JP2003153945A - 衛生用品 - Google Patents

衛生用品

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JP2003153945A
JP2003153945A JP2001357173A JP2001357173A JP2003153945A JP 2003153945 A JP2003153945 A JP 2003153945A JP 2001357173 A JP2001357173 A JP 2001357173A JP 2001357173 A JP2001357173 A JP 2001357173A JP 2003153945 A JP2003153945 A JP 2003153945A
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linolenic acid
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oil
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Katsumori Fukumoto
勝守 福本
Takanobu Ono
敬伸 小野
Yoichi Fukumoto
陽一 福本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アトピー性皮膚炎や皮脂欠乏病に対する皮膚
環境の改善と共に、婦人に特有の細菌の繁殖によるかゆ
みやかぶれの症状を軽減する衛生用品を提供する。 【解決手段】 本願発明に係る衛生用品は、ナプキンや
タンポンなどの衛生用品において、制菌剤とリノレン酸
とを含有することを特徴とする。このため、アトピー性
皮膚炎や皮脂欠乏病の治癒と痒みの抑制を可能とすると
共に、制菌剤を含有することにて、婦人特有の、細菌の
感染にて生じるかゆみや、かぶれの症状を軽減すること
を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、衛生用品に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ナプキンやタンポンといった女性の生理
用品や幼児が使用する紙オムツなどの、衛生用品につい
ては、局部に直接接触するものであることから、皮膚へ
の刺激が少ない製品が求められ、その素材についても、
従来より、種々の工夫がなされている。一方、近年のア
トピー性皮膚炎の患者の増加から、単に素材の選択によ
る皮膚への刺激の低減のみならず、積極的に、このよう
な疾患に対する環境改善の対策を施そうとする提案も行
われつつある。具体的には、植物性脂肪に含まれるγ−
リノレン酸を、衛生用品の素材繊維に添加するものが提
案されている。一般に、γ−リノレン酸の投与は、コレ
ステロールの低減、アルコール代謝の改善、アトピー性
皮膚炎の改善に有効であるとされ、保湿効果の向上、皮
膚の肌荒れ防止、および乾燥からの皮膚の保護を目的と
し、化粧品用油脂にγ−リノレン酸を配合したものや、
化粧品などに、このようなγ−リノレン酸含有油脂を配
合したものが見受けられる。更に、衛生用品について
も、γ−リノレン酸を添加することが提案されている。
衛生用品についてのこのような提案は、近年のアトピー
性皮膚炎に対する関心の高さから、その患者に対する種
々の対策の一環としてなされたものである。
【0003】他方、女性の局部において往々にして繁殖
しやすい、黄色ブドウ球菌や大腸菌、トリコモナス菌、
カンジタ菌、緑膿菌、黒カビ菌に起因する疾患を有する
患者についても、かゆみや、かぶれの症状が見られ、こ
のような患者に対しては、上記の保湿効果の向上、皮膚
の肌荒れ防止、および乾燥からの皮膚の保護のみでは、
十分ではなく、症状の原因となる細菌の繁殖を積極的に
抑制することが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、衛生用品
ついて、γ−リノレン酸の上記の効果を阻害せず、黄色
ブドウ球菌や大腸菌、トリコモナス菌、カンジタ菌、緑
膿菌、黒カビ菌に起因する疾患を有する患者についても
その治癒を可能として、上記のγ−リノレン酸を含有す
る衛生用品の使用の用途を広げようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本願第1の発明
