JP2003162466A - プログラマブルコントローラ - Google Patents
プログラマブルコントローラInfo
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- JP2003162466A JP2003162466A JP2001359299A JP2001359299A JP2003162466A JP 2003162466 A JP2003162466 A JP 2003162466A JP 2001359299 A JP2001359299 A JP 2001359299A JP 2001359299 A JP2001359299 A JP 2001359299A JP 2003162466 A JP2003162466 A JP 2003162466A
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- Japan
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- data
- programmable controller
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- Computer And Data Communications (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子メールの受信側で特別な処理を必要とせ
ず、かつ通報を受けた人が迅速で的確な対応をとること
を可能としたプログラマブルコントローラを提供する。 【解決手段】 本発明のプログラマブルコントローラ1
は、制御対象の状態にかかる個々のデータの変化を検出
するデータ変化検出部22と、このデータ変化検出部2
2が検出するデータの変化若しくは変化の組合せに関連
づけた制御対象の状態とこの状態に対する対応方法とを
示すテキストデータを設定するデータ設定部24と、こ
のデータ設定部24により設定されたテキストデータを
格納するデータ格納部25と、このデータ格納部25か
らデータ変化検出部22が検出したデータの変化若しく
は変化の組合せに対応するテキストデータを読み出して
電子メールを作成し送信する電子メール送信制御部23
とを備えた。
ず、かつ通報を受けた人が迅速で的確な対応をとること
を可能としたプログラマブルコントローラを提供する。 【解決手段】 本発明のプログラマブルコントローラ1
は、制御対象の状態にかかる個々のデータの変化を検出
するデータ変化検出部22と、このデータ変化検出部2
2が検出するデータの変化若しくは変化の組合せに関連
づけた制御対象の状態とこの状態に対する対応方法とを
示すテキストデータを設定するデータ設定部24と、こ
のデータ設定部24により設定されたテキストデータを
格納するデータ格納部25と、このデータ格納部25か
らデータ変化検出部22が検出したデータの変化若しく
は変化の組合せに対応するテキストデータを読み出して
電子メールを作成し送信する電子メール送信制御部23
とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント機器など
の制御に用いるプログラマブルコントローラに関し、特
に電子メール通報可能なプログラマブルコントローラに
関する。
の制御に用いるプログラマブルコントローラに関し、特
に電子メール通報可能なプログラマブルコントローラに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子メールの普及により、プラン
ト機器などの制御に用いられるプログラマブルコントロ
ーラなどの工業用コントローラにも電子メールを用いた
通報機能が提供されるようになってきている。従来の電
子メール通報機能を備えたプログラマブルコントローラ
には、一定周期若しくはあるイベントによってあらかじ
め指定されている複数データ若しくはブロックデータを
電子メールで送信し、受信側で人が理解できる文章に変
換して表示するものや、定型文の所定箇所に状態を表す
文字列や数値を挿入して伝文を作成し電子メールとして
送信するものが知られている。
ト機器などの制御に用いられるプログラマブルコントロ
ーラなどの工業用コントローラにも電子メールを用いた
通報機能が提供されるようになってきている。従来の電
子メール通報機能を備えたプログラマブルコントローラ
には、一定周期若しくはあるイベントによってあらかじ
め指定されている複数データ若しくはブロックデータを
電子メールで送信し、受信側で人が理解できる文章に変
換して表示するものや、定型文の所定箇所に状態を表す
文字列や数値を挿入して伝文を作成し電子メールとして
送信するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合、通報を受信する側に受信したデータを解析し状態
やイベントを示す文章に変換する変換手段が必要となる
ため、最近急速に普及している電子メール機能付き携帯
電話機のように変換手段を有しない受信表示装置では通
報内容を識別することができないという問題があった。
また、後者の場合、電子メール機能付き携帯電話に通報
内容を表示することができるが、定型文を用いるため送
信内容が限られていた。このため、状態の変化やイベン
トの発生は通知できるが、これらに対する対応方法など
を通知することができないため、通報対象者が迅速で的
確な対応を行うことのできる熟練者に限られていた。本
発明の目的は、電子メールの受信側で特別な処理を必要
とせず、かつ通報を受けた人が迅速で的確な対応をとる
ことを可能としたプログラマブルコントローラを提供す
ることである。
場合、通報を受信する側に受信したデータを解析し状態
やイベントを示す文章に変換する変換手段が必要となる
ため、最近急速に普及している電子メール機能付き携帯
電話機のように変換手段を有しない受信表示装置では通
報内容を識別することができないという問題があった。
また、後者の場合、電子メール機能付き携帯電話に通報
内容を表示することができるが、定型文を用いるため送
信内容が限られていた。このため、状態の変化やイベン
トの発生は通知できるが、これらに対する対応方法など
を通知することができないため、通報対象者が迅速で的
確な対応を行うことのできる熟練者に限られていた。本
発明の目的は、電子メールの受信側で特別な処理を必要
とせず、かつ通報を受けた人が迅速で的確な対応をとる
ことを可能としたプログラマブルコントローラを提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、少なくとも1つの機器と接続され、
機器との間で信号のやりとりを行って制御対象の制御を
行うプログラマブルコントローラにおいて、制御対象の
状態にかかる個々のデータの変化を検出する検出手段
と、この検出手段が検出するデータの変化に関連づけた
制御対象の状態とこの状態に対する対応方法とを示すテ
キストデータを設定する設定手段と、この設定手段によ
り設定されたテキストデータを格納する記憶手段と、検
