JP2003153440A - 電源装置の運転管理システム - Google Patents

電源装置の運転管理システム

Info

Publication number
JP2003153440A
JP2003153440A JP2001343106A JP2001343106A JP2003153440A JP 2003153440 A JP2003153440 A JP 2003153440A JP 2001343106 A JP2001343106 A JP 2001343106A JP 2001343106 A JP2001343106 A JP 2001343106A JP 2003153440 A JP2003153440 A JP 2003153440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power supply
operation pattern
supply device
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001343106A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3821689B2 (ja
Inventor
Kazushige Maeda
和茂 前田
Akihito Hayano
彰人 早野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2001343106A priority Critical patent/JP3821689B2/ja
Publication of JP2003153440A publication Critical patent/JP2003153440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3821689B2 publication Critical patent/JP3821689B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源装置の大幅な構成の複雑化を招くことな
く、且つ、作業員が電源装置の設置場所にまで出向いて
行くなどの煩わしい作業を必要としない状態で、電源装
置を適正運転パターンにて運転させることが可能となる
電源装置の運転管理システムを提供する。 【解決手段】 電力を供給する電力負荷が異なる複数の
電源装置Aと、それら複数の電源装置Aの運転を管理す
る管理センターBとが、情報の通信手段INTを介して
接続され、複数の電源装置A夫々の実運転情報が、通信
手段INTにて管理センターBに通信され、管理センタ
ーBが、前記実運転情報と運転パターン判別用の設定適
正条件とに基づいて、複数の電源装置の夫々について適
正運転パターンを解析して、その適正運転パターンを出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電源装置を
運転管理するための電源装置の運転管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記したような電源装置としては、例え
ば、燃料電池やエンジンで駆動される発電機等の発電装
置と、蓄電池等の電力を蓄電する蓄電装置とを備えて、
発電装置にて発電した電力を電力負荷に供給し、その余
剰な電力を蓄電手段に蓄電させたり、発電装置にて発電
が行われないときには蓄電手段に蓄電された電力を出力
させて電力負荷に供給するようにして、その装置内で電
力負荷に供給するための電力をすべて賄いながら余剰電
力は装置内で消費させるようにした独立型の電源装置、
あるいは、上記したような発電装置や蓄電装置を備えて
電力負荷に電力を供給する構成は同じであるが、商用交
流電源に対して系統連系させて、電力不足のときは商用
交流電源から電力を賄うようにしたり、余剰の電力を売
電できるようにした系統連系型の電源装置等がある。
【0003】そして、従来では、複数の電源装置は、夫
々独立した状態で各別に管理される構成となっており、
前記発電装置の運転パターンは、電力負荷の需要予測に
対応させた予め設定された設定運転パターンを基に行わ
れ、この設定運転パターンは、例えば、装置の初期設置
時等において設定されると、その後は、運転制御手段に
より設定された運転パターンにて継続して運転を制御す
る構成となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
においては、このような電源装置を使用者が使用する場
合に、電力負荷が上記したような装置の設置時において
予測された電力需要に対して大幅に相違しない状態で使
用される場合には問題はないが、このような電力負荷
は、常に同じような使用状況になるとは限らず変化する
ことが考えられる。しかし、上記従来構成においては、
前記発電装置は、予め設定された設定運転パターンにて
継続して運転制御される構成となっており、電力使用状
況の変化に起因して次のような不都合が生じるおそれが
ある。例えば、電源装置により供給可能な電力が電力負
荷に対して不足するような場合には、蓄電装置の蓄電容
量が不足して過放電状態となって、その後の継続使用が
できない状態に陥ったり、電源装置により供給可能な電
力が電力負荷に対して過剰となって多くの余剰電力が発
生して、電源装置の運用効率が低いものになったりする
といった不都合が生じるおそれがあった。
【0005】そこで、このような不都合を回避するため
に、電力の実際の使用状況に応じて、人為的に、電源装
置における発電装置の運転パターンを適宜、変更させる
ことが考えられる。例えば、電源装置のメーカーのサー
ビスマン等の作業員が電源装置の設置場所にまで出向い
て行き、前記運転パターンを変更設定させることで対応
することが可能である。しかし、このような電源装置は
複数の使用者に販売されており、電力の使用状況の変化
に対応させて、その都度、メーカーの作業員が複数の電
源装置が設置される箇所に夫々出向いて行き、電源装置
の実際の運転状況等を調べる必要がある等、作業が煩わ
しいものとなる不利がある。
【0006】又、このような方法以外に、電源装置に備
えられる運転制御手段に、例えば、自己の運転状況を自
分で監視しながら、上述したような不都合のない適正な
運転状態になるように、自動で運転パターンを修正する
ような運転管理機能を持たせる構成とすることも考えら
れるが、このようにすると、電源装置の構成が大幅に複
雑化してコスト高を招く不利がある。
