JP2003153631A - 吸着性樹脂の利用方法 - Google Patents

吸着性樹脂の利用方法

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JP2003153631A
JP2003153631A JP2001353252A JP2001353252A JP2003153631A JP 2003153631 A JP2003153631 A JP 2003153631A JP 2001353252 A JP2001353252 A JP 2001353252A JP 2001353252 A JP2001353252 A JP 2001353252A JP 2003153631 A JP2003153631 A JP 2003153631A
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nonionic
colored
adsorptive
nonionic resin
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Noriko Takeda
ノリ子 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノニオン樹脂など吸着性のある樹脂における
吸着作用の芳香性置物への利用や、土壌栽培植物を食紅
などで着色された樹脂の植物培地にて低コストで生育す
ることができる吸着性樹脂の利用方法に関する技術を提
供する点にある。 【解決手段】 図1に示すように、植物20は、培地容
器10において生育される。培地容器10は、外枠とな
る容器10aと、容器10aの中に配置された植物20
の根を包む逆流防止シートの袋40とで概略構成され、
吸着性を有するノニオン樹脂(第2のノニオン樹脂、第
2の樹脂)30bは逆流防止シートの袋40の中に配置
され、逆流防止シートの袋40と吸着性のないノニオン
樹脂(第1のノニオン樹脂、第1の樹脂)30aとは容
器10aの中に配置され、容器10aの中及び、逆流防
止シートの袋40の中には、適宜な水分が供給されて水
分が保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸着性樹脂の利用方
法に関し、特に植物培地や芳香性の置物などに用いられ
る吸着性樹脂の利用方法に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、ノニオン樹脂の他、アクリル系樹
脂、ノニオン樹脂と他の樹脂との混合物、合成樹脂、吸
収性樹脂に液体肥料を吸着させて植物の培地として使用
することが行われている。
【0003】既に本発明者から提案されている根腐れ防
止剤を用いた植物培地に関する技術(特願2001−1
89681号など)を利用して、観葉植物パキラ(丈1
50〜160cm)が新葉を沢山つけて、非常に元気に
生育した例がある。
【0004】また、植物培地において、若年層を中心と
する顧客ニーズにより、植物培地の単色カラー品の需要
が増えているが、色落ちしないカラー着色した樹脂と、
着色しない無色のクリア樹脂とのカラーミックスの混合
使用や食紅で着色した単色使用によりインテリア性を高
めることも行われている。この混合使用や単色品の使用
によりインテリア性の高い植物培地も低価格化が実現さ
れていた。
【0005】また、多種類の芳香剤が一般に市販されて
いる。また、本発明者による登録実用新案公報(第30
59412号公報)に芳香性置物に関する技術が公開さ
れている。これはアルミナなどに香りをつけ、瓶の中の
造花と一緒に楽しむものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。
【0007】浄水器で使用されるイオン交換樹脂におけ
るカチオンとアニオンとのイオンによる浄化作用と同様
に、根腐れ防止剤を利用した植物培地におけるノニオン
樹脂においてろ過作用が認められた。一例として、約1
ヶ月〜5ヶ月におけるノニオン樹脂の吸着作用により、
植物培地は、黒い石のような硬い固まりになってしまっ
た。これはノニオン樹脂とカチオンからなるイオン交換
樹脂の使用により、植物培地において浄化作用が促進さ
れたものと考えられる。単色カラー着色加工賃は高く、
また、色落ちしないカラー着色品はクリアの3倍程度の
価格であるなど、植物培地のコストを高める一因でもあ
り、上述したろ過作用により単色カラー品の品質低下を
早めるという問題点があった。
【0008】また、一般の芳香剤は個々の顧客のニーズ
に関わらず商品として完成されており、個人の香りやカ
ラーバリエーションに対する好みが反映しないという問
題点があった。
【0009】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、ノニオン樹脂など
吸着性のある樹脂における吸着作用の芳香性置物への利
用や、土壌栽培植物を食紅などで着色された樹脂の植物
培地にて低コストで生育することができる吸着性樹脂の
利用方法に関する技術を提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
要旨は、第1の樹脂に水分を供給する第1の工程と、第
2の樹脂に水分を供給する第2の工程と、前記第1の樹
脂と前記第2の樹脂とを混合、又は、透水性且つ逆流機
能を有する逆流防止シートを介して配置する第3の工程
とを有し、前記第1の工程において、前記第1の樹脂に
は吸着作用がない又は小さい、膨潤倍率の大きい着色さ
れた樹脂を用い、前記第2の工程において、前記第2の
樹脂には吸着作用がある又は大きい、着色された樹脂を
用いて、前記吸着作用により抗菌剤、又は、除菌剤、又
