JP2003166962A - ブリーザバルブ付きガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験装置およびその燃焼試験方法 - Google Patents

ブリーザバルブ付きガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験装置およびその燃焼試験方法

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JP2003166962A
JP2003166962A JP2001369003A JP2001369003A JP2003166962A JP 2003166962 A JP2003166962 A JP 2003166962A JP 2001369003 A JP2001369003 A JP 2001369003A JP 2001369003 A JP2001369003 A JP 2001369003A JP 2003166962 A JP2003166962 A JP 2003166962A
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gas
valve
flame
breather valve
pipe
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JP2001369003A
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Yasukazu Kano
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Kaneko Sangyo Co Ltd
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Kaneko Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PVバルブの設定圧力を種々に設定して配管
内を伝播する火炎の消炎性能や火炎挙動を試験する。 【解決手段】 可燃性ガスが充填される管Pの始端と終
端のそれぞれに第1のボールバルブV2と第2のボール
バルブV3をそれぞれ接続し、第1のボールバルブV2
における一方の流路口にフレームアレスターFAを介し
てガス吐出設定圧力が可変可能なブリーザバルブV1を
接続し、このブリーザバルブV1におけるガス吐出側に
点火プラグIPを配置し、且つ、管Pの外周面より内周
面に向けてフォトトランジスタPTを差し込んで構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はブリーザバルブ
(以下、PVバルブと記載する。)付き金網式フレーム
アレスターの設定圧力と消炎性能の関係およびPVバル
ブの設定圧力と管内火炎挙動の関係を試験するブリーザ
バルブ付きガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験装
置およびその燃焼試験方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】可燃性ガスを輸送する配管、可燃性液体
を貯蔵するタンク等においては、何らかの原因により発
火が生じると、配管内あるいはタンク内に火炎が伝播
し、爆発や爆轟を生じ大事故を引き起こすおそれがあ
る。
【0003】この危険性を防ぐ一手段として、例えば、
管内を伝播する火炎を途中で消炎させるためにフレーム
アレスターが使用される。そして、フレームアレスター
による消炎効果等を試験するための火炎伝播試験装置の
従来例として、添付したヨーロピアンスタンダードprEN
12874;1997における第12頁の図1に記載さ
れている。
【0004】この火炎伝播試験装置(図11を参照)に
よれば、一端に破裂ダイヤフラム2aを備え他端に混合
ガスを流入させるガス流入口3を備えた防爆容器1a
と、この防爆容器1aのガス吐出口に所定の連結管を介
して接続したフレームアレスター4とを備え、このフレ
ームアレスター4にガス吐出口より吐出された混合ガス
を放出させる放出部5を設けた直径1.2m以上、縦
2.5m以上、膜厚0,005mm以上のプラスチック
の袋6を被せる。この袋内にフレームアレスター4より
0.8m,1.3m,2.3mの点に混合ガスの着火点
IPを設ける。
【0005】以上の状態において、放出部5を開けた状
態で、混合ガスをガス流入口3より防爆容器1aに送り
容器内部の空気をフレームアレスター4より袋6の放出
部5より吐き出させながら袋6内に混合ガスを充填す
る。充填の後に混合ガスが設定された濃度で袋6内に満
たされたらば、所定の着火点IPにて混合ガスに着火す
る。この結果、袋6内で燃焼した混合ガスは火炎となっ
てフレームアレスター4に伝播する。
【0006】このとき伝播された火炎がフレームアレス
ター4で消炎されず、フレームアレスター4を通過して
防爆容器1aに入り込むと内部の混合ガスを引火にして
爆発を起こし、その爆風は破裂ダイヤフラム2aを破裂
させて容器外部に放出される。従って、破裂ダイヤフラ
ム2aの破裂を認識することでフレームアレスター4が
機能しなかったことが判断できる。以上の試験を袋内の
混合ガスを充填し直し、フレームアレスター4からの着
火距離を変えて試験を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のヨ
ーロピアンスタンダード等によると、フレームアレスタ
ーの消炎試験は、フレームアレスターに被せたプラスチ
ックの袋内に充填した混合ガスに着火した際に発生した
火炎をフレームアレスターに伝播し、フレームアレスタ
ーによる消炎試験結果を得るようにしているが、実際に
石油コンビナート等における配管内あるいはタンク内へ
の火炎伝播を考えると、この試験方法は現実に起こり得
る危険性を踏まえたものとはいえない。
【0008】即ち、袋の放出口をブリーザーブバルブの
ガス吐出口と考えた場合に、火炎伝播時のバルブの状態
としては、必ずバルブ全開時に火炎が伝播するとは限ら
ない。あるいはフレームアレスターにブリーザバルブを
取り付けた場合でもバルブをガス吐出(バルブ開放)状
態にして袋内にガスを充満させ、ブリーザバルブの外部
で着火するが必ずバルブ全開時に火炎が伝播するとは限
らない。例えば以下の3つ状態での火炎による引火も考
えられる。 (1)バルブ作動中に何らかの原因でバルブ内に火炎が
入る。 (2)バルブが完全に閉じない状態(例えば弁体に異物
が挟まる)で火炎が入る。 (3)メンテナンス不良によりバルブが少し開いて固着