【0007】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、電源装置の大幅な構成の複雑化を
招くことなく、且つ、作業員が電源装置の設置場所にま
で出向いて行くなどの煩わしい作業を必要としない状態
で、電源装置を適正運転パターンにて運転させることが
可能となる電源装置の運転管理システムを提供する点に
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、電力
を供給する電力負荷が異なる複数の電源装置と、それら
複数の電源装置の運転を管理する管理センターとが、情
報の通信手段を介して接続され、前記複数の電源装置の
夫々が、電力を発電する発電装置、電力を蓄電する蓄電
装置、及び、運転制御手段を備えて、前記発電装置及び
前記蓄電装置からの電力の電力負荷への供給、及び、前
記発電装置にて発電された電力の前記蓄電装置への蓄
電、並びに、予め設定された設定運転パターンでの前記
発電装置の発電が、前記運転制御手段にて実行されるよ
うに構成され、前記複数の電源装置夫々の実運転情報
が、前記通信手段にて前記管理センターに通信されるよ
うに構成され、前記管理センターが、前記複数の電源装
置の夫々について適正運転パターンを解析する運転パタ
ーン解析手段と、その運転パターン解析手段にて解析さ
れた適正運転パターンを出力する運転パターン出力手段
とを備え、前記運転パターン解析手段は、前記複数の電
源装置の夫々について、前記実運転情報と運転パターン
判別用の設定適正条件とに基づいて、前記適正運転パタ
ーンを解析するように構成されていることを特徴とす
る。
【0009】すなわち、複数の電源装置とそれら複数の
電源装置の運転を管理する管理センターとが情報の通信
手段を介して接続され、複数の電源装置夫々の実運転情
報が、通信手段にて管理センターに通信される。管理セ
ンターでは、それに備えられた運転パターン解析手段に
より、複数の電源装置の夫々について、通信手段にて通
信される実運転情報と運転パターン判別用の設定適正条
件とに基づいて適正運転パターンを解析して、運転パタ
ーン出力手段によりその適正運転パターンを出力するの
である。ここで、運転パターン出力手段による適正運転
パターンの出力形態としては、例えば、適正運転パター
ンを表示させる形態で出力させるようにしたり、適正運
転パターンを通信手段を介して電源装置に通信させる形
態で出力させる等、各種の形態で出力させることが可能
である。
【0010】複数の使用者が個々に使用している複数の
電源装置における実運転情報が、夫々、通信手段により
ひとつの管理センターに通信され、管理センターは、そ
れらの実運転情報と予め設定される運転パターン判別用
の設定適正条件とに基づいて、複数の電源装置夫々の適
正運転パターンを解析して出力するようにしたので、複
数の電源装置を適正運転パターンにて運転させることが
可能となる。従って、複数の電源装置は、夫々、管理セ
ンターから出力される適正運転パターンにて運転を行え
ばよく、例えば、自己の運転状況を自分で監視しながら
適正運転パターンになるように自動で運転パターンを修
正するような運転管理機能を持たせる構成に比べて、電
源装置自体の構成の大幅な複雑化を招くことがない。し
かも、メーカーの作業員が複数の電源装置の夫々の設置
箇所に出向いて行き、個別に電源装置の運転状況を調べ
て、適正運転パターンを解析するといった煩わしい作業
も不要となる。
【0011】従って、電源装置の大幅な構成の複雑化を
招くことなく、且つ、煩わしい作業を必要としない状態
で、電源装置を適正運転パターンにて運転させることが
可能となる電源装置の運転管理システムを提供できるに
至った。
【0012】請求項2によれば、請求項1において、前
記運転制御手段が、電力負荷の需要予測に対応させて、
前記発電装置を定格出力で運転する状態と運転を停止す
る状態とに切り換えることにより、電源装置の運転を制
御するように構成され、前記運転パターン解析手段は、
前記設定適正条件として、前記発電装置を運転停止状態
に切り換えたときに前記電力負荷に対して電力の不足を
生じない状態で停止時間が長くなり、且つ、定格運転と
運転停止の切り換え回数を最小とするような運転パター
ンを、適正運転パターンとして解析するように構成され
ていることを特徴とする。
【0013】すなわち、運転制御手段は、電力負荷の需
要予測に対応させて、発電装置を定格出力で運転する状
態と運転を停止する状態とに切り換えることにより、電
源装置の運転を制御することになるが、その電源装置の
実際の電力の使用状況に応じて、管理センターに通信さ
れる実運転情報により、管理センターでは、発電装置を
運転停止状態に切り換えたときに電力負荷に対して電力
の不足を生じない状態で停止時間が長くなり、且つ、定
格運転と運転停止の切り換え回数を最小とするようなよ
うな運転パターンを、適正運転パターンとして解析し、
運転制御手段はその適正運転パターンにより電源装置の
運転を制御する。従って、発電装置を定格出力で運転す
る状態と運転を停止する状態とに切り換えるような運転
形態において、電力負荷に対して電力の不足を生じない
ようにしながら、発電装置の運用効率をできるだけ高め
た状態で使用することが可能となり、請求項1を実施す
るのに好適な手段が得られる。
【0014】請求項3によれば、請求項1において、前
記運転制御手段が、電力負荷の需要予測に対応させて、
前記発電装置を連続運転するとともに発電出力を変更調
整することにより、電源装置の運転を制御するように構
成され、前記運転パターン解析手段は、前記設定適正条
件として、前記電力負荷が最大値のときに電力の不足を
生じない状態で総発電量が小さくなるような運転パター
ンを、適正運転パターンとして解析するように構成され
ていることを特徴とする。
【0015】すなわち、運転制御手段は、電力負荷の需
要予測に対応させて、発電装置を連続運転するとともに
発電出力を変更調整することにより、電源装置の運転を
制御することになるが、その電源装置の実際の電力の使
用状況に応じて、管理センターに通信される実運転情報
により、管理センターでは、電力負荷が最大値のときに
電力の不足を生じない状態で総発電量が小さくなるよう
な運転パターンを、適正運転パターンとして解析し、運
転制御手段はその適正運転パターンにより電源装置の運
転を制御する。従って、発電装置を連続運転するととも
に発電出力を変更調整するような運転形態において、電
力負荷に対して電力の不足を生じないようにしながら、