は、防腐剤、又は、液体肥料を植物の生育に必要な濃度
に保ち、前記第2の樹脂を前記植物の培地として用いる
ことを特徴とする吸着性樹脂の利用方法に存する。請求
項2記載の本発明の要旨は、前記第1の樹脂と前記第2
の樹脂とにノニオン樹脂を用い、前記第1の工程は、前
記第1の樹脂に第1のノニオン樹脂を用いる工程を含
み、前記第2の工程は、前記第2の樹脂に第2のノニオ
ン樹脂を用いる工程を含み、前記第3の工程は、前記第
1のノニオン樹脂と前記第2のノニオン樹脂とを混合、
又は、前記逆流防止シートを介して配置する工程を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の吸着性樹脂の利用方
法に存する。請求項3記載の本発明の要旨は、前記第1
の工程は、前記第1のノニオン樹脂を容器の中に配置す
る工程を含み、前記第2の工程は、前記第2のノニオン
樹脂を前記逆流防止シートの袋の中に配置し、前記植物
の根を前記逆流防止シートの袋で包む工程を含み、前記
第3の工程は、前記逆流防止シートの袋を前記容器の中
に配置する工程を含むことを特徴とする請求項2に記載
の吸着性樹脂の利用方法に存する。請求項4記載の本発
明の要旨は、前記植物は、予め土壌培地で栽培された
後、土壌培地から分離された植物を用いることを特徴と
する請求項2又は3に記載の吸着性樹脂の利用方法に存
する。請求項5記載の本発明の要旨は、前記第1のノニ
オン樹脂は、イエロー、又は、オレンジ、又は、レッ
ド、又は、ピンク、又は、ブルー、又は、グリーン、又
は、パープルの食紅を用いて着色されたノニオン樹脂を
用い、前記第2のノニオン樹脂は、前記食紅と同色であ
り、色落ちのなく着色されたノニオン樹脂を用いること
を特徴とする請求項請求項2乃至4のいずれかに記載の
吸着性樹脂の利用方法に存する。請求項6記載の本発明
の要旨は、前記第1のノニオン樹脂は、イエロー、又
は、オレンジ、又は、レッド、又は、ピンク、又は、ブ
ルー、又は、グリーン、又は、パープルの食紅を用いて
着色されたノニオン樹脂を用い、前記第2のノニオン樹
脂は、前記食紅と同系色であり、色落ちのなく暗いチャ
コールブラウン、又は、明るい茶色、又は、紺色、又
は、黒色、又は、濃いグリーン、又は、パープルに暗い
色で着色されたノニオン樹脂を用いることを特徴とする
請求項2乃至4のいずれかに記載の吸着性樹脂の利用方
法に存する。請求項7記載の本発明の要旨は、前記第1
のノニオン樹脂は、イエロー、又は、オレンジ、又は、
レッド、又は、ピンク、又は、ブルー、又は、グリー
ン、又は、パープル、又はスカイブルーの食紅を用いて
着色されたノニオン樹脂を用い、前記第2のノニオン樹
脂は、膨潤倍率が20倍乃至25倍である無色、又は、
クリアのノニオン樹脂に前記第1のノニオン樹脂と同系
色の食紅で着色したノニオン樹脂を用いることを特徴と
する請求項2乃至4のいずれかに記載の吸着性樹脂の利
用方法に存する。請求項8記載の本発明の要旨は、前記
第1のノニオン樹脂と同色又は同系色の前記第2のノニ
オン樹脂と、前記第1のノニオン樹脂とを混合して、植
物の培地として用いることを特徴とする請求項5乃至7
のいずれかに記載の吸着性樹脂の利用方法に存する。請
求項9記載の本発明の要旨は、前記第1のノニオン樹脂
は、膨潤倍率が100倍乃至250倍のノニオン樹脂を
用い、前記第2のノニオン樹脂は、膨潤倍率が20倍乃
至25倍のノニオン樹脂を用い、前記第1のノニオン樹
脂又は前記第2のノニオン樹脂には、クリアと黒色や無
色のクリアと赤など、クリアと単色との組合せ、又は、
複数色の混合されたカラーミックスとクリアとの組合せ
を用い、一辺が1cm程度の略立方体、又は、略直方
体、又は、球体を含む曲面体、又は、略線状体、又は、
略菱形面を有する六面体、又は、略多面体などの形状を
用いることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記
載の吸着性樹脂の利用方法に存する。請求項10記載の
本発明の要旨は、芳香剤を吸着させた前記第1の樹脂、
又は、前記第2の樹脂を用いることを特徴とする請求項
1乃至9のいずれかに記載の吸着性樹脂の利用方法に存
する。請求項11記載の本発明の要旨は、前記第2の工
程は、前記第2の樹脂が離水作用のある場合、イオン交
換樹脂を用いる工程を含むことを特徴とする請求項1乃
至10のいずれかに記載の吸着性樹脂の利用方法に存す
る。請求項12記載の本発明の要旨は、前記第2の樹脂
にアクリル樹脂を用いることを特徴とする請求項11に
記載の吸着性樹脂の利用方法に存する。請求項13記載
の本発明の要旨は、槽の水に対する吸着性樹脂の利用方
法であって、吸着作用がある又は大きい前記ノニオン樹
脂を、水と共に水槽や浄化槽などの槽に入れる工程と、
前記ノニオン樹脂に前記槽内の水の汚れを吸着させる工
程とを有し、単色、又は、多色のカラーバリエーション
の前記ノニオン樹脂を用い、前記ノニオン樹脂は、略立
方体、又は、略直方体、又は、球体を含む曲面体、又
は、略線状体、又は、菱形の面を有する六面体、又は、
多面体、又は、突起を有する吸着面積の大きい海綿体の
形状を用いることを特徴とする吸着性樹脂の利用方法に
存する。請求項14記載の本発明の要旨は、鑑賞対象物
などと共に配置される吸着性樹脂の利用方法であって、
着色されていないクリアの樹脂、又は、着色された樹脂
を水切り乾燥後に透明、又は、透明性のある色つき容器
内に配置する第1の工程と、前記容器内に鑑賞対象物を
配置する第2の工程とを有し、前記第1の工程におい
て、予め香りを吸着させた前記ノニオン樹脂、又は、予
め香りを吸着させたアルミナなどの多孔質性の吸着剤と
前記ノニオン樹脂とを共に配置して用いることを特徴と
する吸着性樹脂の利用方法に存する。請求項15記載の
本発明の要旨は、前記第1の工程は、着色されていない
