JP2003168109A - 画像処理装置およびデータ処理装置および画像処理方法およびデータ処理方法 - Google Patents

画像処理装置およびデータ処理装置および画像処理方法およびデータ処理方法

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JP2003168109A
JP2003168109A JP2001368684A JP2001368684A JP2003168109A JP 2003168109 A JP2003168109 A JP 2003168109A JP 2001368684 A JP2001368684 A JP 2001368684A JP 2001368684 A JP2001368684 A JP 2001368684A JP 2003168109 A JP2003168109 A JP 2003168109A
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image
signal
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Shuki Ando
宗棋 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低輝度域での階調劣化を軽減し、かつ画像が
白浮きしない画像信号を生成することが可能な逆ガンマ
変換テーブルを生成することである。 【解決手段】 入力される画像信号がROM2により中
の低階調部を直線関数とし、前記画像信号中の高階調部
をガンマ関数の組み合わせからなる連続な非線形関数と
する変換関数に基づいて逆ガンマ変換処理を施して出力
すべき画像信号が生成され、該画像信号がディスプレイ
モジュール3に出力される構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガンマ補正がなさ
れて入力される画像信号に対して出力デバイスの出力特
性に合わせた所定の画像処理を行う画像処理装置および
データ処理装置および画像処理方法およびデータ処理方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像情報を表示する出力デバ
イスとしてのCRTディスプレイでは、γ特性といわれ
る発光輝度特性をもっているため、カソード電圧と発光
輝度の相関は直線関係にはならない。これに対応するた
めテレビ放送をはじめ一般的な各種映像信号にはCRT
のγ特性を打ち消すようにγ補正処理を行う画像処理装
置が提案されている。
【0003】しかし、これらの映像信号をCRTディス
プレイ以外のディスプレイデバイス、特に発光輝度特性
が直線に近いディスプレイにそのまま表示すると特性が
合わず、正常な表示を得ることができない。したがっ
て、映像信号にかけられているγ補正を打ち消すための
逆γ変換処理が必要となる。
【0004】この際、逆γ変換処理はLUT(ルックア
ップテーブル)によるデジタル変換が一般的に用いられ
る。入力映像信号をVi、変換後の出力画像信号をVo
とすると、Vo=Vi2.2の関係を予め計算してRO
Mに格納し、変換はViに対応するVoをROMから読
み出すことで行う。
【0005】また、BTa規格では、逆γ補正の理論的
ガイドラインとして、Vo=Vi/4(ただし、Vi<
0.0913)、あるいは、Vo=((Vi+0.111
5)/1.1115)1/0.45 (ただし、Vi≧
0.0913)からなる変換関数(以下BTa関数と記
す)が示されている。
【0006】なお、発光輝度特性がほぼ直線となるディ
スプレイデバイスとしては、冷陰極電子放出素子をパル
ス幅変調にて駆動する画像表示装置(特開平7−235
256号公報、特開平8−45415号公報、特開20
00−29425号公報他)などが挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像処理装置において、γ=2.2の特性カーブは、入
力映像信号Viの値が小さいときにはほぼ「0」とな
る。入力映像信号Viと出力画像信号Voの量子化ビッ
ト幅を8ビットとした場合、0≦Vi≦20の範囲でV
o=0となり、0≦Vi≦63の範囲でも出力画像信号
Voの値は0≦Vo≦23の範囲でしか変化しない。
【0008】すなわち、全入力域の1/4もの範囲で階
調表現力がほぼ1/3に落ちてしまい、顕著な画質劣化
が起こる。
【0009】出力画像信号Voの量子化ビット幅を10
ビットとすると、かなりこの現象は軽減されるが、それ
でも0≦Vi≦18の範囲で出力画像信号Voは0≦V
o≦3までしか変化せず、低輝度域での階調表現力の劣
化は避けられない。
【0010】BTa規格の逆γ補正のガイドラインで示
されているBTa関数では上記に示したような現象は起
こらない。
【0011】しかし、このBTa関数では本来のγ=
2.2のカーブよりも出力画像信号Voが全体的に高輝
度域にシフトしてしまうため、変換後の画像が白浮きし
てしまりの無い印象を観察者(ユーザ)に与えてしま
う。
【0012】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、ガンマ補正がなされ
て入力される画像信号中の低階調部を直線関数とし、前
