JP2003156279A - ショーケースの制御装置 - Google Patents

ショーケースの制御装置

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JP2003156279A
JP2003156279A JP2001353298A JP2001353298A JP2003156279A JP 2003156279 A JP2003156279 A JP 2003156279A JP 2001353298 A JP2001353298 A JP 2001353298A JP 2001353298 A JP2001353298 A JP 2001353298A JP 2003156279 A JP2003156279 A JP 2003156279A
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showcase
temperature
control device
showcases
control
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JP2001353298A
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Koichi Yamaguchi
山口  広一
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Toshiba Carrier Corp
Original Assignee
Toshiba Carrier Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数台のショーケースの庫内温度の変化履歴を
類似させ共通の冷凍機のコンプレッサの運転時間を短縮
し、省エネルギーが図れるショーケースの制御装置を提
供するものである。 【解決手段】店舗内に設置され共通の冷凍機2により冷
却される複数台のショーケース3、4、5から庫内温度
の変化履歴を類似させるショーケースを選択するショー
ケース選択手段7bと、このショーケース選択手段7b
により選択された複数台のショーケースの庫内温度の変
化履歴を類似させる履歴類似手段8を有することを特徴
とするショーケースの制御装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はショーケースの制御
装置に係わり、特に、複数台のショーケースの庫内温度
の変化履歴を類似させ共通の冷凍機のコンプレッサの運
転時間を短縮するショーケースの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にショーケースには、庫内温度が5
℃程度に維持される低温系ショーケースと庫内温度が2
0℃程度に維持される高温用ショーケースがある。複数
台のショーケースは、図12に示すように、同一の冷凍
機11に接続されている。各ショーケース12、13、
14、15には、庫内温度を制御できる温度センサー1
2s、13s、14s、15sが取付けられており、各
ショーケース12、13、14、15の冷媒流入口に設
置されている電磁弁12v、13v、14v、15v
が、温度センサー12s、13s、14s、15sから
の情報に基づき、各ショーケース12、13、14、1
5ヘの冷媒流れを制御している。
【0003】一方、冷凍機11は、連結されている各シ
ョーケース12、13、14、15の電磁弁12v、1
3v、14v、15vが全て閉止状態になった後、サイ
クル低圧が設定値以下まで低下することで停止する。
【0004】しかしながら、各ショーケース12、1
3、14、15が独立して庫内温度を制御しているた
め、各ショーケース12、13、14、15の庫内温度
の変化履歴が図13のようにバラバラになり、すべての
電磁弁12v、13v、14v、15vが閉止状態にな
るような庫内温度が出現する確率が低くなっている。こ
のことは、冷凍機の停止回数を少なくするとともに、停
止時間そのものも小さくなるため、定速の圧縮機が搭載
されている冷凍機が多い現状のシステムでは、電力消費
が大きかった。
【0005】また、店舗内に低温系ショーケースと高温
系ショーケースを設置し、これらのショーケースを冷凍
機の共通のコンプレッサで冷却する場合において、その
庫内温度が大きく異なるため、図14に示すように温度
履歴も大きく異なってくる。すなわち、高温系ショーケ
ースは冷却負荷が小さいため冷却速度が低温系ショーケ
ースより速く、また、庫内温度と室温との差が小さいた
め、庫内温度の上昇履歴線の波長は、低温系ショーケー
スよりかなり大きくなり、電磁弁の制御頻度は少ない。
そのため、低温系ショーケースの電磁弁の状態に合わせ
て、高温系ショーケースの電磁弁を開放状態にすると、
図14に破線で示すように温度制御範囲の下限付近で制
御される。従って、高温系ショーケースについては、比
較的無駄な冷却を行っており、電力消費が大きかった。
【0006】さらに、店舗内に設置されるショーケース
ヘの冷媒配管の接続の仕方やエアコンとの相対的位置に
よって、各ショーケース間で冷却能力や流入負荷が異な
