形成装置と、前記外金型と中心金型とが形成する空間に
ガラス繊維を含む部材を誘導する誘導装置と、前記外金
型と中心金型とが形成する空間に樹脂を注入する樹脂注
入装置と、形成された中空パネルの中空部分に貫通する
貫通孔を形成する貫通孔形成装置と、前記貫通孔を介し
て前記中空部分に発泡性材料を注入する発泡性材料注入
装置と、を備えた板材の製造装置を提供するものであ
る。この製造装置により、ガラス繊維を含む部材と前記
樹脂を一体化して、中空パネルを形成した後、当該中空
パネルの内部空間に発泡性材料を注入することができ
る。したがって、ラインを停止することなく、連続的
に、中空パネル内に発泡体が充填された板材を簡単に製
造することができる。前記貫通孔形成装置は、前記中空
パネルの移動速度に対応して移動する移動装置を備える
ことができる。また、前記発泡性材料注入装置は、前記
中空パネルの移動速度に対応して移動する移動装置を備
えることができる。そしてまた、前記貫通孔形成装置及
び発泡性材料注入装置は、前記中空パネルの移動速度に
対応して移動する共通の移動装置を備えていてもよい。
前記移動装置は、前記中空パネルの移動方向に平行な縁
端部を把持する把持部を備えることができる。この構成
により、当該移動装置は、移動している中空パネルと共
に移動でき、移動装置と中空パネルとの速度が同じ(相
対速度:0m/秒)になる。したがって、中空パネルへ
の貫通孔形成や、貫通孔を介しての発泡性材料注入を容
易に行うことが可能となる。前記発泡性材料注入装置
は、前記発泡性材料の注入温度を調節する温度調節装置
をさらに備えることができる。この温度調節装置は、前
記発泡性材料の注入温度を50℃以下に調節することが
できる。また、この前記温度調節装置は、前記発泡性材
料の注入温度を30℃以下、20℃以上に調節すること
ができる。そしてまた、この前記温度調節装置は、前記
発泡性材料の注入温度を約25℃に調節することもでき
る。このように発泡性材料の注入温度を設定すること
で、該発泡性材料をより効率よく均一に発泡させること
ができる。また、本発明によれば、前述した板材の製造
方法により製造された板材を提供することができる。そ
してまた、本発明によれば、前述した板材の製造装置に
よって製造された板材を提供することができる。この板
材は、中空パネルの中に、例えば、ハニカムやリブ等の
補強部材を使用することなく、十分な強度を得ることが
でき、かつ極めて軽量で扱い易いものとすることができ
る。また、この発泡体によって、最適な断熱効果を得る
ことができ、樹脂の消費量を低減することもできる。ま
た、この板材は、前記ガラス繊維シートの外表面には、
所定の画像が印刷されたシートをさらに配設することが
できる。さらに前記板材は、その表面に鏡面仕上げがな
されていてもよい。前記ガラス繊維を含む部材は、複数
のロービング糸と、シートを備えることができる。ま
た、前記中空パネル形成装置は、前記樹脂を加圧して前
記ガラス繊維を含む部材に当該樹脂を湿潤させることが
可能な加圧装置を含むことができる。前記外金型に、該
外金型を所定の温度に調節する温度調節装置を接続する
こともできる。前記誘導装置は、前記ガラス繊維を含む
部材の外側に、所望の画像が印刷された印刷シートを誘
導する印刷シート誘導装置を含み、前記中空パネル形成
装置は、当該印刷シートと、前記ガラス繊維を含む部材
と、前記樹脂と、を一体化し、中空パネルを形成するこ
とができる。また、本発明にかかる板材製造装置は、前
記中空パネルの表面に樹脂層を配置する樹脂層配置装置
をさらに備えることができる。前記樹脂層配設装置は、
前記中空パネルの表面に樹脂を供給する供給装置と、供
給された樹脂を圧延する圧延装置と、を備えることがで
きる。
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態にかか
る板材、板材の製造方法及び製造装置について、図面を
参照して説明する。図1は、本実施の形態にかかる板材
の断面図、図2は、図1に示す板材の一部を示す斜視図
である。図1及び図2に示すように、本実施の形態にか
かる板材1は、樹脂4とガラス繊維を含む部材5とを一
体形成してなる中空パネル2と、中空パネル2内に充填
された発泡体3と、を備えて構成されている。中空パネ
ル2は、両側に断面略コ字状の凹部9A及び9Bが形成
されている。この凹部9A及び9Bは、中空パネル2を
接続する場合、補強材としてパイプや力骨等を挿入可能
な機能を備えている。ガラス繊維を含む部材5は、例え
ば、縦糸とし使用される複数のロービング糸6と、ロー
ビング糸6を補強するガラス繊維シート7を含んで構成
されている。ロービング糸6は、例えば、約24μmの
ガラスロービングを約4000本集束したものである。
ガラス繊維シート7は、例えば、ガラス繊維を束ねたコ
