JP2003154665A - 液体吐出ヘッド - Google Patents
液体吐出ヘッドInfo
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- JP2003154665A JP2003154665A JP2001358292A JP2001358292A JP2003154665A JP 2003154665 A JP2003154665 A JP 2003154665A JP 2001358292 A JP2001358292 A JP 2001358292A JP 2001358292 A JP2001358292 A JP 2001358292A JP 2003154665 A JP2003154665 A JP 2003154665A
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2002/14475—Structure thereof only for on-demand ink jet heads characterised by nozzle shapes or number of orifices per chamber
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
て微小な液滴を吐出する液体吐出ヘッドを提供する。 【解決手段】 吐出口4には、吐出口プレート5の吐出
口4が開口した面である吐出口面5aに対して凹となる
位置に、絞り部7、すなわち吐出口4の横断面積を他の
部分と比較して急激に絞り込んだ部分が設けられてい
る。また、吐出される液体は、吐出口4内において、吐
出口面5aと絞り部7との間でメニスカス8を形成して
保持される。したがって、絞り部7は、液流路3から、
吐出口プレート5の吐出口面5aまでの経路における液
中に位置している。
Description
録分野において記録用のインクを吐出するのに使用され
るインクジェットヘッドや、医療分野において液状薬剤
を霧状として肺吸入させる際に使用される吸入装置など
に好適に用いられる、液体を微小な液滴として吐出する
液体吐出ヘッドに関する。
体吐出ヘッドは、インクジェット記録分野におけるイン
クジェットヘッドとして広く用いられている。インクジ
ェットヘッドには、単に液滴を吐出するだけでなく、液
滴の吐出方向の安定性も要求されており、従来のインク
ジェットヘッドにおいては、この要求を達成するための
種々の提案がなされている。
は、インクを吐出する吐出口の周りに凹部を形成し、こ
れにより隣接する吐出口間でのインクの接触を防止し、
安定してインクを飛翔させるインクジェットヘッドが開
示されている。また、特開平5−193141号公報、
特開平11−334069号公報には、吐出口の周りに
凹部を形成した吐出口形成部材を有し、凹部の内側に親
インク処理を施すとともに、吐出口形成部材の凹部を除
く表面に撥インク処理を施し、凹部内にメニスカスを形
成させた状態でインクを吐出することにより安定して液
滴を吐出し、記録品位を向上させたインクジェットヘッ
ドが開示されている。
の記録品位に対する要求は更に高まっており、近年では
特に、記録媒体に付着したインクの粒状感を目立たなく
するために、吐出する液滴の微小化が求められている。
しかしながら、上述した従来のインクジェットヘッド
は、必ずしも液滴の微小化を達成し得る構成とはなって
いなかった。そして、液滴の体積がサブピコリットルオ
ーダー以下にまで微小化を達成することができれば、イ
ンクジェット記録分野だけでなく、他の分野への応用も
考えられる。
オーダー以下といった極めて微小な液滴を吐出する液体
吐出ヘッドを提供することを目的とする。
に本発明は、液流路と、前記液流路の壁の一部を構成
し、液体を滴として吐出するための吐出口が開口した吐
出口形成部材と、前記液流路の壁の前記吐出口と対向す
る位置に設けられ、前記液体に与える吐出用エネルギー
を発生させるエネルギー発生素子とを有し、前記吐出口
には、前記吐出口形成部材の前記吐出口が開口した面に
対して凹となる位置に絞り部が設けられ、前記液体は、
前記絞り部が前記液体中に位置するように前記吐出口内
でメニスカスを形成して保持され、かつ、前記絞り部の
厚さをc、前記液流路の前記吐出口と前記エネルギー発
生素子との対向方向での高さをeとしたとき、c≦eな
る関係を満たすことを特徴とする。
方向での中間位置に設けられていることが好ましい。
前記液体の吐出方向に関して変化していることが好まし
い。
孔で形成されていることが好ましい。
を用いることが好ましい。
用いられる記録用液体、または、肺吸入に用いられる薬
剤が適用できる。
始前は、吐出口形成部材の吐出口においてメニスカスが
形成され、絞り部の細孔が液中に位置する状態である。
そして、液吐出のためにエネルギー発生素子を駆動する
と、液体は少なくとも吐出口側に移動する。
て、絞り部の細孔を通過する。その結果、細孔の通過後