出手段がテキストデータに対応するデータの変化を検出
すると、記憶手段からテキストデータを読み出して電子
メールを作成し送信する電子メール送信制御手段とを備
えたことによって特徴づけられる。ここで、テキストデ
ータが対応づけられる「データの変化」とは、個々のデ
ータの変化の他、データの変化の組合せも含むものであ
る。
ために、本発明は、少なくとも1つの機器と接続され、
機器との間で信号のやりとりを行って制御対象の制御を
行うプログラマブルコントローラにおいて、制御対象の
状態にかかる個々のデータの変化を検出する検出手段
と、この検出手段が検出するデータの変化に関連づけた
制御対象の状態とこの状態に対する対応方法とを示すテ
キストデータを設定する設定手段と、この設定手段によ
り設定されたテキストデータを格納する記憶手段と、検
出手段がテキストデータに対応するデータの変化を検出
すると、記憶手段からテキストデータを読み出して電子
メールを作成し送信する電子メール送信制御手段とを備
えたことによって特徴づけられる。ここで、テキストデ
ータが対応づけられる「データの変化」とは、個々のデ
ータの変化の他、データの変化の組合せも含むものであ
る。
【0005】この場合、設定手段の一構成例は、さらに
電子メール送信制御手段が記憶手段から読み出されたテ
キストデータを含む電子メールを作成するにあたり検出
すべき所定のデータの変化ごとにテキストデータを設定
する。また、このプログラマブルコントローラは、設定
手段が設定したデータをユーザプログラムの一部として
記憶手段のプログラム格納領域に格納する。ここで、デ
ータは少なくとも上記テキストデータを含むものであ
る。設定したデータをユーザプログラムの一部としてプ
ログラム格納領域に格納することにより、従来のプログ
ラマブルコントローラが持つプログラムモードを使用し
て容易にデータの編集を行うことができる。また、設定
手段の一構成例はテキストデータや電子メールの作成に
要する所定のデータを電子メール送信命令の引数として
ラダー図形式で設定する。設定手段の別の構成例はテキ
ストデータや電子メールの作成に要する所定のデータを
プログラマブルコントローラ内の個々の変化するデータ
と関連づけて表形式にまとめ、データごとに独立に指定
する。
電子メール送信制御手段が記憶手段から読み出されたテ
キストデータを含む電子メールを作成するにあたり検出
すべき所定のデータの変化ごとにテキストデータを設定
する。また、このプログラマブルコントローラは、設定
手段が設定したデータをユーザプログラムの一部として
記憶手段のプログラム格納領域に格納する。ここで、デ
ータは少なくとも上記テキストデータを含むものであ
る。設定したデータをユーザプログラムの一部としてプ
ログラム格納領域に格納することにより、従来のプログ
ラマブルコントローラが持つプログラムモードを使用し
て容易にデータの編集を行うことができる。また、設定
手段の一構成例はテキストデータや電子メールの作成に
要する所定のデータを電子メール送信命令の引数として
ラダー図形式で設定する。設定手段の別の構成例はテキ
ストデータや電子メールの作成に要する所定のデータを
プログラマブルコントローラ内の個々の変化するデータ
と関連づけて表形式にまとめ、データごとに独立に指定
する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に図を用いて発明の実施の形
態を説明する。図1は、本発明が適用されたプログラマ
ブルコントローラを含む警報通知システムの一構成例を
示す概略図である。同図において、プログラマブルコン
トローラ1は、制御対象のプラント機器4に接続されて
いる。また、このプログラマブルコントローラ1は、メ
ールサーバ6、端末装置7及びルータ10が接続された
情報系ネットワーク5に接続されており、この情報系ネ
ットワーク5は、ルータ10を介してインターネット1
1に接続されている。インターネット11には、ルータ
12とメールサーバ13と端末装置14とが接続された
他のネットワークや、ルータ15とメールサーバ16と
無線通信によりデータ通信の可能な携帯電話18に接続
する基地局17とが接続されたネットワークが各々のル
ータ12,15を介して接続されている。
態を説明する。図1は、本発明が適用されたプログラマ
ブルコントローラを含む警報通知システムの一構成例を
示す概略図である。同図において、プログラマブルコン
トローラ1は、制御対象のプラント機器4に接続されて
いる。また、このプログラマブルコントローラ1は、メ
ールサーバ6、端末装置7及びルータ10が接続された
情報系ネットワーク5に接続されており、この情報系ネ
ットワーク5は、ルータ10を介してインターネット1
1に接続されている。インターネット11には、ルータ
12とメールサーバ13と端末装置14とが接続された
他のネットワークや、ルータ15とメールサーバ16と
無線通信によりデータ通信の可能な携帯電話18に接続
する基地局17とが接続されたネットワークが各々のル
ータ12,15を介して接続されている。
【0007】このような構成において、プログラマブル
コントローラ1は、プラント機器4を制御してプロセス
制御を行うプラントコントローラとして使用されてお
り、プロセス制御の実行中に警報の発生又は警報状態か
らの回復を検知するとこれらに対応した固有の伝文を有
する電子メールを作成しメールサーバ6に送信する。メ
ールサーバ6は、受信した電子メールを電子メールの宛
先に対応したメールサーバへ転送する。ここで、メール
サーバ6は、電子メールの宛先が情報系ネットワーク5
内であるときは自身の受信メールサーバ部へ転送し、他
のネットワークであるときはインターネット11を介し
て電子メールの宛先に対応したメールサーバ12,15
へ転送する。よって、端末装置7,14や携帯電話18
が各々のネットワークに接続されたメールサーバ6,1
3,15にアクセスすることにより、警報の発生又は警
報状態からの回復が通知される。ここで、プログラマブ
ルコントローラ1以外は、周知のものであるので説明を
省略する。
コントローラ1は、プラント機器4を制御してプロセス
制御を行うプラントコントローラとして使用されてお
り、プロセス制御の実行中に警報の発生又は警報状態か
らの回復を検知するとこれらに対応した固有の伝文を有
する電子メールを作成しメールサーバ6に送信する。メ
ールサーバ6は、受信した電子メールを電子メールの宛
先に対応したメールサーバへ転送する。ここで、メール
サーバ6は、電子メールの宛先が情報系ネットワーク5
内であるときは自身の受信メールサーバ部へ転送し、他
のネットワークであるときはインターネット11を介し
て電子メールの宛先に対応したメールサーバ12,15
へ転送する。よって、端末装置7,14や携帯電話18
が各々のネットワークに接続されたメールサーバ6,1
3,15にアクセスすることにより、警報の発生又は警
報状態からの回復が通知される。ここで、プログラマブ
ルコントローラ1以外は、周知のものであるので説明を
省略する。
【0008】次に、プログラマブルコントローラ1につ
いて図2を参照して詳細に説明する。図2は、図1のプ
