JP2003151955A - プラズマエッチング方法 - Google Patents

プラズマエッチング方法

Info

Publication number
JP2003151955A
JP2003151955A JP2001352561A JP2001352561A JP2003151955A JP 2003151955 A JP2003151955 A JP 2003151955A JP 2001352561 A JP2001352561 A JP 2001352561A JP 2001352561 A JP2001352561 A JP 2001352561A JP 2003151955 A JP2003151955 A JP 2003151955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
plasma
film thickness
end point
remaining film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001352561A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Endo
誠 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd, Kansai Nippon Electric Co Ltd filed Critical Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001352561A priority Critical patent/JP2003151955A/ja
Publication of JP2003151955A publication Critical patent/JP2003151955A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、ダミー基板を用いた残膜厚
のばらつきの定期的な出来映え確認を不要とし、残膜厚
のばらつきをエッチング処理毎に確認できるエッチング
方法を提供することである。 【解決手段】 本発明のプラズマエッチング方法は、発
光分光法を用いて終点E検出を行うプラズマエッチング
装置1において、エッチング中のプラズマ発光強度の時
間変化を観察し、プラズマ発光強度が減少しはじめる減
少開始点Sとエッチング終点Eとを検出し、減少開始点
Sとエッチング終点Eとから算出される差Dを予め設定
した所定の基準値a2と比較して、エッチング処理毎に
半導体基板6面内の残膜厚のばらつきを確認することを
特徴としたプラズマエッチング方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板に形成
された薄膜のプラズマエッチング方法に関し、特に、発
光分光法を用いて終点検出を行うプラズマエッチング装
置において、エッチング中のプラズマ発光強度の時間変
化を観察しつつエッチングする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の平行平板型のプラズマエッチング
装置を断面図として示す図3を用いて説明する。プラズ
マエッチング装置1は、反応性ガスを密閉する真空チャ
ンバ2と、真空チャンバ2内部に配置された保持電極3
と、保持電極3に対向して配置された対向電極4と、真
空チャンバ2外部に配置されたプラズマ発生用RF電源
5と、保持電極3上に配置され半導体基板6を吸着保持
する静電チャックステージ7及び真空チャンバ2外部の
静電チャック用電源8とで構成されている。真空チャン
バ2には、ガス導入口9と、ガス排気口10とが設けら
れている。また、保持電極3は一端を接地したプラズマ
発生用RF電源5に接続され、対向電極4は接地され、
保持電極3に高周波電圧を加えて保持電極3と対向電極
4間にプラズマ(図中破線部)を励起する。また、真空
チャンバ2にはエッチング中のプラズマ発光を観察する
ためのガラス窓11が設けられ、その外側には受光部1
2が取付けられている。そして、この受光部12は、受
光した発光強度を電圧信号に変換し演算処理する処理部
13を介して、プラズマ発光強度の時間変化としての発
光強度曲線14を表示するモニタ15に接続されてい
る。
【0003】次に、上記のプラズマエッチング装置1を
用いたエッチング方法について説明する。先ず、例え
ば、Al層上にレジストパターンが形成された半導体基
板6を静電チャックステージ7上に載置し、静電チャッ
ク用電源8をONにして半導体基板6を静電吸引力によ
り吸着する。次に、真空チャンバ2内にガス導入口9よ
り反応性ガスを導入し、プラズマ発生用RF電源5をO
Nにして保持電極3と対向電極4との間にプラズマを発
生させ、Alをプラズマエッチングする。このエッチン
グの進行状況はガラス窓11を通して、プラズマ発光強
度の時間変化である発光強度曲線14としてモニタ15
で観察できる。エッチング終了後は、プラズマ発生用R
F電源5をOFFにして、真空チャンバ2内のガスをガ
ス排気口10から排出する。その後、静電チャック用電
源8をOFFにして半導体基板6を静電チャックステー
ジ7から離脱させる。以上の動作を繰返し、順次、次の
半導体基板6に対してプラズマエッチング処理を行う。
【0004】ここで、発光強度曲線14及びエッチング
終点検出方法の一例を図4を用いて説明する。図4
(a)に示す発光強度曲線14の縦軸は、発光強度の相
対的変化を示す指数軸であり、横軸はエッチング時間を
示している。発光強度曲線14は、急峻な立上がりを示
す増加部と、一定な定常部と、下降傾斜を示す減少部か
ら成っている。これは、発光が反応の開始とともに急激
に始まり、その後、エッチング面積がほぼ一定である半
導体基板6全面のAlをエッチングしている間は定常状
態を示し、その後、半導体基板6面内の一部でエッチン
グが完了しエッチング面積の減少が始まると弱くなって
いくためである。このような特徴を有する発光強度曲線
14はエッチング終点を検出することに利用される。例
えば、発光強度曲線14の減少部上で、エッチングが完
了したと判定する終点Eを定めるのに、この点をより明
確に検出するため、発光強度を時間により1次微分ある
いは2次微分し、図4(b),(c)に示すように1次
微分値では、ピーク点e1、あるいは2次微分値では負
から正に反転する(ゼロ)点e2と定義し、これらの点
e2,e3を終点Eとして検出した時点でエッチングを
停止するようにする方法である。
【0005】上記のような終点検出方法を用いて、所謂
オーバーエッチングのないエッチングを行うものである
が、この再現性のあるエッチング終点E検出だけでは、
エッチング後の半導体基板6面内の残膜厚のばらつきに
ついても保証することは困難であった。即ち、エッチン
グ終点Eを検出してエッチングを停止しても、半導体基
板6上の残膜厚のばらつきを測定すると、所定の基準値
を外れる場合があった。これは、真空チャンバ2内が反
応生成物により汚染されるなどして真空チャンバ2内の
エッチング処理条件が不均一になったりすることが原因
で発生した。このため従来から、残膜厚のばらつきの確
認として定期的なダミー基板(図示せず)による出来映
え確認を実施している。例えば、1回/日の頻度でダミ
ー基板(図示せず)上に形成されたパターニングされて
いない薄膜を所定のエッチング条件でエッチングし、所
