JP2003165569A - 熱収縮性包装材料 - Google Patents

熱収縮性包装材料

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JP2003165569A JP2001366509A JP2001366509A JP2003165569A JP 2003165569 A JP2003165569 A JP 2003165569A JP 2001366509 A JP2001366509 A JP 2001366509A JP 2001366509 A JP2001366509 A JP 2001366509A JP 2003165569 A JP2003165569 A JP 2003165569A
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Toshiyuki Kaku
俊行 賀来
Kazunori Okuyama
和紀 奥山
Akira Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生分解性樹脂の廃棄容易性を生かして、開封
後の廃棄に際し環境に係わる付加を軽減し、環境汚染を
防止する熱収縮性包装材料の提供にある。 【解決手段】 端部同士をヒートシールして筒状とし、
この筒状のフィルムを製品に被せ、その筒状のフィルム
を熱収縮せしめることにより緊縛・固定する熱収縮性包
装材料において、生分解性の熱収縮性フィルムを基材1
0とし、その上にポリ乳酸セグメントとポリグリセリン
セグメントとから成る脂肪族ポリエステルを主たるバイ
ンダーとする印刷層16を備え、この印刷層16をポリ
乳酸セグメントとポリグリセリンセグメントとを有する
ポリ乳酸系樹脂と、有機溶剤可溶性多糖類の混合物から
なるオーバーコート層14で被覆し、基材10の端部に
生分解性ポリエステルと生分解性ワックスを主成分とす
るヒートシール剤層12を備えている熱収縮性包装材料
4である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱収縮性包装材料
に関するものであり、例えばボトルの胴部やそのキャッ
プ部等に被せ、熱収縮させて固定し、装飾性を与えるラ
ベルやバージン性を保証する封印用などの熱収縮性包装
材料に関する。
【0002】
【従来の技術】上記熱収縮性包装材料として、従来、二
軸延伸ポリプロピレンフィルムやポリ塩化ビニルフィル
ムなどの熱収縮性フィルムが利用されてきた。そして、
これら熱収縮性フィルムで上記ボトルや瓶等をくるみ、
その端部で熱収縮性フィルム同士を重ねあわせてヒート
シールし、あるいはその端部で熱収縮性フィルム同士を
重ねあわせてヒートシールして筒状としたものをボトル
や瓶等に被せ、次に全体を加熱して数パーセント収縮さ
せてボトルや瓶等を緊縛することにより、これらボトル
や瓶等を緊縛・固定していた。
【0003】具体的には、例えば、図2(a)に示すよ
うに、キャップ(3)が施栓されている瓶(2)を、左
右側端部(4a、4b)でなる方形状の熱収縮性包装材
料(4)でくるみ、この包装材料(4)の裏面側(瓶
(2)に対面する側)の左側端部(4a)と表面側(瓶
(2)の反対側)の右側端部(4b)とを重ね合わせ、
図2(b)に示すように、重ね合わされた左右側端部
(4a、4b)をヒートシールして筒状とし、これを熱
収縮させて、図2(c)に示すように、キャップ(3)
と瓶(2)を包み込むように緊縛・固定して未開栓(バ
ージン性)の証明のための熱収縮性包装材料(4)とし
ている。さらにこの包装材料(4)の裏面に絵柄やロゴ
マーク等が印刷されている場合が多い。
【0004】また、例えば、図3(a)に示すように、
裏面(図面では表側)に印刷層(16)が施された左右
側端部(4a、4b)でなる方形状の熱収縮性包装材料
(4)を、図3(b)に示すように、この熱収縮性包装
材料(4)の裏面側(図面では内側)の左側端部(4
a)と表面側の右側端部(4b)とを重ね合わせ、重ね
合わされた左右側端部(4a、4b)をヒートシールし
て印刷層(16)が内面になるような筒状とし、この筒
状の熱収縮性包装材料(4)を、図3(c)に示すよう
に、PETボトル(5)の胴部(5a)に被せ、これを
熱収縮させて、図3(c)に示すように、ボトルの装飾
用ラベルとした熱収縮性包装材料(4)がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の熱収縮性包装材料は、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニルなどの材質で構成されているため、これを開封して
包装材料を廃棄(焼却処理または埋立処分)すると、環
境に係わる負荷が増大し、環境汚染を引き起こすおそれ
があるという問題点があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その課題とするところは、生分解性
樹脂の廃棄容易性を生かして、開封後の廃棄に際し環境
に係わる負荷を軽減し、環境汚染を防止する熱収縮性包
装材料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、端部同士
をヒートシールして筒状とし、この筒状のフィルムを製
品に被せ、もしくはフィルムで製品を包み、その端部同
士をヒートシールして筒状とし、次いでその筒状のフィ
ルムを熱収縮せしめることにより緊縛・固定する熱収縮
性包装材料において、生分解性の熱収縮性フィルムを基
材とし、その端部のヒートシール部位にヒートシール剤
層を備えていることを特徴とする熱収縮性包装材料とし
たものである。
【0008】上記請求項1の発明によれば、従来のポリ
プロピレンや塩化ビニルなどのフィルムに代えて、生分
解性の熱収縮性フィルムを基材として使用しているの
で、開封後の廃棄に際し、これらフィルム等が雑菌(分
解性細菌)に曝されて分解され、環境に係わる負荷を低
減し、環境汚染を防止する熱収縮性包装材料とすること
ができる。また、ヒートシール剤層を端部のヒートシー
ル部位に設けているので、ヒートシール部位がヒートシ
ールされ筒状のフィルムとし、製品に被せ易くし、もし
くは製品を包み、ヒートシール部位でヒートシールして
筒状とし易くし、製品に対する熱収縮性包装材料の緊縛
・固定を容易にするものである。
【0009】また、請求項2の発明では、前記生分解性
の熱収縮性フィルムの片面に、ポリ乳酸セグメントとポ