ログラマブルコントローラ1の第1の実施の形態を示す
ブロック図である。同図において、プログラマブルコン
トローラ1は、機器制御部21、データ変化検出部2
2、電子メール送信制御部23、データ設定部24及び
データ格納部25を備えており、プラント機器4に接続
されるとともに情報系ネットワーク5を介してメールサ
ーバ6と端末装置7に接続されている。
いて図2を参照して詳細に説明する。図2は、図1のプ
ログラマブルコントローラ1の第1の実施の形態を示す
ブロック図である。同図において、プログラマブルコン
トローラ1は、機器制御部21、データ変化検出部2
2、電子メール送信制御部23、データ設定部24及び
データ格納部25を備えており、プラント機器4に接続
されるとともに情報系ネットワーク5を介してメールサ
ーバ6と端末装置7に接続されている。
【0009】機器制御部21は、使用者によって組み込
まれたユーザプログラムにしたがってプラント機器4と
の間で信号のやりとりを行って制御対象の制御を行うと
ともに、プラント機器4から得られる情報に基づいて制
御対象の状態を示すデータをデータ格納部25の後述す
るデータ領域の当該データに対応する特定アドレスに書
き込む機能を有する。ここで、制御対象は、プラント機
器4自体であってもよいし、プラント機器によって制御
される圧力や温度などのパラメータであってもよい。ま
た、制御対象や制御対象の状態を示すデータは1つに限
られるものではない。プラント機器4には、例えば、温
度調節器、ポンプ、バルブといった能動的に動作するも
のだけでなく、温度計、圧力計、ガス検知器といった受
動的に動作するセンサのようなものも含まれる。
まれたユーザプログラムにしたがってプラント機器4と
の間で信号のやりとりを行って制御対象の制御を行うと
ともに、プラント機器4から得られる情報に基づいて制
御対象の状態を示すデータをデータ格納部25の後述す
るデータ領域の当該データに対応する特定アドレスに書
き込む機能を有する。ここで、制御対象は、プラント機
器4自体であってもよいし、プラント機器によって制御
される圧力や温度などのパラメータであってもよい。ま
た、制御対象や制御対象の状態を示すデータは1つに限
られるものではない。プラント機器4には、例えば、温
度調節器、ポンプ、バルブといった能動的に動作するも
のだけでなく、温度計、圧力計、ガス検知器といった受
動的に動作するセンサのようなものも含まれる。
【0010】データ変化検出部22は、機器制御部21
がデータ格納部25に書き込む制御対象の状態を示すデ
ータを監視し、特定のデータの変化を検出したときに電
子メール送信制御部23へ通知する機能を有する。この
場合、データ変化検出部22は制御対象の状態を示す複
数のデータの中から予めユーザプログラムで設定された
特定のデータの変化についてのみ電子メール送信制御部
23に通知する。この実施の形態の場合、特定のデータ
は、例えばプラント機器4自体の異常の有無やプラント
機器4が検出する異常(ガス漏れの検出など)の有無を
示すフラグと、プラント機器4から出力される温度や圧
力などの数値データを演算処理した結果であり、これら
のON/OFFの状態や演算結果などにより、警報の発
生又は警報状態からの回復を識別し、電子メール送信制
御部23へ通知する。
がデータ格納部25に書き込む制御対象の状態を示すデ
ータを監視し、特定のデータの変化を検出したときに電
子メール送信制御部23へ通知する機能を有する。この
場合、データ変化検出部22は制御対象の状態を示す複
数のデータの中から予めユーザプログラムで設定された
特定のデータの変化についてのみ電子メール送信制御部
23に通知する。この実施の形態の場合、特定のデータ
は、例えばプラント機器4自体の異常の有無やプラント
機器4が検出する異常(ガス漏れの検出など)の有無を
示すフラグと、プラント機器4から出力される温度や圧
力などの数値データを演算処理した結果であり、これら
のON/OFFの状態や演算結果などにより、警報の発
生又は警報状態からの回復を識別し、電子メール送信制
御部23へ通知する。
【0011】電子メール送信制御部23は、データ変化
検出部22からの通知される特定のデータの変化若しく
は変化の組合せに対してデータ格納部25から後述する
このデータに対応した固有の伝文を含む電子メールを構
成するテキストデータを読み出して電子メールを作成
し、情報系ネットワーク5を介してメールサーバ6に送
信する機能を有する。この機能は、プログラマブルコン
トローラ1のインストラクションの1つとして備えられ
た、データ格納部25から当該電子メールを構成するテ
キストデータを連続的に読み出して電子メールのフォー
マットに挿入するとともに、送信元メールアドレスなど
の電子メールの送信に必要な他のデータを共通データ格
納部から読み出して電子メールを作成し送信する、「電
子メール送信命令」によって実行される。ここで、共通
データ格納部は、後述するデータ設定部24のデータ領
域に設けられている。
検出部22からの通知される特定のデータの変化若しく
は変化の組合せに対してデータ格納部25から後述する
このデータに対応した固有の伝文を含む電子メールを構
成するテキストデータを読み出して電子メールを作成
し、情報系ネットワーク5を介してメールサーバ6に送
信する機能を有する。この機能は、プログラマブルコン
トローラ1のインストラクションの1つとして備えられ
た、データ格納部25から当該電子メールを構成するテ
キストデータを連続的に読み出して電子メールのフォー
マットに挿入するとともに、送信元メールアドレスなど
の電子メールの送信に必要な他のデータを共通データ格
納部から読み出して電子メールを作成し送信する、「電
子メール送信命令」によって実行される。ここで、共通
データ格納部は、後述するデータ設定部24のデータ領
域に設けられている。
【0012】データ設定部24は、データ変化検出部2
2から通知される情報に対応した固有の伝文を含む電子
メールを構成するテキストデータと、この電子メールの
送信条件とを設定し、データ格納部25の後述するプロ
グラム格納領域に格納する機能を有する。ここで、固有
の伝文は、電子メールの本文部分に挿入される文章であ
り、一定周期若しくはあるイベントによってあらかじめ
指定されている複数データ若しくはブロックデータなど
や、定型文に状態を表す文字列や数値をはめ込んだ文章
などではなく、制御対象の状態とこの状態に対する対応
方法とを制約のない自由な文章で表現したものである。
この場合、伝文には警報の発生や警報状態からの回復の
ような変化したデータが示す意味やこれに対する対応方
法などを設定する。
2から通知される情報に対応した固有の伝文を含む電子
メールを構成するテキストデータと、この電子メールの
送信条件とを設定し、データ格納部25の後述するプロ
グラム格納領域に格納する機能を有する。ここで、固有
の伝文は、電子メールの本文部分に挿入される文章であ
り、一定周期若しくはあるイベントによってあらかじめ
指定されている複数データ若しくはブロックデータなど
や、定型文に状態を表す文字列や数値をはめ込んだ文章