記画像信号中の高階調部をガンマ関数の組み合わせから
なる連続な非線形関数とする変換関数に基づいて逆ガン
マ変換処理を施して出力すべき画像信号を生成すること
により、低輝度域での階調劣化を軽減し、かつ画像が白
浮きしない画像信号を生成処理するデータ処理環境を整
備できる画像処理装置およびデータ処理装置および画像
処理方法およびデータ処理方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、ガンマ補正がなされている画像信号を入力する入力
手段(図1に示すADコンバータ1に相当)と、前記入
力手段より入力される前記画像信号中の低階調部を直線
関数とし、前記画像信号中の高階調部をガンマ関数の組
み合わせからなる連続な非線形関数とする変換関数に基
づいて逆ガンマ変換処理を施して出力すべき画像信号を
生成する逆ガンマ変換手段(図1に示すROM2に相
当)とを有することを特徴とする。
【0014】本発明に係る第2の発明は、前記連続な非
線形関数は、正規化された入力信号をx(0≦x≦1)
とし、正規化された出力信号をf(0≦X≦1)とし、
ガンマ定数をg(0<g)とし、直線定数をa(0<
a)とし、シフト定数をz(0<z<1)とし、切り替
わり点をk(0<k<1)とした場合に、関数fによ
り、 f=ax(0≦x≦k) f=zx+1−z(k≦x≦1) と表されることを特徴とする。
【0015】本発明に係る第2の発明は、前記関数fの
2つの区間微分関数f1´,f2´が、 f1´=a f2´ =gzxg- と表される場合に、x=kのときに同値となるように前
記シフト定数zおよび前記切り替わり点kを定めること
を特徴とする。
【0016】本発明に係る第4の発明は、前記逆ガンマ
変換手段により補正された出力信号を表示する表示手段
を有することを特徴とする。
【0017】本発明に係る第5の発明は、前記逆ガンマ
変換手段は、前記関数fで表される逆ガンマ変換処理を
行うための逆ガンマ変換処理テーブルを含む複数の逆ガ
ンマ変換処理テーブルを備えることを特徴とする。
【0018】本発明に係る第6の発明は、前記直線定数
aは、入力される画像信号の階調数Diと出力される画
像信号の階調数Doの比Di/Doで決定されることを
特徴とする。
【0019】本発明に係る第7の発明は、前記直線定数
aは、入力される画像信号の階調数Diと出力される画
像信号の階調数Doの比Di/Doの1/nに等しいこ
とを特徴とする。
【0020】本発明に係る第8の発明は、前記画像信号
の階調数Doが出力する画像信号を表示する表示手段で
表現可能な階調数に等しいことを特徴とする。
【0021】本発明に係る第9の発明は、前記逆ガンマ
変換テーブルに基づき出力される画像信号に対して所定
の擬似階調処理を施す画像処理手段を有することを特徴
とする。
【0022】本発明に係る第10の発明は、前記画像処
理手段は、前記逆ガンマ変換テーブルに基づき出力され
る画像信号の階調数Doを該画像信号を表示する表示手
段の階調数に合わせるように画像処理を行うことを特徴
とする。
【0023】本発明に係る第11の発明は、前記表示手
段は、走査配線および変調配線を介してマトリクス上に
配置された複数の電子放出素子を備え、前記電子放出素
子から放出される電子ビームを蛍光体に照射させて画像
を表示することを特徴とする。
【0024】本発明に係る第12の発明は、前記電子放
出素子が表面伝導型放出素子であることを特徴とする。
【0025】本発明に係る第13の発明は、前記電子放
出素子がFE型であることを特徴とする。
【0026】本発明に係る第14の発明は、前記電子放
出素子がMIM型であることを特徴とする。
【0027】本発明に係る第15の発明は、直線特性を
有する画像信号を入力する入力手段と、前記入力手段よ
り入力される前記画像信号中の低階調部を直線関数と
し、前記画像信号中の高階調部をガンマ関数の組み合わ
せからなる連続な非線形関数とする変換関数に基づいて
ガンマ変換処理を施して出力すべき画像信号を生成する
ガンマ変換手段とを有する画像処理装置であって、前記
連続な非線形関数は、正規化された入力信号をX(0≦
X≦1)とし、正規化された出力信号をF(0≦F≦
1)とし、ガンマ定数をg(0<g)とし、直線定数を
a(0<a)とし、シフト定数をZ(0<Z<1)と
し、切り替わり点をK(0<K<1)とした場合に、関
数Fにより、 F=(1/a)X(0≦X≦K) F=((X−1)/Z)+1)1/g (K≦X≦1) と表されることを特徴とする。
【0028】本発明に係る第16の発明は、前記関数F
の2つの区間微分関数F1´,F2´が、 F1´=1/a F2´=(1/gZ)・((X−1)/Z)+1)
(1/g)−1 と表される場合に、X=Kのときに同値となるように前
記シフト定数Zおよび前記切り替わり点Kを定めること
を特徴とする。
【0029】本発明に係る第17の発明は、ガンマ補正
がなされている画像信号を表示手段に出力する画像処理
装置における画像処理方法であって、入力される前記画
像信号中の低階調部を直線関数とし、前記画像信号中の
高階調部をガンマ関数の組み合わせからなる連続な非線
形関数とする変換関数に基づいて逆ガンマ変換処理を施
して出力すべき画像信号を生成する逆ガンマ変換ステッ
プ(図示しない)を有することを特徴とする。