る場合がある。例えば、高温系ショーケースヘの冷媒配
管が最も長い場合、この高温系ショーケースの冷却能力
が若干低下する。このような場合、高温系ショーケース
の冷却負荷が小さいにもかかわらず、冷却速度が低温系
ショーケースとあまり差異がなくなる。また、春秋など
の中間期において室温が20℃前後の場合は、高温系シ
ョーケースの冷却負荷が極めて小さいため、冷却能力の
問題は発生しないが、夏期に、室温が比較的高めの26
℃前後に設定している店舗の場合には、冷却能力の差を
無視できず、高温系と低温系のショーケースの温度履歴
が比較的類似する状況が発生する。このように、環境状
態に応じた温度制御がなされていないため、電力消費が
大きかった。
【0007】また、従来の複数台のショーケースの庫内
温度は、庫内温度制御用センサーをある制御幅を持って
制御することで行われており、庫内温度を5℃前後に維
持したい場合、制御センサー温度が0〜4℃の制御範囲
に収まるように制御していた。この制御幅の存在は、電
磁弁の開閉動作の頻度低減をもたらす一方、各ショーケ
ース間で温度履歴の違いをもたらし、コンプレッサの停
止時間が短く、電力消費が大きかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、複数台のショ
ーケースの庫内温度の変化履歴を類似させ共通の冷凍機
のコンプレッサの運転時間を短縮し、省エネルギー(省
電力)が図れるショーケースの制御装置が要望されてい
た。
【0009】また、温度域の異なる高温系ショーケース
と低温系ショーケースを別個に庫内温度の変化履歴を類
似させコンプレッサの運転時間を短縮し、省エネルギー
が図れるショーケースの制御装置が要望されていた。
【0010】さらに、環境状態に応じて高温系ショーケ
ースと低温系ショーケースを別個に選択し、あるいは、
全て区分なく一体的に選択して庫内温度の変化履歴を類
似させコンプレッサの運転時間を短縮し、省エネルギー
が図れるショーケースの制御装置が要望されていた。
【0011】また、制御センサー温度による温度制御に
強制的に低温になる補正を加え、コンプレッサの運転時
間を短縮し、省エネルギーが図れるショーケースの制御
装置が要望されていた。
【0012】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、複数台のショーケースの庫内温度の変化履歴を
類似させ共通の冷凍機のコンプレッサの運転時間を短縮
し、省エネルギーが図れるショーケースの制御装置を提
供することを目的とする。
【0013】また、温度域の異なる高温系ショーケース
と低温系ショーケースを別個に庫内温度の変化履歴を類
似させコンプレッサの運転時間を短縮し、省エネルギー
が図れるショーケースの制御装置を提供することを目的
とする。
【0014】さらに、環境状態に応じて高温系ショーケ
ースと低温系ショーケースを別個に選択し、あるいは、
全て区分なく一体的に選択して庫内温度の変化履歴を類
似させコンプレッサの運転時間を短縮し、省エネルギー
が図れるショーケースの制御装置を提供することを目的
とする。
【0015】また、制御センサー温度による温度制御に
強制的に低温になる補正を加え、コンプレッサの運転時
間を短縮し、省エネルギーが図れるショーケースの制御
装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の1つの態様によれば、店舗内に設置され共
通の冷凍機により冷却される複数台のショーケースから
庫内温度の変化履歴を類似させるショーケースを選択す
るショーケース選択手段と、このショーケース選択手段
により選択された複数台のショーケースの庫内温度の変
化履歴を類似させる履歴類似手段を有することを特徴と
するショーケースの制御装置が提供される。これによ
り、複数台のショーケースの庫内温度の変化履歴を類似
させて、共通の冷凍機のコンプレッサの運転時間を短縮
させ、コンプレッサの停止時間を増加させて省エネルギ
ーが図れる。
【0017】好適な一例では、上記履歴類似手段は、シ
ョーケースに各々設けられ庫内温度を検知する温度検知
手段と、この温度検知手段に検知された温度情報に基づ
き前記ショーケースに供給される冷媒を制御する冷媒制
御手段と、この冷媒制御手段及び前記温度検知手段が接
続されたショーケース用I/Oユニットと、前記冷凍機
に接続された冷凍機用I/Oユニットと、この冷凍機用
I/Oユニット及び前記ショーケース用I/Oユニット
がネットワーク接続された制御手段を有する。これによ
り、確実な履歴類似手段が実現できる。
【0018】また、他の好適な一例では、低温系ショー
ケースと高温系ショーケースは、それぞれ独立して庫内
温度の変化履歴が類似される。これにより、全ての各シ
ョーケースに設けられた冷媒制御手段が同時に閉止状態
になる機会を増加させて、コンプレッサの停止時間を増
加させ、省エネルギーが図れる。
【0019】また、他の好適な一例では、上記店舗内の
環境条件に基づき庫内温度の変化履歴を類似させるショ
ーケースを選択する。これにより、全ての各ショーケー
スに設けられた冷媒制御手段が同時に閉止状態になる機
会を増加させて、コンプレッサの停止時間を増加させ、