リグリセリンセグメントとから成る脂肪族ポリエステル
を主たるバインダーとする印刷層を備えていることを特
徴とする請求項1記載の熱収縮性包装材料としたもので
ある。
【0010】上記請求項2の発明によれば、生分解性の
熱収縮性フィルムの片面に設ける印刷層の主たるバイン
ダーとしてポリ乳酸セグメントとポリグリセリンセグメ
ントとから成る脂肪族ポリエステルを使用しているた
め、開封後の廃棄に際し、これら印刷層を有するフィル
ム等が印刷層とともに雑菌(分解性細菌)に曝されて分
解され、環境に係わる負荷を低減し、環境汚染を防止す
る熱収縮性包装材料とすることができる。
【0011】また、請求項3の発明では、前記生分解性
の熱収縮性フィルムの片面に、下記式(1)および/ま
たは(2)で表されるスルホン酸塩含有構造を分子鎖に
含むポリヒドロキシ酸系ポリエステルを主たるバインダ
ーとする印刷層を備えていることを特徴とする請求項1
記載の熱収縮性包装材料としたものである。
【化10】 〔式(1)において、Xは炭素数20以下のアルキル
基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル
基または、水素、水酸基、ニトロ基、アミノ基、アシル
基、スルホン酸基、アルコキシル基およびハロゲンを示
し、Mはリチウム、ナトリウム、カリウムまたは下記式
(3)で表されるアミンを示す。また、m1は0〜3の
整数であり、m2は1〜4の整数であって、m1+m2
は、1≦m1+m2≦4の関係を満たす。また、n1は
1以上の整数を示す。〕
【化11】 〔式(2)において、R1 は炭素数20以下のアルキリ
デン基を示し、Mはリチウム、ナトリウム、カリウムま
たは下記式(3)で表されるアミンを示す。〕
【化12】 〔式(3)において、R2 、R3 、R4 およびR5 はそ
れぞれ独立に水素、アルキル基、フェニル基またはベン
ジル基を示す。〕
【0012】上記請求項3の発明によれば、生分解性の
熱収縮性フィルムの片面に設ける印刷層の主たるバイン
ダーとして上記式(1)および/または(2)で表され
るスルホン酸塩含有構造を分子鎖に含むポリヒドロキシ
酸系ポリエステルを使用しているため、開封後の廃棄に
際し、これら印刷層を有するフィルム等が印刷層ととも
に雑菌(分解性細菌)に曝されて分解され、環境に係わ
る負荷を低減し、環境汚染を防止する熱収縮性包装材料
とすることができる。
【0013】また、請求項4の発明では、前記印刷層を
被覆して熱による接着を防止し、ヒートシール部位を除
いた部位に、ポリ乳酸セグメントとポリグリセリンセグ
メントとを有するポリ乳酸系樹脂と、有機溶剤可溶性多
糖類もしくは多官能イソシアネートの混合物からなるオ
ーバーコート層を備えていることを特徴とする請求項2
または3記載の熱収縮性包装材料としたものである。
【0014】上記請求項4の発明によれば、印刷層を被
覆して熱による接着を防止するオーバーコート層とし
て、ポリ乳酸セグメントとポリグリセリンセグメントと
を有するポリ乳酸系樹脂と、有機溶剤可溶性多糖類もし
くは多官能イソシアネートの混合物を使用しているた
め、開封後の廃棄に際し、この印刷層とそれを被覆して
いるオーバーコート層を有するフィルム等が、印刷層と
オーバーコート層とともに雑菌(分解性細菌)に曝され
て分解され、環境に係わる負荷を低減し、環境汚染を防
止する熱収縮性包装材料とすることができる。また、上
記請求項2に係わる発明の脂肪族ポリエステルもしくは
請求項3に係わる発明のスルホン酸塩含有構造を分子鎖
に含むポリヒドロキシ酸系ポリエステル樹脂を主たるバ
インダーとする印刷インキは、一般に、インキ適性(印
刷適性)を確保するため種々の補助成分を含有してい
る。そしてこの補助成分のため、印刷後の包装材料を多
数枚重ねて保管する場合に、これら印刷層が隣接する包
装材料に接着するブロッキングを生じ易い。また、内容
物を緊縛・固定した際に、上記印刷層が内容物に転移し
て内容物を汚染することもある。
【0015】従って、請求項4に係る発明においては、
上記請求項2または3に係わる発明の印刷層を被覆し
て、ポリ乳酸セグメントとポリグリセリンセグメントと
を有するポリ乳酸系樹脂と、有機溶剤可溶性多糖類もし
くは多官能イソシアネートの混合物から成るオーバーコ
ート層を設けているため、これら印刷層による隣接する
包装材料や内容物へのブロッキングを防止して、長期の
保管と移送とを容易にして、品質に対する信頼性の向上
を図ることができる。
【0016】また、請求項5の発明では、前記印刷層を
被覆して熱による接着を防止し、ヒートシール部位を除
いた部位に、下記式(1)および/または(2)で表さ
れるスルホン酸塩含有構造を分子鎖に含むポリヒドロキ
シ酸系ポリエステルと、有機溶剤可溶性多糖類もしくは
多官能イソシアネートの混合物からなるオーバーコート
層を備えていることを特徴とする請求項2または3記載
の熱収縮性包装材料としたものである。
【化13】 〔式(1)において、Xは炭素数20以下のアルキル
基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル
基または、水素、水酸基、ニトロ基、アミノ基、アシル
基、スルホン酸基、アルコキシル基およびハロゲンを示
し、Mはリチウム、ナトリウム、カリウムまたは下記式
(3)で表されるアミンを示す。また、m1は0〜3の
整数であり、m2は1〜4の整数であって、m1+m2
は、1≦m1+m2≦4の関係を満たす。また、n1は
1以上の整数を示す。〕
【化14】 〔式(2)において、R1 は炭素数20以下のアルキリ
デン基を示し、Mはリチウム、ナトリウム、カリウムま
たは下記式(3)で表されるアミンを示す。〕
【化15】 〔式(3)において、R2 、R3 、R4 およびR5 はそ
れぞれ独立に水素、アルキル基、フェニル基またはベン
ジル基を示す。〕
【0017】上記請求項5の発明によれば、印刷層を被
覆して熱による接着を防止するオーバーコート層とし
て、上記式(1)および/または(2)で表されるスル
ホン酸塩含有構造を分子鎖に含むポリヒドロキシ酸系ポ
リエステルと、有機溶剤可溶性多糖類もしくは多官能イ
ソシアネートの混合物を使用しているため、開封後の廃
棄に際し、その印刷層とそれを被覆しているオーバーコ
ート層を有するフィルム等が、印刷層とオーバーコート
層とともに雑菌(分解性細菌)に曝されて分解され、環
境に係わる負荷を低減し、環境汚染を防止する熱収縮性