に係る衛生用品は、ナプキンやタンポンなどの衛生用品
において、制菌剤とリノレン酸とを含有することを特徴
とする。ここで制菌剤とは、ティーツリーオイル或いは
レモンセントティーツリーオイルなどの殺菌或いは菌の
繁殖を抑制する効果を有する非ステロイド系の薬剤をい
う。特に、本願第2の発明に係る衛生用品では、上記本
願第1の発明に係る衛生用品にあって、上記制菌剤が、
テルピネン−4−オールとシトラールとシトロネラール
の少なくとも何れか一種であることを特徴とする。ま
た、本願第3の発明に係る衛生用品では、上記本願第1
の発明に係る衛生用品にあって、上記制菌剤が、ティー
ツリーオイル及びレモンセントティーツリーオイルの少
なくともいずれか一種であることを特徴とする。また、
本願第4の発明に係る衛生用品では、上記本願第1乃至
第3の何れかの発明に係る衛生用品にあって、上記リノ
レン酸が、α−リノレン酸であることを特徴とする。更
に、本願第5の発明に係る衛生用品では、上記本願第1
乃至第3の発明に係る衛生用品にあって、上記リノレン
酸が、γ−リノレン酸であることを特徴とする。
【0006】上記構成を採ることにより、本願第1の発
明に係る衛生用品は、アトピー性皮膚炎や皮脂欠乏病の
治癒と痒みの抑制を可能とすると共に、制菌剤を含有す
ることにて、婦人特有の、細菌の感染にて生じるかゆみ
や、かぶれの症状を軽減することを可能とした。本願第
2の発明に係る衛生用品は、リノレン酸と共に、特に、
上記制菌剤として、ティーツリーオイルの中で特に有効
成分であるテルピネン−4−オール或いはレモンセント
ティーツリーオイルの中で特に有効成分であるシトラー
ルとシトロネラールの少なくとも何れか一種を、含有す
ることにより、黄色ブドウ球菌や大腸菌、トリコモナス
菌、カンジタ菌、緑膿菌、黒カビ菌の菌の繁殖を抑制
し、このような細菌の感染にて生じるかゆみや、かぶれ
の症状を軽減することを可能とした。本願第3の発明に
係る衛生用品は、リノレン酸と共に、特に、上記制菌剤
として、ティーツリーオイル及びレモンセントティーツ
リーオイルの少なくともいずれか一種を含有することに
より、黄色ブドウ球菌や大腸菌、トリコモナス菌、カン
ジタ菌、緑膿菌、黒カビ菌の菌の繁殖を抑制し、このよ
うな細菌の感染にて生じるかゆみや、かぶれの症状を軽
減することを可能とした。本願第4の発明に係る衛生用
品は、上記の制菌剤と共に、リノレン酸として、特にア
トピーや皮脂欠乏病に対する局部の環境を改善に効果的
な、α−リノレン酸を含有することにより、制菌による
かゆみやかぶれの抑制と共に、アトピーや皮脂欠乏病に
よるかゆみやかぶれを抑制し得、細菌の感染によるもの
とアトピーなどによるものとの区別なく、広範に、かゆ
みやかぶれの排除をなし得た。本願第5の発明に係る衛
生用品は、上記の制菌剤と共に、リノレン酸として、特
にアトピーや皮脂欠乏病に対する局部の環境を改善に特
に効果的な、γ−リノレン酸を含有することにより、制
菌によるかゆみやかぶれの抑制と共に、顕著にアトピー
や皮脂欠乏病によるかゆみやかぶれを抑制し得た。これ
によって、細菌の感染によるものとアトピーなどによる
ものとの区別なく、広範に、かゆみやかぶれの排除をな
し得た。また、上記の作用により、本願第1乃至第5の
発明に係る衛生用品は、特に問題が顕著になりやすい生
理中においてのみならず、生理以外のときにおいても、
本願発明に係る衛生用品の使用により、上記の感染やア
トピー性皮膚炎、皮脂欠乏病に対する、治癒や局部環境
の改善、局部の荒れや発疹、かゆみなどによる不快感の
低減に、効を奏する。従って、この点においても、衛生
用品の利用の範囲を広げたものである。
【0007】リノレン酸には、発見された順に、α−、
β−、γ−の3種のリノレン酸があり、何れも制菌剤と
共に衛生用品に用いることができる。上記のリノレン酸
の中で、特に効果が顕著なものは、α−リノレン酸と、
γ−リノレン酸である。α−リノレン酸は、大豆油や、
菜種油、シソ油に含まれるものであり、次の示性式で示
される。 CH3(CH2 CH=CH)3( CH2)7 COOH
【0008】ここで、γ−リノレン酸とは、6.9.1
2−オクタデカトリエン酸であり、次の示性式で示され
る。 CH3(CH2)4 CH=CHCH2 CH= CHCH2 CH=CH (CH2)4 COOH また、その分子式は、C18302 、その分子量は278.