などではなく、制御対象の状態とこの状態に対する対応
方法とを制約のない自由な文章で表現したものである。
この場合、伝文には警報の発生や警報状態からの回復の
ような変化したデータが示す意味やこれに対する対応方
法などを設定する。
【0013】この実施の形態におけるデータ設定は、図
3に示すような、ラダー図形式で記述したプログラムを
入力することにより行う。図3は、データ設定に用いる
ラダー図形式で記述したプログラムの一例を示す説明図
である。同図において、X0001はデータ変化検出部
22から通知されるデータが格納されるアドレスの1つ
であり、ここではエリアDDDに配置された特殊ガス漏
洩検出器の出力するONかOFFのいずれかのデータが
格納される。X0001を示す接点に直列接続された電
子メール送信ブロックは、「電子メール送信命令」を示
し、引数としてプログラマブルコントローラ1が接続さ
れた情報系ネットワーク5のメールサーバ6のIPアド
レス(1)と、送信先メールアドレス(2)と、メール
の表題(3)と、メールの本文(4)を設定する。
3に示すような、ラダー図形式で記述したプログラムを
入力することにより行う。図3は、データ設定に用いる
ラダー図形式で記述したプログラムの一例を示す説明図
である。同図において、X0001はデータ変化検出部
22から通知されるデータが格納されるアドレスの1つ
であり、ここではエリアDDDに配置された特殊ガス漏
洩検出器の出力するONかOFFのいずれかのデータが
格納される。X0001を示す接点に直列接続された電
子メール送信ブロックは、「電子メール送信命令」を示
し、引数としてプログラマブルコントローラ1が接続さ
れた情報系ネットワーク5のメールサーバ6のIPアド
レス(1)と、送信先メールアドレス(2)と、メール
の表題(3)と、メールの本文(4)を設定する。
【0014】これにより、電子メール送信制御部23
は、X0001がOFFからONに変化したときに、表
題が「設備CCCからのアラーム発生通知」で、本文に
「エリアDDDにて特殊ガス漏洩。エリアDDDへの立
ち入りを禁止してください。」と記載された電子メール
を送信し、X0001がONからOFFに変化したとき
に、表題が「設備CCCからのアラーム回復通知」で、
本文に「エリアDDDにて特殊ガス漏洩復旧」と記載さ
れた電子メールを送信する。
は、X0001がOFFからONに変化したときに、表
題が「設備CCCからのアラーム発生通知」で、本文に
「エリアDDDにて特殊ガス漏洩。エリアDDDへの立
ち入りを禁止してください。」と記載された電子メール
を送信し、X0001がONからOFFに変化したとき
に、表題が「設備CCCからのアラーム回復通知」で、
本文に「エリアDDDにて特殊ガス漏洩復旧」と記載さ
れた電子メールを送信する。
【0015】図3では、X0001をONかOFFのい
ずれかのデータが格納されるものとして説明したが、こ
れに限られるものではなく、データ変化検出部22にお
いて行った所定値か否かや所定値を超えたか否かなどの
比較演算結果を格納してもよい。また、電子メール送信
ブロックにX0001を示す接点が直列接続された例で
説明したが、アドレスを示す接点を直列や並列に複数組
み合わせて接続した出力を電子メール送信ブロックに接
続し、特定のデータの変化の組合せに対して電子メール
を送信するようにしてもよい。なお、このデータ設定部
24は、プログラマブルコントローラ1の行うべき動作
をラダー図形式で記述したユーザプログラムの設定手段
を兼ねており、機器制御部21とデータ変化検出部22
のユーザプログラムの設定にも用いられる。
ずれかのデータが格納されるものとして説明したが、こ
れに限られるものではなく、データ変化検出部22にお
いて行った所定値か否かや所定値を超えたか否かなどの
比較演算結果を格納してもよい。また、電子メール送信
ブロックにX0001を示す接点が直列接続された例で
説明したが、アドレスを示す接点を直列や並列に複数組
み合わせて接続した出力を電子メール送信ブロックに接
続し、特定のデータの変化の組合せに対して電子メール
を送信するようにしてもよい。なお、このデータ設定部
24は、プログラマブルコントローラ1の行うべき動作
をラダー図形式で記述したユーザプログラムの設定手段
を兼ねており、機器制御部21とデータ変化検出部22
のユーザプログラムの設定にも用いられる。
【0016】データ格納部25は、データ設定部24で
設定した、データ変化検出部22から通知されるデータ
に対応した固有の伝文を含む電子メールを構成するデー
タと、この電子メールの送信条件とをラダー図形式で記
述したユーザプログラムとして格納する記憶装置であ
る。このデータ格納部25は、機器制御部21とデータ
変化検出部22のユーザプログラムを格納する記憶装置
と、機器制御部21が保持しデータ変化検出部22が参
照する、制御対象や制御対象の状態を示す情報を格納す
る記憶装置とを兼ねており、ラダー図形式で記述したユ
ーザプログラムを格納するプログラム領域と、制御対象
や制御対象の状態を示す情報を格納するデータ領域とか
ら構成されている。
設定した、データ変化検出部22から通知されるデータ
に対応した固有の伝文を含む電子メールを構成するデー
タと、この電子メールの送信条件とをラダー図形式で記
述したユーザプログラムとして格納する記憶装置であ
る。このデータ格納部25は、機器制御部21とデータ
変化検出部22のユーザプログラムを格納する記憶装置
と、機器制御部21が保持しデータ変化検出部22が参
照する、制御対象や制御対象の状態を示す情報を格納す
る記憶装置とを兼ねており、ラダー図形式で記述したユ
ーザプログラムを格納するプログラム領域と、制御対象
や制御対象の状態を示す情報を格納するデータ領域とか
ら構成されている。
【0017】ここで、データ格納部25に格納される、
固有の伝文を含む電子メールを構成するデータと、この
電子メールの送信条件とをラダー図形式で記述したユー
ザプログラムを、図3で示したX0001がOFFから
ONに変化したときに送信される電子メールのユーザプ
ログラムを例に説明する。図4は、図2のデータ格納部
25の構成を示す説明図であり、固有の伝文を含む電子
メールを構成するデータと、この電子メールの送信条件
の格納場所を示す。
固有の伝文を含む電子メールを構成するデータと、この
電子メールの送信条件とをラダー図形式で記述したユー
ザプログラムを、図3で示したX0001がOFFから
ONに変化したときに送信される電子メールのユーザプ
ログラムを例に説明する。図4は、図2のデータ格納部
25の構成を示す説明図であり、固有の伝文を含む電子
メールを構成するデータと、この電子メールの送信条件
の格納場所を示す。
【0018】図4において、データ格納部25は、プロ
グラム領域41とデータ領域42とから構成され、プロ
グラム領域41に電子メールの送信条件と、この送信条
件により送信される固有の伝文を含む電子メールを構成
するデータとが組になって格納されている。電子メール
の送信条件は、送信条件の判定に用いるデータが格納さ
れたアドレスを示すアドレスデータ43と、送信を可と