発電装置の運用効率をできるだけ高めた状態で使用する
ことが可能となり、請求項1を実施するのに好適な手段
が得られる。
【0016】請求項4によれば、請求項1〜3のいずれ
かにおいて、前記運転パターン出力手段が、前記適正運
転パターンを、前記通信手段を介して該当する電源装置
に通信させる形態で出力するように構成され、前記電源
装置における運転制御手段が、通信される前記適正運転
パターンにて前記発電装置の発電を実行するように構成
されていることを特徴とする。
【0017】従って、適正運転パターンを、前記通信手
段を介して該当する電源装置に通信させる形態で出力し
て、電源装置における運転制御手段が、通信される前記
適正運転パターンにて発電装置の発電を実行するので、
例えば、人為的に適正運転パターンにて運転すべく指令
を与える必要がなく、請求項1〜3のいずれかを実施す
るのに好適な手段が得られる。
【0018】請求項5によれば、請求項1〜3のいずれ
かにおいて、前記運転パターン出力手段が、前記適正運
転パターンを表示させる形態で出力するように構成され
ていることを特徴とする。
【0019】従って、適正運転パターンを表示させる形
態で出力するので、表示された適正運転パターンを電源
装置の使用者に連絡して適切な対策をとるように指示さ
せるといった処理が可能となり、請求項1〜3のいずれ
かを実施するのに好適な手段が得られる。
【0020】請求項6によれば、請求項1〜5のいずれ
かにおいて、前記実運転情報が、前記蓄電装置における
端子間電圧並びに充放電用の電流の大きさの情報を含む
ものであることを特徴とする。
【0021】実運転情報として、蓄電装置における端子
間電圧並びに充放電用の電流の大きさの情報が通信さ
れ、その情報に基づいて、適正運転パターンを解析する
ようにしているので、蓄電装置における正確な充電量や
放電量についての情報が得られるので、より実際の運転
状態に対応した適正運転パターンを解析することがで
き、請求項1〜5のいずれかを実施するのに好適な手段
が得られる。
【0022】請求項7によれば、請求項6において、前
記管理センターが、前記実運転情報に基づいて、前記蓄
電装置の劣化状況を推測する劣化状況推測手段と、この
劣化状況推測手段にて前記蓄電装置の劣化状態又はそれ
に近い状態であることが判別されると、そのことを該当
する電源装置の使用者に知らせる劣化状態報知手段とを
備えて構成されていることを特徴とする。
【0023】すなわち、管理センターが、前記実運転情
報に基づいて、蓄電装置が劣化状態又はそれに近い状態
であることを判別して、そのことを電源装置の使用者に
知らせるようにしているので、例えば、蓄電装置が劣化
状態又はそれに近い状態でそのまま継続して電源装置を
使用するといった不都合を未然に回避させることが可能
となり、請求項6を実施するのに好適な手段が得られ
る。
【0024】請求項8によれば、請求項1〜7のいずれ
かにおいて、前記実運転情報が、前記蓄電装置の温度の
情報を含むものであり、前記管理センターが、前記実運
転情報に基づいて、許容上限値を越える異常高温状態で
あることが検出されると、防災対策用の情報を外部に出
力する防災対策用情報出力手段を備えて構成されている
ことを特徴とする。
【0025】すなわち、蓄電装置の温度が許容上限値を
越える異常高温状態であれば、管理センターから防災対
策用の情報を外部に出力するので、そのことにより、安
全対策を採ることが可能となり、使用上の安全性を向上
させることができ、請求項1〜7のいずれかを実施する
のに好適な手段が得られる。
【0026】請求項9によれば、請求項1〜8のいずれ
かにおいて、前記複数の電源装置夫々と、前記管理セン
ターとが、前記通信手段として、インターネットを経由
して、情報を通信可能に構成されていることを特徴とす
る。
【0027】すなわち、複数の電源装置夫々と管理セン
ターとがインターネットを経由して情報を通信可能であ
るから、特別な通信手段を別途設けることなく、既存の
インターネットによる通信構成を利用して情報の通信を
行うことができ、請求項1〜7のいずれかを実施するの
に好適な手段が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、図面に基
づいて、本発明に係る電源装置の運転管理システムの第
1実施形態を説明する。図1に本発明に係る電源装置の
運転管理システムを示している。このシステムは、例え
ば、一般家庭や事業所等に夫々設置されて電力負荷に電
力を供給する複数の電源装置Aと、これら複数の電源装
置Aの運転管理を行うための管理センターBとが、情報
の通信手段の一例としてのインターネットINTを介し
て情報を通信可能に接続されて構成されている。前記管
理センターBには、インターネットINTに接続された
コンピュータにて構成される管理サーバーB1と、各種
の情報を蓄積保存するための大容量の記憶手段からなる
データベースB2とが備えられ、管理サーバーB1がイ
ンターネットINTに接続されて、通信プロトコルはT
CP/IPプロトコルを用い、複数の電源装置A並びに
管理センターBは、各々に異なるIPアドレスが予め付
与されて容易に識別できるようになっている。前記デー
タベースB2には、各電源装置Aの仕様や過去のメンテ
ナンス履歴情報、及び、後述するような運転パターンの
変更履歴等の各種の情報が記憶されている。
【0029】次に、前記電源装置Aの構成について説明
する。図2に本発明に係る電源装置Aが示されている。
この電源装置Aは、発電装置としての燃料電池1から出
力される低電圧の直流電力を、200ボルトの商用交流
電源を得るために必要となる電圧の直流電力に昇圧する
昇圧コンバータ2と、昇圧した直流電力を交流電力に変
換するインバータ3等を備えて構成され、燃料電池1か
ら出力される直流電力をインバータ3により交流電力に
変換して外部に出力すると共に、外部の電力負荷4に対
して燃料電池1の出力電力が余るときには、その余った
直流電力を蓄電装置ESに蓄え、外部の電力負荷に対し
て燃料電池1の出力電力が不足するときには、その不足
分を補うように、蓄電装置ESに蓄えられている直流電
力をインバータ3により交流電力に変換して外部に出力
するように構成されている。この電源装置は、商用交流
電源に連系されない独立した電源装置として構成され、
電力負荷4としては、一般家庭や事業所等における商用
交流電源にて駆動される一般の電気機器が対象となって
いる。
【0030】そして、この電源装置Aには、燃料電池1
に燃料ガスを供給するための設備も備えられている。つ