43であり、6.9.12位にシス二重結合をもつ炭素数
18の直鎖トリエン脂肪酸である。γ−リノレン酸は、
サクラソウ種子油に多量含まれるほか多くの植物に存在
し、更にメチル端側の不飽和化された6.9.12.1
5−オクタデカテトラエン酸も存在する。動物組織にも
微量検出される。主として肝小胞体膜の酵素系によって
リノロイル−CoAからγ−リノレノイル−CoAがつ
くられる。更に鎖長延長により8.11.14−エイコ
サトリエノイル−CoAになってから5位の不飽和化を
受けてアラキドン酸となる。
【0009】ここで、ティーツリーオイルとは、メラル
カアルターニフォリアを蒸留して得られる製油である。
一般に、ティーツリーとは、フトモモ科の小木であり、
ティーツリーオイルとは、ティーツリーを蒸留して得ら
れる製油である。ティーツリーは、その学名を、上記の
メラルカアルターニフォリア(Melalueuca alternifori
a )と言う、オーストラリアのニューサウスウエールズ
州の北西部の海岸地帯の限られた地域に自生している小
木である。主にその葉から、治療効果のあるオイルが取
れる。具体的には、ティーツリーオイルは、メラルカア
ルターニフォリアの新鮮な葉や小枝の先端部分を蒸気蒸
留して得られる芳香性のある淡黄色の製油である。メラ
ルカ属には、50種類以上の種があり、現在のところ、
メラルカアルターニフォリアの葉から取れるオイルだけ
が、研究の対象になっている。
【0010】ティーツリーオイルの化学組成について説
明する。ティーツリーの葉を蒸留することにで得られる
ティーツリーオイルの量は、約1.8%である。このオ
イルには、48種類以上の成分が含まれているが、主と
して含まれるのは、1−テルピネン−4−オール、ガン
マテルピネン、p−シメン、とその他のテルペン類であ
る。オーストラリアの基準(AS−2782−198
5)では、メラルカ油(テルピネン−4−オールタイ
プ)と言う名称で、テルピネン−4−オールを30%以
上 1,8−cineolを15%以下含むものと規定
している。このように、ティーツリーオイルは、モノテ
ルペン、テルペンアルコール及びセスキテルペンを主成
分とするものであり、現在までに、96種類の成分が含
まれることが確認されている。各成分の含有率は、ティ
ーツリーの採取される時期や場所により非常にバラツキ
が大きく、一定しないが、概して、下記の表1に示す通
りである。この表1に示すものは、平均的なティーツリ
ーオイルの組成である。
【0011】
【表1】 1,8−シネオール 15%以下 α−テルピネン 5.0−13.0% γ−テルピネン 10.0−28.0% パラシメン 0.5−12.0% テルピネン−4−オール 30.0%以上 α−テルピネオール 1.5− 8.0% α−ピネン 1.0− 6.0% テルピノレン 1.5− 5.0%
【0012】この中で、最も抗菌力の高い成分は、テル
ピネン−4−オールである。但し、パラシメン、α−テ
ルピネン、γ−テルピネン及びα−テルピネオールにつ
いても抗菌力を持っている。夫々、菌の種類によって抗
菌力異なる。具体的には、含有率35%以内の範囲にお
けるテルピネン−4−オールの増加は、緑膿菌、カンジ
タ菌、黄色ブドウ球菌、黒カビ菌に対する抗菌力の増加
を可能とする。一方α−テルピネオールの増加は、大腸
菌に対する抗菌力の増加を可能とする。上記のオースト
ラリアでのティーツリーオイルの規格では、1,8−シ
ネオールとテルピネン−4−オールの量だけが規定され
ている。ティーツリーオイルは、通常外用の殺菌剤とし
て外傷の治療に用いられるものであるが、本願の発明者
は、その殺菌能力によって痒みの原因となる細菌の繁殖
を抑制することに着目し、本願発明に係る衛生用品にお
いて、ティーツリーオイルに少なくとも痒み止めとして