クリアのノニオン樹脂と、マリンブルーとスカイブルー
との各々に樹脂とを混合してミックスカラーとする工程
を含むことを特徴とする請求項14に記載の吸着性樹脂
の利用方法に存する。請求項16記載の本発明の要旨
は、前記第1の工程は、着色されていないクリアのノニ
オン樹脂と、マリンブルーとグリーンとの各々に樹脂と
を混合してミックスカラーとする工程を含むことを特徴
とする請求項14に記載の吸着性樹脂の利用方法に存す
る。請求項17記載の本発明の要旨は、前記第1の工程
は、着色されていないクリアのノニオン樹脂と、イエロ
ーとスカイブルーとの各々に樹脂とを混合してミックス
カラーとする工程を含むことを特徴とする請求項14に
記載の吸着性樹脂の利用方法に存する。請求項18記載
の本発明の要旨は、前記第1の工程は、着色されていな
いクリアのノニオン樹脂と、ピンクとパープルとの各々
に樹脂とを混合してミックスカラーとする工程を含むこ
とを特徴とする請求項14に記載の吸着性樹脂の利用方
法に存する。請求項19記載の本発明の要旨は、前記第
1の工程は、着色されていないクリアのノニオン樹脂
と、マリンブルーとグリーンとイエローとパープルとの
各々に樹脂とを混合してミックスカラーとする工程を含
むことを特徴とする請求項14に記載の吸着性樹脂の利
用方法に存する。請求項20記載の本発明の要旨は、前
記第1の工程は、着色されていないクリアのノニオン樹
脂と、マリンブルーとグリーンとパープルとの各々に樹
脂とを混合してミックスカラーとする工程を含むことを
特徴とする請求項14に記載の吸着性樹脂の利用方法に
存する。請求項21記載の本発明の要旨は、前記第1の
工程は、着色されていないクリアのノニオン樹脂と、ピ
ンクとイエローとの各々に樹脂とを混合してミックスカ
ラーとする工程を含むことを特徴とする請求項14に記
載の吸着性樹脂の利用方法に存する。請求項22記載の
本発明の要旨は、前記第1の工程は、着色されていない
クリアのノニオン樹脂と、パープルとスカイとの各々に
樹脂とを混合してミックスカラーとする工程を含むこと
を特徴とする請求項14に記載の吸着性樹脂の利用方法
に存する。請求項23記載の本発明の要旨は、前記第1
の工程は、着色されていないクリアのノニオン樹脂と、
ピンクとパープルとスカイとイエローとの各々に樹脂と
を混合してミックスカラーとする工程を含むことを特徴
とする請求項14に記載の吸着性樹脂の利用方法に存す
る。請求項24記載の本発明の要旨は、前記第1の工程
は、着色されていないクリアのノニオン樹脂と、ピンク
とパープルとイエロースカイとイエローとの各々に樹脂
とを混合してミックスカラーとする工程を含むことを特
徴とする請求項14に記載の吸着性樹脂の利用方法に存
する。請求項25記載の本発明の要旨は、前記第1の工
程は、クリアと黒色やクリアと赤など、クリアと単色と
の組合せを用いる工程を含むことを特徴とする請求項1
4に記載の吸着性樹脂の利用方法に存する。請求項26
記載の本発明の要旨は、前記ノニオン樹脂は、食紅で着
色され、一辺が1cm程度の略立方体、又は、略直方
体、又は、球体を含む曲面体、又は、略線状体、又は、
略菱形面を有する六面体、又は、略多面体などの形状の
ノニオン樹脂を用いることを特徴とする請求項1乃至2
5のいずれかに記載の吸着性樹脂の利用方法に存する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0012】(実施の形態1)まず、吸着性を有するノ
ニオン樹脂の利用方法において、抗菌剤、防腐剤、除菌
剤を使用した植物培地、保水剤の根腐れ防止剤とろ過作
用による植物培地と、浄化槽や水槽への使用方法を説明
する。
【0013】図1は、本実施の形態1に係る吸着性樹脂
の利用方法の一例を示す図である。
【0014】図1に示すように、植物20は、容器培地
10において生育される。容器培地10は、外枠となる
容器10aと、容器10aの中に配置された植物20の
根を包む逆流防止シートの袋40とで概略構成され、吸
着性を有するノニオン樹脂(第2のノニオン樹脂、第2
の樹脂)30bは逆流防止シートの袋40の中に配置さ
れ、逆流防止シートの袋40と吸着性のないノニオン樹
脂(第1のノニオン樹脂、第1の樹脂)30aとは容器
10aの中に配置され、容器10aの中及び、逆流防止
シートの袋40の中には、適宜な水分が供給されて水分
が保持される。
【0015】予め土壌培地で栽培された後、土壌培地か
ら分離された植物20の根を洗浄後短くカットする。吸
着作用がなく(少なく)吸水による膨潤倍率の大きいノ
ニオン樹脂30aと、吸着作用が大きいノニオン樹脂3
0bとを用いて、植物20は、不織布や樹脂製で作成さ
れた逆流防止シートの袋40の中で栽培される。
【0016】透水性且つ逆流機能を有する逆流防止シー
トの袋40は、逆流防止シートの袋40の中のノニオン
樹脂30bが植物20から出る樹液などにより汚れて
も、逆流防止シートの袋40の周囲に向かって汚れを透
過することなく、逆流防止シートの袋40の周囲おける
(容器10aの中に配置された)ノニオン樹脂30bを
汚すことがない。
【0017】逆流防止シートの袋40の中の汚れたノニ
オン樹脂30bのみを交換することで、植物20の栽培
に関する手入れの手間を軽減することができる。
【0018】既に本発明者により、イオンを含有してい
ないノニオン樹脂(第2のノニオン樹脂)30bの吸着
作用と除菌作用を利用して、根腐れ防止効果を有する新
たな培地の提案がなされており、この技術の実験例と、
実験例からの考察を下記に示す。このノニオン樹脂樹脂
30bの吸着性は、植物の根から出る樹液等の有機酸、
プラスイオンを含む水や大腸菌などの雑菌に対して効果
がある。
【0019】ノニオン樹脂培地を利用した水耕栽培の植