まり、図2に示すように、原燃料から水素ガスを含有す
る燃料ガスを生成して、生成した燃料ガスを燃料電池1
に供給する燃料ガス生成部GS、燃料電池1に酸素含有
ガスとして空気を供給するブロア21、燃料電池1に供
給する冷却水を燃料電池1から排ガス路31を通して排
出された酸素極側排ガスにて予熱する熱交換器22、前
記冷却水を燃料電池1から排ガス路32を通して排出さ
れた燃料極側排ガスにて予熱する熱交換器23等が設け
られている。燃料電池1から排水路33を通して排出さ
れる温水は図示しない貯湯タンクに貯留される給湯用の
湯水を加熱するのに利用される。尚、前記燃料電池とし
ては、電解質に固体高分子膜を用いた固体高分子型を用
いているが、これ以外に、電解質としてリン酸を用いた
リン酸型、電解質として固体電解質を用いた固体電解質
型等、種々の型式のものを用いることができる。
【0031】前記燃料ガス生成部GSは、天然ガス等の
炭化水素系の原燃料ガスを脱硫処理する脱硫器24と、
供給される水を加熱して水蒸気を生成する水蒸気生成器
25と、脱硫器24で脱硫処理された原燃料ガスを水蒸
気生成器25で生成された水蒸気を用いて水素ガスと一
酸化炭素ガスに改質処理する改質器26と、その改質器
26から排出される改質処理ガス中の一酸化炭素ガスを
水蒸気を用いて二酸化炭素ガスに変成処理する変成器2
7と、その変成器27から排出される変成処理ガス中に
残っている一酸化炭素ガスを選択的に酸化処理する選択
酸化器28等からなり、一酸化炭素ガス含有量の少ない
燃料ガスを生成するように構成されている。改質器26
における改質反応は吸熱反応であることから、改質器2
6には、反応熱を与えるためのバーナ26bを設けてあ
り、水蒸気生成器25は、そのバーナ26の排熱を用い
て、水を加熱して水蒸気を生成するようになっている。
尚、メタンガスを主成分とする天然ガスが原燃料ガスで
ある場合は、改質器26においては、メタンガスと水蒸
気とを改質反応させて、水素ガスと一酸化炭素ガスを含
む改質処理ガスを生成する。
【0032】前記蓄電装置ESと電力供給経路7との間
には、電力供給経路7から蓄電装置ESに向けて充電電
流が流れる充電用回路にその回路を断続するスイッチS
W1と逆流防止ダイオードD1とが設けられ、蓄電装置
ESから電力供給経路7に向けて出力電流が流れる出力
用回路にその回路を断続するスイッチSW2と逆流防止
ダイオードD2とが設けられている。前記各スイッチS
W1,SW2は、動作異常等が発生したときに蓄電装置
ESと電力供給経路7との間を遮断する遮断スイッチ8
として機能するようになっている。又、電力供給経路7
には、その電力供給経路を断続するスイッチSW3と逆
流防止ダイオードD3とが設けられている。
【0033】次に、蓄電装置ESの構成について説明を
加える。図3に示すように、出力電圧が数ボルト(例え
ば、3〜4ボルト程度)である単位電池セルCを96個
直列接続して蓄電池5が構成されており、この蓄電池5
に余剰分の直流電力を充電して蓄電するとともに、この
蓄電池5に蓄電された直流電力をインバータ3により交
流電力に変換して外部に出力することができるように構
成されている。前記単位電池セルCとしてはリチウムイ
オン電池が用いられている。そして、この蓄電装置ES
には、8個づつの単位電池セルCを1ユニットUとして
全体が12のユニットUにて構成され、それらの各ユニ
ットU毎に、そのユニットUに属する8個の単位電池セ
ルCの夫々の端子間電圧や内部温度等を監視しながら、
後述するような各種の処理を実行する監視装置KSが夫
々備えられている。
【0034】前記監視装置KSは、図4に示すように、
8個の単位電池セルCの夫々の端子間電圧を検出するた
めの電圧検出手段としての電圧検出回路9、8個の単位
電池セルCのうち、端子電圧が他のものに比べて大きく
放電処理すべきものとして判定した単位電池セルCの正
負端子間を短絡させて放電させる放電手段としての放電
回路10、他の監視装置KSとの間でデジタル信号をシ
リアル伝送方式にて情報の通信を行う装置間通信部1
1、電源装置全体の動作を管理するシステムコントロー
ラ12との間でデジタル信号をシリアル伝送方式にて情
報の通信を行う上位間通信部13、蓄電池5のユニット
毎に備えた温度検出用のサーミスタ14の検出情報を入
力する温度検知部15、遮断スイッチ8を作動させる保
護回路作動部16、電圧検出回路9の検出情報に基づい
て、複数の単位電池夫々の正負間電圧が均一あるいはそ
れに近い状態になるように、複数の単位電池のうちで放
電すべきものを判別して、その判別された単位電池を前
記放電回路10により放電させる放電作動処理や、各部
から入力される情報に基づいて必要な情報を他の監視装
置KSやシステムコントローラ12に通信する処理、動
作異常が発生したときに保護回路作動部16を作動させ
る処理等を実行するマイクロコンピュータを備えた制御
回路17、蓄電池5が外部に出力している出力電流値を
検出する電流検出回路39等を備えて構成されている。
前記電流検出回路39は、詳述はしないが、蓄電池5か
ら外部電力負荷4に電力を供給するための電力供給路に
備えられた電流検出用の抵抗39aの両端部の電圧を上
記電圧検出回路9と同様な回路にて検出することで、蓄
電池5が外部に出力している出力電流値を検出する構成
となっている。
【0035】そして、4つのユニットUで1つのグルー
プが構成され、各グループのうちの1つの監視装置KS
(以下、マスター監視装置という)が他の3つの監視装
置KS(以下、スレーブ監視装置という)を管理する状
態で、それらが互いに装置間通信部11及び通信線18
を介して通信可能に接続されている。又、前記各グルー
プにおけるマスター監視装置KSと、前記システムコン
トローラ12とが互いに通信可能に上位間通信部13及
び通信線19を介して通信可能に接続されている。
【0036】前記各グループにおけるマスター監視装置
KSと3つのスレーブ監視装置KSとの間の通信は次の
ようにして行われる。すなわち、マスター監視装置KS
から各スレーブ監視装置KSに対して、設定周期毎に繰
り返して通信用のクロック信号を送信するようになって
おり、マスター監視装置KSから通信されるクロック信
号に同期させる状態で、3つのスレーブ監視装置KS
は、夫々タイミングをずらせて上記したような各種の情
報をシリアル伝送方式にてマスター監視装置KSに送信
するように構成されている。前記各グループにおけるマ
スター監視装置KSとシステムコントローラ12との間
の通信も同様にして、3個のマスター監視装置KSは、