省エネルギーが図れる。
【0020】また、他の好適な一例では、上記履歴類似
手段は、予め設定した一定の時間間隔で、庫内温度の制
御幅を0にする。これにより、全ての各ショーケースに
設けられた冷媒制御手段が同時に閉止状態になる機会を
増加させて、コンプレッサの停止時間を増加させ、省エ
ネルギーが図れる。
【0021】また、他の好適な一例では、上記履歴類似
手段は、ショーケース間の温度差が所定の一定値を越え
ている間は、温度制御目標値をショーケースの最大温度
と最小温度の中間値に切替える。これにより、全ての各
ショーケースに設けられた冷媒制御手段が同時に閉止状
態になる機会を増加させて、コンプレッサの停止時間を
増加させ、省エネルギーが図れる。
【0022】また、他の好適な一例では、上記履歴類似
手段は、ショーケースの温度制御幅を環境条件に基づき
変化させる。これにより、全ての各ショーケースに設け
られた冷媒制御手段が同時に閉止状態になる機会を増加
させて、コンプレッサの停止時間を増加させ、省エネル
ギーが図れる。
【0023】また、他の好適な一例では、上記ショーケ
ース選択手段は、一つもしくは複数個のショーケースか
ら構成される複数のグループに前記ショーケースを区分
する。これにより、庫内温度の変化履歴を類似させ易い
ショーケースが選択される。
【0024】また、他の好適な一例では、上記ショーケ
ース選択手段により区分されたグループ毎に履歴類似手
段を適用させる。これにより、容易に庫内温度の変化履
歴を類似させられる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるショーケー
スの制御装置の第1実施形態について添付図面を参照し
て説明する。
【0026】図1は本発明に係わるショーケースの制御
装置の概念図である。
【0027】図1に示すように、本発明に係わるショー
ケースの制御装置1は店舗に設けられており、店舗外に
は1台の共通のコンプレッサ2cを有する冷凍機2が設
置され、店舗内には、同一庫内温度域で用いられる複数
台、例えば、3台の低温系ショーケース3、4、5が設
置されている。この低温系ショーケース3、4、5に
は、冷凍機2の冷媒供給用の配管6で接続された3個の
エバポレータ3e、4e、5eが設けられている。この
低温系ショーケース3、4、5の各々にはショーケース
用I/Oユニット3u、4u、5uが設けられており、
さらに、冷凍機2には冷凍機用I/Oユニット2uが設
けられている。
【0028】ショーケース用I/Oユニット3u、4
u、5uには、エバポレータ3e、4e、5eに供給す
る冷媒を制御する冷媒制御手段としての電磁弁3v、4
v、5vが接続され、各々冷媒の供給、停止を制御及び
その開閉状態を把握できるようになっており、また、低
温系ショーケース3、4、5に設けられた温度検知手段
としての温度センサー3s、4s、5sに接続され、各
々低温系ショーケース3、4、5の温度を検出できるよ
うになっている。
【0029】また、冷凍機用I/Oユニット2uは、コ
ンプレッサ2cに接続され、冷凍機2の運転を制御及び
その停動状態の把握もできるようになっている。
【0030】ショーケース用I/Oユニット3u、4
u、5u及び冷凍機用I/Oユニット2uは、LonW
orks(Local Operating NetW
orkを構築するソウトウェアなどで、米国エシャロン
株式会杜の登録商標)によりNet Workを介して
制御手段としてのコンピュータ7に接続されている。上
記名ユニット3u、4u、5uには、LonWorks
対応の各々CPU、RAM、ROM、Net Work
機能、I/O機能を備えたマイコンチップが組込まれて
おり、これによりLonWorksの使用を可能とし、
このLonWorksorks(米国エシャロン株式会
社の登録商標)を活用したネットワークを構築すること
により、製造者の異なる種々の機種を一体的に制御でき
るようになっている。
【0031】図2に示すように、ショーケースの制御装
置1は、履歴類似手段8を有し、この履歴類似手段8
は、上記各種のショーケース3、4、5の庫内温度の変
化履歴を類似させるもので、温度センサー3s、4s、
5sと、この温度センサー3s、4s、5sからの温度
情報に基づき冷媒を制御する電磁弁3v、4v、5v
と、ショーケース用I/Oユニット3u、4u、5u
と、冷凍機用I/Oユニット2uと、コンピュータ7の
履歴類似処理手段7aとで構成されている。また、コン
ピュータ7は、温度変化の履歴を類似させるショーケー
スを選択するショーケース選択手段7bを有し、さら
に、メモリ7cのテーブルメモリには予め実験などによ
り得られたデータ、パターンなどが記憶され、また、各
種ショーケースの庫内温度の変化履歴が記憶されるよう
になっている。
【0032】コンピュータ7によるコンプレッサ2c、
電磁弁3v、4v、5v、温度センサー3s、4s、5
sの制御は、ショーケース用I/Oユニット3u、4
u、5u及び冷凍機用I/Oユニット2uを介して、事
前にコンピュータ7にプログラムされた制御手順に従っ
て行われ、また、必要に応じコンピュータ7に設けられ
た入力手段7iからの入力により行われる。
【0033】上記のようなコンピュータ7とネットワー