定のポイント(例えば9点)の残膜厚を測定しばらつき
の出来映え確認を行っていた。しかし、この方法は定期
的な出来映え確認であるため、不具合が見つかると最大
1日分の製品が対象となり被害が大きくなる虞があっ
た。また、このダミー基板(図示せず)をエッチング作
業する間、プラズマエッチング装置1の稼動率が低下す
ることは避けられなかった。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】従来のプラズマエッチング方法では、発光
強度曲線を用いてエッチング終点の検出は、かなり再現
性よく実施できオーバーエッチングを防止することはで
きるが、エッチング後の半導体基板面内の残膜厚のばら
つきをエッチング処理毎に確認することはできなかっ
た。
【0007】本発明の目的は、ダミー基板を用いた残膜
厚のばらつきの定期的な出来映え確認を不要とし、残膜
厚のばらつきをエッチング処理毎に確認できるエッチン
グ方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために提案されたもので、発光分光法を用いて終点
検出を行うプラズマエッチング装置において、エッチン
グ中のプラズマ発光強度の時間変化を観察し、プラズマ
発光強度が減少しはじめる減少開始点とエッチング終点
とを検出し、減少開始点とエッチング終点とから算出さ
れる差を予め設定した所定の基準値と比較して、エッチ
ング処理毎に半導体基板面内の残膜厚のばらつきを確認
することを特徴としたプラズマエッチング方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のプラズマエッチングにお
ける残膜厚のばらつきの確認方法を図1,図2を用いて
説明する。プラズマエッチング装置1の動作手順は従来
技術で述べた手順と同様であるため説明を省略する。
尚、図3と同一部分には同一符号を用いて説明を省略す
る。発光強度曲線14において、縦軸は相対的な指数軸
であるため例えば定常部がつねに一定の縦軸の値になる
ように調整すると、減少部の勾配の大きさは、減少開始
点Sとエッチング終点Eとの差Dで決定される。即ち、
差Dが小さいほど勾配は急峻であり、差Dが大きいほど
緩やかであることになる。図1(a)には、差Dが小さ
い場合の下降曲線c1及びそのエッチング終点Pと、差
Dが大きい場合の下降曲線c2及びそのエッチング終点
Qとを示す。この差D(勾配)は、半導体基板6の製品
毎の薄膜の種類、厚さ、及びパターン形状などによって
異なり、製品固有の差D(勾配)を有している。また、
同じ製品であっても、差Dは以下のような理由で変動す
る。例えば半導体基板6面内でのエッチングの均一性が
よく、半導体基板6面内においてエッチングがほぼ一斉
に完了した場合、減少部は略垂直に急下降し、差Dは非
常に小さな値となり、これと反対に、エッチングの均一
性が悪く、エッチングが早く完了する部分と中々完了し
ない部分とがあった場合、勾配は緩やかなものとなり、
差Dは大きな値となる。このことから、差Dが小さい
と、半導体基板6面内における残膜厚のばらつきは小さ
く、反対に差Dが大きいと残膜厚のばらつきは大きくな
る傾向にあることが分かる。この点に着目し、製品毎に
予備実験を行い、図1(b)に示すように、差Dと残膜
厚のばらつきとの相関データを採取し、残膜厚のばらつ
きが所定の基準値a1以下になる差Dの基準値a2を選
択する。そして、図2に示すように、発光強度曲線14
を1次微分あるいは2次微分してエッチング終点(e
1,e2)を求めるときに、同時に減少開始点Sを発光
強度曲線14を1次微分あるいは2次微分して、1次微
分値,2次微分値のいずれを用いた場合も、ゼロから負
に変化する点(s1,s2)として求める。そして、差
D(e1−s1,e2−s2)を算出し、所定の基準a
2を満足していることを、エッチング処理毎に確認す
る。このようにすると、エッチング処理毎に残膜厚のば
らつきが確認できる。但し、この出来映え確認は直接的
な出来映え確認ではなく相関データを用いた簡易の確認
であるため、万一、相関基準a2を外れた場合には、2
次判定として実測による精度のよい判定を行うようにす
ると好適である。
【0010】
【発明の効果】本発明のプラズマエッチング方法によれ
ば、膜厚分布測定用のダミー基板を用いた残膜厚のばら
つきの出来映え確認を不要とし、発光強度曲線の特徴を
利用して残膜厚のばらつきをエッチング処理毎に確認で
きるため、不具合の早期発見ができ、ダミー基板のコス
ト削減が図れるとともにプラズマエッチング装置の稼動
率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプラズマエッチングにおける残膜厚
のばらつき確認方法の説明図
【図2】 本発明のプラズマエッチングにおける残膜厚
のばらつき確認方法の説明図
【図3】 従来のプラズマエッチング装置及び方法の説
明図
【図4】 従来のプラズマエッチングの終点検出方法の
説明図
【符号の説明】
1 プラズマエッチング装置 6 半導体基板 14 発光強度曲線 a2 所定の基準値 D 差 E エッチング終点 S 減少開始点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光分光法を用いて終点検出を行うプラズ
    マエッチング装置において、エッチング中のプラズマ発
    光強度の時間変化を観察し、プラズマ発光強度が減少し
    はじめる減少開始点とエッチング終点とを検出し、減少
    開始点とエッチング終点とから算出される差を予め設定
    した所定の基準値と比較して、エッチング処理毎に半導
    体基板面内の残膜厚のばらつきを確認することを特徴と
    したプラズマエッチング方法。
  2. 【請求項2】減少開始点及びエッチング終点は、プラズ
    マ発光強度を時間により1次微分あるいは2次微分して
    検出することを特徴とした請求項1に記載のプラズマエ
    ッチング方法。
  3. 【請求項3】所定の基準値は、減少開始点とエッチング
    終点とから算出される差と、エッチング後の半導体基板
    面内の残膜厚のばらつきとの相関データを用いて設定す
    ることを特徴とした請求項1に記載のプラズマエッチン
    グ方法。
  4. 【請求項4】所定の基準値は、半導体基板の製品毎に設
    定することを特徴とした請求項1に記載のプラズマエッ
    チング方法。
JP2001352561A 2001-11-19 2001-11-19 プラズマエッチング方法 Pending JP2003151955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352561A JP2003151955A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 プラズマエッチング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352561A JP2003151955A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 プラズマエッチング方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003151955A true JP2003151955A (ja) 2003-05-23