イルを渦巻き状にしたものを不規則に広げて積み重ね、
これらを接着剤で結合して形成した構成を備えている。
本実施の形態では、このガラス繊維シート7は、300
g/m程度に形成した。ガラス繊維シート7の外表面
には、合成繊維シートの表面に所定の画像(例えば、木
目や大理石等の模様、あるいはロゴ等)を印刷した印刷
シート8が配設されている。樹脂4は、例えば、ポリエ
ステル樹脂等が挙げられる。この樹脂4は、ガラス繊維
を含む部材に湿潤されて固化することで、中空パネル2
形成する。発泡体3は、発泡性材料から構成され、この
発泡性材料は特に限定されるものではないが、本実施の
形態では、ウレタン樹脂を主成分として構成した。この
発泡体3の発泡倍率は、任意に決定することができる
が、本実施の形態では35倍程度に設定した。この構成
を備えた板材1は、中空パネル2の補強材として発泡体
3のみを使用している。すなわち、中空パネル2内に、
例えばハニカムやリブ等の補強部材を使用することな
く、十分な強度を得ることができ、かつ極めて軽量化す
ることができる。また、この発泡体3によって、最適な
断熱効果を得ることができ、樹脂の消費量を低減するこ
ともできる。そしてまた、表面には印刷シート8が配設
されているため、見た目も美しく、例えば、ポリエステ
ル合板と何ら遜色がない。次に、本実施の形態にかかる
板材1を製造する製造装置について、図面を参照して説
明する。図3は、本実施の形態にかかる板材を製造する
製造装置の概略を示す平面図、図4は図3に示す製造装
置の概略を示す側面図、図5〜図11は、本実施の形態
にかかる製造装置の構成要素である貫通孔形成装置及び
発泡性材料注入装置の平面図、図12は、図5に示す貫
通孔形成装置及び発泡性材料注入装置の側面図、図13
は、図5に示すXIII−XIII線に沿って見た側面図、図
14は、図5に示すXIV−XIV線に沿って見た側面図、
図15は、図5に示す矢印XV方向から見た側面図であ
る。図3〜図15に示すように、本実施の形態にかかる
製造装置10は、外金型11と、外金型11の内部に外
金型11と所定の間隔をおいて配設された中心金型12
と、を有する中空パネル形成装置15と、外金型11と
中心金型12とが形成する空間にガラス繊維を含む部材
5を誘導する誘導装置13と、外金型11と中心金型1
2とが形成する空間に樹脂4を注入する樹脂注入装置1
4と、形成された中空パネル2の側面に貫通孔41を形
成する貫通孔形成装置40と、中空パネル2に形成され
た貫通孔41を介して該中空パネル2内に発泡性材料を
注入する発泡性材料注入装置16と、貫通孔注入装置4
0と発泡性材料注入装置16を移動させる移動装置70
と、注入された発泡性材料が発泡し、中空パネル2と一
体化した板材1を搬送する搬送装置17と、搬送された
板材1を所望の長さに切断する切断装置18と、を備え
ている。外金型11は、中空パネル2の外壁を画定する
ものであり、樹脂4が注入される注入口21が形成され
ている。この注入口21には、樹脂注入装置14が接続
されている。この外金型11には、外金型11を所望の
温度に設定する温度調節装置27が接続されている。こ
の温度調節装置27は、外金型11の入り側を所望温度
に加温する加温装置(図示せず)と、外金型11の出側
を所望温度に冷却する冷却水循環装置(図示せず)を備
えている。中心金型12は中空形状を有し、中空パネル
2の内壁を画定するものであり、外金型11の出側端部
より若干手前(入り側寄り)で終端している。誘導装置
13は、前述したロービング糸6を、ボビンなしで直径
約27cm、高さ約25cmに巻いた複数(例えば、約
300ロール)の糸巻き22と、前述したガラス繊維シ
ート7をロール状にしたロール体24と、前述した印刷
シート8をロール状にしたロール体25と、ロービング
糸6を誘導する分繊用台36を備えて構成されている。
前記複数の糸巻き22は、製造装置10の最も入り側に
配置されている。分繊用台36は、ロービング糸6が貫
通する複数の穴が形成されており、ロービング糸6は、
この分繊用台36を経て、中空パネル形成装置15に導
入される。ロール体24とロール体25は、中空パネル
2が形成された際に、印刷シート8が表面側(上面側)
になるように、互いに隣接して配置されている。樹脂注
入装置14は、外金型11の注入口21から、樹脂4を
圧入することが可能な加圧装置26が接続されている。
この加圧によって、外金型11と中心金型12とが形成
する空間に誘導されたガラス繊維を含む部材5に、樹脂
4を効果的に湿潤させることができる。移動装置70
は、外金型11及び中心金型12の出側と、搬送装置1
7との間であって、両金型11及び12から供給される
中空パネル2の側面近傍に配設されており、かつ中空パ
ネル2の移動方向に対し平行方向(図3に示す矢印方