クにより、協調制御を実現することが可能となっている
ほか、制御の状態の確認、制御パラメータの調節、類似
制御の対象となるショーケースの選定が可能となってい
る。
【0034】次に、本発明に係わるョーケースの制御装
置の第1実施形態を用いた制御方法について説明する。
【0035】図1及び図2に示すように、低温系ショー
ケース3、4、5に設けられた温度センサー3s、4
s、5sは、その温度を検知し、この温度情報をショー
ケース用I/Oユニット3u、4u、5uを介してコン
ピュータ7に入力し、コンピュータ7は、図3に示すよ
うに、温度センサー値が制御範囲の下限に到達したショ
ーケース、例えば、ショーケース3に設けられた電磁弁
3vを閉止状態にする。
【0036】さらに、ユーザにより予め選定されテーブ
ルメモリに記憶された温度の変化履歴を類似させるショ
ーケースを、例えば、本第1の実施形態では、ショーケ
ース4、5を上記ショーケース選択手段により選択し、
次に温度の変化履歴を類似させるべく選択されたショー
ケースのうちショーケース4に設けられた電磁弁4v
を、電磁弁3vが閉止したときから、例えば、10秒経
過後に閉止状態にし、さらに、電磁弁4vが閉止したと
きから10秒経過後に、ショーケース5に設けられた電
磁弁5vを閉止状態にする。
【0037】すべての電磁弁3v、4v、5vが閉止状
態になると、ショーケース用I/Oユニット3u、4
u、5uは、これを検知し、この電磁弁3v、4v、5
vの閉止状態情報をコンピュータ7に入力し、コンピュ
ータ7は冷凍機用I/Oユニット2uを介してコンプレ
ッサ2cを停止させる。
【0038】一方、全ての電磁弁3v、4v、5vが閉
止状態になると、図3に示すように、ショーケース3、
4、5の庫内温度が上昇しはじめるため、やがて温度セ
ンサー値が制御範囲の上限に達するショーケース、例え
ば、ショーケース3がでてくる。このショーケース3の
庫内温度が上限に達すると、温度センサー3sがこれを
検知し、ショーケース用I/Oユニット3u、コンピュ
ータ7を介して、対応する電磁弁3vを開放状態にす
る。ユーザにより選定された同調開制御の対象となるシ
ョーケース4、5の電磁弁4v、5vは、一定時間間隔
(例えば10秒間隔)をおいて、コンピュータ7によ
り、ショーケース用I/Oユニット4u、5uを介して
最初に開放状態になった電磁弁3vから順に電磁弁4
v、さらに、電磁弁5vが開放状態にされる。これによ
り、全ての電磁弁3v、4v、5vはほぼ同時に開放さ
れる。この全電磁弁3v、4v、5vが開放されると、
電磁弁状態情報がショーケース用I/Oユニット3u、
4u、5uを介してコンピュータ7に入力され、コンピ
ュータ7は冷凍機用I/Oユニット2uを介してコンプ
レッサ2cの運転を開始しショーケースを同時に冷却す
る。なお、上記実施例においては、電磁弁の同調制御を
閉止時と開放時の両方行ったが、電磁弁の同調は開放時
のみ行うようにしてもよい。
【0039】上記のようにして、図3に示すように、全
ショーケース3、4、5の庫内温度履歴を類似させるこ
とができ、全ての電磁弁3v、4v、5vが同時に閉止
状態になる機会が増加する。これにより、定速運転され
るコンプレッサ2cが搭載されていることが多い冷凍機
2では、稼働時間と電力消費量が比例するため、停止時
間を増加させることにより省エネルギーを図ることがで
きる。
【0040】なお、本第1の実施形態においては、複数
台のショーケースはいずれも低温系ショーケースの例で
説明したが、いずれも高温系のショーケースとしても本
発明に係わるショーケースの制御装置は適応可能であ
る。
【0041】また、本発明に係わるショーケースの制御
装置の第2実施形態を説明する。
【0042】本第2実施形態は、上記第1実施形態が複
数台のショーケースは全て同一庫内温度域にあるのに対
して、低温系と高温系とが混在するショーケースを系毎
それぞれ独立して庫内温度の変化履歴を類似させるもの
である。
【0043】例えば、図4に示すように、本発明に係わ
るショーケースの制御装置1Aは店舗に設けられてお
り、店舗外には1台の共通のコンプレッサ2Acを有す
る冷凍機2Aが設置され、店舗内には、複数台、例え
ば、4台のショーケース3A、4A、5A、9Aが設置
されている。この4台のショーケース3A、4A、5
A、9Aは2台の低温系ショーケース3A、4Aと、2
台の高温系ショーケース5A、9Aとで構成されてい
る。4台のショーケース3A、4A、5A、9Aは、冷
凍機2Aの冷媒供給用の配管6Aで接続された4個のエ
バポレータ3e、4e、5e、9eが設けられている。
このショーケース3A、4A、5A、9Aの各々にはシ
ョーケース用I/Oユニット3Au、4Au、5Au、
9Auが設けられており、さらに、冷凍機2Aには冷凍
機用I/Oユニット2Auが設けられている。
【0044】ショーケース用I/Oユニット3Au、4
Au、5Au、9Auには、エバポレータ3Ae、4A
e、5Ae、9Aeに供給する冷媒を制御する冷媒制御
手段としての電磁弁3Av、4Av、5Av、9Avが
接続され、各々冷媒の供給、停止を制御及びその開閉状
態を把握できるようになっており、また、冷凍系ショー
ケース3A、4A、5A、9Aに設けられた温度検知手