【0030】本発明に係る第18の発明は、前記連続な
非線形関数は、正規化された入力信号をx(0≦x≦
1)とし、正規化された出力信号をf(0≦x≦1)と
し、ガンマ定数をg(0<g)とし、直線定数をa(0
<a)とし、シフト定数をz(0<z<1)とし、切り
替わり点をk(0<k<1)とした場合に、関数fによ
り、 f=ax(0≦x≦k) f=zx+1−z(k≦x≦1) と表されることを特徴とする。
【0031】本発明に係る第19の発明は、前記関数f
の2つの区間微分関数f1´,f2´が、 f1´=a f2´=gzxg- と表される場合に、x=kのときに同値となるように前
記シフト定数zおよび前記切り替わり点kを定めること
を特徴とする。
【0032】本発明に係る第20の発明は、前記直線定
数aは、入力される画像信号の階調数Diと出力される
画像信号の階調数Doの比Di/Doで決定されること
を特徴とする。
【0033】本発明に係る第21の発明は、前記直線定
数aは、入力される画像信号の階調数Diと出力される
画像信号の階調数Doの比Di/Doの1/nに等しい
ことを特徴とする。
【0034】本発明に係る第22の発明は、前記画像信
号の階調数Doが出力する画像信号を表示する表示手段
で表現可能な階調数に等しいことを特徴とする。
【0035】本発明に係る第23の発明は、前記逆ガン
マ変換ステップから出力される画像信号に対して所定の
擬似階調処理を施す画像処理ステップを有することを特
徴とする。
【0036】本発明に係る第24の発明は、前記画像処
理ステップは、前記逆ガンマ変換ステップから出力され
る画像信号の階調数Doを該画像信号を表示する表示手
段の階調数に合わせるように画像処理を行うことを特徴
とする。
【0037】本発明に係る第25の発明は、直線特性を
有する画像信号にγ変換を施す画像処理装置における画
像処理方法であって、入力される前記画像信号中の低階
調部を直線関数とし、前記画像信号中の高階調部をガン
マ関数の組み合わせからなる連続な非線形関数とする変
換関数に基づいてガンマ変換処理を施して出力すべき画
像信号を生成するガンマ変換ステップを有し、前記連続
な非線形関数は、正規化された入力信号をX(0≦X≦
1)とし、正規化された出力信号をF(0≦F≦1)と
し、ガンマ定数をg(0<g)とし、直線定数をa(0
<a)とし、シフト定数をZ(0<Z<1)とし、切り
替わり点をK(0<K<1)とした場合に、関数Fによ
り、 F=(1/a)X(0≦X≦K) F=((X−1)/Z)+1)1/g (K≦X≦1) と表されることを特徴とする。
【0038】本発明に係る第26の発明は、前記関数F
の2つの区間微分関数F1´,F2´が、 F1´=1/a F2´=(1/gZ)・((X−1)/Z)+1)
(1/g)−1 と表される場合に、X=Kのときに同値となるように前
記シフト定数Zおよび前記切り替わり点Kを定めること
を特徴とする。
【0039】本発明に係る第27の発明は、入力される
ガンマ補正されている画像信号に対して所定の逆ガンマ
変換処理を行うための逆ガンマ変換テーブルを生成する
データ処理装置であって、入力される前記画像信号中の
低階調部を直線関数とし、前記画像信号中の高階調部を
ガンマ関数の組み合わせからなる連続な非線形関数とす
る変換関数に基づいて逆ガンマ変換処理を施して出力す
べき画像信号を生成するための逆ガンマ変換テーブルを
生成する生成手段(図1に示すCPU5に相当)と、前
記生成手段により生成される前記逆ガンマ変換テーブル
を不揮発性記憶媒体に書き込む書込み手段(図1に示す
ライタ6に相当)とを有することを特徴とする。
【0040】本発明に係る第28の発明は、前記連続な
非線形関数は、正規化された入力信号をx(0≦x≦
1)とし、正規化された出力信号をf(0≦X≦1)と
し、ガンマ定数をg(0<g)とし、直線定数をa(0
<a)とし、シフト定数をz(0<z<1)とし、切り
替わり点をk(0<k<1)とした場合に、関数fによ
り、 f=ax(0≦x≦k) f=zx+1−z(k≦x≦1) と表されることを特徴とする。
【0041】本発明に係る第29の発明は、前記関数f
の2つの区間微分関数f1´,f2´が、 f1´=a f2´ =gzxg- と表される場合に、x=kのときに同値となるように前
記シフト定数zおよび前記切り替わり点kを定めること
を特徴とする。
【0042】本発明に係る第30の発明は、入力される
ガンマ補正されている画像信号に対して所定の逆ガンマ
変換処理を行うための逆ガンマ変換テーブルを生成する
データ処理装置におけるデータ処理方法であって、入力
される前記画像信号中の低階調部を直線関数とし、前記
画像信号中の高階調部をガンマ関数の組み合わせからな
る連続な非線形関数とする変換関数に基づいて逆ガンマ
変換処理を施して出力すべき画像信号を生成するための
逆ガンマ変換テーブルを生成する生成ステップ(図2に
示すステップ(1)〜(4))と、前記生成ステップに
より生成される前記逆ガンマ変換テーブルを不揮発性記
憶媒体に書き込む書込みステップ(図2に示すステップ
(5))とを有することを特徴とする。
【0043】本発明に係る第31の発明は、前記連続な
非線形関数は、正規化された入力信号をx(0≦x≦
1)とし、正規化された出力信号をf(0≦x≦1)と
し、ガンマ定数をg(0<g)とし、直線定数(0<