した状態のときに火炎が入る。
【0009】例えば(1)のバルブ作動中であったとし
てバルブが全開になっている可能性などはほとんど無
く、大部分の場合を含めてバルブは全閉位置にある可能
性が大である。バルブがこの状態で消炎性能に与える影
響は無視できない。従来の試験方法は、(1)の状態で
の消炎性能を試験していないため現実性に欠けるきらい
がある。また、(1)、(2)の状態では、バルブが作
動可能な状態で火炎が入った時に、弁体(デスク)を膨
張した燃焼ガスで持ち上げて爆発の膨張エネルギーを外
部に放出する可能性がある。しかし、ある質量を持った
弁体を持ち上げて放出するのであれば、始めから全開に
しておいたのでは(1)、(2)の状態での消炎性能を
保証したとはいえない。更に、(3)の場合はユーザの
メンテナンス不良により弁体が燃焼ガスの膨張エネルギ
ーで持ち上がらず、密閉端点火と同様な状態が生じるこ
とになる。従って、このような不測の事態を考慮しての
燃焼試験は従来の試験方法からは得られない。
【0010】即ち、従来の試験方法はバルブを全開にし
て火炎が入り込んだ状態をもとに消炎試験を行っている
ため、極めて狭い条件下で得た消炎試験結果となり、バ
ルブの種々の状態を想定したPVバルブ付きのフレーム
アレスターの消炎性能をユーザに納得させるには困難で
ある。
【0011】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、PVバルブの設定圧力を種々
に設定して消炎性能や管内の火炎挙動を試験することが
できるブリーザバルブ付きガス配管内における可燃性ガ
スの燃焼試験装置およびその燃焼試験方法を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るブ
リーザバルブ付きガス配管内における可燃性ガスの燃焼
試験装置は、可燃性ガスを充填する管材の始端と終端の
それぞれに接続した第1のバルブおよび第2のバルブ
と、前記第1のバルブの流路口に継手管を介して接続さ
れたフレームアレスターと、このフレームアレスターに
接続されたガス吐出設定圧力が可変可能なブリーザバル
ブと、このブリーザバルブにおけるガス吐出側に配置し
た点火手段と、前記管材の外周面より内周面に向けて差
し込み受光面を内周面に露出した受光素子と、前記第1
のバルブの開放により、前記管材に充填された可燃性ガ
スを前記ブリーザバルブに放出して前記ガス点火手段に
より着火した後、前記受光素子から出力される光検出信
号の有無に基づき前記フレームアレスターによる可燃性
ガスの火炎の消炎をガス吐出設定圧力毎に判定する消炎
判定手段とを備える。この請求項1の発明によれば、ブ
リーザバルブの各ガス吐出設定圧力の基に、ブリーザバ
ルブに外部より火炎が入り込んだ実際の状態を想定し
て、その際の火炎速度に対するフレームアレスターによ
る消炎性能を検証する。
【0013】請求項2に係るブリーザバルブ付きガス配
管内における可燃性ガスの燃焼試験装置の消炎判定手段
は、ガス点火手段より出力される点火信号に同期して受
光素子から出力される光検出信号を入力する。この請求
項2の発明によれば、ブリーザバルブに外部より火炎が
入り込むことを模擬するために、ブリーザバルブに放出
された可燃性ガスにガス点火手段で着火したとき出力さ
れる点火信号に同期して、管内に受光面を臨ましている
受光素子から出力される光検出信号を入力に基づき、可
燃性ガスへの着火により発生した火炎のフレームアレス
ターによる消炎の可否を判定する。
【0014】請求項3に係るブリーザバルブ付きガス配
管内における可燃性ガスの燃焼試験装置は、可燃性ガス
が充填される管材の始端と終端のそれぞれに接続した第
1のバルブおよび第2のバルブと、前記第1のバルブの
流路口に継手管を介して接続されたガス吐出設定圧力が
可変可能なブリーザバルブと、このブリーザバルブにお
けるガス吐出側に配置した点火手段と、前記ブリーザバ
ルブの直後より前記管材の終端に向けて所定間隔で前記
継手管および前記管材の外周面より内周面に向けて差し
込み受光面を内周面に露出した受光素子と、前記第1の
バルブの開放により、前記管材に充填した可燃性ガスを
前記ブリーザバルブに放出して前記ガス点火手段により
着火した後、前記各受光素子から順次出力される受光信
号に基づき前記管内における可燃性ガスの火炎の伝播位
置を判定する伝播位置判定手段と、点火開始より前記各
受光素子から受光信号が出力される時間を順次計測する
計時手段と、前記判定された伝播位置と計測された時間
より、各伝播位置毎の火炎速度を演算する火炎速度演算
手段と、各伝播位置毎の火炎速度変化を前記ブリーザバ
ルブの吐出設定圧力に対応させて記録する記録手段とを
備える。この請求項3の発明によれば、ブリーザバルブ
に外部より火炎が入り込むことを模擬するために、ブリ
ーザバルブに放出された可燃性ガスにガス点火手段で着
火したとき出力される点火信号に同期して、管内に受光
面を臨ましている各受光素子から順次出力される各光検
出信号の出力時間と点火端から各受光素子の距離とに基
づき、火炎速度を演算し、この演算結果をブリーザバル
ブの吐出設定圧力に対応させて記録する。
【0015】請求項4の発明に係るブリーザバルブ付き
ガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験装置は、ブリ
ーザバルブの吐出作動を禁止状態で、ブリーザバルブに
放出された可燃性ガスをガス点火手段により着火する。
請求項4の発明によれば、ブリーザバルブの吐出作動を
禁止状態で、ブリーザバルブに放出された可燃性ガスを
着火した際に発生する膨張による燃焼ガスを外部に出さ
ず、管側に送り出したときの点火端から各受光素子に至
る火炎の速度を演算し、管内の火炎挙動を検証する。
【0016】請求項5の発明に係るブリーザバルブ付き
ガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験装置の計時手
段は、可燃性ガスへの着火後に、第1番目の受光素子か
らの光検出信号入力後、以降、各受光素子から出力され
る光検出信号の入力時間を順次計測する。請求項5の発
明によれば、ブリーザバルブに外部より火炎が入り込む
ことを模擬するために、ブリーザバルブに放出された可
燃性ガスにガス点火手段で着火したとき出力される点火
点に最も近い受光素子から光検出信号に同期して、管内
に受光面を臨ましている各受光素子から出力される各光
検出信号の入力時間を順次計測する。
【0017】請求項6の発明に係るブリーザバルブ付き
ガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験装置は、管材