段としての温度センサー3As、4As、5As、9A
sに接続され、各々冷凍系ショーケース3A、4A、5
A、9Aの温度を検出するようになっている。
【0045】凍機用I/Oユニット2Auは、コンプレ
ッサ2Acに接続され、冷凍機2Aの運転を制御及びそ
の停動状態の把握もできるようになっている。
【0046】各ショーケース用I/Oユニット3Au、
4Au、5Au、9Au及び冷凍機用I/Oユニット2
Auは、図2に示すと同様の入力手段7Aiを有するコ
ンピュータ7Aにネットワーク接続され、協調制御を実
現することが可能となっている。
【0047】さらに、本第2実施形態を用いた制御方法
について説明する。
【0048】最初に低温系ショーケースの庫内温度の変
化履歴の類似について説明すれば、図4に示すように、
低温系ショーケース3A、4Aに設けられた温度センサ
ー3As、4Asは、その温度を検知し、この温度情報
をショーケース用I/Oユニット3Au、4Auを介し
てコンピュータ7Aに入力し、コンピュータ7Aは、図
5に示すように、温度センサー値が制御範囲の下限に到
達したショーケース、例えば、ショーケース3Aに設け
られた電磁弁3Avを閉止状態にする。さらに、ユーザ
により予め選定されテーブルメモリに記憶された温度の
変化履歴を類似させるショーケースとして、ショーケー
ス4A、5A、9Aから、ショーケース4Aを上記ショ
ーケース選択手段により選択し、この選択されたショー
ケース4Aに設けられた電磁弁4Avを電磁弁3Avの
閉止状態にする。
【0049】図5に示すように、ショーケース3A、4
Aの庫内温度が上昇しはじめるため、やがて温度センサ
ー値が制御範囲の上限に達するショーケース、例えば、
ショーケース3Aがでてくる。このショーケース3Aの
庫内温度が上限に達すると、温度センサー3Asがこれ
を検知し、ショーケース用I/Oユニット3Au、コン
ピュータ7Aを介して、対応する電磁弁3Avを開放状
態にする。ユーザにより選定された同調開制御の対象と
なるショーケース4Aの電磁弁4Avは、10秒の間隔
をおいて、コンピュータ7Aにより、ショーケース用I
/Oユニット4Auを介して、最初に開放状態になった
電磁弁3Avとほぼ同時に電磁弁4Avが開放される。
このようにして、低温系ショーケース3A、4Aは温度
の昇降サイクルを繰返すが、電磁弁3Avの開放に応じ
て電磁弁4Avは制御され、開放されるので、ショーケ
ース4Aの庫内温度の変化履歴はショーケース3Aの庫
内温度の変化履歴に類似する。
【0050】次に、高温系ショーケースの庫内温度の変
化履歴の類似について説明すれば、図4に示すように、
高温系ショーケース5A、9Aに設けられた温度センサ
ー5As、9Asは、その温度を検知し、この温度情報
をショーケース用I/Oユニット5Au、9Auを介し
てコンピュータ7Aに入力し、コンピュータ7Aは、図
5に示すように、温度センサー値が制御範囲の下限に到
達したショーケース、例えば、ショーケース5Aに設け
られた電磁弁5Avを閉止状態にする。さらに、ユーザ
により予め選定されテーブルメモリに記憶された温度の
変化履歴を類似させるショーケースとして、ショーケー
ス3A、4A、9Aから、ショーケース9Aを上記ショ
ーケース選択手段により選択し、この選択されたショー
ケース9Aに設けられた電磁弁9Avを電磁弁9Avの
閉止状態にする。
【0051】図5に示すように、ショーケース5A、9
Aの庫内温度が上昇しはじめるため、やがて温度センサ
ー値が制御範囲の上限に達するショーケース、例えば、
ショーケース5Aがでてくる。このショーケース5Aの
庫内温度が上限に達すると、温度センサー5Asがこれ
を検知し、ショーケース用I/Oユニット5Au、コン
ピュータ7Aを介して、対応する電磁弁5Avを開放状
態にする。ユーザにより選定された同調開制御の対象と
なるショーケース9Aの電磁弁9Avは、10秒の間隔
をおいて、コンピュータ7Aにより、ショーケース用I
/Oユニット9Auを介して、最初に開放状態になった
電磁弁5Avとほぼ同時に電磁弁9Avが開放される。
このようにして、高温系ショーケース5A、9Aは温度
の昇降サイクルを繰返すが、電磁弁5Avの開放に応じ
て電磁弁9Avは制御され、開放されるので、ショーケ
ース9Aの庫内温度の変化履歴はショーケース5Aの庫
内温度の変化履歴に類似する。
【0052】このように断熱特性、負荷特性などの異な
る複数台の低温系、高温系ショーケースを同一庫内温度
域毎、すなわち、低温系、高温系毎に庫内温度の変化履
歴を類似させることにより、従来のように複数台のショ
ーケースを個々に制御していた場合に比べて、各ショー
ケースに設けられた電磁弁が同時に閉止状態になる機会
を増加させて、コンプレッサの運転を停止できる機会を
増加させ、省エネルギーが図れる。
【0053】なお、本第2の実施形態においては、低温
系及び高温系ショーケース共複数台のショーケースの例
で説明したが、低温系及び高温系ショーケースいずれか
が複数台であれば、一方は1台であっても本発明に係わ
るショーケースの制御装置は適応可能である。
【0054】また、本発明に係わるショーケースの制御
装置の第3実施形態を説明する。