夫々タイミングをずらせて、システムコントローラ12
から設定周期毎に繰り返して送信されるクロック信号に
同期させる状態で、3つのスレーブ監視装置から受信し
た情報と自己の情報とをシリアル伝送方式にてシステム
コントローラ12に送信するように構成されている。
【0037】そして、前記各監視装置KSが、上記した
ような通信処理を実行することにより、各単位電池セル
Cの電圧検出情報、電流検出情報、及び、温度検出情報
等の蓄電池5の監視情報がシステムコントローラ12に
送信されることになる。そして、システムコントローラ
12はそのような監視情報に基づいて、燃料電池1の運
転動作、インバータ3の動作、及び、他の装置の動作を
制御するのである。
【0038】そして、電力負荷の電力需要に対応させ
て、例えば、電源装置Aが初期設置されたときに予め設
定運転パターンが設定されており、システムコントロー
ラ12は、その設定運転パターンにて燃料電池1を定格
出力で運転する状態と運転を停止する状態とに切り換え
て運転を制御するように構成され、燃料電池1が運転し
ている状態で、出力が不足するときは蓄電装置ESの電
力を電力負荷に出力させ、余剰電力があるときは余剰電
力を蓄電装置ESに蓄電させる。又、燃料電池1が運転
を停止しているときは、蓄電装置ESの電力を電力負荷
に供給するようにしている。従って、システムコントロ
ーラ12は、燃料電池1及び蓄電装置ESからの電力の
電力負荷への供給、及び、燃料電池1にて発電された電
力の蓄電装置ESへの蓄電、並びに、予め設定された設
定運転パターンでの燃料電池1の発電を実行する運転制
御手段として機能する。又、前記システムコントローラ
は、上述したような処理動作によって収集した電源装置
の実運転情報、例えば、蓄電装置ESの電圧検出情報、
電流検出情報、及び、温度検出情報等の監視情報やその
他の運転情報を、インターネットINTを介して、例え
ば設定時間間隔毎に自動的に管理サーバーB1に通信す
るように構成されている。
【0039】このようにして複数の電源装置夫々の実運
転情報が、インターネットINTを介して管理センター
Bに通信されるように構成されている。そして、管理セ
ンターBが、複数の電源装置Aの夫々について適正運転
パターンを解析する運転パターン解析手段100と、そ
の運転パターン解析手段100にて解析された適正運転
パターンを、インターネットINTを介して電源装置A
に通信させる形態で出力する運転パターン出力手段10
1とを備え、運転パターン解析手段100は、前記複数
の電源装置Aの夫々について、前記実運転情報と運転パ
ターン判別用の設定適正条件とに基づいて、前記適正運
転パターンを解析するように構成されている。又、前記
運転パターン解析手段100は、前記設定適正条件とし
て、燃料電池1を運転停止状態に切り換えたときに電力
負荷に対して電力の不足を生じない状態で停止時間が長
くなり、且つ、定格運転と運転停止の切り換え回数を最
小とするような運転パターンを、適正運転パターンとし
て解析するように構成されている。
【0040】すなわち、運転パターン解析手段100及
び運転パターン出力手段101は、管理サーバーB1に
制御プログラム形式で備えられており、管理サーバーB
1が、前記各電源装置Aから通信される実運転情報、例
えば、蓄電装置ESの電圧検出情報や電流検出情報等か
ら正確な充放電量を把握して、そのような蓄電装置ES
の充電状態に基づいて、現在の電力負荷の状況に対応さ
せて電力の不足を生じないようにしながら、燃料電池1
による発電を停止させる停止時間が最も長くなり、且
つ、定格運転と運転停止の切り換え回数を最小とするよ
うに、燃料電池1の適正運転パターンを解析して、イン
ターネットINTを介して電源装置Aに解析結果を通信
するのである。具体例で説明すると、例えば、1日毎の
動作パターンとして、予め設定される燃料電池1の運転
パターンが、図5(ロ)の実線に示すように設定され、
それに対する実際の電力負荷が図5(イ)に示すように
なっており、蓄電装置ESの充電状態が図5(ハ)の実
線に示すようになっているものとする。この場合、燃料
電池1の運転時間が長く、且つ、定格運転と運転停止の
切り換え回数も多くなっており、蓄電装置ESが満充電
状態になっている時間が長いので、例えば、図中の1点
鎖線にて示すような運転パターンにすると、蓄電装置E
Sが満充電状態になっている時間を少なくし、且つ、定
格運転と運転停止の切り換え回数を少なくしながら電力
負荷に対する電力不足のおそれもないので、例えば、こ
のような運転パターンを適正運転パターンとして定めて
電源装置Aに通信するのである。
【0041】そして、適正運転パターンが通信された電
源装置Aにおけるシステムコントローラ12は、その
後、前記設定運転パターンをこの通信された適正運転パ
ターンに変更して、この適正運転パターンに従って燃料
電池1の発電を実行するように構成されている。
【0042】又、前記管理サーバーB1には、電源装置
Aから通信される前記実運転情報に基づいて、蓄電装置
ESの劣化状況を推測する劣化状況推測手段102と、
この劣化状況推測手段102にて前記蓄電装置ESの劣
化状態又はそれに近い状態であることが判別されると、
そのことを該当する電源装置Aの使用者に知らせる劣化
状態報知手段103と、前記実運転情報に基づいて、蓄
電装置ESの温度が許容上限値を越える異常高温状態で
あることが検出されると、防災対策用の情報を外部に出
力する防災対策用情報出力手段104とが、夫々、制御
プログラムとして備えられる構成となっている。
【0043】すなわち、管理サーバーB1は、電源装置
Aから通信される前記実運転情報、つまり、電圧検出情
報、電流検出情報、及び、温度検出情報等の蓄電装置E
Sの監視情報に基づいて、予め設定されている基準値と
の比較処理等によって、蓄電装置ESの劣化状況を推測
するのである。そして、蓄電装置ESの劣化状態又はそ
れに近い状態であることが判別されると、劣化状態報知
手段103は、インターネットINTを介して、例え
ば、使用者が利用するパーソナルコンピュータPCや携
帯電話等に電子メール等を利用して情報を通信するよう
にしている。
【0044】又、蓄電装置ESの温度が許容上限値を越
える異常高温状態であることが検出されると、火災が発
生しているものと考えられるので、防災対策用情報出力
手段104が、例えば、インターネットINTを介して
防災対策用の情報を消防署等に連絡する処理を行うよう
にしている。
【0045】前記管理サーバーB1における各種の処理