物を植替えする場合、植物の根は樹脂と樹脂の間にたま
っている水分を吸収して生育し、また、新しく発根して
新しい根で生育する。一方、土壌栽培で生育された草花
等は土壌体で生育された根で生育を続ける。
【0020】吸着作用のある一辺が1cm程度の立方体
のノニオン樹脂30bを利用した樹脂培地において、水
分を多めに吸着させた培地にて植替えの定着がスムーズ
行われる。また、約一週間毎に、樹脂培地が乾いていた
ら少量の水を与えるが、この樹脂培地では植物が水分を
吸収すること及び新しく発根して水耕栽培における新し
い根で生育することから、ノニオン樹脂30bの培地に
おける除菌や汚れの吸着作用が良好に働いていることを
示す。
【0021】一方、吸着作用がなく膨潤倍率の大きい、
粒の細かなノニオン樹脂30aを利用した培地において
は、水分をよく切ってから容器に入れたにもかかわらず
水分の含有が多い。しかし、この培地においては、植物
の根が水耕栽培の根に変換しない(水耕栽培における新
しい根で生育しない)特徴が見られる。即ち、水分が沢
山あっても土壌栽培で育成された根のままで生育を続け
る。この吸着作用がないと考えられるノニオン樹脂30
aの培地では、土壌体における根のままの生育である。
しかし、このノニオン樹脂30aの培地での育成は、土
の中における育成時に雑菌が入ることにより、樹脂培地
の中の水が腐ることも考えられるので、吸着作用が大き
いノニオン樹脂30bとの混合使用か、イオン交換樹脂
との混合使用が好ましい。
【0022】また、この樹脂培地の中の水が腐ることに
対して、抗菌剤、除菌剤、防腐剤、液体肥料を観葉植物
や草花、草木等、その生育に必要な濃度に保つことで好
適な植物培地とすることできる。
【0023】液体肥料だけでなく、抗菌剤、除菌剤の成
分を有するタンニン、ナツメグ、カテキン、アガリクス
等を樹脂に添加することで殺菌作用を促すことができ
る。また、、防腐剤の硫酸銅、安息香酸、安息香酸ナト
リウム、塩化亜鉛、ソルビン酸、ホウ酸等を添加した樹
脂を植物培地や保水剤として利用することもできる。
【0024】これらの植物培地では、植物から出る樹液
等の汚れを吸着する作用がないと、離水する樹脂培地に
おいて水のみを抗菌・除菌するのみでは植物の栽培は不
可能となる。即ち、離水しない樹脂培地での栽培は可能
であるが、離水する樹脂を培地に用いる場合は、イオン
交換樹脂などが必要となる。
【0025】ノニオン樹脂30aにおいて、水の汚れや
植物の汚れを吸着するのには、吸着作用のあるノニオン
樹脂30bとの混合使用や、他の吸着作用のあるイオン
交換樹脂などとの混合使用が必要であり、重要でもあ
る。
【0026】次に、着色されたノニオン樹脂30a及び
ノニオン樹脂30bとを混合して植物培地に利用する場
合を説明する。
【0027】図2は、本実施の形態1に係る吸着性樹脂
の利用方法における他の一例を示す図である。
【0028】図2に示すように、混合されたノニオン樹
脂30aとノニオン樹脂30bとを容器10b内に入れ
て、植物培地として利用する。
【0029】(a)吸着作用のない、膨潤倍率の大きい
ノニオン樹脂30aを食紅で着色する。着色はイエロ
ー、オレンジ、レッド、ピンク、ブルー、グリーン、パ
ープルとする。
【0030】(b)色落ちしない膨潤倍率20〜25倍
のノニオン樹脂30bを使用する。着色はイエロー、オ
レンジ、レッド、ピンク、ブルー、グリーン、パープ
ル、ブラック(黒色)とする。
【0031】この(a)と(b)において、各々同色を
混合し、同色の1種類の樹脂製品として使用すること
で、ノニオン樹脂製品について、色落ちのない高膨潤倍
率を、低価格に抑えることができる。
【0032】また、(a)の食紅を利用したノニオン樹
脂30aと、(c)濃色で色落ちしない着色品、暗いチ
ャコールブラウンや明るい茶色、紺色や黒い色、濃いグ
リーン、パープルなどのノニオン樹脂30bとを混合す
る。この(a)の吸着作用がないノニオン樹脂30aと
の混合使用により(c)の濃色で着色された吸着作用の
あるノニオン樹脂30bが植物の汚れを吸着する。この
濃色で着色されたノニオン樹脂30bが汚れを吸着する
ことで、カラーバリエーションが汚れず、また、汚れて
も目立たずに悩みを解決することができる。
【0033】(d)既に利用されている色落ちのない吸
着作用のある膨潤倍率約20〜25倍のノニオン樹脂3
0bについて、無色、クリアなものを食紅で着色し、単
色カラーの着色加工賃を抑えることができる。この食紅
着色は少し濃色とし、樹脂の汚れを目立たなくする。即
ち、(a)と同系色の濃色である、イエロー、オレン
ジ、レッド、ピンク、ブルー、グリーン、パープル、ス
カイブルーを利用する。
【0034】これらノニオン樹脂の着色品の組合せを顧
客のニーズに合わせ、若年層では単色系を、熟年層では
カラーのミックス品として、生花のアレンジメントや切
花へ使用や植物培地に利用できる。
【0035】また、これらのノニオン樹脂が汚れたらプ
ランターやガーデニングの保水剤として再利用ができ
る。また、ガーデニングや鉢物の鉢底においては、無色
の着色されていない低価格の樹脂を使用することができ
る。
【0036】図3は、本実施の形態1に係る吸着性樹脂
の利用方法におけるその他の一例を示す図である。
【0037】図3に示すように、ノニオン樹脂30は、
水の入った容器10cにおいて、水面60下で浮遊して
いる性質がある。このノニオン樹脂30を浄化槽や水槽
のろ過剤として使用することができる。
【0038】このノニオン樹脂30は水中において、水
面より容器10cの底面の間で略均一に浮かんでいる特
徴をもっている。この性質を切花等に対して利用する。
具体的には、ガラス瓶に水とノニオン樹脂30を入れる
ことで、ノニオン樹脂30の色のカラーバリエーション