包装材料とすることができる。また、上記請求項2に係
わる発明の脂肪族ポリエステルもしくは請求項3に係わ
る発明のスルホン酸塩含有構造を分子鎖に含むポリヒド
ロキシ酸系ポリエステル樹脂を主たるバインダーとする
印刷インキは、一般に、インキ適性(印刷適性)を確保
するため種々の補助成分を含有している。そしてこの補
助成分のため、印刷後の包装材料を多数枚重ねて保管す
る場合に、これら印刷層が隣接する包装材料に接着する
ブロッキングを生じ易い。また、内容物を緊縛・固定し
た際に、上記印刷層が内容物に転移して内容物を汚染す
ることもある。
【0018】従って、請求項5に係る発明においては、
上記請求項2または3に係わる発明の印刷層を被覆し
て、上記式(1)および/または(2)で表されるスル
ホン酸塩含有構造を分子鎖に含むポリヒドロキシ酸系ポ
リエステルと、有機溶剤可溶性多糖類もしくは多官能イ
ソシアネートの混合物から成るオーバーコート層を設け
ているため、これら印刷層による隣接する包装材料や内
容物へのブロッキングを防止して、長期の保管と移送と
を容易にして、品質に対する信頼性の向上を図ることが
できる。
【0019】上記請求項4または5の発明に係わるオー
バーコート層はフィルム全面に一様に設けることもでき
るが、ポリ乳酸系樹脂もしくはスルホン酸塩含有構造を
分子鎖に含むポリヒドロキシ酸系ポリエステルと、有機
溶剤可溶性多糖類もしくは多官能イソシアネートの混合
物から成るオーバーコート層は、一般に、ヒートシール
剤層との接着力が弱い。このため、上記オーバーコート
層をフィルム全面に一様に設けた場合には、内容物を緊
縛・固定した後、開封した際に、ヒートシール剤層がオ
ーバーコート層から剥離して内容物に転移し、内容物を
汚染するおそれがある。
【0020】請求項4または5に係る発明はこのような
理由によってなされたもので、すなわち上記オーバーコ
ート層がヒートシール部位を除いた部位に設けられると
共に、上記ヒートシール剤層が上記フィルム又は印刷層
上のヒートシール部位に直接設けられているものであ
る。
【0021】請求項4または5に係る発明においては、
ポリ乳酸系樹脂もしくはスルホン酸塩含有構造を分子鎖
に含むポリヒドロキシ酸系ポリエステルと、有機溶剤可
溶性多糖類もしくは多官能イソシアネートの混合物から
成るオーバーコート層がヒートシール部位を除く部位に
設けられているため、このオーバーコート層とヒートシ
ール剤層との接着力が弱い場合でも、開封の際にヒート
シール剤層がオーバーコート層から剥離して内容物に転
移するおそれがない。そして、このため、包装された製
品に対する信頼感の向上を図ることが可能となる。
【0022】また、請求項4または5に係る発明におい
ては、ヒートシール部位を含む位置に印刷層を設けるこ
ともできるが、このヒートシール部位にはオーバーコー
ト層が存在せず、印刷層を保護することができないた
め、印刷層は、ヒートシール部位を除く部位に設けるこ
とが望ましい(図1参照)。
【0023】また、請求項4または5に係る発明におい
て、オーバーコート層がヒートシール剤層との間に隙間
があってもよいが、両者を位置合わせして、これら両層
の間に隙間が存在しないことが望ましい(図1参照)。
なお、オーバーコート層の端部とヒートシール剤層の端
部とは互いに重ならないことが望ましいが、位置合わせ
の精度上の理由から、わずかに重なる程度のことが許さ
れるのは勿論のことである。
【0024】また、請求項6の発明では、前記ヒートシ
ール剤層が生分解性ポリエステルと、生分解性ワックス
とを主成分として構成されていることを特徴とする請求
項1〜5のいずれかに記載の熱収縮性包装材料としたも
のである。
【0025】上記請求項6の発明によれば、ヒートシー
ル剤層を生分解性ポリエステルと、生分解性ワックスと
を主成分として構成されているものとすることによっ
て、このヒートシール剤層が透明性、塗布性、ヒートシ
ール強度および耐ブロッキング性に優れ、かつ開封後の
廃棄に際し、上記の印刷層とそれを被覆しているオーバ
ーコート層を有するフィルムとともに雑菌(分解性細
菌)に曝されて分解され、環境に係わる負荷を低減し、
より一層の環境汚染を防止する熱収縮性包装材料を供給
できるという効果を奏する。
【0026】さらにまた、請求項7の発明では、前記ヒ
ートシール剤層が下記式(1)および/または(2)で
表されるスルホン酸塩含有構造を分子鎖に含むポリヒド
ロキシ酸系ポリエステルと、アンチブロッキング剤の混
合物からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載の熱収縮性包装材料としたものである。
【化16】 〔式(1)において、Xは炭素数20以下のアルキル
基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル
基または、水素、水酸基、ニトロ基、アミノ基、アシル
基、スルホン酸基、アルコキシル基およびハロゲンを示
し、Mはリチウム、ナトリウム、カリウムまたは下記式
(3)で表されるアミンを示す。また、m1は0〜3の
整数であり、m2は1〜4の整数であって、m1+m2
は、1≦m1+m2≦4の関係を満たす。また、n1は
1以上の整数を示す。〕
【化17】 〔式(2)において、R1 は炭素数20以下のアルキリ
デン基を示し、Mはリチウム、ナトリウム、カリウムま
たは下記式(3)で表されるアミンを示す。〕
【化18】 〔式(3)において、R2 、R3 、R4 およびR5 はそ
れぞれ独立に水素、アルキル基、フェニル基またはベン
ジル基を示す。〕
【0027】上記請求項7の発明によれば、ヒートシー
ル剤層を上記式(1)および/または(2)で表される
スルホン酸塩含有構造を分子鎖に含むポリヒドロキシ酸
系ポリエステルと、アンチブロッキング剤の混合物から
なる構成としたので、このヒートシール剤層が透明性、
塗布性、ヒートシール強度および耐ブロッキング性に優
れ、かつ開封後の廃棄に際し、上記の印刷層とそれを被
覆しているオーバーコート層を有するフィルムとともに
雑菌(分解性細菌)に曝されて分解され、環境に係わる
付加を低減し、より一層の環境汚染を防止する熱収縮性
包装材料を供給できるという効果を奏する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。本発明は、例えば図1の積層側断面図に示すよう
に、生分解性の熱収縮性フィルムを基材(10)とし、