の履歴情報やそれらが蓄積保存されるデータベースB2
の情報はHTMLに変換され、これらの情報は、電源装
置Aの使用者が前記パーソナルコンピュータPCを利用
してブラウザ(閲覧用ソフトウエア)により容易に閲覧
できる構成となっている。
【0046】〔第2実施形態〕次に、本発明に係る電源
装置の運転管理システムの第2実施形態について説明す
る。この実施形態では、前記システムコントローラによ
る電源装置の運転処理形態、及び、管理センターBの運
転パターン解析手段100の構成が異なる点を除くその
他の構成は、上記第1実施形態の場合と同様であるか
ら、異なる構成についてのみ説明し、他の構成について
は説明は省略する。
【0047】つまり、この実施形態では、前記システム
コントローラ12が、電力負荷の需要予測に対応させ
て、燃料電池1を連続運転するとともに発電出力を変更
調整することにより、電源装置Aの運転を制御するよう
に構成されている。そして、前記運転パターン解析手段
100は、前記設定適正条件として、前記電力負荷が最
大値のときに電力の不足を生じない状態で総発電量が小
さくなるような運転パターンを、適正運転パターンとし
て解析するように構成されている。
【0048】具体例で説明を加えると、システムコント
ローラが、燃料電池1を連続運転するとともに、例え
ば、図6(ロ)の実線に示すように、電力負荷の電力需
要に対応させて予め設定された発電出力W0になるよう
に出力を変更調整しており、それに対する実際の電力負
荷が図6(イ)に示すようになっており、蓄電装置ES
の充電状態が図6(ハ)の実線に示すようになっている
ものとする。この状態では、燃料電池1の出力が電力負
荷に対して不足気味であり、蓄電装置ESの充電量が不
充分であると判断できるので、この場合には、電力負荷
が最大値のときに電力の不足を生じない状態で総発電量
が小さくなるような運転パターン、すなわち、継続して
出力すべき発電出力を少し大き目の値W1に変更させる
運転パターンを適正運転パターンとして定めて電源装置
Aに通信するのである。
【0049】〔第3実施形態〕次に、本発明に係る電源
装置の運転管理システムの第3実施形態について説明す
る。この実施形態では、管理センターBの運転パターン
出力手段101の構成が異なる点を除くその他の構成
は、上記第1実施形態の場合と同様であるから、異なる
構成についてのみ説明し、他の構成については説明は省
略する。つまり、この実施形態では、上記したように運
転パターン解析手段100にて解析された適正運転パタ
ーンを電源装置Aに通信するのではなく、管理センター
Bに備えられる表示装置(例えば、コンピュータの表示
部)にその適正運転パターンを表示させる形態である。
従って、管理センターBの作業員は、その情報を、例え
ば、電源装置Aの使用者に郵送で送付したりファックス
で送信することで対応でき、又、電話で連絡することも
できる。あるいは、適正運転パターンについての情報
を、インターネットINTを介して、使用者が利用する
パーソナルコンピュータや携帯電話等の画面に電子メー
ル等を利用して情報を通信して表示させるようにしても
よい。
【0050】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。
【0051】(1)上記第1実施形態では、発電装置の
運転パターンとして、定格出力で運転する状態と運転を
停止する状態とに切り換える運転パターンを例示した
が、このような構成に代えて、定格出力で運転する状態
と定格出力より減じた出力で運転する状態とに切り換え
るような運転パターンとしてもよい。
【0052】(2)上記各実施形態では、管理センター
に、電源装置Aから通信される前記実運転情報に基づい
て、蓄電装置ESの劣化状況を推測する劣化状況推測手
段102と、この劣化状況推測手段102にて前記蓄電
装置ESの劣化状態又はそれに近い状態であることが判
別されると、そのことを該当する電源装置Aの使用者に
知らせる劣化状態報知手段103とを備える構成とした
が、このような構成を備えない構成としてもよい。
【0053】(3)上記各実施形態では、管理センター
に、前記実運転情報に基づいて、蓄電装置ESの温度が
許容上限値を越える異常高温状態であることが検出され
ると、防災対策用の情報を外部に出力する防災対策用情
報出力手段104を備える構成としたが、このような構
成を備えない構成としてもよい。
【0054】(4)上記各実施形態では、適正運転パタ
ーンとして、1日毎の運転パターンの変化について例示
したが、このような構成に限らず、運転パターンを管理
するときの周期として、1週間、1ヶ月、季節毎、1年
毎等、各種の運転パターンを考慮して、常に適正な運転
パターンを設定するようにしてもよい。又、過去の実績
データを蓄積保存しておき、適宜、実績に応じてデータ
を補正しながら適正な運転パターンを設定するようにし
てもよい。
【0055】(5)上記各実施形態では、電源装置Aの
実運転情報として、蓄電手段の電圧検出情報、電流検出
情報、及び、温度検出情報等の監視情報を通信するよう
にしたが、このような構成に限らず、それらのうちの一
部の情報、例えば電圧検出情報だけを通信するような構
成としてもよく、又、それ以外の情報を通信してもよ
い。
【0056】(6)上記各実施形態では、前記複数の電
源装置夫々と前記管理センターとが、前記通信手段とし
て、インターネットを経由して情報を通信可能に構成さ
れるものを例示したが、このような構成に限らず、例え
ば、専用のデータ通信線を介して情報を通信させる等、
その他の通信手段を使用してもよい。
【0057】(7)上記各実施形態では、発電装置とし
て燃料電池1を用いる構成としたが、エンジンにて駆動
される発電機を用いてもよい。又、上記実施形態では、
商用交流電源に連系されない独立した電源装置Aとして
構成するものとしたが、これに限らず、商用交流電源に
連系され、不足する電力を商用交流電源にて供給できる
ようにしたり、余剰電力を売電することができるように
構成するものでもよい。
【0058】(8)上記各実施形態では、蓄電装置とし
てリチウムイオン電池を用いたが、これに限らず、鉛蓄
電池、ニッケル−カドミウム蓄電池、ニッケル−水素蓄
電池等種々のものを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電源装置の運転管理システムを示す図
【図2】電源装置Aの全体構成図
【図3】蓄電部の構成を示す図
【図4】監視装置の構成を示すブロック図
【図5】第1実施形態のタイミングチャート