を絵のごとく鑑賞することができ、新しいインテリア性
を実現できる。この浮び上がる性質は他の樹脂では見ら
れない。
【0039】これらのノニオン樹脂30を水槽に入れる
ことで、均一に浮かび、水槽の上部から下部に均一に汚
れを吸着することができる。また、これらの水槽や浄化
槽において、浮かせて使用したり、汚れを吸着するには
樹脂を大きめにすることが必要である。従来から市販さ
れている樹脂は、膨潤して一辺が1cm程度の立方体と
なるものが一般に利用されているが、本実施の形態にお
いて、ノニオン樹脂30の膨潤後の大きさは、これより
大きく1辺が1〜3cm程度の立方体、又は、それより
大きい1辺が10cm以上でもよく、水槽や浄化槽に貼
り付けて使用することもできる。大きくすることで、網
やさくから流れでることを防ぐことができる。更に、こ
れらの樹脂の形状は、立方体のみではなく、正方形、長
方形、菱形、三角形の面を有する多面体、球状などの形
状からなり、面を大きく広くすることで吸着効果を上げ
ることができる。
【0040】また、これらのノニオン樹脂30を屋根や
屋上にマットとして使用することで、二酸化炭素を吸着
することが可能である。雨によって二酸化炭素はノニオ
ン樹脂30に吸着され、水のみをろ過し、入浴用水とし
たり、植物用に与えたりすることもできる。これらの汚
れたノニオン樹脂30については、樹脂に液体肥料を吸
着させ、土の中で肥料や保水剤として再利用することが
でき、資源の有効利用を考慮した新しい時代になくては
ならない機能性に優れているということができる。
【0041】(実施例1)一般のノニオン樹脂の中に除
菌作用や吸着作用が見られない樹脂があり、これは細か
な多面体からなる粒状で膨潤倍率は約100〜250倍
になる。
【0042】また、ノニオン樹脂はナトリウムイオンを
含有していないので、植物の根の生育を阻害しないとい
う特徴をもっている。この樹脂に防腐剤、安息香酸、安
息香酸ナトリウム、ホウ酸など、又は、抗菌剤、除菌
剤、液体肥料を吸着させて植物培地とすることができる
が、稲などの水耕栽培の状態に限られ、水はけ等が必要
となる。
【0043】この膨潤倍率が約100〜250倍のノニ
オン樹脂1kgに対して安息香酸ナトリウム0.2及び
0.6gを防腐剤として使用した植物栽培を行う。
【0044】(イ)イオン交換樹脂や液体肥料を用いず
にノニオン樹脂1kgを培地として、根を洗った土壌栽
培の草花を植えた。
【0045】(ロ)1週間後には、安息香酸ナトリウム
0.2g使用した培地において、草花のナデシコや日々
草の新根や新芽が見られた。
【0046】(ハ)また、0.6g使用した培地におい
ては、カーネーション、ゼラニウム、百日草の新根や新
葉、新芽をつけていることが確認された。これらの培地
において、1週間〜2週間の植替えや栽培であるが、長
期的には水はけが良好であり、また、吸着作用がないと
培地としての利用はできない。
【0047】(実施の形態2)次に、吸着性を有するノ
ニオン樹脂と芳香剤との利用方法に関して、ミックスカ
ラーのカラーバリエーションによる芳香性置物を一例と
して説明する。
【0048】図4は、本実施の形態2に係る吸着性樹脂
の利用方法の一例を示す図である。
【0049】図4に示すように、着色されたノニオン樹
脂(ノニオン樹脂着色品)30は、鑑賞対象物(造花)
70と一緒に透明、又は、透明性のある色つきの容器
(瓶)10d内に配置される。
【0050】まず、カラーバリエーションや単色のノニ
オン樹脂着色品30に芳香剤、消臭剤、香水をふりかけ
て香りのアレンジメントとする方法を説明する。
【0051】従来から市販されている芳香剤では、顧客
のニーズに関わらず、完成された商品であったが、この
カラーミックスによるカラーバリエーション、又は、単
色のノニオン樹脂着色品30は、顧客のニーズにより好
みの香り、好みの造花をアレンジして使用できるもので
ある。
【0052】(a)膨潤した樹脂をすばやく水切り(又
は、約1〜2日水切り)し瓶10dに入れる。
【0053】(b)市販されている無色の芳香剤、消臭
剤をふりかける。
【0054】(c)造花の切り口をフローラテープなど
でさび止めし、1本、又は、花束を瓶10dにさす。
【0055】次に、本発明者による登録実用新案公報
(第3059412号公報)記載された技術における芳
香性置物を利用する。
【0056】(d−1)瓶10dの中の造花70と一緒
に入れられた、香りつきのアルミナなど多孔質性の吸着
剤と、着色されたノニオン樹脂30とをカラーコーディ
ネートして配置する。更に、ノニオン樹脂30と、造
花、バラ、季節折々の木の実、魚、果物などの鑑賞対象
物70を1つ、又は、複数、瓶の中に入れて、香りをノ
ニオン樹脂30に吸着させて芳香剤として利用する。
【0057】(d−2)乾燥したノニオン樹脂30(ミ
ックスカラーのカラーバリエーション)に直接、バラ、
ヒノキ、ハーブなどの香りや果実などを添加し、芳香剤
として利用する。
【0058】これらは、どちらも顧客の好みにより、カ
ラーバリエーションや着色されたノニオン樹脂30の美
しさと吸着作用とを利用し、自由な組合せの香りとカラ
ーバリエーションを有する芳香剤を作ることができる。
【0059】乾燥したノニオン樹脂30は色落ちがしな
い着色カラー製品ということができる。マリンブルー・
スカイブルー・グリーン・イエロー・ピンク・パープル
などと、クリアとのカラーバリエーションからなるカラ
ーミックスのノニオン樹脂に芳香剤、消臭剤を添加した
オリジナルカラーを楽しむ。また、芳香剤をノニオン樹
脂着色品30の吸着作用を利用することでインテリア性
を主体とした芳香性置物となる。
【0060】これら、ノニオン樹脂においてカラーコー
ディネートされた色調は、下記のとおりである。