その端部で表裏のヒートシール部位に生分解性樹脂を主
成分とするヒートシール剤層(12)を備え、この基材
(10)の片面に、ポリ乳酸セグメントとポリグリセリ
ンセグメントとから成る脂肪族ポリエステルを主たるバ
インダーとする印刷層(16)を備え、その印刷層(1
6)を被覆して熱による接着を防止し、ヒートシール部
位を除いた部位に、ポリ乳酸セグメントとポリグリセリ
ンセグメントとを有するポリ乳酸系樹脂と、有機溶剤可
溶性多糖類の混合物からなるオーバーコート層(14)
を備えている熱収縮性包装材料(4)である。
【0029】上記本発明に係る基材(10)である生分
解性のフィルムとしては任意のものが使用できるが、そ
の製膜加工性、透明性、生分解性能、熱収縮性能などの
理由から、ポリ乳酸系フィルムが好適に利用できる。な
お、ポリ乳酸系フィルムは温度と湿度の双方が一定の条
件以上で整った場合に加水分解を始める。さらに加水分
解によって小さくなった分子を微生物が摂取することで
分解が促進されるものである。
【0030】従って、ポリ乳酸フィルムは、通常の包装
材料の保管条件では加水分解が開始されず、従って、こ
の点からも製品工場に対して、安定した品質の包装材料
を供給することができる。また、製品包装後も加水分解
が開始されないため、店舗における製品販売の際にも品
質の劣化がない。このため、長期間の流通過程に乗せら
れる製品の包装材料に適している。そして、このポリ乳
酸フィルムは、包装材料を開封した後、コンポスト内に
放置した場合に速やかに分解される。
【0031】このポリ乳酸フィルムとしては、例えば、
ユニチカ(株)製テラマック、三菱樹脂(株)製エコロ
ージュ、東セロ(株)製パルグリーンLCなどが挙げら
れる。これら市販のポリ乳酸フィルムを、所望の熱収縮
率を有するように延伸することにより、上記PETボト
ル等容器などの緊縛・固定に好適なポリ乳酸フィルムを
得ることができる。熱収縮率としては、100℃、5分
で0.5〜20%の縦収縮率及び横収縮率が好適であ
る。好ましくは1〜10%、更に好ましくは3〜9%で
ある。
【0032】上記ポリ乳酸フィルムの厚みとしては、5
〜100μmが好適である。好ましくは10〜40μm
より好ましくは20〜30μmである。厚みが厚くなる
につれて熱収縮率が低下する傾向にあり、他方、その強
度が強くなって、重量物の包装に耐える強度を有するよ
うになる。
【0033】次に、本発明に係わる印刷層(16)とし
ては、着色剤とこの着色剤を生分解性フィルム上に固定
するバインダーとを主成分とし、これにインキ適性(印
刷適性)を向上させる各種補助成分を添加した印刷イン
キから構成することができる。着色剤としては、着色顔
料または染料が利用できるが、その耐光性などの点から
顔料が好適である。
【0034】また、バインダーとして使用するポリ乳酸
セグメントとポリグリセリンセグメントとから成る脂肪
族ポリエステルとしては、ポリ乳酸セグメント中に乳酸
残基を80モル%以上含んでいるものが望ましく、ま
た、L−乳酸残基とD−乳酸残基とをL/Dモル比が1
〜9の範囲となるように含んでいることが望ましい。ま
た、ポリグリセリンセグメントの重合度は3〜20の範
囲にあることが望ましい。また、上記脂肪族ポリエステ
ルとしては、還元粘度が0.3〜1.0dl/g、ガラ
ス転移点が40〜60℃の範囲にあることが望ましい。
【0035】このような脂肪族ポリエステルは、乳酸の
二量体であるラクチドに乳酸とポリグリセリンとを溶融
混合し、公知の開環重合触媒を使用して加熱開環重合さ
せたり、加熱と減圧により直接脱水重合させる方法など
で得ることができる。また、高分子量ポリ乳酸や乳酸セ
グメントを製造した後、ウレタン基やエポキシ基などを
利用して、ポリグリセリンセグメントを反応させて得る
こともできる。乳酸としては、L―乳酸、D−乳酸、D
L−乳酸などが使用できる。
【0036】さらにまた、バインダーとして使用する上
記式(1)および/または(2)で表されるスルホン酸
塩含有構造を分子鎖に含むポリヒドロキシ酸系ポリエス
テルとしては、例えば上記式(1)で表されるスルホン
酸含有化合物とヒドロオキシ酸との共重合で得られ、例
えば、乳酸の二量体であるラクチドと、上記スルホン酸
含有化合物とを溶融混合し、公知の開環重合触媒、例え
ば、オクチル酸、アルミニウムアセチルアセトナート等
を使用して加熱開環重合させる方法や加熱および減圧に
よる直接脱水重縮合を行う方法等が挙げられる。
【0037】上記のようにして得られるポリヒドロキシ
酸系ポリエステルとしては、ポリエステル中のスルホン
酸塩の濃度が5〜100当量/106 gであることが望
ましく、またポリヒドロキシ酸系ポリエステルが乳酸系
ポリエステルである場合には、乳酸系ポリエステル中に
乳酸残基が80モル%以上含まれていることが望まし
い。また、上記乳酸系ポリエステルがL−乳酸残基とD
−乳酸残基とを含んでいる場合には、L−乳酸残基のモ
ル数(L)とD−乳酸残基モル数(D)のモル比(L/
D)が1〜9の範囲であることが望ましい。なお乳酸と
しては、L−乳酸、D−乳酸、DL−乳酸のいずれも用
いることができる。
【0038】また、上記のようにして得られたポリヒド
ロキシ酸系ポリエステルの還元粘度は、0.3〜1.5
dl/gの範囲であることが好ましく、またガラス転移
点が35〜60℃の範囲であることが好ましい。
【0039】次に、印刷インキ中の上記各種補助成分と
しては、印刷層(16)に耐摩擦性や滑り性を与えるワ
ックス、印刷層(16)に柔軟性を与え、また、インキ
の生分解性フィルム上への転移性を向上させる可塑剤や
消泡剤、あるいは、顔料分散剤、粘度調整剤、皮膜調整
剤、乾燥調整剤などがある。これら補助成分は印刷方式
や条件に応じて、適切なものを適量添加すれば良い。こ
れら印刷インキは、例えば、グラビア印刷で印刷するこ
とができる。多色の印刷インキを重ね刷りすることによ
りカラーの印刷層(16)を構成することも可能であ
る。
【0040】また、図1に示すように、本発明に係るオ
ーバーコート層(14)は、印刷層(16)による隣接
する包装材料や製品とのブロッキングを防止するもの
で、こ(16)を被覆して設けられる。このオーバーコ
ート層(14)に使用されるポリ乳酸系樹脂としては、
ポリ乳酸セグメント中に乳酸残基を80モル%以上含ん
でいるものが望ましく、また、L−乳酸残基とD−乳酸
残基とをL/Dモル比が1〜9の範囲となるように含ん
でいることが望ましい。また、還元粘度が0.3〜1.