の役割を担わせている。
【0013】ここで、レモンセントティーツリーオイル
とは、通常のティーツリーオイルが取れるメラルカアル
ターニフォリア(Melaceuca alterniforia)とは種類の異
なるレプトスペルムムペテルソニ(Leptospermum peters
onii) という木から取れる精油である。通常のティーツ
リーオイルがユーカリ油の様なスーとする感じの匂いが
するのに対して、レモンセントティーツリーオイルは、
レモンの香りがし、この木の形状が、ティーツリーとよ
く似ているので、「レモンの香りがするティーツリーオ
イル」として、レモンセントティーツリーオイルと呼ば
れている。その主成分は、シトラールとシトロネラール
で、この2つの精油分が70% 以上含まれており、テルピ
ネン−4−オールを主成分とする通常のティーツリーオ
イルとは、全く異なる組成をしている。その抗菌力は、
通常のティーツリーオイルよりも強く、株式会社エアー
グリーン(大阪府八尾市跡部本町1丁目2番地40号)
の試験結果では、特に大腸菌と黄色ブドウ球菌に対する
抗菌力が強いと言う結果が出ている。そのため、オース
トラリアでは、抗菌力を強化する目的と香りを変える目
的で通常のティーツリーオイルに配合して使われるケー
スがある。又、黄色ブドウ球菌に対する抗菌力が強いた
め、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する殺菌剤とし
て機能する。抗生物質は、細菌の細胞壁の合成を阻害す
ることで細菌を殺す。即ち、抗生物質は、化学的に作用
するため、耐性菌の出現が問題になっている。しかし、
ティーツリーオイル及びレモンセントティーツリーオイ
ルは、その油の持つ物理的な作用により殺菌するので、
耐性菌が現れることはない。その作用は、まだ十分に解
明されていないが、油の膜が細菌を包むことで、呼吸が
出来なくなったり、動けなくなったりするではないかと
考えられている。このため、耐性菌が出来ない。これ
が、ティーツリーオイル及びレモンセントティーツリー
オイルの大きな特徴である。特に、レモンセントティー
ツリーは、オーストラリアでは、古くから食品に使う香
料として使われていたが、その抗菌力が注目されるよう
になったのは1997年で、植林が開始されたのは翌1998年
からであり、通常オイルを採取するには最低3年間生育
させる必要があるため、レモンセントティーツリーオイ
ルが商業生産されるのは、2000年からになる。レモンセ
ントティーツリーオイルの欠点は、酸化を受けやすい点
と生産量が少なく価格も通常のティーツリーオイルにく
らべればまだ高い点である。価格については生産量の増
加と共に解消されるが、酸化を受けにくい点では、ティ
ーツリーオイルのほうが、レモンセントティーツリーオ
イルよりも有利である。レモンセントティーツリーオイ
ルが酸化しやすいのは、主成分であるシトラールとシト
ロネラールがアルデヒド基を持つテルペン類であり、ア
ルデヒド基が酸化を受けやすいためである。但し、株式
会社エアーグリーン(大阪府八尾市跡部本町1丁目2番
地40号)によって、少量のビタミンE を配合すること
でこれを防止可能であることが解明された。
【0014】レモンセントティーツリーオイルの成分に
ついて説明する。レモンセントティーツリーオイルの主
成分は、シトラールとシトロネラールで、この2 つの精
油分が70% 以上含まれており、テルピネン−4−オール
を主成分とする通常のティーツリーオイルとは、全く異
なる組成をしている。表2に一般的なレモンセントティ
ーツリーオイルの成分を示す。
【0015】