【0061】(i)MS:クリアとマリンブルーとスカ
イブルー。
【0062】(ii)MG:クリアとマリンブルーとグ
リーン。
【0063】(iii)YS:クリアとイエローとスカ
イブルー。
【0064】(iv)PP:クリアとピンクとパープ
ル。
【0065】(v)MGY:クリアとマリンブルーとグ
リーンとイエローとパープル。
【0066】(vi)MGP:クリアとマリンブルーと
グリーンとパープル。
【0067】(vii)PY:クリアとピンクとイエロ
ー。
【0068】(viii)PS:クリアとパープルとス
カイ。
【0069】(ix)PPS:クリアとピンクとパープ
ルとスカイとイエロー。
【0070】(x)PPY:クリアとピンクとパープル
とイエロースカイとイエロー。
【0071】なお、これらのミックスカラーのノニオン
樹脂に関して、他の吸収性樹脂の芳香剤への使用、ま
た、園芸用の使用ができる。
【0072】また、以上、本実施の形態における着色さ
れたノニオン樹脂(第1のノニオン樹脂、第2のノニオ
ン樹脂)は、無色であるクリアや白色のノニオン樹脂を
含んだ場合も含む。
【0073】また、本実施の形態においては、本発明は
それに限定されず、本発明を適用する上で好適な吸着性
樹脂の利用方法に関する技術に適用することができる。
【0074】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図
において、同一構成要素には同一符号を付している。
【0075】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。
【0076】従来の植物栽培において、観葉植物は室内
のみ、草花・花木は屋外とされていたが、透水性且つ逆
流機能を有する逆流防止シートの袋を用いることで、室
内でもラン、バラ等の草花や観葉植物や種苗等の栽培を
楽しむことができる。即ち、草花や花木が切花のアレン
ジメントのごとく、ランやバラ、草花・花木が室内にお
いても、カラーバリエーションのあるノニオン樹脂の植
物培地を利用することで長く栽培でき、多くの草花愛好
家の好みと要望に対応できる。
【0077】逆流防止シートの袋を用いることで、汚れ
の少ない第1のノニオン樹脂と汚れの多い第2のノニオ
ン樹脂とを分離し、第2のノニオン樹脂の交換をするだ
けで植物の手入れが可能となり、植物栽培の手間が軽減
できる。
【0078】また、汚れた第2のノニオン樹脂を交換す
るだけで第1のノニオン樹脂のカラー、又は、カラーバ
リエーションを汚すことなく栽培を続けることができ
る。
【0079】更に、逆流防止シートの中の第2のノニオ
ン樹脂を取替えるだけなので、樹脂交換から生ずるコス
トを低減できる。
【0080】若年層は単色系を好む傾向があり、熟年層
ではカラーのミックス色が好まれる傾向があると言われ
るが、これらの着色品の組合せにより顧客の年齢層ごと
のニーズに合わせて、生花のアレンジメントや切花使用
や植物培地に対応することができる。
【0081】各々同色、同系色のノニオン樹脂、即ち食
紅などを利用した着色高膨潤倍率の第1のノニオン樹脂
と、高価格であるが色落ちのない第2のノニオン樹脂と
の併用や混合を行うことで、色落ちの目立ちが少なく、
高膨潤倍率を維持したノニオン樹脂製品を低コストで提
供できる。また、樹脂の取替え期間を考慮して、全ての
ノニオン樹脂に食紅などの着色品を利用することで、更
にコスト低減方法も選択できる。
【0082】また、同系色や異なる色の樹脂を使用する
ことでカラーバリエーションを楽しむこともできる。ま
た、汚れを吸着する濃色の着色樹脂製品を利用すること
で、カラーバリエーションについて、汚れが目立つこと
なく保持することができる。
【0083】また、汚れたノニオン樹脂についても、プ
ランターやガーデニングの保水剤や液体肥料を含ませて
再利用ができる。ガーデニングや鉢物の鉢底において
は、無色の着色されていない低価格の樹脂を使用でき
る。
【0084】また、香りつきのアルミナと、着色された
ノニオン樹脂とをカラーコーディネートして配置するこ
とで、香りだけでなくカラーバリエーションも楽しむこ
とができる。更に、ノニオン樹脂に好みの香りを吸着さ
れて利用することで、個人の好みを反映した芳香剤とす
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る吸着性樹脂の利用
方法の一例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る吸着性樹脂の利用
方法における他の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る吸着性樹脂の利用
方法におけるその他の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る吸着性樹脂の利用
方法の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 容器培地 10a、10b、10c 容器 10d 容器(瓶) 20 植物 30 ノニオン樹脂(ノニオン樹脂着色品) 30a ノニオン樹脂(第1のノニオン樹脂、第1の樹
脂) 30b ノニオン樹脂(第2のノニオン樹脂、第2の樹
脂) 40 逆流防止シートの袋 60 水面 70 鑑賞対象物(造花)

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の樹脂に水分を供給する第1の工程
    と、 第2の樹脂に水分を供給する第2の工程と、 前記第1の樹脂と前記第2の樹脂とを混合、又は、透水
    性且つ逆流機能を有する逆流防止シートを介して配置す
    る第3の工程とを有し、 前記第1の工程において、前記第1の樹脂には吸着作用