0dl/g、ガラス転移点が40〜60℃の範囲にある
ことが望ましい。
【0041】このようなポリ乳酸系樹脂は、乳酸の二量
体であるラクチド及びポリグリセリン等の添加物を溶融
混合し、加熱開環触媒の存在下で加熱開環重合させた
り、加熱と減圧により直接脱水重合させる方法などで得
ることができる。
【0042】また、オーバーコート層(14)に使用さ
れる上記有機溶剤可溶性多糖類としては、ニトロセルロ
ース、酢酸セルロース、エステル化デンプンなどが例示
できる。これらの混合比としては、ポリ乳酸系樹脂10
0重量部に対し有機溶剤可溶性多糖類5〜40重量部が
好ましい。また、オーバーコート層(14)に使用され
る上記多官能イソシアネートとしは、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、トリレンジイソシアネート(TD
I)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、
水添TDI、水添MDI、などの2官能イソシアネート
や、ヘキサメチレンジイソシアネート3量体などの3官
能イソシアネート、などが挙げられる。これらの混合比
としては、ポリ乳酸系樹脂100重量部に対し多官能イ
ソシアネート0.5〜20重量部が好ましい。
【0043】また、オーバーコート層(14)に使用さ
れる上記式(1)および/または(2)で表されるスル
ホン酸塩含有構造を分子鎖に含むポリヒドロキシ酸系ポ
リエステルとしては、上記印刷層(16)の項で述べた
ものと同様なので省略する。さらにこのポリヒドロキシ
酸系ポリエステルと混合される有機溶剤可溶性多糖類お
よび多官能イソシアネートについても、上記ポリ乳酸系
樹脂との混合のものと同様なので省略する。
【0044】次に、本発明に係るヒ−トシール剤層(1
2)としては、生分解性ポリエステルであって、乳酸残
基を80〜100モル%含有し、乳酸残基のうちL−乳
酸残基とD−乳酸残基のモル比(L/D)が1〜19で
あり、還元粘度が0.4〜1.5dl/gであるものが
利用される。
【0045】上記生分解性ポリエステルの製造方法とし
ては、特に限定されず、従来の公知の方法を用いること
ができ、例えば、ヒドロキシ酸の二量体であるラクチド
と、他のヒドロキシ酸、ポリグリセリンなどを溶融混合
し、公知の開環重合触媒(例えばオクチル酸スズ等)を
用いて、窒素雰囲気下、加熱開環重合させる方法や加熱
および減圧により直接脱水重合を行う方法等が挙げられ
る。
【0046】また、上記生分解性ポリエステルと混合さ
れて使用される生分解性ワックスとしては、特に限定さ
れず、生分解性を有しており、かつワックスとしての機
能を有していればよく、従来公知の植物系ワックス、動
物系ワックス、などの天然ワックスや、生分解性を有す
る合成系ワックスなどを用いることができ、具体例とし
て、カルナバワックス、カスターワックス、キャリデン
ワックスなどの植物系ワックス、密蝋などの動物系ワッ
クス、天然パラフィンなどの炭化水素系ワックス、ステ
アリン酸などの脂肪酸系ワックス類、ステアリン酸アミ
ド、パルチミン酸アミドなどの脂肪酸アミド系ワックス
などが挙げられ、これら一種のみでなく二種以上を併用
してもよい。
【0047】上記生分解性ワックスの融点は、60〜1
30℃の範囲であることが好ましく、80〜100℃の
範囲であることが生分解性や耐ブロッキング性の点から
より好ましい。また数平均分子量は、200〜2000
の範囲にあることが好ましく、400〜1000の範囲
にあることが生分解性や耐ブロッキング性の点から最も
好ましい。
【0048】そして、上記生分解性ポリエステル100
重量部に対し、この生分解性ワックスの配合量は、耐ブ
ロッキング性およびシール強度の点から0.5〜50重
量部の範囲にある必要がある。
【0049】また、本発明に係るヒ−トシール剤層(1
2)としては、上記式(1)および/または(2)で表
されるスルホン酸塩含有構造を分子鎖に含むポリヒドロ
キシ酸系ポリエステルであり、この特性等については、
上記印刷層(16)およびオーバーコート層(14)の
項で述べたものと同様なので省略する。
【0050】また、上記スルホン酸塩含有構造を分子鎖
に含むポリヒドロキシ酸系ポリエステルと混合されて使
用されるアンチブロッキング剤としては、添加すること
によってブロッキングを防止できるものであれば様々な
ものが用いられ、代表的なものとしては、オイル類、ワ
ックス類、有機粒子、無機粒子などが挙げられる。この
中でもワックス類および無機粒子が好適に用いられる。
【0051】上記ワックス類としては、特に限定され
ず、ワックスとしての機能を有していればよく、従来公
知の植物系ワックス、動物系ワックス、などの天然ワッ
クスや、生分解性を有する合成系ワックスなどを用いる
ことができ、具体例として、流動パラフィン、天然パラ
フィン、マイクロワックス、合成パラフィン、ポリエチ
レンワックスなどの炭化水素系ワックス類、ステアリン
酸などの脂肪酸系ワックス類、ステアリン酸アミド、パ
ルチミン酸アミドなどの脂肪酸アミド系ワックスなどが
挙げられ、これら一種のみでなく二種以上を併用しても
よい。
【0052】また上記無機粒子の具体例としては、マグ
ネシウム、カルシウム、バリウム、亜鉛、ジルコニウ
ム、モリブデン、ケイ素、アンチモン、チタンなどの金
属の酸化物、水酸化物、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩など
を含む無機粒子が挙げられ、さらに詳細な具体例とし
て、シリカゲル、酸化アルミニウム、水酸化カルシウ
ム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネ
シウム、ゼオライト、マイカ、ガラス粉末、カーボンフ
ックなどを含有する無機粒子が挙げられ、これら一種の
みでなく二種以上を併用してもよい。
【0053】上記材料等でなるヒートシール剤層(1
2)は、緊縛・固定の際に互いにヒートシールする部位
に形成する。例えば、図2(a)に示すように、キャッ
プ(3)が施栓されている瓶(2)をキャップ(3)毎
緊縛・固定する場合には、フィルムの裏面側では、左側
端部(4a)に、及びフィルムの表面側では、右側端部
(4b)に設けることができる。
【0054】なお、オーバーコート層(14)及びヒー
トシール剤層(12)は、いずれも、適切な有機溶剤に
溶解又は分散させて印刷又は塗布することができる。有
機溶剤としては、例えば、トルエン、メチルエチルケト
ン、酢酸エチル等が使用できる。