の終端に接続した第2のバルブを閉成して燃焼試験を行
う。請求項6の発明によれば、管の終端における第2の
バルブを閉成した状態においてブリーザバルブ側で可燃
性ガスに着火し、その際に発生する火炎を管内に伝播さ
せたときの火炎速度に基づく火炎挙動を検証する。
【0018】請求項7の発明に係るブリーザバルブ付き
ガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験方法は、可燃
性ガスが充填される管材の始端と終端のそれぞれに第1
のバルブと第2のバルブをそれぞれ接続し、前記第1の
バルブにおける一方の流路口にフレームアレスターを介
してガス吐出設定圧力が可変可能なブリーザバルブを接
続し、このブリーザバルブにおけるガス吐出側に点火手
段を配置し、且つ、前記管材の外周面より内周面に向け
て受光素子を差し込んで構成した燃焼試験装置を備え、
前記PVバルブの吐出設定圧力を設定する工程と、前記
管材に大気圧より高い圧力の可燃性ガスを充填させる工
程と、前記第1のバルブを開放して可燃性ガスを引火に
よる爆発範囲にいたる濃度まで前記ブリーザバルブに放
出させる工程と、前記管材の終端に接続した第2のバル
ブを大気に向けて開放する工程と、前記ガス点火手段の
点火動作により前記ブリーザバルブ内の可燃性ガスに着
火する工程と、前記可燃性ガスへの着火後に、前記受光
素子から出る光検出信号の有無を判定する工程と、光検
出信号の無判定時に、前記フレームアレスターによる前
記可燃性ガスによる火炎の消炎を判定する工程と、光検
出信号の有り判定時に、前記フレームアレスターに対す
る前記可燃性ガスによる火炎の通過を判定する工程と、
前記火炎の通過または消炎判定を各吐出設定圧力毎に記
録する工程とを経て可燃性ガスの燃焼試験を行う。請求
項7の発明によれば、ブリーザバルブの各ガス吐出設定
圧力の基に、ブリーザバルブに外部より火炎が入り込ん
だ実際の状態を想定してフレームアレスターによる消炎
性能を検証する。
【0019】請求項8の発明に係るブリーザバルブ付き
ガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験方法は、ガス
点火手段より出力される点火信号に同期して受光素子か
ら出力される光検出信号を入力して燃焼試験を行う。請
求項8の発明によれば、ブリーザバルブに外部より火炎
が入り込むことを模擬するために、ブリーザバルブに放
出された可燃性ガスにガス点火手段で着火したとき出力
される点火信号に同期して、管内に受光面を臨ましてい
る受光素子から出力される光検出信号を入力に基づき、
可燃性ガスへの着火により発生した火炎のフレームアレ
スターによる消炎の可否を判定する。
【0020】請求項9の発明に係るブリーザバルブ付き
ガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験方法は、火炎
の通過または消炎判定をフレームアレスターの金網の層
数を変えながら燃焼試験を行う。請求項9の発明によれ
ば、ブリーザバルブの吐出設定圧力を高めることにより
速まる着火点直後における火炎速度に対し、消炎効果の
高いフレームアレスターの金網の層数を検証する。
【0021】請求項10の発明に係るブリーザバルブ付
きガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験方法は、可
燃性ガスが充填される管材の始端と終端のそれぞれに第
1のバルブと第2のバルブをそれぞれ接続し、前記第1
のバルブにおける一方の流路口に継手管を介してガス吐
出設定圧力が可変可能なブリーザバルブを接続し、この
ブリーザバルブにおけるガス吐出側に点火手段を配置
し、且つ、前記点火手段の配置位置直後より前記管材の
終端に、亘って所定間隔で前記継手管および管材の内周
面に外周面より複数の受光素子を差し込んで構成した燃
焼試験装置を備え、前記PVバルブの吐出設定圧力を設
定する工程と、前記管材に大気圧より高い圧力の可燃性
ガスを充満させる工程と、前記第1のバルブを開放して
可燃性ガスを引火による爆発範囲にいたるまで前記ブリ
ーザバルブに放出させる工程と、前記管材の終端に接続
して設けた第2のバルブを大気に向けて開放する工程
と、前記ガス点火手段の点火動作により前記ブリーザバ
ルブ内の可燃性ガスに着火する工程と、前記可燃性ガス
への着火以降に、各受光素子からの光検出信号の入力時
間を順次計測する工程と、光検出信号を出力した受光素
子のガス点火端からの距離を判定し、この距離と当該受
光素子が光検出信号を出力した時間とにより火炎速度を
演算する工程と、演算された火炎速度を吐出設定圧力毎
に時系列的に記録する工程と、を経て可燃性ガスの燃焼
試験を行う。請求項10の発明によれば、ブリーザバル
ブに外部より火炎が入り込むことを模擬するために、ブ
リーザバルブに放出された可燃性ガスにガス点火手段で
着火したとき出力される点火信号に同期して、管内に受
光面を臨ましている各受光素子から順次出力される各光
検出信号の出力時間と点火端から各受光素子の距離とに
基づき、火炎速度を演算し、この演算結果をブリーザバ
ルブの吐出設定圧力に対応させて時系列的に記録する。
【0022】請求項11の発明に係るブリーザバルブ付
きガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験方法は、ブ
リーザバルブの吐出作動を禁止状態で、ブリーザバルブ
に放出された可燃性ガスをガス点火手段により着火して
燃焼試験を行う。請求項11の発明によれば、ブリーザ
バルブの吐出作動を禁止状態で、ブリーザバルブに放出
された可燃性ガスを着火した際に発生する膨張による燃
焼ガスを外部に出さず、管側に送り出したときの点火端
から各受光素子の距離に対する火炎速度を演算し、管内
の火炎挙動を検証する。
【0023】請求項12の発明に係るブリーザバルブ付
きガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験方法は、可
燃性ガスへの着火後に、第1番目の受光素子からの光検
出信号入力後、以降各受光素子からの光検出信号の入力
時間を順次計測して燃焼試験を行う。請求項12の発明
によれば、ブリーザバルブに外部より火炎が入り込むこ
とを模擬するために、ブリーザバルブに放出された可燃
性ガスにガス点火手段で着火したとき出力される点火点
に最も近い受光素子から光検出信号に同期して、管内に
受光面を臨ましている各受光素子から順次出力される各
光検出信号の出力時間計測する。
【0024】請求項13の発明に係るブリーザバルブ付
きガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験方法は、管
材の終端に接続した第2のバルブを閉成して燃焼試験を
行う。請求項13の発明によれば、管の終端における第
2のバルブを閉成した状態においてブリーザバルブ側で
可燃性ガスに着火し、その際に発生する火炎を管内に伝
播させたときの火炎速度に基づく火炎挙動を検証する。
【0025】
【発明の実施の形態】実施の形態1.先ず、PVバルブ
付きフレームアレスターの吐出設定圧力と消炎性能との
関係を試験する試験装置について説明する。図1の
(a)は本実施の形態に係る試験装置の概要を示す図で
ある。本装置はPVバルブV1、ボールバルブV2,フ
レームアレスターFAがそれぞれフランジを介して一列
に接続され、このフレームアレスターFAの他端は90
°ベントBを介して管Pの一端に接続されている。管P
の他端にはフランジを介してボールバルブV3の吸入側
に接続されている。管Pはその外周にボスを立設し、こ
のボスの端部より管Pの内周面に対して垂直に穿孔し、
この孔部より内周面に向けてフォトトランジスタPTを
挿入し、その受光面を管Pの内周面に向けている。
【0026】PVバルブV1はカバーに穿孔し、その孔
部にタップでねじ切りをしてねじ穴を形成した後にヒー
タを内蔵した管をねじ込むことで、点火プラグIPをカ
バー内部に差し向ける。また、このPVバルブV1は図
示しない圧力側の弁体を調整することで、試験内容に応
じた吐出作動開始圧力(以下、設定圧力と記載する。)
を25mmAqから吐出作動時にディスクが持ち上がら
ない圧力状態、即ち、拘束状態に設定できる。
【0027】点火プラグIPからの点火信号に同期して
フォトトランジスタPTより出力されたオン信号(Io
n)を検出することで、火炎のフレームアレスター通
過、フレームアレスターによる消炎を判定する回路の構
成として、例えば図1の(b)に示すものが考えられ
る。
【0028】この判定回路は、スイッチSWのON動作
により電源+Vが供給され、点火プラグとしてのヒータ
に通電を開始すると共に、Hレベルの点火信号Isを外
部に出力する第1駆動部1、点火信号IS入力時にフォ
トトランジスタPTよりON信号Ionを入力時に、こ
の信号をLレベルに反転して発光ダイオードLEDに印
加して発光させる第2駆動部2より構成される。尚、図
示しないが点火信号Isの出力と共に図示しない駆動回
路によりボールバルブV3を開放する。
【0029】第2駆動部2の構成としては同図の(c)
に示すように各入力端子に点火信号IsとON信号Io
nをそれぞれ入力するANDゲートAD、ANDゲート
ADの出力端子に接続され、その出力レベルを反転して
LレベルのON信号Ionを出力するインバータIN
V、インバータINVの出力端子と電源端子+V間に直
列接続された発光ダイオードLED、動作抵抗R2を含
む。
【0030】この回路によれば、ANDゲートADにH
レベルの点火信号Isが入力時に、HレベルのON信号
Ionが入力されると、Hレベル信号がANDゲートA
DよりインバータINVに出力され、そこで反転されて
Lレベル信号が動作抵抗R2を通して発光ダイオードL
EDのカソードに印加されると、発光ダイオードLED
に電流が流れて発光する。この点灯状態をモニタするこ
とで、火炎のフレームアレスターFAの通過(消炎失
敗)を判定する。
【0031】しかし、Hレベルの点火信号Isの入力に
拘わらず、ON信号Ionが入力されないと、Lレベル
信号がANDゲートADよりインバータINVに入力さ
れ、そこでHレベルに反転され動作抵抗R2を通して発
光ダイオードLEDのカソードに印加されても、発光ダ
イオードLEDには電流が流れず点灯しない。この非点
灯状態をモニタすることで、フレームアレスターFAに
よる消炎を判定する。
【0032】以下、試験方法について説明する。 (1)2個のボールバルブV2,V3を閉止し、フレー
ムアレスターFA、管P内を真空にする。 (2)フレームアレスターFA、管P内に試験ガスとし
て可燃性ガス(プロパンガス−空気とし、濃度は4.2±
0.2%とする)を管Pに設けた図示しないガス供給口より
供給する。この時のガス圧力は管P内に空気が入り込ま
ないように大気圧より高い圧力とする。 (3)PVバルブV1の下方のボールバルブV2を開放
し、更にガスを供給する。この時、供給されてくるガス
はPVバルブV1の空気を外部に排出しながらPVバル
ブV1に充填される。 (4)PVバルブV1内が十分にガスの爆発範囲の濃度
になったと思われるだけ、ガスの供給を続ける。 (5)ガス濃度が爆発範囲になったならばガスの供給を
停止し、スイッチSWのONのもとに第1駆動部1より
点火プラグIPに電圧を印加して点火信号Isを流し、
PVバルブV1内のガスに点火して爆発させる。この
時、ボールバルブV3は点火信号Isの出力と供に図示
しない駆動部で開放されるため、爆発による火炎はボー
ルバルブV2、フレームアレスターFAに向けて伝播す
る。 (6)爆発による火炎がフレームアレスターFAを抜け
て管Pに伝播するとフォトトランジスタPTは火炎に反
応してオン信号(Ion)を第2駆動部2に出力する。
この時、フォトトランジスタPTが点火信号Isの入力
に拘わらずオン信号を出力しなかった時は、火炎はフレ
ームアレスターFAにより消炎され管Pを伝播せずフォ
トトランジスタPTは反応しなかったことを示す。
【0033】ここで試験結果を示す図2から明らかなよ
うに、PVバルブの吐出設定圧力を大きく(例えば拘束
状態)することで弁体に対する押圧力が大きくし、点火
時の燃焼ガスの膨張分をPVバルブより大気側に放出す
ることを困難にしてガスの多くを配管側に進ませること
で、全ての爆炎ガスをフレームアレスターFAに向けた
場合でもフレームアレスターFAを構成する金網の層数
と各金網間の定距離を維持するディスタンスリングの厚
みを適正に設定することで、火炎をフレームアレスター
FAで消炎することができる。従って、フレームアレス
ターの消炎性能をユーザに納得させるデータを得ること
ができる。これは、更にユーザのメンテナンス不良で弁
体が燃焼ガスの膨張分で持ち上がらなく密閉端点火と同
じ爆発となり火炎速度が増大した場合でも、その火炎を
消炎できる保証できるデータを得ることができる。
【0034】実施の形態2.上記実施の形態1における
試験装置はPVバルブの設定吐出圧力(設定圧力)と消
炎性能を試験したが、本実施の形態における試験装置は
PVバルブの設定吐出圧力と管内火炎速度との関係、詳
述するならば設定圧力により点火端から伝播した火炎の
速度がどの距離で最大、あるいはデトネーションが発生
するか試験する。