するデータ変化を示す判定データ44とからなる。この
場合、アドレスデータ43が示すアドレスは、データ領
域42にあり、データ変化検出部22によりデータが書
き込まれる。
グラム領域41とデータ領域42とから構成され、プロ
グラム領域41に電子メールの送信条件と、この送信条
件により送信される固有の伝文を含む電子メールを構成
するデータとが組になって格納されている。電子メール
の送信条件は、送信条件の判定に用いるデータが格納さ
れたアドレスを示すアドレスデータ43と、送信を可と
するデータ変化を示す判定データ44とからなる。この
場合、アドレスデータ43が示すアドレスは、データ領
域42にあり、データ変化検出部22によりデータが書
き込まれる。
【0019】送信条件により送信される固有の伝文を含
む電子メールを構成するデータは、組になる電子メール
の送信条件に続いて格納される。まず、電子メール送信
命令45が格納され、続いて電子メール送信命令45の
引数がメールサーバIPアドレス46、送信先メールア
ドレス47、メール表題48、メール本文49の順で格
納される。ここで、メール表題48とメール本文49
は、テキストデータで構成されている。
む電子メールを構成するデータは、組になる電子メール
の送信条件に続いて格納される。まず、電子メール送信
命令45が格納され、続いて電子メール送信命令45の
引数がメールサーバIPアドレス46、送信先メールア
ドレス47、メール表題48、メール本文49の順で格
納される。ここで、メール表題48とメール本文49
は、テキストデータで構成されている。
【0020】次に、このプログラマブルコントローラ1
の各部の具体的なハードウェア構成について図5を参照
して説明する。図5は、このプログラマブルコントロー
ラ1のハードウェア構成を示すブロック図である。この
プログラマブルコントローラ1は、CPU51、RAM
52、PROM53、ROM54、通信インタフェース
55、入出力インタフェース56及びこれらを接続する
バス57を備えており、通信インタフェース55が情報
系ネットワークに接続され、入出力インタフェース56
がプラント機器に接続されている。
の各部の具体的なハードウェア構成について図5を参照
して説明する。図5は、このプログラマブルコントロー
ラ1のハードウェア構成を示すブロック図である。この
プログラマブルコントローラ1は、CPU51、RAM
52、PROM53、ROM54、通信インタフェース
55、入出力インタフェース56及びこれらを接続する
バス57を備えており、通信インタフェース55が情報
系ネットワークに接続され、入出力インタフェース56
がプラント機器に接続されている。
【0021】ここで、CPU51はマイクロプロセッ
サ、RAM52はダイナミックRAMなどのランダムア
クセスメモリ、PROM53はフラッシュメモリなどの
書き込み可能な不揮発性メモリ、ROM54はマスクR
OMなどの読み出し専用メモリである。ROM54には
CPU51により実行されてユーザプログラム実行処
理、通信処理、入出力処理、システムサービス処理など
の機能を実現するためのシステムプログラムが格納され
ている。
サ、RAM52はダイナミックRAMなどのランダムア
クセスメモリ、PROM53はフラッシュメモリなどの
書き込み可能な不揮発性メモリ、ROM54はマスクR
OMなどの読み出し専用メモリである。ROM54には
CPU51により実行されてユーザプログラム実行処
理、通信処理、入出力処理、システムサービス処理など
の機能を実現するためのシステムプログラムが格納され
ている。
【0022】機器制御部21の機能は、CPU51によ
りROM54に格納されたユーザプログラム実行処理を
行うシステムプログラムが実行されて、PROM53に
格納されたユーザプログラムの処理を行うことにより実
現される。データ変化検出部22の機能は、CPU51
によりROM54に格納されたデータ変化検出処理を行
うシステムプログラムが実行されることにより実現され
る。電子メール送信制御部23の機能は、ROM54に
格納された通信処理を行うシステムプログラムがCPU
51により実行されることにより実現される。なお、通
信処理を行うシステムプログラムには、「電子メール送
信命令」を解釈し実行するプログラムが含まれている。
りROM54に格納されたユーザプログラム実行処理を
行うシステムプログラムが実行されて、PROM53に
格納されたユーザプログラムの処理を行うことにより実
現される。データ変化検出部22の機能は、CPU51
によりROM54に格納されたデータ変化検出処理を行
うシステムプログラムが実行されることにより実現され
る。電子メール送信制御部23の機能は、ROM54に
格納された通信処理を行うシステムプログラムがCPU
51により実行されることにより実現される。なお、通
信処理を行うシステムプログラムには、「電子メール送
信命令」を解釈し実行するプログラムが含まれている。
【0023】データ設定部24の機能は、ROM54に
格納された入出力処理を行うシステムプログラムがCP
U51により実行されることにより実現される。データ
格納部25は、RAM52とPROM53から構成され
ており、PROM53の記憶領域の一部にユーザプログ
ラムが格納され、CPU51によりプログラム領域とし
て使用される。PROM53の記憶領域の残りの部分と
RAM52の記憶領域の一部はデータ領域として使用さ
れる。また、RAM52の記憶領域の残りの部分は、C
PU51により作業領域として使用される。
格納された入出力処理を行うシステムプログラムがCP
U51により実行されることにより実現される。データ
格納部25は、RAM52とPROM53から構成され
ており、PROM53の記憶領域の一部にユーザプログ
ラムが格納され、CPU51によりプログラム領域とし
て使用される。PROM53の記憶領域の残りの部分と
RAM52の記憶領域の一部はデータ領域として使用さ
れる。また、RAM52の記憶領域の残りの部分は、C
PU51により作業領域として使用される。
【0024】この実施の形態のプログラマブルコントロ
ーラによれば、引数として電子メールの本文を持つ「電
子メール送信命令」をインストラクションの1つとして
備えたので、データ格納部25のプログラム領域に電子
メールの本文に挿入されるテキストデータが格納され
る。このため、ユーザプログラムの書き込みや編集を可
能とするプログラムモードにおいてデータ設定部24に
よりメールの本文を自由に書き込み若しくは編集するこ
とができる。
ーラによれば、引数として電子メールの本文を持つ「電
子メール送信命令」をインストラクションの1つとして
備えたので、データ格納部25のプログラム領域に電子
メールの本文に挿入されるテキストデータが格納され
る。このため、ユーザプログラムの書き込みや編集を可
能とするプログラムモードにおいてデータ設定部24に
よりメールの本文を自由に書き込み若しくは編集するこ
とができる。
【0025】これにより、容易に制約のない自由な文章
表現が可能となるので、状態の変化やイベントの発生の
通知のような定型化した文章だけでなく、これらに対す
る対応方法などの文章をテキストデータとして設定する
ことができる。したがって、電子メールの受信側で特別
な処理を必要とせずに通報内容を知ることができる。ま
た、警報の通知に用いた場合、警報の発生通知に加えて
当該警報に対する対処方法を指示することができるの
で、通報を受けた人が迅速で的確な対応をとることが可
能となる。
表現が可能となるので、状態の変化やイベントの発生の
通知のような定型化した文章だけでなく、これらに対す
る対応方法などの文章をテキストデータとして設定する
ことができる。したがって、電子メールの受信側で特別
な処理を必要とせずに通報内容を知ることができる。ま
た、警報の通知に用いた場合、警報の発生通知に加えて
当該警報に対する対処方法を指示することができるの
で、通報を受けた人が迅速で的確な対応をとることが可
能となる。
【0026】この実施の形態では、データ設定部24に
おけるデータ設定やユーザプログラムの記述にラダー図
形式を用いたが、これらの設定や記述はラダー図形式に
限られるものではない。例えば、ラダー図以外のブロッ
クコーディングの規格(IEC61131−3など)や
プログラマブルコントローラに対応した専用のプログラ
ム言語などを用いてもよい。これらは、機器制御部21
やデータ設定部24の機能を実現するプログラムに、対
応する規格やプログラム言語の処理能力を持たせること
により実現することができる。
おけるデータ設定やユーザプログラムの記述にラダー図
形式を用いたが、これらの設定や記述はラダー図形式に
限られるものではない。例えば、ラダー図以外のブロッ
クコーディングの規格(IEC61131−3など)や
プログラマブルコントローラに対応した専用のプログラ
ム言語などを用いてもよい。これらは、機器制御部21
やデータ設定部24の機能を実現するプログラムに、対
応する規格やプログラム言語の処理能力を持たせること
により実現することができる。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。この実施の形態のプログラマブルコントロー
ラが第1の実施の形態と異なる点は、固有の伝文を含む
電子メールを構成するテキストデータの設定をプログラ
マブルコントローラ内の個々の変化するデータと関連づ
けて表形式にまとめ、データごとに独立に指定可能と
し、このデータの変化をトリガーに電子メールを送信す
るようにしたことである。この場合、データ設定部24
において図6に示すような表形式で、変化するデータが
格納されるアドレスと、このアドレスに格納され、電子
メール送信のトリガーとなるデータ変化と、これに対応
する電子メールを構成するデータとがまとめて設定可能
に構成されている。
説明する。この実施の形態のプログラマブルコントロー
ラが第1の実施の形態と異なる点は、固有の伝文を含む
電子メールを構成するテキストデータの設定をプログラ
マブルコントローラ内の個々の変化するデータと関連づ
けて表形式にまとめ、データごとに独立に指定可能と
し、このデータの変化をトリガーに電子メールを送信す
るようにしたことである。この場合、データ設定部24
において図6に示すような表形式で、変化するデータが
格納されるアドレスと、このアドレスに格納され、電子
メール送信のトリガーとなるデータ変化と、これに対応
する電子メールを構成するデータとがまとめて設定可能
に構成されている。
【0028】ここでは、電子メールを構成するデータと
して、メールサーバのIPアドレスと送信先メールアド
レスとメールの表題とメールの本文とをそれぞれの欄に
設定する。なお、これらの設定内容は第1の実施の形態
と同じであるので説明を省略する。データ設定部24で
設定されたこれらのデータは、データ格納部25に電子
メール送信情報としてまとめて格納される。
して、メールサーバのIPアドレスと送信先メールアド
レスとメールの表題とメールの本文とをそれぞれの欄に
設定する。なお、これらの設定内容は第1の実施の形態
と同じであるので説明を省略する。データ設定部24で
設定されたこれらのデータは、データ格納部25に電子
メール送信情報としてまとめて格納される。
【0029】機器制御部21は、第1の実施の形態と同
じであるので説明を省略する。データ変化検出部22
は、機器制御部21が保持する制御対象の状態を示すデ
ータを監視し、このデータが予め設定された電子メール
送信のトリガーとなる特定の状態へ変化したときに変化
内容をデータ格納部25のデータ領域に割り当てられた
当該制御対象に対応した所定アドレスに書き込む機能を
有する。
じであるので説明を省略する。データ変化検出部22
は、機器制御部21が保持する制御対象の状態を示すデ
ータを監視し、このデータが予め設定された電子メール
送信のトリガーとなる特定の状態へ変化したときに変化
内容をデータ格納部25のデータ領域に割り当てられた
当該制御対象に対応した所定アドレスに書き込む機能を
有する。
【0030】電子メール送信制御部23は、データ変化
検出部22により書き込まれるデータ格納部25のデー
タ領域の所定アドレスを監視し、データが変化したアド
レスとその変化内容に基づいてデータ格納部25の電子
メール送信情報を検索し、アドレスとその変化内容が一
致するデータに対応したメールサーバのIPアドレスと
送信先メールアドレスとメールの表題とメールの本文と
を読み出して電子メールを作成し、情報系ネットワーク
5を介してメールサーバ6に送信する機能を有する。な
お、図6では、電子メール送信のトリガーとなるデータ
変化として、”OFF→ON”と”ON→OFF”を示
したが、これに限られるものではなく、データ変化検出
部22において行う所定値か否かや所定値を超えたか否
かなどの比較演算に基づくデータ変化を格納するように
してもよい。
検出部22により書き込まれるデータ格納部25のデー
タ領域の所定アドレスを監視し、データが変化したアド
レスとその変化内容に基づいてデータ格納部25の電子
メール送信情報を検索し、アドレスとその変化内容が一
致するデータに対応したメールサーバのIPアドレスと
送信先メールアドレスとメールの表題とメールの本文と
を読み出して電子メールを作成し、情報系ネットワーク
5を介してメールサーバ6に送信する機能を有する。な
お、図6では、電子メール送信のトリガーとなるデータ
変化として、”OFF→ON”と”ON→OFF”を示
したが、これに限られるものではなく、データ変化検出
部22において行う所定値か否かや所定値を超えたか否
かなどの比較演算に基づくデータ変化を格納するように
してもよい。
【0031】この実施の形態のハードウェア構成は、第
1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。この
実施の形態のプログラマブルコントローラによれば、デ
ータ設定部24により表形式で、変化するデータが格納
されるアドレスと、このアドレスに格納され、電子メー
ル送信のトリガーとなるデータ変化と、これに対応する
電子メールを構成するデータとをまとめて設定可能に構
成したので、これらのデータを自由に書き込み若しくは
編集することができる。よって、第1の実施の形態と同
様に、メールの本文に制約のない自由な文章表現が可能
となり、状態の変化やイベントの発生の通知のような定
型化した文章だけでなく、これらに対する対応方法など
の文章をテキストデータとして設定することができる。
よって、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。この
実施の形態のプログラマブルコントローラによれば、デ
ータ設定部24により表形式で、変化するデータが格納
されるアドレスと、このアドレスに格納され、電子メー
ル送信のトリガーとなるデータ変化と、これに対応する
電子メールを構成するデータとをまとめて設定可能に構
成したので、これらのデータを自由に書き込み若しくは
編集することができる。よって、第1の実施の形態と同
様に、メールの本文に制約のない自由な文章表現が可能
となり、状態の変化やイベントの発生の通知のような定
型化した文章だけでなく、これらに対する対応方法など
の文章をテキストデータとして設定することができる。
よって、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0032】これらの実施の形態では、電子メール送信
のトリガーとなる個々のデータ変化ごとにメールサーバ
IPアドレスと送信先メールアドレスを設定するように
したが、通常これらは通報の種類によって変えることが
ないので、メールサーバIPアドレスと送信先メールア
ドレスをそれぞれ共通とし、送信元メールアドレスなど
とともに、電子メール送信制御部23において電子メー
ル作成時に共通データ格納部から読み出して設定するよ
うにしてもよい。この場合、データ設定に要する作業量
を減らすことができ、ユーザプログラム作成にかかる工
数を削減する効果が得られる。また、これらの実施の形
態では、送信先メールアドレスを電子メール送信のトリ
ガーとなる個々のデータ変化ごとに1つずつ設定するも
のとして説明したが、送信先メールアドレスを複数設定
可能に構成するようにしてもよい。このようにすること
で、通報の必要な関係者全員へ確実に通報することがで
きる。
のトリガーとなる個々のデータ変化ごとにメールサーバ
IPアドレスと送信先メールアドレスを設定するように
したが、通常これらは通報の種類によって変えることが
ないので、メールサーバIPアドレスと送信先メールア
ドレスをそれぞれ共通とし、送信元メールアドレスなど
とともに、電子メール送信制御部23において電子メー
ル作成時に共通データ格納部から読み出して設定するよ
うにしてもよい。この場合、データ設定に要する作業量
を減らすことができ、ユーザプログラム作成にかかる工
数を削減する効果が得られる。また、これらの実施の形
態では、送信先メールアドレスを電子メール送信のトリ
ガーとなる個々のデータ変化ごとに1つずつ設定するも
のとして説明したが、送信先メールアドレスを複数設定
可能に構成するようにしてもよい。このようにすること
で、通報の必要な関係者全員へ確実に通報することがで
きる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプログラ
マブルコントローラは、制御対象の状態にかかる個々の
データの変化を検出する検出手段と、この検出手段が検
出するデータの変化に関連づけた制御対象の状態とこの
状態に対する対応方法とを示すテキストデータを設定す
る設定手段と、この設定手段により設定されたテキスト
データを格納する記憶手段と、検出手段がテキストデー
タに対応するデータの変化を検出すると、記憶手段から
テキストデータを読み出して電子メールを作成し送信す
る電子メール送信制御手段とを備えたので、電子メール
の受信側で特別な処理を必要とせずに通報内容を知るこ
とができる。
マブルコントローラは、制御対象の状態にかかる個々の
データの変化を検出する検出手段と、この検出手段が検
出するデータの変化に関連づけた制御対象の状態とこの
状態に対する対応方法とを示すテキストデータを設定す
る設定手段と、この設定手段により設定されたテキスト
データを格納する記憶手段と、検出手段がテキストデー
タに対応するデータの変化を検出すると、記憶手段から
テキストデータを読み出して電子メールを作成し送信す
る電子メール送信制御手段とを備えたので、電子メール
の受信側で特別な処理を必要とせずに通報内容を知るこ
とができる。
【0034】さらに、制御対象の状態とこの状態に対す
る対応方法とを示すテキストデータを設定することが可
能となるため、警報の通知に用いることにより警報の発
生通知に加えて当該警報に対する対処方法を指示するこ
とができるので、通報を受けた人が迅速で的確な対応を
とることが可能となる。また、設定手段はさらに電子メ
ール送信制御手段が記憶手段から読み出されたテキスト
データを含む電子メールを作成するにあたり検出すべき
所定のデータの変化ごとにテキストデータを設定するの
で、通報内容をきめ細かく設定することができる。ま
た、設定手段が設定したデータをユーザプログラムの一
部として記憶手段のプログラム格納領域に格納するの
で、従来のプログラマブルコントローラが持つプログラ
ムモードを使用して容易にデータの編集を行うことがで
きる。
る対応方法とを示すテキストデータを設定することが可
能となるため、警報の通知に用いることにより警報の発
生通知に加えて当該警報に対する対処方法を指示するこ
とができるので、通報を受けた人が迅速で的確な対応を
とることが可能となる。また、設定手段はさらに電子メ
ール送信制御手段が記憶手段から読み出されたテキスト
データを含む電子メールを作成するにあたり検出すべき
所定のデータの変化ごとにテキストデータを設定するの
で、通報内容をきめ細かく設定することができる。ま
た、設定手段が設定したデータをユーザプログラムの一
部として記憶手段のプログラム格納領域に格納するの
で、従来のプログラマブルコントローラが持つプログラ
ムモードを使用して容易にデータの編集を行うことがで
きる。
【図1】 本発明が適用されたプログラマブルコントロ
ーラを含む警報通知システムの一構成例を示す概略図で
ある。
ーラを含む警報通知システムの一構成例を示す概略図で
ある。
【図2】 図1のプログラマブルコントローラの第1の
実施の形態を示すブロック図である。
実施の形態を示すブロック図である。
【図3】 データ設定に用いるラダー図形式で記述した
プログラムの一例を示す説明図である。
プログラムの一例を示す説明図である。
【図4】 図2のデータ格納部の構成を示す説明図であ
る。
る。
【図5】 図2のプログラマブルコントローラのハード
ウェア構成を示すブロック図である。
ウェア構成を示すブロック図である。
【図6】 表形式で記述したデータ設定の一例を示す説
明図である。
明図である。
1…プログラマブルコントローラ、4…プラント機器、
5…情報系ネットワーク、6,13,16…メールサー
バ、7,14…端末装置、10,12,15…ルータ、
11…インターネット、17…基地局、18…携帯電
話、21…機器制御部、22…データ変化検出部、23
…電子メール送信制御部、24…データ設定部、25…