【0055】本発明に係る熱収縮性包装材料(4)は、
例えば図3(c)に示す上記PETボトル(5)の装飾
用ラベル、図2(a)に示すキャップ(3)が施栓され
ている瓶(2)のような容器のバージン性の証明や衛生
性の保持のための封印用として、あるいは図示しないが
カップラーメンやカップスープ等の封印用として、さら
には複数個の製品をまとめて集積包装する熱収縮性包装
材料として利用するのに好適である。
【0056】次に、一事例により、本発明をさらに具体
的に説明する。図1に示すように、基材(10)として
の生分解性フィルムとして、ユニチカ(株)製ポリ乳酸
フィルムを利用した。このポリ乳酸フィルムの融点は1
70℃、厚みは25μmであり、二軸延伸して、100
℃、5分の縦収縮率を7〜9%、横収縮率を3〜6%に
調整したものである。
【0057】次に、グラビア印刷を利用して、基材(1
0)の裏面側(図面では上面)に、印刷層(16)を形
成した。この印刷層(16)に適用したインキは、ポリ
乳酸セグメントとポリグリセリンセグメントとから成る
脂肪族ポリエステルから成るバインダー100重量部に
着色顔料10重量部と有機溶剤として酢酸プロピル20
0重量部を混合し、各種補助成分を添加してその印刷適
性を調整したものである。
【0058】上記バインダーは、次の方法で合成したも
のである。すなわち、DLラクチド1000重量部、重
合度が10であるポリグリセリン10重量部、開環重合
触媒としてアルミニウムアセチルアセテート1重量部を
フラスコに仕込み、窒素雰囲気中で180℃、3時間の
条件で加熱溶融させることにより開環重合させ、残留ラ
クチドを減圧下留去させることにより、上記バインダー
を製造した。このバインダー中の乳酸残基は99モル
%、L−乳酸残基とD−乳酸残基とのL/Dモル比は
1、還元粘度は0.49dl/g、ガラス転移点が49
℃であった。
【0059】次に、この印刷層(16)を被覆して、上
記基材(10)フィルムの裏面のうち、左端部のヒート
シール部位を除く部位に、オーバーコート層(14)を
塗布した。このオーバーコート層(14)はポリ乳酸セ
グメントとポリグリセリンセグメントとを有するポリ乳
酸系樹脂100重量部に対し、有機溶剤可溶性のニトロ
セルロース20重量部を混合したもので、有機溶剤に溶
解させ、グラビア印刷法により塗布した。このポリ乳酸
系樹脂は、次の方法で合成したものである。すなわち、
DLラクチド1000部、重合度が10であるポリグリ
セリン10部、開環重合触媒としてアルミニウムアセチ
ルアセテート1重量部をフラスコに仕込み、窒素雰囲気
中で180℃、3時間の条件で加熱溶融させることによ
り開環重合させ、残留ラクチドを減圧下留去させること
により、上記バインダーを製造した。このポリ乳酸系樹
脂中の乳酸残基は99モル%、L−乳酸残基とD−乳酸
残基とをL/Dモル比は1、還元粘度は0.49dl/
g、ガラス転移点は49℃であった。
【0060】続いて、裏面側のヒートシール部位に、か
つ、上記オーバーコート層(14)に位置合わせして重
ならないようにかつ両層の間に隙間ができない形状に、
また、表面側(図面では下面)の右端部のヒートシール
部位にヒートシール剤を塗布してヒートシール剤層(1
2)を形成した。この時使用したヒートシール剤は、乳
酸残基を90モル%含有し、この乳酸残基のうちL−乳
酸残基とD−乳酸残基のモル比(L/D)が10であ
り、還元粘度が1.0dl/gの生分解性ポリエステル
であって、この生分解性ポリエステル100重量部をメ
チルエチルケトン100重量部に溶解させ、そこへ融点
80〜90℃、数平均分子量500である、カルナバワ
ックス5重量部を加え、ボールミル中で混合分散化し、
その後酢酸エチル100重量部で希釈してヒートシール
剤の塗液とし、グラビア印刷法により塗布した。
【0061】こうして得られた熱収縮性包装材料(4)
を使用して、図3(c)に示すような500mlのPE
Tボトル(5)に被せて装飾用の熱収縮性包装材料
(4)とした。すなわち、例えば、図3(a)に示すよ
うに、裏面側(図面では表面)に印刷層(16)が施さ
れ、左側端部(4a)の裏面と右側端部(4a)の表面
にそれぞれヒートシール剤層(12)が施されている長
方形状の熱収縮性包装材料(4)を、図3(b)に示す
ように、この包装材料(4)の表面側(図面では外側)
の左側端部(4a)と裏面側の右側端部(4b)のヒー
トシール剤層(12)を重ね合わせ、重ね合わされた左
右側端部(4a、4b)をヒートシールして印刷層(1
6)が内面になるような筒状とし、この筒状の熱収縮性
包装材料(4)を、図3(c)に示すように、PETボ
トル(5)の胴部(5a)に被せ、これを熱収縮させ
て、PETボトルの装飾用の熱収縮性包装材料(4)と
した。
【0062】上記ヒートシールは、100℃、19.6
N、1秒の条件で行った。そのヒートシール強度は、
2.40N/15mmである。
【0063】こうして取り付けられた包装体(PETボ
トルと熱収縮性包装材料)を、赤外線ヒーターにより全
体的に加熱して上記熱収縮性包装材料(4)を0.1〜
5%熱収縮させ、PETボトル(5)に緊縛・固定し、
いわゆるシュリンクラベルとした。
【0064】この包装体(PETボトルと熱収縮性包装
材料でなる)の使用後、PETボトル(5)から熱収縮
性包装材料(4)を剥離して分別し、熱収縮性包装材料
(4)の生分解性能を確認したところ、基材(10)フ
ィルム、印刷層(16)、オーバーコート層(14)及
びヒートシール剤層(12)のいずれも良好な生分解性
能を示し、短期間のうちに分解した。
【0065】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち請求項1に係る発明において
は、従来のポリプロピレンやポリ塩化ビニルなどのフィ
ルムに代えて生分解性のフィルムを基材として使用して
いるので、開封後の廃棄に際し、これらフィルム等が雑
菌(分解性細菌)に曝されて分解され、廃棄物に係わる
環境問題の負荷を低減し、環境汚染を防止する熱収縮性
包装材料とすることができる。
【0066】また、請求項2に係わる発明においては、
生分解性の熱収縮性フィルムの片面に設ける印刷層の主
たるバインダーとしてポリ乳酸セグメントとポリグリセ
リンセグメントとから成る脂肪族ポリエステルを使用し
ているため、開封後の廃棄に際し、これら印刷層を有す
るフィルム等が印刷層とともに雑菌(分解性細菌)に曝
されて分解され、廃棄物に係わる環境問題の負荷を低減
し、環境汚染を防止する熱収縮性包装材料とすることが