【表2】 レモンセントティーツリーオイルの成分表 成分名 含有量 経口毒性 皮膚刺激性 皮膚感作性 ゲラニアール(シトラールa ) (Geranial) 30.8% なし 弱刺激性 有り ネラール(シトラールb ) (Neral) 27.0% なし 弱刺激性 有り シトロネラール (Citronellal) 20.0% なし 弱刺激性 有り シトロネロール (citronellol) 2.5% なし 弱刺激性 なし トランスイソシトラール (Trans-iso-citral) 2.4% 不明 不明 不明 ミルセン (myrcense) 2.3% なし 弱刺激性 なし リナロール (linalool) 2.1% なし なし なし イソプレゴール (Iso-pulegol) 2.0% 不明 不明 不明 シスイソシトラール (cis-iso-citral) 1.6% 不明 不明 不明 リモネン (limonene) 0.5% なし 弱刺激性 なし α- ピネン ( α-pinen) 0.5% 弱毒性 なし 有り メチルヘプタノン (Methyl heptanone) 0.2% なし 弱刺激性 なし テルピネン−4−オール (terpinen-4-ol) 0.1% 毒性 弱刺激性 なし サビネン (sabinene) 0.1% なし 不明 不明 テルピノレン (Terpinolene) 0.1% 不明 不明 不明 β- ピネン ( β-pinen) 0.1% なし 不明 不明 α- チュジェン ( α-thujene) 微量 不明 不明 不明 トランスβ- オシメン (Trans- β-ocimen) 微量 なし なし なし (http://www.airgreen.co.jp/teatree/lemon.html参照)
【0016】本願発明に係る衛生用品は、上記の通り、
アトピー性皮膚炎及び皮脂欠乏病に効果があるとされて
いるα−リノレンやγ−リノレン酸などのリノレン酸
と、ティーツリーオイル又はレモンセントティーツリー
オイルなどの制菌剤とを、ナプキンやタンポンなどを形
成する周知の不織布やその他の繊維素材に定着させたも
のである。本願発明のナプキンやタンポン、紙オムツな
どの衛生用品において、その表面材即ち皮膚と直接接触
する部材を、上記リノレン酸と制菌剤とを定着させた記
繊維素材にて形成する。但し、当該表面材と共に、衛生
用品の内部を構成する水分の吸収材にも上記リノレン酸
と制菌剤とを定着させればより効果的である。定着の方
法は、γ−リノレン酸と、ティーツリーオイル又はレモ
ンセントティーツリーオイルを環状オリゴ糖(ブドウ糖
構成)で包摂する。この包摂物は、構造末端にOH(水
酸基、マイナスイオン)がある。このγ−リノレン酸と
ティーツリーオイル又はレモンセントティーツリーオイ
ルを包摂した環状オリゴ糖は、繊維素材に対して、共有
結合、或いはイオン結合、若しくは、ファンデルワール
ス力にて、固着することができる。
【0017】ここで、γ−リノレン酸とティーツリーオ
イルの上記繊維素材への最適な定着方法について簡単に
説明する。先ず、第1に可能な定着方法としては、γ−
リノレン酸とティーツリーオイルを、水酸基、アミノ基
等と共有結合する反応性を持つ環状オリゴ糖(ブドウ糖
構成)で包摂し塩素(Cl)とセルロース系繊維のOH
に反応結合させてセルロース系の繊維素材に対し定着さ
せるものを掲げることができる。次に、第2の定着方法
としては、γ−リノレン酸とティーツリーオイルを環状
オリゴ糖(ブドウ糖構成)で包摂し、アミノ基系(プラ
スイオン)の柔軟剤を使用することでイオン結合で結
び、そしてセルロース系のアニオン基とアミノ基系柔軟
剤カチオン基とのイオン結合でセルロース系の繊維素材
に定着させるものを掲げることができる。また、第3の
定着方法としは、γ−リノレン酸とティーツリーオイル
を環状オリゴ糖(ブドウ糖構成)で包摂するか、又はマ
イクロカプセルに入れ樹脂を使用して繊維素材に固着さ
せて定着させるものを掲げることができる。尚、ティー