a)とし、シフト定数をz(0<z<1)とし、切り替
わり点をk(0<k<1)とした場合に、関数fによ
り、 f=ax(0≦x≦k) f=zx+1−z(k≦x≦1) と表されることを特徴とする。
【0044】本発明に係る第32の発明は、前記関数f
の2つの区間微分関数f1´,f2´が、 f1´=a f2´ =gzxg- と表される場合に、x=kのときに同値となるように前
記シフト定数zおよび前記切り替わり点kを定めること
を特徴とする。
【0045】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示す画像処理装置とデータ処理装置と
の構成を説明するブロック図であり、(a)は情報処理
装置8に対応し、(b)は画像処理装置7に対応する。
なお、画像処理装置7に組み込まれるROM2は、デー
タ処理装置8のライタ6を介して、後述する逆γ変換特
性を備える逆γ変換テーブルが書き込まれているものと
する。
【0046】図1に示す画像処理装置7おいて、1は8
ビットのADコンバータである。2はROMで、後述す
る情報処理装置8により生成される逆γ変換テーブルが
書き込まれており、例えば10ビット*256ワードの
ROMによって構成されている。3はデジタル映像信号
を表示するディスプレイモジュールである。また、表示
装置全体には不図示のタイミングコントローラ、制御用
マイクロコントローラなども含まれる。
【0047】図1に示す情報処理装置8において、5は
CPUで、図示しないハードディスク等の記憶装置から
所定の制御プログラムを読み出して、ROM2に書き込
むべき逆γ変換テーブルを生成し、該逆γ変換テーブル
がライタ6を介してROM2に書き込まれる構成として
いる。なお、情報処理装置と画像処理装置とは別ユニッ
トとして構成される。
【0048】画像処理装置7において、S1はアナログ
映像信号であり、該アナログ映像信号S1はADコンバ
ータ1により、例えば8ビットのデジタル映像信号S2
に変換される。そして、8ビットのデジタル映像信号S
2は後段のROM2により、例えば10ビットのデジタ
ル映像信号に変換された後、ディスプレイモジュール3
に表示される。
【0049】上記のように構成された画像処理装置にお
いて、ADコンバータ1は表示装置に入力されたアナロ
グ映像信号S1を8ビットに量子化し、8ビットデジタ
ル映像信号S2を出力する。
【0050】ROM2は、ADコンバータ1から出力さ
れる8ビットデジタル映像信号S2のとり得る値(0〜
255)に対して予め変換後の値を計算し、8ビットデ
ジタル映像信号S2の値をインデックスとして対応する
ROM2のアドレスに変換後の値を格納しておく。な
お、上記ROM2に格納するべき値の計算方法について
は後述する。
【0051】実際の変換処理は、8ビットのデジタル映
像信号S2をアドレスとして、ROM2に入力すれば、
変換後の値がデータとして逆γ変換部から出力されるの
で、これを例えば10ビットのデジタル映像信号S3と
する。
【0052】そして、ディスプレイモジュール3は、図
示しないディスプレイパネルとその駆動回路などから構
成される。ディスプレイパネルは冷陰極電子放出素子を
用いた薄型ディスプレイパネルが好適であるが、もちろ
ん他のタイプのディスプレイでもかまわない。
【0053】なお、ディスプレイモジュールの詳細な構
成例としては、本出願人による特開2000−2942
5号公報に説明されている画像表示装置などが挙げられ
る。以下、本実施形態では、階調表現力が例えば10ビ
ットのディスプレイパネルを使用したディスプレイモジ
ュールを用いたとして説明する。
【0054】入力された10ビットのデジタル映像信号
S3は図示しない駆動回路に入力され、ディスプレイパ
ネルに10ビットの階調を持つ画像として表示される。
【0055】以下、ROM2に格納(書き込む)すべき
値の生成方法について説明する。
【0056】一般的な逆γ変換(縺?Q.2)の変換関数
は、f=x2.2 で表されるが、本実施形態では変換
関数として下記第(1)式,第(2)式に従う連続な非
線形関数を採用している。
【0057】 f=ax(0≦x≦k)……(1) f=zx+1−z(k≦x≦1)……(2) を採用としている。なお、変換関数fを示す式中のxは
正規化された入力信号(0≦x≦1)を表し、fは正規
化された出力信号(0≦f≦1)を表し、gはガンマ定
数(0<g)を表し、aは直線定数(0<a)を表し、
zはシフト定数(0<z<1)を表し、kは切り替わり
点(0<k<1)を表す。
【0058】次に、変換関数の各定数の決定処理方法を
図2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0059】図2は、本発明に係るデータ処理装置にお
けるデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、逆γ変換テーブルの生成および書き込み処理手順に
対応する。なお、(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0060】先ず、CPU5は、制御プログラムに基づ
き、上記第(1)式中のガンマ定数gを決定する
(1)。これは入力される信号の特性のガンマ値をその
まま用いる。ここではγ=2.2であるので、g=2.