    がない又は小さい、膨潤倍率の大きい着色された樹脂を
    用い、 前記第2の工程において、前記第2の樹脂には吸着作用
    がある又は大きい、着色された樹脂を用いて、前記吸着
    作用により抗菌剤、又は、除菌剤、又は、防腐剤、又
    は、液体肥料を植物の生育に必要な濃度に保ち、 前記第2の樹脂を前記植物の培地として用いることを特
    徴とする吸着性樹脂の利用方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の樹脂と前記第2の樹脂とにノ
    ニオン樹脂を用い、 前記第1の工程は、前記第1の樹脂に第1のノニオン樹
    脂を用いる工程を含み、 前記第2の工程は、前記第2の樹脂に第2のノニオン樹
    脂を用いる工程を含み、 前記第3の工程は、前記第1のノニオン樹脂と前記第2
    のノニオン樹脂とを混合、又は、前記逆流防止シートを
    介して配置する工程を含むことを特徴とする請求項1に
    記載の吸着性樹脂の利用方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の工程は、前記第1のノニオン
    樹脂を容器の中に配置する工程を含み、 前記第2の工程は、前記第2のノニオン樹脂を前記逆流
    防止シートの袋の中に配置し、前記植物の根を前記逆流
    防止シートの袋で包む工程を含み、 前記第3の工程は、前記逆流防止シートの袋を前記容器
    の中に配置する工程を含むことを特徴とする請求項2に
    記載の吸着性樹脂の利用方法。
  4. 【請求項4】 前記植物は、予め土壌培地で栽培された
    後、土壌培地から分離された植物を用いることを特徴と
    する請求項2又は3に記載の吸着性樹脂の利用方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のノニオン樹脂は、イエロー、
    又は、オレンジ、又は、レッド、又は、ピンク、又は、
    ブルー、又は、グリーン、又は、パープルの食紅を用い
    て着色されたノニオン樹脂を用い、 前記第2のノニオン樹脂は、前記食紅と同色であり、色
    落ちのなく着色されたノニオン樹脂を用いることを特徴
    とする請求項請求項2乃至4のいずれかに記載の吸着性
    樹脂の利用方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のノニオン樹脂は、イエロー、
    又は、オレンジ、又は、レッド、又は、ピンク、又は、
    ブルー、又は、グリーン、又は、パープルの食紅を用い
    て着色されたノニオン樹脂を用い、 前記第2のノニオン樹脂は、前記食紅と同系色であり、
    色落ちのなく暗いチャコールブラウン、又は、明るい茶
    色、又は、紺色、又は、黒色、又は、濃いグリーン、又
    は、パープルに暗い色で着色されたノニオン樹脂を用い
    ることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の
    吸着性樹脂の利用方法。
  7. 【請求項7】 前記第1のノニオン樹脂は、イエロー、
    又は、オレンジ、又は、レッド、又は、ピンク、又は、
    ブルー、又は、グリーン、又は、パープル、又はスカイ
    ブルーの食紅を用いて着色されたノニオン樹脂を用い、 前記第2のノニオン樹脂は、膨潤倍率が20倍乃至25
    倍である無色、又は、クリアのノニオン樹脂に前記第1
    のノニオン樹脂と同系色の食紅で着色したノニオン樹脂
    を用いることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに
    記載の吸着性樹脂の利用方法。
  8. 【請求項8】 前記第1のノニオン樹脂と同色又は同系
    色の前記第2のノニオン樹脂と、前記第1のノニオン樹
    脂とを混合して、植物の培地として用いることを特徴と
    する請求項5乃至7のいずれかに記載の吸着性樹脂の利
    用方法。
  9. 【請求項9】 前記第1のノニオン樹脂は、膨潤倍率が
    100倍乃至250倍のノニオン樹脂を用い、前記第2
    のノニオン樹脂は、膨潤倍率が20倍乃至25倍のノニ
    オン樹脂を用い、 前記第1のノニオン樹脂又は前記第2のノニオン樹脂に
    は、クリアと黒色や無色のクリアと赤など、クリアと単
    色との組合せ、又は、複数色の混合されたカラーミック
    スとクリアとの組合せを用い、一辺が1cm程度の略立
    方体、又は、略直方体、又は、球体を含む曲面体、又
    は、略線状体、又は、略菱形面を有する六面体、又は、
    略多面体などの形状を用いることを特徴とする請求項1
    乃至8のいずれかに記載の吸着性樹脂の利用方法。
  10. 【請求項10】 芳香剤を吸着させた前記第1の樹脂、
    又は、前記第2の樹脂を用いることを特徴とする請求項
    1乃至9のいずれかに記載の吸着性樹脂の利用方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の工程は、前記第2の樹脂が
    離水作用のある場合、イオン交換樹脂を用いる工程を含
    むことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載
    の吸着性樹脂の利用方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の樹脂にアクリル樹脂を用い
    ることを特徴とする請求項11に記載の吸着性樹脂の利
    用方法。
  13. 【請求項13】 槽の水に対する吸着性樹脂の利用方法