Family

ID=19164717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001352561A Pending JP2003151955A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 プラズマエッチング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003151955A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008172064A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Ulvac Japan Ltd エッチング方法
JP2012532463A (ja) * 2009-06-30 2012-12-13 ラム リサーチ コーポレーション 最適なエンドポイント・アルゴリズムを構築する方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008172064A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Ulvac Japan Ltd エッチング方法
JP2012532463A (ja) * 2009-06-30 2012-12-13 ラム リサーチ コーポレーション 最適なエンドポイント・アルゴリズムを構築する方法
TWI480917B (zh) * 2009-06-30 2015-04-11 Lam Res Corp 最佳終點演算法的建構方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920010726B1 (ko) 반도체 제조장치의 크리닝 종점 판정방법
KR100521109B1 (ko) 처리 장치 및 클리닝 방법
US5993615A (en) Method and apparatus for detecting arcs
JPH11204509A (ja) プラズマエッチング装置、そのインシチュモニタリング方法及びインシチュ洗浄方法
KR20020020979A (ko) 플라즈마환경의 동적 감지를 사용하는 플라즈마처리방법및 장치
JPH10125660A (ja) プラズマ処理装置、プロセスモニタ方法及び半導体装置の製造方法
TWI272675B (en) Plasma processing apparatus and plasma processing method
US20170178874A1 (en) Plasma processing apparatus and operating method of plasma processing apparatus
TW201211522A (en) Reaction chamber air-leakage detection method and vacuum reactor control method
US7738976B2 (en) Monitoring method of processing state and processing unit
US5284547A (en) Plasma-process system with batch scheme
WO2004042788A3 (en) Method and apparatus for determining an etch property using an endpoint signal
US6553335B2 (en) Method and apparatus for determining end-point in a chamber cleaning process
US6599759B2 (en) Method for detecting end point in plasma etching by impedance change
JP2003151955A (ja) プラズマエッチング方法
US6855209B2 (en) Plasma chamber cleaning
JP2001007084A (ja) エッチング終点判定方法
JP2023520750A (ja) 半導体プロセスを監視するためのシステム及び方法
KR20060100028A (ko) 정전척 모니터링 시스템
JP2004152999A (ja) プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置
JP2005019763A (ja) ドライエッチング装置
US20040175849A1 (en) Method and apparatus for processing semiconductor
JPH06132251A (ja) プラズマエッチング装置のエッチングモニタ
JP3609241B2 (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
JPS60124823A (ja) エツチング・モニタ方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050407