できる。
【0067】また、請求項3に係わる発明においては、
生分解性の熱収縮性フィルムの片面に設ける印刷層の主
たるバインダーとして上記式(1)および/または
(2)で表されるスルホン酸塩含有構造を分子鎖に含む
ポリヒドロキシ酸系ポリエステルを使用しているため、
開封後の廃棄に際し、これら印刷層を有するフィルム等
が印刷層とともに雑菌(分解性細菌)に曝されて分解さ
れ、廃棄物に係わる環境問題の負荷を低減し、かつ環境
汚染を防止する熱収縮性包装材料とすることができる。
【0068】また、請求項4に係わる発明においては、
印刷層を被覆して熱による接着(ブロッキング)を防止
するオーバーコート層として、ポリ乳酸セグメントとポ
リグリセリンセグメントとを有するポリ乳酸系樹脂と、
有機溶剤可溶性多糖類もしくは多官能イソシアネートと
の混合物を使用しているため、開封後の廃棄に際し、こ
れら印刷層とそれを被覆しているオーバーコート層を有
するフィルム等が印刷層とオーバーコート層ともに雑菌
(分解性細菌)に曝されて分解され、廃棄物に係わる環
境問題の負荷を低減し、環境汚染を防止する熱収縮性包
装材料とすることができる。
【0069】さらにまた、請求項5に係わる発明におい
ては、印刷層を被覆して熱による接着(ブロッキング)
を防止するオーバーコート層として、上記式(1)およ
び/または(2)で表されるスルホン酸塩含有構造を分
子鎖に含むポリヒドロキシ酸系ポリエステルと、有機溶
剤可溶性多糖類もしくは多官能イソシアネートの混合物
を使用しているため、開封後の廃棄に際し、その印刷層
とそれを被覆しているオーバーコート層を有するフィル
ム等が、印刷層とオーバーコート層とともに雑菌(分解
性細菌)に曝されて分解され、環境に係わる負荷を低減
し、環境汚染を防止する熱収縮性包装材料とすることが
できる。
【0070】従って、上記請求項4または5に係る発明
においては、上記請求項2または3の発明に係わる印刷
層を被覆して、ポリ乳酸セグメントとポリグリセリンセ
グメントとを有するポリ乳酸系樹脂と、有機溶剤可溶性
多糖類もしくは多官能イソシアネートとの混合物、また
は上記式(1)および/または(2)で表されるスルホ
ン酸塩含有構造を分子鎖に含むポリヒドロキシ酸系ポリ
エステルと、有機溶剤可溶性多糖類もしくは多官能イソ
シアネートとの混合物から成るオーバーコート層を設け
ているため、これら印刷層による隣接する包装材料や内
容物へのブロッキングを防止して、長期の保管と移送と
を容易にして、品質に対する信頼性の向上を図ることが
できる。
【0071】また、上記請求項6に係わる発明において
は、ヒートシール剤層を生分解性ポリエステルと、生分
解性ワックスとを主成分として構成されているものとす
ることによって、このヒートシール剤層が透明性、塗布
性、ヒートシール強度および耐ブロッキング性に優れ、
かつ開封後の廃棄に際し、上記の印刷層とそれを被覆し
ているオーバーコート層を有するフィルムとともに雑菌
(分解性細菌)に曝されて分解され、環境に係わる負荷
を低減し、より一層の環境汚染を防止する熱収縮性包装
材料を供給できるという効果を奏する。
【0072】さらにまた、上記請求項7に係わる発明に
おいては、ヒートシール剤層を上記式(1)および/ま
たは(2)で表されるスルホン酸塩含有構造を分子鎖に
含むポリヒドロキシ酸系ポリエステルと、アンチブロッ
キング剤の混合物からなる構成としたので、このヒート
シール剤層が透明性、塗布性、ヒートシール強度および
耐ブロッキング性に優れ、かつ開封後の廃棄に際し、上
記の印刷層とそれを被覆しているオーバーコート層を有
するフィルムとともに雑菌(分解性細菌)に曝されて分
解され、環境に係わる負荷を低減し、より一層の環境汚
染を防止する熱収縮性包装材料を供給できるという効果
を奏するものである。
【0073】従って本発明は、例えばPETボトルの装
飾用ラベルやキャップが施栓された容器のバージン性を
保証する封印用等の如き用途において、優れた実用上の
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱収縮性包装材料の一実施の形態を側
断面で表した説明図である。
【図2】本発明に係わる熱収縮性包装材料を用いた包装
体の一事例を示すもので、(a)は、キャップと瓶を包
む前の熱収縮性包装材料の一事例の形態を示す斜視図で
ある。(b)は、その熱収縮性包装材料を筒状にした一
事例を示す斜視図である。(c)は、熱収縮性包装材料
が緊縛・固定された包装体の斜視図である。
【図3】本発明に係わる熱収縮性包装材料を用いた包装
体の他の一事例を示すものであり、(a)は、熱収縮性
包装材料の一事例の形態を示す平面図である。(b)
は、その熱収縮性包装材料を筒状にした一事例を示す斜
視図である。(c)は、熱収縮性包装材料が緊縛・固定
された包装体の斜視図である。
【符号の説明】
2‥‥瓶 3‥‥キャップ 4‥‥熱収縮性包装材料 4a‥‥左側端部 4b‥‥右側端部 5‥‥PETボトル 5a‥‥PETボトルの胴部 10‥‥基材 12‥‥ヒートシール剤層 14‥‥オーバーコート層 16‥‥印刷層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 27/36 B32B 27/36 B65D 71/08 BRQ B65D 71/08 BRQ BSG BSGA C09K 3/10 C09K 3/10 Z (72)発明者 堀田 泰業 滋賀県大津市堅田2丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 (72)発明者 賀来 俊行 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 奥山 和紀 東京都中央区京橋2丁目3番13号 東洋イ ンキ製造株式 会社内 (72)発明者 鈴木 明 東京都中央区京橋2丁目3番13号 東洋イ ンキ製造株式 会社内 Fターム(参考) 3E067 AA11 BA21A BB14A BC04A CA01 EC28 FA01 FB01 FC02 GD10 3E086 AA22 AB03 AC07 AD16 BA04 BA15 BB51 BB62 BB67 BB90 DA08 4F100 AJ03C AK41B AK41C AK51C AL05C AT00A BA02 BA03 BA10C CA17B CA19B CC01C DC22B DC22C HB31 JA03A JC00A JC00B JC00C JL12B 4F210 RA03 RC02 RG01 RG05 RG09 RG43 4H017 AA04 AA31 AB13 AC02 AE05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端部同士をヒートシールして筒状とし、こ