    であって、 吸着作用がある又は大きい前記ノニオン樹脂を、水と共
    に水槽や浄化槽などの槽に入れる工程と、 前記ノニオン樹脂に前記槽内の水の汚れを吸着させる工
    程とを有し、 単色、又は、多色のカラーバリエーションの前記ノニオ
    ン樹脂を用い、 前記ノニオン樹脂は、略立方体、又は、略直方体、又
    は、球体を含む曲面体、又は、略線状体、又は、菱形の
    面を有する六面体、又は、多面体、又は、突起を有する
    吸着面積の大きい海綿体の形状を用いることを特徴とす
    る吸着性樹脂の利用方法。
  14. 【請求項14】 鑑賞対象物などと共に配置される吸着
    性樹脂の利用方法であって、 着色されていないクリアの樹脂、又は、着色された樹脂
    を水切り乾燥後に透明、又は、透明性のある色つき容器
    内に配置する第1の工程と、 前記容器内に鑑賞対象物を配置する第2の工程とを有
    し、 前記第1の工程において、予め香りを吸着させた前記ノ
    ニオン樹脂、又は、予め香りを吸着させたアルミナなど
    の多孔質性の吸着剤と前記ノニオン樹脂とを共に配置し
    て用いることを特徴とする吸着性樹脂の利用方法。
  15. 【請求項15】 前記第1の工程は、着色されていない
    クリアのノニオン樹脂と、マリンブルーとスカイブルー
    との各々に樹脂とを混合してミックスカラーとする工程
    を含むことを特徴とする請求項14に記載の吸着性樹脂
    の利用方法。
  16. 【請求項16】 前記第1の工程は、着色されていない
    クリアのノニオン樹脂と、マリンブルーとグリーンとの
    各々に樹脂とを混合してミックスカラーとする工程を含
    むことを特徴とする請求項14に記載の吸着性樹脂の利
    用方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の工程は、着色されていない
    クリアのノニオン樹脂と、イエローとスカイブルーとの
    各々に樹脂とを混合してミックスカラーとする工程を含
    むことを特徴とする請求項14に記載の吸着性樹脂の利
    用方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の工程は、着色されていない
    クリアのノニオン樹脂と、ピンクとパープルとの各々に
    樹脂とを混合してミックスカラーとする工程を含むこと
    を特徴とする請求項14に記載の吸着性樹脂の利用方
    法。
  19. 【請求項19】 前記第1の工程は、着色されていない
    クリアのノニオン樹脂と、マリンブルーとグリーンとイ
    エローとパープルとの各々に樹脂とを混合してミックス
    カラーとする工程を含むことを特徴とする請求項14に
    記載の吸着性樹脂の利用方法。
  20. 【請求項20】 前記第1の工程は、着色されていない
    クリアのノニオン樹脂と、マリンブルーとグリーンとパ
    ープルとの各々に樹脂とを混合してミックスカラーとす
    る工程を含むことを特徴とする請求項14に記載の吸着
    性樹脂の利用方法。
  21. 【請求項21】 前記第1の工程は、着色されていない
    クリアのノニオン樹脂と、ピンクとイエローとの各々に
    樹脂とを混合してミックスカラーとする工程を含むこと
    を特徴とする請求項14に記載の吸着性樹脂の利用方
    法。
  22. 【請求項22】 前記第1の工程は、着色されていない
    クリアのノニオン樹脂と、パープルとスカイとの各々に
    樹脂とを混合してミックスカラーとする工程を含むこと
    を特徴とする請求項14に記載の吸着性樹脂の利用方
    法。
  23. 【請求項23】 前記第1の工程は、着色されていない
    クリアのノニオン樹脂と、ピンクとパープルとスカイと
    イエローとの各々に樹脂とを混合してミックスカラーと
    する工程を含むことを特徴とする請求項14に記載の吸
    着性樹脂の利用方法。
  24. 【請求項24】 前記第1の工程は、着色されていない
    クリアのノニオン樹脂と、ピンクとパープルとイエロー
    スカイとイエローとの各々に樹脂とを混合してミックス
    カラーとする工程を含むことを特徴とする請求項14に
    記載の吸着性樹脂の利用方法。
  25. 【請求項25】 前記第1の工程は、クリアと黒色やク
    リアと赤など、クリアと単色との組合せを用いる工程を
    含むことを特徴とする請求項14に記載の吸着性樹脂の
    利用方法。
  26. 【請求項26】 前記ノニオン樹脂は、食紅で着色さ
    れ、一辺が1cm程度の略立方体、又は、略直方体、又
    は、球体を含む曲面体、又は、略線状体、又は、略菱形
    面を有する六面体、又は、略多面体などの形状のノニオ
    ン樹脂を用いることを特徴とする請求項1乃至25のい
    ずれかに記載の吸着性樹脂の利用方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005065443A1 (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Noriko Takeda 植物の栽培方法、水の鮮度保持剤、根腐れ防止剤、及び植物培地、並びに保水剤、殺菌剤、除草剤、断熱剤、改良剤、及び消臭剤、並びに水の鮮度保持
CN115777489A (zh) * 2022-11-23 2023-03-14 山东省林业科学研究院 一种园林工程生物绿化方法

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