【0035】図3は本実施の形態にかかる試験装置の構
成図である。本試験装置は、実施の形態1と同様に点火
プラグを装着したPVバルブV1、このPVバルブV1
の下部にフランジFを介して管P1を接続し、この管P
1の下端にフランジFを介して90°ベントBの一端が
接続される。
【0036】また、90°ベントBの他端はフランジF
を介してPVバルブV1の吸入側に接続される。そし
て、ボールバルブV2の吐出側には、フランジFにより
直列接続された複数の管から構成される管群P2の一端
が接続され、管群P2の他端にはフランジを介してボー
ルバルブV3の吸入側に接続される。
【0037】この試験装置は、PVバルブV1の点下端
(点火プラグIPの配置位置)から管群P2終端までは
10,347mmあり、管P1、管群P2においてはそ
の周面に所定の間隔で実施の形態1と同様にボスを立設
し、このボスの端面より管の内面に向けて穿孔し、孔部
にフォトトランジスタを挿入しその受光面を管内面に向
けている。本実施の形態では装置全体に16個のフォト
トランジスタPT1〜PT16を配置している。
【0038】各、フォトトランジスタPT1〜PT16
の点火端からの距離は既知であるため、点火プラグIP
を点火することにより管内の可燃性ガスが燃焼し火炎と
して管内を伝播したとき、各フォトトランジスタPT1
〜PT16が点火から火炎に反応するまでの時間を順次
計測することで、PVバルブV1の吐出設定圧力に応じ
た管内の火炎挙動を数値的に測定できる。
【0039】図4はマイコンによる測定装置の一例を示
す。マイコンMICはデータ入出力処理、データ演算処
理等を行うマイクロプロセッサμ、入力したデータ、演
算結果等を一時記憶するRAM、マイクロプロセッサμ
による処理プログラムおよび処理情報、例えば点火端か
ら各フォトトランジスタPT1〜PT16までの距離を
記憶したROMからなるメモリM、マイクロプロセッサ
μに入力データを取り込む入力ポートPOT、演算結果
を外部の記録計RECに出力するインタフェースI/F
等を備える。
【0040】次に本装置による試験方法を説明する。 (1)2個のボールバルブV2,V3を閉止し、管群P
2内を真空にする。 (2)管群P2内に試験ガスとして可燃性ガス(プロパ
ンガス−空気とし、濃度は4.2±0.2%とする)を管群P
2の図示しないガス供給口より供給する。圧力は管群P
2への空気の混入を防止するため大気圧より高い圧力と
する。 (3)PVバルブV1の下方のボールバルブV2を開放
し、供給されるガスをPVバルブV1内の空気を外部に
放出しながらPVバルブV1内に充填する。PVバルブ
V1内のガス濃度が十分に爆発範囲になった思われるだ
け、ガスの供給を続ける。 (4)爆発範囲になったならばガスの供給を停止し、点
火プラグに電圧を印加して点火信号Isを流し、PVバ
ルブV1内のガスに点火して爆発させる。管群P2の終
端に接続したボールバルブV3は点火信号Isの出力と
供に図示しない駆動部で開放されるため、爆発による火
炎は管P1よりボールバルブV2、管群P2に向けて伝
播する。爆発による火炎が抜けて管P1、管群P2に伝
播するフォトトランジスタPTは火炎に反応してオン信
号(Ion)を出力する。
【0041】ここで本装置による管内の火炎挙動と設定
圧力の関係を検証する試験方法をマイコンの動作を踏ま
えて説明する。マイコンMの処理としては図5のフロー
チャートに示すように、装置の電源ONに伴い動作をス
タートさせ、先ずメモリMにおけるRAMおよび各ポー
トアドレスの内容を初期化処理する(ステップS0)。
次に、入力ポートP1の入力データを読み込み(ステッ
プS1)、点火開始判定するために、フォトトランジス
タPT1より点火信号IsとしてのON信号Ionが入
力されたかを判定する(ステップS3)。
【0042】これは、点火プラグIPによりPVバルブ
V1内の燃焼ガスに引火されると、ガスの燃焼による火
炎は点火端に最も近いフォトトランジスタPT1が先ず
反応してON信号Ionを出力するからである。依っ
て、フォトトランジスタPT1から出力されるON信号
IonをマイコンMICは点火信号Isとして入力す
る。
【0043】点火開始が判定されたならば、マイクロプ
ロセッサμは計時動作を開始する(ステップS5)。計
時動作を行っている間に、入力ポートPT2〜PT16
に亘って順番に入力データを読み込む(ステップS
7)。入力ポートPT2にフォトトランジスタPTから
のON信号Ionが入力されていなければ、再度、入力
ポートPT2の入力データを読み込む(ステップS
9)。
【0044】ここで、入力ポートPT2よりON信号I
onである入力データが読み込まれたことが判定された
ならば、現在の計測時間Tを読み込む(ステップS1
1)。次に、点火端から各フォトトランジスタPT2〜
PT16の距離Dを記録したROM内の距離テーブルM
1を参照してON信号Ionを発したフォトトランジス
タPT2の点火端からの距離Dを測定する(ステップS
13)。
【0045】計測時間と距離Dより当該距離における火
炎速度V1を演算する(ステップS15)。距離Dに対
する火炎速度Vを、設定圧力と共にRAMのメモリ領域
M2に記録する(ステップS17)。最終入力ポートで
ある入力ポート15から入力データを読み取ったか否か
を判定する(ステップS19)。読み取っていなければ
計時動作を継続した状態で、再度、ステップS7より処
理を繰り返す。最終入力ポートである入力ポート15か
ら入力データを読み取ったことを判定したならば、計測
時間をクリアして次に測定に備える。
【0046】尚、火炎が最終のフォトトランジスタまで
伝播せず途中で消炎した場合は、最後に火炎を検出した
フォトトランジスタの次のフォトトランジスタに対応す
る入力ポートより所定時間以上経過しても入力データの
読み込みがなされなければ消炎と判定する。そして、今
までの計測時間をクリアして次に測定に備える。
【0047】フォトトランジスタPT1〜PT16のO
N動作タイミングを時系列に並べると図6のタイミング
チャートとなる。このタイミングチャートから明らかな
ように、この場合火炎速度は管群P2の開放端付近で速
くなることが判る。
【0048】上記のように測定された点火端からの距離
に対する火炎速度をPVバルブV1の設定圧力を変えた
場合にどの様に変化したか図7〜図10のグラフにて示
す。図7は設定圧力25mmAqの場合であり、この速
度変化は点火端を開放して点火した場合と同様である。
これは、点火端も引火端(管群P2の終端)が開放の場
合は、火炎は加速と減速を繰り返しながら、全体的には
ほとんど加速することなく秒速数メートルで進だものと
思われる。しかし、管の長さによるが、殆ど秒速数メー