    の筒状のフィルムを製品に被せ、もしくはフィルムで製
    品を包み、その端部同士をヒートシールして筒状とし、
    次いでその筒状のフィルムを熱収縮せしめることにより
    緊縛・固定する熱収縮性包装材料において、生分解性の
    熱収縮性フィルムを基材とし、その端部のヒートシール
    部位にヒートシール剤層を備えていることを特徴とする
    熱収縮性包装材料。
  2. 【請求項2】前記生分解性の熱収縮性フィルムの片面
    に、ポリ乳酸セグメントとポリグリセリンセグメントと
    から成る脂肪族ポリエステルを主たるバインダーとする
    印刷層を備えていることを特徴とする請求項1記載の熱
    収縮性包装材料。
  3. 【請求項3】前記生分解性の熱収縮性フィルムの片面
    に、下記式(1)および/または(2)で表されるスル
    ホン酸塩含有構造を分子鎖に含むポリヒドロキシ酸系ポ
    リエステルを主たるバインダーとする印刷層を備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の熱収縮性包装材料。 【化1】 〔式(1)において、Xは炭素数20以下のアルキル
    基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル
    基または、水素、水酸基、ニトロ基、アミノ基、アシル
    基、スルホン酸基、アルコキシル基およびハロゲンを示
    し、Mはリチウム、ナトリウム、カリウムまたは下記式
    (3)で表されるアミンを示す。また、m1は0〜3の
    整数であり、m2は1〜4の整数であって、m1+m2
    は、1≦m1+m2≦4の関係を満たす。また、n1は
    1以上の整数を示す。〕 【化2】 〔式(2)において、R1 は炭素数20以下のアルキリ
    デン基を示し、Mはリチウム、ナトリウム、カリウムま
    たは下記式(3)で表されるアミンを示す。〕 【化3】 〔式(3)において、R2 、R3 、R4 およびR5 はそ
    れぞれ独立に水素、アルキル基、フェニル基またはベン
    ジル基を示す。〕
  4. 【請求項4】前記印刷層を被覆して熱による接着を防止
    し、ヒートシール部位を除いた部位に、ポリ乳酸セグメ
    ントとポリグリセリンセグメントとを有するポリ乳酸系
    樹脂と、有機溶剤可溶性多糖類もしくは多官能イソシア
    ネートの混合物からなるオーバーコート層を備えている
    ことを特徴とする請求項2または3記載の熱収縮性包装
    材料。
  5. 【請求項5】前記印刷層を被覆して熱による接着を防止
    し、ヒートシール部位を除いた部位に、下記式(1)お
    よび/または(2)で表されるスルホン酸塩含有構造を
    分子鎖に含むポリヒドロキシ酸系ポリエステルと、有機
    溶剤可溶性多糖類もしくは多官能イソシアネートの混合
    物からなるオーバーコート層を備えていることを特徴と
    する請求項2または3記載の熱収縮性包装材料。 【化4】 〔式(1)において、Xは炭素数20以下のアルキル
    基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル
    基または、水素、水酸基、ニトロ基、アミノ基、アシル
    基、スルホン酸基、アルコキシル基およびハロゲンを示
    し、Mはリチウム、ナトリウム、カリウムまたは下記式
    (3)で表されるアミンを示す。また、m1は0〜3の
    整数であり、m2は1〜4の整数であって、m1+m2
    は、1≦m1+m2≦4の関係を満たす。また、n1は
    1以上の整数を示す。〕 【化5】 〔式(2)において、R1 は炭素数20以下のアルキリ
    デン基を示し、Mはリチウム、ナトリウム、カリウムま
    たは下記式(3)で表されるアミンを示す。〕 【化6】 〔式(3)において、R2 、R3 、R4 およびR5 はそ
    れぞれ独立に水素、アルキル基、フェニル基またはベン
    ジル基を示す。〕
  6. 【請求項6】前記ヒートシール剤層が生分解性ポリエス
    テルと、生分解性ワックスとを主成分として構成されて
    いることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    熱収縮性包装材料。
  7. 【請求項7】前記ヒートシール剤層が下記式(1)およ
    び/または(2)で表されるスルホン酸塩含有構造を分
    子鎖に含むポリヒドロキシ酸系ポリエステルと、アンチ
    ブロッキング剤の混合物からなることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の熱収縮性包装材料。 【化7】 〔式(1)において、Xは炭素数20以下のアルキル
    基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル
    基または、水素、水酸基、ニトロ基、アミノ基、アシル
    基、スルホン酸基、アルコキシル基およびハロゲンを示
    し、Mはリチウム、ナトリウム、カリウムまたは下記式
    (3)で表されるアミンを示す。また、m1は0〜3の
    整数であり、m2は1〜4の整数であって、m1+m2
    は、1≦m1+m2≦4の関係を満たす。また、n1は
    1以上の整数を示す。〕 【化8】 〔式(2)において、R1 は炭素数20以下のアルキリ
    デン基を示し、Mはリチウム、ナトリウム、カリウムま
    たは下記式(3)で表されるアミンを示す。〕 【化9】 〔式(3)において、R2 、R3 、R4 およびR5 はそ
    れぞれ独立に水素、アルキル基、フェニル基またはベン
    ジル基を示す。〕
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JP2008001098A (ja) * 2006-05-26 2008-01-10 Fuji Seal International Inc シュリンクラベル

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