2とする。
【0061】次に、直線定数aを決定する(2)。直線
定数aは低輝度部の直線区間の傾きである。直線定数a
が小さければ小さいほど変換関数は本来のγ関数に近づ
き(漸近し)、輝度のずれが少なくなる。
【0062】また、後でテーブル化したときに入出力関
係が1対1に対応すると表現可能な階調数が最大にな
る。したがって、ROM2の入力信号との階調数Diと
出力信号の階調数Doを用いて、a=Di/Doとする
と最良の結果が得られる。
【0063】具体的に、本実施形態の場合では、例えば
8ビットのデジタル映像信号S2の階調数Diは「25
6」、例えば10ビットのデジタル映像信号S3の階調
数Doは1024であるので、a=256/1024=
1/4とする。
【0064】次に、CPU5はシフト定数zおよび切り
替わり点kを算出する(3)。
【0065】なお、変換関数は、2つの区間関数から成
っており、この二つの関数を連続かつ滑らかにつなぐと
最良の結果が得られる。2つの区間関数を、f1=a
x,f2=zx+1−zとすると、それぞれの微分
関数は、f1´=a、f2´=gzxg- となる。連
続かつ滑らかにつながればよいので、f1=f2,f1
´=f2´の連立方程式をx,zについて解く。そし
て、求まったzがシフト定数z、xが切り替わり点kと
なる。具体的に本実施形態の場合では、z≒0.97
7、k≒0.166となる。この値は数値計算によって
求めた解である。
【0066】なお、最終的にテーブル化するときに量子
化するので、数値計算による近似解でも事実上特に問題
はない。
【0067】以上により必要な定数はすべて求まり、変
換関数は、 f=x/4(0≦x≦0.166) f= 0.977x2.2 +0.023(0.166
≦x≦1)となる。さらに、正規化されている入出力範
囲を実際の値にスケーリングすると、 S3=S2(0≦S2≦42) S3=999*(S2/255)2.2 +24(42
<S2≦255)が得られる(4)。
【0068】これを入力範囲の「0〜255」について
それぞれCPU5が計算し、得られた計算結果をライタ
6を介してROM2に書き込み(5)、本処理を終了す
る。
【0069】これにより、第1実施形態における変換関
数は、図3に示すような特性を示すものとなる。
【0070】図3は、図1に示したROM2に書き込ま
れる逆γ変換関数特性を示す図であり、縦軸は出力レベ
ルを示し、横軸は入力レベルを示す。また、太実線が本
発明に係る逆γ変換関数特性を示し、破線がBTA特性
を示し、細実線がγ=2.2のガンマ関数を示す。
【0071】図3に示すように、この変換関数をBTA
関数と比較すると、低輝度域の直線区間は同一線上に乗
るが、曲線区間ではγ=2.2のカーブにより近い特性
をもつために、全体的な輝度レベルがγ=2.2のγ関
数に近くなる。この結果、ROM2が組み込まれる画像
処理装置における出力装置に対する低輝度域での階調劣
化が改善される。
【0072】〔第2実施形態〕なお、上記第1実施形態
では、直線定数aが1/4の場合について説明したが、
もっと小さい値に設定する場合も第1実施形態とほぼ同
様の構成、手法にて本発明を適用することが可能であ
る。以下、本実施形態について説明する。
【0073】なお、第2実施形態では、直線定数aをD
i/Doのさらに1/n、例えばa=1/8に設定する
場合を説明する。
【0074】第1実施形態と同様に各定数を計算する
と、シフト定数z(z=0.9937),切り替わり点
k(k=0.0921)を得る。
【0075】なお、本実施形態では、Di/Do≠aで
あるので、低輝度部における階調表現力は1/2に低下
するが、入力に対して出力が「0」に固定される輝度域
が無いので、それほど悪い階調表現力とはならない。
【0076】図4は、図1に示したROM2に書き込ま
れる他の逆γ変換関数特性を示す図であり、縦軸は出力
レベルを示し、横軸は入力レベルを示す。また、太実線
が本発明に係る逆γ変換関数特性を示し、破線がBTA
特性を示し、細実線がγ=2.2のガンマ関数を示す。
【0077】図4に示すように、直線定数a値が小さい
ことにより得られた変換関数の特性はγ=2.2のガン
マ関数により近くなる。この結果、低輝度域での階調劣
化が改善される。
【0078】なお、上記実施形態における情報処理装置
における逆ガンマ変換テーブル生成および生成された逆
ガンマ変換テーブルをROM2に書き込む一連の処理、
すなわち逆ガンマ変換テーブル処理方法として本発明を
適用することも本発明の適用範囲に属する。
【0079】〔第3実施形態〕上記第1,第2実施形態
では、ROM2とディスプレイモジュール3との間に特
定の画像処理を行うことなく変換された出力画像信号が
出力される場合について説明したが、ディスプレイモジ
ュール3で実質的に表現可能な階調数がディザ法などの
手段を用いて拡大(拡張)されている場合もほぼ同様の
構成、手法にて本発明を適用することが可能である。以
下、その実施形態について説明する。
【0080】図5は、本発明の第3実施形態を示す画像
処理装置における構成を説明するブロック図であり、図
1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0081】図5において、4は擬似階調を発生させる
ディザ処理部である。S4は例えば12ビットデジタル
映像信号である。
【0082】図5に示すように構成された画像処理装置
において、ディザ処理部4は、例えば12ビットのデジ
タル映像信号S4を入力し、2×2のディザリング処理
を行って、例えば10ビット階調+2ビット擬似階調に
変換して、例えば10ビットのデジタル映像信号S3を
出力する。
【0083】なお、2はROMで、12ビット出力とな
り12ビット*256ワードで構成され、後述する逆γ
変換関数特性の逆γ変換テーブルが書き込まれている。
そして、8ビットのデジタル映像信号をアドレスとして
ROM2に入力すると、変換後の値がデータとしてRO
M2から出力されるので、これを12ビットのデジタル
映像信号S4とする。また、ROM2の変換関数の計算
方法も第1実施形態とほぼ同様である。
【0084】入力信号である8ビットのデジタル映像信
号S2の階調数Diは「256」、出力信号である12
ビットのデジタル映像信号S4の階調数Doは「409
6」であるので、直線定数aは1/16とする。以下上
述した手順と同様に計算処理して、シフト定数z(z=
0.9983)と、切り替わり点k(k=0.051
5)を得る。その他の構成、方法については第1実施形
態と同様である。
【0085】図6は、図5に示したROM2に書き込ま
れる更に他の逆γ変換関数特性を示す図であり、縦軸は
出力レベルを示し、横軸は入力レベルを示す。また、太
実線が本発明に係る逆γ変換関数特性を示し、破線がB
TA特性を示し、細実線がγ=2.2のガンマ関数を示
す。
【0086】図6に示すように、直線定数aは1/16
であるので、得られた変換関数はγ=2.2のガンマ関
数に非常に近くなるが、低輝度域においては入出力の1
対1の関係は保たれており、階調性の劣化は起こらず良
好な変換結果が得られる。得られた変換関数とγ=2.