ツリーオイルに代えレモンセントティーツリーオイル
を、γ−リノレン酸と共に繊維素材へ定着する場合も、
上記第1乃至第3のいずれかの定着方法を採用すること
ができる。また、γ−リノレン酸に代え、α−リノレン
酸を用いる場合も同様である。また、リノレン酸と、制
菌剤とは、別々に繊維素材に定着させるものとしても実
施可能である。
【0018】特に、衛生用品を形成する繊維素材に対し
て、γ−リノレン酸とティーツリーオイルとを定着させ
る好ましい方法について、説明する。この方法は、上記
の繊維素材に対して、γ−リノレン酸とティーツリーオ
イルとを含む油脂を用いることにより製造された繊維加
工剤で、処理を施すものである。γ−リノレン酸は、自
然界において、月見草などの特殊な植物種子油や母乳な
どに含まれている。γ−リノレン酸を含有する油脂とし
ては、例えば、月見草油、ボラージ油、或いは、ブドウ
糖を主原料にして微生物による発酵方式で製造された油
等が挙げられる。従って、上記の繊維加工剤には、この
ような油脂にティーツリーオイルを加えたものを用い
る。
【0019】この場合、繊維加工剤は、乳化またはマイ
クロカプセル化した油脂を含有し、この油脂についてγ
−リノレン酸とティーツリーオイルとを含んだものを用
いる。このように、γ−リノレン酸とティーツリーオイ
ルとを含有した油脂を乳化またはマイクロカプセル化す
ることで、処理対象となる繊維等に対してγ−リノレン
酸及びティーツリーオイルを均一に付着させることがで
きる。γ−リノレン酸とティーツリーオイルを含有した
油脂をマイクロカプセル化する方法としては、従来周知
の方法を用いればよい。例えば、炭酸カルシウム等のア
ルカリ土類金属の炭酸塩、シリカ、酸化チタン等の金属
酸化物等の多孔質微粒子、シルク、コラーゲン、ウー
ル、セルロース、キトサン、麻等の天然有機物微粉末に
油脂を内包させる方法、或いは、サイクロデキストリン
に包接する方法などを利用することができる。このサイ
クロデキストリンについては、モノクロロトリアジニル
−β−サイクロデキストリン(モノクロロトリアジニル
−β−シクロデキストリン)を用いるのが好ましい。モ
ノクロロトリアジニル−β−シクロデキストリンは、反
応基を有し、水酸基やアミノ基と共有結合を形成する。
β−サイクロデキストリンの中でも、繊維と反応するこ
とにより、繊維への固着が可能なものは、このモノクロ
ロトリアジニル−β−サイクロデキストリンだけであ
り、セルロース系の繊維素材に対しての定着能力が極め
て優れている。更に、リノレン酸やティーツリーオイル
などは酸化しやすいものであるが、上記の通り、サイク
ロデキストリンに包摂するという手法を採ることによっ
て、リノレン酸及びティーツリーオイルなどの制菌剤の
酸化を防止する効果を得ることができる。
【0020】γ−リノレン酸含有油脂の乳化物は、水等
の分散媒にγ−リノレン酸含有油脂を分散させたO/W
(水中油滴)型エマルジョンであることが好ましい。ま
た、γ−リノレン酸含有油脂の乳化には、分散性を向上
させるために界面活性剤を用いてもよい。この界面活性
剤としては、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性
剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤のうち、いず
れか一種類以上を選択して用いることができる。これら
の界面活性剤としては、利用可能なものを例示すると、
上記の陰イオン界面活性剤について、高級アルコール硫
酸エステル塩類やアルキルアリルスルホン酸塩類などを
採用することができる。上記の陽イオン界面活性剤につ
いて、脂肪アミン塩類や第四アンモニウム塩類などを採
用することができる。上記の非イオン界面活性剤として