トルで進み続けた後に、一瞬20(m/s)位に上昇
し、その直後秒速数メートルに戻ることもある。
【0049】燃焼熱によって膨張した燃焼ガスの燃焼面
は未燃焼ガスを圧縮しながら一時的に加速方向に行く
が、直後に燃焼が完了して燃焼ガスは収縮し圧縮した未
燃焼ガスに押し戻されるのと収縮した燃焼完了ガスに引
っ張られることで、加速と減速を繰り返すものと考えら
れる。
【0050】しかし、本測定においては、燃焼ガスは最
終端で膨張段階を迎えたか、収縮する段階を最終端で迎
えたかと考えられる。即ち、最終端で膨張段階を迎えた
ならば、未燃焼ガスを圧縮しなくてよい分だけ容易に膨
張できて速い火炎速度になると考えられる。
【0051】図8は設定圧力200mmAqの時に火炎
速度変化を示す。この場合、火炎速度はPVバルブV1
から出た直後(0.5m)に秒速60mを超える数値を
示し、その後は秒速30m〜数mの脈動を示す。これ
は、着火直後の燃焼ガスの膨張分を弁体を押し上げて大
気側に放出することが困難になり、配管側に多く進もう
とするため、PVバルブV1直後の火炎速度は速くなる
ものと考えられる。
【0052】図9は設定圧力250mmAqの時に火炎
速度変化を示す。この場合、火炎速度はPVバルブV1
から出た直後(0.1m)に秒速80m〜140mを超
える数値を示し、その後は秒速40m〜数mの脈動を示
す。これは、着火直後の燃焼ガスの膨張分を弁体を押し
上げて大気側に放出することが困難になり、設定圧力2
50mmAqに比べて配管側により多く進もうとするた
め、PVバルブV1直後の火炎速度は速くなるものと考
えられる。
【0053】図10は設定圧力500mmAqの時に火
炎速度変化を示す。この場合、点火端から2m迄は火炎
の挙動は密閉端着火と殆ど変わらず、その後失速して秒
速40m〜数mの脈動を示す場合と、点火端から6m乃
至8mの距離でデトネーションに発展する場合がある。
【0054】以上のようにこの測定によれば、設定圧力
が高くなるに従ってPVバルブV1直後の火炎速度が速
くなるため、PVバルブにフレームアレスターを設置し
ようとする場合は、オープンベントに設置するフレーム
アレスターと同じ物でないと消炎効果が期待できない。
設定圧力を考慮してフレームアレスターを選定しなけれ
ばならない。これは設定圧力によってPVバルブ直後の
火炎速度が60m/s以上になるため、この火炎速度に
対処できるフレームアレスターを必要とされる。尚、上
記各実施の形態ではPVバルブV1に充填されるガス濃
度を特に測定しなかったが、試験の厳密を保証するので
あれば、PVバルブV1にプラスチックの袋を被せ、ブ
リーザバルブV1より吐出される混合ガスを貯めて所定
の濃度計で濃度計測を行うことも可能である。
【0055】
【発明の効果】この請求項1の発明によれば、ブリーザ
バルブの各ガス吐出設定圧力の基に、ブリーザバルブに
外部より火炎が入り込んだ実際の状態を想定して、その
際の火炎速度に対するフレームアレスターによる消炎性
能を検証することで、実際に設定されるガス吐出設定圧
力に応じて最適な消炎性能を発揮できるフレームアレス
ターを選定できるという効果がある。
【0056】この請求項2の発明によれば、ブリーザバ
ルブに外部より火炎が入り込むことを模擬するために、
ブリーザバルブに放出された可燃性ガスにガス点火手段
で着火したとき出力される点火信号に同期して、管内に
受光面を臨ましている受光素子から出力される光検出信
号を入力に基づき、可燃性ガスへの着火により発生した
火炎のフレームアレスターによる消炎の可否を判定する
ことで、フレームアレスターによる消炎効果を簡易な装
置で検証できるという効果がある。
【0057】この請求項3の発明によれば、ブリーザバ
ルブに外部より火炎が入り込むことを模擬するために、
ブリーザバルブに放出された可燃性ガスにガス点火手段
で着火したとき出力される点火信号に同期して、管内に
受光面を臨ましている各受光素子から順次出力される各
光検出信号の出力時間と点火端から各受光素子の距離と
に基づき、火炎速度を演算し、この演算結果をブリーザ
バルブの吐出設定圧力に対応させて時系列的に記録する
ことで、ブリーザバルブの吐出設定圧力に応じた管内の
火炎速度の変化を容易に記録できるという効果がある。
【0058】請求項4の発明によれば、ブリーザバルブ
の吐出作動を禁止状態で、ブリーザバルブに放出された
可燃性ガスを着火した発生する膨張による燃焼ガスを外
部に出さず、管側に送り出したときの点火端から各受光
素子の距離に対する火炎速度を演算し、管内の火炎挙動
を検証することで、ブリザーブバルブのメンテナンス不
良で拘束状態となった場合の火炎速度を考慮した適正の
フレームアレスターの選定ができるため、消炎性能に対
する信頼性が向上するという効果がある。
【0059】請求項5の発明によれば、ブリーザバルブ
に外部より火炎が入り込むことを模擬するために、ブリ
ーザバルブに放出された可燃性ガスにガス点火手段で着
火したとき出力される点火点に最も近い受光素子から光
検出信号に同期して、管内に受光面を臨ましている各受
光素子から順次出力される各光検出信号の出力時間を計
測することで、ブリーザバルブの吐出設定圧力に応じた
管内の火炎速度の変化を容易に自動的に記録できるとい
う効果がある。
【0060】請求項6の発明によれば、管の終端におけ
る第2のバルブを閉成した状態においてブリーザバルブ
側で可燃性ガスに着火し、その際に発生する火炎を管内
に伝播させたときの火炎速度に基づく火炎挙動を検証す
ることで、可燃性ガスが通過する配管の状態に応じた火
炎挙動を検証できるため、火炎速度に対応した最適なフ
レームアレスター選定のためのより詳細なデータを得る
ことができるという効果がある。
【0061】請求項7の発明によれば、ブリーザバルブ
の各ガス吐出設定圧力の基に、ブリーザバルブに外部よ
り火炎が入り込んだ実際の状態を想定してフレームアレ
スターによる消炎性能を検証することで、実際に設定さ
れるガス吐出設定圧力に応じて消炎性能を発揮できる最
適なフレームアレスターを選定できるという効果があ
る。
【0062】請求項8の発明によれば、ブリーザバルブ
に外部より火炎が入り込むことを模擬するために、ブリ
ーザバルブに放出された可燃性ガスにガス点火手段で着
火したとき出力される点火信号に同期して、管内に受光
面を臨ましている受光素子から出力される光検出信号を
入力に基づき、可燃性ガスへの着火により発生した火炎
のフレームアレスターによる消炎の可否を判定すること
で、フレームアレスターによる消炎効果を簡易な装置で
検証できるという効果がある。
【0063】請求項9の発明によれば、ブリーザバルブ