【0055】本第3実施形態は、上記第2実施形態が低
温系と高温系とが混在するショーケースを系毎それぞれ
独立して庫内温度の変化履歴を類似させるのに対して、
環境状態に応じ冷却低温系と高温系をそれぞれ独立して
選択し、あるいは、全て区分なく一体的に選択して庫内
温度の変化履歴を類似させるものである。
【0056】例えば、図4に示すようなショーケースの
制御装置を用い、図6に示すような制御フローに沿っ
て、低温系ショーケース3B、4B、高温系ショーケー
ス5B、9Bの庫内温度の変化履歴を類似させる。
【0057】店舗内温度が所定の温度より低いか否か判
断する(S1)。店舗内に設置されるショーケースヘの
冷媒配管の仕方やエアコンの据付位置との相対的位置に
よって、各ショーケース間で冷却能力や流入負荷が異な
る場合があり、高温系ショーケースヘの冷媒配管が最も
長い場合、この高温系ショーケースの冷却能力が若干低
下し、高温系ショーケースの冷却負荷が小さいにもかか
わらず、冷却速度が低温系ショーケースとあまり差異が
なくなることがある。また、店舗内温度が20℃前後の
場合は、高温系ショーケースの冷却負荷が極めて小さい
ため、冷却能力の問題は発生しないが、26℃前後に設
定している店舗の場合には、冷却能力の差が無視でき
ず、高温系と低温系のショーケースの温度履歴が比較的
類似する状況が発生する。そこで、店舗内温度が所定の
温度以下であるか否かで、ショーケースの温度制御方法
を変える必要がある。
【0058】低温系と高温系とを独立して同調制御する
(S2)。店舗温度が所定温度よりも低い(Yes)の
場合には、上記第2の実施形態と同様に制御を行い、上
記図5に示すようなショーケースの庫内温度の変化履歴
が得られる。
【0059】低温系と高温系全体で区別なく一体的に同
調制御する(S3)。
【0060】店舗温度が所定温度よりも高い(No)の
場合には、上記第1の実施形態に準じた制御を行い、図
7に示すようなショーケースの庫内温度の変化履歴が得
られる。
【0061】店舗内温度が所定温度、例えば、26℃よ
り高い場合には、冷却能力の差を無視できず、高温系と
低温系のショーケースの温度履歴が比較的類似する状況
になるため、全てのショーケースを低温系と見做し、上
記第1の実施形態に準じた制御を行う。
【0062】このように店舗内の温湿度といった環境状
況を検出して、冷却負荷がある設定値より小さいときに
は、高温系と低温系でそれぞれ独立して温度履歴を類似
させる制御を行い、冷却負荷が設定値より大きいときに
は、高温系および低温系の区別なく一体的に各ショーケ
ースの温度履歴を類似させる制御を行うことにより、各
ショーケースに設けられた電磁弁が同時に閉止状態にな
る機会を増加させて、コンプレッサ停止の機会を増加さ
せ、省エネルギーを図ることができる。
【0063】また、本発明に係わるショーケースの制御
装置の第4実施形態を説明する。
【0064】本第4実施形態は、上記第2実施形態が低
温系と高温系とが混在するショーケースを系毎それぞれ
独立して庫内温度の変化履歴を類似させるのに対して、
一定時間間隔をおいて庫内温度の制御幅を0にして変化
履歴を類似させるものである。
【0065】例えば、図1に示すようなショーケースの
制御装置を用い、図8に示すような制御フローに沿って
電磁弁、コンプレッサを制御し、高温系ショーケース3
C、4C、5Cの庫内温度の変化履歴を類似させる。
【0066】各ショーケースの庫内温度を制御するため
庫内温度制御用センサーにより電磁弁を同調制御する
(S11)。制御幅を0にする時間間隔をタイマー設定
する(S12)。制御幅が0の制御を行う(S13)。
一定時間、例えば、30分間隔で一定時間、制御幅が0
の運転を行う。コンプレッサを停止する(S14)。
【0067】本第4実施形態においては、庫内温度はあ
る制御幅を持って電磁弁を制御することにより維持され
る。例えば、庫内温度を5℃前後に維持したい場合、制
御センサー温度が0〜4℃の制御範囲に収まるように制
御する。この制御幅の存在は、電磁弁の開閉動作の頻度
低減をもたらす一方、各ショーケース間で温度履歴の違
いをもたらしている。そこで、一定時間間隔例えば、3
0分間隔で、制御幅を0とする制御を取り入れることに
より、一時的ではあるが各ショーケースの温度を強制的
に同一温度に維持することができ、図9に示すように、
比較的各ショーケース3C、4C、5Cの温度履歴を類
似させることができる。従って、各ショーケースに設け
られた電磁弁が同時に閉止状態になる機会を増加させ
て、コンプレッサの運転を停止できる機会を増加させ、
省エネルギーが図れる。
【0068】さらに、本発明に係わるショーケースの制
御装置の第5実施形態を説明する。
【0069】本第5実施形態は、上記第4実施形態が一
定時間間隔をおいて庫内温度の制御幅を0にして変化履
歴を類似させるのに対して、ショーケース間の温度差が
ある一定値を越えている間は、温度制御目標値をショー
ケースの最大温度と最小温度の中間値に切替えるもので
ある。
【0070】例えば、図1に示すようなショーケースの
制御装置を用い、図10に示すような制御フローに沿っ
て電磁弁、コンプレッサを制御し、低温系ショーケース
の庫内温度の変化履歴を類似させる。