の液体の移動速度がその通過前より格段と速くなり、さ
らに、吐出口を開口する凹部内の液体の移動において、
細孔に対応する流速が相対的に速くなる。
の、細孔に相対する中央部が盛り上がって、液滴が吐出
される。すなわち、吐出口を開口する凹部内の液体の全
体的な吐出にならないので、極微小の液滴を吐出するこ
とが可能である。
口する凹部内に液体が溜まっているため、細孔内の液体
が乾燥によって目詰まりを起こすことがなく、吐出開始
から良好な液滴を吐出することができる。
て図面を参照して説明する。
出ヘッドを示し、(a)は平面図、(b)はX−X線断
面図である。
体を吐出するためのエネルギー発生素子であるヒータ1
が基板2上に設けられている。ヒータ1は液流路3に対
応して配置されている。図1では、ヒータ1および液流
路3は1つしか示していないが、実際には、1枚の基板
2上に複数のヒータ1が配列されており、ヒータ1ごと
に液流路3が配置されている。なお、エネルギー発生素
子はヒータのような電気熱変換素子に限らず、ピエゾ素
子のような振動エネルギー発生素子であってもよい。
の吐出口4が開口した吐出口プレート5と、基板2と、
吐出口プレート5と基板2の間の間隔を規定する間隔規
定部材6とにより囲まれて構成されている。
4が開口した面である吐出口面5aに対して凹となる位
置に、絞り部7、すなわち吐出口4の横断面積を他の部
分と比較して急激に絞り込んだ部分が設けられている。
また、吐出される液体は、吐出口4内において、吐出口
面5aと絞り部7との間でメニスカス8を形成して保持
される。したがって、絞り部7は、液流路3から、吐出
口プレート5の吐出口面5aまでの経路における液中に
位置している。
的な寸法を挙げる。
出口面5aにおける吐出口4の開口径aは10μm、絞
り部7での開口領域である細孔7aの孔径bは3μm、
絞り部7の厚さcは1μmとした。さらに、絞り部7の
上面から、吐出口プレート5の吐出口面5aまでの高さ
dは4μm、液流路3の高さe(間隔規定部材の高さ)
は5μm、吐出口プレート5の厚さfは5μmとした。
cと、液流路3の高さeとの間に、c≦e となる関係
を有している。図1に示す液体吐出ヘッドの場合、前述
のように、c=1μm、e=5μm であり、c≦e
となる関係を満足することが分かる。
吐出動作を説明する。図2は図1の形態のヘッドを駆動
させたときの液体吐出の様子を示している。
プレート5の吐出口4においてメニスカス8が形成さ
れ、絞り部7の細孔7aが液中に位置する状態である。
そして、液吐出のためにヒータ1に電圧を印加すると、
図2(a)に示すようにヒータ1が発熱し、ヒータ1表
面と接する液流路3の液体が加熱され、その液体に膜沸
騰に伴う気泡が発生する。
の体積は急峻に成長するため、液体は下流側(吐出口4
側)及び上流側(液体供給側)に移動する。
して、絞り部7の細孔7aを通過する。その結果、細孔
7aの通過後の液体の移動速度がその通過前より格段と
速くなり、さらに、吐出口4を開口する凹部内の液体の
移動において、細孔7aに対応する流速が相対的に速く
なる。
うに、吐出口4におけるメニスカス8の、細孔7aに相
対する中央部が盛り上がって、液滴10が吐出される。
すなわち、吐出口4を開口する凹部内の液体の全体的な
吐出にならないので、極微小の液滴(0.014pl)
を吐出することが可能である。
出口4を開口する凹部内に液体が溜まっているため、細
孔7a内の液体が乾燥によって目詰まりを起こすことが
なく、吐出開始から良好な液滴を吐出することができ
る。
の変形例を示す。この図に示す例では、絞り部7によっ
て形成される細孔7aの孔径が液流路3側から吐出口面
5a側に向けてテーパ状に細くなっている点が、図1に
示したものと異なっている。このように、絞り部7をテ
ーパ状としても、上記 c≦e となる関係を満たして
いれば、図1に示した液体吐出ヘッドと同様の効果が得
られる。なお、図3に示した例では、孔径が液流路3側
から吐出口面5a側に向けて細くなる細孔7aを示した
が、絞り部7の細孔7aの孔径が吐出口面5a側から液
流路3側に向けて細くなるものや、絞り部7の細孔7a
の孔径が液流路3側から吐出口面5a側に向けて一度細
くなり再び拡大するものであってもよい。また、絞り部
7の細孔7aにおいて角がとれていてもよい。さらに言
えば、絞り部7の細孔7aの孔径が、液体の吐出方向に
関して変化していれば、細孔7aの形状は任意である。
の変形例を示す。この図に示す例では、絞り部7の位置
が、吐出口プレート5の吐出口4が開口した面と、液流
路3の高さを規定する間隔規定部材6の上面との間に設
定されている点が、図1に示したものと異なっている。
このように、吐出口4内における絞り部7の位置を、吐
出口面5aに対して凹となる範囲で変更しても、上記
c≦e となる関係を満たしていれば、図1に示した液
体吐出ヘッドと同様の効果が得られる。
の変形例を示す。この図に示す例では、絞り部7によっ
て形成される細孔7aが一つのヒータ1に対応して複数
設けられている。このように、吐出口4に複数の細孔7