の吐出設定圧力を高めることにより速まる着火点直後に
おける火炎速度に対し、消炎効果の高いフレームアレス
ターの金網の層数を検証することで、より適正なフレー
ムアレスターを選択できるという効果がある。
【0064】請求項10の発明によれば、ブリーザバル
ブに外部より火炎が入り込むことを模擬するために、ブ
リーザバルブに放出された可燃性ガスにガス点火手段で
着火したとき出力される点火信号に同期して、管内に受
光面を臨ましている各受光素子から順次出力される各光
検出信号の出力時間と点火端から各受光素子の距離とに
基づき、火炎速度を演算し、この演算結果をブリーザバ
ルブの吐出設定圧力に対応させて時系列的に記録するこ
とで、ブリーザバルブの吐出設定圧力に応じた管内の火
炎速度の変化を容易に記録できるという効果がある。
【0065】請求項11の発明によれば、ブリーザバル
ブの吐出作動を禁止状態で、ブリーザバルブに放出され
た可燃性ガスを着火した際に発生する膨張による燃焼ガ
スを外部に出さず、管側に送り出したときの点火端から
各受光素子の距離に対する火炎速度を演算し、管内の火
炎挙動を検証することで、ブリザーブバルブのメンテナ
ンス不良で拘束状態となった場合の火炎速度を考慮した
適正のフレームアレスターを選定できるため、消炎性能
に対する信頼性が向上するという効果がある。
【0066】請求項12の発明によれば、ブリーザバル
ブに外部より火炎が入り込むことを模擬するために、ブ
リーザバルブに放出された可燃性ガスにガス点火手段で
着火したとき出力される点火点に最も近い受光素子から
光検出信号に同期して、管内に受光面を臨ましている各
受光素子から順次出力される各光検出信号の出力時間を
計測することで、ブリーザバルブの吐出設定圧力に応じ
た管内の火炎速度の変化を容易に自動的に記録できると
いう効果がある。
【0067】請求項13の発明によれば、管の終端にお
ける第2のバルブを閉成した状態においてブリーザバル
ブ側で可燃性ガスに着火し、その際に発生する火炎を管
内に伝播させたときの火炎速度に基づく火炎挙動を検証
することで、可燃性ガスが通過する配管の状態に応じた
火炎挙動を検証できるため、火炎速度に対応した最適な
フレームアレスター選定のための精細なデータを得るこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の実施の形態1に係るブリーザ
バルブ付きガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験装
置の構成図である。
【図2】図2は図1に示す燃焼試験装置により得られた
PVバルブ設定圧力及びフレームアレスターを構成する
金網層数と消炎結果の関係を示す表である。
【図3】図3はこの発明の実施の形態2に係るブリーザ
バルブ付きガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験装
置の構成図である。
【図4】図4は図3に示す管内の火炎挙動を測定する測
定回路の概略構成図である。
【図5】図5は図4に示すマイクロコンピュータの測定
処理を説明するフローチャートである。
【図6】図6は図3に示す各フォトトランジスタの出力
信号に基づいて測定された火炎の伝播速度を示す図であ
る。
【図7】図7はPVバルブの吐出設定圧力が25mmA
q時において図3に示す装置により測定された点火端か
らの各距離における火炎速度を示す図である。
【図8】図8はPVバルブの吐出設定圧力が200mm
Aq時において図3に示す装置により測定された点火端
からの各距離における火炎速度を示す図である。
【図9】図9はPVバルブの吐出設定圧力が250mm
Aq時において図3に示す装置により測定された点火端
からの各距離における火炎速度を示す図である。
【図10】図10はPVバルブの吐出設定圧力が500
mmAq時において図3に示す装置により測定された点
火端からの各距離における火炎速度を示す図である。
【図11】図11は従来のヨーロピアンスタンダードに
基づく火炎伝播試験装置の概略構成図である。
【符号の説明】
V1 ブリーザバルブ(PVバル
ブ) IP 点火プラグ(点火手段) V2 ボールバルブ(第1のバル
ブ) V3 ボールバルブ(第2のバル
ブ) FA フレームアレスター B 90°ベント(継手管) P,P1 管(管材) P2 管群(管材) PT、PT1〜PT16 フォトトランジスタ(受光素
子) 1,2 第1,2駆動部(消炎判定手
段) μ マイクロプロセッサ(伝播位
置判定手段、計時手段、火炎速度演算手段) REC 記録計(記録手段)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可燃性ガスを充填する管材の始端と終端
    のそれぞれに接続した第1のバルブおよび第2のバルブ
    と、 前記第1のバルブの流路口に継手管を介して接続された
    フレームアレスターと、 このフレームアレスターに接続されたガス吐出設定圧力
    が可変可能なブリーザバルブと、 このブリーザバルブにおけるガス吐出側に配置した点火
    手段と、 前記管材の外周面より内周面に向けて差し込み受光面を
    内周面に露出した受光素子と、 前記第1のバルブの開放により、前記管材に充填された
    可燃性ガスを前記ブリーザバルブに放出して前記ガス点
    火手段により着火した後、前記受光素子から出力される
    光検出信号の有無に基づき前記フレームアレスターによ
    る可燃性ガスの火炎の消炎をガス吐出設定圧力毎に判定
    する消炎判定手段と、を備えたことを特徴とするブリー
    ザバルブ付きガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験
    装置。
  2. 【請求項2】 前記消炎判定手段はガス点火手段より出
    力される点火信号に同期して受光素子から出力される光
    検出信号を入力することを特徴とする請求項1に記載の
    ブリーザバルブ付きガス配管内における可燃性ガスの燃
    焼試験装置。
  3. 【請求項3】 可燃性ガスが充填される管材の始端と終
    端のそれぞれに接続した第1のバルブおよび第2のバル
    ブと、 前記第1のバルブの流路口に継手管を介して接続された
    ガス吐出設定圧力が可変可能なブリーザバルブと、 このブリーザバルブにおけるガス吐出側に配置した点火
    手段と、 前記ブリーザバルブの直後より前記管材の終端に向けて
    所定間隔で、前記継手管および前記管材の外周面より内
    周面に向けて差し込み受光面を内周面に露出した受光素