【図6】第2実施形態のタイミングチャート
【符号の説明】
1 発電装置 12 運転制御手段 100 運転パターン解析手段 101 運転パターン出力手段 102 劣化状況推測手段 103 劣化状態報知手段 104 防災対策用情報出力手段 A 電源装置 B 管理センター INT 通信手段 ES 蓄電装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G064 AA07 AB03 AC01 AC05 AC09 CB12 DA01 5G066 KA01 KA06 KA11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力を供給する電力負荷が異なる複数の
    電源装置と、それら複数の電源装置の運転を管理する管
    理センターとが、情報の通信手段を介して接続され、 前記複数の電源装置の夫々が、電力を発電する発電装
    置、電力を蓄電する蓄電装置、及び、運転制御手段を備
    えて、前記発電装置及び前記蓄電装置からの電力の電力
    負荷への供給、及び、前記発電装置にて発電された電力
    の前記蓄電装置への蓄電、並びに、予め設定された設定
    運転パターンでの前記発電装置の発電が、前記運転制御
    手段にて実行されるように構成され、 前記複数の電源装置夫々の実運転情報が、前記通信手段
    にて前記管理センターに通信されるように構成され、 前記管理センターが、前記複数の電源装置の夫々につい
    て適正運転パターンを解析する運転パターン解析手段
    と、その運転パターン解析手段にて解析された適正運転
    パターンを出力する運転パターン出力手段とを備え、 前記運転パターン解析手段は、前記複数の電源装置の夫
    々について、前記実運転情報と運転パターン判別用の設
    定適正条件とに基づいて、前記適正運転パターンを解析
    するように構成されている電源装置の運転管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記運転制御手段が、電力負荷の需要予
    測に対応させて、前記発電装置を定格出力で運転する状
    態と運転を停止する状態とに切り換えることにより、電
    源装置の運転を制御するように構成され、 前記運転パターン解析手段は、前記設定適正条件とし
    て、前記発電装置を運転停止状態に切り換えたときに前
    記電力負荷に対して電力の不足を生じない状態で停止時
    間が長くなり、且つ、定格運転と運転停止の切り換え回
    数を最小とするような運転パターンを、適正運転パター
    ンとして解析するように構成されている請求項1記載の
    電源装置の運転管理システム。
  3. 【請求項3】 前記運転制御手段が、電力負荷の需要予
    測に対応させて、前記発電装置を連続運転するとともに
    発電出力を変更調整することにより、電源装置の運転を
    制御するように構成され、 前記運転パターン解析手段は、前記設定適正条件とし
    て、前記電力負荷が最大値のときに電力の不足を生じな
    い状態で総発電量が小さくなるような運転パターンを、
    適正運転パターンとして解析するように構成されている
    請求項1記載の電源装置の運転管理システム。
  4. 【請求項4】 前記運転パターン出力手段が、前記適正
    運転パターンを、前記通信手段を介して該当する電源装
    置に通信させる形態で出力するように構成され、 前記電源装置における運転制御手段が、通信される前記
    適正運転パターンにて前記発電装置の発電を実行するよ
    うに構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の電源装置の運転管理システム。
  5. 【請求項5】 前記運転パターン出力手段が、前記適正
    運転パターンを表示させる形態で出力するように構成さ
    れている請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源装置
    の運転管理システム。
  6. 【請求項6】 前記実運転情報が、前記蓄電装置におけ
    る端子間電圧並びに充放電用の電流の大きさの情報を含
    むものである請求項1〜5のいずれか1項に記載の電源
    装置の運転管理システム。
  7. 【請求項7】 前記管理センターが、 前記実運転情報に基づいて、前記蓄電装置の劣化状況を
    推測する劣化状況推測手段と、この劣化状況推測手段に
    て前記蓄電装置の劣化状態又はそれに近い状態であるこ
    とが判別されると、そのことを該当する電源装置の使用
    者に知らせる劣化状態報知手段とを備えて構成されてい
    る請求項6記載の電源装置の運転管理システム。
  8. 【請求項8】 前記実運転情報が、前記蓄電装置の温度
    の情報を含むものであり、 前記管理センターが、 前記実運転情報に基づいて、許容上限値を越える異常高
    温状態であることが検出されると、防災対策用の情報を
    外部に出力する防災対策用情報出力手段を備えて構成さ
    れている請求項1〜7のいずれか1項に記載の電源装置
    の運転管理システム。
  9. 【請求項9】 前記複数の電源装置夫々と、前記管理セ
    ンターとが、前記通信手段として、インターネットを経
    由して、情報を通信可能に構成されている請求項1〜8
    のいずれか1項に記載の電源装置の運転管理システム。
JP2001343106A 2001-11-08 2001-11-08 電源装置の運転管理システム Expired - Fee Related JP3821689B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001343106A JP3821689B2 (ja) 2001-11-08 2001-11-08 電源装置の運転管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001343106A JP3821689B2 (ja) 2001-11-08 2001-11-08 電源装置の運転管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003153440A true JP2003153440A (ja) 2003-05-23