【0071】同調制御によりコンプレッサが停止、温度
チェックを行う(S21)。各ショーケースの制御用温
度センサーの値が、規定の温度制御範囲に入っているか
否かチェックする(S22)。
【0072】各ショーケースは、その制御用温度センサ
ーの値が、規定の温度制御範囲に入るように通常制御さ
れている。従って、各ショーケースの電磁弁は、対応す
る温度センサーからの温度情報と予め設定されている制
御目標値(温度制御範囲)とを照合し電磁弁の開閉を制
御する。一旦全電磁弁が閉止状態になった後は、低温系
ショーケース間で検出されている温度センサーの最大値
と最小値から中間値が計算され、この最大値Tmaxお
よび最小値Tminの差(ΔT)がある設定値(C1)
以上であるときには、制御目標値SVをこの中間値(T
max+最小値Tmin)/2に変える。
【0073】制御目標値SVをこの中間値(Tmax+
最小値Tmin)/2に変える(S23)。
【0074】この修正により、最も高い温度を示してい
るショーケースの電磁弁は開放状態に、最も低い温度を
示しているショーケースの電磁弁は閉止状態となるた
め、両者の温度は接近してくる。そして、検出される温
度センサーの最大・最小の差が設定値以下になると、再
び制御目標時の規定の温度制御幅に変更させる。これに
より、各ショーケースの温度履歴が類似してき、各ショ
ーケースに設けられた電磁弁が同時に閉止状態になる機
会を増加させて、コンプレッサの停止時間を増加させ、
省エネルギーを図ることができる。
【0075】なお、制御サイクル中、低温系ショーケー
スの温度が制御目標値になっている場合は、制御目標値
を行わず制御サイクルを繰返す(S24、S25)。
【0076】さらに、本発明に係わるショーケースの制
御装置の第6実施形態を説明する。
【0077】本第6実施形態は、第3実施形態が環境状
態に応じ冷却低温系と高温系をそれぞれ独立して選択す
るか、あるいは、全て区分なく一体的に選択して庫内温
度の変化履歴を類似させるのに対して、環境条件に応じ
て温度制御幅を変化させるものである。
【0078】例えば、図4に示すようなショーケースの
制御装置を用い、図11に示すような制御フローに沿っ
て、低温系ショーケース、高温系ショーケースの庫内温
度の変化履歴を類似させる。
【0079】店舗内の負荷を調べる(S31)。店舗内
負荷(例えば、温度)が例えば店舗内温度範囲により予
め定められた3区分(負荷小、標準、大)のどの区分で
あるかを調べる。
【0080】制御温度下限値を上昇させる(S32)。
制御温度下限値を上昇させることにより、電磁弁の開放
時間を短縮することができるので、電磁弁の閉止時間を
早めることができ、これによりコンプレッサの運転が停
止できる機会を増加させ、省エネルギーが図れる。
【0081】制御温度をそのまま保持する(S33)。
制御温度は店舗内負荷が標準状態で設定されているの
で、変更の必要はなく制御温度をそのまま保持する。
【0082】制御温度下限値を低下させる(S34)。
制御温度下限値を低下させることにより、電磁弁の閉止
状態から開放状態までの時間を延長することができの
で、電磁弁の閉止期間を長くすることができ、これによ
りコンプレッサの運転が停止できる機会を増加させ、省
エネルギーが図れる。
【0083】このように店舗内の温湿度といった環境条
件を調べ、これにより制御温度を修正し、電磁弁が同時
に閉止状態になる機会を増加させて、コンプレッサの運
転を停止できる機会を増加させ、省エネルギーが図れ
る。
【0084】
【発明の効果】本発明に係わるショーケースの制御装置
によれば、複数台のショーケースの庫内温度の変化履歴
を類似させ共通の冷凍機のコンプレッサの運転時間を短
縮し、省エネルギーが図れるショーケースの制御装置を
提供することができる。また、温度域の異なる高温系シ
ョーケースと低温系ショーケースを別個に庫内温度の変
化履歴を類似させコンプレッサの運転時間を短縮し、省
エネルギーが図れるショーケースの制御装置を提供する
ことができる。
【0085】さらに、環境状態に応じて高温系ショーケ
ースと低温系ショーケースを別個選択し、あるいは、す
べて区分なく一体的に選択して庫内温度の変化履歴を類
似させコンプレッサコンプレッサの運転時間を短縮し、
省エネルギーが図れるショーケースの制御装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるショーケースの制御装置の概念
図。
【図2】本発明に係わるショーケースの制御装置の制御
系統図。
【図3】本発明に係わるショーケースの制御装置を用い
たショーケースの温度履歴の概念図。
【図4】本発明に係わるショーケースの制御装置の他の
実施形態の概念図。
【図5】本発明に係わるショーケースの制御装置の他の
実施形態を用いたショーケースの温度履歴の概念図。
【図6】本発明に係わるショーケースの制御装置の他の
実施形態の制御フロー図。
【図7】本発明に係わるショーケースの制御装置の他の
実施形態を用いたショーケースの温度履歴の概念図。
【図8】本発明に係わるショーケースの制御装置の他の
実施形態の制御フロー図。
【図9】本発明に係わるショーケースの制御装置の他の
実施形態を用いたショーケースの温度履歴の概念図。