は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類やソルビタ
ンアルキルエステル類などを採用することができる。上
記の両性界面活性剤としては、アルキルアミノ酸などを
採用することができる。
【0021】繊維加工剤には、品質の安定化等の目的に
応じて、添加剤を適宜添加することができる。すなわ
ち、油脂の酸化劣化を防止するために、ビタミンE等の
酸化防止剤を添加してもよい。また、安定した流動性を
確保するために、増粘剤を添加してもよい。この増粘剤
としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ル酸ナトリウム、メチルセルロース、アルギン酸ソー
ダ、キサンタンガム等を用いることができる。
【0022】さらに、繊維加工剤には、処理対象となる
繊維等に抗菌性や防臭性を付与するために、ティーツリ
ーオイル以外の公知の抗菌剤や消臭剤をティーツリーオ
イルと共に配合してもよい。また、処理対象となる繊維
等の風合いを向上させるために、柔軟仕上げ剤を配合し
てもよい。この柔軟仕上げ剤としては、例えば、シリコ
ーン系エマルジョン、ウレタン系エマルジョン、アクリ
ル系エマルジョン等を採用できる。このような繊維加工
剤は、周知の任意の固着方法、例えば、吸尽法(浸漬吸
収法)、パッド法、スプレー法、グラビア、ナイフ等に
よるコーティング法等により、処理対象である繊維素材
に固着させることができる。
【0023】このような衛生用品の表面材に、上記の繊
維素材を利用する場合、繊維素材の繊維には、合成繊
維、不織布などを用いることができる。また、衛生用品
の表面材の基材として、ポリプロピレン或いはポリエス
テルのスパンボンド不織布、ポリエチレンおよびポリプ
ロピレンのサーマルボンド不織布を採用してもよく、こ
れによると、排泄物を吸収体に迅速に導くための透水
性、皮膚を傷つけない柔らかさ、清潔さ、人の動きに対
する破れにくさを確保できる。なお、サーマルボンド不
織布は、ポリエチレンおよびポリプロピレンを芯鞘構造
で単繊維中に一本化させた繊維を用いた不織布である。
また、上記繊維素材は、単層構造のものだけでなく、多
層構造のものも用いることができる。多層構造の衛生用
品表面材としては、例えば、吸収した液体を逆戻りさせ
ないために微細な孔を開けた合成樹脂フィルムを、表面
材の最表面となるように基材に重ねた構造のものがあ
る。なお、合成樹脂フィルムとしては、ポリエチレンフ
ィルム等を採用できる。
【0024】又衛生用品に付与する薬剤は、耐皮脂欠乏
病及び対アトピーの皮膚環境の改善組成物と、黄色ブド
ウ球菌や大腸菌、カンジタ菌の制菌剤のみに限定するも
のではなく、例えば、他の制菌・抗菌性、さらには挑撥
水性、防虫効果、防炎効果、芳香性、帯電防止効果、形
態安定等の各種効果を奏する薬剤を併用することも可能
である。
【0025】γ−リノレン酸とティーツリーオイルの薬
剤配合比率は、薬剤(組成物)中、上記の3分の1でも
効果は認められる。従って、コストの面から、上記より
もγ−リノレン酸とティーツリーオイルの配合比率を低
減させて実施可能である。しかし、より確実な効果を得
るためには、γ−リノレン酸とティーツリーオイルの配
合比率を上記とするのが好ましく、特に、高齢者の皮脂
欠乏病については、上記の配合比率を確保するのが適切
である。
【0026】
【発明の実施の形態】本実施形態の繊維加工剤は、次の
ようにして得られたものである。すなわち、γ−リノレ
ン酸を含有する油脂を撹拌しながら、界面活性剤を徐々
に加え、この油脂および界面活性剤の混合物に、分散媒
としての精製水を加えつつさらに撹拌して乳化させ、O
/W型のエマルジョンとした。このエマルジョンにおい
ては、γ−リノレン酸を含有する油脂100重量部に対
して、界面活性剤は1〜100重量部とした。このエマ
ルジョンに柔軟仕上げ剤としてのシリコーン系エマルジ
ョンを配合し、本実施形態の繊維加工剤を得た。
【0027】一方、γ−リノレン酸及びティーツリーオ
イルを付着させた本実施形態の繊維素材は、前記繊維加
工剤を用いて繊維素材生地を処理したものである。すな
わち、繊維加工剤を、吸尽法(浸漬吸収法)、パッド
法、スプレー法、コーティング法等により、処理の対象
である繊維素材生地に固着させて、乾燥させることによ
り本実施形態の繊維素材を得た。
【0028】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。すなわち、γ−リノレン酸を含有する
繊維加工剤で繊維素材を処理したので、繊維素材による
皮膚への刺激を低減できるとともに、繊維素材に対して
良好な保湿性および吸湿性を付与できる。また、上記繊
維加工剤は、γ−リノレン酸と共にティーツリーオイル
を含有するものであり、このティーツリーオイルによっ
て、黄色ブドウ球菌や大腸菌、トリコモナス菌、カンジ
タ菌、緑膿菌、黒カビ菌などの各種菌に対し、制菌効果
を得ることができる。従って、この繊維素材を、衛生用
品の表面材に用いることで、低刺激性でありかつ保湿性
および吸湿性に優れた製品が得られると共に、各種菌に
対する制菌及び治療の効果を奏する。また、γ−リノレ
ン酸及びティーツリーオイルを含有する油脂を乳化させ
たエマルジョンにより繊維加工剤を構成したので、繊維
素材生地に対してγ−リノレン酸及びティーツリーオイ
ルを均一に付着させることができる。
【0029】
【発明の効果】本願発明の実施によって、リノレン酸を
含むことで、当該衛生用品を使用する者に対する皮膚の
刺激性を低減すると共に良好な保湿性及び吸湿性を獲得
し、更に、制菌剤を含むことで、婦人の局部にて繁殖し
やすい各種細菌の増殖を抑制し、そのような細菌による
疾患の治癒を可能とした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 13/203 (72)発明者 福本 勝守 和歌山県和歌山市江南131番地 (72)発明者 小野 敬伸 神奈川県川崎市宮前区けやき平10−3− 404 (72)発明者 福本 陽一 東京都世田谷区八幡山3−22−18 アメニ ティ八幡山205号 Fターム(参考) 4C003 HA02 4L033 AC10 AC15 BA11 BA19 4L047 BA08 BA23 CC03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナプキンやタンポンなどの衛生用品にお
    いて、制菌剤とリノレン酸とを含有することを特徴とす
    る衛生用品。
  2. 【請求項2】 上記制菌剤は、テルピネン−4−オール
    とシトラールとシトロネラールの少なくとも何れか一種
    であることを特徴とする請求項1記載の衛生用品。
  3. 【請求項3】 上記制菌剤は、ティーツリーオイル及び
    レモンセントティーツリーオイルの少なくともいずれか
    一種であることを特徴とする請求項1記載の衛生用品。
  4. 【請求項4】 上記リノレン酸は、α−リノレン酸であ
    ることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の衛
    生用品。
  5. 【請求項5】 上記リノレン酸は、γ−リノレン酸であ
    ることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の衛
    生用品。
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