向)に移動可能である。この移動装置70は、中空パネ
ル2の移動方向に対し平行方向に設置された一対のレー
ル部71(図4参照)と、レール部71上に移動可能に
配設された移動台72と、移動台72上に、レール部7
1と平行に配設された一対のレール部73と、レール部
73上に移動可能に配設されたスライドテーブル74
と、スライドテーブル74をレール部73に沿って移動
させるエアシリンダ79と、移動台72の移動方向両端
部に配設された把持装置75A及び75Bと、を備えて
構成されている。把持装置75A及び75Bは、エアシ
リンダ76A及び76Bと、エアシリンダ76A及び7
6Bの先端に設けられたエアチャック77A及び77B
と、エアチャック77A及び77Bの駆動により、中空
パネル2の端部を把持する把持部78A及び78Bと、
を備えている。エアシリンダ76A及び76Bは、図示
しない駆動源に接続されており、駆動源の駆動に応じて
エアチャック77A及び77Bと把持部78A及び78
Bを、中空パネル2に向けて進退移動させる。貫通孔形
成装置40は、移動装置70のスライドテーブル74上
に配置されている。この貫通孔形成装置40は、図示し
ない駆動源に接続されたエアシリンダ42と、エアシリ
ンダ42の先端に設けられ、エアシリンダ42の駆動に
よって、中空パネル2に対し進退移動するドリルユニッ
ト43と、を備えている。ドリルユニット43は、エア
シリンダ42に接続された本体46と、本体46の先端
に設けられたドリル47と、ドリル47を回転させるモ
ータ45を備えて構成されている。この貫通孔形成装置
40は、移動装置70のスライドテーブル74上に配置
されているため、中空パネル2の移動方向に対し平行な
方向に移動可能となっている。また、後に詳述するが、
エアシリンダ42の駆動により、ドリル47が中空パネ
ル2に向けて移動し、ドリル47の回転によって中空パ
ネル2の縁端部2Sに貫通孔41を開口する。発泡性材
料注入装置16は、移動装置70のスライドテーブル7
4上に、貫通孔形成装置40と並んで配置されている。
この発泡性材料注入装置16は、図示しない駆動源に接
続されたエアシリンダ81と、エアシリンダ81の先端
に設けられ、エアシリンダ81の駆動によって、中空パ
ネル2に対し進退移動する発泡ノズルユニット82と、
を備えている。発泡ノズルユニット82は、エアシリン
ダ81に接続された本体83と、本体83の先端に設け
られたノズル84と、ノズル84から発泡性材料を噴射
させる噴射装置85と、発泡性材料の注入温度を制御す
る温度調節装置86と、を備えて構成されている。この
発泡性材料注入装置16は、移動装置70のスライドテ
ーブル74上に配置されているため、中空パネル2の移
動方向に対し平行な方向に移動可能となっている。ま
た、後に詳述するが、エアシリンダ81の駆動により、
ノズル84が中空パネル2の貫通孔41に向けて移動
し、貫通孔41を介して中空パネル2内に発泡性材料を
注入する。この時、発泡性材料は、温度調節装置86に
よって、50℃以下、好ましくは30℃〜20℃、より
好ましくは、約25℃に調節されている。搬送装置17
は、ホイル32と、ホイル32に移動可能に掛け渡され
たキャタビラ式のベルト33と、を備えたコンベヤ式の
装置である。この搬送装置17には、キャタビラ式ベル
ト33の製品圧縮スライド調整桿37及び38が配設さ
れている。切断装置18は、切断用鋸34と、切断用鋸
34を移動可能に支持する移動レール35と、切断され
た板材1を移動する移動レール39と、を備えて構成さ
れている。次に、本実施の形態にかかる板材1の製造方
法について説明する。先ず、複数の糸巻き22からロー
ビング糸6が繰り出され、繰り出されたロービング糸6
は、分繊用台36で分けられて、中空パネル形成装置1
5の、外金型11と中心金型12との間に形成されてい
る空間内に誘導される。同時に、ロール体24からガラ
ス繊維シート7が、ロール体25からは印刷シートが繰
り出される。この時、中空パネル2が完成した際に、中
空パネル2の表面に印刷シート8が配設されるように、
両者を繰り出す。繰り出されたガラス繊維シート7及び
印刷シートは、複数のロービング糸6と共に、外金型1
1と中心金型12との間に形成されている空間内に誘導
される。中空パネル形成装置15に、ロービング糸6、
ガラス繊維シート7及び印刷シート8が導入されると、
樹脂注入装置14を駆動させ、上下に配設された注入口
21から樹脂4を注入し、ロービング糸6、ガラス繊維
シート7及び印刷シート8に湿潤させる。この時、外金
型11は、温度調節装置27によって、入り側部分から
中程まで適温に加温されているため、樹脂4の流動性が
向上し、最適な状態で湿潤される。また、外金型11
は、温度調節装置27によって、中程から出側部分が適