【図10】本発明に係わるショーケースの制御装置の他
の実施形態の制御フロー図。
【図11】本発明に係わるショーケースの制御装置の他
の実施形態の制御フロー図。
【図12】従来のショーケースの制御装置の概念図。
【図13】従来のショーケースの制御装置用いたショー
ケースの温度履歴の概念図。
【図14】従来の制御装置を用いたショーケースの温度
履歴の概念図。
【符号の説明】
1 ショーケースの制御装置 2 冷凍機 2b コンプレッサ 2u 冷凍機用I/Oユニット 3、4、5 ショーケース 3e、4e、5e エバポレータ 3s、4s、5s 温度センサー 3u、4u、5u ショーケース用I/Oユニット 3v、4v、5v 電磁弁 6 配管 7 コンピュータ 7a 履歴類似処理手段 7b ショーケース選択手段 7i 入力手段 8 履歴類似手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 店舗内に設置され共通の冷凍機により冷
    却される複数台のショーケースから庫内温度の変化履歴
    を類似させるショーケースを選択するショーケース選択
    手段と、このショーケース選択手段により選択された複
    数台のショーケースの庫内温度の変化履歴を類似させる
    履歴類似手段を有することを特徴とするショーケースの
    制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のショーケースの制御装
    置において、上記履歴類似手段は、ショーケースに各々
    設けられ庫内温度を検知する温度検知手段と、この温度
    検知手段に検知された温度情報に基づき前記ショーケー
    スに供給される冷媒を制御する冷媒制御手段と、この冷
    媒制御手段及び前記温度検知手段が接続されたショーケ
    ース用I/Oユニットと、前記冷凍機に接続された冷凍
    機用I/Oユニットと、この冷凍機用I/Oユニット及
    び前記ショーケース用I/Oユニットがネットワーク接
    続された制御手段を有することを特徴とするショーケー
    スの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のショーケース
    の制御装置において、低温系ショーケースと高温系ショ
    ーケースは、それぞれ独立して庫内温度の変化履歴が類
    似されることを特徴とするショーケースの制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    のショーケースの制御装置において、上記店舗内の環境
    条件に基づき庫内温度の変化履歴を類似させるショーケ
    ースを選択することを特徴とするショーケースの制御装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    のショーケースの制御装置において、上記履歴類似手段
    は、予め設定した一定の時間間隔で、庫内温度の制御幅
    を0にすることを特徴とするショーケースの制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    のショーケースの制御装置において、上記履歴類似手段
    は、ショーケース間の温度差が所定の一定値を超えてい
    る間は、温度制御目標値をショーケースの最大温度と最
    小温度の中間値に切替えることを特徴とするショーケー
    スの制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    のショーケースの制御装置において、上記履歴類似手段
    は、ショーケースの温度制御幅を環境条件に基づき変化
    させることを特徴とするショーケースの制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項に記載
    のショーケースの制御装置において、上記ショーケース
    選択手段は、一つもしくは複数個のショーケースから構
    成される複数のグループに前記ショーケースを区分する
    ことを特徴とするショーケースの制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のショーケースの制御装
    置において、上記ショーケース選択手段により区分され
    たグループ毎に履歴類似手段を適用させることを特徴と
    するショーケースの制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007064610A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Key Stream Kk 冷却装置の温度管理制御システム
EP2634499A1 (en) * 2010-10-27 2013-09-04 Technomirai Co., Ltd Display case control system and program

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