2のγ関数、BTA関数との比較を図6に示す。
【0087】〔第4実施形態〕上記第1実施形態では、
画像処理装置として、図1に示すようなアナログ系のデ
ィスプレイモジュール3を例として説明したが、デジタ
ル撮像装置にも本発明を適用することが可能である。以
下、その実施形態について説明する。
【0088】図7は、本発明の第4実施形態を示す画像
処理装置の構成を説明するブロック図である。
【0089】図7において、15は撮像部であり、CC
DやC−MOSセンサなどの撮像素子である。16はA
Dコンバータであり、撮像部15の出力したアナログ信
号(撮像信号)S5を、例えば10ビットのデジタル撮
像信号S6に変換する。17は例えば8ビット*102
4ワードのROMで、後述する特性の関数で定義される
ガンマ補正テーブルが書き込まれており、デジタル撮像
信号S6を入力としてγ補正処理して、例えば8ビット
のデジタル撮像信号S7を出力する。
【0090】上記のように構成された画像処理装置にお
いて、撮像部15により撮像された画像光が電気信号に
変換され、アナログ撮像信号S5をADコンバータ16
に出力する。そして、ADコンバータ16はアナログ撮
像信号S5が入力されると、例えば10ビットに量子化
して10ビットのデジタル撮像信号S6をROM17に
出力する。
【0091】そして、ROM17は10ビットのデジタ
ル撮像信号S6が入力されると、記憶された変換テーブ
ルに基づき、ガンマ補正を行い、8ビットのデジタル撮
像信号S7を図示しない出力部に出力する。動作の仕組
みは第1実施形態におけるROM2と同様である。
【0092】なお、補正用のγ関数に通常のF=X
1/2.2 を用いると低輝度域において出力の8ビッ
トのデジタル撮像信号の値が飛び飛びになってしまい、
8ビットの階調を使い切ることができず表現力が低下す
る。
【0093】そこで、補正用のγ関数に本発明による逆
γ変換関数の逆関数を用いる。 F=(1/a)X(0≦X≦K) F=((X−1)/Z)+1)1/g (K≦X≦1)
【0094】また、ガンマ定数gおよび直線定数aは第
1実施形態における逆ガンマ変換で用いた定数に対応し
ている。シフト定数Zおよび切り替わり点Kは第1実施
形態と同様に2つの区間微分関数(F1´,F2´)を
用いて、 F1´=1/a F2´=(1/gZ)・((X−1)/Z)+1)
(1/g)−1 F1=F2、F1´=F2´の連立方程式をX,Zにつ
いて解き、求まったZをシフト定数Z、Xを切り替わり
点Kとする。
【0095】以上で得られたガンマ補正関数を記憶され
たROM17を画像処理装置内で用いることによって、
8ビットのデジタル撮像信号S7の出力の階調をすべて
使い切り、撮像信号を出力する出力部において階調表現
力を向上させることが可能となる。
【0096】なお、上記実施形態における画像処理装置
における画像処理方法として本発明を適用することも本
発明の適用範囲に属する。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜第32の発明によれば、入力されるガンマ補正がなさ
れている画像信号中の低階調部を直線関数とし、前記画
像信号中の高階調部をガンマ関数の組み合わせからなる
連続な非線形関数とする変換関数に基づいて逆ガンマ変
換処理を施して出力すべき画像信号を生成するので、低
輝度域での階調劣化を軽減し、かつ画像が白浮きしない
画像信号を生成できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像処理装置とデ
ータ処理装置との構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明に係るデータ処理装置におけるデータ処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】図1に示したROMに書き込まれる逆γ変換関
数特性を示す図である。
【図4】図1に示したROMに書き込まれる他の逆γ変
換関数特性を示す図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示す画像処理装置にお
ける構成を説明するブロック図である。
【図6】図5に示したROMに書き込まれる更に他の逆
γ変換関数特性を示す図である。
【図7】本発明の第4実施形態を示す画像処理装置の構
成を説明するブロック図である。
【符号の説明】
1 ADコンバータ 2 ROM 3 ディスプレイモジュール 4 ディザ処理部 5 CPU 6 ライタ 7 データ処理装置 8 画像処理装置

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガンマ補正がなされている画像信号を入
    力する入力手段と、 前記入力手段より入力される前記画像信号中の低階調部
    を直線関数とし、前記画像信号中の高階調部をガンマ関
    数の組み合わせからなる連続な非線形関数とする変換関
    数に基づいて逆ガンマ変換処理を施して出力すべき画像
    信号を生成する逆ガンマ変換手段と、を有することを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記連続な非線形関数は、正規化された
    入力信号をx(0≦x≦1)とし、正規化された出力信
    号をf(0≦f≦1)とし、ガンマ定数をg(0<g)
    とし、直線定数をa(0<a)とし、シフト定数をz
    (0<z<1)とし、切り替わり点をk(0<k<1)
    とした場合に、関数fにより、 f=ax(0≦x≦k) f=zx+1−z(k≦x≦1) と表されることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記関数fの2つの区間微分関数f1
    ´,f2´が、 f1´=a f2´=gzxg- と表される場合に、x=kのときに同値となるように前
    記シフト定数zおよび前記切り替わり点kを定めること