JP3821689B2 JP3821689B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=19156853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001343106A Expired - Fee Related JP3821689B2 (ja) 2001-11-08 2001-11-08 電源装置の運転管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3821689B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006050777A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 独立電源装置の遠隔管理システム
JP2012527212A (ja) * 2009-05-11 2012-11-01 マヒンドラ レバ エレクトリック ビークルズ プライベート リミテッド エネルギシステムを監視及び制御するシステム及び方法
JP2014524099A (ja) * 2011-05-31 2014-09-18 エルジー・ケム・リミテッド モジュール化されたbms連結構造を含む電力貯蔵システム及びその制御方法
US9488977B2 (en) 2011-05-31 2016-11-08 Lg Chem, Ltd. Power storage system having modularized BMS connection structure and method for controlling the system
WO2018043315A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 日本電気株式会社 蓄電装置、情報処理装置、通知方法、推定方法、記録媒体および蓄電システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006050777A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 独立電源装置の遠隔管理システム
JP2012527212A (ja) * 2009-05-11 2012-11-01 マヒンドラ レバ エレクトリック ビークルズ プライベート リミテッド エネルギシステムを監視及び制御するシステム及び方法
JP2014524099A (ja) * 2011-05-31 2014-09-18 エルジー・ケム・リミテッド モジュール化されたbms連結構造を含む電力貯蔵システム及びその制御方法
US9488977B2 (en) 2011-05-31 2016-11-08 Lg Chem, Ltd. Power storage system having modularized BMS connection structure and method for controlling the system
WO2018043315A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 日本電気株式会社 蓄電装置、情報処理装置、通知方法、推定方法、記録媒体および蓄電システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3821689B2 (ja) 2006-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3469228B2 (ja) 蓄電装置の充放電制御装置及び充放電制御方法並びに電力貯蔵システム
JP4454187B2 (ja) 電源装置
US10511173B2 (en) Power controller, power control method, and power control system
JP6019614B2 (ja) 蓄電制御装置、蓄電制御装置の制御方法、プログラム、および蓄電システム
EP2602899A1 (en) Power supply system, control device of power supply system, operation method of power supply system, and control method of power supply system
JP2003017134A (ja) 蓄電装置の管理システム
CN104025402A (zh) 分电盘以及蓄电池组
EP2784906B1 (en) Power supply control system and power supply control method
JP2001309563A (ja) 建物用電力供給システム及び電池装置
KR20110133118A (ko) 연료전지를 이용한 하이브리드 무정전 전원 시스템 및 그 제어방법
JP6574696B2 (ja) 電力制御装置、電力制御方法及び燃料電池システム
EP2882074B1 (en) Management method, control device, and electrical storage device
JP2003009403A (ja) 蓄電装置の管理システム
JP2003032906A (ja) 電源装置
JP5534688B2 (ja) 燃料電池電源システムおよびその制御方法
JP2003174726A (ja) 電源装置の運転管理システム
JP6475945B2 (ja) 電力供給機器、電力供給方法、及び電力供給システム
JP2004213945A (ja) 燃料電池システム
JP3821689B2 (ja) 電源装置の運転管理システム
JP2007122930A (ja) 燃料電池ユニット
EP2882022B1 (en) Management system, management method, control device, and power generator
JP2023164902A (ja) 燃料電池システム、設備管理方法、管理装置及び設備管理システム
JP2003070161A (ja) 電源装置
JP2002354697A (ja) 蓄電装置の管理システム
CN112352336A (zh) 电力管理服务器、电力管理系统和电力管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060620

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees