JP2003162296A - 音声入力装置 - Google Patents

音声入力装置

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JP2003162296A
JP2003162296A JP2001362065A JP2001362065A JP2003162296A JP 2003162296 A JP2003162296 A JP 2003162296A JP 2001362065 A JP2001362065 A JP 2001362065A JP 2001362065 A JP2001362065 A JP 2001362065A JP 2003162296 A JP2003162296 A JP 2003162296A
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command
unit
signal
input device
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JP2001362065A
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Mitsunobu Kaminuma
充伸 神沼
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性の高い音声操作コマンドの利用を促進
して音声入力の簡便性を向上させる。 【解決手段】 記憶手段に記憶されている音声操作コマ
ンドの中から、操作対象機器の手動または音声による操
作に対応する操作対象機器の動作と同一の動作が得ら
れ、且つ手動または音声による操作よりも操作性の高い
音声操作コマンドを選択し、選択した音声操作コマンド
を音声合成して音声を出力する。これにより、より操作
性がよい音声操作コマンドがあることを利用者に認識さ
せることができ、操作性の高い音声操作コマンドの利用
を促進して音声入力の簡便性を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声により情報を入
力する音声入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人間が発話した音声を認識する音声認識
技術を用い、手動操作をせずに音声により種々の情報を
入力する音声入力装置が知られており、車載ナビゲーシ
ョン装置の操作などに利用されている。この音声入力装
置では、音声による機器操作のための複数の音声操作コ
マンドが予め用意されており、利用者が音声による操作
を行うにはこれらの音声操作コマンドを発話すればよ
い。
【0003】ところが、運転中に車載機器を音声により
操作する場合のように、音声操作コマンドを参照しなが
ら発話することができない場合には、利用者が複数の音
声操作コマンドを記憶しておく必要があるが、多数の音
声操作コマンドをすべて正確に記憶することは困難であ
る。
【0004】このような問題を解決するために、スイッ
チなどの操作部材を操作したときにその操作に対応する
音声操作コマンドを音声合成して出力し、利用者の音声
操作コマンドの記憶促進を図るようにした音声認識操作
システムが知られている(例えば、特開2000−25
0592号公報参照)。また、操作部材の操作に応じ
て、複数の言い換えを含む音声操作コマンドを音声合成
して出力する車載情報装置も知られている(例えば、特
開2001−005491号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数の操作
を連続的に行って装置に任意の動作をさせる場合に、従
来の音声入力装置では一連の複雑な音声操作コマンドを
音声入力する必要がある。しかし、音声入力による機器
操作に不慣れな利用者にとっては、一連の複雑な音声操
作コマンドを正しく音声入力することは容易なことでは
なく、音声操作を行うことができず、音声入力装置を充
分に活用できないという問題がある。
【0006】一方、音声入力装置による音声認識処理に
は誤認識率が高いという問題がある。音声入力による機
器操作に不慣れな利用者は、たとえ複数の音声操作コマ
ンドを記憶していても、音声入力装置の音声辞書に適合
した発話内容や発話方法を知らないことが多く、結局、
音声入力装置を使うことができない。
【0007】本発明の目的は、操作性の高い音声操作コ
マンドの利用を促進して音声入力の簡便性を向上させる
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1) 請求項1の発明
は、操作対象機器の手動または音声による操作を入力し
て操作信号を出力する操作入力手段と、前記操作対象機
器の音声操作コマンドを記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶されている音声操作コマンドの中から、前記
操作入力手段からの操作信号に対応する前記操作対象機
器の動作と同一の動作が得られ、且つ前記操作入力手段
からの操作信号よりも操作性の高い音声操作コマンドを
選択する選択手段と、前記選択手段により選択した音声
操作コマンドを音声合成して音声を出力する音声合成手
段とを備える。 (2) 請求項2の発明は、操作対象機器の手動による
操作を入力して操作信号を出力する手動操作入力手段
と、前記操作対象機器の音声による操作を入力して操作
信号を出力する音声操作入力手段と、前記操作対象機器
の音声操作コマンドを記憶する記憶手段と、前記記憶手
段に記憶されている音声操作コマンドの中から、前記手
動操作入力手段からの操作信号または前記音声操作入力
手段からの操作信号に対応する前記操作対象機器の動作
と同一の動作が得られ、且つ前記手動操作入力手段から
の操作信号および前記音声操作入力手段からの操作信号
よりも操作性の高い音声操作コマンドを選択する選択手
段と、前記選択手段により選択した音声操作コマンドを
音声合成して音声を出力する音声合成手段とを備える。 (3) 請求項3の発明は、操作対象機器を手動で操作
するための操作部材と、音声を収音する収音手段と、前
記収音手段により収音した音声を分析して前記操作対象
機器の操作信号に変換する音声認識手段と、前記操作対
象機器の音声操作コマンドを記憶する記憶手段と、前記
記憶手段に記憶されている音声操作コマンドの中から、
前記操作部材からの操作信号または前記音声認識手段か
らの操作信号に対応する前記操作対象機器の動作と同一
の動作が得られ、且つ前記操作部材からの操作信号およ
び前記音声認識手段からの操作信号よりも操作性の高い
音声操作コマンドを選択する選択手段と、前記選択手段
により選択した音声操作コマンドを音声合成して音声を
出力する音声合成手段とを備える。 (4) 請求項4の音声入力装置は、前記選択手段によ
って、前記操作信号に含まれる操作手順よりも少ない操
作手順の音声操作コマンドを選択するようにしたもので
ある。 (5) 請求項5の音声入力装置は、前記選択手段によ
って、前記操作信号に含まれる操作手順の一部または全
部をショートカットする音声操作コマンドを選択するよ
うにしたものである。 (6) 請求項6の音声入力装置は、前記選択手段によ
って、前記操作信号よりも音声出力時間が短い音声操作
コマンドを選択するようにしたものである。 (7) 請求項7の音声入力装置は、前記記憶手段は音
声認識処理で誤認しやすい単語を記憶しており、前記選
択手段によって、前記操作信号の中に音声認識処理で誤
認しやすい単語が含まれている場合には、音声認識処理
で誤認しやすい単語を含まない音声操作コマンドを選択
するようにしたものである。 (8) 請求項8の音声入力装置は、前記音声合成手段
によって、前記選択手段により音声認識処理で誤認しや
すい単語を含まない音声操作コマンドを選択できない場
合は、音声認識処理で誤認しやすい単語を強調して音声
出力するようにしたものである。
【0009】
【発明の効果】(1) 請求項1〜3の発明によれば、
記憶手段に記憶されている音声操作コマンドの中から、
操作対象機器の手動または音声による操作に対応する操
作対象機器の動作と同一の動作が得られ、且つ手動また
は音声による操作よりも操作性の高い音声操作コマンド
を選択し、選択した音声操作コマンドを音声合成して音
声を出力するようにしたので、より操作性がよい音声操
作コマンドがあることを利用者に認識させることがで
き、操作性の高い音声操作コマンドの利用を促進して音
声入力の簡便性を向上させることができる。 (2) 請求項4の発明によれば、操作信号に含まれる
操作手順よりも少ない操作手順の音声操作コマンドを選
択するようにしたので、請求項1〜3の上記効果に加
え、操作性が高い音声操作コマンドを選択することがで
きる。 (3) 請求項5の発明によれば、操作信号に含まれる
操作手順の一部または全部をショートカットする音声操
作コマンドを選択するようにしたので、請求項1〜3の
上記効果に加え、操作性が高い音声操作コマンドを選択
することができる。 (4) 請求項6の発明によれば、操作信号よりも音声
出力時間が短い音声操作コマンドを選択するようにした
ので、請求項1〜3の上記効果に加え、操作性が高い音
声操作コマンドを選択することができる。 (5) 請求項7の発明によれば、操作信号の中に音声
認識処理で誤認しやすい単語が含まれている場合には、
音声認識処理で誤認しやすい単語を含まない音声操作コ
マンドを選択するようにしたので、請求項1〜3の上記
効果に加え、音声認識処理における誤認識率を低下させ
ることができ、信頼性を向上させることができる。 (6) 請求項8の発明によれば、音声認識処理で誤認
しやすい単語を含まない音声操作コマンドを選択できな
い場合は、音声認識処理で誤認しやすい単語を強調して
音声出力するようにしたので、請求項1〜3の上記効果
に加え、利用者に音声認識処理で誤認されやすい言葉を
認識させることができ、音声認識処理における誤認識率
を低下させて信頼性を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本願発明を、車載ナビゲーション
装置の音声による操作(以下、音声操作という)を行う
音声入力装置に適用した一実施の形態を説明する。な
お、本願発明の操作対象装置は車載ナビゲーション装置
に限定されず、本願発明は車載または車載以外のあらゆ
る装置および機器に適用することができる。
【0011】図1は一実施の形態の構成を示す。この一
実施の形態の操作対象機器1は車載ナビゲーション装置
である。この操作対象機器1の操作方法には、手動操作
による方法と音声操作による方法とがある。手動操作で
は、操作対象機器1に任意の動作を行わせるために、利
用者が入力装置2の操作部材を手動で操作して行う。入
力装置2には、各種スイッチ、ジョグタイヤル、キーボ
ード、タッチパネルなどの操作部材が含まれており、こ
れらの操作部材を単独または複数個組み合わせて操作す
ることにより、操作対象機器1に任意の動作を行わせる
ことができる。入力装置2の操作部材が操作されると、
入力装置2は操作された操作部材に応じた操作信号3を
演算装置4へ出力する。
【0012】一方、音声操作では、利用者が操作対象機
器1に任意の動作を行わせるために、利用者がその動作
に対応する音声操作コマンドを発話して行う。マイクロ
ホン5は利用者の発話音声を収音して音声信号を出力
し、音信号増幅部6は音声信号を増幅する。音声認識装
置7は、音声信号を分析して言葉を認識し、予め記憶さ
れている音声辞書を検索して利用者が発話した音声操作
を選択し、選択した音声操作の音声信号8を演算装置4
へ出力する。
【0013】記憶装置9は、操作対象機器1の操作に用
いられるすべての音声コマンド、入力装置2のすべての
操作信号3、操作信号3と音声操作コマンドとの対応づ
け情報、および上述した音声辞書を記憶する。記憶装置
9はまた、音声合成して出力する言葉の中から音声認識
装置7が誤認しやすい単語を排除するために誤認識語を
記憶する。なお、記憶装置9にはキャッシュメモリ、メ
インメモリ、ディスクメモリなどのあらゆる種類の不揮
発性記憶媒体を用いることができる。
【0014】演算装置4は、マイクロコンピューターと
メモリ、AD/DA変換器などを備え、後述する制御プ
ログラムを実行して音声出力を制御する。音声合成装置
10は、例えばテキスト文を音声に変換するような音声
合成技術を用いて音声操作コマンドを音声信号に変換す
る。音出力制御部11は、予め設定された音量となるよ
うに音声信号を増幅して音声をスピーカー12から出力
する。
【0015】なお、利用者がディスプレイの表示に注目
することができるような場合、例えば車載機器の音声操
作においても停車しているときはディスプレイの表示に
注目することができるので、音声操作コマンドを音声合
成して出力すると同時に、ディスプレイに音声操作コマ
ンドをテキスト表示することによって、視覚的な表示に
より利用者に音声操作コマンドをより強く印象づけ、容
易に且つ確実に記憶させることができる。
【0016】この一実施の形態の音声入力装置には、利
用者の音声操作コマンドの記憶を促進するために、入力
装置2の操作部材が手動操作されたとき、または利用者
の発話した音声操作コマンドをマイクロホン5、音信号
増幅部6および音声認識装置7により認識したときに、
音声操作コマンドを音声出力する機能(以下、音声出力
機能と呼ぶ)を備えている。この音声出力機能を設定ま
たは解除するには、手動操作による方法と音声操作によ
る方法とがある。手動操作による方法では、利用者が入
力装置2の音声出力機能設定操作部材(不図示)を操作
することによって、音声出力機能の設定または解除を行
うことができる。一方、音声操作による方法では、利用
者が音声出力機能を設定または解除するための音声操作
コマンドを発話することによって、音声出力機能の設定
または解除を行うことができる。
【0017】なお、手動操作や音声操作以外の方法で音
声出力機能の設定と解除を行うようにしてもよい。例え
ば、車載機器を音声操作する音声入力装置では、利用者
である運転者の状態を検出し、検出結果に基づいて自動
的に音声出力機能の設定と解除を行うなどの方法が可能
である。
【0018】図2は、演算装置4で実行される音声出力
制御プログラムを示すフローチャートである。このフロ
ーチャートにより、一実施の形態の動作を説明する。ス
テップ1において操作対象機器1の操作信号を入力す
る。すなわち、入力装置2から手動操作信号3、または
マイクロホン5、音信号増幅部6および音声認識装置7
から音声操作信号8を入力し、ステップ2へ進む。ステ
ップ2では、機器操作時に音声出力を行う音声出力機能
が設定されているか否かを判別する。
【0019】上述したように、音声出力機能は手動操作
および音声操作により設定と解除を行うことができる
が、利用者である運転者や車両などが特殊な状況の場合
には数段階にわたる判断を行うようにしてもよい。利用
者による音声出力機能の設定では、無条件の設定に加
え、例えば、緊急時のみ動作、今までに使用したことが
ない音声操作コマンドの場合のみ動作、運転操作中のみ
動作、自宅周辺のみ動作など、きめ細かく動作条件を設
定することができる。
【0020】また、利用者である運転者および車両の状
態に応じて自動的に音声出力機能を設定することができ
る。例えば、事故などの緊急時にディスプレイのテキス
ト表示の確認が困難なときや、運転操作中のとき、助手
席乗員が発話したときなどには、音声出力機能を設定す
るようにしてもよい。また、車両から得られる信号、例
えば車速センサーにより検出される車速信号、VICS
受信機により受信される渋滞情報、ナビゲーション装置
から得られる走行位置などに基づいて、利用者である運
転者の運転負荷が高いと判断される場合には、音声出力
機能を自動的に設定するようにしてもよい。
【0021】音声出力機能が解除されている場合は、手
動操作信号3または音声操作信号8にしたがって操作対
象機器1(ここでは車載ナビゲーション装置)を操作
し、ステップ1へ戻る。
【0022】音声出力機能が設定されている場合は、ス
テップ3で条件に合う音声操作コマンドが記憶装置9に
記憶されているかどうかを確認する。条件に合う音声操
作コマンドとは、利用者が操作対象機器1に任意の動作
をさせるために行った手動操作または音声操作の手順よ
りも簡便な操作手順でその動作を可能にする音声操作コ
マンド、つまり一連の手動操作または音声操作よりも操
作性が高い音声操作コマンドである。このような条件に
合う音声操作コマンドが記憶されていない場合は、音声
出力機能を動作させずにステップ1へ戻る。
【0023】なお、利用者がすでに最適な手動操作また
は音声操作を行っている場合には音声出力機能を動作さ
せなくてもよい。しかし、音声認識による音声入力装置
を使用している場合に、装置が正しく動作しているかど
うかを確認するためにトークバックが必要な場合や手動
操作が行われた場合には、あえて音声出力機能を動作さ
せるようにしてもよい。なお、これらの音声出力機能を
動作させるか否かの判断に加え、ステップ2の上述した
処理と同様に、利用者による音声出力機能の詳細な設定
や、利用者である運転者および車両の状態に応じた自動
設定の判断を行うようにしてもよい。
【0024】条件に合う音声操作コマンドが記憶されて
いる場合はステップ4へ進み、手動操作または音声操作
の手順よりも簡便な操作手順の音声操作コマンド、すな
わち手動操作または音声操作よりも操作性が高い音声操
作コマンドを選択する。なお、音声コマンドの選択に際
しては、利用者による詳細な設定、利用者である運転者
と車両の状態、車両から得られる各種信号および情報な
どを考慮する。ステップ5では、選択した音声操作コマ
ンドを音声合成装置10へ出力し、音声に変換してスピ
ーカー12から出力する。
【0025】次に、本願発明の音声入力装置を車載ナビ
ゲーション装置に適用した場合の、音声操作コマンドの
選択方法を説明する。まず、利用者の操作手順よりも簡
単な手順の音声操作コマンドがある場合は、音声出力機
能を動作させて簡単な手順の音声操作コマンドを音声出
力する。例えば、利用者の手動操作または音声操作が、
施設名→千葉県→東京ディズニーランドの手順であった
場合に、施設名として事前登録された有名地点の中に東
京ディズニーランドがあれば、音声出力機能を用いて施
設名→東京ディズニーランドの操作手順を音声出力す
る。
【0026】また、一連の手動操作または音声操作の手
順の内の一部または全部をショートカットする音声操作
コマンドが予め登録されている場合には、音声出力機能
を動作させてショートカットの音声操作コマンドを音声
出力する。例えば、利用者の手動操作または音声操作
が、住所→神奈川県→横浜市港南区→上永谷2丁目の手
順であった場合に、利用者により「自宅へ帰る」という
ショートカットコマンドが予め登録されていれば、音声
出力機能を用いて「自宅へ帰る」を音声出力する。な
お、利用者がショートカットコマンドを使用しない設定
をしている場合には、ショートカットコマンドが登録さ
れていても使用しない。
【0027】利用者の操作手順よりも少ない手順の音声
操作コマンドがある場合には、音声出力機能を動作させ
て少ない手順の音声操作コマンドを音声出力する。例え
ば、利用者の手動操作または音声操作が、住所→神奈川
県→横浜市港南区→上永谷2丁目の手順であった場合
に、県名と市区町村名が連続発話可能であれば、音声出
力機能を用いて住所→神奈川県横浜市港南区→上永谷2
丁目の操作手順を音声出力する。
【0028】利用者の手動操作または音声操作よりも音
声出力時間が短い音声操作コマンドがある場合には、音
声出力機能を動作させて音声出力時間の短い音声操作コ
マンドを音声出力する。例えば、利用者の手動操作また
は音声操作が、住所→神奈川県→横浜市港南区→上永谷
2丁目の手順であった場合に、丁目まで発話しなくても
よければ、音声出力機能を用いて住所→神奈川県横浜市
港南区→上永谷2の操作手順を音声出力する。
【0029】なお、利用者が県名からの発話を使用しな
い設定をしている場合には、たとえ県名から発話する音
声操作コマンドの方が短くても使用せず、利用者が直感
的に理解しやすい音声操作コマンドを使用する。例え
ば、利用者の設定が鉄道会社名優先になっていた場合
は、神奈川件の追浜駅に代えて京浜急行電鉄追浜駅を音
声出力する。
【0030】利用者の手動操作または音声操作の中に音
声認識装置7が誤認しやすい単語が含まれている場合に
は、誤認しやすい単語を含まない音声操作コマンドを選
択して音声出力する。例えば、利用者の手動操作または
音声操作が、施設名→神奈川県→上大岡駅の手順であっ
た場合に、「神奈川」と「香川」とが誤認しやすい単語
として記憶装置9に登録されていれば、音声出力機能を
用いて施設名→京浜急行上大岡駅の操作手順を音声出力
する。
【0031】さらに、利用者の手動操作または音声操作
の中に音声認識装置7が誤認しやすい単語が含まれてお
り、且つその誤認しやすい単語を含まない音声操作コマ
ンドが選択できない場合には、違いが明確になるように
音声出力する。例えば、利用者の手動操作または音声操
作が、住所→和歌山県和歌山市であった場合に、「和歌
山」と「岡山」とが誤認しやすい単語として記憶装置9
に登録されているにも拘わらず、その誤認しやすい単語
を含まない音声操作コマンドを選択できない場合は、住
所→「”わ”かやまけん”わ”かやまし」というよう
に、唯一の違いである”わ”を強調して音声出力する。
【0032】車両から摩擦音や破裂音などのノイズが発
生し、「さしすせそ」を使用する言葉が認識されにくく
なった場合には、「さしすせそ」をできるだけ含まない
音声操作コマンドを選択する。
【0033】車両から得られる信号、例えば車速センサ
ーにより検出される車速信号、VICS受信機により受
信される渋滞情報、ナビゲーション装置から得られる走
行位置などに基づいて、利用者である運転者の運転負荷
が高いと判断される場合には、利用者の設定に拘わら
ず、安全上、最も短い音声操作コマンドを選択するよう
にしてもよい。
【0034】なお、上述した音声操作コマンドの選択方
法ごとに入力装置2の操作部材により実施するか否かを
設定し、単一の音声操作コマンドの選択方法を実施する
か、あるいは複数の音声操作コマンドの選択方法を組み
合わせて実施するかを切り換えるようにしてもよい。ま
た、上述したような各音声操作コマンドの選択方法に対
して入力装置2の操作部材により優先度を設定し、優先
度の高い方法を優先的に採用して音声出力するのが望ま
しい。さらに、上述した音声出力方法により操作性の高
い音声操作コマンドが複数組選択された場合には、操作
手順の最も少ない音声操作コマンドを選択する。
【0035】利用者が充分に満足できる操作性のよい音
声操作コマンドが得られた場合には、入力装置2により
音声出力機能の一部またはすべてを停止させればよい。
なお、利用者が充分に満足できる音声操作コマンドが得
られて音声出力機能を停止させる前に、より簡単な音声
操作コマンドを例えば2回だけ、音声出力するようにし
てもよい。
【0036】上述した音声出力機能による音声操作コマ
ンドの音声出力は、基本的には利用者による手動操作ま
たは音声操作が終了した時点に行うが、上述した音声操
作コマンドの選択方法の内の、例えば利用者の操作より
も音声出力時間が短い音声操作コマンドがある場合に
は、利用者による手動操作中または音声操作中に行って
もよい。
【0037】このように、上述した一実施の形態によれ
ば、より操作性がよい音声操作コマンドがあることを利
用者に認識させることができ、操作性の高い音声操作コ
マンドの利用を促進して音声入力の簡便性を向上させる
ことができる。
【0038】特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態
の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、
入力装置2、マイクロホン5、音信号増幅部6および音
声認識装置7が操作入力手段を、入力装置2が手動操作
入力手段を、マイクロホン5、音信号増幅部6および音
声認識装置7が音声操作入力手段を、入力装置2が操作
部材を、マイクロホン5が収音手段を、音声認識装置7
が音声認識手段を、記憶装置9が記憶手段を、演算装置
4が選択手段および選択手段を、音声合成装置10、音
出力制御部11およびスピーカー12が音声合成手段を
それぞれ構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 一実施の形態の音声出力制御プログラムを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 操作対象機器 2 入力装置 3 操作信号 4 演算装置 5 マイクロホン 6 音信号増幅部 7 音声認識装置 8 音声信号 9 記憶装置 10 音声合成装置 11 音出力制御部 12 スピーカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AB13 AC02 AC09 AC13 AC18 5D015 KK01 KK02 KK04 5D045 AB21 5H180 AA01 FF03 FF12 FF13 FF22 FF25 FF33

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作対象機器の手動または音声による操作
    を入力して操作信号を出力する操作入力手段と、 前記操作対象機器の音声操作コマンドを記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段に記憶されている音声操作コマンドの中か
    ら、前記操作入力手段からの操作信号に対応する前記操
    作対象機器の動作と同一の動作が得られ、且つ前記操作
    入力手段からの操作信号よりも操作性の高い音声操作コ
    マンドを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択した音声操作コマンドを音声合
    成して音声を出力する音声合成手段とを備えることを特
    徴とする音声入力装置。
  2. 【請求項2】操作対象機器の手動による操作を入力して
    操作信号を出力する手動操作入力手段と、 前記操作対象機器の音声による操作を入力して操作信号
    を出力する音声操作入力手段と、 前記操作対象機器の音声操作コマンドを記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段に記憶されている音声操作コマンドの中か
    ら、前記手動操作入力手段からの操作信号または前記音
    声操作入力手段からの操作信号に対応する前記操作対象
    機器の動作と同一の動作が得られ、且つ前記手動操作入
    力手段からの操作信号および前記音声操作入力手段から
    の操作信号よりも操作性の高い音声操作コマンドを選択
    する選択手段と、 前記選択手段により選択した音声操作コマンドを音声合
    成して音声を出力する音声合成手段とを備えることを特
    徴とする音声入力装置。
  3. 【請求項3】操作対象機器を手動で操作するための操作
    部材と、 音声を収音する収音手段と、 前記収音手段により収音した音声を分析して前記操作対
    象機器の操作信号に変換する音声認識手段と、 前記操作対象機器の音声操作コマンドを記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段に記憶されている音声操作コマンドの中か
    ら、前記操作部材からの操作信号または前記音声認識手
    段からの操作信号に対応する前記操作対象機器の動作と
    同一の動作が得られ、且つ前記操作部材からの操作信号
    および前記音声認識手段からの操作信号よりも操作性の
    高い音声操作コマンドを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択した音声操作コマンドを音声合
    成して音声を出力する音声合成手段とを備えることを特
    徴とする音声入力装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの項に記載の音声
    入力装置において、 前記選択手段は、前記操作信号に含まれる操作手順より
    も少ない操作手順の音声操作コマンドを選択することを
    特徴とする音声入力装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれかの項に記載の音声
    入力装置において、 前記選択手段は、前記操作信号に含まれる操作手順の一
    部または全部をショートカットする音声操作コマンドを
    選択することを特徴とする音声入力装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜3のいずれかの項に記載の音声
    入力装置において、 前記選択手段は、前記操作信号よりも音声出力時間が短
    い音声操作コマンドを選択することを特徴とする音声入
    力装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜3のいずれかの項に記載の音声
    入力装置において、 前記記憶手段は音声認識処理で誤認しやすい単語を記憶
    しており、 前記選択手段は、前記操作信号の中に音声認識処理で誤
    認しやすい単語が含まれている場合には、音声認識処理
    で誤認しやすい単語を含まない音声操作コマンドを選択
    することを特徴とする音声入力装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の音声入力装置において、 前記音声合成手段は、前記選択手段により音声認識処理
    で誤認しやすい単語を含まない音声操作コマンドを選択
    できない場合は、音声認識処理で誤認しやすい単語を強
    調して音声出力することを特徴とする音声入力装置。
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