温に冷却されているため、連続的にロービング糸6、ガ
ラス繊維シート7及び印刷シート8を出側に送る間に樹
脂4が硬化し、ロービング糸6、ガラス繊維シート7及
び印刷シート8と、樹脂4が一体化して中空パネル2が
形成される。次に、中空パネル2が外金型11及び中心
金型12から排出されると、移動装置70が中空パネル
2の移動方向と同じ方向(図5に示す矢印A方向)に、
そのラインスピードと同じ速度になるよう移動を開始す
る(図5参照)。次いで、エアシリンダ76A及び76
Bを駆動させ、エアチャック77A及び77Bと把持部
78A及び78Bを、中空パネル2の縁端部2Sに向け
て(図6に示す矢印B方向に)移動させる。この動作に
より、把持部78A及び78Bが、中空パネル2の縁端
部2Sを把持可能な位置に来るまで移動させた後、エア
チャック77A及び77Bを駆動し、把持部78A及び
78Bにより中空パネル2の縁端部2Sを把持する(図
6参照)。これにより、移動装置70は、中空パネル2
と同じライン速度で同じ方向に(図6に示す矢印A方
向)移動する。この結果として、貫通孔形成装置40及
び発泡性材料注入装置16も、中空パネル2と同じライ
ン速度で移動することになる。次に、把持装置75A及
び75Bの把持部78A及び78Bにより中空パネル2
の縁端部2Sを把持した状態で、貫通孔形成装置40の
エアシリンダ42を駆動させ、ドリルユニット43を中
空パネル2の縁端部2Sに向けて(図7に示す矢印B方
向に)移動させる。この動作により、ドリル47の先端
が中空パネル2の縁端部2Sに接触させ、モータ45を
駆動させてドリル47を回転させ、中空パネル2の縁端
部2Sの側壁に貫通孔41を開口する(図7参照)。こ
の時、貫通孔形成装置40は、中空パネル2と同じライ
ン速度で移動しているため、互いの相対速度は0m/秒
であり、移動動作は無視して簡単に貫通孔41を開ける
ことができる。貫通孔41が開口した後、ドリル47の
回転を停止し、エアシリンダ42により、ドリルユニッ
ト43を中空パネル2の縁端部2Sから後退させ(図7
に示す矢印C方向)、元の位置に戻す。次に、把持部7
8A及び78Bにより中空パネル2の縁端部2Sを把持
した状態で、移動装置70のエアシリンダ79を駆動さ
せ、発泡性材料注入装置16のノズル84の位置が、中
空パネル2の縁端部2Sに形成された貫通孔41の位置
に対向するまで、スライドテーブル74を図8に示す矢
印a方向に移動させる(図8参照)。次いで、発泡性材
料注入装置16のエアシリンダ81を駆動させ、本体8
3の先端に設けられたノズル84を中空パネル2の縁端
部2Sに向けて(図9に示す矢印B方向に)移動させ
る。この動作により、ノズル84を中空パネル2の縁端
部2Sに形成された貫通孔41に挿入させる。その後、
噴射装置85を駆動し、ノズル84から発泡性材料を中
空パネル2の中空部分に向けて噴射させる(図9参
照)。この時、発泡性材料は、温度調節装置86によ
り、50℃以下の温度、より好ましくは、30℃以下、
20℃以上の温度、さらに好ましくは、25℃程度で注
入できるよう温度制御がなされている。なお、発泡性材
料を噴射させた後、エアシリンダ81により、ノズル8
4を備えた本体84を中空パネル2の縁端部2Sから後
退させ(図10に示す矢印C方向)、元の位置に戻す。
この動作により、中空パネル2の中空部分に発泡体3が
充填される(図10参照)。次に、把持装置75A及び
75Bのエアチャック77A及び77Bにより把持部7
8A及び78Bを緩め、中空パネル2の縁端部2Sに対
する把持状態を解放する。次いで、エアシリンダ76A
及び76Bによりエアチャック77A及び77Bと把持
部78A及び78Bを中空パネル2の縁端部2Sから後
退させ(図11に示す矢印C方向)、元の位置に戻す。
さらに、エアシリンダ79により、スライドテーブル7
4を元の位置(図11に示す矢印d方向)に戻す(図1
1参照)。その後、移動装置70を元の位置(図11に
示す矢印D方向)に戻し、次のタイミングに応じて、前
記動作を繰り返し、中空パネル2の中空部分に発泡体3
を充填する。このように、各装置を停止させることな
く、連続的に板材1を製造することができる。完成した
板材1は、搬送装置17に送られ、切断装置18に到達
し、切断用鋸34によって任意のサイズに切断される。
切断された板材1は、移動レール39によって所望位置
まで搬送される。このようにして、中空パネル2内に、
ハニカムやリブ等の補強部材を使用することなく、十分
な強度を得ることができ、かつ極めて軽量で扱い易い板
材1が得られた。また、発泡体3によって、最適な断熱
効果を得ることができ、樹脂4の消費量を低減すること
もでき、製造コストが削減された。次に、発泡性材料注
入パイプ28の設置数を1カ所にした以外は、前記と同
様にして板材1を製造した。この板材1(厚さ42m
m、巾865mm、長さ1980mm)について、図1
6に示すように分割し、各々のブロック(1〜8)につ
いて、発泡体3の分解密度の測定を行った。この結果を
表1に示す。
【表1】 表1から、発泡性材料を1カ所から注入した場合であっ
ても、均一に発泡した発泡体が得られることが確認され
た。なお、本実施の形態では、ガラス繊維シート7と印
刷シート8を用いた場合について説明したがこれに限ら
ず、印刷シート8は、必ずしも設けなくてもよい。ま
た、本実施の形態では、ガラス繊維を含む部材5を、ロ
ービング糸6と、ガラス繊維シート7とから構成した場
合について説明したが、これに限らず、例えば、ガラス
繊維を含む部材5は、縦糸、横糸ともロービング糸を使
用してもよく、両方ともシートを使用する等、その構成
は任意に決定することができる。また、搬送装置として
は、図17及び図18に示すロール方式のものを使用す
ることもできる。図17及び図18に示すように、この
搬送装置170は、支持台173に支持されて入側から
出側に向けて平行に配置された複数の下ロール171
と、各下ロール171に対向して各々配置された上ロー
ル172と、下ロール171及び上ロール172を回転
駆動させるモータ(図示せず)と、下ロール171及び
上ロール172の回転速度を変更させる変速機174
と、を備えて構成されている。下ロール171と上ロー
ル172は、互いに所定の間隔sをあけて配設されてお
り、この間隔sに板材1が誘導され、板材1は、下ロー
ル171と上ロール172により挟まれ、かつ下ロール
171と上ロール172の回転によって入側から出側に
搬送される。この搬送装置170は、例えば、厚さが薄
く、幅の広い板材を製造する際に特に適している。すな
わち、中空パネル2内には、発泡性材料が実際の容積よ
りも多めに注入されるため、発泡性材料が膨張して中空
パネル2の寸法(特に厚さなど)に影響を与えようとす
る場合があるが、搬送装置170は、上下のロール17
1及び172によって板材1に圧力をかけながら板材1
を搬送するため、板材1の厚さに対する寸法精度をより
確実に保持することができる。また、この搬送装置17
0は、変速機174によってその回転速度を制御するこ
とができるため、板材1の搬送速度を所望により変更す
ることが可能である。さらに、必要に応じて上下ロール
171及び172の配設数を変更することができるた
め、板材1の搬送速度、移動距離、発泡性材料の発泡完
了時間を調節することができる。例えば、搬送速度が比
較的早い際には、上下ロール171及び172の配設数
を多くすることで、板材1が上下ロール171及び17
2の間に位置している間に発泡性材料の発泡を終了させ
ることができる。また、本発明にかかる外金型11は、
図19に拡大して示すように出側に樹脂層配設装置11
0を設けることもできる。すなわち、この樹脂層配設装
置110は、中空パネル2の表面に樹脂を供給する樹脂
供給部としての断面略三角形を有する溝104と、供給
された樹脂を圧延する圧延ロール102と、を備えてい
る。溝104は、外金型11の内側かつ出側に、中空パ
ネル2の上下表面に対向して形成されている。この溝1
04は、断面略三角形の底面が中空パネル2の表面に対
向するよう設けられている。この溝104の頂点(峰)
には、溝104の長手方向に沿って互いに間隔をおい
て、複数の樹脂供給孔106が開口されている。この各
々の樹脂供給孔106には、樹脂タンク105が接続さ
れており、この樹脂タンク105から樹脂が溝104内
に供給される。圧延ロール102は、外金型11の出側
の外側に近接して、中空パネル2の上面及び下面に対向
するよう配置されている。この樹脂供給装置110を備
えた製造装置100は、先ず、本実施の形態と同様の操
作で、中空パネル2が中心金型12から排出されると同
時に、発泡性材料注入装置16を駆動させ、最適な発泡
倍率が得られるように、中空パネル2の中空部分に発泡
性材料を注入する。この中空パネル2が外金型11の溝
104に到達すると、樹脂タンク105から樹脂供給孔
106を介して溝104内に樹脂が供給される。この樹
脂は、溝104の底面から中空パネル2の表面に均一に
塗布される。次に、樹脂が塗布された中空パネル2は外
金型11から排出され、圧延ロール102にて均一に延
ばされて中空パネル2の表面に均一な樹脂層101が配
設される。このように、各装置を停止させることなく、
連続的に、樹脂層101による鏡面仕上げがなされた板
材1を製造することができる。完成した板材1は、本実
施の形態と同様に搬送装置17(あるいは搬送装置17
0)に送られ、切断装置18に到達し、切断用鋸34に
よって任意のサイズに切断される。切断された板材1
は、移動レール39によって所望位置まで搬送される。
前記鏡面仕上げを行うために樹脂供給装置110によっ
て塗布される樹脂としては、例えば、ポリエステル樹
脂、メラニン樹脂など、任意に選択することができる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中空パネル内に、ハニカムやリブ等の補強部材を使用す
ることなく、十分な強度を得ることができ、かつ極めて
軽量で扱い易く、最適な断熱効果を備えた板材を、簡単
な工程で連続的に得ることができる。また、発泡体の使
用によって、樹脂の消費量を低減することもでき、材料
コストが削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる板材の断面図であ
る。
【図2】図1に示す板材の一部を示す斜視図である。
【図3】本発明の本実施の形態にかかる板材を製造する
製造装置の平面図である。
【図4】図3に示す製造装置の側面図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる製造装置の構成要
素である貫通孔形成装置及び発泡性材料注入装置の平面
図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる製造装置の構成要
素である貫通孔形成装置及び発泡性材料注入装置の平面
図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかる製造装置の構成要
素である貫通孔形成装置及び発泡性材料注入装置の平面
図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかる製造装置の構成要
素である貫通孔形成装置及び発泡性材料注入装置の平面
図である。
【図9】本発明の実施の形態にかかる製造装置の構成要
素である貫通孔形成装置及び発泡性材料注入装置の平面
図である。
【図10】本発明の実施の形態にかかる製造装置の構成
要素である貫通孔形成装置及び発泡性材料注入装置の平
面図である。
【図11】本発明の実施の形態にかかる製造装置の構成
要素である貫通孔形成装置及び発泡性材料注入装置の平
面図である。
【図12】図5に示す貫通孔形成装置及び発泡性材料注
入装置の側面図である。
【図13】図5に示すXIII−XIII線に沿って見た側面
図である。
【図14】図5に示すXIV−XIV線に沿って見た側面図
である。
【図15】図5に示す矢印XV方向から見た側面図であ
る。
【図16】本発明の実施の形態で得た板材をブロックに
分けた状態を示す平面図である。
【図17】本発明の他の実施の形態にかかる搬送装置の
側面図である。
【図18】本発明の他の実施の形態にかかる搬送装置の
右側面図である。
【図19】本発明の他の実施の形態にかかる製造装置の
一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 板材 2 中空パネル 3 発泡体 4 樹脂 5 ガラス繊維を含む部材 6 ロービング糸 7 ガラス繊維シート 8 印刷シート 10 製造装置 11 外金型 12 中心金型 13 誘導装置 14 樹脂挿入装置 15 中空パネル形成装置 16 発泡性材料注入装置 17 搬送装置 18 切断装置 27、86 温度調節装置 40 貫通孔形成装置 41 貫通孔 70 移動装置 75A、75B 把持装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04C 2/34 E04C 2/34 X // B29K 105:04 B29K 105:04 105:08 105:08 B29L 31:10 B29L 31:10 Fターム(参考) 2E001 DD01 FA03 FA11 GA07 GA24 GA42 HD01 HD11 JA22 2E162 CD09 DA09 FA14 GA06 GB01 4F100 AD00A AD00C AK01A AK01C AK41A AK41C AK51B BA03 BA06 BA10A BA10C BA13 DG01A DG01C DH00A DH00C DJ01B EA02 EJ02 GB07 GB08 GB32 JJ02 JK01 JL02 JL03 JL05 4F204 AA24 AA42 AB25 AD04 AD16 AD35 AG03 AG20 AH17 AH47 AH48 AR06 EA01 EA03 EB02 EB12 EB13 EB22 EF01 EF05 EF27 EK27

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材を連続的に製造する方法であって、 外金型と、当該外金型内部に該外金型と所定の間隔をお
    いて配設した中心金型とが形成する空間に、ガラス繊維
    を含む部材を誘導する誘導工程と、 前記外金型と中心金型とが形成する空間に樹脂を注入す
    る樹脂注入工程と、 前記ガラス繊維を含む部材と前記樹脂を一体化し、中空
    パネルを形成する中空パネル形成工程と、 前記中空パネルに、該中空パネル内に形成された中空部
    分に貫通する貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、 前記貫通孔を介して前記中空部分に発泡性材料を注入す
    る発泡性材料注入工程と、 を含む板材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔を移動中の中空パネルに形成
    する請求項1記載の板材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記発泡性材料を移動中の中空パネルに
    注入する請求項1または請求項2記載の板材の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記発泡性材料を50℃以下の温度で注
    入する請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の
    板材の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記発泡性材料を30℃以下、20℃以
    上の温度で注入する請求項1ないし請求項3のいずれか
    一項に記載の板材の製造方法。
  6. 【請求項6】 板材を連続的に製造する板材製造装置で
    あって、 外金型と、前記外金型の内部に該外金型と所定の間隔を
    おいて配設された中心金型と、を有し、中空パネルを形
    成する中空パネル形成装置と、 前記外金型と中心金型とが形成する空間にガラス繊維を
    含む部材を誘導する誘導装置と、 前記外金型と中心金型とが形成する空間に樹脂を注入す
    る樹脂注入装置と、 形成された中空パネルの中空部分に貫通する貫通孔を形
    成する貫通孔形成装置と、 前記貫通孔を介して前記中空部分に発泡性材料を注入す
    る発泡性材料注入装置と、 を備えた板材の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記貫通孔形成装置は、前記中空パネル
    の移動速度に対応して移動する移動装置を備えてなる請
    求項6記載の板材の製造装置。
  8. 【請求項8】 前記発泡性材料注入装置は、前記中空パ
    ネルの移動速度に対応して移動する移動装置を備えてな
    る請求項6または請求項7記載の板材の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記貫通孔形成装置及び発泡性材料注入
    装置は、前記中空パネルの移動速度に対応して移動する
    共通の移動装置を備えてなる請求項6記載の板材の製造
    装置。
  10. 【請求項10】 前記移動装置は、前記中空パネルの移
    動方向に平行な縁端部を把持する把持部を備えてなる請
    求項7ないし請求項9のいずれか一項に記載の板材の製
    造装置。
  11. 【請求項11】 前記発泡性材料注入装置は、前記発泡
    性材料の注入温度を調節する温度調節装置をさらに備え
    た請求項6ないし請求項10のいずれか一項に記載の板
    材の製造装置。
  12. 【請求項12】 前記温度調節装置は、前記発泡性材料
    の注入温度を50℃以下に調節する請求項11記載の板
    材の製造装置。
  13. 【請求項13】 前記温度調節装置は、前記発泡性材料
    の注入温度を30℃以下、20℃以上に調節する請求項
    11記載の板材の製造装置。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし請求項5のいずれか一
    項に記載の板材の製造方法により製造された板材。
  15. 【請求項15】 請求項6ないし請求項13のいずれか
    一項に記載の板材の製造装置によって製造された板材。
JP2001372772A 2001-12-06 2001-12-06 板材の製造方法及び製造装置並びに板材 Pending JP2003170446A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001372772A JP2003170446A (ja) 2001-12-06 2001-12-06 板材の製造方法及び製造装置並びに板材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001372772A JP2003170446A (ja) 2001-12-06 2001-12-06 板材の製造方法及び製造装置並びに板材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003170446A true JP2003170446A (ja) 2003-06-17

Family

ID=19181603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001372772A Pending JP2003170446A (ja) 2001-12-06 2001-12-06 板材の製造方法及び製造装置並びに板材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003170446A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103273602A (zh) * 2013-04-27 2013-09-04 杨世录 一种外墙保温两用板芯成型机
JP2017047649A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 株式会社東京アールアンドデー 繊維強化樹脂成形体の製造方法とその成形体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103273602A (zh) * 2013-04-27 2013-09-04 杨世录 一种外墙保温两用板芯成型机
JP2017047649A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 株式会社東京アールアンドデー 繊維強化樹脂成形体の製造方法とその成形体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2018203340B2 (en) Methods for Fiber Reinforced Additive Manufacturing
US10434702B2 (en) Additively manufactured part including a compacted fiber reinforced composite filament
US8815036B2 (en) Method for manufacturing a profiled preform
US20150266243A1 (en) Three dimensional printer for fiber reinforced composite filament fabrication
US6592795B2 (en) Continuous forming method and device for H-shaped FRP member
JP2020505248A (ja) 自動的に補強材を通す付加製造システム
JP2007038678A (ja) 嫌気性接着剤を使用して三次元予備成形品を形成する方法
JP2017500231A (ja) 繊維強化複合材料から部品を連続的に製造する装置及び方法、並びに型セット
US12110616B2 (en) Systems and methods for continuous fabrication of woven composite materials
CN108527851A (zh) 一种短纤维和光敏树脂光固化复合成形装置
KR20180035900A (ko) 복합 재료의 제조 방법 및 복합 재료의 제조 장치
CN108527850A (zh) 一种短纤维和覆膜砂激光震镜复合成形装置
JP2003170446A (ja) 板材の製造方法及び製造装置並びに板材
JPH11235731A (ja) 射出成形同時絵付装置
JP2002200627A (ja) 板材の製造方法及び製造装置、並びに板材
JP5647372B1 (ja) サンドイッチパネル製造装置およびサンドイッチパネル製造方法
JP3987768B2 (ja) ストランドマットの嵩増大装置
JP3987252B2 (ja) シーリング部材の製造方法
KR101957732B1 (ko) 섬유강화플라스틱 소재 테이프를 이용한 프리폼 제조 장치
CN100395096C (zh) 一种玻璃纤维强化塑胶复合结构体的制造方法
KR20030095629A (ko) 양면 합포 방법 및 양면 합포기
JP3003699B1 (ja) シ―ト状補強材の製造方法および製造装置
JP2001009864A (ja) 射出成形同時絵付装置
JP2003245985A (ja) 成形体の連続製造方法
EP2424800B1 (en) Method for manufacturing a laminated paint roller