aを設けることで、上述した効果に加え、1つの吐出口
4から複数の液滴を同時に吐出することができる。
は、単独で適用することは勿論のこと、適宜組み合わせ
て本発明の液体吐出ヘッドに適用することも可能であ
る。
吐出(噴霧も含む)するための装置に好適に用いること
ができる。その具体的な例としては、例えば、インクジ
ェット記録分野におけるインクジェット記録ヘッドや、
医療分野における薬剤吸入用のヘッドが上げられる。
記録ヘッドとして用いる場合は、吐出口を1列または複
数列に配列して構成し、吐出する液体としては、インク
や、記録シートへのインクの滲みを防止するためにイン
クに先立って記録シートへ付着させる表面処理液などの
記録用液体が用いられる。吐出口の配列方向および配列
長さを適宜設定することで、シリアルタイプのインクジ
ェット記録装置に用いられるインクジェット記録ヘッド
とすることもできるし、ラインタイプのインクジェット
記録装置に用いられるインクジェット記録ヘッドとする
こともできる。また、シリアルタイプのインクジェット
記録装置に用いられるインクジェット記録ヘッドとする
場合、液体吐出ヘッドと、これに供給する記録用液体を
収容するタンクとを一体または分離可能に保持するカー
トリッジ形態とすることもできる。
用のヘッドとして用いる場合は、液体吐出ヘッドを薬剤
のディスペンサと連結した構成とし、吐出する液体とし
ては、インスリン、人成長ホルモン、性腺刺激ホルモン
などの蛋白製剤、ニコチン、または麻酔薬などが用いら
れる。
液流路と、該液流路の壁の一部を構成し、液体を滴とし
て吐出するための吐出口が開口した吐出口形成部材と、
前記液流路の壁の前記吐出口と対向する位置に設けら
れ、前記液体に与える吐出用エネルギーを発生させるエ
ネルギー発生素子とを有し、前記吐出口において、前記
吐出口形成部材の前記吐出口が開口した面に対して凹と
なる位置に絞り部を設け、前記絞り部の細孔が前記液体
中に位置するように前記吐出口内で前記液体のメニスカ
スを形成したことにより、吐出口におけるメニスカス
の、細孔に相対する中央部が盛り上がって、液滴が吐出
されるので、吐出口を開口する凹部内の液体の全体的な
吐出に至らず、極微小の液滴を吐出することが可能であ
る。
スを形成し、細孔が液中に位置するヘッドであるため、
細孔内の液体が乾燥によって目詰まりを起こすことがな
く、吐出開始から良好な液滴を吐出することができる。
示し、(a)は平面図、(b)はX−X線断面図であ
る。
出の様子を示す図である。
示す図である。
示す図である。
示す図である。
口した面までの高さ e: 液流路の高さ(間隔規定部材の高さ) f: 吐出口プレートの厚さ
Claims (7)
- 【請求項1】 液流路と、 前記液流路の壁の一部を構成し、液体を滴として吐出す
るための吐出口が開口した吐出口形成部材と、 前記液流路の壁の前記吐出口と対向する位置に設けら
れ、前記液体に与える吐出用エネルギーを発生させるエ
ネルギー発生素子とを有し、 前記吐出口には、前記吐出口形成部材の前記吐出口が開
口した面に対して凹となる位置に絞り部が設けられ、 前記液体は、前記絞り部が前記液体中に位置するように
前記吐出口内でメニスカスを形成して保持され、かつ、 前記絞り部の厚さをc、前記液流路の前記吐出口と前記
エネルギー発生素子との対向方向での高さをeとしたと
き、c≦eなる関係を満たすことを特徴とする液体吐出
ヘッド。 - 【請求項2】 前記絞り部は、前記吐出口形成部材の厚
み方向での中間位置に設けられている、請求項1に記載
の液体吐出ヘッド。 - 【請求項3】 前記絞り部の開口領域の開口径が、前記
液体の吐出方向に関して変化している、請求項1または
2に記載の液体吐出ヘッド。 - 【請求項4】 前記絞り部の開口領域は複数の細孔で形
成されている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載
の液体吐出ヘッド。 - 【請求項5】 前記エネルギー発生素子は発熱素子であ
る、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の液体吐出
ヘッド。 - 【請求項6】 前記液体は、インクジェット記録に用い
られる記録用液体である、請求項1ないし5のいずれか
1項に記載の液体吐出ヘッド。 - 【請求項7】 前記液体は、肺吸入に用いられる薬剤で
ある、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の液体吐
出ヘッド。
Priority Applications (10)
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-
2001
- 2001-11-22 JP JP2001358292A patent/JP2003154665A/ja active Pending
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