    を特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記逆ガンマ変換手段により補正された
    出力信号を表示する表示手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記逆ガンマ変換手段は、前記関数fで
    表される逆ガンマ変換処理を行うための逆ガンマ変換処
    理テーブルを含む複数の逆ガンマ変換処理テーブルを備
    えることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記直線定数aは、入力される画像信号
    の階調数Diと出力される画像信号の階調数Doの比D
    i/Doで決定されることを特徴とする請求項2記載の
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記直線定数aは、入力される画像信号
    の階調数Diと出力される画像信号の階調数Doの比D
    i/Doの1/nに等しいことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記画像信号の階調数Doが出力する画
    像信号を表示する表示手段で表現可能な階調数に等しい
    ことを特徴とする請求項7または8記載の画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記逆ガンマ変換テーブルに基づき出力
    される画像信号に対して所定の擬似階調処理を施す画像
    処理手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  10. 【請求項10】 前記画像処理手段は、前記逆ガンマ変
    換テーブルに基づき出力される画像信号の階調数Doを
    該画像信号を表示する表示手段の階調数に合わせるよう
    に画像処理を行うことを特徴とする請求項10記載の画
    像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記表示手段は、走査配線および変調
    配線を介してマトリクス上に配置された複数の電子放出
    素子を備え、前記電子放出素子から放出される電子ビー
    ムを蛍光体に照射させて画像を表示することを特徴とす
    る請求項4,8,10のいずれかに記載の画像処理装
    置。
  12. 【請求項12】 前記電子放出素子が表面伝導型放出素
    子であることを特徴とする請求項11記載の画像処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記電子放出素子がFE型であること
    を特徴とする請求項11記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記電子放出素子がMIM型であるこ
    とを特徴とする請求項11記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 直線特性を有する画像信号を入力する
    入力手段と、前記入力手段より入力される前記画像信号
    中の低階調部を直線関数とし、前記画像信号中の高階調
    部をガンマ関数の組み合わせからなる連続な非線形関数
    とする変換関数に基づいてガンマ変換処理を施して出力
    すべき画像信号を生成するガンマ変換手段とを有する画
    像処理装置であって、 前記連続な非線形関数は、正規化された入力信号をX
    (0≦X≦1)とし、正規化された出力信号をF(0≦
    F≦1)とし、ガンマ定数をg(0<g)とし、直線定
    数(0<a)とし、シフト定数をZ(0<Z<1)と
    し、切り替わり点をK(0<K<1)とした場合に、関
    数Fにより、 F=(1/a)X(0≦X≦K) F=((X−1)/Z)+1)1/g (K≦X≦1) と表されることを特徴とする画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記関数Fの2つの区間微分関数F1
    ´,F2´が、 F1´=1/a F2´=(1/gZ)・((X−1)/Z)+1) 1/
    g) -1 と表される場合に、X=Kのときに同値となるように前
    記シフト定数Zおよび前記切り替わり点Kを定めること
    を特徴とする請求項15記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 ガンマ補正がなされている画像信号を
    表示手段に出力する画像処理装置における画像処理方法
    であって、入力される前記画像信号中の低階調部を直線
    関数とし、前記画像信号中の高階調部をガンマ関数の組
    み合わせからなる連続な非線形関数とする変換関数に基
    づいて逆ガンマ変換処理を施して出力すべき画像信号を
    生成する逆ガンマ変換ステップを有することを特徴とす
    る画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記連続な非線形関数は、正規化され
    た入力信号をx(0≦x≦1)とし、正規化された出力
    信号をf(0≦x≦1)とし、ガンマ定数をg(0<
    g)とし、直線定数(0<a)とし、シフト定数をz
    (0<z<1)とし、切り替わり点をk(0<k<1)
    とした場合に、関数fにより、 f=ax(0≦x≦k) f=zx+1−z(k≦x≦1) と表されることを特徴とする請求項17記載の画像処理
    方法。
  19. 【請求項19】 前記関数fの2つの区間微分関数f1
    ´,f2´が、 f1´=a f2´=gzxg- と表される場合に、x=kのときに同値となるように前
    記シフト定数zおよび前記切り替わり点kを定めること
    を特徴とする請求項17または18記載の画像処理方
    法。
  20. 【請求項20】 前記直線定数aは、入力される画像信
