JP2003169998A - 衣類用ハンガーの肩崩れ防止部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境に配慮した衣類用ハンガーの肩崩れ防止
部材を製造する。 【解決手段】 衣類用ハンガー２の肩掛け部３を覆い、
衣類の肩部を内側から保持する肩崩れ防止部材１におい
て、段ボールシートを材料として、深絞り加工により成
型する。このように成型した肩崩れ防止部材１は、プラ
スチック製のものと同様に使用でき、不要となれば、可
燃ごみとして焼却でき、また、回収に出して再生するこ
ともできる。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】この発明は、段ボールから成
る衣類用ハンガーの肩崩れ防止部材に関する。 【０００２】 【従来の技術】一般に、クリーニングした衣類は、図５
に示すように、肩崩れ防止部材５０を取り付けた針金ハ
ンガー５１に掛けられて、ビニールのカバーを被せた状
態で、クリーニング店から依頼客へ引き渡される。 【０００３】この肩崩れ防止部材５０は、プラスチック
を材料としてハンガー５１の肩掛け部５２を覆うように
成型され、頂部の貫穴５３からハンガー５１のフック５
４を突出させ、衣類の肩部を内側から保持して肩崩れを
防止するようになっている。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなプラスチック製の肩崩れ防止部材は、分別せずに
廃棄すると、環境に悪影響を及ぼす恐れがある。 【０００５】そこで、この発明は、可燃ごみとして焼却
でき、再生も可能な段ボールを材料とする肩崩れ防止部
材を提供しようとするものである。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、衣類用ハンガーの肩掛け部を覆い、衣
類の肩部を内側から保持して肩崩れを防止する部材にお
いて、段ボールシートを材料として、深絞り加工により
成型したのである。 【０００７】このように、段ボールシートを深絞り加工
で成型した肩崩れ防止部材は、プラスチック製のものと
同様に使用でき、不要となれば、可燃ごみとして焼却で
きるほか、回収に出して再生することもできる。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
１乃至図４に基づいて説明する。 【０００９】この肩崩れ防止部材１は、Ｅ段などの薄手
の段ボールシートを深絞り加工で成型して、ハンガー２
の肩掛け部３を覆うような形状とされ、頂部の貫穴４か
らハンガー２のフック５が突出するようになっている。 【００１０】上記深絞り加工に際しては、段ボール製ト
レーの成型等に使用するプレス機を用いることができ
る。また、このとき、段ボールシートに熱水や水蒸気を
噴霧すると、成型が容易になり、切れや皺が発生しにく
くなる。 【００１１】このように、段ボールシートを深絞り加工
で成型した肩崩れ防止部材は、プラスチック製のものと
同様に使用でき、不要となれば、可燃ごみとして焼却で
きるほか、回収に出して再生することもできる。 【００１２】また、段ボールシートに消臭剤や防虫剤を
塗布しておくことにより、衣類の保管に使用したとき、
衣類の臭いを除去したり、衣類を害虫から保護したりす
ることもできる。 【００１３】 【発明の効果】以上のように、この発明に係る肩崩れ防
止部材は、段ボールシートを深絞り加工して成型したの
で、プラスチック製のものと同様に使用でき、不要とな
れば、可燃ごみとして焼却できるほか、回収に出して再
生することもできる。

【図面の簡単な説明】 【図１】この発明に係る肩崩れ防止部材のハンガーへの
取付状態を示す斜視図 【図２】同上の縦断正面図 【図３】同上の縦断側面図 【図４】同上の平面図 【図５】従来の肩崩れ防止部材のハンガーへの取付状態
を示す斜視図 【符号の説明】 １ 肩崩れ防止部材 ２ ハンガー ３ 肩掛け部 ４ 貫穴 ５ フック

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 衣類用ハンガーの肩掛け部を覆い、衣類
   の肩部を内側から保持して肩崩れを防止する部材におい
   て、段ボールシートを材料として、深絞り加工により成
   型したことを特徴とする衣類用ハンガーの肩崩れ防止部
   材。