    子と、 前記第1のバルブの開放により、前記管材に充填した可
    燃性ガスを前記ブリーザバルブに放出して前記ガス点火
    手段により着火した後、前記各受光素子から順次出力さ
    れる受光信号に基づき前記管内における可燃性ガスの火
    炎の伝播位置を判定する伝播位置判定手段と、 点火開始より前記各受光素子から受光信号が出力される
    までの時間を順次計測する計時手段と、 前記判定された伝播位置と計測された時間より、各伝播
    位置毎の火炎速度を演算する火炎速度演算手段と、 各伝播位置毎の火炎速度変化を前記ブリーザバルブの吐
    出設定圧力に対応させて記録する記録手段と、を備えた
    ことを特徴とするブリーザバルブ付きガス配管内におけ
    る可燃性ガスの燃焼試験装置。
  4. 【請求項4】 前記ブリーザバルブの吐出作動を禁止状
    態で、ブリーザバルブに放出された可燃性ガスをガス点
    火手段により着火することを特徴とする請求項1乃至3
    の何れかに記載のブリーザバルブ付きガス配管内におけ
    る可燃性ガスの燃焼試験装置。
  5. 【請求項5】 前記計時手段は可燃性ガスへの着火後
    に、第1番目の受光素子からの光検出信号入力後、以
    降、各受光素子から順次出力される光検出信号の入力時
    間を計測することを特徴とする請求項3または4に記載
    のブリーザバルブ付きガス配管内における可燃性ガスの
    燃焼試験装置。
  6. 【請求項6】 前記管材の終端に接続した第2のバルブ
    を閉成して燃焼試験を行うことを特徴とする請求項3乃
    至5の何れかに記載のブリーザバルブ付きガス配管内に
    おける可燃性ガスの燃焼試験装置。
  7. 【請求項7】 可燃性ガスが充填される管材の始端と終
    端のそれぞれに第1のバルブと第2のバルブをそれぞれ
    接続し、前記第1のバルブにおける一方の流路口にフレ
    ームアレスターを介してガス吐出設定圧力が可変可能な
    ブリーザバルブを接続し、このブリーザバルブにおける
    ガス吐出側に点火手段を配置し、且つ、前記管材の外周
    面より内周面に向けて受光素子を差し込んで構成した燃
    焼試験装置を備え、 前記ブリーザバルブの吐出設定圧力を設定する工程と、 前記管材に大気圧より高い圧力の可燃性ガスを充填させ
    る工程と、 前記第1のバルブを開放して可燃性ガスを引火による爆
    発範囲にいたる濃度まで前記ブリーザバルブに放出させ
    る工程と、 前記管材の終端に接続した第2のバルブを大気に向けて
    開放する工程と、 前記ガス点火手段の点火動作により前記ブリーザバルブ
    内の可燃性ガスに着火する工程と、 前記可燃性ガスへの着火後に、前記受光素子から出る光
    検出信号の有無を判定する工程と、 光検出信号の無判定時に、前記フレームアレスターによ
    る前記可燃性ガスによる火炎の消炎を判定する工程と、 光検出信号の有り判定時に、前記フレームアレスターに
    対する前記可燃性ガスによる火炎の通過を判定する工程
    と、 前記火炎の通過または消炎判定を各吐出設定圧力毎に記
    録する工程とを経て可燃性ガスの燃焼試験を行うことを
    特徴とするブリーザバルブ付きガス配管内における可燃
    性ガスの燃焼試験方法。
  8. 【請求項8】 前記ガス点火手段より出力される点火信
    号に同期して受光素子から出力される光検出信号を入力
    することを特徴とする請求項7に記載のブリーザバルブ
    付きガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験方法。
  9. 【請求項9】 前記火炎の通過または消炎判定を、フレ
    ームアレスターの金網の層数を変えながら行うことを特
    徴とする請求項7に記載のブリーザバルブ付きガス配管
    内における可燃性ガスの燃焼試験方法。
  10. 【請求項10】 可燃性ガスが充填される管材の始端と
    終端のそれぞれに第1のバルブと第2のバルブをそれぞ
    れ接続し、前記第1のバルブにおける一方の流路口に継
    手管を介してガス吐出設定圧力が可変可能なブリーザバ
    ルブを接続し、このブリーザバルブにおけるガス吐出側
    に点火手段を配置し、且つ、前記点火手段の配置位置直
    後より前記管材の終端に亘って所定間隔で前記継手管お
    よび管材の内周面に外周面より複数の受光素子を差し込
    んで構成した燃焼試験装置を備え、 前記PVバルブの吐出設定圧力を設定する工程と、 前記管材に大気圧より高い圧力の可燃性ガスを充填させ
    る工程と、 前記第1のバルブを開放して可燃性ガスを引火による爆
    発範囲にいたるまで前記ブリーザバルブに放出させる工
    程と、 前記管材の終端に接続して設けた第2のバルブを大気に
    向けて開放する工程と、 前記ガス点火手段の点火動作により前記ブリーザバルブ
    内の可燃性ガスに着火する工程と、 前記可燃性ガスへの着火以降に、各受光素子から順次出
    力される光検出信号の入力時間を計測する工程と、 光検出信号を出力した受光素子のガス点火端からの距離
    を判定し、この距離と当該受光素子が光検出信号を出力
    した時間とにより火炎速度を演算する工程と、 演算された火炎速度を吐出設定圧力毎に時系列的に記録
    する工程と、を経て可燃性ガスの燃焼試験を行うことを
    特徴とするブリーザバルブ付きガス配管内における可燃
    性ガスの燃焼試験方法。
  11. 【請求項11】 前記ブリーザバルブの吐出作動を禁止
    状態で、ブリーザバルブより放出された可燃性ガスをガ
    ス点火手段により着火することを特徴とする請求項7な
    いし10の何れかに記載のブリーザバルブ付きガス配管
    内における可燃性ガスの燃焼試験方法。
  12. 【請求項12】 前記可燃性ガスへの着火後に、第1番
    目の受光素子からの光検出信号入力後、以降各受光素子
    から順次出力される光検出信号の入力時間を計測するこ
    とを特徴とする請求項10または11に記載のブリーザ
    バルブ付きガス配管内における可燃性ガスの燃焼試験方
    法。
  13. 【請求項13】 前記管材の終端に接続した第2のバル
    ブを閉成して燃焼試験を行うことを特徴とする請求項1
    0乃至12の何れかに記載のブリーザバルブ付きガス配
    管内における可燃性ガスの燃焼試験方法。
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