    号の階調数Diと出力される画像信号の階調数Doの比
    Di/Doで決定されることを特徴とする請求項18ま
    たは19記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記直線定数aは、入力される画像信
    号の階調数Diと出力される画像信号の階調数Doの比
    Di/Doの1/nに等しいことを特徴とする請求項1
    8または19記載の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 前記画像信号の階調数Doが出力する
    画像信号を表示する表示手段で表現可能な階調数に等し
    いことを特徴とする請求項20または21記載の画像処
    理方法。
  23. 【請求項23】 前記逆ガンマ変換ステップから出力さ
    れる画像信号に対して所定の擬似階調処理を施す画像処
    理ステップを有することを特徴とする請求項17記載の
    画像処理方法。
  24. 【請求項24】 前記画像処理ステップは、前記逆ガン
    マ変換ステップから出力される画像信号の階調数Doを
    該画像信号を表示する表示手段の階調数に合わせるよう
    に画像処理を行うことを特徴とする請求項23記載の画
    像処理方法。
  25. 【請求項25】 直線特性を有する画像信号にγ変換を
    施す画像処理装置における画像処理方法であって、 入力される前記画像信号中の低階調部を直線関数とし、
    前記画像信号中の高階調部をガンマ関数の組み合わせか
    らなる連続な非線形関数とする変換関数に基づいてガン
    マ変換処理を施して出力すべき画像信号を生成するガン
    マ変換ステップを有し、 前記連続な非線形関数は、正規化された入力信号をX
    (0≦X≦1)とし、正規化された出力信号をF(0≦
    F≦1)とし、ガンマ定数をg(0<g)とし、直線定
    数をa(0<a)とし、シフト定数をZ(0<Z<1)
    とし、切り替わり点をK(0<K<1)とした場合に、
    関数Fにより、 F=(1/a)X(0≦X≦K) F=((X−1)/Z)+1)1/g(K≦X≦1) と表されることを特徴とする画像処理方法。
  26. 【請求項26】 前記関数Fの2つの区間微分関数F1
    ´,F2´が、 F1´=1/a F2´=(1/gZ)・((X−1)/Z)+1)
    (1/g)−1 と表される場合に、X=Kのときに同値となるように前
    記シフト定数Zおよび前記切り替わり点Kを定めること
    を特徴とする請求項25記載の画像処理方法。
  27. 【請求項27】 入力されるガンマ補正されている画像
    信号に対して所定の逆ガンマ変換処理を行うための逆ガ
    ンマ変換テーブルを生成するデータ処理装置であって、
    入力される前記画像信号中の低階調部を直線関数とし、
    前記画像信号中の高階調部をガンマ関数の組み合わせか
    らなる連続な非線形関数とする変換関数に基づいて逆ガ
    ンマ変換処理を施して出力すべき画像信号を生成するた
    めの逆ガンマ変換テーブルを生成する生成手段と、前記
    生成手段により生成される前記逆ガンマ変換テーブルを
    不揮発性記憶媒体に書き込む書込み手段と、を有するこ
    とを特徴とするデータ処理装置。
  28. 【請求項28】 前記連続な非線形関数は、正規化され
    た入力信号をx(0≦x≦1)とし、正規化された出力
    信号をf(0≦x≦1)とし、ガンマ定数をg(0<
    g)とし、直線定数(0<a)とし、シフト定数をz
    (0<z<1)とし、切り替わり点をk(0<k<1)
    とした場合に、関数fにより、 f=ax(0≦x≦k) f=zx+1−z(k≦x≦1) と表されることを特徴とする請求項27記載のデータ処
    理装置。
  29. 【請求項29】 前記関数fの2つの区間微分関数f1
    ´,f2´が、 f1´=a f2´ =gzxg- と表される場合に、x=kのときに同値となるように前
    記シフト定数zおよび前記切り替わり点kを定めること
    を特徴とする請求項27または28記載のデータ処理装
    置。
  30. 【請求項30】 入力されるガンマ補正されている画像
    信号に対して所定の逆ガンマ変換処理を行うための逆ガ
    ンマ変換テーブルを生成するデータ処理装置におけるデ
    ータ処理方法であって、入力される前記画像信号中の低
    階調部を直線関数とし、前記画像信号中の高階調部をガ
    ンマ関数の組み合わせからなる連続な非線形関数とする
    変換関数に基づいて逆ガンマ変換処理を施して出力すべ
    き画像信号を生成するための逆ガンマ変換テーブルを生
    成する生成ステップと、前記生成ステップにより生成さ
    れる前記逆ガンマ変換テーブルを不揮発性記憶媒体に書
    き込む書込みステップと、を有することを特徴とするデ
    ータ処理方法。
  31. 【請求項31】 前記連続な非線形関数は、正規化され
    た入力信号をx(0≦x≦1)とし、正規化された出力
    信号をf(0≦x≦1)とし、ガンマ定数をg(0<
    g)とし、直線定数(0<a)とし、シフト定数をz
    (0<z<1)とし、切り替わり点をk(0<k<1)
    とした場合に、関数fにより、 f=ax(0≦x≦k) f=zx+1−z(k≦x≦1) と表されることを特徴とする請求項30記載のデータ処
    理方法。
  32. 【請求項32】 前記関数fの2つの区間微分関数f1
    ´,f2´が、 f1´=a f2´=gzxg- と表される場合に、x=kのときに同値となるように前
    記シフト定数zおよび前記切り替わり点kを定めること
    を特徴とする請求項30または31記載のデータ処理方
    法。
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