データ格納部、41…プログラム領域、42…データ領
域、43…アドレスデータ、44…判定データ、45…
電子メール送信命令、46…メールサーバIPアドレ
ス、47…送信先メールアドレス、48…メール表題、
49…メール本文、51…CPU、52…RAM、53
…PROM、54…ROM、55…通信インタフェー
ス、56…入出力インタフェース、57…バス。
5…情報系ネットワーク、6,13,16…メールサー
バ、7,14…端末装置、10,12,15…ルータ、
11…インターネット、17…基地局、18…携帯電
話、21…機器制御部、22…データ変化検出部、23
…電子メール送信制御部、24…データ設定部、25…
データ格納部、41…プログラム領域、42…データ領
域、43…アドレスデータ、44…判定データ、45…
電子メール送信命令、46…メールサーバIPアドレ
ス、47…送信先メールアドレス、48…メール表題、
49…メール本文、51…CPU、52…RAM、53
…PROM、54…ROM、55…通信インタフェー
ス、56…入出力インタフェース、57…バス。
フロントページの続き
Fターム(参考) 5B089 GA23 GB01 JA31 JA35 JB16
LA03 LA04 MC08
5H220 AA01 BB10 BB13 CC09 CX09
DD04 EE10 FF02 FF03 HH01
JJ12 JJ16 JJ42 JJ59 KK06
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも1つの機器と接続され、前記
機器との間で信号のやりとりを行って制御対象の制御を
行うプログラマブルコントローラにおいて、 前記制御対象の状態にかかる個々のデータの変化を検出
する検出手段と、 この検出手段が検出する前記データの変化に関連づけた
前記制御対象の状態とこの状態に対する対応方法とを示
すテキストデータを設定する設定手段と、 この設定手段により設定された前記テキストデータを格
納する記憶手段と、 前記検出手段が前記テキストデータに対応する前記デー
タの変化を検出すると、前記記憶手段から前記テキスト
データを読み出して電子メールを作成し送信する電子メ
ール送信制御手段とを備えたことを特徴とするプログラ
マブルコントローラ。 - 【請求項2】 前記設定手段は、 さらに前記電子メール送信制御手段が前記記憶手段から
読み出されたテキストデータを含む電子メールを作成す
るにあたり検出すべき所定のデータの変化ごとに前記テ
キストデータを設定することを特徴とする請求項1記載
のプログラマブルコントローラ。 - 【請求項3】 前記設定手段は、 設定したデータをユーザプログラムの一部として前記記
憶手段のプログラム格納領域に格納することを特徴とす
る請求項1又は2記載のプログラマブルコントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001359299A JP2003162466A (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | プログラマブルコントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001359299A JP2003162466A (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | プログラマブルコントローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003162466A true JP2003162466A (ja) | 2003-06-06 |
Family
ID=19170336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001359299A Pending JP2003162466A (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | プログラマブルコントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003162466A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009188701A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Nec Access Technica Ltd | 携帯機器 |
JP5859176B1 (ja) * | 2014-10-10 | 2016-02-10 | 三菱電機株式会社 | プログラマブルロジックコントローラ |
-
2001
- 2001-11-26 JP JP2001359299A patent/JP2003162466A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009188701A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Nec Access Technica Ltd | 携帯機器 |
JP4565255B2 (ja) * | 2008-02-06 | 2010-10-20 | Necアクセステクニカ株式会社 | 携帯機器 |
JP5859176B1 (ja) * | 2014-10-10 | 2016-02-10 | 三菱電機株式会社 | プログラマブルロジックコントローラ |
WO2016056121A1 (ja) * | 2014-10-10 | 2016-04-14 | 三菱電機株式会社 | プログラマブルロジックコントローラ |
CN106796422A (zh) * | 2014-10-10 | 2017-05-31 | 三菱电机株式会社 | 可编程逻辑控制器 |
KR101779752B1 (ko) | 2014-10-10 | 2017-09-18 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 프로그래머블 로직 컨트롤러 |
US10175674B2 (en) | 2014-10-10 | 2019-01-08 | Mitsubishi Electric Corporation | Programmable logic controller configured to back up transmission destination mail address data and restore the transmission destination mail address data during reoperation |
CN106796422B (zh) * | 2014-10-10 | 2019-06-04 | 三菱电机株式会社 | 可编程逻辑控制器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040601 |
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